JP5821681B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、転写ベルトユニットの交換が容易な画像形成装置に関する。
従来、トナーを用いて電子写真方式でトナー像を像担持体上に形成し、このトナー像を用紙に転写し、この転写トナー像を定着器で用紙に定着して画像を形成する画像形成装置が知られている。
上記の転写では、例えば、画像形成装置の転写装置において、利便性の高い機構で像担持体から転写ベルトへ現像画像を転写する1次転写位置を強固に保持する、という転写装置および画像形成装置が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
ところで、このような画像形成装置は、例えば、転写ベルトユニット、画像形成ユニット、定着ユニット等の複数の内部装置を着脱自在に備えている。これらの内部装置の保守作業時には、内部装置を画像形成装置筐体の装着部から脱抜して取り外し、修理または新品と交換して装着部に再装着する。
そのような内部装置の着脱では、例えば、装置筐体への挿入時にはユニット表面に収納され、装置筐体から引き出した時には持ち易い位置に出現し、ユニットの挿入及び引き出し操作に伴う装置筐体との干渉も生じない把持部を備えた着脱式ユニット、及びそれを備えた画像形成装置が提案されている。(例えば、特許文献2参照。)
特開2010−277066号公報 特開2011−191459号公報
ところが、内部装置には重量のあるものが多いので、内部装置を装着部から抜脱して取り出す際には、確実にロックを解除してから取り出さないと、重量のある例えば二次転写ベルトユニットなどでは、周囲部材との引っ掛かり等の異常な係合を生じて内部装置を破損するおそれがある。
装着部から内部装置を取り外す際の装置のロックの解除に関しては、装置筐体の開閉扉のロック解除、内部装置の保護カバー部材のロック解除、内部装置の動作を規定するロックの解除等、種々のロックの解除が必要となる。
そのような種々のロックを順次解除していく作業は面倒なもので、注意していても解除することを忘れて内部装置を装着部から抜脱しようとして、上記のように周囲部材との引っ掛かり等の異常な係合を生じて内部装置を破損することが多々発生する。
しかしながら、画像形成装置の内部装置に関して、そのような種々のロックの解除について、簡略に行える機構を提示されたものは見当たらない。
本発明は、上記従来の課題を解決するものであって、複数のロック解除を連動機構により一回の操作で行って転写ベルトユニットの交換が容易な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像形成装置は、装置筐体と、該装置筐体に着脱自在に並設される複数の感光体ドラムと、該複数の感光体ドラムの全てに接触する第一姿勢と上記複数の感光体ドラムのうちの一つのみに接触する第二姿勢と上記複数の感光体ドラムの全てに非接触となる第三姿勢とにベルト姿勢を変位可能に複数のローラに掛け渡されて循環移動可能な転写ベルトと、該転写ベルトの上記ベルト姿勢の変位を制御するベルト変位制御機構と、を備えて上記装置筐体に着脱自在な転写ベルトユニットと、上記装置筐体に設けられ、上記複数の感光体ドラムが上記装置筐体に着脱される際に開閉される開閉部材と、該開閉部材をロックするロックレバーと、一方で該ロックレバーと係合し、他方で上記ベルト変位制御機構と係合し、該ベルト変位制御機構に対し上記ロックレバーのロック解除に連動して上記転写ベルトの姿勢を上記第三姿勢に変位するよう制御させる連動機構と、を備えるように構成される。
本発明は、複数のロック機構部を連動機構により一回の操作でロック解除を行うので、転写ベルトユニットの交換が容易な画像形成装置を提供することが可能となる。
本発明の実施例1に係るフルカラーの画像形成装置(プリンタ、装置筐体)の内部構成を示す断面図である。 実施例1に係るプリンタの外観斜視図である。 (a),(b),(c)は実施例1に係るプリンタの転写ベルトユニットの転写ベルトがベルト位置制御機構によって画像形成部の感光体ドラムに対する位置を制御される状態を説明する図である。 実施例1に係るプリンタの転写ベルトユニットと4個の画像形成ユニットが装置筐体内に装着されているときの状態を示す斜視図である。 図4の状態において転写ベルトユニット及び4個の画像形成ユニットの抜脱を禁止するユニットロックカバーを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るフルカラーの画像形成装置(以下、単にプリンタ、又は装置筐体という)の外観斜視図である。
図1に示すプリンタ1は、電子写真式で二次転写方式のタンデム型のカラー画像形成装置であり、画像形成部2、転写ベルトユニット3、トナー供給部4、給紙部5、ベルト式定着ユニット6、及び両面印刷用搬送ユニット7で構成されている。
上記画像形成部2は、いわゆる背面転写方式で転写ベルト8の下部走行部表面8aにトナー画像を転写するために、その転写ベルト8の下部走行部表面8aに接して同図の右から左へ4個の画像形成ユニット9(9k、9c、9m、9y)を多段式に並設した構成をとっている。
この画像形成部2は、図1に示す印刷実行時位置から、それより下方の保守位置に、昇降可能にプリンタ1本体のフレームに保持されている。上記4個の画像形成ユニット9のうち上流側(図の左側)の3個の画像形成ユニット9y、9m及び9cは、それぞれ減法混色の三原色であるイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の色トナーによるモノカラー画像を形成する。
また、画像形成ユニット9kは、主として文字や画像の暗黒部分等に用いられるブラック(K)トナーによるモノクロ画像を形成する。上記の各画像形成ユニット9は、画像を現像するトナーの色を除き全て同じ構成である。したがって、以下イエロー(Y)のトナー用の画像形成ユニット9yを例にしてその構成を説明する。
画像形成ユニット9は、最上部に感光体ドラム10を備えている。この感光体ドラム10は、その周面が例えば有機光導電性材料で構成されている。この感光体ドラム10の周面に当接し又は近傍を取り巻いて、クリーナ11、帯電ローラ12、光書込ヘッド13、及び現像器14の現像ローラ15が配置されている。
現像器14は、外部を覆うユニット筐体16、内部に設けられた隔壁17、現像ローラ15、第1の攪拌搬送スクリュー18、及び第2の攪拌搬送スクリュー19を備えている。第1及び第2の攪拌搬送スクリュー18及び19は、特には図示しないが、スクリュー軸と、このスクリュー軸と一体に構成されて回転するフィンから成る。
この現像器14には、トナー供給部4のトナー補給容器20(20y、20m、20c、20k)から、同図にはY、M、C、Kで示すようにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のいずれかのトナーが供給される。
転写ベルトユニット3は、本体装置のほぼ中央で図の左右方向に扁平なループ状になって延在する無端状の上述した転写ベルト8と、この転写ベルト8を掛け渡されて転写ベルト8を図の矢印aで示す反時計回り方向に循環移動させる駆動ローラ21と従動ローラ22を備えている。
上記の転写ベルト8の扁平なループ状の内部には、詳しくは後述するベルト位置制御機構が配設されている。このベルト位置制御機構には、一次転写ローラ23が一体に組み込まれている。一次転写ローラ23は転写ベルト8を介して感光体ドラム10に圧接し、下方を循環移動する転写ベルト8の下部走行部表面8aにトナー像を直接転写(一次転写)する。
転写ベルト8は、そのトナー像を更に用紙に転写(二次転写)すべく用紙への二次転写部24まで搬送する。二次転写部24は、駆動ローラ21に隣接して下流側(図では上方)に配置された転写補助ローラ25と、この転写補助ローラ25に転写ベルト8を介して圧接する二次転写ローラ26とで形成されている。
転写ベルト8には、ベルトクリーナ27が配置されている。ベルトクリーナ27は、転写ベルト8の従動ローラ22に掛け渡されている表面に当接するクリーニングブレード28を備えている。また、ベルトクリーナ27の左方から下方にかけて隣接して、廃トナー回収容器29が着脱自在に配置されている。
ベルトクリーナ27は、クリーニングブレード28により転写ベルト8の表面に残留する廃トナーを擦り取って除去し、その廃トナーを不図示の搬送スクリューにより廃トナー回収容器29に送り込んでいる。
トナー供給部4は、転写ベルト8の上部走行部の上方に配置される4個のトナー補給容器20(20y、20m、20c、20k)を着脱自在に備えている。4個のトナー補給容器20には前述したようにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナーが収容されている。
これら4個のトナー補給容器20は、図1では転写ベルトユニット3の向う側に隠れて見えないが、それぞれ装着部のトナー供給口に続くトナー供給路を介して、それぞれに対応する画像形成ユニット9の現像器14と連結されている。
このトナー供給部4は、特には図示しないが、図1に示す印刷実行時位置から、それより上方の保守位置に、昇降可能に装着部を介してプリンタ1本体のフレームに保持されている。
給紙部5は、上下2段に配置された2個の給紙カセット30(30a、30b)を備えている。2個の給紙カセット30の給紙口(図の右方)近傍には、それぞれ用紙取出ローラ31、給送ローラ32、捌きローラ33、待機搬送ローラ対34が配置されている。
待機搬送ローラ対34の用紙搬送方向(図の鉛直上方向)には、転写ベルト8、転写補助ローラ25、二次転写ローラ26による前述した用紙への二次転写部24が形成されている。上記の転写ベルトユニット3及び4個の画像形成ユニット9の最前面には、図1では断面図のため図示していないが詳しくは後述するユニットロックカバー40が配設されている。
上記の二次転写部24の下流(図では上方)側にはベルト式熱定着ユニット6が配置され、ベルト式熱定着ユニット6の更に下流側には、定着後の用紙をベルト式熱定着ユニット6から搬出する搬出ローラ対36、及びその搬出される用紙を装置上面に形成されている排紙トレー37に排紙する排紙ローラ対38が配設されている。
両面印刷用搬送ユニット7は、外面(図の右方外側面)がプリンタ1の内部を側面から外部に開放又は遮蔽する開閉部材を兼ねている。
この両面印刷用搬送ユニット7は、排紙ローラ対38の直前から図の右横方向に分岐する開始返送路39a、それから下方に曲がる中間返送路39b、更に上記とは反対の左横方向に曲がって最終的に返送用紙を反転させる終端返送路39cから成る返送路39を備えている。
また、返送路39の途中には、5組の返送ローラ対41(41a、41b、41c、41d、41e)が配置されている。上記終端返送路39cの出口は、給紙部5の下方の給紙カセット30bに対応する待機搬送ローラ対34への搬送路に合流している。
図2は、上記プリンタ1の外観斜視図である。図2に示すように、プリンタ1は、前方に前扉42を備えている。前扉42の下方には、図1に示した2個の給紙カセット30a、30bが取っ手43により装置筐体1の前方に挿抜可能に装着されている。
また、プリンタ1は、右側面に、上部に取っ手44を有する開閉部材45を備えている。開閉部材45には図1に示した両面印刷用搬送ユニット7が一体化されている。また、プリンタ1の上面右には、表示部や入力操作部を備えた操作パネル部46が配設されている。そして、操作パネル部46の左方には、上面のほぼ全面を示す広さの、図1にも示した排紙トレー37が形成されている。
このプリンタ1は、図1に示したように、用紙に直接トナー像を転写する方式ではなく、待機搬送ローラ対34により二次転写部まで鉛直方向に搬送される用紙に転写ベルト8を介してトナー像を転写し、更に鉛直方向に用紙を搬送して転写トナー像を用紙に定着する方式となっている。
したがって、用紙の搬送路に発生する用紙ジャム等の不具合を回復するメンテナンス処理時には、図2に示す右側の開閉部材45を開放するのみで対処できるようになっている。つまり、用紙ジャム等の不具合はキット類の配設部では発生しない。
図1の左側に集中する転写ベルトユニット3、画像形成ユニット9等のキット類などの消耗品の着脱の操作は、図2に示す前扉42を開き、更に図1に示したユニットロックカバー40を開いて、キット類を長手方向(前扉方向)に入れ替え操作するように構成されている。
図3(a),(b),(c)は、転写ベルトユニット3の転写ベルト8がベルト位置制御機構によって画像形成部2の感光体ドラム10に対する位置を制御される状態を説明する図である。尚、図3(a),(b),(c)には図1に示した構成と同一の構成部分には図1と同一の番号を付与して示している。
図3(a),(b),(c)に示すベルト位置制御機構47には、前述したように、一次転写ローラ23(23y、23m、23c、23k)が一体に組み込まれている。一次転写ローラ23は、図3(a)に示すように、それぞれ転写軸受けベース48に保持されている。
転写軸受けベース48にはスライドピン49が取り付けられている。一次転写ローラ23y、23m、23cの転写軸受けベース48のスライドピン49は、それぞれ、YMCスライド縦板51の3箇所をスライド溝52に滑動自在に嵌入している。
また、一次転写ローラ23kの転写軸受けベース48のスライドピン49は、Kスライド縦板53のスライド溝54に滑動自在に嵌入している。図3(a)は、4個全てのスライドピン49がスライド溝52、54の最下端部に移動している状態を示している。
すなわち、図3(a)は、ベルト位置制御機構47が、4個全部の一次転写ローラ23を降下させ、転写ベルト8を介して感光体ドラム10(10y、10m、10c、10k)に圧接させ、転写ベルト8の位置をフルカラーモードに設定して、その設定をロックした状態を示している。
尚、図3(a),(b),(c)には手前側の側面しか示していないが、転写軸受けベース48、スライドピン49、YMCスライド縦板51、及びKスライド縦板53は、不図示の中央部のカム板を介して転写ベルトユニット3の両側に配置されている。
図3(b)は、ベルト位置制御機構47が、画像形成ユニット9kの感光体ドラム10kに対する転写ベルト8を介した一次転写ローラ23kの圧接を維持したまま、他の3個の一次転写ローラ23y、23m、23cを上に移動させて転写ベルト8を感光体ドラム10y、10m、10cから離隔させ、転写ベルト8の位置をモノクロモードに設定した状態を示している。
すなわち、図3(b)では、Kスライド縦板53の位置は図3(a)と変わらずモノクロ位置にロックされたままとなっているが、モード切替カム55が図3(a)の位置から一次転写ローラ上昇位置に180度回転したことにより、YMCスライド縦板51の位置が従動ローラ22方向に移動している。
これにより、図3(a)に示す一次転写ローラ23y、23m、23cの転写軸受けベース48のスライドピン49が、図3(b)に示すように、スライド溝52の最上部に移動し、これに伴われて転写軸受けベース48が支持軸56を支点に上方に回動している。
この転写軸受けベース48の上方への回動により、転写軸受けベース48に保持されている一次転写ローラ23y、23m、23cが上方に持ち上げられて転写ベルト8への押圧を解除され、転写ベルト8が感光体ドラム10y、10m、10cから離隔してカラーモードのロックを解除され、モノクロモードのみが設定されている。
図3(c)は、ベルト位置制御機構47が、離間カムレバー57を従動ローラ22方向へ90度回動させて、Kスライド縦板53をYMCスライド縦板51の右端部に当接するまで従動ローラ22方向へ移動させると共に、モード切替カム55を図3(a)の示す転写位置へ回転させた状態を示している。
但し、図3(c)の場合は、モード切替カム55が図3(a)と同様の転写位置に戻っても、Kスライド縦板53がYMCスライド縦板51の右端部に当接しているので、YMCスライド縦板51は図3(b)に示す非転写位置のまま、図3(a)の転写位置に戻ることは出来ない。
ここで、Kスライド縦板53が左方へ移動したので、画像形成ユニット9kの感光体ドラム10kに対する一次転写ローラ23kの転写軸受けベース48のスライドピン49が、Kスライド縦板53すなわちスライド溝54の左方への移動に伴って、スライド溝54の最上部に移動する。
スライドピン49がスライド溝54の最上部に移動したことにより、一次転写ローラ23kの転写軸受けベース48が支持軸58を支点にして上方に回動し、一次転写ローラ23kが持ち上げられて転写ベルト8への押圧を解除し、転写ベルト8が感光体ドラム10kから離隔し、転写ベルト8が4個全部の一次転写ローラ23と共に感光体ドラム10から離れる全非転写モードが設定される。
尚、この状態から離間カムレバー57が駆動ローラ21方向へ90度回動してKスライド縦板53が駆動ローラ21方向へ移動すると、不図示のバネ機構により駆動ローラ21方向へ付勢されているYMCスライド縦板51が、既にモード切替カム55が転写位置にあることによりKスライド縦板53の移動に連れて図3(a)の転写位置に移動する。
ここで、上記の離間カムレバー57は、設定モードによって自動で回動するが、人手によっても回動可能である。上記に説明したように、モード切替カム55が図3(a)に示すカラー転写位置に在っても、図3(b)に示すモノクロ転写位置にあっても、離間カムレバー57を人手で強制的に回動させて、図3(c)に示す全非転写モードが設定することができる。
換言すれば、転写ベルト8と感光体ドラム10との接触状態が全非転写モードはもちろん、フルカラーモード、モノクロモードのどの位置にあっても、転写ベルト8と感光体ドラム10との接触関係を解除して、転写ベルトユニット3全体を感光体ドラム10から非接触状態とすることができる。
図4は、転写ベルトユニット3と4個の画像形成ユニット9m、9c、9y、9kが装置筐体1内に装着されているときの状態を示す斜視図である。尚、図4には、図1乃至図3に示した構成と同一の構成部分には図1乃至図3と同一の番号を付与して示している。
図4に示すように、転写ベルトユニット3は、前面フレーム59a、後面フレーム59b、図3(a),(b),(c)に示したYMCスライド縦板51、Kスライド縦板53を滑動可能に保持するスライド面板等からなるユニットフレームに、駆動ローラ21と従動ローラ22を介して保持されている。
図3に示した前方のYMCスライド縦板51及びKスライド縦板53は、図4に示す前面フレーム59aにより覆われた状態で配置されている。ベルトクリーナ27の奥側端部には廃トナー排出口を開閉する排出口ャップ61が配置されている。
転写ベルトユニット3の前面フレーム59aの中央には、転写ベルトユニット3を装置筐体1に着脱するときに用いられるユニット取っ手62が形成されている。また、転写ベルト8の上面上方には、前面フレーム59aと後面フレーム59bとに差し渡されて、二本の取っ手板63が配設されている。
この二本の取っ手板63には、転写ベルトユニット3が装置筐体1の外部に在るとき持ち運ぶための、両端がスライド式に伸縮する取っ手64がそれぞれ取り付けられている。
転写ベルトユニット3の下方には、4個の画像形成ユニット9(9m、9c、9y、9k)が配置されている。4個の画像形成ユニット9には、それぞれ、画像形成ユニット9を装置筐体1に着脱する際に手に取る取っ手65が設けられている。
図4において転写ベルト8の下面のトナー像転写面と画像形成ユニット9の感光体ドラム10との接触状態は、図では陰になって見えないが、離間カムレバー57が垂直位置にあることから、図3(a)に示したフルカラー印刷モード又は図3(b)に示したモノクロ印刷モードに設定されていることが分かる。
この状態のとき、図1に示したユニットロックカバー40のロックを解除してユニットロックカバー40を開き、ユニット取っ手62に手を掛けて転写ベルトユニット3を装置筐体1の前方に引き出したのでは、転写ベルト8の下面と感光体ドラム10の上面とが摺接して、双方共に損傷を受ける。
したがって、離間カムレバー57を垂直位置から反時計回り方向に手で90度回転させて、図3(c)に示したように、転写ベルト8が4個全部の一次転写ローラ23と共に感光体ドラム10から離れる全非転写モードに設定してから、転写ベルトユニット3を引き出さなければならない。
図5は、図4の状態において、その前面に配置される図1に示したユニットロックカバー40を具体的に示す図である。ユニットロックカバー40の右端部近傍にロックカバー開閉つまみ66が配設されている。
このロックカバー開閉つまみ66は、図5に示すカバーロック位置と、矢印bで示すように反時計回り方向に90度回転したカバーロック解除位置とに回動可能に取り付けられている。
ロックカバー開閉つまみ66がカバーロック位置に回動してユニットロックカバー40の開閉を禁止することによって、転写ベルトユニット3及び4個の画像形成ユニット9の装置筐体1からの抜脱が、ユニットロックカバー40によって禁止される。
本例においてロックカバー開閉つまみ66の内側は、特には図示しないが、空洞に形成されている。但し、所定の一箇所に、つまみの軸から内周面に至る半径分の板状体が配置されている。
この板状体は、ロックカバー開閉つまみ66が図5のようにカバーロック位置に在るとき、図4に示した垂直位置にある離間カムレバー57の右側面に当接する位置に対応して形成されている。すなわち、図4に示した離間カムレバー57は、図5の状態において、ロックカバー開閉つまみ66の内側に入り込んでいる。
ユーザ又は保守作業者が、転写ベルトユニット3の保守又は点検を行うために、転写ベルトユニット3を装置筐体1から取り出す際は、先ず、図2に示した前扉42を開ける。次に、図1及び図5に示すユニットロックカバー40のロックを解除すべくロックカバー開閉つまみ66を反時計回り方向に90度ひねる。
これにより、ユニットロックカバー40のロックが解除されてユニットロックカバー40を開くことができると共に、ロックカバー開閉つまみ66に連動して離間カムレバー57が垂直位置から反時計回り方向に90度回動している(元から90度位置に回動していればそのまま)。
これにより、ユーザ又は保守作業者は、転写ベルトユニット3と画像形成ユニット9の感光体ドラム10との係合状態に注意を払うことなく直ちにユニット取っ手62を手に取って、転写ベルトユニット3を装置筐体1から取り出すことができる。
このように、本実施例によれば、複数のロック機構部を連動機構により一回の操作でロック解除を行うので、転写ベルト(二次転写ベルト)ユニットの保守、点検、交換等を、ベルトとドラムの摺接等の干渉による損傷等を発生させることなく誤りなく容易に行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、本発明は特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[付記1]
装置筐体と、
該装置筐体に着脱自在に並設される複数の感光体ドラムと、
該複数の感光体ドラムの全てに接触する第一姿勢と前記複数の感光体ドラムのうちの一つのみに接触する第二姿勢と前記複数の感光体ドラムの全てに非接触となる第三姿勢とにベルト姿勢を変位可能に複数のローラに掛け渡されて循環移動可能な転写ベルトと、該転写ベルトの前記ベルト姿勢の変位を制御するベルト変位制御機構と、を備えて前記装置筐体に着脱自在な転写ベルトユニットと、
前記装置筐体に設けられ、前記複数の感光体ドラムが前記装置筐体に着脱される際に開閉される開閉部材と、
該開閉部材をロックするロックレバーと、
一方で該ロックレバーと係合し、他方で前記ベルト変位制御機構と係合し、該ベルト変位制御機構に対し前記ロックレバーのロック解除に連動して前記転写ベルトの姿勢を前記第三姿勢に変位するよう制御させる連動機構と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
[付記2]
前記連動機構と前記ベルト変位制御機構との係合は、前記連動機構が前記ロックレバーをロック解除の位置に移動させるべく回転したとき、該回転に連動して前記ベルト変位制御機構が前記転写ベルトの姿勢を前記第三姿勢に変位させる方向へ回動するよう形成される、
ことを特徴とする付記1記載の画像形成装置。
[付記3]
前記複数の感光体ドラムは、それぞれ前記装置筐体に着脱自在な複数の画像形成ユニットに組み込まれて、互いに異なる色のトナー画像が形成されるべく設けられている、
ことを特徴とする付記1記載の画像形成装置。
[付記4]
前記互いに異なる色のトナー画像が、イエロー色、マゼンタ色、シアン色、及びブラック色のトナーによる画像である、
ことを特徴とする付記3記載の画像形成装置。
本発明は、複数のロック機構部を連動機構により一回の操作でロック解除を行うので、転写ベルトユニットの交換が容易な画像形成装置に利用することができる。
1 フルカラー画像形成装置(プリンタ、装置筐体)
2 画像形成部
3 転写ベルトユニット
4 トナー供給部
5 給紙部
6 ベルト式定着ユニット
7 両面印刷用搬送ユニット
8 転写ベルト
8a 下部走行部表面
9(9m、9c、9y、9k) 画像形成ユニット
10 感光体ドラム
11 クリーナ
12 帯電ローラ
13 光書込ヘッド
14 現像器
15 現像ローラ
16 ユニット筐体
17 隔壁
18 第1の攪拌搬送スクリュー
19 第2の攪拌搬送スクリュー
20(20y、20m、20c、20k) トナー補給容器
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
23(23y、23m、23c、23k) 一次転写ローラ
24 二次転写部
25 転写補助ローラ
26 二次転写ローラ
27 ベルトクリーナ
28 クリーニングブレード
29 廃トナー回収容器
30(30a、30b) 給紙カセット
31 用紙取出ローラ
32 給送ローラ
33 捌きローラ
34 待機搬送ローラ対
36 搬出ローラ対
37 排紙トレー
38 排紙ローラ対
39 返送路
39a 開始返送路
39b 中間返送路
39c 終端返送路
41(41a、41b、41c、41d、41e) 返送ローラ対
40 ユニットロックカバー
42 前扉
43、44 取っ手
45 開閉部材
46 操作パネル部
47 ベルト位置制御機構
48 転写軸受けベース
49 スライドピン
51 YMCスライド縦板
52 スライド溝
53 Kスライド縦板
54 スライド溝
55 モード切替カム
56 支持軸
57 離間カムレバー
58 支持軸
59a 前面フレーム
59b 後面フレーム
61 排出口ャップ
62 ユニット取っ手
63 取っ手板
64、65 取っ手
66 ロックカバー開閉つまみ

Claims (3)

  1. 装置筐体と、
    該装置筐体に着脱自在に並設される複数の感光体ドラムと、
    該複数の感光体ドラムの全てに接触する第一姿勢と前記複数の感光体ドラムのうちの一つのみに接触する第二姿勢と前記複数の感光体ドラムの全てに非接触となる第三姿勢とにベルト姿勢を変位可能に複数のローラに掛け渡されて循環移動可能な転写ベルトと、該転写ベルトの前記ベルト姿勢の変位を制御するベルト変位制御機構と、を備えて前記装置筐体に着脱自在な転写ベルトユニットと、
    前記装置筐体に設けられ、前記複数の感光体ドラムが前記装置筐体に着脱される際に開閉される開閉部材と、
    該開閉部材をロックするロックレバーと、
    一方で該ロックレバーと係合し、他方で前記ベルト変位制御機構と係合し、該ベルト変位制御機構に対し前記ロックレバーのロック解除に連動して前記転写ベルトの姿勢を前記第三姿勢に変位するよう制御させる連動機構と、
    を備え
    前記連動機構と前記ベルト変位制御機構との係合は、前記連動機構が前記ロックレバーをロック解除の位置に移動させるべく回転したとき、該回転に連動して前記ベルト変位制御機構が前記転写ベルトの姿勢を前記第三姿勢に変位させる方向へ回動するよう形成される、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記複数の感光体ドラムは、それぞれ前記装置筐体に着脱自在な複数の画像形成ユニットに組み込まれて、互いに異なる色のトナー画像が形成されるべく設けられている、
    ことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記互いに異なる色のトナー画像が、イエロー色、マゼンタ色、シアン色、及びブラック色のトナーによる画像である、
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
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