JP5794338B2 - 気液混合装置および風呂給湯装置 - Google Patents

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Description

本発明は、導入気体を微細化して液体に混合可能な気液混合装置およびこれを備えた風呂給湯装置に関する。
液中に気体を均一に混合したり、微細気泡を発生したりする手段として、例えばベンチュリー式、キャビテーション式、加圧溶解式、旋回流式などの気液混合装置が用いられている。ベンチュリー式のものは、流路にくびれ部分を設け、該くびれ部分で流速が上がり負圧が形成されることで外部より空気を吸気し、くびれが広がる部分で圧力が上昇するために気泡が微細化されるという原理を利用している(例えば、特許文献1参照)。キャビテーション式のものは、ポンプ内に気液混合体を送り、例えば超音波振動を与えることでキャビテーションを利用して気泡を発生させる。また、加圧溶解式のものは、液体を流れる配管外から導入した外気をコンプレッサ等で加圧して液中に溶解し、減圧開放時に気泡が再析出する方式であり、装置が大型化するが、大量の気体を溶解させることが可能である。また、旋回流式のものは、液体の旋回流を形成し、気体と合一させることで、旋回流により気体がせん断破砕されて微細化される(例えば、特許文献2参照)。
特開2007−144394号公報 特許4525890号公報
液流を形成するポンプの仕様が制限される場合においては、経路内の流量、および揚程や液圧等が限定されてしまう。流路のくびれ部分等に形成される負圧により気体を吸入する自然吸気を行う気液混合装置の場合、液体の流量が低流量であると、気液混合装置内での負圧が形成されにくくなり、自然吸気が困難となる。特に、気液混合装置の下流に吐出ノズル等の圧力損失体が組込まれる回路構成においては、その傾向が顕著となり、気液混合装置内での負圧が形成されにくくなり、自然吸気が行えなくなってしまうという問題がある。また、自然吸気を促進するためには、気体導入部は、負圧が最大となるくびれ部分の最縮径部に設けることが好ましいが、気液混合装置内の流路を縮径して流速を上げた場合においては、ベンチュリー式の気液混合原理が支配的となってしまい、旋回流式で得られるような導入気体の微細化および溶解量の増加が困難となる。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、液体の流量が低流量である場合にも自然吸気を可能とし、且つ、気体を微細化して液中に混合することができる気液混合装置を提供することを目的とする。
本発明に係る気液混合装置は、液体の流路に設けられ、気体を液体中に導入して混合させる気液混合装置であって、液体の進行方向に向かって内径が縮小する縮径部と、縮径部の下流側に、縮径部に対し同心的に設けられ、縮径部の最小内径より大きい内径を有する気液混合部と、気液混合部の下流側に、気液混合部に対し同心的に設けられ、当該気液混合装置の下流側に接続される管の内径と同径になるように、進行方向に向かって流路断面積が増大する拡径部と、縮径部の内周面の下流端から外周側に広がって気液混合部の内周面の上流端に繋がるリング状の壁面と、気液混合部の外周側から気液混合部内に連通する気体通路を有し、該気体通路を通して気液混合部内に気体を導入する気体導入部と、を備え、気体通路が気液混合部の内壁に形成する開口がリング状の壁面に接して形成され、気体導入部は、気液混合部の内周面の接線方向に沿って気体を気液混合部内に流入させるものである。
本発明によれば、液体の流量が低流量である場合にも自然吸気を可能とし、且つ、気体を微細化して液中に混合することが可能となる。
本発明の実施の形態1の気液混合装置を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1の気液混合装置を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態1の気液混合装置を示す横断面図である。 本発明の実施の形態1の気液混合装置を示す横断面図である。 本発明の実施の形態1の気液混合装置の変形例を示す横断面図である。 比較例1の気液混合装置を示す横断面図である。 本発明の実施の形態1の気液混合装置と、比較例1および比較例2の気液混合装置との微細気泡生成量を比較するために行った実験の結果を示すグラフである。 本発明の実施の形態2の気液混合装置を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2の気液混合装置を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態2の気液混合装置の入口部に設置された固定翼の斜視図である。 本発明の実施の形態3の気液混合装置を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態3の気液混合装置を示す縦断面図である。 本発明の風呂給湯装置の実施の形態を示す構成図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1および図2は、それぞれ、本発明の実施の形態1の気液混合装置を示す縦断面図である。図1の切断面と、図2の切断面とは、直交している。図3および図4は、共に、図1中のA−A線断面図(横断面図)である。これらの図に示す本実施形態の気液混合装置1は、液体の流路に設けられ、液体中に気体を導入して混合させるものである。
図1および図2に示すように、気液混合装置1は、液体が流れるための内部空間を有する縮径部4と、縮径部4に対し下流側に設けられた気液混合部5と、リング状の壁面2と、気液混合部5の外周側から気液混合部5内に気体を導入する通路を形成する気体導入部6と、気液混合部5の下流側に設けられた拡径部7と、縮径部4に対し上流側に設けられた入口部3とを備えている。図1および図2において、液体は、縮径部4内(気液混合装置1内)を左から右へ進行する。この液体の進行方向を、以下、「進行方向TD」と称する。
入口部3は、進行方向TDと平行な直線を中心とする略円柱状の内部空間を有している。入口部3の内径は、進行方向TDに沿ってほぼ一定になっている。縮径部4は、入口部3の下流側に、入口部3に対し同心的に設けられている。縮径部4の内径は、進行方向TDに向かって内径が連続的あるいは多段的に縮小(漸減)している。すなわち、縮径部4は、略円錐状(略円錐台状)の内部空間を有している。縮径部4の上流端の内径は、入口部3の内径に等しくなっている。縮径部4の内径が最も小さくなった最小内径部4aは、縮径部4の下流端に位置する。
気液混合部5は、縮径部4の下流側(直下)に、縮径部4に対し同心的に設けられている。気液混合部5の内径は、前記縮径部4の最小内径、すなわち最小内径部4aの内径(図1中のaで示す長さ)よりも大きくなっている。本実施形態では、気液混合部5の内径(図1中のbで示す長さ)は、進行方向TDに沿ってほぼ一定になっている。すなわち、気液混合部5は、略円柱状の内部空間を有している。
リング状の壁面2は、縮径部4の内周面の下流端(すなわち最小内径部4aの内周)から外周側に広がって気液混合部5の内周面の上流端5aに繋がる内壁面である。図示の構成では、リング状の壁面2は、進行方向TDに対し垂直な円環状の平面をなしている。リング状の壁面2は、図示の構成の構成に限らず、その一部または全部が曲面で構成されていてもよい。また、気液混合部5の内周面とリング状の壁面2との角部や、縮径部4の内周面とリング状の壁面2との角部に、R(アール)形状のような丸みを設けてもよい。
気体導入部6は、気液混合部5の外周部から外方へ突出するように形成されている。この気体導入部6には、気液混合部5内に導入される気体が通る流路となる気体通路6aが形成されている。気体通路6aは、気液混合部5の外周側から気液混合部5の内壁(内周面)に向かって貫通するように形成され、気液混合部5内に連通している。本実施形態では、図1に示すように、気体通路6aは、気液混合部5の上流端付近(すなわち、気液混合部5と縮径部4との境界付近)に連通している。また、本実施形態では、気体通路6aは、気体の流れ方向に対し垂直な断面の形状および断面積が気体の流れ方向に沿ってほぼ一定であるように形成されている。本実施形態では、図2に示すように、気体通路6aは、気体の流れ方向に対し垂直な断面の形状が略長方形となるように形成されている。また、本実施形態では、気体通路6aの気体の流れ方向は、進行方向TDに対しほぼ直交する方向になっている。また、図示を省略するが、気体導入部6には、運転停止時などに液体が気体通路6aへ逆流することを防ぐための逆止弁が設けられていることが好ましい。
なお、図1および図2では、便宜上、入口部3、縮径部4、気液混合部5および拡径部7の中心線(軸線)を含む切断面でそれらを切断した断面形状と、気体導入部6の断面形状とを組み合わせて示している。すなわち、図1および図2中では、入口部3、縮径部4、気液混合部5および拡径部7の切断面と、気体導入部6の切断面とは、同一平面ではない。
図3および図4に示すように、気体導入部6は、気液混合部5の内周面の接線方向に沿って気体を気液混合部5内に流入させるように構成されている。すなわち、気体導入部6(気体通路6a)は、以下のように構成されている。気体通路6aの中心線を気液混合部5内に延長した直線ELは、気液混合部5の中心Oを通らず、中心Oからずれた位置を通る。また、図3に示すように、進行方向TDと直交する平面で気液混合部5および気体導入部6を切断した断面において、気体通路6aの内壁のうち気液混合部5の中心Oからの距離が遠い方の内壁6bは、気液混合部5の内周面の接線になっている。あるいは、上記断面において、内壁6bが気液混合部5の内周面の接線に必ずしも完全に一致していなくても良く、内壁6bの近傍で内壁6bに並行する流線を気液混合部5内に延長した直線SLが、気液混合部5の内径以下であって縮径部4の最小内径(最小内径部4aの内径)より大きい直径の円CLの接線になっていればよい。
このようにして、気体導入部6が気液混合部5の内周面の接線方向に沿って気体を気液混合部5内に流入させるように構成されていることにより、図4に示すように、気体導入部6の気体通路6aを通って気液混合部5に流入した気体を、気液混合部5の内周面に沿って所定の方向(本実施形態では、図3および図4中で反時計回り)に効率良く旋回させることができる。
次に、本実施形態の気液混合装置1の動作について説明する。気液混合装置1に流入した液体の流れ(以下、「液流」と称する)は、入口部3から縮径部4へ進行し、縮径部4において流速が加速される。縮径部4では、流入した液流を、圧力損失を少なくして縮径することにより高速化することが望ましい。そのためには、縮径部4の内壁面は、高密度で粗度の小さい材料で形成されていることが望ましい。
縮径部4で加速された液流が最小内径部4aから気液混合部5内に流入することにより、気液混合部5内に負圧が発生し、この負圧により気体導入部6から気体が気液混合部5内に自然吸気される。気液混合部5内では、加速された液流と、気体導入部6から導入された気体とが合一して微細気泡が生成されて気体が液体中に溶解する。図4中の破線の矢印は、気体導入部6から気液混合部5内に流入した気体の流れを示している。図4に示すように、気液混合部5に流入した気体は、気液混合部5の内周面に沿って旋回する。このようにして、気液混合部5の内周面に沿って旋回する気体と、最小内径部4aから気液混合部5内に流入した液流とが接触することにより、気体がせん断破砕されて微細化されて液体中に効率良く混合し、液体への気体の溶解量が増加する。
縮径部4から気液混合部5に流入した直後の液流の直径は、最小内径部4aの内径にほぼ等しい。一方、気液混合部5の内径は、最小内径部4aの内径より大きい。これにより、気液混合部5内では、液流の外側に、気体導入部6から導入された気体の流路として機能するリング状(円環状)の空間を確保できる。このような構成により、液流を妨げることなく吸気することができるので、吸気量を増大することができる。また、気体導入部6から導入された気体が、液流の外周側を旋回するように吸気されるため、液流と導入気体との接触面積を増大することができる。その結果、液流によりせん断される気体量が増加するため、微細気泡生成量も増加し、溶解量も増加する。
また、縮径部4の下流端(最小内径部4a)と、気液混合部5の上流端との境界の段差部は、リング状の壁面2によって閉じられており、気体通路6aからの気体の流入部のみ開口する構造とすることで、気液混合部5内および気体導入部6内での乱流形成を防ぐことができる。その結果、縮径部4の最小内径部4a付近で形成される負圧を損失なく気体導入部6でも形成できる。
また、本実施形態では、気液混合部5の内径が進行方向TDに沿ってほぼ一定に維持されていることにより、互いに接触しつつ進行方向TDに向かって進行する液流と気体との接触状態を一定にすることができ、気体の溶解を均一化することができる。
また、気液混合部5の内周面に沿って旋回する気体の流れに引き摺られる(連られる)ようにして、液流も同方向に旋回する。図4中の実線の矢印は、気液混合部5内で旋回する液流を示している。このようにして、気液混合部5内では、外周側に気体の旋回流が形成され、その内周側に液体の旋回流が形成される。気体通路6aから気液混合部5内に導入される気体は、旋回する液流に誘引されるようにして気液混合部5内に流入するので、吸気量を増大させることができ、気体溶解量および微細気泡生成量も増大させることができる。
図1に示すように、縮径部4の最小内径をaとし、気液混合部5の内径(平均内径)をbとしたとき、気体導入部6から導入された気体の流路として機能するリング状の空間の幅(厚さ)は、(b−a)/2で表される。この気体流路幅(b−a)/2が大きすぎると、液流と接触しない気体が増加し、微細化されにくくなり、気体の溶解量が低下する可能性がある。また、気液混合部5の内径が縮径部4の最小内径に対して大きすぎる場合には、急激な流路径変化による圧力損失が増加する可能性がある。このような観点からは、気体流路幅(b−a)/2の値は、0.25〜1.5mmであることが好ましい。
縮径部4で加速された液流は、最小内径部4aの内径にほぼ等しい直径で気液混合部5に流入した後は、気液混合部5の半径方向外方に広がりながら進行方向TDへ進む。気液混合部5内を半径方向外方に広がりながら進行方向TDへ進む液流が流路の内壁に衝突すると、圧力損失となり、吸気量が減少する。本実施形態では、気液混合部5の下流側に拡径部7を設け、気液混合部5内を半径方向外方に広がりながら進行方向TDへ進む液流の直径が気液混合部5の内径にほぼ等しくなるような位置を、気液混合部5と拡径部7との境界としている。これにより、半径方向外方に広がりながら進行方向TDへ進む液流の直径が気液混合部5の内径を超えると、拡径部7に移行するので、液流が内壁に衝突することを抑制することができる。これにより、圧力損失を抑制し、吸気量を増大させることができ、気体溶解量および微細気泡生成量も増大させることができる。
拡径部7は、気液混合装置1の下流側に接続される配管等の内径と同径になるように、進行方向TDに向かって徐々に流路断面積(内径)が増加する構成とされていることが好ましい。急激な拡径は乱流を助長し、圧力損失の増大および吸気量の低下を招くため、拡径部7の拡径は緩やかとすることが好ましい。このため、拡径部7の絞り角度(テーパ角度)が、縮径部4の絞り角度(テーパ角度)よりも小さくなっていることが好ましい。
進行方向TDに沿って測った気液混合部5の長さ(図1中のyで示す長さ)が長すぎると、半径方向外方に広がりながら進行方向TDへ進む液流が気液混合部5の内壁に衝突することとなるため、好ましくない。その一方で、気液混合部5の長さyが短すぎると、液流の外周側に吸気された導入気体が安定しないため、好ましくない。このような観点から、気液混合部5の長さyは、次のような関係を満足する長さとすることが好ましい。すなわち、縮径部4の最小内径をa、気液混合部5の内径(平均内径)をb、液体の最小流量時における気液混合部5内の液体の流速の、進行方向TDに向かう成分をvmin[m/s]、液体の最大流量時における気液混合部5内の液体の流速の、進行方向TDに向かう成分をvmax[m/s]、気液混合部5内の液体の流速の、気液混合部5の半径方向に向かう成分をu[m/s]としたとき、下記式の関係を満足することが好ましい。
min×{(b−a)/2}/u<y<vmax×{(b−a)/2}/u
上記式の関係を満足させることにより、気液混合部5内を半径方向外方に広がりながら進行方向TDへ進む液流が気液混合部5の内壁に衝突することを抑制しつつ、液流の外周側に吸気された導入気体を安定化することができ、吸気量を増大させることができる。なお、上述した液体の最小流量および最大流量は、液体を送るポンプ(図示せず)の仕様および運転方法や、気液混合部5が設置される液体流路の圧力損失等の条件により、算出することができる。
気液混合部5内に形成される負圧は、気液混合部5の上流端で最も大きく、下流に進むにつれて負圧は弱まる。本実施形態では、気体導入部6の気体通路6aが、気液混合部5の上流端付近に連通するように構成している。これにより、負圧の大きい位置で吸気することができるので、吸気量を増大させることができ、気体溶解量および微細気泡生成量も増大させることができる。また、本実施形態では、図1に示すように、気体通路6aが気液混合部5の内壁に形成する開口がリング状の内壁2に接して形成されており、リング状の壁面2と気体通路6aの内壁とが段差無く連続している。これにより、吸気量を更に増大させることができ、気体溶解量および微細気泡生成量も更に増大させることができる。
一般的には、気体通路6aが気液混合部5の内壁に形成する開口が広いほど、吸気量を増大することができる。しかしながら、気液混合部5内の下流側ほど負圧が小さくなるため、気体通路6aが気液混合部5の内壁に形成する開口の大きさを進行方向TDに沿って測った長さ(図2中のeで示す長さ)を長くして、この開口を下流側に広げるように構成すると、気体通路6aに作用する負圧が小さくなり、好ましくない。特に、気液混合装置1より下流側の流路の圧力損失が大きい場合には、気液混合部5内で下流側に向かって負圧が低下する率が大きくなるため、気体通路6aが気液混合部5の内壁に形成する開口を下流側に広げることは好ましくない。このような事項に鑑みて、本実施形態では、気体通路6aが気液混合部5の内壁に形成する開口の大きさを進行方向TDに沿って測った長さeが、図4に示すようにこの開口の大きさを気液混合部5の内径に等しい直径の円に沿って測った円弧の長さfより短くしている。このような構成により、気体通路6aが気液混合部5の内壁に形成する開口を下流側に広げることなく開口面積を大きくすることができるので、吸気量を増大させることができ、気体溶解量および微細気泡生成量も増大させることができる。
図5は、本発明の実施の形態1の気液混合装置の変形例を示す横断面図である。図5に示す気液混合装置1Aは、上述した図1乃至図4に示す気液混合装置1と比べて、気体通路6aの幅(進行方向TDと直交する方向の幅)を拡幅していること以外は同様である。
前述したように、気体通路6aが気液混合部5の内壁に形成する開口が広いほど、吸気量の増大に有利である。図5に示す気液混合装置1Aは、図1乃至図4に示す気液混合装置1と比べて、気体通路6aの幅が拡幅されているため、吸気量を更に増大することができる。ただし、気体通路6aの幅を図5に示す気液混合装置1Aよりも更に拡幅すると、気体通路6aから流入する気体の流れの一部が、気液混合部5内での液流の旋回方向と逆方向となることにより、液流の旋回が抑制され、かえって吸気量が低下する場合がある。これを避けるため、次のような関係を満足することが好ましい。図5に示す気液混合装置1Aでは、気体通路6aが気液混合部5の内壁に形成する開口の大きさを気液混合部5の内径に等しい直径の円に沿って測った円弧の長さfは、気液混合部5の内径に等しい直径の円の円周の1/4に等しい長さになっている。気体通路6aの幅が、図5に示す気液混合装置1A以下であれば、気体通路6aから流入する気体の流れの一部が、気液混合部5内での液流の旋回方向と逆方向となることはない。そこで、本発明では、気体通路6aが気液混合部5の内壁に形成する開口の大きさを気液混合部5の内径に等しい直径の円に沿って測った円弧の長さfは、気液混合部5の内径に等しい直径の円の円周の1/4以下の長さであることが好ましい。気体通路6aが気液混合部5の内壁に形成する開口の大きさがこのような範囲であれば、気体通路6aから流入する気体の流れが、気液混合部5内での液流の旋回方向と逆方向となることがないので、液流の旋回を妨げることがなく、吸気量を確実に増大させることができる。
図6は、比較例1の気液混合装置を示す横断面図である。図6に示す比較例1の気液混合装置では、気体導入部16の気体通路16aの中心線を気液混合部5内へ延長した直線が気液混合部5の中心を通るように構成されている。このような比較例1の気液混合装置では、気体通路16aから気液混合部5内へ導入された気体の流れが気液混合部5内の液流と直接衝突し、液流が乱されるため、吸気量が少なくなる。
図7は、図1乃至図4に示す本実施形態の気液混合装置1と、図6に示す比較例1の気液混合装置と、比較例2の気液混合装置との微細気泡生成量を比較するために行った実験の結果を示すグラフである。この実験では、それぞれの気液混合装置を用いて水中に空気を導入し、微細気泡の発生量を比較した。比較例2の気液混合装置は、図示を省略するが、気液混合部5の内径が縮径部4の最小内径に等しくなるように構成され、リング状の壁面2を有しない点で、本実施形態の気液混合装置1と異なるものである。このような比較例2の気液混合装置では、気液混合部5に流入した液流の外周側に気体導入部6から導入された気体の流路を形成することができないので、導入された気体の流れが液流と直接衝突し、液流が乱されるため、吸気量が少なくなる。図7に示す実験結果から明らかなように、本実施形態の気液混合装置1は、比較例1および比較例2の気液混合装置と比べて、吸気量を増大させることができ、その結果、微細気泡生成量も増大させることができる。
実施の形態2.
次に、図8乃至図10を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図8および図9は、それぞれ、本発明の実施の形態2の気液混合装置を示す縦断面図である。図8の切断面と、図9の切断面とは、直交している。
図8および図9に示す本実施の形態2の気液混合装置1Bは、旋回流生成手段としての固定翼8が入口部3内に設置されていること以外は、実施の形態1の気液混合装置1と同様である。本実施の形態2の気液混合装置1Aでは、液体が入口部3を通過する際に固定翼8によって入口部3の軸線を中心に旋回させられ、液体が旋回流となって縮径部4に流入する。縮径部4では、この旋回流が加速される。この旋回流の旋回方向は、気体導入部6から気液混合部5内に導入された気体の旋回方向と同じ方向である。このような構成により、本実施形態では、気液混合部5内の液流の旋回をより高速化することができるので、気液混合部5内で旋回する液流に誘引されるようにして気体通路6aからの気体が気液混合部5内に導入されるという効果がより顕著に発揮されるため、実施の形態1と比べて吸気量を更に増大させることができ、気体溶解量および微細気泡生成量も更に増大させることができる。
図10は、入口部3内に設置された固定翼8の斜視図である。図10に示すように、本実施形態では、複数(図示の構成では2枚)の固定翼8が設けられており、各固定翼8は、流路(入口部3)の内壁に固定されている。このような固定翼8を液体が通過する時に液流がねじられて旋回流が形成される。固定翼8は、上流部は液流と略水平方向に配置され、液流方向に従って液流と略垂直方向に立ち上がる円弧形状をなすように形成されている。この円弧形状の弦角は小さいほど液流方向に対して急速な立ち上がり形状になるため、高速の旋回流速を形成することができる点で好ましい。その一方で、弦角が小さい翼形状では、圧力損失が高くなってしまい、また、流路の開口面積は小さくなるために毛髪などの異物が翼間に詰まりやすくなる。図示の構成では、2枚の固定翼8間に、異物が通過可能な隙間10を設けていることにより、異物の詰まりを抑制することができる。
実施の形態3.
次に、図11および図12を参照して、本発明の実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図11および図12は、それぞれ、本発明の実施の形態3の気液混合装置を示す縦断面図である。図11の切断面と、図12の切断面とは、直交している。
図11および図12に示す本実施の形態3の気液混合装置1Cは、実施の形態2の気液混合装置1Bと比べ、旋回流生成手段の構成が異なること以外は同様である。すなわち、気液混合装置1Cは、気液混合装置1Bの入口部3および固定翼8に代えて、旋回流生成部9を備えている。旋回流生成部9は、縮径部4の上流側に同心的に設けられた軸方向に短い円柱状(略円盤状)の内部空間と、その内周面の接線方向に沿って液体を導入する液体導入口9aとを有している。液体導入口9aから導入される液流が旋回流生成部9の内周面に沿って流れることにより、液体が旋回流を形成しながら縮径部4へと進行する。
本実施の形態3の気液混合装置1Cでは、実施の形態2のような固定翼8が不要であるため、部品点数を少なくすることができコスト低減が図れるとともに、固定翼8の磨耗や破損の影響を考慮する必要がない点で優れる。その一方で、旋回流生成のために気液混合装置1内に流入する液流の流路(液体導入口9a)を小さくして流速を上げる必要があるため、圧力損失が大きくなる。これに対し、実施の形態2の気液混合装置1Bは、圧力損失が小さい点で、本実施の形態3の気液混合装置1Cよりも優れている。
以上説明した実施の形態1乃至3の気液混合装置によれば、気体導入部6から気体を効率良く気液混合部5に導入することができるため、特に、液体の流量が低流量である場合や、気液混合装置より下流側の流路の圧力損失が大きい場合などにおいても、気体導入部6からの自然吸気が可能となる。
実施の形態1乃至3の気液混合装置は、何れも、気体を空気、液体を水とすることで、微細気泡発生装置として好適に用いることが可能である。また、本発明の気液混合装置は、微細気泡発生装置に限らず、例えば、工場の製造工程における部品洗浄装置や、生体活性化を目的とした溶存酸素富化装置などとしても好ましく用いることができる。
実施の形態4.
次に、図13を参照して、本発明の実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図13は、本発明の風呂給湯装置の実施の形態を示す構成図である。
図13に示すように、本実施形態の風呂給湯装置150は、熱源機としてのヒートポンプユニット110と、タンクユニット120とを備えている。ヒートポンプユニット110は、冷媒を圧縮する圧縮機11と、放熱器に相当する沸き上げ用熱交換器12と、膨張弁13と、蒸発器14と、これらを環状に接続する循環配管15とによって構成された冷凍サイクル部17を有している。冷凍サイクル部17では、二酸化炭素等の冷媒が圧縮機11で圧縮されて高温、高圧となった後に沸き上げ用熱交換器12で放熱し、膨張弁13で減圧され、蒸発器14で吸熱してガス状態となって圧縮機11に吸入される。冷媒として二酸化炭素を用いる場合、高圧側では該二酸化炭素の臨界圧を超える条件下で運転することが好ましい。
一方、タンクユニット120は、貯湯タンク20、給水管路30、貯湯用循環管路40、タンク側循環管路50、風呂側循環管路60、追焚き用熱交換器70、第1給湯管路75、風呂側湯水混合弁80a、一般側湯水混合弁80b、第2給湯管路90、第3給湯管路95等を有している。
貯湯タンク20は、給水管路30から供給される水を貯留すると共にヒートポンプユニット110で沸き上げられた湯を貯留する積層式のタンクである。この貯湯タンク20の下部には、給水管路30が接続される水導入口20aと、貯湯用循環管路40の往き管40aが接続される水導出口20bとが設けられている。貯湯タンク20の上部には、貯湯用循環管路40の戻り管40bが接続される温水導入口20cと、第1給湯管路75が接続される温水導出口20dとが設けられている。貯湯タンク20は、給水管路30からの給水により常に満水状態に保たれる。
図示を省略しているが、貯湯タンク20の上部には、貯湯タンク20からタンク側循環管路50、第1給湯管路75に流入する湯の温度を検出するための温度センサが取り付けられている。また、貯湯タンク20の周面部には、貯湯タンク20内の湯水の温度を検出するための複数の温度センサが互いに異なる取付け高さをもって取り付けられている。
給水管路30は、市水等の水を貯湯タンク20、風呂側湯水混合弁80a、一般側湯水混合弁80b、および一般給湯先180に供給する管路であり、減圧弁25と第1〜第3給水管部30a〜30cとを有している。減圧弁25は、第1給水管部30aの途中に設けられて、水道等の水源からの水圧を所定値に減じる。第1給水管部30aは、水源と貯湯タンク20の水導入口20aとを繋ぎ、第2給水管部30bは、減圧弁25で第1給水管部30aから分岐して該第1給水管部30aと風呂側湯水混合弁80a、一般側湯水混合弁80bとを繋ぎ、第3給水管部30cは、減圧弁25の上流側で第1給水管部30aから分岐して該第1給水管部30aと一般給湯先180とを繋ぐ。図示を省略しているが、第2給水管部30bには、該第2給水管部30b内の水の温度を検出するための温度センサが設けられている。
一般給湯先180とは、使用者が手で直接操作して開栓する(センサを感応させて開栓する場合を含む)給湯先であり、例えば、洗面台や流し台の蛇口、浴室のシャワー等である。
貯湯用循環管路40は、貯湯タンク20下部の水導出口20bからヒートポンプユニット110の沸き上げ用熱交換器12を経由して貯湯タンク20上部の温水導入口20cに達する管路であり、貯湯用送水ポンプ33および電動式の三方弁35が設けられた往き管40aと、戻り管40bと、三方弁35で往き管40aから分岐したバイパス管40cとを有している。上記の往き管40aは水導出口20bと沸き上げ用熱交換器12とを繋ぎ、戻り管40bは沸き上げ用熱交換器12と温水導入口20cとを繋ぎ、バイパス管40cは三方弁35と戻り管40bとを繋ぐ。
タンク側循環管路50は、貯湯タンク20上部の温水導出口20dから追焚き用熱交換器70を経由して貯湯タンク20下部に達する管路であり、往き管50aと、タンク側送水ポンプ45が設けられた戻り管50bとを有している。往き管50aは温水導出口20dと追焚き用熱交換器70上部の温水導入口70aとを繋ぎ、戻り管50bは追焚き用熱交換器70下部の温水導出口70bと貯湯タンク20の下部とを繋ぐ。
風呂側循環管路60(風呂循環路)は、浴槽170から追焚き用熱交換器70を経由して浴槽170に戻る管路であり、往き管60aおよび戻り管60bを有している。往き管60aは浴槽170と追焚き用熱交換器70下部の浴水導入口70cとを繋ぎ、戻り管60bは追焚き用熱交換器70上部の浴水導出口70dと浴槽170とを繋ぐ。往き管60aには、追焚き用熱交換器70側から上流側(浴槽170側)に向かって、フロースイッチ53、水位センサ55、および風呂側送水ポンプ57がこの順番で設けられている。また、図示を省略しているが、当該往き管60aには、該往き管60a内の湯水の温度を検出するための温度センサも設けられている。
フロースイッチ53は、往き管60aでの水流の有無を検出する。水位センサ55は、該水位センサ55の取付け位置を基準にした往き管60a内の水圧から浴槽170での浴水の水位を検出する。風呂側送水ポンプ57は、浴槽170内から浴水を導出して風呂側循環管路60に循環させ、浴槽170内に戻す。そして、図示を省略した上記の温度センサは、往き管60a内の浴水の温度を検出する。往き管60aおよび戻り管60bと、浴槽170との連結部には、浴槽アダプタ165が設けられている。
浴槽アダプタ165内には、往き管60aと戻り管60bとが接続できるように2つの配管接続部が備えられている。浴槽アダプタ165と戻り管60bとの接続部の付近の戻り管60bの途中には、本発明の気液混合装置が第一の微細気泡発生装置1Dとして配置されている。第一の微細気泡発生装置1Dの構成としては、例えば、前述した実施の形態1乃至3の何れかの気液混合装置を適用することができる。第一の微細気泡発生装置1Dが備える気体導入部6に連通する吸気部には、開閉可能な電磁弁61が設けられている。
往き管60aの下流端付近(追焚き用熱交換器70の浴水導入口70cと、フロースイッチ53との間)には、第二の微細気泡発生装置54が配置されている。第二の微細気泡発生装置54の吸気部には、開閉可能な電磁弁56が設けられている。風呂側湯水混合弁80aと往き管60aとを接続する第2給湯管路90の途中には、第三の微細気泡発生装置58が配置されている。第三の微細気泡発生装置58の吸気部には、開閉可能な電磁弁59が設けられている。第二の微細気泡発生装置54および第三の微細気泡発生装置58は、本発明の気液混合装置で構成されていなくても良いが、自然吸気方式の微細気泡発生装置で構成されている。
風呂給湯装置150は、制御部100と、浴室や台所の壁等に設置されるリモコン装置101とを更に備えている。使用者は、リモコン装置101にて、給湯温度の設定や各種運転モードの設定等を行うことができる。制御部100は、上述した各センサで検出された情報、および、リモコン装置101から送信された情報に基づいて、ヒートポンプユニット110、貯湯用送水ポンプ33、三方弁35、タンク側送水ポンプ45、風呂側送水ポンプ57、風呂側湯水混合弁80a、一般側湯水混合弁80b、電磁弁61,56,59を制御することにより、風呂給湯装置150の各種の動作制御を行う。
浴槽170に給湯する場合には、貯湯タンク20から供給される高温の湯と給水管路30から供給される水とが風呂側湯水混合弁80aにて設定温度となるように混合され、その混合された湯が第2給湯管路90、風呂側循環管路60を通って送られ、浴槽アダプタ165を介して浴槽170内に供給される。
一般給湯先180に給湯する場合には、貯湯タンク20から供給される高温の湯と給水管路30から供給される水とが一般側湯水混合弁80bにて設定温度となるように混合され、その混合された湯が第3給湯管路95を通って送られて一般給湯先180に供給される。
浴槽170内の浴水を保温または昇温する追焚き運転時には、タンク側送水ポンプ45および風呂側送水ポンプ57が駆動される。これにより、浴槽170から浴槽アダプタ165を通って往き管60aに吸入された浴水が追焚き用熱交換器70に送られ、貯湯タンク20からはタンク側循環管路50により高温の湯が追焚き用熱交換器70に供給され、追焚き用熱交換器70にて浴水が加熱される。この加熱された浴水は、戻り管60bを通って浴槽170へ戻り、浴槽アダプタ165から浴槽170内に流入する。この際、第一の微細気泡発生装置1Dの電磁弁61を開くことにより、第一の微細気泡発生装置1Dにて空気を浴水中に混合し、大量の微細気泡を発生させて浴槽170内に供給することができる。風呂側送水ポンプ57を継続して駆動することにより、第一の微細気泡発生装置1Dにて連続して微細気泡を発生することができるため、浴槽170内の微細気泡濃度を増大化することができる。この際、タンク側送水ポンプ45を駆動せずに風呂側送水ポンプ57のみを駆動し、追焚き運転を伴わずに第一の微細気泡発生装置1Dから浴槽170内に微細気泡を供給する運転のみを行っても良い。
また、風呂給湯装置150は、入浴後に浴槽170内の浴水を排水するときには、第二の微細気泡発生装置54の電磁弁56を開き、風呂側送水ポンプ57を駆動することにより、第二の微細気泡発生装置54にて発生した微細気泡を追焚き用熱交換器70および戻り管60b内に供給し、これらの内部の皮脂汚れを洗浄除去する機能を有している。このような構成の場合に、風呂側循環管路60において第二の微細気泡発生装置54の下流側に位置する第一の微細気泡発生装置1Dの圧力損失が仮に大きいとすると、第二の微細気泡発生装置54内で負圧が形成されにくくなり、第二の微細気泡発生装置54の自然吸気が困難となるという問題がある。これに対し、本発明の気液混合装置で構成された第一の微細気泡発生装置1Dは、圧力損失が低いという特長を有しているため、第二の微細気泡発生装置54内で負圧が形成されにくくなることがなく、第二の微細気泡発生装置54の自然吸気を良好に行うことができる。
また、風呂給湯装置150は、入浴後に浴槽170内の浴水を排水するときには、第2給湯管路90から注水しながら第三の微細気泡発生装置58の電磁弁59を開くことにより、第三の微細気泡発生装置58にて発生した微細気泡を往き管60a内に供給し、その内部の皮脂汚れを洗浄除去する機能を有している。
1,1A,1B,1C 気液混合装置、1D 第一の微細気泡発生装置、2 リング状の壁面、3 入口部、4 縮径部、4a 最小内径部、5 気液混合部、5a 上流端、6 気体導入部、6a 気体通路、6b 内壁、7 拡径部、8 固定翼、9 旋回流生成部、9a 液体導入口、10 隙間、11 圧縮機、12 沸き上げ用熱交換器、13 膨張弁、14 蒸発器、15 循環配管、16 気体導入部、16a 気体通路、17 冷凍サイクル部、20 貯湯タンク、20a 水導入口、20b 水導出口、20c 温水導入口、20d 温水導出口、25 減圧弁、30 給水管路、30a 第1給水管部、30b 第2給水管部、30c 第3給水管部、33 貯湯用送水ポンプ、35 三方弁、40 貯湯用循環管路、40a 往き管、40b 戻り管、40c バイパス管、45 タンク側送水ポンプ、50 タンク側循環管路、50a 往き管、50b 戻り管、53 フロースイッチ、54 第二の微細気泡発生装置、55 水位センサ、56 電磁弁、57 風呂側送水ポンプ、58 第三の微細気泡発生装置、59 電磁弁、60 風呂側循環管路、60a 往き管、60b 戻り管、61 電磁弁、70 追焚き用熱交換器、70a 温水導入口、70b 温水導出口、70c 浴水導入口、70d 浴水導出口、75 第1給湯管路、80a 風呂側湯水混合弁、80b 一般側湯水混合弁、90 第2給湯管路、95 第3給湯管路、100 制御部、101 リモコン装置、110 ヒートポンプユニット、120 タンクユニット、150 風呂給湯装置、165 浴槽アダプタ、170 浴槽、180 一般給湯先

Claims (9)

  1. 液体の流路に設けられ、気体を前記液体中に導入して混合させる気液混合装置であって、
    液体の進行方向に向かって内径が縮小する縮径部と、
    前記縮径部の下流側に、前記縮径部に対し同心的に設けられ、前記縮径部の最小内径より大きい内径を有する気液混合部と、
    前記気液混合部の下流側に、前記気液混合部に対し同心的に設けられ、当該気液混合装置の下流側に接続される管の内径と同径になるように、前記進行方向に向かって流路断面積が増大する拡径部と、
    前記縮径部の内周面の下流端から外周側に広がって前記気液混合部の内周面の上流端に繋がるリング状の壁面と、
    前記気液混合部の外周側から前記気液混合部内に連通する気体通路を有し、該気体通路を通して前記気液混合部内に前記気体を導入する気体導入部と、
    を備え、
    前記気体通路が前記気液混合部の内壁に形成する開口が前記リング状の壁面に接して形成され、
    前記気体導入部は、前記気液混合部の内周面の接線方向に沿って前記気体を前記気液混合部内に流入させる気液混合装置。
  2. 前記気液混合部の内径は、前記進行方向に沿ってほぼ一定である請求項1記載の気液混合装置。
  3. 前記縮径部内に前記液体の旋回流を形成する旋回流生成手段を備える請求項1または2記載の気液混合装置。
  4. 前記気体導入部から前記気液混合部内に導入された前記気体の流れが前記気液混合部の内周面に沿って旋回するように構成され、
    前記旋回流生成手段により形成される前記液体の旋回流の旋回方向は、前記気液混合部内に導入された前記気体の流れが旋回する方向と同じ方向である請求項3記載の気液混合装置。
  5. 前記進行方向と直交する平面で前記気液混合部および前記気体導入部を切断した断面において、前記気体通路が前記気液混合部の内壁に形成する開口の大きさを前記気液混合部の内径に等しい直径の円に沿って測った円弧の長さは、当該円の円周の1/4以下の長さである請求項1乃至4の何れか1項記載の気液混合装置。
  6. 前記気体通路が前記気液混合部の内壁に形成する開口の大きさを前記進行方向に沿って測った長さは、前記進行方向と直交する平面で前記気液混合部および前記気体導入部を切断した断面において前記気液混合部の内径に等しい直径の円に沿って当該開口の大きさを測った円弧の長さより短い請求項1乃至5の何れか1項記載の気液混合装置。
  7. 前記縮径部の最小内径をa、前記気液混合部の内径をbとしたとき、
    (b−a)/2の値が0.25mm〜1.5mmである請求項1乃至6の何れか1項記載の気液混合装置。
  8. 空気を前記気体として導入することにより前記液体中に微細気泡を発生可能である請求項1乃至7の何れか1項記載の気液混合装置。
  9. 浴槽内から導出された湯水を循環させて前記浴槽内に戻す風呂循環路と、
    前記風呂循環路内の湯水を循環させる循環ポンプと、
    前記風呂循環路の途中に設けられた請求項1乃至8の何れか1項記載の気液混合装置と、
    を備える風呂給湯装置。
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