JP5828621B2 - 電力供給回路、該回路を備えた機器、及び電力供給回路の制御方法 - Google Patents

電力供給回路、該回路を備えた機器、及び電力供給回路の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力供給回路及び該回路を備えた機器に関するものであり、故障の検知を行う機器に関するものである。
デバイスを駆動する機器において、デバイスの電気的状態や機器の状態を検知する技術がある。デバイスとして記録ヘッドを備える記録装置において、記録ヘッドの故障の有無を判定し、故障がある場合には記録装置の動作を停止してその旨を表示する構成について特許文献1に開示されている。
特開2007−62264号公報
特許文献1で開示されている構成では、記録ヘッドの電圧を供給している電力供給回路や電源装置(例えば、DC/DCコンバータ)を起動し、記録ヘッドに電圧の供給を行って、故障の有無のチェックを実施している。しかし、この方法では、記録ヘッドに対して動作状態と同じ電圧レベルで検出を行うため、記録ヘッドや電力供給回路などが故障してしまう可能性がある。特に、DC/DCコンバータを少なくとも1度は起動させ、記録ヘッドが正常であることを前提として、予め定めた電圧を供給するシーケンスとなっている。したがって、回路や電源ラインに不具合があれば、回路内の各種素子に熱的ストレス、電気的ストレスを与えることになる。
本発明は、安全にデバイスや回路の電気的状態を判定する電力供給回路、その回路を備えた機器、及び電力供給回路の制御方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明の電力供給回路は、デバイスへ電力供給を行う電力供給回路であって、前記デバイスを駆動する第1電圧を生成し、前記デバイスへ電力を供給する電力供給ラインへ第1電圧を供給する第1電圧生成手段と、前記第1電圧より低い第2電圧を生成し、前記第2電圧を電力供給ラインへ供給する第2電圧生成手段と、前記電力供給ラインに接続されたコンデンサと、前記電力供給ラインの電圧に基づく電圧値を取得する取得手段と、前記第1電圧生成手段及び前記第2電圧生成手段の制御を行う制御手段と、前記取得手段により取得した電圧値に基づき、異常があるかを判定する判定手段と、を備え、前記制御手段により前記第1電圧生成手段に前記第1電圧を供給させてから前記第1電圧の供給を停止させた場合、前記判定手段は、前記取得手段により取得した第1電圧の供給を停止させた後の電圧値の傾きと、電圧値の傾き閾値とを比較し、異常があるかを判定する第1判定を行うことを特徴とする。
本発明の構成によれば、デバイスや回路の素子に熱的ストレスや電気的ストレスを与えることなく、安全に回路の状態の判定を行うことができる。
実施形態における電力供給装置の構成を説明する図である。 実施形態における電力供給装置の制御フローである。 実施形態における電力供給装置の制御フローである。 実施形態における電力供給装置の制御フローである。 実施形態における電力供給装置の電圧及び制御信号のタイミング図である。 実施形態における電力供給装置を備える記録装置の説明図である。
(電力供給装置の説明)
図1は、本発明における電力供給装置(電力供給回路)を説明する図である。電力供給回路は、後述する第1電圧生成回路1と第2電圧生成回路3を備えている。電力供給回路は、入力端子Vinを介してACDC電源(交流電圧を直流電圧に変換する回路)18から32ボルトの直流電圧を入力し、出力端子Voutを介してデバイス6に直流電圧を出力する。電力供給線(電力供給ライン)VHを介して、電力供給装置からデバイス6へ電力が供給される
この実施形態では、機器の例として記録装置、デバイス6の例として記録ヘッドとする。記録ヘッドを駆動する基準電圧は21ボルトである。なお、記録ヘッドの温度や記録ヘッドの個別の特性に対応し、記録ヘッドは20ボルトから24ボルトの範囲の電圧で駆動する。コントロールユニット2は、電力供給装置(電力供給回路)の外部に設けられており、機器の制御と電力供給装置(電力供給回路)の制御を行う。
第1電圧生成回路1は、DCDCコンバータ(直流電圧変換回路)4やスイッチ制御回路5を備えており、記録ヘッドへ供給する直流電圧を生成する回路である。第2電圧生成回路3は、12ボルトの直流電圧を生成する回路である。コントロールユニット2の制御により、第1電圧生成回路1は、17〜25ボルトの電圧を生成可能とする。
電力供給装置(電力供給回路)は、上述の回路のほかに、抵抗R2,抵抗R3、スイッチング素子Q4,スイッチング素子Q5等の回路素子を備えている。
電圧VH_MONIは、電力供給線VHの電圧VHを抵抗R2とR3により分圧することで生成される。電圧VH_MONIは、コントロールユニット2のASIC7及びADコンバータ8に入力し、アナログ/デジタル変換される。コントロールユニットはこのデジタル電圧値の検出(測定)を行う。なお、記録ヘッド6は、内部インピーダンスZ17を有するものとする。
ACDC電源の出力電圧は、スイッチング素子Q4,Q5を介してスイッチ制御回路における電源であるVCCに接続され、VHINとVCCの接続・遮断はコントロールユニットの制御信号VH_ENB1により制御されている。
(第1電圧生成回路の説明)
DCDCコンバータ(直流電圧変換回路)4は、PWM制御方式の降圧型電圧変換回路であり、ACDC電源1が出力する直流電圧(32ボルト)からデバイスである記録ヘッド6を駆動する直流電圧(21ボルト)を生成する。電力供給装置(電力供給回路)の出力部と記録ヘッド6は、図1に示す電力供給線VHを介して記録ヘッド6へ供給される。なお、第1電圧生成回路の出力も電力供給線に接続している。
スイッチ制御回路5は、DCDCコンバータ4が備えるスイッチ素子Q1のオン/オフを制御する信号を出力するスイッチ制御回路である。スイッチ制御回路5は、電圧VHと、コントロールユニット2からの設定信号VH_SET_SIOによる設定電圧VH_SETとを比較することで、DCDCコンバータの出力電圧の制御を行う回路である。
スイッチング素子Q4,Q5は、ACDC電源1が出力する32ボルトの直流電圧からロジック電圧VCC(3.3ボルト)を生成する。このロジック電圧VCCは、スイッチ制御回路5へ供給される。スイッチング素子Q4,Q5は、コントロールユニット2が出力する信号VH_ENB1により制御される。
(第2電圧生成回路の説明)
第2電圧生成回路3は、定電圧生成のIC9(定電圧回路)、スイッチング素子Q2,Q3、整流素子であるダイオードD1、電流制限の為の抵抗R1で構成されている。第2電圧生成回路3は、DCDCコンバータ4と並列に接続されている。定電圧生成IC9は、ACDC電源1から供給される直流電圧から直流電圧Vc(12ボルト)を生成する。この電圧VcはDCDCコンバータか生成する電圧VHよりも低い電圧である。電圧Vcはスイッチング素子Q2,Q3を介して電力供給線VHに接続されている。スイッチング素子Q2,Q3による電圧の供給・遮断は、コントロールユニットが出力する制御信号PreChargeにより行われる。
ここで、第2電圧生成回路3における定電圧生成IC9の出力電圧Vcは、第1電圧生成回路1の出力の設定される最小電圧をVH(min)とすると、VH(min)よりも低い値に定められている。
第2電圧生成回路3から供給される電圧は、便宜上ダイオードD1の順方向電圧及びコンデンサC2による時定数等を無視すると、定電圧生成IC9の出力Vcと抵抗R1、記録ヘッド6の駆動回路及び記録ヘッド6の内部インピーダンスZから決まり、次式(2)で表される。
VH = Vc*Z/(R1+Z) (2)
(DCDCコンバータの説明)
DCDCコンバータ4は、スイッチング素子Q1、コンデンサC1,C2、ダイオードD2,チョークコイルL1で構成される。DCDCコンバータの入力電圧VHINは、供給電圧安定化の為のコンデンサC1と、スイッチング素子Q1を介してダイオードD2に接続し、Q1がオン・オフを繰り返すことでパルス電圧(矩形波)に変換される。このパルス電圧は、チョークコイルLとコンデンサC2で構成される平滑回路により直流電圧VHに変換され、DCDCコンバータ4の出力として負荷である記録ヘッド6へ供給している。DCDCコンバータは、一般的な降圧型スイッチングレギュレータ方式であるので、本実施例ではその電力変換動作の詳細についての説明は省略する。
(スイッチ制御回路の説明)
スイッチ制御回路5は、基準電圧生成IC10、DAコンバータ11、誤差増幅器12、ループ特性補正用時定数回路13、パルス幅変調比較器14、三角波発生器15、ドライバ(PWM_Driver)16と、抵抗R4,R5,R6,R7,R8により構成される。基準電圧生成IC10は電源として供給されるVCCから基準電圧VH_REFを生成する。この基準電圧VH_REFを抵抗R4,R5で抵抗分圧した電圧V−を、定電圧フィードバック制御の基準電圧として、誤差増幅器12の反転端子に入力している。
コントロールユニット2は電圧VHの目標電圧値に応じて設定信号VH_SET_SIOを出力し、DAコンバータ11によりデジタル/アナログ変換し、設定電圧VH_SETを生成する。このVH_SETを、抵抗R6,R7,R8により抵抗分圧し、誤差増幅器の非反転端子に接続することで、出力電圧を制御している。誤差増幅器12は、反転端子の入力V−と非反転端子の入力V+の比較により、出力Verrの値が決定され、ループ特性補正用時定数回路13により出力電圧の安定化を行うと共に、電圧VHの定電圧フィードバック制御を行っている。
誤差増幅器の非反転端子の電圧V+、また反転端子の電圧V−は次式(3)、(4)で表される値となる。
V+ = (VH*R8/R6+VH_SET*R8/R7)/(1+R8/R6+R8/R7) (3)
V−=R5/(R4+R5)*VH_REF (4)
例えば、基準電圧生成IC10の出力VH_REFを3.3ボルト、VH_REFの分圧抵抗R4を5.6kΩ、R5を3.3kΩ、VH及びVH_SETの分圧抵抗R6を24kΩ、R7を8.2kΩ、R8を1.32kΩとすると、V+及びV−は次の値となる。
V+ = (0.055*VH+0.161*VH_SET)/1.216
V− = 1.223V
ここで、例えば、VH_SETの設定電圧値が2.0ボルト、定電圧生成IC9の出力電圧Vcを12.2ボルトとし、また便宜上、充電特性が飽和状態であり、ダイオードD1の順方向電圧を無視すると、VHは12.0ボルトとなり、V+の電圧値は0.808ボルトとなる。よって、V+よりもV−の電圧値のほうが大きい値なので、誤差増幅器12の出力Verrは“Lo”出力となり、パルス幅変調比較器14における出力VHdutyは三角波発生器15の出力電圧がVerrより大きい限りドライバ16に対してオン出力を行う。
ドライバ16は、入力するVHdutyのレベルに応じて、スイッチング素子Q1が導通(オン)/遮断(オフ)を行うよう信号VH_PWMを出力する。ドライバ16は、コントロールユニット2からの制御信号VH_ENB2により、スイッチング素子Q1を遮断する制御を行う。ドライバ16は、VHdutyのオン出力に対して、スイッチング素子Q1が導通状態となるよう“Lo”を出力するので、36ボルトの電力が供給されて、コンデンサC2に電荷が蓄えられ、電圧が上昇する。
VHが21.18ボルトとなると、前式(3)、(4)よりV+=V−=1.223ボルトとなり、誤差増幅器12の出力Verrは“Hi(ハイレベル)”出力と三角波発生器15の出力電圧より常に大きい電圧なので、VH_dutyはドライバ16に対してオフ出力かつスイッチング素子Q1は遮断状態となり、VHは安定する。つまり、VH_SETの設定電圧値2.0ボルトに対応する出力電圧VHは21.18Vであり、デバイス6の駆動によりVHの電圧が低下した場合には再度誤差増幅器12の出力が“Lo(ロウレベル)”となって、VHを上昇させる。ここで、VH_SETの最高電圧を3.3Vとすると、その時のVHは17.38Vとなり,これがこの抵抗定数における電圧VHとしての最低出力電圧VH(min)である。
パルス幅変調比較器14は、反転端子に三角波発生器15の出力Voscが、また非反転端子には誤差増幅器12の出力Verrが接続され、誤差出力Verrと三角波Voscの電圧比較値に応じて、電圧VHdutyが出力される。パルス幅変調比較器14の出力VHdutyは、三角波Voscの周期をもつ、電圧VHの定電圧フィードバック制御によるデューティー比に応じたパルス波形となり、ドライバ(PWM_Driver)16に接続される。
(コントロールユニットの説明)
コントロールユニット2は、ASIC7などの集積回路のほか不図示のメモリ(ROM、RAM)を備えており、制御信号を出力するための出力ポート、信号を入力するための入力ポートを備えている。なおVH_MONIの値の判定を行う閾値は、メモリ(ROM)に格納されている。
コントロールユニット2は、電圧VH_MONIと閾値に基づいて判定を行い、その結果が異常(エラー)であれば、記録ヘッドの駆動を停止、サービスマンやユーザーへのエラー通知等のエラー処理を行う。コントロールユニット2は、更に、PreCharge信号、VH_ENB1信号、VH_ENB2信号等の信号を制御して電力供給回路の動作を停止させる。
<電力供給回路の制御フローの説明>
次に、上述した電力供給回路の制御を説明する。電力供給回路を備える機器の例として記録ヘッドを走査して画像の記録を行う記録装置である。デバイス6は記録ヘッドである。
図2に示す制御フローは、コントロールユニット2が実行する。その制御は、電力供給回路により電圧生成、生成した電圧測定、電圧測定の結果に基づく電力供給に関する状態の判定である。図3と図4は、図2における判定ステップを説明する制御フローである。判定結果が異常であれば、コントロールユニット2は、上述したエラー処理を行う。
図2の処理を開始する際、イニシャル状態をPreCharge、VH_ENB1信号が“Lo”レベル,VH_ENB2信号が“Hi”レベルとし、それぞれスイッチング素子Q3、Q5、ドライバ16が遮断状態であるとする。
ステップS1にて、判定1を行い、電圧VH_MONIから電圧VHが0V電位であることを確認する。判定1の結果が正常であればステップS2へ進み、判定1の結果が異常であれば、上述のエラー処理へ進むので、図2の制御は途中で終了する。
ステップS1では、第2電圧生成回路3は制御信号PreChargeが“Lo”レベルなのでスイッチング素子Q2、Q3はいずれも遮断され、第2電圧生成回路3の出力電圧PreVHは0V電位に保持される。また、制御信号VH_ENB1が“Lo”レベルによりスイッチング素子Q4、Q5が遮断される為、スイッチ制御回路5のロジック電源であるVCCが供給されず、スイッチ制御回路を構成する何れの回路も動作しない。また、DCDCコンバータのスイッチング素子Q1も遮断され、電圧VHは0V電位に保持される。この判定1は、図5のタイミングT1の前で行う。
ステップS2で、スイッチ制御回路(PWM制御回路)5のロジック電源であるVCCオン制御を行う。図1に示すASIC7の命令により、コントロールユニット2からの制御信号VH_ENB1を“Lo”レベルから“Hi”レベルに変化させると、スイッチング素子Q4、Q5が導通状態となる。これにより、ACDC電源1の出力VHINがロジック電源VCCに供給される。VCCは、スイッチ制御回路5の回路ブロックに電力を供給し、各回路は動作可能状態となる。このときの制御信号とVHの電圧値の状態を、図5のタイミングT1からT2に示す。
電力供給回路の出力電圧VHは、0ボルト(0V)に保持されているので、VH_SETの値に因らず誤差増幅器12の非反転端子の電圧V+は0Vとなり、V+よりもV−の方が大きい値の為、誤差増幅器の出力Verrはマイナス、つまり0Vとなる。
パルス幅変調比較器14の出力VHdutyは、非反転端子に入力されるVerrの値が十分低い場合、DCDCコンバータ4の出力が大きくなるようデューティー比が100%に近いパルス波形が出力される。しかし、ステップS2では、コントロールユニット2からの制御信号VH_ENB2は“Hi”レベルであるので、ドライバ16の出力VH_PWMは、スイッチング素子Q1が遮断状態となるよう“Hi”を出力する。
次に、ステップS3において、判定2を行う。コントロールユニット2は判定1と同じ閾値を使う。その理由は、正常であれば、DCDCコンバータ4のスイッチング素子Q1が遮断状態であり、0V電位に保持されるはずだからである。判定2の結果が正常であればステップS4へ進み、判定2の結果が異常であれば、上述のエラー処理へ進むので、図2の制御は途中で終了する。異常判定であれば、例えば、ドライバ16の出力VH_PWMが導通状態であるとみなされる。
ステップS4では、第2電圧生成回路(充電回路)3のオンを行う。ASIC7の命令により、コントロールユニット2からの制御信号PreChargeを“Lo”レベルから“Hi”レベルに変化させると、スイッチング素子Q2、Q3が導通状態となる。この結果、第2電圧生成回路3は、定電圧生成IC9の出力電圧Vc(12ボルト)が電力供給線VHへ出力される。このときの制御信号とVHの電圧値の状態を、図5のタイミングT2からT3に示す。タイミングT2からT3の間に、コンデンサC2に充電され、電力供給線VHの電圧は上昇する。タイミングT3では、電力供給線VHの電圧は12ボルトである。
次に、ステップS5にて判定3を行う。VHが所望の電圧範囲に達していることを確認する。判定3の結果が正常であればステップS6へ進み、判定3の結果が異常であれば、上述のエラー処理へ進むので、図2の制御は途中で終了する。
次に、ステップS6において、DCDCコンバータ4をオンにする。すなわち、スイッチング素子Q1のオン・オフ制御を開始する。ASIC7の命令によりコントロールユニット2からの制御信号VH_ENB2を“Hi”レベルから“Lo”レベルに変化させると、ドライバ16は入力信号VHdutyに応じてスイッチング素子Q1のオン・オフ制御を開始する。これにより、電力供給線VHの電圧は12ボルトから上昇する。
ステップS6における、制御信号と電圧VHの電圧値の状態を、図5のタイミングT3からT4に示す。コンデンサC2に充電され、電力供給線VHの電圧は12ボルトから21ボルトまで上昇する。タイミングT3の時点では、電圧VHは12ボルトであるため、T3からT4においてスイッチング素子Q1に流れる突入電流の小さできる(VHが0ボルトの場合より)。また、目標電圧値までに要する時間も短縮できる。
ステップS7で、所定時間ウエイトした後に、判定4を行う。判定4の結果が正常であればステップS8へ進み、判定4の結果が異常であれば、上述のエラー処理へ進むので、図2の制御は途中で終了する。
次に、ステップS8で、記録ヘッドを走査させて記録媒体に記録を行う。走査記録における、制御信号と電圧VHの状態を、図5のタイミングT4からT5に示す。
この記録装置の記録動作において、記録ヘッドの走査を完了すると、走査方向を切り替えるために一旦停止する。この停止したタイミングにおいて、電力供給系の状態を確認する。この確認をステップS9、10で行う。
まず、ステップS9では、ASIC7の命令によりコントロールユニット2からの制御信号VH_ENB2を“Lo”レベルから“Hi”レベルに変化させ、ドライバ16の出力停止と、スイッチング素子Q1の遮断制御を行う。ここで、電圧VHには、設定電圧VH_SETにより設定された電圧値がコンデンサC2に電荷として蓄えられており、記録ヘッド6の内部インピーダンスZ17による放電によって、徐々に電圧値が低下する。一方で、第2電圧生成回路3による電圧供給は続けられているので、電圧VHは、12ボルトまで低下したのち、その値を維持する。
ステップS9に続きステップ10で判定5を行う。電圧VHの電圧値の変化が所望の割合で低下しているかの判定及び電圧値の判定を行う。ステップS9及びS10での、制御信号と電圧VHの電圧値を、図5のタイミングT5からT6に示す。
例えば、タイミングT5においてコンデンサC2に蓄えられた電荷をq2(0)とすると、時間t経過後の電荷q2(t)は次の式で表わされる。
q2(t) = q2(0)exp(−t/C2*Z) (5)
タイミングT5における電圧VHを21ボルト,コンデンサC2の静電容量を10μF(マイクロファラッド)とすると、電荷q2(0)は0.21Cとなる。電荷q2(t)の放電特性は、デバイス記録ヘッドの内部インピーダンスZに依存するので、コントロールユニット2により閾値VH_A5を適正な値に設定することで、記録ヘッドの状態が走査記録中に変化したか否かを判定することができる。
内部インピーダンスZが著しく低下した場合、電荷q2(t)の時間放電量が大きくなり、電圧VH_MONIの傾きA5も大きな値を示すので、電力供給回路または記録ヘッド6で何らかの原因によるショート状態が発生していると判断できる。
なお、判定4に対して、判定5はDCDCコンバータの動作がオフ制御であるので、判定4において定電圧フィードバック制御で補完されてしまうレベルのショート状態であっても、判定5で異常判定ができる。
次に、ステップS11において、印刷命令に対して走査記録が終了したか否かを判定し、記録動作を続行する場合にはステップS6に戻り、DCDCコンバータのオン制御を再び行う。
ステップS11からステップS6における、制御信号と電圧VHの状態を、図5のタイミングT6からT7に示す。また、記録動作が終了した場合(ステップS11でNO)、図2の処理を終了する。これは、図5のタイミングT7からT8に示す。
以上の説明したように、記録ヘッドへの電力供給開始するときに、供給電圧レベルを複数のステップに分けて行い、そのステップ毎に電圧レベルの判定を行うことで、デバイスや回路の素子に熱的ストレスや電気的ストレスを与えることなく、安全に回路の状態の判定を行うことができる。
次に、上述した判定処理の説明を行う。
(判定1の説明)
図3を用いて、判定1を説明する。ステップS31で、ASIC7による電圧VH_MONIの取得を行い、ステップS32で電圧判定を行う。コントロールユニット2は予め、閾値としてVHmax1を設定し、VH_MONIの値が閾値より低ければ(YES)、S33で正常と判断する(正常判定)する。一方、VH_MONIの値が閾値より高ければ(NO)、S33で異常と判断する(異常判定)し、エラー処理を行う。
電圧VH_MONIの値は電圧VHと、分圧抵抗R2、R3により次の式(1)で表わされる。
VH_MONI = VH*R3/(R2+R3) (1)
一例として、VH_MONIの分圧抵抗R2を96kΩ、R3を10kΩとすると、電圧VHが0VならばVH_MONIも0Vとなり、電力供給回路の状態は適正であると判断される。ここで、閾値VHmax1を0.5Vとした時に、VHに5.3V以上の電圧が印加された場合、何らかの要因により、電力供給回路が導通状態になっていると判断し、エラー処理へと移行する。
(判定3の説明)
判定3も、図3を用いて説明する。2つの閾値であるVHmin3とVHmax3は、第2電圧生成回路3の電圧Vcの値に基づいて予め設定される。コントロールユニット2は、判定1と同様にS32で判定を行う。S33の正常判定であれば終了する。一方、ステップS32で、VHmin3<VH_MONI<VHmax3(閾値の範囲外)であれば、デバイス6の内部インピーダンスZの極端な低下、あるいは、定電圧生成IC9の故障と判断し、ステップS34のエラー処理を行う。
電圧Vcを12.0ボルト、内部インピーダンスZを750kΩ、抵抗R1を2.4kΩとすると、VHは11.81ボルト、VH_MONIは1.11ボルトとなる。
ここで、閾値VHmin3は、0.59ボルト、閾値VHmax3を1.3ボルトとする。この場合に、電圧VH_MONIが0.57ボルトであれば、電圧VHは6.0ボルト、内部インピーダンスZは12kΩとなっているので、デバイス6、あるいは第2電圧生成回路3の何れかでショート状態が発生していると判断できる。また、電圧VH_MONIが1.4ボルトであれば、電圧VHは14.8ボルト、電圧Vcが15.0ボルトであるので、定電圧生成IC9の出力電圧値が適正でないと判断できる。
(判定4の説明)
判定4を行う。ステップS2での判定1と同じ図3の判定処理で説明され、コントロールユニット2からの制御信号VH_SET_SIOにて設定した電圧値に準じて、予め設定されたVHmin4とVHmax4を閾値として使用する。コントロールユニット2は、判定1と同じく、ステップS32で電圧を判定し、YESであれば正常判定の処理を行う。その後、処理を終了して、図2のステップS8に進む。
また、一方、S32でVH_MONIが閾値範囲外であれば、スイッチ制御回路5が故障していると判断し、S34で異常判定処理(エラー処理)を行い、処理を終了する。
(判定5の説明)
図4を用いて、判定5の説明を行う。ステップS9で制御信号VH_ENB2を“Hi”レベルに変化させた直後から、周期的に図4の処理を行う。ステップS41で電圧VH_MONIの取得を行い、ステップS42での電圧値の傾きA5を取得する。
次に、ステップS43では、コントロールユニット2によって、内部インピーダンスZに基づいて予め設定された傾きVH_A5を閾値とし、電圧VH_MONIより取得したA5との比較判定を行う。取得した値がVH_A5未満であれば、次のステップS44に進み、電圧判定を行う。取得した値がVH_A5より大きければS46へ進む。
ステップS44において、電圧VH_MONIの値と、コントロールユニット2にて予め設定された閾値VHmin5、VHmax5との比較を行う。これは、VHの下限電圧レベルを判定するためである。閾値の範囲外であれば、S46へ進む。S46では、異常判定処理(エラー処理)を行い、処理を終了する。
このステップ44の判定は、判定3と同様であり、電圧VH_MONIが、12ボルトに対して著しく低下した場合には、電力供給回路または記録ヘッド6がショートしていると判断できる。例えば、記録ヘッド6であれば、内部インピーダンスZの低下している等と判断できる。
(補足説明)
次にコントロールユニット2について補足説明を行う。ASIC7は、記録ヘッド6の駆動制御信号としてDATA,CLKなどを記録ヘッド6に接続しインク吐出を制御するとともに、記録ヘッド駆動回路の制御信号であるPreCharge、VH_SET_SIO、VH_ENB1、VH_ENB2を出力・制御し、電圧VHをADコンバータ8にてVH_MONIとして検出している。
また、コントロールユニット2は、ACDC電源の出力VHINを入力し、ASICや信号処理回路に供給するロジック電圧(例えば、3.3ボルト)を生成する電源回路(不図示)を備えている。なお、このロジック電圧では、ACDC電源で生成される構成でも構わない。
また、ACDC電源1は通常動作状態と省電力状態との切り替え機能を有し、VHINの電圧レベルを制御できる構成でも構わない。その際、省電力状態への切り替えはコントロールユニットからの制御により行うものとする。
スイッチ制御回路5の電源であるVCCは、ACDC電源の出力電圧VHINよりスイッチング素子Q4,Q5を介して供給しているが、前述したロジック電圧を生成する電源回路から供給する形態でも構わない。
また、本実施例では装置の省電力化を考慮して制御信号VH_ENB1によりVCCをオフできる構成としたが、制御の簡略化を考慮した場合、VCCを供給し続ける形態でも構わない。
(記録装置の説明)
図6は、機器の例である記録装置の説明図である。記録装置101は、インクジェット方式に従ってインクを吐出する記録ヘッド103(図1のデバイス6に相当する)をキャリッジ102に搭載し、キャリッジ102を矢印A方向に往復移動させて記録を行なう。記録装置101は、記録紙などの記録媒体Pを給紙機構105を介して給紙し、記録位置まで搬送する。そして、その記録位置において記録ヘッド103から記録媒体Pにインクを吐出することで記録を行なう。
記録装置101のキャリッジ102には、記録ヘッド103の他、例えば、インクカートリッジ106が搭載される。インクカートリッジ106は、記録ヘッド103に供給するインクを貯留する。なお、インクカートリッジ106は、キャリッジ102に対して着脱自在になっている。
図6に示す記録装置101は、カラー記録が可能である。そのため、キャリッジ102には、マゼンタ(M)、シアン(C)、イエロ(Y)、ブラック(K)のインクをそれぞれ収容する4つのインクカートリッジが搭載されている。これら4つのインクカートリッジは、それぞれ独立して着脱できる。
本実施形態に係わる記録ヘッド103は、熱エネルギを利用してインクを吐出するインクジェット方式を採用している。そのため、記録ヘッド103は、電気熱変換体を備えている。電気熱変換体は、各吐出口のそれぞれに対応して設けられ、記録信号に応じて対応する電気熱変換体にパルス電圧を印加する。これにより、対応する吐出口からインクが吐出される。
(その他の実施形態)
なお、上述した実施形態では、電圧生成回路は2種類の電圧生成回路を備える形態であるが、3種類以上の電圧生成回路を備える形態でも構わない。また、電力供給回路で使用する素子の値、生成する電圧値、閾値などは、上述した数値に限定するものではない。
また、電力供給線VHの端子Voutとデバイスとの間にコンデンサを接続する形態でも構わない。
また、上述した実施形態では、5つの判定ステップを備えていたが、一部の判定ステップを省いても構わない。例えば、図2で説明した判定1の処理や判定2の処理を省いても構わない。
また、上述した実施形態の図2で説明した、判定5の処理を走査記録が終了する度に行っていた。しかし、この制御構成に限定しない。例えば、判定5の処理を複数回に1回に行う形態でも構わない。
なお、電力供給回路を備える機器が記録装置の場合について説明したが、他の機器に適用しても構わない。電力供給回路を備える機器が画像入力装置であれば、デバイスは光学素子やセンサを備える読取部が対応する。また、電力供給回路を備える機器が表示装置であれば、デバイスは光学素子やそのドライバユニットが対応する。
1 第1電圧生成回路
2 コントロールユニット
3 第2電圧生成回路
4 DCDCコンバータ
5 スイッチ制御回路

Claims (16)

  1. デバイスへ電力供給を行う電力供給回路であって、
    前記デバイスを駆動する第1電圧を生成し、前記デバイスへ電力を供給する電力供給ラインへ第1電圧を供給する第1電圧生成手段と、
    前記第1電圧より低い第2電圧を生成し、前記第2電圧を電力供給ラインへ供給する第2電圧生成手段と、
    前記電力供給ラインに接続されたコンデンサと、
    前記電力供給ラインの電圧に基づく電圧値を取得する取得手段と、
    前記第1電圧生成手段及び前記第2電圧生成手段の制御を行う制御手段と、
    前記取得手段により取得した電圧値に基づき、異常があるかを判定する判定手段と、
    を備え、
    前記制御手段により前記第1電圧生成手段に前記第1電圧を供給させてから前記第1電圧の供給を停止させた場合、前記判定手段は、前記取得手段により取得した第1電圧の供給を停止させた後の電圧値の傾きと、電圧値の傾き閾値とを比較し、異常があるかを判定する第1判定を行うことを特徴とする電力供給回路。
  2. 前記制御手段は、前記第2電圧生成手段に第2電圧の供給をさせた状態で、前記第1電圧生成手段に第1電圧を供給させてから前記第1電圧の供給を停止させる制御を行い、前記第1判定は、前記第2電圧生成手段に第2電圧の供給をさせた状態で行うことを特徴とする請求項1に記載の電力供給回路。
  3. 前記第1判定は、前記デバイスの駆動を停止した状態で行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の電力供給回路。
  4. 前記デバイスが記録ヘッドであり、
    前記第1判定は、記録ヘッドの少なくとも一方向の走査が完了した後に行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力供給回路。
  5. 前記判定手段は、前記第1判定において、さらに前記取得手段により取得した第1電圧の供給を停止させた後の電圧値と第1閾値とに基づき、異常があるかを判定することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の電力供給回路。
  6. 前記制御手段は、前記第1電圧生成手段に第1電圧を供給させる前に、前記第2電圧生成手段に第2電圧を供給させ、
    前記判定手段は、前記取得手段により取得した第1電圧を供給させる前で且つ第2電圧を供給させた状態の電圧値と第2閾値とに基づき、異常があるかを判定する第2判定を行うことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の電力供給回路。
  7. 前記判定手段は、前記制御手段の制御により前記第1電圧生成手段に前記第1電圧の供給を開始した後、前記第1電圧を供給させた状態で前記取得手段により取得した電圧値と第3閾値とに基づき、電力供給回路の状態を判定する第3判定を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の電力供給回路。
  8. 前記第1電圧生成手段は、スイッチング素子を有する電圧変換回路と、前記スイッチング素子を制御する信号を出力するドライバを有するスイッチ制御回路と、を備えることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電力供給回路。
  9. 前記判定手段は、前記制御手段により前記第1電圧生成手段への電圧の供給及び前記第2電圧生成手段への電圧の供給を行わない状態で、前記取得手段により取得した電圧値と第4閾値とに基づき、異常があるかを判定する第4判定を前記第1判定よりも前に行うことを特徴とする請求項8に記載の電力供給回路。
  10. 前記判定手段は、前記制御手段により前記第2電圧生成手段に第2電力を供給させず且つ前記スイッチ制御回路へ電圧を供給させると共に前記スイッチング素子が遮断状態となる信号をドライバに入力した状態で、前記取得手段により取得した電圧値と第5閾値とに基づき、異常があるかを判定する第5判定を前記第1判定よりも前に行うことを特徴とする請求項8又は9に記載の電力供給回路。
  11. 前記第2電圧生成手段は、電流制限のための抵抗を介して前記電力供給ラインへ第2電圧を供給することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の電力供給回路。
  12. 前記取得手段により取得される電圧値は、前記電力供給ラインの電圧を分圧して得られる電圧値であることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の電力供給回路。
  13. 前記判定手段により異常があると判定された場合、前記制御手段は前記電力供給ラインへの電力の供給を停止させることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の電力供給回路。
  14. 請求項1〜13のいずれか1項に記載の電力供給回路を備え、前記デバイスを駆動することを特徴とする機器。
  15. 前記デバイスは、記録ヘッドであり、当該記録ヘッドを駆動することを特徴とする請求項14に記載の機器。
  16. デバイスへ電力供給を行う電力供給ラインと、前記電力供給ラインへ接続するコンデンサと、を備える電力供給回路の制御方法であって、
    前記デバイスを駆動する第1電圧を生成し、前記電力供給ラインへ第1電圧を供給する第1生成工程と、
    前記第1電圧より低い第2電圧を生成し、前記第2電圧を電力供給ラインへ供給する第2生成工程と、
    前記電力供給ラインの電圧に基づく電圧値を取得する取得工程と、
    前記取得工程において取得した電圧に基づき、電力供給回路の状態を判定する判定工程と、
    を備え、
    前記第1生成工程において前記第1電圧を供給させてから前記第1電圧の供給を停止させた場合、前記判定工程では、前記取得工程において取得した第1電圧の供給を停止させた後の電圧値の傾きと、電圧値の傾き閾値とを比較し、異常があるかを判定する第1判定を行うことを特徴とする電力供給回路の制御方法。
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