JP5786523B2 - 移動案内システム、移動案内装置、移動案内方法及びコンピュータプログラム - Google Patents
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尚、「移動体」としては、車両以外に、歩行者や二輪車も含む。
また、「案内分岐点」とは、案内経路に従って移動体の移動の案内を行う際に、右左折指示等の案内を行う対象となる分岐点が該当する。
また、「目印」とは、ユーザの目印となり得る対象物であり、例えば、信号機、交差点、ランドマーク(店舗、店舗の看板、構造物)等がある。
また、「フレーズ」は、句に相当する。
また、移動体から案内分岐点までの間に、案内目印と同じ種類の他の目印が無い場合に、第1フレーズを省略して案内分岐点の案内を行うので、案内目印を特定するフレーズが省略された場合であっても、ユーザが案内目印に誤認する虞のある目印が他に存在しないので、案内目印をユーザに確実に把握させることが可能となる。
また、移動体から案内分岐点までの間に、案内目印と同じ種類の他の目印が無い場合に、第1フレーズを省略して案内分岐点の案内を行うので、案内目印を特定するフレーズが省略された場合であっても、ユーザが案内目印に誤認する虞のある目印が他に存在しないので、案内目印をユーザに確実に把握させることが可能となる。
また、移動体から案内分岐点までの間に、案内目印と同じ種類の他の目印が無い場合に、第1フレーズを省略して案内分岐点の案内を行うので、案内目印を特定するフレーズが省略された場合であっても、ユーザが案内目印に誤認する虞のある目印が他に存在しないので、案内目印をユーザに確実に把握させることが可能となる。
また、移動体から案内分岐点までの間に、案内目印と同じ種類の他の目印が無い場合に、第1フレーズを省略して案内分岐点の案内を行うので、案内目印を特定するフレーズが省略された場合であっても、ユーザが案内目印に誤認する虞のある目印が他に存在しないので、案内目印をユーザに確実に把握させることが可能となる。
現在位置検出部11は、GPS21、車速センサ22、ステアリングセンサ23、ジャイロセンサ24等からなり、現在の車両の位置、方位、車両の走行速度、現在時刻等を検出することが可能となっている。ここで、特に車速センサ22は、車両の移動距離や車速を検出する為のセンサであり、車両の駆動輪の回転に応じてパルスを発生させ、パルス信号をナビゲーションECU13に出力する。そして、ナビゲーションECU13は発生するパルスを計数することにより駆動輪の回転速度や移動距離を算出する。尚、上記5種類のセンサをナビゲーション装置1が全て備える必要はなく、これらの内の1又は複数種類のセンサのみをナビゲーション装置1が備える構成としても良い。
そして、ナビゲーションECU13は、後述のように地図情報DB31に記憶された各データに基づいて、車両の進行方向前方にある案内分岐点と該案内分岐点よりも案内経路の出発地側に存在する案内目印(例えば、信号機付き分岐点)を特定する。そして、特定された案内分岐点や案内目印に基づいて、車両の進行方向前方にある案内分岐点の案内を複数の候補の内から設定する。尚、案内分岐点とは、ナビゲーション装置1に設定されている案内経路に従ってナビゲーション装置1が走行の案内を行う際に、右左折指示等の案内を行う対象となる分岐点である。
そして、ナビゲーションECU13は、後述のように案内経路の形状や案内経路上に設置された信号機や分岐点の位置情報や案内フレーズ条件テーブル32等に基づいて、『通常フレーズ』、『特殊フレーズA』、『特殊フレーズB』の内から車両の進行方向前方にある案内分岐点の案内に用いるのに適当な案内候補を選択し、該案内分岐点の案内として設定する。更に、後述のように『通常フレーズ』、『特殊フレーズA』及び『特殊フレーズB』のいずれの案内も案内分岐点の案内として不適であると判定した場合であって、一定の条件を満たした場合には、『通常フレーズ』に含まれる第1フレーズ及び第2フレーズの一方又は両方を省略した『省略フレーズ』を案内分岐点の案内として設定する。
その結果、案内分岐点及び該案内分岐点から車両が退出する道路をユーザに正確に特定させることが可能となる。
先ず、図7は『標準フレーズ』の一つである「2つ目の信号を左(右)方向です」との案内を省略した場合の省略フレーズの一覧である。図7に示すように、「2つ目の信号を左(右)方向です」の案内の内、第1フレーズのみを省略すると「2つ目を左(右)方向です」との案内内容となる。また、第2フレーズのみを省略すると「2つ目の信号です」との案内内容となる。更に、第1フレーズと第2フレーズのみを省略すると「2つ目です」との案内内容となる。
一方、図8は『標準フレーズ』の一つである「次の信号を左(右)方向です」との案内を省略した場合の省略フレーズの一覧である。図8に示すように、「次の信号を左(右)方向です」の案内の内、第1フレーズのみを省略すると「次を左(右)方向です」との案内内容となる。また、第2フレーズのみを省略すると「次の信号です」との案内内容となる。更に、第1フレーズと第2フレーズのみを省略すると「次です」との案内内容となる。
また、第1フレーズと第2フレーズとを含む案内分岐点の案内が行われてからの経過時間が所定時間以内である場合に、第1フレーズ及び第2フレーズの一方又は両方を省略して案内分岐点の案内を行うので、案内目印を特定するフレーズや案内分岐点における車両の移動方向を特定するフレーズが省略された場合であっても、直前に行われた第1案内手段による案内をユーザに参照させることによって案内目印や案内分岐点における車両の移動方向をユーザに確実に把握させることが可能となる。
また、車両から案内分岐点までの間に、案内目印と同じ種類の他の目印が無い場合に、第1フレーズを省略して案内分岐点の案内を行うので、案内目印を特定するフレーズが省略された場合であっても、ユーザが案内目印に誤認する虞のある目印が他に存在しないので、案内目印をユーザに確実に把握させることが可能となる。
また、第2フレーズが所定長さ以下のフレーズである場合に、第2フレーズを省略して案内分岐点の案内を行うので、案内分岐点における車両の移動方向を特定するフレーズが省略された場合であっても、案内分岐点における車両の移動方向をユーザが間違える可能性が低く、案内経路に沿って移動体を移動させることが可能となる。
また、案内分岐点が該案内分岐点における車両の移動方向に対して一の退出道路のみが接続されている場合に、第2フレーズを省略して案内分岐点の案内を行うので、案内分岐点における車両の移動方向を特定するフレーズが省略された場合であっても、案内分岐点における車両の移動方向をユーザが間違える可能性が低く、案内経路に沿って移動体を移動させることが可能となる。
例えば、本実施形態ではナビゲーション装置1による案内分岐点の案内をスピーカ16から音声案内により出力することにより行う構成としているが、液晶ディスプレイ15に文章を表示することにより案内を行う構成としても良い。
13 ナビゲーションECU
31 地図情報DB
36 目印データ
41 CPU
42 RAM
43 ROM
51 車両
52 案内分岐点
53、54 信号機付き分岐点
Claims (8)
- 移動体の移動を案内する案内経路と該案内経路上の案内分岐点を設定する案内経路設定手段と、
前記案内分岐点の案内を行う目印とする案内目印を設定する案内目印設定手段と、
前記案内分岐点よりも前記案内経路の出発地側に存在する第1案内開始地点に前記移動体が到達した場合に、前記案内目印を特定する第1フレーズと、前記案内分岐点における前記移動体の移動方向を特定する第2フレーズとをそれぞれ含む案内により、前記案内分岐点の案内を行う第1案内手段と、
前記第1案内開始地点よりも前記案内分岐点側に存在する第2案内開始地点に前記移動体が到達した場合に、前記第1フレーズ及び前記第2フレーズの一方又は両方を省略して前記案内分岐点の案内を行う第2案内手段と、
前記移動体から前記案内分岐点までの間に、前記案内目印と同じ種類の他の目印が有るか否か判定する目印判定手段と、を有し、
前記第2案内手段は、前記目印判定手段により前記他の目印が無いと判定された場合に、前記第1フレーズを省略して前記案内分岐点の案内を行うことを特徴とする移動案内システム。 - 移動体の移動を案内する案内経路と該案内経路上の案内分岐点を設定する案内経路設定手段と、
前記案内分岐点の案内を行う目印とする案内目印を設定する案内目印設定手段と、
前記案内分岐点よりも前記案内経路の出発地側に存在する第1案内開始地点に前記移動体が到達した場合に、前記案内目印を特定する第1フレーズと、前記案内分岐点における前記移動体の移動方向を特定する第2フレーズとをそれぞれ含む案内により、前記案内分岐点の案内を行う第1案内手段と、
前記第1案内開始地点よりも前記案内分岐点側に存在する第2案内開始地点に前記移動体が到達した場合に、前記第1フレーズ及び前記第2フレーズの一方又は両方を省略して前記案内分岐点の案内を行う第2案内手段と、を有し、
前記第2案内手段は、前記第2フレーズが所定長さ以下のフレーズである場合に、前記第2フレーズを省略して前記案内分岐点の案内を行うことを特徴とする移動案内システム。 - 移動体の移動を案内する案内経路と該案内経路上の案内分岐点を設定する案内経路設定手段と、
前記案内分岐点の案内を行う目印とする案内目印を設定する案内目印設定手段と、
前記案内分岐点よりも前記案内経路の出発地側に存在する第1案内開始地点に前記移動体が到達した場合に、前記案内目印を特定する第1フレーズと、前記案内分岐点における前記移動体の移動方向を特定する第2フレーズとをそれぞれ含む案内により、前記案内分岐点の案内を行う第1案内手段と、
前記第1案内開始地点よりも前記案内分岐点側に存在する第2案内開始地点に前記移動体が到達した場合に、前記第1フレーズ及び前記第2フレーズの一方又は両方を省略して前記案内分岐点の案内を行う第2案内手段と、
前記案内分岐点の形状を取得する分岐点形状取得手段と、を有し、
前記第2案内手段は、前記案内分岐点が該案内分岐点における前記移動体の移動方向に対して一の退出道路のみが接続されている場合に、前記第2フレーズを省略して前記案内分岐点の案内を行うことを特徴とする移動案内システム。 - 前記第1案内手段による前記案内分岐点の案内が行われてからの前記移動体の移動距離を取得する移動距離取得手段を有し、
前記第2案内手段は、前記第1案内手段による前記案内分岐点の案内が行われてからの前記移動体の移動距離が所定距離以内である場合に、前記第1フレーズ及び前記第2フレーズの一方又は両方を省略して前記案内分岐点の案内を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の移動案内システム。 - 前記第1案内手段による前記案内分岐点の案内が行われてからの経過時間を取得する経過時間取得手段を有し、
前記第2案内手段は、前記第1案内手段による前記案内分岐点の案内が行われてからの経過時間が所定時間以内である場合に、前記第1フレーズ及び前記第2フレーズの一方又は両方を省略して前記案内分岐点の案内を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の移動案内システム。 - 移動体の移動を案内する案内経路と該案内経路上の案内分岐点を設定する案内経路設定手段と、
前記案内分岐点の案内を行う目印とする案内目印を設定する案内目印設定手段と、
前記案内分岐点よりも前記案内経路の出発地側に存在する第1案内開始地点に前記移動体が到達した場合に、前記案内目印を特定する第1フレーズと、前記案内分岐点における前記移動体の移動方向を特定する第2フレーズとをそれぞれ含む案内により、前記案内分岐点の案内を行う第1案内手段と、
前記第1案内開始地点よりも前記案内分岐点側に存在する第2案内開始地点に前記移動体が到達した場合に、前記第1フレーズ及び前記第2フレーズの一方又は両方を省略して前記案内分岐点の案内を行う第2案内手段と、
前記移動体から前記案内分岐点までの間に、前記案内目印と同じ種類の他の目印が有るか否か判定する目印判定手段と、を有し、
前記第2案内手段は、前記目印判定手段により前記他の目印が無いと判定された場合に、前記第1フレーズを省略して前記案内分岐点の案内を行うことを特徴とする移動案内装置。 - 移動案内システムにより実行され、
案内経路設定手段が、移動体の移動を案内する案内経路と該案内経路上の案内分岐点を設定するステップと、
案内目印設定手段が、前記案内分岐点の案内を行う目印とする案内目印を設定するステップと、
第1案内手段が、前記案内分岐点よりも前記案内経路の出発地側に存在する第1案内開始地点に前記移動体が到達した場合に、前記案内目印を特定する第1フレーズと、前記案内分岐点における前記移動体の移動方向を特定する第2フレーズとをそれぞれ含む案内により、前記案内分岐点の案内を行うステップと、
第2案内手段が、前記第1案内開始地点よりも前記案内分岐点側に存在する第2案内開始地点に前記移動体が到達した場合に、前記第1フレーズ及び前記第2フレーズの一方又は両方を省略して前記案内分岐点の案内を行うステップと、
目印判定手段が、前記移動体から前記案内分岐点までの間に、前記案内目印と同じ種類の他の目印が有るか否か判定するステップと、を有し、
前記第2案内手段は、前記目印判定手段により前記他の目印が無いと判定された場合に、前記第1フレーズを省略して前記案内分岐点の案内を行うことを特徴とする移動案内方法。 - コンピュータを、
移動体の移動を案内する案内経路と該案内経路上の案内分岐点を設定する案内経路設定手段と、
前記案内分岐点の案内を行う目印とする案内目印を設定する案内目印設定手段と、
前記案内分岐点よりも前記案内経路の出発地側に存在する第1案内開始地点に前記移動体が到達した場合に、前記案内目印を特定する第1フレーズと、前記案内分岐点における前記移動体の移動方向を特定する第2フレーズとをそれぞれ含む案内により、前記案内分岐点の案内を行う第1案内手段と、
前記第1案内開始地点よりも前記案内分岐点側に存在する第2案内開始地点に前記移動体が到達した場合に、前記第1フレーズ及び前記第2フレーズの一方又は両方を省略して前記案内分岐点の案内を行う第2案内手段と、
前記移動体から前記案内分岐点までの間に、前記案内目印と同じ種類の他の目印が有るか否か判定する目印判定手段と、して機能させる為のコンピュータプログラムであって、
前記第2案内手段は、前記目印判定手段により前記他の目印が無いと判定された場合に、前記第1フレーズを省略して前記案内分岐点の案内を行うことを特徴とするコンピュータプログラム。
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