JP5833381B2 - ポケットティシュー包装体 - Google Patents
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Description
<請求項1記載の発明>
略長方形状の上下面及びこれらを繋ぐ長側縁及び短側縁とからなる立体形状をなし上面に前記長側縁に沿う方向に取出口形成部としてのミシン目線を有するポケットティシューであり、このポケットティシューの複数個が、上下面突き合わせに一列に配列されて全体として略直方体形状のポケットティシュー配列体とされ、その配列体の各面に外装フィルムが接する状態でフィルム包装され、
各ポケットティシューの一方の短側縁が並ぶ面を底面として自立可能であり、他方の短側縁が並ぶ面が天面とされ、その天面の縁に沿って連続する環状又はコ字状に開封用のミシン目線が形成され、そのミシン目線が、包装体天面の縁から3〜20mm内側の位置にあり、かつ、
前記外装フィルムの厚さが35〜80μm、45°カンチレバー法(JIS L−1906)による剛軟性が33mm〜48mmであり、
前記ポケットティシュー配列体が、ポケットティシューの上下面突き合わせ方向の長さ(ポケットティシューの厚さ×配列個数)において、非外装時の厚さに対するポケットティシュー包装体の長側縁の長さの比率が83〜95%となる圧縮率をもって包装されている、ことを特徴とするポケットティシュー包装体。
ポケットティシューの上下面突き合わせ方向の長さ(ポケットティシュー1個の厚さ×配列個数)が高さ(ポケットティシュー包装体の長側縁の長さ)の0.8倍以上ある請求項1記載のポケットティシュー包装体。
ポケットティシュー配列体が8〜20個のポケットティシューからなる請求項1又は2記載のポケットティシュー包装体。
本発明の包装体では、天面のミシン目線を裂開することにより大きな開口が得られるので収納したポケットティシューの取出しがし易い。また、開口された開口部に、各ポケットティシューの短側縁が並ぶ収納態様となっているので、開封後のポケットティシューの残数に関わらずその良好な取出し性が損なわれない。さらに、各ポケットティシューの短側縁が並ぶ収納態様であることより、ポケットティシュー自体の開封用のミシン目線と外装フィルムからの引出し方向が同方向となり、引出し時にポケットティシュー自体のミシン目線を誤って裂開させてしまうことがない。
なお、ポケットティシュー1個の厚さ(非包装時)は、次記の手順で測定した値である。ポケットティシューを水平台上に面を付き合わせた状態で10個重ねる。その上に重さ30g、120mm×250mmの大きさのアクリル製平板を載せ、当該アクリル製平板の各短辺の中央を測定しその平均値を算出した後、これをポケットティシューの個数である10で除して、ポケットティシュー1個の厚さとする。
本発明にかかるポケットティシューPの例は、図1に示した。実施の形態にかかるポケットティシューPは、略長方形状の上下面1,2及びこれら繋ぐ長側縁3及び短側縁4とからなる座布団様の偏平状の立体形状をなすものであり、大きさは、概ね短側縁4の長さL1×長側縁3の長さL2×厚さが、75±10mm×125±10mm×15±5mmである。
他方、本発明にかかるポケットティシュー包装体X1は、図2に示すように、前記形状のポケットティシューPの複数個を、上下面突き合わせに一列に配列して全体として略直方体形状のポケットティシュー配列体30とし、その配列体30の各面に外装フィルム40が接する状態でフィルム包装し、さらに各ポケットティシューP,P…の一方の短側縁4が並ぶ面を底面51とし、他方の短側縁4が並ぶ面を天面52とし、その天面52の縁に沿って環状に開封用のミシン目線60を形成したものである。
ここで、本発明においては、外装フィルム40の種類は、特に限定されず、既知のフィルムを用いることができる。例示すれば、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、ポリスチレンフィルム、エチレン−ビニルアルコール共重合体フィルムが例示できるが、特に、安価なポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルムが好ましく、透明性が高く、ミシン目線での裂開性にもすぐれることからポリエチレンフィルムが最も好ましい。
ミシン目線の位置は、包装体天面の縁からミシン目線までの離間距離である。
ポケットティシュー1個の厚み(非包装時)は、次記の手順で測定した値である。ポケットティシューを水平台上に面を付き合わせた状態で10個重ねる。その上に重さ30g、120mm×250mmの大きさのアクリル製平板を載せ、当該アクリル製平板の各短辺の中央を測定しその平均値を算出した後、これをポケットティシューの個数である10で除して、ポケットティシュー1個の厚みとする。
ポケットティシューの1つ目を取り出す際に必要な力は、図10に示すとおり、次記の手順で測定した値である。まず、ポケットティシューを包装体に詰めた状態で、包装体のミシン目線の全てを開封し、その開口に露出する一つのポケットティシューの短辺を目玉クリップで挟み、目玉クリップのポケットティシューを挟みこむ反対側の摘み部開口に、伸縮性のない紐を通し輪状にする。輪状にした紐に、加重測定器を取り付ける。包装体の外装フィルムを水平台に固定し、前記目玉クリップで挟んだポケットティシューを引き上げるようにして取り出し、取り出し終わるまでに加わった力の最大値を測定値とする。測定するポケットティシューは、包装体の中央に位置するもの(例えば、15個入りであれば端から8個目、14個入りであれば端から7個目)とし、5回実施した測定値の平均をポケットティシューの1つ目を取り出す際に必要な力とする。測定器は、株式会社イマダ デジタルフォースゲージDPS−20を用いた。目玉クリップは、挟みこむ幅が51mmのコクヨ クリ−14を用い、目玉クリップと測定器を連結する伸縮性のない紐には、たこ糸を用いた。
包装体を3段積みにした際の安定性は次記の手順で評価した。ポケットティシュー包装体を、高さ方向に3段積み、倒れないか否かを目視にて確認する。試験は3回行い、倒れが起こらないものを◎、3回倒れたものを△、1〜2回倒れたものを○とする。
包装体のシール性は、図11に示すとおり、一般的な卓上型シーラー(株式会社 石崎電機製作所社製シュアーシーラーNL−331JC)を用いてタイマー設定3にて、包装体の天面または底面をシール作業する。100個作製し、3〜10秒でシールできたものを◎、それ以外を△とする。3秒未満のものは、融着部で切れ不良になりやすく、10秒をこえると作業性が悪く、融着不良が生じやすい。
外装フィルムの剛軟性は、JIS L−1906に基づく45°カンチレバー法により剛軟度試験器を用いて測定する。試料は20mm×150mmで外装フィルムの縦方向を長辺とし、角度45度の傾斜面に試料端が接した際の長さを測定する。10回の測定値の平均値を外装フィルムの剛軟性とする。
包装体が倒れ始めた時の包装体に残っているポケットティシュー個数は次記の手順で試験した値である。まず、ポケットティシュー包装体のミシン目線を開封する。次に開口から内部のポケットティシューを端から1個ずつ取り出し、包装体が倒れた(ポケットティシューの重さで崩れた)際の包装体内に残るポケットティシューの数を計数する。当該試験を3回行い、その平均値を算出する。
試験例1〜11については、被験者8名による官能評価を行なった。評価は、実際に開封作業等を行ない、全員が開けやすい、取り出しやすい、保管しやすいと回答したものを◎、それ以外を△とした。
Claims (3)
- 略長方形状の上下面及びこれらを繋ぐ長側縁及び短側縁とからなる立体形状をなし上面に前記長側縁に沿う方向に取出口形成部としてのミシン目線を有するポケットティシューであり、このポケットティシューの複数個が、上下面突き合わせに一列に配列されて全体として略直方体形状のポケットティシュー配列体とされ、その配列体の各面に外装フィルムが接する状態でフィルム包装され、
各ポケットティシューの一方の短側縁が並ぶ面を底面として自立可能であり、他方の短側縁が並ぶ面が天面とされ、その天面の縁に沿って連続する環状又はコ字状に開封用のミシン目線が形成され、そのミシン目線が、包装体天面の縁から3〜20mm内側の位置にあり、かつ、
前記外装フィルムの厚さが35〜80μm、45°カンチレバー法(JIS L−1906)による剛軟性が33mm〜48mmであり、
前記ポケットティシュー配列体が、ポケットティシューの上下面突き合わせ方向の長さ(ポケットティシューの厚さ×配列個数)において、非外装時の厚さに対するポケットティシュー包装体の長側縁の長さの比率が83〜95%となる圧縮率をもって包装されている、ことを特徴とするポケットティシュー包装体。 - ポケットティシューの上下面突き合わせ方向の長さ(ポケットティシュー1個の厚さ×配列個数)が高さ(ポケットティシュー包装体の長側縁の長さ)の0.8倍以上ある請求項1記載のポケットティシュー包装体。
- ポケットティシュー配列体が8〜20個のポケットティシューからなる請求項1又は2記載のポケットティシュー包装体。
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