JP5850950B2 - エポキシ基を含むニトリルゴムをベースとする加硫可能な組成物 - Google Patents
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Description
(i)エポキシ基を含み、かつ少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β−不飽和ニトリル、および場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(ただし非共役環状ポリエンは除く)から誘導される繰り返し単位を含む、少なくとも1種の、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム、ならびに
(ii)架橋剤としての少なくとも1種のルイス塩基および/またはブレンステッド塩基、
ここで、前記加硫可能な組成物は、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2.5重量部未満の量でしか含まない。
本発明の組成物には、それぞれの場合においてニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、好適には0.01〜30重量部、好ましくは0.05〜25重量部、より好ましくは0.1〜20重量部、さらにより好ましくは0.2〜15重量部、特には1を超えて15重量部まで、特に好ましくは1.5重量部〜10重量部までの、架橋剤(ii)としての少なくとも1種のルイス塩基および/またはブレンステッド塩基を含む。
(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤、たとえば硫黄、硫黄供与体、およびペルオキシドの使用量は、激烈に減らすことが可能であるか、あるいは、その他の架橋剤を完全に使用せずにすますことさえも可能である。一つの実施態様においては、その加硫可能な組成物が、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、最大量で2.3重量部まで、好ましくは最大量で2.25重量部まで、より好ましくは最大量で2重量部まで、さらにより好ましくは最大量で1.5重量部まで、特には最大量で1重量部まで、特に好ましくは最大量で0.5重量部まで、極めて特に好ましくは最大量で0.4重量部までの量で含む。
使用されるルイス塩基またはブレンステッド塩基は、各種適切な無機塩基または有機塩基であってよい。電子対供与体であるルイス塩基か、またはプロトン受容体であり、−12〜+13の範囲、好ましくは−11〜+12の範囲、より好ましくは−10.5〜+10の範囲、さらにより好ましくは−10〜+9.5の範囲、特には−10〜+8の範囲のpKbを有するブレンステッド塩基を使用するのが有用であることが見出された。
電子対供与体である、使用されるルイス塩基のいずれもが、以下のものであってよい:
(a)元素の形態にある遷移金属もしくは半金属、アルミニウム、ガリウム、インジウム、スズ、タリウムもしくは鉛、または
(b)アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属もしくは半金属の、アルミニウム、ガリウム、インジウム、スズ、タリウム、鉛、窒素、酸素もしくはリンの、アルキルもしくはアリール化合物、エステル、塩、錯体もしくは酸化物。
(a)元素の形態にある、遷移金属もしくは半金属、アルミニウム、インジウム、もしくはスズ、または
(b)アルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属もしくは半金属の、アルミニウム、インジウム、スズ、窒素、酸素、もしくはリンの、アルキルもしくはアリール化合物、エステル、塩、錯体もしくは酸化物。
使用されるブレンステッド塩基は、好ましくは以下のものからなる群から選択される:硫酸塩、亜硫酸塩、スルフィド、リン酸塩、炭酸塩、置換もしくは非置換アミン、置換もしくは非置換の芳香族もしくは非芳香族の窒素含有有機複素環、置換もしくは非置換の尿素誘導体、グアニジンおよびその誘導体、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、無機もしくは有機スルホン酸、カルボン酸およびホスホン酸の塩、それらのモノエステルもしくはジエステル、ならびにアルカリ金属、リチウム、ナトリウムおよびカリウムの有機金属化合物。
(i)エポキシ基を含み、そして少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β−不飽和ニトリル、および場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(ただし非共役環状ポリエンは除く)から誘導される繰り返し単位を含む、少なくとも1種の、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム、ならびに
(ii)架橋剤としての、少なくとも1種の、クラウンエーテル、クリプタンド、臭化テトラアルキルアンモニウム、特には臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム、トリフェニルホスフィンおよびビピリジンからなる群から選択されるルイス塩基、ならびに/または、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸リチウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、トリエタノールアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、テトラメチルエチレンジアミン、ピロリジン、ピラゾール、ピペリジン、ピロール、イミダゾール、尿素、ビウレット、チオ尿素、ジメチル尿素、N,N’−ジメチルプロピレン尿素、およびドデシルベンジルスルホン酸ナトリウムからなる群から選択されるブレンステッド塩基、
ここで、前記加硫可能な組成物が、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2.5重量部未満の量でしか含まない。
(i)エポキシ基を含み、そして少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β−不飽和ニトリル、および場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(ただし非共役環状ポリエンは除く)から誘導される繰り返し単位を含む、少なくとも1種の、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム、ならびに
(ii)架橋剤としての、それぞれの場合においてニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、0.01〜30重量部、好ましくは0.05〜25重量部、より好ましくは0.1〜20重量部、さらにより好ましくは0.2〜15重量部、特には1重量部を超えて15重量部まで、特に好ましくは1.5〜10重量部の少なくとも1種のルイス塩基および/またはブレンステッド塩基、
ここで、前記加硫可能な組成物が、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2.5重量部未満の量でしか含まない。
(i)エポキシ基を含み、そして少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β−不飽和ニトリル、少なくとも1種のエポキシ基を含むモノマー、および場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(ただし非共役環状ポリエンは除く)から誘導される繰り返し単位を含む、少なくとも1種の、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム、
(ii)架橋剤としての、それぞれの場合においてニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、0.01〜30重量部、好ましくは0.05〜25重量部、より好ましくは0.1〜20重量部、さらにより好ましくは0.2〜15重量部、特には1重量部を超えて15重量部まで、特に好ましくは1.5〜10重量部の少なくとも1種のルイス塩基および/またはブレンステッド塩基、
ここで、前記加硫可能な組成物が、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2.5重量部未満の量でしか含まない。
本発明の加硫可能な組成物において使用される、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム(i)は、少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β−不飽和ニトリル、および場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(非共役環状ポリエンは除く)から誘導される繰り返し単位を有し、エポキシ基を含む各種適切な、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴムであってよい。
mは、0または1であり、
Xは、O、O(CR2)p、(CR2)pO、C(=O)O、C(=O)O(CR2)p、C(=O)NR、(CR2)p、N(R)、N(R)(CR2)p、P(R)、P(R)(CR2)p、P(=O)(R)、P(=O)(R)(CR2)p、S、S(CR2)p、S(=O)、S(=O)(CR2)p、S(=O)2(CR2)p、またはS(=O)2であるが、ここでこれらの基の中のRは、同一であるかまたは異なっていて、R1〜R6として定義されるものであってよく、
Yは、共役もしくは非共役ジエン、アルキンおよびビニル化合物も含めた、1種または複数のモノもしくはポリ不飽和モノマーの繰り返し単位を表すか、またはポリエーテル、特にはポリアルキレングリコールエーテルおよびポリアルキレンオキシド、ポリシロキサン、ポリオール、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイソシアネート、多糖類、ポリエステルおよびポリアミドを含むポリマーから誘導される構造要素を表し、
nとpは、同一であるかまたは異なっていて、それぞれ0〜10 000の範囲であり、
R、R1、R2、R3、R4、R5、およびR6は、同一であるかまたは異なっていて、それぞれ以下のものである:H、直鎖状もしくは分岐状で飽和またはモノもしくはポリ不飽和のアルキル基、飽和またはモノもしくはポリ不飽和のカルボシクリルもしくはヘテロシクリル基、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アミノ、アミド、カルバモイル、アルキルチオ、アリールチオ、スルファニル、チオカルボキシル、スルフィニル、スルフォノ、スルフィノ、スルフェノ、スルホン酸、スルファモイル、ヒドロキシイミノ、アルコキシカルボニル、F、Cl、Br、I、ヒドロキシル、ホスホナト、ホスフィナト、シリル、シリルオキシ、ニトリル、ホウ酸塩、セレン酸塩、カルボニル、カルボキシル、オキシカルボニル、オキシスルホニル、オキソ、チオキソ、エポキシ、シアネート、チオシアネート、イソシアネート、チオイソシアネート、またはイソシアニド。
X、R、R1〜R6、m、およびpはそれぞれ、先に一般式(I)について定義されたものである。
(i)エポキシ基を含み、そして少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β−不飽和ニトリル、エポキシ基を含む少なくとも1種のモノマーであって、アクリル酸2−エチルグリシジル、メタクリル酸2−エチルグリシジル、アクリル酸2−(n−プロピル)グリシジル、メタクリル酸2−(n−プロピル)グリシジル、アクリル酸2−(n−ブチル)グリシジル、メタクリル酸2−(n−ブチル)グリシジル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジルメチル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸(3',4'−エポキシヘプチル)−2−エチル、メタクリル酸(3',4'−エポキシヘプチル)−2−エチル、アクリル酸6',7'−エポキシヘプチル、メタクリル酸6',7'−エポキシヘプチル、アリルグリシジルエーテル、アリル3,4−エポキシヘプチルエーテル、6,7−エポキシヘプチルアリルエーテル、ビニルグリシジルエーテル、ビニル3,4−エポキシヘプチルエーテル、3,4−エポキシヘプチルビニルエーテル、6,7−エポキシヘプチルビニルエーテル、o−ビニルベンジルグリシジルエーテル、m−ビニルベンジルグリシジルエーテル、p−ビニルベンジルグリシジルエーテル、および3−ビニルシクロヘキセンオキシドからなる群から選択されるモノマー、ならびに場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(非共役環状ポリエンは除く)から誘導される繰り返し単位を含む、少なくとも1種の、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム、
(ii)架橋剤としての、クラウンエーテル、クリプタンド、臭化テトラアルキルアンモニウム、特には臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム、トリフェニルホスフィンおよびビピリジンからなる群から選択される少なくとも1種のルイス塩基、ならびに/または、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸リチウム、水酸化カルシウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、トリエタノールアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、テトラメチルエチレンジアミン、ピロリジン、ピラゾール、ピペリジン、ピロール、イミダゾール、尿素、ビウレット、チオ尿素、ジメチル尿素、N,N’−ジメチルプロピレン尿素、およびドデシルベンジルスルホン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種のブレンステッド塩基、
ここで、前記加硫可能な組成物が、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2.5重量部未満の量でしか含まない。
(i)エポキシ基を含み、そして少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β−不飽和ニトリル、アクリル酸グリシジルおよび/またはメタクリル酸グリシジル、および場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(ただし非共役環状ポリエンは除く)から誘導される繰り返し単位を含む、少なくとも1種の、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム、ならびに
(ii)架橋剤としての、少なくとも1種の、クラウンエーテル、クリプタンド、臭化テトラアルキルアンモニウム、特には臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム、トリフェニルホスフィンからなる群から選択されるルイス塩基、または、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、水酸化カルシウム、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、ピロリジン、ピラゾール、イミダゾール、尿素、ビウレット、チオ尿素、ジメチル尿素、N,N’−ジメチルプロピレン尿素、およびドデシルベンジルスルホン酸ナトリウムからなる群から選択されるブレンステッド塩基、
ここで、前記加硫可能な組成物が、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2.5重量部未満の量でしか含まない。
・ マレイン酸モノアルキル、好ましくはマレイン酸モノメチル、マレイン酸モノエチル、マレイン酸モノプロピル、およびマレイン酸モノ−n−ブチル;
・ マレイン酸モノシクロアルキル、好ましくはマレイン酸モノシクロペンチル、マレイン酸モノシクロヘキシル、およびマレイン酸モノシクロヘプチル;
・ マレイン酸モノアルキルシクロアルキル、好ましくはマレイン酸モノメチルシクロペンチル、およびマレイン酸モノエチルシクロヘキシル;
・ マレイン酸モノアリール、好ましくはマレイン酸モノフェニル;
・ マレイン酸モノベンジル類、好ましくはマレイン酸モノベンジル;
・ フマル酸モノアルキル、好ましくはフマル酸モノメチル、フマル酸モノエチル、フマル酸モノプロピル、およびフマル酸モノ−n−ブチル;
・ フマル酸モノシクロアルキル、好ましくはフマル酸モノシクロペンチル、フマル酸モノシクロヘキシル、およびフマル酸モノシクロヘプチル;
・ フマル酸モノアルキルシクロアルキル、好ましくはフマル酸モノメチルシクロペンチル、およびフマル酸モノエチルシクロヘキシル;
・ フマル酸モノアリール、好ましくはフマル酸モノフェニル;
・ フマル酸モノベンジル類、好ましくはフマル酸モノベンジル;
・ シトラコン酸モノアルキル、好ましくはシトラコン酸モノメチル、シトラコン酸モノエチル、シトラコン酸モノプロピル、およびシトラコン酸モノ−n−ブチル;
・ シトラコン酸モノシクロアルキル、好ましくはシトラコン酸モノシクロペンチル、シトラコン酸モノシクロヘキシル、およびシトラコン酸モノシクロヘプチル;
・ シトラコン酸モノアルキルシクロアルキル、好ましくはシトラコン酸モノメチルシクロペンチル、およびシトラコン酸モノエチルシクロヘキシル;
・ シトラコン酸モノアリール、好ましくはシトラコン酸モノフェニル;
・ シトラコン酸モノベンジル類、好ましくはシトラコン酸モノベンジル;
・ イタコン酸モノアルキル、好ましくはイタコン酸モノメチル、イタコン酸モノエチル、イタコン酸モノプロピル、およびイタコン酸モノ−n−ブチル;
・ イタコン酸モノシクロアルキル、好ましくはイタコン酸モノシクロペンチル、イタコン酸モノシクロヘキシル、およびイタコン酸モノシクロヘプチル;
・ イタコン酸モノアルキルシクロアルキル、好ましくはイタコン酸モノメチルシクロペンチル、およびイタコン酸モノエチルシクロヘキシル;
・ イタコン酸モノアリール、好ましくはイタコン酸モノフェニル;
・ イタコン酸モノベンジル、好ましくはイタコン酸モノベンジル;
・ メサコン酸モノアルキル、好ましくはメサコン酸モノエチル。
(i)エポキシ基を含み、そしてa)アクリロニトリル、b)1,3−ブタジエン、c)アクリル酸グリシジルおよび/またはメタクリル酸グリシジル、ならびにd)場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(非共役環状ポリエンは除く)から誘導される繰り返し単位を含む、少なくとも1種の、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム、
(ii)架橋剤としての、少なくとも1種の、クラウンエーテル、クリプタンド、臭化テトラアルキルアンモニウム、特には臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム、トリフェニルホスフィンからなる群から選択されるルイス塩基、ならびに/または、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、水酸化カルシウム、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、ピロリジン、ピラゾール、イミダゾール、尿素、ビウレット、チオ尿素、ジメチル尿素、N,N’−ジメチルプロピレン尿素、およびドデシルベンジルスルホン酸ナトリウムからなる群から選択されるブレンステッド塩基、
ここで、前記加硫可能な組成物は、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2.5重量部未満の量でしか含まない。
エポキシ基を含み、本発明において使用される、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴムにおけるそれぞれのモノマーの比率は、広い範囲で変化させることができる。
(i)エポキシ基を含み、そして少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β−不飽和ニトリル、少なくとも1種のエポキシ基を含むモノマー、および場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(ただし非共役環状ポリエンは除く)から誘導される繰り返し単位を含む、少なくとも1種のニトリルゴム(ここで、そのエポキシ基を含むモノマーの比率は、ニトリルゴム全体を基準にして、2重量%を超えて35重量%まで、さらにより好ましくは2.25〜30重量%、特には2.5〜25重量%、特に好ましくは2.75〜22.5重量%、極めて特に好ましくは3〜20重量%、さらにより特に好ましくは4〜19重量%、最も特に好ましくは4.5〜18重量%である)、ならびに
(ii)架橋剤としての、それぞれの場合においてニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、1重量部を超えて30重量部未満まで、好ましくは1.5〜25重量部、より好ましくは2〜15重量部の、少なくとも1種のルイス塩基および/またはブレンステッド塩基、
前記加硫可能な組成物には、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含むニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2.5重量部未満の量で、好ましくは最大で2.3重量部以下の量で、より好ましくは最大で2.25重量部以下の量で、さらにより好ましくは最大で2重量部以下の量で、特には最大で1.5重量部未満の量で、特に好ましくは最大で1重量部以下の量で、極めて特に好ましくは最大で0.5重量部以下の量で、さらにより特に好ましくは最大で0.4重量部以下の量で含む。
(i)エポキシ基を含み、かつ少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β−不飽和ニトリルおよび少なくとも1種のエポキシ基を含むモノマーから誘導される繰り返し単位だけを含む、少なくとも1種のニトリルゴム(ここで、そのエポキシ基を含むモノマーの比率は、ニトリルゴム全体を基準にして2.5〜30重量%である)、および
(ii)架橋剤としての、100重量部のニトリルゴム(i)を基準にして、1.5〜25重量部の、少なくとも1種のルイス塩基および/またはブレンステッド塩基、
ここで、前記加硫可能な組成物は、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含むニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2.5重量部未満の量でしか含まない。
(i)エポキシ基を含み、そしてa)アクリロニトリル、b)1,3−ブタジエン、c)アクリル酸グリシジルおよび/もしくはメタクリル酸グリシジル、およびd)場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(ただし非共役環状ポリエンは除く)から誘導される繰り返し単位を含む少なくとも1種のニトリルゴム(ここで、アクリル酸グリシジルおよび/またはメタクリル酸グリシジルの比率は、ニトリルゴム全体を基準にして、2重量%を超えて35重量%まで、さらにより好ましくは2.25〜30重量%、特には2.5〜25重量%、特に好ましくは2.75〜22.5重量%、極めて特に好ましくは3〜20重量%、さらにより特に好ましくは4〜19重量%、最も特に好ましくは4.5〜18重量%である)、ならびに
(ii)架橋剤としての、少なくとも1種の、それぞれの場合においてニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、1重量部を超えて30重量部未満まで、好ましくは1.5〜25重量部、より好ましくは2〜15重量部の、クラウンエーテル、クリプタンド、臭化テトラアルキルアンモニウム、特には臭化テトラ−n−ブチルアンモニウム、およびトリフェニルホスフィンからなる群から選択されるルイス塩基、ならびに/または、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸リチウム、水酸化カルシウム、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、ピロリジン、ピラゾール、イミダゾール、尿素、ビウレット、チオ尿素、ジメチル尿素、N,N’−ジメチルプロピレン尿素、およびドデシルベンジルスルホン酸ナトリウムからなる群から選択されるブレンステッド塩基、
前記加硫可能な組成物には、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含むニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2.5重量部未満の量で、好ましくは最大で2.3重量部以下の量で、より好ましくは最大で2.25重量部以下の量で、さらにより好ましくは最大で2重量部以下の量で、特には最大で1.5重量部未満の量で、特に好ましくは最大で1重量部以下の量で、極めて特に好ましくは最大で0.5重量部以下の量で、さらにより特に好ましくは最大で0.4重量部以下の量で含む。
(i)エポキシ基を含み、かつa)アクリロニトリル、b)1,3−ブタジエン、c)アクリル酸グリシジルおよび/またはメタクリル酸グリシジルから誘導される繰り返し単位だけを含む、少なくとも1種のニトリルゴム(ここで、アクリル酸グリシジルおよび/またはメタクリル酸グリシジルの比率は、ニトリルゴム全体を基準にして、2.5〜30重量%である)、および
(ii)架橋剤としての、100重量部のニトリルゴム(i)を基準にして、1.5〜25重量部の、少なくとも1種のルイス塩基および/またはブレンステッド塩基、
ここで、前記加硫可能な組成物は、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含むニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2重量部未満の量でしか含まない。
エポキシ基を含むニトリルゴムを調製したのに続けて、(a)ニトリルゴムの分子量を低下させるためのメタセシス反応、または(b)メタセシス反応とそれに続く水素化、または(c)水素化のみを実施することもまた可能である。これらのメタセシス反応または水素化反応は、当業者には十分に周知であり、文献にも記載されている。メタセシスは、たとえば国際公開第A−02/100941号パンフレットおよび国際公開第A−02/100905号パンフレットからも公知であり、分子量を低下させるのに使用することができる。
(R1 mB)lMXn
式中、Mはルテニウムまたはロジウムであり、R1は、同一であるかまたは異なっていて、C1〜C8アルキル基、C4〜C8シクロアルキル基、C6〜C15アリール基、またはC7〜C15アラルキル基であり、Bは、リン、ヒ素、硫黄またはスルホキシド基S=Oであり、Xは水素またはアニオン、好ましくはハロゲン、より好ましくは塩素または臭素であり、lは2、3または4であり、mは2または3であり、かつnは1、2または3、好ましくは1または3である。好適な触媒は、塩化トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(I)、塩化トリス(トリフェニルホスフィン)ロジウム(III)、および塩化トリス(ジメチルスルホキシド)ロジウム(III)、さらにはテトラキス(トリフェニルホスフィン)ロジウム水素化物、式((C6H5)3P)4RhH、およびトリフェニルホスフィンが全体的または部分的にトリシクロヘキシルホスフィンによって置換された化合物である。触媒の使用量は少量でよい。その量を、ポリマーの重量を基準にして、0.01〜1重量%の範囲、好ましくは0.03〜0.5重量%の範囲、より好ましくは0.1〜0.3重量%の範囲とするのが好適である。
本発明の、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴムにおけるアクリロニトリル含量(「ACN含量」)を求めるための窒素含量は、DIN 53 625に従いケルダール法により測定する。極性のコモノマーが含まれているために、そのエポキシ基を含み、場合によっては水素化されたニトリルゴムは、典型的には、20℃でメチルエチルケトン中に85重量%を超えて溶解する。
以下の表において用いた略称は次の意味合いを有する:
「RT」:室温(23±2℃)
「TS」:引張強度(RTで測定)
「EB」:破断時伸び(RTで測定)
「M50」:50%伸びの時のモジュラス(RTで測定)
「M100」:100%伸びの時のモジュラス(RTで測定)
「M300」:300%伸びの時のモジュラス(RTで測定)
「Smin」:架橋等温式の最小トルク
「Smax」:架橋等温式の最大トルク
「デルタS」:「Smax−Smin」
「t10」:Smaxの10%に達した時間
「t50」:Smaxの50%に達した時間
「t90」:Smaxの90%に達した時間
「t95」:Smaxの95%に達した時間
「TS2」:ムーニー粘度が開始時よりも2単位増大するまでの時間
以下の化学薬品は、それぞれの場合において特定した会社からの商品として購入するか、または特定した会社の製造プラント由来のものである。
水酸化カルシウム:(Sigma Aldrich Chemie GmbHからの商品)
Lupragen(登録商標)N700:1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン(BASF SEからの商品)
アスコルビン酸ナトリウム:アスコルビン酸のナトリウム塩(Sigma Aldrich Chemie GmbHからの商品)
二塩基性リン酸ナトリウム:Na2HPO4・12H2O(Sigma Aldrich Chemie GmbHからの商品)
臭化テトラブチルアンモニウム:(Sigma Aldrich Chemie GmbHからの商品)
Texapon(登録商標)K−12:ラウリル硫酸ナトリウム(Cognis GmbHからの商品)
Corax(登録商標)N550/30:カーボンブラック(Evonik Degussaからの商品)
Displast(登録商標)TM 8−10/ST:メリト酸トリオクチル(Lonza SpAからの商品)
Luvomaxx(登録商標)CDPA:p−ジクミルジフェニルアミン(Lehmann & Vossからの商品)
Wingstay(登録商標)29/Naugawhite混合物:25gのSorbilene Mix(ソルビタンエステルとエトキシル化ソルビタンエステルとの混合物)(Lamberti製)、38gのNauga−white(2,2'−メチレンビス(6−ノニル−p−クレゾール))(Chemtura製)、125gのWing−stay(登録商標)29(スチレン化ジフェニルアミン)(Eliokem製)、および63gの水の混合物
「Fe(II)SO4プレミックス溶液」:400gの水の中に、0.986gのFe(II)SO4・7H2Oおよび2.0gのRongalit(登録商標)Cを含む
Rongalit(登録商標)C:スルフィン酸のナトリウム塩誘導体(BASF SEからの商品)
t−DDM:三級ドデシルメルカプタン;Lanxess Deutschland GmbH
Trigonox(登録商標)NT50:p−メンタンヒドロペルオキシド(Akzo−Degussaからの商品)
Vulkanox(登録商標)ZMB2/C5:4−および5−メチル−2−メルカプトベンズイミダゾールの亜鉛塩(LANXESS Deutschland GmbHからの商品)
Vulkanox(登録商標)HS/LG:2,2,4−トリメチル−1,2−ジヒドロキノリン重合物(LANXESS Deutschland GmbHからの商品)
Vulkanox(登録商標)MB2/MG:4−および5−メチル−2−メルカプトベンズイミダゾール(LANXESS Deutschland GmbHからの商品)
以下における一連の実施例において使用されるニトリルゴムAは、表1において特定される基本配合に従って製造したが、すべての供給原料はモノマー混合物100重量部を基準にした重量部で記述されている。表1にはさらに、それぞれの重合条件も明記している。
下記のようにしてニトリルゴムAを使用して、加硫物V1〜V8を製造した。加硫可能な混合物の構成成分は、100部のニトリルゴムを基準にして、表3、7および11に示す。
Claims (14)
- (i)エポキシ基を含み、かつ少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β−不飽和ニトリル、および場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(ただし非共役環状ポリエンは除く)から誘導される繰り返し単位を含む、少なくとも1種の、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム、ならびに
(ii)−12〜+13の範囲のpKbを有する、架橋剤としての少なくとも1種のルイス塩基および/またはブレンステッド塩基、
を含む加硫可能な組成物であって、
前記ルイス塩基が、クラウンエーテル、クリプタンド、アンモニア、トリフェニルホスフィン、シアン化ナトリウムもしくはシアン化カリウム、ヨウ化ナトリウム、ビピリジン、フェナントロリン、テトラヒドロフラン、シクロオクタジエン、ヒドラジン、およびジエチルエーテルからなる群から選択され、
前記ブレンステッド塩基が、硫酸塩、リン酸塩、炭酸塩、置換もしくは非置換アミン、置換もしくは非置換の芳香族もしくは非芳香族の窒素含有有機複素環、グアニジンおよびその誘導体、アルカリ金属もしくはアルカリ土類金属の水酸化物、無機もしくは有機スルホン酸、カルボン酸およびホスホン酸の塩、それらのモノエステルもしくはジエステル、ならびにアルカリ金属、リチウム、ナトリウムおよびカリウムの有機金属化合物、からなる群から選択され、
(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化された前記ニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2.5重量部未満の量でしか含まない、
加硫可能な組成物。 - (ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤が、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化された前記ニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、最大量で2.3重量部までの量で存在する、請求項1に記載の加硫可能な組成物。
- (i)エポキシ基を含み、かつ少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β−不飽和ニトリル、および場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(ただし非共役環状ポリエンは除く)から誘導される繰り返し単位を含む、少なくとも1種の、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム、ならびに
(ii)架橋剤としての、少なくとも1種の、クラウンエーテル、クリプタンド、トリフェニルホスフィンおよびビピリジンからなる群から選択されるルイス塩基、ならびに/または、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸リチウム、水酸化カルシウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、トリエタノールアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、テトラメチルエチレンジアミン、ピロリジン、ピラゾール、ピペリジン、ピロール、イミダゾール、およびドデシルベンジルスルホン酸ナトリウムからなる群から選択されるブレンステッド塩基、
を含む加硫可能な組成物であって、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化された前記ニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2.5重量部未満の量でしか含まない、
請求項1に記載の加硫可能な組成物。 - 使用される、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化された前記ニトリルゴム(i)が、後からエポキシ基を含む化合物をグラフト反応させることによってその中の前記エポキシ基が前記ニトリルゴムに加えられたものであるか、あるいは、少なくとも1種のニトリル、少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のエポキシ基を含むモノマー、および場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(ただし、非共役環状ポリエンは一切含まれない)の繰り返し単位を有するものであることを特徴とする、請求項1〜3のいずれか一項に記載の加硫可能な組成物。
- エポキシ基を含み、全体的もしくは部分的に水素化された前記ニトリルゴム(i)が、エポキシ基を含み、かつo−ビニルベンジルグリシジルエーテル、m−ビニルベンジルグリシジルエーテル、p−ビニルベンジルグリシジルエーテル、3−ビニルシクロヘキセンオキシド又は一般式(I)であるモノマーの繰り返し単位を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一項に記載の加硫可能な組成物
Xは、O、O(CR2)p、(CR2)pO、C(=O)O、C(=O)O(CR2)p、C(=O)NR、(CR2)p、N(R)、N(R)(CR2)p、P(R)、P(R)(CR2)p、P(=O)(R)、P(=O)(R)(CR2)p、S、S(CR2)p、S(=O)、S(=O)(CR2)p、S(=O)2(CR2)p、またはS(=O)2であるが、ここでこれらの基の中のRは、R1〜R6として定義されるものであってよく、
Yは、共役もしくは非共役ジエン、アルキンおよびビニル化合物も含めた、1種または複数のモノもしくはポリ不飽和モノマーの繰り返し単位を表すか、またはポリエーテル、ポリシロキサン、ポリオール、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイソシアネート、多糖類、ポリエステルおよびポリアミドを含むポリマーから誘導される構造要素を表し、
nとpは、同一であるかまたは異なっていて、それぞれ0〜10 000の範囲であり、
R、R1、R2、R3、R4、R5、およびR6は、同一であるかまたは異なっていて、それぞれ、H、直鎖状もしくは分岐状で飽和またはモノもしくはポリ不飽和のアルキル基、飽和またはモノもしくはポリ不飽和のカルボシクリルもしくはヘテロシクリル基、アリール、ヘテロアリール、アリールアルキル、ヘテロアリールアルキル、アルコキシ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、アミノ、アミド、カルバモイル、アルキルチオ、アリールチオ、スルファニル、チオカルボキシル、スルフィニル、スルフォノ、スルフィノ、スルフェノ、スルホン酸、スルファモイル、ヒドロキシイミノ、アルコキシカルボニル、F、Cl、Br、I、ヒドロキシル、ホスホナト、ホスフィナト、シリル、シリルオキシ、ニトリル、ホウ酸塩、セレン酸塩、カルボニル、カルボキシル、オキシカルボニル、オキシスルホニル、オキソ、チオキソ、エポキシ、シアネート、チオシアネート、イソシアネート、チオイソシアネート、またはイソシアニドである]。 - エポキシ基を含み、全体的もしくは部分的に水素化された前記ニトリルゴム(i)が、エポキシ基を含み、かつアクリル酸2−エチルグリシジル、メタクリル酸2−エチルグリシジル、アクリル酸2−(n−プロピル)グリシジル、メタクリル酸2−(n−プロピル)グリシジル、アクリル酸2−(n−ブチル)グリシジル、メタクリル酸2−(n−ブチル)グリシジル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジルメチル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸(3',4'−エポキシヘプチル)−2−エチル、メタクリル酸(3',4'−エポキシヘプチル)−2−エチル、アクリル酸6',7'−エポキシヘプチル、メタクリル酸6',7'−エポキシヘプチル、アリルグリシジルエーテル、アリル3,4−エポキシヘプチルエーテル、6,7−エポキシヘプチルアリルエーテル、ビニルグリシジルエーテル、ビニル3,4−エポキシヘプチルエーテル、3,4−エポキシヘプチルビニルエーテル、6,7−エポキシヘプチルビニルエーテル、o−ビニルベンジルグリシジルエーテル、m−ビニルベンジルグリシジルエーテル、p−ビニルベンジルグリシジルエーテル、および3−ビニルシクロヘキセンオキシドの群から選択されるモノマーの繰り返し単位を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか一項に記載の加硫可能な組成物。
- (i)エポキシ基を含み、少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β−不飽和ニトリル、エポキシ基を含む少なくとも1種のモノマーであって、アクリル酸2−エチルグリシジル、メタクリル酸2−エチルグリシジル、アクリル酸2−(n−プロピル)グリシジル、メタクリル酸2−(n−プロピル)グリシジル、アクリル酸2−(n−ブチル)グリシジル、メタクリル酸2−(n−ブチル)グリシジル、メタクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジルメチル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸(3',4'−エポキシヘプチル)−2−エチル、メタクリル酸(3',4'−エポキシヘプチル)−2−エチル、アクリル酸6',7'−エポキシヘプチル、メタクリル酸6',7'−エポキシヘプチル、アリルグリシジルエーテル、アリル3,4−エポキシヘプチルエーテル、6,7−エポキシヘプチルアリルエーテル、ビニルグリシジルエーテル、ビニル3,4−エポキシヘプチルエーテル、3,4−エポキシヘプチルビニルエーテル、6,7−エポキシヘプチルビニルエーテル、o−ビニルベンジルグリシジルエーテル、m−ビニルベンジルグリシジルエーテル、p−ビニルベンジルグリシジルエーテル、および3−ビニルシクロヘキセンオキシドからなる群から選択されるモノマー、ならびに場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(非共役環状ポリエンは除く)から誘導される繰り返し単位を含む、少なくとも1種の場合によっては全体的もしくは部分的に水素化されたニトリルゴム、ならびに
(ii)架橋剤としての、クラウンエーテル、クリプタンド、トリフェニルホスフィンおよびビピリジンからなる群から選択される少なくとも1種のルイス塩基、ならびに/または、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウム、炭酸リチウム、トリエチルアミン、ジイソプロピルアミン、トリエタノールアミン、ピリジン、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデス−7−エン、1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン、テトラメチルエチレンジアミン、ピロリジン、ピラゾール、ピペリジン、ピロール、イミダゾール、およびドデシルベンジルスルホン酸ナトリウムからなる群から選択される少なくとも1種のブレンステッド塩基、
を含む加硫可能な組成物であって、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含み、場合によっては全体的もしくは部分的に水素化された前記ニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2.5重量部未満の量でしか含まない、
請求項1〜6のいずれか一項に記載の加硫可能な組成物。 - (i)エポキシ基を含み、かつ少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β−不飽和ニトリル、少なくとも1種のエポキシ基を含むモノマー、および場合によっては1種または複数のさらなる共重合性モノマー(ただし非共役環状ポリエンは除く)から誘導される繰り返し単位を含む、少なくとも1種のニトリルゴム(ここで、そのエポキシ基を含むモノマーの比率は、ニトリルゴム全体を基準にして、2重量%を超えて35重量%までである)、ならびに
(ii)架橋剤としての、前記ニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、1重量部を超えて30重量部未満までの、少なくとも1種のルイス塩基および/またはブレンステッド塩基、
を含み
前記加硫可能な組成物には、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含む前記ニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2.5重量部未満の量で含む、
請求項1〜7のいずれか一項に記載の加硫可能な組成物。 - (i)エポキシ基を含み、かつ少なくとも1種の共役ジエン、少なくとも1種のα,β−不飽和ニトリルおよび少なくとも1種のエポキシ基を含むモノマーから誘導される繰り返し単位だけを含む、少なくとも1種のニトリルゴム(ここで、前記エポキシ基を含むモノマーの比率は、ニトリルゴム全体を基準にして2.25〜30重量%である)、ならびに
(ii)架橋剤としての、100重量部の前記ニトリルゴム(i)を基準にして、1.5〜25重量部の、少なくとも1種のルイス塩基および/またはブレンステッド塩基、
を含み、
前記加硫可能な組成物が、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含む前記ニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2重量部未満の量でしか含まない、
請求項1〜7のいずれか一項に記載の加硫可能な組成物。 - (i)エポキシ基を含み、かつa)アクリロニトリル、b)1,3−ブタジエン、ならびにc)アクリル酸グリシジルおよび/またはメタクリル酸グリシジルから誘導される繰り返し単位だけを含む、少なくとも1種のニトリルゴム(ここで、アクリル酸グリシジルおよび/またはメタクリル酸グリシジルの比率は、ニトリルゴム全体を基準にして、2.25〜30重量%である)、ならびに
(ii)架橋剤としての、100重量部の前記ニトリルゴム(i)を基準にして、1.5〜25重量部の、少なくとも1種のルイス塩基および/またはブレンステッド塩基、を含む加硫可能な組成物であって、(ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を、エポキシ基を含む前記ニトリルゴム(i)の100重量部を基準にして、2重量部未満の量でしか含まない、
請求項1〜7のいずれか一項に記載の加硫可能な組成物。 - 成分(i)と成分(ii)とを混合することによる、請求項1〜10のいずれか一項に記載の加硫可能な組成物を製造するための方法。
- エポキシ基を含み、場合によっては部分的もしくは全体的に水素化されたニトリルゴムをベースとする加硫物を製造するための方法であって、請求項1〜10のいずれか一項に記載の加硫可能な組成物を、20〜250℃の範囲で温度上昇させて架橋させることを特徴とする、方法。
- 請求項1〜10のいずれか一項に記載の加硫可能な組成物を加硫した加硫物。
- ii)で特定されたものとは異なる他の架橋剤を含まない、請求項1または2に記載の加硫可能な組成物。
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