JP5787864B2 - 分岐コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は分岐コネクタに関する。
既存のケーブル(電線)の中間部に対して、当該電線とは別のケーブル(電線)の一端を接続するための分岐コネクタの従来例としては、例えば特許文献1に開示されたものがある。
この分岐コネクタは、絶縁性(合成樹脂製)のハウジングと、ハウジングに支持した中継コンタクトと、を具備するものである。ハウジングは、第一対向面を有する第一分割ハウジングと、第二対向面を有する第二分割ハウジングと、第一分割ハウジングと第二分割ハウジングを、第一対向面と第二対向面を互いに接離可能として接続する連結部と、第一対向面と第二対向面が互いに接触したときに当該接触状態を保持するロック手段と、を一体的に備えている。中継コンタクトは、第一分割ハウジングの第一対向面に固定状態で支持したものであり、ケーブル圧接片及びケーブル圧着部を有している。
以上構成の分岐コネクタを介して、既存のケーブル(以下、第一ケーブルと呼ぶ)に対して別個のケーブル(以下、第二ケーブルと呼ぶ)の一端を接続するには、まず第一対向面と第二対向面を離間させ、その上で第一ケーブルの中間部を第二分割ハウジングに支持させ、さらに第二ケーブルの一端を中継コンタクトのケーブル圧着部に圧着する。次いで、第二分割ハウジングを第一分割ハウジングに接近させることにより第一対向面を第二対向面に接触させ、ロック手段によって当該接触状態を保持する。すると第二分割ハウジングが第一ケーブルの中間部を中継コンタクトのケーブル圧接片に押圧するので、第一ケーブルの中間部が中継コンタクトのケーブル圧接片に圧接される。
その結果、第一ケーブルと第二ケーブルが中継コンタクトを介して互いに電気的に導通する。
特許第3028988号公報
しかしハウジングを構成する第一分割ハウジング、第二分割ハウジング、及び連結部は合成樹脂製なので、第一分割ハウジングと第二分割ハウジングを接触させたときに(ロック手段によりロックしたときに)第一対向面と第二対向面の間に微小な隙間が形成され易い。そのため分岐コネクタの外側から第一対向面と第二対向面の間に水や埃などが進入し、これらが中継コンタクトや第一ケーブル及び第二ケーブルの中継コンタクトとの接続部に接触するおそれがある。
本発明の目的は、共に絶縁性材料からなる第一分割ハウジングの第一対向面と第二分割ハウジングの第二対向面を対向させたときに、分岐コネクタの外側にある水や埃などが第一対向面と第二対向面の隙間を通り抜けて中継コンタクトや第一ケーブル及び第二ケーブルの中継コンタクトとの接続部に接触するおそれを低減できる分岐コネクタを提供することにある。
本発明の分岐コネクタは、一対向面及び第一挟持部を有する絶縁性材料からなる第一分割ハウジングと、第二対向面及び第二挟持部を有し、連結部によって前記第一分割ハウジングと連結され、且つ絶縁性材料からなる第二分割ハウジングと、を有して、前記連結部を屈曲させて前記第一分割ハウジング及び前記第二分割ハウジングを相対的に回動させて前記第一分割ハウジングと前記第二分割ハウジングを重ね合わせて、前記第一対向面と前記第二対向面が対向したときに、前記第一挟持部と前記第二挟持部の間でケーブルを挟持するハウジング;及び
前記第一対向面と前記第二対向面との対向時に前記第一分割ハウジング及び前記第二分割ハウジングによって囲まれる、前記ハウジングの内部空間内に配設され、且つ、前記ケーブルと電気的に接続される中継コンタクト;を備える分岐コネクタにおいて、前記第一挟持部は、前記第一分割ハウジングの外縁部の一部を成す第一突設部を有し、前記第一突設部は、前記第一分割ハウジングの第一側面に前記ハウジングの外側に向けて突設され、且つ前記中継コンタクトに接続された前記ケーブルを這わせて前記ハウジングの外側に露出させる溝を有し、前記第二挟持部は、前記第二分割ハウジングの外縁部の一部を成す第二突設部を有し、前記第二突設部は、前記ケーブルを這わせる溝を有していて、前記対向時に前記第一分割ハウジングの前記第一突設部と対向し、前記第二分割ハウジングの外縁部には、第一外縁有底溝と、前記第一外縁有底溝よりも外側に位置する第二外縁有底溝とが設けられ、前記第一分割ハウジングの外縁部には、パッキン取付用で且つ前記対向時に前記第一外縁有底溝に嵌まる第一外縁突部と、前記第一外縁突部よりも外側に位置し且つ前記対向時に前記第二外縁有底溝に嵌まる第二外縁突部とが設けられ、前記第一突設部には、前記ケーブルの外囲半周を包囲するように第一包囲溝が設けられ、前記第二突設部には、前記ケーブルの外囲半周を包囲するように第二包囲溝が設けられ、前記分岐コネクタは、前記第一外縁突部に取り付けられ、且つ、前記対向時に、前記第一外縁有底溝、前記第一包囲溝、及び前記第二包囲溝のすべてに水密状態で嵌まる、弾性材料製のパッキン部材さらに備えることを特徴としている。
前記パッキン部材は、前記第一外縁突部に取り付けられ、且つ、前記第一外縁有底溝及び前記第一包囲溝に嵌まる、第一部分部材と、前記第二包囲溝に嵌まる第二部分部材とを含んでもよい。
本発明の分岐コネクタは、共に絶縁性材料からなる第一分割ハウジングの第一対向面と第二分割ハウジングの第二対向面を対向させたときに、第一対向面と第二対向面の間に微小な隙間が形成される可能性がある。
しかし、第一対向面と第二対向面の一方に中継コンタクトの外周側に位置する有底溝を凹設し、かつ、第一対向面と第二対向面の他方に有底溝に嵌合する嵌合突部を突設している。その結果、有底溝及び嵌合突部を形成しない場合に比べて、上記隙間の第一分割ハウジング及び第二分割ハウジングの外周縁部から中継コンタクトまでの沿面距離が長くなる。そのため、分岐コネクタの外側にある水や埃などが第一対向面と第二対向面の隙間を通り抜けて中継コンタクトや第一ケーブル及び第二ケーブルの中継コンタクトとの接続部に接触するおそれを低減できる。
本発明の一実施形態の分岐コネクタの分解斜視図である。 ハウジングの展開状態の平面図である。 (a)は中継コンタクトのケーブル圧着部と第二ケーブルの端部の分離状態の斜視図であり、(b)は両者を圧着したときの斜視図である。 展開状態のハウジング並びにハウジングに取り付けた中継コンタクト、第二ケーブル、メインパッキン、及びサブパッキンの斜視図である。 図4のハウジングに対して第一ケーブルを仮支持したときの図3と同様の斜視図である。 第一ケーブル及び第二ケーブル並びに第一ケーブル及び第二ケーブルに対して接続した分岐コネクタの斜視図である。 図6のVII−VII線に沿う断面図である。 図6のVIII−VIII線に沿う断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。なお、以下の説明中の前後、左右、及び上下の方向は、図中の矢印の方向を基準としている。
本実施形態の分岐コネクタ10は、大きな構成要素として絶縁ハウジング15、メインパッキン50、サブパッキン57、及び中継コンタクト60を具備している
絶縁ハウジング15は絶縁性の合成樹脂材料により構成した一体成形品であり第一分割ハウジング16、第二分割ハウジング30、及び第一分割ハウジング16と第二分割ハウジング30を接続する連結部45を一体的に具備している。
第一分割ハウジング16の厚み方向の一方の面(図1の上面)は平面からなる第一対向面17により構成してある。第一対向面17の中央部には平面視略U字形のコンタクト取付溝18が凹設してあり、コンタクト取付溝18の底面には略円柱形状の位置決め突起18aが突設してある。第一対向面17には、コンタクト取付溝18の前後両側に位置し互いに同一直線上に位置する一対の第一ケーブル取付溝19(第一挟持部)と、第一ケーブル取付溝19と平行をなす第二ケーブル取付溝20(第一挟持部)が凹設してある。前側の第一ケーブル取付溝19及び第二ケーブル取付溝20は第一分割ハウジング16の前壁を貫通しており、後側の第一ケーブル取付溝19は第一分割ハウジング16の後壁を貫通している。第一ケーブル取付溝19及び第二ケーブル取付溝20の断面形状は半円形である。第一対向面17には、前後の第一ケーブル取付溝19を横断する計4つの半円状凹部21と、第二ケーブル取付溝20を横断する2つの半円状凹部22とが凹設してある。第一対向面17には、第一対向面17の外周縁部に沿って延びる3つの嵌合壁23A、23B、及び23C(嵌合突部)(第一嵌合突部)が突設してある。さらに第一対向面17には、嵌合壁23A、23B、及び23Cのそれぞれ内周側に位置する3つのパッキン取付用突起24A、24B、及び24Cが突設してある。第一分割ハウジング16の側面には一つのロック用突起25(ロック手段)と、2つの仮ロック用突起26とが突設してある。さらに第一分割ハウジング16の当該側面と反対側の側面には一つのロック用突起27(図4参照)が突設してある。
第二分割ハウジング30の厚み方向の一方の面(図1の上面)は平面からなる第二対向面31により構成してある。第二対向面31の中央近傍部には、断面U字形の溝を有するケーブル押圧突起32が突設してある。第二対向面31には、ケーブル押圧突起32の前後両側に位置し互いに同一直線上(及びケーブル押圧突起32のU字溝と同一直線上)に位置する一対の第一ケーブル取付溝33(第二挟持部)と、第一ケーブル取付溝33と平行をなす第二ケーブル取付溝34(第二挟持部)が凹設してある。前側の第一ケーブル取付溝33及び第二ケーブル取付溝34は第二分割ハウジング30の前壁を貫通しており、後側の第一ケーブル取付溝33は第二分割ハウジング30の後壁を貫通している。第一ケーブル取付溝33及び第二ケーブル取付溝34の断面形状は半円形である。第二対向面31には、前後の第一ケーブル取付溝33を横断する計4つの半円状凹部35と、第二ケーブル取付溝34を横断する2つの半円状凹部36とが凹設してある。第二対向面31には、第二対向面31の外周縁部に沿って延びる3つの嵌合溝37A、37B、及び37C(有底溝)(第一有底溝)が凹設してある。図示するように嵌合溝37A、37B、及び37Cの平面形状は嵌合壁23A、23B、及び23Cの平面形状とそれぞれ同一である。さらに第二対向面31には、嵌合溝37A、37B、及び37Cのそれぞれ内周側に位置する3つのパッキン取付用溝38A、38B、及び38C(有底溝)(第二有底溝)が凹設してある。第二分割ハウジング30の側面には第一突片39が突設してあり、第一突片39に形成した貫通孔40の内面には係合突起41(ロック手段)が突設してある。さらに第二分割ハウジング30の当該側面と反対側の側面には第二突片42が突設してあり、第二突片42には貫通孔43が形成してある。この第二突片42の突出量(図1、図4、図5の上下寸法)は第一突片39より小さい。
第一分割ハウジング16と第二分割ハウジング30に対して両端がそれぞれ接続する前後一対の連結部45は、その中央部に前後方向に延びる折り曲げ線46が形成してある。そのため前後の連結部45は折り曲げ線46を中心に折り曲げ可能である。
ゴム等の弾性材料からなるメインパッキン50(嵌合突部)(第二嵌合突部)は、嵌合壁23A、23B、23C、4つの半円状凹部21、及び2つの半円状凹部22とそれぞれ対応する形状の第一構成部51、第二構成部52、第三構成部53、4つの半円状部54(第一パッキン)、及び2つの半円状部55(第二パッキン)を一体的に具備している。図示するように前側の2つの半円状部54が第一構成部51と第三構成部53を接続しており、後側の2つの半円状部54が第一構成部51と第二構成部52を接続しており、2つの半円状部55が第二構成部52と第三構成部53を接続している。また図示は省略してあるが、第一構成部51、第二構成部52、及び第三構成部53の下面にはそれぞれ溝が形成してある。
図4及び図5に示すようにメインパッキン50は、展開状態にある絶縁ハウジング15の第一分割ハウジング16のパッキン取付用突起24A、24B、及び24Cに対して第一構成部51、第二構成部52、及び第三構成部53の下面に形成した上記各溝をそれぞれ水密状態(及び気密状態)で嵌合し、かつ4つの半円状凹部21及び2つの半円状凹部22に対して4つの半円状部54及び2つの半円状部55をそれぞれ水密状態(及び気密状態)で嵌合することにより、第一分割ハウジング16に対して着脱可能に取り付けてある。
ゴム等の弾性材料からなる計6つのサブパッキン57(第一パッキン)(第二パッキン)は半円状部54、55と同じ形状の部材であり、展開状態にある絶縁ハウジング15の第二分割ハウジング30の半円状凹部35及び半円状凹部36に対してそれぞれ着脱可能に取り付けてある。
中継コンタクト60はばね弾性を備えた銅合金(例えばリン青銅、ベリリウム銅、チタン銅)やコルソン系銅合金の薄板を順送金型(スタンピング)を用いて図示形状に成形加工したものであり、表面にニッケルメッキで下地を形成した後に、金メッキや錫銅めっきを施している。
中継コンタクト60は、基片61と、基片61の前後両端から基片61に対して直交する方向に延びる一対のケーブル圧接片62と、後方のケーブル圧接片62から右側に延びる延出片64と、延出片64の右端部の前面に突設した円弧形状のケーブル圧着部65と、を一体的に具備している。図3(a)に示すようにケーブル圧着部65は複数の圧着片66を具備している。基片61の中心部には円形の位置決め孔61aが形成してある。また前後のケーブル圧接片62にはスリットからなる圧接用溝63がそれぞれ形成してある。
中継コンタクト60は、第一ケーブル70及び第二ケーブル75が接続するものである。
第一ケーブル70と第二ケーブル75は、導電性及び可撓性を有する材料からなる芯線71、76(撚り線や単線)の表面をチューブ状かつ可撓性を有する絶縁チューブ72、77でそれぞれ被覆したものである。第一ケーブル70は自動車等の内部に最初から配線した電源と接続する既存のケーブルである。一方、第二ケーブル75は第一ケーブル70に対して後から追加で接続するケーブルであり、その一端(前端)には例えばETC用端末等が接続してある。
中継コンタクト60は絶縁ハウジング15に対して取り付ける前に第二ケーブル75と一体化する。即ち、図3(a)に示す状態のケーブル圧着部65に対して第二ケーブル75の後端部を載せた後に、図3(b)に示すように各圧着片66を第二ケーブル75の後端部に対してかしめる。すると、絶縁チューブ77の後端から後方に突出(露出)させた芯線76の後端部に対して圧着片66が圧着され(接触し)、中継コンタクト60と第二ケーブル75の後端部が一体化する。
次いで、展開状態にある絶縁ハウジング15の第一分割ハウジング16のコンタクト取付溝18に対して中継コンタクト60の下部を嵌合し、かつ位置決め孔61aを位置決め突起18aに対して嵌合することにより、第一分割ハウジング16に対して着脱可能に取り付ける(図4参照)。中継コンタクト60を第一分割ハウジング16に取り付けると、前後の第一ケーブル取付溝19を通る軸線上に前後の圧接用溝63が位置する。このとき、第二ケーブル取付溝20に対して第二ケーブル75の他端近傍部(後端近傍部)の下半部が嵌合する(接触する)。
続いて、図5に示すように、第一分割ハウジング16を下方から第一ケーブル70の中間部に対して接近させ、一対のケーブル圧接片62の圧接用溝63の入口側端部(上端部)に第一ケーブル70の中間部を嵌め込む(圧接用溝63の入口側端部で第一ケーブル70の絶縁チューブ72を挟持する)。
次いで、前後の連結部45を折り曲げ線46に沿って折り曲げながら第一分割ハウジング16と第二分割ハウジング30を接近方向に相対回転させる。するとケーブル押圧突起32が、第一ケーブル70の中間部を圧接用溝63の奥側(下方)に押し込みながら前後のケーブル圧接片62の間の空間に入り込み、第一突片39の貫通孔40内に前後の仮ロック用突起26が位置し、さらに前後の仮ロック用突起26に係合突起41が係合する。また、このとき第一突片39より突出量(上下寸法)が小さい第二突片42は、第一分割ハウジング16の上面と干渉することなく、第一分割ハウジング16のロック用突起27が形成された側面に接近し、第二突片42の貫通孔43内にロック用突起27が円滑に進入する。このように前後の仮ロック用突起26と係合突起41が係合することにより第一分割ハウジング16と第二分割ハウジング30は仮ロック状態となる。この仮ロック状態では、第一分割ハウジング16(第一対向面17)及び第二分割ハウジング30(第二対向面31)の自由端(連結部45と反対側の端部)は互いに離れた状態にあるため、作業者は、中継コンタクト60(圧接用溝63)に圧接させようとしている第一ケーブル70が中継コンタクト60の圧接用溝63の入口側端部に進入しているか否かを、第一分割ハウジング16(第一対向面17)及び第二分割ハウジング30(第二対向面31)の自由端の間に形成された隙間から視認できる。
第一ケーブル70が中継コンタクト60の圧接用溝63内に進入していることを確認した後に、図示を省略した工具(例えば、プライヤー)によって第一分割ハウジング16及び第二分割ハウジング30の自由端を接近する方向に押圧して、仮ロック用突起26と係合している係合突起41をロック用突起25に対して係合させる。これにより第一分割ハウジング16と第二分割ハウジング30は第一対向面17と第二対向面31が面接触し(または微小隙間を形成しながら対向し)かつ前後の第一ケーブル取付溝33と第二ケーブル取付溝34が第一ケーブル70の前後二カ所の上半部と第二ケーブル75の上記他端近傍部の上半部にそれぞれ嵌り込んだ(接触した)閉状態に保持(ロック)される。またケーブル押圧突起32及び第一ケーブル70の中間部がコンタクト取付溝18の奥側(底面側)にさらに進入することにより、圧接用溝63の内面(左右両面)によって絶縁チューブ72が破られ、圧接用溝63の内面が芯線71に接触する(圧接する)。また、第一ケーブル70の中間部の前後に位置する2つの部位の下半部が前後の第一ケーブル取付溝19に対してそれぞれ嵌る(接触する)。そのため分岐コネクタ10の内部において第一ケーブル70の中間部と第二ケーブル75の上記他端近傍部(後端近傍部)が互いに電気的に導通する。
また第一分割ハウジング16と第二分割ハウジング30が閉状態になると、第一分割ハウジング16の嵌合壁23A、23B、及び23Cが、第二分割ハウジング30の嵌合溝37A、37B、及び37Cに対してそれぞれ嵌合する(図7、図8参照)。
第一分割ハウジング16と第二分割ハウジング30を閉状態にしても第一分割ハウジング16の第一対向面17と第二分割ハウジング30の第二対向面31の間には微小な隙間が形成される可能性がある。しかし第一分割ハウジング16の嵌合壁23A、23B、及び23Cが、第二分割ハウジング30の嵌合溝37A、37B、及び37Cに対してそれぞれ嵌合する結果、嵌合壁23A、23B、23C及び嵌合溝37A、37B、37Cを形成しない場合に比べて、第一対向面17と第二対向面31の間の上記隙間の第一分割ハウジング16及び第二分割ハウジング30の外周縁部から中継コンタクト60までの沿面距離が長くなる。そのため分岐コネクタ10の外側にある水や埃などが第一対向面17と第二対向面31の間の上記隙間を通り抜けて中継コンタクト60や第一ケーブル70及び第二ケーブル75の中継コンタクト60との接続部(芯線71及び芯線76の後端部)に接触するおそれを低減できる。
さらに第一分割ハウジング16と第二分割ハウジング30が閉状態になると、メインパッキン50の第一構成部51、第二構成部52、及び第三構成部53が第二分割ハウジング30のパッキン取付用溝38A、38B、及び38Cに対して水密状態(及び気密状態)で嵌合すると共に、半円状部54及び半円状部55の上面と対応する各サブパッキン57の下面が互いに水密状態(及び気密状態)で接触し、さらに半円状部54、55、及びサブパッキン57の内面が対応する第一ケーブル70(絶縁チューブ72)と第二ケーブル75(絶縁チューブ77)の一部の外周面全体に水密状態(及び気密状態)で接触する。
そのため、半円状凹部35、36、及びパッキン取付用溝38A、38B、38C並びにメインパッキン50及び各サブパッキン57を設けない場合に比べて、第一対向面17と第二対向面31の間の上記隙間の第一分割ハウジング16及び第二分割ハウジング30の外周縁部から中継コンタクト60までの沿面距離が長くなる。さらに、仮に分岐コネクタ10の外側にある水や埃などが嵌合壁23A、23B、23Cと嵌合溝37A、37B、37Cの間を通り抜けて、嵌合壁23A、23B、23C及び嵌合溝37A、37B、37Cの内側に進入したとしても、この水や埃が中継コンタクト60側へ進入するのを、半円状凹部35、36、及びパッキン取付用溝38A、38B、38C並びにメインパッキン50及び各サブパッキン57によって効果的に防止できる。
以上、本発明を上記各実施形態に基づいて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形を施しながら実施可能である。
例えば第一分割ハウジング16側に嵌合溝37A、37B、37Cを形成し、第二分割ハウジング30側に嵌合壁23A、23B、23Cを形成してもよい。
嵌合壁23A、23B、23C及び嵌合溝37A、37B、37Cを省略するか、又は、メインパッキン50及びパッキン取付用溝38A、38B、38Cを省略してもよい。
またメインパッキン50及び半円状部57を一体成形品としてもよい。
さらにコンタクト取付溝18の前後に配置した半円状部54(及び対応するサブパッキン57)をそれぞれ一つ又は3つ以上としたり、半円状部55(及び対応するサブパッキン57)を一つ又は3つ以上としてもよい。
また中継コンタクト60のケーブル圧着部65を前後一対のケーブル圧接片62(圧接用溝63)に変更してもよい。この場合は、展開状態にある絶縁ハウジング15の第一分割ハウジング16のコンタクト取付溝18に対して中継コンタクト60を取り付けた後に、中継コンタクト60の左側の(前後の)ケーブル圧接片62の圧接用溝63の入口側端部に第一ケーブル70を嵌め込み、かつ、右側の(前後の)ケーブル圧接片62の圧接用溝63の入口側端部に第二ケーブル75を嵌め込む。そして第一分割ハウジング16と第二分割ハウジング30を閉状態にすることにより、第一ケーブル70の芯線71と第二ケーブル75の芯線76を対応する各圧接用溝63の内面に対して接触させる(圧接する)。
10 分岐コネクタ
15 絶縁ハウジング
16 第一分割ハウジング
17 第一対向面
18 コンタクト取付溝
18a 位置決め突起
19 第一ケーブル取付溝(第一挟持部、第一ケーブルを這わせる溝
20 第二ケーブル取付溝(第一挟持部、第二ケーブルを這わせる溝
21 22 半円状凹部(第二包囲溝)
23A 23B 23C 嵌合壁(嵌合突部)(第一嵌合突部)(第二外縁突部)
24A 24B 24C パッキン取付用突起(第一外縁突部)
25 ロック用突起(ロック手段)
26 仮ロック用突起
27 ロック用突起
30 第二分割ハウジング
31 第二対向面
32 ケーブル押圧突起
33 第一ケーブル取付溝(第二挟持部、第一ケーブルを這わせる溝
34 第二ケーブル取付溝(第二挟持部、第二ケーブルを這わせる溝
35 36 半円状凹部(第一包囲溝)
37A 37B 37C 嵌合溝(有底溝)(第一有底溝)(第二外縁有底溝)
38A 38B 38C パッキン取付用溝(有底溝)(第二有底溝)(第一外縁有底溝)
39 第一突片
40 貫通孔
41 係合突起(ロック手段)
42 第二突片
43 貫通孔
45 連結部
46 折り曲げ線
50 メインパッキン(嵌合突部)(第二嵌合突部)(パッキン部材)
51 第一構成部
52 第二構成部
53 第三構成部
54 半円状部(第一パッキン)
55 半円状部(第二パッキン)
57 サブパッキン(第一パッキン)(第二パッキン)(パッキン部材)
60 中継コンタクト
61 基片
61a 位置決め孔
62 ケーブル圧接片
63 圧接用溝
64 延出片
65 ケーブル圧着部
66 圧着片
70 第一ケーブル
71 芯線
72 絶縁チューブ
75 第二ケーブル
76 芯線
77 絶縁チューブ

Claims (2)

  1. 一対向面及び第一挟持部を有する絶縁性材料からなる第一分割ハウジングと、第二対向面及び第二挟持部を有し、連結部によって前記第一分割ハウジングと連結され、且つ絶縁性材料からなる第二分割ハウジングと、を有して、前記連結部を屈曲させて前記第一分割ハウジング及び前記第二分割ハウジングを相対的に回動させて前記第一分割ハウジングと前記第二分割ハウジングを重ね合わせて、前記第一対向面と前記第二対向面が対向したときに、前記第一挟持部と前記第二挟持部の間でケーブルを挟持するハウジング;及び
    前記第一対向面と前記第二対向面との対向時に前記第一分割ハウジング及び前記第二分割ハウジングによって囲まれる、前記ハウジングの内部空間内に配設され、且つ、前記ケーブルと電気的に接続される中継コンタクト
    を備える分岐コネクタにおいて、
    前記第一挟持部は、前記第一分割ハウジングの外縁部の一部を成す第一突設部を有し、前記第一突設部は、前記第一分割ハウジングの第一側面に前記ハウジングの外側に向けて突設され、且つ前記中継コンタクトに接続された前記ケーブルを這わせて前記ハウジングの外側に露出させる溝を有し、
    前記第二挟持部は、前記第二分割ハウジングの外縁部の一部を成す第二突設部を有し、前記第二突設部は、前記ケーブルを這わせる溝を有していて、前記対向時に前記第一分割ハウジングの前記第一突設部と対向し、
    前記第二分割ハウジングの外縁部には、第一外縁有底溝と、前記第一外縁有底溝よりも外側に位置する第二外縁有底溝とが設けられ、
    前記第一分割ハウジングの外縁部には、パッキン取付用で且つ前記対向時に前記第一外縁有底溝に嵌まる第一外縁突部と、前記第一外縁突部よりも外側に位置し且つ前記対向時に前記第二外縁有底溝に嵌まる第二外縁突部とが設けられ、
    前記第一突設部には、前記ケーブルの外囲半周を包囲するように第一包囲溝が設けられ、
    前記第二突設部には、前記ケーブルの外囲半周を包囲するように第二包囲溝が設けられ、
    前記分岐コネクタは、前記第一外縁突部に取り付けられ、且つ、前記対向時に、前記第一外縁有底溝、前記第一包囲溝、及び前記第二包囲溝のすべてに水密状態で嵌まる、弾性材料製のパッキン部材さらに備えることを特徴とする分岐コネクタ。
  2. 請求項1記載の分岐コネクタにおいて、
    前記パッキン部材は、前記第一外縁突部に取り付けられ、且つ、前記第一外縁有底溝及び前記第一包囲溝に嵌まる、第一部分部材と、前記第二包囲溝に嵌まる第二部分部材とを含む、分岐コネクタ。
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