JP5785068B2 - ディビジョンバー - Google Patents

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Description

本発明は、自動車等の車両ドアに適用されるディビジョンバーに関する。
従来、車両ドアには、ドア本体(ドアパネル)とその上端部に連結されるドアフレームとにより構成される窓開口がディビジョンバーによって二分割されたものがある。一般にこうしたディビジョンバーは、車外側に配置されるアウタフレーム部、車内側に配置されるインナフレーム部、及びアウタフレーム部とインナフレーム部とを互いに連結する連結フレーム部を有する棒状に形成されている。そして、ディビジョンバーには、アウタフレーム部及びインナフレーム部によって連結フレーム部を挟んで両側に開口する略コ字状のガイド溝がそれぞれ構成されており、各ガイド溝にはガラスランが装着されるようになっている。
また、車両ドアには、窓開口を介して車室内に取り込まれる光量を調整するサンシェード装置が設けられたものがある。例えば特許文献1には、ドア本体の上端部(ベルトライン)、及びディビジョンバーにそれぞれサンシェード装置が設けられた車両ドアが開示されており、窓開口がドア本体よりも車両後側に膨出する形状をなしていても、各サンシェード装置によって窓開口全体を遮蔽することが可能になっている。
特開2008−37392号公報
ところで、サンシェード装置をディビジョンバーに取り付ける場合には、通常、該ディビジョンバーにサンシェード装置取付用の取付ブラケットを溶接等によって接合することになる。そして、このように溶接によって2つの部材を接合する際には、各部材にある程度の大きさを有する平坦な板状の部位が必要になる。そのため、ディビジョンバー側の接合部位は、その大型化等を避けるべく、上記連結フレーム部とすることが望ましい。
ここで、上記のようにインナフレーム部はガイド溝の側壁を構成していることから、取付ブラケットの接合部を連結フレーム部に接合しようとすると、これら取付ブラケットとインナフレーム部とが互いに干渉してしまう。そのため、インナフレーム部に切欠きを形成し、この切欠きを介して取付ブラケットの接合部をガイド溝内に配置して該接合部を連結フレーム部に接合させることが考えられる。しかし、この場合には切欠きによって車外側と車内側との間に雨水や空気等の通り道が構成されることになるため、水漏れや風切り音が発生する虞がある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、取付ブラケットを備えてサンシェード装置を取付可能としつつ、水漏れや風切り音の発生を抑えることのできるディビジョンバーを提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車外側に配置されるアウタフレーム部、車内側に配置されるインナフレーム部、及び前記アウタフレーム部と前記インナフレーム部とを互いに連結する連結フレーム部を有し、車両ドアの窓開口を分割するバー本体と、前記窓開口から取り込まれる光を遮蔽可能なサンシェード装置を取り付けるための取付ブラケットとを備え、前記バー本体には、前記アウタフレーム部及び前記インナフレーム部によって前記連結フレーム部を挟んで両側に開口するガイド溝がそれぞれ構成されるとともに、前記インナフレーム部には、切欠きが形成され、前記取付ブラケットの接合部は、前記切欠きを介して前記ガイド溝内に配置されて前記連結フレーム部に接合されたディビジョンバーであって、前記切欠きを車内側から覆う基部を有する被覆部材を備え、前記基部には、前記接合部が挿通される孔部が形成されるとともに、前記孔部は、前記接合部における該接合部が配置された前記ガイド溝の開口側の表面、及び前記接合部における前記ガイド溝の長手方向両側の各側面に当接するように形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、基部に形成された孔部が接合部の表面及び各側面に当接するため、切欠きは、被覆部材によって接合部との間に隙間が形成されないように覆われる。これにより、雨水や空気等が切欠きを通過することを抑制でき、水漏れや風切り音の発生を抑えることができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のディビジョンバーにおいて、前記孔部は、前記接合部における前記連結フレーム部側の裏面に当接するように形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、孔部が接合部の全周に亘って当接するようになるため、雨水等が接合部をつたって切欠きを通過することを効果的に抑制できる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載のディビジョンバーにおいて、前記被覆部材には、前記孔部の周囲から車内側に突出して前記接合部に当接する突出部が設けられたことを要旨とする。
上記構成によれば、突出部によって被覆部材と接合部との接触面積が増加するため、雨水等が切欠きを通過することをより抑制できる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか一項に記載のディビジョンバーにおいて、前記孔部の内周面には、前記接合部に圧接するリップ部が設けられたことを要旨とする。
上記構成によれば、リップ部が接合部に密着するようになるため、被覆部材と接合部との間のシール性が向上し、雨水等が切欠きを通過することをより抑制できる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載のディビジョンバーにおいて、前記被覆部材には、前記基部における前記接合部が配置された前記ガイド溝の開口側端部から車外側に延出され、該基部との間で前記インナフレーム部を挟み込むように係合する係合部が設けられたことを要旨とする。
上記構成によれば、係合部がインナフレーム部に係合することで被覆部材がしっかりとバー本体に固定されるため、安定して切欠きを覆うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載のディビジョンバーにおいて、前記被覆部材には、前記基部と前記係合部とを連結するとともに、前記連結フレーム部側に延出されて前記連結フレーム部及び前記接合部の前記各側面に当接するリブが設けられたことを要旨とする。
上記構成によれば、リブが連結フレーム部及び接合部の各側面に当接するため、例えば連結フレーム部をつたう雨水等が各側面を介して切欠きに近づくことを抑制できる。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載のディビジョンバーにおいて、前記係合部は、前記接合部の前記表面に当接するように形成されたことを要旨とする。
上記構成によれば、係合部が基部との間に間隔を空けて接合部の表面に当接するため、例えば連結フレーム部をつたう雨水等が表面を介して切欠きに近づくことを抑制できる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載のディビジョンバーにおいて、前記基部と前記インナフレーム部とを互いに接着する接着手段を備えたことを要旨とする。
上記構成によれば、接着手段によって、被覆部材がしっかりとバー本体に固定されるため、安定して切欠きを覆うことができる。また、基部とインナフレーム部との間に隙間が形成されることが防止されるため、雨水等が切欠きを通過することをより抑制できる。
本発明によれば、取付ブラケットを備えてサンシェード装置を取付可能としつつ、水漏れや風切り音の発生を抑えることのできるディビジョンバーを提供することができる。
一実施形態のリアドアの概略構成を車外側から見た正面図。 一実施形態のディビジョンバーを車外側から見た斜視図。 図2のA−A断面図。 一実施形態のディビジョンバーを車内側から見た拡大側面図。 一実施形態のディビジョンバーを車外側から見た拡大斜視図。 一実施形態のディビジョンバーを車内側から見た拡大斜視図。 一実施形態の被覆部材を車内側から見た斜視図。 図5のB−B断面図。 一実施形態の被覆部材を組み付ける際の該被覆部材の動きを示す模式図。 別例のディビジョンバーを車内側から見た拡大側面図。
以下、本発明を車両ドアとしてのリアドアに適用されるディビジョンバーに具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、リアドア1は、車両ボディ(図示略)に対して開閉可能に取り付けられるドア本体2(ドアパネル)と、ドア本体2の上端部に連結されるドアフレーム3と、ドア本体2とドアフレーム3とにより構成される窓開口4を車両前後方向に二分割するディビジョンバー5とを備えている。ディビジョンバー5により二分割された窓開口4のうち前側に配置される前側開口4aには、昇降ガラス6が車両上下方向に摺動自在に設けられ、同窓開口4の後側に配置される後側開口4bには、クォータガラス7が設けられている。
ドアフレーム3は、ドア本体2の前端に接続されるとともに車両上側に延びる立柱部11と、立柱部11の上端に接続されるとともに車両後側に延び、ドア本体2の後端よりも後側の位置から折り返されて該ドア本体2の後端に接続される上縁部12とを有している。つまり、後側開口4bは、ドア本体2よりも車両後側に膨出した形状をなしている。そして、リアドア1の車内側(車両幅方向内側)には、前側開口4aを介して車室内に取り込まれる光量を調整するサンシェード装置13aがドア本体2の上端部(ベルトライン)に設けられるとともに、後側開口4bを介して車室内に取り込まれる光量を調整するサンシェード装置13bがディビジョンバー5に設けられている。
次に、ディビジョンバーの構成について説明する。
図2及び図3に示すように、ディビジョンバー5の窓開口4を分割するバー本体21は、車外側(車両幅方向外側)に配置されるアウタフレーム部22、車内側に配置されるインナフレーム部23、及び各フレーム22,23部をこれらの車両前後方向の略中央で互いに連結する連結フレーム部24を有し、車両上下方向に延びる棒状に形成されている。なお、本実施形態では、バー本体21は、例えば金属板をロール加工することにより成形されており、各フレーム部22〜24は一体的に形成されている。
具体的には、図3に示すように、連結フレーム部24は、車両上下方向に長い平坦な略長方形板状に形成されるとともに、車両幅方向と略平行に配置されている。また、アウタフレーム部22は、連結フレーム部24の車外側端部から略直角に折り曲げられて車両前側に延出された後、車外側に折り返されて車両後側に延出され、さらに車内側に折り返されてその折り返す手前の部分に接触するようにして車両前側に延出されることにより構成されている。一方、インナフレーム部23は、連結フレーム部24の車内側端部から略直角に折り曲げられて車両前側に延出された後、車内側に折り返されて車両後側に延出され、さらに車外側に折り返されてその折り返す手前の部分との間に間隔を空けて車両前側に延出されることにより構成されている。
これにより、バー本体21には、アウタフレーム部22及びインナフレーム部23によって連結フレーム部24を挟んでその車両前側及び車両後側に開口する略コ字状のガイド溝25a,25bがそれぞれ構成されている。つまり、バー本体21は、その全体の断面形状が略H字状に形成されている。そして、車両前側に開口するガイド溝25aには、昇降ガラス6に弾性的に接触するガラスラン26aが装着され、車両後側に開口するガイド溝25bには、クォータガラス7に弾性的に接触するガラスラン26bが装着されるようになっている。
図2に示すように、バー本体21の上端には、アッパブラケット31が固定されるとともに、バー本体21の下端には、ロアブラケット32が固定されている。また、バー本体21の略中央には、センターブラケット33が固定されている。そして、バー本体21は、アッパブラケット31を介してドアフレーム3に接続されるとともに、ロアブラケット32及びセンターブラケット33を介してドア本体2に接続されている。これにより、バー本体21は、そのロアブラケット32とセンターブラケット33との間の部分が窓開口4内に露出する態様でリアドア1に固定されている(図1参照)。
インナフレーム部23における窓開口4内に露出する部分には、切欠き34が車両上下方向(バー本体21の長手方向)に間隔を空けて形成されている。そして、バー本体21には、サンシェード装置13bをディビジョンバー5に取り付けるための取付ブラケット35が、切欠き34の設けられた位置にそれぞれ固定されている。なお、各取付ブラケット35は、車両上下方向と直交する直線に対して対称な形状とされているため、上側に設けられた取付ブラケット35について説明し、下側に設けられた取付ブラケット35の説明を省略する。
詳述すると、図3〜図6に示すように、各切欠き34は、車両幅方向に貫通するとともにガイド溝25bと同一方向(車両前側)に開口する略四角形状に形成されている。なお、切欠き34の車両前後方向の長さ(深さ)は、ガイド溝25bの車両前後方向の長さと略等しくなるように形成されている。
取付ブラケット35は、連結フレーム部24に接合される平坦な略長方形板状の接合部41と、接合部41の車内側端部から後側に略直角に折り曲げられてなる略長方形板状の第1取付部42と、第1取付部42の上端部から上側に延出されてなる略長方形板状の第2取付部43とを有している。なお、本実施形態では、取付ブラケット35は、例えば金属板をプレス加工することにより成形されており、接合部41、第1及び第2取付部42,43は一体的に形成されている。
具体的には、接合部41の車両上下方向の長さは、切欠き34の車両上下方向の長さよりも短く形成されている。第1取付部42には、車両幅方向(板厚方向)に貫通する略四角形状の貫通孔45が形成されている。第2取付部43は、第1取付部42よりも車両前側寄りに位置するとともに、第2取付部43の第1取付部42との接続部分は、第2取付部43が第1取付部42よりも車内側に位置するように湾曲して形成されている。また、第2取付部43は、車両前側に向かうにつれて段階的にインナフレーム部23から離間するように湾曲して形成されている。そして、取付ブラケット35の接合部41は、切欠き34を介してガイド溝25b内に配置されて連結フレーム部24にスポット溶接により接合されている。
なお、図3に示すように、サンシェード装置13bは、車両上下方向に長い箱状のハウジング46と、ハウジング46内に巻回された状態で収容される幕状の遮光シート47とを備え、手動又は自動で遮光シート47をハウジング46の引き出し口48から引き出し又は巻き取り可能な周知の構成を有している。そして、サンシェード装置13bは、ハウジング46に設けられた突起49が各取付ブラケット35の貫通孔45に挿通されて第1取付部42に係合するとともに、ハウジング46に設けられた爪部(図示略)が各取付ブラケット35の第2取付部43の縁部に係合することで、ディビジョンバー5に取り付けられるようになっている。
ここで、上述のようにインナフレーム部23に切欠き34を形成すると、該切欠き34によって車外側と車内側との間に雨水や空気等の通り道が構成されることになるため、水漏れや風切り音が発生する虞がある。この点を踏まえ、図2〜図6に示すように、ディビジョンバー5は、インナフレーム部23に装着されて各切欠き34をそれぞれ車内側から覆う複数(本実施形態では、2つ)の被覆部材51を備えている。なお、本実施形態では、被覆部材51は、例えばポリプロピレン(PP)及びエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)からなる弾性材料により構成されている。
詳述すると、図7に示すように、被覆部材51は、車内側から切欠き34全体を覆う略長方形板状の基部52と、基部52におけるガイド溝25bの開口側端部から車外側に延出されて該基部52との間でインナフレーム部23を挟み込むように係合する係合部53とを一体的に有している。
図4に示すように、基部52の車両上下方向の長さは、切欠き34の車両上下方向の長さよりも長く形成されるとともに、基部52の車両前後方向の長さは、切欠き34の車両前後方向の長さよりも長く形成されている。基部52には、車両幅方向に貫通し、取付ブラケット35の接合部41が挿通される略四角孔状の孔部54が形成されている。そして、孔部54の車両上下方向の長さ及び車両前後方向の長さは、それぞれ接合部41の車両上下方向の長さ及び車両前後方向の長さと略等しく形成されており、孔部54は、接合部41の全周に亘って当接するように形成されている。換言すれば、孔部54は、接合部41におけるガイド溝25bの開口側の表面41a、接合部41におけるガイド溝25bの長手方向両側の各側面41b、及び接合部41における連結フレーム部24側の裏面41cに当接するように形成されている。
図3において拡大して示すように、孔部54の内周面には、該孔部54の全周に亘って延びるとともに、孔部54の内側に向かって突出する四角枠状のリップ部55が形成されている。そして、リップ部55は、被覆部材51が取付ブラケット35に組み付けられた状態で、弾性変形して接合部41に圧接している。なお、図3では、説明の便宜上、弾性変形する前のリップ部55を二点鎖線で示している。また、基部52のインナフレーム部23との対向面には、接着手段としての両面テープ56が貼り付けられており、該基部52は両面テープ56を介してインナフレーム部23に対して固定されている。さらに、被覆部材51には、基部52における孔部54の周囲から車内側に突出して接合部41の全周に当接する四角枠状の突出部57が形成されている。なお、突出部57の内周面は、孔部54の内周面と面一になるように形成されている。
係合部53は、略円弧状に湾曲するとともに、その先端が接合部41の表面41aに当接するように形成されている。また、図4及び図8に示すように、被覆部材51には、基部52と係合部53とを連結する複数(本実施形態では、3つ)のリブ58が車両上下方向に間隔を空けて形成されている。そして、図8に示すように、車両上下方向の両側に配置された各リブ58は、連結フレーム部24側に延出されて連結フレーム部24及び接合部41の各側面41bに当接するように形成されている。また、長手方向中央に配置されたリブ58は、接合部41の表面41aに当接するように形成されている。
なお、図4に示すように、取付ブラケット35の第2取付部43の車両前後方向の長さは、該第2取付部43に上側から孔部54を挿通可能となる長さに設定されている。また、第1取付部42の車両上側端部における接合部41側には、凹部59が形成されており、該凹部59に位置した被覆部材51を、孔部54の長手方向が車両前後方向に沿った状態から車両上下方向に沿った状態に回動できるようになっている。
このように構成された被覆部材51は、バー本体21に各取付ブラケット35を固定した後に、図9に示すように、被覆部材51をその孔部54に第2取付部43の上端からくぐらせて接合部41まで移動させることにより、バー本体21に組み付けられるようになっている。なお、図9では、説明の便宜上、被覆部材51の孔部54のみを二点鎖線で示している。また、下側に設けられた取付ブラケット35には、被覆部材51をその孔部54に第2取付部43の下端からくぐらせることにより、同様に、被覆部材51が組み付けられるようになっている。そして、バー本体21に被覆部材51が装着された状態では、該被覆部材51によって、雨水や空気等が切欠き34を通過することが抑制されるようになっている。
以上記述したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を奏することができる。
(1)被覆部材51の基部52に、接合部41が挿通されるとともに該接合部41の全周に亘って当接する孔部54を形成したため、切欠き34が被覆部材51によって接合部41との間に隙間が形成されないように覆われる。これにより、雨水や空気等が切欠き34を通過することを効果的に抑制でき、水漏れや風切り音の発生を抑えることができる。
(2)被覆部材51に、基部52における孔部54の周囲から車内側に突出して接合部41に当接する四角枠状の突出部57を形成したため、被覆部材51と接合部41との接触面積が増加し、雨水等が切欠きを通過することをより抑制できる。
(3)孔部54の内周面に、接合部41に圧接する四角枠状のリップ部55を形成したため、該リップ部55が接合部41に密着し、被覆部材51と接合部41との間のシール性が向上する。これにより、雨水等が切欠きを通過することをより抑制できる。
(4)被覆部材51に、基部52におけるガイド溝25bの開口側端部から車外側に延出され、該基部52との間でインナフレーム部23を挟み込むように係合する係合部53を形成した。したがって、被覆部材51がしっかりとバー本体21に固定されるようになり、安定して切欠き34を覆うことができる。
(5)被覆部材51に、基部52と係合部53とを連結するとともに、連結フレーム部24側に延出されて連結フレーム部24及び接合部41の各側面41bに当接するリブ58を形成したため、例えば連結フレーム部24をつたう雨水等が各側面41bを介して切欠き34に近づくことを抑制できる。
(6)係合部53を接合部41の表面41aに当接するように形成したため、例えば連結フレーム部24をつたう雨水等が表面41aを介して切欠き34に近づくことを抑制できる。
(7)基部52のインナフレーム部23との対向面に両面テープ56を貼り付けたため、被覆部材51がしっかりとバー本体21に固定されるようになり、より安定して切欠き34を覆うことができる。また、基部52とインナフレーム部23との間に隙間が形成されることが防止されるため、雨水等が切欠きを通過することをより抑制できる。
なお、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の態様にて実施することもできる。
・上記実施形態では、基部52に両面テープ56を貼り付けたが、これに限らず、例えば基部52のインナフレーム部23との対向面に接着剤等を塗布してもよい。なお、基部52に両面テープ56や接着剤等の接着手段を設けなくてもよい。
・上記実施形態では、係合部53を接合部41の表面41aに当接するように形成したが、係合部53を表面41aに対して非接触となるように形成してもよい。
・上記実施形態では、リブ58を連結フレーム部24及び接合部41の各側面41bに当接するように形成したが、リブ58を連結フレーム部24及び各側面41bの少なくとも一方に対して非接触となるように形成してもよい。
・上記実施形態において、被覆部材51にリブ58を形成しなくてもよい。また、被覆部材51に係合部53及びリブ58を形成しなくてもよい。
・上記実施形態では、孔部54の内周面に接合部41の全周に亘って圧接する四角枠状のリップ部55を形成したが、リップ部55が接合部41の全周に亘って当接しなくてもよい。また、孔部54の内周面にリップ部55を形成しなくてもよい。
・上記実施形態では、被覆部材51に基部52における孔部54の周囲から車内側に突出して接合部41の全周に亘って当接する四角枠状の突出部57を形成したが、突出部57が接合部41の全周に亘って当接しなくてもよい。また、被覆部材51に突出部57を形成しなくてもよい。
・上記実施形態では、孔部54が接合部41の全周に亘って当接するようにしたが、これに限らず、例えば図10に示すように、孔部54を車両前側に開口する切欠き状に形成し、接合部41の裏面41cに当接しないように形成してもよい。すなわち、孔部54を接合部41の表面41a及び各側面41bのみに当接するように形成してもよい。このように構成しても、切欠き34が被覆部材51によって接合部41との間に隙間が形成されないように覆われるため、雨水や空気等が切欠き34を通過することを抑制できる。また、被覆部材51を車内側から接合部41に直接組み付けることができるため、被覆部材51を第2取付部43の上端からくぐらせて接合部41まで移動させずともよく、組み付け性の向上を図ることができる。
・上記実施形態において、被覆部材51の基部52に、例えば該基部52の車両前側端部から孔部54まで延びるスリットを形成してもよい。
・上記実施形態では、接合部41を略長方形板状に形成したが、これに限らず、例えば円板状等、溶接に必要なある程度の大きさを確保することができれば、長方形以外の他の平板状に形成してもよい。
・上記実施形態では、取付ブラケット35をガイド溝25b内に配置したが、これに限らず、インナフレーム部23に車両前側に開口する切欠きを形成するとともに取付ブラケット35をガイド溝25a内に配置してもよい。
・上記実施形態では、バー本体21に2つの取付ブラケット35を固定したが、取付ブラケット35の数は、1つ又は3つ以上でもよい。
・上記実施形態では、取付ブラケット35の接合部41をスポット溶接により連結フレーム部24に固定したが、これに限らず、他の方法で固定してもよい。
・上記実施形態では、取付ブラケット35が接合部41、貫通孔45を有する第1取付部42及び第2取付部43を有する構成としたが、これに限らず、例えば第1取付部42に貫通孔45を設けずともよく、サンシェード装置13bが取付可能であれば、その形状は問わない。
・上記実施形態では、本発明をリアドア1に適用されるディビジョンバー5に具体化したが、これに限らず、例えば車両のフロントドアに適用されるディビジョンバーに具体化してもよい。
1…リアドア、2…ドア本体、3ドアフレーム、4…窓開口、5…ディビジョンバー、13a,13b…サンシェード装置、21…バー本体、22…アウタフレーム部、23…インナフレーム部、24…連結フレーム部、25a,25b…ガイド溝、34…切欠き、35…取付ブラケット、41…接合部、41a…表面、41b…側面、41c…裏面、51…被覆部材、52…基部、53…係合部、54…孔部、55…リップ部、56…両面テープ、57…突出部、58…リブ。

Claims (8)

  1. 車外側に配置されるアウタフレーム部、車内側に配置されるインナフレーム部、及び前記アウタフレーム部と前記インナフレーム部とを互いに連結する連結フレーム部を有し、車両ドアの窓開口を分割するバー本体と、
    前記窓開口から取り込まれる光を遮蔽可能なサンシェード装置を取り付けるための取付ブラケットとを備え、
    前記バー本体には、前記アウタフレーム部及び前記インナフレーム部によって前記連結フレーム部を挟んで両側に開口するガイド溝がそれぞれ構成されるとともに、前記インナフレーム部には、切欠きが形成され、
    前記取付ブラケットの接合部は、前記切欠きを介して前記ガイド溝内に配置されて前記連結フレーム部に接合されたディビジョンバーであって、
    前記切欠きを車内側から覆う基部を有する被覆部材を備え、
    前記基部には、前記接合部が挿通される孔部が形成されるとともに、前記孔部は、前記接合部における該接合部が配置された前記ガイド溝の開口側の表面、及び前記接合部における前記ガイド溝の長手方向両側の各側面に当接するように形成されたことを特徴とするディビジョンバー。
  2. 請求項1に記載のディビジョンバーにおいて、
    前記孔部は、前記接合部における前記連結フレーム部側の裏面に当接するように形成されたことを特徴とするディビジョンバー。
  3. 請求項1又は2に記載のディビジョンバーにおいて、
    前記被覆部材には、前記孔部の周囲から車内側に突出して前記接合部に当接する突出部が設けられたことを特徴とするディビジョンバー。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のディビジョンバーにおいて、
    前記孔部の内周面には、前記接合部に圧接するリップ部が設けられたことを特徴とするディビジョンバー。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載のディビジョンバーにおいて、
    前記被覆部材には、前記基部における前記接合部が配置された前記ガイド溝の開口側端部から車外側に延出され、該基部との間で前記インナフレーム部を挟み込むように係合する係合部が設けられたことを特徴とするディビジョンバー。
  6. 請求項5に記載のディビジョンバーにおいて、
    前記被覆部材には、前記基部と前記係合部とを連結するとともに、前記連結フレーム部側に延出されて前記連結フレーム部及び前記接合部の前記各側面に当接するリブが設けられたことを特徴とするディビジョンバー。
  7. 請求項5又は6に記載のディビジョンバーにおいて、
    前記係合部は、前記接合部の前記表面に当接するように形成されたことを特徴とするディビジョンバー。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載のディビジョンバーにおいて、
    前記基部と前記インナフレーム部とを互いに接着する接着手段を備えたことを特徴とするディビジョンバー。
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