JP5845975B2 - 画像形成装置および画像形成装置の制御方法 - Google Patents

画像形成装置および画像形成装置の制御方法 Download PDF

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Description

この発明は画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関し、特に、排紙トレイが可動の画像形成装置および画像形成装置の制御方法に関する。
MFP(Multi-Functional Peripheral)などの画像形成装置では、原稿読取装置が最上位の位置に配置され、その下部に排紙トレイが配されていることが多い。その排紙トレイの位置、つまり、画像形成装置の胴内に後処理装置であるフィニッシャーを接続したインナーフィニッシャーと呼ばれる使用方法がある。
画像形成装置の排紙トレイは可動式である場合があり、排紙時には、排紙口である上の位置まで移動させて排紙された用紙を受け止めるようにしている。
上述のように、画像形成装置の内側にフィニッシャーを接続すると、排紙トレイを排紙時の上の位置のまま維持してしまうと、排紙された用紙が見難い。そのため、ユーザーが用紙を取得する際には排紙用紙を取り除く必要があり、その際に、覗き込む動作が必要となってしまう。
そこで、このような装置では、用紙排出後に排紙トレイの位置を最下限位置まで下げることで視認性を確保している。
特開2007−145528号公報 特開2004−269213号公報 特開2000−16672号公報 特開2006−18321号公報
しかしながら、排紙トレイを下げることにより発生する騒音や、移動による消費電力等を抑えるため、ユーザーによっては必ずしも排紙トレイを下げることを希望しない場合もある。
また、さらなるオプション装置の接続やユーザーの使用方法によっては、排紙トレイを下げることが不要である場合もある。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであって、可動式の排紙トレイを有する画像形成装置において、その位置を適切に制御することのできる画像形成装置および画像形成装置の制御方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明のある局面に従うと、画像形成装置は、胴内に第1の後処理装置が接続可能であって、第1の後処理装置に対しては、その付加機能を有した第2の後処理装置が接続可能である、画像形成装置であって、当該画像形成装置から排出される印字用紙は、第2の後処理装置が接続されている場合には第2の後処理装置内を経て、第1の後処理装置に投入され、第1の後処理装置内を経て後処理が施された後に、その排出口から排出され、排出口は、第1の後処理装置の上方に設けられ、第1の後処理装置から排出される用紙を載積させるための、その位置が上下方向に可能式の排紙トレイと、当該画像形成装置への第1の後処理装置の接続の有無および第1の後処理装置への第2の後処理装置の接続の有無に基づいて、第1の後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後の排紙トレイの上下方向の位置を決定し、決定された位置に移動させるためのコマンドを出力するための制御手段とを備える。
好ましくは、制御手段は、当該画像形成装置に第1の後処理装置が接続され、かつ、第1の後処理装置に第2の後処理装置が接続されていない場合には、第1の後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に排紙トレイを下限位置まで下げ、当該画像形成装置に第1の後処理装置が接続され、かつ、第1の後処理装置に第2の後処理装置が接続されている場合には、第1の後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に、排出口付近にある排紙トレイの位置をその位置で維持する。
本発明の他の局面に従うと、画像形成装置は胴内に後処理装置が接続可能である画像形成装置であって、当該画像形成装置から排出される印字用紙は後処理装置に投入され、後処理装置内を経て後処理が施された後に、その排出口から排出され、排出口は、後処理装置の上方に設けられ、後処理装置から排出される用紙を載積させるための、その位置が上下方向に可能式の排紙トレイと、印字用紙のサイズに応じて、後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後の排紙トレイの上下方向の位置を決定し、決定された位置に移動させるためのコマンドを出力するための制御手段とを備える。
好ましくは、制御手段は、当該画像形成装置に後処理装置が接続され、印字用紙のサイズが排出口から排出される方向の長さが予め規定された長さよりも短いサイズである場合には、後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に排紙トレイを下限位置まで下げ、当該画像形成装置に後処理装置が接続され、印字用紙のサイズが排出口から排出される方向の長さが予め規定された長さよりも長いサイズである場合には、後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に、排出口付近にある排紙トレイの位置をその位置で維持する。
好ましくは、制御手段は、当該画像形成装置に接続された後処理装置にさらにその付加機能を有した後処理装置が接続されている場合には、印字用紙のサイズに関わらず、後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に、排出口付近にある排紙トレイの位置をその位置で維持する。
好ましくは、画像形成装置は排紙トレイの上下方向の位置の指定を入力するための入力手段をさらに備える。
より好ましくは、記制御手段は、決定した排紙トレイの位置が指定された位置と異なる場合には、排紙トレイの位置を指定された位置とする。
本発明のさらに他の局面に従うと、画像形成装置の制御方法は、胴内に第1の後処理装置が接続可能であり、第1の後処理装置に対してはその付加機能を有した第2の後処理装置が接続可能である画像形成装置での、第1の後処理装置から排出される用紙を載積させるための可能式の排紙トレイの、第1の後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後の上下方向の位置を制御する方法であって、画像形成装置から排出される印字用紙は、第2の後処理装置が接続されている場合には第2の後処理装置内を経て、第1の後処理装置に投入され、第1の後処理装置内を経て後処理が施された後に、その排出口から排出され、排出口は、第1の後処理装置の上方に設けられ、画像形成装置に第1の後処理装置が接続されているか否か、および第1の後処理装置に第2の後処理装置が接続されているか否かを確認するステップと、確認するステップでの結果に応じて第1の後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後の排紙トレイの上下方向の位置を決定するステップと、決定するステップにて決定された位置に移動させるためのコマンドを出力するステップとを備える。上記決定するステップでは、画像形成装置に第1の後処理装置が接続され、かつ、第1の後処理装置に第2の後処理装置が接続されていない場合には、第1の後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に排紙トレイを下限位置まで下げると決定し、画像形成装置に第1の後処理装置が接続され、かつ、第1の後処理装置に第2の後処理装置が接続されている場合には、第1の後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に、排出口付近にある排紙トレイの位置をその位置で維持すると決定する。
本発明のさらに他の局面に従うと、画像形成装置の制御方法は、胴内に後処理装置が接続可能である画像形成装置での、後処理装置から排出される用紙を載積させるための可能式の排紙トレイの、後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後の上下方向の位置を制御する方法であって、画像形成装置から排出される印字用紙は後処理装置に投入され、後処理装置内を経て後処理が施された後に、その排出口から排出され、排出口は、後処理装置の上方に設けられ、印字用紙のサイズに応じて、後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後の排紙トレイの上下方向の位置を決定するステップと、決定するステップにて決定された位置に移動させるためのコマンドを出力するステップとを備える。上記決定するステップでは、画像形成装置に後処理装置が接続され、印字用紙のサイズが排出口から排出される方向の長さが予め規定された長さよりも短いサイズである場合には、後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に排紙トレイを下限位置まで下げると決定し、画像形成装置に後処理装置が接続され、印字用紙のサイズが排出口から排出される方向の長さが予め規定された長さよりも長いサイズである場合には、後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に、排出口付近にある排紙トレイの位置をその位置で維持すると決定する。
この発明によると、可動式の排紙トレイを有する画像形成装置において、その位置を適切に制御することができる。
実施の形態にかかる画像形成装置の外観の具体例を示す概略図である。 画像形成装置のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。 画像形成装置へ第1の後処理装置が接続された状態を表わした図である。 画像形成装置へ第1の後処理装置および第2の後処理装置が接続された状態を表わした図である。 画像形成装置と第1の後処理装置と第2の後処理装置との間の通信状態の概略を表わしたブロック図である。 画像形成装置に後処理装置が接続されていない状態(基本状態)での排紙の様子を表わした概略図である。 画像形成装置に第1の後処理装置が接続された状態での排紙の様子を表わした概略図である。 画像形成装置に第1の後処理装置と第2の後処理装置とが接続された状態での排紙の様子を表わした概略図である。 第1の後処理装置で排紙トレイを昇降させるための機能構成の具体例を表わした概略図である。 第1の後処理装置での排紙トレイの昇降動作の概要を表わしたフローチャートである。 画像形成装置に第1の後処理装置が接続された状態において、画像形成装置の正面位置にいるユーザーから排出された印字用紙を見た状態を説明するための図である。 画像形成装置に第1の後処理装置または第1の後処理装置と第2の後処理装置とが接続された状態での、印字用紙の視認性を表わした図である。 排紙トレイの昇降動作の概要を表わした図である。 排紙トレイの昇降動作の概要を表わした図である。 排紙トレイの昇降動作の概要を表わした図である。 設定画面の具体例を示す図である。 画像形成装置の機能構成の具体例を示すブロック図である。 画像形成装置での動作の流れを表わすフローチャートである。 第2の後処理装置が複数ある場合の画像形成装置での動作の流れをあらわすフローチャートである。 画像形成装置に第1の後処理装置が接続された状態において、排紙トレイを上位置としたときの、印字用紙のサイズごとに、画像形成装置の正面位置にいるユーザーから排出された印字用紙を見た状態を説明するための図である。 画像形成装置に第1の後処理装置が接続された状態において、排紙トレイを上位置としたときの、印字用紙のサイズごとに、画像形成装置の正面位置にいるユーザーから排出された印字用紙を見た状態を説明するための図である。 画像形成装置に第1の後処理装置と第2の後処理装置とが接続された状態において、排紙トレイを上位置としたときの、画像形成装置の正面位置にいるユーザーから排出された印字用紙を見た状態を説明するための図である。 画像形成装置の機能構成の具体例を示すブロック図である。 画像形成装置での動作の流れを表わすフローチャートである。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品および構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。
<装置構成>
図1は、本実施の形態にかかる画像形成装置100の外観の具体例を示す概略図である。
図1を参照して、画像形成装置100は、図示しない画像形成機能を含んだ本体部1と、本体部1の上部に設けられた、セットした原稿を自動で搬送して光学的に読み取るための原稿自動搬送装置2とを備える。
本体部1と原稿自動搬送装置2との間の、画像形成装置100胴内に排紙トレイ3が設けられ、本体部1の上方であって原稿自動搬送装置2の側方には操作パネル15が配置される。画像形成装置100の操作パネル15が配された側の面を正面とする。
図2は、画像形成装置100のハードウェア構成の具体例を示すブロック図である。
図2を参照して、画像形成装置100は、全体を制御するための演算装置であるCPU(Central Processing Unit)10と、CPU10で実行されるプログラムなどを記憶するためのROM(Read Only Memory)11と、CPU10でプログラムを実行する際の作業領域として機能するためのRAM(Random Access Memory)12と、図示しない原稿台に載置された原稿を光学的に読み取って画像データーを得るためのスキャナー13と、画像データーを印刷用紙上に固定するためのプリンター14と、情報を表示したり当該画像形成装置100に対する操作入力を受け付けたりするためのタッチパネルを含んだ操作パネル15と、画像データー等を保存するためのメモリー16と、後述する後処理装置と接続された際に、当該後処理装置との通信を制御するための通信コントローラー17とを含む。
図3および図4は、画像形成装置100への後処理装置(フィニッシャー)の接続を説明する概略図である。図3は第1の後処理装置としての後処理装置200が接続された状態を表わし、図4は後処理装置200のオプション装置である、第2の後処理装置としての後処理装置300がさらに接続された状態を表わす。ここで、第1の後処理装置としては、ステープル装置やパンチなどが該当し、第2の後処理装置は第1の後処理装置のオプション装置であって、パンチ穿孔装置や折装置などが該当する。
図3を参照して、第1の後処理装置である後処理装置200は、画像形成装置100の原稿自動搬送装置2と本体部1との間の排紙トレイ3が設けられている位置である胴内に設置される。
図4を参照して、第2の後処理装置である後処理装置300は、画像形成装置100胴内の、本体部1と後処理装置200との間に設置される。つまり、画像形成装置100胴内には、本体部1から後処理装置300、後処理装置200の順に配置される。
後処理装置200には、後述する、上下方向に可動式の排紙トレイ3aが設けられている。
図5は、画像形成装置100と後処理装置200と後処理装置300との間の通信状態の概略を表わしたブロック図である。
本体部1の排紙トレイ3側には、図示しない排紙口と、後処理装置と電気的に接続するためのコネクターが設けられる。後処理装置200の図示しない通信ケーブルが本体部1のコネクターと接続されることで、画像形成装置100と後処理装置200とが通信可能となる。
また、後処理装置200には、さらに、後処理装置300と接続するための図示しないコネクターが設けられ、後処理装置300の図示しない通信ケーブルが本体部1のコネクターおよび後処理装置200のコネクターと接続されることで、後処理装置200と後処理装置300とが通信可能となる。
<排紙トレイの昇降動作の説明>
図6〜図8は、画像形成装置100での排紙の様子を説明するための概略図である。詳しくは、図6は画像形成装置100に後処理装置が接続されていない状態(基本状態)での排紙の様子を表わした概略図であり、図7は画像形成装置100に後処理装置200が接続された状態での排紙の様子を表わした概略図であり、図8は画像形成装置100に後処理装置200および後処理装置300が接続された状態での排紙の様子を表わした概略図である。
図6を参照して、画像形成装置100の本体部1において画像形成された用紙(以下、印字用紙)は、図中矢印で表わされた排出口から排出され、自然落下によって排紙トレイ3上に積載される。この場合は、排紙トレイ3には図示しない排紙ガイドが設けられることで図示されたように印字用紙が排紙トレイ3から持ち上げられるため、積載面が見やすくなっている。
図7を参照して、画像形成装置100の本体部1において画像形成された印字用紙は図中矢印で表わされた排出口から排出され、後処理装置200内を通過することでステープルやシフトなどの後処理が施される。その後、後処理装置200に設けられた排紙トレイ3aに束で、または1枚ずつ排出される。
このとき、排紙トレイ3aは排紙時には図中点線で表わされた上の位置まで上昇し、印字用紙を受け入れるように排紙を待機する。排紙完了後、実線で表わされた位置まで下降する。これにより、視認性が確保される。
図8を参照して、画像形成装置100の本体部1において画像形成された印字用紙は図中矢印で表わされた排出口から排出され、後処理装置300内を通過することでパンチ穿孔処理や折処理などが施され、後処理装置200に搬送される。後処理装置200では前述のような後処理が施される。その後、後処理装置200に設けられた排紙トレイ3aに排出される。このとき、排紙トレイ3aは、図7で説明されたのと同様に動作する。
図9は、後処理装置200で排紙トレイ3aを昇降させるための機能構成の具体例を表わした概略図である。図9の例では、第2の後処理装置である後処理装置300として複数の後処理装置300A,300Bが接続された例を表わしている。一例として、後処理装置300Bがパンチ装置であってパンチ処理が行なわれ、後処理装置300Aが折装置であって折処理が行なわれる例が該当する。
この場合、後処理装置200ではストレート排紙やシフト処理やステープル処理がされてよく、シフト処理やステープル処理では束で排紙される。
排紙トレイ3aは、図示しないギアやベルトなどを介してモーターMに接続され、その駆動によって昇降する。モーターの種類は、DCモーターやステッピングモーターなどが該当する。なお、排紙トレイの昇降の具体的な方法は特定の方法には限定されず、公知のあらゆる方法を採用し得る。
後処理装置200の排紙トレイ3aの上下方向には、排紙トレイ3aの上面の位置を検知するための上面検知センサーであるセンサー4Aおよび下限位置に排紙トレイ3aが達したことを検知するための下限センサーであるセンサー4Bが配置される。これらセンサーの他に、上限位置に排紙トレイ3aが達したことを検知するための上限センサーがさらに設けられてもよい。
図9に表わされた各機能は、後処理装置200に含まれる図示しないCPUがメモリーに記憶されたプログラムを読み出して実行することによって、主に該CPUに実現されるものである。
図9を参照して、後処理装置200のCPU20には、接続された画像形成装置100との通信によって画像形成装置100からのコマンドの入力を受け付けるためのコマンド入力部201と、センサー4A,4Bからのセンサー信号の入力を受け付けるためのセンサー入力部202と、モーターMの駆動を制御するためのモーター制御部203とを含む。
モーター制御部203は、印字開始時に排紙トレイ3aを上昇させる際には、上面位置が予め規定されている適切な位置にくるようにモーターMを回転させ、センサー4Aで排紙トレイ3aの上面が検知されることでモーターMの回転を停止させる。
印字終了時に排紙トレイ3aを下降させる際には、最終の印字用紙排出の後、モーターMを逆回転させ、センサー4Bで排紙トレイ3aが下限位置に達したことが検知されるとモーターMの回転を停止させる。
なお、電源オン時には、モーターMを回転させて予め規定されている位置へ排紙トレイ3aを移動させる。
図10は、後処理装置200での排紙トレイ3aの昇降動作の概要を表わしたフローチャートである。図10のフローチャートで表わされた動作は、後処理装置200に含まれる図示しないCPUがメモリーに記憶されたプログラムを読み出して実行し、図9に表わされた各機能を発揮させることで実現される。
排紙トレイ3aの昇降動作は、電源オン時や印字開始時、印字終了時に開始する。そして、このタイミングで予め決められた位置に移動する。図10のフローチャートでは、その予め決められた位置が上位置か否かを判断することから開始するものとしている。
すなわち、図10を参照して、後処理装置200のCPUは、排紙トレイ3aを上昇させるタイミングであるか否かを判断し(ステップS01)、そうである場合には(ステップS01でYES)、上面検知センサーであるセンサー4Aでのセンシング状態を確認する。
その結果、センサー4Aが排紙トレイ3aを検知している場合には(ステップS02でYES)、排紙トレイ3aの位置を動作させずに一連の動作を終了する。
センサー4Aが排紙トレイ3aを検知していない場合には(ステップS02でNO)、モーターMが回転中であるか否かを確認する(ステップS03)。
モーターMが回転中でない場合には(ステップS03でNO)、ステップS04でCPUは、センサー4Aで排紙トレイ3aの上面が検知されるまでモーターMを(排紙トレイ3aが上昇する方向である)正転動作させて、排紙トレイ3aを上昇させる。
なお、図10ではセンサー4Aで排紙トレイ3aの上面が検知されると直ちにモーターMの回転が停止される例が示されているが、機構によっては、センサー4Aで検知された後、ディレイタイマーがカウントアップした後に停止するようにしてもよい。
排紙トレイ3aを下降させるタイミングの場合も同様である。すなわち、排紙トレイ3aを下降させるタイミングである場合には(ステップS01でNO)、下限検知センサーであるセンサー4Bでのセンシング状態を確認する。
その結果、センサー4Bが排紙トレイ3aを検知している場合には(ステップS05でYES)、排紙トレイ3aの位置を動作させずに一連の動作を終了する。
センサー4Bが排紙トレイ3aを検知していない場合には(ステップS05でNO)、モーターMが回転中であるか否かを確認する(ステップS06)。
モーターMが回転中でない場合には(ステップS06でNO)、ステップS07でCPUは、センサー4Bで排紙トレイ3aが検知されるまでモーターMを(排紙トレイ3aが下降する方向である)逆転動作させて、排紙トレイ3aを下降させる。
<第1の課題の説明>
図11は、画像形成装置100に後処理装置200が接続された状態において、画像形成装置100の正面位置にいるユーザーから排出された印字用紙を見た状態を説明するための図である。
図11では、排紙トレイ3aが上方の位置Aおよびそれよりも下方の位置Bのそれぞれにある場合を表わしている。図11に表わされたように、画像形成装置100に後処理装置200が接続された場合、画像形成装置100の正面付近に位置するユーザーからは、排紙トレイ3aが位置Aにある場合には原稿自動搬送装置2等が死角となって排紙トレイ3a上の印字用紙を視認し難くなる。この場合、排紙トレイ3aを位置Bとすることで原稿自動搬送装置2の死角が少なくなるために、排紙トレイ3a上の印字用紙が視認しやすくなる。
図12(A)および図12(B)は、それぞれ、画像形成装置100に後処理装置200が接続された状態、および画像形成装置100に後処理装置200および後処理装置300が接続された状態での、印字用紙の視認性を表わした図である。
図12(A)を参照して、画像形成装置100に後処理装置200が接続された状態において排紙トレイ3aが位置Aにあるときは、図示されたように原稿自動搬送装置2や操作パネル15などの死角となって、排紙トレイ3a上の印字用紙を視認し難い。
一方で、図12(B)を参照して、画像形成装置100に後処理装置200および後処理装置300が接続された状態では、後処理装置300の設置によって排紙トレイ3aが画像形成装置100の外側に位置するため、排紙トレイ3aの位置が位置Aであっても排紙トレイ3a上の印字用紙が視認しやすい。そのため、この場合には、排紙トレイ3aを下方に降下させるとすると、機械音が発生したり電力消費量が増加したりするというデメリットが生じる。
<動作概要>
上述の第1の課題を解決するため、画像形成装置100では、接続された後処理装置200の排紙トレイ3aの位置を、後処理装置200やそのオプション装置である後処理装置300の接続状態に応じて設定し、その位置となるように、接続された後処理装置200に対してコマンドを出力する。
図13〜図15は、排紙トレイ3aの昇降動作の概要を表わした図であり、画像形成装置100に後処理装置200のみが接続された場合の昇降動作を表わしている。この場合、図13〜図15の順で印字用紙の排出状態に応じて排紙トレイ3aが動作するよう昇降動作がなされる。
すなわち、図13は、排紙前の排紙トレイ3aの位置として、最下位置にある例が示されている。図中矢印に表わされた上方の排出位置で画像形成装置100本体部1より印字用紙が排出され、後処理装置200の上方を通過することで、後処理が施される。後処理後の印字用紙は、図中矢印に表わされた後処理装置200の上方から排出される。
排紙トレイ3aにすでに積載されている印字用紙がなかったり少なかったりする場合には、印字用紙が後処理装置200から排出されるタイミングで、図14に表わされたように排紙トレイ3aを上昇させる。画像形成装置100でジョブ処理中には、排紙トレイ3aを上方の位置として待機する。連続して印字用紙が排出される場合には、センサー4Aで排紙トレイ3aの上面を検知しつつ、その排出量に応じて徐々に排紙トレイ3aを下降させてもよい。
ジョブ処理が完了し、印字用紙の排出が完了すると、図15に表わされたように、排紙トレイ3aをセンサー4Bで検知される下限位置まで下降させる。
このように動作させることで、後処理装置200を経て排出され排紙トレイ3a上に積載された印字用紙がユーザーによって視認されやすくなる。
一方で、画像形成装置100に後処理装置200および後処理装置300が接続された場合には、図13、図14の動作によって上位置まで排紙トレイ3aを上昇させた後、図15の下降動作を行なうことなく、その位置を維持する。これにより、ユーザーによる視認性を大きく損なうことなく、静音化、省エネルギーを実現することができる。
なお、操作パネル15に図16に表わされた設定画面を表示させて、排紙トレイ3aの位置をユーザーが選択可能としてもよい。この画面を用いて、ユーザーは所望する位置を選択して設定することができる。
<機能構成>
図17は、上記動作を行なうための画像形成装置100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図17に示された各機能は、画像形成装置100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムを読み出してRAM12上に展開しつつ実行することで、主にCPU10で形成されるものであるが、少なくとも一部が、図2に表わされたハードウェア構成によって実現されてもよい。
図17を参照して、メモリー16には、図16の設定画面を用いて設定された排紙トレイ3aの位置のユーザー設定を記憶するための記憶領域である設定記憶部161が設けられる。
さらに図17を参照して、CPU10は、通信コントローラー17での通信結果に基づいて後処理装置200および後処理装置300の接続状態を判断するための接続判断部101と、後処理装置200等の設定状態および設定記憶部161に記憶されているユーザー設定を参照して、排紙トレイ3aの位置を判断するための位置判断部102と、後処理装置200に図10の昇降動作を行なわせ排紙トレイ3aの位置を判断された位置とさせるためのコマンドを通信コントローラー17を介して後処理装置200に対して出力するためのコマンド出力部103とを含む。
<動作フロー>
図18は、画像形成装置100での動作の流れを表わすフローチャートである。図18のフローチャートに表わされた動作は、画像形成装置100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムを読み出してRAM12上に展開しつつ実行し、図17の各機能を発揮させることによって実現される。
図18を参照して、CPU10は、電源オン時などの初期通信等に基づいて後処理装置200等の接続状態を確認する。後処理装置200が接続されていなかったり、画像形成装置100に隣接するフロア型タイプなどの内部でない位置に接続される後処理装置が接続されていたりする場合には(ステップS101でNO)、以降の動作を実行することなく一連の動作を終了する。
一方、後処理装置200が接続されている場合には(ステップS101でYES)、CPU10は、さらに、そのオプション装置である後処理装置300の接続状態を確認する。
後処理装置300が接続されている場合には(ステップS103でYES)、CPU10は排紙トレイ3aの位置を上位置に設定する(ステップS105)。後処理装置300が接続されておらず、後処理装置200のみが接続されている場合は(ステップS103でNO)、CPU10は排紙トレイ3aの位置を下位置に設定する(ステップS107)。
次に、CPU10は、排紙トレイ3aの位置のユーザー設定がなされているか否かを確認する。そして、ユーザー設定がなされている場合には(ステップS109でYES)、CPU10は、ユーザー設定を有効にするべく、ユーザーによって設定された位置を排紙トレイ3aの位置と設定する(ステップS111)。ユーザー設定がなされていない場合には(ステップS109でNO)、上記ステップS105またはステップS107で設定された位置を排紙トレイ3aの位置とする。そして、その位置とさせるコマンドを後処理装置200に送信し(ステップS113)、一連の動作を終了する。
なお、図9に例示されたように、オプション装置としての後処理装置300が後処理装置300A,300Bと複数接続される場合もある。図19は、その場合の画像形成装置100での動作の流れを表わすフローチャートである。図19のフローチャートに表わされた動作もまた、画像形成装置100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムを読み出してRAM12上に展開しつつ実行し、図17の各機能を発揮させることによって実現される。
図19を参照して、この場合CPU10は、上記ステップS101〜S107を行なって1つ目の後処理装置300Aの有無に応じて排紙トレイ3aの位置を設定した後、さらに、2つ目の後処理装置300Bの接続状態を確認する。
後処理装置300Aに加えて後処理装置300Bが接続されている場合には(ステップS201でYES)、CPU10は排紙トレイ3aの位置を上位置に設定する(ステップS203)。後処理装置300Bが接続されておらず、後処理装置200と後処理装置300Aとのみが接続されている場合は(ステップS201でNO)、CPU10は排紙トレイ3aの位置を上記ステップS105またはステップS107で設定された位置とする。以降、図18の動作と同様である。
<実施の形態の効果>
以上の動作が行なわれることで、画像形成装置100の胴内に後処理装置200のみが接続された場合には、排紙トレイ3aの位置が下位置とされる。つまり、図13〜図15で表わされたように、印字用紙の排出が完了すると排紙トレイ3aが下位置まで下降する。これにより、図12に表わされたように排紙トレイ3a上に積載された印字用紙に対する原稿自動搬送装置2等の死角を小さくすることができ、視認性を確保することができる。
画像形成装置100の胴内に後処理装置200と後処理装置300とが接続された場合には、排紙トレイ3aの位置が上位置とされる。つまり、図13、図14で表わされたように、印字用紙の排出時に排紙トレイ3aが排出口付近である上方まで上昇した後に、図15のように下位置まで下降することなく、その位置で留まる。これにより、ユーザーによる視認性を大きく損なうことなく、静音化、省エネルギーを実現することができる。
なお、操作パネル15に表示された図16の設定画面でユーザーによって排紙トレイ3aの位置が設定された場合には、その設定を最優先とするため、ユーザーの利便性を損なうことがない。
<第2の課題の説明>
図20および図21は、画像形成装置100に後処理装置200が接続された状態において、排紙トレイ3aの位置を図11の位置Aで表わされた上位置としたときの、印字用紙のサイズごとに、画像形成装置100の正面位置にいるユーザーから排出された印字用紙を見た状態を説明するための図である。図20は印字用紙のサイズが小さい場合を表わした図であり、図21は印字用紙のサイズが大きい場合を表わした図である。
図20を参照して、画像形成装置100に後処理装置200が接続され、かつ、排紙トレイ3aの位置を図11の位置Aで表わされた上位置であるとき、印字用紙のサイズが小さい場合には印字用紙が原稿自動搬送装置2等が死角となって排紙トレイ3a上の印字用紙を視認し難くなる。
一方、図21を参照して、同じ条件であっても印字用紙のサイズが大きい場合には排紙トレイ3a上の印字用紙が原稿自動搬送装置2等の死角からはみ出すため視認しやすい。
さらに、図22は、画像形成装置100に後処理装置200およびそのオプション装置である後処理装置300が接続された状態において、排紙トレイ3aの位置を図11の位置Aで表わされた上位置としたときの画像形成装置100の正面位置にいるユーザーから排出された印字用紙を見た状態を説明するための図である。
図22を参照して、画像形成装置100に後処理装置200および後処理装置300が接続された状態では、排紙トレイ3aの位置を図11の位置Aで表わされた上位置とし、印字用紙のサイズが小さい場合であっても、後処理装置300が接続されている分、排紙トレイ3aの位置が画像形成装置100の外側に移動するため、排紙トレイ3a上の印字用紙が原稿自動搬送装置2等の死角からはみ出す。そのため、印字用紙を視認しやすい。
したがって、これら印字用紙を視認しやすい状態においては、排紙トレイ3aを下方に降下させるとすると、機械音が発生したり電力消費量が増加したりするというデメリットが生じる。
<動作概要>
上述の第2の課題を解決するため、画像形成装置100では、接続された後処理装置200の排紙トレイ3aの位置を、後処理装置200やそのオプション装置である後処理装置300の接続状態、および印字用紙のサイズに応じて設定し、その位置となるように、接続された後処理装置200に対してコマンドを出力する。
すなわち、画像形成装置100に後処理装置200のみが接続されている状態において、印字用紙のサイズが小さい場合には排紙トレイ3aの位置を下位置に設定し、図15に表わされたように、排紙トレイ3aをセンサー4Bで検知される下限位置まで下降させる。このように動作させることで、後処理装置200を経て排出され排紙トレイ3a上に積載された印字用紙がユーザーによって視認されやすくなる。
印字用紙のサイズが大きい場合には、排紙トレイ3aの位置を上位置として下降動作を行なわせない。また、画像形成装置100に後処理装置200および後処理装置300が接続されている場合には、印字用紙のサイズに関わらず排紙トレイ3aの位置を上位置として下降動作を行なわせない。これにより、ユーザーによる視認性を大きく損なうことなく、静音化、省エネルギーを実現することができる。
なお、この例でも、操作パネル15に図16に表わされた設定画面を表示させて、排紙トレイ3aの位置をユーザーが選択可能としてもよい。この画面を用いて、ユーザーは所望する位置を選択して設定することができる。
<機能構成>
図23は、上記動作を行なうための画像形成装置100の機能構成の具体例を示すブロック図である。図23に示された各機能は、画像形成装置100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムを読み出してRAM12上に展開しつつ実行することで、主にCPU10で形成されるものであるが、少なくとも一部が、図2に表わされたハードウェア構成によって実現されてもよい。
図23を参照して、この例の場合には、図17に表わされた各機能に加えて、MFP10には、さらに、操作パネル15での設定内容に応じて印字用紙のサイズを判断するためのサイズ判断部104を含む。
この場合、位置判断部102は、後処理装置200等の設定状態、印字用紙のサイズ、および設定記憶部161に記憶されているユーザー設定を参照して、排紙トレイ3aの位置を判断する。
<動作フロー>
図24は、画像形成装置100での動作の流れを表わすフローチャートである。図24のフローチャートに表わされた動作は、画像形成装置100のCPU10がROM11に記憶されているプログラムを読み出してRAM12上に展開しつつ実行し、図23の各機能を発揮させることによって実現される。
図24を参照して、CPU10は、電源オン時などの初期通信等に基づいて後処理装置200等の接続状態を確認する。後処理装置200が接続されていなかったり、画像形成装置100に隣接するフロア型タイプなどの内部でない位置に接続される後処理装置が接続されていたりする場合には(ステップS301でNO)、以降の動作を実行することなく一連の動作を終了する。
一方、後処理装置200が接続されている場合には(ステップS301でYES)、CPU10は、さらに、印字用紙のサイズを確認する。
印字用紙のサイズが予め規定されたサイズよりも小さい場合、具体的には、排出方向の長さが予め規定されているしきい値未満の長さであるサイズである場合には(ステップS303でYES)、CPU10は排紙トレイ3aの位置を上位置に設定する(ステップS305)。一例として、いわゆるB4サイズ(364mm)以上の用紙であるか否かで判断することができ、この場合、操作パネル15で指定された印字用紙のサイズがB4以上であるか否かを判断してもよい。また、他の例として、図示しない用紙センサーが搭載されている場合、CPU10はそのセンサー信号に基づいて印字用紙の排出方向、つまり搬送方向の長さを特定し、その長さと予め記憶されているしきい値(この例では364mm)とを比較することで判断してもよい。
印字用紙のサイズが予め規定されたサイズよりも大きい場合には(ステップS303でNO)、CPU10は排紙トレイ3aの位置を下位置に設定する(ステップS307)。
次に、CPU10は、排紙トレイ3aの位置のユーザー設定がなされているか否かを確認する。そして、ユーザー設定がなされている場合には(ステップS309でYES)、CPU10は、ユーザー設定を有効にするべく、ユーザーによって設定された位置を排紙トレイ3aの位置と設定する(ステップS311)。ユーザー設定がなされていない場合には(ステップS309でNO)、上記ステップS305またはステップS307で設定された位置を排紙トレイ3aの位置とする。そして、その位置とさせるコマンドを後処理装置200に送信し(ステップS313)、一連の動作を終了する。
なお、上記ステップS301でCPU10は、さらに、後処理装置300が接続されているか否かを判断してもよい。そして、後処理装置200と後処理装置300との両装置が接続されていると判断した場合には、以降のステップS303の判断をスキップして、ステップS305で排紙トレイ3aの位置を上位置と設定する。
<実施の形態の効果>
以上の動作が行なわれることで、画像形成装置100の胴内に後処理装置200のみが接続された場合であり、かつ、印字用紙のサイズが小さい場合には、排紙トレイ3aの位置が下位置とされる。つまり、図13〜図15で表わされたように、印字用紙の排出が完了すると排紙トレイ3aが下位置まで下降する。これにより、図12に表わされたように排紙トレイ3a上に積載された印字用紙に対する原稿自動搬送装置2等の死角を小さくすることができ、視認性を確保することができる。
画像形成装置100の胴内に後処理装置200のみが接続された場合であり、かつ、印字用紙のサイズが大きい場合、および、画像形成装置100の内部に後処理装置200と後処理装置300とが接続された場合には、排紙トレイ3aの位置が上位置とされる。つまり、図13、図14で表わされたように、印字用紙の排出時に排紙トレイ3aが排出口付近である上方まで上昇した後に、図15のように下位置まで下降することなく、その位置で留まる。これにより、ユーザーによる視認性を大きく損なうことなく、静音化、省エネルギーを実現することができる。
なお、操作パネル15に表示された図16の設定画面でユーザーによって排紙トレイ3aの位置が設定された場合には、その設定を最優先とするため、ユーザーの利便性を損なうことがない。
<他の例>
なお、以上の例では、画像形成装置100のCPU10が排紙トレイ3aの位置を判断して後処理装置200にコマンドを出力するものとしているが、画像形成装置100から各種情報の入力を受け付けた後処理装置200の図示しないCPUが判断して排紙トレイ3aの昇降動作を制御してもよい。
さらに、上述の昇降動作の制御を画像形成装置100のCPU10や後処理装置200の図示しないCPUに実行させるためのプログラムを提供することもできる。このようなプログラムは、コンピュータに付属するフレキシブルディスク、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)、ROM、RAMおよびメモリカードなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体にて記録させて、プログラム製品として提供することもできる。あるいは、コンピュータに内蔵するハードディスクなどの記録媒体にて記録させて、プログラムを提供することもできる。また、ネットワークを介したダウンロードによって、プログラムを提供することもできる。
なお、本発明にかかるプログラムは、コンピュータのオペレーティングシステム(OS)の一部として提供されるプログラムモジュールのうち、必要なモジュールを所定の配列で所定のタイミングで呼出して処理を実行させるものであってもよい。その場合、プログラム自体には上記モジュールが含まれずOSと協働して処理が実行される。このようなモジュールを含まないプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
また、本発明にかかるプログラムは他のプログラムの一部に組込まれて提供されるものであってもよい。その場合にも、プログラム自体には上記他のプログラムに含まれるモジュールが含まれず、他のプログラムと協働して処理が実行される。このような他のプログラムに組込まれたプログラムも、本発明にかかるプログラムに含まれ得る。
提供されるプログラム製品は、ハードディスクなどのプログラム格納部にインストールされて実行される。なお、プログラム製品は、プログラム自体と、プログラムが記録された記録媒体とを含む。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 本体部、2 原稿自動搬送装置、3,3a 排紙トレイ、4A,4B センサー、10 CPU、11 ROM、12 RAM、13 スキャナー、14 プリンター、15 操作パネル、16 メモリー、17 通信コントローラー、100 画像形成装置、101 接続判断部、102 位置判断部、103 コマンド出力部、104 サイズ判断部、161 設定記憶部、200,300,300A,300B 後処理装置、201 コマンド入力部、202 センサー入力部、203 モーター制御部、M モーター。

Claims (8)

  1. 胴内に第1の後処理装置が接続可能であって、
    前記第1の後処理装置に対しては、その付加機能を有した第2の後処理装置が接続可能である、画像形成装置であって、
    当該画像形成装置から排出される印字用紙は、前記第2の後処理装置が接続されている場合には前記第2の後処理装置内を経て、前記第1の後処理装置に投入され、前記第1の後処理装置内を経て後処理が施された後に、その排出口から排出され、
    前記排出口は、前記第1の後処理装置の上方に設けられ、
    前記第1の後処理装置から排出される用紙を載積させるための、その位置が上下方向に可式の排紙トレイと、
    当該画像形成装置への前記第1の後処理装置の接続の有無および前記第1の後処理装置への前記第2の後処理装置の接続の有無に基づいて、前記第1の後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後の前記排紙トレイの上下方向の位置を決定し、決定された位置に移動させるためのコマンドを出力するための制御手段とを備える、画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、
    当該画像形成装置に前記第1の後処理装置が接続され、かつ、前記第1の後処理装置に前記第2の後処理装置が接続されていない場合には、前記第1の後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に前記排紙トレイを下限位置まで下げ、
    当該画像形成装置に前記第1の後処理装置が接続され、かつ、前記第1の後処理装置に前記第2の後処理装置が接続されている場合には、前記第1の後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に、前記排出口付近にある前記排紙トレイの位置をその位置で維持する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 胴内に後処理装置が接続可能である画像形成装置であって、
    当該画像形成装置から排出される印字用紙は前記後処理装置に投入され、前記後処理装置内を経て後処理が施された後に、その排出口から排出され、
    前記排出口は、前記後処理装置の上方に設けられ、
    前記後処理装置から排出される用紙を載積させるための、その位置が上下方向に可式の排紙トレイと、
    前記印字用紙のサイズに応じて、前記後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後の前記排紙トレイの上下方向の位置を決定し、決定された位置に移動させるためのコマンドを出力するための制御手段とを備え、
    前記制御手段は、当該画像形成装置に接続された前記後処理装置にさらにその付加機能を有した後処理装置が接続されている場合には、前記印字用紙のサイズに関わらず、前記後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に、前記排出口付近にある前記排紙トレイの位置をその位置で維持する、画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、
    当該画像形成装置に前記後処理装置が接続され、前記印字用紙のサイズが前記排出口から排出される方向の長さが予め規定された長さよりも短いサイズである場合には、前記後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に前記排紙トレイを下限位置まで下げ、
    当該画像形成装置に前記後処理装置が接続され、前記印字用紙のサイズが前記排出口から排出される方向の長さが前記予め規定された長さよりも長いサイズである場合には、前記後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に、前記排出口付近にある前記排紙トレイの位置をその位置で維持する、請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記排紙トレイの上下方向の位置の指定を入力するための入力手段をさらに備える、請求項1〜のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. 前記制御手段は、決定した前記排紙トレイの位置が前記指定された位置と異なる場合には、前記排紙トレイの位置を前記指定された位置とする、請求項に記載の画像形成装置。
  7. 胴内に第1の後処理装置が接続可能であり、前記第1の後処理装置に対してはその付加機能を有した第2の後処理装置が接続可能である画像形成装置での、前記第1の後処理装置から排出される用紙を載積させるための可式の排紙トレイの、前記第1の後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後の上下方向の位置を制御する方法であって、
    前記画像形成装置から排出される印字用紙は、前記第2の後処理装置が接続されている場合には前記第2の後処理装置内を経て、前記第1の後処理装置に投入され、前記第1の後処理装置内を経て後処理が施された後に、その排出口から排出され、前記排出口は、前記第1の後処理装置の上方に設けられ、
    前記画像形成装置に前記第1の後処理装置が接続されているか否か、および前記第1の後処理装置に前記第2の後処理装置が接続されているか否かを確認するステップと、
    前記確認するステップでの結果に応じて前記第1の後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後の前記排紙トレイの上下方向の位置を決定するステップと、
    前記決定するステップにて決定された位置に移動させるためのコマンドを出力するステップとを備え、
    前記決定するステップでは、
    前記画像形成装置に前記第1の後処理装置が接続され、かつ、前記第1の後処理装置に前記第2の後処理装置が接続されていない場合には、前記第1の後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に前記排紙トレイを下限位置まで下げると決定し、
    前記画像形成装置に前記第1の後処理装置が接続され、かつ、前記第1の後処理装置に前記第2の後処理装置が接続されている場合には、前記第1の後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に、前記排出口付近にある前記排紙トレイの位置をその位置で維持すると決定する、画像形成装置の制御方法。
  8. 胴内に後処理装置が接続可能である画像形成装置での、前記後処理装置から排出される用紙を載積させるための可式の排紙トレイの、前記後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後の上下方向の位置を制御する方法であって、
    前記画像形成装置から排出される印字用紙は前記後処理装置に投入され、前記後処理装置内を経て後処理が施された後に、その排出口から排出され、前記排出口は、前記後処理装置の上方に設けられ、
    前記印字用紙のサイズに応じて、前記後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後の前記排紙トレイの上下方向の位置を決定するステップと、
    前記決定するステップにて決定された位置に移動させるためのコマンドを出力するステップとを備え、
    前記決定するステップでは、
    前記画像形成装置に前記後処理装置が接続され、前記印字用紙のサイズが前記排出口から排出される方向の長さが予め規定された長さよりも短いサイズである場合には、前記後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に前記排紙トレイを下限位置まで下げると決定し、
    前記画像形成装置に前記後処理装置が接続され、前記印字用紙のサイズが前記排出口から排出される方向の長さが前記予め規定された長さよりも長いサイズである場合には、前記後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に、前記排出口付近にある前
    記排紙トレイの位置をその位置で維持すると決定し、
    前記画像形成装置に接続された前記後処理装置にさらにその付加機能を有した後処理装置が接続されている場合には、前記印字用紙のサイズに関わらず、前記後処理装置から後処理が施された印字用紙が排出された後に、前記排出口付近にある前記排紙トレイの位置をその位置で維持すると決定する、画像形成装置の制御方法。
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