JP5858976B2 - 乗員判定装置および乗員判定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両の乗員を判定する乗員判定装置および乗員判定方法に関し、特に、車両に装着されたシートに着座する乗員を判定する乗員判定装置および乗員判定方法に関する。
車両が衝突したときに、車両に乗車する運転者や搭乗者を保護するためにエアバッグが車両に備えられている。エアバッグ作動に関して、乗員が大人か子供かを判定して適切なエアバッグ制御をする技術が開発されている。
従来、車両に装着されたシートに着座する乗員が大人か子供かを判定するために、シートの片側に設けられた荷重センサで乗員荷重を判定し、予め設定された閾値と乗員荷重とを比較して乗員を判定する乗員検知装置が知られている(特許文献1参照)。
この乗員検知装置では、車両の加速度の絶対値が所定値以下である場合のみ乗員判定をすることで、旋回時の乗員の体重移動による誤判定を防止している。
特開2013−1152号公報
しかし、車両の加速度を絶対値で判定しているので、多彩な走行をする車両では乗員判定をできる場合が少なくなる。
正確度を確保した上で、乗員判定をできる場合が多くなる乗員判定装置が望まれる。
本発明の乗員判定装置は、車両のシート上の重量を検出する重量センサと、車両の車幅方向の加速度であり、車幅方向に基づく正負の符号を有する横加速度を検出する横加速度センサと、を備える。
さらに乗員判定装置は、シート上の乗員判定を行うか否かを示す、正負の符号を有する横加速度閾値と、重量と横加速度とに基づいて構成され、シート上の乗員判定を行うための乗員領域が設定されているテーブルと、を格納する記憶ユニットと、横加速度が横加速度閾値より高い場合、重量と横加速度とテーブルとに基づいて、乗員判定を行う、処理ユニットと、を備える。
本発明の一の態様によると、記憶ユニットは乗員判定の結果を記憶し、処理ユニットは、横加速度が横加速度閾値より低い場合は、乗員判定を停止し、記憶された乗員判定の結果を維持する。
本発明の他の態様によると、テーブルは、横加速度が高くなるほど高くなる乗員判定閾値により区分けされる、少なくとも2以上の乗員領域が設定されている。
本発明の他の態様によると、重量センサは、シートの左右位置の一方側に設けられ、重量センサがシートの左位置側に設けられた場合は、横加速度は左方向が高くなる方向であり、重量センサがシートの右位置側に設けられた場合は、横加速度は右方向が高くなる方向である。
本発明の他の態様によると、テーブルは、横加速度閾値から高い横加速度領域では乗員領域が設定されており、横加速度閾値から低い横加速度領域では乗員領域が設定されていない。
本発明の乗員判定方法は、重量センサから車両のシート上の重量を算出するステップと、横加速度センサから、車両の車幅方向の加速度であり、車幅方向に基づく正負の符号を有する横加速度を算出するステップと、横加速度が、シート上の乗員判定を行うか否かを示す、正負の符号を有する横加速度閾値より高い場合、重量と横加速度とに基づいて構成され、シート上の乗員判定を行うための乗員領域が設定されているテーブルと、重量と、横加速度と、に基づいて、乗員判定を行う、乗員判定ステップと、を備える。
本発明の実施形態に係る乗員判定装置を含む構成を示すブロック図である。 シートでの重量センサの位置を示す概略図である。 従来の重量と乗員判定の関係を示す図である。 重量センサが装着されていない側へ横加速度を受けた場合を示す概略図である。 重量センサが装着されている側へ横加速度を受けた場合を示す概略図である。 車両が旋回を含む走行をした場合の、重量の時間経過と横加速度の時間経過との対応関係の例を示す図である。 車両が旋回を含む走行をした場合の、横加速度と重量との関係を示す図である。 車両が旋回を含む走行をした場合の、大人、CRS、空席の3通りの重量の、横加速度と重量の関係と、横加速度閾値を示す図である。 横加速度と重量との二次元マップによる乗員判定を示す図である。 乗員判定部の処理の動作手順を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
以下の説明においては、車両の前進走行方向を前方向とし、左右方向については車両の車幅方向であり、車両の前進走行方向に対する左右の方向とする。
図1は、本発明の実施形態に係る乗員判定装置を含む構成を示すブロック図である。
乗員判定装置は重量センサ10と、重量センサ20と、横加速度センサ30と、処理ユニット40と、記憶ユニット50とを備える。
重量センサ10、20は車両に備える座席シート上の重量を検出する。
図2は重量センサの位置を示す概略図である。
重量センサ10、20はシートの左側にあるスライド調整機構60、70の2点に配置する。シートの右側には重量センサを配置しない。シートの前方側のスライド調整機構60に重量センサ10を配置し、シートの後方側のスライド調整機構70に重量センサ20を配置する。これにより、従来の多くの構成においてシートの左右両側に2つずつ装着していた重量センサの数量を低減し、構成を簡略化できる。
重量センサ10、20は、シート上の荷重をセンサで受け、起歪体下部の歪ゲージで荷重、すなわち重量を検出する。
横加速度センサ30は、車両の車幅方向の加速度である横加速度を検出する。横加速度センサ30は、車両の下部、たとえばシートの下側で、車両に固定された所定位置に装着される。
横加速度は、車幅方向に基づく正負の符号を有する。たとえば左方向であればプラス、右方向であればマイサスの符号を有する数値である。
記憶ユニット50は、半導体メモリやハードディスク装置(HDD、Hard Disc Drive)を含む、任意の不揮発性の記憶装置又は不揮発性の記憶装置と揮発性の記憶装置との組み合わせとすることができる。記憶ユニット50は、後述するテーブル、処理ユニット40がその動作に伴って生成又は参照する作業データなどを格納する。
処理ユニット40は、CPU(Central Processing Unit)等のプロセッサ、プログラムが書き込まれたROM(Read Only Memory)、データの一時記憶のためのRAM(Random Access Memory)等のメモリを有するコンピュータであり、重量算出部100と、横加速度算出部110と、乗員判定部120と、エアバッグ制御部130と、を備える。
処理ユニット40が備える上記各部は、コンピュータである処理ユニット40がプログラムを実行することにより実現され、当該コンピュータ・プログラムは、コンピュータ読み取り可能な任意の記憶媒体に記憶させておくことができる。
なお、処理ユニット40が備える上記各部は、プログラムの実行により実現されるほか、それぞれ一つ以上の電気部品を含む専用のハードウェアとして構成することもできる。
重量算出部100は、2つの重量センサ10、20からの情報により、シート上の重量、すなわち荷重を算出する。
横加速度算出部110は、横加速度センサ30からの情報により、横加速度を算出する。横加速度は、上述したように、左右に受ける方向により、正負の符号、すなわちプラスまたはマイナスの符号を有する数値で表される。
乗員判定部120は、重量算出部100で算出されたシート上の重量と、横加速度算出部110で算出された横加速度と、記憶ユニット50に格納された各種情報と、に基づいて、シート上の乗員判定をする。乗員判定部120は、乗員判定した結果をエアバッグ制御部130へ送る。
エアバッグ制御部130は、乗員判定した結果に基づいて、車両に装着されたエアバッグを制御する。
次に乗員判定を説明する。
まず、比較のため、単純な従来の乗員判定の例を説明する。
図3は従来の重量と乗員判定の関係を示す図である。
従来の乗員判定は、測定した重量に基づいて、3つの領域である乗員領域R1、乗員領域R2、乗員領域R3に分類する。
乗員判定閾値W1と乗員判定閾値W2は、重量の閾値である。
乗員判定閾値W1から下の乗員領域R1は、空席を示す。
乗員判定閾値W1から乗員判定閾値W2までの乗員領域R2はチャイルドシートを示す。チャイルドシートは、幼児用補助装置やCRS( Child Restraint System; 幼児拘束装置)の名称で呼ばれている。すなわち乗員領域R2は、子供が乗車している状態を示す。
乗員判定閾値W2から上の乗員領域R3は、大人が乗車している状態を示す。
単純に乗員を判定する従来の方式では、所定の時間経過をもって算出された重量を、乗員判定閾値W1、W2と比較して、空席か、CRSか、大人かを判定する。
しかし、車両が曲線状の道路に沿って旋回走行をすると、車両は横加速度を受ける。車両は横加速度を受けると、重量センサ10、20がシートの左側に装着されており、乗員の体重は、重量センサ10、20が装着されている側と重量センサ10、20が装着されていない側とに均等にかかる状態から変化する。
図4は、重量センサが装着されていない側へ横加速度を受けた場合を示す概略図である。
車両が右方向の横加速度を受けた場合、乗員には矢印D1で示す重力方向と矢印D2で示す横加速度による右方向とに力が加わる。この場合、乗員の体重は、重量センサ10、20が装着されていない側に移動し、重量センサ10、20は実際より軽い重量を検出する。
図5は、重量センサが装着されている側へ横加速度を受けた場合を示す概略図である。
車両が左方向の横加速度を受けた場合、乗員には矢印D1で示す重力方向と矢印D3で示す横加速度による左方向とに力が加わる。この場合、乗員の体重は、重量センサ10、20が装着されている側に移動し、重量センサ10、20は実際より重い重量を検出する。
この結果、車両が横方向に加速度を受けた場合、正しい乗員判定ができなくなるおそれがある。
出願人は、本実施形態のように重量センサ10、20がシートの片側にしか備えられていない場合で、車両が旋回を含む走行をした場合の重量と横加速度の時間変化の状況を調べた。
図6は、車両が旋回を含む走行をした場合の、重量の時間経過と横加速度の時間経過との対応関係の例を示す図である。
図6によると、経過時間に対する重量と横加速度の波形が似ている。出願人は、この現象に着目し、横加速度と重量の関係をグラフにした。
図7は、車両が旋回を含む走行をした場合の、横加速度と重量の関係を示す図である。
図7で、横加速度のプラス側は、車両が左方向の横加速度を受けた状態であり、乗員は重量センサ10、20が装着された左方向に移動する状態である。横加速度のマイナス側は、車両が右方向の横加速度を受けた状態であり、乗員は重量センサ10、20が装着されていない右方向に移動する状態である。図7から、横加速度と重量との関係は、線L1で示すように、比例的な直線状となり、一次関数のようになることを見出した。
そのため、横加速度を考慮せず、単純に重量を乗員判定閾値W1、W2で乗員判定をしたのでは、判定が安定せず、誤る結果となりうる。
さらに出願人は、大人、CRS、空席の3通りの重量で、車両が旋回を含む走行をした場合の、横加速度と重量の関係を測定した。
図8は、車両が旋回を含む走行をした場合の、大人、CRS、空席の3通りの重量の、横加速度と重量の関係と、横加速度閾値を示す図である。
図8から、大人の重量L2、CRSの重量L3、空席の重量L4の、いずれの重量においても、横加速度と重量との関係は比例的な直線状となり、一次関数のようになることを見出した。そのため大人とCRSとの乗員判定閾値W3、CRSと空席との乗員判定閾値W4も、横加速度と重量との関係で図8に示すように、横加速度の増加に合わせて増加する二次元状に設定すれば、正しい乗員判定が可能となる。
さらに図8から、横加速度がプラス方向、すなわち乗員がシートの重量センサ10、20の装着されている側に移動するように加わった場合、乗員判定閾値W3と乗員判定閾値W4との幅が広がり、乗員判定の精度が上がることがわかる。逆に横加速度がマイナス方向、すなわち乗員がシートの重量センサ10、20の装着されていない側に移動するように加わった場合、乗員判定閾値W3と乗員判定閾値W4との幅が狭くなり、乗員判定の精度が下がることがわかる。
横加速度が横加速度閾値TH1よりマイナス側の場合、乗員判定の精度が信頼できない程度に悪くなるので、図8の領域R4では乗員判定をしないほうがよい。
一方、横加速度が横加速度閾値TH1よりプラス側の場合、乗員判定閾値W3と乗員判定閾値W4との幅が広がり、正確度が確保された乗員判定が可能であることがわかる。
また図8で重量に着目すると、横加速度により重量が減少する側は、乗員判定における重量による差がなくなるため、横加速度閾値TH1よりマイナス側の場合は乗員判定を実施しないほうがよい。横加速度により重量が増加する側は重量による差が大きくなるので、乗員判定閾値W3、W4を設定して正確度が確保された乗員判定が可能となる。
図9は、横加速度と重量との二次元マップによる乗員判定を示す図である。
図9は、図8で、乗員判定閾値W3、W4に基づいて区分けされた、空席である乗員領域R5、CRSである乗員領域R6、大人である乗員領域R7を示す図である。
図9で、乗員判定閾値W4から下の領域が、空席である乗員領域R5である。乗員判定閾値W4から乗員判定閾値W3までの間の領域がCRSである乗員領域R6、乗員判定閾値W3から上の領域が大人である乗員領域R7である。
本実施形態では、図9で示すような、横加速度と重量とにより構成され、さらにシート上の乗員判定を行うための、空席を示す乗員領域R5とCRSを示す乗員領域R6と大人を示す乗員領域R7が設定されているマップを、テーブル形式で構成し、記憶ユニット50に格納する。
図9で示すテーブルは、重量と横加速度を入力すれば、対応する乗員判定結果を示す乗員領域R5、R6、R7を出力するように構成する。
このように設定された乗員領域R5、R6、R7は、横加速度に応じて変化するので二次元状のマップに設定されている、ということができる。
乗員領域R5、R6、R7は、横加速度がプラス方向へ行くほど範囲が広がる。乗員領域R5、R6、R7を区分けする乗員判定閾値W3、W4は、横加速度がプラス方向になるほど高くなり、横加速度に対して一次関数状となる。
また、乗員判定閾値W3、W4は、横加速度が横加速度閾値TH1からマイナス方向となる領域R4には設定せず、テーブルから除くことができる。これによりテーブルに要する記憶ユニット50の領域を削減することができ、より小さい記憶領域の記憶ユニット50で構成できる。
記憶ユニット50には、さらに横加速度閾値TH1を格納する。横加速度閾値TH1はテーブルと別に格納してもよいし、テーブルの領域R4に乗員判定不能である情報を入れることで、実質的に横加速度閾値TH1を格納してもよい。
例として、図9に示すテーブルに、重量20kg、横加速度+0.4G(以下、横加速度の数値において、プラス側は「+」の符号を省略する。)という測定値X1を入力すれば、乗員領域R5である、と出力する。
また、図9に示すテーブルに、重量40kg、横加速度0.3Gという測定値X2を入力すれば、乗員領域R6である、と出力する。
また、図9に示すテーブルに、重量30kg、横加速度−0.1Gという測定値X3を入力すれば、乗員領域R7である、と出力する。
乗員判定部120の処理は次のようにする。
図10は、乗員判定部の処理の動作手順を示すフローチャートである。
ステップS110で、乗員判定部120は、記憶ユニット50に格納された横加速度閾値TH1を読み出し、横加速度算出部110で算出された横加速度と横加速度閾値TH1とを比較する。
ここで、横加速度も横加速度閾値TH1も、正負の符号を有する数値である。横加速度と横加速度閾値TH1は、負の符号を有する数値であれば、負の符号を除く絶対値が大きいほど、大小関係では小さくなる、高低関係では低くなる、ということに留意して説明する。図7、図8、図9では、横軸である横加速度がマイナスの側に行くほど、横加速度が小さくなる、または低くなる、ということを示すものである。
横加速度が横加速度閾値TH1より低ければ、ステップS120へ移行する。横加速度が横加速度閾値TH1より低くなければ、ステップS130へ移行する。
ステップS120では、乗員判定部120は新たに乗員判定をすることしない。すなわち、乗員判定部120は乗員判定を停止する。乗員判定部120は、記憶ユニット50に格納された前回の乗員判定の結果をそのまま維持する。
その結果乗員判定部120は、エアバッグ制御部130へ前回の前回の乗員判定の結果を出力することと同じになる。その後乗員判定処理を終了する。
図6で示す時間経過を例として説明すると、横加速度閾値TH1を−0.2Gとし、横加速度が−0.2Gから低い領域である期間T1、T2では、乗員判定をしない。その間、乗員判定は前回の乗員判定結果を維持する。これにより不正確な乗員判定を防止する。
ステップS130では、乗員判定部120は新規に乗員判定を開始する。
乗員判定部120は、重量算出部100で算出された重量と、横加速度算出部110で算出された横加速度とをパラメータとして、記憶ユニット50に格納されているテーブルを参照し、乗員領域R5、R6、R7を読み出すことで、乗員判定をする。
たとえば、図9に示す重量20kg、横加速度0.4Gである測定値X1の場合であれば、乗員判定部120は、テーブルから乗員領域R5を読み出し、空席と判定する。
また、図9に示す重量40kg、横加速度0.3Gである測定値X2であれば、乗員判定部120は、テーブルから乗員領域R6を読み出し、CRSと判定する。
また、図9に示す重量30kg、横加速度−0.1Gである測定値X3であれば、乗員判定部120は、テーブルから乗員領域R7を読み出し、大人と判定する。
乗員判定部120は、この乗員判定結果を記憶ユニット40に格納する。そして終了する。
なお、テーブルの領域R4に乗員判定不能である情報が格納されている場合は、乗員判定部120は次のように処理を行う。
ステップS110で、重量と横加速度をパラメータとして記憶ユニット50に格納されているテーブルを参照し、乗員領域R4、R5、R6、R7を読み出す。
乗員領域R4であれば、横加速度閾値TH1より低いと判断し、ステップS120へ移行する。
乗員領域R4以外であれば、ステップS130へ移行する。
ステップS120以後は同様である。
以上のように乗員判定部120は、算出された横加速度が絶対値ではなくプラス・マイナスの正負符号を考慮して設定された所定の横加速度閾値TH1より低ければ、前回の乗員判定結果を維持する。その後、算出された横加速度が設定された所定の横加速度閾値TH1より高くなれば、乗員判定を再開する。
横加速度と閾値とを正負の符号がない絶対値とし、横加速度が閾値を超えたら乗員判定をしないという場合と、本実施形態とを比較すると、本実施形態では、重量センサ10、20が備えられている側への横加速度が加わるときは乗員判定が可能となり、即時性がよくなる。重量センサ10、20が備えられている側への横加速度でも、乗員判定閾値W3と乗員判定閾値W4との間が広がるので精度は悪くならない。
以上説明した実施形態では、シートの左位置側に重量センサを装着した場合で説明したが、逆にシートの右側に重量センサを装着した場合も、左右関係が逆になるだけである。すなわち、重量センサが右位置側に設けられた場合は、横加速度は右方向が高くなる、または大きくなるように検出または算出されるようにすればよい。
そのため、逆にシートの右側に重量センサを装着した場合であっても、本実施形態は同様に適用できる。
以上説明したように、本実施形態に係る乗員判定装置は、車両のシート上の重量を検出する重量センサ10、20と、車両の車幅方向の加速度であり、車幅方向に基づく正負の符号を有する横加速度を検出する横加速度センサ30と、シート上の乗員判定を行うか否かを示す、正負の符号を有する横加速度閾値TH1と、重量と横加速度とに基づいて構成され、シート上の乗員判定を行うための乗員領域が設定されているテーブルと、を格納する記憶ユニット50と、横加速度が横加速度閾値TH1より高い場合、重量と横加速度とテーブルとに基づいて、乗員判定を行う、処理ユニット40と、を備える。
本実施形態によれば、横加速度を絶対値ではなく左右方向が表れるプラス、マイナスの符号を有する数値を用い、同じくプラス、マイナスの符号を有する横加速度閾値TH1と比較する。
横加速度の絶対値が大きい状態でも横加速度が横加速度閾値TH1よりもプラス側、すなわち高い側であれば、正しい乗員判定結果が得られる。
また本実施形態に係る乗員判定装置は、横加速度が横加速度閾値TH1よりマイナス側、すなわち低い側であれば、乗員判定を停止し、記憶された乗員判定結果を維持する。
本実施形態によれば、空席、CRS、大人の乗員領域が狭くなる領域では誤った乗員判定を防止することができる。
なお本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
10、20・・・重量センサ、30・・・横加速度センサ、40・・・処理ユニット、50・・・記憶ユニット、60、70・・・スライド調整機構、100・・・重量算出部、110・・・横加速度算出部、120・・・乗員判定部、130・・・エアバッグ制御部、R1、R2、R3、R5、R6、R7・・・乗員領域、R4・・・領域、W1、W2、W3、W4・・・乗員判定閾値、T1、T2・・・期間、TH1・・・横加速度閾値、L1・・・重量、L2・・・大人の重量、L3・・・CRSの重量、L4・・・空席の重量、X1、X2、X3・・・測定値。

Claims (5)

  1. 車両のシート上の重量を検出する重量センサと、
    前記車両の車幅方向の加速度であり、前記車幅方向に基づく正負の符号を有する横加速度を検出する横加速度センサと、
    前記シート上の乗員判定を行うか否かを示す、正負の符号を有する横加速度閾値と、前記重量と前記横加速度とに基づいて構成され、前記シート上の前記乗員判定を行うための乗員領域が設定されているテーブルと、を格納する記憶ユニットと、
    前記横加速度が前記横加速度閾値より高い場合、前記重量と前記横加速度と前記テーブルとに基づいて、前記乗員判定を行う、処理ユニットと、
    を備え、かつ、
    前記記憶ユニットは、前記乗員判定の結果を記憶し、
    前記処理ユニットは、前記横加速度が前記横加速度閾値より低い場合は、前記乗員判定を停止し、前記記憶された乗員判定の結果を維持する、
    乗員判定装置。
  2. 前記テーブルは、前記横加速度が高くなるほど高くなる乗員判定閾値により区分けされる、少なくとも2以上の乗員領域が設定されている、
    請求項1に記載の乗員判定装置。
  3. 前記重量センサは、前記シートの左右位置の一方側に設けられ、
    前記重量センサが前記シートの左位置側に設けられた場合は、前記横加速度は左方向が高くなる方向であり、
    前記重量センサが前記シートの右位置側に設けられた場合は、前記横加速度は右方向が高くなる方向である、
    請求項1又は2に記載の乗員判定装置。
  4. 前記テーブルは、前記横加速度閾値から高い横加速度領域では前記乗員領域が設定されており、前記横加速度閾値から低い横加速度領域では前記乗員領域が設定されていない、
    請求項1ないしのいずれか一項に記載の乗員判定装置。
  5. 重量センサから車両のシート上の重量を算出するステップと、
    横加速度センサから、前記車両の車幅方向の加速度であり、前記車幅方向に基づく正負の符号を有する横加速度を算出するステップと、
    前記横加速度が、前記シート上の乗員判定を行うか否かを示す、正負の符号を有する横加速度閾値より高い場合、前記重量と前記横加速度とに基づいて構成され、前記シート上の前記乗員判定を行うための乗員領域が設定されているテーブルと、前記重量と、前記横加速度と、に基づいて、乗員判定を行う、乗員判定ステップと、
    前記乗員判定の結果を記憶ユニットに記憶するステップと、
    を備え、
    前記横加速度が前記横加速度閾値より低い場合は、前記乗員判定が停止され、前記記憶された乗員判定の結果が維持される、
    乗員判定方法。
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