JP5829358B2 - 情報通知方法 - Google Patents

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Description

本開示は外出時の家庭内家電機器の消し忘れ等の状態通知に関する。
近年、家庭内の家電機器又はAV機器の中でネットワークに接続可能なものが増えている。これに伴い、クラウド事業者がネットワークを介して家電機器又はAV機器の動作履歴を含む各種のログ情報を収集することが検討されている。この収集したログ情報を利用して、家電機器又はAV機器を制御するシステムが期待されている。
しかし、上記システムは検討段階であり、実用化には更なる改善が必要であった。
特許第4703784号公報
上記課題を解決するための、情報管理システムの情報通知方法の一態様は、
家屋内の一以上の家電機器の状態を示す情報を管理する情報管理システムにおける情報通知方法であって、
第1ネットワークを介して前記一以上の家電機器の中の一前記一の家電機器の動作状態を含むログ情報を前記一の家電機器から受信し、
前記第1ネットワークを介して前記一の家電機器の動作状態を示す情報を他の家電機器から受信し、前記他の家電機器は前記一の家電機器の動作状態を監視可能であり、
前記家電機器のユーザの表示端末の位置情報を前記表示端末から受信し、
前記家屋の位置情報を前記表示端末の位置情報と比較して前記表示端末の位置が前記家屋から所定距離の範囲内であると判断した場合であって、前記一の家電機器から受信した前記ログ情報と、前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報とが一致しないと判断された場合、
前記表示端末の位置が前記家屋から前記所定距離の範囲内に含まれる間に、第2ネットワークを介して、前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記表示端末へ提供するものである。
上記態様により、さらなる改善を実現できた。
本開示の実施の形態1における情報通知システム11の全体構成図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の家電機器101のブロック図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の監視機器103のブロック図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11のサーバ200のブロック図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の携帯機器300のブロック図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の動作を示すシーケンス図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11のログ判断部216で用いる判断テーブルの例である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の所定範囲判断部206の第1の実施例における範囲を示す説明図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の所定範囲判断部206の第1実施例における動作を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の所定範囲判断部206の第2実施例における範囲を示す説明図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の所定範囲判断部206の第2実施例における動作を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の所定範囲判断部206の第3実施例におけるブロック図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の所定範囲判断部206の第3実施例における範囲を示す説明図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の所定範囲判断部206の第3実施例における動作を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の家電ログのデータ構成の一例を示す図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の登録画面G16の一例を示す図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の対応表H17を示す図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11のログ判断部216の実現例1における動作を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の通知画面G19の一例を示す図である。 本開示の実施の形態2における情報通知システム11の家電機器101のブロック図である。 本開示の実施の形態2における情報通知システム11のサーバ200のブロック図である。 本開示の実施の形態2における情報通知システム11の携帯機器300のブロック図である。 本開示の実施の形態2における情報通知システム11の動作を示すシーケンス図である。 本開示の実施の形態2における情報通知システム11のログ判断部216で用いる判断テーブルの一例を示す図である。 本開示の実施の形態2における情報通知システム11の操作画面G25の一例を示す図である。 本開示の実施の形態2における情報通知システム11の通知画面G26の一例を示す図である。 本開示の実施の形態2における情報通知システム11の通知画面G27の一例を示す図である。 本開示の実施の形態2における情報通知システム11の通知画面G28の一例を示す図である。 本開示の実施の形態2における情報通知システム11のログ判断部216における第2実現例の動作を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態3における情報通知システム11のサーバ200のブロック図である。 本開示の実施の形態3における情報通知システム11の所要時間取得部217の第1動作例を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態3における情報通知システム11の所要時間取得部217の第2動作例を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態3における情報通知システム11の通知画面G33の一例を示す図である。 本開示の実施の形態4における情報通知システム11のサーバ200のブロック図である。 本開示の実施の形態4における情報通知システム11の所定範囲判断部206の動作を示すフローチャートである。 本開示の実施の形態4における情報通知システムの通知画面G36の一例を示す図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の応用として、家電機器を指定する場合の、動作を示すシーケンス図である。 本開示の実施の形態1における情報通知システム11の応用として、家電機器を指定する場合の、携帯機器の表示の一例を示す図である。 本実施の形態における情報管理システムが提供するサービスの全体像を示す図である。 機器メーカがデータセンタ運営会社に該当する例を示す図である。 機器メーカ及び管理会社の両者又はいずれか一方がデータセンタ運営会社に該当する例を示す図である。 サービスの類型1(自社データセンタ型クラウドサービス)における情報管理システムが提供するサービスの全体像を示す図である。 サービスの類型2(IaaS利用型クラウドサービス)における情報管理システムが提供するサービスの全体像を示す図である。 サービスの類型3(PaaS利用型クラウドサービス)における情報管理システムが提供するサービスの全体像を示す図である。 サービスの類型4(SaaS利用型クラウドサービス)における情報管理システムが提供するサービスの全体像を示す図である。
(本開示の基礎となった知見)
機器の稼動状態を通知するシステムとして、複数の電化機器の中で単独では動作させずに主機器と連動して動作させる従機器について、主機器が稼動していない状態で従機器が稼動している場合に通知を行うものがある。(先行文献1<特許第4703784号>)
しかし、先行文献1に開示されている技術は、各電化機器(1005)に取り付けられた消費電力計測装置(1001)による消費電力量が閾値を超えた場合に、各電化機器(1005)が稼動していると判断する。そのため、例えば、家電機器またはAV機器のように、機器毎に消費電力量を計測する専用の測定機器が備わっていない電化機器の稼動状態を判断することについては考慮されていない。
また、特許文献1の技術では、例えば、消費電力計測装置の不具合により、当該消費電力計測装置が間違った消費電力量を算出した場合、または電化機器と消費電力計測装置とを接続する経路の劣化によって、電化機器と消費電力計測装置との間で消費電力量を示す情報が正しく伝わらない場合などに、電化機器の稼動状態が間違って判断されてもユーザ自身は機器の不具合を認識することができず、その判断の間違いに気づかないという課題があった。
そこで、情報通知システムの機能向上のため、以下の改善策を検討した。
上記態様において、例えば、
家屋内の一以上の家電機器の状態を示す情報を管理する情報管理システムにおける情報通知方法であって、
第1ネットワークを介して前記一以上の家電機器の中の一の家電機器の動作状態を含むログ情報を前記一の家電機器から受信し、
前記第1ネットワークを介して前記一の家電機器の動作状態を示す情報を他の家電機器から受信し、前記他の家電機器は前記一の家電機器の動作状態を監視可能であり、
前記家電機器のユーザの表示端末の位置情報を前記表示端末から受信し、
前記家屋の位置情報を前記表示端末の位置情報と比較して前記表示端末の位置が前記家屋から所定距離の範囲内であると判断した場合であって、前記一の家電機器から受信した前記ログ情報と、前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報とが一致しないと判断された場合、
前記表示端末の位置が前記家屋から前記所定距離の範囲内に含まれる間に、第2ネットワークを介して、前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記表示端末へ提供する。
上記態様によると、前記家電機器のユーザの表示端末の位置情報に基づき前記表示端末の位置が前記家屋から前記所定距離の範囲内であると判断された場合であって、一以上の家電機器の中の一の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を含むログ情報と、前記一の家電機器の動作状態を監視可能な他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報とが一致しない場合に、前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報が前記表示端末へ提供される。
これによって、前記一の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を含むログ情報を用いて前記一の家電機器の動作不良が判断されるので、前記一の家電機器が専用の測定機器を備えていなくても、前記一の家電機器の動作不良を正確に判断できる。
また、前記一の家電機器の動作状態を含むログ情報と、前記一の家電機器の動作状態を監視可能な他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報とが一致しない場合に、前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報がユーザの表示端末へ提供される。そのため、例えば、前記一の家電機器の故障または前記一の家電機器からログ情報を受信する伝送経路の劣化などによって、前記ログ情報が示す前記一の家電機器の動作状態が誤りであったとしても、ユーザはその旨を認識することができる。これによって、ユーザは前記一の家電機器及び伝送経路の点検または修理といった適切な行動をとることができる。
また、他の家電機器が示す動作状態と異なる動作をしている家電機器についての情報が通知されるため、情報通知システムが管理する全ての家電機器についての状態通知を表示端末が受けることを防止することができる。これによって、不当に通信量が増加することを防止でき、通信量の増加によるネットワークのトラフィック増加を防止できる。また、不要な通信の防止によって、ユーザを煩わせることがなく、通信コストの増加を抑えることも可能である。
上記態様において、例えば、
前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとは同一ネットワークであるとしてもよい。
上記態様において、例えば、
前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとは異なるネットワークであるとしてもよい。
上記態様において、例えば、
地図情報を管理するデータベースを用いて、前記表示端末の位置情報が示す位置を含む地域の地域地図情報を取得し、
前記表示端末から定期的に受信した位置情報を受信時刻とともに管理し、
前記表示端末の位置情報の時間変化に基づいて前記表示端末の移動速度を算出し、
前記算出された前記表示端末の移動速度及び前記地域地図情報を用いて前記表示端末の位置が前記家屋から所定距離の範囲内であるか否かを判断するとしてもよい。
この場合、表示端末の移動速度が算出され、地域地図情報が取得されているため、動作不良がある可能性のある旨の情報を表示端末に通知するタイミングにおける表示端末の位置を予測できる。そのため、前記通知のタイミングでの表示端末の正確な位置情報が分からなくても、前記通知のタイミングにおいて表示端末が所定距離の範囲内にいるか否かを判断できる。
上記態様において、例えば、
前記一の家電機器に対応する前記他の家電機器を示す対応情報を管理し、
前記対応情報に基づいて前記一の家電機器に対応付けられた前記他の家電機器を選択するとしてもよい。
この場合、対応情報が管理されているため、一の家電機器を監視する他の家電機器がどの家電機器であるかを容易に特定できる。
上記態様において、例えば、
前記表示端末の位置が前記家屋の位置と一致せず、且つ前記所定距離の範囲内に含まれる間に、前記第2ネットワークを介して、前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記表示端末へ提供するとしてもよい。
これによって、前記家電機器のユーザの表示端末の位置情報が前記家屋から離れており、且つ前記家屋から所定距離の範囲内である場合に前記一の家電機器が動作不良の可能性のある旨の情報が前記表示端末へ通知される。そのため、前記表示端末のユーザの外出時であって前記ユーザが家屋からさほど離れていない適正な時期に、前記判断結果を前記ユーザの表示端末へ伝えることができる。
ユーザが家屋を出て例えば家屋から数十メートル以内、或いは例えば、公共交通機関を利用する前など、家屋に引き返すことが比較的容易なうちに、動作不良の可能性のある旨をユーザに通知できる。このタイミングでユーザへ通知することで、ユーザが家電機器の動作状態を変更するために家屋へ引き返す行動を選択しやすくできる。そのため、例えば、エアコン又はテレビといった家電機器がON状態のままユーザが外出することによる電力の浪費を防止できる。
上記態様において、例えば、
前記表示端末の位置が前記家屋の位置と一致し、且つ前記所定距離の範囲内に含まれる間に、前記第2ネットワークを介して、前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記表示端末へ提供するとしてもよい。
これによって、前記家電機器のユーザの表示端末の位置情報が前記家屋と一致しており、且つ前記家屋から所定距離の範囲内である間に、動作不良の可能性のある旨の情報が前記表示端末へ通知される。そのため、前記表示端末のユーザが家屋内にいる間に、前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記ユーザの表示端末へ伝えることができる。
上記態様において、例えば、
地図情報を管理するデータベースを用いて、前記表示端末の位置情報が示す位置を含む地域の地域地図情報を取得し、
前記表示端末から受信した前記表示端末の位置情報の変化を前記地域地図情報上で追跡し、
前記追跡した前記表示端末の位置情報の変化に基づき前記地域地図情報上で前記家屋までのルート及び前記表示端末の移動速度を判断し、
前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記表示端末へ提供するときに、前記判断されたルート及び移動速度を用いて前記表示端末のユーザが前記家屋に戻るまでの時間を算出し、
前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報と共に、前記算出した時間に基づいて前記表示端末のユーザが前記家屋に戻るまでの時間を示す情報を提供するとしてもよい。
上記態様において、例えば、
前記表示端末が前記家屋に対応する領域から離れたときからの経過時間をカウントし、
前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記表示端末へ提供するときに、前記カウントされた時間を取得し、
前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報と共に、前記取得した時間に基づいて前記表示端末のユーザが前記家屋に戻るまでの時間を示す情報を提供するとしてもよい。
この場合、動作不良の可能性がある旨の情報を表示端末に表示する際、ユーザが家屋に戻るまでの時間も表示されるため、家屋に戻るか否かを判断するための判断材料をユーザに提供できる。
上記態様において、例えば、
前記表示端末の位置情報は、前記表示端末から定期的に受信するとしてもよい。
この場合、位置情報が定期的に通知されるので、複数の位置情報から容易に表示端末の移動速度を求めたり、地図情報を用いてユーザの通った経路を追跡したりすることができる。
上記態様において、例えば、
前記他の家電機器は、前記第1ネットワークを通じて前記情報管理システムに接続され、前記家屋における使用電力量を検出する電力計であって、
前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報は、前記第1ネットワークを介して前記電力計から受信した前記使用電力量を示す情報であるとしてもよい。
この場合、電力計が検出した使用電力量を用いて一の家電機器の動作状態を正確に判断できる。
上記態様において、例えば、
前記他の家電機器は、前記第1ネットワークを通じて前記情報管理システムに接続され、前記一の家電機器の動作音を収集する集音装置を備え、
前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報は、前記第1ネットワークを介して前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作音を示す情報であるとしてもよい。
この場合、集音装置が検出した動作音が通知されるため、その動作音から一の家電機器の動作状態を正確に判断できる。
上記態様において、例えば、
前記他の家電機器は、前記第1ネットワークを通じて前記情報管理システムに接続され、前記家屋内の温度を測定する電子温度計を備え、
前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報は、前記第1ネットワークを介して前記他の家電機器から受信した前記家屋内の温度を示す情報であるとしてもよい。
この場合、電子温度計が検出した温度が通知されるため、その温度から一の家電機器の動作状態を正確に判断できる。
また、他の態様において、
家屋内の一以上の家電機器の状態を示す情報を管理する情報管理システムにおける情報通知方法であって、
第1ネットワークを介して一以上の家電機器の中の一の家電機器の動作状態を含むログ情報を前記一の家電機器から受信し、
前記第1ネットワークを介して前記一の家電機器の動作状態を示す情報を他の家電機器から受信し、前記他の家電機器は前記一の家電機器の動作状態を監視可能であり、
前記家電機器のユーザの表示端末の位置情報を前記表示端末から受信し、
地図情報を管理するデータベースを用いて、前記表示端末の位置情報が示す位置を含む地域の地域地図情報を取得し、
前記表示端末から受信した前記表示端末の時間毎の位置情報の変化を前記地域地図情報上で追跡し、
前記追跡した前記表示端末の時間毎の位置情報の変化に基づき、前記地域地図情報上で前記表示端末が前記家屋から移動した移動距離および移動速度を算出し、
前記家屋から所定距離内に前記表示端末がいることが推測される所定の時刻において、算出した前記移動距離および前記移動速度に基づいて、前記表示端末の予測位置を算出し、
前記一の家電機器から受信した前記ログ情報と、前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報とが一致しないと判断された場合、前記表示端末の前記予測位置が前記家屋から前記所定距離内にあれば、前記所定の時刻に、第2ネットワークを介して、前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記表示端末へ提供する。
上記態様によると、前記家電機器のユーザの表示端末の位置情報の変化を用いて表示端末が家屋から移動した移動距離が算出される。そして、表示端末の移動距離が前記所定距離の範囲内であると判断された場合であって、一以上の家電機器の中の一の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を含むログ情報と、前記一の家電機器の動作状態を監視可能な他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報とが一致しない場合に、前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報が前記表示端末へ提供される。
これによって、前記一の家電機器が専用の測定機器を備えていなくても、前記一の家電機器の動作状態を正確に判断でき、且つ、前記表示端末のユーザの外出時であって前記ユーザの実際に移動した距離を考慮して前記ユーザが家屋から離れていない適正な時期に、動作不良の可能性がある旨の情報を前記ユーザの表示端末に伝えることができる。
ユーザが家屋を出て、例えば、家屋からの直線距離が1キロメートルの地点まで移動したときに、その道中に、例えば、道路が工事中で道を迂回した、或いは、道が入り組んでいたとする。これらの場合、実際にユーザが移動した距離は、例えば、1.5キロメートルであるなど、家屋からの直線距離よりも移動距離の方が長くなることが考えられる。上記態様では、家屋から実際に移動した距離に基づいてユーザへの通知期限が決まるので、ユーザが家屋に引き返すために移動しなければならない距離が比較的短いうちに、動作不良の可能性がある旨の情報をユーザに通知できる。このタイミングで情報をユーザに通知することで、ユーザは、前記一の家電機器及び伝送経路の点検または修理といった適切な行動をとるために家屋へ引き返す行動を選択することが容易となる。
また、他の家電機器が示す動作状態と異なる動作をしている家電機器についての情報が通知されるため、情報通知システムが管理する全ての家電機器についての状態通知を表示端末が受けることを防止することができる。これによって、不当に通信量が増加することを防止でき、通信量の増加によるネットワークのトラフィック増加を防止できる。また、不要な通信の防止によって、ユーザを煩わせることがなく、通信コストの増加を抑えることも可能である。
また、他の態様において、
家屋内の一以上の家電機器の状態を示す情報を管理する情報管理システムにおける情報通知方法であって、
前記一以上の家電機器の中の一の家電機器を指定する情報を管理し、
第1ネットワークを介して前記一の家電機器の動作状態を含むログ情報を前記一の家電機器から受信し、
第1ネットワークを介して前記一の家電機器の動作状態を示す情報を他の家電機器から受信し、前記他の家電機器は前記一の家電機器の動作状態を監視可能であり、
前記一の家電機器から受信した前記ログ情報と、前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報とが一致するか否かを判断し、
前記家電機器のユーザの表示端末の位置情報を前記表示端末から受信し、
前記家屋の位置情報を前記表示端末の位置情報と比較して前記表示端末の位置が前記家屋から所定距離の範囲内であると判断した場合、前記表示端末の位置が前記家屋から前記所定距離の範囲内に含まれる間に、前記第2ネットワークを介して、前記一の家電機器から受信した前記ログ情報と、前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報との比較結果を示す情報を前記表示端末へ提供する。
上記態様によると、一以上の家電機器の中の一の家電機器を指定する情報が管理されており、前記表示端末の位置が前記家屋から前記所定距離の範囲内にあれば、前記一の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を含むログ情報と、前記一の家電機器の動作状態を監視可能な他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報との比較結果が前記表示端末へ提供される。
これによって、例えば、ユーザは外出してから所定距離の範囲を出るまでに、家屋内の所定以上の家電機器の中から所望する一の家電機器を指定して、前記一の家電機器の動作状態を含むログ情報と前記一の家電機器を監視する他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報との比較結果を表示端末を通じて取得できる。よって、ユーザは前記比較結果から前記一の家電機器が動作不良であるか否かを確認できる。
また、前記一の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を含むログ情報を用いて前記一の家電機器の動作不良が判断されるので、前記一の家電機器が専用の測定機器を備えていなくても、前記一の家電機器の動作不良を正確に判断できる。
また、前記一の家電機器の動作状態を含むログ情報と、前記一の家電機器の動作状態を監視可能な他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報との比較結果がユーザの表示端末へ提供される。そのため、例えば、前記一の家電機器の故障または前記一の家電機器からログ情報を受信する伝送経路の劣化などによって、前記ログ情報が示す前記一の家電機器の動作状態が誤りであったとしても、ユーザはその旨を認識できる。これによって、ユーザは前記一の家電機器及び伝送経路の点検または修理といった適切な行動をとることができる。
また、予め指定された前記一の家電機器のみについての比較結果がユーザの表示端末に送信されるため、情報通知システムが管理する全ての家電機器についての状態通知を表示端末が受けることを防止することができる。これによって、不当に通信量が増加することを防止でき、通信量の増加によるネットワークのトラフィック増加を防止できる。また、不要な通信の防止によって、ユーザを煩わせることがなく、通信コストの増加を抑えることも可能である。
上記態様において、例えば、
前記一の家電機器に対応する前記他の家電機器を示す対応情報を管理し、
前記対応情報に基づいて前記一の家電機器に対応付けられた前記他の家電機器を選択するとしてもよい。
この場合、対応情報が管理されているため、一の家電機器を監視する他の家電機器がどの家電機器であるかを容易に特定できる。
上記態様において、例えば、
地図情報を管理するデータベースを用いて、前記表示端末の位置情報が示す位置を含む地域の地域地図情報を取得し、
前記表示端末から受信した前記表示端末の位置情報の変化を前記地域地図情報上で追跡し、
前記追跡した前記表示端末の位置情報の変化に基づき前記地域地図情報上で前記家屋までのルート及び前記表示端末の移動速度を判断し、
前記比較結果を示す情報を前記表示端末へ提供するときに、前記判断されたルート及び移動速度を用いて前記表示端末のユーザが前記家屋に戻るまでの時間を算出し、
前記比較結果を示す情報と共に、前記算出した時間に基づいて前記表示端末のユーザが前記家屋に戻るまでの時間を示す情報を提供するとしてもよい。
上記態様において、例えば、
前記表示端末が前記家屋に対応する領域から離れたときからの経過時間をカウントし、
前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記表示端末へ提供するときに、前記カウントされた時間を取得し、
前記一の家電機器から受信した前記ログ情報と、前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報との比較結果を示す情報と共に、前記取得した時間に基づいて前記表示端末のユーザが前記家屋に戻るまでの時間を示す情報を提供するとしてもよい。
この場合、比較結果を示す情報を表示端末に表示する際、ユーザが家屋に戻るまでの時間も表示されるため、家屋に戻るか否かを判断するための判断材料をユーザに提供できる。
上記態様において、例えば、
前記他の家電機器は、前記第1ネットワークを通じて前記情報管理システムに接続され、前記家屋における使用電力量を検出する電力計であって、
前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報は、前記第1ネットワークを介して前記電力計から受信した前記使用電力量を示す情報であるとしてもよい。
この場合、電力計が検出した使用電力量を用いて一の家電機器の動作状態を正確に判断できる。
また、他の態様において
家屋内の一以上の家電機器の状態を示す情報を管理する情報管理システムにおける情報通知方法であって、
前記一以上の家電機器の中の一の家電機器を操作する操作指示を受信し、
第1ネットワークを介して前記一の家電機器の動作状態を含むログ情報を前記一の家電機器から受信し、
第1ネットワークを介して前記一の家電機器の動作状態を示す情報を他の家電機器から受信し、前記他の家電機器は前記一の家電機器の動作状態を監視可能であり、
前記一の家電機器を操作する操作指示と、前記一の家電機器から受信した前記ログ情報と、前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報とを照合し、前記家電機器のユーザの表示端末の位置情報を前記表示端末から受信し、
前記家屋の位置情報を前記表示端末の位置情報と比較して前記表示端末の位置が前記家屋から所定距離の範囲内であると判断した場合、前記表示端末の位置が前記家屋から前記所定距離の範囲内に含まれる間に、前記照合結果に基づいて前記一の家電機器へ操作指示が成功したか否かを示す情報を前記表示端末へ提供する。
上記態様によれば、例えば、ユーザが外出時に所定の距離範囲を出るまでに一の家電機器に対して操作指示を入力すると、前記一の家電機器のログ情報と、他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報とが照合される。そして、ユーザが所定の距離範囲を出るまでに前記照合結果に基づいて一の家電機器への操作指示が成功したか否かを示す情報が表示端末に提供される。そのため、ユーザは外出先から一の家電機器に対する操作指示を入力した場合、その操作指示に成功したか否かを認識できる。
また、操作指示に成功したか否かを示す情報は、ユーザが家屋に対して所定の距離範囲内にいる場合に通知されるため、その通知を受けたユーザは、家屋に引き返して一の家電機器を所望の動作状態に設定して、再度、外出できる。これにより、ユーザは安心して外出できる。
上記態様において、例えば、
前記一の家電機器へ操作指示が成功したか否かを示す情報は、前記一の家電機器に故障の可能性があることを示す情報を含むとしてもよい。
この場合、ユーザは操作指示を行った一の家電機器が故障した否かを容易に認識できる。
以下で説明する実施の形態は、いずれも本開示の一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、形状、構成要素、ステップ、ステップの順序などは、一例であり、本開示を限定する主旨ではない。また、以下の実施の形態における構成要素のうち、最上位概念を示す独立請求項に記載されていない構成要素については、任意の構成要素として説明される。また、全ての実施の形態において、各々の内容を組み合わせることも出来る。
(提供するサービスの全体像)
まず、本実施の形態における情報管理システムが提供するサービスの全体像について説明する。
図39Aは、本実施の形態における情報管理システムが提供するサービスの全体像を示す図である。情報管理システムは、グループ4100、データセンタ運営会社4110及びサービスプロバイダ4120を備える。
グループ4100は、例えば企業、団体又は家庭等であり、その規模を問わない。グループ4100は、第1の機器及び第2の機器を含む複数の家電機器101及びホームゲートウェイ4102を備える。複数の家電機器101は、インターネットと接続可能な機器(例えば、スマートフォン、パーソナルコンピュータ(PC)又はテレビ等)、及びそれ自身ではインターネットと接続不可能な機器(例えば、照明、洗濯機又は冷蔵庫等)を含む。複数の家電機器101は、それ自身ではインターネットと接続不可能であっても、ホームゲートウェイ4102を介してインターネットと接続可能となる機器を含んでもよい。また、ユーザ410は、グループ4100内の複数の家電機器101を使用する。
データセンタ運営会社4110は、クラウドサーバ4111を備える。クラウドサーバ4111は、インターネットを介して様々な機器と連携する仮想化サーバである。クラウドサーバ4111は、主に通常のデータベース管理ツール等で扱うことが困難な巨大なデータ(ビッグデータ)等を管理する。データセンタ運営会社4110は、データの管理、クラウドサーバ4111の管理、及びそれらを行うデータセンタの運営等を行っている。データセンタ運営会社4110が行っている役務の詳細については後述する。
ここで、データセンタ運営会社4110は、データの管理又はクラウドサーバ4111の管理のみを行っている会社に限らない。例えば、図39Bに示すように、複数の家電機器101のうちの一つの機器を開発又は製造している機器メーカが、データの管理又はクラウドサーバ4111の管理等を行っている場合は、機器メーカがデータセンタ運営会社4110に該当する。また、データセンタ運営会社4110は一つの会社に限らない。例えば、図39Cに示すように、機器メーカ及び管理会社が共同又は分担してデータの管理又はクラウドサーバ4111の管理を行っている場合は、両者又はいずれか一方がデータセンタ運営会社4110に該当する。
サービスプロバイダ4120は、サーバ121を備える。ここで言うサーバ121とは、その規模は問わず、例えば、個人用PC内のメモリ等も含む。また、サービスプロバイダ4120がサーバ121を備えていない場合もある。
なお、上記の情報管理システムにおいて、ホームゲートウェイ4102は必須ではない。例えば、クラウドサーバ4111が全てのデータ管理を行っている場合等は、ホームゲートウェイ4102は不要となる。また、家庭内の全ての機器がインターネットに接続されている場合のように、それ自身ではインターネットと接続不可能な機器は存在しない場合もある。
次に、上記の情報管理システムにおける情報の流れを説明する。
まず、グループ4100の第1の機器又は第2の機器は、各ログ情報をデータセンタ運営会社4110のクラウドサーバ4111にそれぞれ送信する。クラウドサーバ4111は、第1の機器又は第2の機器のログ情報を集積する(図39Aの矢印131)。ここで、ログ情報とは、複数の家電機器101の例えば運転状況又は動作日時等を示す情報である。例えば、ログ情報は、テレビの視聴履歴、レコーダーの録画予約情報、洗濯機の運転日時、洗濯物の量、冷蔵庫の開閉日時、又は冷蔵庫の開閉回数などを含むが、これらの情報に限らず、種々の機器から取得が可能な種々の情報を含んでもよい。なお、ログ情報は、インターネットを介して複数の家電機器101自体から直接クラウドサーバ4111に提供されてもよい。また、ログ情報は、複数の家電機器101から一旦ホームゲートウェイ4102に集積され、ホームゲートウェイ4102からクラウドサーバ4111に提供されてもよい。
次に、データセンタ運営会社4110のクラウドサーバ4111は、集積したログ情報を一定の単位でサービスプロバイダ4120に提供する。ここで、一定の単位とは、データセンタ運営会社4110が集積した情報を整理してサービスプロバイダ4120に提供することの出来る単位でもよいし、サービスプロバイダ4120が要求する単位でもよい。また、ログ情報は、一定の単位で提供するとしているが、一定の単位でなくてもよく、状況に応じて提供する情報量が変化してもよい。ログ情報は、必要に応じてサービスプロバイダ4120が保有するサーバ121に保存される(図39Aの矢印132)。
そして、サービスプロバイダ4120は、ログ情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、ユーザに提供する。情報が提供されるユーザは、複数の家電機器101を使用するユーザ410でもよいし、外部のユーザ420でもよい。ユーザ410,420への情報提供方法としては、例えば、サービスプロバイダ4120から直接ユーザ410,420へ情報が提供されてもよい(図39Aの矢印133,134)。また、ユーザ410への情報提供方法としては、例えば、データセンタ運営会社4110のクラウドサーバ4111を再度経由して、ユーザ410に情報が提供されてもよい(図39Aの矢印135,136)。また、データセンタ運営会社4110のクラウドサーバ4111は、ログ情報をユーザに提供するサービスに適合する情報に整理し、サービスプロバイダ4120に提供してもよい。
なお、ユーザ410は、ユーザ420と異なっていても同一であってもよい。
1.実施の形態1
ここでは、本開示の実施の形態として、本開示に関わる情報通知システム(情報管理システムの一例)について図面を参照しながら説明する。
1.1 情報通知システムの全体構成
図1は、本開示に関わる実施の形態1の情報通知システム11の全体構成を示す図である。情報通知システム11は、家屋100、家屋100内の家電機器101、家電機器102、監視機器103、監視機器104、監視機器105、サーバ200、携帯機器300、家屋100とサーバ200とを接続するネットワーク400(第1ネットワークの一例)、サーバ200と携帯機器300とを接続するネットワーク500(第2ネットワークの一例)、及び家屋100の位置、携帯機器300の位置を計測するためのGPS(Global Positioning System)衛星600を備える。なお、携帯機器300は、表示端末の一例である。
図1では、家屋100において、家電機器101、102、監視機器103、104、105のみが図示されているが、本開示はこれに限定されない。家屋100は、任意の数の家電機器及び監視機器を備えていてもよい。また、想定される接続態様としては、家電機器101、102は家屋100内に設置されているルータ(図示せず)を介して互いに家屋100内で接続されると共に、ルータを介して家屋100の外のネットワーク400に接続する態様が使用できる。また、ネットワーク400、500は、例えば、それぞれ有線のインターネット線、無線の4G通信路とするが、これに限定されない。両ネットワークとも同様に無線通信路であってもよい。
本開示の実施の形態の説明では、例えば次のようなストーリを想定して説明をする。
ユーザは、携帯機器300を保持した状態で外出し、家屋100から離れつつある。ここで、例えば、家電機器101はエアコンとする。そして、本来であれば外出時にはエアコンをOFF状態に設定するべきところ、OFF状態に設定するのを忘れてユーザは外出したとする。さらに、エアコン或いはエアコンをネットワーク400に接続するためのネットワーク部に不具合があり、エアコンは自身の動作状態がON状態であるのにも拘わらずOFF状態であるとの家電ログをサーバ200に通知したとする。一方、エアコンのON状態又はOFF状態(ON/OFF状態)を監視する監視機器として関連づけられた電力計及び温度計は、エアコンがON状態であることを示す監視ログをサーバ200に報告する。サーバ200は、エアコンから通知された家電ログが示す動作状態と、監視機器から通知された監視ログが示す動作状態とを比較して、両動作状態が不一致であると判断すると、エアコン或いはエアコンのネットワーク部に不具合があることを認識する。そして、サーバ200は、エアコンが動作不良の可能性がある旨の情報をユーザ(つまり、携帯機器300)が所定の範囲にいる間に携帯機器300に通知する。
所定の範囲とは、ユーザが家屋100へ引き返すことが容易な範囲を指す。例えば、ユーザがバスまたは電車に乗るまでの範囲や、家屋100から例えば100メートルの距離以内などの所定距離の範囲や、家屋100に戻るまでの所要時間が、例えば5分以内である地点までの範囲が所定の範囲に該当する。通知を受けたユーザは、エアコンの動作状態を確認するために家屋100に戻り、エアコンをOFF状態に設定した後、再度、家屋100から外出する。これにより、ユーザは、家電機器の動作状態を確認して安心して外出できる。
1.2 家電機器101
図2は、家屋100内の家電機器101の構成を示すブロック図である。家電機器102も家電機器101と同様の構成であるため、ここでは説明を省略する。家電機器101は、問い合わせ受信部110、家電ログ収集部111、家電ログ報告部112、及び通信部113を備える。
1.2.1 問い合わせ受信部110
問い合わせ受信部110は、サーバ200からの問い合わせを受信する。問い合わせには、問い合わせ元のサーバ200のID(識別子)、問い合わせ先の家電機器101のID、及び当該家電機器の家電ログをサーバ200に報告させるためのコマンドが含まれる。ここで、家電ログには、家電機器の動作状態(ON状態なのかOFF状態なのか)が含まれる。
1.2.2 家電ログ収集部111
家電ログ収集部111は、サーバ200からの問い合わせを問い合わせ受信部110が受け付けたとき、家電機器101の内部から、現在、家電機器101が動作中であるか否か(ON状態なのかOFF状態なのか)を含む家電機器101の家電ログを収集し、適切なフォーマットにする。家電ログには、収集時の時刻やその他の家電機器101の動作状態が含まれてもよい。例えば、家電機器101がエアコンである場合、家電ログには、現在の設定モードが冷房なのか暖房なのかを示す情報、設定温度、風量、現在の室温、及び外気温といった情報が含まれてもよい。
図15の上段は、エアコンの家電ログD131のデータ構成の一例を示す図である。家電ログD131は、「機器ID」、「時刻」、「ON/OFF」、「設定値」、及び「現在の状況」の項目を含む。「機器ID」の項目には家電機器を一意に特定するためのIDが格納される。「時刻」の項目には家電ログD131の収集時刻が格納される。「ON/OFF」の項目には現在家電機器がON状態にあるかOFF状態にあるかを示す情報が格納される。「設定値」の項目には、現在の家電機器の設定値が格納される。「現在の状況」の項目には、家電機器であるエアコンが検出した部屋の状況が格納される。
この例では、2013年4月10月7:00の時点でのエアコン(1)の動作状況が示されている。そのため、「機器ID」の項目には「エアコン(1)」、「時刻」の項目には「2013.4.10 7:00」が格納されている。また、この時点で、エアコン(1)はON状態であったため、「ON/OFF」の項目には「ON」が格納されている。また、この時点で、エアコン(1)の設定値は、温度が22度、湿度が40%、現在の設定モードが暖房、運転モードが自動設定(例えば設定モードが冷房または暖房に自動的に切り替えられる運転モード)であるため、「設定値」の項目には「22度、40%、暖房、自動」が格納されている。また、この時点で、エアコン(1)が検出した部屋の温度は21度、湿度は33%であったため、「現在の状況」の項目には「21度、33%」が格納されている。
図15の中段は、ビデオ(2)の家電ログD132のデータ構成の一例を示す図である。ビデオ(2)は部屋の温度や湿度を検出しないため、家電ログD132には、「現在の状況」の項目が省かれている。それ以外、家電ログD132のデータ構成は家電ログD131と同じである。この例では、2013年4月10日7:00の時点でのビデオ(2)の動作状態が示されているため、「機器ID」及び「時刻」の項目にはそれぞれ「ビデオ(2)」及び「2013.4.10 7:00」が格納されている。また、この時点でビデオ(2)は停止中(OFF状態)であったため、「ON/OFF」の項目には「OFF」が格納されている。また、この時点でビデオ(2)は、同日の19:00に4チャネルの録画予約が設定されていたため、「設定値」の項目には「4.10 19:00 4ch」が格納されている。
図15の下段は、電力計の家電ログD133のデータ構成の一例を示す図である。電力計は、設定値がないため、家電ログD133からは「設定値」の項目が省かれている。それ以外は家電ログD133のデータ構成は家電ログD131と同じである。
この例では、2013年4月10日7:00時点での電力計の状況が示されているため、「機器ID」の項目には「電力計」が格納され、「時刻」の項目には「2013.4.10 7:00」が格納されている。また、電力計は、現在、消費電力が1kWであることを計測したため、「現在の状況」の項目には「1kW」が格納されている。
1.2.3 家電ログ報告部112
図2に戻り、家電ログ報告部112は、家電ログ収集部111で所定のフォーマットにされた家電ログを、サーバ200への報告するためにサーバ200がデコード可能な適切なフォーマットに変換する。このフォーマットには、報告元の家電機器101のID、報告先のサーバ200のID、及び家電ログ(例えば、図15に示す家電ログD131など)が含まれる。
1.2.4 通信部113
通信部113は、家屋100内では有線、あるいは無線のLAN(Local Area Network)で家電機器101をルータ(図示せず)に接続させる。通信部113としては、例えば、IEEE802.11シリーズの無線LAN、或いはIEEE802.3シリーズの有線LANに対応する通信モジュールが採用できる。
1.3 監視機器103
図3は、監視機器103(ここでの例は電力計)の構成を示している。監視機器103は、問い合わせ受信部114、監視ログ収集部115、監視ログ報告部116、及び通信部117を備える。問い合わせ受信部114及び通信部117はそれぞれ、家電機器101内の問い合わせ受信部110及び通信部113と同じであるため、ここでは説明を省略する。
なお、監視機器104、105も監視機器103と基本的には同じ構造であるため、説明を省略する。
1.3.1 監視ログ収集部115
監視ログ収集部115は、予め監視することが定められている家電機器に関する所定の情報を監視ログとして収集する。例えば、監視機器103(電力計)が家電機器101(エアコン)を監視対象とする場合、電力計の監視ログ収集部115は、エアコンの電源に供給される電力値を監視ログとして収集する。そして、電力値から、エアコンの動作状態(ON/OFF状態を含む)が求められる。例えば、監視機器104(温度計)が家電機器101(エアコン)を監視対象とする場合、温度計の監視ログ収集部115は、エアコン付近の温度又はエアコンが設置されている部屋の温度を監視ログとして収集する。そして、温度計により計測された温度から、エアコンの動作状態(ON/OFF状態を含む)が求められる。例えば、監視機器104(音センサー)が家電機器102(自動掃除機)を監視対象とする場合、音センサーの監視ログ収集部115は、家電機器102(自動掃除機)の動作音を監視ログとして収集する。そして、動作音から、掃除機の動作状態(ON/OFF状態を含む)が求められる。そして、監視ログ収集部115は、収集した監視ログを監視ログ報告部116がデコード可能な所定のフォーマットに変換し、監視ログ報告部116に出力する。監視ログのフォーマットの一例は図15の下段に示される。
1.3.2 監視ログ報告部116
監視ログ報告部116は、監視ログ収集部115で所定のフォーマットにして出力された監視ログを、サーバ200へ報告するためのフォーマットに変換し、通信部117を通じてサーバ200に送信する。ここで、サーバ200に報告するためのフォーマットには、報告元の監視機器103のID、報告先のサーバ200のID、及び監視機器103が収集した監視ログ(例えば、電力計であれば電力値)が含まれる。
1.4 サーバ200
図4は、情報通知システム11におけるサーバ200の構成を示すブロック図である。サーバ200は、通信部201、家電ログ受取り部202、監視ログ受取り部212、ログ判断部216、対応監視機器記録部211、通知判断部204、携帯機器の位置受取り部205、所定範囲判断部206、問い合わせ処理部208、通信部209、家屋の位置記録部210、及び携帯通知部214を備える。
1.4.1 通信部201
通信部201は、ネットワーク400を介して家屋100内の家電機器とサーバ200を接続させる。ここではネットワーク400は有線通信のインターネット網とする。なお、通信部201は、無線通信網を介してサーバ200を家電機器に接続させてもよい。通信部としては、モデム等の通信モジュールが採用できる。
1.4.2 家電ログ受取り部202
家電ログ受取り部202は、サーバ200からの問い合わせに応答した家電機器からの家電ログを受け取る。
1.4.3 通知判断部204
通知判断部204は、所定範囲判断部206において、携帯機器300が所定の範囲内にいると判断され、且つ、ログ判断部216において、ある一の家電機器から収集された家電ログが示す当該家電機器の動作状態と、当該家電機器に対応する監視機器から収集された監視ログが示す当該家電機器の動作状態とが不一致であると判断された場合、当該家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報(以下、動作不良情報と呼ぶ。)を携帯機器300に通知すると判断する。以下、家電ログが示す動作状態と監視ログが示す動作情報とが不一致であることを、単に家電ログ及び監視ログが不一致であると記述する。
1.4.4 携帯機器の位置受取り部205
携帯機器の位置受取り部205は、携帯機器300の位置情報(緯度と経度)を携帯機器300から通信部209を介して受け取る。
1.4.5 所定範囲判断部206
所定範囲判断部206は、携帯機器300が所定の範囲内に存在するか否かを判断する。所定の範囲の例は、1.6.4〜1.6.6で詳細に述べる。
図12は、1.6.6で説明する地図情報を備えた所定範囲判断部206の詳細な構成を示すブロック図である。所定範囲判断部206は、地域地図情報取得部305、携帯機器移動速度計算部306、携帯機器位置予測部307、及び距離Lの範囲判断部308を備える。
地域地図情報取得部305は、地図情報を管理するデータベース(図略)から、携帯機器300の現在位置を含む地域の地域地図情報を取得する。ここで、取得される地域地図情報には、少なくとも所定の範囲が含まれる。
携帯機器移動速度計算部306は、定期的に報告される携帯機器300の位置情報を用いて携帯機器300の移動速度を計算する。
携帯機器位置予測部307は、地域地図情報と、携帯機器300の移動速度とを用いて、家電ログを通知するときの携帯機器300の位置を予測する。
距離Lの範囲判断部308は、携帯機器位置予測部307が予測した携帯機器300の位置が、家屋100を中心とした距離Lの半径で規定される所定の範囲に存在するか否かを判断する。
1.4.6 問い合わせ処理部208
図4に戻り、問い合わせ処理部208は、家屋100内の各家電機器に対して家電ログを報告させるための問い合わせ指示を通信部201を通じて各家電機器に送信する。また、問い合わせ処理部208は、家屋100内の各監視機器に対して監視ログを報告させるための問い合わせ指示を通信部201を通じて各監視機器に送信する。
1.4.7 通信部209
通信部209は、ネットワーク500を介してサーバ200を携帯機器300と接続させる。ここで、ネットワーク500は、無線4G通信網とする。したがって、通信部209としては、例えば、無線4G通信網にサーバ200を接続させる通信モジュールが採用できる。
1.4.8 家屋の位置記録部210
家屋の位置記録部210は、情報通知システム11によるサービスが適用される家屋100の位置情報(緯度と経度)を予め記録する。サーバ200は1以上の家屋100を管理しているため、家屋の位置記録部210は、管理対象となる全ての家屋100の位置情報を記録する。
1.4.9 対応監視機器記録部211
対応監視機器記録部211は、家電機器と、家電機器を監視する監視機器との対応関係が示された対応表H17を記録する。図17は対応表H17のデータ構成の一例を示す図である。この例では、家電機器101(エアコン)の監視機器103及び監視機器104は、それぞれ、電力計及び温度計であり、家電機器102(自動掃除機)の監視機器105は音センサー(マイク)であることが記録されている。なお、1つの家電機器に対して、複数の監視機器が登録されてもよいし、1つの監視機器が、複数の家電機器を監視してもよい。
1.4.10 監視ログ受取り部212
監視ログ受取り部212は、問い合わせ処理部208が監視機器に対して行った問い合わせの応答として監視機器から送信された監視ログを通信部201を通じて受け取る。
1.4.11 携帯通知部214
携帯通知部214は、監視ログ及び家電ログが不一致の家電機器があり、且つ、携帯機器300が所定の範囲内にあるため、通知判断部204において、動作不良情報を通知する必要があると判断された場合、動作不良情報を携帯機器300に通知する。ここで、この通知のフォーマットには、通知元のサーバ200のID、通知先の携帯機器300のID、及び動作不良の可能性があると判断された家電機器のIDが含まれる。動作不良の可能性がある家電機器が複数ある場合、その数とIDとが順次羅列される。なお、この通知のフォーマットには、時間情報が含まれてもよいし、監視機器のIDや名称が含まれてもよい。
1.4.12 ログ判断部216
ログ判断部216は、家電ログ受取り部202が受け取った家電ログを用いて、当該家電機器の動作状態(ON/OFF状態を含む)を判断する。また、ログ判断部216は、監視ログ受取り部212が受け取った監視ログを用いて、対応する家電機器がどうのような動作状態にあるかを判断する。そして、ログ判断部216は、家電ログから判断した動作状態と監視ログから判断した動作状態とを、例えば、図7に示す運転状態判断テーブルT7を用いて比較し、これらの動作状態が一致しているか否かを判断する。なお、図7の例では、動作状態として、ON状態及びOFF状態が採用されている。
図7は、運転状態判断テーブルT7のデータ構成の一例を示す図である。運転状態判断テーブルT7には、「監視ログ(1)」、「監視ログ(2)」、「家電ログ」、及び「S107での判断」の項目が含まれている。
「監視ログ(1)」は、ある家電機器に対応付けられた監視機器(1)から収集された監視ログ(1)が示す当該家電機器のON/OFF状態を示す。
「監視ログ(2)」は、ある家電機器に対応付けられた監視機器(2)から収集された監視ログ(2)が示す当該家電機器のON/OFF状態を示す。
「家電ログ」は、ある一の家電機器から収集された家電ログが示す当該家電機器のON/OFF状態を示す。
「S107での判断」は、「監視ログ(1)」、「監視ログ(2)」、及び「家電ログ」のそれぞれのON状態及びOFF状態の組み合わせパターンを示す場合(1)〜場合(8)に対応するS107での判断結果が登録されている。ここで、S107は後述する図6での処理ステップを示す。
場合(1)において、監視ログ(1)、監視ログ(2)、及び家電ログはいずれもON状態と判断されているため、監視ログが示す動作状態と家電ログが示す動作状態とは一致している。そのため、場合(1)において、「S107の判断」として「不一致なしON」が登録され、当該家電機器は動作状態がON状態で一致すると判断される。
また、場合(2)〜(6)、及び場合(8)のそれぞれにおいて、監視ログ(1)、監視ログ(2)、及び家電ログは、ON状態とOFF状態とが混在しているため、監視ログが示す動作状態と家電ログが示す動作状態とは一致していない。そのため、場合(2)〜(6)、及び場合(8)のそれぞれにおいて、「S107の判断」として「不一致」が登録され、当該家電機器の動作状態は不一致であると判断される。
また、場合(7)では、監視ログ(1)、監視ログ(2)、及び家電ログはいずれもOFF状態を示すため、監視ログが示す動作状態と家電ログが示す動作状態とは一致している。そのため、場合(7)において、「S107の判断」として「不一致なしOFF」が登録され、当該家電機器はOFF状態で一致すると判断される。
つまり、家電ログが示す動作状態と監視ログが示す動作状態とが、全てON状態である場合、ログ判断部216は、該当する家電機器について家電ログ及び監視ログは一致すると判断する。一方、家電機器がOFF状態の家電ログを通知しているのにも拘わらず、対応する監視機器が当該家電機器がON状態の監視ログを通知している場合、ログ判断部216は、該当する家電機器について家電ログ及び監視ログは不一致であると判断する。
1.5 携帯機器300
図5は、情報通知システム11における携帯機器300の構成を示すブロック図である。携帯機器300は、通信部301、携帯機器の位置収集部302、位置通知部303、及び表示部304を備える。
1.5.1 通信部301
通信部301は、ネットワーク500を介して携帯機器300をサーバ200に接続させる。
1.5.2 携帯機器の位置収集部302
携帯機器の位置収集部302は、GPS衛星600(本来、3つ以上の衛星からの電波報を用いる)からの電波を受け取って、現在の位置情報(緯度と経度)を計算する。
1.5.3 位置通知部303
位置通知部303は、携帯機器300の位置情報をサーバ200がデコード可能な所定のフォーマットに変換してサーバ200に定期的に通知する。このフォーマットには、通知元の携帯機器300のID、通知先のサーバ200のID、及び携帯機器300の位置情報が含まれる。なお、このフォーマットには、時間情報(例えば通知時刻)が含まれていてもよい。
1.5.4 表示部304
表示部304は、サーバからの通知を示す通知画面を表示する。図19は、エアコンの動作不良情報をユーザに通知するための通知画面G19の一例を示す図である。図19の例では、エアコンの家電ログはON状態を示していたが、監視機器の監視ログはOFF状態を示していた場合の通知画面G19が示されている。なお、この通知画面G19は、携帯機器300にインストールされた情報通知システム11からのサービスを受けるためのアプリケーション(サービスアプリ)によりポップアップとして表示部304に出力されてもよい。また、携帯機器300は、サーバ200からメールによる通知を受信した場合に通知画面G19を表示してもよい。
1.6 情報通知システム11の動作
図6は、情報通知システム11の動作の一例を示すシーケンス図である。情報通知システム11の動作は、1)家電機器に対応する監視機器を登録する登録フェーズと、2)監視機器から送信された監視ログから各家電機器の動作状態を確認し、携帯機器300に動作不良情報を通知する通知フェーズとに分けられる。以下、各フェーズの動作が説明される。
1.6.1 監視機器の登録フェーズ
図16は、例えばエアコンの監視機器を登録するための登録画面G16を示す図である。この登録画面G16は、携帯機器300に表示される。登録画面G16には、家屋100に設置された監視機器の中で、エアコンの動作状態を確認できる監視機器の候補が一覧表示される。図16の例では電力計、温度計、及び音センサー(マイク)が候補として挙げられている。なお、ここで例示した監視機器は、単独の電力計、温度計、或いは音センサーでなくてもよい。例えば、電力計、温度計、音センサーなどの機能を備える家電機器が存在する場合は、その家電機器が監視機器として、登録画面G16に一覧表示されてもよい。例えば、音センサーを備える洗濯機などが監視機器の候補となり得る。
ここで、登録画面G16に一覧表示される監視機器はサーバ200に予め登録された監視機器が採用される。ここで、サーバ200は、家屋100に設置された家電機器の中から監視機器の候補となり得る家電機器を家電機器別に予め抽出しておき、抽出した家電機器を登録画面G16に一覧表示すればよい。
家屋100内に音センサーを備える洗濯機などが監視機器として存在している場合において、この洗濯機が監視対象であるエアコンの設置場所から遠い場所に設置されており、エアコンの動作音を検出できない場合もある。この場合、図16の登録画面例G16から、洗濯機は省かれてもよい。この場合、サーバ200は、家屋100に設置された各家電機器の位置情報を管理しておき、その位置情報を用いてある家電機器は一の家電機器の監視機器として適用可能か否かを判断すればよい。ここで、サーバ200が家屋100の間取り図を管理している場合、各家電機器の位置情報としては、各家電機器の設置位置を示す間取り図上での座標が採用できる。そして、サーバ200は、この座標を用いて、ある家電機器は一の家電機器に対して遠くに設置されていため、監視機器としては妥当でないと判断すればよい。
登録画面G16には、各監視機器がエアコンの動作状態を監視する際の特徴が説明されている。例えば、電力計からの監視ログでエアコンの動作状態(エアコンがON状態或いはOFF状態)を判断する手法としては、電力値そのもの(絶対値)を用いる手法と、電力変化を用いる手法とがある。電力計が接続されている系統にエアコンだけが接続されている場合、サーバ200は、電力計が計測した電力値を用いてエアコンの動作状態を精度良く判断できる。一方、電力計が接続されている系統にエアコン以外の消費電力が大きな家電機器が接続されている場合、サーバ200は、電力計が計測した電力値を用いたのでは、エアコンの動作状態を精度良く判断できない可能性がある。この場合、サーバ200は、電力変化を用いてエアコンの動作状態を判断すればよい。
そのため、図16の例では、「電力計」の表示欄には、電力計を用いた場合の監視の特徴として「電力値そのもの、あるいは電力変化で確認します。」と記載されている。ここで、電力値そのものを用いた判断手法を採用するか、電力変化を用いた判断手法を採用するかは、ユーザに指定させてもよいし、サーバ200が判断してもよい。後者の場合、サーバ200は、各家電機器が家屋100内のどのコンセント(系統)に接続されているかを示す情報を予め管理しておき、この情報を用いて上記の判断手法を選択すればよい。
温度計が計測した温度を用いてエアコンの動作状態を判断する場合、サーバ200は、温度計により測定された温度の絶対値からエアコンのON状態またはOFF状態を判断してもよい。或いは、サーバ200は、温度計により複数回測定された温度の測定値から温度の時間的推移を求め、この時間的推移から、エアコンのON状態またはOFF状態を判断してもよい。この場合、数点の温度の測定値が必要となるため、エアコンの動作状態を判断するためにはある程度の時間がかかってしまう。
そのため、図16の例では、「温度計」の表示欄には、温度計を用いた場合の監視の特徴として「温度そのもの、あるいは温度変化で確認します。確認に少し時間がかかります。」と記載されている。
音センサーが計測した音声を用いてエアコンの動作状態が判断される場合、エアコンの送風音が用いられて、エアコンのON状態及びOFF状態が判断される。
そのため、図16の例では、「音センサー」の表示欄には、「エアコンの動作音で確認します。」と記載されている。
ユーザは、登録画面G16に挙げられた候補の中から、監視機器を選択する。ここで、ユーザは、複数の監視機器を選択してもよい。
登録画面G16には、一覧表示された各監視機器を選択するためのチェックボックスC16が設けられている。図16の例では、電力計、温度計、及び音センサーが一覧表示されているため、これらの3つの監視機器に対応する3つのチェックボックスC16が表示されている。ユーザは携帯機器300を操作して、チェックボックスC16にチェックマークを入力することで、監視機器を選択する。図16の例では、電力計及び温度計のチェックボックスC16にチェックマークが入力されており、電力計及び温度計がエアコンの監視機器として選択されている。
ユーザにより監視機器が選択されると、対応監視機器記録部211は、選択された監視機器のIDとその監視機器が監視する家電機器のIDとを関連付けて対応表H17に記録する。図17の例では、エアコンの動作状態を判断する監視機器として電力計と温度計とが記録されている。
また、登録表H17には、家電機器がON状態であると判断する場合の判断条件も記録されている。例えば、図17の例では、「電力計」は「ONのときの値」として「1kW以上」が登録されている。これは、電力計が検知した消費電力が1kW以上の値を示す場合、エアコンがON状態であると判断することを示す。
また、図17の例では、「温度計」は「ONのときの値」として、「エアコン付近または室内の温度25度以下(6〜8月)、15度以上(12月〜2月)」が記録されている。これは、エアコン付近またはエアコンが設置されている部屋の温度が、夏(6〜8月)では25度以下であれば、エアコンがON状態であると判断し、冬(12〜2月)では15度以上であれば、エアコンがON状態であると判断することを示している。これは、夏は冷房運転を行い、冬は暖房運転を行うことが想定されているからである。
また、図17の例では、「自動掃除機」について「音センサー」が対応付けて記録されている。また、図17の例では、「自動掃除機」は「ONのときの値」として「60dB以上」が登録されている。これは、音センサーにより60dB以上の自動掃除機の動作音が検知された場合、自動掃除機がON状態であると判断することを示す。
なお、音センサーが検知した動作音が自動掃除機の動作音であるか否かは、例えば、音センサーが検知した動作音を周波数分析することで判断されればよい。例えば、動作音をフーリエ変換して動作音の特徴量を抽出し、その特徴量と自動掃除機の動作音として予め決められた特徴量との類似度が一定以上であれば、音センサーにより自動掃除機の動作音が検出されたと判断されればよい。
上記では、温度計が取得する温度によってエアコンのON状態を判断する判断基準として、季節によってその判断基準を変更する例を示したが、一年中同じ判断基準が採用されても良い。例えば、緯度が低い地域においてエアコンは暖房運転を行うことは稀であると考えられ、また、緯度が高い地域においてエアコンは冷房運転を行うことは稀であると考えられる。この場合、判断基準として、一年中同じ判断基準が採用されればよい。
また、このような判断基準の設定に限らず、地域毎の気象の特色などに基づいて柔軟に判断基準は設定されてもよい。
1.6.2 情報通知フェーズ
図6は、情報通知システム11における通知フェーズの動作を示すシーケンス図である。
(S101)
携帯機器300は定期的に、自身の位置情報をサーバ200に通知する。
(S102)
サーバ200の問い合わせ処理部208は、問い合わせ対象となる家電機器とその家電機器に対応する監視機器とを確認する。ここで、問い合わせ処理部208は、対応監視機器記録部211に記録された対応表H17を参照し、各家電機器の監視機器のIDを取得することで、監視機器を確認すればよい。問い合わせ対象となる家電機器に対して複数の監視機器が登録されている場合、サーバ200は、複数の監視機器のIDを取得する。ここでは、問い合わせ対象の家電機器として家電機器101(エアコン)が採用されているとする。また、家電機器101(エアコン)の監視機器として、監視機器103(電力計)、監視機器104(温度計)のIDが取得されたとする。
なお、問い合わせ対象となる家電機器101は家屋100内に設置された家電機器であって、サーバ200が管理対象とする家電機器が採用される。この例では、家電機器101がサーバ200に管理されているため、家電機器101が問い合わせ対象の家電機器として採用される。なお、サーバ200は、管理対象の家電機器であっても、常時ON状態にされている家電機器(例えば、冷蔵庫)については、問い合わせを送信しないようにしてもよい。
(S103)
サーバ200の問い合わせ処理部208は、家電機器101に対して、定期的に、家電ログを通知させるための問い合わせを送信すると共に、監視機器103,104に対して、定期的に、監視ログを通知させるための問い合わせを送信する。
(S104)
監視機器103(電力計)は、サーバ200からの問い合わせを受信し、監視ログを収集し、サーバ200に送信する。例えば、監視機器103(電力計)は、監視対象となる家電機器101(エアコン)の電源系統の電力値を収集し、収集した電力値を監視ログとしてサーバ200に送信する。
(S105)
監視機器104(温度計)も、サーバ200からの問い合わせを受信し、監視ログを収集し、サーバ200に送信する。監視機器104(温度計)は、監視対象となる家電機器101(エアコン)が設置されている部屋の温度を収集し、収集した温度を監視ログとしてサーバ200に送信する。
(S106)
家電機器101は、自身の家電ログを収集し、サーバ200に送信する。
(S107)
サーバ200のログ判断部216は、家電機器から送信された家電ログが示す動作状態と監視機器から送信された監視ログが示す動作状態とを用いて、運転状態判断テーブルT7を参照し、家電ログ及び監視ログが不一致の家電機器が存在するか否かを判断する。ここでは、家電機器101から送信された家電ログと監視機器103,104から送信された監視ログとの一致の有無が判断される。家電ログ及び監視ログが不一致であるということは、家電機器101が故障している、或いは家電機器101のネットワーク部が故障しており、家電機器101に動作不良が発生している疑いがあるということである。なお、S107において、家電ログ及び監視ログが不一致の家電機器があると判断された場合、処理はS108に進められ、家電ログ及び監視ログが不一致の家電機器がないと判断された場合、処理は終了される。
(S108)
サーバ200の所定範囲判断部206は、家屋100の位置情報と、S101で受け取っている携帯機器300の位置情報とを用いて、携帯機器300が家屋100から所定の範囲内に存在するか否かを判断する。所定の範囲内とは、外出で家屋100から離れつつあるユーザが、家屋100内の家電機器101の動作状態を確認するために家屋100へ戻ることが容易な範囲である。この判断の例については、1.6.4〜1.6.6で詳細に説明する。
なお、S108において、携帯機器300が家屋100から所定の範囲内に存在すると判断された場合、処理はS109に進められ、携帯機器300が家屋100から所定の範囲外に存在すると判断された場合、処理は終了される。
(S109)
S107で家電ログ及び監視ログが不一致の家電機器があると判断され、且つ、S108で携帯機器300が所定の範囲内に存在すると判断された場合、サーバ200の通知判断部204は、動作不良情報を通知する必要があると判断し、携帯通知部214は、動作不良情報を携帯機器300に送信する。ここでは、例えば図19で示すような通知画面G19が携帯機器300に表示される。この通知画面G19は、携帯機器300のサービスアプリによりポップアップとして表示部304に出力されてもよい。サービスアプリは、携帯機器300にインストールされたローカルアプリで実現されてもよいし、Webアプリで実現されてもよい。また、サーバ200からの通知があったことを示す簡素なメッセージをユーザに知らせ、ユーザが所定の操作を行うことで、通知画面G19が表示されてもよい。
図19の例では、上述したように、エアコンからはOFF状態を示す家電ログが送信されたが、対応する監視機器からはエアコンがON状態を示す監視ログが送信された場合に表示される通知画面G19が示されている。そのため、通知画面G19には、「エアコンからはOFF状態と通知してきましたが、電力計と温度計からはエアコンがON状態であることが確認できています。」とのメッセージが表示されている。
また、電力計及び温度計の監視ログは共にON状態を示しているため、エアコンはON状態である可能性が高い。それにも拘わらず、エアコンからOFF状態の家電ログが送信されているということは、エアコンの本体部は故障していないが、エアコンのネットワーク部が故障している可能性が高いと考えられる。そこで、通知画面G19では、エアコンのネットワーク部が故障している可能性を示す「エアコンはネットワーク部が故障しているようです。」とのメッセージが表示されている。
また、通知画面G19では、自宅からバス停までの範囲が所定の範囲として設定されているため、「このお知らせは、あなたがバスに乗るまでに、家の状態を確認し、通知させていただきました。」と表示され、バスに乗る前までに家電機器の動作状態を確認して携帯機器300に通知した旨の説明が表示されている。但し、これは一例であり、通知画面G19からこの説明が省かれてもよい。
通知画面G19を確認したユーザは、本来エアコンをOFF状態に設定して外出するべきところ、エアコンのネットワーク部が故障しているため、エアコンがOFF状態に設定されているかを確認できない。しかし、通知画面G19は、ユーザが所定の範囲内にいる間に携帯機器300に表示される。そのため、ユーザは、バスに乗らずに家屋100に戻り、エアコンの動作状態を確認することができる。
なお、上記の説明では、家電機器101と、家電機器101に対応する監視機器103,104とにおける動作例が示された。但し、これは一例であり、本開示では、家屋100内に設置された家電機器101以外の家電機器であって、管理対象としてサーバ200に登録されている家電機器についても、家電機器101と並行して、図6に示す処理が実行され、家電ログ及び監視ログの一致の有無が判断される。そして、家電ログ及び監視ログが不一致の家電機器があれば、その家電機器についての動作不良情報が携帯機器300に通知される。
1.6.3 運転状態判断テーブル
図7は、運転状態判断テーブルT7のデータ構成の一例を示す図である。場合(1)は、「監視ログ(1)」、「監視ログ(2)」、及び「家電ログ」の全てがON状態を示しているため、不一致はなく、家電機器はON状態であると判断できる。そのため、「S107での判断」として「不一致なしON」が登録されている。一方、場合(2)〜(6)、及び場合(8)は、「監視ログ(1)」、「監視ログ(2)」、及び「家電ログ」の3つの情報が不一致であるため、家電機器は動作不良の可能性がある。そのため、「S107での判断」として、「不一致」が登録されている。また、場合(7)は、「監視ログ(1)」、「監視ログ(2)」、及び「家電ログ」の全てがOFF状態を示しているため、不一致はなく、家電状態はOFF状態であると判断できる。そのため、「S107での判断」として「不一致なしOFF」が登録されている。
なお、図7の例では、一の家電機器に対して最大2つの監視機器が対応付けられている場合の運転状態判断テーブルT7が示されている。但し、これは一例であり、一の家電機器に対して最大n(n≧3)個の監視機器が対応付けられている場合は、運転状態判断テーブルT7は、監視ログ(1)〜監視ログ(n)のn個の情報を持てばよい。また、一の家電機器に対して1つの監視機器が対応付けられている場合は、ログ判断部216は、例えば「監視ログ(1)」に登録された情報と、「家電ログ」に登録された情報とを参照して、家電ログ及び監視ログの一致の有無を判断すればよい。
1.6.4 所定の範囲の第1実現例(同心円)
図8は、所定の範囲の第1実現例の説明図である。第1実現例では、所定の範囲として家屋100を中心に所定の距離Lを持つ半径の円が採用され、円の内側に携帯機器300が存在するか否かが判断されている。つまり、携帯機器300が家屋100の位置(x0,y0)から所定の範囲内にいる場合、動作不良情報がユーザに通知される。
図8では、家屋100の位置が(x0,y0)とされている。x0,y0は、それぞれ、家屋100の位置の緯度及び経度を示す。また、携帯機器300の位置が(x,y)とされている。そして、図8の例では、携帯機器300の位置(x,y)は、所定の範囲に位置する例が示されている。なお、家屋100の位置(x0,y0)としては、例えば、家屋100の中心の緯度及び経度が採用される。
図9は、第1実現例の処理を示すフローチャートであって、図6のシーケンス図に示した携帯機器300の位置判別処理(S108)の詳細を示すフローチャートである。ここでは、携帯機器300が家屋100を中心に所定距離の半径を有する円の内側に存在しているか否かが判断される。
(S1081)
家屋100の位置(x0,y0)と、携帯機器300の位置(x,y)とを用いて、
LL^2=(x−x0)^2+(y−y0)^2
が算出される。ここで、「LL」は携帯機器300の位置及び家屋100の位置間の距離を示し、「^2」は二乗を示す。
(S1082)
L^2≧LL^2が満たされる場合(S1082でYES)、所定の範囲内(家屋100を中心とした距離Lの半径の円の内側として示される距離範囲)に携帯機器300が存在すると判断される。また、上記条件を満たさない場合(S1082でNO)、所定の範囲外に携帯機器300が存在すると判断される。
1.6.5 所定の範囲の第2実現例(家を出てから)
図10は、所定の範囲の第2実現例の説明図である。第2実現例では、携帯機器300の位置(x,y)が1.6.4で述べた円の内側で示される範囲内であり、且つ、家屋100から距離M(M<L)離れている場合に、所定の範囲内に携帯機器300が存在すると判断される。つまり、携帯機器300が家屋100から距離M離れた場合、ユーザが外出したと判断される。そして、家電ログ及び監視ログが不一致の家電機器があれば、その家電機器の動作不良情報が携帯機器300へ通知される。
図11は、第2実現例の処理を示すフローチャートであって、図6のシーケンス図に示した携帯機器300の位置判別処理(S108)の詳細を示すフローチャートである。ここでは、携帯機器300が家屋100を中心とした異なる所定距離の半径を有する二つの同心円の間に存在しているか否かを判断する。
(S1083)
図9のS1081と同じである。
(S1084)
L^2≧LL^2≧M^2が満たされる場合(S1084でYES)、所定の範囲内(家屋100を中心とした距離Mの円と距離Lの円との2つの同心円の間で示される範囲)に携帯機器300が存在すると判断される。一方、上記の条件が満たされない場合(S1084でNO)、所定の範囲外に携帯機器300が存在すると判断される。
ここで、2つの同心円のうち半径の小さい方の円の内側が示す範囲としては、例えば、家屋100が土地付きの家屋であれば、ユーザの家屋100の建物の地面上での大きさと近似される程度の広さが採用されてもよいし、ユーザの所有する土地の敷地面積と近似される程度の広さが採用されてもよい。但し、半径の小さい方の円の内側が示す範囲は、これらに限定されない。例えば、家屋100が集合住宅であれば、半径が小さい方の円の内側が示す範囲としてはユーザの住戸と近似される程度の広さが採用される。
1.6.6 所定の範囲の第3実現例(地図を利用)
所定の範囲の判断に係る第3実現例として、地図情報を用いる場合を説明する。第1、第2実現例では、動作不良情報を通知する時刻での携帯機器300の位置が、(x,y)として取得されていた。一方、第3実現例では、携帯機器300が移動しており、携帯機器300から定期的に通知される位置情報を用いて、動作不良情報を通知する時点での携帯機器300の位置を予測し、予測した位置が所定の範囲内(家屋100から距離Lの範囲内)であるか否かが判断される。
図13は、所定の範囲の第3実現例の説明図である。図13では、家屋100からの道路情報R11であって地図情報から得られた道路情報R11が模式的に示されている。ある時刻t1での携帯機器300の位置が(x1,y1)とされ、別の時刻t2での携帯機器300の位置が(x2,y2)とされている。
ここで、地図情報には、交差点や屈曲点等の道路上の所定の地点に対応するノードと、各ノードをつなぐ道路に対応するリンクとで構成される有向グラフが含まれている。また、地図情報には、各場所に実際の緯度及び経度の情報が対応付けられていると共に、場所の名称が対応付けられている。各ノード及び各リンクには、それぞれ固有の識別子が割り当てられている。
図14は、図6のシーケンス図に示した携帯機器の位置判別処理(S108)の詳細を示すフローチャートである。ここでは、動作不良情報を携帯機器300に通知する時刻t3における、携帯機器300の位置(x,y)が予測され、予測された位置が所定の範囲内(家屋100から距離Lの範囲)であるか否かが判断される。まず、図14のフローチャートの開始に先立って、時刻t1から時刻t2までに携帯機器300の移動距離mが地図情報を用いて算出される。移動距離mは例えば時刻t1の位置と時刻t2の位置との最短経路を地図情報から探索することで算出されればよい。
なお、図14に示すフローチャートは、例えば、時刻t3に実施されるものとする。また、時刻t2は、例えば、時刻t3の時点において、携帯機器300からサーバ200への最新の位置情報の通知時刻であり、時刻t1は、例えば、最新の位置情報よりも1つ前の位置情報の通知時刻である。但し、これは一例であり、時刻t1、t2としては、時刻t3に対して過去一定期間内において通知された位置情報のうち、任意の2つの位置情報の通知時刻が採用されてもよい。そして、時刻t1、t2での位置情報が地図情報上にそれぞれプロットされ、時刻t1から時刻t2までの携帯機器300の移動経路が抽出され、抽出された移動経路の距離が移動距離mとして算出される。
(S1085)
v=m/(t2−t1)が計算される。
ここで、vは時刻t1から時刻t2までの携帯機器300の移動速度である。例えば、携帯機器300を所持したユーザが自転車に乗って移動した場合、移動速度vは徒歩の場合に比べて速い値を持ち、携帯機器300を所持したユーザが徒歩で移動した場合、移動速度vは自転車よりも遅い値を持つ。
(S1086)
サーバ200が携帯機器300に通知する時刻t3と、S1085で求めた移動速度vとを用いて、時刻t2から時刻t3までの移動距離mmが計算される。ここで、移動距離mmは下記の式で表される。
mm=(t3−t2)×v
ここで、時刻t2から時刻t3までの移動速度vは時刻t1から時刻t2までの移動速度vであると仮定されて、移動距離mmが算出されている。また、サーバ200が携帯機器300に家電機器101の動作状態を定期的に通知する態様が採用される場合、時刻t3としては、この通知のタイミングが採用される。また、ユーザが家屋100を外出してから一定時間後にこの通知が行われる態様が採用される場合、時刻t3としては、携帯機器300が家屋100を離れてから一定時間経過したタイミングが採用される。ここで、一定時間としては、例えば、ユーザが家屋100を離れてから所定の範囲内にいることが推測される時間内の任意の時間が採用されてもよいし、所定の範囲から出ると推測される時間よりも少し短い時間が採用されてもよい。
(S1087)
地図情報を用いて、時刻t2での位置(x2,y2)から移動距離mmを移動した位置(x3,y3)が時刻t3における携帯機器300の予測位置(x,y)として算出される。
(S1088)
予測位置(x,y)と家屋100の位置(x0,y0)とを用いて、LL^2=(x−x0)^2+(y−y0)^2が算出される。
(S1089)
L^2≧LL^2の条件が満たされる場合(S1089でYES)、予測位置(x,y)が、所定の範囲内にあると判断され、サーバ200は外出時の設定値通りに動作していない家電機器があれば、動作不良情報を携帯機器300に通知する。一方、上記の条件が満たされない場合(S1089でNO)、予測位置(x,y)が、家屋100から距離Lの半径の円の内側の範囲外にあると判断され、外出時の設定値通りに動作していない家電機器があったとしても、動作不良情報は携帯機器300に通知されない。
第3実現例において、時刻t3が携帯機器300の位置情報の通知タイミングと同じタイミングである場合、時刻t3での位置情報が得られるため、サーバ200は予測位置(x,y)を算出する必要がない。そのため、第3実現例は、携帯機器300の位置情報の通知タイミングと時刻t3とが異なる場合に適用されればよい。
1.6.7 監視ログ情報から家電機器のON状態を確認する第1実現例
図18は、監視ログから家電機器がON状態であるかOFF状態であるかを判断する第1実現例の処理を示すフローチャートであり、図6のS107の詳細な処理を示すフローチャートである。図18では、ON状態の判断の第1実現例として、監視機器103(電力計)が計測した電力値の絶対値から、エアコンがON状態であるかOFF状態であるかを判断する場合が示されている。具体的には、図17の対応表H17には、エアコンがON状態の場合、電力計が計測した消費電力が1kW以上であることが記録されている。よって、ログ判断部216は、電力計の監視ログが示す電力値が1kW未満であるか否かを確認する(S3401)。そして、電力値が1kW未満であれば(S3401でYES)、ログ判断部216は、エアコンはOFF状態であると判断する。一方、電力値が1kW以上であれば(S3401でNO)、ログ判断部216は、エアコンはON状態であると判断する。
また、同様に、図17の対応表H17の温度計の「ONのときの値」に登録された内容から、ログ判断部216は、夏(6〜8月)において、温度計の監視ログが示す温度が25度未満であれば、エアコンはON状態と判定し、25度以上であれば、エアコンはOFF状態と判定する。また、ログ判断部216は、冬(12から2月)において、温度計の監視ログが示す温度が、15度以上であれば、エアコンはON状態であると判断し、15度未満でれば、エアコンはOFF状態であると判断する。
同様に、図17の対応表H17の音センサーの「ONのときの値」に登録された内容から、ログ判断部216は、音センサーの監視ログが示す動作音が、60dB未満であれば、自動掃除機はOFF状態であると判断し、動作音が60dB以上であれば、自動掃除機はON状態であると判断する。
1.7 実施の形態1の効果
実施の形態1では、所定の範囲外に携帯機器300が移動する前に、家電ログ及び監視ログが不一致の家電機器がある場合、その家電機器の動作不良情報が携帯機器300に通知される。ここで、家電ログ及び監視ログの不一致の家電機器があるということは、当該家電機器或いは当該家電機器のネットワーク部に故障の可能性があるということである。この場合、ユーザは、家屋100に戻り、当該家電機器の動作状態を確認したり、OFF状態にするのを忘れた家電機器を直接OFF状態にする操作を入力したりする必要がある。
ここで、所定の範囲とは、例えば家屋100から最寄りのバス停までの範囲を示す。バスに乗る前であれば、ユーザは家屋100に戻ってOFF状態になっていない疑いのある家電機器をOFF状態にして、安心して外出できる。OFF状態になっていない事例としては、電源を消し忘れた場合や、遠隔でOFF状態にできる場合であっても家電機器のネットワーク部の故障により家屋100に戻らなければ電源を消すことができない場合が該当する。
或いは、所定の範囲は電車の駅までの範囲であってもよい。バスに乗って電車の最寄り駅に移動している間までであれば、ユーザは、再度折り返しのバスに乗り換えて、家屋100に戻り、家電機器をOFF状態にすることができる。しかし、電車に乗った後であり、乗った電車が例えば急行であれば、ユーザが家屋100に戻るためには過大な時間がかかる。
このような場合に、ユーザは、所定の範囲から出るまでに通知をもらって家屋100に戻り、家電機器を確実にOFF状態にすることにより、家電機器が無駄な運転をすることを防止できる。
2.実施の形態2(遠隔操作)
以下、本開示の実施の形態2の情報通知システム11について、図面を参照しながら説明する。実施の形態2において、実施の形態1との差分は、携帯機器300を用いて家屋100内の家電機器に対して屋外から遠隔操作が行われた場合、遠隔操作の結果を当該家電機器の家電ログ及び対応する監視機器の監視ログから確認する点にある。この際に、当該家電機器からの家電ログと、監視機器からの監視ログと、遠隔操作内容(たとえば、エアコンをOFF状態に操作する)とを用いて判断された遠隔操作の結果が携帯機器300に通知される。例えば家電機器をOFF状態にする遠隔操作が行われた場合、当該家電機器の家電ログはOFF状態を示すにも拘わらず、監視機器の監視ログはON状態を示したとする。この場合、当該家電機器或いは当該家電機器のネットワーク部に不具合が発生している可能性がある。そこで、本実施の形態は、家電ログ及び監視ログが示す動作状態を用いて判断された遠隔操作の結果を、携帯機器300が所定の範囲内にある間に、携帯機器300に通知する。所定の範囲内にいる間に家電ログ及び監視ログが示す動作状態が異なる旨の遠隔操作の結果が通知されたユーザは、家屋100に戻り家電機器を直接OFF状態に設定する。これにより、ユーザは安心して再度外出できる。
以下では、実施の形態1との差分のみを説明し、同じ部分は説明を省略する。
2.1 操作処理部1141
図20は、実施の形態2における家電機器の構成を示すブロック図である。操作処理部1141以外は、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
操作処理部1141は、サーバ200からの指示に従って、家電機器101の操作を処理する。例えば、操作処理部1141は、サーバ200から、ユーザによる遠隔操作の指示として、エアコンをOFF状態に設定するための指示を通信部113を通じて受信したとすると、エアコンをOFF状態にする処理を実行する。
2.2 操作送信部2121
図21は、実施の形態2におけるサーバ200の構成を示すブロック図である。操作送信部2121以外は、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
操作送信部2121は、携帯機器300から送信された遠隔操作の指示を家電機器に通知する。ここで、操作送信部2121は、携帯機器300から送信された遠隔操作の指示を確認し、遠隔操作の対象となる家電機器に遠隔操作の指示を通知する。また、操作送信部2121は、家電機器に通知した遠隔操作の指示を、ログ判断部216に通知する。これにより、遠隔操作の指示と、家電ログ及び監視ログが示す動作状態とがログ判断部216によって比較される。
2.3 遠隔操作入力部3051
図22は、実施の形態2における携帯機器300の構成を示すブロック図である。遠隔操作入力部3051以外は、実施の形態1と同じであるため、説明を省略する。
遠隔操作入力部3051は、携帯機器300から家屋100内の一の家電機器を遠隔操作するためのユーザからの指示を受け付ける。例えば、ユーザによりエアコンの動作状態をON状態又はOFF状態に設定する指示が入力されたとすると、遠隔操作入力部3051はその指示を受け付ける。
2.4 実施の形態2の動作
図23は、実施の形態2の動作の一例を示すシーケンス図である。図23において、図6とおなじものには同じ符号を付し、説明を省略する。
(S101)
携帯機器300は、定期的に自身の位置情報をサーバ200に通知する。
(S110)
携帯機器300の遠隔操作入力部3051は、ユーザから家屋100内の家電機器に対する遠隔操作の指示を受け付け、その指示をサーバ200に送信する(S110)。ここでは、例えば、エアコン(家電機器101)をOFF状態に設定する遠隔操作の指示がユーザにより入力されたとする。
図25は、ユーザが家屋100内の家電機器101を遠隔操作する際に携帯機器300表示される操作画面G25の一例を示す図である。この操作画面G25は、エアコンである家電機器101を遠隔操作するための操作画面である。そのため、この操作画面G25には「エアコンを遠隔でOFFにしますか。」と表示されている。また、この操作画面G25には、エアコンをOFF状態にするための「はい」と記載されたボタンB251と、エアコンをON状態にするための「いいえ」と記載されたボタンB252とが配置されている。
ここで、ユーザは、ボタンB251をタップ又はクリックしてボタンB251を選択したとする。すると、S110にて、携帯機器300の遠隔操作入力部3051は、エアコンをOFF状態にするための遠隔操作の指示をサーバ200に送信する。この遠隔操作の指示には、例えば、「エアコン:OFF」というように、エアコンである家電機器101のID及びエアコンをOFF状態にするための設定値が含まれている。
(S111)
サーバ200の操作送信部2121は、遠隔操作の指示を受信すると、その遠隔操作の指示を家電機器101に送信する。ここでは、エアコンをOFF状態にするための遠隔操作の指示が入力されたため、エアコンをOFF状態にするための遠隔操作の指示が家電機器101に送信される。
(S112)
家電機器101の操作処理部1141は、遠隔操作の指示を受信し、家電機器101をOFF状態にする。ここでは、エアコン或いはエアコンのネットワーク部が故障している場合が想定されているため、遠隔操作の指示通りにエアコンはOFF状態にされないものとする。
(S102)
サーバ200のログ判断部216は、家電機器101と対応する監視機器を、対応表H17を参照して求める。ここでは、家電機器101(エアコン)の監視機器として、対応表H17には、監視機器103(電力計)及び監視機器104(温度計)が登録されているため、監視機器103(電力計)及び監視機器104(温度計)が対応する監視機器として求められる。
(S103)
サーバ200の問い合わせ処理部208は、問い合わせを送信する。ここでは、家電機器101及び監視機器103、104のそれぞれに問い合わせが送信される。
(S104)
監視機器103(電力計)は、サーバ200からの問い合わせを受信し、実施の形態1と同様、監視ログを収集し、サーバ200に送信する。
(S105)
監視機器104(温度計)は、サーバ200からの問い合わせを受信し、実施の形態1と同様、監視ログを収集し、サーバ200に送信する。
(S106)
家電機器101(エアコン)は、自身の家電ログを収集し、実施の形態1と同様、サーバ200に送信する。
(S107)
サーバ200のログ判断部216は、家電機器から送信された家電ログが示す動作状態と、監視機器から送信された動作状態と、遠隔操作の指示が示す遠隔操作内容とを用いて、運転状態判断テーブルT24(図24)を参照し、家電ログが示す動作状態と、監視ログが示す動作状態と、遠隔操作内容とに不一致があるか否かを判断する。以下、家電ログが示す動作状態と、監視ログが示す動作状態と、遠隔操作内容とに不一致があることを、単に、家電ログ、監視ログ、及び遠隔操作内容に不一致があると記述する。ここでは、家電機器101から送信された家電ログと監視機器103,104から送信された監視ログと、家電機器101に対する遠隔操作内容との一致の有無が判断される。
図24は、運転状態判断テーブルT24のデータ構成の一例を示す図である。運転状態判断テーブルT24では、運転状態判断テーブルT7に対して更に「遠隔操作内容」の項目が設けられている。
「遠隔操作内容」は、ユーザが携帯機器300を用いて家電機器に対して行った遠隔操作内容を示す。ここでは、遠隔操作内容として、OFF状態を示す「OFF」と、ON状態を示す「ON」とがある。
「S107での判断」は、「監視ログ(1)」、「監視ログ(2)」、「家電ログ」、及び「遠隔操作内容」のそれぞれのON状態及びOFF状態の組み合わせパターンを示す場合(1)〜場合(16)に対応するS107での判断結果が登録されている。ここで、S107は後述する図23での処理ステップを示す。
場合(1)では、監視ログ(1)、監視ログ(2)、家電ログ、及び遠隔操作内容が全て「ON」で一致しているため、遠隔操作に成功している。そのため、「S107での判断」として「遠隔操作成功」が登録されている。場合(15)では、監視ログ(1)、監視ログ(2)、家電ログ、及び遠隔操作内容が全て「OFF」で一致しているため、遠隔操作に成功している。そのため、「S107での判断」として「遠隔操作成功」が登録されている。
場合(7)では、遠隔操作内容が「ON」であるが、監視ログ(1)、監視ログ(2)、及び家電ログは、全て「OFF」で一致しているため、遠隔操作に失敗している。そのため、「S107での判断」として「遠隔操作失敗」が登録されている。場合(9)では、遠隔操作内容が「OFF」であるが、監視ログ(1)、監視ログ(2)、及び家電ログは、全て「ON」で一致しているため、遠隔操作に失敗している。そのため、「S107での判断」として「遠隔操作失敗」が登録されている。
場合(2)〜(6)、(8)では、遠隔操作内容が「ON」であるが、監視ログ(1)、監視ログ(2)、及び家電ログは、「ON」及び「OFF」が混在しており一致していない。そのため、家電機器或いは家電機器のネットワーク部が故障している可能性がある。そのため、「S107での判断」として「故障の可能性あり」が登録されている。
場合(10)〜(14)、(16)では、遠隔操作内容が「OFF」であるが、監視ログ(1)、監視ログ(2)、及び家電ログは「ON」及び「OFF」が混在しており一致していない。そのため、家電機器或いは家電機器のネットワーク部が故障している可能性がある。そのため、「S107での判断」として「故障の可能性あり」が登録されている。
このように、ログ判断部216は、監視ログ(1)、監視ログ(2)、家電ログ、及び遠隔操作内容が全て一致していれば、遠隔操作に成功したと判断する。また、ログ判断部216は、監視ログ(1)、監視ログ(2)、及び家電ログが全て一致するが、遠隔操作内容と相違する場合、遠隔操作に失敗したと判断する。また、ログ判断部216は、監視ログ(1)、監視ログ(2)、及び家電ログが不一致である場合、家電機器は故障の可能性があると判断する。なお、遠隔操作に失敗したということは、家電機器或いは家電機器のネットワーク部が故障している可能性が高い。そのため、ログ判断部216は、遠隔操作に失敗した場合も、家電機器は故障の可能性があると判断する。
(S108)
サーバ200の所定範囲判断部206は、家屋100の位置情報と、S101で受け取っている携帯機器300の位置情報とを用いて、携帯機器300が家屋100から所定の範囲内に存在するか否かを判断する。所定の範囲内とは、外出で家屋100から離れつつあるユーザが、家屋100内のエアコンの故障を確認するために家屋100へ戻ることが容易な範囲である。
なお、S108において、携帯機器300が家屋100から所定の範囲内に存在すると判断された場合、処理はS109に進められ、携帯機器300が家屋100から所定の範囲外に存在すると判断された場合、処理は終了される。
(S109)
S108で携帯機器300が所定の範囲内に存在すると判断された場合、サーバ200の通知判断部204は、家電機器101に対する遠隔操作の結果を、所定の範囲内に存在する携帯機器300に通知すると判断し、携帯通知部214は遠隔操作の結果を携帯機器300に送信する。
ここで、携帯機器300の表示部304には、例えば図26で示すような通知画面G26が表示される。この通知画面G26は、遠隔操作に失敗した場合の通知画面であって、遠隔操作内容が「OFF」であるにも拘わらず、エアコンからは「ON」を示す家電ログが通知され、監視機器103,104からはそれぞれ「ON」を示す監視ログが通知された場合に携帯機器300に表示される通知画面である。つまり、通知画面G26は、図24に示す運転状態判断テーブルT24の場合(9)における通知画面である。そのため、通知画面G26では、「エアコンを遠隔でOFFにしましたが、通信、あるいはエアコンの不具合でOFFになりませんでした。電力計、温度計からもOFFにならなかったことを確認しています。」とのメッセージが表示されている。
また、このメッセージの下側には、「はい」と表示されたボタンB261と「いいえ」と表示されたボタンB262とが配置されている。ユーザは、もう一度エアコンをOFF状態に設定することを試みる場合、ボタンB261を選択する。一方、ユーザは、エアコンの遠隔操作を断念する場合、ボタンB262を選択する。
ボタンB261が選択されると、再度、エアコンをOFF状態にするための遠隔操作の指示が携帯機器300からサーバ200を介してエアコンに送信される。この遠隔操作の指示によりエアコンがOFF状態にならなかった場合、再度、通知画面G26が表示される。一方、この遠隔操作の指示によりエアコンがOFF状態になると、携帯機器300には、図27に示す通知画面G27が表示される。
図27は、遠隔操作に成功した場合に、携帯機器300に表示される通知画面G27を示す図である。具体的には、通知画面G27は、遠隔操作内容が「OFF」であり、エアコンからは「OFF」を示す家電ログが通知され、監視機器103,104からも「OFF」を示す監視ログが通知された場合(図24の場合(15))に携帯機器300に表示される通知画面である。
通知画面G27では、「エアコンがOFF状態になったことを確認しました。」とのメッセージが表示され、エアコンの遠隔操作に成功した旨が明示されている。これにより、ユーザは、エアコンを遠隔操作できたことを認識できる。
図28は、遠隔操作内容が「OFF」であるが、家電ログ及び監視ログが示すON/OFF状態が一致していないため、エアコンに故障の可能性があると判断された場合(図24の場合(10)〜(14)、(16))に携帯機器300に表示される通知画面G28を示す図である。
通知画面G28が表示される場合、家電ログが示す動作状態と、監視ログが示す動作状態とに矛盾が生じているため、エアコン或いはエアコンのネットワーク部が故障している可能性がある。そのため、通知画面G28では、「エアコンを遠隔でOFF操作しましたが、ちゃんとOFFになったかが不明です。故障の可能性もあります。(電力計、温度計からの報告と食い違っています。)」とのメッセージが表示されている。また、通知画面G28では、通知画面G26と同様、もう一度エアコンをOFF状態にする遠隔操作をユーザに選択させるためのボタンB281と、エアコンの遠隔操作を行わないことをユーザに選択させるためのボタンB282とが配置されている。
なお、通知画面G26〜G28では、通知画面G19と同様、「このお知らせは、あなたがバスに乗るまでに、家の状態を確認し、通知させていただきました。」とのメッセージが表示されているが、このメッセージは省かれてもよい。通知画面G28を確認したユーザは、エアコンをOFF状態にして外出すべきところ、エアコンのネットワーク部が故障している可能性があるため、エアコンがOFF状態になっているか否かを確認できない。そのため、ユーザは、バスに乗らずに家屋100に戻り、エアコンの動作状態を確認できる。
2.5 監視ログから家電機器のON状態を確認する第2実現例
図29は、監視ログから家電機器がON状態であるかOFF状態であるかを判断する第2実現例の処理を示すフローチャートであり、図23のS107の詳細な処理を示すフローチャートである。
図29では、ON状態の判断の第2実現例として、監視機器103(電力計)が計測した電力値の変化から、エアコンがON状態であるかOFF状態であるかを判断する場合が示されている。まず、監視ログ受取り部212は時刻t1のときの電力値P1を電力計から取得する(S2901)。
次に、監視ログ受取り部212は、時刻t2のときの電力値P2を電力計から取得する(S2902)。
そして、時刻t1から時刻t2までの間にエアコンが、OFF状態に制御されたとする。この制御により、エアコンがOFF状態になっていれば、エアコンの消費電力が下がり、電力値P1と電力値P2との差が、所定の電力値となるはずである。そこで、ログ判断部216は、電力値P1と電力値P2との差の絶対値(=|P1−P2|)を求め、この差の絶対値が閾値QP以上であれば(S2903でNO)、エアコンがOFF状態になったと判断する。一方、|P1−P2|が閾値QP未満であり(S2903でYES)、電力値があまり変化しなかったのであれば、ログ判断部216は、OFF状態に制御したにも拘わらず、何らかの原因でエアコンがON状態を維持していると判断する。
また、ログ判断部216は、温度計が計測した温度の変化を用いてエアコンのON状態又はOFF状態を判断してもよい。例えば、時刻t1のときの温度をT1、時刻t2のときの温度をT2とする。そして、時刻t1から時刻t2までの間にエアコンが、OFF状態に制御されたとする。この制御により、エアコンがOFF状態になっていれば、冷房運転であれば温度計が計測した温度は上がり、温度T1と温度T2との差が所定の温度になるはずである。そこで、ログ判断部216は、温度T1と温度T2との差の絶対値(=|T1−T2|)が、閾値QT以上であれば、エアコンはOFF状態になったと判断する。一方、|T1−T2|が閾値QT未満であり、温度があまり変化しなかったのであれば、ログ判断部216は、OFF状態にしたにも拘わらず、何らかの原因でエアコンがON状態を維持していると判断する。
また、ログ判断部216は、音センサーが計測した動作音の変化を用いて自動掃除機のON状態又はOFF状態を判断してもよい。例えば、時刻t1のときの動作音をM1、時刻t2のときの動作音をM2とする。そして、時刻t1から時刻t2までの間に自動掃除機が、OFF状態に制御されたとする。この制御により、自動掃除機がOFF状態になっていれば、音センサーが計測した動作音は下がり、動作音M1と動作音M2との差が所定の大きさになるはずである。そこで、ログ判断部216は、動作音M1と動作音M2との差の絶対値(=|M1−M2|)が、閾値QM以上であれば、自動掃除機はOFF状態になったと判断する。一方、|M1−M2|が閾値QM未満であり、動作音があまり変化しなかったのであれば、ログ判断部216は、OFF状態にしたにも拘わらず、何らかの原因でエアコンがON状態を維持していると判断する。例えば、ON状態からOFF状態への自動掃除機の切り替え音が音センサーにより集音されていない場合、|M1−M2|が閾値QT未満であり、自動掃除機はON状態を維持していると判断される。また、自動掃除機の動作音がON状態の場合と比べ静かになった場合、自動掃除機はOFF状態になったと判断される。
2.6 実施の形態2の効果
実施の形態2では、遠隔操作の指示通りに家電機器が正常に動作したか否かを示す遠隔操作の結果が携帯機器300に通知される。これにより、例えば、何らかの不具合により、遠隔操作によりエアコンをOFF状態に設定できなかった場合或いはOFF状態にできたか否かが不明である場合、携帯機器300が所定の範囲外に移動するまでに、これらの内容を示す遠隔操作の結果が携帯機器300に通知される。これにより、所定の範囲内にいる間に遠隔操作の結果が通知されたユーザは、家屋100に戻りエアコンを直接OFF状態に設定し、安心して外出できる。
なお、実施の形態2では、監視ログから家電機器がON状態であるかOFF状態であるかを判断する実現例として図29に示す第2実現例が採用されたが、これに限定されず、図18に示す第1実現例が採用されてもよい。また、実施の形態1において、監視ログから家電機器がON状態であるかOFF状態であるかを判断する実現例として第2実現例が採用されていもよい。
3.実施の形態3(帰るまでの時間を表示)
以下、実施の形態3の情報通知システム11について、図面を参照しながら説明する。実施の形態1との差分は、動作不良情報を通知する際に、あわせて、家屋100に戻るまでに要する時間を通知する点にある。図33は、実施の形態3における通知画面G33の一例を示す図である。この通知画面G33では、家屋100に戻るまでに5分掛かるとの情報が、エアコンのネットワーク部の故障を示す情報とあわせて表示されている。
この通知画面G33の例では、エアコンは、OFF状態を示す家電ログを通知したが、電力計及び温度計はON状態を示す監視ログを通知したため、「エアコンからはOFF状態と通知してきましたが、電力計と温度計からはエアコンがON状態であることが確認できています。」とのメッセージが表示されている。
以下では、この差分を中心に説明し、実施の形態1と同じ部分は説明を省略する。
3.1 情報通知システムの構成
情報通知システム11の全体構成、家電機器、及び携帯機器300の構成は、実施の形態1と同じであるため説明を省略する。
図30は、実施の形態3における、サーバ200の構成を示すブロック図である。実施の形態1のサーバ200の構成に加え、所要時間取得部217が設けられている。
3.2 所要時間取得部217
所要時間取得部217は、所要時間取得処理によって、携帯機器300を保持するユーザが家屋100に戻るまでの時間を予測する。そして、サーバ200は、携帯機器300に動作不良情報を通知するのにあわせて、予測した時間を通知する。所要時間取得処理については3.3及び3.4にて具体的に説明する。
3.3 所要時間取得処理の第1実現例
所要時間取得処理の第1実現例は、携帯機器300を保持したユーザが家屋100を出てから通知を受けるまでに要した時間を、そのまま、現在地から家屋100に戻るために要すると予測される時間(以下、予測所要時間と呼ぶ。)とする。このため、ユーザが家屋100を離れたと判断される時点から時間計測が開始され、不一致情報を通知されるまで、時間の計測が継続される。そして、不一致情報とあわせて、計測した時間が予測所要時間として携帯機器300に通知される。
図31は、所要時間取得部217を中心にして行われる所要時間取得処理の第1実現例を示すフローチャートである。
(S2111)
所要時間取得部217は、携帯機器300が家屋100を離れたか否かを確認する。ここで、所要時間取得部217は、携帯機器300の位置情報が、例えば、図10に示す距離Mの半径の円の内側から外側に変化した場合に、携帯機器300が家屋100から離れたと判断すればよい。S2111において、携帯機器300が家屋100から離れたと判断された場合(S2111でYES)、処理はS2112に進み、携帯機器300が家屋100から離れていないと判断された場合(S2111でNO)、処理がS2111に戻る。
(S2112)
所要時間取得部217は、携帯機器300が家屋100を離れた段階で予測所要時間の計測を開始する。
(S2113)
通知判断部204は、家電ログ及び監視ログが一致しているか否かを示すログ判断部216による判断結果と、携帯機器300が所定の範囲内にあるとの所定範囲判断部206による判定結果とに応じて、動作不良情報を携帯機器300に通知する必要があるか否かを判定する。この処理は、図6におけるS107,S108と同じである。つまり、家電ログ及び監視ログが不一致の家電機器があり、且つ、携帯機器300が所定の範囲内にある場合、S2113でYESと判定される。一方、家電ログ及び監視ログが不一致の家電機器がない、又は、携帯機器300が所定の範囲内にない場合、S2113でNOと判定される。
S2113において、動作不良情報を通知する必要があると判断された場合(S2113でYES)、処理がS2114に進む。一方、動作不良情報を通知する必要がないと判断された場合(S2113でNO)、処理がS2113に戻される。
(S2114)
所要時間取得部217は、S2113でYESと判定された場合、S2112で計測が開始された時間を確認し、その時間を予測所要時間として決定する。そして、携帯通知部214は、予測所要時間を、不一致情報とあわせて、携帯機器300に通知する。
3.4 所要時間取得処理の第2実現例
所要時間取得処理の第1実施例では、家屋100を出てから現在地に至るまでに途中でユーザが寄り道をした場合又はユーザが途中で誰かと立ち話をした場合などでは、家屋100を出てから現在地に到達するまでに要した時間と、現在地から家屋100へ戻るまでに要する時間とに差が生じると考えられる。所要時間取得処理の第2実現例は、家屋100を出てから現在地までの距離と速度とから予測所要時間を算出する。これにより、家屋100に戻るまでの予測所要時間がより正確に計算される。
サーバ200の所要時間取得部217は、携帯機器300から携帯機器300の位置情報を定期的に受け取り、携帯機器300の移動速度を求める。これにより、所要時間取得部217は、携帯機器300が自転車で移動しているのか、徒歩で移動しているのかを判別できる。一方、所要時間取得部217は、携帯機器300の移動した距離は地図情報から取得する。
図32は、所要時間取得部217を中心にして行われる所要時間取得処理の第2実現例を示すフローチャートである。
(S2115)
所要時間取得部217は、時刻t1及び時刻t2の差、並びに地図情報から移動距離mを計算する。そして、所要時間取得部217は、v=m/(t2−t1)より携帯機器300の移動速度を計算する。ここで、予測所要時間の算出タイミングを時刻t2とすると、時刻t2は、例えば、最新の位置情報の通知時刻が採用され、時刻t1は、例えば、最新の位置情報よりも1つ前に通知された位置情報の通知時刻が採用される。移動距離mの算出については、図14のS1085と同じである。
(S2116)
所要時間取得部217は、地図情報から、家屋100と現在の携帯機器300との間のルート距離Rを求める。ここで、ルート距離Rは、カーナビゲーションシステム等で一般的に用いられる経路探索処理によって算出される最短経路或いは最適経路である。ここで、最短経路は移動距離が最短の経路を指す。また、最適経路は、信号の有無や歩道の有無等が考慮された移動時間が最短となる経路である。具体的には、地図情報上に現在地と家屋100の位置がプロットされ、ダイクストラ法やA−starアルゴリズム等の経路探索アルゴリズムを用いて最短経路及び最適経路が探索される。
(S2117)
所要時間取得部217は、T=R/vを、現在地から家屋100へ戻るまでに要すると予測される予測所要時間として計算する。そして、携帯通知部214は、所要時間取得部217により計算された予測所要時間を、動作不良情報とあわせて携帯機器300に通知する。
3.5 実施の形態3の効果
実施の形態3では、実施の形態1の効果に加え、動作不良の可能性ある家電機器の状態を確認するために現在地から家屋100へ戻るのに要する予測所要時間が、動作不良情報と併せて携帯機器300に表示される。これにより、現在地から家屋100へ戻り、家電機器の動作状態を確認して再度外出した場合、時間のロスがどの程度生じるかをユーザに知らせることができる。これにより、ユーザは自身のスケジュールと、動作不良の可能性のある家電機器の動作状態を確認せずに外出することのリスク及びデメリットとを考慮して、取るべき行動を選択できる。すなわち、例えば、ON状態の可能性のある家電機器をOFF状態にするために家屋100へ引き返すのか、家屋100へ引き返さずにそのまま目的地等へ向かうのかをユーザは選択できる。また、家屋100へ引き返す選択をした場合、ユーザは、自身のスケジュールにどの程度の遅れが生じるかを予測することもできるため、ユーザにとって有用である。
4.実施の形態4(実際に移動した距離に基づく通知)
実施の形態1では、動作不良情報は、ユーザが家屋100から所定の半径を有する円内にいる間に、ユーザが所有する携帯機器300に通知されていた。つまり、実施の形態1では、所定の半径を有する円内にユーザが存在する場合、通知を受けたユーザは、家電機器の動作状態を確認するために家屋100に引き返すことが容易な範囲にいるとみなされていた。
一方、実施の形態4では、所定の半径を有する円ではなく、家屋100からユーザが離れる場合の実際の移動距離を用いてユーザが所定の範囲内に存在するか否かが判断される。例えば、家屋100から東にユーザが移動する場合、道が非常に複雑であるため、家屋100からの直線距離が短いにも拘わらず、ユーザの移動距離が直線距離に比べて長くなることがある。一方、ユーザが西に移動する場合、道が直線的であるため、家屋100からの直線距離と移動距離とがほぼ同じ距離になることがある。これらの場合、所定の半径を有する円内にユーザが存在するからといって、ユーザが家屋100に引き返すのが容易であるとは単純に断定できない。これらの場合、実際の移動距離でユーザが家屋100に引き返すのが容易であるか否かを判断することが妥当である。
図36は、実施の形態4において、動作不良情報をユーザに通知するための通知画面G36の一例を示す図である。図36では、家屋100からのユーザの移動距離が500m以下である場合に動作不良情報をユーザに通知するための通知画面G36が示されている。そのため、通知画面G36には、「このお知らせは、あなたが自宅から移動された距離が500mに達するまでに、家の状態を確認し、通知させていただきました。」と表示されている。
また、通知画面G36では、通知画面G19と同様、エアコンのネットワーク部が故障している可能性があるため、「エアコンはネットワーク部が故障しているようです。エアコンからはOFF状態と通知してきましたが、電力計と温度計からはエアコンがON状態であることが確認できています。」とのメッセージが表示されている。
4.1 情報通知システムの構成
実施の形態4において、情報通知システム11の全体構成と、家電機器101及び携帯機器300の構成とは、実施の形態1と同じであるため省略する。
図33は、実施の形態4における、サーバ200の構成を示すブロック図である。実施の形態1のサーバ200の構成に加え、移動距離算出部215が設けられている。
4.1.1 移動距離算出部215
移動距離算出部215は、携帯機器300の位置情報の変化を、家屋100から外出した時点から地図情報上で追跡し、その移動距離を算出する。
4.2 情報通知システムの動作
情報通知システム11の動作は、図6で示す実施の形態1と同じである。ただし、携帯機器300が所定の範囲内にあるかを判断するS108の動作が異なる。ここでは、その差分の所定の範囲の判断について説明する。
図35は、実施の形態4において、図6のS108の処理の詳細を示すフローチャートである。
(S10410)
移動距離算出部215は、携帯機器300の位置情報から、携帯機器300が家屋100を離れたか否かを判断する。
(S10411)
移動距離算出部215は、家屋100からの携帯機器300の移動距離の計測を開始する。
(S10412)
移動距離算出部215は、定期的に通知される携帯機器300の位置情報と地図情報とを用いて携帯機器300の移動経路を追跡し、移動距離を計測する。例えば、移動距離算出部215は、携帯機器300から通知される位置情報が示す位置を地図情報上にプロットしていき、プロットした位置を道路に沿って繋いでいくことで携帯機器300の移動経路を追跡する。そして、移動距離算出部215は、追跡した移動経路の長さを求め、求めた長さに対応する実際の距離を、携帯機器300の移動距離として計測する。
(S10413)
所定範囲判断部206は、移動距離算出部215が計測した移動距離が、所定の距離(ここでは、dとする)未満であれば(S10413でYES)、携帯機器300は所定の範囲内に存在すると判断し、処理をS10412に戻す。一方、移動距離が所定の距離d以上であれば(S10413でNO)、携帯機器300は所定の範囲外に存在すると判断される。
4.3 実施の形態4の効果
実施の形態1では携帯機器300の位置が家屋100から直線的にどの程度離れた距離に存在しているかによって、ユーザが所定の範囲(動作不良情報を通知する範囲)内に存在するか否かが判断されていた。これに対し、実施の形態4では、地図情報を用いて携帯機器300の実際の移動距離を計算し、その移動距離を用いて携帯機器300が所定の範囲内に存在するか否かが判断されている。これにより、例えば、東に移動する場合には道が非常に複雑で、家屋100からの直線距離が短いにも拘わらず移動距離が長くなる一方、西に移動する場合は、家屋100からの移動距離が直線的になる場合などにおいても、ユーザが引き返すことが可能な範囲を正確に判断できる。
5.その他の変形例
なお、本開示を上記各実施の形態に基づいて説明してきたが、本開示は、上記各実施の形態に限定されないのは勿論である。以下のような場合も本開示に含まれる。
(1)実施の形態1では、携帯機器300が所定の範囲にいる間に通知を受ける。また、実施の形態1では、所定の範囲が、携帯機器300が家屋100から距離Lの範囲、或いは距離Mから距離Lまでの範囲であったが、本開示はこれに限定されない。例えば、家屋100にいる間だけ携帯機器300に動作不良情報の通知が行われてもよい。この場合、家屋100にいる間、ユーザは、携帯機器300を通じて、家電ログ及び監視ログが不一致の家電機器があれば、動作不良情報が通知される。一方、家屋100から外出すると、家電ログ及び監視ログが不一致の家電機器があっても、そのことが通知されないため、外出先で他人により携帯機器300の内容が閲覧されたとしても、家屋100内の家電機器に関する情報が他人に知られずにすむ。
(2)実施の形態1〜4では、家屋100内のネットワーク、家屋100及びサーバ200間のネットワーク、サーバ200及び携帯機器300間のネットワークとして、それぞれ、LAN、インターネット、4G通信網が採用されたが、本開示はこれに限定されない。これらのネットワークは別であってもよいし、同じであってもよい。例えば、家電機器はルータを介さずに、直接サーバ200に4G通信網を介して接続されてもよい。また、これらのネットワークとしては、有線通信ネットワーク及び無線通信ネットワークのどちらが採用されてもよい。
(3)実施の形態1〜4では、携帯機器300は定期的にサーバ200に位置情報を通知していたが、本開示はこれに限定されない。サーバ200からの問い合わせに応じて位置情報は通知されてもよいし、携帯機器300がある場所を通ったといったイベントを契機にしてサーバ200に位置情報が通知されてもよい。
(4)実施の形態1〜4では、サーバ200は家電機器或いは監視機器に対して、1回だけ問い合わせを行い、その問い合わせに対する応答から家電機器の動作状態を判断してもよいし、複数回問い合わせを行い、複数の応答から家電機器の動作状態を判断してもよい。なお、複数の応答からある家電機器の動作状態を判断した際に、各応答に対して異なる判断結果が得られることもある。この場合、サーバ200は、予めルールを定めておき、そのルールにしたがって、家電機器の動作状態を判断すればよい。ここで、ルールとしては、例えば、最新の応答に対する判断結果を採用するといったルールや、過去一定期間に得られた判断結果のうち最も多い判断結果を採用するといったルールが採用されればよい。
(5)実施の形態1〜4においては、監視機器は電力計、温度計、音センサーなど単体のデバイスが採用されているが、本開示はこれに限定されない。ある家電機器に別の家電機器を監視できる機能モジュールが組み込まれていれば、その機能モジュールを持つ家電機器が監視機器として採用されてもよい。例えば、カメラ機能付きの自動掃除機のカメラ機能を用いて、エアコンの動作状態が確認されてもよい。この場合、このカメラ機能にエアコンの電源ランプを撮像させ、サーバ200は撮像された画像を監視ログとして取得する。そして、サーバ200は、この画像に対して画像認識を行い、電源ランプが点灯しているか否かを判断し、電源ランプが点灯していればエアコンはON状態にあり、電源ランプが消灯していればエアコンはOFF状態にあると判断すればよい。
(6)実施の形態1においては、家屋100内の全ての家電機器を対象にして、家電ログ及び監視ログに不一致の家電機器があるか否かを判断し、携帯機器300に通知している。本開示はこれに限定されず、特定の家電機器をユーザに指定させ、指定された家電機器の動作状態をユーザに通知してもよい。
図37は、実施の形態1の変形例における情報通知システム11の動作を示すシーケンス図である。
S101は図6のS101と同じである。
S110では、携帯機器300は、動作状態を確認するための家電機器を指定するためのユーザの指示を受け付け、指定された家電機器を示す情報をサーバ200に送信する。図38は、ユーザが動作状態を確認するための家電機器を指定する際に携帯機器300に表示される指定画面G38の一例を示す図である。この指定画面G38では、エアコン及び自動掃除機が指定可能な指定画面が示されている。ユーザは、希望する家電機器に対応するチェックボックスC38にチェックマークを入力することで、家電機器を指定する。ここでは、エアコンに対応するチェックボックスC38にチェックマークが入力されており、エアコンが指定されている。なお、指定画面G38において、エアコン及び自動掃除機が指定対象として表示されているのは、これらの家電機器が該当するユーザの家屋100に設置されており、且つ、管理対象としてサーバ200に登録されているからである。したがって、ユーザの家屋100に設置された他の家電機器が管理対象としてサーバ200に登録されているのであれば、他の家電機器も指定画面G38に指定対象として表示される。
S102では、サーバ200の問い合わせ処理部208は、対応表H17を参照し、S110で指定された家電機器に対応する監視機器を確認する。ここでは、S110においてエアコンが指定されているため、対応表H17から電力計及び温度計が監視機器として特定される。
S103では、サーバ200の問い合わせ処理部208は、家電機器101(エアコン)、監視機器103(電力計)、及び監視機器104(温度計)に対して問い合わせを送信する。
S104〜S106では、家電機器101(エアコン)は家電ログをサーバ200に送信すると共に、監視機器103(電力計)及び監視機器104(温度計)は監視ログをサーバ200に送信する。
S107では、サーバ200のログ判断部216は、図7に示す運転状態判断テーブルT7を用いて、エアコンの家電ログ及び監視ログが不一致であるか否かを判断する。判断の詳細は実施の形態1と同じである。
S108では、サーバ200の所定範囲判断部206は、携帯機器300が所定の範囲内に存在するか否かを判断する。この処理の詳細は実施の形態1と同じである。
S109では、携帯機器300が所定の範囲内に存在すると判断された場合(S108で範囲内)、サーバ200の通知判断部204は、S107の判断結果を通知する必要があると判断し、判断結果を携帯機器300に送信する。一方、携帯機器300が所定の範囲外に存在すると判断された場合(S108で範囲外)、サーバ200の通知判断部204は、S107の判断結果を通知する必要はないと判断し、処理を終了する。
そして、携帯機器300は、判断結果をユーザに通知するための通知画面を表示する。ここで、携帯機器300は、例えば、図19に示す通知画面G19を表示すればよい。具体的には、S107の判断結果が家電ログ及び監視ログが不一致であるとの判断結果である場合、図19に示す通知画面G19が表示される。一方、S107の判断結果が家電ログ及び監視ログが一致するとの判断結果である場合、指定された家電機器101(エアコン)は正常に動作している旨の情報が記載された通知画面が表示される。
図37のS110では、ユーザは1つの家電機器を指定しているが、複数の家電機器を指定してもよい。この場合、複数の家電機器のそれぞれについてS107の判断結果が算出され、携帯機器300に通知される。例えば、S107において、エアコンは家電ログ及び監視ログが一致しているが、自動掃除機は家電ログ及び監視ログが不一致であるとの判断結果が得られたとする。この場合、正常に動作しているが、自動掃除機は家電ログ及び監視ログが不一致である旨の情報が記載された通知画面が携帯機器300に表示される。
また、この例では、確認対象となる家電機器は、携帯機器300を用いてユーザにより指定された家電機器が採用されているが、サーバ200で予め確認対象として登録された家電機器が採用されてもよい。この場合、サーバ200は、ユーザにより予め登録された確認対象の家電機器を示す情報をメモリに記憶しておき、例えば、定期的或いはユーザにより指示されたときに図37の処理を実行し、確認対象の家電機器についての判断結果を携帯機器300に通知すればよい。
また、この変形例において、判断結果を通知する際に、実施の形態3で示した家屋100に戻るまでの予測所要時間を併せて通知してもよい。
(7)実施の形態1〜4においては、携帯機器300の位置情報の取得にGPSが利用されているが、GPS以外の衛星測位システムが用いられてもよいし、その他の測位システムが用いられてもよい。
なお、上記態様において説明された技術は、例えば、以下のクラウドサービスの類型において実現されうる。しかし、上記態様において説明された技術が実現されるクラウドサービスの類型はこれらに限られるものでない。
(サービスの類型1:自社データセンタ型クラウドサービス)
図40は、サービスの類型1(自社データセンタ型クラウドサービス)における情報管理システムが提供するサービスの全体像を示す図である。本類型では、サービスプロバイダ4120がグループ4100から情報を取得し、ユーザに対してサービスを提供する。本類型では、サービスプロバイダ4120が、データセンタ運営会社の機能を有している。すなわち、サービスプロバイダ4120が、ビッグデータを管理するクラウドサーバ4111を保有している。したがって、データセンタ運営会社は存在しない。
本類型では、サービスプロバイダ4120は、データセンタ(クラウドサーバ)4203を運営及び管理している。また、サービスプロバイダ4120は、オペレーティングシステム(OS)202及びアプリケーション4201を管理する。サービスプロバイダ4120は、サービスプロバイダ4120が管理するOS4202及びアプリケーション4201を用いてサービスを提供する(矢印204)。
(サービスの類型2:IaaS利用型クラウドサービス)
図41は、サービスの類型2(IaaS利用型クラウドサービス)における情報管理システムが提供するサービスの全体像を示す図である。ここで、IaaSとは、インフラストラクチャー・アズ・ア・サービスの略であり、コンピュータシステムを構築及び稼動させるための基盤そのものを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社4110が、データセンタ4203(クラウドサーバ)を運営及び管理している。また、サービスプロバイダ4120は、OS4202及びアプリケーション4201を管理する。サービスプロバイダ4120は、サービスプロバイダ4120が管理するOS4202及びアプリケーション4201を用いてサービスを提供する(矢印204)。
(サービスの類型3:PaaS利用型クラウドサービス)
図42は、サービスの類型3(PaaS利用型クラウドサービス)における情報管理システムが提供するサービスの全体像を示す図である。ここで、PaaSとは、プラットフォーム・アズ・ア・サービスの略であり、ソフトウェアを構築及び稼動させるための土台となるプラットフォームを、インターネット経由のサービスとして提供するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社4110は、OS4202を管理し、データセンタ4203(クラウドサーバ)を運営及び管理している。また、サービスプロバイダ4120は、アプリケーション4201を管理する。サービスプロバイダ4120は、データセンタ運営会社4110が管理するOS4202及びサービスプロバイダ4120が管理するアプリケーション4201を用いてサービスを提供する(矢印204)。
(サービスの類型4:SaaS利用型クラウドサービス)
図43は、サービスの類型4(SaaS利用型クラウドサービス)における情報管理システムが提供するサービスの全体像を示す図である。ここで、SaaSとは、ソフトウェア・アズ・ア・サービスの略である。SaaS利用型クラウドサービスは、例えば、データセンタ(クラウドサーバ)を保有しているプラットフォーム提供者が提供するアプリケーションを、データセンタ(クラウドサーバ)を保有していない会社又は個人などの利用者がインターネットなどのネットワーク経由で使用できる機能を有するクラウドサービス提供モデルである。
本類型では、データセンタ運営会社4110は、アプリケーション4201を管理し、OS4202を管理し、データセンタ4203(クラウドサーバ)を運営及び管理している。また、サービスプロバイダ4120は、データセンタ運営会社4110が管理するOS4202及びアプリケーション4201を用いてサービスを提供する(矢印204)。
以上、いずれのクラウドサービスの類型においても、サービスプロバイダ4120がサービスを提供する。また、例えば、サービスプロバイダ又はデータセンタ運営会社は、OS、アプリケーション、又はビックデータのデータベース等を自ら開発してもよいし、また、第三者に外注させてもよい。
本開示に係る情報通知方法は、家屋内の一以上の家電機器の状態を管理する情報管理システムにおける情報通知方法にとって有用である。

Claims (21)

  1. 家屋内の一以上の家電機器の状態を示す情報を管理する情報管理システムにおける情報通知方法であって、
    第1ネットワークを介して前記一以上の家電機器の中の一の家電機器の動作状態を含むログ情報を前記一の家電機器から受信し、
    前記第1ネットワークを介して前記一の家電機器の動作状態を示す情報を他の家電機器から受信し、前記他の家電機器は前記一の家電機器の動作状態を監視可能であり、
    前記家電機器のユーザの表示端末の位置情報を前記表示端末から受信し、
    前記家屋の位置情報を前記表示端末の位置情報と比較して前記表示端末の位置が前記家屋から所定距離の範囲内であると判断した場合であって、前記一の家電機器から受信した前記ログ情報と、前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報とが一致しないと判断された場合、
    前記表示端末の位置が前記家屋から前記所定距離の範囲内に含まれる間に、第2ネットワークを介して、前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記表示端末へ提供する、
    情報通知方法。
  2. 前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとは同一ネットワークである、
    請求項1記載の情報通知方法。
  3. 前記第1ネットワークと前記第2ネットワークとは異なるネットワークである、
    請求項1記載の情報通知方法。
  4. 地図情報を管理するデータベースを用いて、前記表示端末の位置情報が示す位置を含む地域の地域地図情報を取得し、
    前記定期的に受信する前記表示端末の位置情報を受信時刻とともに管理し、
    前記表示端末の位置情報の時間変化に基づいて前記表示端末の移動速度を算出し、
    前記算出された前記表示端末の移動速度及び前記地域地図情報を用いて前記表示端末の位置が前記家屋から所定距離の範囲内であるか否かを判断する、
    請求項1から請求項3のいずれか一に記載の情報通知方法。
  5. 前記一の家電機器に対応する前記他の家電機器を示す対応情報を管理し、
    前記対応情報に基づいて前記一の家電機器に対応付けられた前記他の家電機器を選択する、
    請求項1から請求項4のいずれか一に記載の情報通知方法。
  6. 前記表示端末の位置が前記家屋の位置と一致せず、且つ前記所定距離の範囲内に含まれる間に、前記第2ネットワークを介して、前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記表示端末へ提供する、
    請求項1記載の情報通知方法。
  7. 前記表示端末の位置が前記家屋の位置と一致し、且つ前記所定距離の範囲内に含まれる間に、前記第2ネットワークを介して、前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記表示端末へ提供する、
    請求項1記載の情報通知方法。
  8. 地図情報を管理するデータベースを用いて、前記表示端末の位置情報が示す位置を含む地域の地域地図情報を取得し、
    前記表示端末から受信した前記表示端末の位置情報の変化を前記地域地図情報上で追跡し、
    前記追跡した前記表示端末の位置情報の変化に基づき前記地域地図情報上で前記家屋までのルート及び前記表示端末の移動速度を判断し、
    前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記表示端末へ提供するときに、前記判断されたルート及び移動速度を用いて前記表示端末のユーザが前記家屋に戻るまでの時間を算出し、
    前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報と共に、前記算出した時間に基づいて前記表示端末のユーザが前記家屋に戻るまでの時間を示す情報を提供する、
    請求項1記載の情報通知方法。
  9. 前記表示端末が前記家屋に対応する領域から離れたときからの経過時間をカウントし、前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記表示端末へ提供するときに、前記カウントされた時間を取得し、
    前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報と共に、前記取得した時間に基づいて前記表示端末のユーザが前記家屋に戻るまでの時間を示す情報を提供する、
    請求項1記載の情報通知方法。
  10. 前記表示端末の位置情報は、前記表示端末から定期的に受信する、
    請求項1から請求項9のいずれか一に記載の情報通知方法。
  11. 前記他の家電機器は、前記第1ネットワークを通じて前記情報管理システムに接続され、前記家屋における使用電力量を検出する電力計であって、
    前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報は、前記第1ネットワークを介して前記電力計から受信した前記使用電力量を示す情報である、
    請求項1から請求項10のいずれか一に記載の情報通知方法。
  12. 前記他の家電機器は、前記第1ネットワークを通じて前記情報管理システムに接続され、前記一の家電機器の動作音を収集する集音装置を備え、
    前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報は、前記第1ネットワークを介して前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作音を示す情報である、
    請求項1から請求項10のいずれか一に記載の情報通知方法。
  13. 前記他の家電機器は、前記第1ネットワークを通じて前記情報管理システムに接続され、前記家屋内の温度を測定する電子温度計を備え、
    前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報は、前記第1ネットワークを介して前記他の家電機器から受信した前記家屋内の温度を示す情報である、
    請求項1から請求項10のいずれか一に記載の情報通知方法。
  14. 家屋内の一以上の家電機器の状態を示す情報を管理する情報管理システムにおける情報通知方法であって、
    第1ネットワークを介して一以上の家電機器の中の一の家電機器の動作状態を含むログ情報を前記一の家電機器から受信し、
    前記第1ネットワークを介して前記一の家電機器の動作状態を示す情報を他の家電機器から受信し、前記他の家電機器は前記一の家電機器の動作状態を監視可能であり、
    前記家電機器のユーザの表示端末の位置情報を前記表示端末から受信し、
    地図情報を管理するデータベースを用いて、前記表示端末の位置情報が示す位置を含む地域の地域地図情報を取得し、
    前記表示端末から受信した前記表示端末の時間毎の位置情報の変化を前記地域地図情報上で追跡し、
    前記追跡した前記表示端末の時間毎の位置情報の変化に基づき、前記地域地図情報上で前記表示端末が前記家屋から移動した移動距離および移動速度を算出し、
    前記家屋から所定距離内に前記表示端末がいることが推測される所定の時刻において、算出した前記移動距離および前記移動速度に基づいて、前記表示端末の予測位置を算出し、
    前記一の家電機器から受信した前記ログ情報と、前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報とが一致しないと判断された場合、前記表示端末の前記予測位置が前記家屋から前記所定距離内にあれば、前記所定の時刻に、第2ネットワークを介して、前記一の家電機器が動作不良の可能性がある旨の情報を前記表示端末へ提供する、
    情報通知方法。
  15. 家屋内の一以上の家電機器の状態を示す情報を管理する情報管理システムにおける情報通知方法であって、
    前記一以上の家電機器の中の一の家電機器を指定する情報を管理し、
    第1ネットワークを介して前記一の家電機器の動作状態を含むログ情報を前記一の家電機器から受信し、
    第1ネットワークを介して前記一の家電機器の動作状態を示す情報を他の家電機器から受信し、前記他の家電機器は前記一の家電機器の動作状態を監視可能であり、
    前記一の家電機器から受信した前記ログ情報と、前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報とが一致するか否かを判断し、
    前記家電機器のユーザの表示端末の位置情報を前記表示端末から受信し、
    前記家屋の位置情報を前記表示端末の位置情報と比較して前記表示端末の位置が前記家屋から所定距離の範囲内であると判断した場合、前記表示端末の位置が前記家屋から前記所定距離の範囲内に含まれる間に、前記第2ネットワークを介して、前記一の家電機器から受信した前記ログ情報と、前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報との比較結果を示す情報を前記表示端末へ提供する、
    情報通知方法。
  16. 前記一の家電機器に対応する前記他の家電機器を示す対応情報を管理し、
    前記対応情報に基づいて前記一の家電機器に対応付けられた前記他の家電機器を選択する、
    請求項15記載の情報通知方法。
  17. 地図情報を管理するデータベースを用いて、前記表示端末の位置情報が示す位置を含む地域の地域地図情報を取得し、
    前記表示端末から受信した前記表示端末の位置情報の変化を前記地域地図情報上で追跡し、
    前記追跡した前記表示端末の位置情報の変化に基づき前記地域地図情報上で前記家屋までのルート及び前記表示端末の移動速度を判断し、
    前記比較結果を示す情報を前記表示端末へ提供するときに、前記判断されたルート及び移動速度を用いて前記表示端末のユーザが前記家屋に戻るまでの時間を算出し、
    前記比較結果を示す情報と共に、前記算出した時間に基づいて前記表示端末のユーザが前記家屋に戻るまでの時間を示す情報を提供する、
    請求項15記載の情報通知方法。
  18. 前記表示端末が前記家屋に対応する領域から離れたときからの経過時間をカウントし、
    前記比較結果を示す情報を前記表示端末へ提供するときに、前記カウントされた時間を取得し、
    前記比較結果を示す情報と共に、前記取得した時間に基づいて前記表示端末のユーザが前記家屋に戻るまでの時間を示す情報を提供する
    請求項15記載の情報通知方法。
  19. 前記他の家電機器は、前記第1ネットワークを通じて前記情報管理システムに接続され、前記家屋における使用電力量を検出する電力計であって、
    前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報は、前記第1ネットワークを介して前記電力計から受信した前記使用電力量を示す情報である、
    請求項15から請求項18のいずれか一に記載の情報通知方法。
  20. 家屋内の一以上の家電機器の状態を示す情報を管理する情報管理システムにおける情報通知方法であって、
    前記一以上の家電機器の中の一の家電機器を操作する操作指示を受信し、
    第1ネットワークを介して前記一の家電機器の動作状態を含むログ情報を前記一の家電機器から受信し、
    前記第1ネットワークを介して前記一の家電機器の動作状態を示す情報を他の家電機器から受信し、前記他の家電機器は前記一の家電機器の動作状態を監視可能であり、
    前記一の家電機器を操作する操作指示と、前記一の家電機器から受信した前記ログ情報と、前記他の家電機器から受信した前記一の家電機器の動作状態を示す情報とを照合し、
    前記家電機器のユーザの表示端末の位置情報を前記表示端末から受信し、
    前記家屋の位置情報を前記表示端末の位置情報と比較して前記表示端末の位置が前記家屋から所定距離の範囲内であると判断した場合、前記表示端末の位置が前記家屋から前記所定距離の範囲内に含まれる間に、前記照合結果に基づいて前記一の家電機器へ操作指示が成功したか否かを示す情報を前記表示端末へ提供する、
    情報通知方法。
  21. 前記一の家電機器へ操作指示が成功したか否かを示す情報は、前記一の家電機器に故障の可能性があることを示す情報を含む、
    請求項20記載の情報通知方法。
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