JP5783747B2 - 印刷装置およびシート取扱装置 - Google Patents

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Description

本発明は連続したシートに記録を行う印刷装置に関する。
特許文献1には、ロール状に巻かれた長尺の連続シートを用いて、インクジェット方式でシート表裏に両面プリントを行なう印刷装置が開示されている。この装置では、プリント部で表面にプリントしたシートをいったん回転体(第2ロール)に巻取って、表裏反転して再びプリント部に送って裏面にプリントするようになっている。
特開2008−126530号公報
特許文献1の装置では、回転体にシートを巻き取る際に、シートが斜めに導入される(斜行が生じる)と、回転体に対してシートが斜めにずれながら巻きついてしまう畏れがある。このように巻き取られたシートを再びプリント部に送り出すと、裏面プリントにおいてシートの幅方向の位置が不正確になって、表面画像と裏面画像の位置を正確に揃えることが困難になる。そのため、高品質な両面プリントが行えなくなる、特許文献1にはこの課題認識や解決手段についての具体的な開示はない。
本発明は、回転体から送り出されるシートの斜行を抑制することができる印刷装置およびシート取扱装置を提供することを目的とする。
本発明は、第1面に画像が記録されたシートを第1の回転体に巻き取り、前記第1の回転体に巻き取られた前記シートを送り出し、記録部へと前記シートを搬送し、前記記録部にて前記シートの前記第1面の裏の第2面に記録を行う記録装置であって、前記シートを前記第1の回転体に巻き取るために前記第1の回転体を回転させ、前記第1の回転体から前記シートを送り出すために前記第1の回転体を当該回転と逆方向に回転させるように、前記第1の回転体を駆動する第1の駆動手段と、前記シートを前記第1の回転体に巻き取るために、前記第1の回転体の近傍に設けられ、前記シートを保持する第2の回転体を回転させ、前記第1の回転体から前記シートを送り出すために前記第2の回転体を当該回転と逆方向に回転させるように、前記第2の回転体を駆動する第2の駆動手段と、前記第1の駆動手段による前記第1の回転体の駆動と、前記第2の駆動手段による前記第2の回転体の駆動と、によって、前記第1の回転体から送り出されたシートの側端部を規制部材によって規制する規制手段と、を有し、前記第2の駆動手段は、(i)前記シートを前記第1の回転体に巻き取る際、前記第1の回転体の回転が停止している状態で前記第2の回転体を回転させ、且つ、(ii)前記シートを前記第1の回転体から送り出す際、前記第1の駆動手段による前記第1の回転体の駆動によって前記シートが送り出される速度とほぼ同じ速度で前記シートを送り出すように、前記第2の回転体を駆動し、前記規制手段は、前記第2の回転体が前記シートから離間した状態で、前記第1の回転体から送り出された前記シートの側端部を前記規制部材によって規制することを特徴とする。
本発明によれば、回転体から送り出されるシートの斜行を抑制することができる搬送装置を提供することができる。
印刷装置の内部構成を示す概略図。 制御部のブロック図。 片面プリントモード、両面プリントモードでの動作を説明するための図。 巻取り回転体を中心とする構成を示す断面図。 巻取り回転体の駆動機構の構成を示す斜視図である。 第2ギア機構の構成を示す図。 反転部の制御に関連する構成を示すブロック図。 巻取り回転体にシートを巻き取る際の動作シーケンスを示すフローチャート。 図8のシーケンスでの動きを説明する図。 シート導入時の別の形態の挙動を説明する図。 巻取り回転体からシートを送り出す際の動作シーケンスを示すフローチャート。 巻取り時のシートのループ発生を説明する図。 斜行補正部の斜視図。 補正ローラの間隔を調整する調整機構の構成を示す図。 巻取り回転体に巻き取る動作の制御フローチャート。 巻取り回転体上に形成させたシートのたるみを示す図。 巻取り回転体104に巻き取ったシートを送り出す動作の制御フローチャート。
以下、インクジェット方式を用いた印刷装置の実施形態を説明する。本実施形態の印刷装置は、長尺で連続したシート(搬送方向において繰り返しのプリント単位(1ページあるいは単位画像という)の長さよりも長い連続したシート)を使用し、片面プリントおよび両面プリントの両方に対応した高速ラインプリンタである。例えば、プリントラボ等における大量の枚数のプリントの分野に適している。なお、本明細書では、1つのプリント単位(1ページ)の領域内に複数の小さな画像や文字や空白が混在していたとしても、当該領域内に含まれるものをまとめて1つの単位画像という。つまり、単位画像とは、連続したシートに複数のページを順次プリントする場合の1つのプリント単位(1ページ)を意味する。プリントする画像サイズに応じて単位画像の長さは異なる。例えばL版サイズの写真ではシート搬送方向の長さは135mm、A4サイズではシート搬送方向の長さは297mmとなる。
本発明はプリンタ、プリンタ複合機、複写機、ファクシミリ装置、各種デバイスの製造装置などの印刷装置に広く適用可能である。プリント処理はインクジェット方式、電子写真方式、熱転写方式、ドットインパクト方式、液体現像方式など方式は問わない。また、本発明はプリント処理に限らずロールシートに種々の処理(記録、加工、塗布、照射、読取、検査など)を行なうシート処理装置にも適用可能である。
図1は印刷装置の内部構成を示す断面の概略図である。本実施形態の印刷装置は、ロール状に巻かれたシートを用いて、シートの第1面と第1面の背面側の第2面に両面プリントすることが可能となっている。印刷装置内部には、大きくは、シート供給部1、デカール部2、斜行矯正部3、プリント部4、検査部5、カッタ部6、情報記録部7、乾燥部8、反転部9、排出搬送部10、ソータ部11、排出部12、制御部13の各ユニットを備える。シートは、図中の実線で示したシート搬送経路に沿ってローラ対やベルトからなる搬送機構で搬送され、各ユニットで処理がなされる。なお、シート搬送経路の任意の位置において、シート供給部1に近い側を「上流」、その逆側を「下流」という。
シート供給部1は、ロール状に巻かれた連続シートを保持して供給するためのユニットである。シート供給部1は、2つのロールR1、R2を収納することが可能であり、択一的にシートを引き出して供給する構成となっている。なお、収納可能なロールは2つであることに限定はされず、1つ、あるいは3つ以上を収納するものであってもよい。また、連続したシートであれば、ロール状に巻かれたものに限らない。例えば、単位長さごとのミシン目が付与された連続したシートがミシン目ごとに折り返されて積層され、シート供給部1に収納されるものでもよい。
デカール部2は、シート供給部1から供給されたシートのカール(反り)を軽減させるユニットである。デカール部2では、1つの駆動ローラに対して2つのピンチローラを用いて、カールの逆向きの反りを与えるようにシートを湾曲させて通過させることでデカール力を作用させカールを軽減させる。後述するように、デカール部2はデカール力を調整することが可能となっている。
斜行矯正部3は、デカール部2を通過したシートの斜行(本来の進行方向に対する傾き)を矯正するユニットである。基準となる側のシート端部をガイド部材に押し付けることにより、シートの斜行が矯正(補正)される。
プリント部4は、搬送されるシートに対して上方からプリントヘッド14によりシート上にプリント処理を行なって画像を形成するユニットである。つまり、プリント部4はシートに所定の処理を施す処理部である。プリント部4は、シートを搬送する複数の搬送ローラも備えている。プリントヘッド14は、使用が想定されるシートの最大幅をカバーする範囲でインクジェット方式のノズル列が形成されたライン型プリントヘッドを有する。プリントヘッド14は、複数のプリントヘッドが搬送方向に沿って平行に並べられている。本例ではC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、LC(ライトシアン)、LM(ライトマゼンタ)、G(グレー)、K(ブラック)の7色に対応した7つのプリントヘッドを有する。なお、色数およびプリントヘッドの数は7つには限定はされない。インクジェット方式は、発熱素子を用いた方式、ピエゾ素子を用いた方式、静電素子を用いた方式、MEMS素子を用いた方式等を採用することができる。各色のインクは、インクタンクからそれぞれインクチューブを介してプリントヘッド14に供給される。後述するように、プリント部4において、プリントヘッド14はシートから退避する方向に移動可能となっている。これにより、シートに対するプリントヘッド14の間隔が調整される。
検査部5は、プリント部4でシートにプリントされた検査パターンや画像をスキャナによって光学的に読み取って、プリントヘッドのノズルの状態、シート搬送状態、画像位置等を検査して画像が正しくプリントされたかを判定するためのユニットである。スキャナはCCDイメージセンサやCMOSイメージセンサを有する。
カッタ部6は、プリント後のシートを所定長さに切断する機械的なカッタを備えたユニットである。カッタ部6は、シートを次工程に送り出すための複数の搬送ローラも備えている。カッタ部6の近傍にはゴミ箱17が設けられている。ゴミ箱17は、カッタ部6で切り落とされゴミとして排出される小さなシート片を収容するものである。カッタ部6には、切断したシートをゴミ箱17に排出するか、本来の搬送経路に移行させるかの振り分け機構が設けられている。
情報記録部7は、切断されたシートの非プリント領域にプリントのシリアル番号や日付などのプリント情報(固有の情報)を記録するユニットである。記録はインクジェット方式、熱転写方式などで文字やコードをプリントすることで行なわれる。情報記録部7の上流側且つカッタ部6の下流側には、切断されたシートの先端エッジを検知するセンサ23が設けられている。つまり、センサ23はカッタ部6と情報記録部7による記録位置との間でシートの端部を検知する、センサ23の検知タイミングに基づいて情報記録部7で情報記録するタイミングが制御される。
乾燥部8は、プリント部4でプリントされたシートを加熱して、付与されたインクを短時間に乾燥させるためのユニットである。乾燥部8の内部では通過するシートに対して少なくとも下面側から熱風を付与してインク付与面を乾燥させる。なお、乾燥方式は熱風を付与する方式に限らず、電磁波(紫外線や赤外線など)をシート表面に照射する方式であってもよい。
以上のシート供給部1から乾燥部8までのシート搬送経路を第1経路と称する。第1経路はプリント部4から乾燥部8までの間にUターンする形状を有し、カッタ部6はUターンの形状の途中に位置している。
反転部9は両面プリントを行う際に表面プリントが終了した連続シートを一時的に巻取って表裏反転させるためのユニットである。反転部9は、乾燥部8を通過したシートを再びプリント部4に供給するための、乾燥部8からデカール部2を経てプリント部4に到る経路(ループパス)(第2経路と称する)の途中に設けられている。反転部9はシートを巻取って収容するための回転する巻取り回転体(ドラムまたは回転体)を備えている。表面のプリントが済んで切断されていない連続シートは巻取り回転体に一時的に巻取り収容される。巻取りが終了したら、巻取り回転体が逆回転して巻取り済みシートはデカール部2に供給され、プリント部4に送られる。このシートは表裏反転しているのでプリント部4で裏面にプリントを行うことができる。両面プリントのより具体的な動作については後述する。
排出搬送部10は、カッタ部6で切断され乾燥部8で乾燥させられたシートを搬送して、ソータ部11までシートを受け渡すためのユニットである。排出搬送部10は、反転部9が設けられた第2経路とは異なる経路(第3経路と称する)に設けられている。第1経路を搬送されてきたシートを第2経路と第3経路のいずれか一方に選択的に導くために、経路の分岐位置には可動フラッパを有する経路切替機構が設けられている。
ソータ部11と排出部12は、シート供給部1の側部で且つ第3経路の末端に設けられている。ソータ部11は必要に応じてプリント済みシートをグループ毎に仕分けるためのユニットである。仕分けられたシートは、複数のトレイからなる排出部12に排出される。このように、第3経路はシート供給部1の下方を通過して、シート供給部1を挟んでプリント部4や乾燥部8とは逆側にシートを排出するレイアウトとなっている。
制御部13は、印刷装置全体の各部の制御を司るユニットである。制御部13は、CPU、記憶装置、各種制御部を備えたコントローラ、外部インターフェース、およびユーザが入出力を行なう操作部15を有する。印刷装置の動作は、コントローラまたはコントローラに外部インターフェースを介して接続されるホストコンピュータ等のホスト装置16からの指令に基づいて制御される。
図2は制御部13の概念を示すブロック図である。制御部13に含まれるコントローラ(破線で囲む範囲)は、CPU201、ROM202、RAM203、HDD204、画像処理部207、エンジン制御部208、個別ユニット制御部209から構成される。CPU201(中央演算処理部)は印刷装置の各ユニットの動作を統合的に制御する。ROM202はCPU201が実行するためのプログラムや印刷装置の各種動作に必要な固定データを格納する。RAM203はCPU201のワークエリアとして用いられたり、種々の受信データの一時格納領域として用いられたり、各種設定データを記憶させたりする。HDD204(ハードディスク)はCPU201が実行するためのプログラム、プリントデータ、印刷装置の各種動作に必要な設定情報を記憶読出することが可能である。操作部15はユーザとの入出力インターフェースであり、ハードキーやタッチパネルの入力部、および情報を提示する表示器や音声発生器などの出力部を含む。
高速なデータ処理が要求されるユニットについては専用の処理部が設けられている。画像処理部207は、印刷装置で扱うプリントデータの画像処理を行う。入力された画像データの色空間(たとえばYCbCr)を、標準的なRGB色空間(たとえばsRGB)に変換する。また、画像データに対し解像度変換、画像解析、画像補正等、様々な画像処理が必要に応じて施される。これらの画像処理によって得られたプリントデータは、RAM203またはHDD204に格納される。エンジン制御部208は、CPU201等から受信した制御コマンドに基づいてプリントデータに応じてプリント部4のプリントヘッド14の駆動制御を行なう。エンジン制御部208は更に印刷装置内の各部の搬送機構の制御も行なう。個別ユニット制御部209は、シート供給部1、デカール部2、斜行矯正部3、検査部5、カッタ部6、情報記録部7、乾燥部8、反転部9、排出搬送部10、ソータ部11、排出部12の各ユニットを個別に制御するためのサブコントローラである。CPU201による指令に基づいて個別ユニット制御部209によりそれぞれのユニットの動作が制御される。外部インターフェース205は、コントローラをホスト装置16に接続するためのインターフェース(I/F)であり、ローカルI/FまたはネットワークI/Fである。以上の構成要素はシステムバス210によって接続されている。
ホスト装置16は、印刷装置にプリントを行わせるための画像データの供給源となる装置である。ホスト装置16は、汎用または専用のコンピュータであってもよいし、画像リーダ部を有する画像キャプチャ、デジタルカメラ、フォトストレージ等の専用の画像機器であってもよい。ホスト装置16がコンピュータの場合は、コンピュータに含まれる記憶装置にOS、画像データを生成するアプリケーションソフトウェア、印刷装置用の印刷装置ドライバがインストールされる。なお、以上の処理の全てをソフトウェアで実現することは必須ではなく、一部または全部をハードウェアによって実現するようにしてもよい。
次に、プリント時の基本動作について説明する。プリントは、片面プリントモードと両面プリントモードとでは動作が異なるので、それぞれについて説明する。
<片面プリントモード>
図3(a)は片面プリントモードでの動作を説明するための図である。シート供給部1から供給され、デカール部2、斜行矯正部3でそれぞれ処理されたシートは、プリント部4において表面(第1面)のプリントがなされる。長尺の連続シートに対して、搬送方向における所定の単位長さの画像(単位画像)を順次プリントして複数の画像を並べて形成していく。プリントされたシートは検査部5を経て、カッタ部6において単位画像ごとに切断される。切断されたカットシートは、必要に応じて情報記録部7でシートの裏面にプリント情報が記録される。そして、カットシートは1枚ずつ乾燥部8に搬送され乾燥が行なわれる。その後、排出搬送部10を経由して、ソータ部11の排出部12に順次排出され積載されていく。一方、最後の単位画像の切断でプリント部4の側に残されたシートはシート供給部1に送り戻されて、シートがロールR1またはR2に巻取られる。後述するように、この送り戻しの際には、デカール部2でのデカール力が小さくなるよう調整され、且つプリントヘッド14がシートから退避するようになっている。
このように、片面プリントにおいては、シートは第1経路と第3経路を通過して処理され、第2経路は通過しない。以上をまとめると、片面プリントモードにおいては制御部13のコントローラの制御により、以下(1)〜(6)のシーケンスが実行される。
(1)シート供給部1からシートを送り出してプリント部4に供給する;
(2)供給されたシートの第1面にプリント部4で単位画像のプリントを繰り返す;
(3)第1面にプリントした単位画像ごとにカッタ部6でシートの切断を繰り返す;
(4)単位画像ごとに切断されたシートを1枚ずつ、乾燥部8を通過させる;
(5)1枚ずつ乾燥部8を通過したシートを、第3経路を通して排出部12に排出する;(6)最後の単位画像を切断してプリント部4の側に残されたシートをシート供給部1に送り戻す。
<両面プリントモード>
図3(b)は両面プリントモードでの動作を説明するための図である。両面プリントでは、表(おもて)面(第1面)プリントシーケンスに次いで裏面(第2面)プリントシーケンスを実行する。最初の表面プリントシーケンスでは、シート供給部1から検査部5までの各ユニットでの動作は上述の片面プリントの動作と同じである。カッタ部6では切断動作は行わずに、連続シートのまま乾燥部8に搬送される。乾燥部8での表面のインク乾燥の後、排出搬送部10の側の経路(第3経路)ではなく、反転部9の側の経路(第2経路)にシートが導かれる。第2経路においてシートは、順方向(図面では反時計回り方向)に回転する反転部9の巻取り回転体に巻き取られていく。プリント部4において、予定された表面のプリントが全て終了すると、カッタ部6にて連続シートのプリント領域の後端が切断される。切断位置を基準に、搬送方向下流側(プリントされた側)の連続シートは乾燥部8を経て反転部9でシート後端(切断位置)まで全て巻取られる。一方、反転部9での巻取りと同時に、切断位置よりも搬送方向上流側(プリント部4の側)に残された連続シートは、シート先端(切断位置)がデカール部2に残らないように、シート供給部1に送り戻されて、シートがロールR1またはR2に巻き取られる。この送り戻し(バックフィード)によって、以下の裏面プリントシーケンスで再び供給されるシートとの衝突が避けられる。後述するように、この送り戻しの際には、デカール部2でのデカール力が小さくなるよう調整され、且つプリントヘッド14がシートから退避するようになっている。
上述の表面プリントシーケンスの後に、裏面プリントシーケンスに切り替わる。反転部9の巻取り回転体が巻取り時とは逆方向(図面では時計回り方向)に回転する。巻取られたシートの端部(巻取り時のシート後端は、送り出し時にはシート先端になる)は、図の破線の経路に沿ってデカール部2に送り込まれる。デカール部2では巻取り回転体で付与されたカールの矯正がなされる。つまり、デカール部2は第1経路においてシート供給部1とプリント部4の間、ならびに第2経路において反転部9とプリント部4の間に設けられて、いずれの経路においてもデカールの働きをする共通のユニットとなっている。シートの表裏が反転したシートは、斜行矯正部3を経て、プリント部4に送られて、シートの裏面にプリントが行なわれる。プリントされたシートは検査部5を経て、カッタ部6において予め設定されている所定の単位長さ毎に切断される。カットシートは両面にプリントされているので、情報記録部7での記録はなされない。カットシートは1枚ずつ乾燥部8に搬送され、排出搬送部10を経由して、ソータ部11の排出部12に順次排出され積載されていく。
このように、両面プリントにおいてはシートは第1経路、第2経路、第1経路、第3経路の順に通過して処理される。以上をまとめると、両面プリントモードにおいては制御部13のコントローラの制御により、以下(1)〜(11)のシーケンスが実行される。
(1)シート供給部1からシートを送り出してプリント部4に供給する;
(2)供給されたシートの第1面にプリント部4で単位画像のプリントを繰り返す;
(3)第1面にプリントされたシートを乾燥部8を通過させる;
(4)乾燥部8を通過したシートを第2経路に導いて、反転部9が有する巻取り回転体に巻取っていく;
(5)第1面への繰返しのプリントが済んだら最後にプリントした単位画像の後ろでカッタ部6でシートを切断する;
(6)切断したシートの端部が乾燥部8を通過して巻取り回転体に達するまで巻取り回転体に巻取る。これと同時に、切断してプリント部4の側に残されたシートはシート供給部1に送り戻す;
(7)巻取りが済んだら巻取り回転体を逆回転させて、第2経路から再びプリント部4にシートを供給する;
(8)第2経路から供給されるシートの第2面にプリント部4で単位画像のプリントを繰り返す;
(9)第2面にプリントした単位画像ごとにカッタ部6でシートの切断を繰り返す;
(10)単位画像ごとに切断されたシートを1枚ずつ乾燥部8を通過させる;
(11)1枚ずつ乾燥部8を通過したシートを、第3経路を通して排出部12に排出する。
次に、上述の構成の印刷装置の特徴的な部分である反転部9について、さらに詳しく説明する。図4は反転部9の巻取り回転体を中心とする主要部の構成を示す断面図である。巻取り回転体104は内部の少なくとも一部が中空の円筒形状(ドラム形状)を有し、円筒表面がシート巻取面となっている。搬送ローラ102とピンチローラ103からなる第1の搬送ローラ対151によって、巻取り回転体104に対してシートSの導入および排出がなされる。搬送ローラ102の手前にはエッジセンサ101が設けられている。エッジセンサ101は反転部9に導入されるシートの先端を検出する。
巻取り回転体104の円筒表面近傍(シート巻取面である円筒面の内側)には、シート先端をニップし且つ回転することができる保持ローラ108とピンチローラ107からなる保持ローラ対150が設けられている。ピンチローラ107は保持ローラ108に対して所定の力で付勢されて、従動回転するようになっている。シート挿入部160は、巻取り回転体104の巻取り面の一部にスリット上に形成され、導入されてきたシートSの先端が差し込まれる。差し込まれたシートSの先端は保持ローラ対150でニップされ保持されるようになっている。また、保持ローラが回転することで、差し込まれたシートを巻取り回転体104の内部空間に引き込むことができるようになっている。つまり、保持ローラ対150はシートを保持するクランパとしての機能と、シートを搬送する搬送手段としての機能を兼ね備えている。
なお、保持ローラ対150を構成する保持ローラ108とピンチローラ107は、両方が駆動力を持っていてもよい。また、保持ローラ108とピンチローラ107はともにローラ形状である形態に限らず、一方または両方がエンドレスベルト回転体のような回転体であってもよい。また、一方が駆動力を有する回転体で他方が単なる滑動面であってもよい。つまり保持ローラ対150を保持ローラ108とピンチローラ107で構成したのは単なる一例であって、要は、シート先端をニップし且つ回転してシートを搬送する機能を備えていれば、その形態は問わない。本明細書ではこれら様々な形態を総称して「回転保持体」と呼ぶ。
フラグ105は巻取り回転体104の回転位置の原点(初期位置)を検出するため基準となる部材である。回転センサ106は巻取り回転体104の回転位置を検出するセンサである。図4では巻取り回転体104の位置が初期位置にあり、シート挿入部160がシートSの導入経路に対向している。
巻取り回転体104を回転駆動する第1駆動機構が、巻取り回転体104の一方の側面側に設けられている。また、保持ローラ対150を構成する少なくも1つのローラ(保持ローラ108)を回転駆動する第2駆動機構が、巻取り回転体104の他方の側面側に設けられている。
図5は巻取り回転体104の駆動機構の構成を示す斜視図である。図5(a)では、巻取り回転体104の図中手前の側面側に第1駆動機構、奥の側面側に第2駆動機構が設けられている。図5(b)は、図5(a)とは逆側からみた図であり、巻取り回転体104の図中手前の側面側に第2駆動機構、奥の側面側に第1駆動機構が設けられている。図6は第2ギア機構の要部の構成を示す。図6(a)は巻取り回転体104の巻取り面を外した中空の内部構成を示す斜視図、図6(b)はギア結合を示す断面図である。図7は反転部の制御に関連する構成を示すブロック図であり、図2のブロック図のCPU、ROM、RAM等以外に個別ユニット制御部に含まれる構成が詳細に示されている。
最初に、第1駆動機構について説明する。第1駆動機構は、第1駆動モータ109と、第1駆動モータ109の回転を巻取り回転体104の回転軸に伝達する第1ギア列を有する。第1ギア列は、モータギア109a、ギア110、クラッチユニット111、ギア112、ギア113、ドラムギア114を有する。クラッチユニット111は、入力ギア111a、出力ギア111c、クラッチ部111bからなり、駆動の伝達とシート巻取り時の張力の管理を行うことができる。クラッチユニット111による駆動の伝達は、入力されたトルクを100%伝達するのではなく、一定の値のトルクが出力されるように、入力ギア111aに対して出力ギア111cがスリップしながら駆動が伝達されるようになっている。第1駆動モータ109の回転は、第1ギア列によって所定のギア比で減速されてドラムギア114に伝達される。ドラムギア114は巻取り回転体104の回転中心となる回転シャフト104aに固定されており、ドラムギア114と巻取り回転体104が一体になって回転する。シート巻取り時に巻取り回転体104の回転速度(巻き取られたシート外周の周速度)は、第1の搬送ローラ対151によって巻取り回転体104に導入されるシートSの搬送速度よりも大きくなるように、回転速度が制御される。この速度差は、クラッチユニット111の入力ギア111aに対して出力ギア111cがスリップすることで吸収されるので、結果的には巻取り回転体104の回転速度は第1の搬送ローラ対151にならった速度となる。言い換えると、シート巻取り時のシート搬送速度は、主として第1の搬送ローラ対151によって決定される。スリップにより、第1の搬送ローラ対151からシートを介して巻取り回転体104にブレーキ力が作用して、シートには所定の張力が与えられる。巻取り回転体104はシートから所定の張力で引っ張られながら回転してシートを巻取っていく。
次に、第2駆動機構について説明する。第2駆動機構は、第2駆動モータ115と、第2駆動モータ115の回転を保持ローラ108の回転軸に伝達する第2ギア列を有する。第2ギア列は、モータギア115a、第1クラッチユニット117、ギア118、伝達ギア119、ギア120、ローラギア121を有する。第1クラッチユニット117は、入力ギア117a、出力ギア117b、クラッチ部117cからなり、回転力の伝達と切断の切り換えを切り換えることができる。第2駆動モータ115の回転は、第2ギア列によって所定のギア比で減速されてローラギア121に伝達される。ローラギア121は保持ローラ108の回転中心となる回転シャフトに固定されており、ローラギア121と保持ローラ108が一体になって回転する。伝達ギア119は一体化された入力ギア119aと出力ギア119bを有する。入力ギア119aと出力ギア119bはともに、巻取り回転体104の回転シャフト104aと回転中心が一致し、且つ回転シャフト104aに対して回転自在に空回転する。回転シャフト104aの端部にはロックギア125が固定されている。ロックギア125と伝達ギア119の間は、力の伝達と切断を切り換えることができる第2クラッチユニット124で接続されている。第2クラッチユニット124は、ロックギア125と噛み合う入力ギア124aと、入力ギア119aと噛み合う出力ギア124bとを有する。つまり、入力ギア119aには、ギア118と出力ギア124bの2つが噛み合っている。
なお、ピンチローラ107の回転シャフトの両端部はピンチローラ軸受123によって回転自在に支持されている。ピンチローラ軸受123はピンチローラばね122により下方に付勢力が与えられており、これによりピンチローラ107は保持ローラ108に対して付勢するようになっている。
以上の構成において、第2駆動モータ115によって保持ローラ108を回転させる際には、第1クラッチユニット117を接続状態にし、且つ、第2クラッチユニット124を切断状態にする。この状態で第2駆動モータ115を駆動させると、第2駆動モータ115の回転がギア120を介してローラギア121に伝達されて、保持ローラ108が回転(自転)する。なお、本例では、第2駆動モータ115によって保持ローラ対150を構成する1つのローラである保持ローラ108を駆動するようにしたが、ピンチローラ107の側を駆動するようにしてもよい。あるいは、保持ローラ108とピンチローラ107の両方を駆動するようにしてもよい。
シートSを巻取り回転体104に巻取る際には、シートSの先端を保持ローラ対150でニップしたまま保持ローラ108が回転しない状態(巻取り回転体104に対してロックした状態)にする必要がある。この場合は、第1クラッチユニット117を切断状態にして第2モータからの回転力を切断し、且つ、第2クラッチユニット124を接続状態にする。すると、伝達ギア119はロックギア125と共に等速で回転する状態、つまり、伝達ギア119は回転シャフト104aに対しては相対的に回転しない状態(実質的に一体物とみなせる状態)になる。これに伴って、ギア120および保持ローラ108も、巻取り回転体104に対しては相対的に回転しない状態(自転しない状態)となる。この状態で第1駆動モータ109を駆動させると、第1駆動モータ109の回転はドラムギア114に伝達されて、巻取り回転体104が回転して、シートSを巻取ることができる。このとき、保持ローラ108は自転せずに静止している。
続いて、両面プリントにおける反転部9の具体的な動作について説明する。図8は反転部9の巻取り回転体にシートを巻取る際の動作シーケンスを示すフローチャート、図9はその際の動きを説明する図である。
ステップS11では、両面プリントモードにおいて表面プリントの開始時に、巻取り回転体104の向きを図4に示すような初期位置で静止した状態となるよう、巻取り回転体104を回転させる。初期位置では、シート挿入部160がシートSの導入経路に対向しており、巻取り回転体104に導入されるシートSはスムーズにシート挿入部160に挿入される。
ステップS12では、第1クラッチユニット117を接続状態、第2クラッチユニット124を切断状態とする。保持ローラ108は巻取り回転体104に対して回転可能な状態となる。
ステップS13では、搬送ローラ102を駆動する第1搬送モータ170を搬送ローラ102が順方向(シート巻取り方向)に回転するように駆動し、第2駆動モータ115を保持ローラ108が順方向(シートを巻取り回転体の内部に引き込む方向)に回転するように駆動する。このときの搬送ローラ102による送り速度と保持ローラ108による送り速度とは等しい速度となるように制御する。
ステップS14では、エッジセンサ101がシートSの先端が通過することを検知し、検知したら、シートSの先端が保持ローラ対150のニップ部を通過する位置に来るまでシートSを搬送する(図9(a)の状態)。
ステップS15では、第1クラッチユニット117を切断状態にして第2駆動モータ115の駆動を保持ローラ108に伝達しない状態にする。そして第2クラッチユニット124を接続状態として、保持ローラ108を巻取り回転体104に対して停止させる。
ステップS16では、巻取り回転体104が順方向(シート巻取り方向)に回転するように第1駆動モータ109を駆動し、巻取り回転体104へのシートSの巻取りを開始する(図9(b)の状態)。
ステップS17では、第1駆動モータ109の回転を始めて所定の時間の経過後に、第2駆動モータ115の回転を停止させる。引き続き、第1駆動モータ109は回転を続けて、シート巻取りを継続する。巻取ったシートの長さが増えるほどに巻取り回転体104の周囲に巻取られるシートの巻取厚みも増加していく(図9(c)の状態)。
シートが導入される速度は一定であるので、シートの巻取り速度もそれに合わせて一定に保つ必要がある。そこで、シート巻取りの際には、第1の搬送ローラ対151によって巻取り回転体104に導入されるートSの搬送速度よりも大きくなるように、予め第1駆動モータの回転速度を設定する。クラッチユニット111では入力ギア111aに対して出力ギア111cがスリップするため、シートの巻取り厚みが増加していっても、巻取り回転体104の回転速度は第1の搬送ローラ対151にならって一定速度を保つことになる。
第1の搬送ローラ対151は巻取り回転体に対してシートを導入するための搬送機構の一部である。第1の搬送ローラ対151によって導入されたシートを巻取り回転体104でシートを巻取る際には、巻取り回転体104の回転速度によるシート巻取り速度(周速度)が第1の搬送ローラ対151によるシート搬送速度よりも大きく、且つ、全体的なシート搬送速度は第1の搬送ローラ対151が主導するように、第1の搬送ローラ対151と第1駆動機構とが関係付けられている。第1の搬送ローラ対151が主導するとは、全体的なシート搬送速度は主に第1の搬送ローラ対151の速度によって決定付けられることを意味する。そして、巻取り回転体104に巻取られているシートの巻取り厚みに関わらず、巻取り回転体104によるシート巻取り速度が第1の搬送ローラ対151によるシート搬送速度よりも大きくなるように設定されている。
別の方法としては、巻取ったシートの巻取り厚みが増加しても、シート外周の回転周速度(シート巻取り速度)が変化しないようにするため、第1駆動モータの回転角速度を巻取り厚みの増加に伴って僅かずつ低下させていくように制御してもよい。シートの巻取り厚みに関する情報は、巻取ったシートのシート長から取得することができる。
シートの表面へのプリントがすべて終了したら、シートの後端がカッタで切断されて、反転部9での巻取りが続けられる。
ステップS18では、エッジセンサ101によって、導入されるシートSの後端(表面プリントされ切断されたシートの最後端)を検知する。シートSの後端がセンサ検知位置を通過する際に、エッジセンサ101の信号出力が「ON:シート有り」から「OFF:シート無し」に変化する。その変化を捉えてシートのエッジを検知する。検知したらステップS19に移行する。
ステップS19では、第1駆動モータ109を停止させて巻取り回転体104の回転を停止させ、さらに第1搬送モータ170を停止させて搬送ローラ102の回転も停止させる。巻取り回転体104の回転を先に停止させ、所定時間経過後に搬送ローラ102を停止させることによって、巻取り回転体104の最外周のシートにたるみを作る。これは、以下に続く巻取り回転体104からシートを送り出す際に斜行を取り易くするためである。
別の方法として、第1駆動モータ109の回転を停止させると同時に搬送ローラ102の第1搬送モータ170の回転も停止させ、巻取り回転体104からシートを送り出す際に第1駆動モータ109の回転を先に開始することで、巻取り回転体104の外周にたるみを作ってもよい。
導入されるシートSを停止させる位置は、エッジセンサ101で検知したシートSの後端が第1の搬送ローラ対151でニップ位置を抜けずにニップが維持される位置である。これは、以下に続くシートの送り出しを容易にするためである。こうして、表面プリントにおけるシート巻取り動作が終了する。
図10はシート導入時の別の形態の挙動を説明する図である。第1の搬送ローラ対151によるシートSの導入速度が大きくなるほど、シートSの先端をシート挿入部160に差し込んで保持ローラ対150でクランプする(図10(a)の状態)動作時間の間に、シートSが送り込まれる量が増える。そのため、第1の搬送ローラ対151と保持ローラ対150の間でシートにループ(たるみ)が生じる可能性がある(図10(b)の状態)。ループが大きくなると巻取り不良の原因となる。そこで、シート巻取り開始の際に保持ローラ108が回転する時間を長くすることで、発生したループを解消することができる。(図10(c)の状態)。保持ローラ108が回転する時間は、シートSの先端のクランプに要する時間、第1の搬送ローラ対151によるシートの搬送速度、および保持ローラ108の回転速度から決定する。
以上の巻取り動作に続いて裏面プリントを行なう。図11は巻取り回転体からシートを送り出す際の動作シーケンスを示すフローチャートである。
ステップS21では、搬送ローラ102を逆方向(シート送り出し方向)に回転するように第1搬送モータ170駆動し、巻取り回転体104を逆方向(シート巻戻し方向)に回転させるように第1駆動モータ109駆動する。
ステップS22では、巻取り回転体からシートを送り出しを開始すると、エッジセンサ101によって、送り出されるシートSの先端(表面プリントされ切断されたシートの最後端)を検知する。シートSの先端がセンサ検知位置を通過する際に、エッジセンサ101の信号出力が「OFF:シート無し」から「ON:シート有り」に変化する。その変化を捉えてシートのエッジを検知する。検知したらステップS23に移行する。
ステップS23では、ステップS22での検知を基点として、シートの搬送量(送り出したシートのシート長)をカウントして、カウントが所定値に達するまでシートの搬送を続ける。所定値とは、巻取り回転体104に巻取られているシートのシート長である。
シートがプリント部4に向けて送り出される速度は一定であるので、巻取られたシートの巻取り厚みが減少しても、シート外周の回転周速度(シート巻取り速度)が変化しないようにするため、第1駆動モータの回転角速度を、巻取り厚みの減少に伴って僅かずつ増大させていくように制御する。シートの巻取り厚みに関する情報は、送り出したシートのシート長から取得することができるため、ロータリエンコーダのような巻取り回転体104の回転数を計測する手段を持たずに一定の速度でシートを送り出すことができる。
ステップS24では、シートSの後端が保持ローラ対150のニップから抜ける直前のタイミングで、第1クラッチユニット117を切断状態、第2クラッチユニット124を切断状態にする。両クラッチが切断状態になるので、保持ローラ108は第2駆動モータ115からも巻取り回転体104からもフリーな回転自在な状態となる。したがって、引き抜かれるシートSに対して保持ローラ108、ピンチローラ107がともに従動して、シートSの後端は少ない抵抗で保持ローラ対150のニップから抜けることができる。
ステップS25では、エッジセンサ101によって、送り出されるシートSの後端を検知する。シートSの後端がセンサ検知位置を通過する際に、エッジセンサ101の信号出力が「ON:シート有り」から「OFF:シート無し」に変化する。その変化を捉えてシートのエッジを検知する。検知したらステップS26に移行する。
ステップS26では、搬送ローラ102の第1搬送モータ170の回転を停止させ、さらに第1駆動モータ109の回転も停止させる。こうして、裏面プリントにおけるシート送り出し動作が終了する。こうして、送り出されたシートは裏面プリントが行なわれて両面プリントが完成する。
以上のように、導入されたシートSが保持ローラ対150のニップに挿入される際には、保持ローラ108がシート先端を引き込む方向に回転するので、巻取り回転体104へのシートSのクランプが確実になされる。続く、シート巻取りの際には、保持ローラ108は巻取り回転体104に対して相対的に回転が静止した状態になるので、シートSが確実にクランプされた状態で安定してシート巻取りがなされる。巻取り回転体104からシートを送り出す際には、保持ローラ108はシートに対してフリーで従動回転するので、シートSの後端はスムーズに保持ローラ対150のニップから抜けることができる。
なお、シートSの後端が保持ローラ対150から抜ける際には、受動的に保持ローラ対150が回転する形態に限らず、能動的に保持ローラ対150を回転させるようにしてもよい。これを実現するには、シートSの後端が保持ローラ対150のニップから抜ける前に、第1クラッチユニット117を接続状態、第2クラッチユニット124を切断状態にする。そして、第2駆動モータ115を導入時とは逆方向に回転させて、保持ローラ対150によってニップしているシートSを能動的に排出する。このときの排出速度は第1の搬送ローラ対151によるシート搬送速度と等しい速度とする。エッジセンサ101がシート端部の通過を検知したら、第2駆動モータ115および搬送ローラ102の第1搬送モータ170の回転を停止する。このように、保持ローラ108を能動的に回転させることで、シートSの後端はスムーズに保持ローラ対150のニップから抜けることができる。
以上説明したように、シート先端をニップし且つ回転することができる回転保持体である保持ローラ対150を用いることで、シートの導入も排出もスムーズでシート先端に傷が付いたりすることがない。加えて、図12に示すような巻取りの初期段階でシートにループ(たるみ)が発生することもない。したがって、確実にシートを巻取ることができる。
ところで、巻取り回転体104にシートを巻取る際に、シートが斜めに導入される(シートに斜行が起きる)と、巻取り回転体104に対してシートが斜めに傾いて巻きついてしまう畏れがある。これを防止するため、巻取り回転体104にシートの斜行を補正する斜行補正部が反転部9に設けられている。
図13は、巻取り回転体104の手前に設けられた斜行補正部の構成を説明するための斜視図である。図13(a)において、巻取り回転体104とその手前の第1の搬送ローラ対151のさらに手前には、斜行補正部130が設けられている。斜行補正部130は、第1補正ローラ133、第2補正ローラ134、第2の搬送ローラ対152、上下ガイド板(不図示)を有する。第1の搬送ローラ対151と第2の搬送ローラ対152は個別に回転が制御される。第2の搬送ローラ対152は第2搬送モータ171によって駆動される。あるいは第1の搬送ローラ対151と第2の搬送ローラ対152をそれぞれクラッチを介して第1搬送モータ170によって駆動し、クラッチによって駆動と停止を切り換える構成にしてもよい。
第1の搬送ローラ対151の少なくとも一方のローラはカムモータ173によって駆動されるカム機構によって他方のローラから離間する。
第1補正ローラ133は、回転軸がシートの面に垂直である複数(ここでは3つ)の小ローラ(従動ローラ)がシート搬送方向に沿って並べられ、搬送されるシートSの一方のシート側部に各小ローラが当接可能となっている。第2補正ローラ134も、第1補正ローラ133と同様の構造を備えシートSの他方のシート側部に当接可能となっている。また、図13には表れていないが、シート搬送方向において、第1補正ローラ133(第2補正ローラ134)と、第1の搬送ローラ対151との間には、通過するシートSの面を上下でガイドするガイド板が設けられている。
図14は、第1補正ローラ133および第2補正ローラ134をシート幅方向に移動させて両者の間隔を変更する調整機構を示す図である。ベース137は第1補正ローラ133を搭載し、ベース138は第2補正ローラ134を搭載する。ベース137とベース138はそれぞれ、駆動ベルト139aと2つのプーリ139bからなる駆動機構によって、図中方向に移動することができる。2つのプーリ139bの一方または両方はプーリモータ172に接続されて回転する。ベース137は位置137aで駆動ベルト139aにクランプされ、ベース138は位置138aで駆動ベルト139aにクランプされている。位置137aと位置138aはベルトの対向する側である。この構成において、プーリ139bを図中の矢印方向(反時計周り)に回転させると、駆動ベルト139aも反時計回りに回転して、ベース137とベース138は互いに離れる方向(間隔が大きくなる方向)に移動する。プーリ139bを逆方向(時計回り)に回転させると、駆動ベルト139aが時計回りに回転してベース137とベース138は互いに近づく方向(間隔が狭まる方向)に移動する。
第1補正ローラ133、第2補正ローラの制御を行いながらシートを巻取り回転体104に巻き取る動作を図15の制御フローチャートに基づいて説明する。
ステップS31において巻取り回転体104を初期位置に停止させ、ステップS32でシートと接触しないように第1補正ローラ133と第2補正ローラ134の間隔をシートの幅よりも広くした位置(離間位置)に移動させて待機する。ステップS33では保持ローラ対150、第1の搬送ローラ対151、第2の搬送ローラ対152を駆動状態にする。
シートの先端が第1補正ローラ133と第2補正ローラ134の間を通過し、第1の搬送ローラ対151によって搬送され、保持ローラ対150によって挟持されたら保持ローラ対150を停止して巻取り回転体104によってシートを巻き取る(ステップS34)。ステップS35にてシートの後端がエッジセンサ101によって検知されたら巻取り回転体104を停止させ(ステップS36)、その後に搬送ローラ102を停止させ、最外周のシートをたるませて、巻取り動作を終了する(ステップS37)。搬送ローラ102を停止させるタイミングは、たるみ形成とともにシート後端が第2の搬送ローラ対152を通過し、かつシート後端部が第1補正ローラ133と第2補正ローラ134の間で停止するようなタイミングである。
図16はシートが巻取り回転体104に巻取られた状態を示す。巻取り回転体の回転を停止させた後に上流側の搬送ローラ102の回転を停止させることにより、巻取り回転体104に巻取られたシートの最外周にループ(たるみ)を生じさせる。
次に、第1補正ローラ133、第2補正ローラの制御を行いながら、巻取り回転体104に巻き取ったシートを送り出す動作を図17の制御フローチャートに基づいて説明する。
ステップS41においてカムモータ173を駆動して第1の搬送ローラ対151を離間させる。ステップS42では、第1補正ローラ133と第2補正ローラ134を、シートのそれぞれの側端部の位置を規制する規制位置に移動させて斜行の補正をする。規制位置では第1補正ローラ133と第2補正ローラ134の間隔はシートの幅にほぼ等しい。斜行補正後に、ステップS43において、カムモータ173を駆動して第1搬送ローラでシートを狭持する。ステップS44では第1の搬送ローラ対151、第2の搬送ローラ対152、及び巻取り回転体104を送り出し方向に回転させてシートを送り出す。
送り出し開始後、シートの先端が第2の搬送ローラ対152に挟持されるために十分な時間が経過したら、ステップS45においてカムモータ173を駆動して第1の搬送ローラ対151を再度離間する。図13(b)は、シートを斜行補正しているときの様子を示す。
ステップS46において、シートの後端がエッジセンサ101によって検知されたら巻取り回転体104を停止させ(ステップS47)、その後にシート後端が通過するのに十分な時間経過後に第2搬送ローラ対152を停止させ、送り出し動作を終了する(ステップS48)。
シートを送り出す際に、巻取り回転体104に巻取られたシートの最外周に形成したループ(たるみ)量を一定に保たせるため、巻取り回転体104からシートを送り出す速度と各搬送ローラがシートを搬送する速度とを等しくする必要がある。巻取り回転体104からシートを送り出す速度は、巻取り回転体に巻取ったシートの長さ(巻取り回転数)やシートの紙厚により異なる。同じ回転速度で巻取り回転体104を回転させても、巻取り量が多い場合はシートを送り出す速度は速くなり、巻取り量が少ない場合はシートを送り出す速度が遅くなる。そのため、巻取り回転体からシートを送り出す際、シートの長さ(巻取り回転数)や紙種によって巻取り回転体104の回転開始時の回転速度を決定し、所定の回転数毎に巻取り回転体104の回転速度を変化させることで、巻取り回転体104に巻取られた最外周のシートに形成される一定量のループ(たるみ)を維持する。
斜行補正がより効果的になされるように、巻取り回転体104の外周にループ(たるみ)を生じさせてからシートを送り出し、第2の搬送ローラ対152でシートをニップした後に第1の搬送ローラ対151を離間させ、斜行補正する動作シーケンスとしている。
送り出されるシートSは、第1補正ローラ133と第2補正ローラ134の間でシート幅方向におけるシートの位置決めがなされるとともに、本来のシート搬送方向に対するシートの斜行(傾き)が補正される。その際、シートSの手前側には常に適度な大きさのループが形成されているので、斜行補正によるシートの捩れはループで吸収されて、シートに無理な力が掛かることなくスムーズに斜行補正が行なわれる。ループで捩れが吸収されるので、第1補正ローラ133と第2補正ローラ134にシートが強く当接してシートへタメージを与えることがなく、搬送抵抗を抑制することができる。
こうしてシート幅方向の位置決めおよび斜行補正されたシートは巻取り回転体104から斜行することなくシートは極めて正確に搬送される。
上述したように、シート導入の際には、使用するシートSのシート幅よりも広く第1補正ローラ133と第2補正ローラ134の間隔を設定して、シートSは第1補正ローラ133または第2補正ローラ134強く摺接しない。また、シート送り出しの際には、第1の搬送ローラ対を離間させて第1補正ローラ133と第2補正ローラ134の間隔をシート幅に等しく設定する。これらの間隔の調整は、印刷装置の制御部13にて制御される。
以上説明した本実施形態の印刷装置で両面プリントを行なう際には、シート供給部1から供給されたシートがプリント部4の手前の斜行矯正部3で1回目の斜行補正が行なわれる。第1面へのプリントがなされたシートがカッタ部6で2回目の斜行補正が行われる。続く裏面プリントの際にも、反転部9から送り出されたシートに3回目の斜行補正が行われ、プリント部4の手前にて斜行矯正部3で4回目の斜行補正が行なわれ、カッタ部6で5回目の斜行補正が行われる。このように、両面プリントを行なうに当たってシート幅方向の位置ずれや斜行に敏感な3箇所で合計5回の斜行補正が行なわれるので、高品質な両面プリントのプリント結果物が得られる。特に両面プリントにおいては、表面画像と裏面画像とがシートの表裏で正確に位置が揃っていることが要求されるので、上述のように要所で5回の斜行補正を行なうことは非常に有効である。
1 シート供給部
2 デカール部
3 斜行矯正部
4 プリント部
5 検査部
6 カッタ部
7 情報記録部
8 乾燥部
9 シート巻取部
10 排出搬送部
11 ソータ部
12 排出トレイ
13 制御部
14 プリントヘッド
15 コントローラ
16 外部機器
101 エッジセンサ
104 巻取り回転体
130 斜行補正部
150 保持ローラ対
151 搬送ローラ対

Claims (19)

  1. 第1面に画像が記録されたシートを第1の回転体に巻き取り、前記第1の回転体に巻き取られた前記シートを送り出し、記録部へと前記シートを搬送し、前記記録部にて前記シートの前記第1面の裏の第2面に記録を行う記録装置であって、
    前記シートを前記第1の回転体に巻き取るために前記第1の回転体を回転させ、前記第1の回転体から前記シートを送り出すために前記第1の回転体を当該回転と逆方向に回転させるように、前記第1の回転体を駆動する第1の駆動手段と、
    前記シートを前記第1の回転体に巻き取るために、前記第1の回転体の近傍に設けられ、前記シートを保持する第2の回転体を回転させ、前記第1の回転体から前記シートを送り出すために前記第2の回転体を当該回転と逆方向に回転させるように、前記第2の回転体を駆動する第2の駆動手段と、
    前記第1の駆動手段による前記第1の回転体の駆動と、前記第2の駆動手段による前記第2の回転体の駆動と、によって、前記第1の回転体から送り出されたシートの側端部を規制部材によって規制する規制手段と、を有し、
    前記第2の駆動手段は、(i)前記シートを前記第1の回転体に巻き取る際、前記第1の回転体の回転が停止している状態で前記第2の回転体を回転させ、且つ、(ii)前記シートを前記第1の回転体から送り出す際、前記第1の駆動手段による前記第1の回転体の駆動によって前記シートが送り出される速度とほぼ同じ速度で前記シートを送り出すように、前記第2の回転体を駆動し、
    前記規制手段は、前記第2の回転体が前記シートから離間した状態で、前記第1の回転体から送り出された前記シートの側端部を前記規制部材によって規制することを特徴とする記録装置。
  2. 前記第2の駆動手段は、前記シートを前記第1の回転体に巻き取る際、前記第1の回転体と前記第2の回転体の両方が回転している間は前記第1の駆動手段による前記第1の回転体の駆動によって前記シートが巻き取られる速度よりも遅い速度で前記シートを巻き取るように、前記第2の回転体を駆動することを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記第2の駆動手段は、前記シートを前記第1の回転体に巻き取る際、前記第1の駆動手段による前記第1の回転体の駆動が停止した後に前記第2の回転体の駆動を停止することを特徴とする請求項1または2に記載の記録装置。
  4. 第1面に画像が記録されたシートを第1の回転体に巻き取り、前記第1の回転体に巻き取られた前記シートを送り出し、記録部へと前記シートを搬送し、前記記録部にて前記シートの前記第1面の裏の第2面に記録を行う記録装置であって、
    前記シートを前記第1の回転体に巻き取るために前記第1の回転体を回転させ、前記第1の回転体から前記シートを送り出すために前記第1の回転体を当該回転と逆方向に回転させるように、前記第1の回転体を駆動する第1の駆動手段と、
    前記シートを前記第1の回転体に巻き取るために、前記第1の回転体の近傍に設けられ、前記シートを保持する第2の回転体を回転させ、前記第1の回転体から前記シートを送り出すために前記第2の回転体を当該回転と逆方向に回転させるように、前記第2の回転体を駆動する第2の駆動手段と、
    前記第1の駆動手段による前記第1の回転体の駆動と、前記第2の駆動手段による前記第2の回転体の駆動と、によって、前記第1の回転体から送り出されたシートの側端部を規制部材によって規制する規制手段と、を有し、
    前記第1の駆動手段は、(i)前記シートを前記第1の回転体に巻き取る際、前記第2の駆動手段による前記第2の回転体の駆動によって前記シートが巻き取られる速度よりも速い速度で前記シートを巻き取り、且つ、(ii)前記シートを前記第1の回転体から送り出す際、前記第2の回転体の回転が停止している状態で前記第1の回転体を回転させるように、前記第1の回転体を駆動し、
    前記規制手段は、前記第2の回転体が前記シートから離間した状態で、前記第1の回転体から送り出された前記シートの側端部を前記規制部材によって規制することを特徴とする記録装置。
  5. 前記第1の駆動手段は、前記シートを前記第1の回転体から送り出す際、前記第1の回転体と前記第2の回転体の両方が回転している間は前記第2の駆動手段による前記第2の回転体の駆動によって前記シートが送り出される速度とほぼ同じ速度で前記シートを送り出すように、前記第1の回転体を駆動することを特徴とする請求項4に記載の記録装置。
  6. 前記第1の駆動手段は、前記シートを前記第1の回転体から送り出す際、前記第2の駆動手段による前記第2の回転体の駆動が開始する前に前記第1の回転体の駆動を開始することを特徴とする請求項4または5に記載の記録装置。
  7. 前記第2の回転体は、前記第1の回転体と前記規制部材との間に位置することを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の記録装置。
  8. 前記規制手段は、前記規制部材をシートの側端部の位置を規制する規制位置とシートの側端部から離れた離間位置とに移動させることが可能であって、前記シートを前記第1の回転体に巻き取るときは前記規制部材を前記離間位置に移動させ、前記シートを前記第1の回転体から送り出すときは前記第2の回転体を前記シートから離間した状態で前記規制部材を前記規制位置に移動させて前記シートの側端部の位置を規制し、そののちに前記第2の回転体で前記シートを保持して前記シート搬送する請求項1から7のいずれか1項に記載の記録装置。
  9. 前記規制部材に対して、前記シートを前記前記第1の回転体から送り出す搬送方向の下流側に第3の回転体を更に有し、前記2の回転体によって搬送される前記シートを前記第3の回転体が狭持するまで第2の回転体で前記シートを搬送し、前記シートが前記第3の回転体に狭持された後に前記第2の回転体を前記シートから離間することを特徴とする請求項に記載の記録装置。
  10. 前記第1の回転体は、前記シートを巻き取るために前記シートの先端を挟持してシート先端を前記第1の回転体に保持する第4の回転体を有している請求項1からのいずれか1項に記載の記録装置。
  11. 巻き取り径に応じて前記第1の回転体の回転速度を変えることを特徴とする請求項1から1のいずれか1項に記載の記録装置。
  12. シートの種類に応じて前記第1の回転体の回転速度を変えることを特徴とする請求項1から1のいずれか1項に記載の記録装置。
  13. 前記第1の回転体の回転速度は、巻き取りの際の情報に基づいて決定されることを特徴とする請求項1から1のいずれか1項に記載の記録装置。
  14. シートを第1の回転体に巻き取り、前記第1の回転体に巻き取られた前記シートを送り出すシート搬送装置であって、
    前記シートを前記第1の回転体に巻き取るために前記第1の回転体を回転させ、前記第1の回転体から前記シートを送り出すために前記第1の回転体を当該回転と逆方向に回転させるように、前記第1の回転体を駆動する第1の駆動手段と、
    前記シートを前記第1の回転体に巻き取るために、前記第1の回転体の近傍に設けられ、前記シートを保持する第2の回転体を回転させ、前記第1の回転体から前記シートを送り出すために前記第2の回転体を当該回転と逆方向に回転させるように、前記第2の回転体を駆動する第2の駆動手段と、
    前記第1の駆動手段による前記第1の回転体の駆動と、前記第2の駆動手段による前記第2の回転体の駆動と、によって、前記第1の回転体から送り出されたシートの側端部を規制部材によって規制する規制手段と、を有し、
    前記第2の駆動手段は、(i)前記シートを前記第1の回転体に巻き取る際、前記第1の回転体の回転が停止している状態で前記第2の回転体を回転させ、且つ、(ii)前記シートを前記第1の回転体から送り出す際、前記第1の駆動手段による前記第1の回転体の駆動によって前記シートが送り出される速度とほぼ同じ速度で前記シートを送り出すように、前記第2の回転体を駆動し、
    前記規制手段は、前記第2の回転体が前記シートから離間した状態で、前記第1の回転体から送り出された前記シートの側端部を前記規制部材によって規制することを特徴とするシート搬送装置。
  15. 前記第2の駆動手段は、前記シートを前記第1の回転体に巻き取る際、前記第1の回転体と前記第2の回転体の両方が回転している間は前記第1の駆動手段による前記第1の回転体の駆動によって前記シートが巻き取られる速度よりも遅い速度で前記シートを巻き取るように、前記第2の回転体を駆動することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
  16. 前記第2の駆動手段は、前記シートを前記第1の回転体に巻き取る際、前記第1の駆動手段による前記第1の回転体の駆動が停止した後に前記第2の回転体の駆動を停止することを特徴とする請求項1または1に記載のシート搬送装置。
  17. シートを第1の回転体に巻き取り、前記第1の回転体に巻き取られた前記シートを送り出すシート搬送装置であって、
    前記シートを前記第1の回転体に巻き取るために前記第1の回転体を回転させ、前記第1の回転体から前記シートを送り出すために前記第1の回転体を当該回転と逆方向に回転させるように、前記第1の回転体を駆動する第1の駆動手段と、
    前記シートを前記第1の回転体に巻き取るために、前記第1の回転体の近傍に設けられ、前記シートを保持する第2の回転体を回転させ、前記第1の回転体から前記シートを送り出すために前記第2の回転体を当該回転と逆方向に回転させるように、前記第2の回転体を駆動する第2の駆動手段と、
    前記第1の駆動手段による前記第1の回転体の駆動と、前記第2の駆動手段による前記第2の回転体の駆動と、によって、前記第1の回転体から送り出されたシートの側端部を規制部材によって規制する規制手段と、を有し、
    前記第1の駆動手段は、(i)前記シートを前記第1の回転体に巻き取る際、前記第2の駆動手段による前記第2の回転体の駆動によって前記シートが巻き取られる速度よりも速い速度で前記シートを巻き取り、且つ、(ii)前記シートを前記第1の回転体から送り出す際、前記第2の回転体の回転が停止している状態で前記第1の回転体を回転させるように、前記第1の回転体を駆動し、
    前記規制手段は、前記第2の回転体が前記シートから離間した状態で、前記第1の回転体から送り出された前記シートの側端部を前記規制部材によって規制することを特徴とするシート搬送装置。
  18. 前記第1の駆動手段は、前記シートを前記第1の回転体から送り出す際、前記第1の回転体と前記第2の回転体の両方が回転している間は前記第2の駆動手段による前記第2の回転体の駆動によって前記シートが送り出される速度とほぼ同じ速度で前記シートを送り出すように、前記第1の回転体を駆動することを特徴とする請求項17に記載のシート搬送装置。
  19. 前記第1の駆動手段は、前記シートを前記第1の回転体から送り出す際、前記第2の駆動手段による前記第2の回転体の駆動が開始する前に前記第1の回転体の駆動を開始することを特徴とする請求項1または1に記載のシート搬送装置。
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