JP5852941B2 - 省エネルギー行動継続支援システム - Google Patents

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Description

本発明は、店舗やビル、オフィスや家庭で利用する電気等の光熱の使用量をモニタリングし、省エネルギー行動を支援するシステムに関する。
近年、地球温暖化の進行、森林資源の減少、環境破壊の拡大に伴い、二酸化炭素(CO2)等の温室効果ガスの排出量の削減が急務となっている。企業でも、電力使用量(消費電力量)の削減や、ピーク電力、最大需要電力(デマンド)の削減が求められており、企業内での省エネルギー対策(省エネ対策)や、従業員の省エネ行動が強く求められている。
このような省エネルギー支援に関して、従来例として、電力等の使用量をモニタリングし、省エネルギーを支援する装置及びシステムがある。
例えば、特開2010−176373(特許文献1)に記載の「省エネルギー支援システム及び省エネルギー支援プログラム」では、電力使用量の計測結果に基づいて電力使用量の削減が見込まれる負荷機器を特定し、省エネルギー行動案を提供する。省エネルギー行動案の実施状況を評価し、実施状況に応じて省エネ奨励アドバイスを送付する。
また、例えば、特開2008−136334(特許文献2)に記載の「電気機器管理システム」では、稼働機器毎の運転状況と、電気の効果的な使用条件とを比較し、好適な電気機器の運用メッセージを出力する。
特開2010−176373 特開2008−136334
しかし、従来の技術では、電力等の使用量をモニタリングして表示するのみで、どのような省エネ行動が実施されているかモニタリングされておらず、電力使用量と省エネ行動との関連性を把握することが困難であった。
また、従来の技術では、電力等の使用量をモニタリングしてアドバイスを送付する、または電気機器を制御するものの、実施状況や運転状況を評価するのみで、その状況に至る過程を把握することが困難であった。特に、月次のエネルギー削減目標(以下、月次目標とする)に対して月中の途中経過だけでなく、そこに至る過程を評価することができないため、目標達成への動機づけや省エネ行動の継続を適切に支援できない、という課題があった。
本発明の目的は、月次目標達成に対する日々の省エネ行動を適切に評価して提示することで、モチベーションの維持を促し、毎日の省エネ行動の継続を支援する情報システムを提供することである。
上記の課題は、電力センサから収集された電力量を取得する電力使用量取得部と、対象期間の目標削減率、及び過去同対象期間の電力使用量と目標削減率から目標削減量を算出する目標設定部と、対象期間の初日から一定日数毎に複数の期間に区切り、各々の期間末の目標削減量を期間目標削減量として算出する期間目標算出部と、対象期間の初日から対象日までの削減量の合計を累積削減量として算出する累積値算出部と、期間末に、累積削減量を期間目標削減量と比較して対象期間の達成状況を算出する目標達成算出部と、期間毎の削減率を期間削減率として算出する期間削減率算出部と、メッセージを出力する判定条件をメッセージ文毎に格納したメッセージ知識データベースと、連続した複数の対象期間の達成状況と、期間毎の期間削減率をもとに知識データベースの判定条件に適合するか否かを判定するメッセージ判定部と、メッセージ判定部で適合すると判定されたメッセージをもとにメッセージ文を生成するメッセージ文生成部と、メッセージ文生成部が生成したメッセージを出力するメッセージ出力部と、を有することを特徴とする省エネルギー行動継続支援システム。
により、解決できる。
本発明である省エネルギー行動継続支援システムにより、電力削減量の進捗状況や省エネ行動の実施状況など、日々の省エネ行動が適切に評価され、メッセージとして提示されるので、省エネ行動のモチベーションを維持でき、継続意識を向上することができる。
本発明の省エネルギー行動継続支援システムの構成図例。 ユーザ情報データベースの例。 メモリの例。 知識データベースの例。 データ蓄積データベースの例。 データサーバの初回利用時の動作を表すフローチャートの例。 データサーバの実施記録入力時の動作を表すフローチャートの例。 データサーバの行動判定時の動作を表すフローチャートの例。 データサーバの画面生成時の動作を表すフローチャートの例。 ユーザ入出力用端末の初回登録時の画面の例。 ユーザ入出力用端末のエコ行動入力時の画面の例。 ユーザ入出力用端末のイベント記録入力時の画面の例。 ユーザ入出力用端末のコメント記録入力時の画面の例。 データサーバのメッセージ生成時の動作を表すフローチャートの例。 ユーザへの送信メールの例。 ユーザ入出力端末の上旬末時点での画面の例。 ユーザ入出力端末の中旬末時点での画面の例。 ユーザ入出力端末の下旬末(月末)時点での画面の例。 データサーバの省エネアドバイス出力時の動作を表すフローチャートの例。 ユーザ携帯端末の省エネアドバイス出力時の画面の例。 ユーザ入出力端末の画面の例。 上旬の指導知識テーブルの例。 中旬の指導知識テーブルの例。
図1に、本発明の実施例である省エネルギー行動支援システムの構成図を示す。本システムは、データサーバ100と、ネットワーク140と、店舗に設置される入出力端末120と、携帯端末180と、電力センサ160と、環境センサ161と、受信端末150と、空調機(エアコン)やPOSシステムなどの連携機器・連携システム170と、で構成される。電力センサ160は、配電盤や分電盤、電灯機器や動力機器に設置され、電力使用量を計測する。環境センサ161は、店舗の室内や室外に設置され、温度や湿度、照度を計測する。
本実施例では、入出力端末120は、キーボードやマウスなどの入力部とディスプレイなどの出力部とデータサーバ100などと通信する通信部とを有する1つまたは複数のパーソナルコンピュータを利用する。また、ボタンやタッチパネルなどの入力部とディスプレイなどの出力部とデータサーバ100などと通信する通信部とを有するPDA、PHS、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、など可搬型端末も利用できる。
また、携帯端末180は、ボタンやタッチパネルなどの入力部とディスプレイなどの出力部とデータサーバ100などと通信する通信部とを有するPDA、PHS、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末、など可搬型端末を利用する。また、キーボードやマウスなどの入力部とディスプレイなどの出力部とデータサーバ100などと通信する通信部とを有する1つまたは複数のパーソナルコンピュータも利用できる。
また、連携機器・連携システム170は、空調機(エアコン)や照明器具、テレビ、パーソナルコンピュータ(PC)、電子レンジ、モニタ、などの電灯機器、エレベーターやエスカレータ、大型空調機などの動力機器、店舗の売上げや顧客数などを管理する店舗管理システム(POSシステム)などの情報システム、なども利用できる。
本システムでは、入出力端末120を、スーパーやコンビニエンスストア、ドラッグストアや外食チェーンなどの店舗に設置して利用する。また、データサーバ100をデータセンターに設置する。
このように、データサーバ100を、データセンターに設置することで、ユーザの個人情報や、ユーザから収集されるデータなどのプライバシー情報を一元管理できるので、情報漏洩防止等のセキュリティ管理を簡易化できる。
また、本システムでは、入出力端末120を、戸建住宅やマンション等の住居に設置して利用することもできる。これにより、本システムを家庭向けとしても利用できる。
入出力端末120、及び携帯端末180の利用者(以下ユーザとする)は、店舗のマネージャ(店長)や各フロアのエリアマネージャ、従業員、を想定している。家庭向けの場合は、住居に住む居住者を想定している。
ユーザは、入出力端末120、または携帯端末180を操作し、本実施例で示されるシステムを用いて、電力の使用量を削減する行動プログラム(以下、省エネ行動プログラムとする)を実施する。
データサーバ100は、制御部101と、メモリ102と、通信部103と、気象情報取得部104と、電力使用量取得部105と、行動実施入力部106と、出力部107と、月次目標設定部108と、期間目標算出部109と、ユーザ行動判定部110と、累積値算出部111と、目標達成判定部112と、期間ペース算出部113と、メッセージ判定部114と、メッセージ文生成部115と、メール生成部116と、ユーザ情報データベース117と、知識データベース119と、データ蓄積データベース118と、で構成される。
ネットワーク140は、データサーバ100と、入出力端末120と、携帯端末180と、受信端末150と、が接続されている。データサーバ100は、ネットワーク140を介して、入出力端末120と、通信を行う。また、データサーバ100は、ネットワーク140を介して、携帯端末180と、通信を行う。
また、受信端末150は、独自の無線ネットワークを介して、1つまたは複数の電力センサ160がモニタリングした使用電力量を定期的(例えば1分毎)に取得する。受信端末150は、ネットワーク140を介して、データサーバ100に、取得した使用電力量を送信する。
また、受信端末150は、独自の無線ネットワークを介して、1つまたは複数の環境センサ161、1つまたは複数の連携機器・連携システム170と通信することもできる。また受信端末150は、ネットワーク140を介して、1つまたは複数の電力センサ160または複数の環境センサ161、1つまたは複数の連携機器・連携システム170と通信することもできる。
ネットワーク140は、LAN(Local Area Network)ケーブルによる有線通信、または無線LANによる無線通信を利用する。
また、ネットワーク140は、構内PHSなど、他の構内ネットワークや、インターネット、VPN、携帯電話通信網、PHS通信網など、他の広域ネットワークを利用することもできる。
本システムはハードウエア構成として記載されているが、本システムの機能の一部をソフトウエアで構成することもできる。
図2に、ユーザ情報データベース117の例200を示す。データベース例200は、ユーザの固有情報等を管理するユーザ情報テーブル210と、ユーザ毎の毎月の電力使用量を格納する電力使用量テーブル220と、ユーザが省エネ行動プログラムの開始時に選択した省エネ行動の実施項目であるエコ行動カードを格納するエコ行動カードテーブル230と、ユーザが省エネ行動プログラムの開始時に選択した、電力使用量の増減に関わる現象や出来事や、省エネ行動の阻害要因となる事象(以下イベントとする)を格納するイベント情報テーブル240と、で構成される。
ユーザ情報テーブル210は、ユーザを識別するユーザIDを格納するフィールド211と、ユーザがシステム利用時にユーザ認証を実施するときに使用するユーザパスワードを格納するフィールド212と、名称や住所、電子メールアドレス等の固有情報を格納するフィールド213と、省エネ行動プログラムで目標とする電力使用量の削減率(目標削減率)を格納するフィールド214と、省エネ行動プログラムの実施期間を格納するフィールド215と、実施期間と同期間での昨年の電力使用量を格納するフィールド216と、プログラム実施での目標削減量を格納するフィールド217と、省エネ行動プログラムの開始日を格納するフィールド218と、で構成される。例えば、テーブル例210のユーザ固有情報レコードの例210Aでは、ユーザID「user0001」、店舗名「国分寺店」、住所「東京都国分寺市」のユーザは、この省エネ行動プログラムに対して、電力使用量の目標削減率−10%で12ヶ月実施することを示している。また、その目安として、年間の電力使用量の目標削減量200、000[kWh]と設定していることを示している。
目標削減率の代わりに、目標とする電力使用量の使用率(目標使用率)を用いることもできる。その場合、目標使用率=1+目標削減率として用いられる。
電力使用量テーブル220は、ユーザを識別するユーザIDを格納するフィールド221と、使用量の請求年月を格納するフィールド222と、使用期間を格納するフィールド223と、使用日数を格納するフィールド224と、使用量を格納するフィールド225と、請求額を格納するフィールド226と、で構成される。例えば、テーブル220の電力使用量レコードの例220Aでは、ユーザID「user0001」のユーザは、請求年月2010年4月の使用量が133、900[kWh]、であることを示している。
エコ行動カードテーブル230は、ユーザを識別するユーザIDを格納するフィールド231と、省エネ行動の分類であるカテゴリ名称を格納するフィールド232と、省エネ行動を識別するエコ行動カードID(以下、カードIDとする)を格納するフィールド233と、省エネ行動の内容を格納するエコ行動フィールド234と、省エネ行動の実施により削減される電力使用量を格納する削減量フィールド235と、省エネ行動を記録できる1日の制限回数を格納するフィールド236と、省エネ行動をアドバイスとして出力する日時等の判定条件を格納するフィールド237と、で構成される。
例えば、エコ行動カードレコードの例230Cでは、ユーザID「user0001」のユーザが、カテゴリ「空調機」に関する省エネ行動「運転時間を開店前1時間短縮」が、カードID「AC−1」、電力使用量の削減量「41」kWhで、制限回数が特にないことを示している。
例えば、エコ行動カードレコードの例230Dでは、ユーザID「user0001」のユーザが、カテゴリ「照明」に関する省エネ行動「不要な照明を消灯」が、カードID「LC」、電力使用量の削減量「51」kWhで、制限回数が1日に1回、省エネ行動アドバイスを出力する判定条件が「12:00」、即ち12時であることを示している。
イベント情報テーブル240は、ユーザを識別するユーザIDを格納するフィールド241と、イベント情報の分類であるカテゴリ名称を格納するフィールド242と、イベント情報を識別するイベントIDを格納するフィールド243と、イベント情報の内容を格納するフィールド244と、で構成される。
例えば、イベント情報レコードの例240Aでは、ユーザID「user0001」のユーザが、カテゴリ「気象」に関するイベント情報「雨や曇り」が、イベントID「ERC」、であることを示している。
図3に、メモリ102の例300を示す。メモリ102の例300は、CO2排出量係数格納エリア310、目標値格納エリア320、とで構成される。
CO2排出量係数格納エリア310は、ユーザを識別するユーザIDを格納するフィールド311と、光熱種別を格納するフィールド312、光熱種別毎のCO2排出量係数を格納するフィールド313、とで構成される。これらの排出量係数は、ユーザの店舗や住居に電気やガス、水道水等を供給している電力会社、ガス会社、水道局等から提供される数値を用いることを想定している。店舗や住居に、太陽光発電装置や燃料電池などの自家発電可能な装置を設置している場合は、独自に排出量係数を設定することもできる。
例えば、CO2排出量係数レコードの例310Aでは、ユーザID「user0001」のユーザに対して、電気のCO2排出量係数について「0.339」kg−CO2/kWhであることを示している。
このように、CO2排出量係数をユーザ毎に管理することで、光熱の使用量に応じてそのユーザに適したCO2排出量を算出することができる。
目標値格納エリア320は、ユーザを識別するユーザIDを格納するフィールド321と、対象年月を格納するフィールド322と、対象年月の前年同月の実績値を格納する昨年実績値フィールド323と、対象年月の目標値を格納するフィールド324と、累積目標値を格納するフィールド325と、で構成される。
例えば、目標値レコードの例320Aは、ユーザID「user0001」のユーザの対象年月「2011年4月度」について、昨年の実績値(一日当たりの基準使用量)が「4463」kWh/日、一日の使用目標値(一日当たりの目標使用量)が「4017」kWh/日、一日の削減目標値(一日当たりの目標削減量)が「446」kWh/日、累積目標値が月初の1日(累積目標値1)が「446」kWh、10日(累積目標値2)が「4460」kWh、20日(累積目標値3)が「8920」kWh、末日(累積目標値4)が「13380」kWh、であることを示している。
このように、初日から10日毎及び末日に累積目標値を設定することで、累積目標値1から累積目標値2を「上旬」、累積目標値2の翌日から累積目標値3を「中旬」、累積目標値3の翌日から累積目標値4を「下旬」と、3つの期間に分類することができ、省エネ行動の評価を行う時の基準、すなわち減量ペースとして簡易に利用することができる。
図4に、知識データベース119の例400を示す。知識ベースの例400は、指導知識テーブル410と、イベント判定知識テーブル420と、で構成される。
指導知識テーブル410は、ユーザを識別するユーザIDを格納するフィールド411と、指導文のカテゴリを示す着目点の情報を格納するフィールド412と、指導文を生成するための条件式を格納するフィールド413と、条件式に一致したときに提示する指導文を格納するフィールド414と、で構成される。
例えば、指導知識レコード410Aの場合、累積削減量TEEが月末の累積目標値(累積目標値4と同じ)OTEE以下のとき、すなわち目標値を超えていないとき、「目標値をクリアしました。この調子で頑張りましょう。」という指導文を提示するための指導知識データを格納している。
このように、累積削減量と累積目標値を比較して電力削減量の進捗状況を評価し指導文を提示することで、省エネ行動の継続を支援できる。
また、例えば、指導知識レコード410Bの場合、累積削減量TEEが累積目標値OTEE以下、かつ上旬の減量ペースDP1が下旬の減量ペースDP3よりも小さいとき、すなわち下旬よりも上旬の減量ペースがよいとき、「後半はゆるやかでしたが、前半頑張り目標達成です。」という指導文を提示するための指導知識データを格納している。
また、例えば、指導知識レコード410Cの場合、累積削減量TEEが累積目標値OTEEより大きい、かつ下旬の減量ペースDP3が上旬の減量ペースDP1よりも小さいとき、すなわち目標値を超えているが上旬よりも下旬の減量ペースの方がよいとき、「目標達成はできませんでしたが、後半は頑張りましたね。引き続きこのペースで頑張りましょう。」という指導文を提示するための指導知識データを格納している。
このように、累積削減量の目標値だけでなく、電力削減量の進捗状況を示す減量ペースを用いることで、目標達成状況や減量ペースに応じて指導文が変わるので適切なメッセージを提示することができ、より幅広くほめる指導を実現することができるため、モチベーションを維持でき、継続意識を向上することができる。
また、例えば、指導知識レコード410Dの場合、累積削減量TEEが累積目標値OTEEより大きい、かつ省エネ行動の実施率EARの平均値AVE(EAR)が1以上、すなわち目標値は超えているが省エネ行動は一日の目標とする実施率1を上回っているとき、「目標達成はできませんでしたが、省エネ行動は目標以上です。このまま頑張りましょう。」という指導文を提示するための指導知識データを格納している。
このように、累積削減量の目標値だけでなく、省エネ行動の実施状況を示す実施率を用いることで、電力量の削減ができなかった場合でも、省エネ行動を適切に評価できるので、モチベーションを維持でき、継続を支援できる。
イベント判定知識テーブル420は、ユーザを識別するユーザIDを格納するフィールド421と、電力や温度などのセンサ情報を格納するセンサ判定知識フィールド422と、連携機器・連携システムからの情報を格納する連携判定知識フィールド423と、継続時間や対象期間などの時間に関する情報を格納する時間判定知識フィールド424と、フィールド421から423の判定知識をもとに判定された結果として出力されるイベント情報に該当するイベントIDを格納するフィールド425と、備考フィールド426と、で構成される。
例えば、イベント判定知識レコード420Aは、60分間における1分毎の電力使用量の標準偏差DEEσ(60)が予め設定された定数C1より小さい場合、すなわち電力使用量が1時間変動がない場合、イベントID「EPC」が出力される。
また例えば、イベント判定知識レコード420Bは、「7/1(7月1日)」から「9/E(9月末日)」について、1分毎の電力使用量DEEmが予め設定された定数C2より大きく、かつ温度が20℃より高い状態が60分間継続した場合、イベントID「EACw」が出力される。
また例えば、イベント判定知識レコード420Cは、気象情報取得部104が取得した気象情報をもとに、「Rain(雨)」か「Cloudy(曇り)」を判定した場合、イベントID「ERC」を出力される。
また例えば、イベント判定知識レコード420Dは、170のPOSシステムから取得した顧客数Csをもとに、顧客数が1000人以上の場合、イベントID「ECR」が出力される。
このように、イベント判定知識テーブルを用いることで、センサ情報や時間情報、連携機器や連携システムの連携情報に応じてイベント情報を判定するための知識を簡易に構築することができる。
図5に、データ蓄積データベース118の例500を示す。データ蓄積データベースの例500は、センサデータ蓄積テーブル510と、実施記録データ蓄積テーブル520と、実施記録サマリテーブル530と、で構成される。
センサデータ蓄積テーブル510は、ユーザを識別するユーザIDを格納するフィールド511と、日時を格納するフィールド512と、日時の電力量や温度等のセンサ値を格納するフィールド513と、で構成される。テーブル510では、1分毎のセンサデータを格納しているが、30分毎、1時間毎など、に設定することもできる。
例えば、センサデータレコード510Aでは、ユーザID「user0001」のユーザに関して、2011年7月9日23:31の1分間の電力量が、10[kWh]であることを示している。
実施記録データ蓄積テーブル520は、ユーザを識別するユーザIDを格納するフィールド521と、日時を格納するフィールド522と、日時に実施されたエコ行動を識別するカードIDやイベントIDなどを格納するフィールド523と、カードIDやイベントIDがユーザにより入力された(入力フラグ「user」)、または本システムにより登録されたか(入力フラグ「system」)を判別する入力フラグを格納するフィールド524と、で構成される。
例えば、実施記録データレコードの例520Aは、ユーザID「user0001」が2011年7月9日11時31分に、カードID「AC」に該当するエコ行動を入力したことを意味する。
また例えば、実施記録データレコードの例520Bは、ユーザID「user0001」のカードID「AC−1」が、2011年7月9日14時3分に、本システムにより登録されたことを意味する。
実施記録サマリテーブル530は、ユーザを識別するユーザIDを格納するフィールド531と、日付を格納するフィールド532と、日付の電力使用量の合計値を格納するフィールド533と、日付の平均気温を格納するフィールド534と、ユーザが実施した省エネ行動の実施記録を格納するフィールド537と、省エネ行動で削減された電力量の目安として実施記録から算出される電力削減量の合計値を格納するフィールド538と、省エネ行動の実施率を格納するフィールド539と、一日の目標使用量と実施率から算出される省エネ行動の達成度を格納するフィールド540と、イベントの実施記録を格納するフィールド541と、ユーザが入力したコメント文を格納するフィールド542と、で構成される。
例えば、実施記録データレコード530Bでは、ユーザID「user0001」のユーザに関して、2011年7月10日に、その日の電力使用量が4112[kWh]であり、省エネ行動の実施記録が「SC:1」「AC:1」「AC−1:2」「LC:1」で、その実施記録で削減された電力量が−235[kWh]であることを示している。
次に、本システムの動作を、フローチャートを用いて説明する。
図6に、データサーバ100の初回利用時の動作を表すフローチャートを示す。まず、制御部101は、ユーザ情報等を入力させるステップ601を実行する。
図10に、ステップ601で、ユーザが省エネ行動プログラムに参加するにあたり、ユーザ情報を入力するときの入出力端末120の画面例1000を示す。本画面例1000は、固有情報入力エリア1010と、使用量情報入力エリア1020と、目標設定エリア1030と、で構成される。
ユーザは、固有情報エリア1010に、名称やパスワード、住所などのユーザ固有情報を入力する。
また、過去の請求書などに記載された請求年月、使用量、使用期間、使用日数等の情報を参考にして、使用量情報入力エリア1020で、年次選択ボックス1021と月次選択ボックス1022から対象年月を選択し、電力使用量等の情報を入力する。
また、目標設定エリア1030に、省エネ行動プログラムの実施期間と目標削減率を入力する。
ここでユーザが登録ボタン1040を押すと、制御部101は、入力された固有情報と実施期間と目標削減率をユーザ情報テーブル210に格納する。また、制御部101は、電力使用量取得部105を起動し、使用量等の情報をテーブル220に格納する。
次に、制御部101は、気象情報取得部104を起動し、入力された住所情報をもとに最も距離の近い気象台や測候所、アメダスなどの気象データ観測点から、地域の気象情報を取得するステップ602を実行する。例えば、ユーザID「user0001」のユーザの場合、住所が「東京都国分寺市」であり、最も距離の近い観測点が「府中」であるため、その観測点から気象情報を取得することになる。これにより、都道府県が異なる場合でも、類似の気象条件である観測点の情報を利用できるので、より正確な気象情報を取得することが可能となる。
次に、制御部101は、期間目標算出部109を起動し、ステップ601で入力された実施期間と目標削減率情報をもとに、実施期間中の目標となる前年の電力使用量と、実施期間中の目標値を算出するステップ603を実行する。具体的には、初回利用時の前年同月以降で実施期間の月数分に該当する期間の毎月の電力使用量をテーブル220から抽出して合算した値を総電力使用量として算出し、さらに総電力使用量に目標削減率を乗算した値の絶対値を削減目標値として算出する。この総電力使用量と削減目標値をそれぞれ画面例1000の目標設定エリア1020の「前年」と「目標」に表示するとともに、それぞれテーブル210のフィールド216とフィールド217に格納する。
また、テーブル220から抽出した請求年月毎の使用量と使用日数と、目標削減率情報をもとに、実施期間における各種目標値を算出し、エリア320に格納する。例えば、目標値レコードの例320Aの場合、対象年月「2011年4月」の前年同月に該当する電力使用量レコードの例220Aの使用量「133900」kWhと使用日数「30」日 から、一日当たりの昨年実績値(基準使用量BEE)「4463」kWh/日を算出する。また、一日当たりの昨年実績値に目標削減率(目標減量ペースODP)「−10」%を乗算して一日当たりの削減目標値(目標削減量OEA)「446」kWhを算出する。また、一日当たりの削減実績値から一日当たりの削減目標量を減算し、一日当たりの使用目標値(目標使用量OEE)「4017」kWhを算出する。
さらに、一日当たりの削減目標値に日数を乗算し、累積目標値1から累積目標値4を算出する。例えば、累積目標値3は、1日目から20日目までの20日間の目標値の累積値のため、一日当たりの目標削減値に20を乗算した値「8920」kWhが算出されることとなる。
本実施例では、小数点以下を省略して目標値を算出しているが、小数点以下を含んでもよい。以上で、データサーバ100の初回利用時の動作が終了する。
図7に、データサーバ100のユーザ行動判定時の動作を表すフローチャートを示す。まず、制御部101は、ユーザ行動判定部110を起動し、センサデータを読み出すステップ701を実行する。
次に、ユーザ行動判定部110は、連携データを読み出すステップ702を実行する。
次に、ユーザ行動判定部110は、ステップ701及びステップ702で読み出したセンサデータと連携データをもとに、イベント判定知識テーブル420に格納された判定知識を用いてイベント情報を判定するステップ703を実行する。
次に、ユーザ行動判定部110は、ステップ703で判定したイベント情報をもとに、省エネ行動の有無や回数をエコ行動カードの実施記録として判定するステップ704を実行する。
次に、ユーザ行動判定部110は、ステップ703及びステップ704で判定したイベント情報とエコ行動カードをデータ蓄積データベース500の実施記録データテーブル520に格納するステップ705を実行する。
次に、ユーザ行動判定部110は、終了するか否かを定期的に(例えば1分毎など)判定し、終了しないと判定した場合は、ステップ701から繰り返し実行する。
例えば、連携システム170のPOSシステムから顧客情報を取得できる場合、取得した顧客情報から顧客数(Cs)を抽出し、閾値(C3)以上の場合は、ステップ703で、イベントID「ECR」のイベント情報が判定され、ステップ705で、実施記録データテーブル520の実施記録データ例520Dのように格納される。
また、例えば、夏季(例えば7月から9月)に、エアコンに接続された電力センサで計測された1分毎の電力使用量が予め設定された閾値(C2)より大きく、かつ環境センサで計測された1分毎の温度が28℃以下の状態が60分間継続した場合は、ステップ703で、イベントID「EAC」のイベント情報が判定され、ステップ705で、実施記録データテーブル520に格納される。
このように、イベント判定知識テーブルを利用して行動判定することで、自動的にイベント情報を登録することが可能となる。
また、例えば、エアコンに接続された電力センサで計測された1分間の電力使用量が予め設定された閾値(C1)より小さく、かつその状態が60分間継続していた場合、すなわちエアコンが1時間使用されていないと判断された場合は、ステップ703で、イベントID「EAC−1」のイベント情報が判定され、ステップ704で、エコ行動カードID「AC−1」の省エネ行動があると判定されるため、ステップ705で、実施記録データテーブル520の実施記録データの例520Bのように格納される。
このように、イベント判定知識テーブルを利用して行動判定することで、自動的に、省エネ行動(エコ行動カード)情報を登録することが可能となる。
図8に、データサーバ100の実施記録入力時の動作を表すフローチャートを示す。まず、制御部101は、日々の実施記録を入力させるステップ801を実行する。
図11に、ステップ801で、ユーザが省エネ行動プログラムの日々の実施記録を入力するときの入出力端末100の画面例1100を示す。本画面例1100は、対象日を選択する日付選択ボックス1110と、入力する実施記録の種類を選択するタブ1120〜1140と、で構成される。画面例1100では、エコ行動実施入力タブ1130が選択されている。
ステップ801で、エコ行動実施入力タブ1130が選択されると、制御部101は、エコ行動実施記録を入力するエリアを表示する。ここで、ユーザは省エネ行動プログラムにおいて、電力使用量を削減するために、毎日実行する省エネ行動(以下エコ行動とする)の実施記録を入力する。
画面例1100は、実行したエコ行動を選択して入力するカラム1131と、エコ行動の内容を表示するカラム1133と、エコ行動の実施で削減できる1日の電力使用量(以下電力削減量とする)を表示するカラム1134と、エコ行動の実行回数を表示するカラム1132と、エコ行動の実行回数に応じたエコ行動カード毎の電力使用量の削減量(以下実施削減量とする)を表示するカラム1135と、全てのエコ行動実施削減量の合計値(以下実施合計値とする)を表示するエリア1136と、一日の目標削減量に達成するまでに必要な残りの削減量を表示するエリア1137と、で構成される。ユーザは、電力使用量を削減する行動を実行した場合、、カラム1131のチェックボックスをクリックすることでエコ行動に関する実施記録を入力することができる。また、同じエコ行動を複数回実行した場合は、チェックボックスをその回数分クリックすることで実施記録を入力することができる。
また、このとき制御部101は、データ蓄積データベース500の実施記録データテーブル520に格納されたエコ行動カード情報を読み出し、予め画面例1100に表示する。例えば、本実施例では、エコ行動カードID「AC−1」520Bが登録されているので、エコ行動カード「エアコンを1時間短縮」1130Cが自動的に入力されることになる。これにより、入力時間を短縮することができるだけでなく、入力忘れを防止することができる。
また、もし自動的に入力された実施状況が正しくない場合でも、入力し直しすることで修正できるので、より正確に実施状況を記録することが可能となる。
実施記録を入力すると、その入力結果に応じて実施削減量、及び実施合計値が算出され、画面に表示される。例えば、画面例1100の場合、1回の行動で20[kWh]の電力使用量を削減することができるエコ行動「ショーケースに詰め過ぎない」1130Aでは、実施記録として1回分実施されているため、このエコ行動の電力使用量の削減量として−20[kWh]が表示されている。
また、エコ行動「ショーケースに詰め過ぎない」1回分、「適切な温度に管理する」1回分、「エアコンを1時間短縮」2回分、「不要な照明を消灯する」1回分が実施記録として入力されているため、実施合計値「−235」が表示されている。
また、一日の目標削減量446[kWh]であり、実施合計値が「−235」のため、残りの削減量として、「211」が表示されている。
このように、省エネ行動の実施入力により残りの削減量が表示されるので、その日に必要な省エネ行動を把握することが可能となる。
ステップ801で、イベント実施入力タブ1140が選択されると、制御部101は、イベント実施記録を入力するエリアを表示する。
図12に、イベント実施記録の入力時の画面例1200を示す。本画面1200は、イベントの実施状況を入力するカラム1241、イベントの種類を表示するカラム1242と、で構成される。ユーザは、イベントの種類に該当する現象や出来事があった場合、カラム1241のチェックボックスをクリックすることでイベントに関する実施記録を入力することができる。
例えば、天候が雨や曇りなどの場合、イベントの実施状況として、イベント「雨や曇り」1240Aをクリックして入力することになる。
また、このとき制御部101は、データ蓄積データベース500の実施記録データテーブル520に格納されたイベント情報を読み出し、予め画面例1200に表示する。例えば、本実施例では、イベントID「ECR」520Dが登録されているので、イベント「お客様多数」1240Bが自動的に入力されることになる。これにより、入力時間を短縮することができるだけでなく、入力忘れを防止することができる。
ステップ801で、コメント入力タブ1150が選択されると、制御部101は、コメント記録を入力するエリアを表示する。
図13に、コメント記録の入力時の画面例1300を示す。本画面1300は、実施できなかったことをできなかった理由や言い訳などとして、また実施できたことを自分でほめるためのほめ言葉などとして文章で入力するエリア1351と、で構成される。画面例1300では、「今日は残業で夜遅くまで商品整理をしていました。」が入力されていることがわかる。
ステップ801で、登録ボタン1160が選択されると、
制御部101は、ステップ801で入力された実施記録を、データ蓄積データベース118に格納するステップ802を実施する。例えば、画面例1100から画面例1300で入力された記録の場合、レコード30Bのように格納されることになる。
次に、制御部101は、表示画面生成部114を起動し、表示画面を生成するステップ803を実行する。
図9に、表示画面生成部114の動作を表すフローチャートを示す。
まず、表示画面生成部114は、対象日となる一日の電力使用量の昨年実績値を基準値(一日当たりの基準使用量)BEEとして読み出すステップ901を実行する。次に、表示画面生成部114は、対象日となる一日の電力使用量の実績値REEを読み出すステップ902を実行する。次に、表示画面生成部114は、数式1を用い、基準値BEEと実績値REEの差分から対象日となる一日の電力使用量の削減量DEEを算出するステップ903を実行する。
(数1)
DEE=REE−BEE [kWh]
次に、表示画面生成部114は、数式2を用い、開始日BDTから対象日ODTまでの削減量DEEを加算し、累積削減量TDEEを算出するステップ904を実行する。
(数2)
ODT
TDEE = Σ DEE(n) [kWh]
n=BDT
月毎に累積削減量TDEEを算出する場合は、BDTを対象日と同月の初日、ODTを対象日の日付とすることもできる。これにより、対象日と同月の累積削減量TDEEを算出して利用することができる。
次に、表示画面生成部114は、目標値テーブル320の削減目標値を読み出すステップ905を実行する。
次に、表示画面生成部114は、ステップ701で入力した実施記録を読み出すステップ906を実行する。
次に、表示画面生成部114は、ステップ905で読み出した削減目標値OEAと、ステップ906で読み出した実施記録の実施合計TEAをもとに、数式3を用い、実施率EARを算出するステップ907を実行する。
(数3)
EAR = TEA/OEA

次に、表示画面生成部114は、数式4を用い、達成度EADを算出するステップ908を実行する。
(数4)
EAD = 2 (但し、EAR≧1)
1 (但し、0<EAR<1)
0 (但し、EAR≦0)

ここで、達成度EADが0、1、2のとき、それぞれ「×」「△」「○」が表示されることを意味する。
次に、表示画面生成部114は、目標値OEE、実績値REE、累積削減量TDEE、達成度EAD等をもとに、表示画面を生成し出力するステップ909を実行する。
次に、制御部101は、ステップ803で生成した表示画面を入出力端末120に出力するステップ804を実行する。
図16から図18、及び図21に、入出力端末210の画面例を示す。それぞれの画面例については、後述する。
ステップ903で、一日の電力使用量の削減量DEEを算出するとき、数式5のように、基準値BEEの代わりに、対象日となる一日の電力使用量の使用目標値(一日当たりの目標使用量)OEEを用いることもできる。これにより、目標値に対する削減量の進捗状況を把握しながら継続を支援することができる。
(数5)
DEE=OEE−REE [kWh]
本システムでは、ユーザの省エネ行動の継続を支援するために、一定の期間毎にメールを生成し、ユーザに送信する。本実施例では、一定の期間として、初日から月末まで10日毎に区切った「旬」(すなわち初日から10日目までを「上旬」、11日目から10日目までを「中旬」、21日目から末日までを「下旬」)を用いる。
これにより、一ヶ月を3つの期間にほぼ均等に分けられるため、月末までの進捗が判り易い。特に、中旬までの進捗が良くない場合でも、月末まで約1/3の日数が残っているため、省エネ行動の改善により目標達成への可能性を示すことができ、省エネ行動の継続を促す効果が期待できる。
開始日が月初の1日でない場合は、開始日から次月の開始日の前日までを10日毎に区切り、それぞれ上旬、中旬、下旬とする。
本実施例では、一定の期間として「旬」を用いているが、7日毎の「週」、15日毎の「半」(すなわち初日から15日目までを「前半」、16日目から末日までを「後半」)、など用いることもできる。これにより、毎週土日が休日の会社などの場合も、定期的に進捗が判るので、省エネ行動の継続を支援することができる。
図22に、指導知識テーブル410のもう一つの例として、上旬のメッセージを生成するときの指導知識テーブルの例2210を示す。本テーブルの例2210は、ユーザを識別するユーザIDを格納するフィールド2211と、指導文を生成するための条件式のカテゴリを格納する着目点フィールド2212と、条件式を格納する条件式フィールド2213と、条件式に一致したときに提示する指導文を格納する指導文フィールド2214と、優先度を格納する優先度フィールド2215と、で構成される。
例えば、指導知識レコードの例2210Bでは、上旬の累積削減量TEE1が累積目標値OTEE1以下、かつ上旬の減量ペースDP1が先月全体の減量ペースDP(−1)より小さい場合(即ち上旬の累積削減量が目標を達成しており、上旬の減量ペースが先月全体の減量ペースよりもよい場合)に、減量ペースに着目した指導文「上旬は目標クリアです。先月の減量ペースよりも良いですね。このペースを継続して頑張りましょう。」が生成されることを示している。
また、例えば、指導知識レコードの例2210Eでは、上旬の累積削減量TEE1が累積目標値OTEE1より大きく、かつ上旬の減量ペースDP1が先月全体の減量ペースDP(−1)より小さい場合(即ち上旬の累積削減量は目標を達成できなかったものの、上旬の減量ペースは先月全体の減量ペースよりもよい場合)に、減量ペースに着目した指導文「上旬は目標をオーバーしてしまいましたが、減量ペースは−15%と先月よりも改善しています。このペースを継続して頑張りましょう。」(この場合、指導文フィールドに記述された予約語[DP1]は、上旬の減量ペースDP1「−15%」に置換される。指導文フィールドに記述された他の予約語([]で囲まれた着目点)においても同様の置換処理が行われる。)が生成されることを示している。
このように、累積削減量の目標値だけでなく、電力削減量の進捗状況を示す減量ペースを用いることで、目標達成状況や減量ペースに応じて指導文が変わるので適切なメッセージを提示することができ、より幅広くほめる指導を実現することができるため、モチベーションを維持でき、継続意識を向上することができる。
また、例えば、指導知識レコードの例2210Dでは、上旬の累積削減量TEE1が累積目標値OTEE1より大きく、かつ上旬の省エネ行動の実施率EARが1以上の日がある場合(即ち上旬の累積削減量は目標を達成できなかったものの、省エネ行動は目標以上に実施している場合)に、省エネ行動に着目した指導文「上旬は目標をオーパーしてしまいましたが、挽回可能です。一日の目標を超えていても省エネ行動を継続していれば目標に近づけます。まずは一日の行動を振り返り、できることから始めましょう。」が生成されることを示している。
このように、累積削減量の目標値だけでなく、省エネ行動の実施状況を示す実施率を用いることで、電力量の削減ができなかった場合でも、省エネ行動を適切に評価できるので、モチベーションを維持でき、継続を支援できる。
図23に、指導知識テーブル410のもう一つの例として、中旬のメッセージを生成するときの指導知識テーブルの例2310を示す。本テーブルの例2310は、ユーザを識別するユーザIDを格納するフィールド2311と、指導文を生成するための条件式のカテゴリを格納する着目点フィールド2312と、条件式を格納する条件式フィールド2313と、条件式に一致したときに提示する指導文を格納する指導文フィールド2314と、優先度を格納する優先度フィールド2315と、で構成される。
例えば、指導知識レコードの例2310Aでは、上旬の累積削減量TEE1が累積目標値OTEE1以下、かつ中旬の累積削減量TEE2が中旬の累積目標値OTEE2以下の場合(即ち上旬、中旬と継続して累積削減量が目標を達成していた場合)に、目標達成状況の継続性に着目した指導文「中旬まで目標クリアです。この調子で月末まで頑張りましょう。」が生成されることを示している。
また、例えば、指導知識レコードの例2310Dでは、上旬の累積削減量TEE1が累積目標値OTEE1より大きいが、中旬の累積削減量TEE2は中旬の累積目標値OTEE2以下である場合(即ち上旬は累積削減量が目標を達成していないものの、中旬は累積削減量が目標を達成している場合)で、中旬の減量ペースが上旬の減量ペースよりも小さい場合(即ち中旬の減量ペースが上旬の減量ペースよりも改善している場合)に、目標達成状況の変動性と減量ペースの変動性に着目した指導文「上旬は目標を達成できませんでしたが、中旬は減量ペースが[DP2]%と改善し、目標クリアです。この調子で月末まで頑張りましょう。」が生成されることを示している。
このように、目標達成状況や減量ペースなどの着目点の継続性と変動性を用いることで、月初から月中にかけて着目すべき特徴点を適切に抽出できるので、より適切な指導文を用いたメッセージを提示することができ、継続意識を向上することができる。
特に、着目点の変動性が評価されるべきよい方向への変動(例えば例2210Dのように、過去(上旬)はできていなかったが現在(中旬)は目標達成できた、中旬は上旬よりも減量ペースが改善した、など)の場合、その変動に対して、賞賛する(ほめる)メッセージを生成することで、より効果的な指導文を用いたメッセージを提示することができ、さらに継続意識を向上することができる。
また、例えば、指導知識レコードの例2310Jでは、上旬の累積削減量TEE1が累積目標値OTEE1より大きく、かつ中旬の累積削減量TEE2も中旬の累積目標値OTEE2より大きい場合(即ち上旬、中旬とも累積削減量が目標を達成していない場合)で、中旬の省エネ行動の実施率EAR2は上旬の省エネ行動の実施率EAR1よりも大きい場合(即ち中旬の省エネ行動は上旬の省エネ行動よりも改善している場合)に、目標達成状況の継続性と省エネ行動の変動性に着目した指導文「中旬も目標をオーバーしていますが、省エネ行動は上旬よりも改善しています。頑張っていますね。良いときの行動を振り返り、目標を目指しましょう。」が生成されることを示している。
このように、累積削減量の目標達成状況だけでなく、省エネ行動の実施状況を示す実施率や達成度を用いることで、電力量の削減ができなかった場合でも、省エネ行動を適切に評価できるので、モチベーションを維持でき、継続を支援できる。
図14に、旬毎のメッセージを生成する処理を行うときの、データサーバ100の動作を表すフローチャートを示す。まず、制御部101は、旬末か否かを判定するステップ1401を実行する。旬末ではないと判定された場合、制御部101は、本処理を終了する。
ステップ1401で旬末であると判定された場合、制御部101は、ステップ1401で入力された顧客情報に該当するユーザIDと、対象月次情報をもとに、目標値、実績値、気象情報、実施記録を読み出すステップ1402から1405を実行する。
次に、制御部101は、目標達成判定部112を起動し、ステップ1402から1405で読み出した情報をもとに、達成状況を判定するステップ1406を実行する。
次に、制御部101は、期間ペース算出部113を起動し、ステップ1402から1405で読み出した情報をもとに、一定の期間毎の進捗率(期間ペース)、ここでは旬毎の削減率(減量ペース)を算出するステップ1407を実行する。
具体的には、上旬の減量ペースDP1、中旬の減量ペースDP2、下旬の減量ペースDP3とすると、それぞれ数式6から8となる。
(数6)
DP1=DEE1/BEE1
但し、上旬の削減量[kWh]:DEE1=REE1−BEE1

10
上旬の基準値[kWh]:BEE1=Σ BEE(n)
n=1

10
上旬の実績値[kWh]:REE1=Σ REE(n)
n=1
(数7)
DP2=DEE2/BEE2
但し、中旬の削減量[kWh]:DEE2=REE2−BEE2

20
中旬の基準値[kWh]:BEE2=Σ BEE(n)
n=11

20
中旬の実績値[kWh]:REE2=Σ REE(n)
n=11
(数8)
DP3=DEE3/BEE3
但し、下旬の削減量[kWh]:DEE3=REE3−BEE3

末日
下旬の基準値[kWh]:BEE3=Σ BEE(n)
n=21

末日
下旬の実績値[kWh]:REE3=Σ REE(n)
n=21

但し、上旬末では中旬や下旬の削減量や実績値は算出できないため、上旬の削減量や実績値、減量ペースをもとに、削減量や実績値を予測する。
同様に、中旬末では下旬の削減量や実績値は算出できないため、中旬までの削減量や実績値、上旬と中旬の減量ペースをもとに、下旬の削減量や実績値を予測する。
例えば、中旬末では、中旬の減量ペースをもとに、月末の累積削減量の予測値(累積予測値)PTEE(すなわち下旬末の累積削減量の予測値PTEE3)を数式9のように算出する。
(数9)
PTEE=TEE2+DP2×(末日−20)
これにより、月末までに目標達成できるかどうかを予測することができるので、目標達成に向けた指導文を生成することができる。
例えば、指導知識レコードの例2310Hでは、上旬の累積削減量TEE1が累積目標値OTEE1より大きい、かつ中旬の累積削減量TEE2が中旬の累積目標値OTEE2より大きい場合で、中旬の減量ペースDP2が目標減量ペース(目標削減率)ODPより小さく、かつ累積予測値PTEEが累積目標値OTEE以下の場合(即ち上旬、中旬と継続して累積削減量が目標を達成していないものの、中旬の減量ペースは目標減量ペースを上回っており、この減量ペースが続けば月末には目標を達成できると予測される場合)、目標達成状況の継続性と累積削減量の予測値に着目した指導文「中旬も目標をオーバーしていますが、減量ペースは[DP2]%と目標以上です。このままいけば月末は目標クリアできますので、このペースを維持していきましょう。」という指導文が生成されることを示している。 このように、目標達成状況や減量ペースだけでなく、累積削減量の予測値を用いることで、現在の省エネ行動を継続することによる目標達成状況が把握できるため、モチベーションを維持でき、さらに継続意識を向上することができる。
期間ペースとしては、期間毎の使用率(期間使用率)も用いることができる。その場合、削減量DEEの代わりに、一日の電力使用量(実績値REE)を用いて算出する。例えば、上旬の期間使用率DP1の場合、DP1=REE1/BEE1(REE1とBEE1は数式7の同じ)となる。これにより、使用量を用いた指導文を生成することができる。
次に、制御部101は、メッセージ文生成部115を起動し、ステップ1402から1405で読み出した情報、及びステップ1406で判定した達成状況とステップ1407で算出した減量ペースをもとに、知識データベース119を用いてメッセージ文の優先度を判定するステップ1408を実行する。
例えば、図22の指導知識テーブルの例2200では、優先度フィールド2215に記載された優先度に応じて判定する。この場合、優先度の小さい順に、優先度が高いと判定する。
このように、目標達成状況や減量ペースなどの着目点の継続性や変動性などの条件に応じて優先度を変えることで、その条件に適した効果的なメッセージ文を判定することができる。
次に、制御部101は、メッセージ文生成部115を起動し、ステップ1402から1405で読み出した情報、及びステップ1406で判定した目標達成状況とステップ1407で算出した期間ペース、及びステップ1408で判定した優先度をもとに、知識データベース119を用いてメッセージ文を生成するステップ1409を実行する。
次に、制御部101は、メール送信部116を起動し、ステップ1409で生成されたメッセージ文をもとにメールを送信するステップ1410を実行する。
これにより、入出力端末120や携帯端末180に、メールが送信される。
図15に、上旬の例として、ステップ1410実行時の入出力端末120の画面例1500を示す。本画面例1500は、メールの送信元を識別する送信者名1510と、メールの主題1520と、メールの本文1530と、で構成される。また、メール本文1530は、メールの送信先を識別する送信先名1531と、ステップ1409で生成されたメッセージ文1532と、メッセージ文の詳細情報を確認できるサーバへのリンク先が埋め込まれたリンクタグ1533と、で構成される。
メールを受信したユーザは、月中での実施記録を閲覧できるとともに、自身の省エネ行動に基づくメッセージを確認できるので、省エネ行動のモチベーションを維持、向上することができる。
例えば、本実施例では、旬レポートのメッセージ文として、「上旬は目標を超えてしまいましたが、挽回可能です。一日の目標を超えていても省エネ行動を継続していれば目標に近づけます。まずは一日の行動を振り返り、できることから始めましょう。」を確認できる。
また、中旬では、指導知識テーブル2310を用いて、旬レポートのメッセージ文として、「中旬も目標をオーバーしていますが、減量ペースは15%と目標以上です。このままいけば月末は目標クリアできますので、このペースを維持していきましょう。」 などを確認できる。
また、下旬では、「目標達成おめでとうございます。中旬から下旬の頑張りで、見事目標を達成できました。特に下旬は、9日間も一日の目標を達成していました。来月もこのペースを継続しましょう。」などを確認できる。
このように、累積削減量という結果だけでなく、電力削減量の進捗状況という経過まで含めたメッセージ文を確認できるので、省エネ行動のモチベーションを維持でき、継続意識を向上することができる。
その他、指導知識テーブル2310を用いて、指導知識レコードの例2310Jのように、累積削減量と省エネ行動の実施状況に応じて適切なメッセージ文が生成されるため、電力削減量の進捗状況や省エネ行動の実施状況など、日々の省エネ行動が適切に評価され、メールとして提示されるので、省エネ行動のモチベーションを維持でき、継続意識を向上することができる。
メールを受信したユーザは、リンクタグ1533をクリックすると、サーバへのリンク先が入出力端末120に表示される。
図16に、上旬の例として、入出力端末120の画面例1600を示す。画面例1600は、対象月の年月を表示するタイトル表示エリア1610と、グラフ表示エリア1620と、一日の目標達成状況を表示する目標達成状況表示エリア1630と、省エネ行動(エコ行動)の一日の達成度EADを表示するエコ行動状況表示エリア1640と、対象月の目標達成した日数を表示する目標達成日数表示エリア1631と、対象月について、達成度EADが1以上の回数を表示する達成回数表示エリア1641と、旬レポートのメッセージ文を表示するメッセージエリア1650と、で構成される。グラフ表示エリア1620では、横軸に日付、縦軸に日々の消費電力量の累積値(累積使用量)及び気温のグラフを示しており、累積使用量を棒グラフ1623で、気温を折れ線グラフ1624で示している。また、日々の累積使用量の目標値(累積目標値)1621を折れ線グラフで、旬末毎の累積目標値(期間目標使用量)1622を四角等の記号や画像で示している。
目標達成状況については、対象日の実績値REEが一日の目標値OEE以上の場合「○」、目標値OEE未満の場合「×」と表示されている。
また、エコ行動カード実施記録については、達成度に応じて、一日の目標値以上の場合「○」、一日の目標値未満であるが省エネ行動は実施した(すなわちエコ行動カードの実施記録がある)場合「△」、省エネ行動を実施しなかった(すなわちエコ行動カードの記録がない)場合「×」と表示されている。
本実施例では、エコ行動状況(省エネ行動の実施状況)を達成度EAD「○」「△」「×」で示しているが、省エネ行動の実施率EARや実施合計TEAを表示してもよい。またグラフ表示エリア1620に、実施率EARや実施合計TEAを棒グラフや折れ線グラフで表示してもよい。
また、画面例1600では、メッセージエリア1650に、メールのメッセージ文1832と同じメッセージ文が表示されていることがわかる。また、メッセージ文の着目点に該当する箇所を色付けや太枠などで強調して表示される。例えば、画面例1600では、メッセージ文「一日の目標を超えていても省エネ行動を継続していれば目標に近づけます。」を生成するときに用いられる着目点「エコ行動」に該当する着目点表示エリア1630Aが強調して表示されていることがわかる。これにより、メッセージ文の内容を実データに基づき確認できる。
図17に、中旬の例として、入出力端末120の画面例1700を示す。画面例1700では、メッセージ文「減量ペースは目標以上です。」を生成するときに用いられる着目点「減量ペース(中旬)DP2」に該当する着目点表示エリア1720Aが強調して表示されていることがわかる。
図18に、下旬の例として、入出力端末120の画面例1800を示す。画面例1800では、メッセージ文「中旬から下旬の頑張りで、見事目標を達成できました。」を生成するときに用いられる着目点「減量ペース(中旬)DP2、減量ペース(下旬)DP3」に該当する着目点表示エリア1820Aと、メッセージ文「特に下旬は、8日間も一日の目標を達成していました。」を生成するときに用いられる着目点「目標達成日数」に該当する着目点表示エリア1830Aが強調して表示されていることがわかる。
このように、メッセージ文を生成するときに用いられる着目点を強調して表示することにより、メッセージ文の内容を実データに基づき見える化できるので、より効果的に動機づけが可能となる。
また、このように、省エネ行動と電力削減量との関連性が見える化できるので、ユーザは、日々の行動と電力削減量の結果を比較して参照でき、日々の実施状況を適切に把握することができる。また、日々の実施記録が一覧で参照できるので、日々の実施状況を簡単に把握することができる。
これにより、省エネ行動が適切にできているときは、電力が削減できている等、省エネ行動の結果として電力削減効果を簡易に把握できるので、省エネ行動の動機づけが可能となる。
以上、本発明である省エネルギー行動継続支援システムにより、電力削減量の進捗状況や省エネ行動の実施状況など、日々の省エネ行動が適切に評価され、メールとして提示されるので、省エネ行動のモチベーションを維持でき、継続意識を向上することができる。
特に、月中での目標達成状況やエネルギー削減過程を示す減量ペースに応じて適切なメッセージが提示されるので、累積削減量という結果だけでなく、電力削減量の進捗状況という経過まで含めたメッセージを確認できるので、省エネ行動のモチベーションをより高く維持でき、さらに継続意識を向上することができる。
図19に、携帯端末180に、省エネ行動のアドバイスを出力するときのデータサーバ100の動作を表すフローチャートを示す。まず制御部101は、エコ行動カードテーブル230の時間フィールド237に、時間が設定されているか否かを判定するステップ1901を実行する。時間が設定されていないと判定した場合、制御部101は、本処理を終了する。
ステップ1901で時間が設定されていると判定した場合、制御部101は、携帯端末180に、省エネ行動のアドバイスを表示するステップ1902を実行する。
図20に、ステップ1902の処理を行ったときの携帯端末180の画面例2000を示す。アドバイス表示エリア2010に、エコ行動カードの例230Dの内容「不要な照明を消灯」が設定された時間「12:00」とともにメッセージとして出力されていることがわかる。
次に、制御部101は、ユーザの入力があるか否かを判定するステップ1903を実行する。ここで、ユーザがアドバイス表示エリア2010の実行ボタン2011、またはキャンセルボタン2012を選択すると、制御部101は、入力ありと判定する。
次に、制御部101は、省エネ行動を実施記録データテーブル520に書き込むステップ1904を実行する。
例えば、ステップ1903で、実行ボタン2011が選択された場合、実施記録データレコードの例520Eのように、選択した日時(本実施例では12:01に選択)がフィールド522に、エコ行動カードのカードID「LD」と回数「1」がフィールド523に、入力フラグとして「user:advice」がフィールド524に記録されることになる。キャンセルボタン2012が選択された場合は、回数「0」が記録される。
このように、設定時間に応じてアドバイスを表示することで、入力し忘れを防止し、省エネ行動を簡易に入力することができる。
図21に、もう一つの実施例として、入出力端末120の画面例2100を示す。画面例2100では、グラフ表示エリア2120に、横軸に日付、縦軸に電力使用量(消費電力量)、電力削減量の累積値(累積削減量)、及び気温のグラフを示しており、電力使用量の実績値REEを棒グラフ2123で、一日の目標値OEEを線グラフで、累積削減量TDEEを原点をグラフ上側とする棒グラフ2125で、平均気温を折れ線グラフ2124で、同じ日付が同軸上になるように示している。また、旬末毎の累積目標値(累積削減目標値)2122を四角等の記号や画像で表示する。
目標達成状況については、対象日の実績値REEが一日の目標値OEE以上の場合「○」、目標値OEE未満の場合「×」と表示されている。
また、エコ行動カード実施記録については、達成度に応じて、一日の目標値以上の場合「○」、一日の目標値未満であるが省エネ行動は実施した(すなわちエコ行動カードの実施記録がある)場合「△」、省エネ行動を実施しなかった(すなわちエコ行動カードの記録がない)場合「×」と表示されている。
さらに、イベント記録については、イベント状況表示エリア1660に、実施入力されたときにチェックマーク「レ」が表示されている。
イベント状況表示エリア1660は、画面例1600、画面例1700、画面例1800には省略されているが、画面例2100と同様に、エコ行動状況表示エリア1640の下側等に表示することもできる。
このように、省エネ行動と電力削減量との関連性が見える化できるので、ユーザは、日々の行動と電力削減量の結果を比較して参照でき、日々の実施状況を適切に把握することができる。また、日々の実施記録が一覧で参照できるので、日々の実施状況を簡単に把握することができる。
これにより、省エネ行動が適切にできているときは、電力が削減できている等、省エネ行動の結果として電力削減効果を簡易に把握できるので、省エネ行動の動機づけが可能となる。
また、イベント情報とともに一覧で参照できるので、省エネ行動を実施した場合に、様々な要因で期待通りに電力量が削減できなかった場合でも、その原因を把握できるため、モチベーションを維持でき、継続を支援することができる。
また、累積削減量を用いたグラフ表示により、従来の消費電力量の累積値のグラフ表示と比較して、少ない表示エリアでも適切に表示することができる。例えば、本実施例では、目標削減率が−10%のため、累積削減量は、消費電力量の累積値の10%の表示エリアでも表示できる。そのため、少ない表示エリアでも日々の電力量の変動(削減量の変動)を細かく把握できるため、省エネ行動と電力削減量との関係性をより把握しやすくすることができる。
このように、累積削減量を用いた見える化により、効率的な表示が可能となる。また、スマートフォンやタブレット端末など、画面サイズの小さい表示デバイスでも、1画面で表示、スクロール表示など含めて、効率的な表示が可能となる。
以上、本発明である省エネルギー行動継続支援システムにより、省エネ行動と電力削減量との関連性が見える化できるので、省エネ行動に応じた消費電力量の変動を俯瞰的に把握することが可能となり、省エネ行動への動機づけが可能となる。
また、省エネ行動を実施した場合に、様々な要因で期待通りに電力量が削減できなかった場合でも、省エネ行動の阻害要因とともに把握できるので、省エネ行動のモチベーションを維持でき、継続を支援できる。
100 データサーバ、101 制御部、102 メモリ、103 通信部、104 気象情報取得部、105 電力使用量取得部、106 行動実施入力部、107 出力部、108 月次目標設定部、109 期間目標算出部、110 ユーザ行動判定部、111 累積値算出部、112 目標達成判定部、113 期間ペース算出部、114 メッセージ判定部、115 メッセージ文生成部、116 メール生成部、117 ユーザ情報データベース、119 知識データベース、118 データ蓄積データベース、140 ネットワーク、120 店舗に設置される入出力端末、180 携帯端末、160 電力センサ、150 受信端末、161 環境センサ、170 連携機器・連携システム

Claims (9)

  1. 電力センサから収集された電力量を取得する電力使用量取得部と、
    対象期間の目標削減率、及び過去同対象期間の電力使用量と目標削減率から目標削減量を算出する目標設定部と、
    前記対象期間の初日から一定日数毎に複数の期間に区切り、各々の期間末の目標削減量を期間目標削減量として算出する期間目標算出部と、
    前記対象期間の初日から対象日までの削減量の合計を累積削減量として算出する累積値算出部と、
    期間末に、前記累積削減量を前記期間目標削減量と比較して前記対象期間の達成状況を算出する目標達成判定部と、
    期間毎の削減率を期間削減率として算出する期間削減率算出部と、
    メッセージを出力する判定条件をメッセージ文毎に格納したメッセージ知識データベースと、
    連続した複数の前記対象期間の前記達成状況と、期間毎の期間削減率をもとに前記メッセージデータベースの判定条件に適合するか否かを判定するメッセージ判定部と、
    前記メッセージ判定部で適合すると判定されたメッセージをもとにメッセージ文を生成するメッセージ文生成部と、
    前記メッセージ文生成部が生成したメッセージを出力するメッセージ出力部と、を有することを特徴とする省エネルギー行動継続支援システム。
  2. 請求項1に記載の省エネルギー行動継続支援システムであって、
    エネルギーの消費を抑制する省エネ行動の項目と、前記項目を実施したときに抑制されるエネルギーの削減量とを格納した省エネ行動データベースと、
    前記省エネ行動データベースに記載された省エネ行動の実施結果を入力させる行動実施入力部と、
    前記メッセージ判定部が、期間毎の省エネ行動の実施結果に応じて、メッセージを変えることを特徴とする省エネルギー行動継続支援システム。
  3. 請求項2に記載の省エネルギー行動継続支援システムであって、
    前記行動実施入力部が、省エネ行動の阻害要因となる事象をイベント情報としての入力を受け付け、
    前記メッセージ判定部が、期間毎のイベント情報に基づいて、メッセージを変えることを特徴とする省エネルギー行動継続支援システム。
  4. 請求項1に記載の省エネルギー行動継続支援システムであって、
    前記目標達成判定部が、最新の期間使用率をもとに、月末の累積使用量の予測値である予測累積使用量を算出し、前記予測累積使用量と目標使用量とを比較して目標達成するか否かを判定結果として算出し、
    前記メッセージ判定部が、前記判定結果に応じて、メッセージを変えることを特徴とする省エネルギー行動継続支援システム。
  5. 請求項1に記載の省エネルギー行動継続支援システムであって、
    前記メッセージ知識データベースは、前記メッセージ文毎に優先度を有し、
    前記メッセージ文生成部は、前記優先度に基づいて前記メッセージ文を生成することを特徴とする省エネルギー行動継続システム。
  6. 請求項1に記載の省エネルギー行動継続支援システムであって、
    前記メッセージ出力部は、前記メッセージとともに前記達成状況を表示することを特徴とする省エネルギー行動継続システム。
  7. 請求項1に記載の省エネルギー行動継続支援システムであって、
    前記メッセージ知識データベースは、前記メッセージ文毎に着目点情報を有し、
    前記メッセージ出力部は、前記メッセージとともに、前記メッセージに対応する前記着目点情報を表示することを特徴とする省エネルギー行動継続システム。
  8. 請求項6に記載の省エネルギー行動継続支援システムであって、
    前記メッセージ知識データベースは、日付情報と気温情報とを有し、
    前記メッセージ出力部は、前記達成状況とともに、前記日付情報と前記気温情報とを表示することを特徴とする省エネルギー行動継続システム。
  9. 電力センサから収集された電力量を取得する電力使用量取得部と、
    対象期間の目標使用率、及び過去同対象期間の電力使用量と目標使用率から目標使用量を算出する目標設定部と、
    前記対象期間の初日から一定日数毎に複数の期間に区切り、各々の期間末の目標使用量を期間目標使用量として算出する期間目標算出部と、
    前記対象期間の初日から対象日までの使用量の合計を累積使用量として算出する累積値算出部と、
    期間末に、前記累積使用量を前記期間目標使用量と比較して前記対象期間の達成状況を算出する目標達成算出部と、
    期間毎の使用率を期間使用率として算出する期間使用率算出部と、
    メッセージを出力する判定条件をメッセージ文毎に格納したメッセージ知識データベースと、
    連続した複数の前記対象期間の前記達成状況と、期間毎の期間使用率をもとに前記メッセージ知識データベースの判定条件に適合するか否かを判定するメッセージ判定部と、
    前記メッセージ判定部で適合すると判定されたメッセージをもとにメッセージ文を生成するメッセージ文生成部と、
    前記メッセージ文生成部が生成したメッセージを出力するメッセージ出力部と、を有することを特徴とする省エネルギー行動継続支援システム。
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