JP5811232B2 - 車両用ステアリング装置 - Google Patents
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Description
ステアリングシャフトの一方の端部側を回転自在に支持するインナーコラムと、
前記ステアリングシャフトの他方の端部側を回転自在に支持すると共に、前記インナーコラムを摺動自在に嵌合したアウターコラムと、
このアウターコラムに一体に形成され、前記アウターコラムの外周面よりも径方向外方に突出した突出部と、車体側ブラケットに摺接する面と、前記インナーコラムを包持する包持面の一部を構成する包持部と、をそれぞれ備えた一対のクランプ部材と、
これら一対のクランプ部材を互いに近接するように移動させて、前記インナーコラムをこれら一対のクランプ部材により締め付け包持するための締付手段と、
前記一対のクランプ部材よりも車両前方側に設けられ、ステアリングシャフトをチルト回動可能にするために設けられた支持部と、を具備し、
前記一対のクランプ部材に形成された前記突出部は、隙間を介して互いに対向して配置され、
前記アウターコラムのうち、前記一対のクランプ部材に軸方向に隣接する部分には、前記隙間と連続して、軸方向に延びるスリットが形成されており、
前記一対のクランプ部材は、径方向において、前記隙間とは反対側で互いに一体に形成され、それぞれ、前記隙間とは反対側の部分よりも、該反対側の部分と前記突出部との間の中間部の方が厚肉に形成されており、
前記締付手段は、クランプ部材を貫通する締め付け用のボルトを有し、一対のクランプ部材を変形させ、互いに近接するように移動させて、前記インナーコラムをこれら一対のクランプ部材により締め付け包持し、
前記車体側ブラケットに摺接する面は、前記一対のクランプ部材のうち少なくとも前記締め付け用のボルトの周辺において前記車体側ブラケットに向けて突出した摺接部に形成されており、
前記アウターコラムは前記一対のクランプ部材と共に一体に形成され、
しかして前記締付手段の締め付けを解除してステアリングシャフトを軸方向に移動して、ステアリングシャフトのテレスコピック位置が調整自在である。
ステアリングシャフトの一方の端部側を回転自在に支持するアッパー側のインナーコラムと、
前記ステアリングシャフトの他方の端部側を回転自在に支持すると共に、前記インナーコラムを摺動自在に嵌合したロアー側のアウターコラムと、
それぞれ、前記アウターコラムに一体に形成され、前記アウターコラムに軸方向に連なり、軸方向に連続して前記インナーコラムを包持する包持面の一部を構成する包持部を形成して対をなし、それぞれ、該包持部に連なり互いに対向する面で軸方向に延びる隙間を形成し、該対向する面の背側に前記インナーコラムの外径寸法よりも広い間隔を有する車体側ブラケットに摺接する面を備え、前記包持部よりも肉厚で前記アウターコラムの外周面よりも径方向外方に突出した対向厚肉突出部を備えた一対のクランプ部材と、
前記車体側ブラケット及び前記対向厚肉突出部を貫通する締め付け用のボルトを有し、前記一対のクランプ部材を変形させ、互いに近接するように移動させて、前記インナーコラムをこれら一対のクランプ部材により締め付け包持するための締付手段と、
前記一対のクランプ部材よりも車両前方側に設けられ、ステアリングシャフトをチルト回動可能に支持するために設けられた支持部と、を具備し、
前記アウターコラムのうち、前記一対のクランプ部材に軸方向に隣接する部分には、前記隙間と連続して軸方向に延びるスリットが形成されており、
前記一対のクランプ部材は、径方向において、前記隙間とは反対側で互いに一体に形成され、それぞれ、前記隙間とは反対側の部分よりも、該反対側の部分と前記突出部との間の中間部の方が厚肉に形成されており、
前記車体側ブラケットに摺接する面は、前記一対のクランプ部材のうち少なくとも前記締め付け用のボルトの周辺において前記車体側ブラケットに向けて突出した摺接部に形成されており、
前記アウターコラムは前記一対のクランプ部材と共に一体に形成され、
しかして前記締付手段の締め付けを解除してステアリングシャフトを軸方向に移動して、ステアリングシャフトのテレスコピック位置が調整自在である。
前記締付手段は、前記ボルト上に設けられ互いに面接触した第1カム部材と第2カム部材とを有するものとする。
前記包持面は前記インナーコラム外周面に押圧接触しているものとする。
さらに、上記の目的を達成するための請求項5に記載の発明に係る車両用ステアリング装置は、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両用ステアリング装置において、
前記締付手段は、前記車体側ブラケットに固定された補強用チルトブラケットを介して前記一対のクランプ部材を締め付けるものとする。
さらに、上記の目的を達成するための請求項6に記載の発明に係る車両用ステアリング装置は、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両用ステアリング装置において、
前記包持面は、周方向に離隔した3カ所で前記インナーコラムに摺接するものとする。
(第1実施の形態)
図1は、本発明の第1実施の形態に係るチルト・テレスコピック式の車両用ステアリング装置の平面図である。図2は、図1に示したステアリング装置の縦断面図である。図3は、図2のA−A線に沿った横断面図である。図4は、図2のB−B線に沿った横断面図である。図5(a)は、ロアー側のアウターコラムの平面図であり、図5(b)は、このアウターコラムの側面図であり、図5(c)は、図5(b)のC−C線に沿った横断面図である。
図7は、本発明の第2実施の形態に係るチルト・テレスコピック式の車両用ステアリング装置の平面図である。図8は、図7に示したステアリング装置の縦断面図である。図9は、図8のD−D線に沿った横断面図である。図10は、図8のE−E線に沿った横断面図である。
図11は、本発明の第3実施の形態に係るチルト・テレスコピック式の車両用ステアリング装置の縦断面図の要部である。図12は、図11のF−F線に沿った横断面図である。
図13は、本発明の第4実施の形態に係るチルト・テレスコピック式の車両用ステアリング装置の縦断面図である。
図15は、本発明の第5実施の形態に係るチルト・テレスコピック式の車両用ステアリング装置の平面図である。図16は、図15に示したステアリング装置の縦断面図である。図17は、図16のG−G線に沿った横断面図である。
2 ロアーシャフト
3 アッパー側のインナーコラム
4 ロアー側のアウターコラム
5 チルト調整用溝
6 ブラケット
7 ロアーブラケット
8 筒状部
9 スペーサ
10 チルト中心ピン
11 離脱用オープンスリット
12 クランプ部材
13 締付ボルト(締付手段)
14 締付ナット
15 ロックナット
16 操作レバー
17 第1カム部材
18 第2カム部材
19 離脱用カプセル
20,21 離脱用オープンスリット
23 チルト調整用溝
24 補強用チルトブラケット
25 テレスコ調整用溝
26 補強用テレスコブラケット
27 電動パワーステアリング装置
28 ロアーブラケット
29 チルト中心ピン
31,33 玉軸受
35,37 Cーリング
43 ストッパボルト
Claims (6)
- ステアリングシャフトの一方の端部側を回転自在に支持するインナーコラムと、
前記ステアリングシャフトの他方の端部側を回転自在に支持すると共に、前記インナーコラムを摺動自在に嵌合したアウターコラムと、
このアウターコラムに一体に形成され、前記アウターコラムの外周面よりも径方向外方に突出した突出部と、車体側ブラケットに摺接する面と、前記インナーコラムを包持する包持面の一部を構成する包持部と、をそれぞれ備えた一対のクランプ部材と、
これら一対のクランプ部材を互いに近接するように移動させて、前記インナーコラムをこれら一対のクランプ部材により締め付け包持するための締付手段と、
前記一対のクランプ部材よりも車両前方側に設けられ、ステアリングシャフトをチルト回動可能にするために設けられた支持部と、を具備し、
前記一対のクランプ部材に形成された前記突出部は、隙間を介して互いに対向して配置され、
前記アウターコラムのうち、前記一対のクランプ部材に軸方向に隣接する部分には、前記隙間と連続して、軸方向に延びるスリットが形成されており、
前記一対のクランプ部材は、径方向において、前記隙間とは反対側で互いに一体に形成され、それぞれ、前記隙間とは反対側の部分よりも、該反対側の部分と前記突出部との間の中間部の方が厚肉に形成されており、
前記締付手段は、クランプ部材を貫通する締め付け用のボルトを有し、一対のクランプ部材を変形させ、互いに近接するように移動させて、前記インナーコラムをこれら一対のクランプ部材により締め付け包持し、
前記車体側ブラケットに摺接する面は、前記一対のクランプ部材のうち少なくとも前記締め付け用のボルトの周辺において前記車体側ブラケットに向けて突出した摺接部に形成されており、
前記アウターコラムは前記一対のクランプ部材と共に一体に形成され、
しかして前記締付手段の締め付けを解除してステアリングシャフトを軸方向に移動して、ステアリングシャフトのテレスコピック位置が調整自在である車両用ステアリング装置。 - ステアリングシャフトの一方の端部側を回転自在に支持するアッパー側のインナーコラムと、
前記ステアリングシャフトの他方の端部側を回転自在に支持すると共に、前記インナーコラムを摺動自在に嵌合したロアー側のアウターコラムと、
それぞれ、前記アウターコラムに一体に形成され、前記アウターコラムに軸方向に連なり、軸方向に連続して前記インナーコラムを包持する包持面の一部を構成する包持部を形成して対をなし、それぞれ、該包持部に連なり互いに対向する面で軸方向に延びる隙間を形成し、該対向する面の背側に前記インナーコラムの外径寸法よりも広い間隔を有する車体側ブラケットに摺接する面を備え、前記包持部よりも肉厚で前記アウターコラムの外周面よりも径方向外方に突出した対向厚肉突出部を備えた一対のクランプ部材と、
前記車体側ブラケット及び前記対向厚肉突出部を貫通する締め付け用のボルトを有し、前記一対のクランプ部材を変形させ、互いに近接するように移動させて、前記インナーコラムをこれら一対のクランプ部材により締め付け包持するための締付手段と、
前記一対のクランプ部材よりも車両前方側に設けられ、ステアリングシャフトをチルト回動可能に支持するために設けられた支持部と、を具備し、
前記アウターコラムのうち、前記一対のクランプ部材に軸方向に隣接する部分には、前記隙間と連続して軸方向に延びるスリットが形成されており、
前記一対のクランプ部材は、径方向において、前記隙間とは反対側で互いに一体に形成され、それぞれ、前記隙間とは反対側の部分よりも、該反対側の部分と前記突出部との間の中間部の方が厚肉に形成されており、
前記車体側ブラケットに摺接する面は、前記一対のクランプ部材のうち少なくとも前記締め付け用のボルトの周辺において前記車体側ブラケットに向けて突出した摺接部に形成されており、
前記アウターコラムは前記一対のクランプ部材と共に一体に形成され、
しかして前記締付手段の締め付けを解除してステアリングシャフトを軸方向に移動して、ステアリングシャフトのテレスコピック位置が調整自在である車両用ステアリング装置。 - 前記締付手段は、前記ボルト上に設けられ互いに面接触した第1カム部材と第2カム部材とを有することを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用ステアリング装置。
- 前記包持面は前記インナーコラム外周面に押圧接触していることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一項に記載の車両用ステアリング装置。
- 前記締付手段は、前記車体側ブラケットに固定された補強用チルトブラケットを介して前記一対のクランプ部材を締め付けることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の車両用ステアリング装置。
- 前記包持面は、周方向に離隔した少なくとも3カ所で前記インナーコラムに摺接することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の車両用ステアリング装置。
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