JP5797590B2 - 表示装置、表示方法、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents
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Description
本発明は、電子書籍等のコンテンツの表示に関し、より詳細にはコンテンツに含まれる挿絵等の画像の表示に関する。
近年、電子書籍が注目を集めている。一般的な電子書籍は、テキストデータをベースとしており、挿絵等の画像データが含まれているものもある。そして、電子書籍への注目の高まりに伴い、その閲覧をより快適にするための技術が提案されている。
例えば、下記特許文献1には、電子書籍コンテンツを、その内容に応じてタイトル表示ブロック、テキスト表示ブロック、画像表示ブロック等に表示し、各ブロックに設定されたブロックルールに従って拡大・縮小を行う技術が開示されている。
また、下記特許文献2には、表示している電子書籍のテキストの拡大が指示された場合に、ポップアップウィンドウを表示して、このウィンドウ内に拡大指示されたテキストを拡大表示する技術が開示されている。
しかしながら、上述のような従来技術では、画像の拡大表示状態を解除する際の操作の利便性については考慮されておらず、拡大表示状態から拡大表示前の状態にスムーズかつ直感的な操作で戻せるようにする工夫の余地がある。ただし、ユーザの意に沿わないタイミングで画像表示を終了してしまわないようにする必要がある。
これは、電子書籍に限られず、画像を含むコンテンツを表示する際に共通の課題である。なお、画像の表示状態においては、画像が拡大表示されている必要はなく、等倍あるいは縮小された画像が表示されていてもよい。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、直感的な表示終了を可能にすると共にユーザの意に沿わないタイミングで画像表示を終了してしまう可能性を低減することのできる表示装置等を提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の表示装置は、表示しているコンテンツの一部を構成する画像が選択されたときに、該画像を取得して表示し、ユーザ操作に応じて該画像の表示サイズを変更する表示装置であって、上記画像の表示を終了するための所定のジェスチャー操作を検出したときに、該画像が表示開始時と比べて拡大されているか否か、または該画像が予め定められた表示サイズと比べて拡大されているか否かを判定する拡大判定手段と、上記拡大判定手段が、上記画像が拡大されていないと判定した場合には上記画像の表示を終了し、拡大されていると判定した場合には上記画像の表示を継続する終了制御手段とを備えていることを特徴としている。
また、本発明の表示方法は、上記の課題を解決するために、表示しているコンテンツの一部を構成する画像が選択されたときに、該画像を取得して表示し、ユーザ操作に応じて該画像の表示サイズを変更する表示装置が実行する表示方法であって、上記画像の表示を終了するための所定のジェスチャー操作を検出したときに、該画像が表示開始時と比べて拡大されているか否か、または該画像が予め定められた表示サイズと比べて拡大されているか否かを判定する拡大判定ステップと、上記拡大判定ステップにて、上記画像が拡大されていないと判定した場合には上記画像の表示を終了し、拡大されていると判定した場合には上記画像の表示を継続する終了制御ステップとを含むことを特徴としている。
ここで、上記表示装置のユーザが、選択して表示させた画像を拡大した場合、その画像の細部を確認する意図があると考えられる。このため、画像が拡大されている場合、安易に画像の表示を終了してしまうと、ユーザの意図に沿わない結果となるおそれがある。
そこで、上記の構成によれば、画像の表示を終了するための所定のジェスチャー操作を検出したときに、画像が表示開始時と比べて拡大されているか否か、または該画像が予め定められた表示サイズと比べて拡大されているか否かを判定する。そして、拡大されていないと判定した場合には画像の表示を終了し、拡大されていると判定した場合には画像の表示を継続する。
これにより、直感的なジェスチャー操作による表示終了を可能にすると共に、例えば画像の細部を確認しようとしたユーザが誤って終了のジェスチャー操作を行ってしまったような場合に、ユーザの意図に沿わない画像表示の終了が行われることを防ぐことができる。
また、上記予め定められた表示サイズは、上記画像の全体を画面内に表示することが可能な最大限の表示サイズであり、上記拡大判定手段は、上記画像が上記予め定められた表示サイズと比べて拡大されているか否かを判定し、上記終了制御手段は、上記拡大判定手段が、上記画像が上記予め定められた表示サイズと比べて拡大されていないと判定した場合には上記画像の表示を終了し、上記画像が上記予め定められた表示サイズと比べて拡大されていると判定した場合には上記画像の表示を継続することが好ましい。
ここで、画像が、その全体を画面内に表示することのできないサイズに拡大されている場合、ユーザは表示されていない部分を見るためのジェスチャー操作を行う可能性が高く、それゆえ誤って終了のジェスチャー操作を行ってしまう可能性も高い。
そこで、上記の構成によれば、画像が、該画像の全体を画面内に表示することが可能な最大限の表示サイズと比べて拡大されているか否かを判定する。そして、拡大されていないと判定した場合には画像の表示を終了し、拡大されていると判定した場合には画像の表示を継続する。
これにより、表示を終了するための所定のジェスチャー操作が行われたにもかかわらず、画像の表示を継続するという制御を行うタイミングを、ユーザが意図せずに終了のジェスチャー操作を行ってしまう可能性の高い状況に限定することができる。
また、上記拡大判定手段は、上記画像を画面外に向けて移動させるジェスチャー操作を検出したときに、上記画像が表示開始時と比べて拡大されているか否か、または該画像が予め定められた表示サイズと比べて拡大されているか否かを判定し、上記終了制御手段は、上記拡大判定手段が、上記画像が拡大されていないと判定した場合には上記画像の表示を終了し、拡大されていると判定した場合には画面外に向けて移動された上記画像を画面中央に戻して表示を継続することが好ましい。
上記の構成によれば、表示開始時と比べて画像が拡大されていない場合に、画像を画面外に向けて移動させるジェスチャー操作を行ったときには、画像の表示が終了する。これにより、画像を画面外に追い出すような直感的な操作によって、画像の表示を終了させることができる。
また、上記の構成によれば、表示開始時と比べて画像が拡大されている場合、または該画像が予め定められた表示サイズと比べて拡大されている場合に、画像を画面外に向けて移動させるジェスチャー操作を行ったときには、画面外に向けて移動された画像を画面中央に戻して表示を継続する。これにより、その全体が見やすい位置で画像をユーザに提示することができる。
つまり、上記の構成によれば、直感的な操作で画像の表示を終了させることと、画像の表示を継続させる場合の画像の見やすさとを両立させることができる。
また、上記表示装置は、画面上の上記画像が表示されていない領域に対する選択操作を検出する選択操作検出手段を備え、上記終了制御手段は、上記選択操作検出手段が上記選択操作を検出したときに、上記画像の表示を終了することが好ましい。
上記の構成によれば、画面上の上記画像が表示されていない領域に対する選択操作を検出したときに、画像の表示を終了する。画像が表示されていない領域を選択する選択操作は、コンテンツにおけるこの画像以外の部分を見たいというユーザの意図の表れと考えられるため、上記の構成によれば、直感的な画像表示の終了が可能になる。
また、上記表示装置は、上記画像を予め定めた下限倍率以下に縮小する操作を検出する縮小操作検出手段を備え、上記終了制御手段は、上記縮小操作検出手段が、上記画像を予め定めた下限倍率以下に縮小する操作を検出したときに、上記画像の表示を終了することが好ましい。
上記の構成によれば、画像を予め定めた下限倍率以下に縮小する操作を検出したときに、画像の表示を終了する。画像を一定以上縮小する操作は、この画像の閲覧を終了したいというユーザの意図の表れと考えられるため、上記の構成によれば、直感的な画像表示の終了が可能になる。
なお、下限倍率は表示開始時の表示倍率と同じ倍率であってもよい。この場合、画像の表示開始後、少しでも画像を縮小したときには、画像表示が終了する。ただし、この場合、ユーザの誤操作で画像表示が終了してしまうことも考えられるので、下限倍率は表示開始時の表示倍率よりも低くすることが好ましい。
さらに、上記の構成を採用する場合、上記縮小操作は、画面に触れた2本の指等の間隔を狭めるジェスチャー操作であるピンチイン操作とし、画像を拡大する操作を、画面に触れた2本の指等の間隔を広げるジェスチャー操作であるピンチイン操作とすることが好ましい。これにより、直感的な操作で画像の表示を開始し、終了することができる。
また、上記コンテンツは、画像の実体ファイルである画像実体ファイルを含み、上記表示装置は、上記画像を表示するとき、または画像の表示後に該画像の表示サイズを切り替える所定の操作が行われたときに、上記画像実体ファイルを原寸表示させる原寸表示手段を備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、画像を表示するとき、または画像の表示後に該画像の表示サイズを切り替える所定の操作が行われたときに、画像実体ファイルを原寸表示させる。画像実体ファイルを原寸表示させる場合、拡大または縮小して表示させる場合のような画質の低下が生じないため、最大限鮮明な画像をユーザに提示することができる。
また、上記表示装置は、表示中の上記画像の切り替え操作を検出したときに、上記コンテンツに含まれる画像のうち、表示中の画像の次の画像を表示する画像切替手段を備えていることが好ましい。
上記の構成によれば、表示中の画像の切り替え操作を検出したときに、コンテンツに含まれる画像のうち、表示中の画像の次の画像を表示するので、コンテンツに含まれる画像を順次確認することができる。
なお、上記表示装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを上記表示装置の各手段として動作させることにより、上記表示装置をコンピュータにて実現させる制御プログラム、及びそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も本発明の範疇に入る。
以上のように、本発明の表示装置は、画像の表示を終了するための所定のジェスチャー操作を検出したときに、該画像が表示開始時と比べて拡大されているか否か、または該画像が予め定められた表示サイズと比べて拡大されているか否かを判定する拡大判定手段と、上記拡大判定手段が、上記画像が拡大されていないと判定した場合には上記画像の表示を終了し、拡大されていると判定した場合には上記画像の表示を継続する終了制御手段とを備えている構成である。
また、本発明の表示方法は、上記の課題を解決するために、画像の表示を終了するための所定のジェスチャー操作を検出したときに、該画像が表示開始時と比べて拡大されているか否か、または該画像が予め定められた表示サイズと比べて拡大されているか否かを判定する拡大判定ステップと、上記拡大判定ステップにて、上記画像が拡大されていないと判定した場合には上記画像の表示を終了し、拡大されていると判定した場合には上記画像の表示を継続する終了制御ステップとを含む構成である。
上記の構成によれば、ジェスチャー操作による直感的な表示終了を可能にすると共に、ユーザの意図に沿わない画像表示の終了が行われる可能性を低減することができるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図1〜図15に基づいて詳細に説明する。
〔表示装置の構成〕
まず、本実施形態にかかる表示装置1の構成を図1に基づいて説明する。図1は、表示装置1の要部構成の一例を示すブロック図である。なお、本発明の特徴点に直接的に関係しない構成については図示を省略している。
まず、本実施形態にかかる表示装置1の構成を図1に基づいて説明する。図1は、表示装置1の要部構成の一例を示すブロック図である。なお、本発明の特徴点に直接的に関係しない構成については図示を省略している。
表示装置1は、電子書籍等のコンテンツを表示する装置である。なお、表示装置1は、電子書籍等のコンテンツの表示機能のみを備えているものであってもよいし、他の機能を備えていてもよい。例えば、表示装置1は、一般に電子書籍端末と呼ばれるような、電子書籍閲覧用の装置であってもよいし、スマートフォンやタブレット端末のような汎用の装置であってもよい。
図示のように、表示装置1は、制御部10、記憶部11、入力部12、入力制御部13、表示部14、および表示制御部15を備えている。なお、ここでは表示装置1がテキストと挿絵とを含む電子書籍コンテンツを表示させる例を説明するが、表示の対象となるコンテンツは画像を含むものであればよく、この例に限られない。
制御部10は、表示装置1の機能を統括して制御するものであり、通常モード処理部16、表示モード遷移部(終了制御手段)17、および挿絵モード処理部(拡大判定手段、選択操作検出手段、縮小操作検出手段)18を含む。
通常モード処理部16は、コンテンツをページ単位で表示させる通常表示モードにおいて、入力部12への入力操作に応じた処理を行う。具体的には、入力操作に従って、表示するページ進める、または戻す等の処理を行う。また、通常モード処理部16は、所定の操作を検出したときに、表示モード遷移部17に指示して、コンテンツ中の挿絵を抽出して拡大表示させる挿絵表示モードに遷移させる。なお、上述のように、挿絵表示モードで表示させる対象は画像であればよく、例えば写真等であってもよい。
表示モード遷移部17は、上述の通常表示モードと挿絵表示モードとの間のモード遷移を制御する。具体的には、表示モード遷移部17は、通常モード処理部16が挿絵表示モードに遷移させる操作を検出したときに、挿絵を拡大表示して挿絵表示モードに遷移させる。また、挿絵モード処理部18の指示に従って通常表示モードに戻す。なお、挿絵表示モードに遷移させる制御と、挿絵表示モードを終了する制御とは、それぞれ別の機能ブロックで実行するようにしてもよい。
挿絵モード処理部18は、挿絵表示モードにおいて、入力部12への入力操作に応じた処理を行う。具体的には、入力操作に従って、挿絵の表示位置を移動させる、拡大倍率を変える等の処理を行う。
また、挿絵モード処理部18は、所定の終了操作を検出したときに、挿絵が所定倍率以上に拡大されているか否かを確認し、拡大されていないことが確認された場合に、表示モード遷移部17に指示して、挿絵表示モードを終了させる。なお、挿絵の移動、倍率変更、終了操作の検出、挿絵の拡大の有無の判断、および遷移の指示は、それぞれ別の機能ブロックで実行するようにしてもよい。
記憶部11は、表示装置1が使用する各種データを格納する記憶装置であり、図示のようにコンテンツ19を格納している。
コンテンツ19は、表示装置1の表示対象となるコンテンツである。上述のように、ここでは、コンテンツ19がテキストと挿絵とを含む電子書籍コンテンツである例を説明する。より詳細には、コンテンツ19は、テキストを表示するためのテキスト実体ファイルと挿絵を表示するための画像実体ファイルとを含み、レイアウト情報に従ってこれらのファイルに基づく表示を行う形式のコンテンツである。例えば、XMDF(ever-eXtending Mobile Document Format)のコンテンツであってもよい。
入力部12は、表示装置1のユーザの入力操作を受け付ける入力装置であり、入力制御部13は、入力部12が受け付けた入力操作の内容に応じた情報を生成して制御部10に出力する。
表示制御部15は、制御部10の制御に従って表示部14に画像を表示させるものであり、表示部14は、画像を表示する表示装置である。ここでは、表示部14をいわゆるタッチパネルで構成する例を説明する。つまり、表示部14の表示面が入力部12の入力面を兼ねる。ここでは入力部12がハードウェアキーをさらに備えている例を説明する。つまり、表示装置1は、表示面およびハードウェアキーで入力を受け付ける。
なお、記憶部11、入力部12(および入力制御部13)、表示部14(および表示制御部15)は、表示装置1に外付けされた外部の装置であってもよい。
〔表示モードについて〕
上述のように、表示装置1では、電子書籍コンテンツを表示させるときの表示モードとして、コンテンツをページ単位で表示させる通常表示モードと、挿絵を拡大表示する挿絵表示モードとを有している。
上述のように、表示装置1では、電子書籍コンテンツを表示させるときの表示モードとして、コンテンツをページ単位で表示させる通常表示モードと、挿絵を拡大表示する挿絵表示モードとを有している。
ここでは、これらの表示モードについて、図2に基づいて説明する。図2は、表示装置1が表示する表示画面の一例を示す図であり、同図(a)は通常表示モードにおける画面例を示し、同図(b)は拡大表示モードにおける画面例を示す。
同図(a)に示す通常表示モードでは、テキストと挿絵とを含むページの画像が表示されている。以下、通常表示モードにおいて表示されるこのような画像をページ画像と呼ぶ。これに対し、同図(b)に示す挿絵表示モードでは、通常表示モードで表示されていたページ画像にグレーの網掛けが入り、挿絵が画面中央に拡大表示されている。
このように、挿絵が拡大表示されることにより、表示装置1のユーザは挿絵を細部まで確認することができる。また、挿絵の背景には、通常表示モードのページ画像が表示されているので、その挿絵が組み込まれていたページを確認しながら、拡大された挿絵を見ることができる。
さらに、ページ画像には網掛けが入っているため、ユーザは挿絵表示モードに遷移していることを容易に認識することができる。なお、網掛けは、例えば黒色半透過の画像をページ画像に重畳することで実現可能である。また、挿絵表示モードに遷移していることを示すための表示態様はこの例に限られず、例えば画面の外周部分に青色の枠を表示する等の態様であっても構わない。
また、ページ画像に複数の挿絵が含まれているような場合には、何れの挿絵が拡大されたかを把握することが難しいことも想定される。このため、ページ画像において拡大対象となった挿絵に青色の枠を表示する等のマーキングを行ってもよい。
なお、ページ画像の確認の必要がない場合、ページ画像は表示せず、挿絵のみを拡大するようにしてもよい。また、挿絵表示モードでは、必ずしも挿絵を拡大表示する必要はない。例えば、挿絵表示モードの遷移時には、ページ画像の表示時と等倍で表示し、この後ユーザ操作に応じて拡大するようにしてもよい。
ここで、図2では、縦方向が長手方向となる向きの表示(以下、縦表示と呼ぶ)の例を示しているが、横方向が長手方向となる向きの表示(以下、横表示と呼ぶ)においても、同様に挿絵表示モードに遷移する。なお、縦表示と横表示との切り替えは、例えば表示装置1の保持されている向きを検出するセンサを搭載し、このセンサの検出結果に応じて行えばよい。
横表示時における挿絵表示モードへの遷移について、図3に基づいて説明する。図3は、横表示時の表示画面の一例を示す図であり、同図(a)は通常表示モードにおける画面例を示し、同図(b)は拡大表示モードにおける画面例を示す。
図3(a)の画面例では、横表示となったことに伴い、見開きの2ページが同時に表示されている。また、同図(b)の画面例では、横表示となったことに伴い、画面の高さに応じた倍率で拡大された挿絵が画面中央に表示されている。
このように、表示装置1は、横表示の場合には、横表示に応じた倍率で挿絵を拡大表示する。例えば、図2(b)の表示状態から横表示に切り替えた場合(縦持ちしていた表示装置1を横持ちに持ち替えた場合)、画面の縦横比と挿絵の縦横比とに応じて拡大倍率を再計算する。図示の例では縦長の挿絵であるから、図3(b)の例では、図2(b)の例と比べて挿絵の表示倍率が小さくなっている。
なお、コンテンツによっては、表示推奨方向を有するもの、つまり縦表示または横表示推奨されているものがある。一般的に、このようなコンテンツを推奨されていない方向で表示した場合には、表示方向の変更を促すポップアップメッセージを表示する等してユーザに通知する。
しかしながら、挿絵表示モードでは、コンテンツの表示推奨方向は重要性が低いため、このようなメッセージは表示しないように制御することが好ましい。なお、挿絵表示モードを終了して、通常表示モードに戻ったときに、非表示推奨方向となっている場合には、上記のようなメッセージを表示してもよい。
〔表示モード遷移時の表示〕
続いて、表示モード遷移時の表示について、図4および図5に基づいて説明する。図4は、表示モード遷移時の表示画面の一例を示す図であり、同図(a)は挿絵表示モードへの遷移時の画面例を示し、同図(b)は挿絵表示モードから通常表示モードに戻した時の画面例を示している。また、図5は、通常表示モードから挿絵表示モードへの遷移中の画面例を示している。なお、同図ではダブルタップ操作をD.T.と略記している。
続いて、表示モード遷移時の表示について、図4および図5に基づいて説明する。図4は、表示モード遷移時の表示画面の一例を示す図であり、同図(a)は挿絵表示モードへの遷移時の画面例を示し、同図(b)は挿絵表示モードから通常表示モードに戻した時の画面例を示している。また、図5は、通常表示モードから挿絵表示モードへの遷移中の画面例を示している。なお、同図ではダブルタップ操作をD.T.と略記している。
図4(a)に示すように、挿絵表示モードに遷移したときには、挿絵表示モードに遷移したことを示すメッセージをポップアップ表示してもよい。また、図示の例では、戻るキーで通常表示(通常表示モード)に戻る旨を併せて表示している。これにより、挿絵表示モードとなっていること、および戻るキーで通常表示モードに戻すことが可能であることをユーザに認識させることができる。
また、同図(b)に示すように、挿絵表示モードを終了するときには、挿絵表示モードの終了を示すメッセージをポップアップ表示してもよい。これにより、挿絵表示モードの終了をユーザに確実に認識させることができる。
さらに、図5に示すように、挿絵表示モードに遷移させるための操作(ダブルタップまたはピンチアウト)が行われることによって、通常表示モードから挿絵表示モードへの遷移が開始する。なお、ピンチアウト操作は、表示面に触れた2本の指の間隔を広げる操作であり、ダブルタップ操作は、表示面を2回連続でタップする操作である。
そして、通常表示モードから挿絵表示モードへの遷移中には、図示のように、挿絵表示モードへの遷移のトリガとなる上記の操作が検出された位置から挿絵をズームアップするアニメーションを表示してもよい。これにより、この操作が挿絵表示モードへの遷移のトリガとなったことを明確に認識させることができる。
〔挿絵表示モードにおける画面遷移〕
続いて、挿絵表示モードにおける画面遷移について、図6に基づいて説明する。図6は、挿絵表示モードにおける画面遷移の一例を示す図である。なお、同図ではダブルタップ操作をD.T.と略記し、表示面を1回タップする操作であるシングルタップ操作をS.T.と略記している。
続いて、挿絵表示モードにおける画面遷移について、図6に基づいて説明する。図6は、挿絵表示モードにおける画面遷移の一例を示す図である。なお、同図ではダブルタップ操作をD.T.と略記し、表示面を1回タップする操作であるシングルタップ操作をS.T.と略記している。
また、以下の説明では、拡大倍率を‘FIT’の単位で表す。図示のように、1.0FITは、挿絵が画面にぴったり収まるような拡大倍率を指す。ただし、表示画面のアスペクト比と、挿絵のアスペクト比とが異なっている場合には、上下または左右の何れかに余白(挿絵が表示されていない部分)が生じる。つまり、1.0FITは、挿絵のアスペクト比を変えずに、その全体が一画面に表示される最大限の大きさで表示される拡大倍率を指す。図示の例では、挿絵の左右方向の幅と画面の幅とが一致するように拡大され、挿絵の上と下に余白が生じている。
通常表示モードにおいて、挿絵に対してダブルタップまたはピンチ操作(ピンチアウト操作)が行われると挿絵表示モードに遷移する(図示の矢印(1))。挿絵表示モードに遷移したときには、挿絵が0.8FITで表示される。
なお、挿絵表示モードに遷移したときの表示サイズはこれに限られないが、0.8FITで表示する場合、挿絵の上下左右にスペースが生じ、このスペースにページ画像が表示されるため、挿絵とページ画像との両方を確認しやすいので好ましい。
挿絵表示モードでは、ダブルタップ操作(図示の矢印(2))またはピンチ操作(図示の矢印(3))によって、挿絵の拡大倍率を変更することができる。
より詳細には、ダブルタップ操作が行われた場合、拡大倍率を0.8FIT、1.73FIT(√3FIT)、および3.0FITのトグルで変更する。つまり、0.8FIT以上1.73FIT未満の倍率のときにダブルタップ操作が行われた場合、拡大倍率を1.73FITに変更する。同様に、1.73FIT以上3.0FIT未満の倍率のときにダブルタップ操作が行われた場合、拡大倍率を3.0FITに変更する。また、3.0FIT以上の倍率のときにダブルタップ操作が行われた場合、拡大倍率を0.8FITに変更する。
一方、ピンチ操作によれば、最大倍率以下の任意の倍率に変更することができる。つまり、ピンチアウト操作が行われた場合、そのピンチアウト操作の幅に応じて拡大倍率を上げ、ピンチイン操作が行われた場合、そのピンチイン操作の幅に応じて拡大倍率を下げる。ピンチ操作によれば、上記のトグルに含まれない倍率で表示させることができ、3.0FIT以上に拡大することもできる。
ただし、ピンチイン操作によって、0.3から0.8FITの拡大倍率に変更させて、アップ操作(指を表示面から離す操作)した場合(図示の矢印(4))、0.8FITの表示に戻す。0.8FITより縮小した状態を維持する必要性が低いためである。
また、挿絵表示モードでは、ドラッグ操作によって、挿絵を画面上で移動(move)させることができる(図示の矢印(5))。挿絵をドラッグしてアップ操作したときには、センタリング等の挿絵の表示位置補正がなされる。なお、詳細は後述するが、画面の外枠に向かってドラッグしてアップすることにより、挿絵表示モードを終了するための追い出し操作が行われたと判断される。
そして、挿絵表示モードにおいて表示を回転(図示の矢印(6))させた場合、回転前の倍率にかかわらず0.8FITの倍率とする。なお、表示の回転とは、縦表示と横表示とを切り替えるための回転である。
そして、挿絵表示モードにおいて、追い出し操作(図示の矢印(7))、拡大倍率が下限値以下の状態でのアップ操作(図示の矢印(8))、または挿絵以外へのシングルタップ操作(図示の矢印(9))が行われたときには、通常表示モードに戻る。この他、入力部12のハードウェアキー(戻るキー)の操作によっても通常表示モードに戻る。
以下、通常表示モードに遷移させるためのこれらの操作について、図7から図10に基づいて説明する。図7は、追い出し操作を示す図であり、図8は、追い出し操作が行われたときの表示倍率に応じた処理の相違を説明する図である。そして、図9は、拡大倍率が下限値以下の状態でのアップ操作を示す図であり、図10は、挿絵以外へのシングルタップ操作を示す図である。
図7に示すように、追い出し操作は、画面の端に向かってドラッグして、画面の端でアップする操作である。追い出し操作を行うことによって、文字通り挿絵を画面外に追い出すような感覚で通常表示モードに戻すことができる。なお、追い出し操作は、画面上にある指が画面外に出るまでドラッグする(指を画面外に追い出す)ことによって行うこともできる。指が画面外に出るときには、画面から指がアップされる(離れる)ためである。
ただし、追い出し操作によって通常表示モードに戻すことができるのは、0.8から1.0FITまでの表示状態である場合に限られる。1.0FITより拡大している場合、ユーザは挿絵の細部を確認することを意図していると考えられ、このような場合に通常表示モードに遷移させることは好ましくないためである。
ここで、追い出し操作が行われたときの表示倍率に応じた処理の相違について、図8に基づいて説明する。図8は、追い出し操作が行われたときの表示倍率に応じた処理の相違を説明する図である。同図(a)は、0.8から1.0FITまでの表示状態で追い出し操作が行われたときの画面遷移例を示し、同図(b)は、1.0FITより拡大されている状態で追い出し操作が行われたときの画面遷移例を示している。
同図(a)に示すように、0.8から1.0FITまでの表示状態で追い出し操作が行われたときには、通常表示モードに遷移する。一方、同図(b)に示すように、1.0FITより拡大されている状態で追い出し操作が行われたときには、挿絵の位置が補正されて挿絵表示モードが継続する。
なお、どのような位置に補正するかは特に限定されず、また、挿絵の位置補正は必須の処理ではないが、図示の例のように位置補正することが好ましい。図示の例では、挿絵の左端部が画面の左端に一致するように、幅方向の位置が補正されている。また、挿絵の高さは画面の高さ以下であるため、挿絵の上下に生じる余白(スペース)が等しくなるように、高さ方向の位置が補正されている。これにより、挿絵を右に移動させていたユーザが見ようとしていた可能性の高い挿絵の左端部分が画面内に収まり、かつ全体としてバランスのよい配置でユーザに挿絵を提示することができる。
また、拡大倍率が下限値以下の状態でのアップ操作(図6の矢印(8))は、図9に示すように、ピンチイン操作で拡大倍率が下限値以下となった表示状態においてアップする操作である。ここでは、図6に示すように、上記の下限値を0.3FITとしている。上述のように、ピンチアウト操作で挿絵表示モードに遷移するので、ピンチイン操作で通常表示モードに戻ることができるようにすることで、直感的なモード遷移が実現される。
そして、挿絵以外へのシングルタップ操作とは、図10に示すように、画面上の挿絵が表示されていない領域、すなわち半透過表示されているページ画像の表示領域へのシングルタップ操作である。この領域には、通常表示モードで表示されるテキスト等が含まれるので、この領域へのシングルタップ操作にて通常表示モードへ遷移させることにより、直感的なモード遷移が実現される。
なお、挿絵表示モードでコンテンツ19の閲覧を一時停止または終了した後、このコンテンツ19の閲覧を再開するときには、通常表示モードでの表示を行ってもよい。例えば、挿絵表示モードで表示を行っているときに、表示装置1をサスペンド状態(スリープ状態)とした場合、サスペンド解除時には通常表示モードでの表示を行ってもよい。また、例えば、表示装置1にて他のアプリケーションを起動させ、そのアプリケーションに基づく表示に切り替えた後、コンテンツ19の表示に戻したときには通常表示モードでの表示を行ってもよい。
〔挿絵表示モードにおける挿絵の切り替え〕
また、図6には示していないが、挿絵表示モードにおいて、表示させる挿絵を切り替えることができるように構成してもよい。これについて、図11に基づいて説明する。図11は、挿絵の切り替え表示の一例を示す図である。
また、図6には示していないが、挿絵表示モードにおいて、表示させる挿絵を切り替えることができるように構成してもよい。これについて、図11に基づいて説明する。図11は、挿絵の切り替え表示の一例を示す図である。
図示の例では、挿絵表示モードにおいて左方向へのフリック操作を行うことによって、次の挿絵が表示されている。このように、フリック操作で挿絵を切り替えるようにすることで、挿絵のみを順に確認することが可能になる。
なお、フリック操作によって挿絵を切り替えるのは、挿絵が1.0FIT以下、すなわち挿絵の全体が画面内に収まる表示倍率のときのみとすることが好ましい。また、1.0FITよりも拡大されている場合、ユーザは挿絵の細部や、画面外に出ている部分を確認することが多いと考えられるため、このような場合にフリック操作が行われたときには、ドラッグ操作が行われたときと同様に、フリック操作する指に追従させて挿絵を移動させてもよい。
次に表示させる挿絵は、コンテンツ19のデータを解析することで特定可能である。例えば、1ページに複数の挿絵が含まれている場合、コンテンツ19の当該ページのレイアウト情報には、その複数の挿絵のそれぞれを示す情報が含まれているので、これを参照して次の挿絵を判断することができる。また、挿絵を1つのみ含むページでフリック操作が行われた場合、そのページの前または後のページに含まれる挿絵を上記と同様にして特定し、表示してもよい。
このような挿絵の切り替え制御は、挿絵モード処理部18に実行させてもよいし、このような制御を実行する画像切替手段を制御部10に追加して実行させてもよい。
〔挿絵表示モード遷移処理〕
続いて、通常表示モードから挿絵表示モードに遷移させる挿絵表示モード遷移処理の流れを図12に基づいて説明する。図12は、挿絵表示モード遷移処理の一例を示すフローチャートである。なお、ここでは通常表示モードでコンテンツ19のページ画像が表示されている状態からの処理を説明する。
続いて、通常表示モードから挿絵表示モードに遷移させる挿絵表示モード遷移処理の流れを図12に基づいて説明する。図12は、挿絵表示モード遷移処理の一例を示すフローチャートである。なお、ここでは通常表示モードでコンテンツ19のページ画像が表示されている状態からの処理を説明する。
入力制御部13は、入力部12が挿絵を拡大する操作(ここではピンチアウトまたはダブルタップ)を受け付けると、この操作の内容と、操作が検出された位置等を示す情報(例えば表示画面上の座標値)を制御部10に出力する。なお、この段階では通常表示モードであるため、通常モード処理部16が出力された上記情報に基づく処理を行う。
通常モード処理部16は、入力制御部13が出力する上記情報から、挿絵を拡大する操作が行われたことを検出し(S1)、上記の検出位置に挿絵が表示されているか判断する(S2)。より詳細には、ダブルタップ操作の場合にはタップ位置に挿絵が表示されているか判断し、ピンチアウト操作の場合にはピンチ位置(2点間)に挿絵が表示されているか判断する。
ここで、検出位置に挿絵が表示されていないと判断した場合(S2でNO)、通常モード処理部16は、S1で検出された操作に応じて表示中のページのテキストのフォントサイズを変更し(S3)、処理を終了する。この場合、挿絵表示モードへは遷移しない。
一方、検出位置に挿絵が表示されていると判断した場合(S2でYES)、通常モード処理部16は、上記の検出位置を表示モード遷移部17に通知して、挿絵表示モードへの遷移を指示する。
この指示を受けた表示モード遷移部17は、通知された検出位置の挿絵画像を記憶部11のコンテンツ19から取得する(S4)。より詳細には、表示モード遷移部17は、コンテンツ19に含まれる画像実体ファイルのうち、通知された検出位置の挿絵に対応する画像実体ファイルを取得する。
また、表示モード遷移部17は、通常表示モードで表示されていたページ画像に網掛け処理を施し、これに重畳してS4で取得した挿絵画像を所定の倍率(例えば0.8FIT)で拡大表示する。そして、表示モード遷移部17は、挿絵モード処理部18に挿絵表示モードへの移行を通知し、これにより挿絵表示モードが開始して(S5)、これにより挿絵表示モード遷移処理は終了する。
なお、挿絵画像を拡大表示する際には、図5の例のようなズームアップアニメーションを表示してもよい。この場合、拡大の起点はダブルタップ位置またはピンチ位置(2点間)の中点とすればよい。
〔倍率変更処理〕
続いて、挿絵表示モードにおいて挿絵画像の拡大倍率を変更する倍率変更処理の流れを図13に基づいて説明する。図13は、倍率変更処理の一例を示すフローチャートである。
続いて、挿絵表示モードにおいて挿絵画像の拡大倍率を変更する倍率変更処理の流れを図13に基づいて説明する。図13は、倍率変更処理の一例を示すフローチャートである。
入力制御部13は、入力部12が挿絵の拡大倍率を変更する操作(ここではピンチアウトまたはダブルタップ)を受け付けると、制御部10に当該操作の内容を示す情報を出力する。このステップでは挿絵表示モードであるため、挿絵モード処理部18が出力された上記情報に基づく処理を行う。
挿絵モード処理部18は、入力制御部13が出力した操作内容から拡大倍率の変更操作が行われたことを検出し(S10)、ダブルタップ操作が行われたか、ピンチ操作が行われたかを判断する(S11)。
ここで、ダブルタップ操作が行われたと判断した場合、挿絵モード処理部18は、挿絵の拡大倍率を、現在適用されている倍率の次の倍率に変更して(S12)、倍率変更処理を終了する。なお、次の倍率とは、所定の倍率トグルにおいて、現在適用されている倍率の次に設定されている倍率である。例えば、図6の例のように、0.8FIT、1.73FIT、および3.0FITの倍率トグルで次の倍率を決定してもよい。また、ユーザは、詳細を確認したい位置をタップすることが多いと考えられるため、挿絵は、タップ位置を中心に拡大することが好ましい。
一方、ピンチ操作が行われたと判断した場合、挿絵モード処理部18は、ピンチ幅に応じて拡大倍率を変更する(S13)。より詳細には、ピンチイン操作が行われた場合には、ピンチ幅に応じて拡大倍率を下げ、ピンチアウト操作が行われた場合には、ピンチ幅に応じて拡大倍率を上げる。
なお、拡大には上限を設けてもよく、例えば画面の短辺の表示幅の8倍四方の表示サイズを拡大の上限としてもよい。また、ユーザは、詳細を確認したい位置でピンチ操作を行うことが多いと考えられるため、挿絵は、ピンチ位置(2点間)の中点を中心に拡大・縮小することが好ましい。
そして、挿絵モード処理部18は、アップ(UP)操作が行われたか判断する(S14)。なお、ピンチ操作からのアップ操作は、入力部12から指を2本とも離す操作に対応しており、入力制御部13からの出力の変化によって、アップ操作が行われたことを特定できる。ここで、アップ操作が行われていないと判断した場合(S14でNO)、S13に戻ってピンチ幅に応じた拡大倍率の変更を継続する。
一方、アップ操作が行われたと判断した場合(S14でYES)、挿絵モード処理部18は、アップ操作が行われたときの拡大倍率が下限倍率(例えば0.3FIT)以下であるか判断する(S15)。
ここで、下限倍率以下であると判断した場合(S15でYES)、挿絵モード処理部18は、表示モード遷移部17に、通常表示モードへの遷移を指示する。この指示に従って、表示モード遷移部17が、挿絵の拡大表示およびページ画像の網掛け表示を終了すると共に、挿絵表示モードの終了を通常モード処理部16に通知して挿絵表示モードを終了し(S16)、これにより倍率変更処理は終了する。つまり、挿絵モード処理部18が予め定めた下限倍率以下に縮小する操作を検出したときには、表示モード遷移部17が挿絵表示モードを終了する。
一方、下限倍率を超えていると判断した場合(S15でNO)、挿絵モード処理部18は、挿絵の拡大倍率および表示位置を補正して(S17)、倍率変更処理を終了する。具体的には、S17では、挿絵表示モードに遷移したときと同じ初期値(上述の例では0.8FIT)よりも縮小されていた場合には、この初期値に戻し、その表示位置を画面の中央にする。
このように、S17の処理によれば、ピンチ操作によって初期値(0.8FIT)よりも縮小されていた場合には、アップ操作したときに初期値(0.8FIT)に戻す。これは、通常、0.8FITから縮小して挿絵を見る必要性は低いと考えられるためである。
ただし、S17において、拡大倍率が初期値を超えていた場合には拡大倍率の補正は行わず、表示位置の補正のみを行う。また、1.0FITを超えていた場合には、図8(b)に示すように、挿絵の幅が画面の幅を超える方向については、挿絵の端部と画面の端部とが一致する位置に補正し、超えない方向については中央位置に補正する。
また、上記の例では、1本の指で行うドラッグ操作で挿絵を移動させているが、ピンチ操作中の指(表示面に触れている2本の指)を表示面上で移動させることによっても、挿絵を移動できるようにしてもよい。これにより、拡大されたことによって、画面内に表示されなくなった挿絵の部分を容易に確認することができる。この場合も、上記の例のように、アップ操作時に挿絵表示モード終了の可否の判断を行い、終了しないと判断した場合には、拡大倍率および表示位置の補正を行う。
なお、上記の例では、ピンチ操作が挿絵上で行われたか否かにかかわらず処理を行っているが、ピンチ操作が挿絵上で行われた場合にのみ処理を行うようにしてもよい。
〔選択処理〕
続いて、挿絵表示モードにおいて選択操作が行われたときの選択処理の流れを図14に基づいて説明する。図14は、選択処理の一例を示すフローチャートである。
続いて、挿絵表示モードにおいて選択操作が行われたときの選択処理の流れを図14に基づいて説明する。図14は、選択処理の一例を示すフローチャートである。
入力制御部13は、入力部12が選択操作(ここではシングルタップ)を受け付けると、制御部10に当該操作の内容を示す情報を出力する。このステップでは挿絵表示モードであるため、挿絵モード処理部18が出力された上記情報に基づく処理を行う。
挿絵モード処理部18は、入力制御部13が出力した上記情報から、選択操作が行われたことを検出し(S20)、選択操作が行われた選択位置に挿絵が表示されているか確認する(S21)。ここで、挿絵が表示されていることが確認された場合(S21でYES)、選択操作に対応する処理は行わず、選択処理を終了する。
一方、挿絵が表示されていないことが確認された場合(S21でNO)、挿絵モード処理部18は、表示モード遷移部17に、通常表示モードへの遷移を指示する。この指示に従って、表示モード遷移部17が、挿絵の拡大表示およびページ画像の網掛け表示を終了すると共に、挿絵表示モードの終了を通常モード処理部16に通知して挿絵表示モードを終了し(S22)、これにより選択処理は終了する。
このように、選択処理では画面上の挿絵が表示されていない領域に対する選択操作を検出したときに、挿絵表示モードを終了するので、直感的な操作で挿絵表示モードを終了することができる。なお、挿絵表示モードの終了時には、拡大表示されている挿絵がフェードアウトするアニメーションを表示してもよい。
〔移動処理〕
続いて、挿絵表示モードにおいて挿絵を移動させる操作が行われたときの移動処理(表示方法)の流れを図15に基づいて説明する。図15は、移動処理の一例を示すフローチャートである。
続いて、挿絵表示モードにおいて挿絵を移動させる操作が行われたときの移動処理(表示方法)の流れを図15に基づいて説明する。図15は、移動処理の一例を示すフローチャートである。
入力制御部13は、入力部12が移動操作(ここではドラッグ)を受け付けると、制御部10に当該操作の内容を示す情報を出力する。このステップでは挿絵表示モードであるため、挿絵モード処理部18が出力された上記情報に基づく処理を行う。
挿絵モード処理部18は、出力された上記情報から、移動操作が行われたことを検出し(S30)、挿絵画像の表示位置を移動させる(S31)。また、挿絵モード処理部18は、ドラッグの位置が表示部14の画面枠付近の所定領域内に含まれているか確認する(S32)。
この所定領域外から所定領域内にドラッグしてアップする操作が、上述の追い出し操作に対応している。所定領域の範囲は特に限定されず、表示画面のサイズ等に応じて適宜設定すればよい。例えば、画面の端部から一定のピクセル数の幅の額縁状の範囲を所定領域としてもよい。
ここで、ドラッグの位置が画面枠付近ではないこと(所定領域内でないこと)が確認された場合(S32でNO)、挿絵モード処理部18は、追い出し可能フラグを‘true’に設定して(S33)、S34の処理に進む。一方、画面枠付近であることが確認された場合(S32でYES)、追い出し可能フラグの設定は行わず、S34の処理に進む。
S34では、挿絵モード処理部18は、アップ(UP)操作が行われたか判断する(S34)。ここで、アップ操作が行われていないと判断した場合(S34でNO)、S31に戻って挿絵の移動を継続する。
一方、アップ操作が行われたと判断した場合(S34でYES)、挿絵モード処理部18は、アップ操作が行われたときの拡大倍率が1.0FIT以下であり、UP位置が画面枠付近(上記所定領域内)であり、追い出し可能フラグが‘true’に設定されているという条件を全て満たすか判断する(S35、拡大判定ステップ)。つまり、S35では、1.0FIT以下の倍率で表示された挿絵が、上記所定領域外から所定領域内までドラッグされて、所定領域内でアップされたか否かを判断する。
そして、上記3つの条件を全て満たすと判断した場合(S35でYES)、挿絵モード処理部18は、表示モード遷移部17に、通常表示モードへの遷移を指示する。この指示に従って、表示モード遷移部17が、挿絵の拡大表示およびページ画像の網掛け表示を終了すると共に、挿絵表示モードの終了を通常モード処理部16に通知して挿絵表示モードを終了し(S36、終了制御ステップ)、移動処理は終了する。
一方、上記3つの条件の少なくとも1つが満たされないと判断した場合(S35でNO)、挿絵モード処理部18は、追い出し可能フラグを‘false’に設定し(S37)、挿絵の表示位置を画面の中央に補正して(S38)、移動処理を終了する。つまり、この場合、表示モード遷移部17は、挿絵表示モードを継続する。なお、S38において、挿絵が1.0FITより大きく表示されている場合、図8(b)に示すように、挿絵の幅が画面の幅を超える方向については、挿絵の端部と画面の端部とが一致する位置に補正し、超えない方向については中央位置に補正する。
このように、ドラッグ操作の終了時に挿絵表示モードを終了しない場合には、挿絵の表示位置を補正することにより、挿絵の全体を見やすい状態に戻すことが好ましい。ただし、網掛け表示されているページ画像の一部と、挿絵とを並べて確認すること等も考えられるため、挿絵の位置補正は必須ではない。
〔原寸画像の表示について〕
XMDFのように、ページを表示するときに、画像実体ファイルとテキスト実体ファイルとに基づいて、画像とテキストとを組み合せてレイアウトする形式のコンテンツでは、画像実体ファイルを原寸ではなく、拡大または縮小して表示することがある。また、上述の挿絵表示モードにおいても、表示画面のサイズを基準に倍率を決定しているため、多くの場合、挿絵の画像実体ファイルを拡大または縮小して表示することになる。
XMDFのように、ページを表示するときに、画像実体ファイルとテキスト実体ファイルとに基づいて、画像とテキストとを組み合せてレイアウトする形式のコンテンツでは、画像実体ファイルを原寸ではなく、拡大または縮小して表示することがある。また、上述の挿絵表示モードにおいても、表示画面のサイズを基準に倍率を決定しているため、多くの場合、挿絵の画像実体ファイルを拡大または縮小して表示することになる。
しかしながら、画像実体ファイルを拡大または縮小して表示する場合、画像処理によって画質が劣化し、これを原寸表示する場合と比べて粗い画像となってしまう。
そこで、挿絵表示モードでは、挿絵の画像実体ファイルを原寸表示することによって、最大限鮮明な状態で挿絵をユーザに提示してもよい。例えば、上述の例では、ダブルタップ操作によって、3段階(0.8FIT、1.73FIT、3.0FIT)の倍率でトグルしているが、この何れかの代わりに、あるいはこれらに追加して原寸表示を含めてもよい。また、最大倍率やトグルに含める各倍率を挿絵の原寸に応じて設定してもよい。この場合、挿絵モード処理部18が原寸表示手段として機能することになる。
さらに、挿絵表示モードの遷移時に原寸表示するようにしてもよい。この場合、例えば表示モード遷移部17が、原寸表示させる処理を行うようにしてもよく、この場合、表示モード遷移部17が原寸表示手段として機能することになる。
また、原寸表示させる操作を新たに定義してもよい。そして、所定の操作が行われたときに原寸表示させる原寸表示手段を制御部10に追加して、この手段によって原寸表示させる制御を行うようにしてもよい。
〔変形例〕
上記では、1.0FITを超える拡大倍率で追い出し操作が行われた場合に、挿絵表示モードを継続する例を示したが、挿絵モードの継続可否を判断する倍率は、この例に限られない。
上記では、1.0FITを超える拡大倍率で追い出し操作が行われた場合に、挿絵表示モードを継続する例を示したが、挿絵モードの継続可否を判断する倍率は、この例に限られない。
例えば、挿絵の表示開始時の表示倍率(上記の例では0.8FIT)よりも拡大されている場合には、ユーザが挿絵を詳細に確認することを意図していると考えられる。このため、表示開始時の倍率から拡大されている状態では、追い出し操作が行われたとしても挿絵表示モードを継続し、表示開始時の倍率以下で追い出し操作が行われたときに挿絵表示モードを終了する構成としてもよい。
また、上記では、挿絵外の領域がシングルタップされたときには、拡大倍率にかかわらず挿絵表示モードを終了する例を示したが、追い出し操作と同様に、拡大倍率に応じて挿絵表示モードを終了するか否かを判断してもよい。
つまり、挿絵外の領域がシングルタップされたときの拡大倍率が1.0FITを超える(あるいは表示開始時の倍率を超える)場合には挿絵表示モードを継続し、これ以下の拡大倍率である場合には挿絵表示モードを終了する構成としてもよい。
また、上記では、画像とテキストが独立に管理されたコンテンツを例に説明を行ったが、対象となるコンテンツはこれに限られない。
例えば、挿絵表示モードでは、画像とテキストが一体となったPDFのような形式のコンテンツから画像部分を抽出して拡大表示してもよい。そして、上記の追い出し操作のような拡大表示の終了操作が行われたときに、その拡大倍率に応じて拡大表示を終了するか否かを判断してもよい。
また、例えば、ページに画像へのリンクが埋め込まれたコンテンツを対象とする場合、挿絵表示モードでは、リンク先の画像を表示してもよい。この場合、リンク先の画像の表示を終了する操作が行われたときに、そのリンク先の画像が拡大されていた場合には表示を終了せず、拡大されていなかった場合に表示を終了する構成とすればよい。
また、上記では、挿絵表示モードでは、ページ画像にタップ操作することによって挿絵表示モードを終了する例を示したが、ページ画像に対する操作はこれに限られない。例えば、ページ画像に対してフリック等のページ捲り操作を行うことによって、挿絵の背後に表示されているページ画像のページを切り替えることができるようにしてもよい。
また、上記では、画面枠付近の所定領域外から所定領域内にドラッグしてアップする追い出し操作によって、挿絵表示モードを終了する例を示したが、挿絵表示モードを終了する終了操作はこれに限られない。
例えば、フリック操作を終了操作と判定して、そのときの挿絵の表示倍率に応じて、挿絵表示モードを終了するか継続するかを判断してもよい。また、例えばピンチ操作中に、画面枠付近の所定領域外から所定領域内に挿絵をドラッグしてアップする操作を終了操作としてもよい。さらに、例えばその全体が表示されている挿絵を、その少なくとも一部が画面外となるような位置にドラッグしてアップする操作を終了操作としてもよい。無論、これら以外のジェスチャー操作を終了操作として定義してもよい。
なお、ジェスチャー操作とは、予め定められたパターンで入力する操作を指し、上述のシングルタップ、ダブルタップ、ドラッグ、ピンチ、フリック等の操作もジェスチャー操作の範疇に含まれる。また、予め定めた軌跡(例えば円や三角形等の図形や、数字、文字、記号等)を描く操作等もジェスチャー操作の範疇に含まれる。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
〔プログラムによる実現例〕
最後に、表示装置1の各ブロック、特に制御部10は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
最後に、表示装置1の各ブロック、特に制御部10は、集積回路(ICチップ)上に形成された論理回路によってハードウェア的に実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェア的に実現してもよい。
後者の場合、表示装置1は、各機能を実現するプログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM(Read Only Memory)、上記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである表示装置1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、表示装置1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、マスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ類、あるいはPLD(Programmable logic device)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の論理回路類などを用いることができる。
また、表示装置1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークは、プログラムコードを伝送可能であればよく、特に限定されない。例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(Virtual Private Network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、この通信ネットワークを構成する伝送媒体も、プログラムコードを伝送可能な媒体であればよく、特定の構成または種類のものに限定されない。例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、電子書籍等のコンテンツを表示する表示装置に利用することができる。
1 表示装置
17 表示モード遷移部(終了制御手段)
18 挿絵モード処理部(拡大判定手段、選択操作検出手段、縮小操作検出手段)
17 表示モード遷移部(終了制御手段)
18 挿絵モード処理部(拡大判定手段、選択操作検出手段、縮小操作検出手段)
Claims (10)
- 表示しているコンテンツの一部を構成する画像が選択されたときに、該画像を取得して表示し、ユーザ操作に応じて該画像の表示サイズを変更する表示装置であって、
上記画像の表示を終了するための所定のジェスチャー操作を検出したときに、該画像が表示開始時と比べて拡大されているか否か、または該画像が予め定められた表示サイズと比べて拡大されているか否かを判定する拡大判定手段と、
上記拡大判定手段が、上記画像が拡大されていないと判定した場合には上記画像の表示を終了し、拡大されていると判定した場合には上記画像の表示を継続する終了制御手段とを備えていることを特徴とする表示装置。 - 上記予め定められた表示サイズは、上記画像の全体を画面内に表示することが可能な最大限の表示サイズであり、
上記拡大判定手段は、上記画像が上記予め定められた表示サイズと比べて拡大されているか否かを判定し、
上記終了制御手段は、上記拡大判定手段が、上記画像が上記予め定められた表示サイズと比べて拡大されていないと判定した場合には上記画像の表示を終了し、上記画像が上記予め定められた表示サイズと比べて拡大されていると判定した場合には上記画像の表示を継続することを特徴とする請求項1に記載の表示装置。 - 上記拡大判定手段は、上記画像を画面外に向けて移動させるジェスチャー操作を検出したときに、上記画像が表示開始時と比べて拡大されているか否か、または該画像が予め定められた表示サイズと比べて拡大されているか否かを判定し、
上記終了制御手段は、上記拡大判定手段が、上記画像が拡大されていないと判定した場合には上記画像の表示を終了し、拡大されていると判定した場合には画面外に向けて移動された上記画像を画面中央に戻して表示を継続することを特徴とする請求項1または2に記載の表示装置。 - 画面上の上記画像が表示されていない領域に対する選択操作を検出する選択操作検出手段を備え、
上記終了制御手段は、上記選択操作検出手段が上記選択操作を検出したときに、上記画像の表示を終了することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の表示装置。 - 上記画像を予め定めた下限倍率以下に縮小する操作を検出する縮小操作検出手段を備え、
上記終了制御手段は、上記縮小操作検出手段が、上記画像を予め定めた下限倍率以下に縮小する操作を検出したときに、上記画像の表示を終了することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の表示装置。 - 上記コンテンツは、画像の実体ファイルである画像実体ファイルを含み、
上記画像を表示するとき、または画像の表示後に該画像の表示サイズを切り替える所定の操作が行われたときに、上記画像実体ファイルを原寸表示させる原寸表示手段を備えていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の表示装置。 - 表示中の上記画像の切り替え操作を検出したときに、上記コンテンツに含まれる画像のうち、表示中の画像の次の画像を表示する画像切替手段を備えていることを特徴とする請求項1から6の何れか1項に記載の表示装置。
- 表示しているコンテンツの一部を構成する画像が選択されたときに、該画像を取得して表示し、ユーザ操作に応じて該画像の表示サイズを変更する表示装置が実行する表示方法であって、
上記画像の表示を終了するための所定のジェスチャー操作を検出したときに、該画像が表示開始時と比べて拡大されているか否か、または該画像が予め定められた表示サイズと比べて拡大されているか否かを判定する拡大判定ステップと、
上記拡大判定ステップにて、上記画像が拡大されていないと判定した場合には上記画像の表示を終了し、拡大されていると判定した場合には上記画像の表示を継続する終了制御ステップとを含むことを特徴とする表示方法。 - 請求項1から7の何れか1項に記載の表示装置を動作させるための制御プログラムであって、コンピュータを上記各手段として機能させるための制御プログラム。
- 請求項9に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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