JP5805055B2 - 水平搬送式電解メッキ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリント基板等の板状の被メッキ物を水平搬送させながら電解メッキ処理する水平搬送式の電解メッキ装置であり、電解メッキ処理中に陽極から発生する酸素ガス泡の泡付着に起因するメッキ被膜のばらつきを解消し、均一なメッキ被膜の形成を可能する技術に関する。
特許文献1に、電解室内の電解浴中に上部陽極と下部陽極を配設し、電解浴中の上部陽極と下部陽極の間を板状の被メッキ物が水平状態で連続的に通過されることによって、板状の被メッキ物の表面に金属を電着する電解処理装置が公開されている。
このような電解処理装置では、陽極として特に不溶性陽極を用いた場合、この陽極から大量の酸素ガスが発生し、この酸素ガスは電解浴中で大量の酸素ガス泡となって電解浴中に混ざり拡散される。電解浴中に混ざり拡散された泡は上下の陽極間を水平搬送させながら電解メッキ処理される板状の被メッキ物の表面に滞留し付着される。特に水平搬送される板状の被メッキ物の下面部は酸素ガス泡の上昇現象で大量の酸素ガス泡が滞留され易い。水平搬送される板状の被メッキ物の表面に滞留し付着した大量の酸素ガス泡は、メッキ処理される被メッキ物の表面と電解浴の接触を妨げ、被メッキ物の表面に均一なメッキ被膜を形成するのに大きな妨げとなっている。
本発明者は、このような泡付着に起因した弊害を解消することを目的としたメッキ装置を開発し提案した(特許文献2)。この特許文献2の装置は、水平搬送される板状の被メッキ物の板面に付着した酸素ガス泡を斜め噴流吐出管の斜め噴流で搬送通路の側部方向に直接噴き飛ばし、噴き飛ばされ上昇現象で電解浴中を上昇した酸素ガス泡を電解メッキ処理槽の側部のオーバーフロー口から槽外に流出するようにしたものである。
しかし、特許文献2の泡除去手段では、酸素ガス泡が被メッキ物の板面の近くで拡散してしまい、泡付着に起因した弊害を完全に解消できるものではなかった。また、泡(酸素ガス泡)を酸素ガスとして液外に効率的に排出できないものであった。
特開昭63−76898号公報 実用新案登録第3173836号公報
本発明は、このような実情に鑑み、電解浴中の上下の陽極間をプリント基板等の板状の被メッキ物が水平姿勢で水平方向に搬送通過される過程でこの被メッキ物の表面に電解メッキする水平電解メッキ装置において、電解メッキ処理中に陽極から発生する酸素ガス泡を所定位置に効率的に集め、集めた酸素ガス泡を液中から液外に酸素ガスとして効率的に排出できるようにし、電解メッキ処理中に陽極から発生する酸素ガス泡が液中に拡散し混合されてしまう弊害を解消し、よって、メッキ処理される被メッキ物の表面に泡が付着される弊害に起因したメッキ被膜のばらつきを解消し、板状の被メッキ物の表面に均一なメッキ被膜を形成できるようにすることを技術課題とするものである。
上記した課題を解決するため、本発明(請求項1の発明)は、エンドレスに周回駆動される対の搬送駆動手段が板状の被メッキ物の搬送通路を間にして離間して配設され、この搬送駆動手段に複数のクランプをそれぞれ取付けあり、この複数のクランプで平行な両側縁部をもつ板状の被メッキ物の両側縁部を掴持し、電解メッキ処理槽の電解メッキ液の液中を被メッキ物の板面が上下になる水平姿勢で水平方向に連続搬送する搬送装置と、前記電解メッキ処理槽の電解メッキ液の液中に配設され、前記搬送装置で水平搬送される被メッキ物の水平な搬送通過面の上下位置に該搬送通過面と互いに平行に配設され、且つ搬送通過方向に一定の間隔を空けて並べて配設された複数の板状の上部陽極と下部陽極をそれぞれ備え、この上部陽極と下部陽極の間を前記クランプから陰極電流(カソード電流)を給電された被メッキ物が水平に通過されることによって、この被メッキ物の表面にメッキ被膜を形成する水平搬送式電解メッキ装置において、前記被メッキ物の水平な搬送通過面と前記下部陽極の間にこの下部陽極の対向面(上面)から被メッキ物の水平な搬送通過面を上下方向に隔離する下部隔膜を配設すると共に、前記被メッキ物の水平な搬送通過面と前記上部陽極の間にこの上部陽極の対向面(下面)から被メッキ物の水平な搬送通過面を上下方向に隔離する上部隔膜を配設し、この各隔膜は陽極からの金属イオンを通過させるが陽極から発生する酸素ガス泡は通過させない材質の膜で形成してあり、前記下部陽極の片側の側部の近傍に液流発生手段を配設すると共に、この下部陽極の反対側の側部の近傍に泡集合排出装置を配設し、前記液流発生手段は、下部陽極から発生する泡(酸素ガス泡)がこの下部陽極とこの下部陽極の上方に離間配置された下部隔膜との間の離間ゾーンを通って該液流発生手段の配設位置とは反対側の側部方向の外側に向けて緩やかに移動される液流を発生(吐出する)する液流吐出手段とし、前記泡集合排出装置は、下部陽極と下部隔膜との間の前記離間ゾーンに向けて泡(酸素ガス泡)受け入れ口を開口した泡集合部と、この泡集合部に集められた泡を泡集合部から電解メッキ液の液面より上方(空中)に酸素ガスとして排出する上下方向の排出通路を備えたガス排出部と、前記下部隔膜の側部と前記泡集合部の間をその上部において遮蔽する遮蔽部を備えたことを特徴とする水平搬送式電解メッキ装置を提供する。
この発明によれば、各下部陽極から発生する泡(酸素ガス泡)が被メッキ物の水平な搬送通過面の方向へ拡散し移動するのを下部隔膜で遮断できると共に、各上部陽極から発生する泡(酸素ガス泡)が被メッキ物の水平な搬送通過面の方向へ拡散し移動するのを上部隔膜で遮断でき、水平搬送されながらメッキされる被メッキ物の近くに泡(酸素ガス泡)が滞留する弊害を防止でき、被メッキ物に泡(酸素ガス泡)が付着する弊害を解消できる。しかも、隔膜(上部隔膜、下部隔膜)を配設したことによって、陽極(上部陽極、下部陽極)として不溶性アノードを使用した際に生じるメッキ添加剤(光沢剤など)の消耗を軽減できる。
更に、この発明によれば、下部陽極から発生する泡(酸素ガス泡)は液流発生手段の液流で下部陽極と下部隔膜の間の離間ゾーンから一方の側部方向の外側に向けて緩やかに移動され、移動された泡は泡集合排出装置の泡(酸素ガス泡)受け入れ口から泡集合部に集められ、泡集合部に集められた泡(酸素ガス泡)はガス排出部から酸素ガスとして液面より上方(空中)に排出される。これによって、下部陽極から発生する泡(酸素ガス泡)が下部隔膜の下面側に滞留する弊害を解消できる。
また、上記した課題を解決するため、本発明(請求項2の発明)は、前記上部陽極の上面側にこの上部陽極から発生する泡(酸素ガス泡)を電解メッキ液の液面より上方(空中)に酸素ガスとして排出する泡集合排出フードを各上部陽極に対応させてそれぞれ取付け、この泡集合排出フードは、上部陽極の上面側に泡集合室を画成するべく該上部陽極の上面を被う被い部と、この被い部の中央部に突出形成され、電解メッキ液の液面より上方にガス排出口を開口させた排出部を備え、前記被い部の被い面を前記排出部に向けて上方に傾斜させた傾斜面としたことを特徴とする水平搬送式電解メッキ装置を提供する。
この発明によれば、各上部陽極から発生する泡(酸素ガス泡)は各上部陽極に取付けた泡集合排出フードの泡集合室の傾斜面に沿って電解メッキ液の液中を中央の排出部に向け上昇し、中央の排出部に集められる。排出部に集められた泡(酸素ガス泡)は排出口から酸素ガスとして液面より上方(空中)に排出される。
また、上記した課題を解決するため、本発明(請求項3の発明)は、一単位の前記下部陽極と下部隔膜を搬送方向の前後で二つの範囲に区分けし、区分けした二つの範囲に対応させて設けた液流発生手段を互いに反対側の前記下部陽極の片側の側部の近傍にそれぞれ配設すると共に、この液流発生手段の配設位置とは反対側の下部陽極の側部の近傍に泡集合排出装置をそれぞれ配設し、前記液流発生手段は、下部陽極から発生する酸素ガス泡がこの下部陽極とこの下部陽極の上方に離間配置された下部隔膜との間の離間ゾーンを通って該液流発生手段の配設位置とは反対側の側部方向の外側に向けて緩やかに移動される液流を発生する液流吐出手段とし、前記泡集合排出装置は、下部陽極と下部隔膜との間の前記離間ゾーンに向けて酸素ガス泡受け入れ口を開口した泡集合部と、この泡集合部に集められた泡を泡集合部から電解メッキ液の液面より上方に酸素ガスとして排出する上下方向の排出通路を備えたガス排出部と、前記下部隔膜の側部と前記泡集合部の間をその上部において遮蔽する遮蔽部を備えたことを特徴とする、水平搬送式電解メッキ装置を提供する。
また、本発明では、前記液流発生手段が、搬送方向に管路を延ばした液流吐出管を下部陽極の側部の近傍に配設し、この液流吐出管に搬送方向に間隔をおいて複数の吐出ノズルを形成し、この吐出ノズルを該吐出ノズルから下部陽極と下部隔膜との間の前記離間ゾーンに向けてメッキ液を吐出するものとし、この吐出し液流によって前記離間ゾーン内を一方の側部から反対側の側部の方向に向けて流れる緩やかな液流を発生(吐出する)する液流吐出手段としたことを特徴としている。
本発明によれば、電解浴中の上下の陽極間をプリント基板等の板状の被メッキ物が水平姿勢で水平方向に搬送通過される過程でこの被メッキ物の板面に電解メッキする水平電解メッキ装置において、電解メッキ処理中に陽極から発生する酸素ガス泡を所定位置に効率的に集め、集めた酸素ガス泡を液中から液外に酸素ガスとして効率的に排出できるため、電解メッキ処理中に陽極から発生する酸素ガス泡が液中に拡散され混合されてしまう弊害を防止できる。よって、電解メッキ処理中に被メッキ物の表面に泡が付着される弊害に起因したメッキ被膜のばらつきを解消でき、板状の被メッキ物の表面に均一なメッキ被膜を形成できる。
本発明の実施形態を示す全体の概略平面図である。 本発明の実施形態を示す一部縦断側面図である。 本発明の実施形態を部分的に示す拡大平面図である。 本発明の実施形態を部分的に示す一部縦断した拡大正面図である。
本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1〜図4の水平搬送式電解メッキ装置は、エンドレスに周回駆動される対の搬送駆動手段4,4が板状の被メッキ物P(例えばプリント配線基板などで孔や凹部を形成してある板状物を含む。)の搬送通路2を間にして離間して配設され、この搬送駆動手段4に複数のクランプ5をそれぞれ取付けあり、この複数のクランプ5で平行な両側縁部をもつ板状の被メッキ物Pの両側縁部を掴持し、電解メッキ処理槽1の電解メッキ液Wの液中を被メッキ物Pの板面が上下になる水平姿勢で水平方向に連続搬送する搬送装置3と、前記電解メッキ処理槽1の電解メッキ液Wの液中に配設され、前記搬送装置3で水平搬送される被メッキ物Pの水平な搬送通過面PLの上下位置に該搬送通過面PLと互いに平行に配設され、且つ搬送通過方向に一定の間隔を空けて並べて配設された複数の板状(ラス板などの有孔板状を含む)の上部陽極20と下部陽極21をそれぞれ備え、この上部陽極20と下部陽極21の間を前記クランプ5から陰極電流(カソード電流)を給電された被メッキ物Pが水平に通過されることによって、この被メッキ物Pの表面にメッキ被膜を形成するものである。
図1は、板状の被メッキ物Pが板面を上下にした水平状態で左側から搬入駆動ローラなどの搬入手段6で電解メッキ処理槽1に供給され、該処理槽1を該水平状態で連続的に矢印Aの方向に搬送させて通過し、電解メッキ処理後に処理槽1から搬出駆動ローラなどの搬出手段7で右方向へ搬出される、装置の概略平面図を示している。なお、水平状態の被メッキ物Pを電解メッキ処理槽1に搬入する横長の搬入口(図示せず。)、水平状態の被メッキ物Pを電解メッキ処理槽1から搬出する横長の搬出口(図示せず。)には、この搬入口と搬出口に対応する処理槽1の内側に上下二段のシールローラ8を水平に配設し、電解メッキ液Wが搬入口や搬出口から漏れないようにシールされている。なお図2において符号9はメッキ処理槽1の側壁に形成したオーバーフロー口であり、電解メッキ液Wの液面高さを調節している。
前記搬送装置3は、板状の被メッキ物Pの搬送通路2を間にした両側にエンドレスに周回駆動される駆動チェーン10(駆動ベルトでも良い。)を備えた搬送駆動手段4,4をそれぞれ配設し、この搬送駆動手段4(駆動チェーン10)に等間隔をおいて多数のクランプ5(図1では、クランプ5を駆動チェーン10の一部範囲のみで表示したが、駆動チェーン10の全範囲に亘り等間隔に取付けてある。)を取付け、前記搬送通路2を間にして互いに平行な内側の直線駆動経路部を移動する複数のクランプ5で平行な両側縁部をもつ板状の被メッキ物Pの両側縁部を上下方向から掴持し、該被メッキ物Pの板面を上下にした水平状態で電解メッキ処理槽1の電解メッキ液Wの液中を一方向(矢印A方向)に連続的に水平搬送するように構成されている。搬送駆動手段4(駆動チェーン10)は、スプロケット11,11に掛けられ、搬送駆動用モータ(図示せず。)によって一方のスプロケット11を回転駆動させて、エンドレスに周回駆動されるように成っている。搬送通路2を間にした両側に設けた搬送駆動手段4(駆動チェーン10)は、等速度で周回駆動されるように成っている。この搬送装置3,3による板状の被メッキ物Pの搬送速度は、1分当たり0.5m〜2mとしてあり、被メッキ物Pのメッキ処理条件によって可変としてある。
前記クランプ5は、図2にその概略構成を示したように、上方部分が空中で陰極電流を給電され、下方部分が電解メッキ処理槽1の電解メッキ液Wの液中を移動可能な位置に配される上下方向に長い構造を有し、下端部に板状の被メッキ物Pの側縁部を上下方向において掴持及び開放するクランプ接点部12(上クランプ接点部と下クランプ接点部)を備えている。このクランプ接点部12を除く通電材から成るクランプ5の液中での液接触部分は絶縁被覆処理してある。図2に示したクランプ5は、前記搬送駆動手段4(駆動チェーン10)に取付けられる共に後述する固定ガイドレール(給電レール)13に係合される固定側クランプ杆14(この固定側クランプ杆14の下端部に下クランプ接点部を形成してある。)と、この固定側クランプ杆14に上下動自在に保持される可動側クランプ杆15を備え、この可動側クランプ杆15の下端部に形成した上クランプ接点部は、圧縮バネ16のバネ圧によって下動され、常態においてクランプ接点部12(上クランプ接点部と下クランプ接点部)を上下方向に閉じた状態に制御してある。搬送通路2の始端部位置と終端部位置におけるクランプ移動経路に高低差のあるクランプ開閉ガイド(図示せず)を配設し、クランプ5がクランプ開閉ガイド位置を通過する際に、クランプの上方部分に設けたクランプ開閉ガイド係合部材(図示せず)がクランプ開閉ガイドの高位ガイド面部に係合され、前記圧縮バネ16のバネ圧に抗して前記可動側クランプ杆15の上クランプ接点部を固定側クランプ杆14の下クランプ接点部から離間されるように上動させ、クランプ接点部12を上下方向に離間させた開状態に制御するように構成されている。これによって、板状の被メッキ物Pの搬送通路2の始端部を通過するクランプ5を開状態から被メッキ物Pの側縁部をクランプ可能な閉状態に制御し、被メッキ物Pの搬送通路2の終端部を通過するクランプ5を閉状態から被メッキ物の側縁部を開放可能な開状態に制御できるようにしている。
図2に示した断面矩形状の導電金属材からなる固定ガイドレール(給電レール)13は、前記搬送駆動手段4(駆動チェーン10)の内側の直線駆動経路部の下方位置に該直線駆動経路部と平行に配置してある。この固定ガイドレール(給電レール)13は搬送通路2の範囲にわたって延ばされている。内側の直線駆動経路部を移動するクランプ5は、この固定ガイドレール(給電レール)13に摺動接触されガイドされながら移動される。図示の実施例では前記固定ガイドレール13を給電レールとして機能させ、この固定ガイドレール(給電レール)13から導電性のクランプ5を通じて被メッキ物Pに陰極電流を給電するようにしてある。
板状(ラス板などの有孔板状を含む)の陽極(上部陽極20、下部陽極21)として、この実施例では、供給電源(図示せず。)に接続されている不溶性アノード(イリジウムやチタンなど)を用いている。この板状の上部陽極20と下部陽極21は、それぞれ複数の単位から構成され、複数の板状の上部陽極20と下部陽極21は、電解メッキ液Wの液中を水平搬送される板状の被メッキ物Pの水平な搬送通過面PLの上下位置に該被メッキ物Pの板面と平行に配設され、かつ該被メッキ物Pの搬送方向に一定の間隔を空けて並べて配設されている。前記電解メッキ処理槽1の電解メッキ液W中に金属イオンを析出する上下の陽極20,21の間を前記クランプ5を通じて陰極電流(カソード電流)を給電された板状の被メッキ物Pが水平に通過される過程でその表面に電気メッキ処理が施される。
図1,3,4に示したように、板状の被メッキ物Pの搬送通過面PLに向けて上下位置からメッキ液を吐出する噴流吐出管22を液中に配設してある。この噴流吐出管22は、搬送方向と直交する方向に管路を延ばし、この管路に間隔をおいて複数の吐出ノズル(図示せず。)を形成し、この複数の吐出ノズルから搬送通過面PLの全幅に向けてメッキ液を吐出するようにしてある。この噴流吐出管22は、搬送方向に一定の間隔を開けて複数並べて配設した各上部陽極20の間、搬送方向に一定の間隔を開けて複数並べて配設した各下部陽極21の間にそれぞれ配設してある。この噴流吐出管22の管路の中間部に形成した吐出ノズルから真下又は真上に向けてメッキ液を吐出するようにし、この噴流吐出管22の管路の両側部に形成した吐出ノズルから外側方向に斜めに向けてメッキ液を吐出するようにしてある。
背景技術で述べたように、このような電解処理装置では、陽極として特に不溶性陽極を用いた場合、この陽極から大量の酸素ガスが発生し、この酸素ガスは電解浴中で大量の酸素ガス泡となって電解浴W中に混ざり拡散される。電解浴中に混ざり拡散された泡は上下の陽極間を水平搬送させながら電解メッキ処理される板状の被メッキ物の表面に滞留し付着される。特に水平搬送される板状の被メッキ物の下面部は酸素ガス泡の上昇現象で大量の酸素ガス泡が滞留され易い。水平搬送される板状の被メッキ物の表面に滞留し付着した大量の酸素ガス泡は、メッキ処理される被メッキ物の表面と電解浴の接触を妨げ、被メッキ物の表面に均一なメッキ被膜を形成するのに大きな妨げとなっている。
この問題を解決するため、本発明は以下の新規な手段を採用した。
本発明は、前記被メッキ物Pの水平な搬送通過面PLと前記下部陽極21の間にこの下部陽極21の対向面(上面)から被メッキ物Pの水平な搬送通過面PLを上下方向に隔離する下部隔膜26を配設すると共に、前記被メッキ物Pの水平な搬送通過面PLと前記上部陽極20の間にこの上部陽極20の対向面(下面)から被メッキ物Pの水平な搬送通過面PLを上下方向に隔離する上部隔膜25を配設した。
この各隔膜25,26は陽極からの金属イオンを通過させるが陽極から発生する泡(酸素ガス泡)やスライムは通過させない材質の微孔性薄膜で形成した。この実施例では、この各隔膜25,26として、合成繊維(ポリプロピレン等)の微孔性薄膜を用いている。隔膜として微孔性薄膜を用いた場合、膜の周囲を固定枠材27で固定し、また必要に応じて隔膜面の変形を補正する補強リブを取り付ける。
この発明によれば、各下部陽極21から発生する泡(酸素ガス泡)が被メッキ物Pの水平な搬送通過面PLの方向へ拡散し移動するのを下部隔膜26で遮断できると共に、各上部陽極20から発生する泡(酸素ガス泡)が被メッキ物Pの水平な搬送通過面PLの方向へ拡散し移動するのを上部隔膜25で遮断でき、水平搬送されながらメッキされる被メッキ物Pの近くに泡(酸素ガス泡)が滞留する弊害を防止でき、被メッキ物Pに泡(酸素ガス泡)が付着する弊害を解消できる。しかも、隔膜(上部隔膜25、下部隔膜26)を配設したことによって、陽極(上部陽極20、下部陽極21)として不溶性アノードを使用した際に生じるメッキ添加剤(光沢剤など)の消耗を軽減できる。
また、本発明は、前記上部陽極20の上面側にこの上部陽極20から発生する泡(酸素ガス泡)を電解メッキ液Wの液面より上方(空中)に酸素ガスとして排出するプラスチック製の泡集合排出フード30を各上部陽極20に対応させてそれぞれ取付けてある。この泡集合排出フード30は、上部陽極20の上面側に泡集合室32を画成するべく該上部陽極20の上面を被う被い部31と、この被い部31の中央部に突出形成され、電解メッキ液Wの液面より上方にガス排出口34を開口させた排出部33を備え、前記被い部31の被い面を前記排出部33に向けて上方に傾斜させた傾斜面35としたことを特徴としている。なお、図1は理解を容易にするため泡集合排出フード30を一つ省略して図示してある。
この発明によれば、各上部陽極20から発生する泡(酸素ガス泡)は各上部陽極に取付けた泡集合排出フード30の泡集合室32の傾斜面35に沿って電解メッキ液Wの液中を中央の排出部33に向け上昇し、中央の排出部33に集められる。排出部33に集められた泡(酸素ガス泡)は排出口34から酸素ガスとして液面より上方(空中)に排出される。
また、本発明は、前記下部陽極21の片側の側部の近傍に液流発生手段40を配設すると共に、この下部陽極21の反対側の側部の近傍に泡集合排出装置50を配設したことを特徴としている。
前記液流発生手段40は、下部陽極21から発生する泡(酸素ガス泡)がこの下部陽極21とこの下部陽極21の上方に離間配置された下部隔膜26との間の離間ゾーン41を通って該液流発生手段40の配設位置とは反対側の側部方向の外側に向けて緩やかに移動される液流を発生(吐出する)する液流吐出手段としてある。図2では、左側に配設した液流発生手段40で左側から右側に緩やかに流れる液流を発生させ、下部陽極21から発生する泡(酸素ガス泡)が離間ゾーン41を通って右側方向に緩やかに移動される現象を示している。
この液流発生手段40は、図2〜図4に示した実施形態では、搬送方向に管路を延ばしたプラスチック製の液流吐出管42を下部陽極21の側部の近傍に配設し、この液流吐出管42に搬送方向に間隔をおいて複数の吐出ノズル(図示せず。)を形成し、この吐出ノズルを該吐出ノズルから下部陽極21と下部隔膜26との間の前記離間ゾーン41に向けてメッキ液を吐出するものとし、この吐出し液流によって前記離間ゾーン41内を一方の側部から反対側の側部の方向に向けて流れる緩やかな液流を発生(吐出する)する液流吐出手段としてある。
前記泡集合排出装置50は、下部陽極21と下部隔膜26との間の前記離間ゾーン41に向けて泡受け入れ口52を開口した泡集合部51と、この泡集合部51に集められた泡を泡集合部51から電解メッキ液Wの液面より上方(空中)に酸素ガスとして排出する上下方向の排出通路53を備えたガス排出部54と、前記下部隔膜26の側部と前記泡集合部51の間をその上部において遮蔽する遮蔽部55を備えたことを特徴としている。前記排出通路53には排出通路53の上部を塞ぐフィルター56を設け、このフィルター56は酸素ガスの通過を許容するが、電解メッキ液Wの上方向への噴出を防ぐ働きをもっている。なお、図4に示したように、泡集合部51は搬送通過方向に長く広く形成し、排出通路53は泡集合部51から徐々に狭くなる様に形成してある。
この発明によれば、下部陽極21から発生する泡(酸素ガス泡)は液流発生手段40の液流で下部陽極21と下部隔膜26の間の離間ゾーン41から一方の側部方向の外側に向けて緩やかに移動され、移動された泡は泡集合排出装置50の泡受け入れ口52から泡集合部51に集められ、泡集合部51に集められた泡(酸素ガス泡)は排出通路53を通ってガス排出部54から酸素ガスとして液面より上方(空中)に排出される。これによって、下部陽極から発生する泡(酸素ガス泡)が下部隔膜の下面側に滞留する弊害を解消できる。
隔膜として微孔性薄膜を用いた場合、膜の周囲を固定枠材27で固定し、また必要に応じて隔膜面の変形を補正する補強リブを取り付けている。特に下部隔膜26では固定枠材27やリブに泡が滞留されやすい。しかし、本発明の液流発生手段40の液流で下部陽極から発生する泡(酸素ガス泡)は外側に向けて移動されるため、下部陽極から発生する泡(酸素ガス泡)が下部隔膜の下面側に滞留する弊害を解消できる。
図3の実施例では、一単位の前記下部陽極21と下部隔膜26を搬送方向の前後で略均等な二つの範囲に区分けし、区分けした二つの範囲に対応させて設けた液流発生手段40,40(吐出ノズル)を互いに反対側の前記下部陽極21の片側の側部の近傍にそれぞれ配設すると共に、この液流発生手段40,40の配設位置とは反対側の下部陽極21の側部の近傍に泡集合排出装置50,50をそれぞれ配設してある。これによって、一単位の下部陽極21と下部隔膜26の範囲において、液流発生手段40,40の液流を互いに反対側の方向に向けた液流(図3に矢印で示した)としている。そして、液流発生手段40,40の液流で移動された泡を受け入れる泡集合排出装置50も互いに反対側に配設してある。もちろん、搬送通過方向に並べた複数の下部陽極21と下部隔膜26の範囲では、左右交互に反対方向に向けた液流が連続する。
このように、一単位の下部陽極21と下部隔膜26の範囲において、液流発生手段40の液流方向を左右交互の流れとした場合、下部陽極21から発生する泡(酸素ガス泡)が下部隔膜26の下面側に滞留する弊害をより効果的に解消できる。
なお、図2では、液流の紛らわしさを避けるため、左側に配設した液流発生手段40で左側から右側に矢印方向に緩やかに流れる液流のみ図示し、離間ゾーン41にある泡(酸素ガス泡)を左側から右側方向に緩やかに移動させている現象のみ図示してある。もちろん、図2において、右側に配設した液流発生手段40では右側から左側に緩やかに流れる液流となり、離間ゾーン41にある泡(酸素ガス泡)を右側から左側方向に緩やかに移動させる。
1 電解メッキ処理槽
W 電解メッキ液
P 被メッキ物
PL 搬送通過面
2 搬送通路
3 搬送装置
4,4 搬送駆動手段
5 クランプ
10 駆動チェーン
12 クランプ接点部
13 固定ガイドレール(給電レール)
20 上部陽極
21 下部陽極
22 噴流吐出管
25 上部隔膜
26 下部隔膜
30 泡集合排出フード
31 被い部
32 泡集合室
33 排出部
34 ガス排出口
35 傾斜面
40 液流発生手段
41 離間ゾーン
42 液流吐出管
50 泡集合排出装置
51 泡集合部
52 泡受け入れ口
53 排出通路
54 ガス排出部
55 遮蔽部
56 フィルター

Claims (4)

  1. エンドレスに周回駆動される対の搬送駆動手段が板状の被メッキ物の搬送通路を間にして離間して配設され、この搬送駆動手段に複数のクランプをそれぞれ取付けあり、この複数のクランプで平行な両側縁部をもつ板状の被メッキ物の両側縁部を掴持し、電解メッキ処理槽の電解メッキ液の液中を被メッキ物の板面が上下になる水平姿勢で水平方向に連続搬送する搬送装置と、前記電解メッキ処理槽の電解メッキ液の液中に配設され、前記搬送装置で水平搬送される被メッキ物の水平な搬送通過面の上下位置に該搬送通過面と互いに平行に配設され、且つ搬送通過方向に一定の間隔を空けて並べて配設された複数の板状の上部陽極と下部陽極をそれぞれ備え、この上部陽極と下部陽極の間を前記クランプから陰極電流を給電された被メッキ物が水平に通過されることによって、この被メッキ物の表面にメッキ被膜を形成する水平搬送式電解メッキ装置において、前記被メッキ物の水平な搬送通過面と前記下部陽極の間にこの下部陽極の対向面から被メッキ物の水平な搬送通過面を上下方向に隔離する下部隔膜を配設すると共に、前記被メッキ物の水平な搬送通過面と前記上部陽極の間にこの上部陽極の対向面から被メッキ物の水平な搬送通過面を上下方向に隔離する上部隔膜を配設し、この各隔膜は陽極からの金属イオンを通過させるが陽極から発生する酸素ガス泡は通過させない材質の膜で形成してあり、前記下部陽極の片側の側部の近傍に液流発生手段を配設すると共に、この下部陽極の反対側の側部の近傍に泡集合排出装置を配設し、前記液流発生手段は、下部陽極から発生する酸素ガス泡がこの下部陽極とこの下部陽極の上方に離間配置された下部隔膜との間の離間ゾーンを通って該液流発生手段の配設位置とは反対側の側部方向の外側に向けて緩やかに移動される液流を発生する液流吐出手段とし、前記泡集合排出装置は、下部陽極と下部隔膜との間の前記離間ゾーンに向けて酸素ガス泡受け入れ口を開口した泡集合部と、この泡集合部に集められた泡を泡集合部から電解メッキ液の液面より上方に酸素ガスとして排出する上下方向の排出通路を備えたガス排出部と、前記下部隔膜の側部と前記泡集合部の間をその上部において遮蔽する遮蔽部を備えたことを特徴とする水平搬送式電解メッキ装置。
  2. 前記上部陽極の上面側にこの上部陽極から発生する酸素ガス泡を電解メッキ液の液面より上方に酸素ガスとして排出する泡集合排出フードをそれぞれ取付け、この泡集合排出フードは、上部陽極の上面側に泡集合室を画成するべく該上部陽極の上面を被う被い部と、この被い部の中央部に突出形成され、電解メッキ液の液面より上方にガス排出口を開口させた排出部を備え、前記被い部の被い面を前記排出部に向けて上方に傾斜させた傾斜面としたことを特徴とする、請求項1に記載の水平搬送式電解メッキ装置。
  3. エンドレスに周回駆動される対の搬送駆動手段が板状の被メッキ物の搬送通路を間にして離間して配設され、この搬送駆動手段に複数のクランプをそれぞれ取付けてあり、この複数のクランプで平行な両側縁部をもつ板状の被メッキ物の両側縁部を掴持し、電解メッキ処理槽の電解メッキ液の液中を被メッキ物の板面が上下になる水平姿勢で水平方向に連続搬送する搬送装置と、前記電解メッキ処理槽の電解メッキ液の液中に配設され、前記搬送装置で水平搬送される被メッキ物の水平な搬送通過面の上下位置に該搬送通過面と互いに平行に配設され、且つ搬送通過方向に一定の間隔を空けて並べて配設された複数の板状の上部陽極と下部陽極をそれぞれ備え、この上部陽極と下部陽極の間を前記クランプから陰極電流を給電された被メッキ物が水平に通過されることによって、この被メッキ物の表面にメッキ被膜を形成する水平搬送式電解メッキ装置において、前記被メッキ物の水平な搬送通過面と前記下部陽極の間にこの下部陽極の対向面から被メッキ物の水平な搬送通過面を上下方向に隔離する下部隔膜を配設すると共に、前記被メッキ物の水平な搬送通過面と前記上部陽極の間にこの上部陽極の対向面から被メッキ物の水平な搬送通過面を上下方向に隔離する上部隔膜を配設し、この各隔膜は陽極からの金属イオンを通過させるが陽極から発生する酸素ガス泡は通過させない材質の膜で形成してあり、一単位の前記下部陽極と下部隔膜を搬送方向の前後で二つの範囲に区分けし、区分けした二つの範囲に対応させて設けた液流発生手段を互いに反対側の前記下部陽極の片側の側部の近傍にそれぞれ配設すると共に、この液流発生手段の配設位置とは反対側の下部陽極の側部の近傍に泡集合排出装置をそれぞれ配設し、前記液流発生手段は、下部陽極から発生する酸素ガス泡がこの下部陽極とこの下部陽極の上方に離間配置された下部隔膜との間の離間ゾーンを通って該液流発生手段の配設位置とは反対側の側部方向の外側に向けて緩やかに移動される液流を発生する液流吐出手段とし、前記泡集合排出装置は、下部陽極と下部隔膜との間の前記離間ゾーンに向けて酸素ガス泡受け入れ口を開口した泡集合部と、この泡集合部に集められた泡を泡集合部から電解メッキ液の液面より上方に酸素ガスとして排出する上下方向の排出通路を備えたガス排出部と、前記下部隔膜の側部と前記泡集合部の間をその上部において遮蔽する遮蔽部を備えたことを特徴とする水平搬送式電解メッキ装置。
  4. 前記液流発生手段が、搬送方向に管路を延ばした液流吐出管を下部陽極の側部の近傍に配設し、この液流吐出管に搬送方向に間隔をおいて複数の吐出ノズルを形成し、この吐出ノズルを該吐出ノズルから下部陽極と下部隔膜との間の前記離間ゾーンに向けてメッキ液を吐出するものとし、この吐出し液流によって前記離間ゾーン内を一方の側部から反対側の側部の方向に向けて流れる緩やかな液流を発生する液流吐出手段としたことを特徴とする、請求項1から3のいずれかの請求項に記載の水平搬送式電解メッキ装置。
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