JP5789321B2 - スクラバ及びエンジンシステム - Google Patents

スクラバ及びエンジンシステム Download PDF

Info

Publication number
JP5789321B2
JP5789321B2 JP2014052330A JP2014052330A JP5789321B2 JP 5789321 B2 JP5789321 B2 JP 5789321B2 JP 2014052330 A JP2014052330 A JP 2014052330A JP 2014052330 A JP2014052330 A JP 2014052330A JP 5789321 B2 JP5789321 B2 JP 5789321B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
neutralizing agent
cleaning liquid
scrubber
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2014052330A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2015174034A (ja
Inventor
隼太 秋山
隼太 秋山
橋本 大
大 橋本
哲男 野上
哲男 野上
繁一 兼田
繁一 兼田
隆道 細野
隆道 細野
克浩 吉澤
克浩 吉澤
正憲 東田
正憲 東田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP2014052330A priority Critical patent/JP5789321B2/ja
Priority to PCT/JP2015/000960 priority patent/WO2015136867A1/ja
Priority to KR1020167013251A priority patent/KR101722058B1/ko
Priority to CN201580004499.6A priority patent/CN105899282B/zh
Publication of JP2015174034A publication Critical patent/JP2015174034A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5789321B2 publication Critical patent/JP5789321B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D47/00Separating dispersed particles from gases, air or vapours by liquid as separating agent
    • B01D47/06Spray cleaning
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D53/00Separation of gases or vapours; Recovering vapours of volatile solvents from gases; Chemical or biological purification of waste gases, e.g. engine exhaust gases, smoke, fumes, flue gases, aerosols
    • B01D53/34Chemical or biological purification of waste gases
    • B01D53/92Chemical or biological purification of waste gases of engine exhaust gases
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/02EGR systems specially adapted for supercharged engines
    • F02M26/04EGR systems specially adapted for supercharged engines with a single turbocharger
    • F02M26/05High pressure loops, i.e. wherein recirculated exhaust gas is taken out from the exhaust system upstream of the turbine and reintroduced into the intake system downstream of the compressor
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2247/00Details relating to the separation of dispersed particles from gases, air or vapours by liquid as separating agent
    • B01D2247/04Regenerating the washing fluid
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2247/00Details relating to the separation of dispersed particles from gases, air or vapours by liquid as separating agent
    • B01D2247/10Means for removing the washing fluid dispersed in the gas or vapours
    • B01D2247/107Means for removing the washing fluid dispersed in the gas or vapours using an unstructured demister, e.g. a wire mesh demister
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2257/00Components to be removed
    • B01D2257/30Sulfur compounds
    • B01D2257/302Sulfur oxides
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2258/00Sources of waste gases
    • B01D2258/01Engine exhaust gases
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D2259/00Type of treatment
    • B01D2259/45Gas separation or purification devices adapted for specific applications
    • B01D2259/4566Gas separation or purification devices adapted for specific applications for use in transportation means

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Environmental & Geological Engineering (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Treating Waste Gases (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Separation Of Particles Using Liquids (AREA)

Description

本発明は、エンジンから排出された排気ガスを洗浄するスクラバ(湿式ガス洗浄装置)、及び、このスクラバを備えたエンジンシステムに関する。
エンジンから排出される窒素酸化物(NOx)の量を低減させる手法として、排気ガスの一部をエンジンに戻す排気再循環(EGR;Exhaust Gas Recirculation)が知られている。排気ガスの一部をエンジンに戻すことにより、酸素濃度が低い状態で燃焼が行われ、その結果、燃焼温度が低下してNOxの生成が抑制される。ただし、使用する燃料によっては、排気ガスに粒子状物質(PM;Particulate Matter)や硫黄酸化物(SOx)が大量に含まれる場合があり、この場合には再循環させる排気ガスからPMやSOxを取り除く必要がある。排気ガスからPMやSOxを取り除くには、洗浄液を用いるスクラバが有効である(特許文献1の図2の符号15参照)。
また、環境保護の観点から、エンジンに戻す排気ガス(EGRガス)のみならず、大気に排出される排気ガスについてもPMやSOxを取り除くのが望ましい。この場合も、排気ガスからPMやSOxを取り除くには、洗浄液を用いるスクラバが有効である。
スクラバで使用する洗浄液には、SOxを取り除く(脱硫を行う)ために脱硫用の中和剤(苛性ソーダなどのアルカリ溶剤)を投入し、洗浄液のpH値が一定以上となるように調整する。ただし、洗浄液が排気ガスと接触するとpH値が下がるため、洗浄液を繰り返し使用する場合には、中和剤を連続的に投入して洗浄液のpH値を維持する必要がある。また、洗浄液を外部に排出する場合、pH値の排出規制があれば、その排出規制をクリアできるように洗浄液のpH値を調整する必要がある。このような脱硫性能の維持と排出規制の適合を考慮すれば、中和剤を多めに投入するのが安全であるが、中和剤の使用量を抑えたいという要望もある。
特開2011−157959号公報
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされたものであって、洗浄液への中和剤の投入量を抑えつつ、十分な脱硫性能を維持するとともに、洗浄液の排出規制をクリアすることができるスクラバを提供することを目的としている。
本発明のある形態に係るスクラバは、エンジンから排出される排気ガスを洗浄するスクラバであって、前記排気ガスに洗浄液を噴射する噴射ノズルと、前記噴射ノズルから噴射された洗浄液を回収して溜めるとともに、溜めた洗浄液の一部を外部へ排出する溜水部と、前記溜水部に溜められた洗浄液を前記噴射ノズルに供給する循環配管と、前記循環配管の流路に中和剤を投入する中和剤投入装置と、前記中和剤投入装置から投入する中和剤の投入量を決定する制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記噴射ノズルから噴射する洗浄液のpH値と所定の目標噴射pH値との偏差、及び、前記溜水部に溜められた洗浄液のpH値と所定の目標溜水pH値との偏差に基づいて、前記中和剤投入装置から投入する中和剤の投入量を決定するように構成されている。
かかる構成では、噴射ノズルから噴射される洗浄液に中和剤を直接投入して噴射ノズルから噴射される洗浄液のpH値を調整することができる。そのため、実質的に噴射ノズルから噴射する洗浄液のpH値と所定の目標噴射pH値との偏差によって中和剤の投入量が決まる場合、溜水部に溜められた洗浄液のpH値を不要に上昇させなくてもよく、中和剤の投入量を抑えることができる。さらに、中和剤の投入量は、噴射ノズルから噴射する洗浄液のpH値と所定の目標噴射pH値との偏差、及び、溜水部に溜められた洗浄液のpH値と所定の目標溜水pH値との偏差に基づいて決定されるため、十分な脱硫性能(目標噴射pH値)を維持するとともに、洗浄液の排出規制(目標溜水pH値)をクリアすることが可能である。
また、上記のスクラバにおいて、前記排気ガスは前記エンジンに戻されるEGRガスであってもよい。かかる構成によれば、エンジンには浄化されたEGRガスが戻されるため、エンジンを腐食するリスクを低減することができる。
また、上記のスクラバにおいて、前記制御装置は、前記エンジンに使用する燃料の硫黄分と、当該スクラバを通過する排気ガスの流量とに基づいて、前記目標噴射pH値を設定するように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、目標噴射pH値を適正な値に設定できるため、目標噴射pH値が過度に大きくなるのを防止することができ、その結果、洗浄液への中和剤の投入量を抑えることができる。
また、上記のスクラバにおいて、前記制御装置は、予め定められた固定値を前記目標溜水pH値として設定するように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、目標溜水pH値として排出規制で定められたpH値に設定することで、洗浄液の排出規制を確実にクリアすることができる。
また、上記のスクラバにおいて、前記制御装置は、前記エンジンに使用する燃料の硫黄分と、当該スクラバを通過する排気ガスの流量とに基づいて、脱硫性能の維持に必要であると予測される中和剤の投入量である基本中和剤投入量を算出し、前記噴射ノズルから噴射する洗浄液のpH値と所定の目標噴射pH値との偏差、前記溜水部に溜められた洗浄液のpH値と所定の目標溜水pH値との偏差、及び、前記基本中和剤投入量に基づいて、前記中和剤投入装置が投入する中和剤の投入量を決定するように構成されていてもよい。
かかる構成によれば、中和剤投入装置が投入する中和剤の投入量について、基本中和剤投入量を用いた、いわゆるフィードフォワード制御を行うことができる。そのため、エンジンの運転状況等が変化しても、中和剤の投入量を速やかに適切な値に調整することができる。
また、本発明のある形態に係るエンジンシステムは、上記のスクラバを備えている。
以上のとおり、上記のスクラバによれば、洗浄液への中和剤の投入量を抑えつつ、十分な脱硫性能を維持するとともに、洗浄液の排出規制をクリアすることができる。
図1は、第1実施形態に係るエンジンシステムのブロック図である。 図2は、第1実施形態に係るスクラバの概略図である。 図3は、第1実施形態に係るスクラバの制御系のブロック図である。 図4は、中和剤投入量の制御方法を示したフロー図である。 図5は、EGRガス流量と基本中和剤投入量の関係を示したグラフである。 図6は、EGRガス流量と目標噴射pH値の関係を示したグラフである。 図7は、第2実施形態の中和剤投入量の制御方法を示したフロー図である。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。以下では、全ての図面を通じて同一又は相当する要素には同じ符号を付して、重複する説明は省略する。
(第1実施形態)
はじめに、本発明の第1実施形態について説明する。なお、以下では、排気ガスのうちエンジンに戻されるEGRガスを洗浄する場合について説明するが、大気に排出する排気ガスを洗浄する場合も同じように考えることができる。
<エンジンシステムの全体構成>
まず、本実施形態に係るエンジンシステム100の全体構成について説明する。図1は、エンジンシステム100のブロック図である。図1に示すように、エンジンシステム100は、エンジン10と、過給機20と、EGRブロワ30と、スクラバ40と、廃水処理装置60と、を備えている。
本実施形態におけるエンジン10は、船舶の推進用主機であり、大型の2ストロークディーゼルエンジンである。エンジン10には、過給機20から掃気流路11を介して掃気ガス(4ストロークエンジンの場合には「給気ガス」)が供給される。また、エンジン10から排出された排気ガスは排気流路12を介して過給機20に供給される。なお、エンジン10は、4ストロークエンジンであってもよく、ガスエンジンやガソリンエンジンであってもよい。また、エンジン10は船舶に用いられるものに限らず、発電設備に用いられるものであってもよい。
過給機20は、空気を昇圧してエンジン10に供給する装置である。過給機20は、タービン部21と、コンプレッサ部22とを有している。タービン部21にはエンジン10から排出された排気ガスが供給され、排気ガスのエネルギによりタービン部21が回転する。タービン部21とコンプレッサ部22は連結シャフト23により連結されており、タービン部21の回転に伴ってコンプレッサ部22も回転する。コンプレッサ部22が回転すると、外部から取り込んだ空気(大気)が昇圧され、昇圧された空気は掃気流路11を介してエンジン10へ供給される。
EGRブロワ30は、排気流路12と掃気流路11をつなぐEGR流路31に設けられており、排気流路12の排気ガスの一部を抽出し(以下、排気流路12から抽出した排気ガスを「EGRガス」と称す)、そのEGRガスを昇圧して掃気流路11へ送り出す装置である。掃気流路11へ送り出されたEGRガスは、過給機20で昇圧された大気と混合され、掃気ガスとしてエンジン10へ供給される。これにより、エンジン10に供給される掃気ガスの酸素濃度が低下し、NOxの排出量を低減することができる。なお、EGRブロワ30の構造は特に限定されないが、本実施形態では容積型を採用している。
スクラバ40は、EGR流路31に設けられており、洗浄液を用いてEGRガスからSOx及びPMを取り除く装置である。特に、大型のディーゼルエンジンの排気ガスには多量のSOx及びPMが含まれるため、大型のディーゼルエンジンにおいてEGRを行う場合、そのエンジンシステムにスクラバを設置することは非常に有効である。なお、本実施形態のスクラバ40は、後述するようにEGRガスを冷却する冷却機能を有しているため、EGR流路31に冷却装置は設けられていないが、EGR流路31に冷却装置を設けてもよい。その他、スクラバ40の詳細構成については後述する。
廃水処理装置60は、スクラバ40で使用した洗浄液を浄化処理する装置である。廃水処理装置60で浄化処理された洗浄液の全部または一部は海へ排出される。洗浄液を海へ排出する際に問題となるのが、廃水(洗浄液)の排出規制である。排出規制には、濁度の排出規制と、pH値の排出規制が含まれる。廃水処理装置60は、このうちの濁度の排出規制をクリアするためのものである。具体的には、スクラバ40で使用した洗浄液にはPMが固まって形成されたばいじんが多く含まれており、濁度が非常に高い。そこで、廃水処理装置60として例えば遠心分離機を用いて、洗浄液からばいじんを分離して洗浄液の濁度を下げる。これにより、廃水(洗浄液)の濁度の排出規制をクリアすることができる。一方、pH値の排出規制については、後述するようにスクラバ40で対応することになる。なお、洗浄液の最終的なpH値を確認するための廃水pHセンサ61(図2参照)を廃水処理装置60の下流に設けてもよい。
<スクラバの構成>
続いて、スクラバ40の詳細構成について説明する。図2は、本実施形態に係るスクラバ40の概略図である。図中の太い矢印は、EGRガスの流れを示している。本実施形態に係るスクラバ40は、EGRガスを洗浄する洗浄機能、洗浄液を溜めておく溜水機能、及び、EGRガスを冷却する冷却機能を全て有する一体型のスクラバである。図2に示すように、スクラバ40は、噴射ノズル41と、溜水部42と、循環配管43と、中和剤投入装置44と、を備えている。
噴射ノズル41は、EGRガスに洗浄液を噴射する部分である。噴射ノズル41は、スクラバ40の入口付近に設けられており、スクラバ40に流入したばかりのEGRガスに洗浄液を噴射する。このように、本実施形態に係るスクラバ40は噴射式を採用しているため、循環配管43の流路に中和剤を投入することが可能となる。
溜水部42は、噴射ノズル41から噴射された洗浄液を回収して溜める部分である。溜水部42は、スクラバ40の下方部分に位置しており、噴射ノズル41から噴射された洗浄液は自重によって溜水部42へ落下する。また、洗浄液が噴射されたEGRガスは、冷却部45を通過して熱交換により冷却されるとともに、ミストキャッチャ46によってEGRガスに含まれる霧状の洗浄液が取り除かれる。冷却部45で発生した凝縮水、及びミストキャッチャ46によって捕獲された洗浄液は、自重によって溜水部42へ落下する。なお、冷却部45及びミストキャチャ46を通過したEGRガスは、スクラバ40を出てEGRブロワ30(図1参照)に向かって流れる。
循環配管43は、溜水部42に溜められた洗浄液を噴射ノズル41に供給する部材である。循環配管43には、循環ポンプ47が設けられている。また、循環配管43は、中和剤投入装置44から投入される中和剤を取り込むための中和剤投入部48を有している。さらに、循環配管43の中和剤投入部48よりも上流側の部分には溜水pHセンサ49が設けられているとともに、中和剤投入部48よりも下流側の部分には噴射pHセンサ50が設けられている。溜水pHセンサ49は、溜水部42に溜められた洗浄液のpH値(以下、「溜水pH値」と称す)を測定することができ、噴射pHセンサ50は、噴射ノズル41から噴射される洗浄液のpH値(以下、「噴射pH値」と称す)を測定することができる。
中和剤投入装置44は、循環配管43の中和剤投入部48を介して、循環配管43の流路に中和剤を投入する装置である。本実施形態では、中和剤として苛性ソーダを使用している。本実施形態の中和剤投入装置44は、溜水部42に溜められた洗浄液ではなく、循環配管43を流れる洗浄液に中和剤を投入することになる。このように構成することで、溜水部42に溜められた洗浄液全体を必ずしも脱硫に必要なpH値にまで増加させる必要がなくなる。そのため、中和剤の使用量を抑えることができる。
<制御系の構成>
次に、スクラバの制御系の構成について説明する。図3は制御系の構成のブロック図である。本実施形態に係るスクラバは制御装置70を有している。制御装置70は、CPU、ROM、RAM等によって構成されている。図3に示すように、制御装置70は、溜水pHセンサ49、噴射pHセンサ50、及びEGRブロワ30と電気的に接続されている。制御装置70は、これらの計器及び装置から送信される信号に基づいて、溜水pH値、噴射pH値、及びEGRガス流量(EGRブロワ30の回転数から求めることができる)を取得する。なお、EGRガス流量は、EGR流路31に流量計を設け、その流量計が送信する信号に基づいて取得するようにしてもよい。
また、制御装置70は、エンジンシステム100が搭載されている船体の運転室に設けられた運転操作部71とも電気的に接続されている。運転操作部71は、運転者によってエンジン10に使用する燃料の硫黄分(質量%)を入力することができ、その値を保存できるように構成されている。制御装置70は、この運転操作部71から送信される信号に基づいて、エンジン10に使用する燃料の硫黄分を取得する。なお、運転操作部71は、エンジン10に使用する燃料の油種を選択できるようにし、その油種に対応する硫黄分を保存して送信するように構成されていてもよい。
さらに、制御装置70は、中和剤投入装置44と電気的に接続されている。制御装置70は、取得した溜水pH値、噴射pH値、EGRガス流量、及び硫黄分に基づいて、種々の演算を行って、中和剤投入装置44に制御信号を送信する。これにより、制御装置70は、中和剤投入装置44が循環配管43の流路に投入する中和剤の投入量(以下、「中和剤投入量」と称す)を制御する。
<中和剤投入量の制御方法>
次に、中和剤投入量の制御方法について説明する。図4は、中和剤投入量の制御の方法を示したフローチャートである。以下で説明する演算及び制御は、制御装置70によって遂行される。まず、処理が開始されると、制御装置70は、溜水pHセンサ49、噴射pHセンサ50、EGRブロワ30、及び運転操作部71から送信される信号を読み込み、これらの信号に基づいて溜水pH値、噴射pH値、EGRガス流量、及び硫黄分などの各種情報を取得する(ステップS1)。
続いて、制御装置70は、EGRガス流量及び硫黄分に基づいて基本中和剤投入量を算出する(ステップS2)。基本中和剤投入量は、脱硫性能を維持するために必要であると予測される中和剤投入量である。制御装置70は、図5に示すようなグラフに対応するマップデータを有しており、このマップデータから基本中和剤投入量を算出する。図5は、各硫黄分におけるEGRガス流量と基本中和剤投入量の関係を示している。例えば、図5において、硫黄分が2.0%であって、EGRガス流量がQであれば、基本中和投入量はWとなる。基本中和剤投入量は、硫黄分が大きくなるに従って、そしてEGRガス流量が大きくなるに従って大きくなる。なお、図5は概念図であって、実際の値とは必ずしも一致しない(図6も同様)。
続いて、制御装置70は、EGRガス流量及び硫黄分に基づいて目標噴射pH値を設定する(ステップS3)。制御装置70は、図6に示すようなグラフに対応するマップデータを有しており、このマップデータから目標噴射pH値を取得する。図6は、各硫黄分におけるEGRガス流量と目標噴射pH値との関係を示している。例えば、図6において、硫黄分が2.0%であって、EGRガス流量がQであれば、目標噴射pH値はPHとなる。目標噴射pH値は、硫黄分が大きくなるに従って、そしてEGRガス流量が大きくなるに従って大きくなる。
続いて、制御装置70は、目標溜水pH値を設定する(ステップS4)。目標溜水pH値は、予め定められた固定値である。環境保護の観点から、廃水(洗浄液)は規定範囲のpH値でなければ外部(海)へ排出することができない。本実施形態では、この規定範囲の下限値よりも少しだけ大きな値を目標溜水pH値として設定する。例えば、制御装置70は、規定範囲の下限値が6.5である場合、目標溜水pH値を「6.8」に設定する。
続いて、制御装置70は、噴射pH値と目標噴射pH値の偏差に基づいて、噴射側補正値を算出する(ステップS5)。具体的には、噴射pH値と目標噴射pH値の差(偏差)がなくなるような噴射側補正値を算出する。このように、ステップS5は、噴射pH値についてのフィードバック制御に相当する。このフィードバック制御としては、PID制御を採用することができる。なお、噴射側補正値は、前述した基本中和剤投入量を補正するためのものである。
続いて、制御装置70は、溜水pH値と目標溜水pH値の偏差に基づいて、溜水側補正値を算出する(ステップS6)。具体的には、溜水pH値と目標溜水pH値の差(偏差)がなくなるような溜水側補正値を算出する。このように、ステップS6は、溜水pH値についてのフィードバック制御に相当する。このフィードバック制御としては、PID制御を採用することができる。なお、溜水側補正値は、前述した基本中和剤投入量を補正するためのものである。
続いて、制御装置70は、基本中和剤投入量、噴射側補正値、及び溜水側補正値に基づいて、中和剤投入量を決定する(ステップS7)。具体的には、噴射側補正値及び溜水側補正値のうち大きい方(中和剤投入量が大きくなる方)の値(マイナスの場合もある)を基本中和剤投入量に加えて、その値を中和剤投入量とする。このように、本実施形態の中和剤投入量の制御では、フィートフォワード制御により基本中和剤投入量を決定し、目標pH値を満たすように、フィードバック制御で中和剤投入量を微調整している。
続いて、制御装置70は、中和剤投入装置44からの中和剤の投入量が、ステップS7で算出した中和剤投入量となるように、中和剤投入装置44へ制御信号を送信する(ステップS8)。これにより、洗浄液には適切な量の中和剤が投入される。制御装置70は、ステップS8が終わると、ステップS1に戻ってステップS1〜S8を繰り返し行う。
以上が本実施形態の中和剤投入量の制御方法である。以上のような制御を行うことにより、噴射ノズル41から噴射される洗浄液が脱硫能力を維持するために必要である中和剤投入量(以下、「脱硫必要投入量」と称す)と、溜水部42に溜められた洗浄液が排出規制をクリアするために必要である中和剤投入量(以下、「排出必要投入量」と称す)のうち、多い方の量の中和剤が循環配管43の流路に投入されることになる。
ただし、通常は、脱硫必要投入量の方が排出必要投入量よりも大きい。これは、噴射ノズル41から噴射する洗浄液のpH値を脱硫性能が維持できる程度の値にすると、噴射ノズル41から噴射した洗浄液はEGRガスによってpH値が下げられるものの、通常、その値は排水規定のpH値(目標溜水pH値=6.8)よりも大きいからである。この場合、脱硫性能を維持するためのpH値にする必要があるのは噴射ノズル41から噴射される洗浄液だけでよく、溜水部42に溜められた洗浄液は脱硫性能を維持するためのpH値に合わせる必要がない。本実施形態に係るスクラバ40では、循環配管43に中和剤を投入することにより、噴射ノズル41から噴射される洗浄液のみが脱硫性能を維持するためのpH値となるようにすることができる。よって、本実施形態に係るスクラバ40は、溜水部42に中和剤を投入するスクラバに比べて、中和剤の投入量を抑えることができる。
ただし、本実施形態では、EGRガス流量等の条件によって、排出必要投入量の方が脱硫必要投入量よりも大きくなった場合には、排出必要投入量の中和剤が循環配管43の流路に投入されることになる。これにより、溜水部42に溜められた洗浄液が排出規定値を下回る(規定範囲外となる)こともない。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第1実施形態では中和剤投入量は図4に示すような方法で制御しているのに対し、本実施形態では図7に示すような方法で制御する点で両実施形態は異なる。ただし、その他の構成については、両実施形態は基本的に同じである。以下、本実施形態の中和剤投入量の制御方法について説明する。
図7に示す制御方法のうちステップS11〜S14は、第1実施形態のステップS1〜S4と同じであるであるため、ここでは説明を省略する。ステップS15では、制御装置70は、噴射pH値と目標噴射pH値の偏差に基づいて、噴射側必要投入量を算出する。具体的には、噴射pH値と目標噴射pH値の差(偏差)がなくなるような噴射側必要投入量を算出する。ここでいう「噴射側必要投入量」とは、噴射pH値が目標噴射pH値となるために必要になると予測される中和剤の投入量である。このように、ステップS15は、噴射pH値についてのフィードバック制御に相当する。このフィードバック制御としては、PID制御を採用することができる。
続いて、制御装置70は、溜水pH値及び目標溜水pH値に基づいて、溜水側必要投入量を算出する(ステップS16)。具体的には、溜水pH値と目標溜水規制pH値の差(偏差)がなくなるような溜水側必要投入量を算出する。ここでいう「溜水側必要投入量」とは、溜水pH値が目標溜水pH値となるために必要になると予測される中和剤の投入量である。なお、前述のとおり、目標溜水pH値=6.8である。ステップS16は、溜水pH値についてのフィードバック制御に相当する。このフィードバック制御としては、PID制御を採用することができる。
続いて、制御装置70は、基本中和剤投入量、噴射側必要投入量、及び溜水側必要投入量に基づいて、中和剤投入量を決定する(ステップS17)。具体的には、基本中和剤投入量、噴射側必要投入量、及び溜水側必要投入量のうち最も値の大きいものを中和剤投入量とする。このようにして中和剤投入量は決定されるため、中和剤投入量が基本中和剤投入量を下回ることはない。以上のとおり、本実施形態の中和剤投入量の制御では、フィードフォワード制御により決定する基本中和剤投入量を下限値としつつ、フィードバック制御により決定する噴射側必要投入量又は溜水側必要投入量が前記下限値を上回れば、これを中和剤投入量として決定している。
続いて、制御装置70は、中和剤投入装置44からの中和剤の投入量が、ステップS17で算出した中和剤投入量となるように、中和剤投入装置44へ制御信号を送信する(ステップS18)。これにより、洗浄液には適切な量の中和剤が投入される。制御装置70は、ステップS18が終わると、ステップS11に戻ってステップS11〜S18を繰り返し行う。
以上のとおり、中和剤投入量の制御方法は、第1実施形態で説明した方法に限られず、本実施形態で説明した方法であってもよい。本実施形態は、第1実施形態と中和剤投入量の制御方法が一部異なるが、洗浄液への中和剤の投入量を抑えつつ、十分な脱硫性能を維持するとともに、洗浄液の排出規制をクリアすることができることに変わりない。
以上が、第1実施形態及び第2実施形態の説明である。以上では、スクラバ40が洗浄機能、冷却機能、溜水機能を全て有する一体型である場合について説明したが、各機能を独立した装置で実現する構造であってもよい。例えば、スクラバは洗浄機能のみを有するように構成し、冷却機能を有する冷却装置、及び溜水機能を有する溜水タンクをスクラバとは別に設けてもよい。
また、以上では、フィードバック制御とフィードフォワード制御を組み合わせて中和剤投入量を制御する場合について説明したが、フィードバック制御のみで中和剤投入量を制御してもよい。
また、以上では、エンジンシステムが舶用のものであって排出規制のある海へ洗浄液を排出する場合について説明したが、陸上に設置するエンジンシステムあるいはガス浄化システムであっても、洗浄液の排出規制がある場合は本発明の適用が可能である。なお、ここでいう「ガス浄化システム」とは、エンジンから排出された排気ガスを、大気に放出される前に洗浄するシステムである。つまり、実施形態で説明したスクラバは、例えばエンジンシステムよりも下流の排気ガス流路に設置されていてもよい。
本発明に係るスクラバによれば、洗浄液への中和剤の投入量を抑えつつ、十分な脱硫性能を維持するとともに、洗浄液の排出規制をクリアすることができる。よって、スクラバの技術分野において有益である。
10 エンジン
40 スクラバ
41 噴射ノズル
42 溜水部
43 循環配管
44 中和剤投入装置
70 制御装置
100 エンジンシステム

Claims (6)

  1. エンジンから排出される排気ガスを洗浄するスクラバであって、
    前記排気ガスに洗浄液を噴射する噴射ノズルと、
    前記噴射ノズルから噴射された洗浄液を回収して溜めるとともに、溜めた洗浄液の一部を外部へ排出する溜水部と、
    前記溜水部に溜められた洗浄液を前記噴射ノズルに供給する循環配管と、
    前記循環配管の流路に中和剤を投入する中和剤投入装置と、
    前記中和剤投入装置から投入する中和剤の投入量を決定する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、前記噴射ノズルから噴射する洗浄液のpH値と所定の目標噴射pH値との偏差に基づいて得られる中和剤の投入量、及び、前記溜水部に溜められた洗浄液のpH値と所定の目標溜水pH値との偏差に基づいて得られる中和剤の投入量のうち大きい方の投入量を前記中和剤投入装置から投入する中和剤の投入量として決定するように構成されている、スクラバ。
  2. 前記排気ガスは前記エンジンに戻されるEGRガスである、請求項1に記載のスクラバ。
  3. 前記制御装置は、前記エンジンに使用する燃料の硫黄分と、当該スクラバを通過する排気ガスの流量とに基づいて、前記目標噴射pH値を設定するように構成されている、請求項1又は2に記載のスクラバ。
  4. 前記制御装置は、予め定められた固定値を前記目標溜水pH値として設定するように構成されている、請求項1乃至3のうちいずれか一の項に記載のスクラバ。
  5. 前記制御装置は、
    前記エンジンに使用する燃料の硫黄分と、当該スクラバを通過する排気ガスの流量とに基づいて、脱硫性能の維持に必要であると予測される中和剤の投入量である基本中和剤投入量を算出し、
    前記基本中和剤投入量を下限値とし、前記噴射ノズルから噴射する洗浄液のpH値と所定の目標噴射pH値との偏差に基づいて得られる中和剤の投入量、及び、前記溜水部に溜められた洗浄液のpH値と所定の目標溜水pH値との偏差に基づいて得られる中和剤の投入量のうち大きい方の投入量を前記中和剤投入装置から投入する中和剤の投入量として決定するように構成されている、請求項1乃至4のうちいずれか一の項に記載のスクラバ。
  6. 請求項1乃至5のうちいずれか一の項に記載のスクラバを備えたエンジンシステム。
JP2014052330A 2014-03-14 2014-03-14 スクラバ及びエンジンシステム Active JP5789321B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014052330A JP5789321B2 (ja) 2014-03-14 2014-03-14 スクラバ及びエンジンシステム
PCT/JP2015/000960 WO2015136867A1 (ja) 2014-03-14 2015-02-25 スクラバ及びエンジンシステム
KR1020167013251A KR101722058B1 (ko) 2014-03-14 2015-02-25 스크러버 및 엔진 시스템
CN201580004499.6A CN105899282B (zh) 2014-03-14 2015-02-25 洗涤器以及发动机***

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014052330A JP5789321B2 (ja) 2014-03-14 2014-03-14 スクラバ及びエンジンシステム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2015174034A JP2015174034A (ja) 2015-10-05
JP5789321B2 true JP5789321B2 (ja) 2015-10-07

Family

ID=54071327

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014052330A Active JP5789321B2 (ja) 2014-03-14 2014-03-14 スクラバ及びエンジンシステム

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP5789321B2 (ja)
KR (1) KR101722058B1 (ja)
CN (1) CN105899282B (ja)
WO (1) WO2015136867A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6633944B2 (ja) * 2016-03-07 2020-01-22 川崎重工業株式会社 エンジンシステム及び制御方法
JP6389496B2 (ja) * 2016-10-27 2018-09-12 川崎重工業株式会社 船舶用egr装置
US20180361303A1 (en) * 2017-06-19 2018-12-20 Kumho Environment Co., Ltd Scrubber system with diffraction plate adapted for swirl bubble generation for effective removal of pollutants
JP7131983B2 (ja) * 2018-06-25 2022-09-06 株式会社ジャパンエンジンコーポレーション 舶用内燃機関
JP7201345B2 (ja) * 2018-06-25 2023-01-10 株式会社ジャパンエンジンコーポレーション 舶用内燃機関

Family Cites Families (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62193628A (ja) * 1986-02-20 1987-08-25 Ube Ind Ltd マグネシウム化合物を利用した湿式脱硫方法
JP2695654B2 (ja) * 1989-02-16 1998-01-14 三菱重工業株式会社 アンモニアガス注入量の制御装置
JPH0628697B2 (ja) * 1990-07-11 1994-04-20 関西研熱工業株式会社 悪臭の脱臭方法とそのシステム
JPH07275649A (ja) * 1994-04-11 1995-10-24 Nippon Steel Corp 排煙脱硫装置吸収塔における循環液濃度の制御方法
JPH09192440A (ja) * 1996-01-25 1997-07-29 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 排ガス処理装置
JP3675986B2 (ja) * 1996-09-19 2005-07-27 バブコック日立株式会社 湿式排ガス脱硫装置と方法
JP3757597B2 (ja) * 1998-01-26 2006-03-22 石川島播磨重工業株式会社 排煙脱硫装置の吸収剤スラリー流量制御方法及び装置
JP2948810B1 (ja) * 1998-06-23 1999-09-13 川崎重工業株式会社 湿式排煙脱硫装置の制御方法および装置
JP4381064B2 (ja) * 2003-08-26 2009-12-09 三菱重工業株式会社 排ガス処理装置および処理方法
KR100742336B1 (ko) * 2005-06-17 2007-07-24 주식회사 실트론 스크러버의 세정액 농도 조절 장치 및 그 방법
EP2335804B1 (en) * 2009-12-04 2014-09-10 Alstom Technology Ltd A method and a device for cleaning a carbon dioxide rich flue gas
JP4997336B2 (ja) 2010-01-29 2012-08-08 エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・フィリアル・アフ・エムエーエヌ・ディーゼル・アンド・ターボ・エスイー・ティスクランド 排ガス再循環システムを備える大型2サイクルディーゼル機関
CN102309912A (zh) * 2010-07-06 2012-01-11 同方环境股份有限公司 一种对船舶排烟进行碱法脱硫除尘的装置及其方法
CN202044902U (zh) * 2011-02-17 2011-11-23 大连海事大学 镁基—海水法船用脱硫工艺中喷雾浆料pH值控制***
JP6003245B2 (ja) * 2011-06-24 2016-10-05 株式会社Ihi 排ガスの処理方法及び処理装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR20160085787A (ko) 2016-07-18
CN105899282A (zh) 2016-08-24
KR101722058B1 (ko) 2017-03-31
WO2015136867A1 (ja) 2015-09-17
JP2015174034A (ja) 2015-10-05
CN105899282B (zh) 2021-09-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5789321B2 (ja) スクラバ及びエンジンシステム
JP6042551B2 (ja) 燃焼機関からの排ガスにおけるsox及びnoxの削減のための、複合洗浄システム及び方法
KR101530499B1 (ko) 스크러버 시스템 및 방법
JP5940727B2 (ja) 洗浄冷却装置、egrユニット、及びエンジンシステム
US10814275B2 (en) Exhaust gas scrubber system for multiple sources
KR102059252B1 (ko) 급수 탱크, 배기 가스 처리 장치, 선박
EP2958656A1 (en) Marine exhaust gas scrubber
JP6113774B2 (ja) 内燃機関、及び排気ガスから硫黄酸化物を除去する方法
JP6280328B2 (ja) Egrユニット及びエンジンシステム
JP2007263078A (ja) 船舶用排煙処理装置及び船舶用排煙処理方法
KR102348465B1 (ko) 선박의 배기가스 정화 시스템 및 방법
CN108495993B (zh) 发动机***及控制方法
JP2011144765A (ja) 舶用排ガス脱硝装置
EP3230562B1 (en) An arrangement for treating exhaust gases of an internal combustion piston engine in a marine vessel and method of operating an arrangement for treating exhaust gases
JP2017160798A (ja) エンジンシステム
KR20220072629A (ko) 선박
KR20240078462A (ko) 선박의 온실가스 배출 저감장치 및 이를 구비한 선박
KR20240025434A (ko) 선박의 온실가스 배출 저감장치 및 이를 구비한 선박 또는 해양 구조물
KR20240076575A (ko) 선박의 온실가스 배출 저감장치 및 이를 구비한 선박
KR20240075031A (ko) 선박의 온실가스 배출 저감장치 및 이를 구비한 선박
KR20240078463A (ko) 선박의 온실가스 배출 저감장치 및 이를 구비한 선박

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150728

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5789321

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250