JP6401770B2 - 分岐コネクタ - Google Patents

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Description

本発明は、電子機器又は電気機器に接続してある既存のケーブル(電線)に対して、当該電線とは別のケーブル(電線)を接続するための分岐コネクタに関する。
この種の分岐コネクタは、絶縁性(合成樹脂製)のハウジングと、ハウジングに支持した導電性(金属製)の中継コンタクトと、を具備している。ハウジングは、第1分割ハウジングと、第2分割ハウジングと、第1分割ハウジングと第2分割ハウジングとを互いに接離可能として接続する接続部と、第1分割ハウジングと第2分割ハウジングとが接触したときにこの接触状態を保持するロック部と、を一体的に備えている。
中継コンタクトの1つのタイプは、既存のケーブル(電線)と、別のケーブル(電線)とをそれぞれ圧接する一対の圧接用溝を並列に備えるタイプである(特許文献1)。
特許文献1に記載の分岐コネクタでは、第1分割ハウジング及び第2分割ハウジングのいずれか一方に中継コンタクトが保持されている。その圧接用溝にケーブルを接続する際には、該中継コンタクトの圧接用溝の上(入口部)に圧接されるケーブルを載置した状態で保持し、その状態で他方の分割ハウジングを中継コンタクト(を有する分割ハウジング)上に重ねて嵌め合わせる。これにより、中継コンタクトの圧接用溝がケーブルの被覆を切断し、芯線と中継コンタクトとは、導通する。
特開2016−134231号公報
一方で、第1分割ハウジング及び第2分割ハウジングを嵌め合わせると、接続部は、嵌合した第1分割ハウジング及び第2分割ハウジングの外周壁から外側に向かって突出する。このような状態では、分岐コネクタの小型化が妨げられる。また、接続部が突出していることによって、作業者による作業中に接続部が他の部品と干渉し、作業効率が低下する恐れもある。また、突出した接続部が、何らかの原因によって意図せずに取れる恐れもある。
かかる観点に鑑みてなされた本発明の目的は、小型化が可能であり、かつ、作業効率を向上できる分岐コネクタを提供することにある。
上記課題を解決する第1の観点に係る分岐コネクタは、
開閉可能な一対の第1分割ハウジング及び第2分割ハウジングと、
前記第1分割ハウジングと前記第2分割ハウジングとが展開している展開状態で互いに同一平面上に位置し、前記第1分割ハウジング及び前記第2分割ハウジングから他方の分割ハウジングに向けてそれぞれ延出する第1接続部及び第2接続部を有し、前記第1分割ハウジングと前記第2分割ハウジングとを接続する接続部と、
を備え、
前記第1接続部及び前記第2接続部は、前記第1分割ハウジングと前記第2分割ハウジングとが嵌合している嵌合状態において、嵌合方向に互いに重なり、前記第1接続部及び前記第2接続部の外面から他方の接続部に向けてそれぞれ凹設されている第1凹部及び第2凹部を有し、
前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記接続部において、前記第1分割ハウジングの近傍及び前記第2分割ハウジングの近傍にそれぞれ形成され、
前記接続部の延出方向における前記第1凹部及び前記第2凹部の位置が互いに同一である
また、第の観点に係る分岐コネクタでは、
前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記接続部に形成される屈曲部を挟む位置に形成される。
また、第の観点に係る分岐コネクタでは、
前記第1分割ハウジングの近傍に形成された前記第1凹部と前記第1分割ハウジングとの間には前記接続部の一部が介在し、前記第2分割ハウジングの近傍に形成された前記第2凹部と前記第2分割ハウジングとの間には、前記接続部の一部が介在しない。
また、第4の観点に係る分岐コネクタでは、
前記接続部の延出方向に沿った断面視において、前記第1凹部及び前記第2凹部の断面形状は、互いに同一である。
また、第5の観点に係る分岐コネクタでは、
前記接続部の延出方向に沿った断面視において、前記第1凹部及び前記第2凹部それぞれは、半円状に形成される。
また、第6の観点に係る分岐コネクタでは、
前記接続部の延出方向に沿った断面視において、前記第1凹部及び前記第2凹部それぞれは、三角形状に形成される。
本発明によれば、小型化が可能であり、かつ、作業効率を向上できる分岐コネクタを提供可能である。
本発明の一実施形態の絶縁ハウジングが展開状態にある分岐コネクタと第1、第2ケーブルの斜視図である。 図1のII−II矢線に沿う断面図である。 中継コンタクトを具備しない状態の第1分割ハウジングのみを拡大した斜視図である。 第2分割ハウジングのみを拡大した斜視図である。 中継コンタクトを具備しない状態の絶縁ハウジング全体を示す斜視図である。 図2に示した破線囲み部を拡大した図である。 中継コンタクト単体の斜視図である。 絶縁ハウジングが展開状態からロック状態に遷移する段階の分岐コネクタ及び第1、第2ケーブルの斜視図である。 絶縁ハウジングがロック状態にあるときの分岐コネクタ及び第1、第2ケーブルの斜視図である。 図9のX−X矢線に沿う断面図である。 図9のXI−XI矢線に沿う断面図である。 展開状態における絶縁ハウジングに防水部材を装填した様子を示した斜視図である。 防水部材を装填した分岐コネクタのロック状態を示した図10に対応する断面図である。 防水部材を装填した分岐コネクタのロック状態を示した図11に対応する断面図である。 他の変形例に係る第1ロック部と第2ロック部との係合部を拡大した、図13に対応する拡大断面図である。 他の変形例に係る第1凹部と第2凹部とを拡大した、図13に対応する拡大断面図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明の一実施形態について説明する。初めに、充填剤を装填していない状態の分岐コネクタの構造について主に説明する。なお、以下の説明中の前後、左右、及び上下の方向は、図中の矢印の方向を基準としている。
図1は、本発明の一実施形態の絶縁ハウジング15が展開状態にある分岐コネクタ10、第1ケーブル60、及び第2ケーブル65の斜視図である。図2は、図1のII−II矢線に沿う断面図である。本実施形態の分岐コネクタ10は、大きな構成要素として絶縁ハウジング15と中継コンタクト50とを具備している。
絶縁ハウジング15は、例えば絶縁性の合成樹脂材料により構成した成形品である。絶縁ハウジング15は、第1分割ハウジング16、第2分割ハウジング30、並びに第1分割ハウジング16と第2分割ハウジング30とを接続する連結部としての第1接続部46及び第2接続部47を一体的に成形して備えている。
図3は、中継コンタクト50を具備しない状態の第1分割ハウジング16のみを拡大した斜視図である。図3を参照して、第1分割ハウジング16の構造を詳細に説明する。
第1分割ハウジング16の厚み方向の一方の面(図3の上面)の外周縁部は、外周壁17により形成される。第1分割ハウジング16の外周壁17より内周側は、第1分割ハウジング16の上面より(図3の下方へ)一段凹んだ内周側凹部17aにより構成してある。内周側凹部17aの底面(図3の上面)は、第1分割ハウジング16の上面と平行な平面からなる内周側第1対向面17bにより構成してある。この内周側第1対向面17bより内周側に位置する中央部分は、内周側第1対向面17bより(図3の下方へ)一段凹んだ中央第1凹部17cにより構成してある。中央第1凹部17cの底面(図3の上面)は、内周側第1対向面17bと平行な平面からなる中央第1対向面17dにより構成してある。中央第1凹部17cと中央第1対向面17dとにより、コンタクト取付溝18が形成される。コンタクト取付溝18は、固定部18aと、固定部18aの左右方向中間に位置し、固定部18aの前後幅を狭めて固定部18aを左右一対に区切る中間凸部18bと、を有している。一対の固定部18aの底面(中央第1対向面17d)には略円柱形状の位置決め突起18cが突設してある。
第1分割ハウジング16の外周壁17には、一方の固定部18aの前後両側に位置しかつ互いに同一直線上に位置する一対の第1ケーブル取付溝19と、他方の固定部18aの前後両側に位置しかつ互いに同一直線上に位置する(第1ケーブル取付溝19と平行をなす)一対の第2ケーブル取付溝20と、が凹設してある。第1ケーブル取付溝19及び第2ケーブル取付溝20の正面形状は半円形である。第1分割ハウジング16の外周壁17の前後面には、一対の第1ケーブル取付溝19の最深底面から下方に向かって外側に傾斜する一対の傾斜面19aが設けられている。同様に、第1分割ハウジング16の外周壁17の前後面には、一対の第2ケーブル取付溝20の最深底面から下方に向かって外側に傾斜する一対の傾斜面20aが設けられている。また、第1分割ハウジング16の外周壁17の前後面には、前後の傾斜面19a、20aより下方位置から前後方向に延びた平板状の蓋部21、22が設けられている。蓋部21、22の対向面21a、22a(図3の上方の面)は、傾斜面19a、20aの最下部と同一の高さに位置する。
第1分割ハウジング16の外周壁17の左右両側面には、弾性を有する一対の第1ロック部25が形成される。各第1ロック部25と外周壁17の前後面との間には、一対の凹部25aが形成される。各第1ロック部25は、第1分割ハウジング16の側面から外側に突出する第1ロック用突起26を備える。第1ロック用突起26は、前後方向に延在している。各第1ロック用突起26は、下方に向かうに従って第1分割ハウジング16の外側に傾斜する傾斜面26aを有する。また、第1ロック部25は、内面の上縁部に形成され、下方に向かうに従って第1分割ハウジング16の内側に傾斜する傾斜面26bを有する。
図4は、第2分割ハウジング30のみを拡大した斜視図である。図4を参照して、第2分割ハウジング30の構造を詳細に説明する。
第2分割ハウジング30の厚み方向の一方の面(図4の上面)の外周縁部には外周壁31が突設してある。第2分割ハウジング30の外周壁31より内周側に位置する部分は外周壁31より一段凹んだ内周側凹部31aにより構成してある。内周側凹部31aの一方の面(図4の下面)は、第2分割ハウジング30の上面と平行な平面からなる内周側第2対向面31bにより構成してある。内周側第2対向面31bには、左右一対の断面U字形の第1押圧溝32a及び第2押圧溝32bを有するケーブル押圧突起32が突設してある。ケーブル押圧突起32は、中央突起32cと、中央突起32cの左右方向両側に突起32d、32eを有する。中央突起32cと一方の突起32dとの間に第1押圧溝32aが形成される。中央突起32cと他方の突起32eとの間に第2押圧溝32bが形成される。
第2分割ハウジング30には、前後面から突出するケーブル支持腕部35、36が形成してある。ケーブル支持腕部35、36の上面(図4において上方の面)には、第1ケーブル保持溝35a、36aと第2ケーブル保持溝35b、36bが設けてある。前方側のケーブル支持腕部35及び後方側のケーブル支持腕部36は、第1ケーブル保持溝35a及び36aの前端側部分及び後端側部分(図4の前方側及び後方側)が、左右に空隙により分離分割した一対の突出片37a及び一対の突出片38aによって形成してある。同様に前方側のケーブル支持腕部35及び後方側のケーブル支持腕部36は、第2ケーブル保持溝35b及び36bの前端側及び後端側部分(図4の前方側及び後方側)が、左右に空隙により分離分割した一対の突出片37b及び一対の突出片38bによって形成してある。各一対の突出片37a、38a、37b、38b、特にケーブル支持腕部35、36の左右外側の突出片は、左右方向に弾性的に撓み、隣接する突出片同士の間隔が可変である。各一対の突出片37a、38a、37b、38bは、前後端部の下端部から、互いに対向する爪部が突設してある。
第1ケーブル保持溝35a、36a及び第2ケーブル保持溝35b、36bは、第1ケーブル60及び第2ケーブル65を全径に渡って挿入保持する(全径が収まる)深さの溝である。第1ケーブル保持溝35a、36aは、外側に向かうに従って上方に傾斜する傾斜面35e、36eを有する。すなわち、第1ケーブル60が、第1ケーブル保持溝35a、36aに挿入保持されると、第1ケーブル60は、図1に示すように、第1ケーブル保持溝35a、36aの傾斜面35e、36eに沿って、対応するケーブル部分が上下斜め方向に傾斜する。同様に、第2ケーブル保持溝35b、36bは、傾斜面35f、36fを有し、第2ケーブル65も、第1ケーブル60と同様の態様で、第2ケーブル保持溝35b、36bに挿入保持される。
第1ケーブル保持溝35a、36aの前後端部の上方開口部寄り(突出片37a、38aの各対向面)には、一対の脱落防止突起35cと一対の脱落防止突起36cとが設けてある。同様に第2ケーブル保持溝35b、36bの前後端部の上方開口部寄り(突出片37b、38bの各対向面)には、一対の脱落防止突起35dと一対の脱落防止突起36dとが設けてある。脱落防止突起35c、36c及び35d、36dは、第1ケーブル60及び第2ケーブル65が第1ケーブル保持溝35a、36a及び第2ケーブル保持溝35b、36bに挿入されるのを許容する。この時、各一対の突出片37a、38a及び各一対の突出片37b、38bは、左右方向の間隔(一対の脱落防止突起35c、36c及び35d、36dの間隔)が広がるように撓む。
第1ケーブル60及び第2ケーブル65が第1ケーブル保持溝35a、36a及び第2ケーブル保持溝35b、36bに挿入されると、一対の脱落防止突起35c、36c及び35d、36dが第1ケーブル60及び第2ケーブル65を挟圧するように、各一対の突出片37a、38a及び各一対の突出片37b、38bは、弾性的に左右方向の間隔が狭まる方向に撓む。したがって、第1ケーブル保持溝35a、36a及び第2ケーブル保持溝35b、36bに挿入された第1ケーブル60及び第2ケーブル65がケーブル延長方向に移動しようとするのを抵抗を与えつつ許容し、かつ第1ケーブル保持溝35a、36a及び第2ケーブル保持溝35b、36bから離脱しようとする力に抵抗を与えて容易に抜けないように抜け止めとして作用しつつ、一定以上の外力による離脱を可能とする。この抜止作用は、第2分割ハウジング30の上下(表裏)を反転させても維持される。
第2分割ハウジング30の外周壁31の左右両側面には、一対の第2ロック部39が形成される。一対の第2ロック部39は、第2分割ハウジング30の内面に形成される。各第2ロック部39は、第2分割ハウジング30の側面から内側に突出する第2ロック用突起40を備える。各第2ロック部39の前後両端には、上下方向に延在する一対の凸壁41が形成される。各第2ロック用突起40は、略直方体形状であり、一対の凸壁41間に亘るように、第2分割ハウジング30の内面に形成される。すなわち、第2ロック用突起40は、前後方向に延在する。
図5は、中継コンタクト50を具備しない状態の絶縁ハウジング15全体を示す斜視図である。図6は、図2に示した破線囲み部を拡大した図である。
第1分割ハウジング16と第2分割ハウジング30とは、第1分割ハウジング16側から直線的に延びる前後一対の第1接続部46と、第2分割ハウジング30側から直線的に延びる前後一対の第2接続部47と、第1接続部46と第2接続部47とを接続する屈曲容易部48と、によって連結されている。前後一対の第1接続部46と前後一対の第2接続部47とは、展開状態で互いに同一平面上に位置する。
図2及び図5に示すように屈曲容易部48は、前後の第1接続部46及び第2接続部47より薄肉としてある。前後の第1接続部46と第2接続部47とは、前後方向に延びる屈曲容易部48を折曲げ線として、図1、図5等において谷折り(第1分割ハウジング16と第2分割ハウジング30とが接近する方向に折曲げ)可能(容易)である。さらに第1接続部46は、第2接続部47より曲げ剛性が小さく設定されている。
第1分割ハウジング16、第1接続部46、屈曲容易部48、第2接続部47、及び第2分割ハウジング30は、図1及び図5に示す展開状態にしたときに、自律的にこの展開状態を維持する程度の強度(剛性)を備えている。
図6に示すとおり、第1接続部46及び第2接続部47は、第1分割ハウジング16の近傍及び第2分割ハウジング30の近傍において、第1接続部46の最厚部及び第2接続部47の最厚部よりもそれぞれ薄肉であるのが好適である。例えば、第1接続部46及び第2接続部47は、第1分割ハウジング16の近傍及び第2分割ハウジング30の近傍において、屈曲容易部48の近傍に位置するそれぞれの最厚部よりも薄肉である。特に、第1接続部46及び第2接続部47の表面には、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30が嵌合した状態で第1接続部46及び第2接続部47を除去するための第1凹部46a及び第2凹部47aがそれぞれ形成される。一例として、第1凹部46a及び第2凹部47aは、第1接続部46及び第2接続部47の下面にそれぞれ形成される。また、第1凹部46a及び第2凹部47aは、屈曲容易部48を挟む位置に形成されるのが好適である。このように、第1接続部46及び第2接続部47の表面、特に下面には、一対の凹部が形成される。また、第1凹部46a及び第2凹部47aは、第1接続部46及び第2接続部47の延伸方向、すなわち左右方向に沿った断面視において、略半円状に形成される。
第1凹部46aは、第1接続部46において、第1分割ハウジング16の近傍に形成される。特に、第1分割ハウジング16の近傍に形成された第1凹部46aと第1分割ハウジング16との間には、第1接続部46の一部が介在しないのが好適である。すなわち、第1凹部46aは、第1分割ハウジング16の外壁と隣接するように形成される。
同様に、第2凹部47aは、第2接続部47において、第2分割ハウジング30の近傍に形成される。特に、第2分割ハウジング30の近傍に形成された第2凹部47aと第2分割ハウジング30との間には、第2接続部47の一部が介在しないのが好適である。すなわち、第2凹部47aは、第2分割ハウジング30の外壁と隣接するように形成される。
図7は、中継コンタクト50単体の斜視図である。図7を参照して、中継コンタクト50の構造を詳細に説明する。
中継コンタクト50は、ばね弾性を備えた銅合金(例えばリン青銅、ベリリウム銅、チタン銅)又はコルソン系銅合金の薄板を順送金型(スタンピング)を用いて図示形状に成形加工したものである。中継コンタクト50の表面には、ニッケルメッキで下地を形成した後に、錫銅めっき又は錫めっき(あるいは金めっき)が施される。
中継コンタクト50は、左右方向に延びる平板状の基片51と、基片51の前後両側縁部の一方の端部に突設した、基片51に対して直交する方向に延びる平板状の一対の第1ケーブル圧接片52と、基片51の前後両側縁部の他方の端部に突設した、基片51に対して直交する方向に延びる平板状の一対の第2ケーブル圧接片54と、を一体的に備えている。基片51の左右二か所には円形の位置決め孔51aが形成してある。前後の第1ケーブル圧接片52と第2ケーブル圧接片54とには、基片51側に向かって直線的に延びるスリットからなる第1圧接用溝53と第2圧接用溝55とがそれぞれ形成してある。第1圧接用溝53の上端開口部は、先端部52aにより上方に向かって広がる略V字状に形成される。第2圧接用溝55の上端開口部は、先端部54aにより上方に向かって広がる略V字状に形成される。
前後一対の第1ケーブル圧接片52と第2ケーブル圧接片54とは、幅狭部(くびれ部)52bと54bとを介して基片51と接続されている。左右方向に位置する第1ケーブル圧接片52と第2ケーブル圧接片54との対向縁部の間隔は、幅狭部52bと54bとの対向縁部の間隔より狭い。幅狭部52bと54bとの間には、遊び部51bが設けてある。第1ケーブル圧接片52と第2ケーブル圧接片54との間には、インシュレータ等、他の部材が介在しない。
中継コンタクト50は、第1ケーブル60及び第2ケーブル65を導通接続するものである。
第1ケーブル60と第2ケーブル65は、導電性及び可撓性を有する材料(例えば銅又はアルミニウム)からなる芯線61、66(撚り線又は単線)の表面をチューブ状かつ可撓性及び絶縁性を有する被覆62、67でそれぞれ覆ったものである。第1ケーブル60は配線対象物(例えば自動車等)の内部に最初から配線しかつ配線対象物の電源と接続するケーブルである。一方、第2ケーブル65は第1ケーブル60に対して後から追加で接続するケーブルであり、その一端(前端)には電子機器又は電気機器(例えばカーナビゲーションシステム)等が接続してある。
図8は、絶縁ハウジング15が展開状態からロック状態に遷移する段階の分岐コネクタ10、第1ケーブル60、及び第2ケーブル65の斜視図である。図9は、絶縁ハウジング15がロック状態にあるときの分岐コネクタ10、第1ケーブル60、及び第2ケーブル65の斜視図である。図10は、図9のX−X矢線に沿う断面図である。図11は、図9のXI−XI矢線に沿う断面図である。
絶縁ハウジング15、中継コンタクト50、第1ケーブル60、及び第2ケーブル65を一体化して、第1ケーブル60と第2ケーブル65とを電気的に接続しながら分岐コネクタ10を組み立てるには、まず組み立て作業者が手等により図1、図5に示す展開状態にある第1分割ハウジング16のコンタクト取付溝18に対して中継コンタクト50の下部を嵌合する。具体的には、遊び部51bを中間凸部18bに嵌合させながら基片51をコンタクト取付溝18の底部に嵌合し、さらに第1ケーブル圧接片52の基片51側の半部(図1、図2では下半部)を対応する固定部18aに嵌合しかつ第2ケーブル圧接片54の基片51側の半部を対応する固定部18aに嵌合する。すると基片51の一対の位置決め孔51aに対して第1分割ハウジング16の一対の位置決め突起18cが嵌合するので(図2、図10)、中継コンタクト50が第1分割ハウジング16に対して位置決めされる。中継コンタクト50を第1分割ハウジング16に取り付けると、前後の第1ケーブル取付溝19を通る軸線上に前後の第1圧接用溝53が位置し、かつ、前後の第2ケーブル取付溝20を通る軸線上に前後の第2圧接用溝55が位置する。
続いて、組み立て作業者が手等により、前後の脱落防止突起35cと36c、35dと36dによる抵抗に抗して第1ケーブル60及び第2ケーブル65を押込む(図1参照)。その際、各突出片37a、38a、37b、38bは弾性力に抗して撓み、対向する脱落防止突起35cと36c、35dと36dの間隔を広げる。第1ケーブル60及び第2ケーブル65が第1ケーブル保持溝35a、36a及び第2ケーブル保持溝35b、36bに押し込まれると、対向する脱落防止突起35cと36c、35dと36dの間隔が狭まる。これにより、第1ケーブル60及び第2ケーブル65は、第1ケーブル保持溝35a、36aの底部及び第2ケーブル保持溝35b、36bの底部と脱落防止突起35cと36c及び35dと36dとの間に挟持される。これにより第1ケーブル60及び第2ケーブル65は、ケーブル延長方向の移動が抵抗を受けながら可能なので、図1及び図2に示した展開状態の分岐コネクタ10に対する第1ケーブル60及び第2ケーブル65の延長方向の位置調整が可能である。第1ケーブル60及び第2ケーブル65が第1ケーブル保持溝35a、36a及び第2ケーブル保持溝35b、36bから離脱しようとすると、離脱を阻止する抵抗を受けるので、分岐コネクタ10を上下逆さまにしても、第1ケーブル60及び第2ケーブル65が、第1ケーブル保持溝35a、36a及び第2ケーブル保持溝35b、36bから容易に抜け落ちない。また、第1ケーブル60及び第2ケーブル65は、一定以上の付勢力により第1ケーブル保持溝35a、36a及び第2ケーブル保持溝35b、36bから離脱させることが可能なので、分岐コネクタ10の交換、分岐コネクタ10に着脱する第1、第2ケーブルの変更が容易である。
第1ケーブル60及び第2ケーブル65を左右方向に並べ、第1ケーブル保持溝35a、36a及び第2ケーブル保持溝35b、36bに嵌合保持した状態のまま、前後の屈曲容易部48を中心に第2分割ハウジング30(前後の第2接続部47)を第1分割ハウジング16(前後の第1接続部46)に対して接近するように回転させる。すると、第1分割ハウジング16側の第2ロック用突起40が、対応する第1ロック用突起26の傾斜面26aに当接する。さらに回転させると、当該第2ロック用突起40が対応する傾斜面26aを下方に摺動しつつ、対応する第1ロック用突起26が、第1分割ハウジング16の内側方向に弾性変形する。一方で、第2接続部47側に位置するケーブル押圧突起32の第2押圧溝32bが、第2ケーブル65の中間部を、第2圧接用溝55の奥側(下方)に僅かに押し込むことで、第2ケーブル65の中間部が、前後の第2ケーブル圧接片54の間の空間に入り込む。
手等により第2分割ハウジング30を前後の屈曲容易部48を中心に第1分割ハウジング16に対して接近する方向にさらに回転させると、第2接続部47と反対側に位置するケーブル押圧突起32の第1押圧溝32aが、第1ケーブル60の中間部を第1ケーブル圧接片52の先端部52aに対して第1圧接用溝53の延出方向又はこれに近い方向に押し当てるので、第1ケーブル60が先端部52aとケーブル押圧突起32とによって挟持される。
第1ケーブル60と第2ケーブル65とを中継コンタクト50の先端部52a、54aに載置した後に、図示を省略した一般的な工具(例えば、プライヤー)によって第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30を、互いに接近する方向に略平行に押圧すると、各第2ロック用突起40が、対応する第1ロック用突起26に対して係合する。さらに、第2ロック部39の各凸壁41が、対応する凹部25aと嵌合する。これにより、第1分割ハウジング16が第2分割ハウジング30内に収容され、第1ロック部25と第2ロック部39とは、嵌合した第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30の内側で係合する。
その後、嵌合した第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30の外側に向かって突出する第1接続部46及び第2接続部47を、第1凹部46a及び第2凹部47aの位置にて除去する。例えば、作業者は、ニッパー、ペンチ、又は手などによって、第1接続部46及び第2接続部47を折り取るように除去してもよい。除去後の破断面が略平坦となるためには、除去作業は、ニッパーなどによる切断過程を含むのが好適である。
ケーブル押圧突起32は、第1ケーブル60及び第2ケーブル65の中間部を第1圧接用溝53及び第2圧接用溝55の奥側(底面側)にさらに押し込むので、第1ケーブル60が先端部52aから第1圧接用溝53の略中央部まで押し込まれかつ第2ケーブル65が先端部54aから第2圧接用溝55の略中央部まで押し込まれる。このとき、ケーブル押圧突起32の第1押圧溝32aと第2押圧溝32bとによる第1ケーブル60と第2ケーブル65との押圧方向が上下方向(第1圧接用溝53及び第2圧接用溝55の延長方向)と略平行となる。これにより、第1圧接用溝53の内面(左右両面)によって第1ケーブル60の被覆62の左右両側部が破られかつ第2圧接用溝55の内面(左右両面)によって第2ケーブル65の被覆67の左右両側部が破られる。従って、絶縁ハウジング15が閉状態に保持されたときに、第1圧接用溝53の内面(一対の対向面)が芯線61の両側部に対して均等且つ確実に接触(圧接)し、かつ第2圧接用溝55の内面(一対の対向面)が芯線66の両側部に対して均等且つ確実に接触(圧接)し、分岐コネクタ10の内部において第1ケーブル60の芯線61と第2ケーブル65の芯線66とが中継コンタクト50を介して互いに電気的に導通する。
また、芯線61、66の両側部の一方に対して第1圧接用溝53及び第2圧接用溝55の内面が過度に強く当たることがないので、芯線61、66の一部が第1圧接用溝53及び第2圧接用溝55によって切断されることがない。そのため芯線61、66の機械的強度が低下しないので、第1ケーブル60及び第2ケーブル65に引張力が作用しても芯線61、66が完全に切断するおそれは小さい。従って、第1ケーブル60及び第2ケーブル65と中継コンタクト50との接触信頼性を高めることが可能である。
第1分割ハウジング16と第2分割ハウジング30とが閉状態に(嵌め合わされて)保持(ロック)された状態では、第1分割ハウジング16の蓋部21、22の対向面21a、22aが、第1ケーブル保持溝35a、36aと第2ケーブル保持溝35b、36bの開口部(図4の上方の開口部)の一部を塞いでいる。さらに、図11に示すとおり、第1ケーブル60は、第1分割ハウジング16の一対の傾斜面19a、及び対応する第2分割ハウジング30の傾斜面35e、36eによって上下方向から挟まれる。より具体的には、第1ケーブル60は、前後両側で第1分割ハウジング16の第1ケーブル取付溝19と、第2分割ハウジング30の傾斜面35e、36eの外端とによってそれぞれ保持される。すなわち、2つの第1ケーブル取付溝19は、それぞれ第1ケーブル60を保持するための第1保持部29の役割を果たす。同様に、傾斜面35e、36eの外端は、それぞれ第1ケーブル60を保持するための第2保持部44の役割を果たす。第1ケーブル60の対応する表面は、第1保持部29及び第2保持部44と当接する。第1ケーブル60は、第1保持部29と第2保持部44との間で、第1分割ハウジング16の傾斜面19a及び対応する第2分割ハウジング30の傾斜面35e、36eによって上下方向から挟まれる。なお、第2ケーブル65についても同様に、2つの第2ケーブル取付溝20がそれぞれ第1保持部29の役割を果たし、傾斜面35f、36fの外端がそれぞれ第2保持部44の役割を果たす。以下では、第1ケーブル60の後側に着目して第1保持部29及び第2保持部44の説明を行うが、同様の説明が、第1ケーブル60の前側及び第2ケーブル65の前後両側にも適用される。
図11に示すとおり、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30が嵌合した状態で、第1保持部29の位置と第2保持部44の位置とは、第1ケーブル60の延長方向、すなわち前後方向に異なっている。また、第1保持部29の位置と第2保持部44の位置とは、第1ケーブル60の延長方向に垂直な方向、すなわち上下方向にも異なっている。より具体的には、第2保持部44の前後方向の位置は、第1保持部29の前後方向の位置よりも外側である。また、第2保持部44の上下方向の位置は、第1保持部29の上下方向の位置よりも上側である。さらに、第1ケーブル60と第1圧接用溝53との接点の上下方向位置は、第1保持部29及び第2保持部44それぞれの上下方向位置よりも上側である。すなわち、上下方向に沿って上側から下方向(圧接方向)に向かって、第1ケーブル60と第1圧接用溝53との接点、第2保持部44、及び第1保持部29の順にそれぞれが配置される。言い換えると、第1ケーブル60は、第1保持部29の周辺位置から第2保持部44の周辺位置にかけて、第1ケーブル60と第1圧接用溝53との接点よりも下方向に屈曲する。
さらに、第1保持部29は、第1方向、例えば第1ケーブル60の圧接方向と反対方向(上方向)から第1ケーブル60を保持する。一方で、第2保持部44は、第2方向、例えば第1ケーブル60の圧接方向(下方向)から第1ケーブル60を保持する。この時、第1ケーブル60の第1方向の反対側には、第1空隙29aが設けられ、第1ケーブル60の第2方向の反対側には、第2空隙44aが設けられる。すなわち、第1空隙29aは、第1ケーブル60の上側に設けられ、第2空隙44aは、第1ケーブル60の下側に設けられる。
以下では、充填剤70を装填した状態の分岐コネクタ10について主に説明する。充填剤70は、防水用ゲル、UV硬化樹脂、又は接着剤等、任意の材料であってよいが、以下では、充填剤70は、防水用ゲル又はUV硬化樹脂等の防水機能を実現できる防水部材70であるものとして説明する。
図12は、展開状態における絶縁ハウジング15に防水部材70を装填した様子を示した斜視図である。図13は、防水部材70を装填した分岐コネクタ10のロック状態を示した図10に対応する断面図である。図14は、防水部材70を装填した分岐コネクタ10のロック状態を示した図11に対応する断面図である。
本発明の実施形態では、図12に示すように、第1分割ハウジング16の内周側第1対向面17b及び第2分割ハウジング30の内周側第2対向面31bに、防水部材70を介在(嵌合)させる。
第1分割ハウジング16の内周側第1対向面17bに介在させた防水部材70は、下面の平面形状が内周側第1対向面17bと略同一であって、中継コンタクト50の周囲を囲む角筒形状に形成されている。防水部材70の高さは、第1分割ハウジング16と第2分割ハウジング30を閉じたときに、それぞれの防水部材70同士が密着する高さである。
第2分割ハウジング30の内周側第2対向面31bに介在させた防水部材70は、下面の平面形状が内周側第2対向面31bと略同一であり、ケーブル押圧突起32の周囲を囲む角筒形状に形成されている。防水部材70の高さは、第1分割ハウジング16と第2分割ハウジング30を閉じたときに、それぞれの防水部材70同士が密着する高さである。
図12に示す展開状態から、分岐コネクタ10をロック状態に遷移させると、図13に示すとおり、嵌合した第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30の内部全体が防水部材70により充填される。より詳細には、第1分割ハウジング16と第2分割ハウジング30とがロック状態となったときに、防水部材70は、内周側第1対向面17bと内周側第2対向面31bとに密着して中継コンタクト50の周囲を密閉する。さらに、防水部材70は、第1ケーブル60及び第2ケーブル65の被覆62、67の表面を(中継コンタクト50との電気的導通を妨げることなく)囲む。また、図14に示すとおり、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30内に装填された防水部材70は、中継コンタクト50と第1保持部29との間に位置する。
一方で、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30は、充填剤70が過多の場合に充填剤70の余剰分が入り込む空間28及び43をそれぞれ有する。空間28及び43は、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30が嵌合した状態で、一対の第1ロック部25の内面に沿って形成され、それぞれの充填剤70の下方及び上方に設けられる。これにより、空間28及び43は、ロック時に充填剤70の余剰分を吸収して溜めこむことができる。従って、分岐コネクタ10は、第1ケーブル60及び第2ケーブル65への押圧力等に対して、個体ごとのばらつきを抑制できる。
防水部材70は、第1分割ハウジング16の一対の第1ロック部25の内面と当接する。図13に示すとおり、第1ロック用突起26及び第2ロック用突起40の係合面27は、その上下方向において、上下方向に沿った防水部材70の幅内に位置するように構成されることが好適である。さらに、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30を嵌め合わせたときに、第2ロック用突起40の表面は、第1ロック部25の外面と当接する。これにより形成される当接面42は、防水部材70と当接する第1ロック部25の内面と略平行であることが好適である。
以上のような防水部材70の構成により、水又は埃などが第1ケーブル60及び第2ケーブル65の芯線61、66に接触するおそれを低減できる。
また、防水部材70が第1ケーブル60及び第2ケーブル65に密着するので、仮に分岐コネクタ10の外側において加わった外力によって第1ケーブル60及び第2ケーブル65が振られて屈曲したとしても、第1ケーブル60及び第2ケーブル65の屈曲に起因する動き又は応力が中継コンタクト50との圧接部に伝達することを抑止し、接触信頼性を維持できる。
さらに、防水部材70が、第1ロック部25の内面と当接することで、弾性を有する第1ロック部25は、防水部材70の膨張又は膨潤による内側から外側への弾性力により、外側に弾性変形しようとする。分岐コネクタ10では内側でロック部が構成されるので、外側への弾性変形により、分岐コネクタ10は、第1ロック部25と第2ロック部39との係合をさらに強固にすることができる。より詳述すると、第1ロック用突起26及び第2ロック用突起40の係合面27が、防水部材70と当接する第1ロック部25の内面の上下方向における幅内にあることで、防水部材70の膨張力等を効率良く係合力に変換できる。また、当接面42が防水部材70と当接する第1ロック部25の内面と略平行となることで、防水部材70の膨張力等は、第1ロック部25及び第2ロック用突起40の表面に対して略垂直方向に伝わり、防水部材70の膨張力等をさらに効率良く係合力に変換できる。その結果、分岐コネクタ10は、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30の密着状態をより高めることができる。このように、分岐コネクタ10は、内側から外側への弾性力が働いた状態であっても、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30の開き作用を抑制できる。その結果、分岐コネクタ10は、防水性を維持できる。当該効果は、常温下においても現れるが、高温下において防水部材70の膨張が大きくなるほど、より顕著に現れる。
また、防水部材70として粘度が高い部材を使用する場合、分岐コネクタ10は、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30間の開きをさらに抑制できる。すなわち、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30の両側に防水部材70が配置されることで、ロック状態でそれぞれの防水部材70が粘着し、当該粘着力が、嵌合した第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30の開きに対する抵抗力となる。
分岐コネクタ10は、嵌合した第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30の内部にロック機構を形成したため、凹凸又は貫通穴が少ない略平面形状に外周壁31を形成することができる。これにより、分岐コネクタ10は、防水性をより高めることができ、粉塵及びオイル等の異物の侵入もさらに抑止できる。
分岐コネクタ10は、一方向に延在する第1ロック用突起26及び同方向に延在する第2ロック用突起40が係合して、係合面27が同方向に延在した平面を構成することで、係合面27の面積を広げ、係合をより強固にすることができる。また、分岐コネクタ10は、係合面27が図13に示すように略水平となることで、係合する力を第1ロック用突起26及び第2ロック用突起40間で伝えやすくなる。このように、分岐コネクタ10は、従来の外側に形成されるロック部と比較して、第1ロック用突起26及び第2ロック用突起40の幅を広げることができる。これにより、分岐コネクタ10は、ロック力をより向上させ、ロック状態をより強固にできる。さらに、第1ロック部25及び第2ロック部39自体の強度も増すため、分岐コネクタ10は、ロック部の破損を抑止できる。
分岐コネクタ10は、第1ロック部25が傾斜面26bを有することで、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30の嵌合時に、第1ロック部25の先端が粘着性のある防水部材70に食い込んだり、防水部材70を削ったりすることを抑止できる。
分岐コネクタ10は、第1分割ハウジング16と第2分割ハウジング30とが閉状態となったときに、第1ケーブル60及び第2ケーブル65を屈曲させ、それぞれを保持する位置を前後方向及び上下方向にずらしているので、異なる仕様のケーブルに対しても密閉度を維持できる。すなわち、従来のように同一の位置でケーブルを挟持する機構が形成される場合、例えば当該機構の寸法とケーブルの径とが一致しないと、挟持機構とケーブルとの間に隙間が形成されてしまう。しかしながら、分岐コネクタ10は、第1保持部29の位置と第2保持部44の位置とが前後方向及び上下方向にずれているために第1空隙29a及び第2空隙44aが形成されるので、異なる仕様のケーブル間で生じる様々な差異を許容できる。例えば、分岐コネクタ10は、ケーブル径、並びに被覆の材料、硬度、伸縮率、及び厚みなどの差異を許容できる。また、分岐コネクタ10は、第1保持部29及び第2保持部44によって、第1ケーブル60及び第2ケーブル65のそれぞれの片側を対向する方向から2点で確実に保持するので、密閉度を向上できる。これにより、分岐コネクタ10は、防水性を向上できる。
また、分岐コネクタ10は、図14のように第1ケーブル60及び第2ケーブル65をそれぞれ下方向に屈曲させて、より外側に配置された第2保持部44により上側から下方向にケーブルを保持することで、外力による影響を抑止できる。すなわち、分岐コネクタ10は、第1ケーブル60及び第2ケーブル65の外力による屈曲の動き又は応力などが中継コンタクト50との圧接部に伝達することを抑止し、接触信頼性を高める。さらに、分岐コネクタ10は、第2保持部44よりも外側にケーブル支持腕部35、36を形成しているので、外力による影響をさらに抑止でき、接触信頼性をより高めることができる。
また、分岐コネクタ10は、第1保持部29のさらに内側の第1ケーブル60及び第2ケーブル65の屈曲が小さい領域で防水部材70により圧接部を囲繞するので、防水性に優れる。さらに、分岐コネクタ10は、第1保持部29が半円形状の第1ケーブル取付溝19及び第2ケーブル取付溝20により構成されるので、第1保持部29と円形のケーブル表面との隙間を埋めることができ、防水性を向上できる。
分岐コネクタ10は、第1凹部46a及び第2凹部47aにより、閉状態において突起状となる第1接続部46及び第2接続部47を容易に除去、特に折り取ることができる。これにより、閉状態における分岐コネクタ10の小型化が可能である。また、分岐コネクタ10は、外壁から突出する突起物が無くなるので、狭いスペースにおける他の部品との干渉を低減できる。これにより分岐コネクタ10は、作業者の作業効率を向上できる。さらに、突出した第1接続部46及び第2接続部47を作業者が意図して予め除去するので、分岐コネクタ10は、突出した第1接続部46及び第2接続部47が何らかの原因で意図せずに取れてしまうケースを排除できる。
本発明は、その精神又はその本質的な特徴から離れることなく、上述した実施形態以外の他の所定の形態で実現できることは当業者にとって明白である。従って、先の記述は例示的なものであり、これに限定されるものではない。発明の範囲は、先の記述によってではなく、付加した請求項によって定義される。あらゆる変更のうちその均等の範囲内にあるいくつかの変更は、その中に包含されるものとする。
図15は、他の変形例に係る第1ロック部25と第2ロック部39との係合部を拡大した、図13に対応する拡大断面図である。上記では、図13に示すとおり、第1ロック用突起26及び第2ロック用突起40の係合面27は、前後方向に延在した略水平な平面であるが、これに限定されない。例えば、図15に示すとおり、当該係合面27が、嵌合した第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30の内側から外側に向けて下方に傾斜していてもよい。分岐コネクタ10は、当該断面形状により、ロックが外れる可能性をさらに低減できる。
図16は、他の変形例に係る第1凹部46aと第2凹部47aとを拡大した、図13に対応する拡大断面図である。図13では、一対の凹部は、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30が嵌合した状態で、左右方向に異なる位置となるように形成されている。しかしながら、これに限定されず、一対の凹部は、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30が嵌合した状態で対向してもよい。すなわち、図16に示すとおり、第1凹部46aと第2凹部47aとは、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30が嵌合した状態で、左右方向に同一の位置となるように形成されてもよい。これにより、分岐コネクタ10は、閉状態において突起状となる第1接続部46及び第2接続部47の除去作業をより容易にする。換言すると、作業者は、効率良く除去作業を行うことができる。
本実施形態では、第1ロック部25を第1分割ハウジング16に形成し、第2ロック部39を第2分割ハウジング30に形成しているが、これに限定されない。弾性を有する第1ロック部25が、中継コンタクト50を備えない第2分割ハウジング30側に形成され、第2ロック部39が、中継コンタクト50を備える第1分割ハウジング16側に形成されてもよい。また、第1ロック部25及び第2ロック部39の第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30における形成位置も、上記に限定されず、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30を嵌合させてロックを保持することが可能であれば、任意の形成位置であってよい。
本実施形態では、第1ロック部25及び第2ロック部39は、第1ロック用突起26及び第2ロック用突起40をそれぞれ備え、第1ロック用突起26と第2ロック用突起40とが係合するロック手段を示したが、これに限定されない。第1ロック部25及び第2ロック部39は、任意のロック手段を有してもよい。
本実施形態では第1ケーブル60及び第2ケーブル65の脱落を防止する脱落防止突起35c、36c及び35d、36dを第1ケーブル保持溝35a、36a及び第2ケーブル保持溝35b、36bに設けたが、脱落防止突起は、ケーブル押圧突起32の第1押圧溝32a及び第2押圧溝32bにそれぞれ設けてもよい。
中継コンタクト50は、第2ケーブル65を圧接するタイプであるが、第2ケーブル65を圧着するタイプであってもよい。この場合、第2ケーブル65は、予め中継コンタクト50に圧着接続しておき、この状態で中継コンタクト50を第1分割ハウジング16に装着する。この実施形態では、中継コンタクト50の一対の第1圧接用溝53及び第2圧接用溝55の一方の代わりに、ケーブル圧着端子を形成する。第2分割ハウジング30には、残存する圧接用溝に対応させて一つのケーブル支持腕部35又は36を設ける。
逆に、各ケーブルの分岐コネクタ10によって支持された部位の延長方向に対して直交又は略直交する方向に並べた3本以上のケーブルを分岐コネクタ10で接続してもよい。この場合は一つの中継コンタクトに(左右方向に並んだ)三対以上の圧接用溝を形成してもよい。また、複数の中継コンタクトのそれぞれに圧接用溝を形成し、少なくとも一つの中継コンタクトに二対以上の圧接用溝を形成し、各圧接用溝にケーブル(芯線)を圧接してもよい。
本実施形態では、第1保持部29は圧接方向と反対方向から、第2保持部44は圧接方向から第1ケーブル60及び第2ケーブル65を保持しているが、これに限定されず、密閉度を確保できかつそれぞれのケーブルを保持できる方向であれば、各保持部は、任意の方向からケーブルを保持してもよい。また、第1ケーブル60及び第2ケーブル65と第1圧接用溝53及び第2圧接用溝55との接点の上下方向位置は、第2保持部44の上下方向位置と同一であってもよい。
第1接続部46及び第2接続部47には、第1凹部46a及び第2凹部47aがそれぞれ形成されるものとして説明したが、これに限定されない。第1接続部46及び第2接続部47は、閉状態において容易に除去、特に折り取ることが可能であれば、任意の形状であってよい。例えば、第1接続部46及び第2接続部47は、第1分割ハウジング16の近傍及び第2分割ハウジング30の近傍の少なくとも一方において、第1接続部46の最厚部又は第2接続部47の最厚部よりも薄肉であればよい。より具体的には、第1接続部46及び第2接続部47は、屈曲容易部48の近傍に位置する最厚部から第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30の近傍に向かうにつれて、それぞれ次第に薄くなるように形成されてもよい。また、第1接続部46及び第2接続部47のうちの一方のみが、次第に薄くなるように形成されてもよい。
第1接続部46及び第2接続部47に形成される凹部の数は2つに限定されず、任意の数の凹部が形成されてもよい。例えば、第1接続部46及び第2接続部47のいずれか一方に1つの凹部のみが形成されてもよい。また、第1接続部46及び第2接続部47にそれぞれ凹部が形成される構成に限定されず、いずれか一方にのみ凹部が形成されてもよい。すなわち、第1接続部46及び第2接続部47を除去可能であれば、任意の数の凹部が、第1接続部46及び第2接続部47の少なくとも一方に形成されてもよい。
さらに、第1凹部46a及び第2凹部47aは、第1接続部46及び第2接続部47の板厚方向の片側、特に下側にのみ形成されているが、これに限定されない。第1凹部46a又は第2凹部47aは、板厚方向の両側、すなわち上下両側に形成されてもよい。また、第1凹部46a又は第2凹部47aは、対応する接続部の側面の片側又は両側に形成されてもよい。
また、第1凹部46a及び第2凹部47aは、第1分割ハウジング16及び第2分割ハウジング30の外壁とそれぞれ隣接する構成に限定されない。例えば、分岐コネクタ10は、第1凹部46aと第1分割ハウジング16との間には第1接続部46の一部が介在し、第2凹部47aと第2分割ハウジング30との間には第2接続部47の一部が介在しないように構成されてもよいし、その逆であってもよい。
第1凹部46a及び第2凹部47aの断面形状は、略半円状として説明したがこれに限定されない。第1凹部46a及び第2凹部47aの断面形状は、第1接続部46及び第2接続部47を除去可能であれば任意の形状であってよく、例えば三角形状であってもよい。また、第1凹部46a及び第2凹部47aの断面形状は、共に同一であってもよいし、同一でなくてもよい。
10 分岐コネクタ
15 絶縁ハウジング
16 第1分割ハウジング
17 外周壁
17a 内周側凹部
17b 内周側第1対向面
17c 中央第1凹部
17d 中央第1対向面
18 コンタクト取付溝
18a 固定部
18b 中間凸部
18c 位置決め突起
19 第1ケーブル取付溝
19a 傾斜面
20 第2ケーブル取付溝
20a 傾斜面
21、22 蓋部
21a、22a 対向面
25 第1ロック部
25a 凹部
26 第1ロック用突起
26a、26b 傾斜面
27 係合面
28 空間
29 第1保持部
29a 第1空隙
30 第2分割ハウジング
31 外周壁
31a 内周側凹部
31b 内周側第2対向面
32 ケーブル押圧突起
32a 第1押圧溝
32b 第2押圧溝
32c 中央突起
32d、32e 突起
35、36 ケーブル支持腕部
35a、36a 第1ケーブル保持溝
35b、36b 第2ケーブル保持溝
35c、36c 脱落防止突起
35d、36d 脱落防止突起
35e、36e 傾斜面
35f、36f 傾斜面
37a、37b、38a、38b 突出片
39 第2ロック部
40 第2ロック用突起
41 凸壁
42 当接面
43 空間
44 第2保持部
44a 第2空隙
46 第1接続部(接続部)
46a 第1凹部(凹部)
47 第2接続部(接続部)
47a 第2凹部(凹部)
48 屈曲容易部(屈曲部)
50 中継コンタクト
51 基片
51a 位置決め孔
51b 遊び部
52 第1ケーブル圧接片
52a 先端部
52b 幅狭部
53 第1圧接用溝(圧接用溝)
54 第2ケーブル圧接片
54a 先端部
54b 幅狭部
55 第2圧接用溝(圧接用溝)
60 第1ケーブル(ケーブル)
61 芯線
62 被覆
65 第2ケーブル(ケーブル)
66 芯線
67 被覆
70 防水部材(充填剤)

Claims (6)

  1. 開閉可能な一対の第1分割ハウジング及び第2分割ハウジングと、
    前記第1分割ハウジングと前記第2分割ハウジングとが展開している展開状態で互いに同一平面上に位置し、前記第1分割ハウジング及び前記第2分割ハウジングから他方の分割ハウジングに向けてそれぞれ延出する第1接続部及び第2接続部を有し、前記第1分割ハウジングと前記第2分割ハウジングとを接続する接続部と、
    を備え、
    前記第1接続部及び前記第2接続部は、前記第1分割ハウジングと前記第2分割ハウジングとが嵌合している嵌合状態において、嵌合方向に互いに重なり、前記第1接続部及び前記第2接続部の外面から他方の接続部に向けてそれぞれ凹設されている第1凹部及び第2凹部を有し、
    前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記接続部において、前記第1分割ハウジングの近傍及び前記第2分割ハウジングの近傍にそれぞれ形成され、
    前記接続部の延出方向における前記第1凹部及び前記第2凹部の位置が互いに同一である
    分岐コネクタ。
  2. 前記第1凹部及び前記第2凹部は、前記接続部に形成される屈曲部を挟む位置に形成される、
    請求項に記載の分岐コネクタ。
  3. 前記第1分割ハウジングの近傍に形成された前記第1凹部と前記第1分割ハウジングとの間には前記接続部の一部が介在し、前記第2分割ハウジングの近傍に形成された前記第2凹部と前記第2分割ハウジングとの間には、前記接続部の一部が介在しない、
    請求項1又は2に記載の分岐コネクタ。
  4. 前記接続部の延出方向に沿った断面視において、前記第1凹部及び前記第2凹部の断面形状は、互いに同一である、
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の分岐コネクタ。
  5. 前記接続部の延出方向に沿った断面視において、前記第1凹部及び前記第2凹部それぞれは、半円状に形成される、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の分岐コネクタ。
  6. 前記接続部の延出方向に沿った断面視において、前記第1凹部及び前記第2凹部それぞれは、三角形状に形成される、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の分岐コネクタ。
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