JP5836098B2 - 吸収体の製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる吸収体を製造するための装置に関する。
使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる吸収体は、一般に、フラッフパルプ等の親水性繊維と高吸収性ポリマーの粒子の混合物を、所定形状に堆積させ、それを薄葉紙等の液透過性シートで包んだものから構成される。このような構成を有する吸収体の製造には、例えば図11に示す装置が用いられる。同図に示す装置100は、吸収体の構成材料の堆積が可能な堆積部を外周面に有する回転ドラム102と、回転ドラム102の外周面の一部を覆うように配置された、吸収体の構成材料の搬送用ダクト103とを備えている。回転ドラム102は、その周面において、外部から内部へ向けて空気を吸引できるようになっている。この吸引状態下に、フラッフパルプ等の繊維材料を、その供給源(図示せず)から空気流に搬送させることで回転ドラム102の周面に繊維材料を堆積させる。この堆積と同時に、搬送用ダクト103の途中に設置されたポリマー供給管105を通じて、高吸収性ポリマーの粒子をダクト103内に供給し、該粒子も空気流に搬送させて、回転ドラム102の周面に堆積させる。このようにして堆積した繊維材料と高吸収性ポリマーの粒子の混合物からなる堆積体107を、2枚の薄葉紙108,108’の間に挟むことで、目的とする吸収体が得られる。このような装置100としては、例えば特許文献1の図1Aに記載のものが知られている。
上述した装置100においては、搬送用ダクト103内にポリマー供給管105の下部が突き出た状態になっている。ダクト103内に突き出た供給管105は、ダクト103内の空気流を乱す原因となる。その結果、目的とする堆積状態の吸収体を安定して得られない場合がある。
特開2011−110288号公報
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収体の製造装置を提供することにある。
本発明は、吸収体の構成材料を堆積可能な堆積部を外周面に有し、かつ回転軸が水平面内に位置するように配置された回転ドラムと、
回転ドラムの外周面の一部を覆うように配置された、吸収体の構成材料の搬送用ダクトと、
搬送用ダクトに隣接して該ダクト上に配置され、かつ該ダクト内に高吸収性ポリマーの粒子を散布する粒子散布部とを備え、
粒子散布部が、ケーシングと、該ケーシング内に配置され、かつ該ケーシング内において回転するローターとを備え、
ローターは、円柱状の軸心部と、該軸心部の周面から該軸心部の半径方向に沿って放射状に立設された複数の仕切壁とを備え、
ローターは、ケーシング内において、軸心部の軸線が水平面内に位置するように配置され、かつケーシング内に供給された高吸収性ポリマーの粒子がローターの回転によってケーシングの下部から落下するように構成されており、
ケーシングの下部に、粒子散布用開口部が設けられており、該粒子散布用開口部が、ダクトに設けられた該粒子の受入用開口部に臨むように、ケーシングが配置されている吸収体の製造装置を提供するものである。
本発明によれば、搬送用ダクト内の空気流を乱すことなく繊維材料及び高吸収性ポリマーを搬送及び堆積させることができるので、精度よく吸収体を製造することができる。
図1は、本発明の吸収体の製造装置の一実施形態の構造を示す模式図である。 図2(a)は、図1に示す製造装置における粒子散布部を、ローターの軸線と直交する方向からみた断面図であり、図2(b)は、図2(a)におけるパッキン部材の別の形態を示す要部拡大図である。 図3は、図1に示す製造装置における粒子散布部を、ローター周面側からみた図である。 図4(a)は、パッキン部材を示す斜視図であり、図4(b)は、図4(a)に示すパッキン部材がダクトの上壁に設置された状態を示す平面図である。 図5は、粒子散布部から搬送用ダクト内に高吸収性ポリマーの粒子が散布される状態を示す模式図である。 図6(a)は、パッキン部材の別の実施形態を示す斜視図であり、図6(b)は、図6(a)に示すパッキン部材がダクトの上壁に設置された状態を示す平面図である。 図7は、粒子散布部におけるローターの別の実施形態を示す図(図5相当図)である。 図8は、粒子散布部におけるローターの更に別の実施形態を示す図(図5相当図)である。 図9は、粒子散布部におけるローターの更に別の実施形態を示す要部拡大斜視図である。 図10は、粒子散布部の別の実施形態を示す図(図2(a)相当図)である。 図11は、従来の吸収体の製造装置の構造を示す模式図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の吸収体の製造装置の一実施形態の構造が模式的に示されている。同図に示す製造装置1は、外周面に凹状の堆積部(図示せず)が形成された回転ドラム2を備えている。また製造装置1は、回転ドラム2の外周面の一部を覆う一端部を有する搬送用ダクト3を備えている。搬送用ダクト3内には、空気流とともに吸収体の構成材料が搬送される。
回転ドラム2は、円筒状をなし、図1中の矢印A方向に回転駆動されるようになされている。回転ドラム2は、その回転軸が水平面内に位置するように配置されている。回転ドラム2はその外周面に、吸収体の構成材料の堆積が可能な堆積部(図示せず)を有している。吸収体の構成材料としては、フラッフパルプ等の繊維材料及び高吸水性ポリマーなどが用いられる。堆積部は、製造すべき吸収体の形状に対応する凹形状をなしている。堆積部は、回転ドラム2の回転方向に沿って、所定の間隔で複数箇所に設けられている。これに代えて、堆積部を、回転ドラム2の回転方向に沿って、連続して設けてもよい。
回転ドラム2には、吸気ファン(図示せず)が接続されており、該吸気ファンの駆動によって、回転ドラム2内の仕切られた空間B及びCを負圧に維持可能に構成されている。個々の堆積部の底面部には、多数の細孔(図示せず)が形成されており、個々の堆積部が、負圧に維持された空間B,C上を通過している間、堆積部の底面部の細孔が吸引孔として機能する。そして、空間B上に位置する堆積部の底面部からの吸引が行われることによって、ダクト3内に、回転ドラム2の外周面に向けた空気流4が生じる。
ダクト3における、回転ドラム2側とは反対側の端部付近には、パルプシート等のシート状の原料を粉砕して得られた繊維材料を、ダクト3内に供給する原料供給装置(図示せず)が設置されている。繊維材料は、前記吸気ファンの駆動によってダクト3内に生じた空気流と混合され、原料搬送気流4となって、回転ドラム2の外周面に向けて搬送される。
ダクト3は、上壁31及び下壁32を有している。更にダクト3は、左右の側壁33,34(図3参照)を有している。ダクト3は、鉛直方向での断面が矩形をした筒状をなしており、内部は空間になっている。ダクト3の幅、すなわち左右の側壁33,34間の距離は、回転ドラム2の外周面の堆積部の幅とほぼ同じであるか、又はそれよりも若干大きくなっている。
ところで、従来の吸収体の製造装置には、ダクト内を上下に仕切る仕切り板が配置されているのが通常である(例えば特開平10−137286号公報の図2参照)。仕切り板は、ダクト内を搬送されるパルプ繊維等の繊維材料と、高吸収性ポリマーの粒子とが、搬送中に過度に混合することを防止する目的で用いられている。これに対して、本実施形態においては、そのような仕切り板は必須のものではない。この理由は、以下に詳述する粒子散布部5が、ダクト3における最下流近傍の位置に設置されているからである。かかる位置に粒子散布部5が設置されていることで、仕切り板を用いてダクト3内を上下に仕切らなくても、繊維材料と、高吸収性ポリマーの粒子との過度の混合が生じにくくなる。ダクト3における最下流近傍の位置とは、ダクト3を鉛直方向に沿ってみたとき、ダクト3における受入用開口部35(これについては後述する。)が、回転ドラム2の外周面と重なる位置にあるか、回転ドラム2の外周面に隣接した位置(図1では、ダクト3の受入用開口部35は、回転ドラム2の外周面に隣接した位置にある状態が示されている)、またはダクト3の出口近傍の位置にあることを言う。
ダクト3上には、その上壁31に隣接して粒子散布部5が配置されている。粒子散布部5は、ダクト3内に高吸収性ポリマーの粒子を散布するために用いられる。図2(a)及び図3に示すように、粒子散布部5は、ケーシング51と、ケーシング51内に配置されたローター52とに大別される。粒子散布部5は、ダクト3の幅と略同等の幅を有している。
ローター52は、円柱状の軸心部53を有している。また、ローター52は、軸心部53の周面から該軸心部53の半径方向に沿って放射状に立設された複数の仕切壁54を有している。ローター52は、ケーシング51内において、軸心部53の軸線Xが水平面内に位置するように配置されている。ローター52の軸心部53は、ケーシング51の外部に設置されたモータ(図示せず)に接続されている。該モータを駆動することで、ローター52は、軸心部53の軸線Xまわりに回転するようになっている。例えば図2(a)に示すように、矢印Rの方向に回転するようになっている。なお図2(a)においては、図示していないが、紙面の右側に回転ドラムが位置している。ローター52の回転速度は、モータの回転速度を制御することで可変になっている。このようにすることで、高吸収性ポリマーの粒子の散布量を容易に可変にすることができる。粒子の散布量を可変にできることは、目的とする吸収体の特定の部位における粒子の量を、選択的に制御できる点から有利である。
ローター52における各仕切壁54は、いずれも同じ高さになっている。各仕切壁54は、ローター52の軸線方向に沿ってみたとき、該仕切壁54の延びる方向が、該軸線X方向と平行になっている。また各仕切壁54は、ローター52の回転方向Rに沿って等ピッチで配置されている。ローター52の回転方向Rにおいて隣り合う仕切壁54の間は、該仕切壁54及び軸心部53の周面によって画定される凹状のポケット部55になっている。このポケット部55は、高吸収性ポリマーの粒子を受け入れて保持する部位として機能する。ポケット部55は、ローター52の軸線X方向に延びる細長い形状を有している。
ケーシング51はその内部に、ローター52を収容可能な空間を形成している。更にケーシング51にはその上部に、高吸収性ポリマーの粒子が供給される粒子供給口56が形成されている。粒子供給口56は、ローター52の軸線X方向に延びる細長い形状を有している。粒子供給口56に加えて、ケーシング51はその下部に、高吸収性ポリマーの粒子の粒子散布用開口部57が設けられている。粒子散布用開口部57は、粒子供給口56と同様に、ローター52の軸線X方向に延びる細長い形状を有している。粒子供給口56と粒子散布用開口部57とは、同形状であってもよく、あるいは異なる形状であってもよい。いずれの場合であっても、粒子供給口56と粒子散布用開口部57とは、その幅(つまりローター52の軸線X方向に沿う長さ)が、上述した仕切壁54の幅と略同等であることが好ましい。前述のように仕切壁54の幅はポケット部55の幅を画定している。
ポケット部55は、図3に示すようにダクト3内の幅と略同等の幅を有している。ダクト3内の幅とポケット部55の幅を同等にすることにより、ポケット部55内に計量した高吸収性ポリマーの粒子をダクト3の幅方向に均一に散布することができる。また、前述のように粒子供給口56と粒子散布用開口部57とは、その幅が、仕切壁54の幅と略同等であり、要するにポケット部55の幅と同等である。このようにすることにより、ポケット部55の高吸収性ポリマーの粒子をスムーズにダクト3内に供給するとともに、ダクト3の幅方向に均一に散布することができる。
ケーシング51が隣接しているダクト3の上壁31には、高吸収性ポリマーの粒子の受入用開口部35が形成されている。受入用開口部35は、ダクト3の幅方向(換言すれば、回転ドラム2の回転軸方向)に延びる細長い形状をしている。ケーシング51は、先に述べた粒子散布用開口部57が、この受入用開口部35に臨むようにダクト3上に配置されている。粒子散布用開口部57と受入用開口部35とは、同形状であってもよく、あるいは異なる形状であってもよい。いずれの場合であっても、ローター52の軸線X方向に沿う粒子散布用開口部57の幅を、受入用開口部35の幅と同等とすると、高吸収性ポリマーの粒子を均一にダクト3内に散布することができるので好ましい。
ダクト3に形成されている受入用開口部35の位置によって、製造すべき吸収体の厚み方向での高吸収性ポリマーの堆積位置を調整することができる。具体的には、受入用開口部35を回転ドラム2に近い位置に形成すると、吸収体の上層寄りの部位に相対的に多量の高吸収性ポリマーを堆積させることができる。逆に、受入用開口部35を回転ドラム2から離れた位置に形成すると、吸収体の下層寄りの部位に相対的に多量の高吸収性ポリマーを堆積させることができる。例えば、ダクト3の上壁31の全長を基準として、上壁31における、回転ドラム2の設置位置と反対側の端部を0%とし、回転ドラム2の設置位置側の端部を100%とすると、0〜29%の領域に受入用開口部35を形成した場合、高吸収性ポリマーは、吸収体の下層寄りの部位に相対的に多量に堆積しやすい。30〜59%の領域に受入用開口部35を設置した場合、高吸収性ポリマーは、0〜29%の場合よりも、吸収体の上層寄りの部位に相対的に多量に堆積しやすい。更に、60〜70%の領域に受入用開口部35を設置した場合、高吸収性ポリマーは、30〜59%の領域に受入用開口部35を設置した場合よりも更に、吸収体の上層寄りの部位に相対的に多量に堆積しやすい。
粒子散布用開口部57が受入用開口部35に臨むように、ケーシング51をダクト3上に配置するに際しては、ケーシング51とダクト3とが気密状態となるようすることが望ましい。この目的のために、ケーシング51の下部と、ダクト3の上壁31との間には、図4(a)及び(b)に示すパッキン部材6が配置されている。パッキン部材6は、例えば金属、合成樹脂、ゴム等の材料から構成されている。パッキン部材6は枠体61からなり、該枠体61によって取り囲まれた開口部62が形成されている。開口部62は、ダクト3の上壁31に形成された受入用開口部35と同形状であってもよく、あるいは異なる形状であってもよい。また、開口部62は、ケーシング51の下部に設けられた粒子散布用開口部57と同形状であってもよく、あるいは異なる形状であってもよい。特に、ローター52の軸線X方向に沿う受入用開口部35の幅は、開口部62の幅と同じか、又はそれよりも大きいことが好ましい。また、ローター52の軸線X方向と直交する方向に沿う受入用開口部35の長さは、開口部62の長さと同じか又はそれよりも大きいことが好ましい。具体的には、受入用開口部35の幅は、開口部62の幅の100〜150%であることが好ましく、100〜120%であることが更に好ましい。受入用開口部35の長さは、開口部62の長さの100〜200%であることが好ましく、100〜130%であることが更に好ましい。受入用開口部35の幅及び長さをこのように設定することによって、高吸収性ポリマーの粒子の供給を一層首尾良く行うことができる。
パッキン部材6においては、開口部62の内周面を、パッキン部材6の厚み方向に対して平行に形成することができる。あるいは、開口部62の内周面を、傾斜させてもよい。例えば図2(b)に示すとおり、開口部62の内周面のうち、ローター52の回転方向Rの上流側に位置する内周面62aを、開口部62の上方から下方に向けて内向きに傾斜させることができる。更に、開口部62の内周面のうち、ローター52の回転方向の下流側に位置する内周面62bを、開口部62の上方から下方に向けて外向きに傾斜させることができる。このように傾斜させることで、高吸収性ポリマーの粒子を散布するときの空気抵抗を、低減させることができる。
パッキン部材6を用いて、ケーシング51とダクト3とを気密状態にすることに代えて、ケーシング51とダクト3との間に空隙を設けてもよい。こうすることで、装置を運転している間、イジェクター的な作用によって、搬送用ダクト3の吸引力がローター52に及ぶので、ポケット部55から搬送用ダクト3へ向けての吸引力が生じる。その結果、ポケット部55からの高吸収性ポリマーの粒子の落下が促進され、ポケット部55内に高吸収性ポリマーの粒子が残存しにくくなる。
粒子散布部5の上部には、該粒子散布部5に高吸収性ポリマーの粒子を供給するためのホッパー(図示せず)が設置されている。ホッパーはケーシング51の上部に設けられた粒子供給口56に連結している。ホッパーから粒子散布部5に供給された高吸収性ポリマーの粒子は、ケーシング51の粒子供給口56を通じて、該ケーシング51内に供給される。供給された粒子は、ローター52におけるポケット部55に保持される。このとき、ローター52を回転させておくことによって、この保持状態が維持されたままローター52の回転が進行する。ポケット部55に保持された高吸収性ポリマーの粒子が、ケーシング51の下部に位置する粒子散布用開口部57に到達すると、該粒子は重力によってポケット部55から鉛直方向下方に向けて自由落下するようになっている。
図5に示すように、ポケット部55から落下した高吸収性ポリマーの粒子Pは、ケーシング51の下部に設けられた粒子散布用開口部57及びパッキン部材6に設けられた開口部62を通じて更に落下する。そして、ダクト3の上壁31に形成された受け入れ用開口部35を通じてダクト3内に供給される。このように、本実施形態の装置100においては、粒子散布部5における粒子散布用開口部57が、ダクト3の外部に設けられている。つまり、粒子散布用開口部57がダクト3内に突き出た状態になっていない。その結果、ポリマー供給管がダクト内に突き出るように配置された従来の装置(図9参照)と異なり、本実施形態の製造装置100によれば、ダクト3内を流通する空気流が、粒子散布部5の存在によって乱されることはない。したがって、吸収体の構成材料は回転ドラム2の外周面に設けられた堆積部に首尾よく堆積し、目的とする形状及び質量の吸収体が精度よく安定して製造される。
しかも、ローター52におけるポケット部55に、摺り切り状態で高吸収性ポリマーの粒子を充填し、ローター52を定速で回転させれば、該粒子の単位時間あたりの散布量を容易に一定にすることができる。その上、ローター52の軸線方向に沿う該粒子の散布量も容易に一定にすることができる。それらの結果、吸収体の安定製造が一層容易になる。
このようにして、吸収体の構成材料が回転ドラム2の外周面の堆積部に堆積して堆積体7(図1参照)が得られる。この堆積体7は、回転ドラム2の回転とともに移動して、回転ドラム2の下部において、回転ドラム2の回転方向と同方向に移動する薄葉紙8上に移載される。堆積体7の移載に際しては、回転ドラム2の回転ドラム2内の仕切られた空間D(図1参照)から外部に向けて空気を吹き出させ、回転ドラム2から薄葉紙8への堆積体7の転写を促進してもよい。
薄葉紙8上に転写した堆積体7には、その上面に、該薄葉紙8と同種又は異種の薄葉紙8’が重ね合わされ、堆積体7は、これらの薄葉紙8、8’によってその全体が包まれる。このようにして、目的とする吸収体が得られる。この吸収体に対し、当該技術分野における公知の加工が施されて、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品が得られる。
図6(a)及び(b)には、パッキン部材6の別の実施形態が示されている。同図に示すパッキン部材6には、先に説明した図4(a)及び(b)に示すパッキン部材と異なり、複数の小開口部62Aが設けられている。各小開口部62Aの平面視での形状は同じになっている。各小開口部62Aは、ローター52の軸線X方向に沿って配列されている。隣り合う小開口部62Aの間は、ローター52の回転方向に延びる複数の桟部材63によって仕切られている。ローター52の軸線X方向に沿って配列された複数の小開口部62Aをパッキン部材6に設けることで、ローター52のポケット部55から落下してきた高吸収性ポリマーの粒子が、ダクト3の幅方向にわたって一層均一に散布されるようになる。
図7には、本発明の製造装置の別の実施形態が示されている。同図においては、粒子散布部5のローター52の構成が、先に説明した実施形態(図5参照)と相違している。同図に示すローター52は、その回転方向において隣り合う仕切壁54’間が、相対的に広ピッチである第1仕切壁群54Aを備えている。またローター52は、その回転方向において隣り合う仕切壁54”間が、相対的に狭ピッチである第2仕切壁群54Bを備えている。第1仕切壁群54A及び第2仕切壁群54Bは、ローターの軸線X方向に沿って配置されている。
例えば、ローター52の軸線X方向に沿ってみたときに、第1仕切壁群54Aが、該軸線X方向の中央域に設けられている。かつ中央域に隣接する両側部域に第2仕切壁群54Bが設けられている。隣り合う仕切壁54’間が相対的に広ピッチになっている第1仕切壁群54Aにおいては、ポケット部55’の容積を相対的に大きくなしてある。したがって、ポケット部55’には相対的に多量の高吸収性ポリマーの粒子を保持できる。一方、隣り合う仕切壁54”間が相対的に狭ピッチになっている第2仕切壁群54Bにおいては、ポケット部55”の容積を相対的に小さくなしてある。したがって、ポケット部55”には相対的に少量の高吸収性ポリマーの粒子しか保持できない。その結果、本実施形態のローター52を用いると、ローター52の軸線X方向に沿う中央域における高吸収性ポリマーの粒子Pの散布量が相対的に多くなるとともに、該中央域に隣接する両側部域における粒子Pの散布量が相対的に少なくなる。このような構造のローター52は、回転ドラム2の堆積部に堆積する高吸収性ポリマーの粒子Pの堆積量を、該ドラム2の回転軸方向に沿って変化させたい場合に有利である。
図8にはローター52の更に別の実施形態が示されている。同図に示す実施形態のローター52は、ローター52の軸線X方向に沿ってみたとき、仕切壁54の延びる方向が、軸線X方向に対して傾斜するように、各仕切壁54が設けられている。各仕切壁54の傾斜の角度は同じになっている。したがって、各仕切壁54は互いに平行になっている。また各仕切壁54は、ローター52の回転方向に沿って等ピッチで配置されている。これに対して、先に説明した図5及び図7に示す実施形態のローター52では、仕切壁54の延びる方向が、軸線X方向と平行になっている。本実施形態のローター52を用いると、高吸収性ポリマーは各ポケット部55において徐々に散布され、ポケット部55からの高吸収性ポリマーの排出がスムーズになる。その結果、高吸収性ポリマーを排出した後のポケット部55に、高吸収性ポリマーが残存しにくくなる。また、高吸収性ポリマーは、同時に2つ以上のポケット部55から排出されて粒子散布用開口部57を通りダクト3に散布されることになるので、仮に隣り合うポケット部55に堆積した高吸収性ポリマーの量が異なった場合であっても、結果的に散布される高吸収性ポリマーの量が一つのポケット部に堆積した高吸収性ポリマーの量に依存しにくくなる。したがって、これまでの実施形態よりも一層均一に高吸収性ポリマーを散布することができる。
図9に示す実施形態のローター52は、これまで説明してきた実施形態のローターと異なり、仕切壁が平板ではない。本実施形態におけるローター52の各仕切壁54は、ローター52の軸線X方向における中央域に位置する中央仕切り壁80と、中央域の両側部に位置する一対の側部仕切り壁81,81とを有している。側部仕切り壁81の厚みは、中央仕切り壁80の厚みよりも大きくなっている。中央仕切り壁80の板面80aと、一対の側部仕切り壁81,81の板面81aとの間には段差が設けられている。中央仕切り壁80と側部仕切り壁81との段差は、連結壁82,82によって連結されており、それによって中央仕切り壁80と側部仕切り壁81とは一体になっている。一対の側部仕切り壁81の板面81aは、同一面上に位置している。中央仕切り壁80の板面80aは、側部仕切り壁81の板面81aよりも、ローター52の回転方向Rの下流側に位置している。ローター52の回転方向Rにおいて隣り合う仕切壁54における中央仕切り壁80のピッチは同じになっている。同様に、隣り合う仕切壁54における側部仕切り壁81のピッチも同じになっている。このような構造の仕切壁54を採用すると、中央仕切り壁80とその左右に位置する一対の連結壁82,82とによって画定され、かつローター52の回転方向Rに向けて窪んだ凹部が形成される。このローター52を回転させると、各仕切壁54のうち、側部仕切り壁81の部分よりも、中央仕切り壁80の部分の方が先に粒子散布用開口部57に達し、前記凹部に保持されている高吸収性ポリマーの粒子の落下が先ず開始される。回転が進行すると、側部仕切り壁81の板面81a上に保持されている高吸収性ポリマーの粒子の落下も開始される。その結果、高吸収性ポリマーがポケット部55から徐々に落下するので高吸収性ポリマーの散布が円滑になり、ポケット部55に高吸収性ポリマーの粒子が残存しにくくなる。また、側部仕切り壁81の厚みと中央仕切り壁80の厚みとを変更することにより、仕切り壁間の容量が変わり、回転ドラム2の堆積部に堆積する高吸収性ポリマーの粒子Pの堆積量を、該ドラム2の回転軸方向に沿って変化させたい場合に有利である。
図10には、ローター52の別の実施形態が示されている。粒子散布部5はローター52内部から粒子散布用開口部57に向けて圧縮エアーを噴射する手段を備えている。詳細には図10に示す実施形態のローター52は、その内部における粒子散布用開口部57の上部の位置に、ポケット部に対して圧縮エアーを噴射するブローノズル58を備えている。ブローノズル58のエアー吹き出し口が対向するローター52の軸心部53は中空になっており、該軸心部53の周面は透気性材料から構成されている。ローター52を回転させつつブローノズル58から軸心部53の内周面に向けて圧縮エアーを吹き付けることで、ポケット部55からの高吸収性ポリマーの粒子の落下が促進される。その結果、ポケット部55に高吸収性ポリマーの粒子が残存しにくくなる。特に、軸心部53の外周面のみをワイヤーメッシュから構成すると、吹き出す圧縮エアーの方向が一方向になりやすいので、ポケット部55に高吸収性ポリマーの粒子が一層残存しにくくなる。
なお、以上の各実施形態に関し特に説明しない点については、最初に述べた実施形態に関する説明が適宜適用される。
以上の各実施形態に従い吸収体を製造するときに用いられる高吸収性ポリマーとしては、従来、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品の吸収体に用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、デンプン系、セルロース系、合成ポリマー系のもの等を用いることができる。高吸収性ポリマーは、通常、粒子状である。高吸収性ポリマーとしては、自重の20倍以上の液吸収性保持力を有し、かつゲル化する性質を有するものが好ましい。例えば、デンプン−アクリル酸(塩)グラフト共重合体、デンプン−アクリロニトリル共重合体のケン化物、ナトリウムカルボキシメチルセルロースの架橋物、アクリル酸(塩)重合体などが好ましい。これらの高吸収性ポリマーは、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。
繊維材料としても、従来、生理用ナプキンやパンティライナー、使い捨ておむつ等の吸収性物品の吸収体に用いられている各種のものを特に制限なく用いることができる。例えば、親水性の吸液性繊維を用いることができる。親水性の吸液性繊維としては、例えばパルプ繊維、レーヨン繊維、コットン繊維等のセルロース系繊維が挙げられる。これらの繊維は、1種を単独で又は2種以上を組み合わせて用いることができる。これらの繊維加えて、疎水性繊維、例えばポリエチレン等の合成繊維を用いることもできる。繊維材料は、全体又は一部がパルプ繊維であることが好ましく、繊維材料中のパルプ繊維の割合は20〜100質量%であることが好ましく、より好ましくは80〜100質量%であり、更に好ましくは100質量%である。
吸収体の構成材料としては、上述したもののほかに、例えば消臭剤や抗菌剤等を用いてもよい。これらの剤も、搬送用ダクト3内に供給することができる。供給は、これらの剤の剤型に応じ、繊維材料とともに供給することもでき、あるいは高吸収性ポリマーの粒子とともに粒子散布部5から供給することもできる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば図7に示す実施形態においては、ローター52の軸線X方向に沿って、第2仕切壁群54B、第1仕切壁群54A及び第2仕切壁群54Bがこの順で配置されていたが、これ以外の配置形態を採用することもできる。また、第1仕切壁群54A及び/又は第2仕切壁群54Bにおける各仕切壁54’,54”として、図8に示す傾斜した仕切壁54を適用してもよい。
1 吸収体の製造装置
2 回転ドラム
3 搬送用ダクト3
5 粒子散布部
51 ケーシング
52 ローター
53 軸心部
54 仕切壁
55 ポケット部
56 粒子供給口
57 粒子散布用開口部
6 パッキン部材
61 枠体
62 開口部
63 桟部材

Claims (7)

  1. 吸収体の構成材料を堆積可能な堆積部を外周面に有し、かつ回転軸が水平面内に位置するように配置された回転ドラムと、
    回転ドラムの外周面の一部を覆うように配置された、吸収体の構成材料の搬送用ダクトと、
    搬送用ダクトに隣接して該ダクト上に配置され、かつ該ダクト内に高吸収性ポリマーの粒子を散布する粒子散布部とを備え、
    粒子散布部が、ケーシングと、該ケーシング内に配置され、かつ該ケーシング内において回転するローターとを備え、
    ローターは、円柱状の軸心部と、該軸心部の周面から該軸心部の半径方向に沿って放射状に立設された複数の仕切壁とを備え、
    ローターは、回転方向において隣り合う仕切壁間が相対的に広ピッチである第1仕切壁群と、回転方向において隣り合う仕切壁間が相対的に狭ピッチである第2仕切壁群とを、該ローターの軸線方向に沿って備えており、
    ローターは、ケーシング内において、軸心部の軸線が水平面内に位置するように配置され、かつケーシング内に供給された高吸収性ポリマーの粒子がローターの回転によってケーシングの下部から落下するように構成されており、
    ケーシングの下部に、粒子散布用開口部が設けられており、該粒子散布用開口部が、ダクトに設けられた該粒子の受入用開口部に臨むように、ケーシングが配置されている吸収体の製造装置。
  2. 粒子散布部が、ダクトにおける最下流近傍の位置に設置されている請求項1に記載の製造装置。
  3. ローターの軸線方向に沿う粒子散布用開口部の幅を、受入用開口部の幅と同等とした請求項1又は2に記載の製造装置。
  4. ローターの軸線方向に沿ってみたときに、第1仕切壁群が、該軸線方向の中央域に設けられており、該中央域に隣接する両側部域に第2仕切壁群が設けられている請求項1ないし3のいずれか一項に記載の製造装置。
  5. ローターの軸線方向に沿ってみたとき、仕切壁の延びる方向が、該軸線方向に対して傾斜するように、各仕切壁が設けられている請求項1ないしのいずれか一項に記載の製造装置。
  6. ローターの回転速度を可変にした請求項1ないしのいずれか一項に記載の製造装置。
  7. 粒子散布部はローター内部から粒子散布用開口部に向けて圧縮エアーを噴射する手段を備えている請求項1ないしのいずれか一項に記載の製造装置。
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