JP5794159B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は画像形成装置に関する。
特許文献1に従来の画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、装置本体、感光ドラム、転写ベルト、定着器及び除電部材を備えている。装置本体内には、シートを搬送する搬送経路が設けられている。感光ドラムは、装置本体内に設けられており、トナー像を担持可能である。転写ベルトも装置本体内に設けられている。この転写ベルトは、感光ドラム側でシートを保持する搬送経路の一部を構成する搬送面を形成するとともに、感光ドラムに対してシートを接触可能に保持しつつトナー像をシートに転写させる。定着器は、装置本体内に設けられ、シート上のトナー像をシートに定着させる。除電部材は、装置本体内に設けられ、転写ベルトからシートが剥離する際にシートに生じる剥離放電を抑制可能である。
この画像形成装置では、転写ベルトの搬送面上に存在するシートが定着器によって引張られず、シート上のトナー像が乱されないことが好ましい。また、装置本体の小型化も求められる。このため、定着器は、装置本体内で転写ベルトよりも下流側の搬送経路において搬送面からシートを湾曲させる位置に配置されている。このため、この画像形成装置では、トナー像が転写されたシートは搬送面から湾曲しながら定着器に搬送される。
しかし、そのシートはトナー像の転写等によって帯電していることから、シートが搬送面から湾曲する際、シートと転写ベルトとの間に剥離放電が生じ易い。この場合、シート上のトナーが飛散してしまい、シートに形成される画像に乱れが生じる原因となる。このため、この画像形成装置では、装置本体内で感光ドラムよりも下流側かつ定着器よりも上流側の搬送経路に除電部材を設け、シートに生じる剥離放電をその除電部材によって抑制可能としている。このため、この画像形成装置では、シートに形成される画像の乱れが防止されている。
特開平11‐288137号公報
しかし、画像形成装置では、長期に亘って使用すれば、搬送経路上のシートに詰まりが生じ、その際にシート上のトナーが除電部材に不可避的に付着するおそれがある。また、この画像形成装置では、使用する環境やシートの条件により、シートに対するトナーの付着力が弱く、トナーが飛散して除電部材にやはり不可避的に付着するおそれもある。
この点、上記従来の画像形成装置では、除電部材が装置本体に固定されているため、除電部材にそうしてトナーが付着し続け、剥離放電を十分に抑制できなくなるおそれがある。この場合、シートに形成される画像に乱れが生じてしまう。
本発明は、上記従来の実情に鑑みてなされたものであって、長期間に亘って使用をしても、シートに対して高品質な画像を形成可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、シートを搬送する搬送経路が設けられた装置本体と、
前記装置本体の一端側を開閉するカバーと、
前記装置本体内に設けられ、トナー像を担持可能な複数の感光ドラムと、
各前記感光ドラムへ供給するためのトナーが収容された複数の現像ユニットと、
前記装置本体内に設けられ、前記感光ドラム側で前記シートを保持する前記搬送経路の一部を構成する搬送面を形成するとともに、前記感光ドラムに対して前記シートを接触可能に保持しつつ前記トナー像を前記シートに転写させる転写ベルトと、
前記装置本体内で前記転写ベルトよりも下流側の前記搬送経路において前記搬送面から前記シートを湾曲させる位置に配置され、前記シート上の前記トナー像を前記シートに定着させる定着器と、
前記装置本体内で前記感光ドラムよりも下流側かつ前記定着器よりも上流側の前記搬送経路に設けられ、前記転写ベルトから前記シートが剥離する際に前記シートに生じる剥離放電を抑制可能な除電部材とを備え、
前記感光ドラム及び各前記現像ユニットは、前記装置本体から脱着可能な感光ドラム保持部材に保持され、
前記感光ドラム保持部材は、各前記感光ドラムの並び方向に沿って前記装置本体の前記カバー側から前記装置本体外へ移動可能に設けられ、
前記除電部材は、前記感光ドラムのうち前記搬送経路の最下流となる位置に配置される最下流感光ドラムと前記搬送面上の前記シートとの接触位置よりも下流側かつ前記装置本体の一端側と反対側である他端側において、前記感光ドラム保持部材に設けられていることを特徴とする。
本発明の画像形成装置では、装置本体から脱着可能な感光ドラム保持部材に除電部材が設けられている。その除電部材は、感光ドラムのうち搬送経路の最下流となる位置に配置される最下流感光ドラムと搬送面上のシートとの接触位置よりも下流側かつ装置本体の一端側と反対側である他端側に位置している。このように除電部材を設けることで、剥離放電を抑制できる。
そして、この画像形成装置では、装置本体から感光ドラム保持部材を脱着して交換する際、つまり感光ドラム等を交換する際に、除電部材も同時に交換することが可能となる。また、感光ドラムの交換に依らずに除電部材のみの交換や清掃等も容易となる。これらにより、この画像形成装置では、長期に亘る使用を行っても、トナーが除電部材に付着し続けることはなく、剥離放電を十分に抑制できる。
したがって、本発明の画像形成装置は、長期間に亘って使用をしても、シートに対して高品質な画像を形成可能である。
感光ドラム及びこれを保持する感光ドラム保持部材は複数でも良い。この場合、各感光ドラム保持部材のうちで、搬送経路の最下流に位置する感光ドラム保持部材に除電部材が設けられていれば良い。
転写ベルトは、搬送経路の上流側に配置される第1ローラと搬送経路の下流側に配置される第2ローラとの間に張架されることにより、搬送面と、搬送面に下流側で連続して第2ローラによって第1ローラに向かって折り返される折返面とを形成し得る。そして、除電部材は、搬送面と、折返面のうちで感光ドラム側の部分とを含む範囲内に設けられていることが望ましい。
転写ベルトよりも下流側の搬送経路においてシートが湾曲する位置に定着器が配置されている場合、搬送面と、折返面のうちで感光ドラム側の部分とを含む範囲でシートが転写ベルトから剥離され、剥離放電が生じる。このため、この範囲内に除電部材が設けられていれば、剥離放電によるトナーの飛散を効果的に抑制できる。
感光ドラムは複数である。また、感光ドラム保持部材は各感光ドラムを保持している。そして、除電部材は、各感光ドラムのうち搬送経路の最下流となる位置に配置される最下流感光ドラムとシートとの接触位置よりも下流側に設けられている。
感光ドラムが複数であれば、画像形成装置において多色の画像を形成することが可能となる。このように複数の感光ドラムを設けた場合、シートは、各感光ドラムのうちで搬送経路の最下流に位置する最下流感光ドラムとシートとが接触した後、転写ベルトから剥離される。このため、この画像形成装置では、最下流感光ドラムとシートとの接触位置よりも下流側に除電部材を設けることで、剥離放電を好適に抑制することが可能となる。
除電部材は、剥離放電と逆極性に印加される除電器であってもよく、アース接地されて自己放電する自己放電式除電器であってもよい。除電部材は自己放電式除電器であることが望ましい。そして、第2ローラが表面に絶縁層を設けた金属ローラであれば、金属部がアース接地されていることが望ましい。
自己放電式除電器としては、例えば、先端を鋭角に形成した金属板の他、導電性を有するブラシ素材等が挙げられる。このような自己放電式除電器を採用することにより、除電部材を簡易な部品で構成できる。また、このような自己放電式除電器では、高電圧のバイアスも必要としない。さらに、自己放電式除電器では、除電対象であるシートの帯電状態によって自動的に除電具合が変化する。このため、除電部材が過度に除電を行うことによる不具合も生じ難くなる。また、金属ローラの金属部がアース接地されるため、シートは第2ローラにおける帯電の影響を受け難くなる。なお、金属ローラは導線等により直接アース接地されても良く、導電性を有するプラスチック、抵抗素子、ダイオード及びバリスタ等の電気素子等の部材に導線を接続することで間接的にアース接地されても良い。
感光ドラムは、感光ドラム保持部材に設けられたアース部材を介して装置本体に電気的に接続され得る。また、感光ドラム保持部材には、感光ドラムに残留するトナーを回収するドラムクリーニング部が設けられ得る。さらに、ドラムクリーニング部には、トナーと逆極性に印加され、装置本体と電気的に接続されたバイアス部材が設けられ得る。そして、自己放電式除電器は、アース部材又はバイアス部材に電気的に接続されていることが望ましい。
これらのように構成されれば、この画像形成装置は除電部材をアース接続するための専用の接点が不要となる。このため、この画像形成装置では、感光ドラム保持部材の脱着、すなわち、除電部材の交換作業が容易となる。
本発明の画像形成装置は、一面側に画像が形成されたシートを転写ベルトに再送し、シートの他面側に画像を形成させる再搬送機構を備えていることが望ましい。この画像形成装置では、シートの両面に画像を形成することが可能となる。
ここで、シートの両面に画像を形成するに当たっては、一面側に画像を形成する際の定着器での加熱によりシートが乾燥した状態となっているとともに、湾曲した状態となっている。シートは乾燥することで電気抵抗が大きくなる。また、シートが湾曲することで、転写ベルトからシートを引き剥がす力が掛かり易くなる。これらのため、シートの他面側に画像を形成する場合には、剥離放電が生じ易くなり、シートの他面側に配置されたトナーが飛散し易くなる。
この点、この画像形成装置では、除電部材によって剥離放電を効果的に抑制できる。特に、剥離放電が生じ易い位置に自己放電式除電器等の除電部材を設ければ、シートの他面側におけるトナーの飛散も好適に抑制可能となる。このため、この画像形成装置では、シートの両面において、好適に画像を形成することが可能となる。
実施例1のプリンタを示す概略断面図である。 実施例1のプリンタにおける部分拡大断面図である。 実施例1のプリンタに係り、ドラムクリーニング部を示す断面図である。 除電針を示す正面図である。 実施例1のプリンタに係り、感光ドラム及び除電針におけるアース接続の状態を示す断面図である。 実施例2のプリンタを示す部分模式図である。 除電ブラシを示す正面図である。 除電器を示す断面図である。
以下、本発明を具体化した実施例1、2を図面を参照しつつ説明する。
(実施例1)
図1に示すように、本発明の画像形成装置の一例である実施例1のプリンタ1は、電子写真方式によりシートS(用紙やOHPシート等)の両面にカラー画像を形成するカラーレーザプリンタである。図1及び図2では、紙面左側を装置の前側と規定し、紙面右側を装置の後側と規定して、前後及び上下の各方向を表示する。以下、プリンタ1が備える各構成要素について説明する。
図1に示すように、プリンタ1は装置本体としてのプリンタ本体1Aを備えている。プリンタ本体1Aは、略箱状体であるハウジング2と、ハウジング2の内側に設けられた図示しないフレーム部材等で構成されている。ハウジング2内には、給紙部20、画像形成部10、ベルトユニット11、排出部14及び制御装置19等が組み付けられている。
ハウジング2の前面には、下端側を揺動中心軸として開閉可能なフロントカバー3が設けられている。このフロントカバー3を開くことにより、後述するドロワ4を後方向に向かって挿入できるとともに、ハウジング2内に挿入されたドロワ4を前方向に向かって引き出すことができる。
<給紙部の説明>
給紙部20は、ハウジング2の下方に設けられており、給紙カセット21、給紙ローラ22、分離パッド23、搬送ローラ24、25及びレジストローラ26、27を備えている。
給紙カセット21は、上方が開放されて、その内部にシートSを収容する略箱状体である。給紙カセット21は、ハウジング2内に挿入されることによりプリンタ本体1Aに装着され、その逆の動作によりプリンタ本体1Aから引き出されるようになっている。なお、給紙カセット21は、引き出された状態でプリンタ本体1Aから完全に取り外すこともできる。
給紙カセット21に収容されたシートSは、給紙ローラ29によって搬送され、さらに、分離ローラ22及び分離パッド23により1枚ずつ送り出される。そして、送り出されたシートSは、搬送ローラ24、25及びレジストローラ26、27によりUターンされ、画像形成部10に向けて搬送される。
<画像形成部の説明>
画像形成部10は、4つの感光ドラム5、4つの現像ユニット7、ベルトユニット11、ベルトクリーニング部50、定着器13及びスキャナ部9等により構成されている。
各感光ドラム5は、プリンタ1の前後方向で4つ並べられおり、枠状に形成されたドロワ4(本発明における感光ドラム保持部材の一例である。)に保持されている。このドロワ4は、フロントカバー3を開放した状態で、上記のように、ハウジング2内に挿入、又はハウジング2内から引き出すことで、プリンタ本体1Aに対して移動可能となっている。なお、このドロワ4は、プリンタ本体1Aに対して取り外し可能に構成されている。このドロワ4は、ハウジング2内に挿入された状態で、接点を介してプリンタ本体1Aと電気的に接続される。
各現像ユニット7は、トナー収容室7A、供給ローラ7B及び現像ローラ7C等を有している。各現像ユニット7は、各感光ドラム5の斜め上方にそれぞれ配置されており、各感光ドラム5に対して、ブラック、イエロー、マゼンダ、シアンの4色に対応している。現像フレーム7Eは、後側下方が開口されたボックス状に形成されている。トナー収容室7Aは、現像フレーム7Eの内部上方に設けられており、各色に応じたトナーが収容されている。供給ローラ7Bは、現像フレーム7Eの下方に設けられている。現像ローラ7Cは、現像フレーム7Eの開口から露出しており、感光ドラム5と対面している。トナー収容室7A内のトナーは、供給ローラ7Bの回転によって現像ローラ7C側に供給されて、現像ローラ7Cの表面に担持される。そして、現像ローラ7Cの表面に担持されたトナーは、層厚規制ブレード7Dにより所定の厚みに調整された後、感光ドラム5へ供給される。
各現像ユニット7は、それぞれドロワ4に装着されることで、ドロワ4に保持される。各現像ユニット7は、ハウジング2内からドロワ4を引き出す際に、上方向へ移動させることでドロワ4から取り外すことができる。これにより、各現像ユニット7の保守や交換をすることができる。
図2に示すように、各ドラムユニット8は、感光ドラム5と同様に、ドロワ4に保持されている。各ドラムユニット8は、フレーム部材8A、帯電器6及びドラムクリーニング部51を有している。帯電器6及びドラムクリーニング部51はフレーム部材8A内に配置されている。帯電器6は感光ドラム5に対向して設けられており、感光ドラム5を正帯電させる。
図3に示すように、ドラムクリーニング部51は、第1導電軸受510(本発明におけるバイアス部材の一例である。)と、金属製のローラ軸511と、ローラ軸511と導電性の弾性層512とにより一体的に構成されたクリーニングローラ51A等とで構成されている。第1導電軸受510は導電樹脂製である。第1導電軸受510はフレーム部材8Aに支持されている。ローラ軸511の端部は、第1導電軸受510に回転可能に支持されている。第1導電軸受510は電極513を介して接点514と電気的に接続されている。この電極513は、ドロワ4を構成する樹脂フレーム400に保持されている。また、接点514は、バネ515を介してプリンタ1の左右方向で付勢された状態でハウジング2に取り付けられているとともに、ハウジング2に設けられた電源部(図示略)に電気的に接続されている。バネ515はハウジング2に設けられたバネ座516に固定されている。
上記のように、第1導電軸受510が接点514と電気的に接続されることで、後述する画像形成動作が行われる際にドラムクリーニング部51は、トナーと逆極性の電荷が印加される。具体的には、接点514から、電極513、第1導電軸受510、ローラ軸511の順で通電されることで、クリーニングローラ51Aがトナーと逆極性に帯電する。これにより、ドラムクリーニング部51におけるクリーニングローラ51Aは、シートSに転写しきれずに感光ドラム5の表面にわずかに残ったトナーを電気的に引き付けて、一時的に保持する。
図1に示すように、ベルトユニット11は、給紙カセット21とドロワ4との間に配設されている。このベルトユニット11は、第1ローラ11A、第2ローラ11B、転写ベルト11C及び4つの転写ローラ12等を有している。第1ローラ11Aは、ベルトユニット11において搬送経路Pの最上流側(前側)となる位置に配置されている。また、第2ローラ11Bは、ベルトユニット11において搬送経路Pの最下流側(後側)となる位置に配置されている。各転写ローラ12はベルトユニット11に設けられている。各転写ローラ12は、第1ローラ11Aと第2ローラ11Bとの間であって、転写ベルト11Cを挟んで各感光ドラム5とそれぞれ対向する位置に配置されている。なお、ベルトユニット11の詳細な構成については後述する。
ベルトクリーニング部50は、ベルトユニット11の下方に配置されている。ベルトクリーニング部50は、トナー回収室50A及びバイアスローラ50B等を有している。バイアスローラ50Bは図示しない接点を介してプリンタ1の高電圧部に接続されている。
定着器13は、転写ベルト11Cよりも下流側の搬送経路P上であって、搬送経路Pの一部である転写ベルト11Cの搬送面114において、水平状態で搬送されたシートSを転写ベルト11Cから上方向に湾曲させる位置に配置されている。つまり、定着器13は、ハウジング2内において、転写ベルト11Cよりも上方向となる各感光ドラム5側に配置されている。
定着器13は、加熱ローラ13A及び加圧ローラ13Bを有している。加熱ローラ13Aは、搬送ベルト11C等と同期して回転し、シートSに転写されたトナーを加熱しつつ、シートSに搬送力を付与する。一方、加圧ローラ13Bは、シートSを加熱ローラ13A側に押圧しながら従動回転する。これにより、定着器13は、シートSに転写されたトナーを加熱溶融させてシートSに定着させるとともに、シートSを搬送経路Pの下流側に搬送する。なお、搬送経路Pは、定着器13より下流側で、上方に略U字形状に湾曲している。
スキャナ部9は、ハウジング2内の上方に位置しており、レーザ光源、ポリゴンミラー、fθレンズ及び反射鏡等を有している。スキャナ部9では、ポリゴンミラー、fθレンズ及び反射鏡等を介してレーザ光源から発光されたレーザビームが各感光ドラム5の表面上に照射することで、ブラック、イエロー、マゼンダ、シアンの4色に対応する静電潜像を形成する。
<排出部の説明>
排出部14は、ガイドローラ31A、31B、排出ローラ28A、28B及び排出トレイ14Aを有している。排出トレイ14Aは、ハウジング2の上部に設けられており、排出ローラ28A、28Bによって排出されたシートSを積載する。
<制御装置の説明>
制御装置19は、電動モータ19A等を有している。電動モータ19Aは、周知の構成を備えるものであり、簡略して図示する。制御装置19は、電動モータ19A等を作動させることにより、給紙部20、画像形成部10、ベルトユニット11、排出部14等の各作動制御を行う。
<ベルトユニットの詳細な説明>
図2に示すように、第2ローラ11Bは、ハウジング2の幅方向でベルトユニット11に延設された回転軸110に軸支されている。この第2ローラ11Bは、表面、すなわち外周面に絶縁層111を設けた金属ローラである。また、第2ローラ11Bの金属部112は導線113を介してプリンタ1の外部でアース接地されている。なお、金属部112は、ダイオード等の部材を介してアース接地されても良い。また、図1に示す第1ローラ11Aも同様の構成である。
転写ベルト11Cは導電性を有するフィルム状の部材である。この転写ベルト11Cは、図1に示すように、第1ローラ11Aと第2ローラ11Bとの間に張架されている。このように、第1ローラ11A及び第2ローラ11Bに張架され、かつ、各転写ローラ12に当接しつつ支持されることにより、転写ベルト11Cは、搬送面114と、第1折返面115と、第2折返面116と、帰還面117とを形成している。
転写ベルト11Cにおける搬送面114は、感光ドラム5側であって、第1ローラ11Aと第2ローラ11Bとの間で水平方向に延びる部分である。この搬送面114は、搬送経路Pの一部を構成している。転写ベルト11Cは、各転写ローラ12に転写電圧が印加されることにより帯電し、その静電気力でシートSを搬送面114に吸着させる。これにより、転写ベルト11Cは、各感光ドラム5に対してシートSを搬送面114上に接触可能に保持しつつ、搬送経路Pの上流側から下流側に向かってシートSを水平に搬送する。また、この際、各転写ローラ12は、各感光ドラム5に担持されたトナー像をシートSに転写する。
図2に示すように、第1折返面115は、搬送面114に下流側で連続し、かつ、第2ローラ11Bによって第1ローラ11Aに向かって折り返される位置に形成されている。つまり、第1折返面115は、第2ローラ11Bにおいて、搬送経路Pの下流側となる外周面(絶縁層111)に沿って形成されている。この第1折返面115が本発明における折返面に相当する。
図1に示すように、第2折返面116は、搬送面114に上流側で連続しており、第1ローラ11Aによって第2ローラ11Bに向かって折り返される位置に形成されている。また、帰還面117は、第1折返面115と第2折返面116とに連続しており、搬送面114と対向する位置に形成されている。
<除電針の説明>
図2に示すように、上記のドロワ4には、除電針70(本発明における除電部材であって、自己放電式除電器の一例である。)が取り付けられている。この除電針70は、図4に示すように、金属板の一端側先端を鋭角かつ複数に形成することで得られている。図2に示すように、この除電針70は、ドロワ4の後方、すなわち、ドロワ4における搬送経路Pの下流側でドロワ4に固定されている。より詳細には、除電針70は、感光ドラム5側であって、4つの感光ドラム5のうちで最下流に位置する感光ドラム5と、搬送面114上のシートSとが接触する位置よりも搬送経路Pの下流側で、かつ、第1折返面115のうちで感光ドラム5側の部分を含む範囲内(同図中で符号αを付して示す範囲内)に位置している。
また、除電針70と感光ドラム5との間には、ドラムユニット8の一部が配置されている。つまり、除電針70は、ドラムユニット8を形成するフレーム部材8Aよりも下流側に配置されており、フレーム部材8Aによって感光ドラム5に対して遮られる位置に配置されている。
図5に示すように、除電針70及び各感光ドラム5はプリンタ1の外部アースと接地されている。詳しく述べると、各感光ドラム5は、それぞれ、ドラム素管5A、表面層5B、回転軸5C、保持部材5D及びバネ5Eを有している。表面層5Bはドラム素管5Aの外周面に設けられている。保持部材5Dはドラム素管5Aに取り付けられている。回転軸5Cは保持部材5Dに固定された状態でドラム素管5Aに挿通されている。ドラム素管5Aに挿通された回転軸5Cは、バネ5Eによってドラム素管5Aと通電可能となっている。
また、回転軸5C及び保持部材5Dの一部は、第2導電軸受5Fに支持されている。この第2導電軸受5Fは導電樹脂製である。第2導電軸受5Fは、上記の樹脂フレーム400及び金属フレーム401に固定されている。この金属フレーム401は、樹脂フレーム400とともにドロワ4を構成している。第2導電軸受5F及び金属フレーム401は、本発明におけるアース部材の一例である。除電針70は、金属フレーム401に対して電気的に接続されている。なお、除電針70は第2導電軸受5Fに電気的に接続されても良い。
一方、ハウジング2には、バネ136を介してアース用接点134がプリンタ1の左右方向で付勢された状態で取り付けられている。このバネ136は、ハウジング2に設けられたバネ座138に固定されている。これらにより、ハウジング2内にドロワ4を挿入することで、金属フレーム401とアース用接点134とが接触する。こうして、金属フレーム401及び第2導電軸受5Fを介して、各感光ドラム5と除電針70とがアース接地される。具体的には、感光ドラム5では、ドラム素管5Aから、バネ5E、回転軸5C、第2導電軸受5F、金属フレーム401、アース用接点134を経てアース接地される。また、除電針70は、金属フレーム401及びアース用接点134を経てアース接地される。
<搬送経路の説明>
図1の二点鎖線で示すように、ハウジング2内には、下方の給紙部20から画像形成部10を経て、排出部14に到る略「S」字状の搬送経路Pが形成されている。シートSはこの搬送経路Pに沿って給紙部20から排出部14まで搬送される。詳しく述べると、給紙カセット21から搬送されるシートSは、ハウジング2の前側においてUターンした後、画像形成部10に向かって前側から後側へ搬送される。その後、ハウジング2の後側においてUターンし、排出トレイ14Aに向かって後側から前側へ向かって搬送される。なお、図1では、搬送経路Pを搬送されるシートSの形状を以って、搬送経路Pの形状を示している。図2及び図6も同様である。
ここで、本発明における上流側とは、ハウジング2の前側を指しており、本発明における下流側とは、ハウジング2の後側を指している。
また、ハウジング2内には、図1の一点鎖線で示す再搬送経路P’が形成されている。再搬送経路P’は、ハウジング2内の下方であって、給紙カセット21に下方に延びている。再搬送経路P’により、一面側に画像が形成されたシートSを搬送し、他面側に画像形成が可能な状態で、シートSを搬送経路Pに導くことが可能となっている。
詳しく述べると、再搬送経路P’内には、再搬送ローラ30A〜30Fがそれぞれ配置されている。これらの再搬送ローラ30A〜30Fを作動させることで、搬送経路Pにおいて一面側に画像が形成されたシートSを再搬送経路P’に引き込み、他面側に画像形成が可能な状態で、搬送ローラ24、25及びレジストローラ26、27にシートSを再搬送することが可能となる。これにより、給紙部20は、再搬送機構としても機能する。
<画像形成動作の概略>
上記の構成であるこのプリンタ1では、制御装置19が給紙部20、画像形成部10、ベルトユニット11及び排出部14等を制御することで以下のように画像形成動作を行う。
制御装置19が各制御を開始すると、給紙部20、画像形成部10、ベルトユニット11及び排出部14等がそれぞれ作動する。これにより、給紙カセット21内のシートSが画像形成部10に搬送され、スキャナ部9、各現像ユニット7等が上述した動作を実行する。これにより、回転する各感光ドラム5の表面(表面層5B)が帯電器6により一様に正帯電された後、スキャナ部9から照射されるレーザビームにより露光されて、各感光ドラム5の表面に画像形成用データに対応する静電潜像が形成される。
一方、現像ローラ7C上に担持され、かつ、正帯電されたトナーは、現像ローラ7Cが各感光ドラム5に対向して接触しつつ回転することにより、各感光ドラム5の表面上に形成された静電潜像に供給される。これにより、各感光ドラム5の静電潜像は可視像化され、各感光ドラム5の表面には反転現像によるトナー像が担持される。
その後、各感光ドラム5の表面上に担持されたトナー像は、各転写ローラ12に印加された転写電圧によって搬送面114上のシートSに転写される。こうして、各色のトナー像が順次重なるように転写され、シートSは定着器13に搬送される。この際、搬送面114上のシートSは転写ベルト11Cの上方向に湾曲する。
定着器13に搬送されたシートSは、加熱ローラ13A及び押圧ローラ13Bにより加熱加圧される。これにより、トナー像がシートSに定着する。その後、画像が形成されたシートSが排出トレイ14Aに排出され、画像形成動作が終了する。
ここで、シートSの両面に画像形成を行う場合には、上記のように各再搬送ローラ30A〜30Fを作動させる。これにより、一面側における画像形成が終了したシートSを再搬送経路P’に導く。そして、他面側に画像形成が可能な状態で、搬送ローラ24、25及びレジストローラ26、27、すなわち、搬送経路Pの上流側にシートSを導く。
トナー像が搬送面114上のシートSに転写される際に搬送面114(後の帰還面117)に付着したトナーは、ベルトクリーニング部50において回収される。具体的には、制御手段19はバイアスローラ50Bをトナーと逆極性に印加する。これにより、負帯電したバイアスローラ50Bに対して、帰還面117に付着したトナーが吸着する。バイアスローラ50Bに吸着したトナーはトナー回収室50A内に回収される。こうして、転写ベルト11Cの清掃が完了する。
上記のように、このプリンタ1では、トナー像が転写されたシートSが定着器13に搬送される際、シートSが湾曲した状態となる。このため、各転写ローラ12による静電気力で転写ベルト11Cの搬送面114に吸着されたシートSは、最下流に位置する各感光ドラム5との接触が完了した後に搬送面114と、折返面115のうちで感光ドラム5側の部分とを含む範囲で転写ベルト11Cから剥離する。具体的には、図2に示す範囲α内において、シートSは転写ベルト11Cから剥離することとなる。ここで、帯電したシートSと転写ベルト11Cとの間で剥離放電が生じる。このような剥離放電の影響を受けることで、シートSに転写されたトナーが飛散し、シートSに形成される画像に乱れが生じる原因となる。
特に、シートSの両面に画像を形成するに当たっては、一面側に画像を形成する際の定着器13での加熱によりシートSが乾燥した状態となっているとともに、湾曲した状態となっている。このため、シートSの他面側に画像を形成する場合には、上記のような剥離放電が生じ易くなり、シートSの他面側に配置されたトナーが飛散し易くなる。
この点、このプリンタ1では、除電針70がドロワ4の後方に取り付けられた状態で、上記の剥離放電が生じる範囲である範囲α内に位置している。このため、このプリンタ1ではトナーの飛散を効果的に抑制できる。
そして、このプリンタ1では、ハウジング2から脱着可能なドロワ4に除電針70が設けられている。このため、このプリンタ1では、ハウジング2からドロワ4を脱着して交換する際、つまり、感光ドラム5の交換を行う際に、除電針70も同時に交換することが可能となっている。また、各感光ドラム5の交換に依らずに除電針70のみの交換や清掃等も容易となっている。これらにより、このプリンタ1では、長期に亘る使用を行っても、トナーが除電針70に付着し続けることはなく、剥離放電を十分に抑制できる。
したがって、実施例1のプリンタ1は、長期間に亘って使用をしても、シートSに対して高品質な画像を形成可能である。
特に、このプリンタ1では、除電部材として、自己放電式除電器である除電針70を採用している。このため、除電部材を簡易な部品で構成することが可能となっている。また、除電針70のような自己放電式除電器では、高電圧のバイアスも必要としない。さらに、自己放電式除電器では、除電対象であるシートSの帯電状態によって自動的に除電具合が変化する。このため、このプリンタ1では、除電針70が過度に除電を行うことによる不具合も生じ難くなっている。また、このプリンタ1では、第2ローラ11Bの表面に絶縁層111が設けられているとともに、第2ローラ11Bの金属部112がアース接地されるため、シートSは第2ローラ11Bにおける帯電の影響を受け難くなっている。
さらに、このプリンタ1では、ハウジング2内に挿入されることで、ドロワ4がプリンタ本体1Aと電気的に接続されるとともに、図5に示すように、金属フレーム401がアース用接点134と接触する。またドロワ4に除電針70が取り付けられており、この除電針70は金属フレーム401に電気的に接続されることでアース接地される。このため、このプリンタ1では、は除電針70をアース接続するための専用の接点が不要となっている。このため、このプリンタ1では、ドロワ4の脱着、すなわち、除電針70の交換作業が容易となっている。
(実施例2)
実施例2のプリンタ100を図6に示す。実施例1のプリンタ1では、各感光ドラム5を保持するドロワ4がプリンタ本体1Aに設けられていたが、実施例2のプリンタ100では、4つのドラムカートリッジ40がプリンタ本体1Aに着脱可能に取り付けられている。このプリンタ100は本発明の画像形成装置の一例であり、ドラムカートリッジ40は本発明における感光ドラム保持部材の一例である。
各ドラムカートリッジ40は、それぞれ箱状のケース40Aと、ケース40Aに取り付けられたドラムユニット8等で構成されている。また、各ドラムカートリッジ40には、各感光ドラム5がそれぞれ保持されている。さらに、各ドラムカートリッジ40におけるケース40Aには、各現像ユニット7がそれぞれ挿着可能になっている。なお、図6において、感光ドラム5、現像ユニット7及びドラムユニット8を簡略して図示しているが、これらは実施例1における感光ドラム5、現像ユニット7及びドラムユニット8と同様の構成である。
各ドラムカートリッジ40に各現像ユニット7が装着されることで、ドラムカートリッジ40及び現像ユニット7は、プロセスカートリッジ120として一体的に機能する。各プロセスカートリッジ120はプリンタ本体1Aに対して着脱可能に設けられている。詳しく述べると、プロセスカートリッジ120は、プリンタ本体1A(図1に示すハウジング2)から上方向に向かって取り出され、その後、ドラムカートリッジ40と現像ユニット7とに分離することができる。また、この際、必要があればドラムカートリッジ40や現像ユニット7を交換し、再度プロセスカートリッジ120としてプリンタ本体1Aに装着することができる。また、各ドラムユニット40(プロセスカートリッジ120)は、プリンタ本体1Aに装着された状態で図示しない接点を介してプリンタ本体1Aと電気的に接続される。
また、各ドラムカートリッジ40のうちで、搬送経路Pの最下流に位置するドラムカートリッジ40には、除電針70が取り付けられている。なお、ドラムカートリッジ40と除電針70との取り付けは実施例1におけるドロワ4と除電針70との取り付けと同様である。また、ドラムカートリッジ40に設けられたアース部材(図5における金属フレーム401や第2導電軸受5Fに相当する。)に除電針70が接続されることで、除電針70はアース接地される。
そして、このように最下流に位置するドラムカートリッジ40に固定されることで、除電針70は、感光ドラム5側であって、最下流に位置するドラムカートリッジ40における感光ドラム5と搬送面114上のシートSとが接触する位置よりも搬送経路Pの下流側で、かつ、第1折返面115のうちで感光ドラム5側の部分を含む範囲内(同図中で符号βを付して示す範囲内)に位置することとなる。なお、図示を省略しているものの、このプリンタ100における他の構成は実施例1のプリンタ1と同様である。
このプリンタ100においても実施例1と同様、除電針70が剥離放電を好適に抑制することで、シートS上でのトナーの飛散が効果的に抑制される。また、プリンタ本体1Aから各ドラムカートリッジ40を脱着して交換する際に除電針70を同時に交換することが可能となっている他、除電針70のみの交換や清掃等も容易となっている。このため、このプリンタ100においても、トナーが除電針70に付着し続けることはなく、長期間に亘って剥離放電を十分に抑制できる。このプリンタ100における他の作用効果は実施例1と同様である。
以上において、本発明を実施例1、2に即して説明したが、本発明は上記実施例1、2に制限されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、除電針70に替えて、図7に示す除電ブラシ80を採用することもできる。この除電ブラシ80も自己放電式除電器であり、除電針70と同様、除電部材を簡易な部品で構成することが可能であるとともに、除電ブラシ80に対する高電圧のバイアスも不要である。
また、除電針70に替えて、除電部材として図8に示す除電器90を採用することもできる。この除電器90は、複数の開口91Aが形成されたハウジング91と、ハウジング91内に配置された放電部材92とで構成されている。このような除電器90であっても、除電針70と同様、剥離放電によるトナーの飛散を効果的に抑制することができる。
さらに、除電針70は、ドラムクリーニング部51における第1導電軸受510に対して電気的に接続されても良く、バイアスローラ50Bに対して、直接電気的に接続されても良い。上記の除電ブラシ80を採用する場合も同様である。
また、除電針70は、実施例1においてはαの範囲に設けられており、実施例2においてはβの範囲に設けられているが、これらに限らず、除電針70は感光ドラム5と搬送面114との接触位置と、定着器13との間に設けられていれば良い。
さらに、実施例1、2として、感光ドラム5を複数備えるカラー印刷対応のプリンタ1、100を記載したが、本発明はこれに限らず、例えば感光ドラム5を1つ備える単色印刷のプリンタに適応しても良い。
また、実施例1、2では、ベルトユニット11が水平方向に配置されたプリンタ1、100を記載したが、本発明はこれに限らず、例えばベルトユニット11が縦方向に置かれたプリンタに適応しても良い。また、ベルトユニット11が水平方向でなくても、例えばベルトユニット11が水平方向から所定の角度で傾斜した状態で配置されたプリンタに適応しても良い。転写ベルト11Cよりも下流側の搬送経路Pにおいて搬送面114からシートSを湾曲させる構成であれば、本発明の効果は得られる。
本発明は画像形成装置や複合機等に利用可能である。
1、100…画像形成装置(プリンタ)、1A…装置本体(プリンタ本体)、3…カバー(フロントカバー)
S…シート、P…搬送経路
7…現像ユニット
5…感光ドラム、114…搬送面、11C…転写ベルト
13…定着器、70…自己放電式除電器(除電針)、80…自己放電式除電器(除電ブラシ)、90…除電部材(除電器)
4、40…感光ドラム保持部材(ドロワ、ドラムカートリッジ)
11A…第1ローラ、11B…第2ローラ
115…折返面(第1折返面)、111…絶縁層
5F…アース部材(第2導電軸受)、401…アース部材(金属フレーム)、51…ドラムクリーニング部、510…バイアス部材(第1導電軸受)
20…給紙部(再搬送機構)

Claims (5)

  1. シートを搬送する搬送経路が設けられた装置本体と、
    前記装置本体の一端側を開閉するカバーと、
    前記装置本体内に設けられ、トナー像を担持可能な複数の感光ドラムと、
    各前記感光ドラムへ供給するためのトナーが収容された複数の現像ユニットと、
    前記装置本体内に設けられ、前記感光ドラム側で前記シートを保持する前記搬送経路の一部を構成する搬送面を形成するとともに、前記感光ドラムに対して前記シートを接触可能に保持しつつ前記トナー像を前記シートに転写させる転写ベルトと、
    前記装置本体内で前記転写ベルトよりも下流側の前記搬送経路において前記搬送面から前記シートを湾曲させる位置に配置され、前記シート上の前記トナー像を前記シートに定着させる定着器と、
    前記装置本体内で前記感光ドラムよりも下流側かつ前記定着器よりも上流側の前記搬送経路に設けられ、前記転写ベルトから前記シートが剥離する際に前記シートに生じる剥離放電を抑制可能な除電部材とを備え、
    前記感光ドラム及び各前記現像ユニットは、前記装置本体から脱着可能な感光ドラム保持部材に保持され、
    前記感光ドラム保持部材は、各前記感光ドラムの並び方向に沿って前記装置本体の前記カバー側から前記装置本体外へ移動可能に設けられ、
    前記除電部材は、前記感光ドラムのうち前記搬送経路の最下流となる位置に配置される最下流感光ドラムと前記搬送面上の前記シートとの接触位置よりも下流側かつ前記装置本体の一端側と反対側である他端側において、前記感光ドラム保持部材に設けられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写ベルトは、前記搬送経路の上流側に配置される第1ローラと前記搬送経路の下流側に配置される第2ローラとの間に張架されることにより、前記搬送面と、前記搬送面に下流側で連続して前記第2ローラによって前記第1ローラに向かって折り返される折返面とを形成し、
    前記除電部材は、前記搬送面と、前記折返面のうちで前記感光ドラム側の部分とを含む範囲内に設けられている請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記除電部材は自己放電式除電器であり、
    前記第2ローラは、表面に絶縁層を設けた金属ローラであり、かつ金属部がアース接地されている請求項又は記載の画像形成装置。
  4. 前記感光ドラムは、前記感光ドラム保持部材に設けられたアース部材を介して前記装置本体に電気的に接続され、
    前記感光ドラム保持部材には、前記感光ドラムに残留するトナーを回収するドラムクリーニング部が設けられ、
    前記ドラムクリーニング部には、前記トナーと逆極性に印加され、前記装置本体と電気的に接続されたバイアス部材が設けられ、
    前記自己放電式除電器は、前記アース部材又は前記バイアス部材に電気的に接続されている請求項記載の画像形成装置。
  5. 一面側に画像が形成された前記シートを前記転写ベルトに再送し、前記シートの他面側に画像を形成させる再搬送機構を備えている請求項1乃至のいずれか1項記載の画像形成装置。
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