JP5847108B2 - 定着装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、トナー像を用紙に定着させる定着装置およびそれを備えた画像形成装置に関する。
プリンターなどの画像形成装置に装着される定着装置は、加熱ローラーおよび加圧ローラーを含む。加熱ローラーは、ヒーターによって加熱され、加圧ローラーは、加熱ローラーに圧接する。そして、加熱ローラーおよび加圧ローラーによって定着ニップが形成される。たとえば、加熱ローラーを加熱するヒーターはハロゲンヒーターであり、交流電源に接続され、交流電圧の供給を受けて発熱する。
ハロゲンヒーターで加熱ローラーを加熱する定着装置には、ヒーターへの通電をオンオフするスイッチング素子としてトライアックを使用し、ヒーターへの通電のオンオフを交流電圧のゼロクロス点に同期させるものがある(たとえば、特許文献1参照)。
この定着装置は、交流電圧のゼロクロス点を検出してゼロクロス信号を出力するゼロクロス検出回路を備える。たとえば、ゼロクロス信号は、図10に示すように、ゼロクロス点の手前でLレベルとなり、ゼロクロス点を通過するとHレベルに戻る。
このゼロクロス信号は、ヒーター制御部が受ける。そして、ヒーター制御部は、ゼロクロス信号に基づき、ヒーターへの通電のオンオフを制御するためのヒーター制御信号を出力する。たとえば、ヒーター制御部は、ヒーターへの通電を指示するとき、ゼロクロス信号がLレベルになったことを受けてヒーター制御信号をHレベルにする。
ヒーターと交流電源との間には、ヒーターへの通電をオンオフするトライアックが接続される。そして、トライアックは、ヒーター制御信号がHレベルになって以降の最初のゼロクロス点を通過するとオンする。これにより、交流電圧のゼロクロス点付近でヒーターへの通電をオンさせることができる。
特開平11−95611号公報
加熱ローラーの温度が上昇しすぎるのを避けるため、単位時間に対するヒーターへの通電時間の比(デューティ比)を変化させて、ヒーターの出力を調整する場合がある。この場合、加熱ローラーの温度に基づき目標デューティ比が定められる。そして、ヒーター制御部は、単位時間に対するヒーターへの通電時間の比が目標デューティ比となるように、交流電圧のゼロクロス点の検出回数に基づき、ヒーター制御信号のレベルを切り替える。たとえば、ヒーター制御部は、交流電圧の1周期分だけ連続してヒーターへの通電をオンしてからオフするのであれば、ゼロクロス信号の立ち下がりエッジでヒーター制御信号をHレベルとし、その後、2回目の立ち下がりエッジでヒーター制御信号をLレベルに戻す。なお、図10では、ヒーターに実際に供給される交流電圧を実線で示す。
この構成では、電源事情によって交流電圧の周波数が変動したとしても、その交流電圧のゼロクロス点を検出するので、単位時間に対するヒーターへの通電時間の比が目標デューティ比となるようにヒーター制御信号のレベルを切り替えることができる。
しかし、交流電圧のゼロクロス点を検出する構成では、ゼロクロス検出回路を設置する分、回路構成が複雑になり、コストアップに繋がる。仮に、ゼロクロス検出回路を省略すると、交流電圧のゼロクロス点をヒーター制御部に認識させることができない。したがって、目標デューティ比でヒーターへの通電を行ってヒーターの出力を調整するのが困難になる。
なお、交流電圧のゼロクロス点を検出しない構成では、図11に示すように、定着温度(加熱ローラーの温度)が予め定められた下限値を下回っていれば、定着温度が予め定められた上限値に達するまでヒーターへの通電をオンし続け、定着温度が上限値に達すれば、定着温度が再び下限値を下回るまでヒーターへの通電をオフし続ける、という制御が行われる。しかし、この構成では、ヒーターへの通電がオンされてから次にヒーターへの通電がオンされるまでの時間(通電停止時間)が長くなるので、通電停止期間中にヒーターが冷めてヒーターの抵抗値が低下する。このため、ヒーターへの通電をオンしたときに突入電流が流れてフリッカが発生することがある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、交流電圧のゼロクロス点を検出するためのゼロクロス検出回路を別途設けることなく、単位時間に対するヒーターへの通電時間の比を目標デューティ比に近似させることが可能な定着装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の定着装置は、交流電源から交流電圧が供給されて発熱するヒーターを含み、ヒーターの熱によってトナー像が転写された用紙を加熱し、トナー像を用紙に定着させる定着部と、定着部の温度を検知するための温度センサーと、定着部の温度が予め定められた制御温度に保持されるようにヒーターへの通電および通電停止を指示するためのヒーター制御信号を生成し、ヒーターへの通電を指示するときにはヒーター制御信号のレベルを第1レベルとする一方、ヒーターへの通電停止を指示するときにはヒーター制御信号のレベルを第1レベルとは異なる第2レベルとするヒーター制御部と、交流電源とヒーターとの間に接続され、ヒーター制御信号が第1レベルに変化して以降の最初のゼロクロス点近傍でヒーターへの通電をオンし、ヒーター制御信号が第2レベルに変化して以降の最初のゼロクロス点近傍でヒーターへの通電をオフするスイッチ部と、を備えている。そして、ヒーター制御部は、ヒーターに入力され得る交流電圧の最大周期の1/2よりも長く、かつ、ヒーターに入力され得る交流電圧の最小周期よりも短い時間を1ステップとするとともに、1ステップに相当する時間に2以上の整数を乗じた時間を1ブロックとし、1ブロック内においてヒーター制御信号を第1レベルにする時間を1ステップ単位で設定する。
なお、ヒーターに入力され得る交流電圧の周波数は、電源事情により変動することがあるので、50Hz/60Hzとは限らない。このため、ヒーターに入力され得る交流電圧の最大周期および最小周期は、交流電圧の周波数が変動することを考慮して求められる。
このように構成すると、ヒーター制御信号を1ステップ分だけ第1レベル(ヒーターへの通電を指示するレベル)にする場合、ヒーター制御信号が第1レベルとなる時間は、ヒーターに入力される交流電圧の周期が最大になっても、交流電圧の0.5周期分(1半波長分)よりも長くなり、ヒーターに入力される交流電圧の周期が最小になっても、交流電圧の1周期分(2半波長分)よりも短くなる。すなわち、ヒーター制御信号が1ステップ分だけ第1レベルになる場合には、必ず、交流電圧の0.5周期分(1半波長分)、ヒーターへの通電がオンされる。そして、交流電圧の1.5周期分(3半波長分)以上、ヒーターへの通電がオンされることはない。
これにより、1ブロック内においてヒーター制御信号を第1レベルにする時間を1ステップ単位で設定することにより、交流電圧のゼロクロス点を検出するためのゼロクロス検出回路を別途設けることなく、単位時間に対するヒーターへの通電時間の比を目標デューティ比に近似させることができる。
本発明によれば、交流電圧のゼロクロス点を検出するためのゼロクロス検出回路を別途設けることなく、単位時間に対するヒーターへの通電時間の比を目標デューティ比に近似させることができる。
本発明の一実施形態による画像形成装置の全体構成図 図1に示した画像形成装置のハードウェア構成を説明するための図 図1に示した画像形成装置のヒーター制御回路の回路構成を説明するための図 図1に示した画像形成装置においてヒーター制御信号が第1レベル(第2レベル)になるタイミングを説明するための図 図1に示した画像形成装置においてヒーターに対する交流電圧の供給タイミングを説明するための図 図1に示した画像形成装置においてヒーター制御信号が第1レベル(第2レベル)になるタイミングを説明するための図 図1に示した画像形成装置においてヒーターに対する交流電圧の供給タイミングを説明するための図 図1に示した画像形成装置においてヒーターに対する交流電圧の供給タイミングを説明するための図 図1に示した画像形成装置においてヒーター制御信号を第1レベル(第2レベル)にする時間を設定するときの流れを説明するためのフローチャート 従来のヒーター制御方法を説明するための図 従来のヒーター制御方法を説明するための図
本発明の一実施形態による画像形成装置について、レーザープリンターを例にとって説明する。
(画像形成装置の全体構成)
まず、本実施形態の画像形成装置100の全体構成について説明する。図1に示すように、画像形成装置100は、操作パネル101、給紙部102、用紙搬送部103、画像形成部104および定着部105を備える。
操作パネル101は、液晶表示部11を有する。この液晶表示部11は、画像形成装置100の状態を示すメッセージなどを表示する。また、操作パネル101には、各種設定を受け付けるための設定キー12も設けられている。
給紙部102は、用紙Pを収容するカセット21を有し、そのカセット21内の用紙Pを用紙搬送路30に供給する。この給紙部102には、カセット21内の用紙Pを1枚ずつ引き出すためのピックアップローラー22や、用紙Pの重送を抑制しつつ用紙Pを用紙搬送路30に供給するための給紙ローラー対23が設けられている。
用紙搬送部103は、用紙Pを用紙搬送路30に沿って搬送し、画像形成部104および定着部105を経由して排出トレイ31に導く。この用紙搬送部103は、用紙搬送路30に回転可能に設置された搬送ローラー対32を複数含む。複数の搬送ローラー対32のうちの画像形成部104の用紙搬送方向における上流側の位置(画像形成部104に至る直前の位置)に設置された搬送ローラー対32はレジストローラー対33であり、用紙Pを画像形成部104の直前で待機させ、タイミングを合わせて画像形成部104に送り出す。
画像形成部104は、印刷すべき画像の画像データに基づきトナー像を形成し、そのトナー像を用紙Pに転写する。この画像形成部104は、感光体ドラム41、帯電装置42、露光装置43、現像装置44、転写ローラー45およびクリーニング装置46を含む。
画像形成時には、感光体ドラム41が回転駆動し、その感光体ドラム41の表面を帯電装置42が所定電位に帯電させる。また、露光装置43は、露光用の光を発光する発光素子(図示せず)を有しており、その発光素子を画像データに基づき点消灯させつつ、感光体ドラム41の表面を走査露光する。これにより、感光体ドラム41の表面に静電潜像を形成する。現像装置44は、感光体ドラム41の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して現像する。
転写ローラー45は、感光体ドラム41の表面に圧接する。その状態で、レジストローラー対33がタイミングを計り、転写ローラー45と感光体ドラム41との間に用紙Pを進入させる。このとき、転写ローラー45には転写用電圧が印加される。これによって、感光体ドラム41の表面のトナー像が用紙Pに転写される。クリーニング装置46は、用紙Pへのトナー像の転写が終わると、感光体ドラム41の表面に残留するトナーなどを除去する。
定着部105は、用紙Pに転写されたトナー像を加熱および加圧して定着させる。この定着部105は、加熱ローラー51、加圧ローラー52、ヒーター53および温度センサー54を含む。加熱ローラー51は、ヒーター53を内蔵し、ヒーター53によって加熱される。加圧ローラー52は、加熱ローラー51に圧接する。そして、トナー像が転写された用紙Pは、加熱ローラー51と加圧ローラー52との間に形成される定着ニップを通過することで、加熱および加圧される。これにより、用紙Pにトナー像が定着され、印刷が完了する。その後、印刷済みの用紙Pは、排出トレイ31に排出される。
ヒーター53は、ハロゲンヒーターであり、交流電源200(図3参照)から交流電圧が供給されて発熱する。このヒーター53への通電のオンオフは、後述する主制御部110(図2参照)によって切り替えられる。温度センサー54は、サーミスターであり、加熱ローラー51の表面温度(以下、定着部105の温度と称する場合がある)を検知する。温度センサー54の出力は、後述する主制御部110が受ける。そして、主制御部110は、温度センサー54の出力に基づき定着部105の温度を検知する。
(画像形成装置のハードウェア構成)
次に、画像形成装置100のハードウェア構成について説明する。図2に示すように、画像形成装置100は、主制御部110を備える。
主制御部110は、CPU111、画像処理部112および記憶部113を含む。画像処理部112は、画像データに対して各種画像処理(たとえば、拡大/縮小、濃度変換およびデータ形式変換など)を施す。記憶部113は、ROMやRAMなどからなり、プログラムおよびデータがROMに記憶され、それらプログラムおよびデータがRAMに展開される。
また、主制御部110は、操作パネル101、給紙部102、用紙搬送部103および画像形成部104および定着部105と接続される。そして、主制御部110は、記憶部113に記憶されたプログラムおよびデータに基づき、画像形成装置100の各部の制御を行う。
また、定着部105のヒーター53は、ヒーター53への通電のオンオフを制御するためのヒーター制御回路50と接続される。そして、主制御部110は、ヒーター制御回路50にヒーター制御信号HSを与え、ヒーター53への通電のオンオフを制御する。すなわち、主制御部110は、本発明の「ヒーター制御部」に相当する。なお、本発明の定着装置は符号500で示すブロックであり、定着部105、主制御部110およびヒーター制御回路50によって定着装置500が構成される。
また、主制御部110は、電源部120と接続される。そして、主制御部110は、電源部120に指示し、画像形成装置100の各部への電力供給を制御する。電源部120は、図3に示すように、交流電源200と接続される。交流電源200から供給される交流電圧は、フィルター121によってノイズ除去される。その後、交流電圧は、整流ダイオードブリッジ122および平滑コンデンサー123によって直流電圧に整流され、DC/DCコンバーター124に供給される。DC/DCコンバーター124は、供給された直流電圧を所望の電圧に変換する。
(ヒーター制御回路の回路構成)
次に、ヒーター制御回路50の回路構成について説明する。なお、図3には、一例として、2本のヒーター53が交流電源200に接続された場合の回路構成を示している。
ヒーター53の一端は、交流電源200と接続され、ヒーター53の他端は、トライアックTRを介して交流電源200と接続される。そして、トライアックTRがオンオフすることで、ヒーター53への通電がオンオフされる。すなわち、トライアックTRは、本発明の「スイッチ部」に相当する。
ヒーター53の他端と交流電源200との間には、スナバ回路(抵抗R1とコンデンサーCとの直列回路)がトライアックTRと並列に接続されている。
また、ヒーター53の他端と交流電源200との間には、トライアックTRと並列に、かつ、抵抗R2およびR3と直列に、フォトトライアックカプラPCのフォトトライアックP1が接続されている。そして、このフォトトライアックP1がオンすると、トライアックTRのゲートに電流が流れ込んでトライアックTRがオンするようになっている。フォトトライアックカプラPCの発光ダイオードP2は、そのアノードが抵抗R4に接続され、カソードがトランジスタTに接続される。トランジスタTのベースは主制御部110に接続される。
主制御部110は、ヒーター53への通電および通電停止を指示するためのヒーター制御信号HSを生成する。たとえば、主制御部110は、ヒーター53への通電を指示するときにはヒーター制御信号HSのレベルをHレベル(第1レベル)とし、ヒーター53への通電停止を指示するときにはヒーター制御信号HSのレベルをLレベル(第2レベル)とする。そして、トライアックTRは、ヒーター制御信号HSのレベルに応じてオンオフする。すなわち、トライアックTRは、ヒーター制御信号HSのレベルに応じてヒーター53への通電をオンオフさせる。
具体的には、主制御部110がヒーター制御信号HSをHレベルに変化させると、トランジスタTがオンし、発光ダイオードP2が点灯する。ここで、フォトトライアックP1は、ゼロクロス型である。このため、フォトトライアックP1は、発光ダイオードP2が点灯して以降の最初のゼロクロス点近傍でオンする(ゼロクロス点を通過するとオンする)。フォトトライアックP1がオンすると、トライアックTRがオンする。これにより、ヒーター53への通電がオンする。すなわち、トライアックTRは、ヒーター制御信号HSがHレベルに変化して以降の最初のゼロクロス点近傍で、ヒーター53への通電をオンさせる。
一方で、主制御部110がヒーター制御信号HSをLレベルに変化させると、トランジスタTがオフし、発光ダイオードP2が消灯する。そして、フォトトライアックP1は、発光ダイオードP2が消灯して以降の最初のゼロクロス点近傍でオフする(ゼロクロス点を通過する直前でオフする)。フォトトライアックP1がオフすると、トライアックTRがオフする。これにより、ヒーター53への通電がオフする。すなわち、トライアックTRは、ヒーター制御信号HSがLレベルに変化して以降の最初のゼロクロス点近傍で、ヒーター53への通電をオフさせる。
(定着温度制御)
主制御部110は、温度センサー54の出力に基づき定着部105の温度を検知し、定着部105の温度が予め定められた制御温度範囲内の温度に保持されるように定着温度制御を行う。
主制御部110は、定着温度制御を行うとき、定着部105の温度に基づき、予め定められた時間(後述する1ブロックに相当する時間)に対するヒーター53への通電時間の比(以下、目標デューティ比と称する)を設定する。たとえば、主制御部110は、定着部105の温度が制御温度範囲の下限値に対して低いほど、目標デューティ比を高く設定する。また、主制御部110は、定着部105の温度が制御温度範囲に入ると、定着部105の温度が制御温度範囲の下限値を下回っている場合よりも、目標デューティ比を数段階から数十段階低く設定する。また、主制御部110は、定着部105の温度が制御温度範囲の上限値を超えると、目標デューティ比を最も低く設定する。主制御部110は、目標デューティ比を設定すると、目標デューティ比でヒーター53への通電が行われるように、ヒーター制御信号HSのレベルの切替を行う。
具体的には、主制御部110は、画像形成装置100(ヒーター53)に入力され得る交流電圧の最大周期の1/2よりも長く、かつ、画像形成装置100(ヒーター53)に入力され得る交流電圧の最小周期よりも短い時間を1ステップとするとともに、1ステップに相当する時間に2以上の整数を乗じた時間を1ブロックとする。そして、主制御部110は、1ブロックを1周期とし、1ブロック内においてヒーター制御信号HSをHレベル(ヒーター53への通電を指示する場合のレベル)にする時間を1ステップ単位で設定する。言い換えると、主制御部110は、1ブロックを1周期とし、1ブロック内においてヒーター制御信号HSをLレベル(ヒーター53への通電停止を指示する場合のレベル)にする時間を1ステップ単位で設定する。
ここで、交流電源200の周波数は50Hz/60Hzである。しかし、電源事情によっては周波数が変動する。このため、たとえば、画像形成装置100に入力され得る交流電圧の周波数が47Hz〜64Hzの範囲で変動するものとして、1ステップに相当する時間を求める。したがって、1ステップの時間を求める際には、1/47(秒)を最大周期とし、1/64(秒)を最小周期とする。このため、1ステップの時間は、10.6ms(最大周期の1/2)よりも長く、15.6ms(最小周期)よりも短い時間となる。
一例として、1ステップの時間を13msとし、目標デューティ比を5%刻みで設定するとする。この場合、図4に示すように、1ブロックの周期は260ms(=20×13ms)となる。すなわち、1ブロックが20ステップとなる。なお、図4において、ハッチングが施されたマス目は、ヒーター制御信号HSをHレベルにするステップ(時間)である。
たとえば、主制御部110が定着部105の温度に基づき目標デューティ比を25%に設定したとする。この場合、主制御部110は、1ステップ目から5ステップ目までのヒーター制御信号HSのレベルをHレベルとし、6ステップ目から20ステップ目までのヒーター制御信号HSのレベルをLレベルとする。
このようにヒーター制御信号HSのレベルの切替を行うと、交流電圧の周波数が変動したとしても、図5に示すように、1ブロック内におけるヒーター53への実際の通電時間の比を目標デューティ比に近似させることができる。なお、図5では、ヒーター53に実際に供給される交流電圧を実線で示す。また、図5(a)は、交流電圧の周波数が47Hzに変動した場合を示し、図5(b)は、交流電圧の周波数が64Hzに変動した場合を示す。以下、図5を参照し、目標デューティ比が25%である場合について説明する。
図5(a)に示すように、交流電圧の周波数が47Hzに変動した場合には、1ブロック(260ms)のうち、交流電圧の3.5周期分(7半波長分)、ヒーター53への通電がオンされる。また、図5(b)に示すように、交流電圧の周波数が64Hzに変動した場合には、1ブロック(260ms)のうち、交流電圧の4.5周期分(9半波長分)、ヒーター53への通電がオンされる。すなわち、交流電圧の周波数が47Hzに変動した場合および交流電圧の周波数が64Hzに変動した場合のいずれであっても、1ブロック内におけるヒーター53への実際の通電時間の比が目標デューティ比(25%)に近似する。
ところで、ヒーター53への通電をオンしてから次にヒーター53への通電をオンするまでの時間(通電停止時間)が長ければ、通電停止期間中にヒーター53が冷めることでヒーター53の抵抗値が低くなる。このため、ヒーター53への通電をオンしたときに突入電流が流れてフリッカが発生することがある。
このため、主制御部110は、図6に示すように、1ブロック内においてヒーター制御信号HSが連続してLレベルになる時間が最も短くなるように、1ブロック内においてヒーター制御信号HSをHレベルにする時間を1ステップ単位で分散させる。
たとえば、主制御部110が定着部105の温度に基づき目標デューティ比を25%に設定したとする。この場合、主制御部110は、1ステップ目、5ステップ目、9ステップ目、13ステップ目および17ステップ目のヒーター制御信号HSのレベルをHレベルとする。すなわち、主制御部110は、2ステップ目から4ステップ目、6ステップ目から8ステップ目、10ステップ目から12ステップ目、14ステップ目から16ステップ目および18ステップ目から20ステップ目のヒーター制御信号HSのレベルをLレベルにする。これにより、ヒーター制御信号HSのレベルが連続してLレベルになる時間が最も短くなる(39msとなる)。
このように1ブロック内においてヒーター制御信号HSをHレベルにする時間を1ステップ単位で分散させた場合であっても、図7に示すように、1ブロック内におけるヒーター53への実際の通電時間の比を目標デューティ比に近似させることができる。なお、図7では、ヒーター53に実際に供給される交流電圧を実線で示す。また、図7(a)は、交流電圧の周波数が47Hzに変動した場合を示し、図7(b)は、交流電圧の周波数が64Hzに変動した場合を示す。以下、図7を参照し、目標デューティ比が25%である場合について説明する。
図7(a)に示すように、交流電圧の周波数が47Hzに変動した場合には、1ブロック(260ms)のうち、交流電圧の3.5周期分(7半波長分)、ヒーター53への通電がオンされる。また、図7(b)に示すように、交流電圧の周波数が64Hzに変動した場合には、1ブロック(260ms)のうち、交流電圧の4.5周期分(9半波長分)、ヒーター53への通電がオンされる。すなわち、交流電圧の周波数が47Hzに変動した場合および交流電圧の周波数が64Hzに変動した場合のいずれであっても、1ブロック内におけるヒーター53への実際の通電時間の比が目標デューティ比(25%)に近似する。
また、別の例として、図8を参照し、目標デューティ比が75%である場合について説明する。なお、図8では、ヒーター53に実際に供給される交流電圧を実線で示す。また、図8(a)は、交流電圧の周波数が47Hzに変動した場合を示し、図8(b)は、交流電圧の周波数が64Hzに変動した場合を示す。
図8(a)に示すように、交流電圧の周波数が47Hzに変動した場合には、1ブロック(260ms)のうち、交流電圧の約8周期分(約16半波長分)、ヒーター53への通電がオンされる。また、図8(b)に示すように、交流電圧の周波数が64Hzに変動した場合には、1ブロック(260ms)のうち、交流電圧の約12.5周期分(約25半波長分)、ヒーター53への通電がオンされる。すなわち、交流電圧の周波数が47Hzに変動した場合および交流電圧の周波数が64Hzに変動した場合のいずれであっても、1ブロック内におけるヒーター53への実際の通電時間の比が目標デューティ比(75%)に近似する。
以下に、図9を参照して、1ブロック内においてヒーター制御信号HSをHレベルにする時間を1ステップ単位で設定するときの流れについて説明する。なお、図9のフローチャートのスタートは、装置起動時(定着温度制御を開始するとき)、定着部105の温度が制御温度範囲に入ったとき、定着部105の温度が制御温度範囲の下限値よりも下回ったとき、定着部105の温度が制御温度範囲の上限値を超えたとき、などである。
ステップS1において、主制御部110は、定着部105の温度に基づき、目標デューティ比を設定する。ステップS2において、主制御部110は、目標デューティ比に基づき、ヒーター制御信号HSをHレベルにするステップ(時間)を設定する。ステップS3において、主制御部110は、ヒーター制御信号HSのレベルをステップ単位で切り替える。
本実施形態の定着装置500(画像形成装置100)は、交流電源200から交流電圧が供給されて発熱するヒーター53を含み、ヒーター53の熱によってトナー像が転写された用紙Pを加熱し、トナー像を用紙Pに定着させる定着部105と、定着部105の温度を検知するための温度センサー54と、定着部105の温度が予め定められた制御温度に保持されるようにヒーター53への通電および通電停止を指示するためのヒーター制御信号HSを生成し、ヒーター53への通電を指示するときにはヒーター制御信号HSのレベルをHレベル(第1レベル)とする一方、ヒーター53への通電停止を指示するときにはヒーター制御信号HSのレベルをLレベル(第2レベル)とする主制御部110(ヒーター制御部)と、交流電源200とヒーター53との間に接続され、ヒーター制御信号HSがHレベルに変化して以降の最初のゼロクロス点近傍でヒーター53への通電をオンし、ヒーター制御信号HSがLレベルに変化して以降の最初のゼロクロス点近傍でヒーター53への通電をオフするトライアックTR(スイッチ部)と、を備えている。そして、主制御部110は、ヒーター53に入力され得る交流電圧の最大周期の1/2よりも長く、かつ、ヒーター53に入力され得る交流電圧の最小周期よりも短い時間を1ステップとするとともに、1ステップに相当する時間に2以上の整数を乗じた時間を1ブロックとし、1ブロック内においてヒーター制御信号HSをHレベルにする時間を1ステップ単位で設定する。
なお、ヒーター53に入力され得る交流電圧の周波数は、電源事情により変動することがあるので、50Hz/60Hzとは限らない。このため、ヒーター53に入力され得る交流電圧の最大周期および最小周期は、交流電圧の周波数が変動することを考慮して求められる。
このように構成すると、ヒーター制御信号HSを1ステップ分だけHレベル(ヒーターへ53の通電を指示するレベル)にする場合、ヒーター制御信号HSがHレベルとなる時間は、ヒーター53に入力される交流電圧の周期が最大になっても、交流電圧の0.5周期分(1半波長分)よりも長くなり、ヒーター53に入力される交流電圧の周期が最小になっても、交流電圧の1周期分(2半波長分)よりも短くなる。すなわち、ヒーター制御信号HSが1ステップ分だけHレベルになる場合には、必ず、交流電圧の0.5周期分(1半波長分)、ヒーター53への通電がオンされる。そして、交流電圧の1.5周期分(3半波長分)以上、ヒーター53への通電がオンされることはない。
これにより、1ブロック内においてヒーター制御信号HSをHレベルにする時間を1ステップ単位で設定することにより、交流電圧のゼロクロス点を検出するためのゼロクロス検出回路を別途設けることなく、単位時間に対するヒーター53への通電時間の比を目標デューティ比に近似させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、主制御部110は、1ブロック内においてヒーター制御信号HSをHレベルにする時間を1ステップ単位で分散させる。具体的には、主制御部110は、1ブロック内においてヒーター制御信号HSが連続してLレベルになる時間が最も短くなるように、1ブロック内においてヒーター制御信号HSをHレベルにする時間を1ステップ単位で分散させる。これにより、1ブロック内においてヒーター制御信号HSが連続してLレベルになる時間が短くなる。すなわち、ヒーター53への通電がオンされてから次にヒーター53への通電がオンされるまでの時間(通電停止時間)が短くなる。このように通電停止時間が短くなれば、通電停止期間中にヒーター53が冷め難くなるので、ヒーター53の抵抗値の低下が抑制される。これにより、ヒーター53への通電をオンしたときに大きな電流が流れてフリッカが発生する、という不都合が生じるのを抑制することができる。
今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
53 ヒーター
54 温度センサー
105 定着部
100 画像形成装置
500 定着装置
110 主制御部(ヒーター制御部)
200 交流電源
HS ヒーター制御信号
TR トライアック(スイッチ部)

Claims (5)

  1. 交流電源から交流電圧が供給されて発熱するヒーターを含み、前記ヒーターの熱によってトナー像が転写された用紙を加熱し、トナー像を用紙に定着させる定着部と、
    前記定着部の温度を検知するための温度センサーと、
    前記定着部の温度が予め定められた制御温度に保持されるように前記ヒーターへの通電および通電停止を指示するためのヒーター制御信号を生成し、前記ヒーターへの通電を指示するときには前記ヒーター制御信号のレベルを第1レベルとする一方、前記ヒーターへの通電停止を指示するときには前記ヒーター制御信号のレベルを前記第1レベルとは異なる第2レベルとするヒーター制御部と、
    前記交流電源と前記ヒーターとの間に接続され、前記ヒーター制御信号が前記第1レベルに変化して以降の最初のゼロクロス点近傍で前記ヒーターへの通電をオンし、前記ヒーター制御信号が前記第2レベルに変化して以降の最初のゼロクロス点近傍で前記ヒーターへの通電をオフするスイッチ部と、を備え、
    前記ヒーター制御部は、前記ヒーターに入力され得る前記交流電圧の最大周期の1/2よりも長く、かつ、前記ヒーターに入力され得る前記交流電圧の最小周期よりも短い時間を1ステップとするとともに、前記1ステップに相当する時間に2以上の整数を乗じた時間を1ブロックとし、前記1ブロック内において前記ヒーター制御信号を前記第1レベルにする時間を前記1ステップ単位で設定することを特徴とする定着装置。
  2. 前記ヒーター制御部は、前記1ブロック内において前記ヒーター制御信号を前記第1レベルにする時間を前記1ステップ単位で分散させることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記ヒーター制御部は、前記1ブロック内において前記ヒーター制御信号が連続して前記第2レベルになる時間が最も短くなるように、前記1ブロック内において前記ヒーター制御信号を前記第1レベルにする時間を前記1ステップ単位で分散させることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記ヒーター制御部は、前記1ブロックに相当する時間に対する前記ヒーターへの通電時間の比であるデューティ比を前記定着部の温度に基づき設定し、前記デューティ比に近似するように、前記1ブロック内において前記ヒーター制御信号を前記第1レベルにする時間を前記1ステップ単位で設定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の定着装置を備えていることを特徴とする画像形成装置。
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