JP5830068B2 - 法面補強工法 - Google Patents

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本発明は、耐震性及び耐壊力に極めて優れたプレストレストコンクリート壁を法面に構築する法面補強工法に関するものである。
従来の法面補強工法としては、例えば特許第2530565号公報に示すような切土法面等の補強土工法が知られている(特許文献1参照)。この工法は次の施工手順により行う。
(a)形成しようとする補強土面の上端から下方に向けて一段目のコンクリートプレキャスト板を据付けできる装着面を掘削した段部を形成し、
(b)プレキャスト板を並列配置するための載置台を装着面側の段部上に固定し、
(c)装着面側との間にスペーサを介在させて載置台にプレキャスト板を並列配置し、
(d)それぞれのプレキャスト板に形成された取付孔から装着面側に削孔して、取付孔から削孔部に棒状補強材を挿入した後、削孔部及びプレキャスト板の裏側間隙にモルタルを注入し、
(e)それぞれ補強材の突出端部を取付孔部で固着してプレキャスト板に一体連結し、
(f)モルタルの乾燥後、載置台を外し上から二段目にコンクリートプレキャスト板を据付けできる装着面を掘削した段部を形成し、
(g)それぞれ一段目のプレキャスト板の下端部に二段目のプレキャスト板を吊り下げ配置すると共に、装着面側との間にスペーサを介在させ、
(h)二段目のプレキャスト板に形成された取付孔から削孔して、取付孔から削孔部に棒状補強材を挿入した後、削孔部及び二段目のプレキャスト板の裏側間隙にモルタルを注入し、
(i)それぞれ棒状補強材の突出端部を取付孔部に固着して二段目のプレキャスト板に一体連結し、
(j)これらの手順を繰り返すことで複数段にプレキャスト板を備えた補強土面を形成する。
このような施工手順の切土法面等の補強土工法は、上部から順次土留と同時にプレキャスト板を据付ける工事であるために、占用用地幅を小さくできると共に、土工事量を少なくできる。また、順次下部のプレキャスト板を吊り下げて仮止めするので工期の短縮簡単化が図れるという利点がある。
特許第2530565号公報
この従来例の切土法面等の補強土工法においては、プレキャスト板同士の一体的な連結固定がなされていないので、取付孔から挿入した棒状補強材の頭部が腐食したり、あるいは棒状補強材が破断した場合には、プレキャスト板の脱落が懸念されるという問題点を有している。
同様に、プレキャスト板同士の一体的な連結固定がなされていないので、地震時においてはプレキャスト板の動きが法面と同調しないで、それぞれバラバラな動きをなし、その結果、耐震性が劣るという問題点を有している。
従って、従来例における切土法面等の補強土工法においては、法面に配設されたプレキャスト板同士を一体的に連結固定してプレキャスト板の脱落を防止し、また、耐震性を向上させることに解決しなければならない課題を有している。
前記従来例の課題を解決するための本発明の要旨は、上下方向の挿通孔にPC鋼材が挿着され、横方向にPC鋼材を挿着するための挿通横孔を有するプレキャストコンクリート板を使用し、該プレキャストコンクリート板を法面の最上段から下段に沿って順次配置して、プレストレストコンクリート壁を構築する法面補強工法であって、1段目の前記プレキャストコンクリート板を配置する法面を所定勾配に掘削してから整地する工程と、該整地した法面に裏込スペーサーを介して前記プレキャストコンクリート板を並列配置する工程と、該並列配置したプレキャストコンクリート板の挿通横孔に横締め用のPC鋼材を挿入する工程と、前記プレキャストコンクリート板と前記法面との隙間に裏込材を注入する工程と、前記プレキャストコンクリート板に設けられた中央孔から前記法面を掘削して掘削孔を形成する工程と、該掘削孔に補強鉄筋を挿入した後にグラウトを注入する工程と、前記補強鉄筋の端部を定着して前記プレキャストコンクリート板と連結する工程と、前記横締め用のPC鋼材を緊張して並列配置したプレキャストコンクリート板同士に圧縮力を加える工程と、を有し、2段目以降の施工は、前記各工程を連続的に反復すると共に、法面にプレキャストコンクリート板を配置する前記工程を行う際に、該プレキャストコンクリート板のPC鋼材と、上段に位置するプレキャストコンクリート板のPC鋼材とを連結してから緊張して上下方向のプレキャストコンクリート板同士に圧縮力を加える工程を有することである。
また、前記補強鉄筋は、スパイラル鉄筋であること、;
プレキャストコンクリート板を並列配置した際に、端部に配置する当該プレキャストコンクリート板は、挿通横孔の端部近傍に緊張作業用の凹部が形成されていること、;
を含むものである。
本発明に係る法面補強工法によれば、横締め用のPC鋼線(PC鋼材)を緊張して並列配置したプレキャストコンクリート板同士に圧縮力を加え、更に上段と下段とに位置するプレキャストコンクリート板同士のPC鋼棒(PC鋼材)を連結してから緊張して圧縮力を加えるので、プレキャストコンクリート板同士にプレストレスが導入されることとなり、その結果、耐震性に優れ、耐壊力の高いプレストレストコンクリート壁が法面に構築される。
また、プレキャストコンクリート板同士が横方向及び上下方向に渡って一体的に連結固定されるので、補強鉄筋の頭部が腐食したり、補強鉄筋が破断した場合でも、プレキャストコンクリート板の脱落が防止できるという種々の優れた効果を奏する。
補強鉄筋は、スパイラル鉄筋であることによって、地盤との付着性が良好で一体化が図れ、補強鉄筋近傍のクラック発生を防止できるという優れた効果を奏する。
プレキャストコンクリート板を並列配置した際に、端部に配置する当該プレキャストコンクリート板は、挿通横孔の端部近傍に緊張作業用の凹部が形成されていることによって、横締め用のPC鋼線の緊張作業が効率よく行えるという優れた効果を奏する。
1段目のプレキャストコンクリート板11を配置する法面12を所定の勾配に掘削する状態を示す説明図である。 (イ)プレキャストコンクリート板11の正面図である。(ロ)プレキャストコンクリート板11Lの正面図である。(ハ)プレキャストコンクリート板11Rの正面図である。 プレキャストコンクリート板11を法面12に配置する状態を示す説明図である。 プレキャストコンクリート板11、11Rを法面12に沿って並列配置した状態を示す正面図である。 並列配置したプレキャストコンクリート板11L、11、11Rの挿通横孔45に横締め用のPC鋼線47を挿入する状態を示す正面図である。 プレキャストコンクリート板11と法面12との隙間24にグラウト30を注入する状態を示す説明図である。 削孔機27で法面12を掘削して掘削孔28を形成する状態を示す説明図である。 掘削孔28に補強鉄筋29を挿入してグラウト32を注入した状態を示す説明図である。 補強鉄筋29の端部29aを定着してプレキャストコンクリート板11と連結する状態を示す説明図である。 プレキャストコンクリート板11L、11、11Rに圧縮力を加える状態を示す正面図である。 2ユニットのプレキャストコンクリート板11、11同士を隣接させた隣接部分を拡大して示す説明図である。 2段目のプレキャストコンクリート板11を配置する法面12を所定の勾配に掘削する状態を示す説明図である。 2段目のプレキャストコンクリート板11aのPC鋼棒19aと、上段に位置するプレキャストコンクリート板11のPC鋼棒19とを連結して、トルクレンチ34で緊張して圧縮力を加える状態を示す説明図である。 PC鋼棒19、19a、19bが連結したプレストレストコンクリート壁52を示す断面図である。
次に、本発明の法面補強工法について図面を参照しながら説明する。まず、図1に示すように、プレキャストコンクリート板11を配置する法面12の最上段を、バックホー13を操作して所定の勾配に1段分掘削する。1段分の高さは、プレキャストコンクリート板11の高さ(1m程度)と、仮基礎14の高さとを考慮して、約1.3m程度であることが望ましい。
その後、法面12の凹凸を整地してから、敷き砂15を配設し、その上部に仮基礎14を設置し、裏面排水材21を設置する。なお、図1中の符号16は、バックホー13等が作業を行うために設けた仮盛土足場を示し、符号25は地山を示す。
プレキャストコンクリート板11は、図2(イ)に示すように、長方形状に形成されており、その大きさの一例を示すと、高さが1000mm程度であり、幅が2000mm程度であって、厚さが約300mm程度である。中央部には中央孔17が設けられており、両端部寄りの位置には上下方向に沿って挿通孔18、18が形成されている。この挿通孔18は、PC鋼棒(PC鋼材)19が挿着される(図13及び図14参照)。また、上下両端部寄りの位置には横方向に沿って挿通横孔45、45が形成されている。この挿通横孔45は、PC鋼線(PC鋼材)47を挿着するための孔である。
図2(ロ)に示すプレキャストコンクリート板11Lは、並列して配置する複数のプレキャストコンクリート板の左端に配置するためのものであり、挿通横孔45の左側の端部近傍には、緊張作業を行うための凹部46Lが形成されている(図10参照)。その他の寸法や形状は、プレキャストコンクリート板11と略同様である。
同様に、図2(ハ)に示すプレキャストコンクリート板11Rは、並列して配置する複数のプレキャストコンクリート板の右端に配置するためのものであり、挿通横孔45の右側の端部近傍には、緊張作業を行うための凹部46Rが形成されている(図10参照)。その他の寸法や形状は、プレキャストコンクリート板11と略同様である。
次に、図3に示すように、クレーン20でプレキャストコンクリート板11を吊り上げて仮基礎14の上部に載置し、法面12に沿った状態に並列配置する(図4参照)。このとき、仮基礎14の上部には楔状のキャンバー22を介在させる。また、法面12には裏込スペーサー23を介在させて、プレキャストコンクリート板11との間に所定の隙間24を設ける(図3参照)。
なお、上段から下段に沿って順次施工を行う逆巻き施工であることから、最上段にプレキャストコンクリート板11を配置する際には、図示しない調整板を測量により正確に設置して、ズレ等が生じないようする必要がある。
また、横方向に並列配置するプレキャストコンクリート板11L、11、11…、11Rは(図4、図5、図10参照)、合計で10枚程度、即ち20m(10枚×横幅2000mm=20m)を1ユニットとして配置することが望ましい。そして、必要に応じて、1ユニット毎に隣接させて複数ユニットを並列して配置する。
次に、図5に示すように、並列配置したプレキャストコンクリート板11L、11、11…、11Rの挿通横孔45、45、45(図5には図示はされていない)に、横締め用のPC鋼線47を挿入する。
そして、図6に示すように、プレキャストコンクリート板11と法面12との隙間24に裏込材(グラウト)30を注入する。図6中の符号26は、裏込材30を注入するための注入ホースを示す。
次に、図7に示すように、削孔機27を操作して、プレキャストコンクリート板11に設けられた中央孔17から法面12を所定の深さ掘削して掘削孔28を形成する。
更に、掘削孔28に補強鉄筋29を挿入した後に、図8に示すように、グラウト32を注入する。図8中の符号48は、グラウト32を注入するための注入ホースを示す。
補強鉄筋29は、鉄筋を螺旋状に巻回して形成したスパイラル鉄筋であることが望ましい。この場合には、地盤との付着性が良好で一体化が図れて、補強鉄筋29近傍のクラックの発生を防止できる。
グラウト32の硬化後に、図9に示すように、トルクレンチ(図示せず)を用いて、補強鉄筋29の端部29aを定着してプレキャストコンクリート板11と連結する。そして、補強鉄筋29の端部29aにキャッププレート31を装着する。
更に、図10に示すように、プレキャストコンクリート板11L(又は11R)の凹部46L(又は46R)において、横締めジャッキ49を用いて、横締め用のPC鋼材PC鋼線47を緊張して、並列配置したプレキャストコンクリート板11L、11、11…、11Rに圧縮力を加える。
なお、図11は、2ユニットのプレキャストコンクリート板同士を隣接させた場合の、隣接部分の凹部46Rと凹部46Lとを拡大して示した説明図である。横締め用のPC鋼材47をプレート49と、ナット式クリップ50とを設置して緊張しており、更に、PC鋼材47、47同士をカプラー51を介して連結している。
以上説明した各工程(図1から図10参照)を行い、プレキャストコンクリート板11L、11、11…、11Rを並列して複数枚配置することによって、法面12の最上段にプレキャストコンクリート板11L、11、11…、11Rが設置されると共に、横締め用のPC鋼線47を緊張して圧縮力が加えられる。
これらの各工程を再度繰り返して概略説明すると次のようになる。プレキャストコンクリート板11を配置する法面12の最上段を所定の勾配に掘削してから整地する工程と(図1参照)、整地した法面12にスペーサー23を介してプレキャストコンクリート板11を並列配置する工程と(図3参照)、並列配置したプレキャストコンクリート板11L、11、11…、11Rの挿通横孔45に横締め用のPC鋼材47を挿入する工程と(図5参照)、プレキャストコンクリート板11L、11、11Rと法面12との隙間にグラウト30を注入する工程と(図6参照)、プレキャストコンクリート板11L、11、11Rに設けられた中央孔17から法面12を所定深さ掘削して掘削孔28を形成する工程と(図7参照)、掘削孔28に補強鉄筋29を挿入した後にグラウト32を注入する工程と(図8参照)、補強鉄筋29の端部29aを定着してプレキャストコンクリート板11と連結する工程と(図9参照)、横締め用のPC鋼材47を緊張して並列配置したプレキャストコンクリート板11L、11、11…、11R同士に圧縮力を加える工程と(図10参照)を有している。
次に、2段目以降のプレキャストコンクリート板11aの施工は、バックホー13を操作した法面12の掘削(図12参照)等の、上記の各工程を連続的に反復して行うと共に、後述するPC鋼棒19、19a同士を連結する工程が加わる。即ち、法面12に2段目以降のプレキャストコンクリート板11aを配置する際には、図13に示すように、プレキャストコンクリート板11aに挿着したPC鋼棒19aと、上段に位置するプレキャストコンクリート板11に挿着したPC鋼棒19とを連結してから、緊張して圧縮力を加える。
この図13に示す工程について詳述する。まず、2段目(下段)のプレキャストコンクリート板11aをクレーン20で吊り上げて、上段に位置するプレキャストコンクリート板11の下部側に載置する。そして、上段に位置するプレキャストコンクリート板11のPC鋼棒19と、2段目(下段)のプレキャストコンクリート板11aのPC鋼棒19aの端部同士をカップラー35で連結する。
PC鋼棒19、19a同士を連結したら、2段目(下段)のプレキャストコンクリート板11aを所定の位置まで引き上げて設置する。次に、PC鋼棒19aの下端に、図示しないアンカープレート、ワッシャー、及びカップラー35を取り付けて、トルクレンチ34で緊張する。この時、プレキャストコンクリート板11aの位置や勾配等を確認しながら正確に固定して設置する必要がある。3段目以降のプレキャストコンクリート板11b…の配置も、上記と同様にPC鋼棒同士の連結と、緊張作業とを順次繰り返して行う。
このように、PC鋼棒19、19a同士をカップラー35で連結してから緊張して圧縮力を加えるので、法面12に配置されたプレキャストコンクリート板11、11a同士が一体的に連結固定することとなり、耐震性が大幅に向上する。また、PC鋼棒同士19、19aの連結は、カップラー35を用いるので、連結状態が強固で確実である。
このような施工手順でプレキャストコンクリート板11、11a、11bが配置された法面12を図14に示す。PC鋼棒19、19a、19b同士はそれぞれカップラー35で連結されている。また、上端部には、天端コンクリート36が設けられており、カップラー保護キャップ37とボルト38が取り付けられている。更に、下端部には、下部コンクリート39が設けられており、カップラー保護キャップ37とボルト38が取り付けられている。なお、符号40は調整用補鋼板を示し、符号41は発泡スチロールを示す。
以上説明したように、本発明に係る法面補強工法によれば、横締め用のPC鋼線47を緊張して、並列配置したプレキャストコンクリート板11L、11、11…、11R同士に圧縮力を加え(図10参照)、更に上段と下段とに位置するプレキャストコンクリート板11、11a同士のPC鋼棒19、19aを連結してから緊張して圧縮力を加えるので(図13参照)、横列及び縦列のプレキャストコンクリート板11、11L、11R、11a、11b同士にプレストレスが導入されることとなり、その結果、耐震性に優れ、耐壊力の高いプレストレストコンクリート壁52が法面12に構築されることとなる。
11、11L、11R、11a、11b プレキャストコンクリート板
12 法面
13 バックホー
14 仮基礎
15 敷き砂
16 仮盛土足場
17 中央孔
18 挿通孔
19、19a、19b PC鋼棒(PC鋼材)
20 クレーン
21 裏面排水材
22 キャンバー
23 裏込スペーサー
24 隙間
25 地山
26 注入ホース
27 削孔機
28 掘削孔
29 補強鉄筋
29a 端部
30 裏込材(グラウト)
31 キャッププレート
32 グラウト
33 排水材
34 トルクレンチ
35 カップラー
36 天端コンクリート
37 カップラー保護キャップ
38 ボルト
39 下部コンクリート
40 調整用補鋼板
41 発泡スチロール
42 凹部
43 凸部
44 結合プレート
45 挿通横孔
46L、46R 凹部
47 PC鋼線(PC鋼材)
48 注入ホース
49 プレート
50 ナット式クリップ
51 カプラー
52 プレストレストコンクリート壁

Claims (2)

  1. 上下方向の挿通孔にPC鋼材が装着され、横方向にPC鋼材を挿着するための挿通横孔を有するプレキャストコンクリート板を使用し、該プレキャストコンクリート板を法面の最上段から下段に沿って順次配置して、プレストレストコンクリート壁を構築する法面補強工法であって、
    1段目の前記プレキャストコンクリート板を配置する法面を所定勾配に掘削してから整地する工程と、
    該整地した法面に裏込スペーサーを介して前記プレキャストコンクリート板を並列配置する工程と、
    該並列配置したプレキャストコンクリート板の挿通横孔に横締め用のPC鋼材を挿入する工程と、
    前記プレキャストコンクリート板と前記法面との隙間に裏込材を注入する工程と、
    前記プレキャストコンクリート板に設けられた中央孔から前記法面を掘削して掘削孔を形成する工程と、
    該掘削孔にスパイラル鉄筋を挿入した後にグラウトを注入する工程と、
    前記スパイラル鉄筋の端部を定着して前記プレキャストコンクリート板と連結する工程と、
    前記横締め用のPC鋼材を緊張して並列配置したプレキャストコンクリート板同市に圧縮力を加える工程と、
    を有し、
    2段目以降の施工は、前記各工程を連続的に反復すると共に、法面にプレキャストコンクリート板を配置する前記工程を行う際に、該プレキャストコンクリート板のPC鋼材と、上段に位置するプレキャストコンクリート板のPC鋼材とを連結してから緊張して上下方向のプレキャストコンクリート板同士に圧縮力を加える工程を有することを特徴とする法面補強工法。
  2. プレキャストコンクリート板を並列配置した際に、端部に配置する当該プレキャストコンクリート板は、挿通横孔の端部近傍に緊張作業用の凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の法面補強工法。
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