JP5787342B2 - 乗員サポートシステム - Google Patents
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Description
図1及び図2は、通常条件下でフラットベッド位置であるエアスリーパーの実施例を示す。図3は、リクライニング位置である。図4及び図5は、リクライニング位置の際の衝撃状態を示す。
[ダイナミックチャイルドシートの実施例]
図8及び図9は、それぞれ異なる図を示し、図10は、アウターシェルのない図を示す。図11は、荷重下の動きを図解する。
1D:体に隣接するインナーシェル。ショックアブソーバが変形すると動く。耐貫通材料であってもよい。
1E:シートの前部におけるより幅広のセクション又はより硬いショックアブソーバの実施例。
1F−アウターシェル。そのインナーシェルのための垂直サポートを提供するための底部を有する。多くの実施例は、インナーシェルとアウターシェルとをスライド可能に、その底部で直接的に或いはショックアブソーバ群を通じて、取り付ける。そのアウターシェルは、剛体であってもよく、荷重に応じた制御された変形を呈してもよい。
図12、図12A、図13、及び図14は、ダイナミックチャイルドシートの別の実施例におけるヘッドサポートのための実施例を図解する。これは、一対のヘッドパッドとサポート構造とを含む。
そのシートが前向きに或いは後ろ向きに位置付けられる乗り物における側面衝突の際にそれらヘッドパッドに大きな横力が掛かることを考えると、かなりの強度が必要である。背景技術における今までの設計は、静的な幅広の構造を用いている。そのような構造は、その乗員である子供の視界及び聞くことを妨げ、更に、静的であるので、その内面に配置されたパッドの程度までしか変形できない。対照的に、本発明は、ほとんどの場合、その子供の目の高さより低くなるように位置付けられる幅狭のヘッドレストサポートを有し、それにより、図示されるように視界の妨げとなるものを極小化するよう、そのヘッドパッドが設計され得るので、その乗員サポートからの妥協のない視界を可能にする。更に、その構造はまた、その子供が座っている間のその子供の聞き損ねを極小化するために、そのヘッドパッドが穴を有することを可能にする。
それらヘッドバッド及びヘッドレストサポートは、側面衝突の際にそのヘッドレストサポートの方にそのパッドが動けるよう、これらの図面で示され得るように設計される。図示されるそのような動きは、その頭を安定させ且つ別の表面に当たろうとその頭が飛び出すことを防止すべく内方に回転するパッドをもたらす。多くの実施例におけるそれらヘッドパッドとそのヘッドレストサポートとの間の領域は、スプリングダンパ構造を有する。それら実施例のうちのいくつかでは、これは、収縮する発泡体パッドの形を取る。それらヘッドパッドの前部は、旋回させられてもよく、或いは単にそのヘッドレストサポートによって比較的堅固にサポートされるだけでもよい。
最後に、そのヘッドレストサポートは、そのシートが、衝突の際にその頭をより良好に受けるべく限定的な傾斜を許容する場合、その背部に旋回サポートを有していてもよい。そうでなければ、そのヘッドレストサポートは、その背部で、その乗員サポート(この場合チャイルドシートである。)に対して堅固に取り付けられる。
以下の図面は、その乗員のための可動インナーシェルの動きを制御するための代替的な実施例を示す。
2L:それらフレックスプレートに取り付けられるスライダコンタクトサポート。
図19は、前面衝突に対するいくつかの実施例の配置を示す。そのチャイルドシート/乗員シートにおけるその子供の頭及び上半身のピーク加速度がより低いことが好適であることを考えると、“バンジースリング(Bunge sling)”は、前面衝突の際にエネルギーを吸収し且つピーク加速度を低減させるために曲がり或いは撓むように設計される。これは、それぞれのピボットの回りで曲がり或いは撓むスライドプレート群と共に、衝撃の際にそのシート並びにその子供の胸郭及び頭が前方に突出できるようにし、それによって、そのピーク加速度を低減させる。可撓性材料又は制振材によって取り付けられる可動インナーシェルを用いたそのような設計は、これが最初である。そのバンジースリングは、変形する材料から成る複数の層で作られていてもよく、スプリングダンパ特性のための適切な組み合わせを得るべく曲がるもので作られていてもよい。本書で述べられたように、他の実施例もまたそのバンジースリングを用いるようにしてもよい。
2P:固定アウターシェル。
2Q:可動インナーシェル。
2R:バンジースリング(衝突の場合に開かれる。)。
そのバンジースリングは、適切なスプリングダンパ特性を得るために、複数片の可撓性材料、塑性状態を超えて曲がる材料、又は、それらの組み合わせで作られていてもよい。
図20は、図7〜図10の実施例に関連する特徴を示す。ここで、“インナーシェルのためのサポート”は、発泡体のような柔らかい材料で作られていてもよいが、通常動作の際にはそのアウターシェルに対してそのインナーシェルをサポートし、衝突の際には必要に応じてそのインナーシェルが動けるように曲がり或いは分離されるように設計される。実施例によっては、それらサポートが分離され且つ倒れた場合にそのインナーシェルとそのアウターシェルとの間の空間をそれらサポートが促進できるように、それらサポートは、幅(w)よりも大きな長さ(l)を有し得る。
図21及び図22はそれぞれ、その子供の質量中心の位置に起因する結合を無効にし、且つそれらサポートに関連してサポートするのに必要な傾斜を有する圧縮ショックアブソーバ群をその背部に備えた、更に別の実施例を示す底面図及び背面図である。それはまた、その底部にスライド要素群を備えた接続手段と、少なくとも一つのピボット及び剛体要素又は衝撃吸収要素を備えた接続手段と、を示す。
同様に、図23及び図24は、その背部における、図21及び図22におけるような圧縮ショックアブソーバの代わりの、傾斜を有する伸長ショックアブソーバ群を示す。
図27〜図29は、乗り物内の子供のための乗員サポートの別の実施例を示す。
4C:ベアリングに固定された可動シートガイド上の反応面。その面は、その可動シートがスライドするときにその可動シートの限定的な垂直“リフト”が存在することを保証するために、スライドピンを受け入れる溝を有していてもよい。
4I:ベアリング(4K)の動きを制御可能なスプリングダンパを備えたスロット。
図35は、ダイナミックチャイルドシートの実施例を示す。そのシートシェルの位置は、衝突の際のものであり、側面衝突方向から遠ざかるよう回転したものが示される。それはまた、そのベース上のフレーム、及び、横安定のためにそのフレームと係合するノッチの配置を示す。頭を横方向からサポートするピローパッドと後部ヘッドレストとは図示されていないが、そのシートシェルの回転させられた位置は、衝突状況において頭を安定させるそのヘッドアセンブリの左サイドアームを示している。
図36は、印が付けられたテザー取り付け具を備えたダイナミックチャイルドシートの実施例を示し、衝突回転軸の回りの回転を許容すべくそのシートシェル上のスライド面と係合する一以上のピンを備えたスライドバーを示す。(スプリング留めされ得る)それらピン群(図示せず。)は、そのシートシェルの垂直運動を制限する。それはまた、そのフレームを前部の両側でサポートする脚部対を示す。横方向バー(図示せず。)は、図示されるスロットと係合し、通常はそのベースに取り付けられる二つのタワーにおける複数のスロットの一つを解放すべくそのスロットの前に手動で前方に引っ張られ得るものが、そのスロットの後方の位置となるようスプリング留めされ、それによってそのフレームの前部の高さ、及び結果として得られる傾斜を変更する。また、そのピボットは、そのシートフレームを特に後ろ向きの位置に傾斜させるためのものである。
図37は、ダイナミックチャイルドシートのフレームを示す。図示される上部チャネル及び下部チャネルは、スプリングダンパアセンブリを、各側に一つ、収容する。
図38は、側面衝突に続くそのフレームの回転の際に、そのスプリングダンパアセンブリのための反応面を提供する上部チャネルの端部を示す。
図42は、ダイナミックチャイルドシートのシートシェルアセンブリであり、
そのヘッドアセンブリサポートストークを収容するそのシートシェル上のシースの一方の側又は双方の側と係合するピンと、
そのシートシェルに固定されるスプリングダンパアセンブリの内縁と(いくつかの実施例は、僅かな隙間を持つフレーム上のスロットと係合するフランジを有する。)、
ヘッドレスト高さ調節アームと、
いくつかの実施例における右側スプリングダンパアセンブリの位置と(同様のアセンブリは、そのフレーム上で示されるように左側の位置及びより低い位置に来る。)、
ヘッドアセンブリサポートストークと、を図示する。
(前向きの)最低位置でフレームを捉えるノッチと、
シートが後ろ向きの位置にあるときにそのフレームを傾斜させるためのピボットと、
そのベース上におけるそのフレームの様々な傾斜のためにそのフレーム上にある横方向バーと係合するノッチを備えた一対のタワーと(そのフレームはその後部ピボットで旋回する。)、
カーシート形状のために面取りされた側部と、を図示する。
前面衝突の際に加速度を減衰させるべく広がるバンジースリングと(バンジースリングの後部中央は、そのフレームに取り付けられる。)、
シートシェルに取り付けられるバンジーピンスロット内をスライドするバンジーピンと、を有する。側面衝突の際にはそのピンはスライドアウトする。前面衝突の際にはそのピンは反力を提供すべくそのスロットと係合する。そのスロットのいくつかの実施例は、前面衝突の際にそのスロットが前方へ動くときにそのピンが進入するところであるそのスロットの内面に凹みを有し、それによって、そのピンをそのスロット内にさらにしっかりと固定する。
前面衝突の際にはバンジーピンと係合し、また、側面衝突の際にはそのバンジーピンがその側部からスライドアウトできるようにするバンジースロットを図示する。
二つの側部のそれぞれであり、その中央でフレーム及びシートシェルのそれぞれに取り付けられる二つの側部のそれぞれと、
バンジースリングを固定するための一以上のポイントであり、いくつかの実施例は穴及び固定ピンを用いるところのポイントと、を示す。
凹みであり、この実施例では前面衝突の際にそのバンジーピンをよりしっかりと固定するためにそのバンジーピンと係合する凹みと(そのバンジーピンは、通常位置において、その凹みと係合していない。)、
シェル上のサポートポイント群と、を示す。バンジースロットは、そのヘッドアセンブリサポートストークを跨ぐポイント群で固定される。他の実施例では、そのヘッドアセンブリサポートストークにスロットが創出される場合には、その中央により近いところで固定され得る。
[発明の詳細な説明]
本発明は、分散させるべき反力のためのより大きな表面積を提示するために乗り物サポートにおける乗員を再配置するための構造を提供し、それによって、負傷をより小さなものとし、且つ、適度の荷重の場合にはより大きな快適性をもたらす。その構造は、シート位置、スリーパー位置、及びそれら二つの間の全ての位置においても等しく有効に働く。それはまた、スリープ位置から着座位置までの様々な姿勢を有する構造に適用される。それは、車両における幼児サポート及び小児サポートで用いられ、また、航空機を含む乗り物におけるスリーパーでも用いられ得る。
[乗員サポート−エアスリーパー]
提示されるエアスリーパーの実施例は、フレーム上でサポートされる。このフレームは、大抵は衝突の場合に、そのエアスリーパーの乗員が横方向の慣性荷重又はほぼ横方向の(角度のある)慣性荷重を受けたときに、傾斜するよう設計される。そのエアスリーパーの配置が航空機の軸に直交する場合、その傾斜を生じさせる、その乗員サポートに対する直接の慣性荷重が存在する。そのエアスリーパーがその航空機の軸に対して角度を有する場合、その慣性荷重のその二つのスライドの平面における力の成分は、移動を生じさせる。それらスライドは、通常、この移動においてその乗員が受ける加速度を最適化するためのスプリングダンパを有する。
1.その乗員の軸に沿ったレールC及びJに沿ってスライド可能なスライダ群Qに取り付けられるクロススライド群G(特に、スライダ群QがレールJを進むときにつぶれる(入れ子になる(telescoping))セクションJ1としてのレールJ。これは、横慣性荷重の際にその乗員の脚及びそのエアスリーパーのフットレストがそのレールに接触することなく横に傾けられるようにするのに必要である。)。
2.その乗員の軸に沿ってレールN上をもスライド可能なダブルスライド群であるスライダ群K(多くの実施例は、それらダブルスライダ群のうちの一つのみを必要する。図示された実施例では、その乗員の頭のところにあるスライダKは、単に点支持で旋回するのみである。)。
3.その乗員の加速度を制御するためのそれらの連結の一以上におけるスプリングダンパの組み合わせ。
その乗員の任意に決定できる位置は、水平レール群上のスライダ群Qのスライドと、そのエアスリーパーのフレームの一部であるスライド群S上のスライダ群Rのスライドとによって制御される。スライド群Sは、そのエアスリーパーの通常位置においてほぼ垂直となるよう示されているが、それらは、それらが互いに局所的に平行である限り、任意の傾斜を有するようにしてもよい。それらスライド群の局所的な傾斜は、その乗員が選ぶことができる任意に決定できる姿勢を定義する。
図示された実施例における側部サポートヘッドレスト群は(実施例によってはそのようなヘッドレスト群を有していないものがある。)、傾斜スライド群上をスライドし、また、横スライダは、シートバックの頂部にある横スライド上を走る。これらの機構は、それら側部サポートヘッドレスト群のそれぞれが、その着座位置における頭の方に移動し、また、フラットベッド位置におけるそのエアスリーパーの縁の方に移動できるようにする。
[乗員サポート−ダイナミックチャイルドシート]
本発明のダイナミックチャイルドシートバージョンの多くの代替的な実施例が存在する。本発明の第一組の実施例は、US10/109674及びEP1325836の発明に関する。それらは、その乗員の慣性荷重及びその乗員の実質的に横に位置するそのサポートに関し、その乗員の制御された再配置により負傷を低減させるための解決策を提供する。この実施例ファミリーは、乗員サポートシェルをサポートするための複数の接続手段を用いる。それら複数の接続手段のそれぞれは、その乗員サポート又はその乗員サポートの付属品に取り付けられる第一端を有する。それら複数の接続手段は、複数の方向にそれら第一端を再配置するよう設計され、それによって、乗り物の加速によって引き起こされる慣性荷重の下で、その乗員サポート内の乗員を再配置する。それら第一端群の変位の距離及び方向は、それら複数の接続手段の間で異なり得る。
そのような実施例のいくつかは、60/962077で開示されるようなものであってもよく、そこでは、複数のサポート手段は、発泡体の可撓性“フィンガー群”であり、或いは、一部の例では、それらフィンガー群の端部群のうちの一つでスライド装置を含む接続手段を備えた他の変形可能材料である。それらの実施例は、それら“フィンガー群”の長さに直交する接続手段の第一端群を再配置すべく、一部の例では、(その圧縮及びその結果として生じる変位を変えるための差別的特性及び/又は断面を有し得る)その発泡体の圧縮及びその発泡体の変形を許容する。フィンガー群の概念が視覚化に役立つ限りにおいて、これらの実施例において別のフィンガーを有することに制限はない。例えば、発泡体のセクションのそれぞれが、複数の方向に再配置されたそれぞれの第一端により、そのサポートシェル及び乗員に異なって作用するように、複数の接続手段を効果的に提供する様々な特性を有する連続的な発泡体サポートがあってもよい。
実施例の別のグループは、60/960067で開示されるようなものであってもよい。これらの実施例は、多数のスライド接続手段を有し、それらのいくつかは、適切な位置におけるその乗員サポートシェルからの制御された反力の下でそれらの第一端群を再配置する衝撃吸収手段を備え、その乗員及びその乗員サポートが慣性荷重の下で適切に再配置されるようにする。
この発明における実施例の別のグループは、制御された態様で慣性荷重を相殺すべく、その乗員サポート上の適切な位置において、制御された反力を提供することにより、複数の方向にその乗員サポートを再配置する第一端群を備えた複数の接続手段を有する。これらの実施例において、個々の要素は、その一端又は両端で旋回させられ、また、その(圧縮又は伸長の)接続手段の第一端と第二端との間の方向に反力が適用される。これらの接続手段は、それぞれ、伸長又は圧縮の衝撃吸収要素を有していてもよい。本発明の構造は、単一の旋回端を備えた接続手段が二以上存在する場合は常に、それらが同じ単一の旋回軸を有していなければならないということを必要とする。
実施例の更に別のグループは、第一端群を複数の方向に再配置するための二以上の上述のタイプの接続手段の組み合わせを有し得る。
適切な乗員サポートを設計するときの課題の一つは、その乗員の回転及び再配置のための瞬間的な軸を定義するために、その接続手段の二つの第一端を位置付けることである。当然ながら、その乗員の体内にあるサポートポイントにアクセスことはできず、また、多くの場合、その乗員の前部と側部の大部分とは空いている必要がある。従って、その接続手段のために、その乗員サポートとの利用可能な接触面と共に、力及び力のモーメントを創出する必要がある。また、それらの接続手段によって適用される力の方向は、所望の回転軸と直交してその乗員を回転させる傾向にある慣性荷重力のモーメントを無効にする必要がある。
特にチャイルドシートにおける第二の課題は、その乗員を移動或いは再配置可能な機構のための空間の深刻な不足である。この空間は、通常、シート面と大人用シートの表面上のマウントとの間にあり、1インチ未満から約3インチまでとなり得る。
本発明は、これらの課題を解決するための、いくつかの独特なアプローチを有する。例えば、子供の前にあるそのチャイルドシートの開放側が衝突の際に衝突から見て外方を向くようにそのチャイルドシートを再配置する、(単一の旋回端を備えた少なくとも一つの)旋回端群と一組のスライド可能な接続手段とを備えた、複数の圧縮ショックアブソーバを用いる一つの実施例がある。この実施例では、単一ピボットを備えたその接続手段ができるだけ前方の遠いところに位置付けられ、ほぼ垂直な軸の回りのその乗員の頭及び胴の動きがこのピボットを通じて極小化されるようにする。これは、そのシートの底部でのみ可能であるので、これは、所望の軸に沿った、重心からのこのサポートポイント(その接続手段のための第一端)の距離の問題をもたらす。この距離はかなりのものであり、そのようなピボットは、理論上、壊れることなく、(背景技術において想定されるように)通常のトルクをサポートすることが可能であるが、実際には、そのピボットは、重荷重下でボールジョイントのように作用し、それによって、力のモーメントは、そのピボットの所望の軸又は軸群の回りで長い時間にわたってそのシートを回転させ続けるために補われる必要がある。この実施例は、この課題を解決するために二種類の接続手段を用いる。第一のものは、シート底部の前端を向く接続ポイントのところでピボットを備えた、圧縮の、伸長の、或いは剛体の接続手段である。その接続手段の他端は、固定されていてもよく、或いは、垂直軸の回りで旋回可能にサポートされていてもよい。別の接続手段は、そのシートの中央後部スパインに取り付けられる第一端を有し、僅かに下方に且つ/或いは僅かに後方に傾けられる(これは、通常、そのスパインから後方に突出するサポートによってのみ実現可能である。)圧縮ショックアブソーバである。その第二端は、乗り物に堅く取り付けられるそのチャイルドシートのアウターシェル又はフレームに取り付けられる。更に、この実施例は、そのシートの底部に位置付けられるスライド可能な要素群を備えた接続手段であり、それらの第一端群が、その第一の圧縮/伸長/剛体接続手段の後ろ、及び、その両側で、そのシート底部に取り付けられ、その前方には有意な面が存在しないところの接続手段を有する。接続手段のこの組み合わせは、所望の軸に直交してそのシートを回転させる傾向にある偶力モーメントを相殺するための反力をもたらす圧縮接続手段及びスライド接続手段を用いて、側面衝突の際にそのチャイルドシートを再配置する。
別の関連実施例は、その接続手段において、そのシートの背部における圧縮ショックアブソーバの代わりに、伸長ショックアブソーバを用いる。これらは、それらの第一端群が、そのシート背部の両側において、そのアウターシェル又はシートフレームへのそれら第二端群のその構造の後部スパインに沿った取り付け位置よりも僅かに前方で且つ高いところに取り付けられるよう、位置付けられる。
上述の実施例の何れの場合においても、それらショックアブソーバの配置角度は、所望の軸(この場合、ほぼ垂直である。)に直交してそのシートを回転させる傾向にある偶力モーメントを相殺するためにそれらが適用する反力を決定する。更に、ショックアブソーバ対は、両側からの衝突のためにも用いられ得る。一方の側の衝突の際、不使用のショックアブソーバは、本発明のいくつかの実施例においては、そのシェルの再配置のためのより大きな空間を提供するために切り離され得る。
更に、上述の実施例の何れの場合においても、複数の圧縮/伸長ショックアブソーバが、(スペースが許せば)そのシートの両側に配置されてもよい。
チャイルドシートに対する更に別の関連実施例は、スライド要素を備えた接続手段を、単独で用い、或いは、そのシートの中央前部のところに少なくとも一つの旋回端を備えた接続手段の一つと共に用いる。上述の二つの実施例におけるようなそのシートの底部にスライド要素群を備えた接続手段に加え、この実施例は、そのシートの側部にもスライド可能な接続手段を有する。それは、そのシートの前部の近くにおける所望の瞬間的な回転軸に直交する偶力モーメントを相殺するための所望の反力をもたらす。60/960067における開示は、この例を含む。
最後に、別の関連実施例は、そのシートの前部の近くで一端又は両端で旋回させられるオプションの接続手段を備えた圧縮可能で且つ変形可能な発泡体の“フィンガー”を用いる。その発泡体“フィンガー”はまた、スライド要素群に取り付けられるそれらの端部の一方を、そのチャイルドシート又はアウターシェル/フレームに取り付けられる接続手段の一部として有していてもよい。
図8〜図11に開示された装置は、荷重から見て遠くを向くようにその乗員を移動させ、或いはその体を安定させ、それにより、その乗員サポートとのより大きな接触面積を提供する。これは、二つの利点をもたらす。第一に、単位面積当たりの荷重が低減される。第二に、その回転再配置は、その体がその乗員サポートから出るのを防止するようその体を安定させる。これは、深刻な衝突荷重の条件下ではよくあることである。
その装置は、その乗員サポートの前部により堅い衝撃吸収要素群を有し、その乗員サポートの後部により柔らかい衝撃吸収要素を有する。荷重下におけるそれらショックアブソーバ群のこの差別的抵抗は、図面群で示されるような、同じ材料ではあるが異なる断面を持つショックアブソーバ群を有することによっても実現され得る。同様に、同じ断面ではあるが異なる性質を持つ材料、及び、その中間の全ての組み合わせが用いられてもよい。
ショックアブソーバ要素群のそれぞれは、そのショックアブソーバの軸に対するインナーシェルの横運動を可能にすべく、その一端がスライド可能に取り付けられていてもよい。これは、実施例によっては実用的でない場合があるので、それら衝撃吸収要素群の横方向の変形は、両端が堅く固定される場合には、そのような横荷重が考慮されなければならない。スライド可能な取り付けが選択された場合、それらの要素群は、場合によっては、伸長荷重に関与することなく、圧縮荷重のみに関与するようにしてもよい。実施例によっては、特に、それらショックアブソーバが発泡体及びアルミニウムのようなつぶれる材料で作られている場合には、それらショックアブソーバのための端部ストップが用いられてもよく、或いは、他の六角形セルのコアを持つ材料が用いられてもよい。
ヘッドサポートは、実施例によっては、頭の質量及び関連の慣性荷重に合わせた同じ構造の縮図を有するサイドウイングを備えた個別のヘッドレストを有していてもよい。これは、側方からの衝撃に対する保護のために、そのサポートによって頭が安定させられるよう、頭の側部のそれぞれにおいて、そのウイング群の前部でより堅いショックアブソーバを必要とし、そのウイング群の後部に向かってより柔らかいショックアブソーバを必要とする。そのヘッドサポートは、インナーシェル又はアウターシェルの何れに取り付けられていてもよい。インナーシェルに取り付けられる場合、そのショックアブソーバ機構は、そのインナーシェルに作用する主要ショックアブソーバシステムによって引き起こされる運動を増大させる。
インナーシェルの後部スパインに沿ったアウターシェルに対するアンカーは、前面衝突の際のサポートのために、そのインナーシェルの横運動を許容するが、前進運動を制限する。
シート群において、むち打ち症を最小限とするためにその同じ装置が使用され得る。幅狭セクション又はより柔らかいショックアブソーバの実施例は、むち打ち防止のために、その頂端部でより大きな運動を可能にする。
幅広セクション又はより堅いショックアブソーバの実施例は、後面衝突に対するサポートのためのより堅いサポートを提供する。
それらショックアブソーバ要素群の間の間隔が近い場合、また、実際にはそれらが差別的な性質を持って互いに隣接している場合、実施例によっては、それらの内面としてのインナーシェルを有してさえいない場合がある。ショックアブソーバ群は、その乗員と接触する面を提供する。別の実施例では、それらショックアブソーバ要素群の内端群における、織物、又は他の薄い可撓性のカバーがあってもよい。
その乗員スペースへの侵入が存在し得る適用例において、そのインナーシェルは、貫通及び穿通に耐性を示すケブラー又は他の材料で構成されていてもよい。これはアウターシェルに対しても為されうるが、実施例によっては、その乗員の変位が制限されるよう、そのアウターシェルにおける貫通を許容するのが好適である場合もある。
アウターシェルは、従来の方法を用いて乗り物に取り付けられ得る。
図12〜図14は、側面衝突に対するヘッドサポートのためのいくつかの特徴を示す。 ヘッドサポートは、実施例によっては、頭の質量及び関連の慣性荷重に合わせた同じ構造の縮図を有するサイドウイングを備えた個別のヘッドレストを有していてもよい。これは、側方からの衝撃に対する保護のために、そのサポートによって頭が安定させられるよう、頭の側部のそれぞれにおいて、そのウイング群の前部でより堅いショックアブソーバを必要とし、そのウイング群の後部に向かってより柔らかいショックアブソーバを必要とする。そのヘッドサポートは、インナーシェル又はアウターシェルの何れに取り付けられていてもよい。インナーシェルに取り付けられる場合、そのショックアブソーバ機構は、そのインナーシェルに作用する主要ショックアブソーバシステムによって引き起こされる運動を増大させる。
(バンジースリングの実施例におけるような)インナーシェルの後部スパインに沿ったアウターシェルに対するアンカーは、前面衝突の際のサポートのため、そのインナーシェルの横運動を許容するが、前進運動を制限する(図19参照。)。
ここで開示される本発明の別の態様は、乗員の背部でその第一端がインナーシェルに取り付けられ且つその他端がアウターシェル又は乗り物に取り付けられるスプリングダンパの組み合わせを有する上述の接続手段の特殊形態である“バンジースリング”である。前面衝突の際、このバンジースリングは、その乗員サポート及びハーネスで拘束されたその乗員の限定的な前進運動を許容し、それにより、その乗り物の正面衝突の際の、胸郭及び頭のピーク加速度を低減させる。その他の接続手段は、この運動の間、作用し続けてもよく、或いは、切り離されてもよい。
この発明に係るダイナミックチャイルドシートの別の一連の実施例群は、衝突の際に子供を再配置すべくそのダイナミックシェル又は可動シェルを所望の方向に案内するために、そのダイナミックシェル又は可動シェル上の背面及び側面群の双方における反応ベアリングを用いる。
それらは、その乗員のピーク加速度を低減させ且つ側面衝突のときにその乗員を再配置することによってそのような側面衝突の状態を和らげるために用いられる基本的な対策である。
[好適な実施例−ダイナミックチャイルドシート]
側面衝突の際に実質的に垂直な軸の回りを回転し、また、前面衝突の際に前進するダイナミックチャイルドシートの実施例は、バンジースリングによって制御される。図面群は、衝突の際のそのシートシェルの位置を示し、また、その側面衝突の方向から遠ざかるように回転することを示す。それはまた、そのベース上のフレームの配置、及び、横安定のためにそのフレームと係合するノッチを示す。横方向で頭をサポートするピローパッド群、及び後部ヘッドレストは図示されていないが、そのシートシェルの回転位置は、衝突の際にその頭を安定させるそのヘッドアセンブリの左サイドアームを示している。
図36は、印が付けられたテザー取り付け具を備えたダイナミックチャイルドシートの実施例を示し、衝突回転軸の回りの回転を許容すべくそのシートシェル上のスライド面と係合する一以上のピンを備えたスライドバーを示す。(スプリング留めされ得る)それらピン群(図示せず。)は、そのシートシェルの垂直運動を制限する。それはまた、そのフレームを前部の両側でサポートする脚部対を示す。横方向バー(図示せず。)は、図示されるスロットと係合し、通常はそのベースに取り付けられる二つのタワーにおける複数のスロットの一つを解放すべくそのスロットの前に手動で前方に引っ張られ得るものが、そのスロットの後方の位置となるようスプリング留めされ、それによってそのフレームの前部の高さ、及び結果として得られる傾斜を変更する。また、そのピボットは、そのシートフレームを特に後ろ向きの位置に傾斜させるためのものである。
図37は、ダイナミックチャイルドシートのフレームを示す。図示される上部チャネル及び下部チャネルは、スプリングダンパアセンブリを、各側に一つ、収容する。
図38は、側面衝突に続くそのフレームの回転の際に、そのスプリングダンパアセンブリのための反応面を提供する上部チャネルの端部を示す。
図42は、ダイナミックチャイルドシートのシートシェルアセンブリであり、
そのヘッドアセンブリサポートストークを収容するそのシートシェル上のシースの一方の側又は双方の側と係合するピンと、
そのシートシェルに固定されるスプリングダンパアセンブリの内縁と(いくつかの実施例は、僅かな隙間を持つフレーム上のスロットと係合するフランジを有する。)、
ヘッドレスト高さ調節アームと、
いくつかの実施例における右側スプリングダンパアセンブリの位置と(同様のアセンブリは、そのフレーム上で示されるように左側の位置及びより低い位置に来る。)、
ヘッドアセンブリサポートストークと、を図示する。
(前向きの)最低位置でフレームを捉えるノッチと、
シートが後ろ向きの位置にあるときにそのフレームを傾斜させるためのピボットと、
そのベース上におけるそのフレームの様々な傾斜のためにそのフレーム上にある横方向バーと係合するノッチを備えた一対のタワーと(そのフレームはその後部ピボットで旋回する。)、
カーシート形状のために面取りされた側部と、を図示する。
前面衝突の際に加速度を減衰させるべく広がるバンジースリングと(バンジースリングの後部中央は、そのフレームに取り付けられる。)、
シートシェルに取り付けられるバンジーピンスロット内をスライドするバンジーピンと、を有する。側面衝突の際にはそのピンはスライドアウトする。前面衝突の際にはそのピンは反力を提供すべくそのスロットと係合する。そのスロットのいくつかの実施例は、前面衝突の際にそのスロットが前方へ動くときにそのピンが進入するところであるそのスロットの内面に凹みを有し、それによって、そのピンをそのスロット内にさらにしっかりと固定する。
前面衝突の際にはバンジーピンと係合し、また、側面衝突の際にはそのバンジーピンがその側部からスライドアウトできるようにするバンジースロットを図示する。
二つの側部のそれぞれであり、その中央でフレーム及びシートシェルのそれぞれに取り付けられる二つの側部のそれぞれと、
バンジースリングを固定するための一以上のポイントであり、いくつかの実施例は穴及び固定ピンを用いるところのポイントと、を示す。
凹みであり、この実施例では前面衝突の際にそのバンジーピンをよりしっかりと固定するためにそのバンジーピンと係合する凹みと(そのバンジーピンは、通常位置において、その凹みと係合していない。)、
シェル上のサポートポイント群と、を示す。バンジースロットは、そのヘッドアセンブリサポートストークを跨ぐポイント群で固定される。他の実施例では、そのヘッドアセンブリサポートストークにスロットが創出される場合には、その中央により近いところで固定され得る。
[追加的な実施例]
11/639088の実施例を参照すると、この実施例は、その乗り物サポート機構の近くにおける、その乗り物への侵入の際に、衝撃から遠ざかるようにその乗員サポートを再配置するよう設計された追加的な特徴を有する。そのような実施例の一つは、プッシュロッドであり、主要な侵入がそのプッシュロッドを押し下げるよう、その侵入に直面するそのシートの外側にあるサブベースの側部から突出する一端を持つプッシュロッドを有する。また、そのプッシュロッドの他端は、ショックアブソーバの取り付け具を、その出願の図43におけるその端部239Bから切り離すよう設計される。そのプッシュロッドは、サブベースボディによってサポートされる。そのプッシュロッドの端部を押し下げる侵入の際に、そのショックアブソーバは、そのクラッシュバーと共に切り離され、また、その乗員と共にそのシェルは、そのサブベース上にある横方向バー群の端まで必要な程度だけ、そのスライド群上を自由にスライドする。そのクラッシュバー又はそのプッシュロッド単独の押し下げはまた、挫滅外傷を低減すべくその再配置を可能にする。
11/639088の実施例を参照すると、この実施例は、ピローパッドがそのサポート軸上で旋回し、且つその運動のためにスプリングダンパ留めされるという追加的な特徴を有する。これは、二つのピローパッドがその頭をサポートし、その頭が後頭顆及び首の脊椎関節の辺りで下方に動き、それによって、そのスプリングダンパ留めされたピローパッド群をそれらと共に回転させるので、正面衝突での頭のための追加的な衝撃吸収をもたらす。
11/639088の実施例を参照すると、この実施例は、ピローパッドがそのサポート軸に沿ってスプリングダンパ留めされるという追加的な特徴を有する。それにより、それらピローパッド群はまた、側面衝突の際に横方向に動き、ピーク加速度及びその結果として起こり得る負傷を低減させるように構成される。
[成果、効果、及び範囲]
提示された本発明が、ユーザにとってのより大きな利便性、快適性、及び安全性のための新たな構造を提供することは明らかであろう。実施例のそれぞれは、独特の利点を有し、この発明における新たなパラダイムを提供する。
Claims (12)
- 乗り物における乗員サポートシステムであって、
当該乗員サポートシステム上の乗員による慣性荷重に応じて、該乗員にかかる当該乗員サポートシステムの反力が、該乗員のより大きな表面積に分配されるよう、且つ/或いは、より長い時間にわたって分配されるよう、該乗員を再配置し、それによって、該乗員の負傷を低減させるよう構成され、
前記再配置は、側面衝突の際の、実質的に垂直な軸の周りの、前記乗員の回転を含み、
前記再配置は、それぞれ二つの端部を有する複数の接続フィンガーの少なくとも一つの変形によって実現され、第一の該端部は、インナーシェルに取り付けられ、第二の該端部は、前記乗り物に取り付けられるアウターシェル又はシートフレームに取り付けられ、
前記再配置の経路は、前記複数の接続フィンガーの中の変形特性の差及び断面の差の一方又は両方によって可能にされ、各接続フィンガーは、ある長さに沿って離間した第一及び第二の端部を備え、前記接続フィンガーの各々の接続フィンガーの前記第一の端部は、前記乗員を支持する前記インナーシェルに取り付けられ、前記接続フィンガーの各々の接続フィンガーの前記第二の端部は、前記乗り物に取り付けられたアウターシェル又はシートフレームに取り付けられ、前記第一の端部は、前記第一の端部に対する対応する複数の荷重分配を伴って、複数の経路内を移動することが可能にされる、
乗員サポートシステム。 - 前記接続フィンガーの一つは、ピボットを含む、
請求項1に記載の乗員サポートシステム。 - 前記接続フィンガーの一つは、前記インナーシェルに取り付けられる少なくとも一つの面を有する一対のスライド面又は転がり面を含む、
請求項1又は2に記載の乗員サポートシステム。 - 前記再配置は、前記接続フィンガーの少なくとも二つの変形によって実現される、
請求項1に記載の乗員サポートシステム。 - 前記二つの接続フィンガーの相対的な変形は、差別的な材料特性によって実現される、
請求項4に記載の乗員サポートシステム。 - 前記二つの接続フィンガーの相対的な変形は、該二つの接続フィンガーの差別的な形状によって実現される、
請求項4に記載の乗員サポートシステム。 - さらにバンジースリングを備える、
請求項1に記載の乗員サポートシステム。 - エアスリーパーとしての乗員サポートシステムであって、
前記乗員の任意に決定できる姿勢は、前記エアスリーパーのフレームを構成するレール上のスライダのスライドによって制御される、
請求項1乃至3の何れか一項に記載の乗員サポートシステム。 - 前記バンジースリングのインナーシェル、及びアウターシェル又はシートフレームのうちの一つに対する取り付けは、剛体的であり、該取り付けの他方は、側面衝突の際に横運動を許容するが、前面衝突の際に係合するスライド装置によるものである、
請求項7に記載の乗員サポートシステム。 - ヘッドサポートは、前記乗員の頭の側部のそれぞれに取り付けられ、且つ、インナーシェル、及びアウターシェル又はシートフレームの一方に取り付けられる、
請求項1乃至9の何れか一項に記載の乗員サポートシステム。 - 前記乗員の頭の二つの側部のそれぞれにおける前記ヘッドサポートは、前記乗員の胴体に取り付けられる前記インナーシェルにスライド可能に接続される単一のスライド要素に取り付けられ、それによって、前記ヘッドサポートの高さの変動を可能にする、
請求項10に記載の乗員サポートシステム。 - チャイルドシートとしての乗員サポートシステムであって、
前記単一のスライド要素に旋回可能に取り付けられる高さ調節アームと、
前記スライド要素にある一連の穴、及び、前記乗員の胴体をサポートする前記インナーシェルにある複数の対応する一連の穴と係合するピンと、を更に有し、
それによって、前記ヘッドサポートの高さを設定すべく、前記乗員の胴体に取り付けられる前記インナーシェルの前記一連の穴の一つにおける前記ピンとの係合を可能にする、
請求項11に記載の乗員サポートシステム。
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