JP5785495B2 - 植物保護剤としてのヘテロシクリル置換チアゾール類 - Google Patents
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Description
Aは、メチルを表し;
又は、
Aは、置換されていないか又は置換されているフェニルを表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C4−C10−シクロアルキルアルキル、C4−C10−アルキルシクロアルキル、C5−C10−アルキルシクロアルキルアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、トリ(C1−C2−アルキル)シリル、ベンジル、フェニル、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、OCH2OCH3、SH、C1−C4−アルキルチオ、C1−C6−ハロアルキルチオ、CHO、COOH、(C1−C4−アルコキシ)カルボニル、CONR6R7、CR6=NOR7、(C1−C4−アルキル)カルボニル、(C1−C4−ハロアルキル)カルボニル、(C1−C4−アルキル)カルボニルオキシ、(C1−C4−アルキル)カルボニルチオ、C1−C4−アルキルスルフィニル、C1−C4−ハロアルキルスルフィニル、C1−C4−アルキルスルホニル、C1−C4−ハロアルキルスルホニル、NR6R7、NR6COR7、SF5、SO2NR6R7、C2−C4−アルコキシアルキル又は1−メトキシシクロプロピル;
又は、
Aは、場合によりベンゾ縮合していてもよい置換されていないか又は置換されている5員又は6員のヘテロアリールであり、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
炭素における置換基:
シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C4−C10−シクロアルキルアルキル、C4−C10−アルキルシクロアルキル、C5−C10−アルキルシクロアルキルアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、トリ(C1−C2−アルキル)シリル、ベンジル、フェニル、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、OCH2OCH3、SH、C1−C4−アルキルチオ、C1−C6−ハロアルキルチオ、CHO、COOH、(C1−C4−アルコキシ)カルボニル、CONR6R7、CR6=NOR7、(C1−C4−アルキル)カルボニル、(C1−C4−ハロアルキル)カルボニル、(C1−C4−アルキル)カルボニルオキシ、(C1−C4−アルキル)カルボニルチオ、C1−C4−アルキルスルフィニル、C1−C4−ハロアルキルスルフィニル、C1−C4−アルキルスルホニル、C1−C4−ハロアルキルスルホニル、NR6R7、NR6COR7、SF5、SO2NR6R7、C2−C4−アルコキシアルキル又は1−メトキシシクロプロピル;
窒素における置換基:
ヒドロキシル、NR6R7、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C4−C10−アルキルシクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル又はC2−C6−ハロアルキニル;
L1は、(C(R1)2)nを表し;
ここで、n=0〜3;
R1は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素、ハロゲン、C1−C2−アルキル、C1−C2−ハロアルキル又はシアノを表し;
但し、L1は、水素とは異なるR1を最大で2つまで含むことができ;
Yは、硫黄又は酸素を表し;
Wは、置換されていないか又は一置換されているC1−〜C3−炭素鎖を表し、その際、その置換基は、オキソ、ヒドロキシル、シアノ及びC1−C4−アルキルからなる群から選択され;
Xは、置換されていないか又は一置換されているC1−〜C2−炭素鎖を表し、その際、その置換基は、オキソ、ヒドロキシル、シアノ及びC1−C4−アルキルからなる群から選択され;
R2は、水素、C1−C2−アルキル、C1−C2−ハロアルキル又はハロゲンを表し;
L2は、−C(R8)2−C(R8)2−又は−CR9=CR9−又は−C≡C−を表し;
L3は、直接結合を表し;
又は、
L3は、最大で2つまでの置換基を含み得るC1−〜C4−炭素鎖を表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
ハロゲン、C1−C2−アルキル、C1−C2−アルコキシ、C1−C2−ハロアルキル又はC3−C6−シクロアルキル;
R3は、メチル、C1−C2−ハロアルキル、−CH=CH2、−C≡CH又は置換されていないか若しくは一置換されているC3−C10−シクロアルキルを表し、その際、その置換基は下記リストから選択され:
シアノ、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、トリ(C1−C2−アルキル)シリル、フェニル、ヒドロキシル、オキソ、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C2−C6−アルケニルオキシ、C2−C6−アルキニルオキシ、C1−C6−アルキルチオ又はC1−C6−ハロアルキルチオ;
又は、
R3は、置換されていないか又は置換されているフェニルを表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C4−C10−シクロアルキルアルキル、C4−C10−ハロシクロアルキルアルキル、C4−C10−アルキルシクロアルキル、C5−C10−アルキルシクロアルキルアルキル、C4−C10−シクロアルコキシアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C3−C8−シクロアルケニル、C3−C8−ハロシクロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、C2−C6−アルコキシアルキル、C2−C6−ハロアルコキシアルキル、C3−C8−アルコキシアルコキシアルキル、トリ(C1−C2−アルキル)シリル、ベンジル、フェニル、ヒドロキシル、C1−C6−アルコキシ、C2−C6−アルコキシアルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C2−C6−アルケニルオキシ、C2−C6−ハロアルケニルオキシ、C2−C6−アルキニルオキシ、C2−C6−ハロアルキニルオキシ、C3−C6−シクロアルコキシ、C3−C6−シクロアルキルオキシ、C3−C6−ハロシクロアルコキシ、C4−C10−シクロアルキルアルキルオキシ、NR6R7、SH、SF5、C1−C6−アルキルチオ、C1−C6−ハロアルキルチオ、C2−C6−アルキルアルキルチオ、C3−C6−シクロアルキルチオ、CHO、COOH、(C1−C6−アルコキシ)カルボニル、CONR6R7、CR6=NOR7、(C1−C6−アルキル)カルボニル、(C1−C6−ハロアルキル)カルボニル、(C1−C6−アルキル)カルボニルオキシ、(C1−C6−ハロアルキル)カルボニルオキシ、(C1−C6−アルキル)カルボニルチオ、C1−C6−アルキルスルフィニル、C1−C6−ハロアルキルスルフィニル、C1−C6−アルキルスルホニル、C1−C6−ハロアルキルスルホニル、NR6COR7又はSO2NR6R7;
又は、
R3は、飽和しているか又は部分的若しくは完全に不飽和のナフチル又はインデニルを表し、ここで、これらは、最大で2つまでの置換基を含むことができ、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
シアノ、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、トリ(C1−C2−アルキル)シリル、フェニル、ヒドロキシル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C2−C6−アルケニルオキシ、C2−C6−アルキニルオキシ、C1−C6−アルキルチオ又はC1−C6−ハロアルキルチオ;
又は、
R3は、置換されていないか又は置換されている5員又は6員のヘテロアリールラジカルを表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
炭素における置換基:シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C4−C10−シクロアルキルアルキル、C4−C10−アルキルシクロアルキル、C5−C10−アルキルシクロアルキルアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、トリ(C1−C2−アルキル)シリル、ベンジル、フェニル、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、OCH2OCH3、SH、C1−C4−アルキルチオ、C1−C6−ハロアルキルチオ、COOH、(C1−C4−アルコキシ)カルボニル、CONR6R7、(C1−C4−アルキル)カルボニル、(C1−C4−ハロアルキル)カルボニル、(C1−C4−アルキル)カルボニルオキシ、(C1−C4−アルキル)カルボニルチオ、C1−C4−アルキルスルフィニル、C1−C4−ハロアルキルスルフィニル、C1−C4−アルキルスルホニル、C1−C4−ハロアルキルスルホニル、NR6R7、NR6COR7、SF5、SO2NR6R7、C2−C4−アルコキシアルキル又は1−メトキシシクロプロピル;
窒素における置換基:ヒドロキシル、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C4−C10−アルキルシクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル又はフェニル;
又は、
R3は、ベンゾ縮合している置換されていないか又は置換されている5員又は6員のヘテロアリールを表し、ここで、これらは、最大で2つまでの置換基を含むことができ、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
炭素における置換基:シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C4−C10−シクロアルキルアルキル、C4−C10−アルキルシクロアルキル、C5−C10−アルキルシクロアルキルアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、トリ(C1−C2−アルキル)シリル、ベンジル、フェニル、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、OCH2OCH3、SH、C1−C4−アルキルチオ、C1−C6−ハロアルキルチオ、COOH、(C1−C4−アルコキシ)カルボニル、CONR6R7、(C1−C4−アルキル)カルボニル、(C1−C4−ハロアルキル)カルボニル、(C1−C4−アルキル)カルボニルオキシ、(C1−C4−アルキル)カルボニルチオ、C1−C4−アルキルスルフィニル、C1−C4−ハロアルキルスルフィニル、C1−C4−アルキルスルホニル、C1−C4−ハロアルキルスルホニル、NR6R7、NR6COR7、SF5、SO2NR6R7、C2−C4−アルコキシアルキル又は1−メトキシシクロプロピル;
窒素における置換基:C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C4−C10−アルキルシクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル又はフェニル;
又は、
R3は、置換されていないか又は一置換されている5員〜15員のヘテロシクリルラジカル(ここで、該ヘテロシクリルラジカルは、炭素原子を介して結合しており、且つ、窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択される最大で2個までのさらなるヘテロ原子を含むことができる)であり、その際、その置換基は下記リストから選択され:
炭素における置換基:シアノ、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、トリ(C1−C2−アルキル)シリル、フェニル、ヒドロキシル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C2−C6−アルケニルオキシ、C2−C6−アルキニルオキシ、C1−C6−アルキルチオ又はC1−C6−ハロアルキルチオ;
窒素における置換基:C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、トリ(C1−C2−アルキル)シリル又はフェニル;
R6、R7は、互いに独立して、水素、C1−C4−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキルを表し;
R8は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C4−アルコキシ、C3−C6−シクロアルキル又はC1−C3−ハロアルキルを表し;
R9は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素、C1−C4−アルキル又はC3−C6−シクロアルキルを表す〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩を提供する。
Aは、メチルを表し;
又は、
Aは、最大で2つまでの置換基を含み得るフェニルを表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C4−アルケニル、C2−C4−アルキニル、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ、C1−C4−ハロアルキルチオ、(C1−C4−アルコキシ)カルボニル、(C1−C4−アルキル)カルボニル、(C1−C4−ハロアルキル)カルボニル、C1−C4−アルキルスルフィニル、C1−C4−ハロアルキルスルフィニル、C1−C4−アルキルスルホニル又はC1−C4−ハロアルキルスルホニル;
又は、
Aは、下記群から選択されるヘテロ芳香族ラジカルを表し:フラン−2−イル、フラン−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、1H−ピロール−1−イル、1H−ピロール−2−イル、1H−ピロール−3−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−4−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリダジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、1H−インドール−1−イル、1H−インドール−2−イル、1H−インドール−3−イル、1H−インドール−4−イル、1H−インドール−5−イル、1H−インドール−6−イル、1H−インドール−7−イル、1H−ベンゾイミダゾール−1−イル、1H−ベンゾイミダゾール−2−イル、1H−ベンゾイミダゾール−4−イル、ベンゾイミダゾール−5−イル、1H−インダゾール−1−イル、1H−インダゾール−3−イル、1H−インダゾール−4−イル、1H−インダゾール−5−イル、1H−インダゾール−6−イル、1H−インダゾール−7−イル、2H−インダゾール−2−イル、1−ベンゾフラン−2−イル、1−ベンゾフラン−3−イル、1−ベンゾフラン−4−イル、1−ベンゾフラン−5−イル、1−ベンゾフラン−6−イル、1−ベンゾフラン−7−イル、1−ベンゾチオフェン−2−イル、1−ベンゾチオフェン−3−イル、1−ベンゾチオフェン−4−イル、1−ベンゾチオフェン−5−イル、1−ベンゾチオフェン−6−イル、1−ベンゾチオフェン−7−イル、1,3−ベンゾチアゾール−2−イル、1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル、キノリン−2−イル、キノリン−3−イル、キノリン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル、キノリン−8−イル、イソキノリン−1−イル、イソキノリン−3−イル、イソキノリン−4−イル、イソキノリン−5−イル、イソキノリン−6−イル、イソキノリン−7−イル又はイソキノリン−8−イル;ここで、これらは、最大で2つまでの置換基を含むことができ、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
炭素における置換基:シアノ、ハロゲン、C1−C4−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ又はC1−C4−ハロアルキルチオ;
窒素における置換基:C1−C4−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、シクロプロピル、C2−C4−アルケニル又はC2−C4−アルキニル;
L1は、(C(R1)2)nを表し;
ここで、n=0〜3;
R1は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素、塩素、フッ素、メチル、CF3又はシアノを表し;
但し、L1は、水素とは異なるR1を最大で2つまで含むことができ;
Yは、硫黄又は酸素を表し;
Wは、置換されていないか又は一置換されているC1−〜C2−炭素鎖を表し、その際、その置換基は、シアノ及びC1−C2−アルキルからなる群から選択され;
Xは、置換されていないか又は一置換されているC1−〜C2−炭素鎖を表し、その際、その置換基は、シアノ及びC1−C2−アルキルからなる群から選択され;
R2は、水素、C1−C2−アルキル又はハロゲンを表し;
L2は、−C(R8)2−C(R8)2−又は−CR9=CR9−又は−C≡C−を表し;
L3は、直接結合を表し;
又は、
L3は、最大で2つまでの置換基を含み得るC1−〜C4−炭素鎖を表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
C1−C2−アルキル、C1−C2−アルコキシ、C1−C2−ハロアルキル又はシクロプロピル;
R3は、メチル、C1−C2−ハロアルキル、−CH=CH2、−C≡CH又は置換されていないか若しくは一置換されているC3−C10−シクロアルキルを表し、その際、その置換基は下記リストから選択され:
ハロゲン、C1−C6−アルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル、トリ(C1−C2−アルキル)シリル、フェニル又はオキソ;
又は、
R3は、最大で3つまでの置換基を含み得るフェニルを表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C3−C6−ハロシクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−ハロアルケニル、C2−C6−アルキニル、C2−C6−ハロアルキニル、トリ(C1−C2−アルキル)シリル、フェニル、ヒドロキシル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C1−C6−アルキルチオ又はC1−C6−ハロアルキルチオ;
又は、
R3は、ナフタレン−1−イル、ナフタレン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル、デカリン−1−イル、デカリン−2−イル、1H−インデン−1−イル、1H−インデン−2−イル、1H−インデン−3−イル、1H−インデン−4−イル、1H−インデン−5−イル、1H−インデン−6−イル、1H−インデン−7−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル又は2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イルを表し、ここで、これらは、最大で2つまでの置換基を含むことができ、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
シアノ、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、フェニル、ヒドロキシル、C1−C6−アルコキシ、C1−C3−ハロアルコキシ、C1−C6−アルキルチオ又はC1−C3−ハロアルキルチオ;
又は、
R3は、フラン−2−イル、フラン−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、1H−ピロール−1−イル、1H−ピロール−2−イル、1H−ピロール−3−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−4−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリダジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル、1,3,5−トリアジン−2−イル又は1,2,4−トリアジン−3−イルを表し、ここで、これらは、最大で2つまでの置換基を含むことができ、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
炭素における置換基:シアノ、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、フェニル、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ又はC1−C4−ハロアルキルチオ;
窒素における置換基:C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル又はフェニル;
又は、
R3は、1H−インドール−1−イル、1H−インドール−2−イル、1H−インドール−3−イル、1H−インドール−4−イル、1H−インドール−5−イル、1H−インドール−6−イル、1H−インドール−7−イル、1H−ベンゾイミダゾール−1−イル、1H−ベンゾイミダゾール−2−イル、1H−ベンゾイミダゾール−4−イル、ベンゾイミダゾール−5−イル、1H−インダゾール−1−イル、1H−インダゾール−3−イル、1H−インダゾール−4−イル、1H−インダゾール−5−イル、1H−インダゾール−6−イル、1H−インダゾール−7−イル、2H−インダゾール−2−イル、1−ベンゾフラン−2−イル、1−ベンゾフラン−3−イル、1−ベンゾフラン−4−イル、1−ベンゾフラン−5−イル、1−ベンゾフラン−6−イル、1−ベンゾフラン−7−イル、1−ベンゾチオフェン−2−イル、1−ベンゾチオフェン−3−イル、1−ベンゾチオフェン−4−イル、1−ベンゾチオフェン−5−イル、1−ベンゾチオフェン−6−イル、1−ベンゾチオフェン−7−イル、キノリン−2−イル、キノリン−3−イル、キノリン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル、キノリン−8−イル、イソキノリン−1−イル、イソキノリン−3−イル、イソキノリン−4−イル、イソキノリン−5−イル、イソキノリン−6−イル、イソキノリン−7−イル又はイソキノリン−8−イルを表し、ここで、これらは、最大で2つまでの置換基を含むことができ、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
炭素における置換基:シアノ、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、フェニル、ヒドロキシル、C1−C4−アルコキシ、C1−C4−ハロアルコキシ、C1−C4−アルキルチオ又はC1−C4−ハロアルキルチオ;
窒素における置換基:C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル又はフェニル;
又は、
R3は、置換されていないか又は一置換されている5員〜6員のヘテロシクリルラジカル(ここで、該ヘテロシクリルラジカルは、炭素原子を介して結合しており、且つ、窒素、酸素及び硫黄からなる群から選択される最大で2個までのさらなるヘテロ原子を含むことができる)を表し、その際、その置換基は下記リストから選択され:
炭素における置換基:C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル、トリ(C1−C2−アルキル)シリル又はフェニル;
窒素における置換基:C1−C6−アルキル、C3−C6−シクロアルキル、C2−C6−アルケニル、C2−C6−アルキニル、トリ(C1−C2−アルキル)シリル又はフェニル;
R8は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素、ハロゲン、C1−C2−アルキル、C1−C2−アルコキシ、シクロプロピル又はC1−C2−ハロアルキルを表し;
R9は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素、C1−C2−アルキル又はシクロプロピルを表す。
Aは、メチルを表し;
又は、
Aは、最大で2つまでの置換基を含み得るフェニルを表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
シアノ、ニトロ、ハロゲン、C1−C2−アルキル、C1−C2−ハロアルキル、ヒドロキシル、C1−C2−アルコキシ又はC1−C2−ハロアルコキシ;
又は、
Aは、下記群から選択されるヘテロ芳香族ラジカルを表し:フラン−2−イル、フラン−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル;ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、1H−ベンゾイミダゾール−2−イル又は1,3−ベンゾチアゾール−2−イル;ここで、これらは、最大で2つまでの置換基を含むことができ、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
炭素における置換基:シアノ、ハロゲン、C1−C2−アルキル、C1−C2−ハロアルキル、ヒドロキシル、C1−C2−アルコキシ又はC1−C2−ハロアルコキシ;
窒素における置換基:C1−C2−アルキル又はC1−C2−ハロアルキル;
L1は、(C(R1)2)nを表し;
ここで、n=0〜3;
R1は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素又はメチルを表し;
但し、L1は、メチル置換基を最大で2つまで含むことができ;
Yは、硫黄又は酸素を表し;
Wは、−CH2CH2−を表し;
Xは、−CH2CH2−を表し;
R2は、水素、メチル又はハロゲンを表し;
L2は、−C(R8)2−C(R8)2−又は−CR9=CR9−又は−C≡C−を表し;
L3は、直接結合を表し;
又は、
L3は、最大で2つまでの置換基を含み得るC1−〜C4−炭素鎖を表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
メチル、メトキシ又はCF3;
R3は、メチル、C1−C2−ハロアルキル、−CH=CH2、−C≡CH又は置換されていないか若しくは一置換されているC3−C10−シクロアルキルを表し、その際、その置換基は下記リストから選択され:
フッ素、塩素、メチル、エチル、シクロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシル;
又は、
R3は、最大で3つまでの置換基を含み得るフェニルを表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
シアノ、ハロゲン、C1−C6−アルキル、C1−C3−ハロアルキル、フェニル、ヒドロキシル、C1−C6−アルコキシ、C1−C6−ハロアルコキシ、C1−C6−アルキルチオ又はC1−C6−ハロアルキルチオ;
又は、
R3は、ナフタレン−1−イル、ナフタレン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル、デカリン−1−イル、デカリン−2−イル、1H−インデン−1−イル、1H−インデン−2−イル、1H−インデン−3−イル、1H−インデン−4−イル、1H−インデン−5−イル、1H−インデン−6−イル、1H−インデン−7−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル又は2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イルを表し、ここで、これらは、最大で2つまでの置換基を含むことができ、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、CF3、CHF2、シクロプロピル、フェニル、ヒドロキシル、OMe、OEt、OCF3、OCHF2、OC2F5、SMe又はSCF3;
又は、
R3は、フラン−2−イル、フラン−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、1H−ピロール−1−イル、1H−ピロール−2−イル、1H−ピロール−3−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−4−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリダジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル、1,3,5−トリアジン−2−イル又は1,2,4−トリアジン−3−イルを表し、ここで、これらは、最大で2つまでの置換基を含むことができ、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
炭素における置換基:シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、1−メチルエチル、1,1−ジメチルエチル、CF3、CHF2、C2F5、CCl3、シクロプロピル、フェニル、ヒドロキシル、OMe、OEt、OisoPr、OCF3、OCHF2、OC2F5、SMe又はSCF3;
窒素における置換基:メチル、エチル、1−メチルエチル、1,1−ジメチルエチル、シクロプロピル又はフェニル;
又は、
R3は、1H−インドール−1−イル、1H−インドール−2−イル、1H−インドール−3−イル、1H−インドール−4−イル、1H−インドール−5−イル、1H−インドール−6−イル、1H−インドール−7−イル、1H−ベンゾイミダゾール−1−イル、1H−ベンゾイミダゾール−2−イル、1H−ベンゾイミダゾール−4−イル、ベンゾイミダゾール−5−イル、1H−インダゾール−1−イル、1H−インダゾール−3−イル、1H−インダゾール−4−イル、1H−インダゾール−5−イル、1H−インダゾール−6−イル、1H−インダゾール−7−イル、2H−インダゾール−2−イル、1−ベンゾフラン−2−イル、1−ベンゾフラン−3−イル、1−ベンゾフラン−4−イル、1−ベンゾフラン−5−イル、1−ベンゾフラン−6−イル、1−ベンゾフラン−7−イル、1−ベンゾチオフェン−2−イル、1−ベンゾチオフェン−3−イル、1−ベンゾチオフェン−4−イル、1−ベンゾチオフェン−5−イル、1−ベンゾチオフェン−6−イル、1−ベンゾチオフェン−7−イル、キノリン−2−イル、キノリン−3−イル、キノリン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル、キノリン−8−イル、イソキノリン−1−イル、イソキノリン−3−イル、イソキノリン−4−イル、イソキノリン−5−イル、イソキノリン−6−イル、イソキノリン−7−イル又はイソキノリン−8−イルを表し、ここで、これらは、最大で2つまでの置換基を含むことができ、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
炭素における置換基:シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、1−メチルエチル、1,1−ジメチルエチル、CF3、CHF2、C2F5、CCl3、シクロプロピル、フェニル、ヒドロキシル、OMe、OEt、OisoPr、OCF3、OCHF2、OC2F5、SMe又はSCF3;
窒素における置換基:メチル、エチル、1−メチルエチル、1,1−ジメチルエチル、シクロプロピル又はフェニル;
又は、
R3は、置換されていないか又は一置換されているピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、モルホリン−3−イル、モルホリン−2−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル又はピペラジン−2−イルを表し、その際、その置換基は下記リストから選択され:
炭素における置換基:メチル、エチル、CF3、シクロプロピル又はフェニル;
窒素における置換基:メチル、エチル、シクロプロピル又はフェニル;
R8は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素、メチル、エチル又はCF3を表し;
R9は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素、メチル又はエチルを表す。
Aは、メチルを表し;
又は、
Aは、最大で2つまでの置換基を含み得るフェニルを表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、CF3、CHF2、C2F5、CCl3、ヒドロキシル、OMe、OCF3、OCHF2、OCH2CF3又はOC2F5;
又は、
Aは、下記群から選択されるヘテロ芳香族ラジカルを表し:チオフェン−3−イル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−4−イル、ピリジン−4−イル、1H−ベンゾイミダゾール−2−イル又は1,3−ベンゾチアゾール−2−イル;ここで、これらは、最大で2つまでの置換基を含むことができ、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
炭素における置換基:シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、CF3、CHF2、C2F5、CCl3、ヒドロキシル、OMe、OCF3、OCHF2、OCH2CF3又はOC2F5;
窒素における置換基:メチル、エチル又はCF3;
L1は、(C(R1)2)nを表し;
ここで、n=0〜3;
R1は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素又はメチルを表し;
但し、L1は、メチル置換基を最大で1つまで含むことができ;
Yは、硫黄又は酸素を表し;
Wは、−CH2CH2−を表し;
Xは、−CH2CH2−を表し;
R2は、水素、メチル、塩素又は臭素を表し;
L2は、−C(R8)2−C(R8)2−又は−CR9=CR9−又は−C≡C−を表し;
L3は、直接結合を表し;
又は、
L3は、C1−〜C4−炭素鎖を表し;
R3は、メチル、CF3、−CH=CH2、−C≡CH、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルを表し;
又は、
R3は、最大で2つまでの置換基を含み得るフェニルを表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、1−メチルエチル、1,1−ジメチルエチル、CF3、CHF2、C2F5、CCl3、フェニル、ヒドロキシル、OMe、OEt、OisoPr、OCF3、OCHF2、OC2F5、SMe又はSCF3;
又は、
R3は、ナフタレン−1−イル、ナフタレン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル、デカリン−1−イル、デカリン−2−イル、1H−インデン−1−イル、1H−インデン−2−イル、1H−インデン−3−イル、1H−インデン−4−イル、1H−インデン−5−イル、1H−インデン−6−イル、1H−インデン−7−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル又は2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イルを表し;
又は、
R3は、フラン−2−イル、フラン−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、1H−ピロール−1−イル、1H−ピロール−2−イル、1H−ピロール−3−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−4−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリダジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル、1,3,5−トリアジン−2−イル又は1,2,4−トリアジン−3−イルを表し;
又は、
R3は、1H−インドール−1−イル、1H−インドール−2−イル、1H−インドール−3−イル、1H−インドール−4−イル、1H−インドール−5−イル、1H−インドール−6−イル、1H−インドール−7−イル、1H−ベンゾイミダゾール−1−イル、1H−ベンゾイミダゾール−2−イル、1H−ベンゾイミダゾール−4−イル、ベンゾイミダゾール−5−イル、1H−インダゾール−1−イル、1H−インダゾール−3−イル、1H−インダゾール−4−イル、1H−インダゾール−5−イル、1H−インダゾール−6−イル、1H−インダゾール−7−イル、2H−インダゾール−2−イル、1−ベンゾフラン−2−イル、1−ベンゾフラン−3−イル、1−ベンゾフラン−4−イル、1−ベンゾフラン−5−イル、1−ベンゾフラン−6−イル、1−ベンゾフラン−7−イル、1−ベンゾチオフェン−2−イル、1−ベンゾチオフェン−3−イル、1−ベンゾチオフェン−4−イル、1−ベンゾチオフェン−5−イル、1−ベンゾチオフェン−6−イル、1−ベンゾチオフェン−7−イル、キノリン−2−イル、キノリン−3−イル、キノリン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル、キノリン−8−イル、イソキノリン−1−イル、イソキノリン−3−イル、イソキノリン−4−イル、イソキノリン−5−イル、イソキノリン−6−イル、イソキノリン−7−イル又はイソキノリン−8−イルを表し;
又は、
R3は、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、モルホリン−3−イル、モルホリン−2−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル又はピペラジン−2−イルを表し;
R8は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素、メチル又はエチルを表し;
R9は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素、メチル又はエチルを表す。
Aは、メチル、1,3−ジヒドロ−2H−インダゾール−2−イル、3−クロロフェニル、2,5−ジクロロフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、3,4−ジメトキシフェニル、2,5−ジブロモフェニル、2−ブロモ−5−(トリフルオロメチル)フェニル、5−ブロモ−2−メチルフェニル、5−ヨード−2−メチルフェニル、2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル、2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル、1H−ピラゾール−1−イル、3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル、3,5−ジメチル−1H−ピラゾール−1−イル、5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル、4−クロロ−5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル、3,5−ビス(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル、5−(ジフルオロメチル)−3−メチル−1H−ピラゾール−1−イル、3,5−ジクロロ−1H−ピラゾール−1−イル、3,5−ジブロモ−1H−ピラゾール−1−イル、5−クロロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル、チオフェン−3−イル、ピリジン−4−イル、3−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ピリジン−2−イル、1H−ベンゾイミダゾール−2−イル又は1,3−ベンゾチアゾール−2−イルを表し;
L1は、直接結合であり;
又は、
L1は、−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−又は−CHCH3−を表し;
Yは、硫黄又は酸素を表し;
Wは、−CH2CH2−を表し;
Xは、−CH2CH2−を表し;
R2は、水素、メチル又は臭素を表し;
L2は、−CH2CH2−、−CH2CHCH3−、−CH=CH−(Z)、−CH=CH−(E)又は−C≡C−を表し;
L3は、直接結合を表し;
又は、
L3は、−CH2−、−CH2C(CH3)2−、−CH2CHCH3−を表し;
R3は、メチル、−CH=CH2、−C≡CH、CF3、シクロヘキシル、フェニル、4−クロロフェニル、4−メトキシフェニル、3−(トリフルオロメチル)フェニル、ナフタレン−1−イル、ナフタレン−2−イル又はピリジン−3−イルを表す。
Aは、置換されていないか又は置換されているピラゾール−1−イル又はピラゾール−4−イルを表し、ここで、これらは、最大で2つまでの置換基を含むことができ、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
炭素における置換基:シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、CF3、CHF2、C2F5、CCl3、ヒドロキシル、OMe、OCF3、OCHF2、OCH2CF3又はOC2F5;
窒素における置換基:メチル、エチル又はCF3;
及び、
L1は、−CH2−を表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
Aは、置換されていないか又は置換されているフェニルを表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記リストから選択され:
シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、CF3、CHF2、C2F5、CCl3、ヒドロキシル、OMe、OCF3、OCHF2、OCH2CF3又はOC2F5;
及び、
L1は、−CH2−を表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
Yは、酸素を表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
Wは、−CH2CH2−を表し;
Xは、−CH2CH2−を表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する。
R2は、水素、ハロゲン又はメチルを表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
L2は、−CH2CH2−を表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
L2は、−CH=CH−(Z)を表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
L2は、−CH=CH−(E)を表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
L2は、−C≡C−を表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
L3は、直接結合を表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
L3は、−CH2−を表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R3は、置換されていないナフタレン−1−イル又はナフタレン−2−イルを表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R3は、置換されていないフェニルを表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
Aは、2,5−ジメチルフェニル、2,3,6−トリフルオロフェニル、3,5−ビス(ジフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル、3−(プロパン−2−イル)−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル、3−tert−ブチル−5−(ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール−1−イル、3−tert−ブチル−5−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル、5−エチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル、5−tert−ブチル−3−(ペンタフルオロエチル)−1H−ピラゾール−1−イル、5−tert−ブチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル、2H−インダゾール−2−イル、1,3−ベンゾジオキソール−5−イル又は1H−ベンゾイミダゾール−2−イルを表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
R3は、2,4−ジクロロフェニル、2,4−ジメトキシフェニル、2,5−ジメトキシフェニル、2−メトキシフェニル、2−メチルフェニル、3,5−ジメチルイソオキサゾール−4−イル、3−メチルピリジン−2−イル、キノリン−8−イル、モルホリン−4−イル、ナフタレン、tert−ブチル、トリメチルシリル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、シクロヘキシル、2−ブロモフェニル、2−クロロフェニル、2−クロロ−6−フルオロフェニル、2,6−ジフルオロフェニルを表し;
ここで、残りの置換基は、上記で挙げられている意味のうちの1つ以上を有する〕
で表される化合物及びその農薬的に活性な塩である。
ハロゲン: フッ素、塩素、臭素及びヨウ素;
アルキル: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和炭化水素ラジカル、例えば(限定するものではないが)、C1−C6−アルキル、例えば、メチル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメチルエチル、ペンチル、1−メチルブチル、2−メチルブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1,1−ジメチルプロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペンチル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチルプロピル、1−エチル−1−メチルプロピル、及び、1−エチル−2−メチルプロピル;
アルケニル: 2〜8個の炭素原子を有し且ついずれかの位置に二重結合を有している直鎖又は分枝鎖の不飽和炭化水素ラジカル、例えば(限定するものではないが)、C2−C6−アルケニル、例えば、エテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチルエテニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−1−ブテニル、2−メチル−1−ブテニル、3−メチル−1−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、1,2−ジメチル−1−プロペニル、1,2−ジメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−プロペニル、1−エチル−2−プロペニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−メチル−1−ペンテニル、2−メチル−1−ペンテニル、3−メチル−1−ペンテニル、4−メチル−1−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、4−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、3−メチル−4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1,1−ジメチル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニル、1,2−ジメチル−1−ブテニル、1,2−ジメチル−2−ブテニル、1,2−ジメチル−3−ブテニル、1,3−ジメチル−1−ブテニル、1,3−ジメチル−2−ブテニル、1,3−ジメチル−3−ブテニル、2,2−ジメチル−3−ブテニル、2,3−ジメチル−1−ブテニル、2,3−ジメチル−2−ブテニル、2,3−ジメチル−3−ブテニル、3,3−ジメチル−1−ブテニル、3,3−ジメチル−2−ブテニル、1−エチル−1−ブテニル、1−エチル−2−ブテニル、1−エチル−3−ブテニル、2−エチル−1−ブテニル、2−エチル−2−ブテニル、2−エチル−3−ブテニル、1,1,2−トリメチル−2−プロペニル、1−エチル−1−メチル−2−プロペニル、1−エチル−2−メチル−1−プロペニル、及び、1−エチル−2−メチル−2−プロペニル;
アルキニル:2〜8個の炭素原子を有し且ついずれかの位置に三重結合を有している直鎖又は分枝鎖の炭化水素基、例えば(限定するものではないが)、C2−C6−アルキニル、例えば、エチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、1−メチル−2−ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、3−メチル−1−ブチニル、1,1−ジメチル−2−プロピニル、1−エチル−2−プロピニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、1−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、3−メチル−1−ペンチニル、3−メチル−4−ペンチニル、4−メチル−1−ペンチニル、4−メチル−2−ペンチニル、1,1−ジメチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−3−ブチニル、1,2−ジメチル−3−ブチニル、2,2−ジメチル−3−ブチニル、3,3−ジメチル−1−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2−エチル−3−ブチニル、及び、1−エチル−1−メチル−2−プロピニル;
アルコキシ: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和アルコキシラジカル、例えば(限定するものではないが)、C1−C6−アルコキシ、例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、1−メチルエトキシ、ブトキシ、1−メチルプロポキシ、2−メチルプロポキシ、1,1−ジメチルエトキシ、ペントキシ、1−メチルブトキシ、2−メチルブトキシ、3−メチルブトキシ、2,2−ジメチルプロポキシ、1−エチルプロポキシ、ヘキソキシ、1,1−ジメチルプロポキシ、1,2−ジメチルプロポキシ,1−メチルペントキシ、2−メチルペントキシ、3−メチルペントキシ、4−メチルペントキシ、1,1−ジメチルブトキシ、1,2−ジメチルブトキシ、1,3−ジメチルブトキシ、2,2−ジメチルブトキシ、2,3−ジメチルブトキシ、3,3−ジメチルブトキシ、1−エチルブトキシ、2−エチルブトキシ、1,1,2−トリメチルプロポキシ、1,2,2−トリメチルプロポキシ、1−エチル−1−メチルプロポキシ、及び、1−エチル−2−メチルプロポキシ;
アルキルチオ: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和アルキルチオラジカル、例えば(限定するものではないが)、C1−C6−アルキルチオ、例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、1−メチルエチルチオ、ブチルチオ、1−メチルプロピルチオ、2−メチルプロピルチオ、1,1−ジメチルエチルチオ、ペンチルチオ、1−メチルブチルチオ、2−メチルブチルチオ、3−メチルブチルチオ、2,2−ジメチルプロピルチオ、1−エチルプロピルチオ、ヘキシルチオ、1,1−ジメチルプロピルチオ、1,2−ジメチルプロピルチオ、1−メチルペンチルチオ、2−メチルペンチルチオ、3−メチルペンチルチオ、4−メチルペンチルチオ、1,1−ジメチルブチルチオ、1,2−ジメチルブチルチオ、1,3−ジメチルブチルチオ、2,2−ジメチルブチルチオ、2,3−ジメチルブチルチオ、3,3−ジメチルブチルチオ、1−エチルブチルチオ、2−エチルブチルチオ、1,1,2−トリメチルプロピルチオ、1,2,2−トリメチルプロピルチオ、1−エチル−1−メチルプロピルチオ、及び、1−エチル−2−メチルプロピルチオ;
アルコキシカルボニル: カルボニル基(−CO−)を介して当該骨格に結合している、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ基(上記で記載したとおり);
アルキルスルフィニル: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和アルキルスルフィニルラジカル、例えば(限定するものではないが)、C1−C6−アルキルスルフィニル、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、1−メチルエチルスルフィニル、ブチルスルフィニル、1−メチルプロピルスルフィニル、2−メチルプロピルスルフィニル、1,1−ジメチルエチルスルフィニル、ペンチルスルフィニル、1−メチルブチルスルフィニル、2−メチルブチルスルフィニル、3−メチルブチルスルフィニル、2,2−ジメチルプロピルスルフィニル、1−エチルプロピルスルフィニル、ヘキシルスルフィニル、1,1−ジメチルプロピルスルフィニル、1,2−ジメチルプロピルスルフィニル、1−メチルペンチルスルフィニル、2−メチルペンチルスルフィニル、3−メチルペンチルスルフィニル、4−メチルペンチルスルフィニル、1,1−ジメチルブチルスルフィニル、1,2−ジメチルブチルスルフィニル、1,3−ジメチルブチルスルフィニル、2,2−ジメチルブチルスルフィニル、2,3−ジメチルブチルスルフィニル、3,3−ジメチルブチルスルフィニル、1−エチルブチルスルフィニル、2−エチルブチルスルフィニル、1,1,2−トリメチルプロピルスルフィニル、1,2,2−トリメチルプロピルスルフィニル、1−エチル−1−メチルプロピルスルフィニル、及び、1−エチル−2−メチルプロピルスルフィニル;
アルキルスルホニル: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖の飽和アルキルスルホニルラジカル、例えば(限定するものではないが)、C1−C6−アルキルスルホニル、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、1−メチルエチルスルホニル、ブチルスルホニル、1−メチルプロピルスルホニル、2−メチルプロピルスルホニル、1,1−ジメチルエチルスルホニル、ペンチルスルホニル、1−メチルブチルスルホニル、2−メチルブチルスルホニル、3−メチルブチルスルホニル、2,2−ジメチルプロピルスルホニル、1−エチルプロピルスルホニル、ヘキシルスルホニル、1,1−ジメチルプロピルスルホニル、1,2−ジメチルプロピルスルホニル、1−メチルペンチルスルホニル、2−メチルペンチルスルホニル、3−メチルペンチルスルホニル、4−メチルペンチルスルホニル、1,1−ジメチルブチルスルホニル、1,2−ジメチルブチルスルホニル、1,3−ジメチルブチルスルホニル、2,2−ジメチルブチルスルホニル、2,3−ジメチルブチルスルホニル、3,3−ジメチルブチルスルホニル、1−エチルブチルスルホニル、2−エチルブチルスルホニル、1,1,2−トリメチルプロピルスルホニル、1,2,2−トリメチルプロピルスルホニル、1−エチル−1−メチルプロピルスルホニル、及び、1−エチル−2−メチルプロピルスルホニル;
シクロアルキル: 3〜10個の炭素環員を有する単環式飽和炭化水素基、例えば(限定するものではないが)、シクロプロピル、シクロペンチル、及び、シクロヘキシル;
ハロアルキル: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキル基(上記で記載したとおり)において、これらの基内の水素原子の一部又は全部が上記で記載したハロゲン原子で置き換えられ得るもの、例えば(限定するものではないが)、C1−C3−ハロアルキル、例えば、クロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1−クロロエチル、1−ブロモエチル、1−フルオロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロ−2−フルオロエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチル、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチル、2,2,2−トリクロロエチル、ペンタフルオロエチル、及び、1,1,1−トリフルオロプロパ−2−イル;
ハロアルコキシ: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルコキシ基(上記で記載したとおり)において、これらの基内の水素原子の一部又は全部が上記で記載したハロゲン原子で置き換えられ得るもの、例えば(限定するものではないが)、C1−C3−ハロアルコキシ、例えば、クロロメトキシ、ブロモメトキシ、ジクロロメトキシ、トリクロロメトキシ、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、クロロフルオロメトキシ、ジクロロフルオロメトキシ、クロロジフルオロメトキシ、1−クロロエトキシ、1−ブロモエトキシ、1−フルオロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、2−クロロ−2−フルオロエトキシ、2−クロロ−2,2−ジフルオロエトキシ、2,2−ジクロロ−2−フルオロエトキシ、2,2,2−トリクロロエトキシ、ペンタフルオロエトキシ、及び、1,1,1−トリフルオロプロパ−2−オキシ;
ハロアルキルチオ: 1〜8個の炭素原子を有する直鎖又は分枝鎖のアルキルチオ基(上記で記載したとおり)において、これらの基内の水素原子の一部又は全部が上記で記載したハロゲン原子で置き換えられ得るもの、例えば(限定するものではないが)、C1−C3−ハロアルキルチオ、例えば、クロロメチルチオ、ブロモメチルチオ、ジクロロメチルチオ、トリクロロメチルチオ、フルオロメチルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、クロロフルオロメチルチオ、ジクロロフルオロメチルチオ、クロロジフルオロメチルチオ、1−クロロエチルチオ、1−ブロモエチルチオ、1−フルオロエチルチオ、2−フルオロエチルチオ、2,2−ジフルオロエチルチオ、2,2,2−トリフルオロエチルチオ、2−クロロ−2−フルオロエチルチオ、2−クロロ−2,2−ジフルオロエチルチオ、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチルチオ、2,2,2−トリクロロエチルチオ、ペンタフルオロエチルチオ、及び、1,1,1−トリフルオロプロパ−2−イルチオ;
ヘテロアリール: 酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含んでいる5員又は6員の完全不飽和の単環式環系;該環が複数の酸素原子を含んでいる場合、それらは直接的に隣接することはない;
1〜4個の窒素原子を含んでいるか又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄若しくは酸素原子を含んでいる5員ヘテロアリール: 環員として、炭素原子に加えて、1〜4個の窒素原子を含み得るか又は1〜3個の窒素原子と1個の硫黄若しくは酸素原子を含み得る、5員ヘテロアリール基、例えば(限定するものではないが)、2−フリル、3−フリル、2−チエニル、3−チエニル、2−ピロリル、3−ピロリル、3−イソオキサゾリル、4−イソオキサゾリル、5−イソオキサゾリル、3−イソチアゾリル、4−イソチアゾリル、5−イソチアゾリル、3−ピラゾリル、4−ピラゾリル、5−ピラゾリル、2−オキサゾリル、4−オキサゾリル、5−オキサゾリル、2−チアゾリル、4−チアゾリル、5−チアゾリル、2−イミダゾリル、4−イミダゾリル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル、及び、1,3,4−トリアゾール−2−イル;
窒素を介して結合しており且つ1〜4個の窒素原子を含んでいる5員ヘテロアリール、又は、窒素を介して結合しており且つ1〜3個の窒素原子を含んでいるベンゾ縮合5員ヘテロアリール: 環員として、炭素原子に加えて、それぞれ、1〜4個の窒素原子及び1〜3個の窒素原子を含み得る〔ここで、環員内の2つの隣接する炭素環員又は窒素とそれに隣接する炭素環員は、ブタ−1,3−ジエン−1,4−ジイル基(ここで、1個又は2個の炭素原子は窒素原子で置き換えられていてもよい)によって架橋されてもよい〕5員ヘテロアリール基(ここで、これらの環は、窒素環員のうちの1つを介して当該骨格に結合している)、例えば(限定するものではないが)、1−ピロリル、1−ピラゾリル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1−イミダゾリル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,3,4−トリアゾール−1−イル;
1〜4個の窒素原子を含んでいる6員ヘテロアリール: 環員として、炭素原子に加えて、1〜3個又は1〜4個の窒素原子を含み得る、6員ヘテロアリール基、例えば(限定するものではないが)、2−ピリジニル、3−ピリジニル、4−ピリジニル、3−ピリダジニル、4−ピリダジニル、2−ピリミジニル、4−ピリミジニル、5−ピリミジニル、2−ピラジニル、1,3,5−トリアジン−2−イル、1,2,4−トリアジン−3−イル、及び、1,2,4,5−テトラジン−3−イル;
1〜3個の窒素原子を含んでいるか又は1個の窒素原子と1個の酸素原子若しくは硫黄原子を含んでいる、ベンゾ縮合5員ヘテロアリール: 例えば(限定するものではないが)、1H−インドール−1−イル、1H−インドール−2−イル、1H−インドール−3−イル、1H−インドール−4−イル、1H−インドール−5−イル、1H−インドール−6−イル、1H−インドール−7−イル、1H−ベンゾイミダゾール−1−イル、1H−ベンゾイミダゾール−2−イル、1H−ベンゾイミダゾール−4−イル、ベンゾイミダゾール−5−イル、1H−インダゾール−1−イル、1H−インダゾール−3−イル、1H−インダゾール−4−イル、1H−インダゾール−5−イル、1H−インダゾール−6−イル、1H−インダゾール−7−イル、2H−インダゾール−2−イル、1−ベンゾフラン−2−イル、1−ベンゾフラン−3−イル、1−ベンゾフラン−4−イル、1−ベンゾフラン−5−イル、1−ベンゾフラン−6−イル、1−ベンゾフラン−7−イル、1−ベンゾチオフェン−2−イル、1−ベンゾチオフェン−3−イル、1−ベンゾチオフェン−4−イル、1−ベンゾチオフェン−5−イル、1−ベンゾチオフェン−6−イル、1−ベンゾチオフェン−7−イル、1,3−ベンゾチアゾール−2−イル、及び、1,3−ベンゾオキサゾール−2−イル;
1〜3個の窒素原子を含んでいるベンゾ縮合6員ヘテロアリール: 例えば(限定するものではないが)、キノリン−2−イル、キノリン−3−イル、キノリン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル、キノリン−8−イル、イソキノリン−1−イル、イソキノリン−3−イル、イソキノリン−4−イル、イソキノリン−5−イル、イソキノリン−6−イル、イソキノリン−7−イル、及び、イソキノリン−8−イル;
ヘテロシクリル: 酸素、窒素及び硫黄からなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含んでいる3員〜15員の飽和又は部分的に不飽和のヘテロ環: 炭素環員に加えて、1〜3個の窒素原子及び/又は1個の酸素若しくは硫黄原子又は1個若しくは2個の酸素及び/若しくは硫黄原子を含んでいる、単環式、二環式又は三環式のヘテロ環〔該環が複数の酸素原子を含んでいる場合、それらは直接的に隣接することはない〕、例えば(限定するものではないが)、オキシラニル、アジリジニル、2−テトラヒドロフラニル、3−テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−テトラヒドロチエニル、2−ピロリジニル、3−ピロリジニル、3−イソオキサゾリジニル、4−イソオキサゾリジニル、5−イソオキサゾリジニル、3−イソチアゾリジニル、4−イソチアゾリジニル、5−イソチアゾリジニル、3−ピラゾリジニル、4−ピラゾリジニル、5−ピラゾリジニル、2−オキサゾリジニル、4−オキサゾリジニル、5−オキサゾリジニル、2−チアゾリジニル、4−チアゾリジニル、5−チアゾリジニル、2−イミダゾリジニル、4−イミダゾリジニル、1,2,4−オキサジアゾリジン−3−イル、1,2,4−オキサジアゾリジン−5−イル、1,2,4−チアジアゾリジン−3−イル、1,2,4−チアジアゾリジン−5−イル、1,2,4−トリアゾリジン−3−イル、1,3,4−オキサジアゾリジン−2−イル、1,3,4−チアジアゾリジン−2−イル、1,3,4−トリアゾリジン−2−イル、2,3−ジヒドロフラ−2−イル、2,3−ジヒドロフラ−3−イル、2,4−ジヒドロフラ−2−イル、2,4−ジヒドロフラ−3−イル、2,3−ジヒドロチエン−2−イル、2,3−ジヒドロチエン−3−イル、2,4−ジヒドロチエン−2−イル、2,4−ジヒドロチエン−3−イル、2−ピロリン−2−イル、2−ピロリン−3−イル、3−ピロリン−2−イル、3−ピロリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−3−イル、3−イソオキサゾリン−3−イル、4−イソオキサゾリン−3−イル、2−イソオキサゾリン−4−イル、3−イソオキサゾリン−4−イル、4−イソオキサゾリン−4−イル、2−イソオキサゾリン−5−イル、3−イソオキサゾリン−5−イル、4−イソオキサゾリン−5−イル、2−イソチアゾリン−3−イル、3−イソチアゾリン−3−イル、4−イソチアゾリン−3−イル、2−イソチアゾリン−4−イル、3−イソチアゾリン−4−イル、4−イソチアゾリン−4−イル、2−イソチアゾリン−5−イル、3−イソチアゾリン−5−イル、4−イソチアゾリン−5−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−1−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−2−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−3−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−4−イル、2,3−ジヒドロピラゾール−5−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−1−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−3−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−4−イル、3,4−ジヒドロピラゾール−5−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−1−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−3−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−4−イル、4,5−ジヒドロピラゾール−5−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−2−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−3−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−4−イル、2,3−ジヒドロオキサゾール−5−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−2−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−3−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−4−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−5−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−2−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−3−イル、3,4−ジヒドロオキサゾール−4−イル、2−ピペリジニル、3−ピペリジニル、4−ピペリジニル、1,3−ジオキサン−5−イル、2−テトラヒドロピラニル、4−テトラヒドロピラニル、2−テトラヒドロチエニル、3−ヘキサヒドロピリダジニル、4−ヘキサヒドロピリダジニル、2−ヘキサヒドロピリミジニル、4−ヘキサヒドロピリミジニル、5−ヘキサヒドロピリミジニル、2−ピペラジニル、1,3,5−ヘキサヒドロトリアジン−2−イル、及び、1,2,4−ヘキサヒドロトリアジン−3−イル;
脱離基: SN1脱離基又はSN2脱離基、例えば、ハロゲン(塩素、臭素、ヨウ素)、アルキルスルホネート(−OSO2−アルキル、例えば、−OSO2CH3、−OSO2CF3)、又は、アリールスルホネート(−OSO2−アリール、例えば、−OSO2Ph、−OSO2PhMe)。
(a) 下記反応スキーム(スキーム1)に従い、有機金属化合物R9−Mの存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(VII)で表される化合物を式(VIII)で表される化合物に変換させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル及びベンジルオキシカルボニル;
M=例えば、MgCl、MgBr、MgI、Li;
R9=C1−C4−アルキル又はC3−C6−シクロアルキル;
W、X及びR2は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(b) 下記反応スキーム(スキーム2)に従い、溶媒の存在下で、式(VIII)で表されるアルコールを酸化剤と反応させて式(IX)で表されるケトンを生成させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル及びC1−C4−アルコキシカルボニル;
R9=C1−C4−アルキル又はC3−C6−シクロアルキル;
W、X及びR2は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(c) 下記反応スキーム(スキーム3)に従い、塩基又は酸の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(IX)で表されるケトンを式(IVb)で表される化合物に変換させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル及びC1−C4−アルコキシカルボニル;
L2=−CR9=CR9−;
W、X、L3、R2、R3及びR9は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(d) 下記反応スキーム(スキーム4)に従い、塩基又は酸の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(VII)で表されるアルデヒドを式(IVb)で表される化合物に変換させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル及びC1−C4−アルコキシカルボニル;
L2=−CR9=CR9−;
W、X、L3、R2、R3及びR9は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(e) 下記反応スキーム(スキーム5)に従い、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(VII)で表されるアルデヒドを式(X)で表されるアルキンに変換させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル及びC1−C4−アルコキシカルボニル;
W、X及びR2は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(f) 下記反応スキーム(スキーム6)に従い、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、場合により触媒されていてもよいC−Cカップリング反応において、式(X)で表されるアルキンをR3−L3−ハライドと反応させて式(IVc)で表される化合物を生成させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル及びC1−C4−アルコキシカルボニル;
Hal=Cl、Br又はI;
L2=−C≡C−;
W、X、L3、R2及びR3は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(g) 下記反応スキーム(スキーム7)に従い、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(X)で表されるアルキンをトリアルキルシリルクロリド(R10R11R12)SiCl又はトリアルキルシリルトリフラート(R10R11R12)SiOSO2CF3又は別の既知シリル化剤と反応させて式(XI)で表される化合物を生成させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル及びC1−C4−アルコキシカルボニル;
R10、R11及びR12=C1−C4−アルキル又はフェニル;
W、X及びR2は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(h) 下記反応スキーム(スキーム8)に従い、適切な場合には触媒の存在下、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(XI)で表されるアルキンを化合物R3−L3−Halと反応させて式(IVc)で表される化合物を生成させる段階::
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル及びC1−C4−アルコキシカルボニル;
Hal=Cl、Br又はI;
R2=水素、C1−C2−アルキル又はC1−C2−ハロアルキル;
L2=−C≡C−;
R10、R11及びR12=C1−C4−アルキル又はフェニル;
W、X、L3及びR3は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(i) 下記反応スキーム(スキーム9)に従い、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(V)で表されるチオアミドを式(VIa)又は式(VIb)で表される化合物と反応させて式(IVa)又は式(IVb)で表される化合物を生成させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、
アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル及びベンジルオキシカルボニル;
Hal=Cl、Br又はI;
L2=−C(R8)2−C(R8)2−〔式(IVa)及び式(VIa)で表される化合物に関して〕;
L2=−CR9=CR9−〔式(IVb)及び式(VIb)で表される化合物に関して〕;
W、X、L3、R2、R3、R8及びR9は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(j) 下記反応スキーム(スキーム10)に従い、水素の存在下、触媒の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(IVb)又は式(IVc)で表される化合物を式(IVa)で表される化合物に変換させる段階:
PG=アセチル又はC1−C4−アルコキシカルボニル;
L2=−C(R8)2−C(R8)2−〔式(IVa)で表される化合物に関して〕;
L2=−CR9=CR9−〔式(IVb)で表される化合物に関して〕;
L2=−C≡C−〔式(IVc)で表される化合物に関して〕;
W、X、L3、R2、R3、R8及びR9は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(k) 下記反応スキーム(スキーム11)に従い、適切な場合には溶媒の存在下、及び、適切な場合には酸の存在下、又は、適切な場合には塩基の存在下、又は、適切な場合には水素源の存在下で、式(IV)で表される化合物を式(II)で表される化合物に変換させる段階:
PG=アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニル;
W、X、L2、L3、R2及びR3は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(l) 下記反応スキームに(スキーム12)従い、ハロゲン化剤の存在下、適切な場合には酸及び溶媒の存在下で、式(IIa’)で表される化合物を式(IIa)で表される化合物に変換させる段階:
L2=−C(R8)2−C(R8)2−;
R2=I、Br又はCl〔式(IIa)で表される化合物に関して〕;
R2=水素〔式(IIa’)で表される化合物に関して〕;
W、X、L3、R3及びR8は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(m) 下記反応スキーム(スキーム13)に従い、適切な場合にはカップリング剤、塩基及び溶媒の存在下で、式(III)で表される化合物を式(II)で表される化合物と反応させて式(I)で表される化合物を生成させる段階:
B=OH、塩素、臭素又はヨウ素;
Y=酸素;
A、W、X、L1、L2、L3、R2及びR3は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(n) 下記反応スキーム(スキーム14)に従い、硫化剤の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(I)で表される化合物を式(I)で表される化合物に変換させる段階:
A、W、X、L1、L2、L3、R2及びR3は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(o) 下記反応スキーム(スキーム17)に従い、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(XII)で表されるアルデヒドを式(XIII)で表されるアルキンに変換させる段階:
A、W、X、Y、L1及びR2は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(p) 下記反応スキーム(スキーム18)に従い、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(XIII)で表されるアルキンをトリアルキルシリルクロリド(R10R11R12)SiCl又はトリアルキルシリルトリフラート(R10R11R12)SiOSO2CF3又は別の既知シリル化剤と反応させて式(XIV)で表される化合物を生成させる段階:
R10、R11及びR12=C1−C4−アルキル又はフェニル;
A、W、X、Y、L1及びR2は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(q) 下記反応スキーム(スキーム19)に従い、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、場合により触媒されていてもよいC−Cカップリング反応において、式(XIII)で表されるアルキンをR3−L3−ハライドと反応させて式(Ic)で表される化合物を生成させる段階:
Hal=Cl、Br又はI;
L2=−C≡C−;
A、W、X、Y、L1、L3、R2及びR3は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(r) 下記反応スキーム(スキーム20)に従い、適切な場合には触媒の存在下、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(XIV)で表されるアルキンを化合物R3−L3−Halと反応させて式(Ic)で表される化合物を生成させる段階:
Hal=Cl、Br又はI;
L2=−C≡C−;
R10、R11及びR12=C1−C4−アルキル又はフェニル;
A、W、X、Y、L1、L3、R2及びR3は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(s) 下記反応スキーム(スキーム21)に従い、塩基又は酸の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(XII)で表されるアルデヒドを式(Ib)で表される化合物に変換させる段階:
L2=−CR9=CR9−;
A、W、X、Y、L1、L3、R2、R3及びR9は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(t) 下記反応スキーム(スキーム22)に従い、水素の存在下、触媒の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(Ic)で表される化合物を式(Ib)で表される化合物に変換させる段階:
L2=−CR9=CR9−〔式(Ib)で表される化合物に関して〕;
L2=−C≡C−〔式(Ic)で表される化合物に関して〕;
A、W、X、Y、L1、L3、R2、R3及びR9は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである;
(u) 下記反応スキームに(スキーム23)従い、水素の存在下、触媒の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(Ib)又は式(Ic)で表される化合物を式(Ia)で表される化合物に変換させる段階:
L2=−C(R8)2−C(R8)2−〔式(Ia)で表される化合物に関して〕;
L2=−CR9=CR9−〔式(Ib)で表される化合物に関して〕;
L2=−C≡C−〔式(Ic)で表される化合物に関して〕;
A、W、X、Y、L1、L3、R2、R3、R8及びR9は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである。
R=H、又は、酸に対して不安定なアミン保護基、例えば、t−ブトキシカルボニル(tBoc)若しくはベンジルオキシカルボニル(Cbz)、又は、ベンジル保護基、例えば、ベンジル(Bn);
W及びXは、上記において式(I)に関して定義されているとおりである。
R=H、又は、酸に対して不安定なアミン保護基、例えば、t−ブトキシカルボニル(tBoc)若しくはベンジルオキシカルボニル(Cbz)、又は、ベンジル保護基、例えば、ベンジル(Bn);
W及びXは、上記において式(I)に関して定義されているとおりである。
Hal=Cl、Br又はI;
L2=−C(R8)2−C(R8)2−〔式(VIa)及び式(XIIa)で表される化合物に関して〕;
L2=−CR9=CR9−〔式(VIb)及び式(XIIb)で表される化合物に関して〕;
L3、R2、R3、R8及びR9は、上記において式(I)に関して定義されているとおりである。
触媒(例えば、活性炭担持パラジウム)の存在下で水素を使用して、水素化分解により除去することができる。
上記反応は、通常、0℃〜150℃の温度で、好ましくは、室温で実施するが、その反応混合物の還流温度で実施することも可能である。その反応時間は、反応の規模と反応温度に応じて変わるが、一般に、30分から72時間の間である。
PGは、置換されていないか若しくは置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニルを表し;
R9=C1−C4−アルキル、C3−C6−シクロアルキル;
W、X及びR2は、上記で与えられている一般的な意味、好ましい意味、特に好ましい意味又は極めて特に好ましい意味を有する〕
で表される化合物は、新規である。
PGは、置換されていないか若しくは置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニルを表し;
W、X及びR2は、上記で与えられている一般的な意味、好ましい意味、特に好ましい意味又は極めて特に好ましい意味を有する〕
で表される化合物は、新規である。
PGは、置換されていないか若しくは置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニルを表し;
R10、R11及びR12=C1−C4−アルキル又はフェニル;
W、X及びR2は、上記で与えられている一般的な意味、好ましい意味、特に好ましい意味又は極めて特に好ましい意味を有する〕
で表される化合物は、新規である。
PGは、置換されていないか若しくは置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニルを表し;
W、X、L2、L3、R2、R3、R8及びR9は、上記で与えられている一般的な意味、好ましい意味、特に好ましい意味又は極めて特に好ましい意味を有する〕
で表される化合物は、新規である。
L2は、−CR9=CR9−を表し〔式(IIb)で表される化合物に関して〕;
L2は、−C≡C−を表し〔式(IIc)で表される化合物に関して〕;
W、X、L3、R2、R3及びR9は、上記で与えられている一般的な意味、好ましい意味、特に好ましい意味又は極めて特に好ましい意味を有する〕
で表される化合物は、新規である。
R10、R11及びR12は、C1−C4−アルキル又はフェニルを表し;
A、W、X、Y、L1及びR2は、上記で与えられている一般的な意味、好ましい意味、特に好ましい意味又は極めて特に好ましい意味を有する〕
で表される化合物は、新規である。
・ 例えば以下のような、うどんこ病病原体に起因する病害: ブルメリア属各種(Blumeria species)、例えば、ブルメリア・グラミニス(Blumeria graminis); ポドスファエラ属各種(Podosphaera species)、例えば、ポドスファエラ・レウコトリカ(Podosphaera leucotricha); スファエロテカ属各種(Sphaerotheca species)、例えば、スファエロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea); ウンシヌラ属各種(Uncinula species)、例えば、ウンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator);
・ 例えば以下のような、さび病病原体に起因する病害: ギムノスポランギウム属各種(Gymnosporangium species)、例えば、ギムノスポランギウム・サビナエ(Gymnosporangium sabinae); ヘミレイア属各種(Hemileia species)、例えば、ヘミレイア・バスタトリクス(Hemileia vastatrix); ファコプソラ属各種(Phakopsora species)、例えば、ファコプソラ・パキリジ(Phakopsora pachyrhizi)及びファコプソラ・メイボミアエ(Phakopsora meibomiae); プッシニア属各種(Puccinia species)、例えば、プッシニア・レコンジタ(Puccinia recondita)、プッシニア・グラミニス(Puccinia graminis)又はプッシニア・ストリホルミス(Puccinia striformis); ウロミセス属各種(Uromyces species)、例えば、ウロミセス・アペンジクラツス(Uromyces appendiculatus);
・ 例えば以下のような、卵菌類(Oomycetes)の群の病原体に起因する病害: アルブゴ属各種(Albugo species)、例えば、アルブゴ・クンジダ(Albugo cundida); ブレミア属各種(Bremia species)、例えば、ブレミア・ラクツカエ(Bremia lactucae); ペロノスポラ属各種(Peronospora species)、例えば、ペロノスポラ・ピシ(Peronospora pisi)又はペロノスポラ・ブラシカエ(P. brassicae); フィトフトラ属各種(Phytophthora species)、例えば、フィトフトラ・インフェスタンス(Phytophthora infestans); プラスモパラ属各種(Plasmopara species)、例えば、プラスモパラ・ビチコラ(Plasmopara viticola); プセウドペロノスポラ属各種(Pseudoperonospora species)、例えば、プセウドペロノスポラ・フムリ(Pseudoperonospora humuli)又はプセウドペロノスポラ・クベンシス(Pseudoperonospora cubensis); ピシウム属各種(Pythium species)、例えば、ピシウム・ウルチムム(Pythium ultimum);
・ 例えば以下のものに起因する、斑点病(leaf blotch disease)及び萎凋病(leaf wilt disease): アルテルナリア属各種(Alternaria species)、例えば、アルテルナリア・ソラニ(Alternaria solani); セルコスポラ属各種(Cercospora species)、例えば、セルコスポラ・ベチコラ(Cercospora beticola); クラジオスポルム属各種(Cladiosporum species)、例えば、クラジオスポルム・ククメリヌム(Cladiosporium cucumerinum); コクリオボルス属各種(Cochliobolus species)、例えば、コクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)(分生子形態:Drechslera, 同義語:Helminthosporium)又はコクリオボルウ・ミヤベアヌス(Cochliobolw miyabeanus); コレトトリクム属各種(Colletotrichum species)、例えば、コレトトリクム・リンデムタニウム(Colletotrichum lindemuthanium); シクロコニウム属各種(Cycloconium species)、例えば、シクロコニウム・オレアギヌム(Cycloconium oleaginum); ジアポルテ属各種(Diaporthe species)、例えば、ジアポルテ・シトリ(Diaporthe citri); エルシノエ属各種(Elsinoe species)、例えば、エルシノエ・ファウセッチイ(Elsinoe fawcettii); グロエオスポリウム属各種(Gloeosporium species)、例えば、グロエオスポリウム・ラエチコロル(Gloeosporium laeticolor); グロメレラ属各種(Glomerella species)、例えば、グロメレラ・シングラタ(Glomerella cingulata); グイグナルジア属各種(Guignardia species)、例えば、グイグナルジア・ビドウェリ(Guignardia bidwelli); レプトスファエリア属各種(Leptosphaeria species)、例えば、レプトスファエリア・マクランス(Leptosphaeria maculans); マグナポルテ属各種(Magnaporthe species)、例えば、マグナポルテ・グリセア(Magnaporthe grisea); ミクロドキウム属各種(Microdochium species)、例えば、ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale); ミコスファエレラ属各種(Mycosphaerella species)、例えば、ミコスファエレラ・グラミニコラ(Mycosphaerella graminicola)、ミコスファエレラ・アラキジコラ(Mycosphaerella arachidicola)又はミコスファエレラ・フィジエンシス(Mycosphaerella fijiensis); ファエオスファエリア属各種(Phaeosphaeria species)、例えば、ファエオスファエリア・ノドルム(Phaeosphaeria nodorum); ピレノホラ属各種(Pyrenophora species)、例えば、ピレノホラ・テレス(Pyrenophora teres)又はピレノホラ・トリチシ・レペンチス(Pyrenophora tritici repentis); ラムラリア属各種(Ramularia species)、例えば、ラムラリア・コロ−シグニ(Ramularia collo−cygni)又はラムラニア・アレオラ(Ramulania areola); リンコスポリウム属各種(Rhynchosporium species)、例えば、リンコスポリウム・セカリス(Rhynchosporium secalis); セプトリア属各種(Septoria species)、例えば、セプトリア・アピイ(Septoria apii)又はセプトリア・リコペルシシ(Septoria lycopersici);スタゴノスポラ属各種(Stagonospora species)、例えば、スタゴノスポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum); チフラ属各種(Typhula species)、例えば、チフラ・インカルナタ(Typhula incarnata); ベンツリア属各種(Venturia species)、例えば、ベンツリア・イナエクアリス(Venturia inaequalis);
・ 例えば以下のものに起因する、根及び茎の病害: コルチシウム属各種(Corticium species)、例えば、コルチシウム・グラミネアルム(Corticium graminearum); フサリウム属各種(Fusarium species)、例えば、フサリウム・オキシスポルム(Fusarium oxysporum); ガエウマンノミセス属各種(Gaeumannomyces species)、例えば、ガエウマンノミセス・グラミニス(Gaeumannomyces graminis);プラスモジオホラ属各種(Plasmodiophora species)、例えば、プラスモジオホラ・ブラシカエ(Plasmodiophora brassicae); リゾクトニア属各種(Rhizoctonia species)、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani); サロクラジウム属各種(Sarocladium species)、例えば、サロクラジウム・オリザエ(Sarocladium oryzae); スクレロチウム属各種(Sclerotium species)、例えば、スクレロチウム・オリザエ(Sclerotium oryzae); タペシア属各種(Tapesia species)、例えば、タペシア・アクホルミス(Tapesia acuformis); チエラビオプシス属各種(Thielaviopsis species)、例えば、チエラビオプシス・バシコラ(Thielaviopsis basicola);
・ 例えば以下のものに起因する、穂の病害(ear and panicle disease)(トウモロコシの穂軸を包含する): アルテルナリア属各種(Alternaria species)、例えば、アルテルナリア属種(Alternaria spp.); アスペルギルス属各種(Aspergillus species)、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus); クラドスポリウム属各種(Cladosporium species)、例えば、クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides); クラビセプス属各種(Claviceps species)、例えば、クラビセプス・プルプレア(Claviceps purpurea); フサリウム属各種(Fusarium species)、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusarium culmorum); ジベレラ属各種(Gibberella species)、例えば、ジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae); モノグラフェラ属各種(Monographella species)、例えば、モノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis); スタゴノスポラ属各種(Stagonospora species)、例えば、スタゴノスポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum);
・ 例えば以下のものなどの、黒穂病菌類(smut fungi)に起因する病害: スファセロテカ属各種(Sphacelotheca species)、例えば、スファセロテカ・レイリアナ(Sphacelotheca reiliana); チレチア属各種(Tilletia species)、例えば、チレチア・カリエス(Tilletia caries)、チレチア・コントロベルサ(Tilletia controversa); ウロシスチス属各種(Urocystis species)、例えば、ウロシスチス・オクルタ(Urocystis occulta); ウスチラゴ属各種(Ustilago species)、例えば、ウスチラゴ・ヌダ(Ustilago nuda);
・ 例えば以下のものに起因する、果実の腐敗(fruit rot): アスペルギルス属各種(Aspergillus species)、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus); ボトリチス属各種(Botrytis species)、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea); ペニシリウム属各種(Penicillium species)、例えば、ペニシリウム・エクスパンスム(Penicillium expansum)及びペニシリウム・プルプロゲヌム(Penicillium purpurogenum); リゾプス属各種(Rhizopus species)、例えば、リゾプス・ストロニフェル(Rhizopus stolonifer); スクレロチニア属各種(Sclerotinia species)、例えば、スクレロチニア・スクレロチオルム(Sclerotinia sclerotiorum); ベルチシリウム属各種(Verticilium species)、例えば、ベルチシリウム・アルボアトルム(Verticilium alboatrum);
・ 例えば以下のものに起因する、種子及び土壌によって媒介される腐敗病及び萎凋病(seed− and soil−borne rot and wilt disease)並びに実生の病害: アルテルナリア属各種(Alternaria species)、例えば、アルテルナリア・ブラシシコラ(Alternaria brassicicola); アファノミセス属各種(Aphanomyces species)、例えば、アファノミセス・エウテイケス(Aphanomyces euteiches); アスコキタ属各種(Ascochyta species)、例えば、アスコキタ・レンチス(Ascochyta lentis); アスペルギルス属各種(Aspergillus species)、例えば、アスペルギルス・フラブス(Aspergillus flavus); クラドスポリウム属各種(Cladosporium species)、例えば、クラドスポリウム・ヘルバルム(Cladosporium herbarum); コクリオボルス属各種(Cochliobolus species)、例えば、コクリオボルス・サチブス(Cochliobolus sativus)(分生子形態:Drechslera、Bipolaris 異名:Helminthosporium); コレトトリクム属各種(Colletotrichum species)、例えば、コレトトリクム・ココデス(Colletotrichum coccodes); フサリウム属各種(Fusarium species)、例えば、フサリウム・クルモルム(Fusarium culmorum); ジベレラ属各種(Gibberella species)、例えば、ジベレラ・ゼアエ(Gibberella zeae); マクロホミナ属各種(Macrophomina species)、例えば、マクロホミナ・ファセオリナ(Macrophomina phaseolina); ミクロドキウム属各種(Microdochium species)、例えば、ミクロドキウム・ニバレ(Microdochium nivale); モノグラフェラ属各種(Monographella species)、例えば、モノグラフェラ・ニバリス(Monographella nivalis); ペニシリウム属各種(Penicillium species)、例えば、ペニシリウム・エキスパンスム(Penicillium expansum); ホマ属各種(Phoma species)、例えば、ホマ・リンガム(Phoma lingam); ホモプシス属各種(Phomopsis species)、例えば、ホモプシス・ソジャエ(Phomopsis sojae); フィトフトラ属各種(Phytophthora species)、例えば、フィトフトラ・カクトルム(Phytophthora cactorum); ピレノホラ属各種(Pyrenophora species)、例えば、ピレノホラ・グラミネア(Pyrenophora graminea); ピリクラリア属各種(Pyricularia species)、例えば、ピリクラリア・オリザエ(Pyricularia oryzae); ピシウム属各種(Pythium species)、例えば、ピシウム・ウルチムム(Pythium ultimum); リゾクトニア属各種(Rhizoctonia species)、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani); リゾプス属各種(Rhizopus species)、例えば、リゾプス・オリザエ(Rhizopus oryzae); スクレロチウム属各種(Sclerotium species)、例えば、スクレロチウム・ロルフシイ(Sclerotium rolfsii); セプトリア属各種(Septoria species)、例えば、セプトリア・ノドルム(Septoria nodorum); チフラ属各種(Typhula species)、例えば、チフラ・インカルナタ(Typhula incarnata); ベルチシリウム属各種(Verticillium species)、例えば、ベルチシリウム・ダーリアエ(Verticillium dahliae);
・ 例えば以下のものに起因する、癌性病害(cancerous disease)、こぶ(gall)及び天狗巣病(witches’ broom): ネクトリア属各種(Nectria species)、例えば、ネクトリア・ガリゲナ(Nectria galligena);
・ 例えば以下のものに起因する、萎凋病(wilt disease): モニリニア属各種(Monilinia species)、例えば、モニリニア・ラキサ(Monilinia laxa);
・ 例えば以下のものに起因する、葉、花及び果実の奇形: エキソバシジウム属各種(Exobasidium species)、例えば、エキソバシジウム・ベキサムス(Exobasidium vexams); タフリナ属各種(Taphrina species)、例えば、タフリナ・デホルマンス(Taphrina deformans);
・ 例えば以下のものに起因する、木本植物の衰退性病害(degenerative disease): エスカ属各種(Esca species)、例えば、ファエモニエラ・クラミドスポラ(Phaemoniella chlamydospora)、ファエオアクレモニウム・アレオフィルム(Phaeoacremonium aleophilum)又はフォミチポリア・メジテラネア(Fomitiporia mediterranea); ガノデルマ属各種(Ganoderma species)、例えば、ガノデルマ・ボニネンセ(Ganoderma boninense);
・ 例えば以下のものに起因する、花及び種子の病害: ボトリチス属各種(Botrytis species)、例えば、ボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea);
・ 例えば以下のものに起因する、植物塊茎の病害: リゾクトニア属各種(Rhizoctonia species)、例えば、リゾクトニア・ソラニ(Rhizoctonia solani); ヘルミントスポリウム属各種(Helminthosporium species)、例えば、ヘルミントスポリウム・ソラニ(Helminthosporium solani);
・ 例えば以下のものなどの、細菌性病原体に起因する病害: キサントモナス属各種(Xanthomonas species)、例えば、キサントモナス・カムペストリス pv.オリザエ(Xanthomonas campestris pv. oryzae); シュードモナス属各種(Pseudomonas species)、例えば、シュードモナス・シリンガエ pv.ラクリマンス(Pseudomonas syringae pv. lachrymans); エルビニア属各種(Erwinia species)、例えば、エルビニア・アミロボラ(Erwinia amylovora)。
・ 例えば以下のものに起因する、葉、茎、鞘及び種子の菌類病:
アルテルナリア斑点病(alternaria leaf spot)(Alternaria spec. atrans tenuissima)、炭疽病(Colletotrichum gloeosporoides dematium var. truncatum)、褐紋病(brown spot)(Septoria glycines)、紫斑病(cercospora leaf spot and blight)(Cercospora kikuchii)、コアネホラ葉枯病(choanephora leaf blight)(Choanephora infundibulifera trispora(Syn.))、ダクツリオホラ斑点病(dactuliophora leaf spot)(Dactuliophora glycines)、べと病(Peronospora manshurica)、ドレクスレラ胴枯病(drechslera blight)(Drechslera glycini)、斑点病(frogeye leaf spot)(Cercospora sojina)、そばかす病(leptosphaerulina leaf spot)(Leptosphaerulina trifolii)、灰星病(phyllostica leaf spot)(Phyllosticta sojaecola)、黒点病(pod and stem blight)(Phomopsis sojae)、うどんこ病(Microsphaera diffusa)、ピレノカエタ斑点病(pyrenochaeta leaf spot)(Pyrenochaeta glycines)、葉腐病(rhizoctonia aerial, foliage, and web blight)(Rhizoctonia solani)、さび病(Phakopsora pachyrhizi, Phakopsora meibomiae)、黒とう病(Sphaceloma glycines)、ステムフィリウム葉枯病(stemphylium leaf blight)(Stemphylium botryosum)、褐色輪紋病(Corynespora cassiicola);
・ 例えば以下のものに起因する、根及び茎基部の菌類病:
黒根腐病(Calonectria crotalariae)、炭腐病(Macrophomina phaseolina)、赤かび病(fusarium blight or wilt, root rot, and pod and collar rot)(Fusarium oxysporum、Fusarium orthoceras、Fusarium semitectum、Fusarium equiseti)、ミコレプトジスクス根腐病(mycoleptodiscus root rot)(Mycoleptodiscus terrestris)、根腐病(neocosmospora)(Neocosmopspora vasinfecta)、黒点病(Diaporthe phaseolorum)、茎腐爛病(stem canker)(Diaporthe phaseolorum var. caulivora)、茎疫病(phytophthora rot)(Phytophthora megasperma)、落葉病(brown stem rot)(Phialophora gregata)、根茎腐敗病(pythium rot)(Pythium aphanidermatum、Pythium irregulare、Pythium debaryanum、Pythium myriotylum、Pythium ultimum)、リゾクトニア根腐病(rhizoctonia root rot, stem decay, and damping−off)(Rhizoctonia solani)、菌核病(sclerotinia stem decay)(Sclerotinia sclerotiorum)、スクレロチニアサウザンブライト病(sclerotinia southern blight)(Sclerotinia rolfsii)、チエラビオプシス根腐病(thielaviopsis root rot)(Thielaviopsis basicola)。
・ 植物の部分、例えば、葉を処理する場合: 0.1〜10000g/ha、好ましくは、10〜1000g/ha、特に好ましくは、50〜300g/ha(当該施用が灌水又は滴下による場合、特に、ロックウール又はパーライトなどの不活性底土を用いる場合は、上記施用量はさらに低減させることができる);
・ 種子を処理する場合: 種子100kg当たり2〜200g、好ましくは、種子100kg当たり3〜150g、特に好ましくは、種子100kg当たり2.5〜25g、極めて特に好ましくは、種子100kg当たり2.5〜12.5g;
・ 土壌処理の場合: 0.1〜10000g/ha、好ましくは、1〜5000g/ha。
(1) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する殺虫性結晶タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、オンライン「http://www.lifesci.sussex.ac.uk/Home/Neil_Crickmore/Bt/」において記載されている殺虫性結晶タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、Cryタンパク質類(Cry1Ab、Cry1Ac、Cry1F、Cry2Ab、Cry3Ae、又は、Cry3Bb)のタンパク質又はその殺虫活性を示す一部分;又は、
(2) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する第2の別の結晶タンパク質又はその一部分の存在下において殺虫活性を示す、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する結晶タンパク質又はその一部分、例えば、Cry34結晶タンパク質とCry35結晶タンパク質で構成されているバイナリートキシン;又は、
(3) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)に由来する2種類の異なった殺虫性結晶タンパク質の一部分を含んでいる殺虫性ハイブリッドタンパク質、例えば、上記(1)のタンパク質のハイブリッド、又は、上記(2)のタンパク質のハイブリッド、例えば、トウモロコシイベントMON98034で産生されるCry1A.105タンパク質(WO 2007/027777);又は、
(4) 上記(1)〜(3)のいずれか1つのタンパク質において、標的昆虫種に対するさらに強い殺虫活性を得るために、及び/又は、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、及び/又は、クローニング若しくは形質転換に際してコード化DNA中に誘導された変化に起因して、幾つかのアミノ酸(特に、1〜10のアミノ酸)が別のアミノ酸で置き換えられていているもの、例えば、トウモロコシイベントMON863若しくはMON88017におけるCry3Bb1タンパク質又はトウモロコシイベントMIR604におけるCry3Aタンパク質;又は、
(5) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する殺虫性分泌タンパク質又はその殺虫活性を示す一部分、例えば、「http://www.lifesci.sussex.ac.uk/home/Neil_Crickmore/Bt/vip.html」において挙げられている栄養生長期殺虫性タンパク質(vegetative insecticidal protein)(VIP)、例えば、VIP3Aaタンパク質類のタンパク質;又は、
(6) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する第2の分泌タンパク質の存在下において殺虫活性を示す、バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する分泌タンパク質、例えば、VIP1aタンパク質とVIP2Aタンパク質で構成されているバイナリートキシン;又は、
(7) バシルス・ツリンギエンシス(Bacillus thuringiensis)又はバシルス・セレウス(Bacillus cereus)に由来する異なった分泌タンパク質の一部分を含んでいる殺虫性ハイブリッドタンパク質、例えば、上記(1)のタンパク質のハイブリッド、又は、上記(2)のタンパク質のハイブリッド;又は、
(8) 上記(1)〜(3)のいずれか1つのタンパク質において、標的昆虫種に対するさらに強い殺虫活性を得るために、及び/又は、影響を受ける標的昆虫種の範囲を拡大するために、及び/又は、クローニング若しくは形質転換に際してコード化DNA中に誘導された変化(それでも、まだ、殺虫性タンパク質をコードしている)に起因して、幾つかのアミノ酸(特に、1〜10のアミノ酸)が別のアミノ酸で置き換えられていているもの、例えば、ワタイベントCOT102におけるVIP3Aaタンパク質。
(a) 植物細胞内又は植物体内におけるポリ(ADP−リボース)ポリメラーゼ(PARP)遺伝子の発現及び/又は活性を低減させることが可能な導入遺伝子を含んでいる植物;
(b) 植物又は植物細胞のPARGコード化遺伝子の発現及び/又は活性を低減させることが可能なストレス耐性を強化する導入遺伝子を含んでいる植物;
(c) ニコチンアミダーゼ、ニコチン酸ホスホリボシルトランスフェラーゼ、ニコチン酸モノヌクレオチドアデニルトランスフェラーゼ、ニコチンアミドアデニンジヌクレオチドシンテターゼ又はニコチンアミドホスホリボシルトランスフェラーゼを包含するニコチンアミドアデニンジヌクレオチドサルベージ生合成経路の植物機能性酵素(plant−functional enzyme)をコードするストレス耐性を強化する導入遺伝子を含んでいる植物。
(1) 野生型の植物細胞又は植物において合成された澱粉と比較して、その物理化学的特性〔特に、アミロース含有量若しくはアミロース/アミロペクチン比、枝分かれ度、平均鎖長、側鎖分布、粘性挙動、ゲル化強度(gelling strength)、澱粉粒径及び/又は澱粉粒子形態〕において改変されていて、特定の用途により適した変性澱粉を合成するトランスジェニック植物;
(2) 非澱粉炭水化物ポリマーを合成するか、又は、遺伝子組換えがなされていない野生型植物と比較して改変された特性を有する非澱粉炭水化物ポリマーを合成する、トランスジェニック植物〔その例は、ポリフルクトース(特に、イヌリン型及びレバン型のポリフルクトース)を産生する植物、α−1,4−グルカン類を産生する植物、α−1,6−分枝 α−1,4−グルカン類を産生する植物、及び、アルテルナンを産生する植物である〕;
(3) ヒアルロナンを産生するトランスジェニック植物。
(a) セルロースシンターゼ遺伝子の改変された形態を含んでいる植物(例えば、ワタ植物);
(b) rsw2相同核酸又はrsw3相同核酸の改変された形態を含んでいる植物(例えば、ワタ植物);
(c) スクロースリン酸シンターゼの発現が増大している植物(例えば、ワタ植物);
(d) スクロースシンターゼの発現が増大している植物(例えば、ワタ植物);
(e) 繊維細胞に基づいた原形質連絡のゲーティングのタイミングが(例えば、繊維選択的β−1,3−グルカナーゼのダウンレギュレーションを介して)改変されている植物(例えば、ワタ植物);
(f) 反応性が(例えば、nodCを包含するN−アセチルグルコサミントランスフェラーゼ遺伝子の発現及びキチンシンターゼ遺伝子の発現を介して)改変されている繊維を有する植物(例えば、ワタ植物)。
(a) オレイン酸含有量が高いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物);
(b) リノレン酸含有量が低いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物);
(c) 飽和脂肪酸のレベルが低いオイルを産生する植物(例えば、ナタネ植物)。
4−(4−アセチル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IX−1)
室温で、ジクロロメタン(40mL)中の4−[4−(1−ヒドロキシエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(VIII−1;2.06g)の溶液に、1,1,1−トリアセトキシ−1,1−ジヒドロ−1,2−ベンゾヨードオキソール−3(1H)−オン(ジクロロメタン中の15%溶液;28g)を滴下して加える。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、5gのシリカゲルを添加し、溶媒を減圧下に除去する。その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、4−(4−アセチル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.65g)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 8.34(s,1H),4.00(d,2H),3.26(m,1H),2.93(td,2H),2.54(s,3H),2.09−2.03(m,2H),1.60(qd,2H),1.41(s,9H);
MS(ESI):255(M−C(CH3)3+H)。
4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IV−1)
0℃で、エタノール(20mL)中の1−ブロモ−4−フェニルブタン−2−オン(2.00g)の溶液に、4−カルバモチオイルピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.95g)の溶液を滴下して加える。アルゴン下、その反応混合物を室温で一晩撹拌する。トリエチルアミン(1.7mL)を添加し、その混合物を酢酸エチルで希釈し、濃塩化ナトリウム溶液で洗浄する。その水相を除去し、酢酸エチルで抽出する。その有機相を合して硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮し、それにより、4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tertブチルと4−[4−ヒドロキシ−4−(2−フェニルエチル)−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチルの混合物が得られる。その2種類の化合物をクロマトグラフィーで分離させる。これにより、4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(800mg)と4−[4−ヒドロキシ−4−(2−フェニルエチル)−4,5−ジヒドロ−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(640mg)が得られる。何れの化合物も調製方法(1.2)に使用することができる。それは、後者の化合物が、当該反応条件下において、前者の化合物に変換されるからである。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.28−7.25(m,2H),7.22−7.22(m,2H),7.20−7.18(m,1H),7.13(s,1H),4.00(bs,2H),3.35(s,2H),3.16(m,1H),2.95(s,4H),2.00(d,2H),1.52(qd,2H),1.41(s,9H)ppm;
MS(ESI):373([M+H]+)。
アルゴン下、1−ナフチルメチルホスホン酸ジエチル(1.88g)をテトラヒドロフラン(20mL)に溶解させ、0℃まで冷却する。757mgのカリウムtert−ブトキシドを添加する。それによって、当該溶液の色が暗赤色に変わる。さらに10分間撹拌した後、4−(4−ホルミル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.00g)を添加する。その混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで、室温まで昇温させる。さらに20分間経過した後、濃塩化アンモニウム溶液を添加する。その水相を分離し、酢酸エチルで抽出する。その有機相を合して硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮し、その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、4−{4−[(E)−2−(ナフタレン−1−イル)エテニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.16g)がE異性体として得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 8.23(d,1H),8.14(d,1H),7.94(d,1H),7.87(d,1H),7.83(d,1H),7.62(s,1H),7.62−7.51(m,3H),7.26(d,1H),4.04(d,2H),3.27(m,1H),2.94(t,2H),2.15−2.05(m,2H),1.66(qd,2H),1.42(s,9H)ppm;
MS(ESI):421([M+H]+)。
アルゴン下、(1−ナフチルメチル)トリフェニルホスホニウムクロリド(2.96g)を20mLのテトラヒドロフランに溶解させ、0℃まで冷却し、カリウムtert−ブトキシド(757mg)を添加する。それにより、当該溶液の色が暗赤色に変化する。10分間撹拌した後、4−(4−ホルミル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.00g)を添加する。その混合物を0℃でさらに30分間撹拌し、次いで、室温までゆっくりと昇温させる。さらに20分間経過した後、飽和塩化アンモニウム溶液を添加し、その水相を分離する。その水相を酢酸エチルで抽出した後、その有機相を合して硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮する。クロマトグラフィーで精製した後、4−{4−[(Z)−2−(ナフタレン−1−イル)エテニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.2g,Z異性体)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.92(t,2H),7.87−7.80(m,1H),7.50−7.48(m,4H),7.10(d,1H),6.91(d,1H),6.86(s,1H),3.75(d,2H),2.98(m,1H),2.80(t,2H),1.80−1.70(m,2H),1.40(s,9H),1.30(qd,2H)ppm;
MS(ESI):421([M+H]+)。
4−(4−ホルミル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.00g)をトリフェニル(3−フェニルブチル)ホスホニウムヨージド(3.53g)と反応させ、(IV−3)で記載したのと同様にして精製する。これにより、4−{4−[(1Z)−4−フェニルペンタ−1−エン−1−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.23g)がZ異性体の形態で得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.30(s,1H),7.26−7.22(m,4H),7.15(m,1H),6.33(s,1H),5.59(m,1H),3.98(d,2H),3.19(m,1H),3.00−2.83(m,5H),2.06−1.97(m,2H),1.60(qd,2H),1.41(s,9H),1.24(d,3H)ppm;
MS(ESI):413([M+H]+)。
アルゴン下、テトラヒドロフラン(4mL)中の4−(4−エチニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(X−1;310mg)の溶液を脱ガスし、それに、塩化ベンジル(134mg)とビス(アセトニトリル)ジクロロパラジウム(II)(5.5mg)と2−ジシクロヘキシルホスフィノ−2’,4’,6’−トリイソプロピルビフェニル(30mg)と炭酸セシウム(363mg)を添加する。次いで、その混合物を65℃まで昇温させる。次いで、冷却した後、セライトで濾過することによって触媒を除去し、その濾液を減圧下に濃縮する。クロマトグラフィーで精製した後、4−[4−(3−フェニルプロパ−1−イン−1−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(329mg)が得られる。
1H NMR(CD3CN):δ 7.40−7.20(m,6H),4.10−4.05(m,2H),3.83(s,2H),3.15(m,1H),2.94−2.35(m,2H),2.08−2.00(m,2H),1.63(qd,2H),1.43(s,9H)ppm;
MS(ESI):383([M+H]+)。
脱ガスしたN,N−ジメチルホルムアミドの中の4−{4−[(トリメチルシリル)エチニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(XI−1;600mg)と1−ブロモナフタレン(375mg)の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(95mg)とヨウ化銅(I)(31mg)とトリエチルアミン(200mg)を添加する。85℃まで加熱した後、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(THF中1M;1.81mL)を滴下して加える。次いで、その反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出する。その有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮する。クロマトグラフィーで精製した後、4−[4−(ナフタレン−1−イルエチニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(576mg)が得られる。
1H NMR(CD3CN):δ 8.38(d,1H),7.95(d,2H),7.79(d,1H),7.70(s,1H),7.67−7.50(m,3H),4.12(d,2H),3.24(m,1H),2.94(t,2H),2.15−2.08(m,2H),1.72(qd,2H),1.45(s,9H)ppm;
MS(ESI):419([M+H]+)。
4−{4−[(トリメチルシリル)エチニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(XI−1;610mg)を、実施例(IV−6)と同様に、3−ブロモピリジン(291mg)と反応させる。これにより、4−[4−(ピリジン−3−イルエチニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(469mg)が得られる。
1H NMR(CD3CN):δ 8.74(d,1H),8.55(dd,1H),7.87(s,1H),7.63(m,1H),7.35(dd,1H),4.10(d,2H),3.20(m,2H),2.93(t,2H),2.13−2.05(m,2H),1.69(qd,2H),1.44(s,9H)ppm;
MS(ESI):270([M+2H−C=OOC(CH3)3]+)。
4−{4−[(Z)−2−(ナフタレン−1−イル)エチニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IV−3;1.5g)を90mLのメタノールに溶解させ、30℃で、10バールの水素圧下、10%Pd/Cを触媒として使用して水素化する。その触媒を濾過により除去し、溶媒を減圧下に除去して、4−{4−[2−(ナフタレン−1−イル)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.48g)を無色の油状物として得る。
1H NMR(DMSO−d6):δ 8.08(d,1H),7.88(d,1H),7.74(d,1H),7.55−7.45(m,2H),7.42−7.32(m,2H),7.10(s,1H),4.00(d,2H),3.43(t,2H),3.32−3.06(m,3H),2.92(t,2H),2.04−1.98(m,2H),1.58(qd,2H),1.42(s,9H)ppm;
MS(ESI):423([M+H]+)。
4−(4−エチニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(X−1)
アルゴン下、4−(4−ホルミル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(600mg)をメタノールに溶解させ、炭酸カリウム(839mg)と1−ジアゾ−2−オキソプロピルホスホン酸ジメチル(786mg)を添加する。その混合物を室温で3時間撹拌する。水性後処理を実施した後、その混合物を酢酸エチルで抽出し、その抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮する。その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、4−(4−エチニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(493mg)が得られる。
1H NMR(CD3CN):δ 7.51(s,1H),4.07(d,2H),3.36(s,1H),3.16(m,1H),2.90(t,2H),2.10−2.00(m,2H),1.65(qd,2H),1.43(s,9H)ppm;
MS(ESI):237([M+2H−C(CH3)3]+)。
4−{4−[(トリメチルシリル)エチニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(XI−1)
アルゴン下、4−(4−エチニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(X−1;940mg)を、−78℃で、テトラヒドロフランに溶解させ、リチウムヘキサメチルジシラザン(ヘキサン中1M;4.82mL)を滴下して加える。30分間経過した後、塩化トリメチルシリル(699mg)を滴下して加え、冷却装置を除去する。その混合物を一晩撹拌し、次いで、飽和塩化アンモニウム溶液を添加する。その混合物を酢酸エチルで抽出する。その有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮する。その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、4−{4−[(トリメチルシリル)エチニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tertブチル(1.28g)が得られる。
1H NMR(CD3CN):δ 7.42(s,1H),4.05−3.97(m,2H),3.09(m,1H),2.83(t,2H),2.05−1.90(m,2H),1.59(qd,2H),1.37(s,9H),0.17(s,9H)ppm;
MS(ESI):309([M+2H−C(CH3)3]+)。
4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン塩酸塩(II−1)
0℃で、4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IV−1;640mg)の溶液に、ジエチルエーテル中の塩化水素の2モル溶液を滴下して加える。その反応混合物を0℃で撹拌し、次いで、室温までゆっくりと昇温させる。その混合物を一晩撹拌し、次いで、溶媒及び余分な塩化水素を除去する。これにより、4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン塩酸塩(590mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.25−7.23(m,2H),7.19−7.16(m,3H),7.11(s,1H),3.40−3.30(m,5H),2.98(s,4H),2.21−2.14(m,2H),1.95−1.87(m,2H)ppm;
MS(ESI):273([M−Cl]+)。
アルゴン下、0℃で、4−{4−[2−(ナフタレン−1−イル)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IV−2;1.40g)に、ジエチルエーテル中の塩化水素の溶液(2M;25mL)を添加する。その混合物を0℃で撹拌し、次いで、室温までゆっくりと昇温させる。その混合物を一晩撹拌し、次いで、余分な酸及び溶媒を減圧下に除去する。これにより、4−{4−[2−(ナフタレン−1−イル)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン塩酸塩(1.28g)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 9.18(bs,1H),8.93(bs,1H),8.08(d,1H),7.89(d,1H),7.75(d,1H),7.56−7.45(m,2H),7.73−7.32(m,2H),7.16(s,1H),3.45(d,1H),3.43(d,1H),3.38−3.28(m,2H),3.15−2.95(m,4H),2.25−2.17(m,2H),2.00(qd,2H)ppm;
MS(ESI):323([M−Cl]+)。
0℃で、酢酸(2mL)中の4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン塩酸塩(II−1;200mg)の溶液に、臭素(123mg)を滴下して加える。その混合物を30分間撹拌し、次いで、飽和重炭酸ナトリウム溶液を添加する。その水相を分離し、酢酸エチルで抽出する。その有機相を合して無水炭酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮し、クロマトグラフィーで精製する。これにより、4−[5−ブロモ−4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン(127mg)が得られる。
logP(pH2.3):1.72;
MS(ESI):351, 353([M+1]+)。
方法A:
2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(I−53)
0℃で、ジクロロメタン中の[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(185mg)の溶液に、塩化オキサリル(134mg)及び1滴のN,N−ジメチルホルムアミドを添加する。その反応混合物を室温で3時間撹拌する。溶媒及び余分な試薬を減圧下に除去する。次いで、その固体残渣を再度ジクロロメタンに溶解させ、0℃で、ジクロロメタン中の4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン塩酸塩(II−1;250mg)とトリエチルアミン(410mg)の溶液にに滴下して加える。次いで、その反応溶液に、濃塩化アンモニウム溶液を添加する。その水相を除去し、酢酸エチルで抽出する。その有機相を合して無水硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮する。これにより、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(122mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.28−7.26(m,2H),7.22−7.21(m,2H),7.19−7.15(m,2H),6.51(s,1H),5.33(d,1H),5.25(d,1H),4.36(d,1H),3.95(d,1H),3.35−3.20(m,2H),2.96(s,4H),2.82(t,1H),2.21(s,3H),2.09(d,1H),2.07(d,1H),1.78(m,1H),1.53(m,1H)ppm;
MS(ESI):463([M+H]+)。
ジクロロメタン(3mL)中の4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン塩酸塩(II−1;309mg)とトリエチルアミン(0.7mL)の溶液に、ペンタノイルクロリド(133mg)を添加する。その混合物を一晩撹拌し、次いで、水を添加する。その水相を分離し、酢酸エチルで抽出する。次いで、その有機相を合して硫酸ナトリウムで脱水し、濃縮する。その残渣を精製する。これにより、1−{4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}ペンタン−1−オン(179mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.27−7.21(m,2H),7.20−7.14(m,3H),7.05(s,1H),4.37(bs,1H),3.95(bs,1H),3.26−3.18(m,2H),2.96(s,4H),2.80(bs,1H),2.33(t,2H),2.04(d,2H),1.55(bs,2H),1.50(tt,2H),1.33(tq,2H),0.90(t,3H)ppm;
MS(ESI):357([M+H]+)。
ジクロロメタン(5mL)中の[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(100mg)の溶液に、塩化オキサリル(183mg)及び1滴のN,N−ジメチルホルムアミドを添加する。その反応混合物を室温で一晩撹拌する。溶媒を減圧下に除去した後、その残渣をジクロロメタン(5mL)に溶解させ、0℃で、ジクロロメタン(5mL)中の4−{4−[2−(ナフタレン−1−イル)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン塩酸塩(II−2;172mg)とヒューニッヒ塩基(186mg)の溶液を滴下して加える。濃塩化アンモニウム溶液を添加した後、その水相を分離し、酢酸エチルで抽出する。その有機相を合して硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮する。その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[2−(ナフタレン−1−イル)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(150mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 8.09(d,1H),7.90(d,1H),7.75(d,1H),7.56−7.46(m,2H),7.42−7.33(m,2H),7.12(s,1H),6.45(s,1H),5.22(bs,2H),4.31(bs,1H),3.98(bs,1H),3.44(t,2H),3.35−3.26(m,2H),3.15−3.05(m,2H),2.90(bs,1H),2.23(s,3H),2.15−2.05(m,2H),1.75(bs,1H),1.62(bs,1H)ppm;
MS(ESI):513([M+H]+)。
4−{4−[(1Z)−4−フェニルペンタ−1−エン−1−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IV−4;1.00g)をメタノールに溶解させ、40℃で、Pd/C(10%)の存在下、10バールのH2圧下に、5時間水素化する。濾過し、溶媒を減圧下に除去して、4−[4−(4−フェニルペンチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(1.00g)を無色の油状物として得る。これを、実施例(II−2)と同様にして脱保護する。これにより、850mgの4−[4−(4−フェニルペンチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン塩酸塩が得られる。次いで、169mgを、実施例(I−81)と同様に、[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(100mg)と反応させる。クロマトグラフィーで精製した後、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(4−フェニルペンチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(180mg)が無色の油状物として得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.28−7.23(m,2H),7.19−7.14(m,3H),7.02(s,1H),6.44(s,1H),5.20(bs,2H),4.30(bs,1H),3.95(bs,1H),3.30−3.20(m,2H),2.87(bs,1H),2.72(m,1H),2.67−2.62(m,2H),2.22(s,3H),2.07−2.02(m,2H),1.72(bs,1H),1.63−1.47(m,5H),1.19(d,3H)ppm;
MS(ESI):505([M+H]+)。
4−[5−ブロモ−4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン(II−3;127mg)を、実施例(I−81)と同様に、[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(118mg)と反応させる。クロマトグラフィーで精製した後、1−{4−[5−ブロモ−4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン(52mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.27−7.22(m,2H),7.18−7.13(m,3H),6.45(s,1H),5.22(bs,2H),4.38(bs,1H),3.95(bs,1H),3.33−3.20(m,2H),2.94(s,4H),2.93(bs,1H),2.22(s,3H),2.09−2.02(m,2H),1.80−1.50(m,2H)ppm;
MS(ESI):541([M+H]+)。
1−{4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}−2−(チオフェン−3−イル)エタノン(I−63)
チオフェン−3−イル酢酸(156mg)及びヒューニッヒ塩基(323mg)をジクロロメタン(10mL)に溶解させ、30分間撹拌する。調製方法(1.2)に準じて調製した4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン塩酸塩(II−1;309mg)を添加し、得られた混合物をさらに5分間撹拌した後、ブロモ−トリス−ピロリジノ−ホスホニウムヘキサフルオロホスフェート(599mg)を添加する。その反応混合物を室温で一晩撹拌する。溶媒を減圧下に除去した後、その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、1−{4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}−2−(チオフェン−3−イル)エタノン(99mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.44−7.43(m,1H),7.28−7.12(m,6H),7.05(s,1H),6.99(d,1H),4.38(bs,1H),3.99(bs,1H),3.72(s,2H),3.22−3.15(m,2H),2.96(s,4H),2.81(bs,1H),2.00(d,2H),1.52(m,2H)ppm;
MS(ESI):397([M+H]+)。
4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン塩酸塩(II−1;309mg)を、実施例(I−63)と同様に、[2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]酢酸(262mg)と反応させる。クロマトグラフィーで精製した後、2−[2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)フェニル]−1−{4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(210mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.71−7.58(m,3H),7.27−7.12(m,5H),7.07(s,1H),4.37(bs,1H),4.05(bs,1H),3.97(s,2H),3.35−3.23(m,2H),2.97(s,4H),2.88(bs,1H),2.07(d,2H),1.65(bs,2H)ppm;
MS(ESI):439([M+H]+)。
4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン塩酸塩(II−1;280mg)を、実施例(I−63)と同様に、(5−クロロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)酢酸(174mg)と反応させる。クロマトグラフィーで精製した後、2−(5−クロロ−1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1−{4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(89mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.40(s,1H),7.26−7.15(m,5H),7.06(s,1H),4.35(bs,1H),4.05(bs,1H),3.76(s,3H),3.49(s,2H),3.30−3.19(m,2H),2.99(s,4H),2.82(bs,1H),2.08−2.00(m,2H),1.58(bs,2H)ppm;
MS(ESI):429([M+H]+)。
4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン塩酸塩(II−1;309mg)を、実施例(I−63)と同様に、2−[4−クロロ−5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]プロパン酸(282mg)と反応させる。クロマトグラフィーで精製した後、2−[4−クロロ−5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル)プロパン−1−オン(165mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.26−7.21(m,2H),7.20−7.13(m,3H),7.06(s,1H),5.70(m,1H),4.30(bs,1H),4.00(bs,1H),3.30−3.19(m,2H),2.96(s,5H),2.26(d,3H),2.08−1.96(m,2H),1.64−1.54(m,5H)ppm;
MS(ESI):511([M+H]+)。
4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン塩酸塩(II−1;309mg)を、実施例(I−63)と同様に、2,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゼンカルボニルクロリド(304mg)と反応させる。クロマトグラフィーで精製した後、[2,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル]{4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}メタノン(282mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 8.07−7.90(m,3H),7.26−7.21(m,2H),7.20−7.14(m,3H),7.08(s,1H),4.50(d,1H),3.35−3.23(m,4H),2.97(s,4H),2.22−2.10(m,1H),2.00−1.87(m,2H),1.87−1.45(m,2H)ppm;
MS(ESI):513([M+H]+)。
4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン塩酸塩(II−1;309mg)を、実施例(I−63)と同様に、3−(3,4−ジメトキシフェニル)プロパン酸(231mg)と反応させる。クロマトグラフィーで精製した後、3−(3,4−ジメトキシフェニル)−1−{4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}プロパン−1−オン(139mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.26−7.21(m,2H),7.20−7.12(m,3H),7.05(s,1H),6.85−6.80(m,3H),6.75−6.71(dd,1H),3.93(bs,1H),3.74(s,3H),3.69(s,3H),3.20(m,1H),2.96(s,4H),2.80−2.74(m,2H),2.65−2.55(bs,2H),2.04−1.97(m,2H),1.58−1.42(m,2H),1.28(t,2H)ppm;
MS(ESI):465([M+H]+)。
4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン塩酸塩(II−1;308mg)を、実施例(I−63)と同様に、1,3−ベンゾチアゾール−2−イル酢酸(252mg)と反応させる。クロマトグラフィーで精製した後、2−(1,3−ベンゾチアゾール−2−イル)−1−{4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(109mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 8.03(d,1H),7.93(d,1H),7.47(t,1H),7.40(t,1H),7.25−7.16(m,5H),7.06(s,1H),4.40(bs,1H),4.34(s,2H),4.09(bs,1H),3.40−3.15(m,3H),2.96(s,4H),2.08−2.02(m,2H),1.65(bs,2H)ppm;
MS(ESI):448([M+H]+)。
調製方法(1.2)に準じて調製した4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン塩酸塩(II−1;309mg)を、実施例(I−63)と同様に、2H−インダゾール−2−イル酢酸(194mg)と反応させる。クロマトグラフィーで精製した後、2−(2H−インダゾール−2−イル)−1−{4−[4−(2−フェニルエチル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(67mg)が得られる。
1H NMR(CD3CN):δ 8.10(s,1H),7.71(d,1H),7.60(d,1H),7.29−7.15(m,6H),7.07(dd,1H),6.87(s,1H),5.45(d,1H),5.36(d,1H),4.48(d,1H),4.00(d,1H),3.35−3.23(m,2H),3.00(s,4H),2.86(t,1H),2.18−2.06(m,2H),1.80(qd,1H),1.66(qd,1H)ppm;
MS(ESI):431([M+H]+)。
2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[2−(ナフタレン−1−イル)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(I−81)
2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(ナフタレン−1−イルエチニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(I−50;157mg)をメタノール(1.5mL)に溶解させ、60℃で、ギ酸アンモニウム(195mg)及び触媒としての20%Pd(OH)2/C(4mg)と反応させる。触媒を濾過し、溶媒を減圧下に除去して、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[2−(ナフタレン−1−イル)エチル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(86mg)を無色の油状物として得る。
2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(E)−2−(ナフタレン−1−イル)エテニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(I−27)
4−{4−[(E)−2−(ナフタレン−1−イル)エテニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IV−2;171mg)を、実施例(II−2)と同様にして脱保護し、次いで、実施例(I−81)と同様に、[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(100mg)と反応させる。クロマトグラフィーで精製した後、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(E)−2−(ナフタレン−1−イル)エテニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(180mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 8.23(d,1H),8.16(d,1H),7.95(d,1H),7.88(d,1H),7.83(d,1H),7.64(s,1H),7.63−7.51(m,3H),7.27(d,1H),6.46(s,1H),5.24(bs,2H),4.38(bs,1H),4.03(bs,1H),3.40(m,1H),3.32(bs,1H),2.94(bs,1H),2.24(s,3H),2.23−2.12(m,2H),1.85(bs,1H),1.70(bs,1H)ppm;
MS(ESI):511([M+H]+)。
4−{4−[(Z)−2−(ナフタレン−1−イル)エテニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IV−3;171mg)を、実施例(II−2)と同様にして脱保護し、次いで、実施例(I−81)と同様に、[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(100mg)と反応させる。クロマトグラフィーで精製した後、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(E)−2−(ナフタレン−1−イル)エテニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(200mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.95−7.92(m,2H),7.87−7.84(m,1H),7.52−7.43(m,4H),7.11(d,1H),6.93(d,1H),6.88(s,1H),6.45(s,1H),5.14(s,2H),4.05(bs,1H),3.74(bs,1H),3.20−3.05(m,2H),2.88(bs,1H),2.24(s,3H),1.90−1.78(bs,2H),1.50(bs,1H),1.35(bs,1H)ppm;
MS(ESI):511([M+H]+)。
4−{4−[(1Z)−4−フェニルペンタ−1−エン−1−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IV−4;168mg)を、実施例(II−2)と同様にして脱保護し、次いで、実施例(I−81)と同様に、[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(100mg)と反応させる。これにより、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(1Z)−4−フェニルペンタ−1−エン−1−イル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(200mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.32(s,1H),7.29−7.22(m,4H),7.15(m,1H),6.44(s,1H),6.35(d,1H),5.60(m,1H),5.20(bs,2H),4.30(bs,1H),3.98(bs,1H),3.38−3.25(m,2H),3.05−2.84(m,4H),2.22(s,3H),2.17−2.05(m,2H),1.85−1.56(m,2H),1.26(d,3H)ppm;
MS(ESI):503([M+H]+)。
(2−ナフチルメチル)(トリフェニル)ホスホニウムクロリド(454mg)を5mLのテトラヒドロフランに溶解させ、アルゴン下、0℃まで冷却し、カリウムtert−ブトキシド(125mg)を添加する。それによって、当該溶液の色が暗赤色に変わる。10分間撹拌した後、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル)ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルバルデヒド(200mg)を添加する。その混合物を0℃でさらに30分間撹拌し、次いで、室温までゆっくりと昇温させる。さらに20分間経過した後、飽和塩化アンモニウム溶液を添加し、その水相を分離する。その水相を酢酸エチルで抽出した後、その有機相を合して硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮する。クロマトグラフィーで精製した後、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(Z)−2−(2−ナフチル)ビニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(260mg)が得られる。
MS(ESI):511([M+H]+)。
クロロホルム(1mL)と1,2−ジメトキシエタン(2mL)の中の2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(E)−2−フェニルエテニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(141mg)の溶液にメトキシフェニルジチオホスホン酸無水物(62mg)を添加する。その反応混合物を、室温で24時間撹拌し、40℃で3時間撹拌する。溶媒を減圧下に除去した後、その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(E)−2−フェニルエテニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタンチオン(45mg)が無色の油状物として得られる。
1H NMR(CD3CN):δ 7.55(d,2H),7.43(d,1H),7.37(t,2H),7.30−7.28(m,2H),7.18(d,1H),6.39(s,1H),5.41(d,1H),5.26(s,2H),4.42(d,1H),3.54(t,1H),3.45(m,1H),3.38(t,1H),2.31(s,3H),2.30−2.23(m,2H),1.95−1.80(m,2H)ppm;
MS(ESI):477([M+H]+)。
2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(ナフタレン−1−イルエチニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(I−50)
4−[4−(ナフタレン−1−イルエチニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IV−6;200mg)を、実施例(II−2)と同様にして脱保護し、次いで、実施例(I−81)と同様に、[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(117mg)と反応させる。クロマトグラフィーで精製した後、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(ナフタレン−1−イルエチニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(112mg)が得られる。
1H NMR(CD3CN):δ 8.39(d,1H),7.96(d,2H),7.80(d,1H),7.72(s,1H),7.67−7.50(m,3H),6.37(s,1H),5.05(s,2H),4.45(bs,1H),3.98(bs,1H),3.40−3.20(m,2H),2.93(bs,1H),2.25(s,3H),2.25−2.15(m,2H),1.90−1.75(m,2H)ppm;
MS(ESI):509([M+H]+)。
4−[4−(ピリジン−3−イルエチニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IV−7;469mg)を、実施例(II−2)と同様にして脱保護して、3−{[2−(ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−イル]エチニル}ピリジン塩酸塩(407mg)を得る。これを、即座に、室温で、ジクロロメタン(5mL)中で、4−ジメチルアミノピリジン(16mg)と1−エチル−3−(3’−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド(268mg)の存在下に、[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(277mg)と反応させる。室温で一晩撹拌し、濃縮し、クロマトグラフィーで精製することにより、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(ピリジン−3−イルエチニル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(65mg)が得られる。
1H NMR(CD3CN):δ 8.74(dd,1H),8.59(dd,1H),7.99(s,1H),7.96(m,1H),7.45(dd,1H),6.45(s,1H),5.22(bs,2H),4.35(bs,1H),4.00(bs,1H),3.40−3.20(m,3H),2.22(s,3H),2.17−2.10(m,2H),1.90−1.55(m,2H)ppm;
MS(ESI):460([M+H]+)。
4−[4−(3−フェニルプロパ−1−イン−1−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(IV−5;320mg)を、実施例(II−2)と同様にして脱保護し、次いで、実施例(I−81)と同様に、[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]酢酸(174mg)と反応させる。クロマトグラフィーで精製した後、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−{4−[4−(3−フェニルプロパ−1−イン−1−イル)−1,3−チアゾール−2−イル]ピペリジン−1−イル}エタノン(33mg)が得られる。
1H NMR(CD3CN):δ 7.46(s,1H),7.42−7.34(m,4H),7.30−7.25(m,1H),6.39(s,1H),5.09(d,1H),5.02(d,1H),4.45(d,1H),3.91(d,1H),3.84(s,2H),3.25(m,2H),2.82(t,1H),2.23(s,3H),2.18−2.05(m,2H),1.82(qd,1H),1.66(qd,1H)ppm;
MS(ESI):473([M+H]+)。
アルゴン下、2−(1−{[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]アセチル}ピペリジン−4−イル)−1,3−チアゾール−4−カルバルデヒド(200mg)をメタノール(5mL)に溶解させ、炭酸カリウム(215mg)及び1−ジアゾ−2−オキソプロピルホスホン酸ジメチル(199mg)を添加する。その混合物を40℃で撹拌する。水性後処理を実施した後、その混合物を酢酸エチルで抽出し、抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮する。その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、1−[4−(4−エチニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル]−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン(67mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.86(s,1H),6.44(s,1H),5.20(bs,2H),4.31(bs,1H),4.08(s,1H),3.98(bs,1H),3.31(m,1H),3.28(bs,1H),2.88(bs,1H),2.22(s,3H),2.13−2.05(m,2H),1.78(bs,1H),1.61(bs,1H)ppm;
MS(ESI):383([M+H]+)。
アルゴン下、1−[4−(4−エチニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル]−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン(I−86;525mg)を、−78℃で、テトラヒドロフラン(10mL)に溶解させ、リチウムヘキサメチルジシラザン(ヘキサン中1M;1.40mL)を滴下して加える。10分間経過した後、塩化トリメチルシリル(179mg)を滴下して加える。30分間撹拌した後、飽和塩化アンモニウム溶液を添加し、得られた混合物を酢酸エチルで抽出する。その有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮する。その残渣をクロマトグラフィーで精製する。これにより、2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(トリメチルシリル)エチニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(540mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.70(s,1H),6.27(s,1H),5.08(d,1H),5.01(d,1H),4.12(bd,1H),3.76(bd,1H),3.05(t,1H),2.59(t,1H),1.97(s,3H),1.88−1.77(m,2H),1.56(tdd,1H),1.30(tdd,1H),0.00(s,9H)ppm;
MS(ESI):455([M+1]+)。
脱ガスしたN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)の中の2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]−1−(4−{4−[(トリメチルシリル)エチニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)エタノン(I−98;200mg)と1−ブロモ−4−メトキシベンゼン(91mg)の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(25mg)及びヨウ化銅(I)(8mg)及びトリエチルアミン(53mg)を添加する。85℃まで昇温させた後、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(THF中1M;0.48mL)を滴下して加える。次いで、その反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出する。その有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮する。クロマトグラフィーで精製した後、1−(4−{4−[(4−メトキシフェニル)エチニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル] エタノン(84mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.84(s,1H),7.49(d,2H),6.98(d,2H),6.45(s,1H),5.22(bs,2H),4.33(bs,1H),3.98(bs,1H),3.80(s,3H),3.34(m,1H),3.28(bs,1H),2.89(bs,1H),2.22(s,3H),2.15−2.09(m,2H),1.80(bs,1H),1.63(bs,1H)ppm;
MS(ESI):489([M+H]+)。
脱ガスしたN,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL)の中の1−[4−(4−エチニル−1,3−チアゾール−2−イル)ピペリジン−1−イル]−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン(I−86;150mg)と1−ヨード−2−メトキシベンゼン(101mg)の溶液に、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(25mg)及びヨウ化銅(I)(7mg)及びトリエチルアミン(48mg)を添加する。85℃で2時間撹拌した後、その反応混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出する。その有機抽出物を硫酸ナトリウムで脱水し、減圧下に濃縮する。クロマトグラフィーで精製した後、1−(4−{4−[(2−メトキシフェニル)エチニル]−1,3−チアゾール−2−イル}ピペリジン−1−イル)−2−[5−メチル−3−(トリフルオロメチル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノン(100mg)が得られる。
1H NMR(DMSO−d6):δ 7.86(s,1H),7.47(dd,1H),7.40(td,1H),7.09(d,1H),6.98(td,1H),6.45(s,1H),5.23(bs,2H),4.33(bs,1H),3.98(bs,1H),3.86(s,3H),3.35(m,1H),3.29(bs,1H),2.89(bs,1H),2.23(s,3H),2.15−2.08(m,2H),1.80(bs,1H),1.63(bs,1H)ppm;
MS(ESI):489([M+H]+)。
下記表Iに挙げられている式(I)の化合物も、上記で記載した方法と同様にして得ることができる。
[a] 測定は、移動相〔0.1%水性リン酸及びアセトニトリル;10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配〕を使用し、pH2.3の酸性範囲内で実施した:
[b] 酸性範囲内におけるLC−MSの測定は、移動相〔0.1%水性ギ酸及びアセトニトリル(0.1%ギ酸含有);10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配〕を使用し、pH2.7で実施した;
[c] 中性範囲内におけるLC−MSの測定は、移動相〔0.001モル重炭酸アンモニウム水溶液及びアセトニトリル;10%アセトニトリルから95%アセトニトリルまでの直線勾配〕を使用し、pH7.8で実施した。
b=広幅線;s=一重線;d=二重線;t=三重線;q=四重線;m=多重線。
実施例A
フィトフトラ(Phytophthora)試験(トマト)/保護
溶媒: 49重量部のN,N−ジメチルホルムアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
プラスモパラ(Plasmopara)試験(ブドウの木)/保護
溶媒: 24.5重量部のアセトン
24.5重量部のジメチルアセトアミド
乳化剤: 1重量部のアルキルアリールポリグリコールエーテル
活性化合物の適切な調製物を調製するために、1重量部の活性化合物を上記量の溶媒及び乳化剤と混合し、得られた濃厚物を水で希釈して、所望の濃度とする。
Claims (14)
- 式(I)
〔式中、記号は下記の意味を有する:
Aは、最大で2つまでの置換基を含み得るフェニルを表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記のリストから選択され:
シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、CF3、CHF2、C2F5、CCl3、ヒドロキシル、OMe、OCF3、OCHF2、OCH2CF3又はOC2F5;
又は、
Aは、下記の群から選択されるヘテロ芳香族ラジカルを表し:チオフェン−3−イル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−4−イル、ピリジン−4−イル、1H−ベンゾイミダゾール−2−イル又は1,3−ベンゾチアゾール−2−イル;ここで、これらは、最大で2つまでの置換基を含むことができ、その際、その置換基は、互いに独立して、下記のリストから選択され:
炭素における置換基:シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、CF3、CHF2、C2F5、CCl3、ヒドロキシル、OMe、OCF3、OCHF2、OCH2CF3又はOC2F5;
窒素における置換基:メチル、エチル又はCF3;
L1は、(C(R1)2)nを表し;
ここで、n=0〜3;
R1は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素又はメチルを表し;
但し、L1は、メチル置換基を最大で1つまで含むことができ;
Yは、硫黄又は酸素を表し;
Wは、−CH2CH2−を表し;
Xは、−CH2CH2−を表し;
R2は、水素、メチル、塩素又は臭素を表し;
L2は、−C(R8)2−C(R8)2−又は−CR9=CR9−又は−C≡C−を表し;
L3は、直接結合を表し;
又は、
L3は、C1−〜C4−炭素鎖を表し;
R3は、メチル、CF3、−CH=CH2、−C≡CH、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルを表し;
又は、
R3は、最大で2つまでの置換基を含み得るフェニルを表し、その際、その置換基は、互いに独立して、下記のリストから選択され:
シアノ、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素、メチル、エチル、1−メチルエチル、1,1−ジメチルエチル、CF3、CHF2、C2F5、CCl3、フェニル、ヒドロキシル、OMe、OEt、OisoPr、OCF3、OCHF2、OC2F5、SMe又はSCF3;
又は、
R3は、ナフタレン−1−イル、ナフタレン−2−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−1−イル、1,2,3,4−テトラヒドロナフタレン−2−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−1−イル、5,6,7,8−テトラヒドロナフタレン−2−イル、デカリン−1−イル、デカリン−2−イル、1H−インデン−1−イル、1H−インデン−2−イル、1H−インデン−3−イル、1H−インデン−4−イル、1H−インデン−5−イル、1H−インデン−6−イル、1H−インデン−7−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−1−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−2−イル、2,3−ジヒドロ−1H−インデン−4−イル又は2,3−ジヒドロ−1H−インデン−5−イルを表し;
又は、
R3は、フラン−2−イル、フラン−3−イル、チオフェン−2−イル、チオフェン−3−イル、イソオキサゾール−3−イル、イソオキサゾール−4−イル、イソオキサゾール−5−イル、1H−ピロール−1−イル、1H−ピロール−2−イル、1H−ピロール−3−イル、オキサゾール−2−イル、オキサゾール−4−イル、オキサゾール−5−イル、チアゾール−2−イル、チアゾール−4−イル、チアゾール−5−イル、イソチアゾール−3−イル、イソチアゾール−4−イル、イソチアゾール−5−イル、ピラゾール−1−イル、ピラゾール−3−イル、ピラゾール−4−イル、イミダゾール−1−イル、イミダゾール−2−イル、イミダゾール−4−イル、1,2,4−オキサジアゾール−3−イル、1,2,4−オキサジアゾール−5−イル、1,3,4−オキサジアゾール−2−イル、1,2,4−チアジアゾール−3−イル、1,2,4−チアジアゾール−5−イル、1,3,4−チアジアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−1−イル、1,2,3−トリアゾール−2−イル、1,2,3−トリアゾール−4−イル、1,2,4−トリアゾール−1−イル、1,2,4−トリアゾール−3−イル、ピリジン−2−イル、ピリジン−3−イル、ピリジン−4−イル、ピリダジン−3−イル、ピリダジン−4−イル、ピリミジン−2−イル、ピリミジン−4−イル、ピリミジン−5−イル、ピラジン−2−イル、1,3,5−トリアジン−2−イル又は1,2,4−トリアジン−3−イルを表し;
又は、
R3は、1H−インドール−1−イル、1H−インドール−2−イル、1H−インドール−3−イル、1H−インドール−4−イル、1H−インドール−5−イル、1H−インドール−6−イル、1H−インドール−7−イル、1H−ベンゾイミダゾール−1−イル、1H−ベンゾイミダゾール−2−イル、1H−ベンゾイミダゾール−4−イル、ベンゾイミダゾール−5−イル、1H−インダゾール−1−イル、1H−インダゾール−3−イル、1H−インダゾール−4−イル、1H−インダゾール−5−イル、1H−インダゾール−6−イル、1H−インダゾール−7−イル、2H−インダゾール−2−イル、1−ベンゾフラン−2−イル、1−ベンゾフラン−3−イル、1−ベンゾフラン−4−イル、1−ベンゾフラン−5−イル、1−ベンゾフラン−6−イル、1−ベンゾフラン−7−イル、1−ベンゾチオフェン−2−イル、1−ベンゾチオフェン−3−イル、1−ベンゾチオフェン−4−イル、1−ベンゾチオフェン−5−イル、1−ベンゾチオフェン−6−イル、1−ベンゾチオフェン−7−イル、キノリン−2−イル、キノリン−3−イル、キノリン−4−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル、キノリン−8−イル、イソキノリン−1−イル、イソキノリン−3−イル、イソキノリン−4−イル、イソキノリン−5−イル、イソキノリン−6−イル、イソキノリン−7−イル又はイソキノリン−8−イルを表し;
又は、
R3は、ピロリジン−2−イル、ピロリジン−3−イル、モルホリン−3−イル、モルホリン−2−イル、ピペリジン−2−イル、ピペリジン−3−イル又はピペラジン−2−イルを表し;
R8は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素、メチル又はエチルを表し;
R9は、同一であるか又は異なっていて、そして、互いに独立して、水素、メチル又はエチルを表す。]。 - 有害な植物病原性菌類を防除する方法であって、請求項1に記載の式(I)で表される化合物を有害な植物病原性菌類及び/又はそれらの生息環境に施用することを特徴とする、前記方法。
- 有害な植物病原性菌類を防除するための組成物であって、増量剤及び/又は界面活性剤に加えて請求項1に記載の式(I)で表される化合物を少なくとも1種類含んでいることを特徴とする、前記組成物。
- 有害な植物病原性菌類を防除するための、請求項1に記載の式(I)で表されるヘテロシクリル置換チアゾールの使用。
- 有害な植物病原性菌類を防除するための組成物を調製する方法であって、請求項1に記載の式(I)で表されるヘテロシクリル置換チアゾールを増量剤及び/又は界面活性剤と混合させることを特徴とする、前記方法。
- L2が−CR9=CR9−(ここで、R9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である請求項1に記載の式(I)で表される化合物を調製する方法であって、以下の段階(a)〜段階(c):
(a) 下記の反応スキーム(スキーム1)に従い、有機金属化合物R 13 −Mの存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(VII)で表される化合物を式(VIII)で表される化合物に変換させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニル;
M=MgCl、MgBr、MgI又はLi;
R 13 =C1−C4−アルキル又はC3−C6−シクロアルキル;
W、X及びR2は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]、
(b) 下記の反応スキーム(スキーム2)に従い、溶媒の存在下で、式(VIII)で表されるアルコールを酸化剤と反応させて式(IX)で表されるケトンを生成させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル又はC1−C4−アルコキシカルボニル;
R 13 =C1−C4−アルキル又はC3−C6−シクロアルキル;
W、X及びR2は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]、及び
(c) 下記の反応スキーム(スキーム3)に従い、塩基又は酸の存在下、ホスホニウム塩またはホスホネート試薬の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(IX)で表されるケトンを式(IVb)で表される化合物に変換させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル又はC1−C4−アルコキシカルボニル;
L2=−CR9=CR9−;
W、X、L3、R2、R3及びR9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]
を含み、さらに、以下の段階(k)、(m)及び(n):
(k) 下記の反応スキーム(スキーム11)に従い、適切な場合には溶媒の存在下、及び、適切な場合には酸の存在下、又は、適切な場合には塩基の存在下、又は、適切な場合には水素源の存在下で、式(IV)で表される化合物を式(II)で表される化合物に変換させる段階:
PG=アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニル;
W、X、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−CR9=CR9−(ここで、R9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である。]、
(m) 下記の反応スキーム(スキーム13)に従い、適切な場合にはカップリング剤、塩基及び溶媒の存在下で、式(III)で表される化合物を式(II)で表される化合物と反応させて式(I)で表される化合物を生成させる段階:
B=OH、塩素、臭素又はヨウ素;
Y=酸素;
A、W、X、L1、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−CR9=CR9−(ここで、R9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である。]、及び
(n) 下記の反応スキーム(スキーム14)に従い、硫化剤の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(I)で表される化合物を式(I)で表される化合物に変換させる段階:
A、W、X、L1、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−CR9=CR9−(ここで、R9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である。]
を含む方法、但し、上記段階(n)は、YがSである式(I)の化合物を得る場合の任意段階である。 - L2が−CR9=CR9−(ここで、R9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である請求項1に記載の式(I)で表される化合物を調製する方法であって、以下の段階(d):
(d) 下記の反応スキーム(スキーム4)に従い、塩基又は酸の存在下、ホスホニウム塩またはホスホネート試薬の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(VII)で表されるアルデヒドを式(IVb)で表される化合物に変換させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル又はC1−C4−アルコキシカルボニル;
L2=−CR9=CR9−;
W、X、L3、R2、R3及びR9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]
を含み、さらに、以下の段階(k)、(m)及び(n):
(k) 下記の反応スキーム(スキーム11)に従い、適切な場合には溶媒の存在下、及び、適切な場合には酸の存在下、又は、適切な場合には塩基の存在下、又は、適切な場合には水素源の存在下で、式(IV)で表される化合物を式(II)で表される化合物に変換させる段階:
PG=アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニル;
W、X、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−CR9=CR9−(ここで、R9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である。]、
(m) 下記の反応スキーム(スキーム13)に従い、適切な場合にはカップリング剤、塩基及び溶媒の存在下で、式(III)で表される化合物を式(II)で表される化合物と反応させて式(I)で表される化合物を生成させる段階:
B=OH、塩素、臭素又はヨウ素;
Y=酸素;
A、W、X、L1、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−CR9=CR9−(ここで、R9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である。]、及び
(n) 下記の反応スキーム(スキーム14)に従い、硫化剤の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(I)で表される化合物を式(I)で表される化合物に変換させる段階:
A、W、X、L1、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−CR9=CR9−(ここで、R9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である。]
を含む方法、但し、上記段階(n)は、YがSである式(I)の化合物を得る場合の任意段階である。 - L2が−C≡C−である請求項1に記載の式(I)で表される化合物を調製する方法であって、以下の段階(e)及び(f):
(e) 下記の反応スキーム(スキーム5)に従い、塩基およびベストマン−オオヒラ試薬の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(VII)で表されるアルデヒドを式(X)で表されるアルキンに変換させる段階:
[ここで、
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル又はC1−C4−アルコキシカルボニル;
W、X及びR2は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]及び
(f) 下記の反応スキーム(スキーム6)に従い、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、場合により触媒されていてもよいC−Cカップリング反応において、式(X)で表されるアルキンをR3−L3−ハライドと反応させて式(IVc)で表される化合物を生成させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル又はC1−C4−アルコキシカルボニル;
Hal=Cl、Br又はI;
L2=−C≡C−;
W、X、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]
を含み、さらに以下の段階(k)、(m)及び(n):
(k) 下記の反応スキーム(スキーム11)に従い、適切な場合には溶媒の存在下、及び、適切な場合には酸の存在下、又は、適切な場合には塩基の存在下、又は、適切な場合には水素源の存在下で、式(IV)で表される化合物を式(II)で表される化合物に変換させる段階:
PG=アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニル;
W、X、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−C≡C−である。]、
(m) 下記の反応スキーム(スキーム13)に従い、適切な場合にはカップリング剤、塩基及び溶媒の存在下で、式(III)で表される化合物を式(II)で表される化合物と反応させて式(I)で表される化合物を生成させる段階:
B=OH、塩素、臭素又はヨウ素;
Y=酸素;
A、W、X、L1、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−C≡C−である。]、及び
(n) 下記の反応スキーム(スキーム14)に従い、硫化剤の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(I)で表される化合物を式(I)で表される化合物に変換させる段階:
A、W、X、L1、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−C≡C−である。]
を含む方法、但し、上記段階(n)は、YがSである式(I)の化合物を得る場合の任意段階である。 - L2が−C≡C−である請求項1に記載の式(I)で表される化合物を調製する方法であって、以下の段階(g)及び(h):
(g) 下記の反応スキーム(スキーム7)に従い、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(X)で表されるアルキンをトリアルキルシリルクロリド(R10R11R12)SiCl又はトリアルキルシリルトリフラート(R10R11R12)
SiOSO2CF3又は別の既知シリル化剤と反応させて式(XI)で表される化合物を生成させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル又はC1−C4−アルコキシカルボニル;
R10、R11及びR12=C1−C4−アルキル又はフェニル;
W、X及びR2は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]、及び
(h) 下記の反応スキーム(スキーム8)に従い、適切な場合には触媒の存在下、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(XI)で表されるアルキンを化合物R3−L3−Halと反応させて式(IVc)で表される化合物を生成させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル又はC1−C4−アルコキシカルボニル;
Hal=Cl、Br又はI;
R2 は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである;
L2=−C≡C−;
R10、R11及びR12=C1−C4−アルキル又はフェニル;
W、X、L3及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]
を含み、さらに、下記の段階(k)、(m)及び(n):
(k) 下記の反応スキーム(スキーム11)に従い、適切な場合には溶媒の存在下、及び、適切な場合には酸の存在下、又は、適切な場合には塩基の存在下、又は、適切な場合には水素源の存在下で、式(IV)で表される化合物を式(II)で表される化合物に変換させる段階:
PG=アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニル;W、X、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−C≡C−である。]、
(m) 下記の反応スキーム(スキーム13)に従い、適切な場合にはカップリング剤、塩基及び溶媒の存在下で、式(III)で表される化合物を式(II)で表される化合物と反応させて式(I)で表される化合物を生成させる段階:
B=OH、塩素、臭素又はヨウ素;
Y=酸素;
A、W、X、L1、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−C≡C−である。]、及び
(n) 下記の反応スキーム(スキーム14)に従い、硫化剤の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(I)で表される化合物を式(I)で表される化合物に変換させる段階:
A、W、X、L1、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−C≡C−である。]
を含む方法、但し、上記段階(n)は、YがSである式(I)の化合物を得る場合の任意段階である。 - L2が−C(R8)2−C(R8)2−又は−CR9=CR9−(ここで、R8及びR9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である請求項1に記載の式(I)で表される化合物を調製する方法であって、以下の段階(i):
(i) 下記の反応スキーム(スキーム9)に従い、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(V)で表されるチオアミドを式(VIa)又は式(VIb)で表される化合物と反応させて式(IVa)又は式(IVb)で表される化合物を生成させる段階:
PG=置換されていないか又は置換されているフェニルメチル(ここで、該置換基は、互いに独立して、メチル、メトキシ、ニトロ、ジオキソラノからなる群から選択される)、アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニル;
Hal=Cl、Br又はI;
L2=−C(R8)2−C(R8)2−〔式(IVa)及び式(VIa)で表される化合物に関して〕;
L2=−CR9=CR9−〔式(IVb)及び式(VIb)で表される化合物に関して〕;
W、X、L3、R2、R3、R8及びR9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]
を含み、さらに以下の段階(k)から(n):
(k) 下記の反応スキーム(スキーム11)に従い、適切な場合には溶媒の存在下、及び、適切な場合には酸の存在下、又は、適切な場合には塩基の存在下、又は、適切な場合には水素源の存在下で、式(IV)で表される化合物を式(II)で表される化合物に変換させる段階:
PG=アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニル;
W、X、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−C(R8)2−C(R8)2−又は−CR9=CR9−(ここで、R8及びR9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である。]、
(l) 下記の反応スキームに(スキーム12)従い、ハロゲン化剤の存在下、適切な場合には酸又は溶媒の存在下で、式(IIa’)で表される化合物を式(IIa)で表される化合物に変換させる段階:
L2=−C(R8)2−C(R8)2−;
R2=Br又はCl〔式(IIa)で表される化合物に関して〕;
R2=水素〔式(IIa’)で表される化合物に関して〕;
W、X、L3、R3及びR8は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]、
(m) 下記の反応スキーム(スキーム13)に従い、適切な場合にはカップリング剤、塩基及び溶媒の存在下で、式(III)で表される化合物を式(II)で表される化合物と反応させて式(I)で表される化合物を生成させる段階:
B=OH、塩素、臭素又はヨウ素;
Y=酸素;
A、W、X、L1、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−C(R8)2−C(R8)2−又は−CR9=CR9−(ここで、R8及びR9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である。]、及び
(n) 下記の反応スキーム(スキーム14)に従い、硫化剤の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(I)で表される化合物を式(I)で表される化合物に変換させる段階:
A、W、X、L1、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−C(R8)2−C(R8)2−又は−CR9=CR9−(ここで、R8及びR9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である。]
を含む方法、但し、上記段階(l)は、L2が−C(R8)2−C(R8)2−である式(I)の化合物を得る場合に実施され、上記段階(n)は、YがSである式(I)の化合物を得る場合の任意段階である。 - L2が−C(R8)2−C(R8)2−(ここで、R8は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である請求項1に記載の式(I)で表される化合物を調製する方法であって、以下の段階(j):
(j) 下記の反応スキーム(スキーム10)に従い、水素の存在下、触媒の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(IVb)又は式(IVc)で表される化合物を式(IVa)で表される化合物に変換させる段階:
PG=アセチル又はC1−C4−アルコキシカルボニル;
L2=−C(R8)2−C(R8)2−〔式(IVa)で表される化合物に関して〕;
L2=−CR9=CR9−〔式(IVb)で表される化合物に関して〕;
L2=−C≡C−〔式(IVc)で表される化合物に関して〕;
W、X、L3、R2、R3、R8及びR9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]
を含み、さらに以下の段階(k)から(n):
(k) 下記の反応スキーム(スキーム11)に従い、適切な場合には溶媒の存在下、及び、適切な場合には酸の存在下、又は、適切な場合には塩基の存在下、又は、適切な場合には水素源の存在下で、式(IV)で表される化合物を式(II)で表される化合物に変換させる段階:
PG=アセチル、C1−C4−アルコキシカルボニル又はベンジルオキシカルボニル;
W、X、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−C(R8)2−C(R8)2−(ここで、R8は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である。]、
(l) 下記の反応スキームに(スキーム12)従い、ハロゲン化剤の存在下、適切な場合には酸又は溶媒の存在下で、式(IIa’)で表される化合物を式(IIa)で表される化合物に変換させる任意の段階:
L2=−C(R8)2−C(R8)2−;
R2=Br又はCl〔式(IIa)で表される化合物に関して〕;
R2=水素〔式(IIa’)で表される化合物に関して〕;
W、X、L3、R3及びR8は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]、
(m) 下記の反応スキーム(スキーム13)に従い、適切な場合にはカップリング剤、塩基及び溶媒の存在下で、式(III)で表される化合物を式(II)で表される化合物と反応させて式(I)で表される化合物を生成させる段階:
B=OH、塩素、臭素又はヨウ素;
Y=酸素;
A、W、X、L1、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−C(R8)2−C(R8)2−(ここで、R8は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である。]、及び
(n) 下記の反応スキーム(スキーム14)に従い、硫化剤の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(I)で表される化合物を式(I)で表される化合物に変換させる段階:
A、W、X、L1、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりであり、L2は、−C(R8)2−C(R8)2−(ここで、R8は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である。]
を含む方法、但し、上記段階(n)は、YがSである式(I)の化合物を得る場合の任意段階である。 - L2が−C≡C−である請求項1に記載の式(I)で表される化合物を調製する方法であって、以下の段階(o)及び(q)、又は以下の段階(p)及び(r):
(o) 下記の反応スキーム(スキーム17)に従い、塩基およびベストマン−オオヒラ試薬の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(XII)で表されるアルデヒドを式(XIII)で表されるアルキンに変換させる段階:
A、W、X、Y、L1及びR2は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]、及び
(q) 下記の反応スキーム(スキーム19)に従い、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、場合により触媒されていてもよいC−Cカップリング反応において、式(XIII)で表されるアルキンをR3−L3−ハライドと反応させて式(Ic)で表される化合物を生成させる段階:
Hal=Cl、Br又はI;
L2=−C≡C−;
A、W、X、Y、L1、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]、又は
(p) 下記の反応スキーム(スキーム18)に従い、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(XIII)で表されるアルキンをトリアルキルシリルクロリド(R10R11R12)SiCl又はトリアルキルシリルトリフラート(R10R11R12)SiOSO2CF3又は別の既知シリル化剤と反応させて式(XIV)で表される化合物を生成させる段階:
R10、R11及びR12=C1−C4−アルキル又はフェニル;
A、W、X、Y、L1及びR2は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]、及び
(r) 下記の反応スキーム(スキーム20)に従い、適切な場合には触媒の存在下、塩基の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(XIV)で表されるアルキンを化合物R3−L3−Halと反応させて式(Ic)で表される化合物を生成させる段階:
Hal=Cl、Br又はI;
L2=−C≡C−;
R10、R11及びR12=C1−C4−アルキル又はフェニル;
A、W、X、Y、L1、L3、R2及びR3は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]
を含む、方法。 - L2が−CR9=CR9−(ここで、R9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である請求項1に記載の式(I)で表される化合物を調製する方法であって、以下の段階(s)又は以下の段階(t):
(s) 下記の反応スキーム(スキーム21)に従い、塩基又は酸の存在下、ホスホニウム塩またはホスホネート試薬の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(XII)で表されるアルデヒドを式(Ib)で表される化合物に変換させる段階:
L2=−CR9=CR9−;
A、W、X、Y、L1、L3、R2、R3及びR9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]、又は
(t) 下記の反応スキーム(スキーム22)に従い、水素の存在下、触媒の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(Ic)で表される化合物を式(Ib)で表される化合物に変換させる段階:
L2=−CR9=CR9−〔式(Ib)で表される化合物に関して〕;
L2=−C≡C−〔式(Ic)で表される化合物に関して〕;
A、W、X、Y、L1、L3、R2、R3及びR9は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。]
を含む、方法。 - L2が−C(R8)2−C(R8)2−(ここで、R8は、請求項1において式(I)に関して定義されているとおりである。)である請求項1に記載の式(I)で表される化合物を調製する方法であって、以下の段階(u):
(u) 下記の反応スキームに(スキーム23)従い、水素の存在下、触媒の存在下、及び、適切な場合には溶媒の存在下で、式(Ib)又は式(Ic)で表される化合物を式(Ia)で表される化合物に変換させる段階:
L2=−C(R8)2−C(R8)2−〔式(Ia)で表される化合物に関して〕;
L2=−CR9=CR9−〔式(Ib)で表される化合物に関して〕;
L2=−C≡C−〔式(Ic)で表される化合物に関して〕;
A、W、X、Y、L1、L3、R2、R3、R8及びR9は、請求項1において式(I)
に関して定義されているとおりである。]
を含む、方法。
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