JP5844756B2 - キャップ及びインクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、キャップ及びインクジェット記録装置に関する。
インクジェット記録装置は、小型で安価、動作音が静粛等の理由により、プリンタ、複写機、複合機等に広く用いられている。インクジェット記録装置では、ノズルヘッドに備わった多数のノズルからインク滴を吐出し、紙等の被記録媒体上に画像形成を行う。
ノズルの先端のインク吐出口でインクが蒸発すると、インク濃度が高くなってインク吐出口が目詰まりすることがある。そこで、インクジェット記録装置は、インク吐出口をキャッピングするキャップを備えている。
また、インクジェット記録装置では、インク吐出口において、インクの界面が表面張力により僅かに凹んで所謂メニスカスが形成される。メニスカスは非常に小さい圧力で破壊されるが、メニスカスが破壊されると、インクジェット記録装置において、インクの吐出が不安定になる等の不具合が生じる。
キャップがインク吐出口をキャッピングした状態でキャップの内部の空間が密閉状態であると、その空間の圧力によって、インクが溢れ出したり、メニスカスが破壊されたりする虞がある。そこで、キャップの内部の空間を大気と連通させる構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平05−201010号公報
しかしながら、特許文献1のキャップは、大気連通路内に侵入したインクを毛細管現象によって大気連通路外に排出する構造を有する。したがって、大気連通路外に排出されたインクを処理する構造が必要となり、構造が複雑化して製造コストの増加を招く虞があった。
本発明は上記問題点に鑑みて創案されたものであり、その目的は、構造を簡素化して製造コストを低減することができる大気連通構造を備えたキャップを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、ノズルヘッドのインク吐出口をキャッピングするキャップであって、前記インク吐出口の周囲に圧接され、前記ノズルヘッドとの間に主室を形成するキャップ本体と、前記主室を大気と連通させる大気連通手段とを備え、前記大気連通手段は、前記主室に開口した通気孔と、前記通気孔内に侵入したインクを貯留する副室と、前記副室を大気と連通させる通気路とを含む。
また、本発明の第2の態様は、インク吐出口を有するノズルヘッドと、第1の態様に係るキャップとを備えたインクジェット記録装置である。
本発明によれば、構造を簡素化して製造コストを低減することができる大気連通構造を備えたキャップが提供される。
実施形態のインクジェット記録装置の概略構成を示す模式図である。 図1に示されるインクジェット記録装置の搬送ユニットとキャップユニットの動作を示す模式図である。 図1に示されるノズルヘッドに第1実施形態のキャップを装着した状態を示す断面図である。 第1実施形態のキャップの平面図である。 図3のV−V線断面図である。 第1実施形態のキャップの作用の説明図であり、(a)は副室内にインクが流入した状態を示す図、(b)は副室の底部にインクが溜まる状態を示す図である。 第2実施形態のキャップの断面図である。 図7のVIII−VIII線断面図である。 第3実施形態のキャップの断面図である。 図9のX−X線断面図である。 第4実施形態のキャップの断面図である。 図11のXII−XII線断面図である。
以下、図面を参照して本発明による実施形態を説明する。図1は実施形態のインクジェット記録装置1の概略構成を示す模式図である。
インクジェット記録装置1は、装置筐体100と、装置筐体100の内部の下方に配置された給紙部200と、給紙部200の上方に配置された画像形成部300と、画像形成部300の一方側に配置された用紙搬送部400と、画像形成部300の他方側に配置された用紙排出部500とを備える。
給紙部200は、装置筐体100に着脱自在の給紙カセット201と、給紙ローラ202と、ガイド板203とを備えている。給紙ローラ202は給紙カセット201の一端側の上方に配置されている。ガイド板203は給紙ローラ202と用紙搬送部400との間に配置されている。
給紙カセット201内には多数の用紙Pが積み重ねられた状態で収納されている。給紙ローラ202は、給紙カセット201内の用紙Pを一枚ずつ取り出す。ガイド板203は、給紙ローラ202が取り出した用紙Pを用紙搬送部400に案内する。
用紙搬送部400は、略C字形の用紙搬送路401と、用紙搬送路401の入口側に設けられた搬送ローラ対402と、用紙搬送路401の出口側に設けられたレジストローラ対403と、レジストローラ対403と画像形成部300との間に配置されたガイド板404とを備える。
搬送ローラ対402は、給紙部200から給紙される用紙Pを挟んで用紙搬送路401に送出する。レジストローラ対403は、用紙搬送路401から供給される用紙Pの斜行補正を行う。そして、レジストローラ対403は、印字のタイミングと用紙Pの搬送とを同期させるために用紙Pを一時待機させた後、用紙Pを印字タイミングに合わせてガイド板404に送出する。ガイド板404は、レジストローラ対403が送出した用紙Pを画像形成部300に案内する。
画像形成部300は、記録部310と、乾燥部330と、キャップユニット360と、駆動機構(図示せず)とを備える。
記録部310は、搬送ユニット320と、搬送ユニット320の上方に配置された記録ヘッド326と、記録ヘッド326の上方に配置されたポンプユニット327と、搬送ユニット320の下方に配置されたタンクユニット328とを備える。
搬送ユニット320は、支持ローラ321と、駆動ローラ322と、テンションローラ323と、無端状の搬送ベルト324と、吸引ユニット325とを備える。搬送ベルト324は、支持ローラ321、駆動ローラ322及びテンションローラ323の間に張設されている。搬送ベルト324には多数の吸引孔(図示せず)が穿孔されている。
駆動ローラ322は支持ローラ321に対して用紙搬送方向に間隔をおいて配置されている。駆動ローラ322はモータ(図示せず)によって回転駆動され、搬送ベルト324を反時計回りに回転させる。テンションローラ323は支持ローラ321と駆動ローラ322との間の下方に配置され、搬送ベルト324が撓まないように搬送ベルト324にテンションを付与する。
記録ヘッド326は、用紙搬送方向の上流側から下流側に向けて並設された4個のノズルヘッド326K、326C、326M及び326Yにより構成されている。
ポンプユニット327は、用紙搬送方向の上流側から下流側に向けて並設された4個のインク供給ポンプ327K、327C、327M及び327Yにより構成されている。
タンクユニット328は、用紙搬送方向の上流側から下流側に向けて並設された4個のインクタンク328K、328C、328M及び328Yにより構成されている。
ノズルヘッド326K、326C、326M及び326Yの各々は、搬送ベルト324の幅方向(Y方向)に配列された多数のノズルを備えている。記録ヘッド326はライン型と称される。例えば、ライン型の記録ヘッド326は、装置筐体100に固定されている。
ノズルヘッド326Kの多数のノズルの各々は、ノズルヘッド326K内に形成された加圧室(図示せず)に連通している。加圧室はノズルヘッド326K内に形成されたインク液室(図示せず)に連通している。インク液室はチューブ(図示せず)を介してインク供給ポンプ327Kに連通接続されている。そして、インク供給ポンプ327Kはチューブ(図示せず)を介してインクタンク328Kに連通接続されている。
ノズルヘッド326Cの多数のノズルの各々は、ノズルヘッド326C内に形成された加圧室(図示せず)に連通している。加圧室はノズルヘッド326C内に形成されたインク液室(図示せず)に連通している。インク液室はチューブ(図示せず)を介してインク供給ポンプ327Cに連通接続されている。そして、インク供給ポンプ327Cはチューブ(図示せず)を介してインクタンク328Cに連通接続されている。
ノズルヘッド326Mの多数のノズルの各々は、ノズルヘッド326M内に形成された加圧室(図示せず)に連通している。加圧室はノズルヘッド326M内に形成されたインク液室(図示せず)に連通している。インク液室はチューブ(図示せず)を介してインク供給ポンプ327Mに連通接続されている。そして、インク供給ポンプ327Mはチューブ(図示せず)を介してインクタンク328Mに連通接続されている。
ノズルヘッド326Yの多数のノズルの各々は、ノズルヘッド326Y内に形成された加圧室(図示せず)に連通している。加圧室はノズルヘッド326Y内に形成されたインク液室(図示せず)に連通している。インク液室はチューブ(図示せず)を介してインク供給ポンプ327Yに連通接続されている。そして、インク供給ポンプ327Yはチューブ(図示せず)を介してインクタンク328Yに連通接続されている。
吸引ユニット325は、搬送ベルト324を介して記録ヘッド326と対向するように搬送ベルト324の一方の面側に配置されている。吸引ユニット325の内部にはファンや真空ポンプ等の吸引手段(図示せず)が設置されている。吸引手段を駆動すると、吸引ユニット325の内部に負圧が発生する。負圧は搬送ベルト324の多数の吸引孔を介して搬送ベルト324の他方の面上に載置された用紙Pに作用し、用紙Pを搬送ベルト324上に吸引する。
乾燥部330は、搬送ユニット340と、搬送ユニット340の上方に配置された乾燥機350と、ガイド板355とを備えている。
搬送ユニット340は、支持ローラ341と、駆動ローラ342と、無端状の搬送ベルト343と、吸引ユニット344とを備えている。搬送ベルト343は、支持ローラ341と駆動ローラ342との間に張設されている。搬送ベルト343には多数の吸引孔(図示せず)が穿孔されている。
駆動ローラ342は支持ローラ341に対して用紙搬送方向に間隔をおいて配置されている。駆動ローラ342はモータ(図示せず)によって回転駆動され、搬送ベルト343を反時計回りに回転させる。
吸引ユニット344は、搬送ベルト343を介して乾燥機350と対向するように搬送ベルト343の一方の面側に配置されている。吸引ユニット344の内部にはファンや真空ポンプ等の吸引手段(図示せず)が設置されている。吸引手段を駆動すると、吸引ユニット344の内部に負圧が発生する。負圧は搬送ベルト343の多数の吸引孔を介して搬送ベルト343の他方の面上に載置された用紙Pに作用し、用紙Pを搬送ベルト343上に吸引する。
乾燥機350は、用紙Pに温風を送風して、記録ヘッド326から用紙P上に吐出されたインク滴を乾燥させる。
ガイド板355は、搬送ユニット340が送出した用紙Pを用紙排出部500に案内する。
キャップユニット360は、複数のキャップ361を備える。複数のキャップ361は、ノズルヘッド326K、326C、326M及び326Yの各々に対応して設けられている。キャップユニット360は支持ブラケット(図示せず)に支持され、支持ブラケットはガイドレール(図示せず)によってX方向に摺動自在に案内されている。キャップ361の詳細については後述する。
駆動機構(図示せず)は、キャップユニット360を支持する支持ブラケットをガイドレール(図示せず)に沿って摺動させることで、キャップユニット360をX方向に移動させる。
用紙排出部500は、排出ローラ対501と、排出トレイ502とを備える。排出トレイ502は、装置筐体100に形成された排出口101から外部に突出するように装置筐体100に固定されている。
乾燥機350を通過した用紙Pは、排出ローラ対501によって排出口101の方向に送出され、排出トレイ502に案内されて排出口101を介して装置筐体100の外部に排出される。
図2は図1に示されるインクジェット記録装置1の搬送ユニット320とキャップユニット360の動作を示す模式図である。
インクジェット記録装置1は昇降機構381をさらに備える。昇降機構381は記録部310の搬送ユニット320を昇降させる。昇降機構381は、ガイド部材(図示せず)と、ワイヤ382と、ローラ384と、モータ386と、クラッチ388とを備える。
ガイド部材は上下に延びており、搬送ユニット320をZ方向に昇降可能に案内する。
ワイヤ382の一端は搬送ユニット320に取り付けられ、他端はローラ384に取り付けられている。ワイヤ382は搬送ユニット320を吊り下げ支持する。
ローラ384はX方向に延びる回転軸(図示せず)を中心として回転可能となっている。ローラ384が一方向に回転するとワイヤ382がローラ384に巻き取られ、ローラ384が他方向に回転するとワイヤ382がローラ384から巻き出される。
モータ386の駆動軸(図示せず)はクラッチ388を介してローラ384の回転軸に連結されている。モータ386はローラ384を両方向に回転させる。
クラッチ388は、モータ386の駆動軸がローラ384の回転軸に連結された状態と、モータ386の駆動軸がローラ384の回転軸から切り離された状態とを切り換える。
次に、搬送ユニット320とキャップユニット360の動作を図2に基づいて説明する。
図2(a)は用紙に画像形成を行うことができる状態を示している。記録ヘッド326のノズルヘッド326K、326C、326M及び326Yが用紙上にインクを吐出し、用紙上のインクを乾燥機350で乾燥させることで、用紙に画像形成を行う。
記録ヘッド326のインク吐出口をキャッピングする場合には、まず、図2(b)に示すように、昇降機構381のモータ386が駆動され、ワイヤ382がローラ384から巻き出されて搬送ユニット320が退避位置に下降する。
次いで、図2(c)に示すように、駆動機構(図示せず)がキャップユニット360を水平に移動させて記録ヘッド326の直下に配置する。
次いで、図2(d)に示すように、昇降機構381のモータ386が駆動され、ワイヤ382がローラ384に巻き取られて搬送ユニット320が上昇し、キャップユニット360に当接する。
次いで、図2(e)に示すように、昇降機構381のモータ386が駆動され、ワイヤ382がローラ384に巻き取られて搬送ユニット320及びキャップユニット360が上昇する。そして、キャップユニット360の4つのキャップ361が記録ヘッド326のノズルヘッド326K、326C、326M及び326Yに当接する。その結果、ノズルヘッド326K、326C、326M及び326Yのインク吐出口がキャッピングされる。
図3は第1実施形態のキャップ361をノズルヘッド326Kに装着した状態を示す断面図であり、図4は第1実施形態のキャップ361の平面図であり、図5は図3のV−V線断面図である。
図3に示すように、キャップ361はノズルヘッド326Kの下面に着脱自在に装着される。ノズルヘッド326C、326M及び326Yにもキャップ361が装着される。
キャップ361は、キャップ本体362と大気連通手段367とを備える。キャップ本体362は頂壁363と中間壁364と底壁365とを有する。
頂壁363はブチルゴムやEPDM等により形成される。頂壁363には上方に突出する矩形状の周壁363aが形成されており、周壁363aの上端部に断面三角形状の圧接部366が設けられている(図4参照)。
圧接部366は、ブチルゴムやEPDM等のシール性に優れた弾性材料により形成されている。圧接部366はインク吐出口(図示せず)の周囲に圧接され、ノズルヘッド326Kとの間に主室371を形成する。インク吐出口はノズルヘッド326Kの下面326Kaに形成されている。圧接部366は周壁363aと一体的に形成されてもよい。
中間壁364はブチルゴムやEPDM等により形成される。底壁365は適度の剛性を有する材料(SUS等)により形成される。
排気部368はブチルゴムやEPDM等により形成されており、キャップ本体362の頂壁363の上面に固着されている。排気部368は主室371に開口した通気孔368aを有する。排気部368は頂壁363と一体的に形成されてもよい。
通気孔368aは、インクが侵入しにくいように小径(直径1mm程度)に形成されている。通気孔368aは、主室371の底面よりも上方に位置しているので、主室371の底面上に滴下するインクが流入しにくい。
大気連通手段367は、通気孔368aと副室369と通気路370とによって構成されている。
副室369は円錐状に形成されており、中間壁364、頂壁363を貫通し、上端部が排気部368の内部に達して通気孔368aと連通している。副室369の底面は底壁365によって封閉されている。
通気路370は中間壁364の上面に沿って延びている。通気路370の一端は副室369の内壁面に開口して入口370aを形成しており、通気路370の他端は中間壁364の側面に開口している。通気路370は、例えば、直径1mm、長さ100mm程度に形成される。なお、副室369の直径は、通気路370に侵入するインクがメニスカスを保てない大きさに設定される。
図6は第1実施形態のキャップの作用の説明図であり、(a)は副室369内にインクが流入した状態を示す図であり、(b)は副室369の底部にインクが溜まる状態を示す図である。
ノズルヘッド326K、326C、326M及び326Yのインク吐出口から滴下するインクが通気孔368aに侵入すると、図6(a)に示すように、インクIが副室369内に流入する。そして、インクIは重力によって下方に移動し、副室369の底部に溜まる。
インクIが通気路370の入口370aの位置に達するまで、キャップ361を交換することなく使用することができる。副室369は円錐状で、底部に向かって広がっているので、多くの量のインクIを貯留することができる。したがって、キャップ361を長期間交換することなく使用することができる。
キャップ361は、インクIを外部に排出しないので、排出したインクIを処理する構造が不要であり、製造コストが安価である。なお、キャップ361は所定期間経過後に新品と交換されるが、長期間使用することができるので、ランニングコストは安価である。
次に、本発明の第2実施形態を説明する。図7は第2実施形態のキャップの断面図であり、図8は図7のVIII−VIII線断面図である。なお、第2実施形態において、第1実施形態と対応する部分には同一の符号を使用しており、第1実施形態と重複する説明は省略する。
本実施形態のキャップ372では、副室374が断面銀杏形で下方に向かって連続的に拡大する形状を有する。通気孔368aと副室374と通気路370とによって大気連通手段373が構成される。副室374の内壁面は、外方に向けて湾曲した半円錐面状の第1内壁面374aと一対の第2内壁面374bとを有する。第2内壁面374bは内方に向けて湾曲した1/4円錐面状を呈している。
一対の第2内壁面374bは、第1内壁面374aに開口した通気路370の入口370aから離れる方向に向かって互いに接近してインク誘導手段としての鋭角部374baを形成している。副室374内に流入するインクは、毛細管現象により鋭角部374baに入り込もうとするので、インクは入口370aと反対側の領域に誘導される。したがって、インクが入口370aに流入しにくくなり、通気路370がインクで詰まることを抑制することができる。
次に、本発明の第3実施形態を説明する。図9は第3実施形態のキャップ375の断面図であり、図10は図7のX−X線断面図である。なお、第3実施形態において、第1実施形態と対応する部分には同一の符号を使用しており、第1実施形態と重複する説明は省略する。
本実施形態のキャップ375では、副室377が断面半長円状で下方に向かって連続的に拡大する形状を有する。通気孔368aと副室377と通気路370とによって大気連通手段376が構成される。副室377は通気路370の入口370aと対向して設けられたインク誘導手段としての鉛直なガイド面377aを有する。ガイド面377aは通気孔368aの真下に配置されている。
副室377内に流入するインクはガイド面377aに沿って入口370aと反対側の領域に案内される。したがって、副室377内に流入するインクが入口370aに流入しにくくなり、通気路370がインクで詰まるのを抑制することができる。
次に、本発明の第4実施形態を説明する。図11は第4実施形態のキャップ378の断面図、図12は図11のXII−XII線断面図である。なお、第4実施形態において、第1実施形態と対応する部分には同一の符号を使用しており、第1実施形態と重複する説明は省略する。
本実施形態のキャップ378では、副室380が円錐状に形成されている。通気孔368aと副室380と通気路370とによって大気連通手段379が構成される。副室380の内壁面は、通気路370の軸線に直交する面に沿って2つの領域に分割されている。2つの領域のうち、通気路370の入口370aの周囲の領域は撥水処理が施されてインク誘導手段としての被撥水処理部380aとされ、入口370aと対向する領域は親水処理が施されてインク誘導手段としての被親水処理部380bとされている。
図11、図12において、被撥水処理部380aの点線状のハッチングは撥水処理が施された領域を表している。撥水処理としては、例えば、フッ素塗料の塗工やシリコーン樹脂の塗工が用いられる。
図11、図12において、被親水処理部380bの一点鎖線状のハッチングは親水処理が施された領域を表している。親水処理としては、例えば、ガラス繊維コーティングや樹脂塗料の塗工の他、副室380を構成する材料の表面を艶消し面とする加工を行ってもよい。
副室380内に流入するインクは被撥水処理部380aに沿って流れにくく、被親水処理部380bに沿って流れようとする。したがって、インクが入口370aに流入しにくくなり、通気路370がインクで詰まることを抑制することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態に種々の改変を施すことができる。
例えば、第4実施形態では、副室の内壁面に被撥水処理部と被親水処理部とを形成しているが、副室の内壁面に被撥水処理部と被親水処理部とのいずれか一方を形成してもよい。
また、本発明の実施形態では、インクジェット記録装置が用紙に画像形成を行う場合について説明したが、インクジェット記録装置が画像形成を行う被記録媒体は用紙以外のもの(例えば、プラスチックシート、布帛)であってもよい。
また、第2実施形態のインク誘導手段や第3実施形態のインク誘導手段に第4実施形態のインク誘導手段が含まれるようにしてもよい。例えば、第2実施形態の鋭角部や第3実施形態のガイド面に第4実施形態の被親水処理部を設けてもよい。また、第2実施形態の通気路の入口の周囲や第3実施形態の通気路の入口の周囲に第4実施形態の被撥水処理部を設けてもよい。
また、上記実施形態では、装置筐体に固定されたライン型の記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置に本発明を適用した場合について説明したが、本発明は、そのようなインクジェット記録装置に限定されるものではない。例えば、装置筐体に対して移動する記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置に本発明を適用してもよい。例えば、シリアル型の記録ヘッドを備えたインクジェット記録装置に本発明を適用してもよい。
その他にも、本発明の要旨を逸脱しない範囲で上記実施形態に種々の改変を施すことができる。
326K、326C、326M、326Y ノズルヘッド
361、372、375、378 キャップ
362 キャップ本体
367、373、376、379 大気連通手段
368a 通気孔
369、374、377、380 副室
370 通気路
371 主室
374ba 鋭角部(インク誘導手段)
377a ガイド面(インク誘導手段)
380a 被撥水処理部(インク誘導手段)
380b 被親水処理部(インク誘導手段)

Claims (7)

  1. ノズルヘッドのインク吐出口をキャッピングするキャップであって、
    前記インク吐出口の周囲に圧接され、前記ノズルヘッドとの間に主室を形成するキャップ本体と、
    前記主室を大気と連通させる大気連通手段と
    を備え、
    前記大気連通手段は、
    前記主室に開口した通気孔と、
    前記通気孔内に侵入したインクを貯留する副室と、
    前記副室を大気と連通させる通気路と
    含み
    前記キャップ本体は、底壁と、中間壁と、頂壁とがこの順に積層された構造を有し、
    前記頂壁が前記主室を形成し、
    前記副室は前記中間壁と前記頂壁とを貫通して前記通気孔と連通し、前記副室の底面が前記底壁によって封閉され、
    前記通気路は、前記中間壁の上面に沿って形成されて、前記中間壁と前記頂壁とに挟まれており、前記通気路の一端が、前記副室の内壁面の一部を構成する前記中間壁の内側面に開口して入口を形成し、前記通気路の他端が前記中間壁の外側面に開口する、キャップ。
  2. 前記副室の内壁面のうち、前記入口と反対側の領域に前記インクを誘導するインク誘導手段を備える、請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記インク誘導手段は、毛細管現象により前記インクを誘導するように構成された、請求項2に記載のキャップ。
  4. 前記インク誘導手段は、前記インクを前記副室の底部に案内するガイド面であり、前記ガイド面は前記入口と対向して設けられている、請求項2に記載のキャップ。
  5. 前記インク誘導手段は、前記副室の前記内壁面のうち、前記入口の周囲の領域に形成された被撥水処理部を含む、請求項2から請求項4のうちの1項に記載のキャップ。
  6. 前記インク誘導手段は、前記副室の前記内壁面のうち、前記入口と対向する領域に形成された被親水処理部を含む、請求項2から請求項4のうちの1項に記載のキャップ。
  7. インク吐出口を有するノズルヘッドと、
    請求項1から請求項6のうちの1項に記載のキャップと
    を備えた、インクジェット記録装置。
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