JP2021014608A - クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置 - Google Patents

クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 板状被めっき物を垂直姿勢で処理液中を連続的に水平搬送させながらめっき処理するめっき装置において、装置をコンパクト化でき、クランプの掴持部がスムーズに開閉でき、板状被めっき物を正確にチャッキングできるめっき装置を提供する。【解決手段】 水平の周回経路をもつ環状レール3に沿ってサイクル移動する複数のクランプ4が、送り経路を移動する送り行程Aで板状被めっき物Pを垂直姿勢で水平方向へ搬送させながらめっき処理できる、クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置を提供する。クランプ4の下端部に設けた掴持部6は、内側固定掴持部6Aと開閉方向に反転移動する外側可動掴持部6Bを備え、送り行程Aの始端部に垂直姿勢で水平方向に搬入され、送り行程Aの終端部から垂直姿勢で水平方向に搬出される板状被めっき物Pの上端部を超える上方位置まで外側可動掴持部6Bが反転移動されるようにした。【選択図】 図3

Description

本発明は、水平の周回経路をもつ環状レールに沿ってサイクル移動するクランプが、送り経路を移動する送り行程で板状被めっき物を垂直姿勢で水平方向へ搬送しながらめっき処理できるようにした、クランプ給電によるクランプ水平サイクル連続移動式めっき装置に関する。
本出願人は、環状のレールに沿って周回経路を移動する複数の給電クランプでプリント配線基板などの板状被めっき物の両側端部を保持しながら、この板状被めっき物の板面を上下にした水平姿勢でめっき液中(電解めっき液中)を連続的に水平搬送しながら電解めっき処理する水平搬送式電解めっき装置を提案した(例えば、特許文献1)。
さらに、本出願人は、この水平搬送式の電解めっき装置で用いるクランプを提案してある(例えば、特許文献2)。このクランプは、給電接点部が上下方向に開閉し、板状被めっき物の側端部を上下方向から開閉自在に掴持するものである。
しかし、板状被めっき物の板面を上下にした水平姿勢でめっき液中を連続的に水平搬送しながら電解めっき処理する水平搬送式電解めっき装置では、板状被めっき物の両面(上下面)を均等にめっき処理するのが技術的に困難であった。
また、本出願人は、約20年前に、レールに沿って移動するハンガー冶具(給電クランプ)でプリント基板など板状被めっき物の上端部を保持し、このハンガー冶具で懸垂状態に保持された板状被めっき物がめっき液中を水平搬送されながら電気めっき処理する電気めっき処理システムを開発し、提案してある。(特許文献3)
特許第5805055号公報 実用新案登録第3176980号公報 特許第2943070号公報
本出願人が、約20年前に開発し、提案した特許文献3の電気めっき処理システムは、めっき処理の均一化を図れる画期的な装置であったが、板状被めっき物を懸垂状態に保持する大きなハンガー冶具が、めっき行程とハンガー冶具の戻し行程で別々のレールと冶具移動手段によって移動するものであるため、装置をコンパクト化するのが困難であった。
そこで、本発明者は、特許文献1などで提案した、環状のレールに沿って周回経路を移動する給電クランプのアイデアを応用して、板状被めっき物を垂直姿勢で処理液中を連続的に水平搬送させながら電解めっき処理する装置を新たに着想し、本発明を完成させた。
本発明で提供するめっき装置の解決課題は、装置をコンパクト化でき、クランプの掴持部(給電接点部)がスムーズに開閉可能で、クランプの開閉時にクランプの横ぶれがなく板状被めっき物を正確にチャッキングできる、クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置を提供しようとするものである。さらに、クランプの開閉時を含むクランプ移動中のがたつきがなく、クランプへの給電の安定化を図れるようにすることである。さらに、本発明は、板状被めっき物を垂直姿勢で処理液中を水平方向へ搬送しながら電解めっき処理する電解めっき装置においても、めっき工程でクランプの掴持部(給電接点部)に付着した金属を同一槽内のクランプ戻り行程で電解剥離できるようにすることである。
上記した課題を解決するため、本発明(請求項1の発明)は、固定的に配設した水平の周回経路をもつ環状レール3と、この環状レール3に上部が移動自在に保持され、下部に給電接点部としても機能する開閉可能な掴持部6をもち、この掴持部6で板状被めっき物Pの上端部を掴持して該被めっき物Pを垂直姿勢の吊り下げ状態に保持できる複数のクランプ4と、これらのクランプ4に連結され、これらのクランプ4が前記環状レール3の直線の送り経路を移動する送り行程Aを移動した後に該環状レール3の戻り経路を移動する戻り行程Bを経て再び前記送り行程Aに入る前記環状レール3の水平の周回経路を連続してサイクル移動するようにしたエンドレスなクランプ移動手段5と、前記環状レール3の水平の周回経路を連続してサイクル移動する前記クランプ4が前記送り行程Aの始端部で前記掴持部6が開状態から閉状態に制御されて前記板状被めっき物Pを掴持し、前記クランプ4で掴持された前記板状被めっき物Pが該被めっき物Pの板面が搬送方向と平行な垂直姿勢でめっき槽(電解めっき槽)2内のめっき液(電解めっき液)W中を搬送され、前記送り行程Aの終端部で前記掴持部6が閉状態から開状態に制御されて掴持状態の前記板状被めっき物Pを前記掴持部6から開放するようにしたクランプ開閉機構を備えたクランプ水平サイクル連続移動式めっき装置を提供する。
また、本発明(請求項2の発明)は、前記クランプ4の掴持部(給電接点部)6がめっき槽(電解めっき槽)2内のめっき液(電解めっき液)W中の前記送り行程Aを移動した後に該めっき槽(電解めっき槽)2内のめっき液(電解めっき液)W中の前記送り行程Aと平行な前記戻り行程Bを経て再び前記送り行程Aに入る水平の周回経路を連続して移動するように構成し、前記環状レール3の直線の送り経路を成すレール部分に陰極の電流を供給し、このレール部分をめっき用給電レール3Aとして機能させ、このめっき用給電レール3Aからめっき液(電解めっき液)W中の掴持部(給電接点部)6に陰極の電流を供給し、この掴持部(給電接点部)6で掴持され陰極の電流を給電された板状被めっき物Pがめっき液(電解めっき液)W中のめっき用陽極7間を搬送される過程で電解めっきされるようにしたクランプ水平サイクル連続移動式めっき装置を提供する。
この発明(請求項1、2の発明)によれば、クランプが環状レールに沿って周回経路をサイクル移動し、このサイクル移動中の前記送り行程Aを移動するクランプから陰極の電流が供給され、この送り行程Aを移動するクランプで電解液中を垂直姿勢で水平方向へ搬送される板状被めっき物の表面にめっき処理するものであるため、めっき装置をコンパクト化できる。
また、本発明(請求項3の発明)は、前記クランプ4が前記送り行程Aで該クランプ4に吊り下げ保持されて搬送される前記板状被めっき物Pが、前処理部1A、めっき処理部1B、後処理部1Cの各処理槽内の処理液中を順に通過するようにし、前記クランプ4で吊り下げ状態に保持されて前記送り行程Aを搬送される前記板状被めっき物Pが前処理部1Aで前処理(脱脂、水洗、酸洗、水洗など)、めっき処理部1Bでめっき処理、後処理部1Cで後処理(水洗、乾燥など)されるようにした、クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置を提供する。さらに、本発明においては、前記クランプの前記掴持部(給電接点部)6が前記戻り行程Bで剥離処理槽内の処理液中を通過し、前記送り行程Aの前記めっき処理部1Bで前記掴持部(給電接点部)6に付着した金属をこの通過過程で剥離できるように前記戻り行程Bに剥離処理部1Dを配設することができる。さらに、本発明においても、前記環状レール3の直線の送り経路のめっき処理部1Bに対応するレール部分に陰極の電流を供給し、このレール部分をめっき用給電レール3Aとして機能する陰極レールとし、請求項2の発明と同様な電解めっきができるようにしてある。
この発明(請求項3の発明)によれば、前処理部1A、めっき処理部1B、後処理部1Cの各処理工程を一連の搬送手段によって板状被めっき物が搬送されるようにしたものであり、処理工程ごとの搬送手段による板状被めっき物の移し換えがないため、前処理部1A、めっき処理部1B、後処理部1Cの一連の各処理工程に亘って板状被めっき物をスムーズに搬送できる。
また、本発明(請求項4の発明)は、前記クランプ4は、前記環状レール3にスライド移動自在に保持された導電性を有するレール摺動部10の外側に固定保持された上下方向に長い形状の導電性を有する板状固定部材12と、この板状固定部材12の外側に支点軸15を介して反転可能に支持され、常態においては、ばね体18の付勢力で開閉側面部16aが閉じ、前記送り行程Aの始端部と終端部に対応して固定配置した抵抗ガイド体20との係合によって前記ばね体18の付勢力に抗した押圧作用(下方向への押圧作用、横方向への押圧作用)を与えられて前記開閉側面部16aが開くように構成した前記開閉側面部16aをもつ断面屈曲形状の導電性を有する開閉部材16を備え、前記掴持部(給電接点部)6を前記板状固定部材12の外側の下端部に突出形成した内側固定掴持部(内側給電接点部)6Aと、前記開閉部材16の前記開閉側面部16aの下端部に前記内側固定掴持部(内側給電接点部)6Aと対向するように突出形成した外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bで構成し、前記掴持部(給電接点部)6が開いた状態では、前記開閉部材16の開閉側面部16aの下端部及び該下端部に形成された前記外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bが、前記送り行程Aの始端部位置に垂直姿勢で水平方向に搬入される板状被めっき物Pの上端部、及び前記送り行程Aの終端部位置から垂直姿勢で水平方向に搬出される板状被めっき物Pの上端部を超える上方位置まで反転移動するように構成したことを特徴とする、クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置を提供する。
この発明(請求項4の発明)のクランプによれば、前記送り行程Aの始端部と終端部において、クランプの掴持部(給電接点部)をスムーズに開閉できる。
また、本発明(請求項5の発明)は、前記クランプ4は、前記環状レール3にスライド移動自在に保持された導電性を有するレール摺動部10の外側に固定保持された上下方向に長い形状の導電性を有する板状固定部材12と、この板状固定部材12の外側の上部位置に上下動可能に保持され、圧縮ばね18で上動方向へのばね圧を付勢された上下方向に長い形状の(導電性を有する)上下作動ロッド13と、前記板状固定部材12の外側の下部位置に設けた取付け金具14に支点軸15を介して反転可能に支持された開閉側面部16aをもつ断面屈曲形状の導電性を有する開閉部材16を備え、前記圧縮ばね18で上動方向へのばね圧を付勢された前記上下作動ロッド13の下端部に前記開閉部材16の前記支点軸15を介した他方部分である連結用部材16bを連結し、前記掴持部(給電接点部)6を前記板状固定部材12の外側の下端部に突出形成した内側固定掴持部(内側給電接点部)6Aと、前記開閉部材16の前記開閉側面部16aの下端部に前記内側固定掴持部(内側給電接点部)6Aと対向するように突出形成した外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bで構成し、常態においては、前記圧縮ばね18の上動方向への付勢力で上動される前記上下作動ロッド13と連動させて前記開閉部材16の前記連結用部材16bを上動させることによって、前記外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bが前記支点軸15を中心にして前記内側固定掴持部(内側給電接点部)6Aに圧接された閉じ位置に従動的に反転移動し、よって前記掴持部(給電接点部)6を閉じ、前記送り行程Aの始端部と終端部に対応して固定配置された高低差を有する抵抗ガイド体20に該クランプ4の上部に設けた係合体21を係合させて前記圧縮ばね18の上動方向への付勢力に抗して前記上下作動ロッド13を下動させ、下動される前記上下作動ロッド13と連動させて前記開閉部材16の前記連結用部材16bを下動させることによって、前記開閉部材16の開閉側面部16aの下端部に形成した外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bが前記支点軸15を中心にして前記内側固定掴持部(内側給電接点部)6Aから離間した傾斜開放位置に従動的に反転移動し、よって前記掴持部(給電接点部)6を開いて開閉できるように構成し、前記掴持部(給電接点部)6が開いた状態では、前記開閉部材16の開閉側面部16aの下端部及び該下端部に形成された前記外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bが、前記送り行程Aの始端部位置に垂直姿勢で水平方向に搬入される板状被めっき物Pの上端部、及び前記送り行程Aの終端部位置から垂直姿勢で水平方向に搬出される板状被めっき物Pの上端部を超える上方位置まで反転移動するように構成したことを特徴とする、クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置を提供する。
この発明(請求項5の発明)のクランプによれば、前記送り行程Aの始端部と終端部において、クランプの掴持部(給電接点部)をスムーズに開閉できる。しかも、この発明のクランプは、下方向への押圧でクランプが開くように成っている。このため、横方向への押圧でクランプが開くようにした機構のクランプとは異なり、開閉時にクランプの横ぶれがなく、板状被めっき物を正確にチャッキングできる。
また、上記した課題を解決するため、本発明(請求項8の発明)は、前記クランプ移動手段5が前記環状レール3の周回経路に沿ってエンドレスに周回駆動される環状のローラチェーンベルト5Aであり、このローラチェーンベルト5Aのエンドレスな周回駆動経路は前記環状レール3の周回経路より小さく形成し、このローラチェーンベルト5Aと前記クランプ4は、該ローラチェーンベルト5Aに垂下状態に取付けたクランプ取付け用連結板28と前記レール摺動部10を介して連結し、このクランプ取付け用連結板28に形成した貫通孔29に前記レール摺動部10の上部から内側方向に突き出したボルト軸部30を貫通させて連結し、前記クランプ取付け用連結板28を、固定的に配設した前記環状レール3に対するローラチェーンベルト5Aの変位(周回駆動方向と交わる方向への変位や上下方向への変位)を吸収できるように前記ボルト軸部30の軸方向に移動可能で軸回り方向に回動可能に連結したことを特徴とする、クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置を提供する。
この発明(請求項8の発明)によれば、固定的に配設した環状レールに対するローラチェーンベルトの変位(周回駆動方向と交わる方向への変位や上下方向への変位)を吸収できるため、環状レールにスライド移動自在に保持されたクランプは、クランプの開閉時を含むクランプ移動中のがたつきがなく、クランプへの給電の安定化を図れる。
また、上記した課題を解決するため、本発明(請求項9の発明)は、前記環状レール3の直線の戻り経路に配設したレール部分に陽極の電流を供給し、陽極の電流が供給された直線の戻り経路のレール部分を剥離用給電レール3Bとして機能させ、前記戻り行程Bを移動する前記クランプ4は、この剥離用給電レール3Bに該クランプ4の上部が空中で接触ガイドされながら移動し、前記剥離用給電レール3Bからめっき液(電解めっき液)W中の前記掴持部(給電接点部)6に陽極の電流を供給し、前記送り行程(めっき行程)Aで前記掴持部(給電接点部)6に付着した析出金属を前記戻り行程(電解剥離行程)Bで溶解し剥離できるようにしためっき装置であって、めっき用整流器40の正極と不溶性陽極から成る前記めっき用陽極7を電気的に接続し、このめっき用整流器40の負極と前記めっき用給電レール3Aを電気的に接続し、このめっき用給電レール3Aに接触されながら前記送り行程(めっき行程)Aを移動する前記クランプ4に陰極の電流を供給し、剥離用整流器41の正極と前記剥離用給電レール3Bを電気的に接続し、この剥離用整流器41の負極と前記めっき用給電レール3Aを電気的に接続し、この剥離用給電レール3Bに接触されながら前記戻り行程(電解剥離行程)Bを移動する前記クランプ4に陽極の電流を供給し、陽極の電流を給電された前記戻り行程(電解剥離行程)Bを移動する前記クランプ4は、反対の極性の電流を供給されている前記送り行程(めっき行程)Aを移動する前記クランプ4から給電される陰極の前記板状被めっき物Pを対極として、陽極を構成する前記クランプ4の前記掴持部(給電接点部)6に付着された金属を電解によって溶解し剥離できるようにした、クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置を提供する。
この発明(請求項9の発明)によれば、板状被めっき物を垂直姿勢で処理液中を水平搬送する電解めっき装置においても、前記送り行程(めっき行程)Aでクランプ4の掴持部(給電接点部)6に付着した析出金属を同一槽内の前記戻り行程(電解剥離行程)Bで電解剥離できる。
本発明のクランプ水平サイクル連続移動式めっき装置によれば、めっき装置をコンパクト化できる。さらに、本発明のクランプ水平サイクル連続移動式めっき装置によれば、前処理部、めっき処理部、後処理部の各処理工程を一連のクランプ搬送手段によって板状被めっき物が搬送されるようにしたものであるため、処理工程ごとの搬送手段による板状被めっき物の移し換えがなく、前処理部、めっき処理部、後処理部の一連の各処理工程に亘って板状被めっき物をスムーズに搬送できる。さらに、本発明によれば、クランプの掴持部(給電接点部)がスムーズに開閉可能である。さらに、本発明によれば、クランプの開閉時にクランプの横ぶれがなく板状被めっき物を正確にチャッキングできる。さらに、本発明によれば、クランプの開閉時を含むクランプ移動中のがたつきがなく、クランプへの給電の安定化を図れるものである。さらに、本発明によれば、板状被めっき物を垂直姿勢で処理液中を水平搬送する電解めっき装置においても、送り行程(めっき行程)でクランプの給電接点部に付着した金属を同一槽内のクランプの戻り行程で電解剥離できる。
本発明のクランプ水平サイクル連続移動式めっき装置は、方形や長尺帯状のフレキシブルな板状被めっき物をめっき処理する装置として適しており、特に、本装置の外側に設置してある支持ロールと駆動ロールで垂直姿勢に支持されたフレキシブルな長尺帯状のフープ状の板状被めっき物や、本装置の外側に設置してある供給ロールと巻取り駆動ロールで垂直姿勢に支持されたフレキシブルな長尺帯状の板状被めっき物をめっき処理する装置として適している。
本発明の概略平面図である。 本発明の概略平面図である。 図1、図2に示した本発明の縦断側面図である。 本発明の他の実施例を示した概略平面図である。 本発明のクランプを示した側面図である。 本発明のクランプを示した正面図である。 本発明のクランプの他の実施例を示した側面図である。 図7に示したクランプの正面図である。 本発明のクランプの他の実施例を示した、(A)は側面図、(B)は正面図である。 本発明の他の実施例を示した縦断側面図である。
本発明のクランプ水平サイクル連続移動式めっき装置の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は薄くてフレキシブルな板状被めっき物Pが長尺帯状物の例を示した電解めっき装置の概略平面図、図2は薄くてフレキシブルな板状被めっき物Pがプリント基板などの方形物の例を示した電解めっき装置の概略平面図、図3は図1、図2に示した電解めっき装置の縦断側面図である。また、図4は他例のめっき装置の概略平面図である。
図1〜図4に示したクランプ水平サイクル連続移動式めっき装置(以下、めっき装置と略称することがある。)1は、固定的(図示しない架台などに固定)に配設した水平の周回経路をもつ環状レール3と、この環状レール3に上部がスライド移動自在に保持され、下部に給電接点部としても機能する開閉可能な掴持部6をもち、この掴持部6で板状被めっき物Pの上端部を掴持して該被めっき物Pを垂直姿勢の吊り下げ状態に保持できる複数のクランプ4(このクランプ4は環状レール3の周回経路の全範囲に亘って複数設けられている。)と、これらのクランプ4に連結され、これらのクランプ4が前記環状レール3の直線の送り経路を移動する送り行程Aを移動した後に該環状レール3の戻り経路を移動する戻り行程Bの移動を経て再び前記送り行程Aに入る前記環状レール3の水平の周回経路を連続してサイクル移動するようにしたエンドレスなクランプ移動手段5(環状レール3の周回経路に沿ってエンドレスに周回駆動される環状のローラチェーンベルト5A)と、前記環状レール3の水平の周回経路を連続してサイクル移動する前記クランプ4が前記送り行程Aの始端部で前記掴持部6が開状態から閉状態に制御されて前記板状被めっき物Pを掴持し、前記クランプ4で掴持された前記板状被めっき物Pが該被めっき物Pの板面が搬送方向と平行な垂直姿勢でめっき槽(電解めっき槽)2内のめっき液(電解めっき液)W中を搬送され、前記送り行程Aの終端部で前記掴持部6が閉状態から開状態に制御されて掴持状態の前記板状被めっき物Pを前記掴持部6から開放するようにしたクランプ開閉機構を備えている。
前記クランプ移動手段5は、スプロケットや溝付きプーリにエンドレスに巻架した環状のローラチェーンベルト5Aを搬送駆動用モータ(図示せず)によって周回駆動されるようになっている。
なお、板状被めっき物Pが方形物の例を示した図2の電解めっき装置では、クランプ4の取付け間隔を図1の電解めっき装置に比べ狭くし、クランプ4の取付け個数を多くしてある。図1、図2、図4では、煩雑化を避けるために一部のクランプ4のみ示した。しかし、クランプ4は、エンドレスに周回駆動されるクランプ移動手段5(ローラチェーンベルト5A)の全範囲に亘って同じ取付け間隔で設けられている。
図1〜図3に示したクランプ水平サイクル連続移動式めっき装置(以下、めっき装置と略称することがある。)1は、前記クランプ4の掴持部(給電接点部)6がめっき槽(電解めっき槽)2内のめっき液(電解めっき液)W中の前記送り行程Aを移動した後に該めっき槽(電解めっき槽)2内のめっき液(電解めっき液)W中の前記送り行程Aと平行な前記戻り行程Bを経て再び前記送り行程Aに入る水平の周回経路を連続して移動するように構成し、前記環状レール3の直線の送り経路を成すレール部分に陰極の電流を供給し、このレール部分をめっき用給電レール3Aとして機能させ、このめっき用給電レール3Aからめっき液(電解めっき液)W中の掴持部(給電接点部)6に陰極の電流を供給し、この掴持部(給電接点部)6で掴持され陰極の電流を給電された板状被めっき物Pがめっき液(電解めっき液)W中の不溶性のめっき用陽極7(図3に示した)の間を搬送される過程で電解めっきされるようにしてある。なお、図1、2において、符号2aは板状被めっき物Pを電解槽2内に搬入する搬入口、符号2bは板状被めっき物Pを電解槽2外に搬出する搬出口を示している。この搬入口2aや搬出口2bには、公知のシールローラーを配設しても良い。
図4に示したクランプ水平サイクル連続移動式めっき装置(以下、めっき装置と略称することがある。)1は、前記クランプ4が前記送り行程Aで該クランプ4に吊り下げ保持されて搬送される前記板状被めっき物Pが、前処理部1A、めっき処理部1B、後処理部1Cの各処理槽内の処理液中を順に通過するようにし、前記クランプ4で吊り下げ状態に保持されて前記送り行程Aを搬送される前記板状被めっき物Pが、前処理部1Aで前処理(脱脂、水洗、酸洗、水洗など)、めっき処理部1Bでめっき処理、後処理部1Cで後処理(水洗、乾燥など)されるようにしてある。このめっき装置1も、前記環状レール3の直線の送り経路のめっき処理部1Bに対応するレール部分に陰極の電流を供給し、このレール部分をめっき用給電レール3Aとして機能する陰極レールとしてある。
また、図4に示しためっき装置1は、前記クランプ4の前記掴持部(給電接点部)6が前記戻り行程Bで剥離処理槽内の処理液中を通過し、前記送り行程Aの前記めっき処理部1Bで前記掴持部(給電接点部)6に付着した金属をこの通過過程で剥離できるように前記戻り行程Bに剥離処理部1Dを配設してある。
以下、前記クランプ4について、図5〜図9を加えて詳細に説明する。図5はクランプの側面図、図6は図5のクランプの正面図、図7はクランプの他の実施形態を示した側面図、図8は図7のクランプの正面図である。また、図9はクランプの他の実施形態を示した、(A)は側面図、(B)は正面図である。
図5〜図8に示したクランプ4と図9に示したクランプ4は、前記環状レール3にスライド移動自在に保持された導電性を有するレール摺動部10の外側にスペーサ部材11を介して固定保持された上下方向に長い形状の導電性を有する板状固定部材12と、この板状固定部材12の外側に支点軸15を介して反転可能に支持され、常態においては、ばね体18(図5〜図8のクランプ4では圧縮コイルばね、図9のクランプ4ではねじりコイルばね)の付勢力で開閉側面部16aが閉じ、前記送り行程Aの始端部と終端部に対応して固定配置した抵抗ガイド体20(図9では省略した。)との係合によって前記ばね体18の付勢力に抗した押圧作用(図5〜図8のクランプ4では下方向への押圧、図9のクランプ4では横方向への押圧)を与えられて前記開閉側面部16aが開くように構成した前記開閉側面部16aをもつ断面屈曲形状の導電性を有する開閉部材16を備え、前記掴持部(給電接点部)6を前記板状固定部材12の外側の下端部に突出形成した内側固定掴持部(内側給電接点部)6Aと、前記開閉部材16の前記開閉側面部16aの下端部に前記内側固定掴持部(内側給電接点部)6Aと対向するように突出形成した外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bで構成した。さらに、前記掴持部(給電接点部)6が開いた状態では、前記開閉部材16の開閉側面部16aの下端部及び該下端部に形成された前記外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bが、前記送り行程Aの始端部位置に垂直姿勢で水平方向に搬入される板状被めっき物Pの上端部、及び前記送り行程Aの終端部位置から垂直姿勢で水平方向に搬出される板状被めっき物Pの上端部を超える上方位置まで反転移動するように構成してある。前記内側固定掴持部(内側給電接点部)6Aは、垂直姿勢で水平に搬入される板状被めっき物Pの搬入ラインより内側に位置させ、この搬入ラインを挟んだ外側で開閉する外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bを閉じるようにしてある。
図3、及び図5〜図8に示したクランプ4は、前記板状固定部材12と、この板状固定部材12の上部外側面に固着された上部保持部12aと下部保持部12bに貫通されて上下動可能に保持され、圧縮ばね(圧縮コイルばね)18で上動方向へのばね圧を付勢された上下方向に長い形状の導電性を有する上下作動ロッド13と、前記板状固定部材12の外側の下部位置に設けた取付け金具14に支点軸15を介して反転可能に支持された開閉側面部16aをもつ断面屈曲形状(図5の実施例では断面が上下逆L字形状)の導電性を有する開閉部材16を備え、前記圧縮ばね(圧縮コイルばね)18で上動方向へのばね圧を付勢された前記上下作動ロッド13の下端部に前記開閉部材16の前記支点軸15を介した他方部分である連結用部材16bを連結(開閉部材16の連結用部材16bに形成した長孔16cに挿通した連結軸17で連結してある。)してある。
常態においては、前記圧縮ばね18の上動方向への付勢力で上動される前記上下作動ロッド13と連動させて前記開閉部材16の前記連結用部材16bを上動させることによって、前記外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bが前記支点軸15を中心にして前記内側固定掴持部(内側給電接点部)6Aに圧接された閉じ位置に従動的に反転移動し、よって前記掴持部(給電接点部)6を閉じるようにしてある。
前記送り行程Aの始端部と終端部に対応して固定配置された高低差を有する抵抗ガイド体20(図1、図2、図4、図6、図8に示した。)に該クランプ4の上部に設けた係合体21を係合させて前記圧縮ばね(圧縮コイルばね)18の上動方向への付勢力に抗して前記上下作動ロッド13を下動させ、下動される前記上下作動ロッド13と連動させて前記開閉部材16の前記連結用部材16bを下動させることによって、前記開閉部材16の開閉側面部16aの下端部に形成した外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bが前記支点軸15を中心にして前記内側固定掴持部(内側給電接点部)6Aから離間した傾斜開放位置(図3、図5、図7に一点鎖線で示した。)に従動的に反転移動し、よって前記掴持部(給電接点部)6を開いて、開閉できるように構成した。図3、及び図5〜図8に示したクランプ4は、下方向への押圧でクランプ4が開くように成っている。このため、横方向への押圧でクランプが開くようにした機構のクランプ(例えば、図9に示したクランプ4)とは異なり、開閉時にクランプの横ぶれがなく、板状被めっき物を正確にチャッキングできる利点がある。
前記掴持部(給電接点部)6が開いた状態では、前記開閉部材16の開閉側面部16aの下端部及び該下端部に形成された前記外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bが、前記送り行程Aの始端部位置に垂直姿勢で水平方向に搬入される板状被めっき物Pの上端部、及び前記送り行程Aの終端部位置から垂直姿勢で水平方向に搬出される板状被めっき物Pの上端部を超える上方位置まで反転移動するように構成してある。なお、図5、図7に示した符号Tは板状被めっき物Pの上端レベルを示している。
なお、前記抵抗ガイド体20を戻り行程Bの全域に延長して設け、クランプ4の掴持部(給電接点部)6が戻り行程Bの全域で開状態となるようにすることも可能である。
前記係合体21として、図5〜図8では、略三角形状(略L字状でも良い。)の板状の反転レバー22の屈曲部を支点部として前記板状固定部材12の上端部に支持軸23によって反転自在に軸着され、この反転レバー22の下方端部を前記上下作動ロッド13の上端部に軸24を介して連結し、前記反転レバー22の上方端部に回転ローラー25を回転自在に取付け、この回転ローラー25を係合体としてある。この回転ローラー(係合体)25がクランプ4の周回移動経路の開位置に設けられた高低差を有する抵抗ガイド体20の低位下面部20aに沿って転動する係合状態において、反転レバー22が前記支持軸23を中心にして下方向に反転(図6、図8に一点鎖線で示した)され、下方向に反転した反転レバー22の下方端部に連結された前記上下作動ロッド13を圧縮ばね(圧縮コイルばね)18のばね圧に抗して下動できるように構成してある。
図6、図8に示したように、前記抵抗ガイド体20の下面部は、クランプ4の移動方向における、中間部を低位下面部20aとし、この低位下面部20aの両側を該低位下面部から徐々に高位となる傾斜下面部20bとしてある。
なお、図示してないが、前記係合体21として、前記上下作動ロッド13の上端部を上方に延ばし、延ばした上端部に前記した回転ローラー25を回転自在に設け、この回転ローラー25を係合体としても良い。
電解液W中に入れられるクランプ4の下方部分は、掴持部(給電接点部)6を除き、図5〜図8に一点鎖線で示した耐酸性のゴムキャップ27で絶縁被覆されている。
図5、図7に示したように、前記クランプ移動手段5が前記環状レール3の周回経路に沿ってエンドレスに周回駆動される環状のローラチェーンベルト5Aであり、このローラチェーンベルト5Aのエンドレスな周回駆動経路は前記環状レール3の周回経路より小さく形成し、このローラチェーンベルト5Aとクランプ4は、該ローラチェーンベルト5Aに垂下状態に取付けたクランプ取付け用連結板28と前記レール摺動部10を介して連結し、このクランプ取付け用連結板28に形成した貫通孔29に前記レール摺動部10の上部から内側方向に突き出したボルト軸部30を貫通させて連結し、前記クランプ取付け用連結板28を、固定的に配設した前記環状レール3に対するチェーンベルト5Aの変位(周回駆動方向と交わる方向への変位や上下方向への変位)を吸収できるように前記ボルト軸部30の軸方向に移動可能で軸回り方向に回動可能に連結してある。
図5〜図8に示したように、前記板状固定部材12には左右一対のボルト係合孔32を穿設してある。この板状固定部材12を固定保持するための固定用ボルト33を前記ボルト係合孔32を通して前記レール摺動部10の外側面に固定した前記スペーサ部材11の外側側面に螺着する。前記ボルト係合孔32は、下方孔部を前記固定用ボルト33のボルト頭部の通過を許容する広さに形成し、この下方孔部と連続する上方孔部を前記固定用ボルト33のボルト軸部の通過は許容するがボルト頭部の通過は許容しない狭い広さに形成してある。図6、図8に示した実施例では下方孔部を円形、この下方孔部と連続する上方孔部を縦長に形成してある。
クランプ4を固定装着するには、前記スペーサ部材11に仮止め状態に螺着されている左右一対の固定用ボルト33にボルト係合孔32の下方孔部を挿通し、クランプ4を下げれば上方孔部が固定用ボルト33に係止され、この係止状態で固定用ボルト33を締め付ければ確実に固定状態を保持できる。クランプ4を固定取付け状態から取り外す際は、締め付けた固定用ボルト33を仮止め状態まで緩め、クランプ4を上げれば下方孔部から取り外すことができる。よって、装置本体から上下方向に長い構造のクランプ4を簡単且つ確実に着脱できるため、クランプの点検作業やメッキ装置本体の点検作業の効率性を向上させることができる。
前述したように、給電クランプとして機能するクランプ4は導電性を有する金属(ステンレス鋼など)で形成してある。図7、図8に示したクランプの実施形態では、前記内側固定掴持部(内側給電接点部)6Aを含む前記板状固定部材12の下方部分と前記外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bを含む前記開閉部材16の前記開閉側面部16aの下方部分をチタン材からなる左右対称の板状掴持部材35,36で形成してある。
また、図7、図8に示したクランプの実施形態では、前記板状固定部材12側(具体的には、板状固定部材12の外側面に固着されたステンレス鋼製の上部保持部12a)と前記開閉部材16の開閉側面部16a(具体的には、開閉側面部16aの上方部分)をリード線38で給電可能に接続した。図8に示したように、このリード線38による接続は、左右一対のリード線38,38でそれぞれ接続した。このリード線38の接続手段は、リード線38の端部に取り付けた圧着端子をボルトでねじ止めする一般的な接続方法によって行うことができる。このリード線38の配線によって、給電が不安定になりがちな前記開閉部材16の開閉側面部16aに電流を流れ易くでき、この開閉側面部16aの下端に設けた前記外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bへの給電効率を大幅に向上させることができる。なお、図5、図6に示したクランプの実施形態には、前記リード線38を配線してないが、図5、図6に示したクランプにおいても、図7、図8の実施例と同様なリード線38を配線するのが好ましい。
図9に示したクランプ4は、前記板状固定部材12の外側の略中間位置に設けた取付け金具14に支点軸15を介して反転可能に支持された開閉側面部16aをもつ断面屈曲形状の導電性を有する開閉部材16を備え、常態においては、支点軸15に取付けられたねじりコイルばね18で開閉部材16の上方部分が拡開方向に付勢され、開閉部材16の下方部分の開閉側面部16aが閉じ方向に付勢され、掴持部(給電接点部)6を閉じように成っている。前記開閉部材16の上端部に係合体21として機能する回転ローラー25を取付けてある。そして、前記送り行程Aの始端部と終端部に対応して固定配置した抵抗ガイド体20(図9では図を省略した。)と前記係合体21(回転ローラー25)の係合によって前記ねじりコイルばね18の付勢力に抗した横方向(図9に符号Gで示した。)への押圧作用を与えられて前記開閉側面部16a開くように成っている。
なお、図9に示したクランプ4も前述した図7、図8に示したクランプと同様に、前記内側固定掴持部(内側給電接点部)6Aを含む前記板状固定部材12の下方部分と前記外側可動掴持部(外側給電接点部)6Bを含む前記開閉部材16の前記開閉側面部16aの下方部分をチタン材からなる左右対称の板状掴持部材35,36で形成してある。また、図9に示したクランプ4も前述した図7、図8に示したクランプと同様に、クランプ4の下方部分は、掴持部(給電接点部)6を除き、図9に一点鎖線で示した耐酸性のゴムキャップ27で絶縁被覆されている。
図10の実施例で示したように、図1〜図3に示した電解めっき装置1は、前記環状レール3の直線の戻り経路に配設したレール部分に陽極の電流を供給し、陽極の電流が供給された直線の戻り経路のレール部分を剥離用給電レール3Bとして機能させ、前記戻り行程Bを移動する前記クランプ4は、この剥離用給電レール3Bに該クランプ4の上部が空中で接触ガイドされながら移動し、前記剥離用給電レール3Bからめっき液(電解めっき液)W中の前記掴持部(給電接点部)6に陽極の電流を供給し、前記送り行程(めっき行程)Aで前記掴持部(給電接点部)6に付着した析出金属を前記戻り行程Bで溶解し剥離できるようにしてある。
図10で示したように、めっき用整流器(供給電源)40の正極(プラス電極)と不溶性陽極から成る前記めっき用陽極7を電気的に接続し、このめっき用整流器(供給電源)40の負極(マイナス電極)と前記めっき用給電レール3Aを電気的に接続し、このめっき用給電レール3Aに接触されながら前記送り行程(めっき行程)Aを移動するクランプ4に陰極の電流を供給し、剥離用整流器(供給電源)41の正極(プラス電極)と前記剥離用給電レール3Bを電気的に接続し、この剥離用整流器(供給電源)41の負極(マイナス電極)と前記めっき用給電レール3Aを電気的に接続し、この剥離用給電レール3Bに接触されながら前記戻り行程Bを移動するクランプ4に陽極の電流を供給し、陽極の電流を給電された前記戻り行程Bを移動するクランプ4は、反対の極性の電流を供給されている前記送り行程(めっき行程)Aを移動するクランプ4から給電される陰極の板状被めっき物Pを対極として、陽極を構成するクランプ4の掴持部(給電接点部)6に付着された金属を電解によって溶解し剥離できるようにしてある。なお、めっき用給電レール3Aと剥離用給電レール3Bはプラスチック材などの絶縁レールを介在させてある。
このように、対極としての陰極を前記送り行程(めっき行程)Aと前記戻り行程(電解剥離行程)Bで共有(兼用)しているため、前記戻り行程(電解剥離行程)Bでクランプ4の掴持部(給電接点部)6から溶解剥離された溶解金属(例えば、溶解Cu)は、前記送り行程(めっき行程)Aを移動する板状被めっき物Pに向け電解液中を矢印Fのように移動し、前記送り行程(めっき行程)Aを移動する板状被めっき物Pに電着される。よって、戻り行程(電解剥離行程)Bでクランプ4の掴持部(給電接点部)6から剥離された溶解金属(例えば、溶解Cu)を有効活用でき、電解めっき及び電解剥離の効率を向上させることができる。これは、送り行程(めっき行程)Aと戻り行程(電解剥離行程)Bを同一の電解槽1内で行うことに起因した大きなメリットである。
1 めっき装置
1A めっき装置の前処理部
1B めっき装置のめっき処理部
1C めっき装置の後処理部
2 めっき槽(電解めっき槽)
3 環状レール
3A めっき用給電レール
3B 剥離用給電レール
4 クランプ
5 クランプ移動手段
5A ローラチェーンベルト
6 掴持部(給電接点部)
6A 内側固定掴持部(内側給電接点部)
6B 外側可動掴持部(外側給電接点部)
P 板状被めっき物
W めっき液(電解めっき液)
A 送り行程
B 戻り行程
7 めっき用陽極
10 レール摺動部
12 板状固定部材
13 上下作動ロッド
14 取付け金具
15 支点軸
16 開閉部材
16a 開閉部材の開閉側面部
16b 開閉部材の連結用部材
16c 長孔
17 連結軸
18 ばね体
20 抵抗ガイド体
21 係合体
22 反転レバー
23 支持軸
24 軸
25 回転ローラー
27 ゴムキャップ
28 クランプ取付け用連結板
29 貫通孔
30 ボルト軸部
32 ボルト係合孔
33 固定用ボルト
35、36 板状掴持部材
38 リード線
40 めっき用整流器
41 剥離用整流器

Claims (10)

  1. 固定的に配設した水平の周回経路をもつ環状レール(3)と、この環状レール(3)に上部が移動自在に保持され、下部に給電接点部としても機能する開閉可能な掴持部(6)をもち、この掴持部(6)で板状被めっき物(P)の上端部を掴持して該被めっき物(P)を垂直姿勢の吊り下げ状態に保持できる複数のクランプ(4)と、これらのクランプ(4)に連結され、これらのクランプ(4)が前記環状レール(3)の直線の送り経路を移動する送り行程(A)を移動した後に該環状レール(3)の戻り経路を移動する戻り行程(B)の移動を経て再び前記送り行程(A)に入る前記環状レール(3)の水平の周回経路を連続してサイクル移動するようにしたエンドレスなクランプ移動手段(5)と、前記環状レール(3)の水平の周回経路を連続してサイクル移動する前記クランプ(4)が前記送り行程(A)の始端部で前記掴持部(6)が開状態から閉状態に制御されて前記板状被めっき物(P)を掴持し、前記クランプ(4)で掴持された前記板状被めっき物(P)が該被めっき物(P)の板面が搬送方向と平行な垂直姿勢でめっき槽(2)内のめっき液(W)中を搬送され、前記送り行程(A)の終端部で前記掴持部(6)が閉状態から開状態に制御されて掴持状態の前記板状被めっき物(P)を前記掴持部(6)から開放するようにしたクランプ開閉機構を備えたクランプ水平サイクル連続移動式めっき装置。
  2. 請求項1に記載のめっき装置であって、前記クランプ(4)の掴持部(6)がめっき槽(2)内のめっき液(W)中の前記送り行程(A)を移動した後に該めっき槽(2)内のめっき液(W)中の前記送り行程(A)と平行な前記戻り行程(B)を経て再び前記送り行程(A)に入る水平の周回経路を連続して移動するように構成し、前記環状レール(3)の直線の送り経路を成すレール部分に陰極の電流を供給し、このレール部分をめっき用給電レール(3A)として機能させ、このめっき用給電レール(3A)からめっき液(W)中の掴持部(6)に陰極の電流を供給し、この掴持部(6)で掴持され陰極の電流を給電された板状被めっき物(P)がめっき液(W)中のめっき用陽極(7)間を搬送される過程で電解めっきされるようにしたクランプ水平サイクル連続移動式めっき装置。
  3. 請求項1に記載のめっき装置であって、前記クランプ(4)が前記送り行程(A)で該クランプ(4)に吊り下げ保持されて搬送される前記板状被めっき物(P)が、前処理部(1A)、めっき処理部(1B)、後処理部(1C)の各処理槽内の処理液中を順に通過するようにし、前記クランプ(4)で吊り下げ状態に保持されて前記送り行程(A)を搬送される前記板状被めっき物(P)が前処理部(1A)で前処理、めっき処理部(1B)でめっき処理、後処理部(1C)で後処理されるようにした、クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載のめっき装置であって、前記クランプ(4)は、前記環状レール(3)にスライド移動自在に保持された導電性を有するレール摺動部(10)の外側に固定保持された上下方向に長い形状の導電性を有する板状固定部材(12)と、この板状固定部材(12)の外側に支点軸(15)を介して反転可能に支持され、常態においては、ばね体(18)の付勢力で開閉側面部(16a)が閉じ、前記送り行程(A)の始端部と終端部に対応して固定配置した抵抗ガイド体(20)との係合によって前記ばね体(18)の付勢力に抗した押圧作用を与えられて前記開閉側面部(16a)が開くように構成した前記開閉側面部(16a)をもつ断面屈曲形状の導電性を有する開閉部材(16)を備え、前記掴持部(6)を前記板状固定部材(12)の外側の下端部に突出形成した内側固定掴持部(6A)と、前記開閉部材(16)の前記開閉側面部(16a)の下端部に前記内側固定掴持部(6A)と対向するように突出形成した外側可動掴持部(6B)で構成し、前記掴持部(6)が開いた状態では、前記開閉部材(16)の開閉側面部(16a)の下端部及び該下端部に形成された前記外側可動掴持部(6B)が、前記送り行程(A)の始端部位置に垂直姿勢で水平方向に搬入される板状被めっき物(P)の上端部、及び前記送り行程(A)の終端部位置から垂直姿勢で水平方向に搬出される板状被めっき物(P)の上端部を超える上方位置まで反転移動するように構成したことを特徴とする、クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載のめっき装置であって、前記クランプ(4)は、前記環状レール(3)にスライド移動自在に保持された導電性を有するレール摺動部(10)の外側に固定保持された上下方向に長い形状の導電性を有する板状固定部材(12)と、この板状固定部材(12)の外側の上部位置に上下動可能に保持され、圧縮ばね(18)で上動方向へのばね圧を付勢された上下方向に長い形状の上下作動ロッド(13)と、前記板状固定部材(12)の外側の下部位置に設けた取付け金具(14)に支点軸(15)を介して反転可能に支持された開閉側面部(16a)をもつ断面屈曲形状の導電性を有する開閉部材(16)を備え、前記圧縮ばね(18)で上動方向へのばね圧を付勢された前記上下作動ロッド(13)の下端部に前記開閉部材(16)の前記支点軸(15)を介した他方部分である連結用部材(16b)を連結し、前記掴持部(6)を前記板状固定部材(12)の外側の下端部に突出形成した内側固定掴持部(6A)と、前記開閉部材(16)の前記開閉側面部(16a)の下端部に前記内側固定掴持部(6A)と対向するように突出形成した外側可動掴持部(6B)で構成し、常態においては、前記圧縮ばね(18)の上動方向への付勢力で上動される前記上下作動ロッド(13)と連動させて前記開閉部材(16)の前記連結用部材(16b)を上動させることによって、前記外側可動掴持部(6B)が前記支点軸(15)を中心にして前記内側固定掴持部(6A)に圧接された閉じ位置に従動的に反転移動し、よって前記掴持部(6)を閉じ、前記送り行程(A)の始端部と終端部に対応して固定配置された高低差を有する抵抗ガイド体(20)に該クランプ(4)の上部に設けた係合体(21)を係合させて前記圧縮ばね(18)の上動方向への付勢力に抗して前記上下作動ロッド(13)を下動させ、下動される前記上下作動ロッド(13)と連動させて前記開閉部材(16)の前記連結用部材(16b)を下動させることによって、前記開閉部材(16)の開閉側面部(16a)の下端部に形成した外側可動掴持部(6B)が前記支点軸(15)を中心にして前記内側固定掴持部(6A)から離間した傾斜開放位置に従動的に反転移動し、よって前記掴持部(6)を開いて開閉できるように構成し、前記掴持部(6)が開いた状態では、前記開閉部材(16)の開閉側面部(16a)の下端部及び該下端部に形成された前記外側可動掴持部(6B)が、前記送り行程(A)の始端部位置に垂直姿勢で水平方向に搬入される板状被めっき物(P)の上端部、及び前記送り行程(A)の終端部位置から垂直姿勢で水平方向に搬出される板状被めっき物(P)の上端部を超える上方位置まで反転移動するように構成したことを特徴とする、クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置。
  6. 請求項4又は5に記載のめっき装置であって、前記内側固定掴持部(6A)を含む前記板状固定部材(12)の下方部分と前記外側可動掴持部(6B)を含む前記開閉部材(16)の前記開閉側面部(16a)の下方部分をチタン材からなる左右対称の板状掴持部材(35,36)で形成したことを特徴とする、クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置。
  7. 請求項4又は5に記載のめっき装置であって、前記クランプ(4)の前記板状固定部材(12)側と前記開閉部材(16)の前記開閉側面部(16a)をリード線(38)で給電可能に接続したことを特徴とする、クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置。
  8. 請求項4又は5に記載のめっき装置であって、前記クランプ移動手段(5)が前記環状レール(3)の周回経路に沿ってエンドレスに周回駆動される環状のローラチェーンベルト(5A)であり、このローラチェーンベルト(5A)のエンドレスな周回駆動経路は前記環状レール(3)の周回経路より小さく形成し、このローラチェーンベルト(5A)と前記クランプ(4)は、該ローラチェーンベルト(5A)に垂下状態に取付けたクランプ取付け用連結板(28)と前記レール摺動部(10)を介して連結し、このクランプ取付け用連結板(28)に形成した貫通孔(29)に前記レール摺動部(10)の上部から内側方向に突き出したボルト軸部(30)を貫通させて連結し、前記クランプ取付け用連結板(28)を、固定的に配設した前記環状レール(3)に対するローラチェーンベルト(5A)の変位を吸収できるように前記ボルト軸部(30)の軸方向に移動可能で軸回り方向に回動可能に連結したことを特徴とする、クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置。
  9. 請求項2に記載のめっき装置であって、前記環状レール(3)の直線の戻り経路に配設したレール部分に陽極の電流を供給し、陽極の電流が供給された直線の戻り経路のレール部分を剥離用給電レール(3B)として機能させ、前記戻り行程(B)を移動する前記クランプ(4)は、この剥離用給電レール(3B)に該クランプ(4)の上部が空中で接触ガイドされながら移動し、前記剥離用給電レール(3B)からめっき液(W)中の前記掴持部(6)に陽極の電流を供給し、前記送り行程(A)で前記掴持部(6)に付着した析出金属を前記戻り行程(B)で溶解し剥離できるようにしためっき装置であって、めっき用整流器(40)の正極と不溶性陽極から成る前記めっき用陽極(7)を電気的に接続し、このめっき用整流器(40)の負極と前記めっき用給電レール(3A)を電気的に接続し、このめっき用給電レール(3A)に接触されながら前記送り行程(A)を移動する前記クランプ(4)に陰極の電流を供給し、剥離用整流器(41)の正極と前記剥離用給電レール(3B)を電気的に接続し、この剥離用整流器(41)の負極と前記めっき用給電レール(3A)を電気的に接続し、この剥離用給電レール(3B)に接触されながら前記戻り行程(B)を移動する前記クランプ(4)に陽極の電流を供給し、陽極の電流を給電された前記戻り行程(B)を移動する前記クランプ(4)は、反対の極性の電流を供給されている前記送り行程(A)を移動する前記クランプ(4)から給電される陰極の前記板状被めっき物(P)を対極として、陽極を構成する前記クランプ(4)の前記掴持部(6)に付着された金属を電解によって溶解し剥離できるようにした、クランプ水平サイクル連続移動式めっき装置。
  10. 請求項3に記載のめっき装置であって、前記クランプ(4)の前記掴持部(6)が前記戻り行程(B)で剥離処理槽内の処理液中を通過し、前記送り行程(A)の前記めっき処理部(1B)で前記掴持部(6)に付着した金属をこの通過過程で剥離できるように前記戻り行程(B)に剥離処理部(1D)を配設したクランプ水平サイクル連続移動式めっき装置。
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