JP5848112B2 - ハンドレバー、および当該ハンドレバーを備えたスロットルレバー装置 - Google Patents

ハンドレバー、および当該ハンドレバーを備えたスロットルレバー装置 Download PDF

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Description

本発明は、ハンドレバー、および当該ハンドレバーを備えたハンドレバー装置に関し、詳細には、内燃機関の気化器スロットル弁の開度を調節するハンドレバー、および当該ハンドレバーを備えたスロットルレバー装置に関する。
例えば、内燃機関により刈刃等の作業部を駆動するようにされているヘッジトリマーや刈払機等の作業機においては、内燃機関の出力を手元で調節するため、作業機に備えられているU形ハンドルやバーハンドル等のグリップ部近傍に、内燃機関の気化器スロットル弁の開度を調節する、ハンドレバーを備えた装置が配設されている。
気化器スロットル弁の開度を調節する方法として、「固定レバー式」(単に固定式とも称される)、「トリガレバー式」、および「ツインレバー式」が広く知られている。固定レバー式は、回動自在で所定の位置に固定可能な操作レバーを、作業者が手指で予め任意の位置に回動して固定することにより所望のエンジン回転数に保つ方法である。しかしながら、固定レバー式は作業者がグリップから手を離してもエンジンが所定の回転数で回転しているため危険な場合がある。
一方、トリガレバー式は、グリップ部に回動自在に設けたトリガレバーを作業者がグリップと共に掴持してストロークエンドまで回動させることによりエンジン回転数を全開とする一方、トリガレバーから手をはなすことでアイドリング回転とする。しかしながら、トリガレバー式では、エンジン回転数は全開かアイドリング回転かのどちらかになっており、中間の回転数がなく、使用上不便な場合がある。
そこで、改良方法として知られているのがツインレバー式である。ツインレバー式は、前述の固定レバーとトリガレバーとを設け、作業者は固定レバーにより所望のエンジン回転数を予め設定し、トリガレバーをグリップとともに掴持して回動させることにより設定した回転数とし、手をはなすことによりアイドリング回転数とするものである。
ところが、このツインレバー式の構成においては、グリップ部とともにトリガレバーを掴持し、トリガレバーを最大回動位置に保持している場合は、エンジンは所望の回転数を保っているが、トリガレバーの掴持状態が僅かでも弛むと引っ張っていたケーブルが弛んで回転数が低下する。一般に、刈払機等での作業中には、作業者は対象物にあわせて色々な姿勢で作業する。その間にトリガレバーの掴持状態が僅かに弛むことがあり、その都度エンジンの回転数が変化することとなり、作業に支障を来し、作業がやりにくいという問題がある。
この問題を解決するための構成として、特許文献1に開示されたスロットルレバー装置がある。図30は、特許文献1に開示されたスロットルレバー装置の構成を示す側面図である。また図31は、図30に示すスロットルレバー装置の高低速レバーと、トリガレバーと、ケーブルとの関係を示す斜視図である。スロットルレバー装置110は、管状のメインパイプ102のエンジン(不図示)近傍に取着されたグリップ108aの先端部に設けられている。スロットルレバー装置110は、一端部がエンジン(不図示)のスロットル弁と接続しているケーブル126が滑車133に卷装されており、ケーブル126の他端部には速度レバー122に接続されている。またスロットルレバー装置110には、エンジン回転数を予め設定する高低速レバー120と、グリップ108aと共に掴持することによりケーブル126を引っ張るトリガレバー130とが設けられている。また、図31に示すように、速度レバー122が速度レバー軸121により回動自在に設けられており、高低速レバー120が速度レバー軸121に固設され、速度レバー122と一体で回動自在に設けられている。また、図30および図31に示すトリガレバー軸131には、トリガレバー130と、滑車133を回転自在に取着したケーブル作動レバー132とが互いに隣接してそれぞれ回動自在に取着されている。トリガレバー130とケーブル作動レバー132との間には弾性部材であるねじりバネ135が介装され、それぞれに係合しており、トリガレバー130をグリップ108a側に回動させるとケーブル作動レバー132はねじりバネ135を介して同一方向に回動するようになっている。ねじりバネ135は、トリガレバー130が回動された場合、エンジン(不図示)のスロットル弁に設けられた戻しバネの力より十分に大きい力でケーブル作動レバー132を回動するように設定されている。トリガレバー130をグリップ108aと共に握り、トリガレバー軸131を中心として回動させるとケーブル作動レバー132はねじりバネ135を介して回動し、ケーブル126を引っ張ってエンジン回転数を上昇させ、エンジン回転数が予め設定した回転数となった状態から、トリガレバー130をグリップ108aと共に更に握るとトリガレバー130はねじりバネ135を変形させ、図30に示す細い2点鎖線に示す位置までさらに所定量(例えば4°)回動可能である。この所定量の間はトリガレバー130を回動させてもケーブル作動レバー132は回動せず、トリガレバー130の遊び区間となる。作業中に作業者のグリップ108aおよびトリガレバー130の掴持状態が僅かに弛んでも、トリガレバー130の回動角度が4°以内であればエンジン回転数に変化を生ずることはない。
特開2001−107752号公報(2001年4月17日公開)
上述の構成では、トリガレバーに遊びの機能をもたせるためには、ケーブルに接続するケーブル作動レバー132をトリガレバーとは別体に配設し、さらにねじりバネ135という部品が必要である。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊びの機能をレバー自体で実現することができるハンドレバー、および当該ハンドレバーを備えたスロットルレバー装置を提供することにある。
そこで、上記の課題を解決するために、本発明に係るハンドレバーは、
掴持部と、
回動軸となる軸部と、
上記軸部に連結しており、ケーブルと直接的または間接的に接続するケーブル接続部と、を有したハンドレバーであって、
上記軸部と上記掴持部との間に在って、当該軸部および当該掴持部と一体に構成された連結部であって、当該軸部を回動軸として上記ハンドレバーが回動する状態では弾性変形せず、当該回動が起こらない状態において弾性変形する連結部と、を有していることを特徴としている。
上記構成によれば、軸部と掴持部との間に在る連結部が弾性変形する構造を有している。これにより、上記レバーシャフトを中心とする掴持部の回動が起こらない状態において、掴持部に外力がかかれば、連結部が変形することにより、掴持部を、当該回動の軌跡に似た軌跡の動きを連結部に実現させることできる。また、連結部は弾性変形することから、外力から解放されると掴持部を元の位置に戻すことができる。すなわち、上記連結部は、上述した従来構成におけるねじりバネと同等の機能を実現することができる。
したがって、本発明に係るハンドレバーは、上述した従来構成に設けられたケーブル作動レバーおよびねじりバネが不要であることから、従来構成よりも少ない部品点数で、上述したハンドレバーの遊びを実現することができる。
本発明に係るハンドレバーの一形態は、上記の構成に加えて、
上記回動の範囲が所定範囲から外れることを規制する規制部材を有していることが好ましい。
上記構成によれば、上記掴持部が不都合に回動することを抑制することができる。
本発明に係るハンドレバーの一形態は、上記の構成に加えて、
上記連結部は、湾曲により弾性変形する湾曲構造体であり、
上記湾曲構造体には、所定量を超えて湾曲しないように抑制する抑制用部材が設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、上記湾曲構造体が過度に湾曲することに伴う上記掴持部の不都合な回動を抑制することができる。
本発明に係る、エンジンのスロットルレバー装置は、上記の課題を解決するために、
エンジンのスロットル弁を操作するスロットルレバー装置であって、
請求項1から3までの何れか1項に記載のハンドレバーと、
上記軸部に配されたレバーシャフトと、
上記ケーブル接続部に接続された上記ケーブルであって、上記エンジンのスロットル弁に接続することができる上記ケーブルと、
上記エンジンの回転数を予め設定するサブレバーが設けられており、
上記掴持部を掴持することによって、上記ケーブルを介してスロットル弁の開度を制御し、当該スロットル弁の最大開度が上記サブレバーによって予め設定されることを特徴としている。
上記構成によれば、上述した構成のハンドレバーを具備していることから、簡易な構成によって、掴持部の遊びを実現することができる。ここでいう「掴持部の遊び」とは、ユーザーが掴持部をしっかり掴持している状態から何らかの理由で掴持している力を僅かに緩めることによって掴持部の掴持位置が僅かに弛んだ場合であっても、ケーブル接続部を介して引っ張っているケーブルの引っ張り量が、しっかり掴持している状態のケーブルの引っ張り量と変わらない状態を維持することを意味する。
軸部と掴持部との間に在る連結部が弾性変形する構造を有している。これにより、上記レバーシャフトを中心とする掴持部の回動が起こらない状態において、掴持部に外力がかかれば、連結部が変形することにより、掴持部を、連結部を中心に回動させることができる。
また上記構成によれば、グリップ部に掴持部を最大限近づけて、スロットル弁の最大開度とすると、サブレバーによって予め設定されたエンジンの回転数でエンジンを回転させることができる。
よって、このエンジンスロットル装置を、刈払機やヘッジトリマーに搭載することによって、いわゆるツインレバー式の、快適に使用することができる刈払機やヘッジトリマーを提供することができる。
本発明に係る、エンジンのスロットルレバー装置の一形態は、上記の構成に加えて、
上記スロットルレバー装置には、上記サブレバーにより予め設定した上記エンジンの回転数に達した状態から更にスロットル弁の開度を一時的に上昇させる加速レバーが設けられており、
上記加速レバーは、上記ハンドレバーの上記軸部と同軸上に位置し、上記ハンドレバーと共に回動し、
上記加速レバーは、上記ハンドレバーが最大回動位置まで回動してから更に回動する構成となっていることが好ましい。
上記構成によれば、上記加速レバーを備えることによって、上記サブレバーにより予め設定した上記エンジンの回転数に達した状態から更にスロットル弁の開度を一時的に上昇させることができる。
本発明に係るハンドレバーは、掴持部と、回動軸となる軸部と、上記軸部に連結しており、ケーブルと直接的または間接的に接続するケーブル接続部と、を有したハンドレバーであって、上記軸部と上記掴持部との間に在って、当該軸部および当該掴持部と一体に構成された連結部であって、当該軸部を回動軸として上記ハンドレバーが回動する状態では弾性変形せず、当該回動が起こらない状態において弾性変形する連結部と、を有していることを特徴としている。
これにより、上述した従来構成に設けられたケーブル作動レバーおよびねじりバネが不要であることから、従来構成よりも少ない部品点数で、上述したハンドレバーの遊びを実現することができる。
また本発明には、スロットル弁を有したエンジンを搭載することができるグリップ部に取り付けることができるスロットルレバー装置であって、上記の構成を具備したハンドレバーと、上記軸部に配された上記レバーシャフトと、上記ケーブル接続部に接続された上記ケーブルであって、上記エンジンのスロットル弁に接続することができる上記ケーブルと、上記エンジンの回転数を予め設定するサブレバーが設けられており、上記掴持部を掴持することによって、上記ケーブルを介してスロットル弁の開度を制御し、当該スロットル弁の最大開度が上記サブレバーによって予め設定されることを特徴とするスロットルレバー装置も含まれる。
本発明に係るスロットルレバー装置の一形態を実装する刈払機の斜視図である。 図1に示す刈払機のスロットルレバー装置とその近傍の側面図である。 図1に示す刈払機のスロットルレバー装置の分解図である。 図1に示す刈払機のスロットルレバー装置の一部の構成を示した図である。 図2の切断線A−A´においてスロットルレバー装置を切断した矢視断面図である。 図1に示すスロットルレバー装置の側面図であり、サブレバーが最小位置にあり、メインレバーが回動開始位置にある状態を示す。 図1に示すスロットルレバー装置の側面図であり、サブレバーが最小位置にあり、メインレバーが最大回動位置にある状態を示す。 図1に示すスロットルレバー装置の分解図である。 図1に示すスロットルレバー装置の側面図であり、サブレバーが最大位置にあり、メインレバーが回動開始位置にある状態を示す。 図1に示すスロットルレバー装置の側面図であり、サブレバーが最大位置にあり、メインレバーが最大回動位置にある状態を示す。 図1に示すスロットルレバー装置の側面図であり、サブレバーが中間位置にあり、メインレバーが回動開始位置にある状態を示す。 図1に示すスロットルレバー装置の側面図であり、サブレバーが中間位置にあり、メインレバーが最大回動位置にある状態を示す。 図1に示すスロットルレバー装置の側面図であり、サブレバーが中間位置にあり、加速レバーが回動開始位置にある状態を示す。 図1に示すスロットルレバー装置の側面図であり、サブレバーが中間位置にあり、加速レバーが最大回動位置にある状態を示す。 (a)および(b)は共に、図1に示すスロットルレバー装置に具備されるメインレバーの側面図である。 図1に示すスロットルレバー装置に具備されるメインレバーの側面図である。 応力シミュレーションに用いた簡易モデルであり、図1に示すスロットルレバー装置に具備されるメインレバーの簡易モデルの側面図である。 応力シミュレーションに用いた簡易モデルであり、図17に示すメインレバーと比較する簡易モデルの側面図である。 応力シミュレーション結果を示す図である。 図1に示すスロットルレバー装置に具備される第1の変形例のメインレバーの側面図である。 本発明に係るスロットルレバー装置を他の実施形態を示す側面図である。 図21に示すスロットルレバー装置の分解図である。 図21の切断線A−A´においてスロットルレバー装置を切断した矢視断面図である。 図21に示すスロットルレバー装置の一部の構成を示した図である。 図21に示すスロットルレバー装置の側面図であり、サブレバーが中間位置にあり、メインレバーが回動開始位置にある状態を示す。 図21に示すスロットルレバー装置の側面図であり、サブレバーが中間位置にあり、メインレバーが最大回動位置にある状態を示す。 図21に示すスロットルレバー装置に具備されるメインレバーの側面図である。 図21に示すスロットルレバー装置に具備されるメインレバーの変形例を示した側面図である。 図1に示すスロットルレバー装置に具備される第2の変形例のメインレバーの側面図である。 従来構成を示す図である。 従来構成を示す図である。
〔第1実施形態〕
本実施形態では、本発明の一実施形態のスロットルレバー装置およびハンドレバーを説明する。以下では、ハンドレバーを具備するスロットルレバー装置を刈払機に搭載した例について説明する。
(刈払機の構成)
図1は、スロットルレバー装置10を有する刈払機1の斜視図である。刈払機1は、例えば農林業で使用される可搬式の草刈用機械である。
刈払機1は、図1に示すように、管状の操作棹2を備えており、操作棹2の先端部には刈刃4や飛散防護カバー5よりなる作業部3が取着されており、操作棹2の後端部には気化器のスロットル弁(不図示)が設けられたエンジン6が取着されている。また、操作棹2のエンジン6近傍には所定の間隔をあけて前方グリップ部8aと後方グリップ部8bが取着されており、エンジン6に近接する後方グリップ部8bの前端部にはスロットルレバー装置10が設けられている。スロットルレバー装置10は、スロットルケーブル7(ケーブル)によって、エンジン6の気化器のスロットル弁と連結している。
作業者は、一方の手で前方グリップ部8aを掴持し、他方の手で後方グリップ部8bを掴持し、後方グリップ部8bを掴持するほうの手でスロットルレバー装置10を操作することにより、スロットルケーブル7を介してエンジン6の気化器のスロットル弁の開度を操作し、エンジン回転数を制御して、刈刃4を動作させて草刈をおこなう。
図2は、刈払機1のスロットルレバー装置10とその近傍の側面図である。作業者は、スロットルレバー装置10に設けられたメインレバー11(ハンドレバー)と、サブレバー12と、加速レバー13との3つのレバーを、後方グリップ部8bを掴持している手(必要に応じて他方の手も)で操作する。
(スロットルレバー装置の構成)
図3は、スロットルレバー装置10の分解図である。スロットルレバー装置10は、図3に示すように、外殻としての1対のアウターケース14a,14bを有しており、サブレバー12は、一方のアウターケース14bの更に外側に配設されている。また他方のアウターケース14aにはストップスイッチ80が取り付けられている。
アウターケース14a,14b同士は、複数箇所においてアウター用ナット15およびアウター用ネジ16を用いて固定されている。アウターケース14a,14b同士が固定された状態で形成される開口部14´から、図2に示したメインレバー11および加速レバー13(ケーブル接続部)が外部に突出している。また、アウターケース14a,14b同士が固定された状態で形成される孔14´´に、図1および図2に示した操作棹2を貫通させることにより、スロットルレバー装置10を操作棹2に取り付けている。
サブレバー12を配設するほうのアウターケース14bには、サブレバー12の回転軸に対応する領域に貫通孔14b´が設けられている。この貫通孔14b´は、内側に配設されているインナーケース17bのサブレバー取り付け凸部17b´を貫通させるための孔である。サブレバー12側に突出したインナーケース17bのサブレバー取り付け凸部17b´は、貫通孔14b´を貫通して、更に、サブレバー12に設けられた貫通孔12´を貫通する。ここで、アウターケース14bの貫通孔14b´と、サブレバー12の貫通孔12´とは形状と大きさが異なっており、サブレバー取り付け凸部17b´には、それぞれの当該貫通孔の形状と大きさに合致する構造を有しているため、位置合わせ可能である。更に、インナーケース17bのサブレバー取り付け凸部17b´とサブレバー12の貫通孔12´とは、サブレバー12の回動に併せてインナーケース17bも回動するような形状を有している。この点については後述する。インナーケース17bのサブレバー取り付け凸部17b´と、サブレバー12とは、サブレバー12の外側から板バネ20と取り付けネジ21とを用いて任意の位置で摩擦により保持されるように固定されている。サブレバー12の貫通孔12´の周辺と、アウターケース14bとの間には、樹脂ワッシャー22が介在しており、サブレバー12が滑らかに回動するように補助している。
さらにアウターケース14bには、スロットルロック14rが設けられている。このスロットルロック14rは、メインレバー11に設けられた孔部であるスロットルロック受け部11rに挿入できる構成となっており、且つ、挿入された状態で、スロットルロック受け部11rに設けられた突起に引っ掛かって留まる構成となっている。スロットルロック受け部11rにスロットルロック14rが挿入されると、メインレバー11が所定の位置で固定された状態となる。所定の位置とは、メインレバー11が僅かに後方グリップ部8bに近づいた位置である。この位置でメインレバー11を固定することで、エンジンがかかりづらくなる冷態時などでも始動性を良くすることができる。
アウター用ナット15およびアウター用ネジ16を外して、1対のアウターケース14a,14bの内側に現れるのが、1対のインナーケース17a,17bである。ここで、アウターケース14a,14bとインナーケース17a,17bとは、ネジなどで互いに固定されてはいない。アウターケース14a,14bは、後述するレバーシャフト19の長手方向に延びる軸と平行な軸を回転中心としてインナーケース17a,17bが或る範囲内で回動(回転)可能なように、インナーケース17a,17bを収容している。ただし、アウターケース14a,14bの内側は、インナーケース17a,17bが当該或る範囲を超えて回動(回転)したり、不都合に位置ズレしたりすることを防ぐことができる構造を有している。
インナーケース17a,17b同士は、タッピングネジであるインナー用ネジ18を用いることによって固定されている。インナーケース17a,17bは、先に述べたアウターケース14a,14bとは異なり、内包する部材を全体的に覆うものではなく、内包する部材を側方から支持して固定する役割をもつ。
インナーケース17a,17b同士の対向側には、レバーシャフト19の各端部を嵌合するための嵌合部(不図示)が設けられている。インナーケース17a,17bに挟まれて配置されているレバースプリング23と、メインレバー11と、加速レバー13とは、レバーシャフト19を貫通させることによって、レバーシャフト19に支持されている。そのため、メインレバー11と、加速レバー13とにはそれぞれ、レバーシャフト19を貫通させる貫通孔が設けられており、レバーシャフト19に回動可能に支持されている。
加速レバー13とメインレバー11と、レバースプリング23とは、サブレバー12に近い側からこの順で配設されている。これらの詳細については、後述する。
先に述べたようにインナーケース17bのサブレバー取り付け凸部17b´は、アウターケース14bに設けられた貫通孔14b´を貫通する。アウターケース14bのインナーケース側と、サブレバー取り付け凸部17b´の周辺との間には、樹脂ワッシャー24が介在しており、上述の樹脂ワッシャー22と同様、サブレバー12が滑らか回動するように補助している。
また、上述のようにサブレバー取り付け凸部17b´が設けられているインナーケース17bがサブレバー12の回動と共に回動するのに伴って、レバーシャフト19がサブレバー12の回動軸(取り付けネジ21)を軸として回動する。このレバーシャフト19の回動に伴って、加速レバー13とメインレバー11と、レバースプリング23とが、位置を変える。ここで、図4は、アウターケース14bの内面側を示した図である。アウターケース14bには加速レバー13を支持する支持部14tが設けられており、この支持部14tは、サブレバー12の回動時に加速レバー13のタイコ収容部13cに当接してタイコ収容部13cが移動することを規制している。なお、この支持部14tは、メインレバー11を握っていた手がメインレバー11から離れた場合に、タイコ収容部13cが接触する構成となっている。これにより、アイドル状態が維持される。
加速レバー13は、タイコ支持体13bの先端に、スロットルケーブル7の一端に設けられたタイコ77を収容するタイコ収容部13cが設けられている。ここで、スロットルケーブル7は、図3に示すように、アウター側スロットルケーブル71とインナー側スロットルケーブル72とを有しており、管状のアウター側スロットルケーブル71の中をインナー側スロットルケーブル72が貫通しており、このインナー側スロットルケーブル72の先端に上記タイコ77が設けられている。タイコ77はタイコ収容部13cに収容され、タイコ収容部13cの一部に設けられた切り欠き部分からインナー側スロットルケーブル72がタイコ収容部13cの外に引き出されている。アウター側スロットルケーブル71は、図1に示す後方グリップ部8bやエンジン6の近傍などに適宜固定されており、インナー側スロットルケーブル72は、アウター側スロットルケーブル71の内部で長手方向に移動可能な構成となっている。
サブレバー12と、加速レバー13と、加速レバー13に隣接しているメインレバー11とは、加速レバー13のタイコ収容部13cに収容されたタイコ77を、動かすことによって、スロットルケーブル7を引っ張ったり、弛めたりする。すなわち、先に述べたようにサブレバー12は、メインレバー11、および、加速レバー13と協働し、また、メインレバー11は加速レバー13と協働する。協働に必要となる各レバーの構造については、後述する。
加速レバー13の一部は、アウターケースの開口部14´から、外部に突出しており、この突出部分を作業者が操作する。
メインレバー11は、レバーシャフト19に支持されており、加速レバー13に隣接している側とは反対側にレバースプリング23を収容できる構成となっている。レバースプリング23は、メインレバー11が後方グリップ部8bから離れるようにメインレバー11に付勢するバネである。メインレバー11の一部は、加速レバー13と同様、アウターケースの開口部14´から、外部に突出しており、この突出部分を作業者が操作する。
図5は、図2の切断線A−A´においてスロットルレバー装置10を切断した矢視断面図である。図5に示すように、サブレバー12は、アウターケース14bの外形に沿って上方に延びており、スロットルレバー装置10の上面に操作部を配置している。作業者は、この操作部をスロットルレバー装置10の上面上において摺動させて、サブレバー12を、取り付けネジ21の位置を軸にして回動させる。
サブレバー12が回動すると、インナーケース17bのサブレバー取り付け凸部17b´が回動して、アウターケース14bに設けられた支持部14tによりタイコ収容部13cが支持された状態でレバーシャフト19が移動し、メインレバー11の初期位置が決定される。初期位置とは、メインレバー11を操作しない、すなわち、メインレバー11を掴持しない状態での、タイコ77の位置をいう。なお、以下の説明では、メインレバー11を操作しない、すなわち、メインレバー11を掴持しない状態を「スロットル閉」(エンジンのスロットル弁が閉じた状態)と記載し、メインレバー11を掴持している状態を「スロットル開」(エンジンのスロットル弁が開いた状態)と記載することがある。詳細は後述するが、サブレバー12を或る範囲内で回動させることによって、タイコ77の初期位置を変更することができ、これにより、「スロットル閉」から「スロットル開」に移行したときのインナー側スロットルケーブル72(単にスロットケーブル7と記載することがある)の引っ張り量を調節することができ、エンジン6のスロットル弁の開度を調節することが可能となる。
また図5に示すように、加速レバー13とサブレバー12とメインレバー11とは協働し、加速レバー13とメインレバー11とが互いに部分的に嵌合している。
(スロットルレバー装置の動作)
以下、加速レバー13とサブレバー12とメインレバー11との協働機構について、説明する。
図6および図7は、図3に対応したスロットルレバー装置10の側面図であるが、図6および図7はいずれも、上述した3つのレバーの協働機構を説明するために、メインレバー11と加速レバー13が図示された状態となっており、更に、メインレバー11と加速レバー13との協働機構を説明するために、加速レバー13の一部を切り欠いた状態となっている。なお、図9〜図14も同様である。
図6および図7はいずれも、「スロットル開」のときのエンジンの最大回転数を、比較的低く設定している。本実施形態では、例えば、エンジン自体の最大回転数が例えば10000rpmのエンジン6を用いる場合、サブレバー12の操作部を後方グリップ部8bから離れた位置(図中の最小の位置)に合わせることで、「スロットル開」としてスロットルケーブルを最大限引っ張った場合、エンジン6の回転数が最大5000rpmとなるように設定している。
図6と図7との違いは、「スロットル開」と「スロットル閉」の違いである。図6は「スロットル閉」の状態を示し、図7は「スロットル開」の状態を示す。図6に示す「スロットル閉」の状態では、加速レバー13に設けられた加速レバー側稼働壁13dと、メインレバー11に設けられたメインレバー側稼働壁11a(ケーブル接続部)とが隙間を有して対向した状態となっている。なお、実際の状態ではメインレバー側稼働壁11aと加速レバー側稼働壁13dとは、図面手間にある加速レバー13の側面に覆われており、視認することはできないが、説明の便宜上、当該側面のこの領域を切り欠いて示している。加速レバー側稼働壁13dとメインレバー側稼働壁11aとは、図8において明示している。図8も図3と同様に分解図である。
この図6に示す「スロットル閉」の状態から、図7に示す「スロットル開」とするべくメインレバー11の掴持領域30(掴持部)を後方グリップ部8bに近づける方向に作業者が掴持すると、メインレバー11はレバーシャフト19を軸にして回動する。メインレバー11が回動を始めると直ぐに、メインレバー側稼働壁11aと加速レバー側稼働壁13dとが隙間無く当接した状態となり、メインレバー11の回動に伴って、メインレバー側稼働壁11aを有した部分も回動し、その回動を、加速レバー側稼働壁13dを介して加速レバー13に伝える。そのため、メインレバー11とともに、加速レバー13もレバーシャフト19を軸に回動する。
この加速レバー13の回動により、加速レバー13のタイコ支持体13bが回動して、タイコ支持体13bの先端のタイコ収容部13cが回動する。これにより、タイコ収容部13cに収容されたタイコ77は、図6に示す「スロットル閉」の状態から図7に矢印で示した幅ほど、後方グリップ部8bから離れる方向に移動する。これにより、タイコ77に接続されているスロットルケーブル7が当該幅と同じ長さほど引っ張られ、スロットルケーブル7の他端に連結されたエンジン6(図1)のスロットル弁を開放する。スロットル弁の最大開度は、先に述べたように、サブレバー12の位置に依存している。そこで、図7においては、メインレバー11が後方グリップ部8bに最も近づいた状態となると、エンジン6が5000rpmとなる。
なお、メインレバー11の後方グリップ部8bへの回動は、メインレバー11における掴持領域30とは反対側の端部に設けられた停止部11bが、図7に示すようにアウターケース14aと接触した時点で停止する。その後も、メインレバー11に設けられた弾性領域により、掴持領域30(掴持部)を後方グリップ部8bに接触するまで作業者が掴持することができるが、その構造については後述する。
ここで、図3に示したように、メインレバー11には、メインレバー11を後方グリップ部8bから離す方向に付勢するレバースプリング23が取り付けられているため、作業者がメインレバー11から手を離せば、図7に示す「スロットル開」から図6に示す「スロットル閉」の状態に戻る。なお、加速レバー13の機能については、後述する。
次に、図9および図10を用いて、3つのレバーの協働機構を更に説明する。図9および図10と、図6および図7との違いは、サブレバー12の位置にある。図9は「スロットル閉」の状態を示し、図10は「スロットル開」の状態を示している。図9および図10はいずれも、サブレバー12の操作部が、後方グリップ部8bに近い位置(図中の最大の位置)に合わせている。サブレバー12の操作部が、図6から図9に変わることによって、サブレバー12が回動し、この回動が、先に述べたようにインナーケース17b(図3)を回動させる。このインナーケース17bの回動に伴って、インナーケース17bに嵌合したレバーシャフト19の軸位置が変化して、メインレバー11および加速レバー13の回動軸の位置を変え、メインレバー11および加速レバー13の初期位置が決定される。
具体的には、このレバーシャフト19の軸位置の移動により、メインレバー11および加速レバー13が後方グリップ部8bから離れる方向に移行する。そのため、加速レバー13のタイコ支持体13bのタイコ収容部13cの位置は図6と図9とで差が無い一方で、メインレバー11および加速レバー13の回動範囲が広くなる(回動角度が大きくなる)ことから、図10に示すように「スロットル開」としてスロットルケーブルを最大限引っ張った場合に、図7よりもタイコ収容部13cの位置を大きく変化させることができる(図10中の矢印で示す範囲)。すなわち、図10のほうが図7よりもスロットル弁の最大開度を大きくすることができる。例えば、図10に示すようにスロットルケーブルを最大限引っ張った場合、エンジン6(図1)の回転数を10000rpm(エンジン自体の最大回転数と等しい)とすることができる。
なお、図9のように、「スロットル閉」の状態であってもメインレバー側稼働壁11aと加速レバー側稼働壁13dとが隙間無く当接していてもよい。
次に、サブレバーが最小位置と最大位置との間の位置(中間位置)にある場合について、図11および図12を用いて説明する。
図11および図12はいずれも、サブレバー12の操作部を、上記中間位置に合わせている。サブレバー12の操作部が、図6から図11に変わる、あるいは図9から図11に変わることによって、サブレバー12が回動し、この回動が、先に述べたようにインナーケース17bを回動させる。このインナーケース17bの回動に伴って、インナーケース17bに嵌合したレバーシャフト19の軸位置が変化して、メインレバー11および加速レバー13の位置を変える。具体的には、このレバーシャフト19の軸位置の移動により、メインレバー11および加速レバー13の位置が、図6および図9のそれらの位置から移動する。そのため、加速レバー13のタイコ支持体13bのタイコ収容部13cの位置は図6および図9と図11とで差が無い一方で、メインレバー11および加速レバー13の回動範囲が変わって図6のそれに比べれば広く(回動角度が大きく)なり、図9のそれに比べれば狭く(回動角度が小さく)なることから、図12に示すように「スロットル開」としてスロットルケーブルを最大限引っ張った場合に、図7よりもタイコ収容部13cの位置を大きく変化させることができる(図12中の矢印で示す範囲)。反対に、図12に示すように「スロットル開」としてスロットルケーブルを最大限引っ張った場合に、図10よりもタイコ収容部13cの位置は大きく変化しない。すなわち、図12のほうが図7よりもスロットル弁の最大開度を大きくすることができ、図12のほうが図10よりもスロットル弁の最大開度を小さくすることができる。これにより、例えば、図12に示すようにスロットルケーブルを最大限引っ張った場合、エンジン6(図1)の回転数を7500rpmとすることができる。
(加速レバーの機能)
ここで、例えば図7および図12のように、サブレバー12によって、エンジンの回転数をエンジン自身がもつ最大回転数よりも低く設定した場合において、サブレバー12で設定した最大回転数で刈刃4(図1)を回転駆動している最中に、エンジンの出力を一時的に上げて刈刃4をより高速で駆動するシチュエーションがある。例えば、草刈を進めている際に草木が密集している領域に進入して作業効率が落ちかけた場合に、エンジン出力を一時的に上げる場合がある。このようなシチュエーションにおいて、サブレバー12を図9に示す最大位置方向へ移動して対応することも可能であるが、サブレバー12は板バネ20により任意の位置で摩擦により保持されるように固定されているため、俊敏な操作や頻繁な操作には不向きであり、作業効率も上がらない。
そこで、本実施形態のスロットルレバー装置10は、エンジンの出力を一時的に上げるための加速レバー13を備えている。
加速レバーの機能について、図13および図14を用いて説明する。なお、図13および図14は、図11および図12と同じく、サブレバー12が中間位置にある。図13は、作業者がメインレバー11のみを後方グリップ部8bに接触するほど握りきった状態を示している。この状態で、メインレバー側稼働壁11aと加速レバー側稼働壁13dとは隙間無く当接しており、加速レバー13はメインレバー11の回動に合わせて後方グリップ部8bに近づいているものの、加速レバー13には、更に後方グリップ部8b側に回動可能範囲がある。すなわち、図13の状態から、加速レバー13を後方グリップ部8b側に回動させると、図14に示すように、加速レバー13の回動に伴って加速レバー側稼働壁13dとメインレバー側稼働壁11aとの傾斜角度に差が生じて、図14に示すように一部分に隙間が生じる。このように加速レバー13が回動すると、加速レバー13のタイコ支持体13bのタイコ収容部13cの位置は図13に示すよう状態から更に後方グリップ部8bから離れる方向に移動して、スロットルケーブル7を図14中のメインレバー開度よりも更に引っ張ることができる(図14中の加速レバー開度)。これにより、エンジンのスロットル弁の開度を一時的に上げることができる。そのため、作業中に加速レバー13を操作するという簡易な手法によって、エンジンの出力(回転数)を一時的に上げることを可能にしている。
ここで、エンジン6(図1)の気化器のスロットル弁は絶えず最小開度(アイドリング回転数)になるように付勢されているため、スロットル弁とスロットルケーブル7で連結されたタイコ77も同様の方向に付勢されており、作業者が加速レバー13から手(指)を離すと、加速レバー側稼働壁13dの傾斜角度が図13に示した状態に戻って、タイコ77の位置も図13に示した状態に戻る。
(メインレバーの遊び)
本実施形態のスロットルレバー装置10に配設されているメインレバー11は、メインレバー11自体に、メインレバー11の遊びを実現することができる構造を有している。ここでメインレバー11の遊びとは、後方グリップ部8bに近接した或る範囲内にメインレバー11が位置している状態において、この範囲内であればメインレバー11が回動しても、タイコ支持体13bは位置が変化せずタイコ77も移動しない、すなわち、スロットルケーブル7が当該範囲内の回動に伴って引っ張られたり緩められたりすることがない状態をいう。この範囲は、遊び区間である。
この遊びを、本実施形態のメインレバー11がバネなどの他の部材を用いることなく実現する。この点について、先の図11から図13と、図15とを用いて説明する。
先に説明したように、メインレバー11がレバーシャフト19を軸に、図11に示す位置から図12に示す位置まで回動する。すると、図11に示すメインレバー11の掴持側の端部とは反対側の端部に設けられた停止部11bも回動する。そして、回動が進んで図12に示す状態になると、この停止部11bが、アウターケース14aに設けられた停止部用受け部14sに接触する。そのため、図11から図12までの間でのメインレバーの回動機構は図12の時点で終わる。
そして、ここから更にメインレバー11を後方グリップ部8bに近接させるように作業者がメインレバー11を握ると、停止部11bが停止部用受け部14sによって回動を抑止された状態のままで、メインレバー11自体が弾性変形することによって掴持側の端部が移動して、図13に示す状態に至る。
ここで図15(a)および(b)は共に、メインレバー11の側面図であり、図15(a)が図11から図12までのメインレバー11を示し、図15(b)が図13の状態におけるメインレバー11を示している。図15(a)および(b)に示すように、メインレバー11は、長手方向に延びた掴持領域30が一方の端側にあり、他方の端には、停止部11bと、メインレバー側稼働壁11aと、レバーシャフト19(図13)を通すための孔が設けられたレバーシャフト軸受部11c(軸部)とが設けられている。そして、更に、掴持領域30と停止部11bとの間に、弾性領域40(連結部、湾曲構造体)が形成されている。
掴持領域30、停止部11b、レバーシャフト軸受部11cおよび弾性領域40が一体となっているが、弾性領域40が他の部分よりも構造的に応力が集中しやすい形状となっている。具体的には、弾性領域40は、掴持領域30がある一方の端から他方の端に向けて湾曲した構造となっている。そのため、図15(b)に示すように外力が加わると、弾性領域40に応力がかかって弾性変形する。図15(b)では、図13に示すようにメインレバー11が後方グリップ部8bに近接する方向の外力が加わることで、当該湾曲構造の両端部の距離が離れるように弾性変形する。この弾性変形によって、図11および図12を用いて説明したメインレバー11の回動の軌跡に似た軌跡の動きを掴持領域30に実現させることができる。
弾性領域40は、外力を受けて弾性変形することから、当該外力から解放されれば、掴持領域30を図11に示す位置に戻すことができる。
なお、メインレバー11は、例えば樹脂による一体成形によって作製することができる。
また、メインレバー11には、図15(a)および(b)に示すように、掴持領域30と弾性領域40との間にスロットルロック受け部50を有している。
また、メインレバー11には、弾性領域40に対向する部分に、スロットルロック受け部50の端部からレバーシャフト軸受部11cに向けて突出する、突起部60(抑制用部材)が設けられている。弾性領域40に応力がかかっていない状態では、突起部60の先端と、レバーシャフト軸受部11cとの間はわずかに離間している。そして、図13の状態となると、弾性領域40に応力がかかって弾性変形するのに伴って、突起部60の先端と、レバーシャフト軸受部11cとの離間距離は広がる。
(メインレバーの損壊抑制機構)
本実施形態のスロットルレバー装置10は、作業中に手や衣服などがメインレバー11に引っ掛かったり、装置を運んでいる最中に物などがメインレバー11に引っ掛かったりして、後方グリップ部8bから離れる方向にメインレバー11に図16に示す方向の外力が及んで、メインレバー11および加速レバー13が不都合に回動する場合が想定される。当該回動は、メインレバー11の損壊を招くおそれがある。
これに対して、本実施形態のスロットルレバー装置10では、上述の突起部60が、当該回動によって、その先端をレバーシャフト軸受部11cに接触させることができる。この接触により、弾性領域40は弾性変形が抑止されて、メインレバー11の当該回動を防ぎ、メインレバー11の損壊を回避することができる。
このように弾性領域40の対向側に隙間を設けることで、グリップ方向への力にはバネとして機能し、逆方向へはすぐに当該隙間が埋まりバネとしては機能せず、強度を上げることができる。
ここで上記隙間の大きさは、上述した作用効果を実現することができる範囲で適宜設定すればよく特に制限はないが、例えば0を超え、3mm以下とすることができる。上記隙間が3mmを超えると、弾性領域40にかかる応力が材料の破壊強度を超えて破損する虞が生じるためである。
以下、本実施形態のメインレバー11の簡易モデルを用いた応力シミュレーション結果を示す。応力シミュレーションに用いた簡易モデルを図17と図18に示す。図17は本実施形態のメインレバー11の簡易モデルであり、弾性領域40の対向部分にある突起部60の先端と、レバーシャフト軸受部11cとの間を無負荷状態で1mmほど離間している。図18は比較用モデルであり、図17に示す突起部60が無く、3mm以上の隙間が弾性領域40の対向部分に形成されているモデルである。なお、この応力シミュレーションでは、レバーシャフト軸受部11cと停止部11bとを固定しておこなった。
図19は、応力シミュレーション結果である。図19中の(a)が図17に示したメインレバー11の簡易モデルの結果であり、図19中の(b)が図18に示した比較用モデルである。各結果の右側のバーの最上段の数値が、そのモデルにかかる最大ミーゼス応力(最も力のかかる部分の値)となっており、その数値が高ければ高いほどその部分に応力がかかり破損し易くなることを意味している。グリップ逆方向からの力に対して、比較用モデルは図19中の(b)に示すように弾性領域40に応力が集中している。コレに対して、簡易モデルは図19中の(a)に示すように応力が分散していることがわかる。本結果では、比較用モデルに比べて、簡易モデルにかかる最大ミーゼス応力は、15.4/61.7≒1/4 まで低下している。
なお、図18のモデルは、本発明の範囲に含まれる。すなわち、図17に示す簡易モデルは、図18のモデルよりも上述した点で優れているが、図18のモデルであっても、弾性領域40を有している点で従来構成よりも優れており、用途によっては図18のモデルであっても適用することができる。
また、アウターケース14a,14bの開口部14´の縁(規制部材)でも、当該不都合に回動を抑止することができる。
(本実施形態の作用効果)
本実施形態のスロットルレバー装置10に具備されたメインレバー11は、以上のように、掴持領域30とレバーシャフト軸受部11cとの間にあってこれらと一体に構成された弾性領域40を有しており、弾性領域40は、レバーシャフト軸受部11cに配されるレバーシャフト19を中心としてメインレバー11(掴持領域30)が回動する状態では弾性変形せず、当該回動が起こらない状態において弾性変形して、掴持領域30に、当該回動の軌跡に似た軌跡の動きを実現させている。ここで、本実施形態において当該回動が起こらない状態とは、メインレバー11の停止部11bが、アウターケース14aと接触した状態をいう(図7、図10、図12〜図14)。上記の構成によれば、本実施形態のメインレバー11には、上述した従来構成に設けられたケーブル作動レバー132とねじりバネの機能が一体化されていることから、これらが不要であり、よって、従来構成よりも少ない部品点数で上述したメインレバーの遊びを実現することができる。
なお、本実施形態では刈払機を例示して説明したが、本発明のスロットルレバー装置は、刈払機以外にも、ヘッジトリマー(剪枝機)などにも適用することができ、特に、エンジンを中間回転数、すなわちアイドリング回転数と最大回転数との間の任意の回転数で動作させることを必要とする装置に好適に適用することができる。
(変形例)
本実施形態では、加速レバー13にタイコ支持体13bおよびタイコ収容部13cが設けられている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの構成が、メインレバーに設けられていても良い。その場合の態様について、図20に例示している。
図20は、本変形例のメインレバー11−1の側面図である。本変形例のメインレバー11−1は、例えば図6に示したメインレバー11にタイコ支持体およびタイコ収容部が設けられている点のみで相違する。図20の本変形例のメインレバー11−1は、レバーシャフト軸受部11cおよび停止部11bが設けられている側の端部に、タイコ支持体11eとその先端に設けられたタイコ収容部11fとを有している。この本変形例のメインレバー11−1を、例えば図6のメインレバー11の代わりにスロットルレバー装置10に実装する場合は、加速レバーは、タイコ支持体およびタイコ収容部の無いものを設ければよい。そして、この場合は、インナーケース17bの第2支持部17dは、少なくともサブレバー12の回動時にメインレバー11−1のタイコ支持体11−1eに接触する。これにより、メインレバー11が掴持されていない状態のタイコ77の位置(初期位置)を決めることができる。本変形例において、メインレバー11−1の掴持領域30をグリップ方向に掴持すれば、メインレバー11−1がレバーシャフト(不図示)を軸に回動し、それに伴ってタイコ支持体11−1eが回動して、タイコ77を引っ張り、スロットル弁(不図示)を開かせることができる。
〔第2実施形態〕
本発明に係るスロットルレバー装置の他の実施形態(第2実施形態)を説明する。なお、説明の便宜上、上記第1実施形態にて説明した部材と同じ機能を有するものは、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
本実施形態と上記第1実施形態との大きな相違点は、本実施形態のスロットルレバー装置は加速レバーを具備していない点にある。以下では、図21〜図28を用いて、本実施形態のスロットルレバー装置を説明する。
図21は、本実施形態のスロットルレバー装置10´とその近傍の側面図である。作業者は、スロットルレバー装置10´に設けられたメインレバー11(ハンドレバー)と、サブレバー12との2つのレバーを、後方グリップ部8bを掴持している手(必要に応じて他方の手も)で操作することにより、スロットル弁の開度を操作し、エンジン回転数を制御する。
(スロットルレバー装置の構成)
図22は、スロットルレバー装置10´の分解図である。図22は、図3に対応している。図22のスロットルレバー装置10´は、図3に示すメインレバー11と加速レバー13とに代えて、メインレバー11´を備えている。またレバーシャフト19は、レバースプリング23と、メインレバー11´とを回動可能に支持している。すなわち、メインレバー11´には、レバーシャフト19を貫通させる貫通孔が設けられている。
メインレバー11´は、タイコ支持体11´eの先端に、スロットルケーブル7の一端に設けられたタイコ77を収容するタイコ収容部11´fが設けられている。タイコ収容部11´fの一部には切り欠き部分が設けられており、この切り欠き部分からインナー側スロットルケーブル72がタイコ収容部11´fの外に引き出されている。
メインレバー11´は、レバースプリング23を収容できる構成となっている。レバースプリング23は、メインレバー11´が後方グリップ部8bから離れるようにメインレバー11に付勢するバネである。メインレバー11´の一部は、アウターケースの開口部14´から、外部に突出しており、この突出部分を作業者が操作する。
図23は、図21の切断線A−A´においてスロットルレバー装置10´を切断した矢視断面図である。図23に示すように、アウターケース14aの外形に沿って上方に延びたサブレバー12を作業者が操作して回動させると、インナーケース17bのサブレバー取り付け凸部17b´(図22)が回動して、レバーシャフト19の軸位置が変化する。ここで、図24は、アウターケース14bの内面側を示した図である。アウターケース14bには、サブレバー12の回動時にメインレバー11´のタイコ収容部11´fに当接してタイコ収容部11´fの移動を規制する支持部14tが設けられている。タイコ収容部11´fがアウターケース14bの支持部14tに支持された状態で、レバーシャフト19が軸位置を変化させることで、メインレバー11´の初期位置が決定される。
初期位置とは、メインレバー11´を操作しない、すなわち、メインレバー11´を掴持しない状態での、タイコ77の位置をいう。
(スロットルレバー装置の動作)
以下、サブレバー12とメインレバー11´との協働機構について説明する。
図25および図26は、スロットルレバー装置10´の側面図であるが、図25および図26はいずれも、上述した2つのレバーの協働機構を説明するために、アウターケースの一部およびインナーケースの一部を除いたかたちで示している。なお、サブレバー12の回動に伴う、タイコ77の初期位置の移動については、上記実施形態1と同じであるため説明を省略し、図25および図26は、サブレバー12が中間位置にある場合を一例として挙げて、サブレバー12とメインレバー11´との協働機構について説明する。
サブレバー12の位置を図25に示す位置(中間位置)に移動させると、それに伴ってインナーケース17bが回動し、回動に伴って、インナーケース17bに嵌合したレバーシャフト19の軸位置が変化して、メインレバー11´の位置を変えるとともに、アウターケース14bに設けられた支持部14t(図24)によりタイコ収容部11f´が支持されるため、タイコ77の初期位置が決定される。
図25の「スロットル閉」状態から、作業者がメインレバー11´の掴持領域30を掴持してメインレバー11´を後方グリップ部8bに近づくように回動させると、メインレバー11´はレバーシャフト19を軸にして回動し、タイコ支持体11´eの先端のタイコ収容部11´fが回動する。これにより、タイコ収容部11´fに収容されたタイコ77は、図25に示す「スロットル閉」の状態から図26に矢印で示した幅ほど、後方グリップ部8bから離れる方向に移動する。これにより、タイコ77に接続されているスロットルケーブル7が当該幅と同じ長さほど引っ張られ、スロットルケーブル7の他端に連結されたエンジン6(図1)のスロットル弁を開放する(「スロットル開」状態)。
なお、メインレバー11´の後方グリップ部8bへの回動は、メインレバー11´における掴持領域30とは反対側の端部に設けられた停止部11bが、図26に示すようにアウターケース14aと接触した時点で停止する。
本実施形態のメインレバー11´も、上記第1実施形態と同様に、図27に示すように、弾性領域40を有している。そのため、メインレバー11´の遊びを実現することができる。また、本実施形態のメインレバー11´も、上記第1実施形態と同様に、図27に示すように、突起部60を有していることから、メインレバー11´の掴持領域30が不都合にグリップとは逆の方向に回動して損壊することを回避することができる。
(変形例1)
本実施形態では、タイコ支持体11´eおよびタイコ収容部11´fがメインレバー11´と一体化している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではなく、図28に示すように、別体で構成されたタイコ保持部材90をメインレバー11´に隣接させて配置し、タイコ保持部材90を、回動するメインレバー11´の一部分11kが接触すると、固定軸91を中心に回動する構成とすることができる。この回動により、保持しているタイコ77が移動してスロットルケーブル7が引っ張られてスロットル弁が開くように構成することができる。
(変形例2)
図29は、第2の変形例のメインレバー11−2の側面図である。第2の変形例では、スロットルケーブルのインナー側スロットルケーブル72が、折り返し部材としてのプーリ11pを介して引っ張られる構成となっており、このプーリ11pが、メインレバー11におけるレバーシャフト軸受部11cおよび停止部11bが設けられている側の端部に設けられた支持体の先端に取り付けられている。この場合、タイコ77は、例えばアウターケースの内面に係止される構成とすればよい。
メインレバー11−2が回動すると、それに伴い、プーリ11pが回動し、インナー側スロットルケーブル72が引っ張られるが、インナー側スロットルケーブル72に連結されているタイコ77は係止されているため、反対側に連結されたスロットル弁が開く構成とすることができる。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、スロットルレバー装置として、刈払機やヘッジトリマーなどに広く適用することが可能である。
1 刈払機
2 操作棹
3 作業部
4 刈刃
5 飛散防護カバー
6 エンジン
7 スロットルケーブル(ケーブル)
8a 前方グリップ部
8b 後方グリップ部
10 スロットルレバー装置
11、11´、11−1、11−2、 メインレバー(ハンドレバー)
11a メインレバー側稼働壁(ケーブル接続部)
11b 停止部
11c レバーシャフト軸受部(軸部)
11e、11−1e タイコ支持体
11f、11´f タイコ収容部
11k 一部分
11p プーリ
11r スロットルロック受け部
12 サブレバー
12´ 貫通孔
13 加速レバー(ケーブル接続部)
13a 下面
13b タイコ支持体
13c タイコ収容部
13d 加速レバー側稼働壁
14a,14b アウターケース
14´ 開口部
14´´ 孔
14b´ 貫通孔
14r スロットルロック
14s 停止部用受け部
14t 支持部
15 アウター用ナット
16 アウター用ネジ
17a,17b インナーケース
17b´サブレバー取り付け凸部17b´
18 インナー用ネジ
19 レバーシャフト
20 板バネ
21 ネジ
22 樹脂ワッシャー
23 レバースプリング
24 樹脂ワッシャー
30 掴持領域
40 弾性領域
50 スロットルロック受け部
60 突起部
71 アウター側スロットルケーブル
72 インナー側スロットルケーブル
77 タイコ
80 ストップスイッチ
90 タイコ保持部材
91 固定軸

Claims (5)

  1. 掴持部と、
    回動軸となる軸部と、
    上記軸部に連結しており、ケーブルと直接的または間接的に接続するケーブル接続部と、を有したハンドレバーであって、
    上記軸部と上記掴持部との間に在って、当該軸部および当該掴持部と一体に構成された連結部であって、当該軸部を回動軸として上記ハンドレバーが回動する状態では弾性変形せず、当該回動が起こらない状態において弾性変形する連結部と、を有していることを特徴とするハンドレバー。
  2. 上記回動の範囲が所定範囲から外れることを規制する規制部材を有していることを特徴とする請求項1に記載のハンドレバー。
  3. 上記連結部は、湾曲により弾性変形する湾曲構造体であり、
    上記湾曲構造体には、所定量を超えて湾曲しないように抑制する抑制用突起が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載のハンドレバー。
  4. エンジンのスロットル弁を操作するスロットルレバー装置であって、
    請求項1から3までの何れか1項に記載のハンドレバーと、
    上記軸部に配されたレバーシャフトと、
    上記ケーブル接続部に接続された上記ケーブルであって、上記エンジンのスロットル弁に接続することができる上記ケーブルと、
    上記ハンドレバーによって制御可能な上記エンジンの最大回転数を予め設定するサブレバーが設けられており、
    上記掴持部を掴持することによって、上記ケーブルを介してスロットル弁の開度を制御し、当該スロットル弁の最大開度が上記サブレバーによって予め設定されることを特徴とするスロットルレバー装置。
  5. 上記スロットルレバー装置には、上記サブレバーにより予め設定した上記エンジンの最大回転数に達した状態から更にスロットル弁の開度を一時的に上昇させる加速レバーが設けられており、
    上記加速レバーは、上記ハンドレバーの上記軸部と同軸上に位置し、上記ハンドレバーと共に回動し、
    上記加速レバーは、上記ハンドレバーが最大回動位置まで回動してから更に回動する構成となっていることを特徴とする請求項4に記載のスロットルレバー装置。
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