図1は、本実施例1の情報共有システムを示すシステム構成図であり、本実施例1の情報共有システムは、図1に示すように、各遊技場に設置された遊技機であるカードリーダ式パチンコ遊技機1(以下、パチンコ遊技機1と略称する)に1対1に対応して設けられ、該パチンコ遊技機1において使用される遊技媒体であるパチンコ玉の貸出に関する各種の処理を行う、本発明における情報共有端末装置となるカードユニット3と、これら各遊技場に設置されている各カードユニット3とコンピュータネットワークであるインターネット網を介して接続され、カードユニット3からの投稿を受信するともに、該投稿を他のカードユニット3に配信して、各カードユニット3が対応するパチンコ遊技機1にて遊技している会員遊技者が他の会員遊技者と情報を共有することを可能とする情報共有サーバ100とから主に構成されている。
尚、各遊技場には、当該遊技場に設置されたカードユニット3にて使用されるプリペイドカード機能を備える会員カードの発行を受けた、当該遊技場に会員登録した会員を管理する会員管理コンピュータ12が設けられており、該会員管理コンピュータ12において後述するように、会員遊技者の貯玉や来店ポイント数や当該会員遊技者に関する属性情報や情報共有サーバ100にログインするためのアカウント名やパスワード等の会員情報が管理されている。
また、尚、各遊技場には、各カードユニット3と情報共有サーバ100との間に存在して、各カードユニット3と情報共有サーバ100との間において送受信されるデータが全て通過するようにゲートウエイコンピュータ9が設けられており、該ゲートウエイコンピュータ9が、インターネット網からのカードユニット3や会員管理コンピュータ12への不正なアクセスを阻止するとともに、カードユニット3から情報共有サーバ100に送信される投稿情報(投稿データ)や、情報共有サーバ100からカードユニット3に送信される投稿情報(投稿データ)が監視され、予め設定された不適切用語を含む投稿情報(投稿データ)の送受信が不能とされている。
ここで、本実施例1に用いたパチンコ遊技機1について図2に基づいて簡単に説明する。
パチンコ遊技機1は、図3に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠22を有し、該ガラス扉枠22の下部表面には打球供給皿23がある。打球供給皿23の上面所定箇所には、操作部14が設けられているとともに、打球供給皿23の下部には、打球供給皿23から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿24と打球を発射する打球操作ハンドル(以下操作ノブ)25とが設けられている。
操作部14の上面には、図示しないが、対応するカードユニット3において会員カード或いはプリペイドカードより読み出されたカードID並びにプリペイド残額データに基づくプリペイド残額が表示される残額表示器や、遊技の開始または打球供給皿23に持玉が少なくなったか或いは無くなった際に押圧操作されることで、残額表示器にプリペイド残額が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出がパチンコ遊技機1より実施される貸出ボタンスイッチや、遊技の終了時にてカードユニット3に受付中の会員カードやプリペイドカードを返却させるための返却ボタンスイッチ等が設けられており、これら各部は操作部14内部に設けられている操作基板上に実装されているとともに、該操作基板とカードユニット3とが電気的に接続されている。
ガラス扉枠22の後方には、遊技盤26が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤26の前面には遊技領域27が設けられている。この遊技領域27の向かって右側の下方領域に「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される特図可変表示部28と、その中央付近には、「演出図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示されるとともに演出映像が表示される演出可変表示部29と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される可変表示装置30とが設けられている。また遊技盤26には、複数の入賞口44や通過ゲート31、始動入賞口34、可変入賞球装置36が設けられているとともに、遊技領域27の下部には、入賞しなかった打込玉を回収するアウト口46が形成されている。
これら各入賞口に打玉が入賞した場合には、各入賞口に応じた賞球が図示しない玉切り払い出し装置により払い出されるとともに、該玉切り払い出し装置により払い出された賞球数に応じた賞球信号(10玉に1パルス)が外部に出力されることで、賞球数が外部(カードユニット3)に通知される。
打球操作ノブ25の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域27に入り、その後、遊技領域27を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて前記遊技領域27に達しなかったパチンコ玉は、環流経路(図示略)を通じて余剰玉受皿24に環流されるようになっている。
また、遊技領域27に打ち込まれた打込玉が通過ゲート31を通過すると、可変表示装置30に停止表示されている普通図柄が可変開始する。
可変表示装置30の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)となった場合に、始動入賞口34に設けられた可動片35が所定時間開成して遊技者にとって有利な状態となる。
また、始動入賞口34にパチンコ玉が入賞すると、特図可変表示部28において全特別図柄が可変表示(変動表示)を開始するとともに、演出可変表示部29において演出表示が開始される。そして、その後、特図可変表示部28における特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様となった場合には、演出可変表示部29における左、中、右の演出図柄の可変表示も停止し、その演出図柄の表示態様も予め定められた特定の表示態様(たとえば777)とされることで、特定遊技状態(大当り状態)が発生するとともに、大当り中信号が出力状態とされることで、該大当りの発生が外部(カードユニット3)に通知される。
また、特図可変表示部28における特別図柄が停止したときに、所定パルス幅の始動信号が出力され、特図可変表示部28における特別図柄の可変表示(変動表示)が実施されたことが外部(カードユニット3)に通知される。
このように大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置36に設けられた開閉板40が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の経過または打玉の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態となる。
そして該第1の状態となっている可変入賞球装置36の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域(Vポケット)に入賞して図示しないVカウントスイッチにより検出されれば、その回の第1の状態の終了を待って前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば8回や10回や15回と定められている。
特図可変表示部28の表示結果並びに演出可変表示部29の演出図柄の表示結果が予め定められた大当り図柄の組合せで停止表示されたときには前述したように大当りが発生するが、これら大当り図柄に停止表示される以前の状態において、リーチ状態が発生する場合がある。
特図可変表示部28並びに演出可変表示部29で可変表示された特別図柄並びに演出図柄が所定の確率変動図柄の種類に一致した図柄の組合せで停止表示されたときには、前記繰返し継続制御による「大当り」の終了後に、再度大当りとなる確率が通常の確率状態よりも高い確率状態となる確率変動状態となるようになっており、これら確率変動図柄での大当りを通常の大当りと区別して「確変大当り」と呼称し、これら確変大当り終了後における確率変動状態中において、確変中信号が出力状態とされることで、該確率変動状態の発生が外部(カードユニット3)に通知される。
また、特図可変表示部28並びに演出可変表示部29で可変表示された特別図柄並びに演出図柄が所定の確率変動図柄以外の図柄の組合せで停止表示されたときには、前記繰返し継続制御による「大当り」の終了後に、特図可変表示部28並びに演出可変表示部29で可変表示が所定回数に達するか或いは次の大当りが発生するまでの間、特図可変表示部28における特別図柄および演出可変表示部29における演出図柄の可変表示時間(変動時間)が通常遊技状態よりも短縮される時短状態となるようになっており、これら時短状態中において、時短中信号が出力状態とされることで、該時短状態の発生が外部(カードユニット3)に通知される。
本実施例1のパチンコ遊技機1には、これら各信号を外部出力するための図示しない情報出力基板が搭載されており、該情報出力基板とカードユニット3とが、図示しない信号ケーブルを介して接続されており、情報出力基板からは、大当り中信号、確変中信号、時短中信号、始動信号、賞球信号からなる外部出力信号が、信号ケーブルを介してカードユニット3に出力される。
ここで、大当り中信号は大当り状態の期間中において出力状態とされる信号であり、確変中信号は確変状態の期間中においてのみ出力状態とされる信号であり、時短中信号は時短状態の期間中においてのみ出力状態とされる信号であり、始動信号は、特図可変表示部28の表示結果が全て導出表示されて可変表示が終了した際に出力される所定幅のパルス信号であり、賞球信号は、所定玉数(本実施例では10玉)が払い出される毎に出力される所定幅のパルス信号である。
尚、信号ケーブルの一部は、パチンコ遊技機1の下方に、パチンコ遊技機1において遊技に使用されたパチンコ玉を計数するために設けられているアウト球計数器16(図2参照)にも接続されており、アウト球計数器16において所定球数(本実施例では10玉)のアウト玉(打込玉)数が計数される毎に所定時間幅のパルスとして出力されるアウト玉計数信号が、該信号ケーブルを介してカードユニット3に出力される。
次に、本実施例1のカードユニット3について説明すると、本実施例1のカードユニット3の前面には、図2に示すように、フルカラーLEDにより構成され、複数の色に点灯することによりカードユニット3の状態等を報知可能とされた多機能ランプ301と、紙幣を挿入するための紙幣挿入口302、装置前面より装置前方側に突出形成された突出部305、会員カードやプリペイドカードを挿入するためのカード挿入口309が設けられている。
カードユニット3の前面に設けられたカード挿入口309は、カードユニット3の下方位置に内蔵されるカードリーダライタ327のカードスロットに連通されており、このカード挿入口309を介してプリペイドカードや会員カードをカードスロットに挿入可能とされている。
この本実施例に使用されるプリペイドカード並びに会員カードには、種々のデータを記憶するための不揮発性メモリと、これら記録情報の書き換えや読み出しを実施するとともに、外部のリーダライタ装置との非接触通信を実施する制御部とを有するICチップが搭載されたICカードを使用しており、これらプリペイドカード並びに会員カードには、個々のカードを識別可能なカードID、具体的には、プリペイドカードにはJGVCで始まるカードIDが、会員カードには、JGKC始まる会員カードIDが予め記憶されていて、その種別がカードIDから識別可能とされているとともに、プリペイド残額を直接的に特定可能なプリペイド残額データ等の各種データが記憶されている。尚、本実施例のプリペイドカードは、遊技場内に設置された図示しない発行機にて、購入、発行される。
一方、会員カードには、各会員を個々に識別可能な会員識別情報となる会員IDが記録されており、これら会員IDに対応付けて、当該会員遊技者の会員カードがカードユニット3に挿入されている期間の遊技情報による遊技履歴が管理コンピュータ10において管理(記憶)される。
カードユニット3の前面には、前方に突出する態様にて突出部305が設けられている。該突出部305において、遊技者と対向する面には、図2、図4に示すように、各種情報を表示可能な表示部312と、メインメニュー画面を表示させるためのメニューボタン316と、台データを表示させるための台データボタン318と、会員カードを受付けた場合において、該会員カードに記録された会員カードID並びに会員IDにより特定される貯玉数を用いた再プレイ遊技を実施するための再プレイボタン319と、再プレイボタン319の操作が有効であることを報知するための再プレイ表示部320と、遊技場の係員が所持するリモコン端末や遊技者が所持する携帯電話端末との赤外線通信を実施する赤外線通信部315とが設けられており、該表示部312の表面には、表示部312に表示された各表示項目を指触により入力可能とするための透明タッチパネル314が設けられている。
また、該突出部305内部には、表示部312を成す後述する液晶表示器313や各ボタンに対応するスイッチや、液晶表示器313の表示制御や、透明タッチパネル314による入力位置検出等を実施する表示制御マイコン等が実装された表示制御基板329が格納されている。
カードユニット3内の上部位置には、紙幣挿入口302に連設され、該紙幣挿入口302に投入された紙幣を取り込んでその真贋や紙幣種別の識別を実施し、その識別結果を装置略中央部に設けられている後述する制御ユニット328に出力する紙幣識別ユニット321が設けられており、該紙幣識別ユニット321にて各種紙幣(1万円、5千円、2千円、千円の各紙幣)の受付が可能とされている。
図3は、本実施例のカードユニット3の構成を示すブロック図である。カードユニット3は、紙幣識別ユニット321と、前述のカードリーダライタ327と、表示制御基板329と、カードユニット3の各部の制御を制御プログラムにより実施して該カードユニット3の各種の機能を提供する制御ユニット328と、から主に構成されており、紙幣識別ユニット321、カードリーダライタ327及び表示制御基板329は制御ユニット328と接続されて各種データの授受が可能とされている。
カードリーダライタ327は、カード挿入口309から挿入される会員カード並びにプリペイドカードに記録されている(会員)カードIDや、会員ID(会員カードのみ)、遊技用残額データ等の記録情報の読み出し並びに書き込みを行う。
制御ユニット328は、前述したようにパチンコ玉の貸出に伴う各種の信号の授受を、パチンコ遊技機1に設けられている図示しない賞球制御基板との間において実施可能に接続されているとともに、前述のように、信号ケーブルを介して、パチンコ遊技機1の情報出力基板と接続されることで、大当り中信号等の各種の外部出力信号が入力可能とされている。
本実施例の制御ユニット328は、制御プログラムを実行可能な中央演算処理回路(CPU)328aや、カードリーダライタ327に受付け中のプリペイドカードや会員カードの(会員)カードID並びにプリペイド残額や、対応するパチンコ遊技機1の台データ等の各種のデータを記憶可能なRAM328bや、中央演算処理回路(CPU)が実行する制御プログラムや後述する情報共有を実施する際に実行される情報共有用モジュールプログラム(アプリケーションプログラム)や、当該カードユニット3に固有に付与された装置IDを含む設定情報や、投稿を行うときに付与される投稿属性特定情報となるタグ用データ等の各種のデータを書き換え記憶可能な不揮発性メモリであるEEPROM328cや、その時点の時刻情報やカレンダ情報等を出力可能なリアルタイムクロック(RTC)328d等を含む。
尚、タグ用データとしては、カードユニット3が対応するパチンコ遊技機1の機種名と遊技機種別(パチンコまたはスロット)と規則種別(第1種、第2種、第3種等)、並びに当該遊技場の遊技場名と該遊技場の市町村名とが記憶されており、これらのタグ用データは、会員管理コンピュータ12において集中設定できるようになっている。
また、制御ユニット328には、前述したように、対応するパチンコ遊技機1の操作部14に設けられた残額表示器や、貸出ボタンの操作を検知する貸出ボタンスイッチや、受付け中の会員カードやプリペイドカードを返却させる際に操作される返却ボタンの操作を検知する返却ボタンスイッチが接続されており、貸出ボタンの操作や返却ボタンの操作を検知できるとともに、これら残額表示器の表示制御を実施する。
RAM328bに記憶されている本実施例のカードテーブルには、図5(a)に示すように、カードリーダライタ327に挿入されたプリペイドカードや会員カードから読み出したカードIDや会員ID(会員カードのみ)、カードID並びに遊技用残額データに基づく遊技用残額、会員IDから特定される貯蓄玉数(会員のみ)、会員IDから特定される来店ポイント数(会員のみ)が記憶されるようになっている。
尚、図5には図示しないが、会員カードの受付け時において会員管理コンピュータ12に対して送信される後述する会員カード受付け通知に応じて返信される、会員の氏名や性別等の会員属性情報(個人情報)もカードテーブルとともにRAM328bに、会員カードの受付け中において記憶される。
また、RAM328bに記憶されている本実施例の遊技情報テーブルには、図5(b)に示すように、本日を含む3日間の遊技情報、つまり、本日データ、前日データ、前々日データが記憶されている。尚、前日データ、前々日データは、EEPROM328cにも記憶されているが、これら前日データ、前々日データを表示する際に、EEPROM328cから読み出すよりも高速に処理できるようにするために、本実施例では、予めEEPROM328cより読み出した前日データ、前々日データをRAM328bに記憶されている遊技情報テーブルに記憶しておくようにしている。
この本実施例の遊技情報テーブルには、対応するパチンコ遊技機1から出力される大当り中信号、確変中信号、時短中信号の図示しない入力端子1〜3への入力状態に基づく現在の遊技状態(本日のみ)と、最新の遊技状態データ(左のビットから順に入力端子1〜入力端子3の入力状態、0:LOW/未接続、1:HIGH、本日のみ)並びに前回の遊技状態データ(最新の遊技状態データに更新される前の遊技状態データ、本日のみ)、営業開始時点からの総打込玉数、総賞球数、差玉数(総打込玉数−総賞球数)、総始動回数、大当り状態の発生が識別される毎にリセットされて大当りの発生後からの始動回数である当り後始動回数、営業開始時点からの大当りの発生回数である大当り回数、営業開始時点からの確変状態の発生回数である確変回数と、営業開始時点からの時短状態の発生回数である時短回数と、通常遊技状態において発生した大当りから次に通常遊技状態となるまでに発生した大当りの回数である連荘回数からなる遊技情報が格納されており、これら遊技情報は、入力端子に入力される大当り中信号、確変中信号、時短中信号、始動信号、賞球信号、アウト玉計数信号に基づいて最新の情報に更新される。
尚、これら遊技情報テーブルにおいて集計、管理されている本日の台データは、その先頭に台データを含む送信データ列であることを示す特定のデータヘッダと、当該カードユニット3の装置IDと、対応するパチンコ遊技機1の台番号とが付与された所定フォーマットの送信データ列として、当該遊技場内に設置された図示しないホールコンピュータからの送信要求の受信に応じて(遊技状態の変更時には、その時点で)送信されることで、該ホールコンピュータにおいて各パチンコ遊技機1の台データが集中管理される。
また、RAM328bに記憶されている本実施例の会員遊技情報テーブルには、図5(c)に示すように、カードリーダライタ327に会員カードが挿入された時点からの遊技情報、つまり、該挿入された会員カードを所持する会員の遊技に関する遊技情報が格納されている。
具体的には、会員が遊技を開始した開始時間(会員カードの受付け時刻)、会員が遊技を終了した終了時間(会員カードの返却時刻)、会員の遊技時間、会員が遊技を開始してからの始動回数、会員が遊技を開始してから発生した大当り回数、会員が遊技を開始してから発生した大当り回数、会員が遊技を開始してから発生した確変回数、会員が遊技を開始してから発生した打込玉数、会員が遊技を開始してから発生した賞球数、打込玉数と賞球数との差である差玉数、会員が遊技に使用した売上(使用)金額とが更新記憶されており、対応するパチンコ遊技機1で遊技中の会員遊技者が遊技を開始してからの遊技情報(台データ)を把握できるようになっている。
制御ユニット328は、突出部305に設けられている再プレイボタン319の操作による表示制御基板329からの再プレイ操作情報や、紙幣識別ユニット321による貨幣識別情報、並びにカードリーダライタ327からのカード挿入情報等を受けて、制御ユニット328に接続されている前記多機能ランプ内に設けられたフルカラーLED301a等の各LEDの点灯制御、カードリーダライタ327、表示制御基板329の制御、残額表示器の表示制御等、全体の動作制御、並びに図10に示すように、カード挿入口309に挿入された会員カードやプリペイドカードの利用の可/不可を判別するカード受付け処理や、受付け中の会員カード或いはプリペイドカードから読み出した遊技用残額データに基づく遊技用残額を使用した玉貸を行う貸出処理や、返却ボタンの操作により受付け中の会員カードやプリペイドカードの返却する返却処理や、受付け中の会員カードやプリペイドカードに残存する遊技用残額への貨幣投入による入金を行う入金処理や、貯蓄玉数を用いた再プレイ処理、表示部312に表示したメニューのうちから選択されたメニューに応じた各種処理を実行する。
つまり、制御ユニット328は、カード挿入口309にプリペイドカードまたは会員カードが新たに挿入されたときには、該挿入されたプリペイドカードまたは会員カードに記録されている(会員)カードIDとプリペイド残額データを含む記憶データをカードリーダライタ327にて読み出して、該読み出した(会員)カードIDとプリペイド残額データを含む照合要求を管理コンピュータに対して送信して、該管理コンピュータにおいて(会員)カードIDに対応付けて管理されているプリペイド残額と挿入されたプリペイドカードまたは会員カードから読み出したプリペイド残額データによるプリペイド残額とが一致するか否かを照合させ、照合結果が「照合OK」であることを条件に、該プリペイド残額データによるプリペイド残額を残額表示器に表示して、該プリペイド残額のパチンコ玉の貸出しへの使用を可能とする(カード受付け処理)。
尚、「照合OK」となったカードが会員カードである場合には、その時間を遊技開始時間として後述する会員遊技情報テーブルに記憶するとともに、対応するパチンコ遊技機1における台データ(始動回数、大当り回数、確変回数、打込玉数、賞球数等)の集計を開始する。
そして、残額表示器にプリペイド残額が表示された後、遊技者が貸出ボタンの操作を実施した場合には、該遊技者による貸出ボタンの操作が制御ユニット328により検出されることで、制御ユニット328は貸出ボタンの操作有りと判断して貸出処理を実施する。
この貸出処理においては、挿入された会員カード或いはプリペイドカードから読み出してRAM328bに記憶しているプリペイド残額が、対応するパチンコ遊技機1における払出単位である25球に相当する1度数=100円未満であるか否かを判定し、プリペイド残額が1度数=100円以上であって貸出処理の使用度数として予め設定されている5度数以上であれば、5度数(500円)分に相当する125玉の払出を、対応するパチンコ遊技機1に実施させ、5度数未満であれば、プリペイド残額の範囲内における最大の度数(例えば420円であれば4度数)の払出を、対応するパチンコ遊技機1に実施させる。
尚、この際、RAM328bに記憶しているプリペイド残額から使用度数に応じた金額を減算更新する(受付け中の会員カード或いはプリペイドカードに記憶されているプリペイド残額も減算更新される)とともに、使用金額データと(会員)カードIDと装置IDとを含む貸出完了通知を管理コンピュータに送信して、管理コンピュータにおいて当該(会員)カードIDに対応して管理されているプリペイド残額から、使用金額を減算更新させるとともに、該カードユニット3にて使用された使用金額に、該使用度数に応じた金額を加算更新させる。
これらプリペイド残額が貸出処理への使用により少なくなった場合には、紙幣挿入口302に紙幣を挿入することで、受付け中の会員カードやプリペイドカードのプリペイド残額に入金(追加入金)することができる。
そして、遊技者が遊技を終了する際に返却ボタンを押下した場合には、制御ユニット328により返却処理が実施されて、受付け中のプリペイドカードまたは会員カードがカード挿入口309から排出されて返却される。
この際、制御ユニット328は、該プリペイドカードまたは会員カードの受付け時と同様に、返却するプリペイドカードまたは会員カードの(会員)カードIDと当該カードユニット3の装置IDとを含むカード返却通知を管理コンピュータ並びに会員管理コンピュータ12に対して送信するとともに、返却したカードが会員カードである場合には、該会員カードの受付け時に集計を開始した会員遊技情報データを、返却した会員カードの会員IDとともに会員管理コンピュータ12に送信することで、該会員遊技履歴が、会員管理コンピュータの会員別遊技履歴テーブルに記憶されることで、各会員の遊技履歴が会員管理コンピュータ12において管理される。
また、会員カードの受付け中において遊技者が再プレイボタンを操作したときには図10に示すように再プレイ処理が実施される。
この再プレイ処理においては、まず、遊技者が会員であるか否かを、カードテーブルに会員IDの記憶が有るか否かにより判定し、会員IDの記憶が無い場合(遊技者が会員でない場合)には、該再プレイ処理を終了する一方、会員IDの記憶が有る場合(遊技者が会員である場合)には、RAM328b内に記憶されている暗証番号の照合済みの有無を示す照合済みフラグが、照合済みを示す「1」であるか否かを判定し、「1」でない場合(照合済みでない場合)には、暗証番号を受付けるためのテンキー等を含む図示しない暗証番号受付け画面を表示部312に表示して、暗証番号の受付けを実施する。
そして、該暗証番号受付け画面にて受付けた暗証番号と装置IDとカードテーブルに記憶されている会員IDとを含む貯蓄玉数出力要求を会員管理コンピュータ12に送信する。
この貯蓄玉数出力要求の受信に応じて会員管理コンピュータ12は、会員情報テーブルにおいて受信した貯蓄玉数出力要求に含まれる会員IDに対応して記憶されている暗証番号と、受信した貯蓄玉数出力要求に含まれる暗証番号とを照合し、照合が一致したことを条件として、該会員IDに対応して会員情報テーブルに記憶されている貯蓄玉数を、貯蓄玉数出力要求の送信元のカードユニット3に対して返信する。尚、暗証番号が一致しない場合には、照合エラーが返信されることで、暗証番号が一致しない旨が表示部312に表示され、再プレイ処理が終了される。
このようにして会員管理コンピュータ12から取得された貯蓄玉数は、カードテーブルに格納されるとともに、照合済みフラグが照合済みを示す「1」に更新される。
このようにして照合済みフラグに「1」をセットした後、若しくは照合済みフラグに「1」がセットされていることを確認した後に、カードテーブルに記憶されている貯蓄玉数を表示部312に表示して、会員遊技者に該貯蓄玉数を報知した後、該貯蓄玉数が再プレイに設定されている再プレイ単位数、具体的に本実施例では、500円分に相当する125玉と、再プレイ手数料となる10玉との合計数である135玉以上存在するか否かを判定し、再プレイ単位数以上の貯蓄玉数が存在しない場合には、再プレイが不可である旨を示すメッセージを表示部312に表示した後、該再プレイ処理を終了する一方、再プレイ単位数以上の貯蓄玉数が存在する場合には、再プレイ表示部320(LED320a)を点灯して再プレイボタン319の操作が有効であることを会員に報知するとともに、表示制御基板329に対して、再プレイボタン319の操作を促すメッセージの表示要求を送信して、表示部312に再プレイボタン319の操作を促すメッセージを表示させた後、再プレイボタン319の操作待ち状態となる。
そして、所定時間内に再プレイボタン319の操作が無い場合には、該再プレイ処理を終了する一方、所定時間内に再プレイボタン319の操作が有った場合には、カードテーブルに記憶されている貯蓄玉数から、再プレイ単位数(135玉)を減算更新するとともに、再プレイ表示部320(LED320a)を消灯した後、再プレイ玉貸処理を実施する。この本実施例の再プレイ玉貸処理においては、再プレイ単位数(135玉)に対応するパチンコ玉数、具体的には、再プレイ単位数(135玉)から手数料を除いた125玉のパチンコ玉の払出指示を、対応するパチンコ遊技機1に対して出力して該パチンコ玉数を払い出させる。
そして、該カードユニット3の装置IDと、カードテーブルに記憶されている会員IDとを含む再プレイ完了通知を会員管理コンピュータ12に対して送信することで、該会員管理コンピュータ12の会員情報テーブルにおいて該会員IDに対応して記憶されている貯蓄玉数から再プレイ単位数(135玉)を減算更新させた後、該再プレイ処理を終了する。
また、遊技者がメニューボタン316の操作を実施した場合には、該メニューボタン316の操作を検知した表示制御基板329からメインメニュー表示操作情報が制御ユニット328に入力されることで、制御ユニット328は、図10に示すようにメニュー表示処理を実施する。
このメニュー表示処理において制御ユニット328は、まず、カードテーブルに記憶されているデータに基づいて、対応するパチンコ遊技機1で遊技中の遊技者が会員であるか否か(会員IDが記憶されているか否か)を判定し、遊技者が会員でない場合(会員IDが記憶されていない場合)には、会員固有のメニュー項目を含まない「台データ」、「ランキング」、「ワゴン」、「お知らせ」の各メニュー項目のみを含むビジターメインメニュー(図4参照)を、ビジターメインメニュー表示指示を表示制御基板329に出力することにより、表示部312に表示させる一方、遊技者が会員である場合には、会員固有のメニュー項目である「ポイント表示」、「再プレイ」、「情報共有」のメニュー項目と、RAM328b内に記憶されている当該会員の氏名を内在する歓迎メッセージを含む、図4に示す会員メインメニューを、会員メインメニュー表示指示を表示制御基板329に出力することにより表示部312に表示させる。
これら表示部312に表示された各メニュー項目は、遊技者が選択操作可能とされており、所定時間内にいずれかのメニュー項目が選択されない場合には、メニュー表示終了指示を表示制御基板329に出力することでメインメニューの表示が終了される一方、所定時間内にいずれかのメニュー項目が選択された場合には、該選択されたメニュー項目に該当する処理を実行する。
また、制御ユニット328は、前述したように、対応するパチンコ遊技機1の図示しない賞球制御基板と接続されており、該賞球制御基板との間において貸出処理、並びに再プレイ処理に伴う各種信号の送受が実施可能とされているとともに、通信部334を介して、会員管理コンピュータ12や前述の管理コンピュータやホールコンピュータとデータ通信可能に接続されているとともに、ゲートウエイコンピュータ9とインターネット網を介して情報共有サーバ100とデータ通信可能に接続されており、これらの各コンピュータやサーバと各種データの送受が該通信部334を通じて可能とされている。
また、制御ユニット328に接続された表示制御基板329は、表示部312を成す液晶表示器313や、透明タッチパネル314や、各種スイッチ類(メニューボタン316に対応するメニュースイッチ316a、台データボタン318に対応する台データスイッチ318a、再プレイボタン319に対応する再プレイスイッチ319a)や前述した再プレイ表示部320内に設けられたLED320a、赤外線通信部315を成す赤外線通信モジュール等の電子部品が接続されている。
本実施例の表示制御基板329には、液晶表示器313の表示駆動を行う表示駆動回路(図示略)や、前記透明タッチパネル314からの出力信号に基づいて押圧操作された位置を特定して該特定した入力位置情報を出力する入力位置検出回路(図示略)や、表示部312に表示する表示映像に関する処理を行うVDP(図示略)や、メニュー表示等に使用する画像データ等を記憶するVROM(図示略)や、表示部312に表示する表示データを一時記憶するVRAM(図示略)や、制御ユニット328から独立して、各種スイッチ類やタッチパネル等の入力に伴う判断や処理を処理プログラムに基づいて実施する表示制御マイコン等が実装されており、制御ユニット328から出力される表示データ(投稿ページデータ)等に基づいて、各種の表示画面を、表示部312を成す液晶表示器313に表示可能とされている。
次に、本実施例1の会員管理コンピュータ12ついて、図6、図7に基づき簡潔に説明する。
まず、本実施例1に用いた会員管理コンピュータ12は、図6に示すように、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス121に、該会員管理コンピュータ12が実施する各種処理を行うCPU122、ワークメモリ等として使用されるRAM123、時刻情報やカレンダ情報を出力するRTC124、ハードディスク等からなる記憶装置125、キーボードやマウス等の入力装置126、各種の画面を表示出力する表示装置127、各種情報をプリント出力するプリンタ128、各カードユニット3等とのデータ通信を行う通信部129が接続された通常のコンピュータである。
記憶装置125には、会員管理コンピュータ12が後述する各種処理を行うための処理内容が記述された処理プログラムに加えて、会員カードを所有する会員遊技者に関する会員情報が格納される会員情報テーブル(図7参照)や、会員遊技者を特定可能な会員Iや、各カードユニット3の装置IDに対応付けて、該カードユニット3のカードの受付け状況や、対応するパチンコ遊技機1の機種や台データが格納されるユニット管理テーブル等が記憶されている。
会員情報テーブルには、図7に示すように、会員カードを所持する会員遊技者に対して当該遊技場にて各会員遊技者に固有に付与された会員ID毎に、本人確認のための暗証番号と、会員カードの受付けに応じて一日に1回所定の来店ポイントが加算更新される来店ポイントと、過去の遊技にて獲得して再プレイに使用可能な貯玉数と、会員の氏名(名字並びに名前)、性別、年齢、誕生日、職業、住所、電子メールアドレスからなる会員属性情報(個人情報)と、当該会員が所持する携帯電話端末の端末IDと、情報共有サーバ100における当該会員のアカウント名と、ログインする際のパスワードと、投稿に利用する当該遊技者の顔写真の画像データ(画像データファイルへのパスデータ)とが登録されている。尚、来店ポイントは、カードユニット3にて新たに会員カードが受付けられることにより送信される会員カード受付け通知の受信に基づいて1日に1回だけ更新される。
このように、会員管理コンピュータ12の会員情報テーブルにおいて、各会員遊技者が所持する会員カードに記録された会員IDに対応付けて、当該会員のアカウント名とパスワードとが記憶されていることにより、会員カードから読み出した会員IDから、該会員カードを所持している会員遊技者のアカウント名とパスワードとが特定されるようになっていることで、後述するように、会員遊技者がアカウント名とパスワードとをいちいち入力することなく、情報共有サーバ100に自動的にログインできるようになっている。
また、会員管理コンピュータ12の会員情報テーブルにおいて、各会員遊技者の顔写真の画像データが管理されていることで、これら各会員遊技者の顔写真の画像データをカードユニット3が会員管理コンピュータ12から取得して後述する投稿において利用できるようになっている。
次に、本実施例1の情報共有システムを構成する情報共有サーバ100の構成について図8を用いて説明すると、情報共有サーバ100は、コンピュータ内部にてデータの送受を行うデータバス101に、処理プログラムに従って演算を行い、情報共有サーバ100を動作させるための処理を行うCPU(セントラルプロセッシングユニット)102、該CPU102のワークメモリ等として使用されるRAM(ランダムアクセスメモリ)103、時間情報を出力するRTC(リアルタイムクロック)104、ハードディスク等からなる記憶装置105、インターネット網を介して各遊技場のカードユニット3とのデータ通信を実施する通信部107とが接続された、比較的処理能力に優れたコンピュータである。
CPU102は、記憶装置105に記憶された処理プログラムに従って各種の処理を実行する。具体的には、各カードユニットから投稿情報(投稿データ)を受信して図9に示す投稿データテーブルに記憶する処理や、各カードユニットからの配信要求の受信に応じて、該配信要求に含まれるタグ情報と同じタグ情報を含む投稿データを抽出して配信する処理等を実行する。
記憶装置105には、図8に示すように、CPU102が実行する処理プログラムに加えて、図9に示す投稿データテーブルや、利用者のアカウント名とパスワードと電子メールアドレス等が対応付けて記憶、管理された利用者情報テーブルや、タグ情報として使用可能な語句が記憶、管理されるタグデータテーブル等が記憶されている。
本実施例の投稿データテーブルには、図9に示すように、個々の投稿データに対して順次個別に付与されるデータIDに対応付けて、当該投稿データを投稿した投稿者のアカウント名と、投稿時刻(実際には投稿データを受信して記憶した時刻)、投稿データに付加されているタグ情報、投稿データに含まれるコメント(メッセージ)、投稿データに付加されている画像データが記憶されている。
尚、投稿データテーブルに記憶された投稿データは、所定時間(たとえば、1時間)が経過すると投稿データテーブルから削除される。
また、情報共有サーバ100による情報共有サービスを受けたい場合には、電子メールアドレスを提示した利用者登録を実施して、アカウント名とパスワードを設定し、該アカウント名とパスワードを利用者情報テーブルに記憶させておく。
ここで、会員遊技者が他の遊技者と情報共有を実施する場合の流れについて、図12に基づいて説明する。まず、情報共有を行いたい場合において会員遊技者は、前述したように、メニューボタン316を操作してメインメニューを表示部312に表示させて「情報共有」のメニューを選択入力する(ステップSk1)。
この「情報共有」のメニュー選択に応じて制御ユニット328は、前述した情報共有用モジュールプログラムを起動して実行することにより、はじめに、会員管理コンピュータ12からログイン情報を取得する。具体的には、受付け中の会員カードから読み出した会員IDを含むログイン情報取得要求を会員管理コンピュータ12に送信して、該会員管理コンピュータ12の会員情報テーブル(図7参照)に該会員IDに対応付けて記憶されているアカウント名とパスワードとから成るログイン情報を会員管理コンピュータ12から受信して取得する(ステップSk2)。
そして、該取得したログイン情報を含む自動ログイン要求を所定のインターネットプロトコルアドレスが付与された情報共有サーバ100に対して送信する(ステップSk3)。尚、これら情報共有サーバ100のアドレス等の情報は、本実施例では情報共有用モジュールプログラムに予め組み込まれているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの情報共有サーバ100の最新アドレスを会員管理コンピュータ12から取得するようにしても良い。
この自動ログイン要求の受信に応じて情報共有サーバ100(CPU102)は、利用者認証処理を実施する(ステップSh1)。具体的には、受信した自動ログイン要求に含まれるアカウント名に対応付けて利用者情報テーブルに記憶されているパスワードと、受信した自動ログイン要求に含まれるパスワードとが一致するか否かを照合し、一致する場合には認証OKと判定してログインを許諾する一方、一致しない場合には認証NGと判定してログインを許諾しない。
そして、これら認証結果(認証OKまたは認証NG)を自動ログイン要求の送信元のカードユニット3に対して返信する。
カードユニット3(制御ユニット328)は、受信した認証結果が認証NGである場合には、アカウント名とパスワードの入力を会員遊技者より受付ける所定の入力画面を表示してアカウント名とパスワードの受付けを行い、アカウント名とパスワードの受付けたときには、該受付けたアカウント名とパスワードとを含むログイン要求を情報共有サーバ100に対して送信する。尚、これら受付けたアカウント名とパスワードで認証OKとなった場合には、該アカウント名とパスワードと受付け中の会員カードの会員IDとを含むログイン情報更新要求が会員管理コンピュータ12に送信されることで、該会員IDに対応付けて会員情報テーブルに記憶されているアカウント名とパスワードがログイン情報更新要求に含まれるアカウント名とパスワードに自動更新される。
一方、受信した認証結果が認証OKである場合には、EEPROM328cに記憶されているタグ用データを読み出して、該タグ用データに含まれる語句のうち、対応するパチンコ遊技機1の機種名をタグ情報として含む投稿配信要求を情報共有サーバ100に対して送信する(ステップSk4)。
つまり、タグ用データに含まれる機種名、遊技機種別(パチンコまたはスロット)、規則種別(第1種、第2種、第3種等)、遊技場名、市町村名の各種のタグ語句のうち、機種名がデフォルトのタグ情報として送信されることで、これら機種名が他のタグ語句よりも優先されるように設定されている。尚、これら優先するタグ語句としては、機種名ではなく、たとえば、遊技場名として、当該会員遊技者が遊技中の遊技場の遊技者が投稿した投稿データを優先して情報共有サーバ100から取得するようにしても良い。
該投稿配信要求の受信に応じて情報共有サーバ100(CPU102)は、図9に示す投稿データテーブルから、受信した投稿配信要求に含まれる機種名と同一の機種名がタグデータとして記憶されている投稿データを全て抽出する(ステップSh2)。
つまり、該投稿配信要求を送信したカードユニット3が対応するパチンコ遊技機1と同じ機種名のパチンコ遊技機1を遊技している他の遊技者が投稿した投稿データが全て抽出される。
そして、投稿データテーブルから抽出した各投稿データを、通信部107を通じて投稿配信要求の送信元のカードユニット3に対して配信するとともに(ステップSh3)、該機種名のパチンコ遊技機1に対応するカードユニット3からの新規の投稿があったときに、該新規の投稿を自動配信するために、情報配信中タグとして当該機種名と、配信先のアドレス(IPアドレス)を登録する(ステップSh4)。
これら情報共有サーバ100からカードユニット3に配信される各投稿データは、前述したように、個々の遊技場に設置されたゲートウエイコンピュータ9にて不適切な用語が含まれていないかが監視され、不適切な用語が含まれている場合には、該受投稿データの送信(中継)が阻止されることで、これら不適切な用語が含まれている投稿データがカードユニット3には配信されないようになっている。
カードユニット3(制御ユニット328)は、これら情報共有サーバ100から送信された抽出投稿データを通信部334において受信し、該受信した各投稿データをRAM328bの所定領域に記憶する配信投稿受信処理を実施する(ステップSk5)。
そして、該所定領域に記憶した各投稿データを表示部312に表示する配信投稿表示処理を実施する(ステップSk6)。具体的に、該配信投稿表示処理においては、図14(a)に示すように、受信した各投稿データを新しい順に一覧表示する。
これら表示される各投稿データとしては、図14(a)に示すように、各投稿データに含まれる画像データに基づく顔画像と、アカウント名と、現在時刻と投稿時刻との時間差情報と、コメント(付加された遊技情報を含む)の一部が表示されることで、会員遊技者が、自分と同一機種名のパチンコ遊技機1を遊技している他の会員遊技者(他の遊技場の会員遊技者を含む)の投稿を簡便に閲覧することができる。
尚、コメントを拡大してコメントの内容全てを把握したい場合には、図14(c)に示すように、把握したいコメントを選択することで、該選択されたコメントがサブウインドウにて拡大表示されることで、当該投稿の詳細な内容を把握することができる。
また、本実施例では、アカウント名を表示するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、ニックネーム等を情報共有サーバ100にアカウント名とともに登録しておくことで、これらアカウント名に代えて、ニックネーム等が配信されて表示されるようにしても良い。
次に、会員遊技者が投稿を実施する流れについて、図13と図14に基づいて説明すると、投稿を実施する場合には、図14(a)の投稿表示画面の下方中央部に設けられている「投稿」の選択入力部を選択入力すれば良い。
カードユニット3の制御ユニット328は、この「投稿」の選択入力部の選択入力の受付けに応じて(ステップSk10)、図13に示すように、会員遊技情報テーブルに記憶されている会員遊技情報を読み出すとともに、遊技情報テーブルに記憶されている当り後始動回数(TS)、連荘回数、遊技状態を読み出す(ステップSk11)。
さらに、会員管理コンピュータ12の会員情報テーブルに、受付け中の会員カードの会員IDに対応付けて記憶されている投稿用顔写真データを、該会員管理コンピュータ12から取得して一時記憶するとともに(Sk12)、ステップSk11にて読み出した会員遊技情報に基づいて、該取得した投稿用顔写真データを修正する(Sk13)。
具体的には、投稿用顔写真データとしては、平常時の顔の画像が記憶されているので、会員遊技情報が会員遊技者にとって有利なものである場合、たとえば、遊技状態が確変状態で連荘中である場合や、大当り中である場合や、大当り回数が多い場合や、差玉数がマイナスの場合(遊技者が勝っている場合)等には、投稿用顔写真データを笑っている顔画像に修正する一方、会員遊技情報が会員遊技者にとって不利なものである場合、たとえば、当り後始動回数(TS)が所定値よりも多いハマリ状態である場合、大当り回数が少ない場合、差玉数がプラスの場合(遊技者が負けている場合)等には、投稿用顔写真データを悲しんでいる顔画像に修正する。
尚、これら各種の遊技情報のうち、遊技状態による修正が最優先され、その他の遊技情報について有利なものと不利なものとが混在する場合には、有利なものの数と不利なものの数とに基づいて、多い方の状況の顔画像に修正する。
そして、これら修正した顔画像の表示を有するとともに、読み出した会員遊技情報のうち、コメントに引用するデータとしてデフォルトにて設定されている種別の会員遊技情報(たとえば、本実施例では、遊技状態、総始動回数、大当り回数、確変回数、当り後始動回数(TS))をコメントの最終分部に付加することで引用した図14(b)に示す投稿用画面を表示部312に表示する(ステップSk14)。
この本実施例の投稿用画面には、図14(b)に示すように、所定文字数(本実施例では、上限75文字)の範囲内でコメント(メッセージ)を入力可能なコメント入力部350と、引用する遊技情報をデフォルトの内容から所望の内容に変更して引用部分の文字長さを増減する場合に選択入力する引用遊技データ選択入力部351と、会員遊技情報に基づいて自動修正された顔画像を他の顔画像に変更する場合に選択入力する顔画像選択入力部352と、コメント入力部350へのコメント入力に使用されるアルファベットキー等を有するキーボード入力部353が設けられており、キーボード入力部353に表示されている各キーを選択してコメント入力部350に所望のコメントを入力することができる。
尚、キーボード入力部353には、通常のキーボードのキー以外に、定型文のキーと、コメント登録のキーとが設けられており、定型文のキーを操作することで、予め情報共有用モジュールプログラムに組み込まれている定型文データに記憶された定型文の一覧が選択可能なサブウインドウが表示されて、所望の定型文を選択してコメント入力部350に入力できるようになっている。
また、コメント登録のキーを操作した場合には、「新規登録」と「登録コメント一覧」の選択メニューがサブウインドウにて表示され、「新規登録」を選択すると、その時点においてコメント入力部350に入力されている引用遊技データを除くコメントが、受付け中の会員カードの会員IDとともに会員管理コンピュータ12に送信されて、当該会員の登録コメントとして会員IDに対応付けて所定数の範囲において記憶され、「登録コメント一覧」を選択すると、会員管理コンピュータ12において受付け中の会員カードの会員IDに対応付けて登録されている登録コメントが取得されてサブウインドウに選択可能に一覧表示され、該サブウインドウにおいて所望の登録コメントを選択することで、選択した登録コメントがコメント入力部350に入力されるようになっている。
このように、定型文キーやコメント登録のキーを設けるようにすることは、遊技中において一方の手しか使用できない場合であっても、コメントを容易に入力できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらの定型文キーやコメント登録のキーを設けない構成としても良い。
これらキーボード入力部353の操作によるコメント入力があった場合には(Sk15でYes)、上述したように入力に応じた文字をコメント入力部350に入力するコメント入力処理を実施する(Sk16)。
また、引用遊技データ選択入力部351の選択操作があった場合には(Sk17でYes)、ステップSk11で読み出した各種会員遊技情報のうち、引用する遊技情報の種類を選択する選択サブウインドウが表示されて、引用する遊技情報の種類を会員遊技者から受付けて、引用する遊技情報を変更する遊技データ選択受付け処理を実施する(Sk18)。
尚、これらコメント入力部350に表示された引用による会員遊技情報の部分(図14(b)において反転表示されている部分)は、種類を変更可能とされているのみで、該遊技情報の内容(回数や玉数等)は遊技者が編集することが不可とされており、これら遊技情報を偽った投稿が不能とされている。
また、顔画像選択入力部352の選択操作があった場合には(Sk19でYes)、ステップSk12で修正されて表示されている顔画像以外の顔画像、たとえば、表示されている顔画像が喜んでいる顔画像である場合には、無修正の平常顔または悲しんでいる顔をサブウインドウにおいて選択することで、選択された種類の顔画像に表示されている顔画像、つまり、該投稿に付加する顔画像を変更する顔画像変更処理を実施することで(Sk20)
、該投稿に使用する顔画像を会員遊技者が所望する種類の顔画像に変更することができる。
このようにして、コメントの入力や、コメントに引用する会員遊技情報の種別変更や顔画像の変更等を必要に応じて実施した後、会員遊技者は投稿用画面の中央下方位置に設けられている「投稿する」の選択入力部を選択する。
尚、該投稿用画面におけるコメント入力部350の内容を全てクリアしたい場合には、投稿用画面の下方に設けられている「クリア」の選択入力部を選択すれば良い。
この「投稿する」の選択入力部の選択操作があった場合には(Sk21でYes)、ステップSk22に進み、投稿用画面にて受付けた内容に基づいて、図11に示す所定形式の投稿データを作成する投稿データ作成処理を実施する。
この投稿データ作成処理においては、まず、投稿データの先頭部分に付加されている、情報共有サーバ100のアドレス等の情報や投稿データである旨を示す所定データを含むデータヘッダ中のユーザーエージェント領域の部分に、EEPROM328cに記憶されているタグ用データから読み出した全ての語句(機種名、遊技機種別、規則種別、遊技場名、市町村名)を、ブラウザ情報に付加するとともに、投稿者のアカウント名を投稿者アカウント部分に、コメント入力部350に入力されたコメント(テキスト)をコメントデータ部分に、投稿用画面に表示した顔画像の画像データを画像データ部分に格納して作成する。
このように、本実施例では、ユーザーエージェント領域の部分にタグ情報を付加するようにしているので、これら付加されるタグ情報によって、投稿できるコメントの文字数が低下してしまうことを防止できるとともに、これらタグ情報を、遊技をしていない機種名等に改変して、情報の検索対象(検索属性)のパチンコ遊技機1を遊技している会員遊技者になりすまして情報の投稿や共有を実施されてしまうことを防止できるようになることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらタグ情報を、引用データと同様に、コメントと一部として、所定の識別記号(たとえばアットマーク等)等を付してタグ情報であることを判別可能として付加するようにしても良い。
尚、投稿用画面において表示した引用データ(会員遊技情報)は、コメントデータ部分におけるコメント(テキスト)の末尾にテキストデータとして付加される。
このようにして作成された所定形式(フォーマット)の投稿データは、投稿要求送信処理において投稿要求として情報共有サーバ100に、ゲートウエイコンピュータ9並びにインターネット網を介して送信される(ステップSk23)。
これら投稿データの情報共有サーバ100への送信に際しては、該投稿データのコメント中に、不適切な用語が含まれていないかがゲートウエイコンピュータ9により監視されており、不適切な用語が含まれている場合には、該投稿データの送信(中継)が阻止されることで、これら不適切な用語が含まれている投稿データは情報共有サーバ100へ送信されないようになっている。
尚、これら投稿要求送信処理の後、表示更新処理(ステップSk24)を実施することで、投稿要求送信処理において送信した投稿データが、図14(c)に示すように、最新の投稿として投稿表示画面に表示される。
これら投稿要求がカードユニット3から送信された場合に情報共有サーバ100(CPU102)は、該投稿要求の受信が図12に示すSh5のステップにおいて投稿要求受信有りと判定してステップSh6に進んで、タグ情報確認処理を実施する。
具体的に、このタグ情報確認処理においては、受信した投稿要求のユーザーエージェント部のデータに付加されているタグの語句が、タグデータテーブルに登録されているものと一致するか否か、つまり、新規の遊技機の名称等の新たな語句(タグ)が含まれていないかを確認し、タグデータテーブルに登録されているものと一致しない新たな語句(タグ)が存在する場合には、該語句(タグ)をタグデータテーブルに追加登録する。
そして、ステップSh7に進み、受信した投稿要求(投稿データ)にデータIDを付加するとともに、該データIDに対応付けて、受信時刻とともに投稿データテーブル(図9参照)に記憶する。
次いで、投稿データに含まれる各種タグのいずれかが、情報配信中タグとして登録されているか否かを確認し、情報配信中タグとして登録されている場合には、該タグに対応して登録(記憶)されているアドレスを全て特定し、該特定したアドレスに対して配信確認を送信して、送信先のカードユニット3が情報共有を継続中であるかを、所定時間以内に配信確認応答の返信があるか否かにより確認する。
この配信確認の受信した場合においてカードユニット3(制御ユニット328)は、情報共有を実施中(情報共有用モジュールプログラムの実行中)である場合には、配信確認応答を返信し、情報共有を実施中(情報共有用モジュールプログラムの実行中)でない場合、つまり、情報共有を終了済みである場合には配信確認応答を返信しない(ステップSk7)。
この配信確認応答の受信に応じて情報共有サーバ100(CPU102)は、該配信確認応答の送信元のカードユニット3に対してのみ、新規の投稿となる投稿データテーブルに新たに記憶した上記投稿データを配信した後(ステップSh9)、ステップSh5に戻る。
これら配信される投稿データは、前述したように、個々の遊技場に設置されたゲートウエイコンピュータ9にて不適切な用語が含まれていないかが監視され、不適切な用語が含まれている場合には、該受投稿データの送信(中継)が阻止されることで、これら不適切な用語が含まれている投稿データがカードユニット3には配信されないようになっている。
尚、本実施例では、不適切な用語を含む場合に、投稿データの受信自体を不能としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら不適切な用語をゲートウエイコンピュータ9が削除して該不適切な用語を含まない投稿データに変更して中継するようにしても良い。
カードユニット3(制御ユニット328)は、これら情報共有サーバ100から送信された投稿データを通信部334において受信し、該受信した新たな投稿データをRAM328bの所定領域に追加記憶する配信投稿受信処理を実施するとともに(ステップSk8)、該追加記憶した新たな投稿データを表示部312に表示中の投稿表示画面に更新表示する表示更新処理を実施する(ステップSk9)。
このように、会員遊技者が投稿を実施した場合には、該投稿を実施したカードユニット3に記憶されたタグデータに設定されているタグの語句を投稿の把握対象、つまり情報の検索対象(検索属性)としている他の会員遊技者が使用しているカードユニット3に、該投稿が自動的に配信されて表示されるようになるので、会員遊技者は、特定の対象である検索対象(検索属性)に関する情報を容易に共有することができる。
尚、上記においては、カードユニット3にデフォルトにて設定されているタグ種類である、カードユニット3が対応するパチンコ遊技機1の機種名を情報の検索対象(検索属性)とした場合を例示したが、これら情報の検索対象(検索属性)を変更する場合、つまり、情報共有サーバ100にて配信される投稿データに含まれるタグの種類(語句)を変更したい場合には、図15に示すように、投稿表示画面の下方に設けられている「タグリスト」のメニューを選択入力すれば良い。
この「タグリスト」のメニューが選択入力された場合においてカードユニット3(制御ユニット328)は、図15(b)に示すように、「関連タグ」と「タグ検索」の選択入力部を含む選択画面を表示して会員遊技者から選択を受付ける。
「タグ検索」の選択入力部が選択された場合においてカードユニット3(制御ユニット328)は、図示しない検索キーワード受付け画面を表示して、キーワードを受付け、該キーワードを含むタグ(語句)を情報共有サーバ100から取得して一覧表示し、該一覧表示したタグの中から情報の共有対象、つまり、検索対象(検索属性)とするタグの選択を受付ける。
一方、「関連タグ」の選択入力部が選択された場合においてカードユニット3(制御ユニット328)は、該カードユニット3に記憶されているタグデータに含まれる語句(遊技機種別、規則種別、遊技場名、市町村名)や、該語句に関連して情報共有サーバ100のタグデータテーブルに記憶されているタグ(語句)を情報共有サーバ100から取得して、図15(c)に示すように、遊技者が選択可能に一覧表示する。
これら関連タグとして表示される、たとえば遊技場名を選択した場合には、該会員遊技者が遊技中の遊技場のカードユニット3から投稿された投稿データが情報共有サーバ100から配信されて投稿表示画面に表示されることで、遊技中の遊技場の他の遊技者との情報共有を容易に行うことができるようになり、たとえ市町村名を選択した場合には、該市町村に存在する各遊技場から投稿された投稿データが情報共有サーバ100から配信されて投稿表示画面に表示されることで、当該市町村地域の他の遊技者との情報共有を容易に行うことができるようになる。
また、情報共有サーバ100から取得される関連タグ(語句)としては、たとえば、図15(c)に示すように、カードユニット3に記憶されているタグデータに含まれる、対応するパチンコ遊技機1のメーカー名に関連する機種名、つまり、対応するパチンコ遊技機1と同一メーカーの他機種の機種名や、カードユニット3に記憶されているタグデータに含まれる市町村名に関連する遊技場名、つまり、遊技中の遊技場の近郊に存在する他の遊技場の遊技場名等が取得されて表示されることで、会員遊技者は、遊技中のパチンコ遊技機1に類似する同一メーカーの機種の情報について、該類似する同一メーカーの機種を遊技している他の遊技者と情報を共有することができるようになる。
次に、実施例2に係る情報共有システムについて、図16〜図20に基づいて説明する。なお、上記実施例1と同一構成で重複する構成については説明を省略するものとし、実施例1と異なる本実施例2の特徴部分、具体的には、情報共有端末装置として会員遊技者が所持する携帯電話端末を用いることに関連する部分についてのみ説明するものとする。
図16は、本実施例2の情報共有システムの構成を示すブロック図であり、本実施例2の情報共有システムは、上記したように、実施例1では、情報共有端末装置として各遊技場に設置されたカードユニット3を使用しているのに対し、本実施例2では、会員遊技者が所持する携帯電話端末5を情報共有端末装置として使用することを特徴としている。
よって、本実施例2のカードユニット3は、インターネット網に接続さていないだけであって、各遊技場に設置された会員管理コンピュータ12との通信機能等の実施例1と同様の各機能(情報共有に係わる機能を除く)を有している。
また、本実施例2の情報共有サーバ100は、実施例1と同様にインターネット網に接続されており、情報共有端末装置となる各携帯電話端末5からの投稿データを受信して記憶するとともに、投稿データに含まれるタグ情報に基づいて、投稿データを各携帯電話端末5に配信する。
ここで、本実施例2に用いた携帯電話端末5について説明すると、携帯電話端末5は、通常の無線による通話機能に加えて、携帯電話会社(キャリア)の基地局並びにゲートウェイサーバを介してインターネット網に接続できるインターネット接続機能や、カメラ機能や、カードユニット3等の外部機器との赤外線通信機能を有している。尚、これらの機能以外に、無線LAN通信機能や、GPS機能、非接触ICカード機能を備えていても良い。
この本実施例に用いた携帯電話端末5の構成について、図17に基づいてより詳細に説明する。図17において、音声入力部51は、マイク65からのアナログ音声信号をディジタル信号に変換するための部位であり、マイクアンプ、フィルタ、A/D変換器、等で構成される。音声出力部52は、受信したディジタル音声信号に基づいてスピーカ66またはイヤレシーバ67を駆動するための部位であり、D/A変換器、フィルタ、スピーカアンプ、等で構成される。ディジタル信号処理部53は、ディジタル音声信号のエンコード、および、ディジタル音声信号へのデコードを行うための部位(通信信号処理部)であり、DSP(Digital Signal Processor)を中心とした畳み込み符号化、スロットインターリーブ、遅延検波、畳み込み復号化、等の各種専用回路で構成される。
また、RF入出力部54は、電話機用アンテナ62を介して携帯電話会社の基地局と高周波電波の送受信を行う部位であり、直交変調器、ゲインアンプ、パワーアンプ、ダイバーシティー、ミキサー、IF復調器、アンテナ共用器等で構成される。
前記音声入力部51から入力されてディジタル音声信号に変換された入力音声は、ディジタル信号処理部53により、誤り訂正符号化、インターリーブ、拡散、D/A変換などの処理を行い、その処理により生成した送信ベースバンド信号をRF入出力部54へ送る。そして、該RF入出力部54内の直交変調器は、該送信ベースバンド信号により局部発振信号を変調して送信高周波信号を生成し、さらにその送信高周波信号を増幅した後にアンテナ共用器を通じて電話機用アンテナ62から基地局に送信する。
アンテナ共用器は、送信高周波信号と受信高周波信号とで1本の電話機用アンテナ62を共用するためのものであり、直交変調器により変調された後に増幅された送信高周波信号を電話機用アンテナ62へ送出する機能とともに、該電話機用アンテナ62からの受信高周波信号をRF入出力部54内のIF復調器へ送出する機能を備えたフィルタ回路により構成されている。
電話機用アンテナ62は、基地局との間で無線による高周波信号の送受信を行う。すなわち、前記直交変調器からアンテナ共用器を介して送られてきた送信高周波信号は、当該電話機用アンテナ62から基地局へ送信される。一方、基地局から送信されてきた高周波信号は、当該電話機用アンテナ62にて受信された後、アンテナ共用器を介してIF復調器へ送られる。そして、該IF復調器並びにゲインアンプは、送られてきた受信高周波信号を増幅し、さらに復調処理を行って得られた受信ベースバンド信号をディジタル信号処理部53へ送る。
この受信ベースバンド信号は、該ディジタル信号処理部53内の通信信号処理部において該受信ベースバンド信号のA/D変換、逆拡散、デインターリーブ、誤り訂正等の処理を実施して受信音声ディジタル信号として音声出力部52へ送ることで、該音声出力部52にてD/A変換により受信した通話音声信号が生成、増幅されてスピーカ66またはイヤレシーバ67から出力されることで、無線通話機能が提供される。
尚、受信された信号が通話による音声データではなくて電子メールやインターネット上のWebサーバから配信されるウェブページ等の情報データである場合、ディジタル信号処理部53において該受信ベースバンド信号のA/D変換、逆拡散、デインターリーブ、誤り訂正等の処理を実施したデータ信号(パケットデータ)が制御部55に出力されることで、受信データに基づくページやメールが表示部56に表示され、これらページにおける操作内容データ等や送信メールのデータ信号(パケットデータ)が、前述したディジタル音声信号に代えてディジタル信号処理部53に送られることで、音声データと同様にこれら操作内容データ等や配信要求等の各種のデータ信号が電話機用アンテナ62から基地局へ送信されることでインターネット接続機能や電子メール機能が形成されている。
また、制御部55は、携帯電話端末5としての各種機能を、各種のプログラムを実行することで実現するための部位であり、これら各種のプログラムを実行可能な中央演算処理回路(CPU;Central Processing Unit)等で構成されており、この制御部55には、各種の情報を表示するための表示部56や、所有者(会員遊技者)が各種の情報を入力するためのタッチパネル部57や、制御部55にて実行される各種の機能を提供するための各種プログラムや設定データ等を記憶するためのメモリ部60や、その時点の時間情報や日付や曜日等のカレンダ情報(日付情報)等を出力するリアルタイムクロック(RTC)61や、外部のデータ処理装置との間でシリアルデータ通信などを行うための外部I/F(インタフェース)部58や、バッテリ電源を元に各ブロックに必要な動作電力を供給するための電源部59や、電話やメールの着信や表示部56への表示等を振動により報知するためのバイブレータ部63や、電話やメールの着信を知らせたり、充電時のインジケータとして使用される発光ダイオード(以下、LED)部64や、カードユニット3等の外部機器との赤外線通信機能を有する赤外線通信モジュール部68や、画像を撮像するためのCCD(Charge Coupled Device)撮像部69が接続され、これら各部の動作制御を制御部55が実施できるようになっている。
メモリ部60は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)などからなる。ROMは、当該携帯電話端末5の基本的な機能を実現するためのプログラムや初期設定値や当該携帯電話端末5に固有に付与された端末ID等が保存(記憶)されている。RAMは、制御部(CPU)55が作業領域として使用し、制御部(CPU)55のプログラム実行中において必要に応じて計算途中のデータなどを記憶したり、他の各部と送受信するデータを一時的に記憶するために使用される。
メモリ部60を構成するEEPROMは、不揮発性メモリであって、情報共有サーバ100等からダウンロードした情報共有機能を付与するための情報共有アプリケーションプログラム、情報共有サーバへのログインに使用するアカウント名やパスワードのログイン情報や、投稿に使用する顔画像データや、電話番号や電子メールアドレス及びそれに対応した氏名、名称などの情報からなる電話帳データ、送受信された電子メールデータ、スケジュール帳 データ、発着信の通信履歴データ、メモ帳データ、所有者(遊技者)によりカスタマイズされた設定データ等の各種のデータを記憶する。
尚、本実施例の携帯電話端末5では、表示部56上に透明なタッチパネル部57を設けることで、表示部56上におけるタッチパネル入力が可能なものとされており、このようにすることは、表示部56の大きさを大きくできることから、後述するように投稿データを比較的大きく表示できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらタッチパネル部57に代えて、従来から使用されている公知のテンキー等による入力操作部を設けるようにしても良い。
次に、本実施例2の携帯電話端末5を使用して情報共有を実施する流れについて、図18に基づき説明すると、まず、会員遊技者が他の遊技者と情報共有を実施したい場合には、メモリ部60に記憶されている情報共有アプリケーションプログラムを所定の起動操作をおこなって起動させる(ステップSd1)。
該起動された情報共有アプリケーションプログラムに基づいて制御部(CPU)55は、まず、カードユニット通信処理を実施する(ステップSd2)。
具体的に、該カードユニット通信処理においては、メモリ部60に記憶している端末IDを赤外線通信モジュール部68による赤外線通信によりカードユニット3に送信する処理を実施する。
これら赤外線通信モジュール部68から送信された端末IDは、突出部305に設けられている赤外線通信部315にて受信されて、該受信された端末IDが赤外線通信部315から制御ユニット328に出力される。
この端末IDの出力に応じて制御ユニット328は、端末ID照合処理を実施する(Su1)。この端末ID照合処理において制御ユニット328は、赤外線通信部315にて受信した端末IDが、受付け中の会員カードから読み出した会員IDに対応付けて会員管理コンピュータ12の会員情報テーブルに記憶されている会員端末の端末IDと一致するか否かを判定する。
具体的には、まず、会員カードを受付け中であるか否かを判定し、会員カードを受付け中で無い場合には、携帯電話端末5に対して照合NGを返信して当該処理を終了する。
一方、会員カードを受付け中である場合には、受付け中の会員カードから読み出した会員IDに対応付けて会員管理コンピュータ12の会員情報テーブルに記憶されている会員端末の端末IDを、会員管理コンピュータ12から取得して、該取得した端末IDと、赤外線通信部315にて受信した端末IDとが一致するか否かを判定する(ステップSu2)。
一致しない場合には、会員カードを受付け中でない場合と同様に携帯電話端末5に対して照合NGを返信(送信)して(ステップSu4)、当該処理を終了する。
端末IDが一致する場合、つまり、携帯電話端末5が会員管理コンピュータ12に登録されている場合には、携帯電話端末5に対して照合OKとともに、EEPROM328cに記憶されているタグデータとを返信(送信)して(ステップSu3)、当該処理を終了する。
端末IDの送信に応じてカードユニット3から照合NGを受信した場合に制御部(CPU)55は、表示部56にエラー表示を実施する一方(Sd3’)、カードユニット3から照合OKを受信した場合には、自動ログイン要求を所定の情報共有サーバ100に対して送信する(ステップSk3)。
尚、自動ログインに必要となる情報共有サーバ100のインターネットプロトコルアドレスは予め該情報共有アプリケーションプログラムに組み込まれているとともに、会員遊技者のアカウント名とパスワードは、予め情報共有アプリケーションプログラムに設定しておけば良い。
この自動ログイン要求の受信に応じて情報共有サーバ100(CPU102)は、実施例1と同様に利用者認証処理を実施し(ステップSh1)、認証結果(認証OKまたは認証NG)を自動ログイン要求の送信元の携帯電話端末5に対して返信する。
受信した認証結果が認証OKである場合において制御部(CPU)55は、カードユニット3から受信したタグデータに、遊技機の機種名が含まれているか否かを判定し、遊技機の機種名が含まれている場合には該機種名をタグ情報として含む投稿配信要求を情報共有サーバ100に対して送信する(ステップSd4)。
つまり、タグデータに含まれる機種名、遊技機種別(パチンコまたはスロット)、規則種別(第1種、第2種、第3種等)、遊技場名、市町村名の各種のタグ語句のうち、機種名がデフォルトのタグ情報として送信されることで、実施例1と同様に、これら機種名が他のタグ語句よりも優先されるように設定されている。
該投稿配信要求の受信に応じて情報共有サーバ100(CPU102)は、図18に示すように、実施例1と同じく、投稿データ抽出処理を実施して、受信した投稿配信要求に含まれる機種名と同一の機種名がタグデータとして記憶されている投稿データを全て抽出する(ステップSh2)。
そして、投稿データテーブルから抽出した各投稿データを、通信部107を通じて投稿配信要求の送信元の携帯電話端末5に対して配信するとともに(ステップSh3)、該機種名のタグを含む新規の投稿があったときに、該新規の投稿を自動配信するために、情報配信中タグとして当該機種名と、配信先のアドレス(IPアドレス)を登録する(ステップSh4)。
制御部(CPU)55は、これら情報共有サーバ100から配信された抽出投稿データをRF入出力部54、ディジタル信号処理部53を介して受信し、該受信した各投稿データをメモリ部60の所定領域に記憶する配信投稿受信処理を実施する(ステップSd5)。
尚、この際、これら受信した各投稿データに不適切な用語が含まれていないかを制御部(CPU)55が監視するようにしても良い。
具体的には、図21(b)に示すように、受信した各投稿データに不適切な用語が含まれていないかを監視する投稿データ監視処理を実施(ステップSd5a)して、不適切な用語が含まれているかを判定し、含まれている場合にはステップSd5cに進んで、該不適切な用語を含む投稿データを削除するようにすれば良い。
そして、該所定領域に記憶した各投稿データを表示部56に表示する配信投稿表示処理を実施する(ステップSd6)。具体的に、該配信投稿表示処理においては、図20(a)に示すように、受信した各投稿データを新しい順に一覧表示する。
これら表示される各投稿データとしては、実施例1のカードユニット3の場合と同様である。尚、コメントを拡大してコメントの内容全てを把握したい場合には、実施例1のカードユニット3の場合と同じく、把握したいコメントを選択することで、該選択されたコメントがサブウインドウにて拡大表示されることで、当該投稿の詳細な内容を把握することができる。
次に、携帯電話端末5において会員遊技者が投稿を実施する流れについて、図19と図20に基づいて説明すると、投稿を実施する場合には、図20(a)の投稿表示画面の下方中央部に設けられている「投稿」の選択入力部を選択入力すれば良い。
携帯電話端末5の制御部(CPU)55は、この「投稿」の選択入力部の選択入力の受付けに応じて(ステップSd10)、図19に示すように、引用する遊技情報の取得が必要か否かを会員遊技者より受付ける遊技情報取得受付け処理を実施する(ステップSd11)。
具体的に遊技情報取得受付け処理においては、図20(c)に示すように、表示部56に、「取得する」と「取得しない」の選択入力部を有する受付け画面を表示して、遊技者よりカードユニット3から引用する遊技情報を取得するか否かを受付ける。
該受付けにおいて「取得しない」が選択された場合には、ステップSd16の投稿画面表示処理に移行する一方、「取得する」が選択された場合には、端末IDを含む遊技情報取得要求を、赤外線通信モジュール部68を通じてカードユニット3に対し送信する。尚、該送信においては、赤外線通信モジュール部68をカードユニット3の方向に向けるように表示部56にメッセージを表示する。
この遊技情報取得要求を赤外線通信部315にて受信したカードユニット3(制御ユニット328)は、前述したSu1、Su2のステップと同じく、端末IDの照合を実施して、該端末IDが一致したことを条件に、会員遊技情報を送信する。尚、送信される会員遊技情報の種類は、実施例1においてSk11のステップにおいて読み出すものと同様とすれば良い。
この会員遊技情報の受信に応じて携帯電話端末5の制御部(CPU)55は、受信した会員遊技情報に基づいて、メモリ部60に記憶されている顔画像データを実施例1におけるSk13のステップと同様に修正する(Sd15)。
そして、これら修正した顔画像の表示を有するとともに、カードユニット3から受信した会員遊技情報のうち、コメントに引用するデータとしてデフォルトにて設定されている種別の会員遊技情報(たとえば、本実施例では、遊技状態、総始動回数、大当り回数、確変回数、当り後始動回数(TS))をコメントの最終分部に付加することで引用した図20(d)に示す投稿用画面を表示部56に表示する(ステップSd16)。
尚、この図20(d)に示す投稿用画面の構成は、実施例1のカードユニット3における投稿用画面の構成と同一であるので、ここでの説明は省略する。
また、これら投稿用画面を表示した後、コメント入力があったときに(ステップSd17)実施するコメント入力処理(ステップSd18)、引用遊技データ選択入力部の選択操作があったときに(ステップSd19)実施する遊技データ選択受付け処理(ステップSd20)、顔画像選択入力部の選択操作があったときに(ステップSd21)実施する顔画像変更処理(ステップSd22)、「投稿する」の選択入力部の選択操作の有無判定(ステップSd23)は、実施例1におけるSk15〜Sk21の処理と同一とされることで、携帯電話端末5においても、コメントの入力や、引用する遊技情報の種類選択や、会員遊技情報に基づいて修正された顔画像の変更等を会員遊技者が実施できるようになっている。
そして、「投稿する」の選択入力部の選択操作があった場合には(Sd23でYes)、ステップSd24に進み、投稿用画面にて受付けた内容に基づいて、図11に示す所定形式の投稿データを作成する投稿データ作成処理を実施する。
尚、これら投稿データ作成処理の処理内容は、実施例1のステップSk22と同様である。
このようにして作成された所定形式(フォーマット)の投稿データは、投稿要求送信処理において投稿要求として情報共有サーバ100にインターネット網を介して送信される(ステップSd25)。
尚、これら投稿データの情報共有サーバ100への送信に際しては、図21(a)に示すように、該投稿データのコメント中に、不適切な用語が含まれていないかを監視する投稿データ監視処理(ステップSd24a)を実施するとともに、不適切な用語がないことを条件に(ステップSd24bでNo)、投稿要求送信処理を実施し、不適切な用語がある場合には、ステップSd30に進んでエラー表示を表示部56に表示して投稿要求送信処理を実施しないようにすることで、これら不適切な用語が含まれている投稿データは情報共有サーバ100へ送信されないようにしても良い。
尚、これら投稿要求送信処理の後、表示更新処理(ステップSd26)を実施することで、投稿要求送信処理において送信した投稿データが、最新の投稿として投稿表示画面に表示される。
また、本実施例2の携帯電話端末の投稿表示画面の下方位置には、実施例1の投稿表示画面と同様に、「タグリスト」のメニューが設けられており、該「タグリスト」のメニューを選択することで、実施例1と同様に、「関連タグ」と「タグ検索」の選択入力部を含む選択画面が表示され、「関連タグ」の選択入力部が選択された場合においては、その時点において表示されている投稿表示画面の表示においてカードユニット3から取得したタグデータに含まれる語句(遊技機種別、規則種別、遊技場名、市町村名)や、該語句に関連して情報共有サーバ100のタグデータテーブルに記憶されているタグ(語句)を情報共有サーバ100から取得されて、図20(b)に示すように、遊技者が選択可能に一覧表示され、これら一覧表示されたタグの中から所望のもの、たとえば、遊技中と同一メーカーの他機種の機種名を選択することで、該機種名を情報の共有対象(検索属性)とした情報の共有を容易に実施できるようになる。
以上、上記した各実施例によれば、情報共有端末装置となるカードユニット3や携帯電話端末5において入力されたコメントデータ(投稿情報)は、該コメントデータに係わる投稿属性特定情報となる会員遊技者が遊技中のパチンコ遊技機1の機種名や遊技場名等のタグ情報が付加されて投稿データとして情報共有サーバ100に送信されて記憶されるとともに、該記憶された投稿データのうち、カードユニット3や携帯電話端末5から送信される投稿配信要求に含まれる検索属性特定情報となるタグ情報から特定される共有対象(検索属性)の機種や遊技場を特定可能な機種名や遊技場名等のタグデータ(投稿属性特定情報)が付加されている投稿データが抽出されてカードユニット3や携帯電話端末5に配信されるようになるので、特定の対象である共有対象(検索属性)の機種や遊技場についての投稿データ(情報)を容易に共有することができる。
また、上記した各実施例によれば、会員遊技者が遊技中のパチンコ遊技機1の機種または遊技場を共有対象(検索属性)とする投稿データが、これら遊技中ではない遊技機や遊技場の投稿データよりも優先して配信されてカードユニット3や携帯電話端末5に表示されるようになるので、遊技中の遊技機の機種または遊技場に係わる他の遊技者、つまり、自分と同様の状況下にある他の遊技者との情報の共有を、より一層容易に行うことができる。
また、上記した各実施例によれば、会員遊技情報がコメントデータの一部として自動的に付加されて投稿されるので、遊技情報が付加された投稿を容易に実施することができる。
また、上記した各実施例によれば、遊技者が使い慣れた携帯電話端末5にて情報の共有が可能となるとともに、これら携帯電話端末5を使用する場合においても、会員遊技情報が付加された投稿を容易に実施することができる。
また、上記した各実施例によれば、投稿データに会員遊技情報に応じて修正された顔画像が付加されるので、遊技の状況を把握し易くなるばかりか個々の投稿データが誰のものであるのかを識別し易くなるとともに、これら投稿情報の閲覧における興趣も向上できる。
また、上記した各実施例によれば、不適切用語を含む投稿データが投稿または表示されてしまうことを阻止できるので、不適切な投稿が連鎖してしまうことによる不都合の発生を未然に防止できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、投稿データに添付する画像として会員遊技者の顔写真の画像データとしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら実際の顔写真ではなく、似顔絵の画像データや、その遊技者のトレードマークや似ている動物等の画像等であっても良い。
また、前記実施例では、投稿する内容として文字によるコメントを例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら投稿として、たとえば、遊技中に撮影した画像等を入力して投稿するようにしても良い。
また、前記実施例1では、タグ用データを予め会員管理コンピュータ12からカードユニット3に送信して記憶することで、カードユニット3がタグ用データを迅速に使用できるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらタグ情報に使用する機種名や遊技場名等を、その都度、会員管理コンピュータ12或いはホールコンピュータ等の管理コンピュータや対応するパチンコ遊技機1等から取得するようにしても良い。
また、前記実施例2では、携帯電話端末5がタグデータを赤外線通信にて直接、カードユニット3から取得するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、図22に示すように、これらタグデータがシンボル化された二次元情報シンボルMを表示部312に表示して、該二次元情報シンボルMを読み取ることで、携帯電話端末5がタグデータを取得するようにしても良い。また、カードユニット3ではなく、パチンコ遊技機1に二次元情報シンボルMを表示するようにしても良い。
また、これら二次元情報シンボルMを適宜に表示部312に表示するのではなく、図22に示すように、カードユニット3の前面所定位置やパチンコ遊技機1の前面所定位置、或いは、カードユニット3やパチンコ遊技機1の近傍位置に印刷物として貼着して表示するようにしても良い。
また、前記実施例では、情報共有端末装置として、カードユニット3や携帯電話端末5を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、図24に示すように、遊技場内の所定位置に設けられ、カード挿入口142に会員カードが挿入されることに応じて、該会員カードを所持する会員遊技者が所有する貯玉数や遊技履歴等の情報を表示部141に表示して提供する会員情報端末140としても良く、これら会員情報端末140を情報共有端末装置とする場合には、タグ用データ等を会員管理コンピュータ12等の管理装置等から取得すれば良い。
さらには、図23に示すように、たとえば、カードユニット3を介してインターネット網に接続可能とされたパチンコ遊技機1’を情報共有端末装置として、該パチンコ遊技機1’の演出可変表示部29に、たとえば、遊技が実施されていない期間におけるデモ演出として、当該パチンコ遊技機1’と同一の機種を遊技している遊技者の投稿データを随時更新表示して、該パチンコ遊技機1’に対する遊技者の興味を高めるようにしても良い。
また、前記実施例2では、携帯電話端末5が会員遊技情報をカードユニット3から赤外線通信により直接受信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら会員遊技情報もタグデータと同様に、会員遊技情報がシンボル化された二次元情報シンボルを表示部312に表示して、該二次元情報シンボルを読み取ることにより携帯電話端末5が会員遊技情報を取得するようにしたり、或いは、会員遊技情報がアップロードされているサイトのアドレスがシンボル化された二次元情報シンボルを表示部312に表示して、該二次元情報シンボルを読み取って復号したアドレスにアクセスして会員遊技情報を取得するようにしても良い。