JP5845106B2 - 遊技用装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技の実行に伴って遊技価値が消費される一方、入賞の発生に応じて遊技価値が付与される遊技機に付設され、投入された貨幣を遊技で消費可能な遊技価値に変換する遊技用装置に関する。
従来の遊技場においては、例えば特許文献1に記載されているように、入金(プリペイド)残高(残金額)の範囲内で単位金額分ずつ遊技価値に変換し、遊技を行うのが一般的である。そして、遊技終了時に入金残高が残っている場合には、その入金残高分の現金を精算機で払い戻してから退店するようにしている。
特開2011−125573号公報
しかしながら、遊技を終了した後に景品交換所へ出向いて景品交換するのに加え、精算機で所定の精算操作を行わなければならないのは煩わしいという問題や、精算すること自体を失念して退店してしまうという問題があった。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、遊技者が退店する際に残金額を精算する手間を省くと共に精算すること自体を失念して退店してしまうことを防止することができ、しかも、遊技場の売上アップに貢献することができる遊技用装置を提供することにある。
請求項1に記載した発明は、遊技の実行に伴って遊技価値が消費される一方、入賞の発生に応じて遊技価値が付与される遊技機に付設され、投入された貨幣を遊技で消費可能な遊技価値に変換する遊技用装置において、投入された貨幣により特定される投入金額のうち未だ遊技価値に変換されていない残金額を記憶する残金額記憶手段と、前記投入金額を前記遊技価値に変換するために遊技者が操作する変換操作手段と、前記変換操作手段が操作されたときに、前記残金額のうち予め定められた単位金額を遊技価値に変換する変換処理を実行する遊技価値変換手段と、前記残金額を記録媒体に記録するために遊技者が操作する記録操作手段と、遊技者が所有している遊技価値の量を特定する遊技価値特定手段と、前記残金額記憶手段により記憶されている残金額が前記単位金額以上であり且つ前記遊技価値特定手段により特定されている遊技価値の量が所定量以上である場合に、当該残金額を全て遊技価値に変換することを促す旨のメッセージを遊技者に対して出力するメッセージ出力手段と、を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載した発明は、付設されている遊技機において大当たりが発生したことを検知する大当たり検知手段を備え、前記メッセージ出力手段は、前記大当たり検知手段が大当たりを検知したときに前記メッセージを遊技者に対して出力することを特徴とする。
請求項1に記載した発明によれば、投入金額のうち未だ遊技価値に変換されていない残金額が単位金額以上であり且つ遊技者が所有している遊技価値の量が所定量以上であると、残金額を全て遊技価値に変換することを促す旨のメッセージを遊技者に対して出力するようにしたので、残金額を消費すると“損する”、“負ける”という意識を持っている遊技者が多い中、そのような遊技者の意識を解消することにより、手持ちの遊技価値が十分にある状況であっても残金額を遊技価値に変換するように動機付けることができる。
その結果、メッセージを確認した遊技者が残金額を遊技価値に変換することで、遊技者が退店する際に残金額を精算する手間を省くと共に精算すること自体を失念して退店してしまうことを防止することができ、遊技場の売上アップに貢献することができる。又、実際には一旦変換した遊技価値は手持ちの遊技価値が無くなってから使い切ってしまうことが多いので、売上アップだけでなく利益アップにも貢献することができる。遊技価値は景品交換後に等価で現金化(所謂特殊景品の譲渡)することができるので、残金額を遊技価値に変換しても、その遊技価値を消費しなければ経済的に“損する”ことはない。
請求項2に記載した発明によれば、付設されている遊技機において大当たりが発生したことを契機とし、残金額を全て遊技価値に変換することを促す旨のメッセージを遊技者に対して出力するようにしたので、大当たりが発生した状況では新たに貸出す必要がなくなり、残金額を現金として払い戻そうという意識が働くところ、そのタイミングでメッセージを遊技者に対して出力することで、メッセージを確認した遊技者が残金額を遊技価値に変換し易くすることができる。
本発明の一実施形態を示す全体構成図 貸出ユニットの機能ブロック図 持玉券発行判定処理を示すフローチャート 貸出促進メッセージを表示する表示画面を示す図
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1は、遊技場システム1の全体構成を概略的に示している。遊技場内には複数台の遊技機2が設置されており、各遊技機2に1対1に対応して貸出ユニット3(遊技用装置に相当)が設置されている。本実施形態では遊技機2としてパチンコ遊技機を想定しており、遊技価値(遊技媒体)として玉(所謂パチンコ玉)を想定している。これら遊技機2及び貸出ユニット3はLAN4を介して中継装置5に接続されており、中継装置5はLAN6を介して管理装置7、景品交換端末(POS端末)8及び精算機9に接続されている。管理装置7は、主装置10、モニタ11及びキーボード12等を有する。尚、図1では省略しているが、数100台の遊技機2が管理装置7の管理対象となる。
遊技機2は、発射装置を構成する操作ハンドル13、上部受皿14、下部受皿15を有すると共に、盤面16に、普図入賞口17、第1始動口18、第2始動口19、液晶表示部20、大入賞口21等を有する。又、上部受皿14の上面部には遊技者が操作可能な貸出釦22(変換操作手段に相当)及び返却釦23(記録操作手段に相当)が並んで設けられている。尚、貸出釦22及び返却釦23が設けられる部位は上部受皿14の上面部以外であっても良い。遊技機2は以下に示す動作を行う。
(1)操作ハンドル13が操作されたことにより盤面16に発射された玉が第1始動口18又は第2始動口19に入賞(始動入賞)することに応じて大当たり抽選を行い、抽選結果に基づいて所謂特別図柄(特図)による図柄変動を液晶表示部20にて実行し、その結果に応じて大当たりを発生させる。尚、所謂保留玉の上限は各4個ずつであり、保留中に始動入賞した場合は上限まで保留し、図柄変動終了後に順次保留した図柄変動を実行する。
(2)第1始動口18は入賞率が変動しない所謂ヘソタイプの入賞口である一方、第2始動口19は普図抽選によって入賞率が変動する所謂電チュータイプの入賞口である。
(3)大当たり抽選の当選確率(大当たり確率)は1/300であり、大当たりのうち大当たり後に確変状態(確変)となる大当たりの割合は66.6%(2/3)であり、大当たりが発生すると対応するラウンド数(R)に応じた分だけ大入賞口21を開放する。尚、1Rの上限入賞数(上限数)は8個であり、上限開放時間は30秒であり、上限数又は上限開放時間のうち何れかが満たされた場合に1Rを終了する。
(4)大当たりに対応するラウンド数は5Rと16Rとがあり、その振分割合は5Rが25%であり、16Rが75%である。
(5)確変中は大当たり確率が1/30に向上すると共に、第2始動口19への入賞率が向上する時短状態(時短)になる。尚、確変は次回大当たりまで継続するため、大当たり後に通常状態(通常)となる大当たり(通常大当たり)が発生するまで継続し、通常大当たりが発生した場合は通常状態へと戻る。
(6)遊技者が貸出釦22を押下すると、その旨を特定可能な貸出釦押下信号を貸出ユニット3に出力し、遊技者が返却釦23を押下すると、その旨を特定可能な返却釦押下信号を貸出ユニット3に出力する。
遊技機2及び周辺機器は、遊技者による玉の打ち込みや第1始動口18又は第2始動口19への始動入賞等の遊技の進行に伴って、以下に示す遊技信号を出力する。
「アウト信号」:使用玉を回収するアウトBOX(図示せず)から出力される使用遊技価値(使用媒体数、アウト)を特定可能な信号である。回収玉(使用玉、打込玉)10玉に対して1パルスが出力されるので、アウト信号数×10をアウトとして特定する。尚、遊技機2から直接出力される信号であっても良い。
「セーフ信号」:遊技機2から出力される払出遊技価値(払出媒体数、セーフ)を特定可能な信号である。払出玉10玉に対して1パルスが出力されるので、セーフ信号数×10をセーフとして特定する。尚、補給装置(図示せす)から出力される補給信号をセーフ信号としても良い。
「始動入賞信号」:遊技機2から出力される第1始動口18又は第2始動口19への入賞(始動入賞)を特定可能な信号である。第1始動口18又は第2始動口19への入賞1回につき1パルスが出力されるので、始動入賞信号の入力に応じて始動入賞を特定する。
「図柄変動信号」:遊技機2から出力される第1始動口18又は第2始動口19への始動入賞により変動(作動)を開始する図柄変動(役物作動)を特定可能な信号である。図柄変動の確定時(終了時)に出力されるので、図柄変動信号の入力に応じて図柄変動(スタート)を特定する。尚、図柄変動の開始時に出力される信号であっても良い。
「大当たり信号」:遊技機2から出力される大当たり状態である期間を特定可能な信号である。大当たり状態中にレベル出力されるので、大当たり信号入力中を大当たり状態中として特定する。
貸出ユニット3は、貸出ユニット3の状態を表示する状態表示LED24、遊技者が紙幣を投入するための紙幣投入口25、遊技者が会員カード(ICチップを有するIC会員カード)等で貯玉する際に操作する貯玉釦26、遊技者が遊技場の従業員を呼出す際に操作する呼出釦27、持玉数やエラー状態等を表示すると共に遊技者からのタッチ操作入力を受付けるタッチパネル式の情報表示部28(メッセージ出力手段に相当)、持玉や貯玉を遊技機2の上部受皿14に払出す払出ノズル29、遊技者が持玉や貯玉を払出す際に操作する払出(払戻)釦30、遊技者が持玉券(ICチップを有するIC持玉券)や会員カードを挿入可能なカード挿入口31、遊技機2の下部受皿15から落下した玉を受ける受皿ユニット32等を有する。
図2は、貸出ユニット3の電気的な構成を機能ブロック図により示している。貸出ユニット3は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有するマイクロコンピュータにより構成される制御部33(残金額記憶手段、遊技価値変換手段、遊技価値特定手段、大当たり検知手段に相当)、管理装置7や遊技機2との間で各種信号や各種情報を入出力する入出力部34、遊技者が紙幣投入口25に投入した紙幣の投入金額を特定する等の処理を行う紙幣処理部35、上記した情報表示部28、情報表示部28に表示される各種タッチ釦や各種釦(貯玉釦26、呼出釦27、払出釦30)からなる操作部36、持玉券37(記録媒体に相当)をカード挿入口31から発行する持玉券発行部38、持玉や貯玉を払出ノズル29から遊技機2の上部受皿14に払出す払出部39、遊技機2の下部受皿15から受皿ユニット32に落下した玉を計数する計数部40等を有する。貸出ユニット3は、制御部33が制御プログラムを実行することで以下に示す動作を行う。
(1)遊技者が紙幣を紙幣投入口25に投入すると、その投入金額を紙幣処理部35により特定し、遊技者が貸出釦22を押下することに応じて投入金額の範囲内で玉を遊技機2の内部の払出機構から遊技機2の上部受皿14に貸出す。遊技者が「1000円」を投入し、遊技者が貸出釦22を押下していない状態では、「1000円」を入金残高(投入金額のうち未だ遊技価値に変換されていない残金額)として記憶する。この状態から、例えば貸単価が「4円」であれば、遊技者が貸出釦22を押下する毎に「125玉」、即ち、「500円(単位金額)」分の玉を貸出し(遊技で消費可能な遊技価値に変換し)、残りを入金残高として記憶する(更新する)。即ち、遊技者が投資金額として「1000円」を投入した場合であれば、遊技者が貸出釦22を1回押下すると、入金残高を「500円」に更新し、遊技者が貸出釦22を更に1回(計2回押下すると)、入金残高を「0円」に更新する。
(2)遊技機2の下部受皿15から落下した玉を受皿ユニット32により受けると、その玉を計数部40にて計数し、計数を完了すると、その計数結果である計数値を情報表示部28に表示する。この状態から、遊技者が返却釦23を押下すると、計数部40が計数した計数値である持玉数及び入金残高を記録した持玉券37を持玉券発行部38によりカード挿入口31から発行可能となる。尚、遊技者が情報表示部28にタッチ釦として表示されるテンキーを操作し、持玉として特定した計数値の一部を数値入力して指定すると、その指定した玉数の持玉数及び入金残高を記録した持玉券37を持玉券発行部38によりカード挿入口31から発行可能となる(分割発行可能となる)。持玉券37に記録される情報は、その持玉券37を発行した貸出ユニット3を特定可能な貸出ユニット番号、発行した持玉券37(の発行順序)を特定可能な発行番号、計数した玉数又は遊技者が指定した玉数を特定可能な持玉数、入金残高を含む。貸出ユニット3は、持玉券37を所定枚数(例えば10枚)までストック可能であり、複数の持玉券37を受付順にストックしており、持玉券37を発行する場合には、ストックしている持玉券37のうち受付順が最新である持玉券37を発行する。又、計数を完了した状態で、遊技者が払出釦30を操作すると、計数部40が計数した計数値の範囲内で玉を払出部39から払出ノズル29を介して遊技機2の上部受皿14に払出す。
(3)持玉券37を発行すると、その発行した持玉券37に記録される情報と同一の情報、即ち、その持玉券37を発行した貸出ユニット3を特定可能な貸出ユニット番号、発行した持玉券37(の発行順序)を特定可能な発行番号、計数した玉数又は遊技者が指定した玉数を特定可能な持玉数、入金残高を特定可能な情報を管理装置7に出力する。
(4)遊技者が持玉券37をカード挿入口31に挿入すると、その挿入された持玉券37に記録されている持玉数及び入金残高をカードリーダ(図示せず)により読取り、その読取った持玉数及び入金残高の範囲内で玉を遊技機2の内部の払出機構から遊技機2の上部受皿14に払出す。
(5)遊技機2から出力される各種信号を入力し、遊技機2の状態(稼動状態であるか否か、大当たり状態であるか否か等)を判定する。
管理装置7は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有する制御部、遊技機2、貸出ユニット3、景品交換端末8及び精算機9との間で各種信号や各種情報を入出力する入出力部、上記したモニタ10及びプリンタ等からなる出力部等を有する。管理装置7は、遊技機2、貸出ユニット3、景品交換端末8及び精算機9との間で各種信号や各種情報を入出力することで、遊技機2における遊技情報(アウト、セーフ、差玉、出玉率、スタート回数、大当たり回数等)、貸出ユニット3における持玉券37の発行状況、景品交換端末8における景品交換状況、精算機9における精算状況を管理する。
景品交換端末8は、遊技場の従業員が景品交換を行うための機器であり、遊技場内の景品交換所(景品交換カウンタ)に設置されている。景品交換端末8は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有する制御部、管理装置7との間で各種信号や各種情報を入出力する入出力部、持玉券37を挿入可能なカード挿入口41、遊技場の従業員が操作するキーボード42、液晶表示部43等を有する。景品交換端末8は、遊技場の従業員が遊技者から提出された持玉券37をカード挿入口41に挿入すると、その挿入された持玉券37に記録されている持玉数をカードリーダ(図示せず)により読取り、その読取った持玉数に対応する景品(例えば特殊景品等)の個数を算出し、その算出結果を液晶表示部43に表示する。
精算機9は、CPU、ROM、RAM、I/Oを有する制御部、管理装置7との間で各種信号や各種情報を入出力する入出力部、持玉券37を挿入可能なカード挿入口44、紙幣を返却する紙幣返却口45、硬貨を返却する硬貨返却口46、液晶表示部47等を有する。精算機9は、遊技者が持玉券37をカード挿入口44に挿入すると、その挿入された持玉券37に記録されている入金残高をカードリーダ(図示せず)により読取り、その読取った入金残高に対応する紙幣や硬貨を紙幣返却口45や硬貨返却口46から返却する(現金を払い戻す)。
次に、上記した構成の作用について、図3及び図4も参照して説明する。
貸出ユニット3は、本発明に関連して持玉券発行判定処理を所定周期で定期的に行う。貸出ユニット3は、持玉券発行判定処理を開始すると、遊技者が持玉券37の発行操作を行ったか否かを判定する(S1)。ここで、貸出ユニット3は、遊技機2から返却釦押下信号を入力し、遊技者が返却釦23を押下して持玉券37の発行操作を行ったと判定すると(S1:YES)、その時点で記憶している入金残高が単位金額(「500円」)以上であるか否かを判定し(S2)、入金残高が単位金額以上でない(この場合は、入金残高が「0円」)と判定すると(S2:NO)、その時点の計数値である持玉数及びその時点で記憶している入金残高を持玉券37に記録し(S4)、その持玉数及び入金残高を記録した持玉券37を持玉券発行部38によりカード挿入口31から発行し(S5)、持玉券発行判定処理を終了してリターンする。
又、貸出ユニット3は、入金残高が単位金額以上であると判定すると(S2:YES)、その時点で計数した計数値である持玉数が所定数(例えば「500」玉)以上(遊技価値の量が所定量以上)であるか否かを判定し(S3)、持玉数が所定数以上でないと判定すると(S3:NO)、この場合も、その時点の計数値である持玉数及びその時点で記憶している入金残高を持玉券37に記録し(S4)、その持玉数及び入金残高を記録した持玉券37を持玉券発行部38によりカード挿入口31から発行し(S5)、持玉券発行判定処理を終了してリターンする。
一方、貸出ユニット3は、入金残高が単位金額以上であると判定し(S2:YES)、持玉数が所定数以上であると判定すると(S3:YES)、持玉券37をカード挿入口31から発行せずに持玉券37の発行を一旦保留し(S6)、図4に示すように、例えば「入金残高分を全て貸出して計数してから持玉券を発行すれば、入金残高を精算する手間が省けます。」というような入金残高分を全て貸出すことを促進する貸出促進メッセージを情報表示部28に表示する(S7)。この状態では、遊技者は、返却釦23を再度押下して入金残高分を残したまま持玉券37を発行するか、貸出釦22を押下して入金残高分を全て貸出して計数し直すかを選択可能である。即ち、入金残高を精算機9で精算することを手間だと感じない遊技者であれば、返却釦23を再度押下して単位金額以上の入金残高分を残したまま持玉券37を発行すれば良いし、一方、入金残高を精算機9で精算することを手間だと感じる遊技者であれば、貸出釦22を押下して単位金額以上の入金残高分を残さずに(入金残高を「0円」として)持玉券37を発行すれば良い。
貸出ユニット3は、貸出促進メッセージを情報表示部28に表示している状態では、遊技者が持玉券37の発行操作を再度行ったか否かを判定すると共に(S8)、遊技者が貸出操作を行ったか否かを判定する(S9)。貸出ユニット3は、遊技機2から返却釦押下信号を再度入力し、遊技者が返却釦23を再度押下して持玉券37の発行操作を再度行ったと判定すると(S8:YES)、持玉券37の発行の保留を解除し(S10)、その時点の計数値である持玉数及びその時点で記憶している単位金額以上の入金残高を持玉券37に記録し(S11)、その持玉数及び単位金額以上の入金残高を記録した持玉券37を持玉券発行部38によりカード挿入口31から発行し(S12)、持玉券発行判定処理を終了してリターンする。遊技者は、返却釦23を再度押下して持玉券37の発行操作を再度行うことで、持玉数及び単位金額以上の入金残高を記録した持玉券37を獲得することができる。遊技者は、このようにして獲得した持玉券37に記録されている持玉数を景品交換端末8に読取らせることで景品交換することができ、持玉券37に記録されている入金残高を精算機9に読取らせることで精算することができる(現金を払い戻すことができる)。
一方、貸出ユニット3は、遊技機2から貸出釦押下信号を入力し、遊技者が貸出釦22を押下して貸出操作を行ったと判定すると(S9:YES)、持玉券37の発行の保留を解除するが(S13)、持玉券37を持玉券発行部38によりカード挿入口31から発行せずに、その時点で記憶している単位金額以上の入金残高分の全ての玉を貸出し(S14)、持玉券発行判定処理を終了してリターンする。即ち、入金残高が「500円」であれば「125玉」を貸出し、入金残高が「2000円」であれば「500玉」を一括して貸出し、入金残高を「0円」に更新する。遊技者は、このように貸出釦22を押下して貸出操作を行った後に、貸出操作を行ったことで上部受皿14に払出された玉を受皿ユニット32に落下させて計数部40により計数させる。この場合、遊技者が貸出操作を行った分の玉が計数部40により計数され、その計数値が元の計数値(遊技者が貸出釦22を押下する前の計数値)と合算されて持玉数が更新される。その後、遊技者は、返却釦23を再度押下して持玉券37の発行操作を再度行うと、次の持玉券発行判定処理では入金残高が単位金額以上でないと判定するので(S2:NO)、更新された持玉数及び単位金額未満(入金残高が「0円」)の入金残高を記録した持玉券37を獲得することができる。遊技者は、このようにして獲得した持玉券37に記録されている持玉数を景品交換端末8に読取らせることで景品交換するだけで良く、入金残高を精算機9に読取らせる手間を省くことができる。
遊技者の心理として、貸出釦22を押下する行為が、投入した金額が消費されることで遊技に負けるという意識に繋がり、入金残高が僅かな状況でも精算して現金を払い戻そうとする意識が強い。その結果、現金を払い戻したいと考える遊技者は、景品交換端末8に出向いて景品交換を行った後に、更に精算機9まで出向いて入金残高を精算しなければならない。一方、入金残高分を全て貸出して計数しても、その貸出した玉を消費せずに景品交換後に現金化すれば損得に差が生じることはない。本発明は、この点に着目し、持玉数が所定数以上である遊技者は景品交換端末8に出向いて景品交換を行うことが多分に想定されるので、入金残高が単位金額以上であり且つ持玉数が所定数以上である遊技者に対しては、入金残高分を全て貸出すことを促進する貸出促進メッセージを表示することで、精算機9まで出向いて入金残高を精算する手間を省くようにしている。
以上に説明したように本実施形態によれば、遊技者が返却釦23を押下して持玉券37の発行を希望した際に、入金残高が単位金額以上であり且つ持玉数が所定数以上であると、入金残高分を全て貸出すことを促進する貸出促進メッセージを遊技者に対して表示するようにしたので、入金残高を消費すると“損する”、“負ける”という意識を持っている遊技者が多い中、そのような遊技者の意識を解消することにより、持玉が十分にある状況であっても入金残高を持玉に変換するように動機付けることができる。その結果、貸出促進メッセージを確認した遊技者が入金残高を持玉に変換することで、遊技者が退店する際に入金残高を精算機9で精算する手間を省くと共に精算すること自体を失念して退店してしまうことを防止することができ、遊技場の売上アップに貢献することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形又は拡張することができる。
貸出促進メッセージを表示する条件は、入金残高が「500円」以上で且つ持玉数が「500」玉以上に限らず、その他の適当な数値を設定しても良い。又、入金残高の条件を、単位金額以上で且つ所定の上限金額以下であることとしても良い。例えば単位金額として「500円」を設定し、上限金額として「2000円」を設定すれば、入金残高の条件を「500〜2000円」の範囲内とすることができる。上限金額を設定する理由は、入金残高が極めて大きい額(例えば「9000円」)であると、その全てを遊技価値に変換する手間も大きくなり、本来の目的に反する可能性が生じるからである。
貸出促進メッセージを表示するタイミングは、遊技者が持玉券37の発行操作を行ったタイミングに限らず、例えば遊技機2にて大当たりが発生したタイミングであっても良い。このように構成すれば、大当たりが発生した状況では新たに貸出す必要がなくなり、残金額を現金として払い戻そうという意識が働くところ、そのタイミングで貸出促進メッセージを表示することができ、貸出促進メッセージを確認した遊技者が入金残高を持玉に変換し易くすることができる。
閉店間際に精算機9が混雑することが想定される運営形態であれば、貸出促進メッセージを表示する時間帯を閉店間際に限定したり、貸出促進メッセージを表示する条件を閉店間際では通常(閉店間際以外の時間帯)よりも緩和したりし、精算機9での混雑を未然に抑制するようにても良い。又、来場者数が多い時間帯では貸出促進メッセージを表示する条件を緩和し、精算機9での混雑を未然に抑制するようにても良い。このように貸出促進メッセージを表示する条件として、入金残高や持玉数以外の項目を採用しても良い。
例えば精算を待っている遊技者をカメラにより撮像する等して精算機9の混雑程度を管理装置7にて管理し、貸出促進メッセージと併せて精算機9の混雑程度を表示するようにしても良い。このように構成すれば、入金残高を残して持玉券37を発行するか入金残高を残さずに持玉券37を発行するかの判断指標を遊技者に提供することができる。
貸出促進メッセージを表示した後に遊技者が持玉券37の発行操作を行ったか貸出操作を行ったかを、貸出促進メッセージを表示する条件と対応付けて履歴として管理し、その履歴を参照し、貸出促進メッセージを表示する最適な条件を抽出するようにしても良い。
玉の貸出や持玉の払出を貸出ユニット3の払出ノズル29から行う構成に限らず、遊技機2内部の払出機構を用いて行うようにしても良い。この場合、払出ノズル29を不要とすることができる。
計数部が貸出ユニット3に設けられる構成に限らず、計数部が貸出ユニット3とは別体の機器に設けられていても良い。又、計数部が遊技機2毎に設けられる構成に限らず、計数部が遊技場内の適宜場所に設けられていても良い。
対象となる遊技機2は、遊技価値に相当する遊技媒体である玉を払出す遊技機に限らず、遊技価値を電子データとして加算記憶する所謂封入式やクレジット式の遊技機であっても良い。この点を考慮し、遊技媒体と電子データとを包含して遊技価値と表現している。又、遊技機2は、パチンコ遊技機に限らず、スロットマシン等であっても良い。
例えば入金残高を管理装置7が貸出ユニット3毎に管理する等、貸出ユニット3が行う情報処理の一部を中継装置5や管理装置7等の他の装置にて行っても良い。即ち、遊技用装置としては貸出ユニット3や中継装置5や管理装置7等を含む広義の遊技用装置の概念も含む。
図面中、2は遊技機、3は貸出ユニット(遊技用装置)、22は貸出釦(変換操作手段)、23は返却釦(記録操作手段)、33は制御部(残金額記憶手段、遊技価値変換手段、遊技価値特定手段、大当たり検知手段)、37は持玉券(記録媒体)である。

Claims (2)

  1. 遊技の実行に伴って遊技価値が消費される一方、入賞の発生に応じて遊技価値が付与される遊技機に付設され、投入された貨幣を遊技で消費可能な遊技価値に変換する遊技用装置において、
    投入された貨幣により特定される投入金額のうち未だ遊技価値に変換されていない残金額を記憶する残金額記憶手段と、
    前記投入金額を前記遊技価値に変換するために遊技者が操作する変換操作手段と、
    前記変換操作手段が操作されたときに、前記残金額のうち予め定められた単位金額を遊技価値に変換する変換処理を実行する遊技価値変換手段と、
    前記残金額を記録媒体に記録するために遊技者が操作する記録操作手段と、
    遊技者が所有している遊技価値の量を特定する遊技価値特定手段と、
    前記残金額記憶手段により記憶されている残金額が前記単位金額以上であり且つ前記遊技価値特定手段により特定されている遊技価値の量が所定量以上である場合に、当該残金額を全て遊技価値に変換することを促す旨のメッセージを遊技者に対して出力するメッセージ出力手段と、を備えたことを特徴とする遊技用装置。
  2. 付設されている遊技機において大当たりが発生したことを検知する大当たり検知手段を備え、
    前記メッセージ出力手段は、前記大当たり検知手段が大当たりを検知したときに前記メッセージを遊技者に対して出力することを特徴とする請求項1に記載した遊技用装置。
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