JP5820776B2 - 間仕切壁補強構造 - Google Patents

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Description

本発明は、間仕切壁補強構造に関する。詳しくは、地震による揺れに耐え、転倒を防止できるように既存の間仕切壁を補強する間仕切壁補強構造に関する。
従来より、頂部が構造体ではなく天井下地に支持される天井下の間仕切壁がある(特許文献1参照)。この天井下の間仕切壁では、地震で揺れて倒れるのを防止するため、間仕切壁を耐震補強することが行われる。
すなわち、間仕切壁は、軽量鉄骨下地と、この軽量鉄骨下地の両面に張られた壁面材と、からなる。軽量鉄骨下地は、天井面および床面に取り付けられたランナーと、これら上下のランナー間に所定間隔で建て込まれた角スタッドと、からなる。
この間仕切壁では、耐震補強として、軽量鉄骨下地のランナーと天井裏の構造体との間を、補強材で連結し、溶接により固定している。
特開2006−233652号公報
しかしながら、既存の建物の天井に上述のような耐震補強を行う場合、天井裏空間には空調ダクト、衛生配管、照明設備の配線などが既に収容されているので、必要な箇所に補強材を取り付けることができない場合が多く、十分な補強を行うのは困難であった。
また、溶接を行うと火花が発生するため、火花養生が大がかりとなり、間仕切壁の近傍で居住者が執務していると施工できない、という問題があった。
本発明は、間仕切壁を確実かつ十分に補強できる間仕切壁補強構造を提供することを目的とする。
請求項1に記載の間仕切壁補強構造(例えば、後述の間仕切壁補強構造30、30A)は、天井下の間仕切壁(例えば、後述の間仕切壁10)を補強する間仕切壁補強構造であって、天井裏空間で吊りボルト(例えば、後述の吊りボルト21)に支持されて前記間仕切壁の頂部に沿って略水平に延びる支持材(例えば、後述の支持材312)と、前記間仕切壁の頂部に沿って設けられた頭繋ぎ(例えば、後述の頭繋ぎ32、32A)と、当該頭繋ぎに固定されてかつ天井面(例えば、後述の天井面材24)を貫通して天井裏空間に至る振れ止め金物(例えば、後述の振れ止め金物33、33A)と、当該振れ止め金物と前記支持材とを連結する環状ワイヤー(例えば、後述の環状ワイヤー34)と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、間仕切壁の頂部は、頭繋ぎ、振れ止め金物、環状ワイヤー、および支持材を介して、吊りボルトに連結されるので、大きな揺れが間仕切壁に作用しても、この間仕切壁が転倒するのを防止できる。
また、既存の間仕切壁を補強する場合、天井裏空間では配管や配線を避けて支持材を取り付けるだけでよいので、間仕切壁を確実かつ十分に補強できる。
また、溶接を用いないので、間仕切壁の近傍で居住者が執務していても、確実に施工できる。
請求項2に記載の間仕切壁補強構造は、前記天井面には、前記振れ止め金物が貫通する貫通孔(例えば、後述の貫通孔241)が形成され、当該天井面の貫通孔と前記振れ止め金物との間には、隙間が形成されることを特徴とする。
この発明によれば、天井面の貫通孔と振れ止め金物との間に隙間を形成したので、地震動により天井面が大きく揺れても、間仕切壁は天井面の揺れの影響を受けないので、間仕切壁が転倒するのを確実に防止できる。
本発明の間仕切壁補強構造は、頂部が天井面に接合された間仕切壁の転倒を防止する間仕切壁補強構造であって、天井裏空間で構造体に取り付けられた吊ボルトと、前記間仕切壁の頂部とが、冶具(例えば、後述の頭繋ぎ32、振れ止め金物33、環状ワイヤー34、および支持架構31)を介して連結されていることが好ましい
本発明によれば、間仕切壁の頂部は、頭繋ぎ、振れ止め金物、環状ワイヤー、および支持材を介して、吊りボルトに連結されるので、大きな揺れが間仕切壁に作用しても、この間仕切壁が転倒するのを防止できる。また、既存の間仕切壁を補強する場合、天井裏空間では配管や配線を避けて支持材を取り付けるだけでよいので、間仕切壁を確実かつ十分に補強できる。また、溶接を用いないので、間仕切壁の近傍で居住者が執務していても、確実に施工できる。
本発明の第1実施形態に係る間仕切壁補強構造が適用された間仕切壁の側面図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の第2実施形態に係る間仕切壁補強構造が適用された間仕切壁の断面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の実施形態の説明にあたって、同一構成要件については同一符号を付し、その説明を省略もしくは簡略化する。
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態に係る間仕切壁補強構造30が適用された間仕切壁10の側面である。図2は、図1のA−A断面図である。
間仕切壁10は、既存建物1の天井20の下に設けられて、頂部が既存建物1の天井20の天井面に接合しており、間仕切壁補強構造30で転倒が防止されている。
天井20は、在来天井であり、上階の構造体としての床躯体から吊り下げられた吊りボルト21と、この吊りボルト21に支持されて略水平に延びる野縁受け22と、略水平でかつ野縁受け22に交差する方向に延びるとともに野縁受け22に支持される野縁23と、この野縁23の下面に張り付けられた天井面材24と、を備える。
野縁受け22を吊りボルト21に螺合されたハンガー211に嵌め込むことで、野縁受け22が吊りボルト21に支持される。
また、野縁受け22と野縁23とが交差する箇所では、これら野縁受け22と野縁23との間に図示しないクリップを嵌め込むことで、野縁23が野縁受け22に支持される。
間仕切壁10は、野縁受け22に略平行に延びており、軽量鉄骨下地11と、この軽量鉄骨下地11の両面に張られた壁面材12と、を備える。
軽量鉄骨下地11は、野縁23および図示しない床面に取り付けられたランナー111と、これら上下のランナー111間に所定間隔で建て込まれた角スタッド112と、からなる。
間仕切壁補強構造30は、天井裏空間で吊りボルト21支持された支持架構31と、間仕切壁10の頂部に沿って設けられた一対の頭繋ぎ32と、この頭繋ぎ32に固定されてかつ天井20の天井面材24を貫通して天井裏空間に至る振れ止め金物33と、振れ止め金物33と支持架構31とを連結する環状ワイヤー34と、を備える。
支持架構31は、野縁受け22に沿った方向に隣り合う吊りボルト21間に架設された一対の吊りボルト連結材311と、これら吊りボルト連結材311間に架設されて吊りボルト連結材311に直交しかつ間仕切壁10の頂部に沿って略水平に延びる支持材312と、を備える。
吊りボルト連結材311は、穴明きアングルであり、Uバンド313で吊りボルト21に固定されている。
支持材312は、穴明きアングルであり、吊りボルト連結材311にボルト固定されている。
一対の頭繋ぎ32は、間仕切壁10の両面に設けられており、所定間隔置きに設けられた繋ぎボルト321で互いに連結されている。
この一対の頭繋ぎ32は、化粧カバー322で覆われている。
振れ止め金物33は、頭繋ぎ32に沿って所定間隔置きに千鳥に設けられて、この頭繋ぎ32にビスで固定されている。振れ止め金物33は、平板状であり、この振れ止め金物33の上端側には、貫通孔331が形成されている。
天井面材24には、振れ止め金物33が貫通する貫通孔241が形成され、天井面材24の貫通孔241と振れ止め金物33との間には、隙間が形成されている。
環状ワイヤー34は、直線状のワイヤーを、支持材312の穴および振れ止め金物33の貫通孔331に挿通して、ワイヤーロック341でかしめることで、支持材312と振れ止め金物33とを連結する。
このように、間仕切壁10の頂部は、頭繋ぎ32、振れ止め金物33、環状ワイヤー34、および支持架構31を介して、吊りボルト21に連結されている。
以上の間仕切壁補強構造30を既存の間仕切壁10に取り付ける手順について説明する。
まず、間仕切壁10に頭繋ぎ32を取り付けて、次に、天井面材24を貫通して振れ止め金物33を取り付ける。次に、天井裏空間にて、支持架構31を取り付ける。そして、環状ワイヤー34で振れ止め金物33と支持架構31とを連結する。
本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1)間仕切壁10の頂部は、頭繋ぎ32、振れ止め金物33、環状ワイヤー34、および支持架構31を介して、吊りボルト21に連結されるので、大きな揺れが間仕切壁10に作用しても、この間仕切壁10が転倒するのを防止できる。
また、既存の間仕切壁10を補強する場合、天井裏空間では配管や配線を避けて支持架構31を取り付けるだけでよいので、間仕切壁10を確実かつ十分に補強できる。
また、溶接を用いないので、間仕切壁10の近傍で居住者が執務していても、確実に施工できる。
(2)支持架構31を、互いに直交する吊りボルト連結材311と支持材312とで構成したので、任意の位置に支持材312を設けることができ、間仕切壁10の位置に柔軟に対応できる。
〔第2実施形態〕
図3は、本発明の第2実施形態に係る間仕切壁補強構造30Aが適用された間仕切壁10の断面図である。
本実施形態では、頭繋ぎ32Aおよび振れ止め金物33Aの構造が、第1実施形態と異なる。
すなわち、頭繋ぎ32Aは、間仕切壁10の片面にのみ設けられている。
また、振れ止め金物33Aは、断面略クランク状であり、頭繋ぎ32Aに沿って間仕切壁10の片面にのみ設けられている。
本実施形態によれば、上述の(1)と同様の効果がある。
なお、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
また、上述の各実施形態では、天井20を在来天井としたが、これに限らず、システム天井にも適用できる。
また、上述の各実施形態では、間仕切壁10を、上下のランナー111と角スタッド112を壁面材12で挟み込む、いわゆる在来壁としたが、これに限らず、本発明は、スチールパーテーションやアルミパーテーションにも適用できる。
1…既存建物
10…間仕切壁
11…軽量鉄骨下地
12…壁面材
20…天井
21…吊りボルト
22…野縁受け
23…野縁
24…天井面材
30、30A…間仕切壁補強構造
31…支持架構
32、32A…頭繋ぎ
33、33A…振れ止め金物
34…環状ワイヤー
111…ランナー
112…角スタッド
211…ハンガー
241…貫通孔
311…ボルト連結材
312…支持材
313…Uバンド
321…繋ぎボルト
322…化粧カバー
331…貫通孔
341…ワイヤーロック

Claims (2)

  1. 天井下の間仕切壁の転倒を防止する間仕切壁補強構造であって、
    天井裏空間で吊りボルトに支持されて前記間仕切壁の頂部に沿って略水平に延びる支持材と、
    前記間仕切壁の頂部に沿って設けられた頭繋ぎと、
    当該頭繋ぎに固定されてかつ天井面を貫通して天井裏空間に至る振れ止め金物と、
    当該振れ止め金物と前記支持材とを連結する環状ワイヤーと、を備えることを特徴とする間仕切壁補強構造。
  2. 前記天井面には、前記振れ止め金物が貫通する貫通孔が形成され、
    当該天井面の貫通孔と前記振れ止め金物との間には、隙間が形成されることを特徴とする請求項1に記載の間仕切壁補強構造
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