JP5809655B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、ノイズ性能を悪化させることなくショルダー部の早期摩耗性能を向上した空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤ、とりわけ乗用車用の空気入りタイヤでは、近年の車輌の高出力化、高速化に伴い、例えば70%以下の低扁平化が進む傾向にある。そしてこのような低扁平化したタイヤのトレッド輪郭形状X1、即ちタイヤ子午断面におけるトレッド部外面の輪郭線X1は、従来、図8に示すように、曲率半径rがタイヤ軸方向外側に向かって順次小さくなるように曲率半径rが異なる複数の円弧を接続して形成することが行われている(例えば特許文献1、2参照。)
しかしこのようなトレッド輪郭形状X1のタイヤでは、トレッド接地縁Te側にてタイヤ半径Trが大きく減少して路面との滑り量が増す。そのためショルダー部Shの摩耗速度が相対的に早くなり、このショルダー部に配される横溝が早期に摩滅してしまうという問題がある。
なお前記横溝の摩滅を遅らせるために、横溝の溝深さを増すことが考えられるが、溝深さを増した場合には、ノイズ性能を悪化させるとともに、ショルダー部のブロック剛性が減じるため変形量が増し、耐摩耗性がさらに悪化するという恐れを招く。
特開平10−181309号公報 特開平10−287106号公報
そこで本発明は、トレッド輪郭形状を単一円弧で形成するとともに、ショルダー部に設ける横溝のタイヤ周方向に対する角度、溝深さ、及び内端位置などを規制することを基本として、ショルダー部の早期摩耗性能を高めることができ、ノイズ性能を悪化させることなく横溝の早期摩滅を抑制しうる空気入りタイヤを提供することを目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、タイヤ偏平率を55%より大かつ70%より小とした空気入りタイヤであって、正規リムにリム組みしかつ正規内圧の5%の内圧を充填した5%内圧状態におけるタイヤ子午断面において、トレッド部の表面の輪郭線が、単一の曲率半径を有する円弧をなし、前記曲率半径Rは、トレッド接地縁間のタイヤ軸方向巾である接地巾TW1の3.0〜4.5倍であり、前記トレッド部に、タイヤ周方向に連続してのびかつタイヤ軸方向最外側に配されるショルダー周方向主溝を含む周方向主溝と、前記ショルダー周方向主溝のタイヤ軸方向外側に配されるショルダー陸部に設けられかつトレッド接地縁のタイヤ軸方向外側からタイヤ軸方向内側に向かってのびるとともにタイヤ軸方向内端が前記ショルダー陸部内で途切れる複数のショルダー横溝とを具え、前記ショルダー横溝は、タイヤ周方向に対する角度αが80〜90°の範囲であり、かつタイヤ軸方向内端と前記ショルダー周方向主溝との間のタイヤ軸方向の距離Dsが3.5〜5.5mmの範囲であり、前記ショルダー横溝は、溝深さが最大となる最深部を有しかつ該最深部の溝深さが、前記ショルダー周方向主溝の溝深さの70〜90%であり、前記ショルダー横溝は、タイヤ軸方向内端からタイヤ軸方向外側に向かって溝深さが漸増する第1の傾斜部と、この第1の傾斜部に連なりかつ溝深さが一定でのびる定深さ部とを具え、前記定深さ部は前記最深部をなし、前記第1の傾斜部のタイヤ軸方向長さを、前記ショルダー横溝のタイヤ軸方向内端からトレッド接地縁までのタイヤ軸方向長さの25〜50%としたことを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記ショルダー陸部は、前記ショルダー横溝のタイヤ軸方向内端を通ってタイヤ周方向にのび、かつ前記ショルダー主溝よりも巾狭のショルダー細溝を具え、前記ショルダー細溝の溝深さは、前記ショルダー横溝のタイヤ軸方向内端での溝深さと同一であることを特徴とする。
また請求項3記載の発明は、前記トレッド接地縁間のタイヤ軸方向巾である接地巾TW1と、タイヤ断面巾TW0との比TW1/TW0が、0.73〜0.79であることを特徴とする。
また請求項4記載の発明は、前記ショルダー細溝は、溝深さが2mm以下であることを特徴とする。
また請求項5記載の発明は、前記ショルダー横溝は、トレッド接地縁における溝深さが4.0〜5.0mmであることを特徴とする。
また請求項6記載の発明は、前記ショルダー陸部は、トレッド面と、前記ショルダー周方向主溝の溝壁面とが交わるコーナ部に、円弧状の面取り部を具えることを特徴とする。
ここで、前記「5%内圧状態」でのタイヤ形状は、通常、加硫金型内でのタイヤ形状と略一致しており、加硫金型の形状を特定することにより、5%内圧状態のタイヤ形状をコントロールしうる。又本明細書では、特に断りがない限り、タイヤの各部の寸法等は、前記5%内圧状態にて特定される値とする。
なお前記「正規リム」とは、タイヤが基づいている規格を含む規格体系において、当該規格がタイヤ毎に定めるリムであり、例えばJATMAであれば標準リム、TRAであれば "Design Rim" 、或いはETRTOであれば "Measuring Rim"を意味する。又前記「正規内圧」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている空気圧であり、JATMAであれば最高空気圧、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "INFLATION PRESSURE"を意味するが、乗用車用タイヤの場合には180kPaとする。
又トレッド接地縁は、正規リムにリム組みしかつ正規内圧を充填したタイヤに正規荷重を付加したときに接地するトレッド接地面のタイヤ軸方向最外端の位置であって、前記「正規荷重」とは、前記規格がタイヤ毎に定めている荷重であり、JATMAであれば最大負荷能力、TRAであれば表 "TIRE LOAD LIMITS AT VARIOUS COLD INFLATION PRESSURES" に記載の最大値、ETRTOであれば "LOAD CAPACITY"である。
本発明は叙上の如く、トレッド部の表面の輪郭線を、単一の曲率半径を有する円弧で形成している。従って、ショルダー陸部において、タイヤ半径の変化の割合を小さく抑えることができ、タイヤ軸方向の位置の違いに対する路面との滑り量の差を相対的に小さくすることができる。
又ショルダー横溝のタイヤ周方向に対する角度αを80〜90°としてタイヤ軸方向に近づけているため、例えばショルダー横溝とショルダー周方向主溝とで挟まれるコーナ部分が剣先状となって摩耗の起点となるのを防止することができる。しかもショルダー横溝のタイヤ軸方向内端をショルダー周方向主溝から離間させているため、前記コーナ部分だけでなくショルダー陸部全体の剛性を高めることができる。従って、前記ショルダー横溝の最深部の溝深さを、ショルダー周方向主溝の溝深さの70〜90%と、従来よりも深くした場合にも、剛性低下を低く抑えることができ、前記トレッド輪郭形状を単一円弧としたことによる滑り量の低減効果と相俟って、早期摩耗性能を向上させながらショルダー横溝の深溝化を図ることができ、ショルダー横溝の早期摩滅を抑制しうる。
又ショルダー横溝の深溝化に起因するノイズ性能の悪化は、前記ショルダー横溝の内端がショルダー周方向主溝から離間することで、抑制される。
さらに、第1の傾斜部は、広範囲に亘り溝深さが徐々に変化するなど、剛性変化を滑らかとすることができ、最深部での溝深さを大きく確保しショルダー横溝の早期摩滅を抑えながら、タイヤ軸方向内端付近を起点とした偏摩耗の発生を抑制することができる。又定深さ部により、最深部を広範囲に形成でき、高い排水性を発揮することができる。
本発明の空気入りタイヤの一実施例を示す断面図である。 トレッド輪郭形状を示す線図である。 前記空気入りタイヤのトレッドパターンを平面に展開して示す展開図である。 ショルダー陸部を拡大して示す展開図である。 ミドル陸部を拡大して示す展開図である。 (A)はショルダー横溝の溝巾中心を通るI−I線断面図、(B)はミドル傾斜溝の溝巾中心を通るII−II線断面図である。 トレッドパターンの他の例を示す展開図である。 従来タイヤのトレッド輪郭形状の一例を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。図1は、本発明の空気入りタイヤ1が正規リム30にリム組みしかつ正規内圧の5%の内圧が充填された5%内圧状態におけるタイヤ子午断面であり、図1において、前記空気入りタイヤ1は、トレッド部2からサイドウォール部3をへてビード部4のビードコア5に至るカーカス6と、トレッド部2の内方かつ前記カーカス6の半径方向外側に配されるベルト層7とを具える。
なお前記カーカス6及びベルト層7としては、従来タイヤと同様の構造のものが好適に採用でき、本例ではカーカス6として、カーカスコードをタイヤ周方向に対して例えば75゜〜90゜の角度で配列した1枚のカーカスプライ6Aから形成された場合が例示される。このカーカスプライ6Aは、前記ビードコア5、5間に跨るトロイド状のプライ本体部6aの両端に、前記ビードコア5の廻りでタイヤ軸方向内側から外側に折り返されるプライ折返し部6bを一連に具え、又前記プライ本体部6aとプライ折返し部6bとの間には、前記ビードコア5からタイヤ半径方向外側に先細状にのびるビード補強用のビードエーペックスゴム8が配置されている。
又前記ベルト層7として、本例では、ベルトコードをタイヤ周方向に対して例えば10〜35゜程度で配列した例えば2枚のベルトプライ7A、7Bから形成された場合が例示され、各ベルトコードがプライ間相互で交差することにより、ベルト剛性を高め、トレッド部2の略全巾をタガ効果を有して強固に補強している。なお、ベルト層7の半径方向外側には、高速耐久性などを高める目的で、バンドコードを周方向に螺旋状に巻回させた周知構造のバンド層9を設けることができる。
この空気入りタイヤ1は、タイヤ偏平率が55%より大かつ70%より小の偏平タイヤであり、しかも前記5%内圧状態におけるタイヤ子午断面において、図2に示すように、トレッド部2の表面2S(トレッド面2Sという場合がある)の輪郭線Xを、単一の曲率半径Rを有する円弧にて形成している。このように、前記範囲の偏平率を有する偏平タイヤのトレッド輪郭形状Xを、単一円弧とすることにより、従来の偏平タイヤのトレッド輪郭形状X1(一点鎖線で示す)に比して、タイヤ接地端側におけるタイヤ半径の変化の割合ΔTrを小さく抑えることができ、タイヤ軸方向の位置の違いに対する路面との滑り量の差を相対的に小さくすることができる。なおトレッド接地縁Te、Te間のタイヤ軸方向巾である接地巾TW1と、タイヤ断面巾TW0との比TW1/TW0は0.73〜0.79の範囲であって、タイヤ偏平率及び比TW1/TW0が前記範囲の偏平タイヤのトレッド輪郭形状は、従来、複数の円弧を接続した複合円弧にて形成されていた。なお前記曲率半径Rは、前記接地巾TW1の3.0〜4.5倍の範囲が好ましい。
次に、図3に示すように、前記トレッド部2に、タイヤ周方向に連続してのびかつタイヤ軸方向最外側に配されるショルダー周方向主溝10sを含む周方向主溝10と、前記ショルダー周方向主溝10sのタイヤ軸方向外側に配されるショルダー陸部11sに設けられる複数のショルダー横溝12とを具える。
具体的には、本例では、周方向主溝10として、前記ショルダー周方向主溝10sと、その内側かつタイヤ赤道Co両側に配されるクラウン周方向主溝10cとの4本が形成され、これにより、前記トレッド部2を、前記クラウン周方向主溝10c、10c間のクラウン陸部11c、クラウン周方向主溝10cとショルダー周方向主溝10sと間のミドル陸部11m、及び前記ショルダー陸部11sに区分している。
前記クラウン周方向主溝10c及びショルダー周方向主溝10sは、タイヤ周方向に直線状にのびるストレート溝であって、タイヤ赤道Coを中心とした線対称位置に配されている。前記クラウン周方向主溝10c及びショルダー周方向主溝10sの溝巾Wg及び溝深さHg(図6(B)に示す。)としては、従来的な周方向主溝の溝巾及び溝深さが好適に採用でき、例えば乗用車用タイヤの場合、前記溝巾Wgとして、その下限値を3mm以上、さらには5mm以上とするのが好ましく、また上限値を14mm以下、さらには12mm以下とするのが好ましい。又溝深さHgとしては、その下限値を5mm以上、さらには6mm以上とするのが好ましく、また上限値を12mm以下、さらには10mm以下とするのが好ましい。本例の場合、クラウン周方向主溝10cの溝巾Wgcは10.5mm、溝深さHgcは8.2mm、ショルダー周方向主溝10sの溝巾Wgsは8.2mm、溝深さHgsは8.2mmとしている。
又前記ショルダー陸部11sには、タイヤ周方向に隔置される複数のショルダー横溝12が設けられる。このショルダー横溝12は、図4に示すように、前記トレッド接地縁Teのタイヤ軸方向外側からタイヤ軸方向内側に向かってのびるとともに、そのタイヤ軸方向内端12iは、前記ショルダー陸部11s内で途切れている。前記ショルダー横溝のタイヤ周方向に対する小さい側の角度αは、80〜90°の範囲であり、又前記タイヤ軸方向内端12iと、前記ショルダー周方向主溝10sとの間のタイヤ軸方向の距離Dsは3.5〜5.5mmの範囲である。特に本例では、ショルダー横溝12のタイヤ軸方向内端12iにおけるタイヤ周方向に対する角度αiを、84〜90°としている。
このように、前記角度αを規制し、前記ショルダー横溝12をタイヤ軸方向に近づけているため、例えばショルダー横溝12とショルダー周方向主溝10sとで挟まれるコーナ部分Qが剣先状となって摩耗の起点となるのを防止することができる。しかもショルダー横溝12のタイヤ軸方向内端12iをショルダー周方向主溝10sから離間させているため、前記コーナ部分Qだけでなくショルダー陸部11s全体の剛性を高く確保することができる。
従って、後述するように、前記ショルダー横溝12の最深部15の溝深さH12aを従来よりも深くした場合にも、剛性低下を低く抑えることができ、前記トレッド輪郭形状を単一円弧としたことによる滑り量の低減効果と相俟って、早期摩耗性能を向上させながらショルダー横溝12の深溝化を図ることができ、ショルダー横溝12の早期摩滅を抑制しうる。
即ち、図6(A)にショルダー横溝12の溝巾中心に沿ったI−I線断面を示すように、前記ショルダー横溝12は、溝深さH12が最大となる最深部15を有し、かつ該最深部15の溝深さH12aを、前記ショルダー周方向主溝10sの溝深さHgsの70〜90%と、従来よりも深く設定している。
具体的には、前記ショルダー横溝12は、タイヤ軸方向内端12iからタイヤ軸方向外側に向かって溝深さH12が漸増する第1の傾斜部12Aと、この第1の傾斜部12Aに連なりかつ溝深さが一定の定深さ部12Bとを具え、この定深さ部12Bには、タイヤ軸方向外側に向かって溝深さが漸減する第2の傾斜部12Cが連なる。なお前記第1の傾斜部12Aは、直線状に傾斜し、又該第1の傾斜部12Aのタイヤ軸方向長さLa(図4に示す。)は、前記ショルダー横溝12のタイヤ軸方向内端12iからトレッド接地縁Teまでのタイヤ軸方向長さL12の25〜50%としている。又前記ショルダー横溝12は、前記定深さ部12Bにおいて最深部15をなすとともに、本例ではトレッド接地縁Teにおける溝深さH12bを4.0〜5.0mmとしている。
このように、前記第1の傾斜部12Aは、広範囲に亘り溝深さH12が徐々に変化するなど、剛性変化を滑らかとすることができ、最深部15での溝深さH12aを大きく確保しショルダー横溝12の早期摩滅を抑えながら、タイヤ軸方向内端12i付近を起点とした偏摩耗の発生を抑制することができる。又前記定深さ部12Bにより、最深部15を広範囲に形成でき、高い排水性を発揮することができる。
又ショルダー横溝12の深溝化はノイズ性能の悪化をもたらすが、本実施形態では前記ショルダー横溝12の内端12iがショルダー周方向主溝10sから離間しているため、ショルダー横溝12からの圧縮空気がショルダー周方向主溝10sに流れて、気柱共鳴などのノイズを誘発するのを抑制しうる。又ショルダー横溝12は、トレッド接地縁Teの外側で開口するため、ショルダー横溝12におけるポンピング音の悪化は抑えられる。
ここで、前記ショルダー横溝12の角度αが80°を下回る、特に内端12iにおける角度αiが84°を下回ると、前記コーナ部分Qが剣先状となって剛性が低下し、このコーナ部分Qを起点として偏摩耗を招くなど早期摩耗性を低下させる。又前記距離Dsが3.5mmを下回る場合にも、前記コーナ部分Qの剛性が不充分となって早期摩耗性を低下させ、逆に前記距離Dsが5.5mmを上回る場合には、排水性が不充分となる。又前記最深部15の溝深さH12aがショルダー周方向主溝10sの溝深さHgsの70%未満では、早期摩耗を抑制するとはいえ、溝深さH12a自体が小であるため早期摩滅を抑制することが難しい。逆に90%を越えると、深すぎてショルダー陸部11sの剛性が低下するため早期摩耗性を低下させる。又前記第1の傾斜部12Aのタイヤ軸方向長さLaがショルダー横溝12の前記長さL12の25%未満では、溝深さH12が急激に変化する、即ち剛性変化が大となって、ショルダー横溝12の内端12i付近を起点とした偏摩耗を招き、逆に50%を越えると、排水性、及びショルダー横溝12の早期摩滅に不利となる。同様にトレッド接地縁Teにおけるショルダー横溝12の溝深さH12bが4.0mm未満でも排水性及び早期摩滅に不利となり、逆に5.0mmを越えると、ショルダー陸部11sの剛性低下を招く。
又本例では、ショルダー陸部11sには、前記ショルダー横溝12の内端12iを通ってタイヤ周方向にのびるショルダー細溝16を具える。このショルダー細溝16の溝巾W16は、前記ショルダー周方向主溝10sの溝巾Wgsよりも充分小であり、本例では、前記溝巾W16を3mm以下、好ましくは2mm以下で形成している。又ショルダー細溝16の溝深さH16も、ショルダー周方向主溝10sの溝深さHgsよりも充分小であり、本例では、溝深さH16を3mm以下、好ましくは2mm以下で形成している。本例では、前記ショルダー細溝16の前記溝深さH16は、前記ショルダー横溝12の内端12iでの溝深さH12cと同一としている。
又ショルダー陸部11sは、トレッド面2Sと、前記ショルダー周方向主溝10sの溝壁面とが交わるコーナ部Pに、円弧状の面取り部25を具え、本例では、ショルダー周方向主溝10sの溝壁面と、ミドル陸部11mのトレッド面2Sとが交わるコーナ部Pにも、同様の面取り部25を形成している。この面取り部25の曲率半径は1.5〜3.0mm程度であり、前記コーナ部Pを起点とした偏摩耗を抑制する。
なお本例では、前記ミドル陸部11mには、複数のミドル傾斜溝17が形成されている。このミドル傾斜溝17は、図5に示すように、前記ショルダー周方向主溝10sからタイヤ軸方向内側に向かって、タイヤ周方向に対して0〜45°の小な角度βで急傾斜でのびるとともに、そのタイヤ軸方向内端17eは、前記ミドル陸部11m内で途切れる。前記タイヤ軸方向内端17eと前記クラウン周方向主溝10cとの間のタイヤ軸方向距離Dmは、1.5〜3.5mmの範囲が好ましく、本例では前記距離Dsよりも小に設定している。又本例では、ミドル傾斜溝17の周方向長さLmは、ミドル傾斜溝17の周方向ピッチPmの72〜84%に設定されており、又前記周方向ピッチPmは、前記ショルダー横溝10sの周方向ピッチPsの2.5〜3.5倍の範囲に設定されている。
ここで、前記ミドル傾斜溝17は、そのタイヤ軸方向内側に、タイヤ周方向に対して20°以下の角度β1で直線状にのびる直線状溝部17Aを具える。なお前記「直線状にのびる」とは、前記ミドル傾斜溝17の溝巾中心線17iが直線をなす以外に、2つの直線が170〜180°の角度で屈曲する屈曲部を1つ有する場合も含まれる。
具体的には、本例のミドル傾斜溝17は、前記タイヤ軸方向内端17eからのびる前記直線状溝部17Aと、この前記直線状溝部17Aから前記ショルダー周方向主溝10sまで、前記角度βがタイヤ軸方向外側に向かって順次増加するように円弧状に湾曲しながら及び/又は折れ線状に屈曲しながらのびる継ぎ溝部17Bとから形成される。前記直線状溝部17Aは、本例では、そのタイヤ軸方向の溝内側縁17Aeが直線をなし、又直線状溝部17Aの周方向長さLm1は、前記ミドル傾斜溝17の周方向長さLmの40〜70%に設定される。
このように前記ミドル傾斜溝17は、前記周方向長さLmを有して急傾斜することにより、排水抵抗を減じるなど排水性を高めることができる。又ミドル傾斜溝17のタイヤ軸方向内端17eが、クラウン周方向主溝10cから前記距離Dmを隔てて途切れるため、ミドル陸部11mの周方向剛性を高く確保することができ、前記排水性を発揮しながら耐偏摩耗性及び操縦安定性を向上させることができる。特に、ミドル傾斜溝17に直線状溝部17Aを形成することにより排水性をいっそう高めることができる。しかも直線状溝部17Aによりクラウン周方向主溝10cとの距離が滑らかに減じるため、偏摩耗の起点となるような大きな剛性変化点の形成が抑えられる。特に前記溝内側縁17Aeを直線とすることにより、より剛性変化点の形成が抑えられ耐偏摩耗性に有利となる。なお前記角度βが45°を上回ると排水性を充分確保するのが難しくなる。又直線状溝部17Aの前記角度β1が20°を上回る、及びその周方向長さLm1がミドル傾斜溝17の周方向長さLmの40%を下回る場合には、前記直線状溝部17Aによる排水性の向上効果、及び偏摩耗の起点の発生を抑えて耐偏摩耗性を向上する効果が充分発揮させなくなる。又前記距離Dmが1.5mm未満では、ミドル陸部11mの剛性が減じて耐偏摩耗性及び操縦安定性の低下を招き、逆に3.5mmを越えると排水性が不充分となる。
又前記継ぎ溝部17Bは、前記角度βのうち、前記ショルダー周方向主溝10sとの交わり部Jaにおける角度βjが3.5〜4.5°であり、これにより、前記交わり部Jaにおける排水性の低下、及び横剛性の低下が抑制される。なお前記角度βjが前記範囲を外れると、交わり部Jaにおける排水性が減じ、かつ横剛性の低下を招く
なお前記ミドル傾斜溝17は、その溝巾W17が前記溝巾Wgsより小である。又図6(B)にミドル傾斜溝17の溝巾中心に沿ったII−II線断面図を示すように、ミドル傾斜溝17の溝深さ(最深部の深さ)H17は、前記溝深さHgs以下としている。
又前記ミドル陸部11mには、排水性のために、タイヤ周方向で隣り合うミドル傾斜溝17、17間を通って前記ショルダー周方向主溝10sからタイヤ軸方向内側に向かってのびる第1、第2のミドル副溝18、19が配される。この第1、第2のミドル副溝18、19は、ミドル傾斜溝17と同様4.5°以下の角度γで傾斜するとともに、そのタイヤ軸方向内端18e、19eは、何れもミドル陸部11m内で途切れている。前記第1、第2のミドル副溝18、19は、その周方向長さL18、L19が、それぞれ前記ミドル傾斜溝17の周方向長さLmの30%以下であって、本例では、前記角度γがタイヤ軸方向内側に向かって減じるように円弧状に湾曲している。なお前記長さL18、L19が前記周方向長さLmの30%を越えると、ミドル陸部11mの剛性を過度に減じて、操縦安定性に悪影響を招く。
又ショルダー周方向主溝10sとミドル傾斜溝17との交わり部をJa、ショルダー周方向主溝10sと第1のミドル副溝18との交わり部をJb、ショルダー周方向主溝10sと第2のミドル副溝19との交わり部をJcとしたとき、周方向で隣り合う交わり部Ja、Jb間の周方向距離Q1、交わり部Jb、Jc間の周方向距離Q2、交わり部Jc、Ja間の周方向距離Q3は、それぞれ前記ミドル傾斜溝17の周方向ピッチPmの30〜35%の範囲であり、前記第1、第2のミドル副溝18、19は、ミドル傾斜溝17、17間にほぼ均等な周方向間隔で配されている。
又前記クラウン陸部11cには、本例では、該クラウン陸部11cを横切り、かつタイヤ周方向に隔置される複数のクラウン横溝20が設けられている。前記クラウン横溝20は、本例では溝巾W20が0.5〜1.0mmの細溝であり、タイヤ周方向に対して角度δでのびる。この角度δは、本例では、前記角度αの最大値よりも小、かつ前記角度βの最小値よりも大に設定される。
又図7に、空気入りタイヤ1におけるトレッドパターンの他の実施例を示す。本例では、周方向主溝10が、前記ショルダー周方向主溝10sと、その内側かつタイヤ赤道Co上に配されるクラウン周方向主溝10cとの3本から形成される場合が示される。従って、本例のトレッド部2は、クラウン周方向主溝10cとショルダー周方向主溝10sと間のミドル陸部11m、及び前記ショルダー陸部11sの4本の陸部に区分されており、クラウン陸部11cが削除されている。しかしそれ以外は、実質的に同構成で形成されている。
以上、本発明の特に好ましい実施形態について詳述したが、本発明は図示の実施形態に限定されることなく、種々の態様に変形して実施しうる。
図1のトレッドパターンを基本パターンとし、タイヤサイズが195/65R15の乗用車用ラジアルタイヤを表1の仕様に基づき試作するとともに、各試供タイヤの、ノイズ性能、及び早期摩耗性能をテストした。各タイヤとも表1に記載以外は実質的に同仕様としている。共通仕様は以下の通りである。
・クラウン周方向主溝
溝巾Wgc −−−10.5mm
溝深さHgc −−−8.2mm
・ショルダー周方向主溝
溝巾Wgs −−−8.2mm
溝深さHgs −−−8.2mm
・ショルダー横溝
溝巾W12 −−−3.0mm
溝深さ(最大値)H12a −−− 表1
・ミドル傾斜溝
溝巾W17 −−−4.5mm
溝深さ(最大値)H17 −−−6.7mm
・クラウン横溝
溝巾W20 −−−0.8mm
溝深さ(最大値)H20 −−−4.0mm
<ノイズ性能>
リム(15×6J)、内圧(200kPa)にて、車両(排気量2000cc)の全輪に装着し、乾燥した舗装路面を車両が通過する際のパターンノイズに起因する騒音レベルを測定した。評価結果は、測定値の逆数を用い、比較例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどパターンノイズが少なく優れている。
<早期摩耗性能>
上記車両を用い、MIX路摩耗モード(高速道路50%、一般路35%、山岳路15%)にて8,000km走行した後の、ショルダー横溝の溝残量を測定し、比較例1を100とした指数で評価している。測定位置は、トレッド接地縁からタイヤ軸方向内側に10mm隔たった位置とした。
Figure 0005809655
Figure 0005809655
表のように実施例のタイヤは、ノイズ性能を悪化させることなくショルダー部の早期摩耗性能を向上させているのが確認できる。
2 トレッド部
2S 表面
10 周方向主溝
10s ショルダー周方向主溝
11s ショルダー陸部
12 ショルダー横溝
12i タイヤ軸方向内端
12A 第1の傾斜部
12B 定深さ部
15 最深部
16 ショルダー細溝
25 面取り部
30 正規リム
P コーナ部
R 曲率半径
Te トレッド接地縁
X 輪郭線

Claims (6)

  1. タイヤ偏平率を55%より大かつ70%より小とした空気入りタイヤであって、
    正規リムにリム組みしかつ正規内圧の5%の内圧を充填した5%内圧状態におけるタイヤ子午断面において、トレッド部の表面の輪郭線が、単一の曲率半径を有する円弧をなし、前記曲率半径Rは、トレッド接地縁間のタイヤ軸方向巾である接地巾TW1の3.0〜4.5倍であり、
    前記トレッド部に、タイヤ周方向に連続してのびかつタイヤ軸方向最外側に配されるショルダー周方向主溝を含む周方向主溝と、
    前記ショルダー周方向主溝のタイヤ軸方向外側に配されるショルダー陸部に設けられかつ前記トレッド接地縁のタイヤ軸方向外側からタイヤ軸方向内側に向かってのびるとともにタイヤ軸方向内端が前記ショルダー陸部内で途切れる複数のショルダー横溝とを具え、
    前記ショルダー横溝は、タイヤ周方向に対する角度αが80〜90°の範囲であり、かつタイヤ軸方向内端と前記ショルダー周方向主溝との間のタイヤ軸方向の距離Dsが3.5〜5.5mmの範囲であり、
    前記ショルダー横溝は、溝深さが最大となる最深部を有しかつ該最深部の溝深さが、前記ショルダー周方向主溝の溝深さの70〜90%であり、
    前記ショルダー横溝は、タイヤ軸方向内端からタイヤ軸方向外側に向かって溝深さが漸増する第1の傾斜部と、この第1の傾斜部に連なりかつ溝深さが一定でのびる定深さ部とを具え、前記定深さ部は前記最深部をなし、
    前記第1の傾斜部のタイヤ軸方向長さは、前記ショルダー横溝のタイヤ軸方向内端からトレッド接地縁までのタイヤ軸方向長さの25〜50%であることを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. 前記ショルダー陸部は、前記ショルダー横溝のタイヤ軸方向内端を通ってタイヤ周方向にのび、かつ前記ショルダー主溝よりも巾狭のショルダー細溝を具え、
    前記ショルダー細溝の溝深さは、前記ショルダー横溝のタイヤ軸方向内端での溝深さと同一であることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
  3. 前記トレッド接地縁間のタイヤ軸方向巾である接地巾TW1と、タイヤ断面巾TW0との比TW1/TW0が、0.73〜0.79であることを特徴とする請求項1又は2記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記ショルダー細溝は、溝深さが2mm以下である請求項2記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記ショルダー横溝は、トレッド接地縁における溝深さが4.0〜5.0mmであることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記ショルダー陸部は、トレッド面と、前記ショルダー周方向主溝の溝壁面とが交わるコーナ部に、円弧状の面取り部を具えることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の空気入りタイヤ。
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