JP5826655B2 - タッチパネルおよびその製造方法、表示装置、ならびに電子機器 - Google Patents
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Description
(A)下面に凹部を有するカバー基板を、表面全体に渡って化学強化処理する第1工程
(B)支持基板を凹部の内側面との間に隙間を設けて配置し、カバー基板の下面と、支持基板の下面とが、同一またはほぼ同一の面内となるように、支持基板の上面または下面にセンサー電極を有するセンサー基板を、凹部に収容する第2工程
1.タッチ検出方式の基本原理
2.実施の形態
3.変形例
4.適用例
最初に、以下の実施の形態の表示装置で用いられるタッチ検出方式の基本原理について説明する。このタッチ検出方式は、静電容量型のタッチセンサとして具現化されるものである。図1(A)は、上記のタッチセンサを模式的に表したものである。図1(B)は、図1(A)のタッチセンサの等価回路と、タッチセンサに接続する周辺回路を表したものである。このタッチセンサは、誘電体101と、この誘電体101を挟んで互いに対向配置された一対の電極102,103とを備えており、等価回路では、図1(B)に示したように、容量素子104で表される。
[構成]
図4は、本技術の一実施の形態に係る表示装置1の断面構成の一例を表したものである。表示装置1は、タッチセンサ付きの表示装置であり、映像生成装置10と、静電容量型のタッチパネル20と、制御装置30とを備えている。タッチパネル20は、映像生成装置10とは別体で形成されたものであり、映像生成装置10の表面に配置されている。制御装置30は、映像生成装置10およびタッチパネル20を制御するものである。具体的には、制御装置30は、外部から入力される映像信号に基づいて映像生成装置10を駆動し、さらに、タッチパネル20を駆動すると共にタッチパネル20の検出信号に応じた信号を外部に出力するようになっている。
表示パネル11は、液晶分子の配列を変化させることにより入射光を透過、変調させて映像を生成する液晶表示パネルである。バックライト12は、表示パネル11を背後から照明する光源である。なお、映像生成装置10は、常に、液晶表示装置である必要はなく、例えば、有機EL素子を発光させて映像を生成する有機EL表示装置であってもよい。
タッチパネル20は、指などで、表示装置1の映像表示面(タッチパネル20の検出面)1Aに触れることにより情報を入力するものである。タッチパネル20は、例えば、上述した静電容量型のタッチセンサの一具体例に相当するものであり、XY(行列)マトリクスで、指などの検出面への接触・非接触を検出するものである。タッチパネル20は、例えば、図5に示したように、筐体40の一部(後述の支持部42B)の表面に、固定層52を介して貼り合わされている。固定層52は、例えば、接着層や粘着層からなる。なお、タッチパネル20は、例えば、図6に示したように、映像生成装置10の表面に、固定層53を介して貼り合わされていてもよい。固定層53は、例えば、接着層や粘着層からなる。
筐体40は、例えば、台座部41と、枠部42とを有している。台座部41と枠部42とは、ネジなどにより互いに固定されている。台座部41は、バックライト12を収容する容器である。台座部41は、例えば、バックライト12の下面と対向する位置に配置された底板と、バックライト12の側面と対向すると共に底板の端縁に立設された壁板とを含んで構成されている。台座部41の壁板は、バックライト12の側面と、枠部42との間に配置されており、枠部42の側面に接している。さらに、台座部41の壁板の上端が枠部42に接している。つまり、台座部41が、台座部41の壁板の上端にて、枠部42を支持している。
次に、図9〜図12を参照しつつ、タッチパネル20の製造方法の一例について説明する。まず、カバー基板22を切り出すための大面積の大板ガラス220を用意する(図9(A)参照)。次に、凹部22Aを形成することとなる領域に対応して開口部300Aを有し、それ以外の領域を被覆する被覆部300Bを有するマスク300を、大板ガラス220の表面に形成する(図9(A))。続いて、ウエットエッチング(ケミカルエッチング)により、大板ガラス220のうち開口部300A内に露出している部分を選択的に除去し、大板ガラス220の表面に複数の凹部22Aを形成する(図9(B))。その後、マスク300を除去する。
次に、本実施の形態の表示装置1における動作の一例について説明する。まず、例えば、表示装置1の電源投入により、制御装置30は、タッチパネル20の動作を開始する。制御装置30は、まず、センサー電極21Bに含まれる1または複数の電極を選択し、選択した電極に交流信号を印加する。このとき、指などが検出面に接触していたとすると、制御装置30は、指などの検出面への接触によってセンサー電極21Bに生じた静電容量の変化を、出力電圧の変化として検知する。制御装置30は、検知された出力電圧(または出力電圧の変化)の情報に基づいて、指などの接触座標を導出する。制御装置30は、導出した、指などの接触座標についての情報を外部に出力する。
次に、比較例と参照しつつ、本実施の形態の表示装置1の効果について説明する。
以上、実施の形態を挙げて本技術を説明したが、本技術は実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
次に、上記実施の形態およびその変形例に係る表示装置1の一適用例について説明する。図16は、本適用例に係る電子機器100の概略構成の一例を表す斜視図である。電子機器100は、携帯電話機であり、例えば、図16に示したように、本体部111と、本体部111に対して開閉可能に設けられた表示体部112とを備えている。本体部111は、操作ボタン115と、送話部116を有している。表示体部112は、表示装置113と、受話部117とを有している。表示装置113は、電話通信に関する各種表示を、表示装置113の表示画面114に表示するようになっている。電子機器100は、表示装置113の動作を制御するための制御部(図示せず)を備えている。この制御部は、電子機器100全体の制御を司る制御部の一部として、またはその制御部とは別に、本体部111または表示体部112の内部に設けられている。
(1)
下面に凹部を有し、かつ表面全体が化学強化処理のなされたカバー基板と、
支持基板の上面または下面にセンサー電極を有し、かつ前記凹部に収容されたセンサー基板と
を備えた
タッチパネル。
(2)
前記カバー基板の下面と、前記支持基板の下面とは、同一またはほぼ同一の面内に配置されている
(1)に記載のタッチパネル。
(3)
映像を生成する映像生成装置と、
前記映像生成装置の表面に配置されたタッチパネルと、
前記映像生成装置および前記タッチパネルを制御する制御装置と
を備え、
前記タッチパネルは、
下面に凹部を有するカバー基板と、
支持基板の上面または下面にセンサー電極を有し、かつ前記凹部に収容されたセンサー基板と
を有する
表示装置。
(4)
表示装置を備え、
前記表示装置は、
映像を生成する映像生成装置と、
前記映像生成装置の表面に配置されたタッチパネルと、
前記映像生成装置および前記タッチパネルを制御する制御装置と
を有し、
前記タッチパネルは、
下面に凹部を有するカバー基板と、
支持基板の上面または下面にセンサー電極を有し、かつ前記凹部に収容されたセンサー基板と
を有する
電子機器。
(5)
表面に凹部を有するカバー基板を、表面全体に渡って化学強化処理する第1工程と、
支持基板の上面または下面にセンサー電極を有するセンサー基板を、化学強化処理のなされたカバー基板と前記センサー基板とを互いに固定する固定層を介して、前記凹部に収容する第2工程と
を含む
タッチパネルの製造方法。
(6)
前記第2工程において、前記カバー基板の下面と、前記支持基板の下面とが、同一またはほぼ同一の面内となるように、前記センサー基板を前記凹部に収容する
(5)に記載のタッチパネルの製造方法。
(7)
前記第1工程において、大板ガラスの表面に複数の凹部を形成したのち、前記大板ガラスのうち前記凹部の未形成部分を分離することにより前記カバー基板を形成し、その後、前記カバー基板を、表面全体に渡って化学強化処理する
(5)または(6)に記載のタッチパネルの製造方法。
(8)
前記第1工程において、大板ガラスを所定の大きさのガラスピースに分離したのち、表面に凹部を形成することにより前記カバー基板を形成し、その後、前記カバー基板を、表面全体に渡って化学強化処理する
(5)または(6)に記載のタッチパネルの製造方法。
Claims (7)
- 下面に凹部を有し、かつ表面全体が化学強化処理のなされたカバー基板と、
支持基板の上面または下面にセンサー電極を有し、かつ前記凹部に収容されたセンサー基板と
を備え、
前記支持基板は、前記凹部の内側面との間に隙間を設けて配置され、
前記カバー基板の下面と、前記支持基板の下面とは、同一またはほぼ同一の面内に配置されている
タッチパネル。 - 前記支持基板の下面と、前記カバー基板の下面とは、固定層により固定されている
請求項1に記載のタッチパネル。 - 映像を生成する映像生成装置と、
前記映像生成装置の表面に配置されたタッチパネルと、
前記映像生成装置および前記タッチパネルを制御する制御装置と
を備え、
前記タッチパネルは、
下面に凹部を有するカバー基板と、
支持基板の上面または下面にセンサー電極を有し、かつ前記凹部に収容されたセンサー基板と
を有し、
前記支持基板は、前記凹部の内側面との間に隙間を設けて配置され、
前記カバー基板の下面と、前記支持基板の下面とは、同一またはほぼ同一の面内に配置されている
表示装置。 - 表示装置を備え、
前記表示装置は、
映像を生成する映像生成装置と、
前記映像生成装置の表面に配置されたタッチパネルと、
前記映像生成装置および前記タッチパネルを制御する制御装置と
を有し、
前記タッチパネルは、
下面に凹部を有するカバー基板と、
支持基板の上面または下面にセンサー電極を有し、かつ前記凹部に収容されたセンサー基板と
を有し、
前記支持基板は、前記凹部の内側面との間に隙間を設けて配置され、
前記カバー基板の下面と、前記支持基板の下面とは、同一またはほぼ同一の面内に配置されている
電子機器。 - 下面に凹部を有するカバー基板を、表面全体に渡って化学強化処理する第1工程と、
支持基板を前記凹部の内側面との間に隙間を設けて配置し、前記カバー基板の下面と、前記支持基板の下面とが、同一またはほぼ同一の面内となるように、前記支持基板の上面または下面にセンサー電極を有するセンサー基板を、前記凹部に収容する第2工程と
を含む
タッチパネルの製造方法。 - 前記第1工程において、大板ガラスの表面に複数の前記凹部を形成したのち、前記大板ガラスのうち前記凹部の未形成部分を分離することにより前記カバー基板を形成し、その後、前記カバー基板を、表面全体に渡って化学強化処理する
請求項5に記載のタッチパネルの製造方法。 - 前記第1工程において、大板ガラスを所定の大きさのガラスピースに分離したのち、表面に前記凹部を形成することにより前記カバー基板を形成し、その後、前記カバー基板を、表面全体に渡って化学強化処理する
請求項5に記載のタッチパネルの製造方法。
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