JP5825733B1 - 金めっき装飾品、模擬刀及びその金めっき方法 - Google Patents

金めっき装飾品、模擬刀及びその金めっき方法 Download PDF

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Abstract

【課題】輝きのある金めっきの素地に輝きの少ない曇った金めっきで模様が表された金めっき装飾品、模擬刀及びその金めっき方法の技術を提供する。【解決手段】刃文模様等を中間めっき層の厚さの範囲でバフ研磨して形成させ、その上に仕上げの金めっき層を薄膜で形成させる。中間めっき層は、下層を銅めっき層、上層をニッケルめっき層とし、ニッケルめっき層を5μm以上とし、基材は研磨材粒度がF600番以上F800番以下から選択された粒子径の研磨剤を付与したバフにより研磨し平滑にし、模様は研磨材粒度がF230番以上F360番以下から選択された粒子径の研磨剤を付与したバフにより研磨して形成させ、金めっき層の膜厚は0.02μm以上0.1μm以下で形成させると好適である。【選択図】図3

Description

本発明は、金めっき装飾品、模擬刀及びその金めっき方法に関する。より詳細には、装飾品としての金めっき装飾品の価値をより向上させた、輝きのある金めっきの素地に輝きの少ない曇った模様が表された金めっき装飾品、輝く刀身に輝きの少ない曇った刃文模様が表れるように金めっきがされた模擬刀及びその金めっき方法の技術に関する。
模擬刀とは、日本刀を模して作成された用具をいい、抜刀術や居合道の修練及び装飾・観賞用として利用されている。しかし、従来の模擬刀は、刀身をシルバー色にめっきした日本刀を模したものであり、洗練された日本刀の美しさを備えてはいるが、煌びやかな装飾性は十分ではなかった。
また、日本の国際化の向上に伴い、日本の伝統的な工芸品の価値が広く国際的に認知されると共に、その工芸品の一層の価値の向上が求められている。そこで、刀身全体が金色に輝くと共に、刃文模様が生かされた刀身となっている新しい工芸品を提供することが課題とされた。ここで、刃文模様とは、日本刀を焼き入れする際に、刀身の刃先側と刀身の棟側に塗る焼き入れ土の厚さの違いによって、刀身に沿って曇って波打つように表れる日本刀独自の模様である。
まず、従来のシルバー色の模擬刀の製造工程について説明する。真鍮・銅・アルミニウム等のいずれかを含んだ亜鉛合金を、刀身をなすようにダイキャスト成形し、刀身の表面をバフにより研磨しめっき下地として整える。そして、素材の表面を平滑化させる銅めっきをし、シルバー色のニッケルめっき、無色のクロムめっき工程の順でめっきがされている。
更に、表層の無色のクロムめっき層を研磨して刃文模様が形成され、模擬刀の刀身が製造されている。曇った模様が、刀身の表層の無色のクロムめっき層の一部が削られることにより形成されても、下地のニッケルめっき層がシルバー色を呈しているため、刀身のシルバー色の輝きは損なわれなかった。そして、ニッケルめっき層のシルバー色を素地として、無色のクロムめっき層を研磨して形成された刃文模様が重ねられて、輝きのあるシルバーめっきを素地として、輝きの少ない曇った刃文模様が表されていた。
しかし、前記の従来の製造工程により、刀身が金めっきされた模擬刀を製造しようとすると、金めっきはクロムめっきの上には密着しにくくはがれ易いため、クロムめっきを金めっきに置換えることが必要になり、銅めっき、ニッケルめっき、金めっき工程の順に刀身をめっきすることになる。この工程によれば、刃文模様を形成させる工程において、刀身の金めっき層を研磨させて、刀身に刃文模様を形成しなければならないことになる。
しかし、シルバー色の模擬刀の場合と同様に、刀身に施された表層の金めっき層の一部を削って刃文模様を形成させる際に、誤って下地のニッケルめっき層に至るまで、刃文模様部分の金めっき層を削り欠損させ易く、その場合には下地のニッケルめっき層のシルバー色が表れ、刃文模様部分の金色が損なわれることがあるという課題があった。
また、金めっき層を欠損させないように刃文模様を形成させたとしても、刃文模様部分の金メッキ層は削られているため、その他の部分よりも金めっき層の厚さが薄くなり、刃文模様部分とその他の部分で金色にむらが発生するという課題があった。そのため、従来工程によっては、刃文模様が生かされるように、輝く刀身に輝きの少ない曇った刃文模様が表れるように金めっきがされた模擬刀を得ることはできないという課題があった。
従来の装飾めっき技術として、装飾品の装飾性を高める又は耐食性を向上させて外観の低下を防止させる技術が特許文献1から特許文献3に開示されている。特許文献1には、金めっき等が施された時計用外装部品の耐食性を向上させる技術が開示されている。
特許文献1に記載された技術は、黄銅、洋白、亜鉛等からなる素材の素地に目付けを施した時計用外装部品の表面に、金めっき等の貴金属めっきを施した後に、クロメート処理をし、貴金属めっきのピンホール部分にクロメート被膜を形成させ、耐食性を向上させるとしている。これにより、貴金属めっきの厚さを薄くでき、予め素地に施したすじ目加工等が消えることなく、外観良好な時計用外装部品を製造できるとされている。
特許文献1の技術によれば、すじ目加工等がされた素材の素地に直接貴金属めっきがされている。この技術を模擬刀に適用しようとしても、素材の粗さがそのままめっき下地となり、貴金属めっきの後でもピンホールが生じる可能性があり、装飾品としては良好な外観が得られないという課題があった。
また、クロメート処理をしないと耐食性が向上できず、意図した刃文模様が表れにくくなるという課題があった。そのため、特許文献1の技術によっては、刃文模様が生かされるように、輝く刀身に輝きの少ない曇った刃文模様が表れるように金めっきがされた模擬刀を得ることはできなかった。
特許文献2には、複数のめっき層が積層された金色装飾被膜の技術が開示されている。この技術によれば、基材の表面上に、銅層、ニッケル層、金層、保護層の順序で各層が積層され、金層が24金からなるとされると共に、保護層がアクリルシリコン系塗料からなるとされている。これにより、金色の装飾被膜における錆の発生の防止と、傷つきの防止を両立させることができるとされている。
特許文献2の技術によれば、自動車のエンブレム等の側面まで均一に仕上げるには、金層の厚さは0.05μm以上が好適とされている。この技術を模擬刀に適用しようとすると、金層の厚さが厚く均一になるため、仮に刀身の刃先を研磨して曇った刃文模様の模様を付けても、刃文模様の模様が覆われて消えてしまうことになる。そして、刃文模様が生かされるように、輝く刀身に輝きの少ない曇った刃文模様が表れるように金めっきがされた模擬刀を得ることはできなかった。
特許文献3には、複数のめっき層が積層された古美調めっきの技術が開示されている。この技術によれば、基材に銅めっき、ニッケルめっき等の白色めっき、黒ニッケルめっき等の順に重ねてめっきをした後に、金めっきをする前処理として研磨により、黒色めっきの一部を除去するとされている。
そのため、黒色めっきが除去された部分については、白色めっきの上で金めっきの金色が鮮やかとなり、黒色めっきが除去されなかった部分については、金めっきの色よりも黒色が勝るため、黒ずんだ色が表れるとされている。これにより、装飾品の表面に金色の部分と、あたかも金めっきが剥げ落ちてしまったかのような古美調めっき品の質感を再現できるとされている。
特許文献3の技術によれば、金めっきを施す前処理の研磨をすることにより、あたかも金めっきが剥げ落ちてしまったかのような古美調めっき品を作ることが可能である。しかし、特許文献3の技術のように、上層のめっき層の一部を、色の異なる下層に達するまで除去する技術によっては、刃文模様が生かされるように、輝く刀身に輝きの少ない曇った刃文模様が表れるように金めっきがされた模擬刀を得ることはできなかった。また、この技術によっては、一部のめっき層が下層まで除去されるため耐久性が低下し、品質と美観に優れた装飾性の高い模擬刀を提供することはできないという課題があった。
また、特許文献4には、めっきをする面の一部にマスキング剤を付着させて模様を描いた上でめっきをし、マスキング剤を除去し、マスキングを除去した部分とそれ以外の部分で僅かな凹凸をつけ、更に仕上げめっきをすることにより、僅かな凹凸により模様が表される工芸品めっきの技術が開示されている。しかし、この技術によっては凹凸で輝きのある図柄は描けても、刃文模様部分を輝きの少ない曇った状態として表すことはできず、刃文模様が生かされた金めっきがされた模擬刀を得ることはできないという課題があった。
特許文献1:特開昭58−61267号公報
特許文献2:特開平8−225920号公報
特許文献3:特開2003−183887号公報
特許文献4:特開2003−183877号公報
本願の発明者は、刀身に沿って波打つように曇った刃文模様が表現される装飾性の高い金めっきされた模擬刀の提供を鋭意研究した結果、本願の発明に至った。本発明が解決しようとする課題は、輝きのある金めっきの素地に輝きの少ない曇った金めっきで模様が表された金めっき装飾品、模擬刀及びその金めっき方法の技術を提供することに関する。具体的には、刃文模様等を中間めっき層の厚さの範囲で研磨して形成させ、仕上げの金めっき層を薄膜とし、耐久性と品質に優れ、装飾性が高い金めっき装飾品を提供することに関する。
本発明の第1の発明の金めっき装飾品は、仕上げの金めっき層を備えた金めっき装飾品であって、平滑な基材と、前記基材の表面にめっきされる中間めっき層と、前記中間めっき層に重ねてめっきされる前記金めっき層とを含み、前記中間めっき層の一部は、その厚さの範囲で、粗面をなす模様を備え、前記金めっき層において、前記模様が形成された部分の金めっき層が輝きの少ない曇った状態にめっきされ、前記模様が形成されていない部分の金めっき層が輝きのある状態にめっきされていることを特徴としている。
金めっき装飾品の基材をなす材質、例えば刀身の材質は、真鍮・銅・アルミニウム等を含んだ亜鉛合金や樹脂素材等限定されないが、ダイキャストされた亜鉛合金により刀身を形成させると、模擬刀を日本刀に近い重さのものとすることができる。金めっきの下地となる中間めっき層は、金めっきの金色を損なわせない色彩のめっき材質とされればよい。例えば、白色・シルバー色のニッケルめっき等であればよい。
中間めっき層は、材質の異なる複層のめっきが積層されて構成されてもよく、単層のめっきから構成されてもよい。バフの素材は綿布、サイザル麻布等の材料を基材とすればよく、その外周面に前記の研磨剤を貼着又は塗布させる。なお、中間めっき層の厚さが5μm以上の厚さとされると、バフにより刃文模様付をする際に、基材の素地が表面に露出しないように粗面に研磨することが容易であり、模様の形成、例えば刀身に沿って波打つように曇った模様を研磨して形成させるに適した下地めっき層とすることができ好適である。
本発明の第1の発明によれば、基材に中間めっきがされ、中間めっき層の厚さの範囲でバフ研磨により粗面に模様が形成された後に、金めっき層がめっきされるため、金めっき層が基材に直接に触れることがなく、金めっき層の膜厚が薄くても、基材の色が金めっきに影響を与えることがない。金めっき層の膜厚は、バフ研磨による粗面の程度に応じて、金めっきが輝きの少ない曇った状態となる範囲で適宜変更されればよい。
これにより、金めっき装飾品が、輝きのある金めっきを素地として、そこに輝きの少ない曇った金めっきで模様が表わされた金めっき装飾品となるという有利な効果を奏する。例えば、刀身の金めっきの仕上げ面に、刀身に沿って波打つように曇った刃文模様が表わされ、刃文模様が生かされた金色に輝く装飾性の高い金めっきされた模擬刀となる。
本発明の第2の発明は、第1の発明の金めっき装飾品であって、前記中間めっき層が、基材側から銅めっき層、ニッケルめっき層の順で積層され、前記模様が、ニッケルめっき層の厚さの範囲で模様が備えられることを特徴としている。2層のめっき層は、基材側が、延性に優れた銅めっき層であるため、基材の表面のピンホール等の凹凸が平滑化される。外層側がニッケルめっき層とされるため、金めっき層の下地として好適である。
銅めっき層により基材が平滑にされた上に、ニッケルめっき層がされ、ニッケルめっき層の厚さの範囲で模様が研磨されて形成される。そうすると、ピンホール等により影響されることがなく、模様を形成させる工程においても、ニッケルめっき層を残すように研磨して模様を形成させることが容易であり、金めっきの色彩を損なわせないように模様を形成できる。これにより、曇った模様が生かされた状態で金色に輝き、かつ耐久性と品質が高い金めっき装飾品、例えば模擬刀となる。
本発明の第3の発明は、第2の発明の金めっき装飾品であって、前記ニッケルめっき層の厚さが5μm以上20μm以下とされていることを特徴としている。ニッケルめっき層の厚さが、5μm以上とされることにより、基材の素地が表面に露出しないように、例えば、刀身に沿って波打つように曇った刃文模様を研磨することが容易となる。また、ニッケルめっき層の厚さが20μm以下であることにより、不要なめっき作業が省かれる。
本発明の第4の発明は、第1から第3の発明の金めっき装飾品であって、前記基材が、研磨材粒度がF600番以上F800番以下から選択された粒子径の研磨剤を付与したバフにより研磨された平滑な基材とされ、研磨材粒度がF230番以上F360番以下から選択された粒子径の研磨剤を付与したバフによって研磨された前記模様が備えられていることを特徴としている。
研磨材粒度がF600番以上F800番以下から選択された粒子径の研磨剤を付与したバフにより基材が研磨されていることにより、中間めっき層の表面を平滑な滑らかな面とすることができる。また、中間めっき層において、刃文模様が、研磨材粒度がF230番以上F360番以下から選択された粒子径の研磨剤を付与したバフにより研磨されて形成されることにより、中間めっき層の厚さの範囲で、変化に富んだ模様、例えば刀身に沿って波打つように曇った刃文模様を形成することが容易である。
本発明の第5の発明は、第1から第4の発明の金めっき装飾品であって、前記金めっき層の膜厚が、0.02μm以上0.1μm以下で形成されていることを特徴としている。金めっきの膜厚が、0.02μm以上であることにより、鮮やかな金色の色彩が得られる。また、金めっきの膜厚が、0.1μm以下であることにより、研磨により形成された曇った模様が潰れて損なわれないように、金めっきをすることができる。これにより、曇った模様が生かされた金めっき装飾品、例えば刃文模様が生かされた刀身を備えた金めっきされた模擬刀を得ることが容易である。
本発明の第6の発明は、第1から第5の発明の金めっき装飾品であって、前記金めっき層が、0.01μm以上0.04μm以下の金めっき膜厚が重ねられて形成されていることを特徴としている。無電解めっきとすれば金めっきの膜厚を、約0.01μmの薄膜とすることもでき、細かい粗面とされた模様を生かす薄膜の金めっきとして好適である。
一方、電解めっきとすれば約0.1μmの膜厚とすることができ、粗い粗面である場合には、その模様を生かすように少ない回数で金めっきすることができる。金めっき層を重ねることにより、金めっきの膜厚が安定し、金めっき装飾品の品質が向上される。これにより、品質の高い金めっき装飾品、例えば、刀身に沿って波打つように曇った刃文模様を、日本刀により近い状態とした模擬刀とすることができる。
本発明の第7の発明は、第1から第6の発明の模擬刀であって、前記金めっき装飾品が模擬刀であって、前記模様が刃文模様であることを特徴としている。刀身の金めっきの仕上げ面に、刀身に沿って波打つように曇った刃文模様が表わされ、刃文模様が生かされた金色に輝く装飾性の高い金めっきされた模擬刀とすることが可能である。
本発明の第8の発明は、第1から第7の発明の金めっき装飾品であって、前記金めっき装飾品が、前記金めっき層にクリアラッカーからなる保護層が形成されていることを特徴としている。クリアラッカーは、硬質で耐久性があると共に、その塗布面に強い光沢と深みを得ることができる。これにより、金めっき層の膜厚を薄くして、曇った模様があらわれるようにしても、金めっき装飾品の耐久性と見栄えを維持でき、部分的に輝きの違いを生かした金めっき装飾品とすることができる。
本発明の第9の発明は、基材に金めっきをし、輝きのある金めっき部分と、輝きの少ない曇った金めっき部分とを有する金めっき装飾品の製造方法であって、基材の下地調整をする第1工程と、第1工程後の前記基材に銅めっき層をめっきする第2工程と、前記銅めっき層にニッケル層をめっきする第3工程と、前記ニッケルめっき層に模様を形成する第4工程と、前記模様を形成させた前記ニッケルめっき層に金めっきをする第5工程と、前記金めっき層の表面に保護層を形成する第6工程とを含み、第1工程が、研磨材粒度がF600番以上F800番以下から選択された粒子径の研磨剤を付与したバフにより前記基材を研磨する工程であり、第3工程が、前記ニッケルめっき層の厚さを5μm以上20μm以下にめっきする工程であり、第4工程が、前記ニッケルめっき層の厚さの範囲で、研磨材粒度がF230番以上F360番以下から選択された粒子径の研磨剤を付与したバフにより研磨して、表面を粗面とされた模様を形成する工程であり、第5工程が、0.01μm以上0.04μm以下の膜厚の金めっき層を複数層重ねて、0.03μm以上0.1μm以下の膜厚の金めっき層を形成する工程であり、第6工程が、前記保護層としてクリアラッカーを塗装し保護層を形成する工程であり、前記模様が形成された部分の金めっき層が輝きの少ない曇った状態の金めっき層とされ、前記模様が形成されていない部分の金めっき層が輝きのある状態の金めっき層とされていることを特徴としている。
模様が中間めっき層の厚さの範囲内で研磨されて形成されるため、金めっき装飾品の基材が直接に金めっき層に触れることがなく、基材の色が金めっきの色彩に影響を与えて、金めっき装飾品の見栄えが損なわれることがない。また、模様を形成させる工程の後に、金めっきが薄膜でめっきされるため、金めっきが削られることがなく、金めっき装飾品の品質が劣化することもない。これにより、曇った輝きの少ない模様が生かされた金色に輝く装飾性の高い金めっき装飾品を提供することが可能となる。
・本発明の第1の発明によれば、中間めっき層の厚さの範囲でバフ研磨により模様が形成された後に、金めっき層がめっきされるため、金めっき層が基材に直接に触れることがなく、金めっき層が薄くても、基材の色が金めっきに影響を与えることがない。これにより、金めっき装飾品が、輝きのある金めっきを素地として、そこに輝きの少ない曇った金めっきで模様が表わされた金めっき装飾品となるという有利な効果を奏する。
・本発明の第2の発明によれば、基材のピンホール等により影響されることがなく、模様を形成させる工程においても、ニッケルめっき層を残すように研磨して模様を形成させることが容易であり、金めっきの色彩を損なわせないように模様を形成できる。これにより、曇った模様が生かされた状態で金色に輝き、かつ耐久性と品質が高い金めっき装飾品、例えば模擬刀となる。
・本発明の第3の発明によれば、基材の素地が表面に露出しないように、例えば、刀身に沿って波打つように曇った刃文模様を研磨することが容易となると共に、不要なめっき作業が省かれる。
・本発明の第4の発明によれば、中間めっき層の厚さの範囲で、変化に富んだ模様、例えば刀身に沿って波打つように曇った刃文模様を形成することが容易である。
・本発明の第5の発明によれば、曇った模様が生かされた金めっき装飾品、例えば刃文模様が生かされた刀身を備えた金めっきされた模擬刀を得ることが容易である。
・本発明の第6の発明によれば、品質の高い金めっき装飾品、例えば、刀身に沿って波打つように曇った刃文模様を、日本刀により近い状態とした模擬刀とすることができる。
・本発明の第7の発明によれば、刀身の金めっきの仕上げ面に、刀身に沿って波打つように曇った刃文模様が表わされ、刃文模様が生かされた金色に輝く装飾性の高い金めっきされた模擬刀とすることが可能である。
・本発明の第8の発明によれば、金めっき層の膜厚を薄くして、曇った模様があらわれるようにしても、金めっき装飾品の耐久性と見栄えを維持でき、部分的に輝きの違いを生かした金めっき装飾品とすることができる。
・本発明の第9の発明によれば、輝きの少ない曇った模様が生かされた金色に輝く装飾性の高い金めっき装飾品を提供することが可能となる。
金めっきした模擬刀の説明図(実施例1)。 金めっきした模擬刀の部分拡大図(実施例1)。 模擬刀の一部拡大断面図(実施例1)。 模擬刀の金めっき工程を説明するフロー図(実施例1)。 装飾パネルを説明する説明図(実施例2)。
本願の発明は、輝きの少ない金めっきがされる装飾品に適用可能であるが、以下には、模擬刀と装飾パネルの実施例を説明する。
実施例1では、金めっきされた模擬刀1の実施例を図1から図2を参照して説明する。図1は金めっきをした刀身を備える模擬刀の説明図を示し、図2は部分拡大図を示している。図3は図2のA部の一点鎖線部の一部拡大断面を示している。実施例1の模擬刀1は、亜鉛ダイキャストされた刀身10に、第1層を銅めっき層20、第2層を5μm以上20μm以下の膜厚さでニッケルめっき層30とし、第2層のニッケルめっき層30の厚さの範囲で、F240番の研磨剤を塗布したバフにより、刀身に沿って波打つように曇った刃文模様31を形成させ、その後に第3層の0.03μm以上0.1μm以下の膜厚さとなる金めっき層40を金めっきし、更にクリアラッカーで塗膜50を形成している。なお、F230番からF360番のバフのいずれでもよい。
模擬刀の刀身10は、亜鉛を含む亜鉛合金を溶融して、日本刀の形状をなす金型にダイキャスト鋳造して形成されている。刀身の刃11の側には、図1に示したように、刃文模様12(31)が、刃の先端から刀身に沿って刀身全体に形成される。刃文模様12は、ニッケルめっき層30の前記の膜厚さの範囲内で形成され、更に前記の膜厚さで金めっきがされることにより、刃文模様12を形成させた部分については、刀身にあたった光が拡散するように乱反射して輝きの少ない曇った状態となり、刃文模様以外の部分13については光がまっすぐに正反射して輝いた状態となる(図3参照)。
図には示していないが、刃文を形成させる研磨材粒度が異なる種類のバフにより、重なった濃淡の刃文模様を形成させることができることは勿論のことであり、部分的に輝きの少なさが異なる、曇った状態の金めっきとすることにより、更に模擬刀の装飾性が高くなる。
ここで、本発明の模擬刀1の金めっき工程を、図4を参照して説明する。図4は、模擬刀の金めっき工程を説明するフロー図である。
(基材下地処理工程)
まず第1の工程S1(図3参照)として、基材下地処理がされる。基材である亜鉛ダイキャストされた刀身は、研磨材粒度がF600番からF800番の細かい粒子径の研磨剤を塗ったサイザルバフ等を回転させて表面が平滑となるように研磨される。表面が平滑にされた刀身は、アルカリ脱脂、水洗、電解脱脂、水洗、弱酸浸漬、水洗の工程を経て、油分、酸化被膜等が除去される。そして、密着性の悪い置換めっきが付くのを防ぐためシアン化銅ストライクによりストライクめっきが行われる。
(銅めっき工程)
次に第2の工程S2として銅めっきがされる。亜鉛ダイキャストされた刀身は、前記の下地処理の工程を経て銅めっきされる。銅メッキをするには、シアン化銅浴が、均一電着性に優れ、亜鉛ダイキャストの刀身の基材にめっきするのに好適である。シアン化銅浴による銅めっきの浴組成とめっき条件の例を以下に示す。なお、銅めっきは、基材の表面を平滑化させれば良く、下記の浴組成とめっき条件に限定されず、厚さも限定されない。
浴組成としては、シアン化第一銅:50〜60g/L、シアン化ナトリウム:60〜80g/L、遊離シアン化ナトリウム8〜15g/L、ロダンカリウム:5〜15g/L、ロッシェル塩:30〜50g/L、水酸化カリウム:10〜20g/Lとした。また、めっき条件としては、浴温:50〜70℃、pH:11〜12、電流密度:1〜5A/dm2とした。
(ニッケルめっき工程)
次に第3の工程S3としてニッケルめっきがされる。ニッケルめっきは、硫酸ニッケル、塩化ニッケル、ホウ酸を主成分とするワット浴によればよく、基材との密着性もよく、下地めっきとして好適である。水洗の後、5μmから20μmの厚さのめっき膜厚となるように電解濃度が調整されてニッケルめっきがされる。ニッケルめっきを5μmから20μmの厚さのめっき膜厚とするために必要な浴組成とめっき条件の例を以下に示す。なお、下記の浴組成とめっき条件は例示に過ぎず限定されない。
浴組成としては、硫酸ニッケル:250g/L、塩化ニッケル:45g/L、ホウ酸:40g/Lとした。また、めっき条件としては、浴温:40〜55℃、pH:3.5〜4.5、電流密度:2〜10A/dm2とした。
(刃文模様形成工程)
次に第4の工程S4として、刃文模様形成がされる。研磨材粒度がF230番からF360番の中から選択された研磨剤をバフ素材の研磨面に塗布させる。そして研磨面を高速回転させながら、刀身の刃先側に沿って波打つように移動させて押し付けて、刃文模様が形成される。バフ素材は綿布、サイザル麻布等の材料を基材としたバフを用い、その外周面に前記の研磨剤を貼着又は塗布させる。
研磨材を貼着又は塗布させたバフは、回転速度80回/1分から100回/分の範囲で回転させる。通常より遅めに回転させることにより、刀身に沿って波打つように曇った刃文模様を研磨することが容易である。予め、形成させる刃文模様の輪郭を表した型板を刀身にあてて、型板から出た部分だけをバフにより研磨して、刃文模様を形成させてもよい。これにより、より容易に速やかに刃文模様を形成させることができる。
(金めっき工程)
次に第5の工程S5として金めっきがされる。刃文模様が形成された後、脱脂、水洗の工程を経て金めっきされる。無電解めっきによれば、一回の金めっきで0.01μmから0.05μmの膜厚とすることができ。電解めっきによれば、一回の金めっきで約0.1μmの膜厚とすることができる。金めっきを上記の厚さとするために必要な浴組成とめっき条件の例を以下に示す。なお、下記の浴組成とめっき条件は例示に過ぎず限定されない。
無電解めっきの場合の浴組成としては、シアン化第1金カリウム:2.0g/L、次亜リン酸ナトリウム:10.0g/L、シアン化カリウム:0.2g/Lとした。また、めっき条件としては、浴温:90〜100℃、pH:13〜14とした。
電解めっきの場合の浴組成としては、シアン化第1金カリウム1.2〜2.0g/L、遊離シアン化カリウム7.5g/L、リン酸水素カリウム15.0g/Lとした。また、めっき条件としては、浴温:60〜70℃、pH:13〜14、電流密度:1〜8A/dm2とした。
(保護塗装工程)
次に第6の工程S6として保護塗装がされる。保護塗装には顔料を混入しない無色の水溶性のクリアラッカーを使用する。ナフサ、キシレン、トルエン、アセトンなど揮発性の高い溶媒に樹脂を溶かしたものであればよい。塗膜厚さを2〜6μmの薄膜とすることにより、溶剤が揮発されて乾燥されることにより、硬く耐久性の高い保護膜が得られたと共に、刀身に沿って波打つように曇った模様が損なわれることがなかった。
ここで、研磨材粒度と金めっきの膜厚の違いが模様に与える影響について説明する。
(比較例:研磨材粒度の比較)
研磨材粒度の番手がF200番より小さい場合には、研磨粒が大きいため、ニッケルめっきの膜厚が20μmの場合であっても、研磨が基材まで達しやすく、基材が露出しやすく、刃文模様加工が困難であった。また、研磨材粒度の番手がF360番より大きい場合には、金めっき前工程では良好な状態の刃文模様となっていたが、金めっきの厚さが0.03μmと薄くても、刃文模様が平滑になりすぎるため、金めっきにより刃文模様が曇った状態が得られず、刃文模様部分も刀身と同様に輝くようになり、刃文模様が生かされなかった。
(比較例:金めっきの厚さ比較)
金めっきの厚さが0.1μmとすると、バフの番手をF200番とし、やや大きな粗面としても金めっきした後の刃文模様が平滑なものとなり、曇った状態の刃文模様が得られなかった。金めっきの厚さを0.03μmとすると、金めっきされた装飾品として、金めっきの輝きが損なわれた 部分が見られた。
実施例2では、周囲が曇った状態で金めっきされ、その中に輝きのある状態で文字が描かれた装飾パネル2の実施例を、図5を参照して説明する。図5は装飾パネルを説明する説明図である。実施例2の装飾パネルは、パネルの中央部近傍に「寿」の文字200が輝きのある状態に表れ、その文字の周囲の部分300の金めっき層が輝きの少ない曇った状態に金めっきされる。
装飾パネルは、実施例1と同様に、基材が研磨され、銅めっき、ニッケルめっきの工程を経て、文字の形に形成された被覆板に覆われた状態で、被覆板の周囲がバフにより粗面に研磨される。その後、脱脂、水洗の工程を経て、金めっきされる。各めっきの浴成分とめっき条件は、実施例1と同様である。
(その他)
・今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、上記した説明に限られず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
・上記の実施例1では、金色に輝く刀身を素地として、輝きの少ない曇った金めっきで刃文模様を表した模擬刀を説明し、実施例2では、輝きの少ない曇った金めっき素地に、金色に輝く文字を表した。しかし、装飾品のいずれの部分が素地とされてもよく、立体的な形状を特徴とする装飾品である場合には、全体が輝きの少ない曇った金めっきとされてもよいことは勿論のことである。
1…模擬刀、2…装飾パネル、
10…刀身、20…銅めっき層、30…ニッケルめっき層、
31…刃文模様、40…金めっき層、50…塗膜、
11…刃、12…刃文模様、13…刃文模様以外の部分、
200…文字、300…文字の周囲の部分

Claims (4)

  1. 仕上げの金めっき層を備えた金めっき模擬刀であって、
    刀身をなす平滑な基材に下方から、中間めっき層と、金めっき層とを含み、
    前記刀身の刃先側の前記中間めっき層に、該中間めっき層の厚さの範囲で、粗面をなす刃文模様を備え、
    前記金めっき層において、前記刃文模様が形成された部分の金めっき層が輝きの少ない曇った状態の金めっき層とされ、前記刃文模様が形成されていない部分の金めっき層が輝きのある状態の金めっき層とされている、
    ことを特徴とする金めっき模擬刀。
  2. 仕上げの金めっき層を備えた金めっき模擬刀であって、
    刀身をなす平滑な基材に下方から、銅めっき層と、ニッケルめっき層と、金めっき層とを含み、
    前記刀身の刃先側の前記ニッケルめっき層に、該ニッケルめっき層の厚さの範囲で、粗面をなす刃文模様を備え、
    前記金めっき層は、0.02μm以上0.1μm以下の膜厚の金めっき層とされ、
    前記金めっき層が0.01μm以上0.04μm以下の膜厚の金めっき層の複数層からなり、
    前記刃文模様が形成された部分の金めっき層が輝きの少ない曇った状態の金めっき層とされ、前記刃文模様が形成されていない部分の金めっき層が輝きのある状態の金めっき層とされている、
    ことを特徴とする金めっき模擬刀。
  3. 仕上げの金めっき層を備えた金めっき模擬刀の製造方法であって、
    刀身の基材を平滑な状態とする第1工程と、第1工程後の前記刀身に銅めっき層をめっきする第2工程と、前記銅めっき層にニッケル層をめっきする第3工程と、前記刀身の刃先側の前記ニッケルめっき層に刃文模様を形成する第4工程と、前記模様を形成させたニッケルめっき層に金めっきをする第5工程とを含み、
    第1工程が、研磨材粒度がF600番以上F800番以下から選択された粒子径の研磨剤を付与したバフにより前記刀身を研磨する工程であり、
    第3工程が、前記ニッケルめっき層の厚さを5μm以上20μm以下にめっきする工程であり、
    第4工程が、前記ニッケルめっき層の厚さの範囲で、研磨材粒度がF230番以上F360番以下から選択された粒子径の研磨剤を付与したバフにより研磨して、前記刃文模様を形成する工程であり、
    第5工程が、0.03μm以上0.1μm以下の膜厚の金めっき層を形成する工程であり、
    前記刃文模様が形成された部分の金めっき層が輝きの少ない曇った状態の金めっき層とされ、前記刃文模様が形成されていない部分の金めっき層が輝きのある状態の金めっき層とされている、
    ことを特徴とする金めっき模擬刀の製造方法。
  4. 基材に金めっきをし、輝きのある金めっき部分と、輝きの少ない曇った金めっき部分とを有する金めっき装飾品の製造方法であって、
    基材の下地調整をする第1工程と、第1工程後の前記基材に銅めっき層をめっきする第2工程と、前記銅めっき層にニッケル層をめっきする第3工程と、前記ニッケルめっき層に模様を形成する第4工程と、前記模様を形成させた前記ニッケルめっき層に金めっきをする第5工程と、前記金めっき層の表面に保護層を形成する第6工程とを含み、
    第1工程が、研磨材粒度がF600番以上F800番以下から選択された粒子径の研磨剤を付与したバフにより前記基材を研磨する工程であり、
    第3工程が、前記ニッケルめっき層の厚さを5μm以上20μm以下にめっきする工程であり、
    第4工程が、前記ニッケルめっき層の厚さの範囲で、研磨材粒度がF230番以上F360番以下から選択された粒子径の研磨剤を付与したバフにより研磨して、表面を粗面とされた模様を形成する工程であり、
    第5工程が、0.01μm以上0.04μm以下の膜厚の金めっき層を複数層重ねて、0.03μm以上0.1μm以下の膜厚の金めっき層を形成する工程であり、
    第6工程が、前記保護層としてクリアラッカーを塗装し保護層を形成する工程であり、
    前記模様が形成された部分の金めっき層が輝きの少ない曇った状態の金めっき層とされ、前記模様が形成されていない部分の金めっき層が輝きのある状態の金めっき層とされている、
    ことを特徴とする金めっき装飾品の製造方法。
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