JP5998182B2 - Poiデータ生成装置、端末装置、poiデータ生成方法およびプログラム - Google Patents

Poiデータ生成装置、端末装置、poiデータ生成方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、POIデータ生成装置、端末装置、POIデータ生成方法およびプログラムに関し、特に、誰かが興味を持った特定の場所であるPOI(Point Of Interest)のデータ(以下、これを「POIデータ」と呼ぶ。)を高精度に生成するPOIデータ生成装置、POIデータ生成方法、プログラムおよび端末装置に関する。
従来、POIデータは、主に次のような手順によって生成されている。まず、端末装置がGPSモジュールにより当該端末装置の現在位置を表す緯度経度(以下、端末装置の現在位置を表す緯度経度その他の情報を「地点情報」と呼ぶ。)を取得すると、その地点情報に対応する地名や場所の名称(以下、これを「場所名」と呼ぶ。)等を当該端末装置上でユーザ自身が入力し、その地点情報および場所名からなる位置情報を端末装置からサーバへ送信する。
サーバでは、複数の端末装置から受け取った複数の位置情報に基づいて、場所名、地点情報(緯度経度)、住所、電話番号および説明文からなるPOIデータを生成し、これを1つのレコードとしてPOIデータベースに登録する。このPOIデータベースの構築および管理の際には、管理者が手作業により入力したり、入力内容の変更を行っていた。
また、端末装置の位置情報をサーバに送信し、当該サーバでは、その位置情報に基づいて電子地図上の施設での端末装置の滞在時間を統計処理し、統計的に過去のデータと比べて滞在時間に変動のあった施設をサービス形態の変化した施設として判定し、その施設に対応した地図上のデータを更新する変化施設判定システムが提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2010−238004号公報
しかしながら、POIデータベースの構築および管理の際には、そのPOIデータベースの管理者が手作業により対応していたので、特許文献1の技術によりサービス形態に変更があったと判定した場合でも、その時点で管理者が手作業により場所名等のデータを入力しなければならず、管理者によるメンテナンス作業が煩雑なものとなっていた。
また、管理者によるメンテナンス作業が遅れた場合、POIデータベースの内容が最新の状態に更新されないので、当該POIデータベースの利用者は場所(施設)の変更前の情報を取得してしまうという問題があった。
本発明は上記した従来の問題に鑑みなされたものであり、その目的は、メンテナンスの煩雑さを伴うことなく、現時点における場所に関する情報をリアルタイムかつ正確に反映したPOIデータベースを構築するための高精度かつ高信頼性のPOIデータを生成するPOIデータ生成装置、端末装置、POIデータ生成方法およびプログラムを提供することにある。
この目的を達成するために、本発明に係るPOIデータ生成装置においては、時間に関する情報と場所に関する情報とが互いに関連付けられたスケジュール情報(SC)の中から抽出された前記場所に関する情報と、前記時間に関する情報によって特定される時点で測位された当該端末装置(2)の地点情報とを端末位置情報(S1)として複数取得する端末位置情報取得部(45)と、複数の前記端末位置情報(S1)に含まれる前記場所に関する情報および前記地点情報に基づいて場所に関する情報と地点情報とが関連付けられたPOI(Point Of Interest)データを生成するPOI生成部(52)とを備えるようにする。
本発明において、前記POI生成部(52)は、前記端末装置(2)が前記スケジュール情報(SC)で設定された前記場所に滞留していると前記地点情報に基づいて判定された端末位置情報(S1)を用いてPOIデータを生成するようにしてもよい。
本発明において、前記POI生成部(52)は、前記地点情報に基づいてクラスタリングされた前記複数の端末位置情報(S1)のうち、所属する端末位置情報(S1)の数が所定の閾値よりも大きいクラスタに含まれる端末位置情報(S1)を除いた他の端末位置情報(S1)を用いてPOIデータを生成するようにしてもよい。
本発明において、前記POI生成部(52)は、前記地点情報に含まれる誤差情報が所定の閾値よりも小さい地点情報を含む端末位置情報(S1)を用いてPOIデータを生成するようにしてもよい。
本発明において、前記POI生成部(52)は、前記場所に関する情報が一致する前記端末位置情報(S1)が所定数に到達した場合、前記場所に関する情報が一致する前記所定数の端末位置情報(S1)を用いて前記POIデータを生成するようにしてもよい。
本発明において、前記POI生成部(52)は、前記所定数の端末位置情報(S1)にそれぞれ対応した複数の地点情報に対する正規分布のX%信頼区間(Xは0より大きく100より小さい有理数)に含まれる複数の地点情報に対応した複数の端末位置情報(S1)を用いてPOIデータを生成するようにしてもよい。
本発明において、前記POI生成部(52)は、前記X%信頼区間に含まれる前記複数の端末位置情報(S1)に対して階層的クラスタリングを行い、複数のクラスタにクラスタリングされた場合、複数のクラスタ毎にそれぞれ対応した複数のPOIデータを生成するようにしてもよい。
本発明に係る端末装置において、自己の現在位置を示す地点情報を測位する測位部(25)と、時間に関する情報と場所に関する情報とが互いに関連付けられたスケジュール情報(SC)を記憶する記憶部(22)と、前記スケジュール情報(SC)の中から読み出した前記場所に関する情報と、前記スケジュール情報(SC)において当該場所に関する情報と関連付けられた前記時間に関する情報によって特定された時点で、前記測位部(25)により測位された前記地点情報とを対応付けて端末位置情報(S1)を生成する端末位置情報生成部(32)と、前記端末位置情報(S1)をサーバ(7)へ送信する送信部(24)とを備えるようにする。
本発明において、前記端末装置(2)が前記スケジュール情報(SC)で設定された前記場所に滞留しているか否かを判定する制御部(21)とを備え、前記送信部(24)は、前記端末装置(2)が前記スケジュール情報(SC)で設定された前記場所に滞留していると判定されたときの前記地点情報に対応した端末位置情報(S1)を前記サーバ(7)へ送信するようにしてもよい。
本発明において、前記制御部(21)は、前記地点情報に基づいてクラスタリングした前記複数の端末位置情報(S1)のうち、所属する端末位置情報(S1)の数が所定の閾値よりも大きいクラスタに含まれる端末位置情報と、その端末位置情報を除いた他の端末位置情報とを判定する判定部(34)とを備え、前記送信部(24)は、前記判定部(34)により前記クラスタに含まれることのない前記他の端末位置情報を前記サーバ(7)へ送信するようにしてもよい。
本発明において、前記制御部(21)は、前記端末装置(2)によって測位されたときの前記地点情報に含まれる誤差情報が所定の閾値よりも小さい地点情報を含む端末位置情報(S1)を前記サーバ(7)へ送信するようにしてもよい。
本発明に係るPOIデータ生成方法においては、端末装置(2)のスケジュール情報(SC)の中から抽出した場所に関する情報と、前記端末装置(2)が前記場所に存在するときに測位された当該端末装置(2)の地点情報とを端末位置情報(S1)として端末位置情報取得部(45)により複数取得する端末位置情報取得ステップと、前記複数の端末位置情報(S1)に含まれる前記場所に関する情報および前記地点情報に基づいてPOI生成部(52)により前記場所を特定するためのPOI(Point Of Interest)データを生成するPOI生成ステップとを有するようにする。
本発明に係るプログラムにおいては、コンピュータに対し、端末装置(2)のスケジュール情報(SC)の中から抽出した場所に関する情報と、前記端末(2)が前記場所に存在するときに測位された当該端末装置(2)の地点情報とを端末位置情報(S1)として複数取得する端末位置情報取得ステップと、前記複数の端末位置情報(S1)に含まれる前記場所に関する情報および前記地点情報に基づいて前記場所を特定するためのPOI(Point Of Interest)データを生成するPOI生成ステップとを実行させるようにする。
本発明によれば、スケジュール情報(SC)に含まれる時間に関する情報により特定される時点で測位された端末装置(2)の地点情報と、スケジュール情報(SC)に含まれる場所に関する情報とを端末位置情報(S1)として得、これら複数の端末位置情報(S1)に含まれる場所に関する情報および地点情報に基づいて、場所に関する情報と地点情報とを関連付けることにより、一段と高精度かつ信頼性の高いPOIデータを生成することができる。
本発明において、POI生成部(52)が、さらにスケジュール情報(SC)で設定された場所に端末装置(2)が滞留していると地点情報に基づいて判定された端末位置情報(S1)を用いてPOIデータを生成することによって、端末装置(2)が実際にその場所に存在していたときの端末位置情報(S1)を用いて信頼性の高いPOIデータを生成することが可能となる。
本発明において、POI生成部(52)が、さらに、地点情報に基づいてクラスタリングされた複数の端末位置情報(S1)のうち、所属する端末位置情報(S1)の数が所定の閾値よりも大きいクラスタに含まれる端末位置情報(S1)を除いた他の端末位置情報(S1)を用いてPOIデータを生成することによって、端末装置(2)が頻繁に存在することのない馴染みの少ない一般的な表現で特定される場所の端末位置情報(S1)に基づいて誰でもが容易に認識可能なPOIデータを生成することが可能となる。
本発明において、POI生成部(52)が、さらに、地点情報に含まれる誤差情報が所定の閾値よりも小さい地点情報を含む端末位置情報(S1)を用いてPOIデータを生成することによって、誤差情報が閾値よりも小さい精度の高い地点情報を含む端末位置情報(S1)を用いて信頼性の高いPOIデータを生成することが可能となる。
本発明において、POI生成部(52)が、さらに、場所に関する情報が一致した端末位置情報(S1)が所定数に到達した場合、場所に関する情報が一致した所定数の端末位置情報(S1)を用いてPOIデータを生成することによって、場所に関する情報が一致しない端末位置情報(S1)が混在することがなく、場所に関する情報が一致する信頼性の高い端末位置情報(S1)に基づいて信頼性の高いPOIデータを生成することが可能となる。
本発明において、POI生成部(52)が、さらに、所定数の端末位置情報(S1)にそれぞれ対応した複数の地点情報に対する正規分布のX%信頼区間(Xは0より大きく100より小さい有理数)に含まれる複数の地点情報に対応した複数の端末位置情報(S1)に対応した複数の端末位置情報(S1)を用いてPOIデータを生成することによって、最も確からしい地点情報から懸け離れた地点情報に対応した端末位置情報(S1)に基づいてPOIデータが生成されることを回避して、信頼性の高い高精度なPOIデータを生成することが可能となる。
本発明において、POI生成部(52)が、さらに、X%信頼区間に含まれる複数の端末位置情報(S1)に対して階層的クラスタリングを行い、複数のクラスタにクラスタリングされた場合、複数のクラスタ毎にそれぞれ対応した複数のPOIデータを生成することによって、複数の端末位置情報(S1)に対応した複数の地点情報が一つの建物に相当するような場合、その一つの建物内に、クラスタ毎にそれぞれの場所の名称が対応付けられたPOIデータを生成することが可能となる。
本発明によれば、自己の現在位置を示す地点情報を測位する測位部(25)と、時間に関する情報と場所に関する情報とが互いに関連付けられたスケジュール情報(SC)を記憶する記憶部(22)と、スケジュール情報(SC)の中から読み出した場所に関する情報と、スケジュール情報(SC)において当該場所に関する情報と関連付けられた時間に関する情報によって特定された時点で、測位部(25)により測位された地点情報とを対応付けて端末位置情報(S1)を生成する端末位置情報生成部(32)と、端末位置情報(S1)をサーバ(7)へ送信する送信部(24)とを備えることにより、端末装置(2)のスケジュール情報(SC)の中から場所に関する情報を読み出したときの当該場所に関する情報と、端末装置(2)がその場所に存在するときに測位手段(25)により測位された当該端末の地点情報とを対応させた1つの端末位置情報(S1)をサーバ(7)へ送信することができる。これにより、当該サーバ(7)において、スケジュール情報(SC)に含まれる場所に端末装置(2)が存在するときに測位した端末装置(2)の地点情報と、その場所に関する情報とを対応させた端末位置情報(S1)に基づいて信頼性の高い高精度なPOIデータを生成させることができる。
第1の実施の形態におけるPOIデータベース構築システムの全体構成を示すシステム構成図である。 第1の実施の形態に係る端末装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態における端末装置の制御手段によるソフトウェア機能部を示す図である。 第1の実施の形態における場所名および地点情報の組み合わせからなる端末位置情報の説明に供する図である。 第1の実施の形態におけるベクトルを用いた滞留判定の説明に供する図である。 第1の実施の形態における階層的クラスタリング手法による2次元のクラスタ空間を示す図である。 第1の実施の形態における階層的クラスタリング手法による3次元のクラスタ空間を示す図である。 第1の実施の形態におけるサーバの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるサーバの制御手段によるソフトウェア機能部を示す図である。 第1の実施の形態における端末装置による端末位置情報送信処理手順を示すフローチャートである。 第1の実施の形態におけるサーバによるPOIデータの生成および送信処理手順を示すフローチャートである。 第4の実施の形態におけるPOIデータベース構築システムの全体構成を示すシステム構成図である。 第4の実施の形態における同行検出装置の構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
<概要>
本実施の形態によるPOIデータ生成装置は、端末装置のアプリケーションプログラムであるスケジューラのカレンダーに記載されたスケジュール情報に含まれる場所の名称と、当該端末装置の使用者がスケジュール情報の時刻にしたがって当該場所に移動したときのGPSモジュールにより得られる地点情報(緯度経度)とを端末位置情報として複数の端末装置から受け取り、これら複数の端末位置情報に基づいて場所の名称と地点情報(緯度経度)とを組み合わせたPOIデータを生成し、これを用いてPOIデータベースを最新の状態に更新するものである。
<第1の実施の形態>
<POIデータベース構築システムの全体構成>
図1には、第1の実施の形態におけるPOIデータベース構築システム1の全体構成を示す。
このPOIデータベース構築システム1は、複数の端末装置2乃至4と、当該端末装置2乃至4と無線通信する基地局5と、当該基地局5とインターネット等のネットワーク6を介して接続されたサーバ7と、当該サーバ7に接続されたPOIデータベース8とによって構成されている。
<端末装置>
端末装置2乃至4は、例えばGPS機能を搭載したスマートフォンである。端末装置2乃至4は、この3台に限る訳ではなく、更に多くの台数の端末装置であってもよい。
ここで、端末装置2乃至4は全て同一の構成であると仮定して、便宜上、端末装置2の構成についてのみ説明する。なお端末装置2乃至4はスマートフォンに限るものではなく、同様の構成を有するモバイル型のパーソナルコンピュータやゲーム機器、カメラ等であってもよい。
図2および図3に示すように、端末装置2は、CPU(Central Processing Unit)からなり各部を統括制御する制御部21、コンピュータプログラムとしての基本プログラムや各種のアプリケーションプログラム(以下、これを「アプリ」と呼ぶ。)を記憶したり、当該端末装置2の使用者のプロフィール情報等の各種データを記憶する半導体メモリ等からなる記憶部としてのメモリ22、アプリの一つであるスケジューラ31にしたがってカレンダー画面を表示したり、スケジュール情報を通知するLCD等からなる表示部23、基地局5と無線通信する送受信部24、および、端末装置2の現在位置の地点(緯度経度)を測位するGPSモジュール25を備えている。
また、本発明における端末装置2は、メモリ22にアプリをインストールし、コンピュータの各種ハードウェア資源と基本プログラムやアプリとが協働することによって実現される。ここで、基本プログラムやアプリは、コンピュータ読取可能な記録媒体や記憶装置に格納された状態で端末装置2に提供されても良く、或いは電気通信回線を介して当該端末装置2に提供されても良い。
端末装置2の主な機能部として、コンピュータの各種ハードウェア資源とアプリとの協働により、カレンダーを用いて使用者のスケジュール管理を行うスケジューラ31、カレンダーに記載された場所の名称と、GPSモジュール25により測位した地点情報(緯度経度)等とからなる端末位置情報S1を生成する端末位置情報生成部32、当該端末装置2(使用者)がカレンダーに記載された予定の時間帯中、予定の場所に滞留していたか否かを判定する滞留判定部33、カレンダーにその名称が記載された場所が端末装置2の使用者にとっての馴染みの程度、すなわち馴染み度が高い場所であるか低い場所であるかを判定する馴染み度判定部34、GPSモジュール25により測位した地点情報(緯度経度)に含まれる誤差情報(accuracy情報)に基づいて当該地点情報をサーバ7へ送信するか否かを判定するGPS誤差判定部35、および、端末位置情報S1をサーバ7へ送信する送信部36を備えている。
<スケジューラの構成>
スケジューラ31は、図4に示すように、端末装置2の表示部23に表示したカレンダーCAに使用者がスケジュール情報SCを登録することが可能であり、その登録したスケジュール情報SCに基づいて当該使用者に当該スケジュール情報SCの内容を表示部23に通知することによりスケジュール管理を行うものである。
ここで、カレンダーCAに登録するスケジュール情報SCは、端末装置2のメモリ22に記憶する代わりに、サーバ7の記憶部42(図8)に登録しておくことが可能であり、スケジューラ31は必要に応じてスケジュール情報SCを端末装置2がダウンロードすることができる。
ここで、スケジュール情報SCの内容としては、例えば6月30日月曜日13:00〜14:00までの時刻情報(時間に関する情報)と、例えば「ABC株式会社」等の場所の名所(場所に関する情報)と、目的(例えば「知財打合わせ」)等の各項目別に記載された情報である。
したがって、スケジューラ31は、端末装置2の現在時刻がスケジュール情報SCの開始時刻である13:00になると、当該スケジュール情報SCの内容を表示部23に表示することにより使用者に対してスケジュール内容を通知する。
<滞留判定部の構成>
滞留判定部32は、スケジュール情報SCの時刻情報(13:00〜14:00)によって表される時間帯に端末装置2(使用者)が当該スケジュール情報SCの場所(「ABC株式会社」)に滞留(存在)していたか否かを判定するものである。
一般的に予定として13:00〜14:00と設定されていても、端末装置2(使用者)がその時間帯に少し遅れて到着したり、その時間帯よりも少し早めに到着することがある。また、端末装置2(使用者)がその時間帯の後も引き続き、その場所に留まっていたり、その時間帯が終了する前にその場所から移動してしまうことがある。
そこで、滞留判定部32は、スケジュール情報SCの時刻情報によって表される時間帯の前後の範囲で端末装置2(使用者)が一定の場所に滞留していた滞留時間帯を特定し、その滞留時間帯がスケジュール情報SCから得られた時刻情報によって表される時間帯と一致、一部一致または重複していれば、目的である「知財打合わせ」をその場所(「ABC株式会社」)で行っていたと判定する。
具体的には、滞留判定部32は、スケジュール情報SCの時刻情報(13:00〜14:00)に対応した時点でGPSモジュール25により測位した地点情報(例えば、緯度(35.66abcd)、経度(139.73abcd))を用い、図5に示すようなベクトルa〜gを生成する。
この場合、13:00の地点から13:10の地点までの移動距離および移動方向を示すベクトルa、13:10の地点から13:20の地点までの移動距離および移動方向を示すベクトルb、13:20の地点から13:30の地点までの移動距離および移動方向を示すベクトルc、13:30の地点から13:40の地点までの移動距離および移動方向を示すベクトルd、13:40の地点から13:50の地点までの移動距離および移動方向を示すベクトルe、13:50の地点から14:00の地点までの移動距離および移動方向を示すベクトルf、14:00の地点から14:10の地点までの移動距離および移動方向を示すベクトルgとする。
滞留判定部32は、ベクトルa乃至gのうち、あるベクトルと、その一つ前のベクトルとの内積をそれぞれ算出し、算出結果が所定の閾値よりも小さい2つのベクトルを抽出する。これらの閾値よりも小さい2つのベクトルというのは、端末装置2が殆ど移動していないことを示している。
例えば、滞留判定部32は、内積が所定の閾値よりも小さくなるベクトルcおよびd、ベクトルdおよびe、ベクトルeおよびfに関連付けられた滞留時間帯(13:20〜14:00)であれば、端末装置2(使用者)がそれらのベクトルで表される範囲の場所に滞留していたと判別することができる。
したがって、滞留判定部32は、判別された滞留時間帯(13:20〜14:00)にGPSモジュール25により取得した複数の地点情報の中心地点を算出し、この中心地点の地点情報を端末位置情報S1の生成候補として残す。すなわち、滞留時間帯(13:20〜14:00)以外のタイミングで取得した地点情報については端末位置情報S1の生成候補から除外する。
なお、滞留判定部32は、2つのベクトルの内積の算出結果を所定の閾値と比較し、閾値よりも小さい内積が得られた場合に滞留と判定するようにしたが、これに限るものではなく、2つのベクトルの内積に加えて、2つのベクトルの角度が所定の閾値角度よりも小さくなった場合に滞留と判定するようにしても良い。
これは、端末装置2が滞留していない場合、2つのベクトル間の角度は例えば180度に近い程大きい可能性が高く(ベクトルaおよびbの場合)、滞留している場合には2つのベクトル間の角度は例えば90度以下の小さな角度になる可能性が高いと考えられるからである。
<馴染み度判定部の構成>
馴染み度判定部33は、GPSモジュール25により測位した地点情報によって表される場所が端末装置2の使用者にとって馴染み度が高い場所であるか低い場所であるかを判定するものである。
ここで「馴染み度」とは、その場所が端末装置2の使用者にとって馴染みがある場所であるか否かを示す指標である。例えば、端末装置2の使用者にとって「自宅」や「職場」等の地点は馴染み度の高い場所であるのに対し、旅行先の「観光スポット」や、初めて行く有名な「レストラン」等の地点は馴染み度の低い場所であると考えられる。
したがって、馴染み度判定部33は、滞留判定部32により生成候補として残した端末位置情報S1に含まれる地点情報に対応する場所が、当該端末装置2の使用者にとって馴染み度の高い場所であると判定した場合(判定方法については後述する。)、その場所の地点情報については端末位置情報S1の生成候補から除外し、馴染み度の低い場所であると判定した場合、その場所の地点情報については端末位置情報S1の生成候補として残す。
馴染み度の高い場所の地点情報を端末位置情報S1の生成候補から除外する理由は、馴染み度の高い場所というのは、端末装置2の使用者がカレンダーCAに対して場所に関する情報として名称を入力する際、「自宅」や「職場」等のように一般名称から懸け離れた表記を用いることが多いからである。
つまり、このような場所の表記を含む端末位置情報S1を用いてサーバ7がPOIデータを生成し、POIデータベース8を構築しても、端末装置2の使用者以外の他人にとっては、その場所が一般的には何の場所であるかを認識することができないからである。
馴染み度判定部33は、具体的には、いわゆる階層的クラスタリング手法を用いたパターンマイニングにより、滞留判定部32により端末位置情報S1の生成候補とした地点情報(緯度経度)に対応する地点が端末装置2の使用者にとって馴染み度の高い場所であるか低い場所であるかを判定する。
図6に示すように、馴染み度判定部33では、滞留判定部32により生成候補とした地点情報の地点を地図MP上に複数プロットした2次元のクラスタ空間CCの中で、2つの地点間の距離が所定の閾値よりも小さい地点の集合であり、その地点の数が所定の閾値よりも大きい場合にクラスタC1、C2としてクラスタリングすることができる。
この場合、馴染み度判定部33は2つのクラスタC1、C2の位置と、地図MP上の位置とを照らし合わせれ、端末装置2に予め記憶された使用者のプロフィール情報等を参照すれば、クラスタC1が「自宅」であり、クラスタC2が「職場」のクラスタであると認識することができる。
馴染み度判定部33は、クラスタC1およびC2に含まれる地点の場所は「自宅」か「職場」の端末装置2の使用者にとっては馴染み度の高い場所であるため、クラスタC1およびC2に含まれない他の地点PTを馴染み度の低い特別な場所であると認識し、そのような他の地点PTの地点情報を端末位置情報S1の生成候補として残す。
なお、馴染み度判定部33は2次元のクラスタ空間CCの中でクラスタリングを行った場合、「自宅」や「職場」に非常に近い特別な場所についても、馴染み度の高い場所であると判定してしまうことがある。
そこで、馴染み度判定部33では、図7に示すように、GPSモジュール25により地点情報を測位したときに同時に取得した現在時刻を用いて、2次元の地図MP上に時間軸(0〜24時)を設けた3次元のクラスタ空間CCCを作成し、その3次元のクラスタ空間CCCの中で時間軸上の地点情報の出現頻度に基づいてクラスタリングする。
この場合、2次元のクラスタ空間CCでは「自宅」に相当するクラスタC1が、3次元のクラスタ空間CCCでは、朝方の時間帯に相当するクラスタC1aと、夜の時間帯に相当するクラスタC1bとにクラスタリングされる。
したがって馴染み度判定部33は、平日の昼間の時間帯に測位された地点PTについては、クラスタC1aおよびC1bの何れにも含まれないため、その地点PTは「自宅」ではなく馴染み度の低い特別な場所であると認識し、そのような地点情報については端末位置情報S1の生成候補として残すのである。
<GPS誤差判定部の構成>
GPS誤差判定部34は、GPSモジュール25により測位した地点情報に含まれる誤差情報(accuracy情報)に基づいて当該地点情報を端末位置情報S1の生成候補として残すか否かを判定するものである。
GPS誤差判定部34は、地点情報に含まれる誤差情報が例えば30m以下となっている地点情報だけを端末位置情報S1の生成候補として残す。
ここで、地点情報に含まれる誤差情報が例えば50mとなっている場合、その地点情報はその地点から半径50mの誤差を持つことを意味し、誤差情報が5mとなっている場合、その地点情報はその地点から半径5mの誤差しか持たないことを意味する。
つまりGPS誤差判定部34は、滞留判定部32および馴染み度判定部33を介して端末位置情報S1の生成候補として残した地点情報であっても、その誤差情報が100mとなっている場合、その地点情報の精度がそもそも低いので、そのような地点情報については端末位置情報S1の生成候補から除外するのである。
<端末位置情報生成部の構成>
端末位置情報生成部35は、図4に示すように、端末位置情報S1の生成候補として残した地点情報に対応したスケジュール情報SCに含まれる場所の名称(例えば、「ABC株式会社」)を読み出す。
そして端末位置情報生成部35は、場所の名称(例えば、「ABC株式会社」)、端末位置情報S1の生成候補として残した地点情報(例えば、緯度(35.66abcd)、経度(139.73abcd))、および、当該地点情報を測位したときの時刻情報等に基づいて端末位置情報S1を所定時間間隔で生成するものである。この端末位置情報S1は、POIデータベース8に登録すべきPOIデータをサーバ7が生成する際に用いられる一候補である。
なお、端末位置情報生成部35は、カレンダーCAに時刻情報(13:00〜14:00)が存在するものの場所の名称が記載されていない場合には、場所の名称の存在しない地点情報(緯度経度)だけからなる端末位置情報S1を生成することになるが、このような端末位置情報S1についてはノイズに相当するためサーバ7への送信対象としない。
<送信部の構成>
送信部36は、端末位置情報生成部35により順次生成された端末位置情報S1を送受信部24により基地局5からサーバ7へ無線送信するものである。
<サーバ>
図8および図9に示すように、サーバ7は、CPU(Central Processing Unit)からなる制御部41、ハードディスク等からなる記憶部42および各種インタフェース等からなるコンピュータ(ハードウェア)にコンピュータプログラム(ソフトウェア)をインストールすることによって実現される。
このサーバ7の機能は、コンピュータの各種ハードウェア資源とコンピュータプログラムとが協働することによって実現される。また、コンピュータプログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体や記憶装置に格納された状態で提供されても良く、或いは電気通信回線を介して提供されても良い。
サーバ7は、POIデータを生成するために全体を統括制御する制御部41、コンピュータプログラムおよび各種アプリを格納した記憶部42、表示部43、ネットワーク6と通信する通信インタフェース44、複数の端末装置2乃至4からの端末位置情報S1をそれぞれ順次取得する端末位置情報取得部45によって構成されている。
また、サーバ7は主な機能部として、制御部41と記憶部42にインストールされたコンピュータプログラムとの協働によって、端末位置情報取得部45により複数の端末装置2乃至4から取得した複数の端末位置情報S1を蓄積する端末位置情報蓄積部51、これら複数の端末位置情報S1に基づいてPOIデータを生成するPOI生成部52およびPOIデータ送信部53が構成される。
<端末位置情報蓄積部の構成>
端末位置情報蓄積部51は、サーバ7の端末位置情報取得部45により端末装置2乃至4から取得した複数の端末位置情報S1に基づいてPOIデータを生成するため、端末位置情報S1が予め定められた所定数に到達するまで一時的に蓄積するものである。
ここで、端末位置情報蓄積部51は、端末位置情報S1に含まれる場所の名称が同一の端末位置情報S1だけを所定数集める。このとき、場所の名称として「ABC株式会社」と表記されているものもあれば、「エービーシー株式会社」、「abc株式会社」と表記されている場合があり、これらの表記については端末位置情報蓄積部51において同義語を判定するシソーラス判定を行い、場所の名称が同一であると判定する。しかし、端末位置情報蓄積部51は「ABQ株式会社」のような表記違いのものは蓄積対称からは除外する。
端末位置情報蓄積部51は、端末装置2乃至4から取得した場所の名称が同一の端末位置情報S1が所定数に到達すると、当該所定数分の複数の端末位置情報S1をPOI生成部52へ出力する。
ここで端末位置情報蓄積部51は、同一の名称の端末位置情報S1が所定数に到達しない場合、これらの端末位置情報S1だけではPOIデータを生成するための信頼性が不足していると判断し、後述するPOI生成部52においてPOIデータを生成することはない。
<POI生成部の構成>
POI生成部52には、所定数分の複数の端末位置情報S1に基づいて生成すべきPOIデータの信頼性を高める処理を行う信頼性向上部52aと、当該信頼性向上部52aの処理結果を反映させた最新かつ高精度なPOIデータを生成するPOIデータ生成部52bとが設けられている。
<信頼性向上部の処理>
信頼性向上部52aは、端末位置情報蓄積部51に蓄積された複数の端末位置情報S1にそれぞれ含まれる複数の地点情報の正規分布を求め、その両側の10%ずつを切り捨てた80%信頼区間の範囲に属する地点情報を持つ端末位置情報S1だけをPOIデータを生成するための候補データとして残す。
すなわち、信頼性向上部52aでは、複数の地点情報に基づいて算出した中心地から遠く離れる地点情報を持つ端末位置情報S1については、POIデータを生成するための候補データとして用いるには信頼性が低いと判断する。
したがって信頼性向上部52aは、信頼性が低いと判断した地点情報を持つ端末位置情報S1についてPOIデータを生成するための候補データから排除するのである。
<POIデータ生成部の処理>
POIデータ生成部52bは、信頼性向上部52aにより候補データとして残された複数の端末位置情報S1は、80%信頼区間の範囲に属する信頼性の高いデータであるため、その複数の端末位置情報S1に含まれる地点情報を用いて階層的クラスタリングを行う。
POIデータ生成部52bは、複数の地点情報に対応した複数の地点のうち、2つの地点間の距離が所定の閾値よりも小さい地点の集合をクラスタリングし、その結果、1つのクラスタに全ての地点が集まるか否かを確認する。
これは、1つのクラスタに全ての地点が集まるのであれば、信頼性向上部52aにより候補データとして残された複数の端末位置情報S1が示す地点の場所が一つであり、これら複数の端末位置情報時S1に基づいてPOIデータを生成すれば高精度なPOIデータが得られると考えられるからである。
POIデータ生成部52bは、候補データとして残された複数の端末位置情報S1に場所として同一名称が含まれているので、その名称を用いるとともに、複数の地点情報に基づいてその中心地を算出し、当該中心地の緯度経度をPOI地点情報として用い、当該名称と当該POI地点情報とを関連付けることによりPOIデータを生成する。
ただし、POIデータ生成部52bは、クラスタリングの結果として、2つのクラスタに分かれた場合、複数の端末位置情報S1における地点情報が同一の場所であるものの、2つのクラスタに分類された場所は2つの施設(例えば一つの建物に入っている異なる店舗や会社)であると認識することができる。
この場合、POIデータ生成部52bは、1つ目のクラスタに含まれる複数の地点情報に基づいて算出した中心地の緯度経度を1つ目のPOI地点情報として認識し、2つ目のクラスタに含まれる複数の地点情報に基づいて算出した中心地の緯度経度を2つ目のPOI地点情報として認識する。
POIデータ生成部52bは、1つ目のクラスタに属した複数の端末位置情報S1にそれぞれ含まれる同一名称の場所の名称と、1つ目のPOI地点情報とを対応付けることにより1つ目のクラスタに対応したPOIデータを生成する。
同時にPOIデータ生成部52bは、2つ目のクラスタに属した複数の端末位置情報S1にそれぞれ含まれる同一名称の場所の名称と、2つ目のPOI地点情報とを対応付けることにより2つ目のクラスタに対応したPOIデータを生成する。
これによりPOIデータ生成部52bは、一つの建物に複数の場所(店舗等)が存在する場合に、それぞれの場所に対応した最新かつ正確なPOIデータをそれぞれ生成することができるのである。
ところでPOIデータ生成部52bは、複数の地点情報に対応した複数の地点のうち、2つの地点間の距離が所定の閾値よりも小さい地点の集合をクラスタリングしたとき、1つのクラスタに全ての地点が集まっているか否かを確認したが、その1つのクラスタに属する複数の端末位置情報S1に場所として2つの名称が含まれている場合がある。
これは、同一の地点に対して二つの施設が存在することを意味するが、この場合POIデータ生成部52bは、複数の端末位置情報S1に対応した時刻情報に基づく時間軸上において、1つ目の名称が含まれる端末位置情報S1が何月何日の時点までのものであり、2つ目の名称が含まれる端末位置情報S1が何月何日以降のものであるかを判別する。
POIデータ生成部52bは、1つ目の名称から2つ目の名称に切り替わる時点を判別することができるので、これは同一の地点において、その時点から移転等により施設が変更されたと認識し、最新の時刻情報に対応した名称を用いてPOIデータを生成する。
<POIデータ送信部の処理>
その後、POIデータ送信部53は、POIデータ生成部52bにより生成されたPOIデータをPOIデータベース8へ出力することにより、当該POIデータベースを高精度かつ最新の状態に更新させる。
<端末装置の動作(端末位置情報の送信処理手順)>
このような構成のPOIデータベース構築システム1における端末装置2の動作について図10のフローチャートを参照しながら説明する。
端末装置2の制御部21は、最初にGPSモジュール25をONしておく(ステップSP1)。そして端末装置2の制御部21は、スケジューラ31のカレンダーCAから現在時刻よりも未来のスケジュール情報SCを読み出す(ステップSP2)。
端末装置2の制御部21は、スケジュール情報SCの時刻情報(13:00〜14:00)によって表される時間帯になったか否かを判定し(ステップSP3)、当該時刻情報(13:00〜14:00)の時間帯に未だなっていない場合(ステップSP3:NO)、その時間帯になるまで待ち受ける(ステップSP2)。
これに対して端末装置2の制御部21は、スケジュール情報SCの時間帯になった場合(ステップSP3:YES)、当該スケジュール情報SCで指定された時間帯における現在の地点情報をGPSモジュール25により取得するとともに、当該地点情報を取得したときの時刻情報を取得する(ステップSP4)。
端末装置2の制御部21は、上述したように、スケジュール情報SCに規定された時間帯(例えば13:00〜14:00)で、端末装置2(使用者)が当該スケジュール情報SCに規定された場所(「ABC株式会社」)に滞留していたか否かを判定する。
端末装置2(使用者)が滞留していたと判定した場合(ステップSP5:YES)、端末装置2の制御部21は、その時間帯に得られる複数の地点情報の中心地点を算出し、この中心地点の地点情報を端末位置情報S1の生成候補として残す(ステップSP6)。
これに対して、端末装置2(使用者)が滞留していないと判定した場合(ステップSP5:NO)、端末装置2の制御部21は、その時間帯に得られる地点情報には端末位置情報S1の生成候補として残すほどの信頼性がないと判断し、再度ステップSP2の処理に戻る。
端末装置2の制御部21は、端末位置情報S1の生成候補として残した中心地点に対応する場所が、当該端末装置2の使用者にとって馴染み度の低い場所であるか否かを判定する。
端末装置2の使用者にとって馴染み度の低い場所であると判定した場合(ステップSP7:YES)、端末装置2の制御部21は、スケジュール情報SCに記載された場所の名称は誰にとっても認識し易い一般名称である可能性が高いので、その地点情報を端末位置情報S1の生成候補として残す(ステップSP8)。
これに対して、端末装置2の使用者にとって馴染み度の高い場所であると判定した場合(ステップSP7:NO)、端末装置2の制御部21は、スケジュール情報SCに記載された場所の名称が誰にとっても認識し易い一般名称ではない可能性が高いので、その地点情報を端末位置情報S1の生成候補から除外して、再度ステップSP2の処理に戻る。
端末装置2の制御部21は、生成候補として残した地点情報に含まれる誤差情報が例えば30mと規定されているように閾値(例えば50m)以下であると判断した場合(ステップSP9:YES)、そのような地点情報については端末位置情報S1の生成候補として残す。
これに対して、端末装置2の制御部21は、生成候補として残した地点情報に含まれる誤差情報が例えば100mと規定されているように閾値(例えば50m)よりも大きい場合(ステップSP9:NO)、そのような地点情報については端末位置情報S1の生成候補として残すほどの信頼性がないと判断し、そのような地点情報については端末位置情報S1の生成候補から除外して、再度ステップSP2の処理に戻る。
端末装置2の制御部21は、滞留判定処理(ステップSP5)、馴染み度判定処理(ステップSP7)およびGPS誤差判定処理(ステップSP9)を介して端末位置情報S1の生成候補として残した地点情報と、当該地点情報を取得したときのスケジュール情報SCに含まれる場所の名称とに基づいて端末位置情報S1を生成し、これを基地局5およびネットワーク6を介してサーバ7へ送信する(ステップSP10)。
これにより端末装置2の制御部21は、サーバ7のPOIデータベース8に登録すべき最新かつ正確なPOIデータの一候補となる有意な端末位置情報S1だけを当該サーバ7へ送信することができる。なお、他の端末装置3および4においても、同様の処理手順を介して有意な端末位置情報S1だけをサーバ7へ送信する。
<サーバの動作(POIデータ生成処理手順)>
次に、サーバ7が端末装置2乃至4からそれぞれ端末位置情報S1を受け取り、これら複数の端末位置情報S1に基づいてPOIデータを生成するまでのPOIデータ生成処理手順について、図11のフローチャートを参照しながら説明する。
サーバ7の制御部41は、端末装置2乃至4からそれぞれ端末位置情報S1を受け取り、端末位置情報蓄積部51に順次蓄積していく(ステップSP11)。そして、サーバ7の制御部41は、同一の名称を持つ端末位置情報S1が予め定められた所定数まで蓄積できたか判定する(ステップSP12)。
ここでサーバ7の制御部41は、同一の名称を持つ複数の端末位置情報S1が所定数に到達していない場合(ステップSP12:NO)、POIデータを生成するための生成候補の数が少ないため、高精度なPOIデータを生成できないと判断し、複数の端末位置情報S1が所定数に到達するまで待ち受ける(ステップSP11、SP12)。
これに対してサーバ7の制御部41は、複数の端末位置情報S1が所定数に到達した場合(ステップSP12:YES)、上述したようなPOI生成部52の信頼性向上部52aにおいて、80%信頼区間の範囲に属する端末位置情報S1だけを候補データとして残し、これらの端末位置情報S1をPOIデータ生成部52bへ供給する(ステップSP13)。
サーバ7の制御部41は、候補データとして供給された複数の端末位置情報S1に含まれる複数の地点情報に基づいてその中心地の緯度経度を算出することによりPOI地点情報を得る。
そしてサーバ7の制御部41は、候補データとして残された複数の端末位置情報S1に含まれる共通の名称(場所)と当該POI地点情報とを関連付けることによりPOIデータを生成した後、当該POIデータをPOIデータベース8へ出力する。
これによりサーバ7の制御部41は、端末装置2乃至4におけるカレンダーCAのスケジュール情報SCに含まれる場所の名称のうち、誰でもが認識可能な一般的な名称と、その場所の地点情報とを対応付けた端末位置情報S1に基づいて、当該一般的な名称およびPOI地点情報が関連付けられた最新かつ正確なPOIデータを生成することができる。
そしてサーバ7の制御部41は、最新かつ正確なPOIデータをPOIデータベース8に登録し更新することにより、管理者に煩雑なメンテナンス作業を強いることなく、リアルタイムに現在の場所および位置を正確に反映した信頼性の高いPOIデータベース8を構築することができる。
<第2の実施の形態>
サーバ7の制御部41は、端末位置情報蓄積部51により所定数まで蓄積した同一の名称を持つ端末位置情報S1に基づいてPOIデータを生成するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その端末位置情報S1の送信元である端末装置2の使用者のプロフィール情報を別個に受け取り、端末位置情報S1に加えてプロフィール情報に基づいてPOIデータを生成するようにしてもよい。
例えば、サーバ7の制御部41は、端末装置2乃至4から受け取ったプロフィール情報の中から「女子高生」のキーワードをそれぞれ検出した場合、この複数の端末位置情報S1が全て「女子高生」の情報であるため、この複数の端末位置情報S1から生成したPOIデータを用いて、「女子高生大好きスポット」という目的別のPOIデータベース8を構築することができる。
また、サーバ7の制御部41は、スケジュール情報SCの詳細情報を参照し、その詳細情報に記載されている例えば「スイーツ」の用語を検出した場合、当該「スイーツ」の用語が含まれている端末位置情報S1から生成したPOIデータを用いて、「スイーツスポット」という目的別のPOIデータベース8を構築することもできる。
<第3の実施の形態>
端末装置2の制御部21は、端末位置情報生成部35により、現在時刻においてカレンダーCAに場所の名称が記載されていない場合、場所の名称の存在しない地点情報だけからなる端末位置情報S1を生成しても、サーバ7への送信対象としないようにした。
しかしながら、これに限るものではなく、端末装置2乃至4の制御部21は、場所の名称の存在しない地点情報だけからなる端末位置情報S1aや、場所の名称はあるが地点情報の存在しない端末位置情報S1bについてもサーバ7への送信対象とするようにしてもよい。
例えば、サーバ7の制御部41は、場所の名称の存在しない地点情報だけからなる端末位置情報S1aや、場所の名称はあるが地点情報の存在しない端末位置情報S1bについても端末装置2乃至4から取得して端末位置情報蓄積部51に蓄積し、同時に、端末位置情報S1aの端末装置2からスケジュール情報SCaと、端末位置情報S1bの端末装置3からスケジュール情報SCbとを受け取る。
これによりサーバ7の制御部41は、スケジュール情報SCaとスケジュール情報SCbとを検証し、双方のスケジュール情報SCa、SCbにおける「目的」の項目として記載された「aさん、bさんと、知財打合わせ」等の記載から、aさん、bさんが共に同一の場所に居る可能性が高いと判定することができる。
この場合、サーバ7の制御部41は、場所の名称の存在しない地点情報だけからなるaさんからの端末位置情報S1aと、場所の名称はあるが地点情報の存在しないbさんからの端末位置情報S1bとをマージすることにより、場所の名称と地点情報)とを対応付けた端末位置情報S1abを生成し、これについても1つのレコードとして端末位置情報蓄積部51において蓄積することができる。
<第4の実施の形態>
第4の実施の形態においては、目的は第3の実施の形態と同様であり、基本的な構成についても第1の実施の形態におけるPOIデータベース構築システム1(図1)と同一であるが、図12に示すように、POIデータベース構築システム100のサーバ7には端末装置2、3の使用者a、bが同行しているか否かを検出する同行検出装置9が設けられている。
この場合、端末装置2および3には、当該端末装置2、3の使用者a、bの活動状態を検出するセンサとして、例えば歩数計の機能(アプリ)が搭載されていることが必要である。
同行検出装置9は、端末装置2、3の使用者a、bのそれぞれが一緒に行動を共にしていたと考えられる「同行状態」であったことを検出するものである。より具体的には、同行検出装置9は、使用者a、bから得られるセンサデータ(この場合歩数データS11、S12)に基づいてこの2人が同行状態であったか否かを判定する。
同行検出装置9は、両者が同行状態にあったことを検出した場合、同行状態にあったことを意味する同行検出結果T1をサーバ7へ出力し、両者が同行していないことを検出した場合、同行状態にはなかったことを意味する非同行検出結果T2をサーバ7へ出力するものである。
同行検出装置9のより具体的な機能構成を図13に基づいて説明する。同行検出装置9は、センサ情報入力部61、類似情報算出部62および同行判定部63を備えている。
センサ情報入力部61は、使用者a、bの端末装置2、3から基地局5およびネットワーク6を経由して送られてきた歩数データS11、S12を順次受信して後述する類似情報算出部62に入力するものである。
使用者a、bに着目すると、歩数データS11、S12は使用者a、bの例えば1分間ごとの歩数情報であるため、端末装置2、3から1分間隔で歩数データS11、S12がセンサ情報入力部61に入力される。
類似情報算出部62は、センサ情報入力部21から供給された使用者a、bの歩数データS11、S12に基づいて、お互いの行動(この場合は歩行)の類似度を示す類似情報R1を算出するものである。この類似情報R1は、例えば使用者a、bにおける歩数データS11、S12を比較して、両者が一致する度合いが大きいほど高くなる値である。
したがって、所定の時間区間ごとに歩数データS11、S12から類似情報R1を算出し、その類似情報R1が大きければ、その時間区間において使用者aとbとは同じ行動をとっていた可能性が高く、類似情報R1が小さければ、その時間区間において使用者a、とbとは別々に行動していた可能性が高いと考えることができる。
類似情報算出部62は、この類似情報R1を同行判定部63へ出力する。このような2つのデータに基づいて類似情報R1を算出する手法は公知技術であるため、ここではその詳細な説明を省略する。
同行判定部63は、類似情報算出部62から供給された類似情報R1が予め決められた所定の閾値を越えているか否かに基づき、類似情報R1を算出する対象となった時間区間において使用者a、b同士が同行状態にあったか否かを判定するものである。
ここで、類似情報R1が閾値を越えている場合、同行判定部63は、当該類似情報R1を算出する対象となった時間区間において使用者a、b同士が同行していたと判定する。また類似情報R1が閾値を越えていない場合、同行判定部63は、当該類似情報R1を算出する対象となった時間区間において使用者a、b同士が同行していなかったと判定する。
このような判定結果は、その時間区間に属する使用者a、bの歩数データS11、S12の時刻情報と関連付けられ、その時刻情報の時点において当該使用者a、b同士が同行していたことを表す同行判定結果T1、またはその時刻情報の時点において使用者a、b同士が同行していなかったことを表す非同行判定結果T2としてサーバ7へ出力される。
したがって同行判定部63は、例えば8時01分00秒の時刻情報が含まれた同行判定結果T1から、1分間おきに8時10分00秒の時刻情報が含まれた同行判定結果T1を連続して得ることができた場合には、同行判定部63は8時00分00秒から8時10分00秒までの10分間において使用者a、b同士が同行していたと判定することができる。このように同行判定部63は、同行の有無と同行時間についても判定することができるのである。
なお、この場合の閾値は、人手または統計的な処理によって、過去実際に使用者a、b同士が同行していたときの歩数データS11、S12を参考に決定してもよいが、同行検出装置9の開発者や管理者により当該閾値を適宜設定しても良い。
サーバ7の端末位置情報蓄積部51は、第3の実施の形態のように、場所の名称の存在しない地点情報だけからなる端末位置情報S1aや、場所の名称はあるが地点情報の存在しない端末位置情報S1bについても蓄積していた場合、同行検出装置9の同行判定結果T1を有意義に用いることができる。
具体的には端末位置情報蓄積部51は、同行検出装置9からの同行判定結果T1に基づいて使用者a、b同士が同行していたことを認識すると、場所の名称の存在しない地点情報だけからなるaさんからの端末位置情報S1aと、場所の名称はあるが地点情報の存在しないbさんからの端末位置情報S1bとをマージする。
これにより端末位置情報蓄積部51は、場所の名称と地点情報とを対応付けた端末位置情報S1abを生成し、これについても1つのレコードとして当該端末位置情報蓄積部51において蓄積することができる。
このようにサーバ7は、これまで端末位置情報として蓄積できなかった場所の名称の存在しない地点情報だけからなる端末位置情報S1aと、場所の名称はあるが地点情報の存在しない端末位置情報S1bとに基づいて1つの端末位置情報S1abを生成し、これをレコードとして蓄積することができる。
かくしてサーバ7では、端末装置2乃至4から取得する端末位置情報S1のデータ数を増やし、所定数に到達させることができるので、POIデータを生成することができる。
<他の実施の形態>
なお、上述した第1乃至第4の実施の形態においては、GPSモジュール25により得られる地点情報を端末装置2の端末位置情報S1として用いるようにした場合について述べた。
しかしながら、本発明はこれに限らず、端末装置2がビーコンから発する信号を受信したときの当該ビーコンの位置情報を端末装置2の端末維持情報S1として用いたり、Wifi(Wireless Fidelity)の電波を受信できる場合にフィンガープリント法により端末装置2がWifiの通信範囲に存在することを表す情報を取得して端末位置情報S1として用いるようにしても良い。
また上述した第1乃至第4の実施の形態においては、滞留判定部44が2つのベクトルの内積を用いて滞留判定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、2つの地点間の距離とその間に要した時間とに基づいて端末装置2の移動速度をそれぞれ算出し、これらの移動速度が所定の閾値速度よりも遅い地点をその場所に滞留している地点であると判定するようにしてもよい。
さらに上述した第1乃至第4の実施の形態においては、端末装置2の制御部21により滞留判定処理、馴染み度判定処理およびGPS精度判定処理の順番で処理を行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、全ての処理を同時に行ったり、逆の順番で処理を行ったり、あるいは、こららの処理のうち1つ、或いは、2つだけ行ってもよい。
さらに上述した第1乃至第4の実施の形態においては、端末装置2が滞留判定部32、馴染み度判定部33、GPS誤差判定部34を設けるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、サーバ7に滞留判定部32、馴染み度判定部33、GPS誤差判定部34を設けるようにしてもよい。
この場合、端末装置2は、滞留判定処理、馴染み度判定処理およびGPS誤差判定処理を行うことなく、場所の名称および地点情報を端末位置情報S1として全てサーバ7へ送信する。
サーバ7では、滞留判定部32、馴染み度判定部33、GPS誤差判定部34により滞留判定処理、馴染み度判定処理およびGPS誤差判定処理で排除されることなく生成候補として残された地点情報および場所の名称に基づいて生成される端末位置情報S1だけを用いてPOIデータを生成することができる。
さらに上述した第4の実施の形態においては、サーバ7に対して、端末装置2、3の使用者a、bが同行しているか否かを検出する同行検出装置9が設けられるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、端末装置2、3に対してそれぞれ同行検出装置9が内蔵されるようにしてもよい。
この場合、端末装置2および端末装置3が端末位置情報S1と共に同行検出結果についてもサーバ7へ送信する。これによりサーバ7では、端末装置2から取得した場所の名称の存在しない地点情報だけからなる端末位置情報S1aと、端末装置3から取得した場所の名称はあるが地点情報の存在しない端末位置情報S1bとをマージすることにより1つの端末位置情報S1abを生成し、これをレコードとして蓄積することができる。
さらに上述した第4の実施の形態においては、サーバ7に対して設けられた同行検出装置9により、端末装置2、3の使用者a、bが同行しているか否かを検出し、地点情報だけからなる端末位置情報S1aと、場所の名称だけからなる端末位置情報S1bとをマージして1つの端末位置情報S1abを生成するようにした場合について述べた。
しかしながら本発明はこれに限らず、ソーシャル・ネットワーキング・サービスにより得られる情報に基づいて、端末装置2、3の使用者a、bが同行しているか否かを検出し、地点情報だけからなる端末位置情報S1aと、場所の名称だけからなる端末位置情報S1bとをマージして1つの端末位置情報S1abを生成するようにしてもよい。
さらに上述した第1乃至第4の実施の形態においては、端末装置2の端末位置情報生成部35により、端末位置情報S1の生成候補として残した地点情報に対応したスケジュール情報SCに含まれる場所の名称と、端末位置情報S1の生成候補として残した地点情報等とに基づいて端末位置情報S1を生成し、これをサーバ7へ送信するようにした場合について述べた。しかしながら、本発明はこれに限らず、端末装置2が地点情報だけをサーバ7へ送信し、サーバ7では端末装置2から受け取った地点情報の時刻が記憶部42に登録しておいたスケジュール情報SCの時刻情報の範囲に含まれる場合に、そのスケジュール情報SCに含まれる場所の名称および端末装置2から受け取った地点情報に基づいて制御部41により端末位置情報S1を複数生成して取得するようにしてもよい。この場合、制御部41が端末位置情報取得部として機能する。
1、100……POIデータベース構築システム、2〜4……端末装置、5……基地局、6……ネットワーク、7……サーバ、8……POIデータベース、9……同行検出装置、21、41……制御部、22……メモリ(記憶部)、23、43……表示部、24……送受信部(送信部)、25……GPSモジュール(測位部)、31……スケジューラ、32…滞留判定部、33……馴染み度判定部(判定部)、34……GPS誤差判定部、35……端末位置情報生成部、36……送信部、41……制御部、42……記憶部、44……通信インタフェース。45……端末位置情報取得部(端末位置情報取得部)、51……端末位置情報蓄積部、52……POI生成部、52a……信頼性向上部、52b……POIデータ生成部、53……POIデータ送信部、61……センサ情報入力部、62……類似情報算出部、63……同行判定部。

Claims (13)

  1. 時間に関する情報と場所に関する情報とが互いに関連付けられたスケジュール情報の中から抽出された前記場所に関する情報と、前記時間に関する情報によって特定される時点で測位された当該端末装置の地点情報とを端末位置情報として複数取得する端末位置情報取得部と、
    複数の前記端末位置情報に含まれる前記場所に関する情報および前記地点情報に基づいて、場所に関する情報と地点情報とが関連付けられたPOI(Point Of Interest)データを生成するPOI生成部と
    を備えることを特徴とするPOIデータ生成装置。
  2. 前記POI生成部は、
    前記端末装置が前記スケジュール情報で設定された前記場所に滞留していると前記地点情報に基づいて判定された端末位置情報を用いてPOIデータを生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載のPOIデータ生成装置。
  3. 前記POI生成部は、
    前記地点情報に基づいてクラスタリングされた前記複数の端末位置情報のうち、所属する端末位置情報の数が所定の閾値よりも大きいクラスタに含まれる端末位置情報を除いた他の端末位置情報を用いてPOIデータを生成する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のPOIデータ生成装置。
  4. 前記POI生成部は、
    前記地点情報に含まれる誤差情報が所定の閾値よりも小さい地点情報を含む端末位置情報を用いてPOIデータを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至3いずれか1項に記載のPOIデータ生成装置。
  5. 前記POI生成部は、
    前記場所に関する情報が一致した前記端末位置情報が所定数に到達した場合、前記場所に関する情報が一致した前記所定数の端末位置情報を用いてPOIデータを生成する
    ことを特徴とする請求項1乃至4いずれか1項に記載のPOIデータ生成装置。
  6. 前記POI生成部は、
    前記所定数の端末位置情報にそれぞれ対応した複数の地点情報に対する正規分布のX%信頼区間(Xは0より大きく100より小さい有理数)に含まれる複数の地点情報に対応した複数の端末位置情報を用いてPOIデータを生成する
    ことを特徴とする請求項5に記載のPOIデータ生成装置。
  7. 前記POI生成部は、
    前記X%信頼区間に含まれる前記複数の端末位置情報に対して階層的クラスタリングを行い、複数のクラスタにクラスタリングされた場合、複数のクラスタ毎にそれぞれ対応した複数のPOIデータを生成する
    ことを特徴とする請求項6に記載のPOIデータ生成装置。
  8. 自己の現在位置を示す地点情報を測位する測位部と、
    時間に関する情報と場所に関する情報とが互いに関連付けられたスケジュール情報を記憶する記憶部と、
    前記スケジュール情報の中から読み出した前記場所に関する情報と、前記スケジュール情報において当該場所に関する情報と関連付けられた前記時間に関する情報によって特定された時点で、前記測位部により測位された前記地点情報とを対応付けて端末位置情報を生成する端末位置情報生成部と、
    前記端末位置情報をサーバへ送信する送信部と
    を備えることを特徴とする端末装置。
  9. 前記端末装置が前記スケジュール情報で設定された前記場所に滞留しているか否かを判定する制御部と
    を備え、
    前記送信部は、前記端末装置が前記スケジュール情報で設定された前記場所に滞留していると判定されたときの前記地点情報に対応した端末位置情報を前記サーバへ送信する
    ことを特徴とする請求項8に記載の端末装置。
  10. 前記制御部は、
    前記地点情報に基づいてクラスタリングした前記複数の端末位置情報のうち、所属する端末位置情報の数が所定の閾値よりも大きいクラスタに含まれる端末位置情報と、その端末位置情報を除いた他の端末位置情報とを判定する判定部と
    を備え、
    前記送信部は、前記判定部により前記クラスタに含まれることのない前記他の端末位置情報を前記サーバへ送信する
    を備えることを特徴とする請求項8または9に記載の端末装置。
  11. 前記制御部は、
    前記端末装置によって測位されたときの前記地点情報に含まれる誤差情報が所定の閾値よりも小さい地点情報を含む端末位置情報を前記サーバへ送信する
    ことを特徴とする請求項10に記載の端末装置。
  12. コンピュータとこのコンピュータにインストールされたコンピュータプログラムが協働することによって実現される端末位置情報取得部とPOI生成部とを有するPOIデータ生成装置が、時間に関する情報と場所に関する情報とが互いに関連付けられたスケジュール情報の中から抽出された前記場所に関する情報と、前記時間に関する情報によって特定される時点で測位された当該端末装置の地点情報とを端末位置情報として前記端末位置情報取得部により複数取得する端末位置情報取得ステップと、
    前記POIデータ生成装置が、前記複数の端末位置情報に含まれる前記場所に関する情報および前記地点情報に基づいて前記POI生成部により場所に関する情報と地点情報とが関連付けられたPOI(Point Of Interest)データを生成するPOI生成ステップと
    を備えることを特徴とするPOIデータ生成方法。
  13. コンピュータに対し、
    時間に関する情報と場所に関する情報とが互いに関連付けられたスケジュール情報の中から抽出された前記場所に関する情報と、前記時間に関する情報によって特定される時点で測位された当該端末装置の地点情報とを端末位置情報として端末位置情報取得部により複数取得する端末位置情報取得ステップと、
    前記複数の端末位置情報に含まれる前記場所に関する情報および前記地点情報に基づいてPOI生成部により場所に関する情報と地点情報とが関連付けられたPOI(Point Of Interest)データを生成するPOI生成ステップと
    を実行させることを特徴とするプログラム。
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