JP5789839B2 - ロックアップクラッチの制御装置 - Google Patents
ロックアップクラッチの制御装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5789839B2 JP5789839B2 JP2011040757A JP2011040757A JP5789839B2 JP 5789839 B2 JP5789839 B2 JP 5789839B2 JP 2011040757 A JP2011040757 A JP 2011040757A JP 2011040757 A JP2011040757 A JP 2011040757A JP 5789839 B2 JP5789839 B2 JP 5789839B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lockup
- differential pressure
- clutch
- lockup clutch
- lock
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Control Of Fluid Gearings (AREA)
Description
エンジン1は、たとえば、多気筒ガソリンエンジンであり、エンジン1に吸入される吸入空気量は、電子制御式のスロットルバルブ12により調整される。スロットルバルブ12の開度(スロットル開度)は、スロットル開度センサ102によって検出される。また、エンジン1の冷却水温は、水温センサ103によって検出される。
トルクコンバータ2は、入力軸側のポンプインペラ21と、出力軸側のタービンランナ22と、トルク増幅機能を発現するステータ23と、ワンウェイクラッチ24とを備え、ポンプインペラ21とタービンランナ22との間で流体を介して動力伝達を行なう。
前後進切換装置3は、遊星歯車機構30、後進用クラッチC1および前進用ブレーキB1を備えている。後進用クラッチC1を解放して前進用ブレーキB1を締結すると、タービンシャフト28の回転は、反転かつ減速されて入力軸40へ伝達される。前進用ブレーキB1を解放して後進用クラッチC1を締結すると、タービンシャフト28と入力軸40とが直結される。また、後進用クラッチC1および前進用ブレーキB1がともに解放されると、前後進切換装置3は、動力を遮断してニュートラル状態を形成する。
ベルト式無段変速機4は、入力側のプライマリプーリ41、出力側のセカンダリプーリ42、およびこれらプライマリプーリ41とセカンダリプーリ42との間に巻き掛けられた金属製のベルト43などを備えている。プライマリプーリ41の可動シーブ412側には、固定シーブ411と可動シーブ412との間のV溝幅を変更するための油圧アクチュエータ413が配設されている。この油圧アクチュエータ413へ供給される油圧を制御することにより、上記V溝幅が変更される。また、セカンダリプーリ42の可動シーブ422側にも同様に、固定シーブ421と可動シーブ422との間のV溝幅を変更するための油圧アクチュエータ423が配置されており、この油圧アクチュエータ423へ供給される油圧を制御することにより、上記V溝幅が変更される。
次に、上記ロックアップクラッチ25付トルクコンバータ2へ供給する作動油を制御するための油圧制御回路20について、図2を参照して説明する。図2において、71はプライマリレギュレータ弁であり、SLSはライン圧PLの調圧制御用のリニアソレノイド弁である。リニアソレノイド弁SLSには常開型のリニアソレノイド弁が用いられ、このリニアソレノイド弁SLSの信号圧はECU8の指示に従って制御される。
ECU8は、図3に示すように、CPU81、ROM83、RAM85およびバックアップRAM87などからなるマイクロコンピュータを中心として構成され、エンジン1を制御するエンジンECUと、油圧制御回路20を介してベルト式無段変速機4、ロックアップクラッチ25を制御するCVT−ECUとから構成されている。
つぎに、ロックアップクラッチ25が解放状態から締結する際(ロックアップオン時)に、ECU8が実行する学習制御について説明する。本実施形態に係る学習制御では、ロックアップクラッチ25が締結する際(ロックアップクラッチ25の差回転数が所定値JDGFIN未満になった時)のロックアップ差圧を推定し、その推定したロックアップ差圧ΔPsから同じくロックアップクラッチ25が締結する際(ロックアップクラッチ25の差回転数が所定値JDGFIN未満になった時)の指示差圧ΔPtを減算して得られる値を所定のHi側基準値JDGH又は所定のLow側基準値JDGLと比較して、ロックアップソレノイド弁84の出力特性を学習補正値を用いて選別する。この選別結果である学習補正値に応じて、後に詳述するスムーズオフ制御の制御開始時の指示差圧が補正される。
ΔPs=TCL/U/(SL/U*μ) ・・・(1)
ここで、TCL/Uはロックアップクラッチ25のトルク容量であり、SL/Uはロックアップクラッチ25の摩擦係合部の有効面積であり、μはロックアップクラッチ25の摩擦係合部の摩擦係数である。
TCL/U=Te−Ploss−Ie*dωe/dt−C*ωe2・・・・(2)
ここで、Teはエンジントルク、Plossはオイルポンプ7の負荷、Ieはエンジン1からポンプインペラ21に至るまでの回転部品のイナーシャであり、ωeはエンジン1の回転角速度であり、dωe/dtはエンジン1の回転角加速度であり、Cはロックアップクラッチ25のトルクコンバータ2の容量係数である。なお、周知のとおりエンジントルクは、スロットル開度とエンジン回転数から求めることができ、ポンプ負荷は油圧制御回路20のライン圧PLから求めることができる。
つぎに、ECU8が実行するロックアップクラッチ25のスムーズオフ制御について図7に示すフローチャートを参照して説明する。このスムーズオフ制御は、制御開始時にロックアップ差圧(指示差圧)を急減させ、その後、解放時のショックを抑制するために、ロックアップ差圧を徐々に(できるだけ滑らかに)低下させてロックアップクラッチ25を解放するロックアップオフ制御である。
つぎに、ロックアップクラッチ25が締結状態から解放状態に移行する際(ロックアップオフ時)に、ECU8が実行する学習制御について図9に示すフローチャートを参照して説明する。このロックアップオフ時の学習制御は、ロックアップクラッチ25の指示差圧ΔPtをロックアップクラッチ25の解放制御開始時から解放完了に至るまでの時間(以下単に「解放時間」ともいう。)に応じて補正するものである。
2 トルクコンバータ
4 ベルト式無段変速機(自動変速機)
8 ECU
21 ポンプインペラ
22 タービンランナ
25 ロックアップクラッチ
40 (自動変速機の)入力軸
84 ロックアップソレノイド弁
101 エンジン回転数センサ
104 タービン回転数センサ
Claims (1)
- エンジンからの出力をポンプインペラおよびタービンランナを介して自動変速機の入力軸側に伝達するトルクコンバータに備えられ、前記エンジン側と前記自動変速機側とを締結・解放可能な油圧式のロックアップクラッチに関し、
指示差圧に従ってロックアップ差圧を変化させるソレノイド弁を有し、このソレノイド弁を介してロックアップクラッチを締結・解放制御する制御装置において、
ロックアップクラッチが解放状態から締結状態に移行する際に、当該ロックアップクラッチの差回転数が所定値未満になったことを検出する差回転数検出手段と、
前記差回転数検出手段が前記差回転数が所定値未満になったことを検出した時のロックアップ差圧を推定するロックアップ差圧推定手段と、
前記ロックアップ差圧推定手段により推定されたロックアップ差圧から、前記差回転数が所定値未満になったことを検出した時の指示差圧を減算して得られた値を予め設定された基準値と比較して、前記ソレノイド弁の出力特性を選別する出力特性選別手段と、
ロックアップクラッチの解放制御時において、前記出力特性選別手段による選別結果に応じてロックアップクラッチの解放開始時の指示差圧を補正する補正手段と、
を備え、少なくとも前記ロックアップクラッチの解放を制御することを特徴とするロックアップクラッチの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011040757A JP5789839B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | ロックアップクラッチの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011040757A JP5789839B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | ロックアップクラッチの制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012177434A JP2012177434A (ja) | 2012-09-13 |
JP5789839B2 true JP5789839B2 (ja) | 2015-10-07 |
Family
ID=46979399
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011040757A Expired - Fee Related JP5789839B2 (ja) | 2011-02-25 | 2011-02-25 | ロックアップクラッチの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5789839B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6197332B2 (ja) * | 2013-03-29 | 2017-09-20 | アイシン・エィ・ダブリュ株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
JP7294290B2 (ja) | 2020-09-29 | 2023-06-20 | トヨタ自動車株式会社 | 油圧推定装置、及び油圧推定プログラム |
JP2023107681A (ja) | 2022-01-24 | 2023-08-03 | トヨタ自動車株式会社 | 車両の制御装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4054778B2 (ja) * | 2004-03-31 | 2008-03-05 | ジヤトコ株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
JP2007232160A (ja) * | 2006-03-03 | 2007-09-13 | Daihatsu Motor Co Ltd | ロックアップ制御装置 |
JP4941139B2 (ja) * | 2007-07-09 | 2012-05-30 | トヨタ自動車株式会社 | ロックアップクラッチの制御装置 |
-
2011
- 2011-02-25 JP JP2011040757A patent/JP5789839B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012177434A (ja) | 2012-09-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6773372B2 (en) | Vehicle drive control apparatus and method | |
US10220833B2 (en) | Hybrid powertrain speed control | |
JP5464134B2 (ja) | ロックアップ装置およびその制御方法 | |
JP4784563B2 (ja) | ロックアップクラッチの制御装置 | |
US7324886B2 (en) | Powertrain control apparatus and method | |
JP4092504B2 (ja) | トルクコンバータのスリップ制御装置 | |
JP5786843B2 (ja) | 無段変速機の変速制御装置 | |
US7359784B2 (en) | Control apparatus and control method for automatic transmission | |
JP5790670B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP5741553B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2005042742A (ja) | 車両の発進制御装置 | |
JP5377445B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP5789839B2 (ja) | ロックアップクラッチの制御装置 | |
JP4013725B2 (ja) | トルクコンバータの制御装置 | |
JP5660180B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP5994663B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP3152095B2 (ja) | 車両用自動変速機の変速制御装置 | |
JP4924562B2 (ja) | 車両の発進制御装置 | |
JP6711085B2 (ja) | 自動変速機の制御装置 | |
JP3606157B2 (ja) | 車両用自動変速機のクリープ力制御装置 | |
JP5195536B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP4078940B2 (ja) | エンジンの制御装置 | |
JP5533556B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP5709303B2 (ja) | 車両の制御装置 | |
JP2012002312A (ja) | 車両の制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20140224 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20141120 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20141121 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20150120 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20150619 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20150707 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5789839 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |