JP5810326B2 - 電圧計測用マルチプレクサおよびそれを備えた電圧計測器 - Google Patents

電圧計測用マルチプレクサおよびそれを備えた電圧計測器 Download PDF

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Description

本発明は所定数のバッテリセルが直列に接続されたバッテリセルアレイにおける各バッテリセルの電圧を計測するために用いられる電圧計測用マルチプレクサおよびそれを備えた電圧計測器に関する。
ハイブリッド電気自動車(HEV)や電気自動車(EV)に搭載されるバッテリには、出力電圧およびエネルギー密度が一般的な2次電池より高く高効率なリチウムイオンバッテリが多く用いられている。リチウムイオンバッテリは、充放電の制御が難しく、破裂や発火の危険性があるため、車載バッテリとしてリチウムイオンバッテリを用いる場合には、特にバッテリの電圧管理が重要となる。
このようなバッテリの電圧を計測するための電圧計測器の構成として、直列接続されたバッテリセルの両端の電圧を順次計測する構成が知られている(例えば特許文献1参照)。図11は従来の電圧計測器の概略構成を示す回路図である。図11に示すように、従来の電圧計測器110は、複数(n個)のバッテリセルCj(j=1,…,n)が直列接続されたバッテリセルアレイ101の各バッテリセルCjの電圧を計測するために、複数のバッテリセルCjの各接続端の電圧が入力され、そのうちの1つの電圧を出力するマルチプレクサ102と、マルチプレクサ102の出力に基づいて各バッテリセルCjの電圧を演算処理する信号処理部103とを備えている。マルチプレクサ102は、各バッテリセルCjの両端の電圧が入力される複数の入力端子Ti(i=0,…,n)ごとに設けられる2つで一対のスイッチSWAi,SWBiを備えている。一方のスイッチSWAiをオンすることにより、対応するバッテリセルCjの一端の電圧が一対の出力端子TO1,TO2の一方(正相側の出力端子TO1)に接続され、他方のスイッチSWBiをオンすることにより、対応するバッテリセルCjの一端の電圧が一対の出力端子TO1,TO2の他方(逆相側の出力端子TO2)に接続される。このような構成においては、マルチプレクサ102によってバッテリセルCjの各接続端のノードが各ノードに対応するスイッチSWAi,SWBiにより選択的に信号処理部103に接続されることにより、当該バッテリセルCjの電圧が計測される。これをすべてのバッテリセルCjに対して順次行うことにより、各バッテリセルCjの電圧データを収集し、これに基づいてバッテリの制御を行う。
特開2010−60435号公報
ここで、このような電圧計測器においては、バッテリセルアレイ101の電圧(N個のバッテリセルCjが直列接続されたバッテリセルの総電圧値VC)をマルチプレクサ102等の各構成要素の駆動電源(電源電圧VBAT)としても利用している。この際、各構成要素の駆動やノイズ等により電源電圧VBATに揺れが生じる場合がある。また、電圧計測器に外部電源が接続される場合には、当該外部電源の電流リプルなどによっても電源電圧VBATの揺れが生じる。このような電源電圧VBATの揺れによりバッテリセルアレイ101の電圧計測精度が悪化するのを防止するために、駆動電源の経路と電圧計測の経路との間にキャパシタCBおよび抵抗RBで構成されるフィルタ104を挿入することが知られている。
しかし、電源電圧VBATの揺れによってバッテリセルアレイ101の電圧VCnが電源電圧VBATが高くなると、電源電圧VBATより高い電圧が印加されるバッテリセル(高電位側のバッテリセルの幾つか)の電圧に対応するマルチプレクサ102のスイッチSWAp,SWBp(例えばp=n−1,n等)が誤動作し、バッテリセルCjの電圧計測精度を低下させてしまう問題がある。
図12は図11に示す電圧計測器に用いられるスイッチの概略構成を示す回路図である。図12に示すように、スイッチSWAi,SWBiは、NチャンネルMOSトランジスタ121とPチャンネルMOSトランジスタ122とが並列に接続され、各ゲートに互いに反転した制御信号C,NCが入力されることにより、ソース−ドレイン間が接続または遮断される、いわゆるCMOSスイッチ(伝送ゲート)により構成されている。このようなスイッチSWAi,SWBiにおいては、電源電圧VBATとグランド電圧GNDとを用いてオンまたはオフが実現されるため、電源電圧VBATより高い電圧が入力されると、制御信号の状態に拘わらずスイッチSWAi,SWBiがオンしてしまう場合がある。この結果、他のバッテリセルCjを計測している場合においても当該高電位側のバッテリセルが接続された状態となり、正しいバッテリセル電圧を計測することができない。
これに対し、電源電圧より高い電圧が入力された場合でも誤動作が生じないようなMOSスイッチも考えられる。図13は従来の昇圧型のMOSスイッチの概略構成を示す回路図である。このような昇圧型のMOSスイッチは、マルチプレクサ102の入出力電圧に応じて制御電圧を変動させるよう構成されている。具体的には、昇圧型のMOSスイッチは、ドレインが互いに接続された2つのPチャンネルMOSトランジスタ131,132と、各PチャンネルMOSトランジスタ131,132のゲートとソースとを直接接続するか所定のオフセット電圧Vcを生じさせる電圧源133,134を介して接続するかを切り替える切り替え部135,136とを備えている。切り替え部135,136を切り替えて、MOSトランジスタ131,132のゲートとソースとを直接接続することにより、MOSスイッチはオフし、電圧源133,134を介して接続することにより、PチャンネルMOSトランジスタ131,132のゲート電圧をソース電圧よりオフセット電圧Vc下げることにより、当該PチャンネルMOSトランジスタ131,132がオンしてMOSスイッチはオンする。このようなスイッチを用いれば電源電圧VBATより高い電圧が入力されても切り替え部135,136が直接接続されている限りMOSトランジスタ131,132がオンすることはないため、正しいバッテリセル電圧を計測することは可能である。
しかしながら、このような昇圧型のMOSスイッチを採用する場合、すべてのバッテリセルCjに接続されたすべてのスイッチSWAi,SWBiを図13に示すような昇圧型のPMOSスイッチに置き換える必要がある。というのも、高電位側のバッテリセルに対応するスイッチSWAp,SWBpがオンした場合にも他のバッテリセルに対応するスイッチSWAi,SWBiの出力端子側に電源電圧VBATより高い電圧が印加される可能性があるからである。図13に示すような昇圧型のMOSスイッチは、通常の伝送ゲートに比べて回路面積が大きいため、これをすべてのスイッチSWAi,SWBiに採用すると、マルチプレクサ102の回路面積が増大し、電圧計測器が大型化してしまう。
本発明は、このような従来の課題を解決するものであり、電源電圧より高い入力電圧が印加された場合でも高精度な電圧計測を可能としつつ回路面積の増大を抑制することができる電圧計測用マルチプレクサおよびそれを備えた電圧計測器を提供することを目的とする。
本発明のある形態に係る電圧計測用マルチプレクサは、複数のバッテリセルが直列に接続されたバッテリセルアレイの各バッテリセルの電圧を計測するために、前記複数のバッテリセルの各接続端における電圧が入力され、そのうちの1つの電圧を出力する電圧計測用マルチプレクサであって、前記複数のバッテリセルの各接続端の電圧がそれぞれ入力される複数の入力端子と、前記複数の入力端子から入力される電圧のうちのいずれか1つを出力する出力端子と、前記複数の入力端子のうち最も高い電圧が印加される側から所定数のバッテリセルに接続される少なくとも1つの高電圧用入力端子と前記出力端子との間の第1経路に設けられ、前記高電圧用入力端子と前記出力端子とを接続または遮断する第1スイッチと、前記高電圧用入力端子以外の各入力端子と前記出力端子との間の第2経路において当該各入力端子ごとに設けられ、前記高電圧用入力端子以外の入力端子のいずれか1つと前記出力端子とを選択的に接続または遮断する複数の第2スイッチと、前記複数の第2スイッチと前記第1スイッチの前記出力端子側端との間に設けられた第3スイッチとを備え、前記第1スイッチおよび前記第3スイッチは、前記第1、第2および第3スイッチを駆動するための前記バッテリセルアレイの電圧に基づいた電源電圧より高い電圧でも動作するよう構成されている。
上記構成によれば、各バッテリセルの接続端における電圧が入力される入力端子と出力端子との間の経路のうち、入力端子に電源電圧より高い入力電圧が印加される可能性のある入力端子を含む経路(第1経路)と、電源電圧より低い入力電圧が印加される入力端子を含む経路(第2経路)とを別系統としている。その上で、第1経路において出力端子に接続されている第1スイッチと第2経路において出力端子に接続されている第3スイッチとを、マルチプレクサの各スイッチを駆動する電源電圧より高い電圧でも動作するような構成としている。これにより、第2経路において高い電圧が印加されない入力端子に対応して設けられた第2スイッチは従来のような簡単なスイッチで構成しつつ、第2スイッチと出力端子との間の経路を集約して第3スイッチを設けることにより、電源電圧より高い電圧でも動作する第3スイッチの数を減らすことができる。したがって、電源電圧より高い入力電圧が印加された場合でも高精度な電圧計測を可能としつつ回路面積の増大を抑制することができる。
前記高電圧用入力端子は、前記複数の入力端子のうち最も高い電圧が印加される入力端子であってもよい。
前記出力端子は、2つで一対の出力端子で構成されており、前記第1スイッチ、前記第2スイッチおよび前記第3スイッチは、それぞれ、前記複数の入力端子のうちのいずれか1つと前記一対の出力端子のうちの一方の出力端子とを接続または遮断する正相側スイッチと、前記複数の入力端子のうちのいずれか1つと前記一対の出力端子のうちの他方の出力端子とを接続または遮断する逆相側スイッチとを含んでもよい。
前記第1スイッチは、主端子の一方が前記入力端子に接続され、主端子の他方が前記出力端子に接続される第1MOSトランジスタと、前記第1MOSトランジスタの前記制御端子と前記主端子の一方との間に接続され、前記制御端子と前記主端子の一方との間の電位差の最大値を規定する第1定電圧素子と、一端が前記制御端子に接続される第1キャパシタと、前記第1キャパシタと基準電位とを接続または遮断する第4スイッチと、前記第1キャパシタと前記第4スイッチとの間に所定の電圧を印加する第1定電圧回路とを備えてもよい。これによれば、第1MOSトランジスタの制御端子に接続された第1キャパシタに第1定電圧回路によって生成された定電圧が印加されることによって第1MOSトランジスタがオンする。すなわち、第1MOSトランジスタの制御端子に印加される電圧(制御電圧)は、電源電圧に依存しない。しかも、第1MOSトランジスタの主端子の一方と制御端子との間には、第1定電圧素子が接続されており、この間の電圧が第1定電圧素子によって一定電圧以下に制御される。したがって、簡単な構成で、第1スイッチを、電源電圧より高い電圧でも動作させることが可能となる。
前記定電圧回路は、前記キャパシタの他端に接続される第2定電圧素子と、前記第2定電圧素子に電流を流して前記キャパシタと前記第2定電圧素子の間に所定の定電圧を印加する第1電流源とを備えてもよい。これによれば、第2定電圧素子に第1電流源からの電流を流すことにより、容易に定電圧を生成することができる。
前記第3スイッチは、主端子の一方が前記第2スイッチに接続され、主端子の他方が前記出力端子に接続され、前記第1MOSトランジスタと相補関係にある第2MOSトランジスタと、前記第2MOSトランジスタの前記制御端子と前記主端子の一方との間に接続され、前記制御端子と前記主端子の一方との間の電位差の最大値を規定する第3定電圧素子と、一端が前記制御端子に接続される第2キャパシタと、前記第2キャパシタと基準電位とを接続または遮断する第5スイッチと、前記第2キャパシタと前記第5スイッチとの間に所定の電圧を印加する第2定電圧回路とを備えてもよい。これによれば、第3スイッチにおいても第1スイッチと同様に、簡単な構成で、電源電圧より高い電圧でも動作させることが可能となる。さらに、第2MOSトランジスタが第1スイッチの第1MOSトランジスタと相補的に接続されるため、第2キャパシタ、第5スイッチおよび第2定電圧回路を第1スイッチの第1キャパシタ、第4スイッチおよび第1定電圧回路と共通化することができる。
前記第1スイッチおよび前記第3スイッチと前記一対の出力端子との間に接続される一対の第6スイッチと、前記第1スイッチおよび前記第3スイッチと前記第6スイッチとの間に接続されるフライングキャパシタとを備えてもよい。これによれば、第6スイッチによる接続を解除した状態で第1スイッチまたは第3スイッチを接続することにより、計測すべき電圧によってフライングキャパシタに充電され、その後、第1スイッチまたは第3スイッチの接続を解除した状態で第6スイッチを接続することにより、フライングキャパシタに充電された電圧が出力端子に印加される(出力端子に接続される後段の信号処理部に入力される)。これにより、バッテリセルと信号処理部との絶縁性を確保しつつ、高精度な電圧計測を行うことができる。しかも、フライングキャパシタに充電される電圧は正相側に接続された電圧と逆相側に接続された電圧との差電圧であるため、フライングキャパシタおよび第6スイッチは電源電圧以下で駆動する一般的な構成とすることができる(高電圧対応の構成にする必要がない)。
また、本発明の他の形態に係る電圧計測器は、上記構成の電圧計測用マルチプレクサと、前記一対の出力端子から出力される各入力端子の電圧に基づいて各バッテリセルの電圧を演算処理する信号処理部とを備えている。
上記構成によれば、電源電圧より高い入力電圧が印加された場合でも高精度な電圧計測を可能としつつ回路面積の増大を抑制することができるマルチプレクサを用いて電圧計測器を用いているため、電圧計測器の小型化しつつバッテリセルの電圧を高精度に計測することができる。
本発明の上記目的、他の目的、特徴、及び利点は、添付図面参照の下、以下の好適な実施態様の詳細な説明から明らかにされる。
本発明は以上に説明したように構成され、電源電圧より高い入力電圧が印加された場合でも高精度な電圧計測を可能としつつ回路面積の増大を抑制することができるという効果を奏する。
図1は本発明の第1実施形態に係るマルチプレクサが適用された電圧計測器の概略構成例を示す回路図である。 図2は図1に示す電圧計測器の信号処理部の概略構成を示す回路図である。 図3は図1に示すマルチプレクサの第1スイッチの概略構成を示す回路図である。 図4は図3に示す第1スイッチにおける第1キャパシタの両端部の電圧波形を示すグラフである。 図5は図1に示すマルチプレクサの第3スイッチの概略構成を示す回路図である。 図6は図5に示す第3スイッチにおける第2キャパシタの両端部の電圧波形を示すグラフである。 図7は本発明の第2実施形態に係る電圧計測装置が適用されたバッテリシステムの概略構成例を示す回路図である。 図8は図7に示す電圧計測器の信号処理部の概略構成を示す回路図である。 図9は本発明の第3実施形態に係るマルチプレクサが適用された電圧計測器の概略構成例を示す回路図である。 図10は本発明の第4実施形態に係るマルチプレクサが適用された電圧計測器の概略構成例を示す回路図である。 図11は従来の電圧計測器の概略構成を示す回路図である。 図12は図11に示す電圧計測器に用いられるスイッチの概略構成を示す回路図である。 図13は従来の昇圧型のMOSスイッチの概略構成を示す回路図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一または相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
<第1実施形態>
まず、本発明の第1実施形態に係るマルチプレクサが適用された電圧計測器について説明する。図1は本発明の第1実施形態に係るマルチプレクサが適用された電圧計測器の概略構成例を示す回路図である。
図1に示すように、本実施形態の電圧計測器10は、複数(n個)のバッテリセルCj(j=1,…,n)が直列接続されたバッテリセルアレイ1の各バッテリセルCjの電圧を計測するために、複数のバッテリセルCjの各接続端における電圧が入力され、そのうちの1つの電圧を出力するマルチプレクサ2と、マルチプレクサ2の出力に基づいて各バッテリセルCjの電圧を演算処理する信号処理部3とを備えている。マルチプレクサ2は、各バッテリセルCjの各接続端の電圧VCi(i=0,1,…,n)が入力される複数の入力端子Tiと、複数の入力端子Tiから入力される電圧のうちのいずれか1つを出力する出力端子TO1とを備えている。出力端子TO1には、信号処理部3が接続されている。
複数の入力端子Tiのうち最も高い電圧が印加される側から所定数(本実施形態においては1つ)のバッテリセルCnの接続端に接続される少なくとも1つの高電圧用入力端子Tnと出力端子TO1との間の第1経路P1には、第1スイッチSA1が設けられており、高電圧用入力端子Tnと出力端子TO1とを接続または遮断するよう構成されている。また、高電圧用入力端子Tn以外の各入力端子T0〜Tn−1と出力端子TO1との間の第2経路P2には、当該各入力端子T0〜Tn−1ごとに第2スイッチSB0〜SBn−1が設けられている。複数の第2スイッチSB0〜SBn−1は、高電圧用入力端子Tn以外の入力端子T0〜Tn−1のいずれか1つと出力端子TO1とを選択的に接続または遮断するよう構成されている。
また、複数の第2スイッチSB0〜SBn−1と第1スイッチSA1の出力端子TO1側端との間には、第3スイッチSC1が設けられている。本実施形態においては、複数の第2スイッチSB0〜SBn−1と1つの第3スイッチSC1とを接続するために、当該第2スイッチSB0〜SBn−1と第3スイッチSC1との間で第2経路は、1つに集約されている。
各スイッチは、外部または内部に設けられたマイクロコントローラなどの制御部(図示せず)によりオンまたはオフが制御される。第1スイッチSA1と第3スイッチSC1とは、択一的にオンするよう制御される。すなわち、高電圧用入力端子Tnに入力される電圧VCnを計測する場合には、第3スイッチSC1をオフした状態で第1スイッチSA1をオンする。また、高電圧用入力端子Tn以外の入力端子T0〜Tn−1に入力される電圧VC0〜VCn−1を計測する場合には、第1スイッチSA1をオフした状態で第3スイッチSC1をオンする。
電圧計測器10は、バッテリセルアレイ1の電圧(n個のバッテリセルCjが直列接続されたバッテリセルの総電圧値VCn)をマルチプレクサ2および信号処理部3等の各構成要素の駆動電源(電源電圧VBAT)としても利用している。そして、電源電圧VBATの揺れによりバッテリセルアレイ1の電圧計測精度が悪化するのを防止するために、駆動電源の経路と電圧計測の経路との間にキャパシタCBおよび抵抗RBで構成されるフィルタ4が挿入されている。
図2は図1に示す電圧計測器の信号処理部の概略構成を示す回路図である。図2に示すように、信号処理部3は、一端がマルチプレクサ2の出力端子TO1に接続され、当該出力端子TO1から出力される電圧に応じて充電されるキャパシタ31と、当該キャパシタ31の他端が入力端子に接続された差動増幅器30と、差動増幅器30の入出力端子間に接続されたキャパシタ32と、キャパシタ32と並列に接続されたスイッチS33とを備えている。差動増幅器30は、非反転入力端子が基準電圧に接続され、反転入力端子がキャパシタ31と接続されている。
このような信号処理部3の動作を、バッテリセルCnの電圧を計測する場合を例に挙げて説明する。まず、マルチプレクサ2の各スイッチをオフした状態でスイッチS33をオン(接続)することにより、キャパシタ31,32の電荷を放電し、差動増幅器30の出力電圧VOを0にする。その後、第1スイッチSA1をオンする。これにより、バッテリセルCnの上側の電圧VCnが入力端子TnおよびスイッチSA1を含む第1経路P1を通じて出力端子TO1に出力される。キャパシタ31は、出力端子TO1から出力された上側の電圧VCnに応じて充電される。その後、スイッチS33および第1スイッチSA1をオフした後、第2スイッチSBn−1をオンする。これにより、バッテリセルCnの下側の電圧VCn−1が入力端子Tn−1およびスイッチSBn−1を含む第2経路P2を通じて出力端子TO1に出力される。これに伴い、キャパシタ31には、下側の電圧VCn−1に応じた電荷が蓄積されるように、上側の電圧VCnから下側の電圧VCn−1に降下した電圧分の電荷が放電される。この際、スイッチS33がオフしているため、降下した電圧分の電荷は、キャパシタ31からキャパシタ32に移動する。このようにしてキャパシタ32には、上側の電圧VCnから下側の電圧VCn−1の差分電圧、すなわち、バッテリセルCnの電圧が印加され、これが差動増幅器30の出力電圧VOとなって出力される。他のバッテリセルCjを計測する場合も同様である。
ここで、第1スイッチSA1および第3スイッチSC1は、第1、第2および第3スイッチを駆動するためのバッテリセルアレイ1の電圧(n個のバッテリセルCjが直列接続されたバッテリセルの総電圧値)VCnに基づいた電源電圧VBATより高い電圧でも動作するよう構成されている。
上記構成によれば、複数のバッテリセルCjの各接続端の電圧VCiが入力される入力端子Tiと出力端子TO1との間の経路のうち、入力端子Tiに電源電圧VBATより高い入力電圧が印加される可能性のある入力端子Tnを含む経路(第1経路P1)と、電源電圧VBATより低い入力電圧が印加される入力端子T0〜Tn−1を含む経路(第2経路P2)とを別系統としている。その上で、第1経路P1において出力端子TO1に接続されている第1スイッチSA1と第2経路P2において出力端子TO1に接続されている第3スイッチSC1とを、マルチプレクサ2の各スイッチを駆動する電源電圧VBATより高い電圧でも動作するような構成としている。これにより、第2経路P2において高い電圧が印加されない入力端子T0〜Tn−1に対応して設けられた第2スイッチSB0〜SBn−1は従来のような簡単なスイッチ(例えば図12で示すようなスイッチ)で構成しつつ、第2スイッチSB0〜SBn−1と出力端子TO1との間の経路を集約して第3スイッチSC1を設けることにより、電源電圧VBATより高い電圧でも動作する第3スイッチSC1の数を減らすことができる(本実施形態においては1つの第3スイッチSC1のみが設けられている)。したがって、電源電圧VBATより高い入力電圧が印加された場合でも高精度な電圧計測を可能としつつ回路面積の増大を抑制することができる。
電源電圧VBATより高い電圧でも動作する第1スイッチSA1および第3スイッチSC1の構成としては、図13に示すようなオフセット電圧Vcを用いてMOSトランジスタ131,132のゲート−ソース間に電圧差を生じさせる昇圧型のスイッチ回路が考えられるが、これに限られない。
本実施形態においては、以下のような構成の第1スイッチSA1および第3スイッチSC1が用いられている。図3は図1に示すマルチプレクサの第1スイッチの概略構成を示す回路図である。図3に示すように、第1スイッチSA1は、主端子の一方(ソース)が入力端子Tnに接続され(主端子の一方に入力電圧Vinが印加され)、主端子の他方(ドレイン)が出力端子TO1に接続される(主端子の他方に出力電圧Voutが印加される)第1MOSトランジスタQ1と、第1MOSトランジスタQ1の制御端子(ゲート)と主端子の一方との間に接続され、制御端子と主端子の一方との間の電位差(ゲート−ソース間電圧)の最大値を規定する第1定電圧素子D1と、一端が制御端子に接続される第1キャパシタ40と、第1キャパシタ40と基準電位となるグランドGNDとを接続または遮断する第4スイッチSD1と、第1キャパシタ40と第4スイッチSD1との間に所定の電圧を印加する第1定電圧回路41とを備えている。本実施形態において、第1MOSトランジスタQ1は、PチャンネルMOSトランジスタにより構成されている。
第1定電圧回路41は、第1キャパシタ40の他端に接続される第2定電圧素子D2と、第2定電圧素子D2に電流を流して第1キャパシタ40と第2定電圧素子D2との間に所定の定電圧VDを印加する第1電流源42とを備えている。
第1定電圧素子D1および第2定電圧素子D2は、例えばツェナーダイオードなどが用いられる。第1定電圧素子D1と第2定電圧素子D2とは同じ順方向電圧VDを有しており、この順方向電圧VDは、第1MOSトランジスタQ1をオンさせるのに十分な電圧として設定されている。なお、本実施形態において第1MOSトランジスタQ1は、PチャンネルMOSトランジスタで構成されているので、第1定電圧素子D1は、第1MOSトランジスタQ1のゲートからソースへと向かう方向を順方向としている。
上記のような構成によれば、第1MOSトランジスタQ1の制御端子に接続された第1キャパシタ40に第1定電圧回路41によって生成された定電圧VDが印加されることによって第1MOSトランジスタQ1がオンする。すなわち、第1MOSトランジスタQ1の制御端子に印加される電圧(制御電圧)VDは、電源電圧VBATに依存しない。しかも、第1MOSトランジスタQ1の主端子の一方と制御端子との間には、第1定電圧素子D1が接続されており、この間の電圧が第1定電圧素子D1によって一定電圧VD以下に制御される。したがって、簡単な構成で、第1スイッチSA1を、電源電圧VBATより高い電圧でも動作させることが可能となる。また、第2定電圧素子D2に第1電流源42からの電流を流すことにより、容易に定電圧VDを生成することができる。
第1スイッチSA1の動作をより具体的に説明する。図4は図3に示す第1スイッチにおける第1キャパシタの両端部の電圧波形を示すグラフである。図4においては、第1キャパシタ40と第1MOSトランジスタQ1の制御端子との間の電圧(第1端部電圧)V1と第1キャパシタ40と第4スイッチSD1との間の電圧(第2端部電圧)V2との時間的変化が示されている。
まず、第4スイッチSD1がオフのとき、第2定電圧素子D2に電流源42から電流が供給されることにより、第2定電圧素子D2には定電圧VDが発生する。これにより、第1キャパシタ40と第4スイッチSD1との間の電圧(第2端部電圧)V2は第2定電圧素子D2の定電圧VDとなる。ここで、十分に時間が経過し、第1キャパシタ40が定常状態であれば、第1キャパシタ40には電流が流れないので、第1定電圧素子D1にも電流は流れない。したがって、第1キャパシタ40と第1MOSトランジスタQ1の制御端子との間の電圧(第1端部電圧)V1は入力電圧Vinと等しくなる。このため、第1MOSトランジスタQ1のソース−ゲート間に電位差は発生せず、第1MOSトランジスタQ1はオフとなる(時刻0〜t1)。
次に、時刻t1において第4スイッチSD1がオンすると、第1キャパシタ40の第4スイッチSD1側端がグランドGNDに接続されるため、第2端部電圧V2はVDから基準電位(0V)になる。一方で、第1キャパシタ40の両端の電位差は瞬時にはほとんど変わらないため、第1端部電圧V1も第2端部電圧V2の電圧降下分(電圧VD)低下し、V1=Vin−VDとなる。これにより、第1MOSトランジスタQ1のソース−ゲート間には電位差VDが発生し、第1MOSトランジスタQ1はオンする。その後、時刻t2で第4スイッチSD1がオフすると、第2端部電圧V2は基準電位から第2定電圧素子D2による定電圧VDとなるため、第1端部電圧V1も第2端部電圧V2の電圧上昇分(電圧VD)上昇する。ここで、第4スイッチSD1のオン期間において第1端部電圧V1はわずかに上昇する。したがって、第4スイッチSD1をオフにする直前の第1端部電圧V1は、Vin−VDより低下していることはない。このため、第1端部電圧V1は第4スイッチSD1をオフにすることにより電圧VD上昇して入力電圧Vin以上の電圧になる。したがって、第1MOSトランジスタQ1はオフする。その後、時刻t3で第4スイッチSD1がオンすると、時刻t1における動作と同様に、第1MOSトランジスタQ1はオンする。以降は第4スイッチSD1のオンまたはオフ動作に応じて上記と同様に第1MOSトランジスタQ1のオンまたはオフ動作が制御される。
図5は図1に示すマルチプレクサの第3スイッチの概略構成を示す回路図である。図5に示すように、第3スイッチSC1は、主端子の一方(ソース)が第2スイッチSB0〜SBn−1に接続され(主端子の一方に入力電圧Vinが印加され)、主端子の他方(ドレイン)が出力端子TO1に接続され(主端子の他方に出力電圧Voutが印加され)、第1MOSトランジスタQ1と相補関係にある第2MOSトランジスタQ2と、第2MOSトランジスタQ2の制御端子(ゲート)と主端子の一方との間に接続され、制御端子と主端子の一方との間の電位差(ゲート−ソース間電圧)の最大値を規定する第3定電圧素子D3と、一端が制御端子に接続される第2キャパシタ45と、第2キャパシタ45と基準電位となるグランドGNDとを接続または遮断する第5スイッチSE1と、第2キャパシタ45と第5スイッチSE1との間に所定の電圧を印加する第2定電圧回路43とを備えている。本実施形態において、第2MOSトランジスタQ2は、NチャンネルMOSトランジスタにより構成されている。
第2定電圧回路43は、第1定電圧回路41と同様に、第2キャパシタ45の他端に接続される第4定電圧素子D4と、第4定電圧素子D4に電流を流して第2キャパシタ45と第4定電圧素子D4との間に所定の定電圧VDを印加する第2電流源44とを備えている。
第3定電圧素子D3および第4定電圧素子D4についても、例えばツェナーダイオードなどが用いられる。第3定電圧素子D3と第4定電圧素子D4とは同じ順方向電圧VDを有しており、この順方向電圧VDは、第2MOSトランジスタQ2をオンさせるのに十分な電圧として設定されている。なお、本実施形態において第2MOSトランジスタQ2は、NチャンネルMOSトランジスタで構成されているので、第3定電圧素子D3は、第2MOSトランジスタQ2のソースからゲートへと向かう方向を順方向としている。
上記のような構成によれば、第3スイッチSC1においても第1スイッチSA1と同様に、簡単な構成で、電源電圧VBATより高い電圧でも動作させることが可能となる。
第3スイッチSC1の動作をより具体的に説明する。図6は図5に示す第3スイッチにおける第2キャパシタの両端部の電圧波形を示すグラフである。図6においては、第2キャパシタ45と第2MOSトランジスタQ2の制御端子との間の電圧(第3端部電圧)V3と第2キャパシタ45と第5スイッチSE1との間の電圧(第4端部電圧)V4との時間的変化が示されている。
まず、第5スイッチSE1がオンのとき、第2キャパシタ45と第2MOSトランジスタQ2の制御端子との間の電圧(第3端部電圧)V3は、基準電位(0V)となる。ここで、ここで、十分に時間が経過し、第2キャパシタ45が定常状態であれば、第2キャパシタ45には電流が流れないので、第3定電圧素子D3にも電流は流れない。したがって、第3端部電圧V3は入力電圧Vinと等しくなる。このため、第2MOSトランジスタQ2のソース−ゲート間に電位差は発生せず、第2MOSトランジスタQ2はオフとなる(時刻0〜t1)。
次に、時刻t1において第5スイッチSE1がオフすると、第4定電圧素子D4に電流源44から電流が供給されることにより、第4定電圧素子D4には定電圧VDが発生する。これにより、第2キャパシタ45と第5スイッチSE1との間の電圧(第4端部電圧)V4は基準電位(0V)から第4定電圧素子D4の定電圧VDとなる。一方で、第2キャパシタ45の両端の電位差は瞬時にはほとんど変わらないため、第3端部電圧V3も第4端部電圧V4の電圧上昇分(電圧VD)上昇し、V1=Vin+VDとなる。これにより、第2MOSトランジスタQ2のソース−ゲート間には電位差VDが発生し、第2MOSトランジスタQ2はオンする。
その後、時刻t2で第5スイッチSE1がオンすると、第4端部電圧V4は第4定電圧素子D4による定電圧VDから基準電位となるため、第3端部電圧V3も第4定電圧素子D4の電圧降下分(電圧VD)低下する。ここで、第5スイッチSE1のオフ期間において第3端部電圧V3はわずかに低下する。したがって、第5スイッチSE1をオンにする直前の第3端部電圧V3は、Vin+VDより上昇していることはない。このため、第3端部電圧V3は第5スイッチSE1をオンにすることにより電圧VD低下して入力電圧Vin以下の電圧になる。したがって、第2MOSトランジスタQ2はオフする。その後、時刻t3で第5スイッチSE1がオフすると、時刻t1における動作と同様に、第2MOSトランジスタQ2はオンする。以降は第5スイッチSE1のオンまたはオフ動作に応じて上記と同様に第2MOSトランジスタQ2のオフまたはオン動作が制御される。
このように、本実施形態の構成によれば、第1スイッチSA1における第4スイッチSD1の動作と、第3スイッチSC1における第5スイッチSE1の動作とを同じにすることで第1スイッチSA1と第3スイッチSC1とが択一的にオンする。したがって、同じ制御信号で動作させることができるため、回路構成がより簡単となる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るマルチプレクサが適用された電圧計測器について説明する。図7は本発明の第2実施形態に係るマルチプレクサが適用された電圧計測器の概略構成例を示す回路図である。本実施形態において第1実施形態と同様の構成については同じ符号を付し説明を省略する。本実施形態の電圧計測器10Bが第1実施形態の電圧計測器10と異なる点は、図7に示すように、1つの入力端子Tiを正相および逆相にそれぞれ接続可能に構成されていることである。
具体的には、マルチプレクサ2Bの出力端子は、2つで一対の出力端子TO1,TO2で構成されており、第1スイッチ、第2スイッチおよび第3スイッチは、それぞれ、複数の入力端子Tiのうちのいずれか1つと一対の出力端子TO1,TO2のうちの一方の出力端子TO1とを接続または遮断する正相側スイッチと、複数の入力端子Tiのうちのいずれか1つと一対の出力端子TO1,TO2のうちの他方の出力端子TO2とを接続または遮断する逆相側スイッチとを含んでいる。すなわち、第1スイッチは、正相側第1スイッチSAA1と逆相側第1スイッチSAB1とを含み、第2スイッチは、正相側第2スイッチSBA0〜SBAn−1と逆相側第2スイッチSBB0〜SBBn−1とを含み、第3スイッチは、正相側第3スイッチSCA1と逆相側第3スイッチSCB1とを含む。
図8は図7に示す電圧計測器の信号処理部の概略構成を示す回路図である。図8に示すように、信号処理部3Bは、一端がマルチプレクサ2Bの一対の出力端子TO1,TO2のそれぞれに接続され、当該出力端子TO1,TO2から出力される電圧に応じて充電される一対のキャパシタ31A,31Bと、一対の入力端子が一対のキャパシタ31A,31Bの他端にそれぞれ接続された差動増幅器30Bと、差動増幅器30Bの入出力端子間に接続された一対のキャパシタ32A,32Bと、一対のキャパシタ32A,32Bと並列に接続された一対のスイッチS33A,S33Bとを備えている。すなわち、信号処理部3Bはいわゆる容量型増幅回路として構成されている。
このような信号処理部3Bの動作を、バッテリセルCnの電圧を計測する場合を例に挙げて説明する。まず、マルチプレクサ2Bの各スイッチをオフした状態でスイッチS33A,S33Bをオン(接続)することにより、キャパシタ31A,31B,32A,32Bの電荷を放電し、差動増幅器30Bの出力電圧VO(正相側出力電圧VOPおよび逆相側出力電圧VON)を0にする。その後、正相側第1スイッチSA1および逆相側第2スイッチSBBn−1をオンする。これにより、バッテリセルCnの上側の電圧VCnが入力端子Tnおよび正相側第1スイッチSAA1を含む第1経路P1を通じて正相側出力端子TO1に出力され、バッテリセルCnの下側の電圧VCn−1が入力端子Tn−1および逆相側第2スイッチSBn−1を含む第2経路P2を通じて逆相側出力端子TO2に出力される。正相側キャパシタ31Aは、正相側出力端子TO1から出力された上側の電圧VCnに応じて充電され、逆相側キャパシタ31Bは、逆相側出力端子TO2から出力された下側の電圧Cn−1に応じて充電される。
その後、一対のスイッチS33A,S33B、正相側第1スイッチSAA1および逆相側第2スイッチSBBn−1をオフした後、正相側第2スイッチSBAn−1および逆相側第1スイッチSAB1をオンする。これにより、バッテリセルCnの下側の電圧VCn−1が入力端子Tn−1および正相側第2スイッチSBAn−1を含む第2経路P2を通じて正相側出力端子TO1に出力され、バッテリセルCnの上側の電圧VCnが入力端子Tnおよび逆相側第1スイッチSAB1を含む第1経路P1を通じて逆相側出力端子TO2に出力される。
これに伴い、正相側キャパシタ31Aに、下側の電圧VCn−1に応じた電荷が蓄積されるように、上側の電圧VCnから下側の電圧VCn−1に降下した電圧分の電荷が放電される。この際、スイッチS33Aがオフしているため、降下した電圧分の電荷は、正相側キャパシタ31Aから正相側キャパシタ32Aに移動する。一方、逆相側キャパシタ31Bに、上側の電圧VCnに応じた電荷が蓄積されるように、下側の電圧VCn−1から上側の電圧VCnに上昇した電圧分の電荷が充電される。この際、スイッチS33Bがオフしているため、上昇した電圧分の電荷は、逆相側キャパシタ32Aから逆相側キャパシタ31Bに移動する。
このようにして正相側キャパシタ32Aには、上側の電圧VCnから下側の電圧VCn−1の差分電圧、すなわち、バッテリセルCnの正相電圧が印加され、これが差動増幅器30Bの正相側出力電圧VOPとなって出力される。また、逆相側キャパシタ32Bには、下側の電圧VCn−1から上側の電圧VCnの差分電圧、すなわち、バッテリセルCnの逆相電圧が印加され、これが差動増幅器30Bの逆相側出力電圧VONとなって出力される。このように、一対のキャパシタ32A,32Bには、正負が逆で同じ量の電荷が蓄積されるため、正相側出力電圧VOPと逆相側出力電圧VONの差分(VOP−VON)を出力電圧VOとして出力することにより得られる出力電圧VOのゲインを2倍にすることができる。他のバッテリセルCjを計測する場合も同様である。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るマルチプレクサが適用された電圧計測器について説明する。図9は本発明の第3実施形態に係るマルチプレクサが適用された電圧計測器の概略構成例を示す回路図である。本実施形態において第2実施形態と同様の構成については同じ符号を付し説明を省略する。本実施形態の電圧計測器10Cが第2実施形態の電圧計測器10Bと異なる点は、図9に示すように、信号処理部3Cがマルチプレクサ2Bの一対の出力端子TO1,TO2から出力される電圧信号をアナログ−デジタル変換するアナログ−デジタル変換部51とデジタル化された電圧信号をデータ処理するデータ処理部52とを備えていることである。このようにデジタル化して電圧管理を行う態様においても、マルチプレクサ2Bを適用することにより、電源電圧VBATより高い入力電圧が印加された場合でも高精度な電圧計測を可能としつつ回路面積の増大を抑制することができる。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係るマルチプレクサが適用された電圧計測器について説明する。図10は本発明の第4実施形態に係るマルチプレクサが適用された電圧計測器の概略構成例を示す回路図である。本実施形態において第2実施形態と同様の構成については同じ符号を付し説明を省略する。本実施形態の電圧計測器10Dが第2実施形態の電圧計測器10Bと異なる点は、図10に示すように、第1スイッチSAA1,SAB1および第3スイッチSCA1,SCB1と一対の出力端子TO1,TO2との間に接続される一対の第6スイッチSFA1,SFA2と、第1スイッチSAA1,SAB1および第3スイッチSCA1,SCB1と第6スイッチSFA1,SFB1との間に接続されるフライングキャパシタ61とを備えていることである。
これによれば、第6スイッチSFA1,SFB1による接続を解除した状態(オフの状態)で第1スイッチSAA1,SAB1または第3スイッチSCA1,SCB1を接続することにより、フライングキャパシタ61が計測すべき電圧によって充電される。その後、第1スイッチSAA1,SAB1または第3スイッチSCA1,SCB1の接続を解除した上で第6スイッチSFA1,SFB1を接続することにより、フライングキャパシタ61の充電電圧が出力端子TO1,TO2に印加される(出力端子TO1,TO2に接続される後段の信号処理部3Bに入力される)。これにより、バッテリセルCjと信号処理部3Bとの絶縁性を確保しつつ、高精度な電圧計測を行うことができる。しかも、フライングキャパシタ61に充電される電圧は正相側に接続された電圧と逆相側に接続された電圧との差電圧である(入力端子T0〜Tnに印加される電圧がそのまま入力されることがない)ため、計測する電圧が高電圧用入力端子Tnから入力される電源電圧VBATより高い(可能性のある)電圧であるか否かに拘わらず、フライングキャパシタ61および第6スイッチSFA1,SFB1は電源電圧VBAT以下で駆動する一般的な構成とすることができる(高電圧対応の構成にする必要がない)。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変更、修正が可能である。例えば、複数の上記実施形態における各構成要素を任意に組み合わせることとしてもよい。また、上記実施形態において、高電圧用入力端子は、複数の入力端子T0〜Tnのうち最も高い電圧VCnが印加される入力端子Tnのみとしているが、本発明はこれに限られず、電源電圧VBATより高い電圧が印加され得る複数の入力端子に接続されるスイッチを第1スイッチとして構成してもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明のマルチプレクサおよび電圧計測器は、電源電圧より高い入力電圧が印加された場合でも高精度な電圧計測を可能としつつ回路面積の増大を抑制するために有用である。
1 バッテリセルアレイ
2,2B マルチプレクサ
3,3B,3C 信号処理部
4 フィルタ
10,10B,10C,10D 電圧計測器
30,30B 差動増幅器
31,31A,31B,32,32A,32B キャパシタ
40 第1キャパシタ
41 第1定電圧回路
42,44 電流源
43 第2定電圧回路
45 第2キャパシタ
51 デジタル変換部
52 データ処理部
61 フライングキャパシタ
Cj(j=1,…,n) バッテリセル
D1 第1定電圧素子
D2 第2定電圧素子
D3 第3定電圧素子
D4 第4定電圧素子
P1 第1経路
P2 第2経路
Q1 第1MOSトランジスタ
Q2 第2MOSトランジスタ
S33,S33A,S33B スイッチ
SA1,SAA1,SAB1 第1スイッチ
SB0〜SBn−1,SBA0〜SBn−1,SBB0〜SBBn−1 第2スイッチ
SC1,SCA1,SCB1 第3スイッチ
SD1 第4スイッチ
SE1 第5スイッチ
SFA1,SFB1 第6スイッチ
Ti(i=0,…,n) 入力端子
TO1,TO2 出力端子

Claims (8)

  1. 複数のバッテリセルが直列に接続されたバッテリセルアレイの各バッテリセルの電圧を計測するために、前記複数のバッテリセルの各接続端における電圧が入力され、そのうちの1つの電圧を出力する電圧計測用マルチプレクサであって、
    前記複数のバッテリセルの各接続端の電圧がそれぞれ入力される複数の入力端子と、
    前記複数の入力端子から入力される電圧のうちのいずれか1つを出力する出力端子と、
    前記複数の入力端子のうち最も高い電圧が印加される側から所定数のバッテリセルに接続される少なくとも1つの高電圧用入力端子と前記出力端子との間の第1経路に設けられ、前記高電圧用入力端子と前記出力端子とを接続または遮断する第1スイッチと、
    前記高電圧用入力端子以外の各入力端子と前記出力端子との間の第2経路において当該各入力端子ごとに設けられ、前記高電圧用入力端子以外の入力端子のいずれか1つと前記出力端子とを選択的に接続または遮断する複数の第2スイッチと、
    前記複数の第2スイッチと前記第1スイッチの前記出力端子側端との間に設けられた第3スイッチとを備え、
    前記第1スイッチおよび前記第3スイッチは、前記第1、第2および第3スイッチを駆動するための前記バッテリセルアレイの電圧に基づいた電源電圧より高い電圧でも動作するよう構成されている、電圧計測用マルチプレクサ。
  2. 前記高電圧用入力端子は、前記複数の入力端子のうち最も高い電圧が印加される入力端子である、請求項1に記載の電圧計測用マルチプレクサ。
  3. 前記出力端子は、2つで一対の出力端子で構成されており、
    前記第1スイッチ、前記第2スイッチおよび前記第3スイッチは、それぞれ、前記複数の入力端子のうちのいずれか1つと前記一対の出力端子のうちの一方の出力端子とを接続または遮断する正相側スイッチと、前記複数の入力端子のうちのいずれか1つと前記一対の出力端子のうちの他方の出力端子とを接続または遮断する逆相側スイッチとを含む、請求項1に記載の電圧計測用マルチプレクサ。
  4. 前記第1スイッチは、
    主端子の一方が前記入力端子に接続され、主端子の他方が前記出力端子に接続される第1MOSトランジスタと、
    前記第1MOSトランジスタの前記制御端子と前記主端子の一方との間に接続され、前記制御端子と前記主端子の一方との間の電位差の最大値を規定する第1定電圧素子と、
    一端が前記制御端子に接続される第1キャパシタと、
    前記第1キャパシタと基準電位とを接続または遮断する第4スイッチと、
    前記第1キャパシタと前記第4スイッチとの間に所定の電圧を印加する第1定電圧回路とを備えた、請求項1に記載の電圧計測用マルチプレクサ。
  5. 前記第1定電圧回路は、前記第1キャパシタの他端に接続される第2定電圧素子と、前記第2定電圧素子に電流を流して前記第1キャパシタと前記第2定電圧素子との間に所定の定電圧を印加する電流源とを備えた、請求項4に記載の電圧計測用マルチプレクサ。
  6. 前記第3スイッチは、主端子の一方が前記第2スイッチに接続され、主端子の他方が前記出力端子に接続され、前記第1MOSトランジスタと相補関係にある第2MOSトランジスタと、
    前記第2MOSトランジスタの前記制御端子と前記主端子の一方との間に接続され、前記制御端子と前記主端子の一方との間の電位差の最大値を規定する第3定電圧素子と、
    一端が前記制御端子に接続される第2キャパシタと、
    前記第2キャパシタと基準電位とを接続または遮断する第5スイッチと、
    前記第2キャパシタと前記第5スイッチとの間に所定の電圧を印加する第2定電圧回路とを備えた、請求項4に記載の電圧計測用マルチプレクサ。
  7. 前記第1スイッチおよび前記第3スイッチと前記一対の出力端子との間に接続される一対の第6スイッチと、前記第1スイッチおよび前記第3スイッチと前記第6スイッチとの間に接続されるフライングキャパシタとを備えた、請求項3に記載の電圧計測用マルチプレクサ。
  8. 請求項1に記載の電圧計測用マルチプレクサと、
    前記一対の出力端子から出力される各入力端子の電圧に基づいて各バッテリセルの電圧を演算処理する信号処理部とを備えた、電圧計測器。
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