JP5852288B2 - 外部音出力制御装置及び外部音出力制御方法 - Google Patents

外部音出力制御装置及び外部音出力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、外部音出力制御装置、外部音出力制御方法、外部音出力制御プログラム、及び、当該外部音出力制御プログラムが記録された記録媒体に関する。
近年、電池を駆動力源とする電気自動車や、電池を駆動力源の一部とするハイブリッド車といった電池を駆動力源とする電動車両の普及が進んでいる。こうした電動車両が走行する場合には、従来のガソリン車と比べて、車外における駆動音のレベルが飛躍的に低くなる。このような電動車両の静穏性に関する対策として、歩行者等に対して電動車両の接近を報知するために、車両走行時に、走行状況に対応する擬似エンジン等の警告音を、車外へ出力している。
ところで、当該警告音を出力する装置(以下、「警告音出力装置」ともいう)も故障が発生し得る。そして、警告音を出力する装置が故障し、警告音が車外に出力されなくなることは、交通安全上好ましくない。また、警告音が車外に出力されているか否かの正常性の確認は、車両走行時には利用者は警告音が聴こえ難い車室内に搭乗しているため、困難なことが多い。そこで、警告音を発生させる装置の正常性を確認する技術が提案されている(特許文献1参照:以下、「従来例」と呼ぶ)。
この従来例の技術では、警告音を発生するスピーカの近傍に、当該スピーカが発生する警告音の音圧を検出するマイクロフォンを設置する。そして、スピーカへ出力する警告音の信号を調整しても、マイクロフォンで検出した警告音の音圧が閾値の範囲内にならない場合には、警告音出力装置又はスピーカが故障したものと判定し、警告音出力装置又はスピーカが故障した旨を利用者に通知するようになっている。
特開2012−240503号公報
上述した従来例では、スピーカが発生する警告音の音圧を検出するためのマイクロフォンを、スピーカ近傍に設置する必要がある。しかしながら、このような構成を採用した場合には、マイクロフォンを設置しない場合と比べて、装置の規模が大きくなるとともに、装置の製造コストが高価なものとなりやすい。また、マイクロフォン自体が故障しているような場合には、警告音を発生させる装置の正常性を確認することはできない。さらに、従来例の技術では、警告音が車外に出力されているか否かの正常性の確認を、車両走行時に行うことになるため、警告音出力装置又はスピーカが故障したものと判定されるまでは、警告音を出力していない状態で車両が走行することにもなりかねない。
このため、車外へ警告音を出力するための装置の正常性確認を、交通安全の観点も踏まえて、簡易な構成で実現することができる技術が望まれている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、車外に警告音を出力するための資源の正常性を、簡易な構成で確認することができる新たな外部音出力制御装置及び外部音出力制御方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1の観点からすると、車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部と;第1所定期間にわたって、外部音出力部が前記音を出力するように前記音信号生成部に対する制御を行う制御部と;を備え、前記制御部は、前記車両が備えるバッテリに、外部の充電装置によって充電が開始されたことが検出されたという条件を満たす場合に、前記制御を行う、ことを特徴とする外部音出力制御装置である。
本発明は、第2の観点からすると、車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部と;第1所定期間にわたって、外部音出力部が前記音を出力するように前記音信号生成部に対する制御を行う制御部と;を備え、前記制御部は、前記車両が備えるドア、トランク及びボンネットのいずれかが開いたことが検出されたという条件、並びに、前記車両が備えるドアのロックが解除されたことが検出されたという条件を満たす場合に、前記制御を行う、ことを特徴とする外部音出力制御装置である。
本発明は、第3の観点からすると、車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部を備える外部音出力制御装置において使用される外部音出力制御方法であって、所定期間にわたって、外部音出力部が前記音を出力するように前記音信号生成部に対する制御を行う制御工程を備え、前記制御工程では、前記車両が備えるバッテリに、外部の充電装置によって充電が開始されたことが検出された場合に、前記制御を行う、ことを特徴とする外部音出力制御方法である。
本発明は、第4の観点からすると、車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部を備える外部音出力制御装置において使用される外部音出力制御方法であって、所定期間にわたって、外部音出力部が前記音を出力するように前記音信号生成部に対する制御を行う制御工程;を備え、前記制御工程では、前記車両が備えるドア、トランク及びボンネットのいずれかが開いたことが検出されたという条件、並びに、前記車両が備えるドアのロックが解除されたことが検出されたという条件を満たす場合に、前記制御を行う、ことを特徴とする外部音出力制御方法である。
本発明は、第5の観点からすると、車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部を備える外部音出力制御装置が有するコンピュータに、請求項7に記載の外部音出力制御方法を実行させる、ことを特徴とする外部音出力制御プログラムである。
本発明は、第6の観点からすると、車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部を備える外部音出力制御装置が有するコンピュータに、請求項8に記載の外部音出力制御方法を実行させる、ことを特徴とする外部音出力制御プログラムである。
本発明は、第7の観点からすると、車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部を備える外部音出力制御装置が有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項9に記載の外部音出力制御プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
本発明は、第8の観点からすると、車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部を備える外部音出力制御装置が有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項10に記載の外部音出力制御プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。

本発明の第1実施形態に係る外部音出力制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2実施形態に係る外部音出力制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1実施例に係る外部音出力制御装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図3の装置による「確認音」の出力制御処理を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2実施例に係る外部音出力制御装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図5の装置による「確認音」の出力制御処理を説明するためのフローチャートである。
100A,100B … 外部音出力制御装置
110A,110B … 制御ユニット(認識部、取得部、音信号生成部
、制御部)
210 … 外部音出力ユニット(外部音出力部)
700A,700B … 外部音出力制御装置
710A,710B … 認識部
720A,720B … 取得部
730 … 音信号生成部
740A,740B … 制御部
910 … 外部音出力部
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態を、図1を参照して説明する。
<構成>
図1には、第1実施形態に係る外部音出力制御装置700Aの構成がブロック図にて示されている。この外部音出力制御装置700Aは、外部の充電装置による充電が必要な電池(以下、「バッテリ」ともいう)を駆動源とする電気自動車CR(以下、「車両CR」と呼ぶ)内に配置される。第1実施形態では、この車両CRには、外部音出力制御装置700Aに加えて、外部音出力部910と、センサ920Aと、走行状態検出部930と、記憶部940とが配置されている。
なお、外部音出力制御装置700A及び外部音出力部910は、車両CRの動作停止時においては、「確認音」の出力のために、常時電源から動作電力の供給を受けられるようになっている。また、車両CRに配置されるバッテリへの充電は、充電装置と車両との間を物理的に接続する送電ケーブルを利用した「有線給電」、及び、当該送電ケーブルを利用しない「無線給電」のいずれかの給電方式で行われるものとする。
上記の外部音出力部910は、スピーカ等の発音体(以下、「スピーカSP」という)を備えて構成されている。この外部音出力部910は、外部音出力制御装置700Aから送られた外部出力音信号を受ける。そして、外部音出力部910は、当該外部出力音信号に従って、スピーカSPから外部出力音を車両CRの外部へ向けて出力する。第1実施形態では、外部音出力部910を構成するスピーカSPは、車両CRの前方部分に配置されている。そして、スピーカSPからは、車両CRの前方に向けて外部出力音が出力されるようになっている。なお、スピーカSPの配置位置は車両CRの前方部分に限定されるものではなく、また、スピーカSPから出力される外部出力音の出力方向は車両CRの前方だけに限定されるものではない。
上記のセンサ920Aには、第1実施形態では、外部の充電装置からの電力供給を受けて、車両CRが備えるバッテリへの充電が行われているか否かを検出する受電センサが含まれている。この受電センサは、バッテリへの充電が「有線給電」及び「無線給電」のいずれで行われているかを区別するようにもなっている。センサ920Aによる検出結果は、外部音出力制御装置700Aへ送られる。
上記の走行状態検出部930は、車両CRの走行状態を検出する。走行状態検出部930により検出された車両CRの走行状態は、外部音出力制御装置700Aへ送られる。第1実施形態では、走行状態検出部930による検出対象には、車両CRの速度(以下、「車両速度」ともいう)が含まれており、検出された車両速度が、外部音出力制御装置700Aへ送られるようになっている。
上記の記憶部940には、「警告用音データ」及び「確認用音データ」が記憶される。この記憶部940には、外部音出力制御装置700Aがアクセス可能となっている。
ここで、「警告用音データ」は、歩行者等に対して車両CRの接近を報知するために、外部音出力部910から出力される音(以下、「警告音」ともいう)に対応する音データである。一方、「確認用音データ」は、外部音出力制御装置700Aの正常性確認のために、外部音出力部910から出力される音(以下、「確認音」ともいう)に対応する音データである。
《外部音出力制御装置700Aの構成》
次に、上記の外部音出力制御装置700Aの構成について、説明する。
外部音出力制御装置700Aは、図1に示されるように、認識部710Aと、取得部720Aと、音信号生成部730と、制御部740Aとを備えている。
上記の認識部710Aは、センサ920A(第1実施形態では、「受電センサ」)から送られたに車両CRのバッテリ充電に関する検出結果を受ける。認識部710Aは、受電センサから、外部の充電装置よってバッテリへの充電が開始された旨の検出結果を受けると、車両CRの利用者が確認音を聴取できる状態にあると認識する。そして、認識部710Aは、当該利用者が確認音を聴取できる状態にある旨の認識結果を、センサ920Aで検出された給電方式の区別とともに、認識報告として制御部740Aへ送る。


上記の取得部720Aは、走行状態検出部930から送られた車両速度の検出結果を取得する。こうして取得された車両速度は、制御部740Aへ送られる。
上記の音信号生成部730は、制御部740Aから送られた音種指定及び音量指定を受ける。そして、音信号生成部730は、当該音種指定により指定された音種に対応する音データを記憶部940から読み取る。引き続き、音信号生成部730は、読み取られた音データに基づき、制御部740Aによって音量指定された調整を行って、外部出力音信号を生成する。こうして生成された外部出力音信号は、外部音出力部910へ送られる。
上記の制御部740Aは、認識部710Aから送られた認識報告を受ける。また、制御部740Aは、取得部720Aから送られた車両速度の検出結果を受ける。そして、制御部740Aは、認識報告及び車両速度の検出結果等に基づいて、音種指定及び音量指定を生成する。こうして生成された音種指定及び音量指定は、音信号生成部730へ送られる。この結果、外部音出力部910から出力される音の種類及び音量が、制御部740Aにより制御される。制御部740Aによる外部音出力制御処理の詳細については、後述する。
<動作>
上記のように構成された外部音出力制御装置700Aの動作について、制御部740Aによる「確認音」の出力制御処理に主に着目して説明する。
この外部音出力制御装置700Aでは、取得部720Aが、走行状態検出部930から送られた車両速度を取得しているものとする。そして、取得部720Aは、当該車両速度を、逐次、制御部740Aへ送っているものとする。なお、第1実施形態では、取得部720Aは、車両CRの動作停止時においては、車両CRの速度を「0」とする車両速度を、制御部740Aへ送る。
また、第1実施形態においては、認識部710Aは、受電センサからバッテリへの充電が開始された旨の検出結果を受けた場合に、認識報告を制御部740Aへ送るようになっている。
こうした状態で、制御部740Aは、車両CRが停車中(車両速度が「0」)であり、かつ、認識部710Aから送られた認識報告を受けたという第1条件を満たすと、「確認音」を出力するための外部音出力制御を行う。この「確認音」の出力制御に際して、制御部740Aは、給電方式が「有線給電」の場合には、認識報告を受けた直後から、第1所定期間にわたって「確認音」を出力することを指定した音種指定、及び、「確認音量」を指定した音量指定を生成する。そして、制御部740Aは、生成された音種指定及び音量指定を音信号生成部730へ送る。
また、「確認音」の出力制御に際して、制御部740Aは、給電方式が「無線給電」の場合には、確認報告を受けた後の所定の時間の経過後から、第1所定期間にわたって「確認音」を出力することを指定した音種指定、及び、「確認音量」を指定した音量指定を生成する。そして、制御部740Aは、生成された音種指定及び音量指定を音信号生成部730へ送る。
ここで、「第1所定期間」は、車外近傍にいる車両CRの利用者が、確認音を確認することができ、かつ、当該利用者が確認音を聴くことに煩わしさを与えない期間長にするとの観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。また、「確認音量」は、車外近傍にいる車両CRの利用者が、確認音を確認することができ、かつ、周囲に対して騒音とならない音量にするとの観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。
また、「所定の時間」は、無線給電に際して、車両CRの利用者が、バッテリへの充電開始から車両CRの外に出るまでに想定される時間であり、実験、経験等に基づいて、予め定められる。なお、給電方式が「有線給電」の場合に、「確認音」の出力開始時点を、認識部710Aから送られた認識報告を受けた直後としたのは、バッテリへの充電は、外部の充電装置にプラグを差し込んだ後に開始されることから、充電開始時には、車両CRの利用者は、車外近傍にいることが想定されるためである。
「確認音」を指定した音種指定を受けると、音信号生成部730は、「確認用音データ」を記憶部940から読み取る。そして、音信号生成部730は、読み取られた確認用音データに基づき、信号レベルを「確認音量」とする調整を行って、外部出力音信号を生成する。こうして生成された外部出力音信号は、外部音出力部910へ送られる。そして、外部音出力部910は、音信号生成部730から送られた外部出力音信号に従って、スピーカSPから外部出力音(確認音)を確認音量で車両CRの外部へ出力する。
一方、制御部740Aは、上述した第1条件を満たしていないときには、「警告音」を出力するための外部音出力制御を行う。かかる「警告音」の出力制御に際して、制御部740Aは、「警告音」を指定した音種指定、及び、車両速度やアクセル開度等に対応した音量指定を生成する。そして、制御部740Aは、生成された音種指定及び音量指定を音信号生成部730へ送る。
「警告音」を指定した音種指定を受けると、音信号生成部730は、「警告用音データ」を記憶部940から読み取る。そして、音信号生成部730は、読み取られた警告用音データに基づき、制御部740Aによって指定された信号レベルの調整を行って、外部出力音信号を生成する。こうして生成された外部出力音信号は、外部音出力部910へ送られる。そして、外部音出力部910は、音信号生成部730から送られた外部出力音信号に従って、スピーカSPから外部出力音(警告音)を車両速度等に対応した音量で車両CRの外部へ出力する。
なお、「警告音」は、周囲の歩行者等に対して、車両CRの接近を報知できるようにするとの観点から、法律等による定め、公的機関からの指示・指定、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。「警告音」の音量は、法律等によって定められる規制値、実験、シミュレーション、経験等に基づいて定められる。
以上説明したように、第1実施形態では、取得部720Aが、走行状態検出部930により検出された車両速度を取得し、当該車両速度を制御部740Aへ送る。また、認識部710Aは、受電センサから、外部の充電装置によってバッテリへの充電が開始された旨の検出結果を受けた場合に、車両CRの利用者が確認音を聴取できる状態にあると認識する。そして、認識部710Aは、当該利用者が確認音を聴取できる状態にある旨の認識結果を、給電方式の区別とともに、認識報告として制御部740Aへ送る。制御部740Aは、車両CRが停車中(車両速度が「0」)であり、かつ、認識部710Aから送られた認識報告を受けたという第1条件を満たすと、「確認音」を出力するための制御を行う。
かかる「確認音」の出力制御に際して、制御部740Aは、給電方式が「有線給電」の場合には、第1条件を満たした直後から、第1所定時間にわたって「確認音」を出力することを指定した音種指定、及び、「確認音量」を指定した音量指定を生成する。また、給電方式が「無線給電」の場合には、制御部740Aは、第1条件を満たした後の所定の時間の経過後から、第1所定時間にわたって「確認音」を出力することを指定した音種指定、及び、「確認音量」を指定した音量指定を生成する。そして、制御部740Aは、生成された音種指定及び音量指定を音信号生成部730へ送る。
この結果、バッテリへの充電開始時に、車外近傍にいる車両CRの利用者に向けて確認音が出力されたときには、当該利用者は、外部音出力制御装置700A及び外部音出力部910が正常に動作する(故障していない)ことを確認することができる。一方、バッテリへの充電開始時に、装置の正常時に常に出力されていた確認音が、突如として出力されなくなったときには、当該利用者は、外部音出力制御装置700A及び外部音出力部910の両方、あるいはこれらのどちらか一方が故障していることを認識することができる。
このように第1実施形態では、車両走行時ではなく、車両CRの利用者が車外におり、かつ、当該利用者が確認音を聴取可能なときに、外部音出力制御装置の正常性を確認することができる。このため、交通安全に資することとなる。
また、第1実施形態では、バッテリへの給電方式に対応して、「確認音」の出力開始時点を変更している。このように、給電方式の違いによる利用者の行動態様を踏まえることで、車両CRの利用者による確認音聴取の確実性を高めることができる。
したがって、本発明の第1実施形態によれば、車外に警告音を出力するための資源の正常性を、簡易な構成で確認することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を、図2を主に参照して説明する。
<構成>
図2には、第2実施形態に係る外部音出力制御装置700Bの構成がブロック図にて示されている。この外部音出力制御装置700Bは、上述した第1実施形態に係る外部音出力制御装置700Aと同様に、車両CR内に配置される。第2実施形態では、第1実施形態と比べて、車両CRに、センサ920Aに代えてセンサ920Bが配置されている点、及び、車両状態検出部950が更に配置されている点が異なっている。
なお、外部音出力制御装置700B及び外部音出力部910は、車両CRの動作停止時においては、「確認音」の出力のために、常時電源から動作電力の供給を受けられるようになっている。
上記のセンサ920Bには、第2実施形態では、ドアロックセンサ、ドアセンサ、及び、トランクセンサが含まれている。
ドアロックセンサは、リモートコントロール装置(以下、単に「リモコン」ともいう)の操作又はドアキーの操作による車両CRのドアのロック、及び、ドアのロックの解除を検出する。また、ドアセンサは、車両CRのドアの開閉を検出する。さらに、トランクセンサは、車両CRのトランクの開閉を検出する。センサ920Bによる検出結果は、外部音出力制御装置700Bへ送られる。
上記の車両状態検出部950は、車両CRの状態を検出する。車両状態検出部950による検出対象には、車両CRの動作停止状態に関する情報が含まれており、検出された車両CRの動作停止状態に関する情報が、外部音出力制御装置700Bへ送られる。
ここで、「車両CRの動作停止状態に関する情報」としては、例えば、モータの動作停止期間とすることができる。また、当該情報としては、例えば、車両CRのモータの温度を反映した冷却水の温度とすることができる。
《外部音出力制御装置700Bの構成》
次に、上記の外部音出力制御装置700Bの構成について説明する。
外部音出力制御装置700Bは、図2に示されるように、上述した第1実施形態に係る外部音出力制御装置700Aと比べて、認識部710Aに代えて認識部710Bを備える点、取得部720Aに代えて取得部720Bを備える点、及び、制御部740Aに代えて制御部740Bを備える点が異なっている。以下、こうした相違点に主に着目して説明する。
上記の認識部710Bは、センサ920Bのドアロックセンサから送られた車両CRのドアのロック及びドアのロック解除の検出結果を受ける。また、認識部710Bは、センサ920Bのドアセンサから送られたドアの開閉の検出結果、及び、センサ920Bのトランクセンサから送られたトランクの開閉の検出結果を受ける。
認識部710Bは、ドアロックセンサから、リモコン操作等によりドアのロックが解除された旨の検出結果を受けると、車両CRの利用者が確認音を聴取できる状態にあると認識する。また、認識部710Bは、ドアセンサからドアが開いた旨の検出結果、及び、トランクセンサからトランクが開いた旨の検出結果のいずれかを受けると、車両CRの利用者が確認音を聴取できる状態にあると認識する。そして、認識部710Bは、当該利用者が確認音を聴取できる状態にある旨の認識結果を、認識報告として制御部740Bへ送る。
上記の取得部720Bは、走行状態検出部930から送られた車両速度の検出結果、及び、車両状態検出部950から送られた車両CRの動作停止状態に関する情報を取得する。こうして取得された車両速度、及び、車両CRの動作停止状態に関する情報は、制御部740Bへ送られる。
上記の制御部740Bは、認識部710Bから送られた認識報告を受ける。また、制御部740Bは、取得部720Bから送られた車両速度の検出結果、及び、車両CRの動作停止状態に関する情報を受ける。そして、制御部740Bは、認識報告及び車両速度の検出結果、並びに、車両CRの動作停止状態に関する情報に基づいて、音種指定及び音量指定を生成する。こうして生成された音種指定及び音量指定は、音信号生成部730へ送られる。この結果、外部音出力部910から出力される音の種類及び音量が、制御部740Bにより制御される。制御部740Bによる外部音出力制御処理の詳細については、後述する。
<動作>
上記のように構成された外部音出力制御装置700Bの動作について、制御部740Bによる「確認音」の出力制御処理に主に着目して説明する。
この外部音出力制御装置700Bでは、取得部720Bが、走行状態検出部930から送られた車両速度、及び、車両状態検出部950から送られた車両CRの動作停止状態に関する情報を取得しているものとする。そして、取得部720Bは、当該車両速度及び車両CRの動作停止状態に関する情報を、逐次、制御部740Bへ送っているものとする。なお、第2実施形態では、取得部720Bは、車両CRの動作停止時においては、車両CRの速度を「0」とする車両速度を、制御部740Bへ送る。
また、第2実施形態においては、認識部710Bは、ドアロックセンサから車両CRのドアのロックが解除された旨の検出結果を受けた場合に、認識報告を制御部740Bへ送るようになっている。また、認識部710Bは、ドアセンサからドアが開いた旨の検出結果、及び、トランクセンサからトランクが開いた旨の検出結果のいずれかを受けた場合に、認識報告を制御部740Bへ送るようになっている。
こうした状態で、制御部740Bは、車両CRが停車中(車両速度が「0」)であり、かつ、認識部710Bから送られた認識報告を受けたという第1条件を満たすと、取得部720Bから送られた車両CRの動作停止状態に関する情報に基づいて、車両の動作停止状態が第2所定期間を経過しているという第2条件を満たしているか否かを判定する。そして、制御部740Bは、第1条件に加えて、当該第2条件を満たす場合に、「確認音」を出力するための外部音出力制御を行う。
ここで、「第2所定期間」は、車両CRの利用者が、確認音を頻繁に聴取することによる煩わしさを回避する観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。
この「確認音」の出力制御に際して、制御部740Bは、認識報告を受けた直後から、第1所定期間にわたって「確認音」を出力することを指定した音種指定、及び、「確認音量」を指定した音量指定を生成する。そして、制御部740Bは、生成された音種指定及び音量指定を音信号生成部730へ送る。
ここで、「確認音」の出力開始時点を、認識部710Bから送られた認識報告を受けた直後としたのは、リモコン操作やドアキー操作によりドアのロックが解除されたときには、車両CRの利用者は、車外近傍にいることが想定されるためである。また、車両CRの利用者が、車外からドア又はトランクを開けたときには、当該利用者は車外近傍におり、また、車室内からドア又はトランクを開けたときには、利用者は、直後に、車外へ移動することが想定されるためである。
以後、音信号生成部730により、上述した第1実施形態の場合と同様の処理が行われ、外部音出力部910が、音信号生成部730から送られた外部出力音信号に従って、スピーカSPから外部出力音(確認音)を確認音量で車両CRの外部へ出力する。
一方、制御部740Bは、上述した第2条件を満たしていないときには、上述した第1実施形態の場合と同様の処理により、「警告音」を出力するための外部音出力制御を行う。
以上説明したように、第2実施形態では、取得部720Bが、走行状態検出部930により検出された車両速度、及び、車両状態検出部950から送られた車両CRの動作停止状態を取得する。そして、取得部720Bは、当該車両速度及び車両CRの動作停止情報を制御部740Bへ送る。また、認識部710Bは、ドアロックセンサから送られたドアのロック解除の検出結果、ドアセンサから送られたドアが開いた旨の検出結果、及び、トランクセンサから送られたトランクが開いた旨の検出結果のいずれかを受けた場合に、車両CRの利用者が確認音を聴取できる状態にあると認識する。そして、認識部710Bは、当該利用者が確認音を聴取できる状態にある旨の認識結果を、認識報告として制御部740Bへ送る。
制御部740Bは、車両CRが停車中(車両速度が「0」)であり、かつ、認識部710Bから送られた認識報告を受けたという第1条件を満たすと、車両CRの動作停止状態に関する情報に基づいて、車両CRの動作停止状態が第2所定期間を経過しているという第2条件を満たしているか否かを判定する。そして、制御部740Bは、第1条件に加えて、当該第2条件を満たす場合に、「確認音」を出力するための制御を行う。かかる「確認音」の出力制御に際して、制御部740Bは、第1条件を満たした直後から、第1所定時間にわたって「確認音」を出力することを指定した音種指定、及び、「確認音量」を指定した音量指定を生成する。そして、制御部740Bは、生成された音種指定及び音量指定を音信号生成部730へ送る。
この結果、第2条件の成立のもとで、ドアのロックの解除時、ドアが開いた時、及び、トランクが開いた時に、車外近傍にいる車両CRの利用者に向けて確認音が出力されたときには、当該利用者は、外部音出力制御装置700B及び外部音出力部910が正常に動作する(故障していない)ことを確認することができる。一方、当該第2条件の成立のもとで、ドアのロックの解除時、ドアが開いた時、及び、トランクが開いた時に、装置から正常時に常に出力されていた確認音が、突如として出力されなくなったときには、当該利用者は、外部音出力制御装置700B及び外部音出力部910の両方、あるいはこれらのどちらか一方が故障していることを認識することができる。
このように第2実施形態では、車両走行時ではなく、車両CRの利用者が車外におり、かつ、当該利用者が確認音を聴取可能なときに、外部音出力制御装置の正常性を確認することができる。このため、交通安全に資することとなる。
また、第2実施形態では、「確認音」の出力については、車両CRの動作停止状態が第2所定期間を経過したという第2条件を課している。このため、頻繁なドアの開閉の度等に「確認音」を聴くという利用者の煩わしさを回避することができる。
したがって、本発明の第2実施形態によれば、上述した第1実施形態と同様に、車外に警告音を出力するための資源の正常性を、簡易な構成で確認することができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の第2実施形態では、センサ920Bには、ドアロックセンサ、ドアセンサ、及び、トランクセンサが含まれるようにした。これに対して、ボンネットの開閉を検出するボンネットセンサが更に含まれるようにしてもよいし、当該ボンネットセンサのみを含むようにしてもよい。そして、センサ920Bに、ボンネットセンサのみを含むようにした場合には、車両CRの動作停止状態が第2所定期間を経過しているという第2条件を課さないようにしてもよい。
また、上記の第1実施形態では、「確認音」の出力期間を第1所定期間としたが、「確認音」の出力期間の終期を、バッテリへの充電終了時とするようにしてもよい。
また、上記の第2実施形態においても、「確認音」の出力期間を第1所定時間としたが、「確認音」の出力時間の終期を、例えば、ドアのロックが解除された時に対応してドアのロックがされた時、ドアが開いたことに対応してドアが閉まった時、及び、トランクが開いたことに対応してトランクが閉まった時とするようにしてもよい。また、リモコン操作でドアのロックを解除したときには、「確認音」の出力期間の終期を、外部音出力制御装置とリモコンとの通信が途絶えた時とするようにしてもよい。
また、上記の第2実施形態では、「確認音」の出力に際して、車両CRの動作停止状態が第2所定期間を経過しているという第2条件を課すこととしたが、当該第2条件を課さないようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、認識部は、センサから送られた検出結果を受けて、車両CRの利用者が確認音を聴取できる状態にあると認識することとした。これに対して、認識部は、センサから送られた検出結果に基づいて、「車両CRの利用者が当該車両CRの外に存在していること」を認識するようにしてもよい。この場合には、認識部は、車両CRの利用者が当該車両CRの外に存在している旨の認識結果を、認識報告として制御部に送るようにすればよい。
例えば、第1実施形態において、センサ(受電センサ)から「有線給電」方式でバッテリへの充電が開始された旨の検出結果を受けた場合には、認識部は、当該検出結果を受けたときに、「車両CRの利用者が当該車両CRの外に存在していること」を認識するようにすればよい。また、第1実施形態において、センサ(受電センサ)から、「無線給電」方式でバッテリへの充電が開始された旨の検出結果を受けた場合には、認識部は、当該検出結果を受けた後の所定の時間の経過後に、「車両CRの利用者が当該車両CRの外に存在していること」を認識するようにしてもよい。
また、第2実施形態においては、ドアロックセンサから、リモコン操作等によりドアのロックが解除された旨の検出結果を受けた場合に、認識部は、「車両CRの利用者が当該車両CRの外に存在していること」を認識するようにすればよい。また、ドアセンサからドアが開いた旨の検出結果、及び、トランクセンサからトランクが開いた旨の検出結果のいずれかを受けた場合に、認識部は、「車両CRの利用者が当該車両CRの外に存在していること」を認識するようにすればよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、記憶部に記憶される音データの種類を、「警告用音データ」と「確認用音データ」との2種類としたが、1種類とし、「警告音」と「確認音」との音質を同一としてもよい。
また、上記の第1実施形態では、外部音出力制御装置が、外部音出力部、記憶部、センサ及び走行状態検出部を備えない構成とした。これに対して、外部音出力部、記憶部、センサ及び走行状態検出部として利用できる設備品が車両に配置されていない場合には、外部音出力制御装置が、当該車両に配置されていない設備品を備えるようにしてもよい。
また、上記の第2実施形態では、外部音出力制御装置が、外部音出力部、記憶部、センサ及び走行状態検出部、並びに、車両状態検出部を備えない構成とした。これに対して、外部音出力部、記憶部、センサ及び走行状態検出部、並びに、車両状態検出部として利用できる設備品が車両に配置されていない場合には、外部音出力制御装置が、これらを備えるようにしてもよい。
なお、上記の第1及び第2実施形態の外部音出力制御装置を、中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)、DSP(Digital Signal Processor)等を備えた演算手段としてのコンピュータとして構成し、予め用意されたプログラムを当該コンピュータで実行することにより、これらの要素の処理の一部又は全部を実行するようにしてもよい。このプログラムはハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該コンピュータによって記録媒体からロードされて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
以下、本発明の実施例を、図3〜図6を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素については同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施例]
まず、本発明の第1実施例を、図3及び図4を主に参照して説明する。
<構成>
図3には、第1実施例に係る外部音出力制御装置100Aの概略的な構成がブロック図にて示されている。この外部音出力制御装置100Aは、上述した第1実施形態に係る外部音出力制御装置700A(図1参照)の一態様となっている。
外部音出力制御装置100Aは、外部の充電装置による充電が必要な電池(バッテリ)を駆動力源とする電気自動車CR(以下、「車両CR」と呼ぶ)内に配置される。第1実施例では、この車両CRには、外部音出力ユニット210と、受電センサ221と、車両制御ユニット230とが配置され、外部音出力制御装置100Aに接続されている。
なお、外部音出力制御装置100A及び外部音出力ユニット210は、車両CRの動作停止時においては、「確認音」の出力のために、常時電源から動作電力の供給を受けられるようになっている。また、車両CRに配置されるバッテリへの充電は、「有線給電」及び「無線給電」のいずれかの給電方式で行われるものとする。
上記の外部音出力ユニット210は、スピーカSPを備えて構成されている。この外部音出力ユニット210は、外部音出力制御装置100Aから送られた外部出力音信号を受ける。そして、外部音出力ユニット210は、当該外部出力音信号に従って、スピーカSPから外部出力音を車両CRの前方外部へ向けて出力する。すなわち、外部音出力ユニット210は、上述した外部音出力部910の機能を果たすようになっている。
上記の受電センサ221は、外部の充電装置からの電力供給を受けて、車両CRが備えるバッテリへの充電が行われているか否かを検出する。この受電センサ221は、「有線給電」及び「無線給電」の給電方式を区別して検出するようになっている。受電センサ221により検出されたバッテリへの充電に関する情報は、外部音出力制御装置100Aへ送られる。すなわち、受電センサ221は、上述したセンサ920Aの機能を果たすようになっている。
上記の車両制御ユニット230は、車速センサ等の各種センサによる検出結果、及び、利用者によるアクセル操作、ブレーキ操作に基づいて、車両CRの走行制御を行う。そして、車両制御ユニット230は、車両速度Vの検出結果を外部音出力制御装置100Aへ送るようになっている。すなわち、車両制御ユニット230は、上述した走行状態検出部930の機能を果たすようになっている。
《外部音出力制御装置100Aの構成》
次に、上記の外部音出力制御装置100Aの構成について、説明する。
外部音出力制御装置100Aは、図3に示されるように、制御ユニット110Aと、記憶ユニット120とを備えている。
上記の制御ユニット110Aは、外部音出力制御装置100Aの全体を統括制御するとともに、様々な処理を実行する。この制御ユニット110Aは、演算手段としての中央処理装置(CPU)、DSP(Digital Signal Processor)及びその周辺回路を備えて構成されている。制御ユニット110Aが様々なプログラムを実行することにより、外部音出力制御装置100Aとしての各種機能が実現されるようになっている。こうした機能の中には、上述した第1実施形態における認識部710A、取得部720A、音信号生成部730及び制御部740Aの機能も含まれている。かかる制御ユニット110Aが実行する処理の詳細については、後述する。
なお、制御ユニット110Aが実行するプログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該記録媒体からロードされて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
上記の記憶ユニット120は、ハードディスク装置等の不揮発性の記憶装置を備えて構成され、外部音出力制御装置100Aにおいて利用される様々な情報データが記憶される。こうした情報データには、警告用音データSSD1と、確認用音データSSD2とが含まれている。記憶ユニット120には、制御ユニット110Aがアクセスできるようになっている。すなわち、記憶ユニット120は、上述した記憶部940の機能を果たすようになっている。
<動作>
以上のようにして構成された外部音出力制御装置100Aの動作について、制御ユニット110Aによる「確認音」の出力制御処理に主に着目して説明する。
前提として、車両CRの動作時においては、車両制御ユニット230から、検出された車両速度が制御ユニット110Aへ送られているものとする。また、車両CRの動作停止時においては、制御ユニット110Aは、車両速度を「0」として認識している。
なお、制御ユニット110Aは、「確認音」を出力していない場合(後述するステップS14,S15の処理以外)であり、車両CRが動作状態にある場合には、車両速度やアクセル開度等に対応した音量で警告音を出力するための処理を行うようになっている。
かかる「確認音」の出力制御処理では、図4に示されるように、まず、ステップS11において、制御ユニット110Aが、車両CRが停車中であるか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS11:N)には、ステップS11の処理が繰り返される。
一方、ステップS11における判定の結果が肯定的(ステップS11:Y)になると、処理はステップS12へ進む。ステップS12では、制御ユニット110Aが、受電センサ221から、給電方式の区別を含む方式を含むバッテリへの充電が開始された旨の検出結果を受けたか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS12:N)には、処理はステップS11へ戻る。一方、ステップS12における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS12:Y)には、処理はステップS13へ進む。
このステップS13では、制御ユニット110Aが、外部の充電装置の給電方式が「有線給電」であるか否かを判定する。この判定の結果が肯定的であった場合(ステップS13:Y)には、処理はステップS14へ進む。
ステップS14では、制御ユニット110Aが、第1種の「確認音」出力制御処理を行う。かかる第1種の「確認音」出力制御に際して、制御ユニット110Aは、所定の時間の結果を待たずに、確認用音データSSD2を記憶ユニット120から読み取る。そして、制御ユニット110Aは、読み取られた確認用音データSSD2に基づき、確認音量に調整された外部出力音信号の生成、及び、生成された外部出力音信号の外部音出力ユニット210への第1所定期間にわたっての供給を開始する。この後、処理はステップS11へ戻る。
この結果、有線給電方式によるバッテリ充電が開始された直後から第1所定期間にわたって、外部音出力ユニット210のスピーカSPから「確認音」が車両CRの外部へ出力される。
なお、「第1所定期間」は、上述したように、車外近傍にいる車両CRの利用者が、確認音を確認することができ、かつ、当該利用者が確認音を聴くことに煩わしさを与えない期間長にするとの観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。また、「確認音量」は、上述したように、車外近傍にいる車両CRの利用者が、確認音を確認することができ、かつ、周囲に対して騒音とならない音量にするとの観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。
一方、上述したステップS13における判定の結果が否定的であった場合(ステップS13:N)、すなわち、外部の充電装置の給電方式が「無線給電」であった場合、処理はステップS15へ進む。このステップS15では、制御ユニット110Aが、第2種の「確認音」出力制御処理を行う。かかる第2種の「確認音」出力制御に際して、制御ユニット110Aは、所定の時間の結果の経過後に、確認用音データSSD2を記憶ユニット120から読み取る。そして、制御ユニット110は、読み取られた確認用音データSSD2に基づき、確認音量に調整された外部出力音信号の生成、及び、生成された外部出力音信号の外部音出力ユニット210への第1所定期間にわたっての供給を開始する。この後、処理はステップS11へ戻る。
この結果、無線給電方式によるバッテリ充電が開始されて所定の時間が経過した後から、第1所定期間にわたって、外部音出力ユニット210のスピーカSPから「確認音」が車両CRの外部へ出力される。
なお、「所定の時間」は、上述したように、無線給電に際して、車両CRの利用者が、バッテリへの充電開始から車両CRの外に出るまでに想定される時間であり、実験、経験等に基づいて、予め定められる。
以後、上記のステップS11〜S15の処理が繰り返されて、第2実施例における「確認音」の出力制御処理が行われる。
以上説明したように、第1実施例では、制御ユニット110Aが、車両CRの停止中に、受電センサ221から、外部の充電装置によってバッテリへの充電が開始された旨の検出結果を受けたか否かの判定を行う。そして、当該判定の結果が肯定的である場合に、制御ユニット110Aは、「確認音」を出力するための制御を行う。かかる「確認音」の出力制御に際して、制御ユニット110Aは、給電方式が「有線給電」の場合には、充電開始の直後から、第1所定時間にわたって「確認音」を出力するための外部出力音信号を生成し、外部音出力ユニット210へ送る。また、給電方式が「無線給電」の場合には、制御ユニット110Aは、充電開始後の所定の時間の経過後から、第1所定時間にわたって「確認音」を出力するための外部出力音信号を生成し、外部音出力ユニット210へ送る。
この結果、バッテリへの充電開始時に、車外近傍にいる車両CRの利用者に向けて確認音が出力されたときには、当該利用者は、外部音出力制御装置100Aが正常に動作する(故障していない)ことを確認することができる。一方、バッテリへの充電開始時に、装置の正常時に常に出力されていた確認音が、突如として出力されなくなったときには、当該利用者は、外部音出力制御装置100A及び外部音出力ユニット210の両方、あるいは、外部音出力制御装置100A及び外部音出力ユニット210のいずれか一方が故障していることを認識することができる。
このように第1実施例では、車両走行時ではなく、車両CRの利用者が車外におり、かつ、当該利用者が確認音を聴取可能なときに、外部音出力制御装置の正常性を確認することができる。このため、交通安全に資することとなる。
また、第1実施例では、バッテリへの給電方式に対応して、「確認音」の出力開始時点を変更している。このように、給電方式の違いによる利用者の行動態様を踏まえることで、車両CRの利用者による確認音聴取の確実性を高めることができる。
したがって、第1実施例によれば、車外に警告音を出力するための資源の正常性を、簡易な構成で確認することができる。
[第2実施例]
次に、本発明の第2実施例を、図5及び図6を主に参照して説明する。
<構成>
図5には、第2実施例に係る外部音出力制御装置100Bの概略的な構成がブロック図にて示されている。この外部音出力制御装置100Bは、上述した第2実施形態に係る外部音出力制御装置700B(図2参照)の一態様となっている。
外部音出力制御装置100Bは、上述した第1実施例の外部音出力制御装置100Aと同様に、車両CR内に配置される。第2実施例では、第1実施例と比べて、受電センサ221に代えて、車両CRに配置されたドアロックセンサ222、ドアセンサ223及びトランクセンサ224が、外部音出力制御装置100Bに接続されている点が異なっている。また、第2実施例では、第1実施例と比べて、車両CRに配置されたモータパワースイッチ部240が、外部音出力制御装置100Bに接続されている点が異なっている。
なお、外部音出力制御装置100B及び外部音出力ユニット210は、車両CRの動作停止時においては、「確認音」の出力のために、常時電源から動作電力の供給を受けられるようになっている。
上記のドアロックセンサ222は、リモコン操作又はドアキー操作による車両CRのドアのロック、及び、ドアのロックの解除を検出する。ドアロックセンサ222により検出されたドアのロック及びドアのロック解除の検出結果は、外部音出力制御装置100Bへ送られる。
上記のドアセンサ223は、車両CRのドアの開閉を検出する。ドアセンサ223により検出されたドアの開閉の検出結果は、外部音出力制御装置100Bへ送られる。
上記のトランクセンサ224は、車両CRのトランクの開閉を検出する。トランクセンサ224により検出されたトランクの開閉の検出結果は、外部音出力制御装置100Bへ送られる。
すなわち、ドアロックセンサ222、ドアセンサ223及びトランクセンサ224は、上述したセンサ920Bの機能を果たすようになっている。
上記のモータパワースイッチ部240は、車両CRを駆動するモータのオン/オフを行うスイッチを備えて構成される。このモータパワースイッチ部240は、利用者によるモータのオン/オフ操作が行われた際には、オン/オフ操作情報を、外部音出力制御装置100Bへ送るようになっている。すなわち、モータパワースイッチ部240は、上述した車両状態検出部950の機能を果たすようになっている。
《外部音出力制御装置100Bの構成》
次に、上記の外部音出力制御装置100Bの構成について、説明する。
外部音出力制御装置100Bは、図5に示されるように、上述した第1実施例に係る外部音出力制御装置100Aと比べて、制御ユニット110Aに代えて制御ユニット110Bを備える点が異なっている。以下、こうした相違点に主に着目して説明する。
上記の制御ユニット110Bは、上述した制御ユニット110Aと同様に、演算手段としてのCPU、DSP及びその周辺回路を備えて構成され、外部音出力制御装置100Bの全体を統括制御する。この制御ユニット110Bが様々なブログラムを実行することにより、外部音出力制御装置100Bとしての各種機能が実現されるようになっている。こうした機能の中には、上述した第2実施形態における認識部710B、取得部720B、音信号生成部730及び制御部740Bとしての機能も含まれている。かかる制御ユニット110Bが実行する処理の詳細については、後述する。
この制御ユニット110Bが実行するプログラムは、ハードディスク、CD−ROM、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、当該記録媒体からロードされて実行される。また、このプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。
<動作>
以上のようにして構成された外部音出力制御装置100Bの動作について、制御ユニット110Bによる「確認音」の出力制御処理に主に着目して説明する。
前提として、車両CRの動作時においては、車両制御ユニット230から、検出された車両速度が制御ユニット110Bへ送られているものとする。また、車両CRの動作停止時においては、制御ユニット110Bは、車両速度を「0」として認識している。
なお、制御ユニット110Bは、「確認音」を出力していない場合(後述するステップS24の処理以外)であり、車両CRが動作状態にある場合には、車両速度やアクセル開度等に対応した音量で警告音を出力するための処理を行うようになっている。
かかる「確認音」の出力制御処理では、図6に示されるように、まず、ステップS21において、制御ユニット110Bが、車両CRが停車中であるか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS21:N)には、ステップS21の処理が繰り返される。
一方、ステップS21における判定の結果が肯定的(ステップS21:Y)になると、処理はステップS22へ進む。ステップS22では、制御ユニット110Bが、ドアロックセンサ222から送られるドアのロックが解除された旨の検出結果、ドアセンサ223から送られるドアが開いた旨の検出結果、及び、トランクセンサから送られるトランクが開いた旨の検出結果のいずれかを受けたか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS22:N)には、処理はステップS21へ戻る。一方、ステップS22における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS22:Y)には、処理はステップS23へ進む。
このステップS23では、制御ユニット110Bが、モータパワースイッチ部240から最新に送られたオン/オフ操作情報を受けた時刻に基づいて、現時点においてモータが動作停止状態にあり、かつ、当該動作停止状態の期間が、継続して第2所定期間を経過したか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合には、処理はステップS21へ戻る。
なお、「第2所定期間」は、上述したように、車両CRの利用者が、確認音を頻繁に聴取することによる煩わしさを回避する観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて、予め定められる。
一方、ステップS23における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS23:Y)には、処理はステップS24へ進む。このステップS24では、制御ユニット110Bは、上述した第1実施例におけるステップS14の処理と同様の処理である出力制御処理を行う。この後、処理はステップS21へ戻る。
この結果、ドアのロックの解除時、ドアが開いた時、及び、トランクが開いた時に、第1所定期間にわたって、外部音出力ユニット210のスピーカSPから「確認音」が車両CRの外部へ出力される。
以後、上記のステップS21〜S24の処理が繰り返されて、第2実施例における「確認音」の出力制御処理が行われる。
以上説明したように、第2実施例では、制御ユニット110Bが、車両CRの停止中に、ドアロックセンサ222から送られたドアのロック解除の検出結果、ドアセンサ223から送られたドアが開いた旨の検出結果、及び、トランクセンサ224から送られたトランクが開いた旨の検出結果のいずれかを受けたか否かの第1条件判定を行う。そして、当該第1条件判定の結果が肯定的である場合に、制御ユニット110Bは、現時点においてモータが動作停止状態にあり、かつ、当該動作停止状態の期間が、継続して第2所定期間を経過したか否かの第2条件判定を行う。引き続き、制御ユニット110Bは、当該第2条件判定の結果が肯定的である場合に、「確認音」を出力するための制御を行う。かかる「確認音」の出力制御に際して、制御ユニット110Bは、ドアのロックの解除時、ドアが開いた時、又は、トランクが開いた時から、第1所定時間にわたって「確認音」を出力するための外部出力音信号を生成し、外部音出力ユニット210へ送る。
この結果、モータの動作停止状態期間が第2所定期間を経過しているという条件のもとで、ドアのロックの解除時、ドアが開いた時、及び、トランクが開いた時に、車外近傍にいる車両CRの利用者に向けて確認音が出力されたときには、当該利用者は、外部音出力制御装置100B及び外部出力ユニット210が正常に動作する(故障していない)ことを確認することができる。一方、当該条件の成立のもとで、ドアのロックの解除時、ドアが開いた時、及び、トランクが開いた時に、装置の正常時に常に出力されていた確認音が、突如として出力されなくなったときには、当該利用者は、外部音出力制御装置100B及び外部出力ユニット210の両方、あるいは、外部音出力制御装置100B及び外部音出力ユニット210のいずれか一方が故障していることを認識することができる。
このように第2実施例では、車両走行時ではなく、車両CRの利用者が車外におり、かつ、当該利用者が確認音を聴取可能なときに、外部音出力制御装置の正常性を確認することができる。このため、交通安全に資することとなる。
また、第2実施例では、「確認音」の出力については、車両CRの動作停止状態が第2所定期間を経過したという条件を課している。このため、頻繁なドアの開閉の度等に「確認音」を聴くという利用者の煩わしさを回避することができる。
したがって、第2実施例によれば、上述した第1実施例と同様に、車外に警告音を出力するための資源の正常性を、簡易な構成で確認することができる。
[実施例の変形]
本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の第2実施例では、ドアロックセンサ、ドアセンサ、及び、トランクセンサが、外部音出力制御装置に接続されることとした。これに対して、車両のボンネットの開閉を検出するボンネットセンサを外部音出力制御装置に接続して、ボンネットが開いた時に、確認音を出力するようにしてもよい。この場合には、モータの動作停止期間が第2所定期間を経過しているという条件を課さないようにしてもよい。
また、上記の第2実施例では、外部音出力制御装置にはモータパワースイッチ部が接続され、当該モータパワースイッチ部から最新に送られたオン/オフ操作情報を受けた時刻に基づいて、車両の動作停止状態の期間を取得するようにした。これに対して、車両のモータの温度を反映した冷却水の温度を検出する温度センサを外部音出力制御装置に接続するようにしてもよい。この場合には、温度センサによる温度検出結果に基づいて、上述した第2所定期間を評価することになる。
また、上記の第1及び第2実施例では、外部音出力制御装置が、記憶ユニットを備える構成とした。これに対して、記憶ユニットとして利用できる設備品が車両に配置されている場合には、当該装備品を利用するようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施例では、電気自動車内に配置される装置に本発明を適用したが、外部の充電装置による充電が必要な電池(バッテリ)を駆動力源の一部として利用する車両(例えば、ハイブリッド車)に配置される装置に本発明を適用することができるのは、勿論である。
また、上記の第1及び第2実施例については、上述した第1及び第2実施形態に対する変形と同様の変形を適宜施すことができる。

Claims (12)

  1. 車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部と;
    第1所定期間にわたって、外部音出力部が前記音を出力するように前記音信号生成部に対する制御を行う制御部と;を備え
    前記制御部は、前記車両が備えるバッテリに、外部の充電装置によって充電が開始されたことが検出されたという条件を満たす場合に、前記制御を行う、
    ことを特徴とする外部音出力制御装置。
  2. 前記制御部は、前記外部の充電装置による前記車両が備えるバッテリへの給電方式を取得し、
    前記取得された給電方式が有線給電の場合には、前記第1所定期間が、充電が開始された直後に開始される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の外部音出力制御装置。
  3. 前記制御部は、前記外部の充電装置による前記車両が備えるバッテリへの給電方式を取得し、
    前記取得された給電方式が無線給電の場合には、前記第1所定期間が、充電が開始された後から所定の時間の経過後に開始される、
    ことを特徴とする請求項1に記載の外部音出力制御装置。
  4. 車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部と;
    第1所定期間にわたって、外部音出力部が前記音を出力するように前記音信号生成部に対する制御を行う制御部と;を備え、
    前記制御部は、前記車両が備えるドア、トランク及びボンネットのいずれかが開いたことが検出されたという条件、並びに、前記車両が備えるドアのロックが解除されたことが検出されたという条件を満たす場合に、前記制御を行う、
    ことを特徴とする外部音出力制御装置。
  5. 前記制御部は、前記第1所定期間に前記外部音出力部が出力する音を、前記車両が走行中に出力する音とは異なる音となるように前記音信号生成部を制御する、ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の外部音出力制御装置。
  6. 前記車両の状態情報を取得する取得部を更に備え、
    前記制御部は、前記取得部により取得された状態情報に基づいて、前記車両の動作停止状態が第2所定期間を経過していると判定され、かつ、前記条件を満たす場合に、前記第1所定期間にわたって、前記外部音出力部が前記音を出力するように前記音信号生成部を制御する、
    ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の外部音出力制御装置。
  7. 車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部を備える外部音出力制御装置において使用される外部音出力制御方法であって、
    所定期間にわたって、外部音出力部が前記音を出力するように前記音信号生成部に対する制御を行う制御工程を備え
    前記制御工程では、前記車両が備えるバッテリに、外部の充電装置によって充電が開始されたことが検出された場合に、前記制御を行う、
    ことを特徴とする外部音出力制御方法。
  8. 車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部を備える外部音出力制御装置において使用される外部音出力制御方法であって、
    所定期間にわたって、外部音出力部が前記音を出力するように前記音信号生成部に対する制御を行う制御工程;を備え、
    前記制御工程では、前記車両が備えるドア、トランク及びボンネットのいずれかが開いたことが検出されたという条件、並びに、前記車両が備えるドアのロックが解除されたことが検出されたという条件を満たす場合に、前記制御を行う、
    ことを特徴とする外部音出力制御方法。
  9. 車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部を備える外部音出力制御装置が有するコンピュータに、請求項7に記載の外部音出力制御方法を実行させる、ことを特徴とする外部音出力制御プログラム。
  10. 車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部を備える外部音出力制御装置が有するコンピュータに、請求項8に記載の外部音出力制御方法を実行させる、ことを特徴とする外部音出力制御プログラム。
  11. 車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部を備える外部音出力制御装置が有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項9に記載の外部音出力制御プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
  12. 車両の外部に音を出力するための外部出力音信号を生成する音信号生成部を備える外部音出力制御装置が有するコンピュータにより読み取り可能に、請求項10に記載の外部音出力制御プログラムが記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
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