JP5811912B2 - 質量分析装置 - Google Patents
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Description
a)前記M個のサンプルのうちの少なくとも1個のサンプルに対し、解離操作を伴わない質量分析を実施してMSスペクトルを取得するMSスペクトル取得手段と、
b)前記MSスペクトル取得手段により得られた少なくとも1つのMSスペクトルに基づいて、前記M個のサンプルに含まれる複数の成分由来のピークをそれぞれ抽出するピーク抽出手段と、
c)前記ピーク抽出手段により抽出された複数のピークの中で強度が最小であるピークに対し前記M個のサンプルの中で総イオン量が最大であるサンプルを割り当て、前記抽出された複数のピークの中で強度が最大であるピークに対しては前記M個のサンプルの中で総イオン量が最大でないいずれかのサンプルを割り当て、且つ、前記抽出された複数のピークの中で強度が最小及び最大であるピーク以外のピークについて、強度が大きくなる順に、前記M個のサンプルの中で総イオン量が同一である又は減少するサンプルを割り当てるように、各ピークの強度と各サンプルの総イオン量とに基づいて、各ピークをプリカーサイオンとするMSn分析を実行する対象のサンプルを決定するサンプル割当て処理手段と、
d)前記サンプル割当て処理手段により決定された割当てに従って、前記複数の成分毎に、前記M個のサンプルのうちのいずれかに対し前記複数のピークのいずれかをプリカーサイオンに設定したMSn分析を実行してMSnスペクトルを取得するMSnスペクトル取得手段と、
を備えることを特徴としている。
図2はこの網羅的な同定処理及び制御の動作手順を示すフローチャートである。
x+ y=M
αx+βy=N …(1)
[例1]ピーク数N=4、ウェル数M=3である場合
4本のピークa、b、c、dのピーク強度がd>c>b>aであり、3個のウェルA、B、Cのイオン総量がA>B>Cであるものとする。この場合、ステップS4でNoと判定され、ステップS11において、N/M=4/3=1.33、であることから、α=2、β=1、と計算される。N=4、M=3、α=2、β=1から(1)式の連立方程式を解くと、x=1、y=2、と求まる。ステップS13の処理により、各ウェルに割り当てられるピークは、ピークa→ウェルA、ピークb→ウェルB、ピークc、d→ウェルC、となる。
5本のピークa、b、c、d、eのピーク強度がe>d>c>b>aであり、3個のウェルA、B、Cのイオン総量がA>B>Cであるものとする。この場合、ステップS4でNoと判定され、ステップS11において、N/M=5/3=1.67、であることから、α=2、β=1、と計算される。N=5、M=3、α=2、β=1から(1)式の連立方程式を解くと、x=2、y=1、と求まる。ステップS13の処理により、各ウェルに割り当てられるピークは、ピークa→ウェルA、ピークb、c→ウェルB、ピークd、e→ウェルC、となる。
6本のピークa、b、c、d、e、fのピーク強度がf>e>d>c>b>aであり、3個のウェルA、B、Cのイオン総量がA>B>Cであるものとする。この場合、ステップS4でNoと判定され、ステップS11において、N/M=6/3=2、であることから、α=2、β=1、と計算される。N=6、M=3、α=2、β=1から(1)式の連立方程式を解くと、x=2、y=0、と求まる。ステップS13の処理により、各ウェルに割り当てられるピークは、ピークa、b→ウェルA、ピークc、d→ウェルB、ピークe、f→ウェルC、となる。
8本のピークa、b、c、d、e、f、g、hのピーク強度がh>g>f>e>d>c>b>aであり、3個のウェルA、B、Cのイオン総量がA>B>Cであるものとする。この場合、ステップS4でNoと判定され、ステップS11において、N/M=8/3=2.67、であることから、α=3、β=2、と計算される。N=8、M=3、α=3、β=2から(1)式の連立方程式を解くと、x=2、y=1、と求まる。ステップS13の処理により、各ウェルに割り当てられるピークは、ピークa、b→ウェルA、ピークc、d、e→ウェルB、ピークf、g、h→ウェルC、となる。
9本のピークa、b、c、d、e、f、g、h、iのピーク強度がi>h>g>f>e>d>c>b>aであり、4個のウェルA、B、C、Dのイオン総量がA>B>C>Dであるものとする。この場合、ステップS4でNoと判定され、ステップS11において、N/M=9/4=2.25、であることから、α=3、β=2、と計算される。N=9、M=4、α=3、β=2から(1)式の連立方程式を解くと、x=1、y=3、と求まる。ステップS13の処理により、各ウェルに割り当てられるピークは、ピークa、b→ウェルA、ピークc、d→ウェルB、ピークe、f→ウェルC、ピークg、h、i→ウェルD、となる。
11…移動相容器
12…送液ポンプ
13…インジェクタ
14…カラム
15…検出器
2…スポッティング装置
21…サンプルプレート
22…ウェル
3…試料搬送部
4…MS部
41…ステージ
42…レーザ光源部
43…イオントラップ
44…飛行時間型質量分析器
45…検出器
5…データ処理部
51…クロマトグラムデータ収集部
52…MSスペクトルデータ収集部
53…MS2スペクトルデータ収集部
54…プリカーサイオン抽出部
55…ウェル/プリカーサイオン割当て処理部
6…分析制御部
Claims (4)
- クロマトグラフィにより成分分離された試料をその溶出の時間順序に従って分画することで調製された複数のサンプルに対しMSn分析(nは2以上の整数)を実施する質量分析装置であって、クロマトグラフィにより成分分離されなかった複数の成分が溶出の時間順序で連続するM個(Mは2以上の整数)のサンプルに含まれる状態である該サンプルに対してMSn分析を行う質量分析装置において、
a)前記M個のサンプルのうちの少なくとも1個のサンプルに対し、解離操作を伴わない質量分析を実施してMSスペクトルを取得するMSスペクトル取得手段と、
b)前記MSスペクトル取得手段により得られた少なくとも1つのMSスペクトルに基づいて、前記M個のサンプルに含まれる複数の成分由来のピークをそれぞれ抽出するピーク抽出手段と、
c)前記ピーク抽出手段により抽出された複数のピークの中で強度が最小であるピークに対し前記M個のサンプルの中で総イオン量が最大であるサンプルを割り当て、前記抽出された複数のピークの中で強度が最大であるピークに対しては前記M個のサンプルの中で総イオン量が最大でないいずれかのサンプルを割り当て、且つ、前記抽出された複数のピークの中で強度が最小及び最大であるピーク以外のピークについて、強度が大きくなる順に、前記M個のサンプルの中で総イオン量が同一である又は減少するサンプルを割り当てるように、各ピークの強度と各サンプルの総イオン量とに基づいて、各ピークをプリカーサイオンとするMSn分析を実行する対象のサンプルを決定するサンプル割当て処理手段と、
d)前記サンプル割当て処理手段により決定された割当てに従って、前記複数の成分毎に、前記M個のサンプルのうちのいずれかに対し前記複数のピークのいずれかをプリカーサイオンに設定したMSn分析を実行してMSnスペクトルを取得するMSnスペクトル取得手段と、
を備えることを特徴とする質量分析装置。 - 請求項1に記載の質量分析装置において、
前記ピーク抽出手段で抽出されたピークの数NがM以下である場合、前記サンプル割当て処理手段は、M個のサンプルから総イオン量が多い順にN個のサンプルを選択し、N本のピークのうち強度が最小であるピークから強度が大きくなる順に、N個のサンプルの中で総イオン量が大きいサンプルを一対一で割り当てることを特徴とする質量分析装置。 - 請求項1に記載の質量分析装置において、
前記ピーク抽出手段で抽出されたピークの数NがMの倍数である場合、前記サンプル割当て処理手段は、N本のピークのうち強度が最小であるピークから、強度が大きくなる順にN/M本ずつ組にして、M個のサンプルの中で総イオン量が大きいサンプルを一対一で割り当てることを特徴とする質量分析装置。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の質量分析装置であって、
マトリクス支援レーザ脱離イオン化法によるイオン源を用いたことを特徴とする質量分析装置。
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JP2012060001A JP5811912B2 (ja) | 2012-03-16 | 2012-03-16 | 質量分析装置 |
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JP2012060001A JP5811912B2 (ja) | 2012-03-16 | 2012-03-16 | 質量分析装置 |
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JP2012060001A Active JP5811912B2 (ja) | 2012-03-16 | 2012-03-16 | 質量分析装置 |
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JP4900048B2 (ja) * | 2007-05-29 | 2012-03-21 | 株式会社島津製作所 | 質量分析装置 |
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2012
- 2012-03-16 JP JP2012060001A patent/JP5811912B2/ja active Active
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