本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、先ず図1は、本実施例におけるサービス提供システムの構成を示すシステム構成図であり、本実施例のサービス提供システムは、図1に示すように、各遊技場に設置された遊技機であるパチンコ機1と、該パチンコ機1において遊技する遊技者が携行可能とされた本発明における携帯端末である携帯電話機400と、インターネット網119に接続され、前記パチンコ機1や図示しないスロットマシン等の遊技機のメーカーが運営するサイトを構成する本発明におけるサービス提供装置を成すサイトサーバ116と、から主に構成されている。
また、各遊技場には、当該遊技場において会員となっている会員遊技者に関する情報を管理するための会員管理コンピュータ120が設けられており、これら各遊技場の会員管理コンピュータ120とサイトサーバ116とが、通信回線111を介して接続されていて、各遊技場の会員管理コンピュータ120とサイトサーバ116とが互いにデータの送受を実施できるようになっている。
まず、本実施例のサービス提供システムに用いたパチンコ機1について以下に説明すると、パチンコ機1は、縦長の方形状に形成された外枠(図示せず)と、外枠の内側に開閉可能に取り付けられた遊技枠とで構成される。また、パチンコ機1は、遊技枠に開閉可能に設けられている額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。遊技枠は、外枠に対して開閉自在に設置される前面枠(図示せず)と、機構部品等が取り付けられる機構板と、それらに取り付けられる種々の部品(後述する遊技盤を除く。)とを含む構造体である。
図2に示すように、パチンコ機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿(上皿)3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3に収容しきれない遊技球を貯留する余剰球受皿4と遊技球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の背面には、遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。なお、遊技盤6は、それを構成する板状体と、その板状体に取り付けられた種々の部品とを含む構造体である。また、遊技盤6の前面には、打ち込まれた遊技球が流下可能な遊技領域7が形成されている。尚、図1並びに図2中の300は、パチンコ機1に隣接して1対1に設けられて、プリペイドカードや現金を投入することで玉貸を受けられるようにするためのカードユニットである。
遊技領域7の中央付近には、所定の始動条件の成立(例えば、打球が第1始動入賞口13または第2始動入賞口14に入賞したこと)にもとづいて各々を識別可能な複数種類の演出用の飾り図柄を可変(変動)表示し表示結果を導出表示する可変表示装置9が配置されている。
尚、本実施例の可変表示装置9は液晶表示装置(LCD)により構成され、左・中・右の3つの表示領域(飾り図柄表示エリア)に飾り図柄が表示制御されるように構成されている。なお、入賞とは、入賞口などのあらかじめ入賞領域として定められている領域に遊技球が入ったことである。また、表示結果を導出表示するとは、図柄を停止表示させることである(いわゆる再変動の前の仮停止を除く)。
本実施例では、可変表示装置9の3つの表示領域に表示される飾り図柄として、「0」〜「9」の数字の図柄を用いている。飾り図柄の可変表示(変動)中、原則として、「0」〜「9」の飾り図柄が番号順に表示される。
可変表示装置9の上部には、識別情報としての特別図柄を可変表示する特別図柄表示器(特別図柄表示装置)8が設けられている。尚、本実施例では、特別図柄表示器8は、例えば「0」〜「9」の数字を可変表示可能な簡易で小型の表示器(例えば7セグメントLED)で実現されている。特別図柄表示器8は、遊技者に特定の停止図柄を把握しづらくさせるために、「0」〜「99」など、より多種類の数字を可変表示するように構成されていてもよい。
可変表示装置9は、特別図柄表示器8による特別図柄の可変表示期間中に、装飾用(演出用)の図柄としての飾り図柄の可変(変動)表示を行う。飾り図柄の可変表示を行う可変表示装置9は、演出制御基板に搭載されている図示しない演出制御用マイクロコンピュータによって制御される。特別図柄の可変表示を行う特別図柄表示器8は、遊技制御基板に搭載されている遊技制御用マイクロコンピュータによって制御される(図3参照)
可変表示装置9の下部には、第1始動入賞口13および第2始動入賞口14に入った有効入賞球数すなわち保留記憶(始動記憶または始動入賞記憶ともいう。)数を表示する4つの表示器からなる特別図柄保留記憶表示器18が設けられている。有効始動入賞がある毎に、1つの表示器の表示色を変化させる。そして、特別図柄表示器8の可変表示が開始される毎に、1つの表示器の表示色をもとに戻す。
尚、本実施例では、特別図柄表示器8と特別図柄保留記憶表示器18とが別個に設けられているので、可変表示中も保留記憶数が表示された状態にすることができる。なお、可変表示装置9の表示領域内に、保留記憶数を表示する4つの表示領域からなる特別図柄保留記憶表示領域を設けるようにしてもよい。また、本実施例では、保留記憶数の上限値を4とするが、上限値をより大きい値にしてもよい。さらに、上限値を、遊技状態に応じて変更可能としても良い。
可変表示装置9の下方には、遊技球が入賞可能な第1始動入賞口13が形成されている。第1始動入賞口13に入賞した遊技球は、遊技盤6の背面に導かれ、第1始動口スイッチ13aによって検出される。
また、第1始動入賞口13の真下には、第2始動入賞口14が形成されている。そして、第2始動入賞口14には開閉動作を行う可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞球装置15が物理的に閉じている状態のときは第2始動入賞口14に遊技球が入賞せず、可変入賞球装置15が物理的に開いている状態のときに第2始動入賞口14に遊技球が入賞可能となる。可変入賞球装置15は、ソレノイド16によって開閉される。可変入賞球装置15が開いた状態になることによって、遊技球が第2始動入賞口14に入賞し易くなり(始動入賞し易くなり)、遊技者にとって有利な状態になる。第2始動入賞口14に入賞した遊技球は、遊技盤6の背面に導かれ、第2始動口スイッチ14aによって検出される。
始動入賞口14の下方には、大当り遊技状態または小当り遊技状態においてソレノイド21によって開状態とされる特別可変入賞装置が設けられている。特別可変入賞装置は、開閉板20を備え、大入賞口を形成する。大入賞口に入った遊技球はカウントスイッチ23で検出される。
可変表示装置9の真上には、普通図柄表示器10が設けられている。普通図柄表示器10は、普通図柄と呼ばれる複数種類の識別情報(例えば、「○」および「×」)を可変表示する。
ゲート32を遊技球が通過しゲートスイッチ32aで検出されると、普通図柄表示器10の表示の可変表示が開始される。尚、本実施例では、左右のランプ(点灯時に図柄が視認可能になる)が交互に点灯することによって可変表示が行われ、例えば、可変表示の終了時に左側のランプが点灯すれば当りとなる。そして、普通図柄表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所定回数、所定時間だけ開いた状態になる。すなわち、可変入賞球装置15の状態は、普通図柄の停止図柄が当り図柄である場合に、遊技者にとって不利な状態から有利な状態に変化する。普通図柄表示器10の近傍には、ゲート32を通過した球数を表示する4つのLEDによる表示部を有する普通図柄保留記憶表示器41が設けられている。ゲート32への遊技球の通過がある毎に、普通図柄保留記憶表示器41は点灯するLEDを1増やす。そして、普通図柄表示器10の可変表示が開始される毎に、点灯するLEDを1減らす。
遊技盤6には、複数の入賞口29,30,33,39が設けられ、遊技球の入賞口29,30,33,39への入賞は、それぞれ入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aによって検出される。各入賞口29,30,33,39は、遊技球を受け入れて入賞を許容する領域として遊技盤6に設けられる入賞領域を構成している。なお、第1始動入賞口13や第2始動入賞口14、大入賞口も、遊技球を受け入れて入賞を許容する入賞領域を構成する。遊技盤6の遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球が取り込まれるアウト口26がある。
また、遊技領域7の外側の左右上部には、所定の音声出力として効果音や音声を発声(出力)する本発明における音出力手段となる2つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周には、天枠ランプ28a、左枠ランプ28bおよび右枠ランプ28cが設けられている。さらに、遊技領域7における各構造物(大入賞口等)の周囲には装飾LEDが設置されている。天枠ランプ28a、左枠ランプ28b、右枠ランプ28cおよび装飾用LEDは、遊技機に設けられている装飾発光体の一例である。
また、左側のスピーカ27の下方には、賞球払出中に点灯する賞球LED51が設けられ、右側のスピーカ27の下方には、補給球が切れたときに点灯する球切れLED52が設けられている。
パチンコ機1には、遊技者が打球操作ハンドル5を操作することに応じて駆動モータを駆動し、駆動モータの回転力を利用して遊技球を遊技領域7に発射する打球発射装置(図示せず)が設けられている。打球発射装置から発射された遊技球は、遊技領域7を囲むように円形状に形成された打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。遊技球が第1始動入賞口13または第2始動入賞口14に入り第1始動口スイッチ13aまたは第2始動口スイッチ14aで検出されると、特別図柄の可変表示を開始できる状態であれば(例えば、大当り遊技終了または前回の可変表示の終了)、特別図柄表示器8において特別図柄の可変表示(変動)が開始されるとともに、可変表示装置9において飾り図柄の可変表示が開始される。特別図柄の可変表示を開始できる状態でなければ、特別図柄保留記憶表示器18についての保留記憶数を1増やす。
特別図柄表示器8における特別図柄および可変表示装置9の飾り図柄の可変表示は、所定時間が経過したときに停止する。停止時の停止図柄が大当り図柄のうちの確変図柄(後述する突然確変図柄を除く。)または非確変図柄になると、大当り遊技状態(確変大当りまたは非確変大当り(通常大当りともいう))に移行する。すなわち、一定時間(例えば29秒)が経過するまで、または、所定個数(例えば、10個)の遊技球が大入賞口に入賞するまで特別可変入賞装置が開放される。なお、特別可変入賞装置が開放されてから一定期間経過するまで、または、所定個数(例えば、10個)の打球が大入賞口に入賞するまでが大当り遊技状態における1ラウンドである。本実施例では、停止図柄が確変図柄または非確変図柄になったことにもとづいて大当り遊技状態に移行されたときは、大当り遊技状態が15ラウンド継続される。尚、これら大当り状態が終了するときに可変表示装置9には、本発明の特別アクセス情報となる二次元バーコードが表示出力される。
尚、本実施例では、特別図柄表示器8における特別図柄の可変表示と、可変表示装置9における飾り図柄の可変表示とは同期している。ここで、同期とは、可変表示の期間(可変表示時間)が同じであることをいう。また、特別図柄表示器8における表示結果(特別図柄の停止図柄)と可変表示装置9における表示結果(飾り図柄の停止図柄)とは対応している。なお、両図柄の対応関係については後述する。
次に、遊技状態の種類および遊技状態の遷移について説明する。まず、確変状態(確率変動状態)とは、大当り(つまり図柄が大当り図柄)となる確率が通常遊技状態および時短状態よりも高い遊技者にとって有利な遊技状態のことをいう。
また、時短状態(時間短縮状態)とは、特別図柄表示器8における特別図柄および可変表示装置9における飾り図柄の可変表示時間(変動時間)が通常遊技状態および確変状態(確変時短状態を除く)よりも短縮される遊技状態のことをいう。このように可変表示時間が短縮されることにより、頻繁に図柄の可変表示が実行され、単位時間当たりの大当りの発生確率が向上する結果、遊技者にとって有利な状態となる。また、時短状態では、普通図柄表示器10において、停止図柄が当り図柄になる確率が通常遊技状態および確変状態(確変時短状態を除く)より高められるとともに、可変入賞球装置15における開放時間と開放回数とのうちの一方または双方が通常遊技状態および確変状態(確変時短状態を除く)よりも高められ、遊技者にとってさらに有利な状態になる。また、時短状態では、普通図柄表示器10における普通図柄の可変表示時間(変動時間)が通常遊技状態および確変状態(確変時短状態を除く)よりも短縮されることによって、遊技者にとってさらに有利な状態になる。なお、普通図柄の停止図柄が当り図柄になる確率が向上し、可変入賞球装置15における開放時間と開放回数の一方または双方が高められ、普通図柄の可変表示時間が短縮された状態を高ベース状態といい、高ベース状態以外の通常の状態を低ベース状態という。
ここで、本実施例のパチンコ機1では、以下のように遊技状態が遷移する。
(1)通常遊技状態および時短状態のときに確変図柄(突然確変図柄を除く)で大当りになり、その大当り遊技が終了すると、遊技状態が通常遊技状態および時短状態から確変時短状態に移行される。これによって、特別図柄および普通図柄の停止図柄が当り図柄になる確率が高められ、特別図柄および普通図柄等の変動時間が短縮され、可変入賞球装置15における開放時間や開放回数も高められる。
(2)確変状態のときに確変図柄で大当りになり、その大当り遊技が終了すると、再度確変時短状態が変化しないで維持される。
(3)通常遊技状態および時短状態のときに非確変図柄で大当りになり、その大当り遊技が終了すると、大当り終了後の所定の変動回数(例えば100回)だけ時短状態に制御される。すなわち、遊技状態が通常遊技状態であったときは通常遊技状態から時短状態に所定の変動回数だけ移行され、遊技状態が時短状態であったときは所定の変動回数だけ時短状態が継続される。このとき、特別図柄および普通図柄の変動時間が短縮され、可変入賞球装置15における開放時間や開放回数も高められる。そして、所定の変動回数の変動が開始されるときに遊技状態が時短状態から通常遊技状態に移行される。
(4)確変状態および確変時短状態のときに非確変図柄で大当りになり、その大当り遊技が終了すると、大当り終了後の所定の変動回数(例えば100回)だけ時短状態に制御される。すなわち、確変状態および確変時短状態から時短状態に所定の変動回数だけ移行される。このとき、特別図柄および普通図柄の変動時間が短縮され、可変入賞球装置15における開放時間や開放回数も高められる。そして、所定の変動回数の変動が開始されるときに遊技状態が時短状態から通常遊技状態に移行される。
なお、以上のような遊技状態の遷移は一例であって、このような構成に限られるわけで
はない。
次に、特別図柄の停止図柄と飾り図柄の停止図柄の対応関係(両図柄のはずれ図柄、確変図柄、非確変図柄、突然確変図柄および小当り図柄)について説明する。
上述したように、特別図柄表示器8にて可変表示される特別図柄は「0」〜「9」であ
る。このうち、「0」〜「3」,「8」,「9」がはずれ図柄であり、「5」、「7」が確変図柄であり、「4」、「6」が非確変図柄である。
また、上述したように、可変表示装置9にて可変表示される左中右の飾り図柄は、それぞれ、「0」〜「9」である。ここで、飾り図柄のはずれ図柄は、左中右の飾り図柄が同一図柄で揃っていない状態の図柄(例えば、「358」など)である。なお、左右の飾り図柄が同一図柄で揃っているが(リーチとなっているが)、中の飾り図柄だけ揃っていない状態もはずれ図柄である。
飾り図柄の大当り図柄は、左中右の飾り図柄が同一図柄で揃った状態の図柄である。具
体的には、「000」,「111」,「222」,「333」,「444」,「555」,「666」,「777」,「888」,「999」である。このうち、奇数の飾り図柄で揃った状態の図柄(「111」,「333」,「555」,「777」,「999」)が確変図柄であり、偶数の飾り図柄で揃った状態の図柄(「000」,「222」,「444」,「666」,「888」)が非確変図柄である。
次に、リーチ表示態様(リーチ)について説明する。この実施の形態におけるリーチ表示態様(リーチ)とは、停止した飾り図柄が大当り図柄の一部を構成しているときに未だ停止していない飾り図柄については可変表示(変動表示)が行われていること、および全てまたは一部の飾り図柄が大当り図柄の全てまたは一部を構成しながら同期して変動表示している状態である。
例えば、可変表示装置9における左、中、右の表示領域のうち左、右の表示領域には大当り図柄の一部になる飾り図柄(例えば、「7」)が停止表示されている状態で中の表示領域は未だ変動表示が行われている状態、および表示領域の全てまたは一部の図柄が大当り図柄の全てまたは一部を構成しながら同期して変動表示している状態(例えば、可変表示装置9における左、中、右の表示領域の全てに変動表示が行われ、常に同一の図柄が揃っている状態で変動表示が行われている状態)がリーチ表示態様またはリーチになる。
また、リーチの際に、通常と異なる演出がランプや音で行われる。その演出と可変表示装置9におけるリーチ表示態様とをリーチ演出という。また、リーチの際に、キャラクタ(人物等を模した演出表示であり、図柄(飾り図柄等)とは異なるもの)を表示させたり、可変表示装置9の背景の表示態様(例えば、色等)を変化させたりすることがある。
図3は、本実施例のパチンコ機1の主基板(遊技制御基板)31における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図3には、払出制御基板37および演出制御基板80等も示されている。主基板31には、プログラムに従ってパチンコ機1を制御する遊技制御用マイクロコンピュータ560が搭載されている。遊技制御用マイクロコンピュータ560は、ゲーム制御(遊技進行制御)用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用される記憶手段としてのRAM55、プログラムに従って制御動作を行うCPU56およびI/Oポート部57を含む。本実施例では、ROM54およびRAM55は遊技制御用マイクロコンピュータ560に内蔵されている。すなわち、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、1チップマイクロコンピュータである。1チップマイクロコンピュータには、少なくともCPU56のほかRAM55が内蔵されていればよく、ROM54は外付けであっても内蔵されていてもよい。また、I/Oポート部57は、外付けであってもよい。
遊技制御用マイクロコンピュータ560には、さらに、ハードウエア乱数を発生する乱数回路503が内蔵されている。
更に、主基板(遊技制御基板)31には、図示しないが、電源投入時に遊技制御用マイクロコンピュータ560をリセットするための初期リセット回路と、電源投入後に遊技制御用マイクロコンピュータ560を定期的にリセットするための定期リセット回路と、遊技制御用マイクロコンピュータ560から与えられるアドレス信号をデコードしてI/Oポート部57のうちのいずれかのI/Oポートを選択するための信号を出力するアドレスデコード回路とが設けられている。
遊技制御用マイクロコンピュータ560は、電源投入時において、初期リセット回路により初期リセットされる。また、電源投入後、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、定期リセット回路により定期的(本実施例では、後述するように2ミリ秒毎)にリセットされ、割込み処理が実行される。これにより、割込み処理が実行される毎に、ゲーム制御用のプログラムが所定位置から再実行されることで、図15に示す特別図柄プロセス処理が2ミリ秒毎に繰返し実施される。
なお、遊技制御用マイクロコンピュータ560においてCPU56がROM54に格納されているプログラムに従って制御を実行するので、以下、遊技制御用マイクロコンピュータ560(またはCPU56)が実行する(または、処理を行う)ということは、具体的には、CPU56がプログラムに従って制御を実行することである。このことは、主基板31以外の他の基板に搭載されているマイクロコンピュータについても同様である。
また、ゲートスイッチ32a、第1始動口スイッチ13a、第2始動口スイッチ14a、カウントスイッチ23、入賞口スイッチ29a,30a,33a,39aからの検出信号を遊技制御用マイクロコンピュータ560に与える入力ドライバ回路58も主基板31に搭載されている。また、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16、および大入賞口を形成する特別可変入賞球装置20を開閉するソレノイド21を遊技制御用マイクロコンピュータ560からの指令に従って駆動する出力回路59も主基板31に搭載されている。
また、遊技制御用マイクロコンピュータ560は、特別図柄を可変表示する特別図柄表示器8、普通図柄を可変表示する普通図柄表示器10、特別図柄保留記憶表示器18および普通図柄保留記憶表示器41の表示制御を行う。
なお、大当り遊技状態の発生を示す大当り情報等の情報出力信号をホールコンピュータ等の外部装置に対して出力する情報出力回路(図示せず)も主基板31に搭載されている。
尚、本実施例では、演出制御基板80に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)が、中継基板77を介して遊技制御用マイクロコンピュータ560からの演出制御コマンドを受信し、飾り図柄を可変表示する可変表示装置9の表示制御を行うとともに、リーチ演出に伴う可変表示装置9の表示制御や、大当り状態における大当り演出に伴う可変表示装置9の表示制御や、該大当り状態の終了時において、後述するように、二次元バーコード生成処理を実施して特別アクセス情報となる二次元バーコードを生成し、該生成した二次元バーコードを可変表示装置9に表示する制御を実施する。
また、本実施例の演出制御基板80には演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)に加えて、図3に示すように、個々の二次元バーコードを識別するための二次元バーコードに符号化されるタイムスタンプデータに使用する時刻情報を出力可能なリアルタイムクロック(RTC)81が搭載されており、演出制御用マイクロコンピュータ(図示略)は、これらRTC81から出力される時刻情報に基づいてタイムスタンプデータを生成するとともに、該生成したタイムスタンプデータや該パチンコ機1の機種を特定可能な機種IDや、サイトへの特別アクセスを実施するための後述する暗号かURLを復号するための復号キー等のデータが符号化された二次元バーコードを生成して(二次元バーコード生成処理)、可変表示装置9に表示させる制御を実施する。つまり、本実施例の二次元バーコード(特別アクセス情報)には、個々の特別アクセス情報を識別可能な特別アクセス識別情報となるタイムスタンプデータが含まれている。
また、演出制御基板80に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータが、ランプドライバ基板35を介して、遊技盤6に設けられている装飾ランプ25の表示制御を行うとともに、枠側に設けられている天枠ランプ28a、左枠ランプ28b、右枠ランプ28c、賞球ランプ51および球切れランプ52の点灯制御を行うとともに、音声入出力基板70を介してスピーカ27からの音出力の制御を行う。
さらに、演出制御基板80に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータは、ランプドライバ基板35に対して、受信した演出制御コマンドに対応したランプを駆動する信号を出力することで、受信した演出制御コマンドにて表示制御される可変表示装置9における飾り図柄の可変表示に対応する点灯演出が実施される。
次に、本実施例に用いた携帯電話機400について、図4に基づいてより詳細に説明すると、本発明の携帯電話機400は、通常の無線による音声通話機能に加えてインターネット接続機能を有しており、インターネット網119を介して前記サイトサーバ116にアクセス可能とされており、該サイトサーバ116から配信される各種ページにおいて、携帯電話機400に設けられたテンキーや十字キー等の入力部を操作することで、各種の入力や選択等を実施できるようになっている。
図4において、音声入力部451は、マイク465からのアナログ音声信号をディジタル信号に変換するための部位であり、マイクアンプ、フィルタ、A/D変換器、等で構成される。音声出力部452は、受信したディジタル音声信号に基づいてスピーカ466またはイヤレシーバ467を駆動するための部位であり、D/A変換器、フィルタ、スピーカアンプ、等で構成される。ディジタル信号処理部453は、ディジタル音声信号のエンコード、および、ディジタル音声信号へのデコードを行うための部位であり、DSP(Digital Signal Processor)を中心とした畳み込み符号化、スロットインターリーブ、遅延検波、畳み込み復号化、等の各種専用回路で構成される。
また、RF入出力部454は、電話機用アンテナ462を介して、図1に示すように、携帯電話会社の基地局117と高周波電波の送受信を行う部位であり、直交変調器、ゲインアンプ、パワーアンプ、ダイバーシティー、ミキサー、IF復調器、アンテナ共用器等で構成される。
前記音声入力部451から入力されてディジタル音声信号に変換された入力音声は、ディジタル信号処理部453により、誤り訂正符号化、インターリーブ、拡散、D/A変換などの処理を行い、その処理により生成した送信ベースバンド信号をRF入出力部454へ送る。そして、該RF入出力部454内の直交変調器は、該送信ベースバンド信号により局部発振信号を変調して送信高周波信号を生成し、さらにその送信高周波信号を増幅した後にアンテナ共用器を通じて電話機用アンテナ462から基地局117に送信する。
アンテナ共用器は、送信高周波信号と受信高周波信号とで1本の電話機用アンテナ462を共用するためのものであり、直交変調器により変調された後に増幅された送信高周波信号を電話機用アンテナ462へ送出する機能とともに、該電話機用アンテナ462からの受信高周波信号をRF入出力部454内のIF復調器へ送出する機能を備えたフィルタ回路により構成されている。
電話機用アンテナ462は、基地局117との間で無線による高周波信号の送受信を行う。すなわち、前記直交変調器からアンテナ共用器を介して送られてきた送信高周波信号は、当該電話機用アンテナ462から基地局117へ送信される。一方、基地局117から送信されてきた高周波信号は、当該電話機用アンテナ462にて受信された後、アンテナ共用器を介してIF復調器へ送られる。そして、該IF復調器並びにゲインアンプは、送られてきた受信高周波信号を増幅し、さらに復調処理を行って得られた受信ベースバンド信号をディジタル信号処理部453へ送る。
この受信ベースバンド信号は、該ディジタル信号処理部453において該受信ベースバンド信号のA/D変換、逆拡散、デインターリーブ、誤り訂正等の処理を実施して受信音声ディジタル信号として音声出力部452へ送ることで、該音声出力部452にてD/A変換により受信した通話音声信号が生成、増幅されてスピーカ466またはイヤレシーバ467から出力されることで、無線通話機能が提供される。
尚、受信された信号が通話による音声データではなくて電子メールやインターネット網119上のサイトサーバ116等の各種サーバから配信されるウェブページやアプリケーションプログラム等のデータ信号である場合、ディジタル信号処理部453において該受信ベースバンド信号のA/D変換、逆拡散、デインターリーブ、誤り訂正等の処理を実施したデータ信号(IPパケットデータ)が制御部455に出力されることで、受信データに基づくページやメールが表示部456に表示されたり、受信したアプリケーションプログラムが後述するメモリ部460に記憶される。そして、これら受信して表示されたページにおける操作内容データ等や送信メールのデータ信号(パケットデータ)が、前述したディジタル音声信号に代えてディジタル信号処理部453に送られることで、音声データと同様にこれら操作内容データや送信メールデータ(IPパケットデータ)が電話機用アンテナ462から基地局117へ送信されることでデータ通信機能や電子メール機能やダウンロード機能が形成されている。
つまり、本実施例の携帯電話機400におけるディジタル信号処理部453並びにRF入出力部454によって、インターネット網119上のサイトにアクセスするためのデータ通信機能が提供されており、該ディジタル信号処理部453並びにRF入出力部454が本発明におけるデータ通信手段に該当する。
また、制御部455は、携帯電話機400としての各種機能を、制御プログラム並びに各種のプログラムを実行することで実現するための部位であり、これらプログラムを実行可能な中央演算処理回路(CPU;Central Processing Unit)等で構成されており、この制御部455には、図4に示すように、各種の情報を表示するための表示部456や、所有者である遊技者が各種の情報を入力するための操作部457や、制御部455にて実行される各種の機能を提供するための各種プログラムや設定データ並びに各種テーブル等を記憶するためのメモリ部460や、その時点の時間情報や日付や曜日等のカレンダ情報(日付情報)等を出力するリアルタイムクロック(RTC)461や、外部のデータ処理装置との間でシリアルデータ通信などを行うための外部I/F(インタフェース)部458や、バッテリ電源を元に各ブロックに必要な動作電力を供給するための電源部459や、電話やメールの着信や表示部456への表示等を振動により報知するためのバイブレータ部463や、電話やメールの着信を知らせたり、充電時のインジケータとして使用される発光ダイオード(以下、LED)部464や、映像を撮像するためのCCDカメラ等から構成される撮像部465が接続され、これら各部の動作制御を制御部455が実施できるようになっており、例えば、撮像部465から入力された二次元バーコードに符号化されているデータを復号する復号処理や、操作部457から入力される操作信号に応じた処理、表示部456への表示処理、LED部464やバイブレータ部463を動作させるための動作制御信号の生成、メモリ部460の書き込み或いは読み出しなどの各種制御や信号処理を行う。
メモリ部460は、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)などからなる。ROMは、当該携帯電話機400の各種機能を実現するための制御プログラムや初期設定値や当該携帯電話機400に固有に付与された端末IDが保存(記憶)されている。RAMは、制御部455(CPU)が各種の処理、具体的には、二次元バーコードの復号処理や暗号化URLの解凍処理における演算処理等の作業領域として使用したり、制御部455(CPU)のプログラム実行中において必要に応じて計算途中のデータなどを記憶したり、他の各部と送受信するデータを一時的に記憶するために使用される。
メモリ部460を構成するEEPROMは、不揮発性メモリであって、二次元バーコードを復号するための復号処理内容が記述された復号プログラムや、特別アクセスに使用するためにサイトサーバ116からダウンロードしたブラウザのプラグインモジュールプログラムや、図4(b)に示す第1アクセス情報テーブルや、図4(c)に示す第2アクセス情報テーブルや、電話番号や電子メールアドレス及びそれに対応した氏名、名称などの情報からなる電話帳データ、送受信された電子メールデータ、スケジュール帳データ、発着信の通信履歴データ、メモ帳データ、所有者(遊技者)によりカスタマイズされた設定データ等の各種のデータが記憶されている。
この本実施例の第1アクセス情報テーブルには、図4(b)に示すように、サイトサーバ116にログインして、後述するように閲覧した機種情報ページの機種を特定可能な機種IDと、該機種情報ページを閲覧(一次アクセス)したことにより、当該機種のパチンコ機1における遊技により二次元バーコードが表示された場合において、当該機種の提供コンテンツの提供を受けるためのURLが暗号化されている暗号化URLとが、対応付けて記憶されている。
つまり、本実施例の第1アクセス情報テーブルにおいては、本発明のサービス提供装置となるサイトサーバ116へのログインによる一次アクセス(任意アクセス)の実施に基づいて、該一次アクセスを実施したことを特定可能な任意アクセス情報となる機種IDが記憶されており、該第1アクセス情報テーブルによって本発明における任意アクセス情報記憶手段が構成されている。
尚、これら第1アクセス情報テーブルの更新においては、該更新日時を更新記憶するようになっているとともに、第1アクセス情報テーブルのデータを更新する場合には、これら更新日時のデータとその時点の日時とを比較して、更新日時データの日付がその時点の日付と同一でない場合、具体的には、次の日以降の日付となっている場合において制御部455は、一旦第1アクセス情報テーブルのデータを全てリセットする第1アクセス情報消去処理を実施した後、改めて機種IDと暗号化URLデータを記憶するようになっており、このようにすることで、本実施例では、これら第1アクセス情報テーブルに記憶された第1アクセス情報は、その当日においてのみ記憶が保持されて有効となるようになっている。
また、本実施例の第2アクセス情報テーブルには、図4(c)に示すように、二次元バーコードをパチンコ機1から取得してサイトサーバ116に特別アクセスを実施することにより提供コンテンツの提供を受けた回数が、該提供を受けた提供コンテンツが対応する機種の機種IDに対応付けて記憶されているとともに、これら提供コンテンツの提供を受けた機種の総数が集計されるサービス被提供機種数、並びに、前回におけるサービス提供時における特別アクセスにてパチンコ機1から取得した二次元バーコードに含まれていたタイムスタンプデータ(ID)である前回提供IDとが記憶されている。
この本実施例の第2アクセス情報テーブルにおける各機種IDに対応する被提供回数のデータは、当該機種IDに対応する機種の提供コンテンツの提供を受ける毎に、該機種に対応する回数に1が加算更新されることで各機種毎の提供回数が集計され、同様にサービス被提供機種数のデータも、新たな機種IDが第2アクセス情報テーブルに記憶されることで「1」が加算更新されことにより、提供コンテンツの提供を受けた機種数が集計される。
つまり、本実施例の第2アクセス情報テーブルには、本発明における特別アクセス情報入力手段となる撮像部465への二次元バーコード(特別アクセス情報)の入力を条件に、当該二次元バーコード(特別アクセス情報)に含まれる機種ID(機種特定情報)から特定される機種の数、すなわち、サイトサーバ116から提供された提供コンテンツが対応する機種の数であるサービス被提供機種数、並びに撮像部465(前記特別アクセス情報入力手段)へ入力された異なるタイムスタンプデータ(特別アクセス識別情報)を含む二次元バーコード(特別アクセス情報)に基づき特別アクセスを実施することで、各機種毎の提供コンテンツ(所定のサービス)が提供された回数であるサービス被提供回数が集計されており、該2アクセス情報テーブルによって本発明におけるサービス提供機種数計数手段並びに請求項7における計数手段が構成されている。
外部I/F部458は、通信インタフェース回路、コネクタ、等で構成され、電源部459はバッテリへの充電回路、過電流過電圧保護回路、等で構成される。表示部456はユーザに対して各種の演出(アニメーション)等の各種画面や表示情報を提供する部位であり、LCDドライバ、LCD表示デバイス、等で構成される。
操作部457は、電話番号やアルファベット、仮名文字、記号、絵文字等の入力に使用されるボタンや、画面上でカーソルを移動させたりメニュー項目の選択等に使用される回転機能及びプッシュボタン機能を備えたジョグダイヤル等の操作子、電話の発着信、電源オン/オフなど、ユーザにより操作される各種のキーやボタン、ダイヤルからなる。尚、カーソル操作やメニュー項目の選択等に使用される操作子はジョグダイヤルに限定されないことは言うまでもない。
次に、本実施例において用いたサイトサーバ116について、図5に基づき説明すると、サイトサーバ116はコンピュ−タ内部にてデータの送受を行うデータバス181に、後述する記憶装置184に記憶された処理プログラムに基づいて該サイトサーバ116が実施する後述する各種処理等を実施する中央演算処理装置(CPU)182や、該CPU182が行う処理に使用されるワークメモリ等として使用されるRAM183や、時刻情報やカレンダ情報を出力するリアルタイムクロック(RTC)185、各遊技場に設置されている会員管理コンピュータ120とのデータ通信を行う第1通信部188と、前記インターネット網119に接続された携帯電話機400とのデータ通信を行う第2通信部189と、磁気ディスクや光磁気ディスクから成り、前記CPU182が実施する携帯電話機400とのデータの送受(セッション)を管理するセッション管理処理や、会員登録の受付け並びに更新メールの配信や、プレゼント景品申し込み用の申込メールの配信等の各種処理を実施するための処理プログラムや、サイトを構築・運営するための各種コンテンツファイルや各種HTMLデータ等から成るWWW(ワールドワイドウェッブ)データ等の各種データが記憶された記憶装置184と、が接続された比較的高速の演算処理が可能なコンピュータとされている。
また、記憶装置184には、図7(a)に一部略示するように、該サイトサーバ116にて構築されているサイトを運営する遊技機メーカが上市したパチンコ機1の各機種の内、主たる機種を個々に識別可能な機種IDに対応付けて、そのパチンコ機1の機種名や、タイプ、大当り確率、確変時確率、時短突入率、時間回数、賞球数、平均出玉等の各種のパチンコ機1の特性に関する本発明における機種情報となる台データが記憶されているとともに、該パチンコ機1に対して遊技者から投票された投票数や、当該パチンコ機1の台画像データファイルへのパスデータや、当該パチンコ機1の実践データコンテンツファイルへのパスデータや、当該パチンコ機1のコラムコンテンツファイルへのパスデータや、当該パチンコ機1の業界ニュースコンテンツファイルへのパスデータや、当該パチンコ機1の動作映像を含むムービーコンテンツファイルへのパスデータや、当該パチンコ機1に使用されているキャラクタの映像を含む携帯電話機400に使用可能な待受画像コンテンツファイルへのパスデータや、当該パチンコ機1において使用されている演出音楽から成る携帯電話機400に使用可能な着メロコンテンツファイルのパスデータや、当該パチンコ機1におけるリーチアクションの映像(ムービー)を含むリーチアクションコンテンツファイルへのパスデータが記憶されているパチンコ台データテーブル(図7(a)参照)が記憶されており、これら台データや台画像データが後述する機種情報ページ(図11(d)参照)として遊技者の携帯電話機400に配信されるとともに、これら機種情報ページに設けられている「実践データ」メニューや、「コラム」メニュー、「業界ニュース」メニュー、「ムービー」メニュー、「ムービー」メニュー、「待受画像」メニュー、「着メロ」メニュー、「リーチアクション」メニューが選択されることで、選択されたメニューに対応するコンテンツファイルへのパスが特定されて該特定されたパスに存在する各コンテンツファイルが読み出されて、該コンテンツファイルに基づくページやデータが携帯電話機400に配信されるようになっている。
また、記憶装置184には、図7(b)に一部略示するように、該遊技機メーカが上市しているスロットマシンの各機種の内、主たる機種を個々に識別可能な機種IDに対応付けて、そのスロットマシンの機種名や、タイプ、ビッグボーナス(BB)確率、レギュラーボーナス(RB)確率の台データが記憶されているとともに、該スロットマシンに対して遊技者から投票された投票数や、当該スロットマシンの台画像データファイルへのパスデータや、当該スロットマシンの実践データコンテンツファイルへのパスデータや、当該スロットマシンのコラムコンテンツファイルへのパスデータや、当該スロットマシンの業界ニュースコンテンツファイルへのパスデータや、当該スロットマシンの動作映像を含むムービーコンテンツファイルへのパスデータや、当該スロットマシンに使用されているキャラクタの映像を含む携帯電話機400に使用可能な待受画像コンテンツファイルへのパスデータや、当該スロットマシンにおいて使用されている演出音楽から成る携帯電話機400に使用可能な着メロコンテンツファイルのパスデータや、当該スロットマシンにおけるリーチアクションの映像(ムービー)を含むリーチアクションコンテンツファイルへのパスデータが記憶されるパチスロ台データテーブルが記憶されており、これら台データや台画像データが前記パチンコ機1の機種情報ページ(図11(d)参照)と同様に遊技者の携帯電話機400に配信されるとともに、これら機種情報ページに設けられている「実践データ」メニューや、「コラム」メニュー、「業界ニュース」メニュー、「ムービー」メニュー、「ムービー」メニュー、「待受画像」メニュー、「着メロ」メニュー、「リーチアクション」メニューが選択されることで、選択されたメニューに対応するコンテンツファイルへのパスが特定されて該特定されたパスに存在する各コンテンツファイルが読み出されて、該コンテンツファイルに基づくページやデータが携帯電話機400に配信されるようになっている。
また、記憶装置184には、前記各コンテンツファイルに加えて、図5に示すように、サイトサーバ116により構築されたサイトのトップページの各メニュー項目に対応する各コンテンツファイル、具体的には、攻略法各コンテンツファイル、Q&Aコンテンツファイル、メールマガジンコンテンツファイル、用語集コンテンツファイル、パチパチランキングコンテンツファイル、ゲームコンテンツファイル、シークレットコンテンツファイル等の各種コンテンツファイルが記憶されているとともに、その他、これら各コンテンツの配信や携帯電話機400とのセッション管理等に使用される各種データファイル、例えばログイン中の会員の会員IDと携帯電話機400のTCP−IPアドレス等が対応付けて記憶されるデータファイル等が記憶されている。
また、記憶装置184には、図8(a)に示すように、プレゼント景品を提供する条件となるコンテンツ提供機種数が記述されたプレゼント景品用データや、特別アクセスにおいて提供するコンテンツをコンテンツ提供回数に応じて変更するための提供コンテンツ特定用データが記憶されているとともに、これら特別アクセスにおいて提供する各機種毎の各コンテンツのコンテンツファイルが記憶されている。
具体的に、プレゼント景品用データには、図8(a)に示すように、各コンテンツ提供機種数に対応付けて、該コンテンツ提供機種数に前述した第2アクセス情報テーブルのサービス被提供機種数が達した際に提供可能となるプレゼント景品の種別が記憶されている。
また、提供コンテンツ特定用データには、図8(b)に示すように、各コンテンツ提供回数に対応付けて、特別アクセスにおいて提供するコンテンツの種別が記憶されている。
また、記憶装置184には、図6に示すサイト会員情報テーブルが記憶され、該サイト会員情報テーブルには、会員登録時において各会員(遊技者)に固有に付与されるサイト会員IDに対応付けて、電子メールアドレスを含むサイト会員の属性情報が記憶されている。
つまり、本実施例のサイト会員情報テーブルには、本発明における電子メールアドレス登録受付け手段となる後述する会員登録受付け処理にて受付けた、各遊技者の電子メールアドレスが記憶されており、該サイト会員情報テーブルによって本発明における電子メールアドレス記憶手段が形成されている。
尚、サイト会員情報テーブルに記憶されているサイト会員の属性情報のうち、氏名や電子メールアドレス以外の情報は、後述するように、当該サイト会員の登録時に遊技場名と遊技場会員IDの受付けがあった場合において、該遊技場名の遊技場に設置されている会員管理コンピュータ120から自動的に入手されて記憶されることで、遊技場において既に会員となっている遊技者が、これら性別や生年月日等の各種属性情報を再度入力する必要がなく、これら入力の面倒を解消できるようになっている。
ここで、遊技者が本実施例のサイトに会員登録する流れについて、図10に基づいて説明すると、サイトに会員登録していない遊技者がアクセスしてきた場合には、これら会員登録していない遊技者(ゲスト)に対して図10(a)に示す非会員TOPページが配信され、該配信された非会員TOPページにおける「会員登録」を、遊技者(ゲスト)が選択入力することにより遊技者(ゲスト)の携帯電話機400に個人情報入力ページ(図10(d)参照)が配信されて表示され、該個人情報入力ページにて会員登録に必要な属性情報である氏名、生年月日、性別、電子メールアドレス等から成る個人情報、或いは遊技場の会員となっている遊技者(ゲスト)の場合は、氏名と電子メールアドレスと会員となっている遊技場名と該遊技場における会員IDとの受付けが実施される会員登録受付け処理がサイトサーバ116で実行される。
具体的に、これら非会員TOPページは、図示しないサイトのトップページにおけるログインページにおいて、会員IDとパスワードを入力せずに、「会員登録へ」のメニューを選択した場合に配信される。
この非会員TOPページには、図10(a)に示す如く、所定の利用料金を支払う必要があることを含む利用規約を確認した後に会員登録を促すメッセージが含まれているとともに、該ページの下方位置には、「このページについて」や、「会員登録」や、「会員規約」、「ブックマーク登録」の各項目(メニュー)が設けられている。
遊技者(ゲスト)が上記したメッセージに従って会員登録するために、該非会員TOPページにおいて「会員登録」のメニュー項目を選択すると、図10(b)に示す会員規約に同意するか否かの確認ページが配信される。この図10(b)に示す確認ページには、「会員規約に同意する」、「規約はこちら」、「戻る」の選択項目が設けられており、該図10(b)の確認ページにおいて、「規約に同意する」の項目を選択すると、図10(d)に示す会員登録のページが配信され、「規約はこちら」の項目を選択すると、図101(c)に示す会員規約が記載されたページが配信される。
また、図10(b)に示す確認ページにおいて、「戻る」の項目を選択すると、1つ前の表示画面である図10(a)のTOPページが再び表示される。この「戻る」の選択項目は、本実施例におけるサイトのその他の配信ページにも設けられており、何れのページにおいても、これら「戻る」の項目を選択すると1つ手前の画面(ページ)が表示されるようになっている。
この図10(d)に示す本実施例の会員登録ページには、遊技者の「名前」、「フリガナ」、「電子メールアドレス」の入力部と、遊技者(ゲスト)が遊技場会員である場合において該会員となっている遊技場の遊技場名や遊技場会員IDを入力する「遊技場名」と「会員ID」の入力部や、遊技者(ゲスト)が遊技場会員ではなく「遊技場名」と「会員ID」を入力しない場合において会員登録に必要となる属性情報である「生年月日」、「性別」などの入力部(性別においては選択部)が設けられている。
この図10(d)の会員登録ページにおいて、遊技場会員ではない遊技者は、「名前」、「生年月日」、「メールアドレス」に加えて、「生年月日」、「性別」などの会員登録に必要となる属性情報を入力するとともに、遊技場会員である場合は、該会員となっている遊技場の遊技場名と該遊技場における自己の遊技場会員IDを「遊技場名」と「会員ID」の各入力項目に対応する入力部に入力することで、該入力した遊技場名の遊技場に設置されている会員管理コンピュータ120に既に記憶されている「名前」、「メールアドレス」以外の個人情報を含む会員属性情報が、該遊技場の会員管理コンピュータ120から取得されて自動登録(記憶)されることで、これら属性情報を入力する手間を省けるようになっている。尚、遊技者が遊技場会員ではない場合、すなわち「遊技場名」と「会員ID」への入力がない場合には、「性別」、「郵便番号」、「住所」、「電話番号」…等の詳細な属性情報の入力が必須とされる。
遊技者(ゲスト)が、例えば図10(d)に示すように遊技場会員であって「遊技場名」と「会員ID」を入力し、「次へ」を選択すると図10(e)に示す登録情報確認ページが配信され、該ページには、名前とフリガナと電子メールアドレスと、入力された遊技場の遊技場名と、会員IDとを含む入力した入力情報の一覧が表示される。そして、遊技者が、当該表示内容を確認した後に該ページに設けられている「登録」を選択すると、該遊技者(ゲスト)に付与するサイト会員IDを、サイト会員情報テーブルに既に登録されているサイト会員IDと重複しないように特定するとともに、該特定したサイト会員IDに対応付けて、該ページに表示された会員属性情報がサイト会員情報テーブルに記憶される。
そして、サイト会員情報テーブルへの記憶完了に応じて、図10(f)に示す登録完了ページを携帯電話機400に配信する。尚、この登録完了ページには、図10(f)に示すように、後述する特別アクセスに際して必要となるプラグインモジュールプログラムをダウンロードするためのメニューが設けられており、遊技者は、該メニューを選択することで予めプラグインモジュールプログラムをサイトサーバ116からダウンロードして記憶しておくことによって、該プラグインモジュールプログラムにより、会員登録により付与されたサイト会員IDが、該プラグインモジュールプログラムが特別アクセスに際して使用できるように、所定の記憶領域に格納されるとともに、サイトサーバ116へのログインによるアクセス(一次アクセス)において機種情報ページを閲覧することにより取得した暗号化URLが解凍されて、該解凍されたURLにより特別アクセスが実施される。
また、これらプラグインモジュールプログラムとともに、後述する誘導ページもサイトサーバ116からダウンロードされて、メモリ部460に記憶される。
つまり、本実施例のCPU182が処理プログラムにより実施する会員登録受付け処理においては、携帯電話機400を所持する遊技者から電子メールアドレスの登録を受付けており、該会員登録受付け処理を実施するCPU182によって本発明における電子メールアドレス登録受付け手段が形成されている。
このようにしてサイトに会員登録した遊技者が、サイトに登録されている機種情報を閲覧する流れについて、図11、図12に基づいて以下に説明する。
まず、会員登録した遊技者は、携帯電話機400からサイトにアクセスすることで表示される図示しないログインページにおいて、会員登録において付与されたサイト会員IDとパスワードを入力した後、該ページの下部に設けられている「ログイン」のメニューを選択する。
そして、このログインページにて受付けたサイト会員IDの登録がサイト会員情報テーブルに存在するか否かを判定するととともに、存在する場合においては受付けたパスワードと該サイト会員IDに対応してサイト会員情報テーブルに記憶されているパスワードとが一致するか否かを判定する認証処理を実施する。
次に、認証処理において認証OKである場合には、サイト会員IDと携帯電話機400からの送信データに付与されている該携帯電話機400のIPアドレスとを対応付けて、セッション管理情報として一時記憶するとともに、該サイト会員IDから特定される会員のマイページ(図11(a)、図12(a)参照)を生成して配信する。
この本実施例のマイページには、図11(a)に示すように、「機種情報」、「ホール情報」、「業界ニュース」、「攻略法の真実」、「コラム」、「パチプロQ&A」、「メールマガジン」、「マイページ」、「用語集」、「ランキング」、「エンタメ・ワールド」の各コンテンツメニューが設けられており、これらのメニューから遊技者(会員)は所望するメニューを選択することで、これらのメニューにリンクされたサイト内の各ページが、サイトサーバ116の記憶装置184の処理プログラムに基づいて配信されるようになっている。
このマイページにおいて、「機種情報」の項目を遊技者が選択すると、図11(b)に示すように、「新機種情報」、「機種検索」、「実践データ」、「設置店検索」の各サブメニューを含むサブメニューページがサイトサーバ116より配信されて表示される。
この図11(b)に示すサブメニューページの各サブメニューの内、「新機種情報」のサブメニューを選択した場合には、図11(c)に示すように、パチンコとスロットの各種別毎に、パチンコ台データテーブル(図7(a)参照)に登録(記憶)されている最新の10件(機種IDは登録順に付与されている)の各パチンコ機の機種名や、前記パチスロ台データテーブル(図7(b)参照)に登録(記憶)されている最新の10件の各スロットマシンの機種名が選択操作可能に一覧表示された機種選択ページが、サイトサーバ116にて生成されて配信される。
この図11(c)に示す機種選択ページにおいて、遊技者が例えば、「CR△△△」を選択した場合には、該選択に基づいてサイトサーバ116は、選択された機種名が「CR△△△」であると特定し、該特定した機種名である「CR△△△」に対応して前述のパチンコ台データテーブルに記憶されている各台データ並びに台画像データへのパスデータから特定される台画像データを読み出して図11(d)に示す新機種情報ページを生成して配信する機種情報ページ配信処理を実施することで、遊技者は選択した「CR△△△」の機種情報を確認することができる。尚、遊技者がスロットの機種名、例えば「00××」を選択した場合にも、パチンコ機の場合と同様に、機種名が「00××」と特定され、特定した機種名である「00××」に対応して前述のパチスロ台データテーブルに記憶されている各台データ並びに台画像データへのパスデータから特定される台画像データを含む新機種情報ページが生成されて配信される。
また、図12(b)に示すサブメニューページ(前述の図11(b)に同じ)において、「機種検索」のサブメニューを選択した場合には、図12(c)に示すように、「(1)パチンコ機種検索」の項目と、「(2)パチスロ機種検索」の項目と、「(3)簡易機種名検索」の項目とが選択操作可能に表示される検索メニュー選択ページがサイトサーバ116から配信される。
遊技者(会員)は、この検索メニュー選択ページにおいて、検索対象とする遊技機がパチンコ機である場合には、「(1)パチンコ機種検索」の項目を選択すれば良く、検索対象とする遊技機がスロットマシンである場合には、「(2)パチスロ機種検索」の項目を選択すれば良い。また、検索対象とする遊技機の機種名の一部でも判っている場合には、「(3)簡易機種名検索」の項目を選択すれば良い。
この検索メニュー選択ページにおいて、遊技者が、例えば、検索対象とする遊技機がパチンコ機であるので「(1)パチンコ機種検索」の項目を選択した場合には、該選択に基づいてサイトサーバ116は、図12(d)に示すパチンコ機種検索ページを配信する。
この本実施例のパチンコ機種検索ページには、図12(d)に示す如く、検索条件として機種名の全部または一部を入力することで、該入力された名称を含む機種がパチンコ台データテーブルから検索される「機種名」の入力部と、該パチンコ機種検索ページ内に一覧表示されているパチンコ機の各機種タイプの番号を入力することで当該機種タイプに該当するパチンコ台データテーブルに記憶されている機種が一覧表示される「機種タイプ」の入力部とが設けられており、遊技者は、これらの入力部に検索条件、例えば機種名の一部となる「△△△」を「機種名」の入力部に入力した後に、当該ページに設けられている「検索」の項目を選択する。
該選択に基づいてサイトサーバ116は、「機種名」の入力部に入力されたテキスト(文字列)が「△△△」であると特定し、該特定したテキスト(文字列)「△△△」を機種名に含む機種名をパチンコ台データテーブルから検索して全てリスト抽出し、該抽出した機種名の一覧を含み、該機種名が選択操作可能とされた図12(e)に示すパチンコ機種検索結果ページを生成して配信する。
そして、該パチンコ機種検索結果ページに検索対象とするパチンコ機の機種名が有る場合に、遊技者は、該検索対象とするパチンコ機の機種名、例えば「CR△△△」を選択することで、該選択された機種名である「CR△△△」(機種Dに該当)に対応して前述のパチンコ台データテーブルに記憶されている各台データ並びに台画像データへのパスデータから特定される台画像データを含む図12(f)に示す機種情報ページがサイトサーバ116により生成されて配信される機種情報ページ配信処理が実施される。尚、該パチンコ機種検索結果ページに検索対象とするパチンコ機の機種名が無かった場合には、該ページの下部に設けられている「コーナーTOPへ」の項目を選択することで、図12(c)の検索メニュー選択ページが再度配信されて該検索メニュー選択ページに戻り、その他の検索方法を選択できるようになり、「TOPへ」の項目を選択することで、図12(a)に示す会員トップページ(図11(a)と同じ)が再度配信されて該会員トップページに戻ることができるようになっている、また、これら「コーナーTOPへ」や「TOPへ」はその他の各ページにも同様に設けられており、これらの項目を選択することで同様のページに移行できるようになっている。
つまり、本実施例のCPU182が処理プログラムにより実施する機種情報ページ配信処理においては、携帯電話機400からのインターネット網119を介したログインによるアクセス(任意アクセス)に応じて予め記憶されている提供情報である機種情報を含む機種情報ページを生成して配信することで提供しており、該機種情報ページ配信処理を実施するCPU182により本発明における提供情報配信手段が形成されている。
尚、前述の検索メニュー選択ページにおいて、遊技者が、例えば、「(2)パチスロ機種検索」の項目を選択した場合には、パチンコ機種検索ページと同様とされ、検索条件として機種名の全部または一部を入力することで、該入力された名称を含む機種がパチスロ台データテーブルから検索される「機種名」の入力部と、該パチスロ機種検索ページ内に一覧表示されているスロットマシンの各機種タイプの番号を入力することで当該機種タイプに該当するパチスロ台データテーブルに記憶されている機種が一覧表示される「機種タイプ」の入力部とが設けられていて、該パチスロ機種検索ページにて入力された検索条件に基づいて検索が実施されて、図12(e)に示すパチンコ機種検索結果ページと同様のパチスロ機種検索結果ページに検索されたパチスロ機の機種名の一覧が選択操作可能に表示され、該機種名一覧から検索対象の機種名を選択することで、該選択された機種名の機種情報ページが生成されて配信される。
また、前述の検索メニュー選択ページにおいて、遊技者が、例えば、「(3)簡易機種検索」の項目を選択した場合には、パチンコ機種検索ページやパチスロ機種検索ページにおける「機種タイプ」の入力部を有しない「機種名」の入力部のみを有する図示しない簡易機種検索ページが配信されて、該簡易機種検索ページの「機種名」の入力部に、検索対象とする遊技機の機種名の少なくとも一部を入力することで、該当する機種が検索されて一覧表示された前述の図12(e)に示すパチンコ機種検索結果ページと同様の簡易機種検索結果ページが配信され、該簡易機種検索結果ページ機種名一覧から検索対象の機種名を選択することで、該選択された機種名の機種情報ページが生成されて配信される。
そして、これら機種情報ページのを配信を受けた場合において、携帯電話機400の制御部455は、該機種ページのHTMLデータに付加されている、当該機種情報ページに対応する機種の機種IDと、該機種のパチンコ機1から出力される二次元バーコードに含まれる復号キーにより解凍される、当該機種の提供コンテンツの提供を受ける特別アクセスを行うための暗号化URLを、一次アクセス情報テーブルに記憶する第1アクセス情報テーブル更新処理を実施する。
つまり、本実施例の制御部455が制御プログラムに基づいて実施する第1アクセス情報テーブル更新処理においては、本発明のサービス提供装置となるサイトサーバ116への一次アクセス(任意アクセス)の実施に基づいて、該一次アクセスを実施したことを特定可能であるとともに、一次アクセスに応じてサイトサーバ116から提供された機種情報に対応する機種を特定可能な機種識別情報となる機種IDを第1アクセス情報テーブルに記憶しており、該第1アクセス情報テーブル更新処理を実施する制御部455によって本発明における任意アクセス情報記憶手段が構成されている。
遊技者は、このように、例えば、その日において遊技場において遊技したいと考えている機種、つまり、興味のある機種の機種情報を、サイトにアクセスして取得することができるようになっている。
このように、事前に機種情報を取得した機種のパチンコ機1を遊技者が遊技した場合において、該遊技により大当りが発生した後、該大当り状態が終了する際に、該パチンコ機1においては、図2に示すように、可変表示装置9に二次元バーコードが表示出力される。
具体的に、パチンコ機1の演出制御基板80に搭載されている演出制御用マイクロコンピュータにより、二次元バーコード生成処理が実施されて可変表示装置9に表示出力する二次元バーコードが生成される。
この本実施例の二次元バーコード生成処理において演出制御用マイクロコンピュータは、RTC81から出力されるその時点の時刻情報から成るタイムスタンプデータと、該パチンコ機1の機種IDと、特別アクセス用の暗号化URLを解凍するための復号キーデータとが符号化された二次元バーコードを生成して、大当り終了演出の終了時において、所定の時間に亘り、該生成した二次元バーコードを可変表示装置9に表示させる。
つまり、本実施例のパチンコ機1は、所定条件の成立となる大当り状態の終了に応じて、本発明における特別アクセス情報となる二次元バーコードを、可変表示装置9に表示出力している。
この二次元バーコードの表示に応じて遊技者は、図9に示すように、該表示された二次元バーコードを携帯電話機400に搭載されている撮像部465にて撮像することで該二次元バーコードの読み取り(入力)を実施する。
このようにして撮像部465にて撮像された二次元バーコードの画像は、制御部455(CPU)に出力され、該制御部455(CPU)がメモリ部460に記憶されている復号プログラムを実施することにより、該二次元バーコードに符号化されているタイムスタンプデータ、機種ID並びに復号キーが復号される。
つまり、本実施例の携帯電話機400は、遊技者が遊技可能なパチンコ機1(遊技機)から所定条件の成立となる大当り状態の終了に応じて表示される本発明における特別アクセス情報となる二次元バーコードを入力するための撮像部465を備えており、該撮像部465により本発明における特別アクセス情報入力手段が形成されている。
尚、本実施例の二次元バーコードには、復号された復号キーにより解凍される暗号化URLに基づく特別アクセス用URLによるアクセスに際して、サイトへの会員登録において予めダウンロードしてある特定のプラグインモジュールプログラムを使用することを示す起動データも符号化されており、これら起動データが復号されることで、該特定のプラグインモジュールプログラムが使用されることによる特定形態のHTTPリクエスト、具体的には、二次元バーコードから復号された機種IDや、2次アクセス情報テーブルに記憶されている当該機種IDに対応するサービス被提供回数やサービス被提供機種数、サイト会員IDの各データを含むHTTPリクエストがサイトサーバ116に送信されて特別アクセスが実施されるようになる。
すなわち、二次元バーコードを復号した制御部455(CPU)は、二次元バーコードの復号データに含まれる起動データに基づいて、特定のプラグインモジュールプログラムを有効とした形態にて、サイトにアクセスするためのブラウザを起動し、復号データに含まれる復号キーにより解凍した特別アクセス用URLを含むとともに、特定のプラグインモジュールプログラムを実行することによる機能により、サイト会員ID、機種IDに加えて、本発明におけるサービス提供機種数計数手段並びに計数手段を成す第2アクセス情報テーブルにて集計されたサービス被提供回数(実施回数)並びにサービス被提供機種数を含むHTTPリクエストが生成されてサイトサーバ116に送信される。
また、本実施例の特定のプラグインモジュールプログラムに基づき制御部455(CPU)は、これら特定形態のHTTPリクエストの送信による特別アクセスの実施に先だって、まず、二次元バーコードの復号データに含まれる機種IDの記憶が、第1アクセス情報テーブルに存在するか否かを判定する判定処理を実施する(図9参照)。
つまり、本実施例の制御部455がプラグインモジュールプログラムに基づいて実施する判定処理においては、特別アクセス情報入力手段となる撮像部465への二次元バーコード(特別アクセス情報)の入力を条件に、本発明における任意アクセス情報記憶手段となる第1アクセス情報テーブルに任意アクセス情報となる機種IDが記憶されているか否かを判定しており、該判定処理を実施する制御部455によって本発明における判定手段が形成されている。
そして、この判定において第1アクセス情報テーブルに機種IDの記憶が存在しない場合には、サイトサーバ116から予めダウンロードされてメモリ部460に記憶されている誘導ページ、具体的には、本発明の任意アクセスをするためのログインページのURLと、特別アクセスによる提供コンテンツの提供には該URLにアクセスして、遊技しているパチンコ機1の機種の機種情報を閲覧する必要がある旨を含む、本発明における誘導情報となる誘導ページが表示部456に表示される。
つまり、本実施例における表示部456には、前記判定処理によって本発明における任意アクセス情報となる機種IDが第1アクセス情報テーブルに記憶されていないと判定されたことに基づき、提供コンテンツの提供にはサイトサーバ116のURLへのアクセス(任意アクセス)が必要である旨を含む誘導ページ(誘導情報)が表示されており、該表示部456によって本発明における誘導情報表示手段が形成されている。
一方、判定において第1アクセス情報テーブルに機種IDの記憶が存在する場合には、二次元バーコードの復号データに含まれるタイムスタンプデータが、第2アクセス情報テーブルの前回提供IDに格納されているデータと同一であるか否かを判定する前回提供ID判定処理を実施する。
そして、該前回提供ID判定処理において双方のデータが同一であるとの判定結果である場合に制御部455は、可変表示装置9に表示された二次元バーコードの復号データを重複利用したことによる重複アクセスであると判定して、特別アクセスを実施することなく処理を中断し、重複アクセスである旨を含む図示しないエラーページを表示部456に表示する一方、双方のデータが同一でないとの判定結果である場合には、二次元バーコードの復号データに含まれるタイムスタンプデータを前回提供IDに更新記憶した後、前述した特定形態のHTTPリクエストを送信するHTTPリクエスト送信処理を実施して、サイトサーバ116への特別アクセスを実施する。
つまり、本実施例の制御部455がプラグインモジュールプログラムに基づいて実施するHTTPリクエスト送信処理においては、前記判定処理(判定手段)によって任意アクセス情報となる機種IDが第1アクセス情報テーブルに記憶されていると判定されたこと、並びに二次元バーコード(特別アクセス情報)に含まれるタイムスタンプデータ(特別アクセス識別情報)が、既に特別アクセスを実施した二次元バーコードに含まれている特別アクセス識別情報である第2アクセス情報テーブルの前回提供IDに記憶されているタイムスタンプデータと異なることを条件に、サイトサーバ116(サービス提供装置)に対して特別アクセスを実施しており、該HTTPリクエスト送信処理を実施する制御部455によって本発明における特別アクセス実行手段が形成されている。
この特別アクセスによる特定形態のHTTPリクエストの受信に応じてサイトサーバ116(CPU182)は、受信したHTTPリクエストを解析するリクエスト解析処理を実施して、該解析により特定したサイト会員ID、機種ID、サービス被提供回数並びにサービス被提供機種数をそれぞれ抽出する。
そして、リクエスト解析処理にて抽出したサイト会員IDがサイト会員情報テーブルに存在するか否かに基づいて、特別アクセスしてきた遊技者が、サイトに会員登録している遊技者であるか否かを判定する。
該判定において、サイト会員IDが存在しない場合、例えば、一度サイトサーバ116においてサイト会員登録を実施した後、退会したことによりサイトに会員登録していない場合には、特別アクセスによるサービスの提供には、サイトに会員登録を実施して、遊技している機種の機種情報の閲覧が必要である旨と、サイトの会員登録のトップページのURLとを含む会員登録案内ページを配信し、携帯電話機400は、該配信された会員登録案内ページを表示することで、遊技者に会員登録を促す。
一方、判定において、サイト会員IDがサイト会員情報テーブルに存在する場合、つまり特別アクセスしてきた遊技者がサイトに会員登録している場合には、受信したHTTPリクエストから前述したリクエスト解析処理にて抽出した機種IDから特定される機種と、サービス被提供回数、並びに提供コンテンツ特定用データ(図8(b))に基づいて、提供するサービスであるコンテンツの種別を特定する提供コンテンツ特定処理を実施する。
具体的に、本実施例の提供コンテンツ特定処理においては、受信したHTTPリクエストから抽出したサービス被提供回数が該当するコンテンツ種別を、提供コンテンツ特定用データ(図8(b)参照)に基づいて特定する。例えば、サービス被提供回数が1回であれば、提供コンテンツとして当該機種の待ち受けコンテンツbを提供コンテンツとして特定する。
そして、該提供コンテンツ特定処理にて特定した提供コンテンツ、例えば当該機種の待ち受けコンテンツbのファイルを記憶装置184から読み出して該遊技者の携帯電話機400に配信する提供コンテンツ配信処理を実施することで、携帯電話機400において該配信された待ち受けコンテンツbが表示される。
そして、これら提供コンテンツを配信した後、サイトサーバ116(CPU182)は、リクエスト解析処理にて抽出したサービス被提供機種数が、図8(a)に示すプレゼント景品用データの各項目の値に達したか否かを判定し、達している場合において該達した値に対応するプレゼント景品の申し込みが可能であることを遊技者に通知するともに、該プレゼント景品の申し込みを行うためのサービス提供メールを、該遊技者の電子メールアドレス、つまり、リクエスト解析処理にて抽出したサイト会員IDに対応してサイト会員情報テーブルに記憶されている電子メールアドレスに対して送信するサービス提供メール送信処理を実施する。
このようにしてサービス提供メールを受信した遊技者が、プレゼント景品を欲しい場合には、該サービス提供メールに記載されている配送先等の情報を入力した返信メールを送信することで、該プレゼント景品への申し込みを簡便に実施でき、プレゼント景品の提供というサービスの提供を受けられるようになる。
つまり、本実施例のCPU182が処理プログラムに基づいて実施する提供コンテンツ配信処理並びにサービス提供メール送信処理においては、携帯電話機400からのインターネット網119を介した特別アクセスに応じて、特別アクセス情報である二次元バーコードに含まれている機種IDに対応する提供コンテンツ(所定のサービス)が提供されており、これら提供コンテンツ配信処理並びにサービス提供メール送信処理を実施するCPU182によって本発明におけるサービス提供手段が形成されている。
一方、提供コンテンツの提供を受けた携帯電話機400の制御部455は、サイトサーバ116から送信されてきた提供コンテンツを表示部456に表示するとともに、該特別アクセスに際して送信したHTTPリクエストに含めた機種ID、すなわち、パチンコ機1から取得した二次元バーコードの復号データに含まれていた機種IDが、第2アクセス情報テーブルに既に記憶されている場合には、該機種IDに対応する第2アクセス情報テーブルのサービス被提供回数に1を加算し、該機種IDが第2アクセス情報テーブルに未だ記憶されていない場合には、該該機種IDを新たに追加記憶するとともに対応するサービス被提供回数を「0」から「1」に変更し、更に、サービス被提供機種数に1を加算更新する第2アクセス情報テーブル更新処理を実施する。
つまり、本実施例の制御部455がプラグインモジュールプログラムに基づいて実施する第2アクセス情報テーブル更新処理において、本発明における特別アクセス情報入力手段となる撮像部465への二次元バーコード(特別アクセス情報)の入力を条件に、当該二次元バーコード(特別アクセス情報)に含まれる機種ID(機種特定情報)から特定される機種の数、すなわち、サイトサーバ116における提供コンテンツ配信処理によって提供された提供コンテンツが対応する機種の数であるサービス被提供機種数を計数(集計)するとともに、撮像部465(前記特別アクセス情報入力手段)へ入力された異なるタイムスタンプデータ(特別アクセス識別情報)を含む二次元バーコード(特別アクセス情報)に基づき特別アクセスを実施することで、各機種毎の提供コンテンツ(所定のサービス)が提供された回数であるサービス被提供回数(実施回数)が計数(集計)されており、これら第2アクセス情報テーブル更新処理を実施する制御部455によって本発明におけるサービス提供機種数計数手段並びに計数手段が形成されている。
尚、本実施例では、これらサービス被提供回数の更新やサービス被提供機種数の更新を、実際に提供コンテンツの提供を受けた際に実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらサービス被提供回数の更新やサービス被提供機種数の更新を、特別アクセスによるHTTPリクエストの送信前に実施して、これら更新後のサービス被提供回数やサービス被提供機種数に応じた提供コンテンツがサイトサーバ116から提供されるようにしても良いし、前述のHTTPリクエストに含めるサービス被提供回数を、第2アクセス情報テーブルの当該機種IDに対応するサービス被提供回数に格納されている回数に1を加算した回数としたり、更には、サイトサーバ116における前述の提供コンテンツ特定処理において、受信したHTTPリクエストから抽出したサービス被提供回数に1を加算した回数に基づいて、提供コンテンツを特定するようにしても良い。
この場合において携帯電話機400は、異なるタイムスタンプデータ(特別アクセス識別情報)の入力回数を計数し、計数された入力回数を含むHTTPリクエストをサイトサーバ116に送信して特別アクセスを実施し、サイトサーバ116は、該入力回数に応じた所定のサービスを提供するようにする。
具体的に携帯電話機400は、提供コンテンツの提供を受けた際にカウントアップする図4(c)のサービス被提供回数に代えて、異なるタイムスタンプデータが含まれる二次元バーコードが入力された際に、入力回数を計数する特別アクセス入力回数領域をメモリ部460内に設け、該入力された二次元バーコードに含まれるタイムスタンプデータ(特別アクセス識別情報)と図4(c)の前回提供時IDに記憶されているタイムスタンプデータが一致しないと判定されたことに基づき、特別アクセス入力回数をカウントアップ(計数)し、該入力された二次元バーコードに基づく特別アクセスにおいては、該カウントアップ済みの特別アクセス入力回数を含むHTTPリクエストを送信するようにし、サイトサーバ116は、受信した特別アクセス入力回数に応じた所定のサービスを提供する。
また、これらタイムスタンプデータに代えて後述するように1〜50の数値を使用する場合においては、携帯電話機400にて記憶している全数値と該入力された二次元バーコードに含まれる数値とが異なることを条件として、特別アクセス入力回数をカウントアップ(計数)するようにすれば良い。
つまり、携帯電話機400(携帯端末)は、二次元バーコード(特別アクセス情報)を取得(入力)し、さらに二次元バーコードに含まれる特別アクセス識別情報(タイムスタンプデータ、数値)が異なること(特別アクセス情報が異なること)を条件として特別アクセス入力回数を計数する。
さらに、この場合において携帯電話機400は、異なる機種ID(機種特定情報)を含む二次元バーコードの入力回数である機種数を計数し、計数された機種数を含むHTTPリクエストをサイトサーバ116に送信して特別アクセスを実施し、サイトサーバ116は、該機種数に応じた所定のサービスを提供するようにする。
具体的に携帯電話機400は、提供コンテンツの提供を受けてサービス被提供回数が0から1に更新された際にカウントアップされる図4(c)のサービス被提供機種数に代えて、その時点までに入力された二次元バーコードに含まれていた機種ID(機種特定情報)を全て記憶しておき、新たな二次元バーコードが入力された際に、該二次元バーコードに含まれている機種IDが既に記憶されている機種IDと異なると判定されたことに基づき、機種数をカウントアップ(計数)し、該入力された二次元バーコードに基づく特別アクセスにおいては、該カウントアップ済みの機種数を含むHTTPリクエストを送信するようにし、サイトサーバ116は、受信した機種数に応じた所定のサービスを提供する。
つまり、携帯電話機400(携帯端末)は、二次元バーコード(特別アクセス情報)を取得(入力)し、さらに該二次元バーコードに含まれる機種ID(機種特定情報)が、既に取得(入力)した二次元バーコードに含まれていた機種IDと異なることを条件として機種数を計数する。
次に、本実施例のサイトにおいて、新たな機種の機種情報を登録する場合においてサイトサーバ116にて実施される新規機種登録処理について、図13のフロー図に基づき説明する。
尚、これら新たな機種の機種情報は、サイトサーバ116を運営する遊技機メーカに設置された図示しない管理コンピュータから新たな機種の機種情報をアップロードすることにより実施される。
まず、管理コンピュータにおいて新たな機種の機種情報のアップロード操作がなされることによりサイトサーバ116は、まず、新たな機種の機種情報のファイルデータの受付け(受信)を実施した後(S1)、該受付け(受信)した新たな機種の機種情報のファイルデータを記憶装置184に記憶する。
そしてS3のステップに進み、該受付け(受信)した新たな機種の種別がパチンコであるか否か判定し、該種別がパチンコである場合には、該新たな機種の機種IDと各台データ、台画像データファイル等へのパスデータ等を記憶してパチンコ台データテーブル(図7(a))を更新する一方(S4)、該種別がパチンコでなくスロットマシンである場合には、該新たな機種の機種IDと各台データ、台画像データファイル等へのパスデータ等を記憶してパチスロ台データテーブル(図7(b))を更新する(S5)。
そして、S6のステップに進み、新たな機種の機種情報が登録されてサイトが更新されたことを、サイトに会員登録している遊技者に対して、電子メールにて通知する新規機種登録通知メール送信処理を実施する。
具体的に本実施例の新規機種登録通知メール送信処理にあっては、サイトに新たに登録された機種の機種名やタイプ、台画像等の主要情報を含む新規機種登録通知メールを生成するとともに、該生成した新規機種登録通知メールを、サイト会員情報テーブルに登録されている各サイト会員の電子メールアドレスに対して送信する。
つまり、本実施例のCPU182が処理プログラムに基づいて実施する新規機種登録通知メール送信処理においては、提供情報として新たな機種の機種情報がサイトに追加されたことに応じて、本発明における電子メールアドレス記憶手段となるサイト会員情報テーブルに記憶している電子メールアドレスに対して、新たな機種情報が追加された旨を通知する新規機種登録通知メール(更新メール)を送信しており、該新規機種登録通知メール送信処理を実施するCPU182によって本発明における更新メール送信手段が形成されている。
以上、本実施例によれば、第1アクセス情報テーブル(任意アクセス情報記憶手段)に第1アクセス情報(任意アクセス情報)である、パチンコ機1から取得した二次元バーコードに含まれる機種IDと同一の機種IDが記憶されているときに、所定のサービスである各種の提供コンテンツが提供されるようになるので、遊技者は、各種の提供コンテンツの提供を受けるために、特別アクセス情報となる二次元バーコードの取得による特別アクセスの実施以前にサイトサーバ116に任意アクセスすることが必要とされることから、サイトサーバ116に任意アクセスすることに対する動機付けを実施できるとともに、サイトサーバ116に任意アクセスした人が、各種の提供コンテンツ(所定のサービス)の提供を受けるためには、遊技機であるパチンコ機1において遊技を実施して二次元バーコード(特別アクセス情報)を取得する必要があることから、パチンコ機1において実際に遊技することに対する動機付けを遊技者に対して実施できるという相乗効果を得ることができる。
また、本実施例によれば、誘導情報となる誘導ページが携帯電話機400の表示部456に表示されるので、任意アクセスすることなく特別アクセスを実施した遊技者、例えば、所定のサービスの提供にはサイトサーバ116に任意アクセスする必要があることを知らない遊技者や、サイト(サイトサーバ116)の存在を知らない遊技者を、誘導ページを提供することによりサイト(サイトサーバ116)に一次アクセス(任意アクセス)させることができるようになるので、サイト(サイトサーバ116)への一次アクセス(任意アクセス)数をより増加させることができる。
また、本実施例によれば、一次アクセスすることで、予めサイト(サイトサーバ116)にて提供を受けた機種情報に対応する機種で遊技を実施することにより二次元バーコード(特別アクセス情報)を取得して特別アクセスを実施した場合において、該機種に対応した提供コンテンツ(所定のサービス)が提供されるようになるので、より多くの機種を遊技することに対する動機付けを遊技者に対して実施できる。
また、本実施例によれば、新規機種登録通知メールをサイト会員に対して送信するようにしており、新たな機種の機種情報が追加されたことを遊技者に対して迅速に通知できるので、遊技者は、これら新機種についても特別アクセス情報である二次元バーコードを該新機種の遊技機から取得する以前に、事前にサイトで該新機種の機種情報の提供を受けられるようになるので、該新機種に対応した提供コンテンツ(所定のサービス)を受ける事が出来る。
また、本実施例によれば、第2アクセス情報テーブルのサービス被提供機種数において計数された機種数に応じた所定サービス、具体的には、機種数の数値に応じたプレゼント景品を提供するためのサービス提供メールが送信されるので、より多くの機種を遊技することに対する動機付けを遊技者に対して実施できる。
また、本実施例によれば、第2アクセス情報テーブルのサービス被提供回数、つまり、二次元バーコード(特別アクセス情報)の取得による特別アクセスの実施回数に応じた提供コンテンツ(サービス)が提供されるようになるので、パチンコ機1において繰返し遊技を行うことに対する動機付けを遊技者に対して実施できる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、第1アクセス情報テーブルの機種ID等のデータを、該第1アクセス情報テーブルのデータを更新する際に最終更新日を確認し、更新日時データの日付がその時点の日付と同一でない場合には、第1アクセス情報テーブルのデータを全てリセットする第1アクセス情報消去処理を実施することで、これら第1アクセス情報テーブルの任意アクセス情報となる機種IDの記憶は、その当日においては第1アクセス情報消去処理が実施されずに有効とされるので、1日に一度、遊技中の機種の機種情報を閲覧すれば、その当日において、該機種のパチンコ機1から二次元バーコードを繰返し取得して特別アクセスを実施して提供コンテンツの提供を受けられるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら任意アクセスの情報となる機種IDの記憶を、該機種IDを含むHTTPリクエストをサイトサーバ116に送信して特別アクセスすることを条件として、該任意アクセスの情報となる機種IDの記憶を消去する第1アクセス情報消去処理を実施するようにしても良く、このようにすることで、特別アクセスを実施する毎、つまり、該特別アクセスによる提供コンテンツ(所定のサービス)の提供毎に、サイトへアクセスして当該機種情報の閲覧が必要となるので、サイトへのアクセス数を増加させることができる。
つまり、これら特別アクセスを実施する毎に第1アクセス情報消去処理を実施する形態において携帯電話機400(制御部455)は、特別アクセスの実施により、本発明におけるサービス提供手段となる提供コンテンツ配信処理にて、提供コンテンツ(所定のサービス)の提供を受けたことを条件に、当該提供コンテンツ(所定のサービス)の提供に伴って、本発明における判定手段となる制御部455が実施する判定処理における判定の対象とした任意アクセス情報となる機種IDの第1アクセス情報テーブルにおける記憶を、無かったものとみなすために消去しており、該第1アクセス情報消去処理を実施する制御部455によって、本発明における請求項6における任意アクセス情報無効化手段が形成される。
また、前記実施例並びに上記第1アクセス情報消去処理を実施する形態では、任意アクセスの情報を無かったものとみなす処理として、対象の機種IDを消去しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら任意アクセス情報である各機種IDの記憶に基づく特別アクセスにより所定のサービスの提供が実施されたことを示すフラグデータを、各機種ID毎に個別に記憶する処理を、任意アクセスの情報を無かったものとみなす処理として実施しても良く、これら任意アクセス情報を無かったものとみなす処理の形態としては、任意アクセスの情報の記憶形態等に応じて適宜に選択すれば良い。
また、前記実施例においては、携帯電話機400が、サイトサーバ116から暗号化URLを取得し、パチンコ機1(遊技機)から暗号化URLを復号するための復号キーを取得する形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、逆に、サイトサーバ116から機種毎の復号キーを取得し、パチンコ機1(遊技機)からは、暗号化URLを含む二次元バーコードを取得する形態としても良い。尚、この場合、サイトサーバ116から取得する機種毎の復号キーが、請求項1、8、9、10における任意アクセス情報に該当する。つまり、該復号キーを記憶し、前記暗号化されたURLが復号されたことを条件として特別アクセスを実施する。
また、前記実施例では、二次元バーコードに復号キーを含める形態を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前述した従来例と同様に、これら二次元バーコードに特別アクセスを実施するURLデータを含めておき、サイトサーバ116へのログインによる任意アクセスによる機種情報のHTMLデータが、これら当該機種情報ページに対応する機種のパチンコ機1において表示出力される二次元バーコードに含まれるURLへのアクセスを許諾する許諾データを含むようにしておき、これら各機種に対応する許諾データの記憶が存在することを条件として、特別アクセスを実施するようにしても良い。
また、前記実施例においては、本発明における任意アクセスとなるサイトへのログインによるアクセスにおいて、機種情報ページを閲覧することにより、該機種情報ページのHTMLデータに付加されている機種IDと暗号化URLとを一次アクセス情報テーブルに任意アクセス情報として記憶するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら任意アクセスの有無を機種毎に管理せずに、サイトへのログインを実施すれば任意アクセスがあったものとして、任意アクセスがあった旨のフラグや履歴を記憶しておき、特別アクセス情報である二次元バーコードの取得による特別アクセスを実施する際に、該取得した二次元バーコードに含まれている機種IDの記憶の有無に係わらず、サイトへのログインによる任意アクセスがあった旨のフラグや履歴の記憶があった場合に携帯電話機400は、特別アクセスを実施するようにしても良い。
また、前記実施例においては、特別アクセス情報である二次元バーコードの表示出力するパチンコ機1を主に例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、前述した特許文献1に示されているように、二次元バーコードをスロットマシン600に表示するようにしても良いし、更には、遊技機としては、遊技場に設置されたパチンコ機1やスロットマシン600ではなく、ゲームセンタ等に設置されたゲーム機等において、これら二次元バーコードを表示して、当該ゲーム機に対応したコンテンツを提供するようにしても良い。
また、前記実施例においては、個々の二次元バーコードを識別するために、演出制御基板80にRTC81を搭載して、その時点の時刻情報に基づくタイムスタンプデータを特別アクセス識別情報としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら特別アクセス識別情報としては、個々の二次元バーコードを識別可能とするものであれば良く、例えば、遊技機が1〜50の数値の内、前回において二次元バーコードに使用した数値ではない1つの数値を選択して特別アクセス識別情報として使用しても良い。尚、この場合には、前記実施例のように前回においてパチンコ機1から取得した数値だけでなく、取得した二次元バーコードに含まれていた全ての数値を記憶するようにしておく。
また、前記実施例においては、特別アクセスに際して、遊技者がサイトの会員であることもサービス提供の条件の1つとしているため、特別アクセスに際してサイト会員IDを含むHTTPリクエストを携帯電話機400が送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら特別アクセスに際して、特別アクセス用のログインページをサイトサーバ116が携帯電話機400に送信して、遊技者からサイト会員IDとパスワードの入力を受付けて、サイト会員IDとパスワードとを取得するようにしても良いし、更には、これらサイトの会員であることをサービス提供の条件としない場合には、特別アクセスに際してサイト会員IDを含まないHTTPリクエストを送信するようにしても良い。
また、前記実施例においては、携帯電話機400(制御部455)が、特別アクセスに際して前回提供ID判定処理を実施することで、パチンコ機1から取得した二次元バーコードによる特別アクセスによる提供コンテンツの提供を、1回に限り許諾するように制限しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら前回提供ID判定処理を実施せずに、取得した二次元バーコードに含まれているタイムスタンプデータが前回提供IDに記憶されているタイムスタンプデータと同一であっても、特別アクセスを実施して提供コンテンツの提供を受け、サービス被提供回数の集計(カウント)を実施するようにしても良い。
また、前記実施例においては、特別アクセスにおいて提供する提供コンテンツとして、特別アクセス情報となる二次元バーコードを取得したパチンコ機1の機種に対応する提供コンテンツが提供されるようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら提供するコンテンツとしては、これら二次元バーコードを取得した機種に係わらず、共通した提供コンテンツを提供するようにしても良い。
また、前記実施例では、新規機種登録通知メール送信処理を実施することで、新規機種登録通知メールをサイトにおいて会員となっている遊技者に送信するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら新規機種登録通知メールを送信しない構成としても良い。
また、前記実施例では、特別アクセス情報の出力形態として、遊技機が可変表示装置9に二次元バーコードを表示する形態を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特別アクセス情報の出力形態を、その他の出力形態、例えば、大当りの終了演出において出力される音に、例えばOFDM変調して出力して、携帯電話機400にてこのOFDM変調された音を復調してデータを復元するようにしても良いし、特別アクセス情報を赤外線データ通信や近距離無線データ通信により携帯電話機400に送信するようにしても良い。
また、前記実施例では、携帯端末として遊技者の携帯電話機400を例示しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら携帯端末としては、遊技者が携行可能なものであって、オープンコンピュータネットワークであるインターネット網に接続可能なものであれば利用可能であることは言うまでもなく、例えば、電子手帳等のPDAやゲーム機、小型のノートパソコン等であっても良い。
また、前記実施例では、本発明のサービス提供装置となるサイトサーバ116を、1つのサーバコンピュータにて形成しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、これらサービス提供装置を、機種情報等の提供情報を提供する機能を担う情報提供サーバコンピュータと、提供コンテンツの提供等の所定のサービス提供を行うサービス提供サーバコンピュータの2つのサーバコンピュータにて構成し、これら2つのサーバコンピュータが連携してサービス提供装置における各手段となる機能を有するようにしても良い。
つまり、このように情報提供サーバコンピュータとサービス提供サーバコンピュータとでサービス提供装置を構成する場合においては、提供情報配信手段は情報提供サーバコンピュータが有し、サービス提供手段はサービス提供サーバコンピュータが有するようにすれば良い。
また、前記実施例では、誘導情報となる誘導ページを、サイトへの会員登録においてサイトサーバ116から予めダウンロードしてメモリ部460に記憶しておき、特別アクセスに際しての判定処理において、一次アクセス情報テーブルに取得した二次元バーコードの復号データに含まれる機種IDの記憶ないと判定されたときに、メモリ部460に予め記憶されている該誘導ページを表示するようにしており、このようにすることで、これら判定処理において機種IDの記憶ないと判定された場合におけるサイトサーバ116への不要なアクセスを低減できることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら判定処理において機種IDの記憶ないと判定された場合において、該判定結果をサイトサーバ116に送信し、サイトサーバ116は、該判定結果の受信に応じて誘導ページを返信することで、携帯電話機400において該誘導ページが表示されるようにしても良い。
また、前記実施例では、携帯電話機400は、暗号化されたURLを記憶しておき、二次元バーコードにシンボル化されている情報に含まれる復号キーに基づき前記暗号化されたURLを復号し、当該復号されたURLに基づき、特別アクセスを実施するようにしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、URLは暗号化されていないものであっても良い。例えば、二次元バーコードにシンボル化されている情報に暗号化されていないURLを含め、該二次元バーコードを取り込んだ携帯電話機400のプラグインモジュールプログラムは、任意アクセス情報(機種ID)を記憶していると判定したことを条件に、前記任意アクセス情報(機種ID)が記憶されている旨を示す任意情報を含めて該URLに特別アクセスし、サイトサーバ116は、該特別アクセスに基づき、任意情報が含まれていると判定したことを条件として、所定のサービスを提供するようにしても良い。つまり、この場合、任意情報を含むサイトサーバ116へのアクセス(HTTPリクエストの送信)が、請求項1、8、9、10における特別アクセスとなり、該任意情報を含まないサイトサーバ116へのアクセス(HTTPリクエストの送信)は、特別アクセスに該当しないと判定して、サイトサーバ116が該特別アクセスに該当しないと判定したアクセスを例えば拒否することで、任意アクセスを行った携帯端末とは異なる携帯端末に二次元バーコードにシンボル化されている情報に含まれるURLを直接入力してアクセスがなされた場合であっても所定のサービスが提供されてしまうことがなく、確実に任意アクセスを行った遊技者に所定のサービスを提供することができる。
また、前記実施例において携帯電話機400は、特別アクセスを実施し、サイトサーバ116から提供される提供コンテンツを受信したことを条件として、サービス被提供回数をカウントアップ(計数)しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、特別アクセス情報入力手段となる撮像部465に入力された二次元バーコード、つまり、パチンコ機1から取得した二次元バーコードに基づく特別アクセスを実施したことを条件として、サービス被提供回数をカウントアップ(計数)するようにしても良い。
また、前記実施例において携帯電話機400は、特別アクセスを実施し、サイトサーバ116から提供される提供コンテンツを受信して、サービス被提供回数が0から1に更新されたことを条件として、サービス被提供機種数をカウントアップ(計数)しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、特別アクセス情報入力手段となる撮像部465に入力された二次元バーコード、つまり、パチンコ機1から取得した二次元バーコードに含まれる機種IDに対応するサービス被提供回数が0である場合において、該機種IDを含むHTTPリクエストの送信による特別アクセスを実施したことを条件として、サービス被提供機種数をカウントアップ(計数)するようにしても良い。