JP5831355B2 - 空気調和機 - Google Patents

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本発明は、ヒートポンプ式の空気調和機に係り、特に暖房運転時の室外熱交換器の霜を除去する除霜運転に関するものである。
ヒートポンプ式の空気調和機では暖房運転時に室外熱交換器が低温となり、場合によっては温度が0度を下回るため、空気中の水分が凝固して室外熱交換器を覆ってしまう着霜状態が発生し、暖房能力が低下する。この解決のため、暖房運転時とは冷凍サイクルを逆にして、圧縮機から吐出される高温のガス冷媒を室外熱交換器に流し、霜を溶かす除霜運転(デフロスト制御)を行っている。しかし、デフロスト制御運転中は暖房運転を停止させなくてはならないため、室温が低下するだけでなく、デフロスト運転にも電力を使用するために、空気調和機の運転効率が低下するといった課題があり、従って除霜運転は最小の時間で、かつ、最小回数である必要がある。
このため、従来の空気調和機では、室外熱交換器の着霜量を正確に検出して除霜運転を行うように、除霜を開始する室外熱交換器温度を外気温度や圧縮機の回転数により決めるよにしたものがあった(例えば特許文献1参照)。
特開平10−103818号公報(段落0037〜0038、第2図)
しかし、従来の空気調和機の除霜運転の制御は、単に暖房運転中の室外熱交換器への着霜量を正確に検出して除霜運転が必要なタイミングで除霜運転に入るようにしたもので、着霜が生じた後の対処である着霜量の正確な検出に重点が置かれている為、除霜運転中の室温の低下や、除霜運転時の電力使用による運転効率の低下に対する抑制効果が少ないという課題があった。
本発明はかかる課題を解消するためになされたもので、使用者が暖房運転の仕方を選択できるようにして、着霜の発生を抑制して通常より暖房運転を継続できるようにし、除霜運転に入るタイミングを少なくできるようにして、除霜運転中の室温の低下や、除霜運転時の電力使用による運転効率の低下を防止できる空気調和機を得ることを目的とする。
この発明に係る空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、前記暖房通常運転モードと前記暖房連続運転優先モードを任意に選択できる選択手段、外気温度T3を検出する外気温度検出センサ、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記暖房連続運転優先モードは、前記外気温度T3が所定の連続運転外気温度閾値T7より低い場合、又は、設定された暖房設定温度T4と前記室内温度T5との温度差である設定温度差ΔT6が所定の連続運転設定温度差閾値T8より低い場合に、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたものである。
また、この発明に係る空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、暖房を行なう部屋の人の有無を検知する人検知手段、外気温度T3を検出する外気温度検出センサ、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記人検知手段により人が居ることを検出した場合には前記暖房通常運転モードで運転し、人が居ないことを検出した場合には前記暖房連続運転優先モードで運転し、前記暖房連続運転優先モードは、前記外気温度T3が所定の連続運転外気温度閾値T7より低い場合、又は、設定された暖房設定温度T4と前記室内温度T5との温度差である設定温度差ΔT6が所定の連続運転設定温度差閾値T8より低い場合に、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたものである。
また、この発明に係わる空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、前記暖房通常運転モードと前記暖房連続運転優先モードを任意に選択できる選択手段、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記暖房連続運転優先モードは、設定された暖房設定温度T4と前記室内温度T5との温度差である設定温度差ΔT6が所定の連続運転設定温度差閾値T8より低い場合に、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたものである。
また、この発明に係わる空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、暖房を行なう部屋の人の有無を検知する人検知手段、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記人検知手段により人が居ることを検出した場合には前記暖房通常運転モードで運転し、人が居ないことを検出した場合には前記暖房連続運転優先モードで運転し、前記暖房連続運転優先モードは、設定された暖房設定温度T4と前記室内温度T5との温度差である設定温度差ΔT6が所定の連続運転設定温度差閾値T8より低い場合に、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたものである。
また、この発明に係わる空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、前記暖房通常運転モードと前記暖房連続運転優先モードを任意に選択できる選択手段、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記暖房連続運転優先モードは、前記室外熱交換器配管温度T1が霜取を行う霜取開始温度T2より高く設定された所定の連続運転液管温度閾値T9まで低下したら、前記圧縮機の回転数を下げて運転することによって、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたものである。
また、この発明に係わる空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、暖房を行なう部屋の人の有無を検知する人検知手段、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記人検知手段により人が居ることを検出した場合には前記暖房通常運転モードで運転し、人が居ないことを検出した場合には前記暖房連続運転優先モードで運転し、前記暖房連続運転優先モードは、前記室外熱交換器配管温度T1が霜取を行う霜取開始温度T2より高く設定された所定の連続運転液管温度閾値T9まで低下したら、前記圧縮機の回転数を下げて運転することによって、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたものである。
この発明の空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、前記暖房通常運転モードと前記暖房連続運転優先モードを任意に選択できる選択手段、外気温度T3を検出する外気温度検出センサ、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記暖房連続運転優先モードは、前記外気温度T3が所定の連続運転外気温度閾値T7より低い場合、又は、設定された暖房設定温度T4と前記室内温度T5との温度差である設定温度差ΔT6が所定の連続運転設定温度差閾値T8より低い場合に、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたので、暖房通常運転モードと暖房連続運転優先モードの使い分けにより、暖房運転時の快適性を向上させるとともに、省エネな運転ができるという効果を有する。
また、この発明に係わる空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、暖房を行なう部屋の人の有無を検知する人検知手段、外気温度T3を検出する外気温度検出センサ、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記人検知手段により人が居ることを検出した場合には前記暖房通常運転モードで運転し、人が居ないことを検出した場合には前記暖房連続運転優先モードで運転し、前記暖房連続運転優先モードは、前記外気温度T3が所定の連続運転外気温度閾値T7より低い場合、又は、設定された暖房設定温度T4と前記室内温度T5との温度差である設定温度差ΔT6が所定の連続運転設定温度差閾値T8より低い場合に、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたので、暖房連続運転優先モードで省エネな運転ができるという効果を有する。
また、この発明に係わる空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、前記暖房通常運転モードと前記暖房連続運転優先モードを任意に選択できる選択手段、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記暖房連続運転優先モードは、設定された暖房設定温度T4と前記室内温度T5との温度差である設定温度差ΔT6が所定の連続運転設定温度差閾値T8より低い場合に、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたので、暖房通常運転モードと暖房連続運転優先モードの使い分けにより、暖房運転時の快適性を向上させるとともに、省エネな運転ができるという効果を有する。
また、この発明に係わる空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、暖房を行なう部屋の人の有無を検知する人検知手段、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記人検知手段により人が居ることを検出した場合には前記暖房通常運転モードで運転し、人が居ないことを検出した場合には前記暖房連続運転優先モードで運転し、前記暖房連続運転優先モードは、設定された暖房設定温度T4と前記室内温度T5との温度差である設定温度差ΔT6が所定の連続運転設定温度差閾値T8より低い場合に、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたので、暖房連続運転優先モードで省エネな運転ができるという効果を有する。
また、この発明に係わる空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、前記暖房通常運転モードと前記暖房連続運転優先モードを任意に選択できる選択手段、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記暖房連続運転優先モードは、前記室外熱交換器配管温度T1が霜取を行う霜取開始温度T2より高く設定された所定の連続運転液管温度閾値T9まで低下したら、前記圧縮機の回転数を下げて運転することによって、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたので、暖房通常運転モードと暖房連続運転優先モードの使い分けにより、暖房運転時の快適性を向上させるとともに、省エネな運転ができるという効果を有する。
また、この発明に係わる空気調和機は、圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、暖房を行なう部屋の人の有無を検知する人検知手段、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記人検知手段により人が居ることを検出した場合には前記暖房通常運転モードで運転し、人が居ないことを検出した場合には前記暖房連続運転優先モードで運転し、前記暖房連続運転優先モードは、前記室外熱交換器配管温度T1が霜取を行う霜取開始温度T2より高く設定された所定の連続運転液管温度閾値T9まで低下したら、前記圧縮機の回転数を下げて運転することによって、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたので、暖房連続運転優先モードで省エネな運転ができるという効果を有する。
この発明の実施の形態1による空気調和機の全体構成図である。 この発明の実施の形態1による空気調和機の冷媒回路図である。 この発明の実施の実施1による空気調和機の暖房運転の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1による空気調和機の通常の暖房運転と連続運転優先の暖房運転時の室内温度上昇の関係の一例を説明する説明図である。 この発明の実施の実施1による他の例の空気調和機の暖房運転の動作を説明するフローチャートである。 この発明の実施の形態1による別の例の空気調和機の全体構成図である。 この発明の実施の形態1による別の例の空気調和機の暖房運転の動作を説明するフローチャートである。
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図1〜図4により説明する。図1はこの発明の実施の形態1によるヒートポンプ式の空気調和機の全体構成図である。図2は図1の空気調和機の冷媒回路図である。図3は空気調和機の暖房運転から除霜運転の動作を説明するフローチャートである。図4は空気調和機の通常の暖房運転と連続運転優先の暖房運転時の室内温度上昇の関係の一例を説明する説明図である。図において、図1に示すように本発明の実施の形態1に関わる空気調和機は室外機1と室内機2によって構成され、この室外機1と室内機2は冷媒配管3や接続配線4により接続されている。
空気調和機を制御するためのリモートコントローラ(リモコン)である操作部5は室内機2および室外機1に、運転のON/OFF,冷房または暖房等の運転モードの切替え,暖房運転等の各運転モードの詳細な設定,空調設定温度を設定する等の空調運転指令を与えるもので、この例では赤外線信号等によりワイヤレスで空気調和機に空調運転指令を与えるようにしている。
また、図2に示すように、室外機1側には冷媒を圧縮して冷凍サイクルに冷媒を循環させる周波数を可変できるインバータ式の圧縮機6,冷凍サイクルを冷房サイクルと暖房サイクルに冷媒の循環方向を切り換える四方弁7,室外熱交換器8,電磁膨張弁9及びアキュームレーター10が設けられており、また、室内機2側には室内熱交換器11が設けられ、これらが冷媒配管3により接続されて冷凍サイクルを構成している。そして、室外熱交換器8には外気を流通させる室外送風機12が設けられ、室内熱交換器11には室内空気を流通させる室内送風機13を設けている。
また、空気調和機の運転を制御するための入力情報源として、室外機1側には外気の温度を検出する外気温度検出センサ14及び室外熱交換器8の冷媒温度を検出する室外熱交換器配管温度センサ15が室外熱交換器8の冷媒配管に取り付けられ、室外熱交換器8の配管温度を検出することで室外熱交換器8への着霜状態を検出できるようにしている。また、室内機2側には冷房や暖房を行う部屋の温度を検出する室内温度検出センサ16が設けられ、設定した温度に室内温度が到達するように空気調和機の運転を制御する情報等に利用されている。
また、図示しないが、空気調和機には空気調和機の運転を制御するマイクロコンピュータを備えた制御装置が設けられ、その制御装置(図示せず)により、操作部5からの運転指令信号や外気温度検出センサ14,室外熱交換器配管温度検出センサ15及び室内温度検出センサ16の温度入力データ等により、圧縮機6,四方弁7,電磁膨張弁9,室外送風機12及び室内送風機13等の運転を制御して、空調を行うようにしている。
次に、暖房運転と冷房運転及び霜取り運転である除霜運転の冷凍サイクルの冷媒の流れを説明する。
まず、暖房運転時の暖房サイクルは、圧縮機6から吐出した高温の冷媒は四方弁7を通って室内熱交換器11に流入し、室内送風機13の送風により室内熱交換器11で熱交換されて室内を暖房する。そして室内熱交換器11を通過した冷媒は電磁膨張弁9を通り室外熱交換器8に流入して室外送風機12の送風により室外熱交換器8で外気と熱交換して蒸発し、アキュムレータ10を通って圧縮機6に戻るサイクルを繰り返すようにしている。
そして、この暖房運転時に冷媒の蒸発により室外熱交換器8が低温になり、場合によっては温度が0度を下回るため、外気の空気中の水分が結露して付着し霜となって室外熱交換器8を覆って行く着霜状態が発生し、暖房能力が低下する。そして、霜取りが必要な程に霜が付着したら暖房能力を回復するように定期的に霜を除去するようにしている。
次に、冷房運転及び除霜運転の冷凍サイクルの冷媒の流れを説明する。冷房運転時の冷房サイクルは、暖房運転とは四方弁7の接続を切り替えることで、圧縮機6から吐出した高温高圧の冷媒は四方弁7を通って室外熱交換器8に流入し、室外送風機12の送風により室外熱交換器8で外気と熱交換されて放熱され、室外熱交換器8を通過した冷媒は電磁膨張弁9を通り室内熱交換器11に流入して室内送風機13の送風により室内熱交換器11で室内空気と熱交換して室内を冷房し、アキュムレータ10を通って圧縮機6に戻るサイクルを繰り返すようにしている。
そして、暖房運転により室外熱交換器8が霜に覆われて着霜状態になり、暖房能力が低下した際に暖房能力を回復するように霜を除去する霜取り運転である除霜運転の場合の冷凍サイクルもこの冷房サイクルと同様の流れにして除霜するようにしている。つまり、圧縮機6から吐出した高温の冷媒により室外熱交換器8を温めることで、霜を溶かして暖房運転をできるようにするわけである。なお、この除霜運転の場合は、室内が冷やされないように室内送風機13の送風を弱くしたり停止させたりするとよい。
次にこの実施の形態の暖房運転モードの詳細な動作について説明する。この実施の形態では空気調和機の使用者の好みに応じて暖房運転の仕方を選択できるようにしている。第一の暖房運転モードである通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、通常の暖房運転より暖房能力は低下するが、室外熱交換器8への霜の付着を抑制して除霜運転に入るまでの時間を延ばし、暖房通常運転モードより暖房運転を継続して運転させることができる第二の暖房運転モードである暖房連続運転優先モードとを選択できるようにしている。なお、この暖房通常運転モードと暖房連続運転優先モードは、この実施の形態では選択手段となる操作部(リモコン)5のスイッチにより使用者が選択して切り替えできるようにしている。
図3は空気調和機の制御装置(図示せず)で実行される暖房運転時の制御フローチャートであり、空気調和機が運転されてステップ100で暖房運転が開始されるとステップ101にて操作部5の設定が、第1の暖房運転モードである暖房通常運転モードか、または、第2の暖房運転モードである暖房連続運転優先モードに設定されているかを判断し、暖房通常運転モードであれば、ステップ102へ移行し、暖房連続運転優先モードであればステップ104へと移行する。
まず、暖房通常運転モードの場合について説明する。ステップ101で暖房連続運転モードでなければ暖房通常運転モードであるのでステップ102へ移行し、通常の暖房運転制御となり、操作部5で設定した温度に室内温度がなるように、つまり室内温度が設定温度に到達し維持されるように圧縮機6等の運転を制御して暖房運転が実施される。そして、暖房運転が行われて室外熱交換器8に霜が付着すると、一例であるが、室外熱交換器8の温度が低下するため、室外熱交換器配管温度検出センサ15により室外熱交換器配管温度T1の低下を検出することで室外熱交換器8への霜の付着量を検出するようにしている。
そして、ステップ102で暖房運転が行われることにより室外熱交換器配管温度センサ15の検出温度である室外熱交換器配管温度(以下、外液管温度と称す)T1が低下して室外熱交換器8が霜で覆われて霜取りが必要になったと判定される霜取開始温度閾値T2を下回った場合、室外熱交換器8が着霜して暖房能力を回復するために除霜運転が必要になったと判断し、ステップ103へと移行して四方弁7の接続を暖房サイクルから冷房サイクルに切り替え、室外熱交換器8を高温の冷媒により温めて霜を溶かす除霜運転を開始する。なお、霜取開始温度閾値T2の一例を示すと−1.8℃より外液管温度T1が低くなった場合に、霜取りが必要になったと判断するようにしている。
そして、室外熱交換器8の霜が溶けて除霜運転が終了した後は、四方弁7を暖房サイクル側へと戻し、先と同様にステップ100へと戻り暖房運転を再開するように繰り返している。なお、この暖房通常運転モードでは、圧縮機6の回転を高い暖房能力が得られるように比較的に高い回転数で運転させて、室内機2から吹き出される暖房の送風温度を例えば40℃等の比較的に高温の温風が吹き出されるように制御し、空気調和機の使用者が設定した暖房温度に室内の温度が早く到達できるようにして、快適な暖房運転ができるようにしている。また、ステップ103の除霜の終了の判断については詳細に記載しないが、タイマーで計時して霜取りが十分に行われる所定時間が経過したら霜取りが完了したと判断してもよいし、室外熱交換器配管温度検出センサ15の検出値(外液管温度)T1が、霜取りが十分に行われたと判断できる温度まで上昇したら霜取りが完了したと判断するなど、色々な方法で行なうことができる。
次に、暖房連続運転優先モードについて説明する。ステップ101で操作部5の設定が暖房連続運転優先モードであれば、ステップ104へと移行する。ステップ104では外気温度検出センサ14により検出した外気温度T3と、操作部5で使用者が設定した暖房設定温度T4と室内温度検出センサ16で検出した室内温度T5との差である設定温度差ΔT6により暖房連続運転優先の運転が可能かを判断する。
まず、ステップ104では外気温度T3が、暖房連続運転優先が可能と判断する連続運転外気温度閾値T7より低いかを判断し、
外気温度T3<連続運転外気温度閾値T7
の場合は暖房連続運転優先の運転を行うようにステップ105へと移行する。この連続運転外気温度閾値T7は外気の湿度が低く室外熱交換器8に霜が付き難くなる温度であり、霜が付きにくければ暖房運転を継続できるため、暖房連続運転優先の運転を行うようにしている。つまり、外気温度T3と湿度の関係は外気温度T3が低くなるほど湿度は低くなる傾向にあり、例えば湿度が20%程度に低くなれば室外熱交換器8に霜が付着し難くなり、例えば外気温度T3が−5℃を下回ると湿度が低くなり室外熱交換器8に霜が付着し難くなるので、連続運転外気温度閾値T7は例えば−5℃に設定するとよい。
また、ステップ104ではさらに設定温度差ΔT6が、暖房連続運転優先の運転が可能と判断する連続運転設定温度差閾値T8より低いかを判断し、
設定温度差ΔT6<連続運転設定温度差閾値T8
の場合は暖房連続運転優先の運転を行うようにステップ105へと移行する。この連続運転設定温度差閾値T8は設定温度T4と、設定温度T4より低い室内温度T5との設定温度差ΔT6が比較的に少ない場合であり、一例として例えば連続運転設定温度差閾値T8を4℃程度までにするとよい。
つまり、設定温度差ΔT6が比較的に少ない場合、空気調和機の暖房能力を通常の暖房運転より低く抑えて運転しても設定温度T4に通常の暖房運転より時間が若干掛かるが使用者が比較的に気にならない時間で設定温度T4に到達できたり、設定温度T4より若干低いが使用者が気にならない程度の室内温度T5までは到達できるような通常の暖房能力より若干低い能力で運転できるような設定温度差ΔT6の場合である。
そして、このように設定温度差ΔT6が連続運転設定温度差閾値T8より低い場合に、暖房能力を抑制して運転することで、室外熱交換器8に付着する霜の量は暖房能力を低く運転する分、室外熱交換器8の温度が上昇する(低下しない)ため通常の暖房運転より霜の付着が少なくなるので、通常の暖房運転より霜取りが必要となるまでの時間が長くなるため、通常の暖房運転より暖房運転を連続して行えるようになるわけである。なお、暖房能力を低く抑制する運転の一例としては、通常暖房運転モードでは例えば室内機2からの室内送風機13による吹き出し温度が40℃であったものを、暖房連続運転優先モードでは圧縮機6の回転数を通常暖房運転モードの場合より下げて運転し、室内熱交換器11の凝縮温度を下げることで例えば室内機2からの送風の吹き出し温度が30℃程度になるように制御するようにする。このように暖房能力を抑制して運転することにより、室外熱交換器8の温度が低くなり過ぎずに室外熱交換器8への着霜が抑制されて暖房を連続して行えるとともに、圧縮機6の運転に必要な消費電力も少なくなるので、運転効率のよい省エネな空気調和機が得られるようになる。
次に、暖房能力を低く抑制して運転することで、室外熱交換器8に付着する霜の量を抑制し、通常の暖房運転より暖房運転を連続して行う運転について、さらに詳細に説明する。ステップ104で外気温度T3が、暖房連続運転優先が可能と判断する連続運転外気温度閾値T7より低いか、または、設定温度差ΔT6が、暖房連続運転優先が可能と判断する連続運転設定温度差閾値T8より低い場合、ステップ105へ移行する。そして、ステップ105では、室外熱交換器配管温度検出センサ15で検出した外液管温度T1を監視し現在の霜の付着が少なく運転状態において暖房連続運転可能かどうかを判断する。室外熱交換器配管温度T1が連続運転液管温度閾値T9を上回る場合は、着霜量は少なく現在の運転状態にて連続運転可能であるため、連続運転可能と判断して引き続き外液管温度T1の監視を続ける暖房運転を継続する。
この連続運転液管温度閾値T9は、室外熱交換器8への着霜量がまだ少なく暖房運転継続に支障がないと判断できる温度に設定すればよく、霜取開始温度T2より高い温度で、一例として霜取開始温度T2が−1.8度の場合、例えば連続運転液管温度閾値T9は−1℃程度に設定すればよい。そして、外液管温度T1が連続運転液管温度閾値T9を下回る場合、このままの運転状態では室外熱交換器8への着霜量が多くなり連続運転が不可能になるため、ステップ106へ移行して、さらに暖房運転を継続できるように運転を制御する。
ステップ106では、室外熱交換器8の温度を少しでも上げて霜の付着を抑制するように、上記のとおり室内機2から吹き出される送風の吹き出し温度を40℃から30℃に低下させるなどの暖房能力に影響が少ない範囲で圧縮機6の運転周波数を低下させ、室外熱交換器8を流れる冷媒の蒸発温度を上げて室外熱交換器8が冷えすぎないようにして暖房連続運転を可能とさせ、ステップ107へと移行する。つまり、暖房の設定温度T4は例えば高くても28℃程度であるため室内機2からの吹き出し温度を30℃程度に低下させても暖房が可能なわけである。
なお、圧縮機6の回転数を低下させ、室内熱交換器11の凝縮温度を下げた時の室内機2の吹き出し温度は、例えば、室内機2の吹き出し口部分に温度センサを設けて直接計測したり、室内熱交換器11の温度を検出するセンサを設けて間接的に推定しても十分に検出可能であるが、空気調和機の試験データや計算などから、どの程度の圧縮機6の回転数に低下させればよいかは決めることが可能である。
また、吹き出し温度を40℃から30℃に低下させる場合を示したが、吹き出し温度の低下させた時の吹き出し温度は、暖房が可能であればよいため、例えば暖房運転時の利用者の暖房設定温度T4以上の温度であれば暖房が可能ということでもよい。
ステップ107では外液管温度T1により除霜運転が必要かどうかを判断する。外液管温度T1が霜取開始温度T2を上回る場合は、霜の付着がまだ少なく、除霜は不要であるので、除霜不要と判断しステップ105へと戻り,以降繰り返す。そして、外液管温度T1が霜取開始温度閾値T2を下回る場合は、室外熱交換器8への着霜が、除霜が必要な程発生し、除霜作業が必要になったためステップ103へと移り、通常の暖房運転である暖房通常運転モードの場合と同様に除霜運転を行い、除霜運転終了後はステップ100へと戻り暖房運転を再開する。
図4(a)は第一の暖房運転モードである暖房通常運転モードと、図4(b)は第二の
暖房運転モードである暖房連続運転優先モードの場合の暖房が行なわれている部屋の室温の変化の一例を説明するグラフである。図のように通常運転モードの図4(a)の場合に対し、暖房連続運転優先モードの図4(b)の方が設定温度に到達するのに若干時間が掛かるが、除霜運転に入るまでの時間である暖房運転を継続できる時間は、暖房連続運転優先モードの図4(b)の方が暖房通常運転モードの図4(a)より長く継続できることがわかる。
また、このように暖房通常運転モードとは暖房設定温度T4より室内温度T5が低い状態から室内温度T5を暖房設定温度T4に上昇させる場合に、早く設定温度T5に到達するように室内機2からの吹き出し温度を例えば40℃以上としたり、暖房設定温度T4より10℃以上高い高温で吹き出すような運転であり、それに対し、暖房連続運転優先モードは、暖房通常運転モードより同じ環境条件で運転した場合に室内機からの吹き出し温度が低くなるような暖房能力を少し低くした運転である。
なお、上記のように暖房通常運転モードで運転した場合に対し、暖房連続運転優先モードで運転した場合に、どの程度暖房を継続して運転できる時間が増加できるかは、空気調和機の性能や各判断温度の設定条件及び暖房運転時の室内の温度や室外の温度や湿度等により変化するものであるが、例えば、通常の暖房通常運転モードで暖房運転した場合に霜取りに入るまでの時間が60分だったものに対し、暖房連続運転優先モードで運転した場合には80分に延長できるなども十分に可能な場合もある。
このように、空気調和機の暖房運転を使用者の好みに応じて任意に第一の暖房運転モードである暖房通常運転モードと第二の暖房運転モードである暖房連続運転優先モードに選択して暖房運転できるので、暖房通常運転モードで室内機2の吹き出し送風温度が高く、設定温度T4に室内温度T5を素早く到達でき快適な暖房が得られる運転と、暖房連続運転優先モードで室内温度T5を設定温度T4に到達できる時間が暖房通常運転モードより若干遅くな場合もあるが、霜取り運転に入るまでの暖房運転の連続運転時間が長く快適な暖房が行える運転とを選択でき、使用者の好みに応じて快適な暖房が行なえるという効果が有る。
以上のように、この実施の形態によれば、冷媒を圧縮する圧縮機6、冷媒の循環方向を切り換える四方弁7、室内熱交換器11、膨張弁9、室外熱交換器8を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により室外熱交換器8に付着した霜を除去する除霜運転を、四方弁7の接続を切り替えて行う空気調和機であって、暖房の運転方法を通常の暖房運転である暖房通常運転モードと、暖房通常運転モードより暖房運転時間を長く継続できる暖房連続運転優先モードとを備え、暖房通常運転モードと暖房連続運転優先モードとを任意に選択できる選択手段(操作部5)を設けたので、使用者の好みに応じて暖房通常運転モードと暖房連続運転優先モードを選択して使用者の好みに応じて快適な暖房が得られるという効果が有る。
つまり、上記の実施の形態によれば、圧縮機6、四方弁7、室内機2に設けられた室内熱交換器11、膨張弁9及び室外熱交換器8を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により室外熱交換器8に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、暖房通常運転モードで運転する場合より室内機2から吹き出される送風温度が低くなるように暖房運転の暖房能力を低く運転することによって室外熱交換器8への霜の付着を抑制し、暖房通常運転モードより暖房運転時間を長く継続できる暖房連続運転優先モードと、を備え、暖房通常運転モードと暖房連続運転優先モードを暖房運転の利用者が任意に選択できる選択手段5を設けたので、暖房通常運転モードと暖房連続運転優先モード選択して使用者の好みに応じて快適な暖房が得られるという効果が有る。また、暖房連続運転優先モードで省エネな運転ができる空気調和機が得られるという効果がある。
なお、上記実施の形態で通常暖房運転モードの際の室内機2からの吹き出し温度を例えば40℃等の所定の温度にするための圧縮機6の回転数等や、暖房連続運転優先モードの際の室内機2からの吹き出し温度を例えば30℃等の所定の温度にするための圧縮機6の回転数等は、暖房の設定温度T4、室内温度T5、室外熱交換器配管温度T1、外気温度T3等の各種温度条件等によって、空気調和機のマイクロコンピュータ等で予めデータベース化して記憶されているデータから読み出して使用するようにするとよい。
また、通常暖房運転モードの際に暖房運転を開始してから霜取りを行うまでの時間を、マイクロコンピュータで、暖房の設定温度T4や室内温度T5や室外熱交換器配管温度T1や外気温度T3等の各種温度等の条件によって、一般的に霜取り運転を行うまでの標準的な時間をデータベース化して記憶しておき、同じような温度等の条件の際に暖房連続運転優先モードで運転した場合に霜取り運転に入るまでの時間を記憶して比較することで、通常暖房運転モードで運転した場合より暖房連続運転優先モードで運転した場合に暖房を連続して運転できる時間が長いことを分かるように比較してもよい。また、通常暖房運転モードで実際に運転した場合の暖房運転を開始してから霜取りを行うまでの時間を、マイクロコンピュータで、各種温度等の条件とともに記憶したり、予め記憶していた上記の初期値から記憶し直して、同じような温度等の条件で暖房連続運転優先モードで運転した場合の霜取り運転に入るまでの実際の時間を比較することで、通常暖房運転モードで運転した場合より暖房連続運転優先モードで運転した場合に暖房を連続して運転できる時間が長いことが分かるようにしてもよい。また、その暖房連続運転時間がどの程度長くできたかを空気調和機の表示部(図示せず)等で表示して、快適な暖房を行なっていることを分かるようにしてもよい。
次に、この実施の形態1による他の例を説明する。図5はこの実施の形態1による他の例による空気調和機の暖房運転の動作を説明するフローチャートである。空気調和機の構成は上記実施の形態1の図1及び図2と同様であるので説明を省略する。また、図5のフローチャートでは図3のフローチャートとステップ104b部分のみが異なりステップ100〜103及びステップ105〜107は図3のフローチャートと同じであり、同じステップについては詳細な説明は省略する。
上記の図3のフローチャートの例では暖房連続運転優先モードで暖房優先運転に移行する条件としてステップ104で外気温度検出センサ14により検出した外気温度T3と、選択手段である操作部5で設定した暖房設定温度T4と室内温度検出センサ16で検出した室内温度T5との差である設定温度差ΔT6により暖房連続運転優先が可能かを判断する例を示し、
外気温度T3<連続運転外気温度閾値T7
又は、
設定温度差ΔT6<連続運転設定温度差閾値T8
のどちらかの場合であれば、暖房連続運転優先の運転を行うようにして暖房運転を継続できる時間を長くでき、快適な暖房運転を行える例を示したが、図5のフローチャートではステップ104b部分で、
設定温度差ΔT6<連続運転設定温度差閾値T8
の場合のみ暖房連続運転優先の運転を行うようにステップ105へと移行するようにしている。
このようにしても上記の例と同様に、暖房設定温度T4と室内温度検出センサ16で検出した室内温度T5との差である設定温度差ΔT6が小さい場合には通常の暖房運転より暖房運転を連続して運転できるという効果は同様に得られる。
次に、この実施の形態1によるさらに別の例を説明する。図6はこの発明の実施の形態1による別の例を示す空気調和機の全体構成図である。図7はこの発明の実施の形態1による別の例の空気調和機の暖房運転の動作を説明するフローチャートである。上記の例と同じ部分については同じ符号を付して詳細な説明は省略する。この例では上記の例に対し、図6に示すように室内機2に空調を行なう部屋の床等の温度を検出したり、人の存在を検出可能な人検知手段の一例である赤外線センサ17を備えている。赤外線センサ17による人検知の仕組や構成については製品化されている例も多く詳細に説明しないが、人の温度と部屋の温度との温度差を赤外線センサ17で検出して、人が部屋に居るか不在かを検出するようにしている。
そして、上記の実施の形態の例では第一の暖房運転モードである暖房通常運転モードと、第二の暖房運転モードである暖房連続運転優先モードとの切替えを使用者が操作部5で選択するものを示したが、この例では図7のフローチャートで示すように、ステップ101bで赤外線センサ17により人の存在の有無を検出し、人が居る場合にはステップ102へと移行して通常の暖房運転を行い、人が居ない場合にはステップ104で暖房連続運転優先が可能か判断するように移行する。なお、図7のフローチャートでは図3のフローチャートとはステップ101b部分のみが異なりステップ100及びステップ102〜107は図3のフローチャートと同じであり、同じステップについては詳細な説明は省略する。
上記の実施の形態で説明したように、暖房連続運転優先モードは暖房通常運転モードより暖房能力を低く抑制して運転することにより室外熱交換器8への着霜を抑制してし暖房を連続して行えるとともに、特に、圧縮機6の運転に必要な消費電力も少なくなるので、運転効率のよい空気調和機が得られるようになる。つまり、人が不在の場合には省エネ運転をすることができるものが得られるという効果もある。
また、上記実施の形態では暖房通常運転モードと暖房連続運転優先モードの切替を選択手段(操作部)5又は人検知手段(赤外線センサ)17で行なうものを示したが、選択手段(操作部)5と人検知手段(赤外線センサ)17を組み合わせて、人が居る場合には選択手段5で選択した暖房連続運転優先モード又は暖房通常運転モードで運転し、人がいない場合には暖房連続運転優先モードで運転するようにして、さらに省エネな運転ができるようにしてもよい。
なお、上記の実施の形態では暖房連続運転優先モードの際に暖房通常運転モードより暖房能力を低く抑制する手段として圧縮機6の回転数を下げることで効率よく、また、制御しやすく暖房能力を低く下げらるものを示したが、例えば室内送風機13の回転数を下げて送風量を少なくしたり、電磁膨張弁9の開度を広くして室外熱交換器8への冷媒流通量を増やすことで暖房運転の能力を低下させて室外熱交換器8への着霜を抑制して暖房運転を継続できる時間を長くするようにしてもよい。また、暖房連続運転優先モードの際には、これら圧縮機6、室内送風機13及び電磁膨張弁9を組み合わせて暖房運転の能力を低下させるようにしてもよい。
このように、上記の実施の形態によれば、圧縮機6、四方弁7、室内機2に設けられた室内熱交換器11、膨張弁9及び室外熱交換器8を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により室外熱交換器8に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、暖房通常運転モードで運転する場合より室内機2から吹き出される送風温度を低くして、除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、暖房通常運転モードと暖房連続運転優先モードを暖房運転の利用者が任意に選択できる選択手段5を設けたので、暖房通常運転モードと暖房連続運転優先モード選択して使用者の好みに応じて快適な暖房が得られるという効果が有る。また、暖房連続運転優先モードで省エネな運転ができる空気調和機が得られるという効果がある。
また、圧縮機6、四方弁7、室内機2に設けられた室内熱交換器11、膨張弁9及び室外熱交換器8を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により室外熱交換器8に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、暖房通常運転モードで運転する場合より室内機2から吹き出される送風温度を低くして、除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、暖房を行なう部屋の人の有無を検知する人検知手段17を設けて、人検知手段17により人が居ることを検出した場合には暖房通常運転モードで運転し、人が居ないことを検出した場合には暖房連続運転優先モードで運転するようにしたので、暖房連続運転優先モードで省エネな運転ができる空気調和機が得られるという効果がある。
また、外気温度T3を検出する外気温度検出センサ14、室外熱交換器8の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ15及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサ16を備え、暖房連続運転優先モードは、外気温度T3が所定の連続運転外気温度閾値T7より低い場合、又は、暖房運転の利用者が設定した暖房設定温度T4と室内温度T5との温度差である設定温度差ΔT6が所定の連続運転設定温度差閾値T8より低い場合に、暖房通常運転モードより室内機2から吹き出される送風温度を低くするようにしたので、暖房通常運転モードと暖房連続運転優先モードで快適な暖房が得られ、また、省エネな運転ができる空気調和機が得られるという効果がある。
また、暖房連続運転優先モードは、圧縮機6の回転数を下げて運転することによって、室内機2から吹き出される送風温度を低くするようにしたので、さらに暖房連続運転優先モードの際に効率よく暖房能力を下げることができるものが得られるという効果がある。
また、暖房連続運転優先モードは、室外熱交換器配管温度T1が霜取を行う霜取開始温度T2より高く設定された所定の連続運転液管温度閾値T9まで低下したら、圧縮機6の回転数を下げて運転するようにしたので、さらに暖房連続運転優先モードの際に効率よく暖房能力を下げることができるものが得られるという効果がある。
また、暖房連続運転優先モードは、室内熱交換器11の凝縮温度を下げて運転することによって、室内機2から吹き出される送風温度を低くするようにしたので、さらに暖房連続運転優先モードの際に効率よく暖房能力を下げることができるものが得られるという効果がある。
1 室外機、2 室内機、3 冷媒配管、4 接続配線、5 操作部(選択手段)、6 圧縮機、7 四方弁、8 室外熱交換器、9 電磁膨張弁、10 アキュムレータ、11 室内熱交換器、12 室外送風機、13 室内送風機、14 外気温度検出センサ、15室外熱交換器配管温度検出センサ、16 室内温度検出センサ、17 赤外線センサ(人検知手段)。

Claims (10)

  1. 圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、前記暖房通常運転モードと前記暖房連続運転優先モードを任意に選択できる選択手段、外気温度T3を検出する外気温度検出センサ、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記暖房連続運転優先モードは、前記外気温度T3が所定の連続運転外気温度閾値T7より低い場合、又は、設定された暖房設定温度T4と前記室内温度T5との温度差である設定温度差ΔT6が所定の連続運転設定温度差閾値T8より低い場合に、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたことを特徴とする空気調和機。
  2. 圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、暖房を行なう部屋の人の有無を検知する人検知手段、外気温度T3を検出する外気温度検出センサ、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記人検知手段により人が居ることを検出した場合には前記暖房通常運転モードで運転し、人が居ないことを検出した場合には前記暖房連続運転優先モードで運転し、前記暖房連続運転優先モードは、前記外気温度T3が所定の連続運転外気温度閾値T7より低い場合、又は、設定された暖房設定温度T4と前記室内温度T5との温度差である設定温度差ΔT6が所定の連続運転設定温度差閾値T8より低い場合に、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたことを特徴とする空気調和機。
  3. 圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、前記暖房通常運転モードと前記暖房連続運転優先モードを任意に選択できる選択手段、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記暖房連続運転優先モードは、設定された暖房設定温度T4と前記室内温度T5との温度差である設定温度差ΔT6が所定の連続運転設定温度差閾値T8より低い場合に、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたことを特徴とする空気調和機。
  4. 圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、暖房を行なう部屋の人の有無を検知する人検知手段、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記人検知手段により人が居ることを検出した場合には前記暖房通常運転モードで運転し、人が居ないことを検出した場合には前記暖房連続運転優先モードで運転し、前記暖房連続運転優先モードは、設定された暖房設定温度T4と前記室内温度T5との温度差である設定温度差ΔT6が所定の連続運転設定温度差閾値T8より低い場合に、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたことを特徴とする空気調和機。
  5. 前記暖房連続運転優先モードは、前記圧縮機の回転数を下げて運転することによって、前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の空気調和機。
  6. 前記暖房連続運転優先モードは、前記室外熱交換器配管温度T1が霜取を行う霜取開始温度T2より高く設定された所定の連続運転液管温度閾値T9まで低下したら、前記圧縮機の回転数を下げて運転するようにしたことを特徴とする請求項5に記載の空気調和機。
  7. 前記暖房連続運転優先モードは、前記室内熱交換器の凝縮温度を下げて運転することによって、前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の空気調和機。
  8. 前記暖房連続運転優先モードは、前記室外熱交換器配管温度T1が霜取を行う霜取開始温度T2より高く設定された所定の連続運転液管温度閾値T9まで低下したら、前記室内熱交換器の凝縮温度を下げて運転するようにしたことを特徴とする請求項7に記載の空気調和機。
  9. 圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、前記暖房通常運転モードと前記暖房連続運転優先モードを任意に選択できる選択手段、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記暖房連続運転優先モードは、前記室外熱交換器配管温度T1が霜取を行う霜取開始温度T2より高く設定された所定の連続運転液管温度閾値T9まで低下したら、前記圧縮機の回転数を下げて運転することによって、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたことを特徴とする空気調和機。
  10. 圧縮機、四方弁、室内機に設けられた室内熱交換器、膨張弁及び室外熱交換器を冷媒配管により接続して構成されたヒートポンプ式の冷凍サイクルを備え、暖房運転により前記室外熱交換器に霜が付着して暖房能力が低下した時に、霜を溶かして暖房能力を回復させる除霜運転を行う空気調和機であって、暖房運転の運転モードを通常の暖房運転を行う暖房通常運転モードと、前記暖房通常運転モードで運転する場合より前記室内機から吹き出される送風温度を低くして、前記除霜運転に入るまでの時間を長くする暖房連続運転優先モードと、を備え、暖房を行なう部屋の人の有無を検知する人検知手段、前記室外熱交換器の配管温度T1を検出する室外熱交換器配管温度検出センサ及び室内温度T5を検出する室内温度検出センサを設け、前記人検知手段により人が居ることを検出した場合には前記暖房通常運転モードで運転し、人が居ないことを検出した場合には前記暖房連続運転優先モードで運転し、前記暖房連続運転優先モードは、前記室外熱交換器配管温度T1が霜取を行う霜取開始温度T2より高く設定された所定の連続運転液管温度閾値T9まで低下したら、前記圧縮機の回転数を下げて運転することによって、前記暖房通常運転モードより前記室内機から吹き出される送風温度を低くするようにしたことを特徴とする空気調和機。
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