JP5794705B2 - 撮像装置、その制御方法及びプログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP5794705B2
JP5794705B2 JP2013018680A JP2013018680A JP5794705B2 JP 5794705 B2 JP5794705 B2 JP 5794705B2 JP 2013018680 A JP2013018680 A JP 2013018680A JP 2013018680 A JP2013018680 A JP 2013018680A JP 5794705 B2 JP5794705 B2 JP 5794705B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image data
rolling shutter
correction
horizontal
reference row
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2013018680A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014150443A (ja
JP2014150443A5 (ja
Inventor
秀敏 椿
秀敏 椿
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013018680A priority Critical patent/JP5794705B2/ja
Priority to CN201410040309.3A priority patent/CN103973999B/zh
Priority to US14/170,440 priority patent/US9124807B2/en
Publication of JP2014150443A publication Critical patent/JP2014150443A/ja
Publication of JP2014150443A5 publication Critical patent/JP2014150443A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5794705B2 publication Critical patent/JP5794705B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/682Vibration or motion blur correction
    • H04N23/684Vibration or motion blur correction performed by controlling the image sensor readout, e.g. by controlling the integration time
    • H04N23/6842Vibration or motion blur correction performed by controlling the image sensor readout, e.g. by controlling the integration time by controlling the scanning position, e.g. windowing
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/689Motion occurring during a rolling shutter mode
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/60Control of cameras or camera modules
    • H04N23/68Control of cameras or camera modules for stable pick-up of the scene, e.g. compensating for camera body vibrations
    • H04N23/681Motion detection
    • H04N23/6812Motion detection based on additional sensors, e.g. acceleration sensors
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N25/00Circuitry of solid-state image sensors [SSIS]; Control thereof
    • H04N25/50Control of the SSIS exposure
    • H04N25/53Control of the integration time
    • H04N25/531Control of the integration time by controlling rolling shutters in CMOS SSIS

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Image Processing (AREA)

Description

本発明は、撮像された画像データに対するローリングシャッタ補正処理を行うための技術に関するものである。
ビデオカメラやデジタルカメラといった撮像装置の小型化及び軽量化が進み、画像データを携帯型撮像装置で撮影する機会が増えている。このような撮像装置の撮像素子では、近年、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサが用いられている。CMOSセンサは、低コスト化及び多画素化が容易であり、低消費電力であるという長所があることが主な要因である。
しかしながら、CMOSセンサを撮像素子として用いて高画質な画像データを記録することは困難である。その理由の一つには、手ブレ、又は、被写体の動き(或いは、被写体ブレ)によって、撮影された画像データの揺れに加え、歪みが生じてしまうことが挙げられる。これは、従来主流のCCDを撮像素子として用いた場合には発生しなかった現象である。
CMOSセンサでは、1画素単位又は1ライン単位(通常水平方向であり、場合によって垂直方向のものもある)で画像データが順次読み出されるローリングシャッタ型が主流である。このようなローリングシャッタ型の場合、画素毎又はライン毎に露光期間にずれが生じる。但し、1画素単位の順次読み出しの場合であっても、ライン間の読み出し時間差に比べ、1ライン中の読み出し時間差は無視できるほど小さい。そこで、以下の説明では、1画素単位の読み出しもライン単位の順次読み出しと同一に扱うものとする。
ローリングシャッタ型のセンサで画像データを撮影する際、画面の一番上のラインから一番下のラインまでの露光期間の間に被写体が動いたり、手ブレが生じた場合、スキャンライン毎の露光期間のずれによって被写体の像が変形してしまい、これが歪みとなる。以下、この歪みをローリングシャッタ歪みと称す。
これに対し、従来のCCDで標準のグローバルシャッタ機能を搭載したり、画素データの読み出し回路を並列化又は画像データの領域毎に分担する形で複数搭載し、読み出しを高速化して露光期間のずれを小さくする等の回避策又は軽減策が存在する。
しかしながら、前者は画素当たり数倍のトランジスタ数が必要となるため、コスト増につながる。また、画素の開口率を稼げなくなるため、画質自体に悪影響が生じる問題もある。そのため、採用は一部の計測目的の撮像装置に限られている。一方、後者も際限なく継続する画像データの多画素化により、画像データの歪み軽減という目的に対して焼け石に水の対処療法策としかならない。
そのため、ローリングシャッタ歪みは、最終的に画像処理で補正することが主流となっている。ローリングシャッタ歪み補正処理としては様々な手法が提案されている。但し、特許文献1にも開示されるように、いかなる手法もセンサ信号又は画像解析に対して、画像データの幾何変形を組み合わせて補正を行うものである。
ところで、撮像装置には、ジャイロや加速度センサ等の撮像装置の回転及びシフトに関するカメラワークを検知する回転・シフトセンサが用いられる。画像解析では、連続する複数枚の画像データ間の解析技術を利用して、カメラワーク(自己モーション)、グローバルモーション及び被写体の動きを算出又は推定する。センサ信号と同様にライン毎の動きを得て高精度の補正を行なう場合には、モーションの多項式補間と画像データとの間のフィッティング処理により、時間方向超解像的にセンサ同等の分解能の動き情報を得る手法も提案されている(非特許文献1参照)。
単純な補正方法は、水平方向及び垂直方向の画像データの並進の動きにのみ着目して、ローリングシャッタ歪み補正処理が行われる。一方、複雑な補正方法は、SFM(Structure From Motion)等の既存の原理に従い、あらゆるカメラワーク及び被写体の奥行き位置を考慮し、さらに複雑な補正方法は、被写体の動きを区別して動き情報を推定又は算出してローリングシャッタ歪み補正処理が行われる。このように、ローリングシャッタ歪み補正処理では、ライン毎の露光期間のずれを勘案して、それを打ち消すような幾何変形を算出し、画像データに適用することにより、ローリングシャッタ歪みを除去する補正が行われる。
時間方向についても、フレーム単位の露出期間中の動きが、その方向と大きさについて一定とみなせる動きにより生じる歪み(一般に、shearと分類される)のみを対象に扱う単純なものがある。その一方で、それらが一定ではなくフレーム期間内で変化する動きにより生じる歪み(wobble又はjello効果と分類される)を対象とするものまで様々である。
また、実現形態としては、撮影時と同時にローリングシャッタ歪み補正処理も行うリアルタイムの手法、再生時又は記録した画像データにローリングシャッタ歪み補正処理を加えるオフラインの手法、及び、撮影装置とは別の画像処理装置内でローリングシャッタ歪み補正処理を行う手法等、様々な手法が考えられる。
上記に列挙したいかなるの手法の場合も、露光期間の異なるラインのうちの1つラインを基準にし、そのラインと同一露光期間に撮影したように、ずれた露光期間に生じた動きによるローリングシャッタ歪みを打ち消す幾何変形を行うことにより、ローリングシャッタ歪み補正処理を行うという点では全て共通である。
このようなローリングシャッタ歪み補正処理の際、基準となる行は、リアルタイム処理を意識して先頭行を選択したり、画像データ全体の変形量を抑えるために画像データの中心行を選択したりと、固定的に基準となる行を選択するのが基本となっている。
また、動きを打ち消す幾何変形において、画素データのない領域を作らないためには、いかなる補正手法を採用する場合も、出力画像データのサイズに対してマージン領域を付加することにより、出力画像データよりも大きなサイズで撮影を行わなければならない。
このマージン領域は、同時に電子方式手ブレ補正を行なう場合には、共通のマージン領域として確保されることが通常である。電子方式手ブレ補正とは、マージン領域を付加して撮影した画像データの中心部を標準の出力画像データの領域に設定し、手ブレ補正を行なう機構である。手ブレ補正は、センサからの画像データ読み出し位置の変更、又は、画像データを保持するバッファからの出力画像データの切り出し、又は、バッファにおいて保持される画像データの幾何変形により実現する。
特開2006−186481号公報
Simon Baker et.al.,"Removing Rolling Shutter Wobble",CVPR2010
しかしながら、特許文献1又は非特許文献1に開示されるような従来のローリングシャッタ歪み補正処理を用いた撮像装置に対しては、さらに大きなローリングシャッタ歪みを補正してほしいという要求がある。大きなローリングシャッタ歪みを補正するためには、同じ手法でローリングシャッタ歪み補正処理を行う場合、さらに大きなマージン領域が必要となる。他方、ユーザからの画像データの多画素化要求により、ローリングシャッタ歪み補正処理のためのマージン領域に振り分け可能なセンサの画素は、増えるよりむしろ削減される方向にある。この傾向は、電子式の揺れ補正を同時に搭載する方式では、防振機能のダイナミック化の流行の影響も受けてさらに顕著である。
従って、ローリングシャッタ歪み補正処理に必要となるマージン領域の節約を実現する一方、同時により大きなブレによって生じるローリングシャッタ歪みも補正可能にすることが課題となっている。特に、電子式の揺れ補正機構に追加してローリングシャッタ歪み補正処理を行なう場合には、マージン領域を共有することになるため、さらに難しい課題となる。
そこで、本発明の目的は、ローリングシャッタ歪み補正処理の際に必要なるマージン領域を削減することにある。
本発明の撮像装置は、ローリングシャッタ方式の撮像手段と、前記撮像手段により撮像された画像データの垂直方向に配置された複数の行のうちの基準となる行の水平方向の読み出し位置に対して、前記基準となる行とは異なる複数の他の行の水平方向の読み出し位置を設定することによって、ローリングシャッタ歪みを抑制するための補正処理を施す補正手段を有し、前記補正手段は、前記基準となる行の水平方向の読み出し位置と前記複数の他の行の水平方向の読み出し位置の間のずれ量のうち、水平方向の一方の方向における最も大きなずれ量と、水平方向の他方の方向における最も大きなずれ量が、均等になるように、前記基準となる行を決定することを特徴とする。
本発明によれば、ローリングシャッタ歪み補正処理の際に必要なるマージン領域を削減することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る撮像装置の構成を示す図である。 出力画像データのサイズである画像切り出し領域と、マージン領域と、撮像画像データの全領域(全撮像領域)との関係を示す図である。 ローリングシャッタ方式の撮像装置で撮像した画像データのフレーム周期及び行と時間方向との関係を示す図である。 ローリングシャッタ歪み補正処理の状況の一例を示す図である。 適切な基準行を選択した場合の効果を説明するための図である。 値域に制約を加えて基準行を決定し、ローリングシャッタ歪み補正処理を行った場合のフレームの進行に対する各フレームのサンプリング位置を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る撮像装置の構成を示す図である。 2枚のフレーム間のテンプレートマッチングを説明するための図である。 ヒストグラムを用いたグローバルベクトルの選択方法の一例を説明するための図である。 フレーム間の動き情報を入力した場合において、ローリングシャッタ歪み補正量を算出し、ローリングシャッタ歪み補正処理を実行した状況の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態に係る撮像装置の構成を示す図である。 ブレ防振のみ実施した場合の幾何変形による補正処理の状況と、ブレ・ローリングシャッタ歪みの両方の補正処理の状況とを示す図である。 基準行の選択処理の一例を説明するための図である。
以下、本発明を適用した好適な実施形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
先ず、本発明の第1の実施形態について説明する。図1は、第1の実施形態に係る撮像装置100の構成を示す図である。図1に示すように、撮像装置100は、画像入力部101、動き情報算出部102、ローリングシャッタ歪み補正量算出部103、ローリングシャッタ歪み補正部104、及び、補正基準行決定部105を備える。
画像入力部101は、被写体を撮像した画像データ(以下、撮像画像データと称することがある)を入力する。具体的には、画像入力部101は、不図示の光学系、撮像素子及び撮像系画像処理回路により構成される。先ず、被写体の光学像は、光学系により撮像素子上に結像され、撮像素子の光電変換作用により電気信号に変換される。次に、電気信号に変換された被写体像は、画像処理回路においてAD変換されて単版センサであれば、ベイヤ補間処理が行われる。そして、アパーチャ補正、ガンマ補正及びホワイトバランス処理等からなる撮像系の信号処理が行われることにより、撮影画像データが生成される。これらの画像処理回路は、実際には1つの回路又は複数の部分回路として構成される。特に撮像系画像処理回路は、実際にはアナログの電気信号を扱うアナログフロントエンドとAD変換後のデジタルバックエンドとの2つの構成に分けて構成されることが多い。
図2は、出力画像データのサイズである画像切り出し領域202と、マージン領域203と、撮像画像データの全領域(全撮像領域)201との関係を示す図である。図2に示すように、画像入力部101から入力される撮像画像データの全領域(全撮像領域)201は、出力画像データのサイズである画像切り出し領域202に対して、ローリングシャッタ歪み補正処理のためのマージン領域203を付加したサイズとなる。
動き情報算出部102は、撮像装置100の動きを検出する。撮像装置100の動き情報、又は、撮像装置100の動き情報を画像データ上の動きに変換した情報を出力する。動き情報算出部102は、ジャイロセンサ、加速度センサ又は磁気センサ等の撮像装置100の回転及びシフト量を算出するセンサにより構成される。動き情報算出部102は、フレームレート又は画像データの行毎のサンプリングレートに対応したサンプリング間隔以上の高い周波数で動き情報を取得する。動き情報は、焦点距離情報のようなカメラパラメータとともに任意の時間に対する動きベクトルとして、次の式1で表すことができる。
Figure 0005794705
式1で表す動き情報の各成分要素は、ある瞬間におけるセンサの出力信号の値、当該出力信号に係数を乗算した値、又は、ズーミングにより変化する焦点距離のような可変カメラパラメータを含む値等に対応する。
カメラワークに対応する動き情報を画像データ上の動きに変換して扱う場合、次の式2で表す空間動きモデル関数を用いることにより、動き情報が画像データ上の動きに変換される。
Figure 0005794705
本実施形態では、光軸に垂直な2軸を回転軸とする例えばジャイロセンサからなる回転センサを動き情報算出部102として装備した撮像装置100を想定している。従って、空間動きモデル関数を回転に対する光軸近傍の線形近似モデルとした場合、動き情報は次の式3で表すことができる。
Figure 0005794705
ここで示した空間動きモデル関数は、当然任意のものと代替可能である。入力となる撮像装置100の動き情報の変数、つまりセンサの数を増やしたり、モデルを近似のない高精度のものと取り替える等、より高度なモデルへと代替可能である。
ローリングシャッタ歪み補正量算出部103は、動き情報算出部102により算出された動き情報に基づいて、ローリングシャッタ歪み補正処理に必要な幾何変形量を算出する。即ち、ローリングシャッタ歪み補正量算出部103は、ローリングシャッタに起因する行毎の露光時間のずれの間に撮像装置100の動きで生じた撮像画像データの幾何学的な歪みを、逆変換的な幾何変形で補正するためのローリングシャッタ歪み補正量として算出する。
図3(a)は、ローリングシャッタ方式の撮像装置100で撮像した画像データのフレーム周期及び行と時間方向との関係を示している。図3(a)に示すように、ローリングシャッタ方式の撮像装置100は、垂直同期信号に合わせて各フレームの読み込みが開始されるとともに、各フレームの行毎に順次露光及び読み出しが行われる。また、図3(a)に示すように、行間の読み出しの遅延時間をτ、画像データ中の全行数をHとすると、先頭行と最終行との間で(H−1)τの読み出し時間のずれが生じることになる。
画像データを構成する各画素についてのローリングシャッタ歪み補正量は、露光期間の異なる行のうちの1つ行を基準にして、同一露光期間に撮影したように、ずれた露光期間に応じた動きにより生じた歪みを打ち消す幾何変形量として求められる。
図3(b)は、ローリングシャッタ歪み補正量算出部103及びローリングシャッタ歪み補正部104を用いて、図3(a)に示す画像データをあたかもグローバルシャッタで撮影した画像データのように補正した場合のフレーム周期及び行と時間方向との関係を示している。図3(b)の例では、先頭行から3行目を基準行として補正を行った状態を示している。本実施形態では、基準行との露光タイミングのずれの間に生じた幾何変化を各行毎に打ち消す内容のローリングシャッタ歪み補正量で補正し、仮想的に露光期間を時間方向で移動させる。これにより、図3(b)に示すように、あたかも基準行と他の行とを同時タイミングで撮像したような画像データを得ることができる。なお、本実施形態では、固定的な基準行を用いるのではなく、補正基準行決定部105において基準行を動的に決定するものである。
ローリングシャッタ歪み補正処理には、基本的にバックワードマッピングが用いられる。そのため、ローリングシャッタ歪み補正処理後の画像データの座標からローリングシャッタ歪み補正処理前の画像データの座標へのマッピング式、又は、その単純形であるホモグラフィが補正量パラメータとして出力される。マッピングの基本式は、次の式4で表される。
Figure 0005794705
さらに、式の簡略化が可能な場合、次の式4´で表すように、関数m()を積分外に括り出してもよい。
Figure 0005794705
また、マッピング式の単純系であるホモグラフィは、3行3列の行列で表される。式4で表されるマッピング式が次元を拡張した斉次表現において線形変換可能である。その結果、次の式5で表されるホモグラフィ表現で当該マッピングが表現可能な場合、少ない情報で幾何変形を表現可能なhで示されるホモグラフィ表現のパラメータとして扱うことが可能である。
Figure 0005794705
図4(a)は、動き情報算出部102であるヨー方向回転センサから得られた動き情報を示している。これは、或る動きモデルの具体例を用いて得られた動き情報である。ここでは、ピッチ方向の回転はないものとして図示を省略する。さらに焦点距離を固定と仮定して問題を簡略化すると、マッピング式は次の式6で表せる。
Figure 0005794705
また、式6の積分項は、次の式7で表すように、露光期間のずれの間に生じた撮像装置100の回転に関する任意の角度変化量が得られることを想定している。
Figure 0005794705
図4(b)は、先頭行を基準行(y1=1、t1=1)とした場合におけるローリングシャッタ歪み補正処理の状況を示している。また、図4(c)は、読み出し方向(図4(c)の垂直方向)の中心行を基準行(y1=H/2、t1=Hτ)とした場合におけるローリングシャッタ歪み補正処理の状況を示している。
図4(b)及び図4(c)において、実線の曲線で囲まれた領域401は、出力画像データの作成に必要となる画素に該当する領域である。また、点線で囲まれる領域402は、画素値がサンプリングされる画像切り出し領域である。実線の方形で囲まれた外周領域403は、画像切り出し領域402に対し、実線の曲線で囲まれた領域401内の画素値を得るために確保されたマージン領域を加えた全画像領域である。図4(b)及び図4(c)中のSaxは、出力画像データの作成に必要となる領域401に内接する長方形が、画像切り出し領域402から左側にはみ出したサイズを表す。図4(b)及び図4(c)のSbxは、出力画像データの作成に必要となる領域401に内接する長方形が、画像切り出し領域402から右側にはみ出したサイズを表す。なお、全画像領域403の中心行Mは、次の式8で表される。式8において、Hは、画素数で表される、画像切り出し領域402の画像高である。
M=H/2・・・式8
図4(b)と図4(c)との違いからわかるように、画像データ撮影時の撮像装置100の動きが同じであっても、基準行の決め方によってマージン領域が変化する。図4(b)に示すように、先頭行を基準行とした場合、先頭行の動き情報が得られた時点から逐次的に行のマッピング先を次々計算できるため、リアルタイム処理に向いている。しかしながら、図4(a)に示すような動き情報である場合、画像データの欠損を生じさせず画素値を常にサンプリングするためには、図4(b)に示すように、右側のマージン領域のみしかサンプリングに利用しない、偏りのあるマージン領域のとり方となる。このため、すぐにマージン領域の限界まで達してしまう。結果として、撮像装置100の速い動きにより生じる大きなローリングシャッタ歪みに対しては、マージン領域の使い方に無駄が多く、対処可能な歪みの大きさの制約が厳しかったり、必要とするマージン領域が大きくなってしまう傾向がある。
一方、図4(c)に示すように、読み出し方向の中心行を基準行とした場合、画素値のサンプリング対象範囲は左右のマージン領域に振り分けられる。読み出し方向の中心行を基準行とした場合、先頭行を基準行とした場合よりも効率的にマージン領域を利用する形となり、特に動きが等速の場合、左右で均等な振り分けとなり、マージン領域の利用法として理想的となる。しかし、非等速運動により生じるローリングシャッタ歪みである場合、例えば、図4(a)に示したような後半に動きが加速する場合には、必要となるマージン領域のサイズが次の式9で表すように左右で非対称となる。
Figure 0005794705
必要なマージン領域が非対称な場合まで考慮すると、あらゆる動きに備えるために非対称性を考慮してやはり大きくマージン領域を確保しておく必要が生じる。
ローリングシャッタ歪み補正部104は、ローリングシャッタ歪みを幾何変形により補正する。即ち、ローリングシャッタ歪み補正部104は、画像データ、及び、幾何変形のマッピング式のパラメータ又はホモグラフィを入力とし、幾何変形によりローリングシャッタ歪みを補正した画像データを出力する。また、幾何変形の単純な代替処理として、マージン領域を含む画像データを一時保存したバッファからの画像データ読み出し位置の変更、撮像素子からの画像データ読み出し位置の変更もその派生として含む。ローリングシャッタ歪み補正部104から出力された画像データは、不図示の記録媒体に記録されるか、不図示の表示部において表示される。
補正基準行決定部105は、ローリングシャッタ歪み補正処理の基準となる行である基準行を決定する。ここでは、ローリングシャッタ歪み補正処理に必要なマージン領域が最小になる基準行が選択される。次の式10は、基準行を決定するための関数の一例を表している。
Figure 0005794705
画像データ中のサンプリング点には、画像切り出し領域の全画素を用いてもよいが、高速化を考えた場合、4隅の画素座標又は周辺部の8画素を選択すると、効率的に基準行を選択することができる。基準行の決定は、上式の解を、基準行を変数とした勾配降下型の最適化により求めることで実現する。
ここで、図5を用いて、コスト関数fcostについて説明する。コスト関数fcostは、例えば次の式11で表される。
Figure 0005794705
コスト関数fcostは、当該サンプリング点のマッピング位置であるサンプリング先のうち、画像切り出し領域から最も外れるサンプリング先が、どれだけ画像切り出し領域からはみ出しているかを数値化するための関数である。図5(a)の例では、画像切り出し領域202の周辺部の8画素を白丸のマークで示し、画像切り出し領域202から最も外れるサンプリング先501を白丸に×を付けたマークで示している。また、図5(a)の例では、上記周辺部の8画素のうちの左上点502をサンプリング元座標として選択している。ゲージ503で示した距離が画像切り出し領域202の外周からサンプリング先の画素までの距離であり、第1項の距離関数L1に対応する。距離関数L1とは、画像データの座標上における距離を計算するための関数である。距離関数には任意の距離関数、例えばL2関数を用いてもよい。第2項のrectで示された関数は、いわゆる矩形関数に類似した次の式12で表される関数である。
Figure 0005794705
また、式11では、否定を示すバーがつくため、サンプリング先が画像切り出し領域202の内側であれば0を返し、サンプリング先が画像切り出し領域202の外側にはみ出し、マージン領域203に含まれる位置であれば1を返す項となる。補正基準行決定部705は、このような動作を表現するコスト関数fcostを用いることにより、出力画像データを生成する際に必要となるマージン領域203を最小化する基準行を選択する。
次に、図5(b)を参照しながら、基準行選択の効果について説明する。上述したとおり、図4(c)は、図4(a)の動き情報により生じたローリングシャッタ歪みを画像切り出し領域の中心行を基準行にして補正した様子を示している。図2に示すように、全画像領域201の中心に画像切り出し領域202を配置した場合には、図4(b)に示すように、画像切り出し領域202の先頭行を基準行とした場合よりも、図4(c)に示すように、画像切り出し領域202の中心行を基準行とした場合の方が、必要となるマージン領域203を小さくすることができる。しかしながら、依然としてマージン領域203は左右非対称(Sax<Sbx)であり、まだムダが存在する。これに対し、図5(b)に示すように、適切な基準行を選択することにより、左右のマージン領域に幾何変形を均等に振り分ける(S´ax=S´bx)ことができる。中心行を基準行として選択した場合のマージン領域のサイズ(Sbx,Sby)と、適切な基準行を選択した場合のマージン領域のサイズ(S´bx,S´by)との関係は、次の式13で表される。
Figure 0005794705
これにより、対処可能なローリングシャッタ歪みの大きさの制限を変更することなく、必要となるマージン領域を節約することができる。しかしながら、動画像データの撮影において、ローリングシャッタ歪み補正処理における基準行を変えることは、時間方向のサンプリングタイミングを変更することに対応する。従って、隣接するフレーム間でローリングシャッタ歪み補正処理における基準行を大きく変化させ過ぎると、等速で移動する物体が不安定に速度を変えて移動する物体に見えてしまうような不具合を生じる。このため、直前フレームのローリングシャッタ歪み補正処理における基準行に基づき、補正基準行決定部105にて決定される基準行に制約を加えることが有用となる。例えば、次の式14で表すように、基準行の値域に制限を加えることが考えられる。
Figure 0005794705
ここで、Δyは、値域変化の許容範囲を制御するパラメータである。過去(ここでは、直前フレーム)に決定した行から所定の範囲内に属する行から基準行を決定するための制約を加えることにより、基準行が動画像データに特有の連続するフレーム間で大きく変わってしまうことを防ぐことができる。これにより、ローリングシャッタ歪み補正処理で生じる時間方向のサンプリングタイミングに関する問題を抑制することができる。
図6は、値域に制約を加えて基準行を決定し、ローリングシャッタ歪み補正処理を行った場合のフレームの進行に対する各フレームのサンプリング位置を示す図である。図6において、縦軸方向がフレームの進行を表し、横軸方向がフレーム期間内のローリングシャッタ歪み補正処理後のサンプリングタイミング又は画像データ内の基準行の垂直方向の位置を表す。基準行の選択に制約を加えることにより、フレーム間における撮影タイミングが滑らかに変化する状態が示されている。制約を加えた基準行の選択式は、次の式15のように表される。但し、 y1a=y1−Δy、y1b=y1−Δyである。
Figure 0005794705
また、補正基準行決定部105は、フレームを形成する各行を撮影した際の動き情報が全て得られる段階まで基準行の決定を開始することができない。これは、動画像データの撮影においてリアルタイム処理を行おうとする場合、大きな制約となる。一方、ローリングシャッタ歪みは動画データの特性上、隣接フレーム間で同じような傾向を持つ。そこで、当該制約を回避するため、各行の蓄積時間における動き情報で基準行を決定したフレームでは、その基準行の情報を用いず、次フレームのローリングシャッタ歪み補正処理に用いることにする。これにより、動き情報が基準行まで取得できた時点から歪み補正を開始することが可能となる。
以上説明したように、回転・シフトセンサより得られる動き情報を基にローリングシャッタ歪みを補正する際において、動き情報に変化が含まれ、従来のローリングシャッタ歪み補正のやり方では補正に必要なマージン領域が大きくなってしまう場合であっても、本実施形態においては、小さなマージン領域を有効活用して効率的にローリングシャッタ歪みを補正することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。以下では、第1の実施形態との相違点に主眼をおいて説明を行うものとする。従って、第1の実施形態において説明した事項は、第2の実施形態でも適宜適用することが可能である。
図7は、第2の実施形態に係る撮像装置700の構成を示す図である。図7に示すように、第2の実施形態に係る撮像装置700は、画像入力部101、動き情報算出部702、ローリングシャッタ歪み補正量算出部703、ローリングシャッタ歪み補正部104、及び、補正基準行決定部105から構成される。なお、図7における画像入力部101、ローリングシャッタ歪み補正部104及び補正基準行決定部105は夫々、図1における画像入力部101、ローリングシャッタ歪み補正部104及び補正基準行決定部105と同様の構成であるため、それらの説明は省略する。
動き情報算出部702は、画像入力部701から2枚以上のフレームを入力して動き情報を算出する。つまり、動き情報算出部702は、撮像装置700と被写体との間の相対的な動き情報をフレーム間の動きベクトルから算出する。動きベクトルは、一方のフレーム内の局所領域をテンプレートとして切り出し、もう一方のフレーム内で相関を演算する処理を繰り返すことで取得される。
図8は、2枚のフレーム間のテンプレートマッチングを説明するための図である。図8において、左のフレームを基準画像データ801とし、右のフレームを参照画像データ802とする。例えば左の基準画像データ801が先行する1フレーム前の画像データに対応し、右の参照画像データ802がそれに続く現在のフレームに対応する画像データに対応するものとする。そして、基準画像データ801中において任意に選択された画素の位置を、テンプレートマッチングで動きベクトルを求める基準点803とする。そして、その周辺の領域、即ち、図8の基準画像データ801中で正方形により囲まれた領域804をそのテンプレートとする。そして、動き情報算出部702は、参照画像データ802中において対応点を探索する。対応点探索範囲805は、参照画像データ802中に任意に設定される。対応点探索範囲805としては、入力された2枚のフレーム間で想定される最大の変位量が設定される。この探索範囲は、できるだけ限定することが対応点探索の誤対応防止のためには望ましい。
動き情報算出部702は、対応点探索範囲805中の対応点候補806の個々について基準点803との相関値を求める。相関値の演算は、対応点候補806に対して設定された、テンプレートである領域804と同じサイズの領域807について画素値の正規相互相関や画素値の差分和を求めることによって行われる。動き情報算出部702は、探索範囲中に存在する対応点候補806のそれぞれに対し、相関値をそれぞれ求めていく。そして、動き情報算出部702は、最も相関が高い対応点候補806を対応点として、基準点803と対応点とのずれを動きベクトルとして算出する。
相関値演算に際しては、領域804又は領域807に含まれる周辺画素の対応する画素のどちらかが白飛び画素又は黒潰れ画素である場合、相関値演算から除外する。そして、動き情報算出部702は、相関値演算の結果、2枚以上のフレーム間で得られた任意の座標位置における複数の動きベクトルを動き情報として出力する。または、動き情報算出部702は、上記複数の動きベクトルから、より集約されたグローバルベクトルを選択して動き情報として出力してもよい。このとき、クラスタリング等により余剰な動きベクトルを削減してもよい。
図9は、ヒストグラムを用いたグローバルベクトルの選択方法の一例を説明するための図である。動き情報算出部702は、テンプレートマッチングにより得られた複数の動きベクトルから、例えば垂直方向及び水平方向の成分毎にそれぞれヒストグラムを形成する。そして、動き情報算出部702は、図9の矢印で示したような度数最大の値をグローバルベクトルの成分として選択する。その他、複数の動きベクトルから2次元ヒストグラムを形成し、度数最大のビンの動きベクトルをグローバルベクトルとして選択するようにしてもよい。
また、動き情報算出部702は、複数の動きベクトルからグローバルベクトルを選択するのではなく、空間動きモデル関数の自由度に対応したフレーム間のモーションパラメータを算出してもよい。グローバルベクトルの代わりに空間動きモデル関数の自由度に対応したフレーム間のモーションパラメータを算出する手法としては、例えば、特開2005−26941号公報に開示される手法を適用することができる。例えば、空間動きモデル関数が並進と拡大縮小とのモーションのみ扱う単純な場合を想定すると、フレーム間のモーションパラメータは、以下の式16で表わされる。
Figure 0005794705
特開2005−26941号公報に開示される手法により、フレーム間で計算された複数の動きベクトルからモーションパラメータが得られる。特開2005−26941号公報に開示される手法は、グローバルベクトル算出手法とほぼ同様な手順、つまり、簡単な四則演算とヒストグラム処理とによりモーションパラメータを得ることのできる手法である。
また、画像データ上で得られる複数の動きベクトルに対する最小二乗フィッティングによりモーションパラメータを算出してもよい。動きベクトルから並進と拡大縮小の動きを包含するヘルマートモデルのモーションパラメータの算出式は、式17で表される。
Figure 0005794705
式17の1つ目の式の両辺に、m組の動きベクトル(Δxi,Δyi)(i=1,・・・,m)、その画像データ上の算出座標(xi,yi)、及び、当該情報から得られる次フレーム上の対応する座標(xi´,yi´)が代入される。ここで、式16と点の表記が変わっていることに注意が必要である。そして、係数を実データで埋めた同次方程式を最小二乗法により解くことにより、式の係数であるフレーム間のモーションパラメータが得られる。このようにして得られる空間動きモデル関数のモーションパラメータを動き情報算出部702の出力としてもよい。また、空間動きモデル関数に従って並進と拡大縮小とに限定したモーションとして、部分的にモーションパラメータを選択するようにしてもよい。
ローリングシャッタ歪み補正量算出部703は、動き情報算出部702から入力される動き情報に基づいて、ローリングシャッタ歪み補正量を求める。入力される動き情報がフレーム間の動き情報のみの場合、その間の画像データの各行に対応する動きは定速で変化したとみなす。つまり、行毎について求められる動きの速度情報は一定であると考える。
そして、ローリングシャッタ歪み補正量算出部703は、動き情報としてフレーム間のモーションパラメータを用いて、次の式4´´に従いローリングシャッタ歪み補正量を算出する。式4´´はモーションが一定の定数項であるとみなし、積分項をフレーム間の各座標における動きを導入して次式の形に簡略化可能である。
Figure 0005794705
また、空間動きモデル関数に従って例えば並進と拡大縮小とに限定したモーションを想定すると、フレーム間の各座標における動きベクトルは、次の式18で表すことができる。
Figure 0005794705
さらに、式17に式4´´を代入すると、ローリングシャッタ歪み補正量の算出に必要となる、ローリングシャッタ歪み補正処理後の画像データ上の座標からローリングシャッタ歪み補正処理前の画像データ上の座標へのマッピング式が、ホモグラフィhにより次の式19の形で得られる。但し、各係数のインデックスnは省略する。
Figure 0005794705
上式とは逆に、ローリングシャッタ歪み補正処理前の画像データ上の座標からローリングシャッタ歪み補正処理後の画像データ上の座標へのマッピング式のホモグラフィ表現h-1は、逆行列により次の式20で表される。
Figure 0005794705
図10は、フレーム間の動き情報を入力した場合において、式19に従ってローリングシャッタ歪み補正量を算出し、ローリングシャッタ歪み補正処理を実行した状況の一例を示す図である。図10(a)は、動き情報算出部702であるヨー方向回転センサから得られた動き情報を示している。ここでは、ピッチ方向の回転はないものとして図示を省略する。また、焦点距離を固定と仮定して問題を簡略化するものとする。図10(a)の例では、ヨー方向の並進のみが検知された場合を示している。
図10(a)において、縦軸の値一定で示されるパラメータは、ホモグラフィ変数hを行数Hで割った値h/Hである。図10(b)は、先頭行を基準行とした場合におけるローリングシャッタ歪み補正処理の状況を示している。また、図10(c)は、読み出し方向の中心行を基準行とした場合におけるローリングシャッタ歪み補正処理の状況を示している。図10(b)に示すローリングシャッタ歪み補正処理の場合、図4(b)の例と同様に、片方のマージン領域(Sbx)のみしかサンプリングに用いない、偏ったマージン領域のとり方となる。
他方、図10(c)に示すように、読み出し方向の中心行を基準行とした場合、画素のサンプリング対象範囲は左右のマージン領域に振り分けられる。特に入力がフレーム間の動き情報に限られる場合、各行毎の動きは常に等速とみなされるため、常に左右対称で均等なマージン領域の利用(Sax=Sbx)となり、動きが並進に限られる場合、マージン領域を無駄なく利用したローリングシャッタ歪み補正処理が可能となる。
次に、図10(d)及び図10(e)は、フレーム間の動きが拡大縮小のみの場合におけるローリングシャッタ歪み補正処理の状況を示している。図10(b)及び図10(c)が、図10(a)に示す動き情報を、画像データの並進の変化量とみなした場合におけるローリングシャッタ歪み補正処理の状況を示したのに対し、図10(d)及び図10(e)は、図10(a)に示す動き情報を、画像データの拡大縮小の変化量とみなした場合におけるローリングシャッタ歪み補正処理の状況を示している。図10(d)は、先頭行を基準行とする場合におけるローリングシャッタ歪み補正処理の状況を示しており、図10(e)は、読み出し方向の中心行を基準行とした場合におけるローリングシャッタ歪み補正処理の状況を示している。図10(d)及び図10(e)の結果から分かるように、フレーム間の動きが拡大縮小成分のみを含む場合、必要となるマージン領域は水平方向に加え、垂直方向にも必要となる。図10(e)に示すように、左上側のマージン領域をSax及びSayとし、右下側のマージン領域のサイズをSbx及びSbyとする。すると、画像データにおける拡大縮小の変化の性質と式4との関係を鑑みると、どのように基準行を設定しても並進の場合のように必要となるマージン領域を対称にできなくなる。しかしながら、基準行の変更により、画像切り出し領域を基準に最も外側に来るサンプリング位置を移動させ、必要となるマージン領域を抑制することがこの場合においても可能であることが分かる。図10(f)は、図10(e)の中心行からさらに画像高の1/4サイズだけ基準行を下げた場合におけるローリングシャッタ歪み補正処理の状況を示している。基準行が画像データ下端に近づくため、それ以降下の行のローリングシャッタ歪み補正量が小さくなる。そのため、出力画像データの作成に必要となるマージン領域が小さくなる。従って、より大きな歪みも補正可能となる。
つまり、動き情報をフレーム間の動きベクトルとして得る場合のローリングシャッタ歪み補正処理においても、拡大縮小という画像データの変化として最も一般的部類の動きを含む場合に、本実施形態におけるローリングシャッタ歪み補正処理の基準行変更の技術を導入することが有用である。
また、本実施形態で示した画像データの動きベクトル又はグローバルベクトルを入力とした空間動きモデル関数も、第1の実施形態で示したセンサ信号を入力とした空間動きモデル関数と同様に当然任意のものと代替可能である。例えば画像データに垂直な法線を軸とした面内回転の動きにも対応したより高度なモデルへと代替可能である。
次に、本発明の第3の実施形態について説明する。以下では、第1及び第2の実施形態との相違点に主眼をおいて説明を行うものとする。従って、第1及び第2の実施形態において説明した事項は、第3の実施形態でも適宜適用することが可能である。
図11は、第3の実施形態に係る撮像装置1100の構成を示す図である。第3の実施形態に係る撮像装置1100は、ローリングシャッタ歪みに加えて、手ブレによる画像データの劣化を補正することができる。
図11に示すように、第3の実施形態に係る撮像装置1100は、画像入力部101、動き情報算出部1102、ローリングシャッタ歪み補正量算出部103、ブレ・ローリングシャッタ歪み補正部1104、補正基準行決定部1105及びブレ補正量算出部1106を備える。なお、図11における画像入力部101及びローリングシャッタ歪み補正量算出部103は夫々、図1における画像入力部101及びローリングシャッタ歪み補正量算出部103と同様の構成であるため、それらの説明を省略する。
ブレ補正量算出部1106は、動き情報算出部1102により得られた動き情報に基づいて、画像データのブレ(揺れ)を止める補正量を決定する。例えば、単純な動きモデルとして、第1の実施形態で想定した2軸の回転センサを装備し、空間動きモデル関数に回転に対する光軸近傍の線形近似モデルを用いる場合を想定することができる。また、最も単純な補正量の決定方法としては、最初のフレームを基準に動きを防振する方法が考えられる。この場合、最初のフレーム撮影時からの動き情報の積分値を打ち消す幾何変形量を、ローリングシャッタ歪み補正量とすることにより、防振を実現することができる。その結果、図12(a)に示すように、画像切り出し領域202をローリングシャッタ歪み補正量分だけシフトさせることにより、画像データの防振を実現することができる。実線で示した方形領域1204は、防振後の画像切り出し領域である。
本実施形態においては、このような単純なブレ補正量算出部116を想定するが、動きセンサを増やしたより高度なブレ補正を行なう場合と代替してもよい。ブレ・ローリングシャッタ歪み補正部1104は、ローリングシャッタ歪みに加え、ブレを幾何変形により補正する。即ち、ブレ・ローリングシャッタ歪み補正部1104は、画像データ及びそれぞれの補正についての幾何変形のマッピング式のパラメータ又はホモグラフィを入力とし、幾何変形によりブレ及びローリングシャッタ歪みを補正した画像データを生成する。幾何変形の単純な代替処理としてマージン領域を含む画像データを一時保存したバッファからの画像データ読み出し位置変更、撮像素子からの画像データ読み出し位置変更もその派生として含む。
また、幾何変形の並進成分の高周波且つ微小振幅の成分の補正に対応するブレの抑制には、画像入力部101を構成する光学系のレンズをシフトさせて画像データのブレを抑制する光学防振手段を併用してもよい。光学防振手段は、動き情報算出部1102と画像入力部101とを構成する光学系、及び、不図示のレンズシフト駆動系からなるフィードバック機構により構成される。この場合、本実施形態におけるブレ補正機構は、この光学防振手段で防振できなかった低周波且つ大きな振幅を持つブレ成分を防振する役目を果たす。また、光学防振手段によりローリングシャッタ歪みも抑制されるが、ブレ・ローリングシャッタ補正部1104はそれでも生じるローリングシャッタ歪みを補正する役割を果たす。ブレ・ローリングシャッタ歪み補正部1104から出力された画像データは不図示の記録手段によって記録媒体等に記録されるか、同じく不図示の表示手段に表示される。
図12(a)は、ブレ防振のみ実施した場合の幾何変形による補正処理の状況を示したのに対し、図12(b)は、ブレ・ローリングシャッタ歪みの両方の補正処理の状況を示している。なお、図12(b)は、先頭行をローリングシャッタ歪み補正の基準行とした場合における補正処理の状況を示している。図12(a)に示す防振後の画像切り出し領域1204の画素をサンプリング元として、ローリングシャッタ歪み補正量算出部103で算出されたローリングシャッタ歪み補正量に従って幾何変形することで、最終的な画素値のサンプリング位置の領域1205が得られる。図12(b)の領域1205は、ブレ補正後の画素値のサンプリング位置に対応する。さらに図中のSbx及びSbyは、右下側のマージン領域のサイズを表わす。図12(b)では、出力画像データを得るための領域1206が全画像領域201からはみ出てしまっているが、出力画像データ全体を得るためには、領域1206を全て含む形でマージン領域を確保しなければならない。
補正基準行決定部1105は、ローリングシャッタ歪み補正の基準となる行である補正基準行を決定する。即ち、補正基準行決定部1105、ローリングシャッタ歪み補正量に加え、ブレ補正量も同時に考慮し、補正に必要なマージン領域が最小になる基準行を選択する。以下、図13を参照しながら、基準行の選択処理の一例について説明する。ここでは、図13に示すように、マージン領域を最小にする基準行として最終行が選択されている。このように、第3の実施形態では、ブレ補正量及びローリングシャッタ歪み補正量の両方を考慮し、ブレ補正処理及びローリングシャッタ歪み補正処理全体で必要となるマージン領域が小さくなるようにローリングシャッタ歪み補正処理の基準行を決定している。これにより、ローリングシャッタ歪み補正処理に必要となるマージン領域を節約し、より大きなブレやローリングシャッタ歪みを補正することが可能になる。
本発明は、撮像装置にのみ適用されるものではなく、例えば撮像装置が取り付けられた携帯情報端末、撮影した画像データに対して後処理として加工を加える画像処理装置、及び、このような画像処理装置を含む画像表示装置にも適用可能である。
また、本発明は、ユーザが手で持って撮影を行う撮像装置のみに限定して適用されるものではなく、監視カメラのように固定的に設置され、通行人や自動車等、主に動被写体を撮影する場合にも適用可能である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
100、700、1100:撮像装置、101:画像入力部、102、702、1102:動き情報算出部、103、703:ローリングシャッタ歪み補正量算出部、104、1104:ローリングシャッタ歪み補正部、105、1105:補正基準行決定部、1106:ブレ補正量算出部

Claims (8)

  1. ローリングシャッタ方式の撮像手段と、
    前記撮像手段により撮像された画像データの垂直方向に配置された複数の行のうちの基準となる行の水平方向の読み出し位置に対して、前記基準となる行とは異なる複数の他の行の水平方向の読み出し位置を設定することによって、ローリングシャッタ歪みを抑制するための補正処理を施す補正手段を有し、
    前記補正手段は、前記基準となる行の水平方向の読み出し位置と前記複数の他の行の水平方向の読み出し位置の間のずれ量のうち、水平方向の一方の方向における最も大きなずれ量と、水平方向の他方の方向における最も大きなずれ量が、均等になるように、前記基準となる行を決定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記撮像装置の動きを検出する検出手段を更に有し、
    前記補正手段は、前記検出手段により検出された当該撮像装置の動きに基づいて、前記複数の他の行の水平方向の読み出し位置を設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記補正手段は、過去に決定した基準となる行から垂直方向において所定の範囲内に位置する行の中から、新たな基準となる行を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記補正手段は、第1の画像データから前記基準となる行の水平方向の読み出し位置に応じて、前記複数の他の行の水平方向の読み出し位置を設定するための補正量を求め、
    前記第1の画像データよりも後に得られた第2の画像データにおいて、前記第1の画像データから求めた前記補正量に基づいて、前記基準となる行の水平方向の読み出し位置に対して前記複数の他の行の水平方向の読み出し位置を設定することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記検出手段は、当該撮像装置のカメラワーク又は画像データのフレーム間の動きベクトルに基づいて、当該撮像装置の動きを検出することを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記検出手段により検出された前記撮像装置の動きに基づいて、前記撮像手段により撮像される画像データのブレを抑制するブレ補正量を算出するブレ補正量算出手段を更に有し、
    前記補正手段は、前記ブレ補正量算出手段により算出されたブレ補正量に基づいて、前記撮像手段により撮像された画像データに対してブレ補正処理を施すことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  7. ローリングシャッタ方式の撮像手段を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像手段により撮像された画像データの垂直方向に配置された複数の行のうちの基準となる行の水平方向の読み出し位置に対して、前記基準となる行とは異なる複数の他の行の水平方向の読み出し位置を設定することによって、ローリングシャッタ歪みを抑制するための補正処理を施す補正ステップを含み、
    前記補正ステップは、前記基準となる行の水平方向の読み出し位置と前記複数の他の行の水平方向の読み出し位置の間のずれ量のうち、水平方向の一方の方向における最も大きなずれ量と、水平方向の他方の方向における最も大きなずれ量が、均等になるように、前記基準となる行を決定することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. ローリングシャッタ方式の撮像手段を有する撮像装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記撮像手段により撮像された画像データの垂直方向に配置された複数の行のうちの基準となる行の水平方向の読み出し位置に対して、前記基準となる行とは異なる複数の他の行の水平方向の読み出し位置を設定することによって、ローリングシャッタ歪みを抑制するための補正処理を施す補正ステップをコンピュータに実行させ、
    前記補正ステップは、前記基準となる行の水平方向の読み出し位置と前記複数の他の行の水平方向の読み出し位置の間のずれ量のうち、水平方向の一方の方向における最も大きなずれ量と、水平方向の他方の方向における最も大きなずれ量が、均等になるように、前記基準となる行を決定することを特徴とするプログラム。
JP2013018680A 2013-02-01 2013-02-01 撮像装置、その制御方法及びプログラム Expired - Fee Related JP5794705B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013018680A JP5794705B2 (ja) 2013-02-01 2013-02-01 撮像装置、その制御方法及びプログラム
CN201410040309.3A CN103973999B (zh) 2013-02-01 2014-01-27 摄像装置及其控制方法
US14/170,440 US9124807B2 (en) 2013-02-01 2014-01-31 Imaging apparatus, control method therefor, and storage medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013018680A JP5794705B2 (ja) 2013-02-01 2013-02-01 撮像装置、その制御方法及びプログラム

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2014150443A JP2014150443A (ja) 2014-08-21
JP2014150443A5 JP2014150443A5 (ja) 2015-03-19
JP5794705B2 true JP5794705B2 (ja) 2015-10-14

Family

ID=51242985

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013018680A Expired - Fee Related JP5794705B2 (ja) 2013-02-01 2013-02-01 撮像装置、その制御方法及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9124807B2 (ja)
JP (1) JP5794705B2 (ja)
CN (1) CN103973999B (ja)

Families Citing this family (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102014108189A1 (de) * 2014-06-11 2015-12-17 Prodad Gmbh Verfahren zur Transformation einer Bewegtbildsequenz sowie Bewegtbildsequenz-Transformationsvorrichtung
JP6374228B2 (ja) * 2014-06-11 2018-08-15 ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム
JP6577703B2 (ja) 2014-08-05 2019-09-18 キヤノン株式会社 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム、記憶媒体
JP6385212B2 (ja) * 2014-09-09 2018-09-05 キヤノン株式会社 画像処理装置及び方法、撮像装置、及び画像生成装置
WO2016104830A1 (ko) * 2014-12-24 2016-06-30 전자부품연구원 키-프레임과 자이로 스코프를 이용한 롤링-셔터 보정 방법 및 이를 적용한 촬영장치
GB2523253B (en) 2015-01-23 2017-04-12 Visidon Oy Image processing method
US9912868B2 (en) * 2015-09-15 2018-03-06 Canon Kabushiki Kaisha Image-blur correction apparatus, tilt correction apparatus, method of controlling image-blur correction apparatus, and method of controlling tilt correction apparatus
US9854170B2 (en) * 2015-12-29 2017-12-26 Oculus Vr, Llc Rolling shutter blur reduction using motion data
US10356343B2 (en) * 2016-03-18 2019-07-16 Raytheon Company Methods and system for geometric distortion correction for space-based rolling-shutter framing sensors
JP2018081224A (ja) 2016-11-17 2018-05-24 キヤノン株式会社 撮像装置およびその制御方法
JP6960238B2 (ja) * 2017-04-28 2021-11-05 キヤノン株式会社 像ブレ補正装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体
US11245849B2 (en) * 2017-05-18 2022-02-08 Sony Corporation Information processing apparatus and information processing method
US10992916B2 (en) * 2017-07-26 2021-04-27 Google Llc Depth data adjustment based on non-visual pose data
WO2019040068A1 (en) * 2017-08-24 2019-02-28 Sony Mobile Communications Inc. EFFECTIVE SPEED FLOW DETECTION IMAGE PROCESSING DEVICES AND METHODS OF OPERATING THE SAME
CN107607111A (zh) * 2017-09-07 2018-01-19 驭势科技(北京)有限公司 加速度偏置估计方法和装置、视觉惯性里程计及其应用
CN109040525B (zh) * 2018-08-31 2021-10-22 腾讯科技(深圳)有限公司 图像处理方法、装置、计算机可读介质及电子设备
JP7040422B2 (ja) * 2018-11-28 2022-03-23 日本電信電話株式会社 動きベクトル生成装置、投影像生成装置、動きベクトル生成方法、およびプログラム
US10911680B2 (en) * 2018-12-28 2021-02-02 Intel Corporation Method and system of geolocation and attitude correction for mobile rolling shutter cameras
KR102581210B1 (ko) * 2019-01-10 2023-09-22 에스케이하이닉스 주식회사 이미지 신호 처리 방법, 이미지 신호 프로세서 및 이미지 센서 칩
US10893201B2 (en) * 2019-05-16 2021-01-12 Pelco, Inc. Video stabilization method with non-linear frame motion correction in three axes
CN111093041A (zh) * 2019-12-30 2020-05-01 三一重工股份有限公司 一种新型汽车及其车辆影像处理***
CN111479035B (zh) * 2020-04-13 2022-10-18 Oppo广东移动通信有限公司 图像处理方法、电子装置及计算机可读存储介质
CN112001320B (zh) * 2020-08-25 2024-04-23 天地伟业技术有限公司 一种基于视频的闸门检测方法
CN112734659A (zh) * 2020-12-29 2021-04-30 维沃移动通信(杭州)有限公司 图像校正方法、装置及电子设备
US11405557B1 (en) * 2021-07-20 2022-08-02 Locus Robotics Corp. Rolling shutter compensation for moving digital optical camera sensors
CN114205525B (zh) * 2021-12-02 2024-05-31 信利光电股份有限公司 一种卷帘曝光的图像修正方法、装置及可读存储介质
US20240214702A1 (en) * 2022-12-27 2024-06-27 Hamamatsu Photonics K.K. Sample observation device and sample observation method

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7499081B2 (en) * 2003-04-30 2009-03-03 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Digital video imaging devices and methods of processing image data of different moments in time
JP4389779B2 (ja) 2004-12-27 2009-12-24 ソニー株式会社 撮像画像信号の歪み補正方法および撮像画像信号の歪み補正装置
JP4446193B2 (ja) * 2005-11-11 2010-04-07 ソニー株式会社 画像処理装置および方法、並びにプログラム
JP4509917B2 (ja) * 2005-11-21 2010-07-21 株式会社メガチップス 画像処理装置及びカメラシステム
JP2009141717A (ja) * 2007-12-07 2009-06-25 Hitachi Ltd 撮像装置
JP2010136302A (ja) * 2008-12-08 2010-06-17 Sony Corp 撮像装置、撮像方法、およびプログラム
JP4915423B2 (ja) * 2009-02-19 2012-04-11 ソニー株式会社 画像処理装置、フォーカルプレーン歪み成分算出方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP2011114649A (ja) * 2009-11-27 2011-06-09 Sanyo Electric Co Ltd 撮像装置
JP5548552B2 (ja) * 2010-08-03 2014-07-16 キヤノン株式会社 撮像装置
JP5249377B2 (ja) * 2011-03-22 2013-07-31 キヤノン株式会社 撮像装置、及びその制御方法、プログラム
US8964041B2 (en) * 2011-04-07 2015-02-24 Fr Vision Ab System and method for video stabilization of rolling shutter cameras
JP5734082B2 (ja) * 2011-05-11 2015-06-10 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法、並びにプログラム
US8786716B2 (en) * 2011-08-15 2014-07-22 Apple Inc. Rolling shutter reduction based on motion sensors
JP5997557B2 (ja) * 2012-09-20 2016-09-28 キヤノン株式会社 撮像装置及びその制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
US9124807B2 (en) 2015-09-01
US20140218569A1 (en) 2014-08-07
JP2014150443A (ja) 2014-08-21
CN103973999A (zh) 2014-08-06
CN103973999B (zh) 2017-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5794705B2 (ja) 撮像装置、その制御方法及びプログラム
JP6327245B2 (ja) 撮像装置、固体撮像素子、カメラモジュール、電子機器、および撮像方法
JP5906493B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、画像処理プログラム及び記録媒体
JP4446193B2 (ja) 画像処理装置および方法、並びにプログラム
JP6170395B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP6209002B2 (ja) 撮像装置およびその制御方法
JP6385212B2 (ja) 画像処理装置及び方法、撮像装置、及び画像生成装置
JP5548552B2 (ja) 撮像装置
JP6577703B2 (ja) 画像処理装置及び画像処理方法、プログラム、記憶媒体
JP2011029735A (ja) 画像処理装置、撮像装置及び画像処理方法
JP2006295626A (ja) 魚眼像処理装置及びその方法並びに魚眼像撮像装置
JP2017175364A (ja) 画像処理装置、撮像装置および画像処理装置の制御方法
JP6513941B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置及びプログラム
JP2009135713A (ja) 撮像装置のブレで生じる画像歪みの補正方法及び装置
JP2018074361A (ja) 撮像装置、撮像方法およびプログラム
JP6282133B2 (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
JP6016546B2 (ja) 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム
CN110692235B (zh) 图像处理装置、图像处理程序及图像处理方法
US8786677B2 (en) Imaging device
JP2008235958A (ja) 撮像装置
JP6516574B2 (ja) 像ブレ補正装置、撮像装置、像ブレ補正方法
JP2014064327A (ja) 撮像装置と振れ補正方法
US11729506B2 (en) Imaging element with processor configured to receive vibration information, imaging apparatus, operation method of imaging element, and program
JP2007243333A (ja) 手ブレ補正方法、手ブレ補正装置、および撮像装置
JP6355421B2 (ja) 画像処理装置および撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150129

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150428

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150714

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150807

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5794705

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees