JP5780708B2 - 電子機器 - Google Patents
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Description
CPUは、中央演算処理装置により構成され、情報処置装置全体を制御する。
メモリ31は、例えば、ROM、RAM等により構成され、各種データを記憶する。
ヒートシンク32は、CPU等の発熱部品から放熱可能に構成される。
ファン装置5は、モータ5a(駆動部)が回転駆動することにより送風を行うファン5b(回転体)を備える。本実施形態において、ファン装置5は、ヒートシンク32への送風を行うように構成される。
スピーカ4は、後述するDSP3(再生処理部)により再生処理された楽音の出力を行う。また、スピーカ4は、楽音の出力部分となる放音面4aを有する。なお、本実施形態において、楽音とは、ある時間継続した一定の振動数をもち、その振動数(音の高さ)が認識できる音であり、例えば、音声、音楽等その他情報処理装置1において入出力可能な音を含むものとして定義する。
筐体2は、少なくとも、放音面4aが露出する開口部21を有し、放音面4aから出力された楽音を外部に導く導音経路22が形成されている。この際、ファン装置5は、導音経路22上の所定の位置に配置される。図1(a)では、ファン装置5は、ヒートシンク32に対向する位置に導音経路22を隔てて配置され、スピーカ4とは導音経路22を隔てた位置に配置された様子を示している。
また、筐体2は、図1(a)に示すように、本実施形態においては、導音経路22を隔てて、開口部21を有する第1の格納部23と、送風口25を有する第2の格納部24とを備える。
第1の格納部23には、開口部21に対応して放音面4aを配置したスピーカ4が格納され、スピーカ4に並列してヒートシンク32が格納される。
第2の格納部24には、送風口25に対応してファン5bを配置したファン装置5が格納される。
したがって、情報処理装置1においては、図1(a)に示すように、スピーカ4の出力を行うことで、開口部21を介して導音経路22を通じて、楽音が装置外部に出力される。また、情報処理装置1においては、ファン装置5を駆動させることで、送風口25を介して、ヒートシンク32に対して送風が行われ、ヒートシンク32が位置する部分に当たって温められた風は、導音経路22を通じて、装置外部に排気される。この際、ファン装置5の駆動音も同様に、導音経路22を通じて、装置外部に出力される。
情報処理装置1は、筐体2と、DSP3と、駆動制御部6と、加工部7とを備える。メモリ31には、楽音の出力に供される楽音データが格納される。
DSP(Digital Signal Processing、音声処理部)3は、メモリ31に格納される楽音データを再生処理する。DSP3は、詳細には、スピーカ4から出力可能な信号に楽音データを再生処理する。
駆動制御部6は、ファン5bの回転数を決定し、駆動回路35を介して、モータ5aを制御する。
また、メモリ31は、騒音干渉用データ及びモータ回転数情報データを格納する。騒音干渉用データは、モータ5aを所定の回転数で駆動した場合に対応する駆動音(駆動音の周波数を含む)のデータである。モータ回転数情報データは、モータ5aの回転数、つまり、駆動制御部6によりモータ5aの駆動情報のデータである。
また、情報処理装置1は、騒音干渉用データの中から回転数に対応する周波数を選択する騒音干渉用データ選択部33を備える。
次に、測定部14は、DSP3により出力された楽音の周波数を検出する。
その後、加工部7の加算処理部8により、加工処理された加工楽音の周波数の信号に、騒音干渉用データ選択部33により取得された駆動音を低減するための騒音干渉用楽音の周波数の信号を加算して加算楽音を合成する処理を行う。
情報処理装置1は、モータ5aの駆動音を集音するマイク11(集音部)を備える。マイク11から集音された入力音は、増幅器34を介して、入力される。
また、情報処理装置1は、駆動制御部6は、マイク11によって集音される入力音に基づいて、モータ5aを制御する。また、情報処理装置1は、マイク11からの入力結果(マイク音声)を入力処理する入力処理部38を備える。この入力処理部38によりマイク11から入力された音がメモリ31に格納される。
そして、入力処理部38は、HPF12Aからの入力音を入力する。つまり、入力処理部38には、ファン5bの駆動音がキャンセルされた音声〈想定される音声の周波数帯域〉のみの入力音が入力される。
また、駆動制御部6は、遅延処理部13から所定時間遅延して入力された測定部14の検出結果に基づいて、モータ5aの駆動音の周波数が測定部14(周波数測定部)により検出された楽音の周波数の1/n倍(nは2以上の正の整数)になるようにモータ5aを制御する。
次に、スピーカ4は、増幅器34を介して、楽音を出力する。本実施形態においては、1000Hzの周波数の楽音を出力する。スピーカ4から楽音が出力されることにより、遅延処理部13は、測定部14によって検出された結果を所定時間遅延させる遅延処理を行う。つまり、遅延処理部13においては、測定部14によって検出された結果を駆動制御部6に入力するためのカウントが開始される。
また、駆動制御部6は、測定部14により検出された楽音の周波数と音圧レベルに基づいて、テーブルを参照し、モータ5aがファン5bを回転駆動する際に生ずる音が、当該基礎楽音によってマスキングされるようにファン5bの回転数を決定し、モータ5aを制御する。
また、情報処理装置1は、遮断できる周波数を変更可能なフィルタ12として機能するイコライザ12Cを備える。
次に、測定部14は、出力された楽音の音圧レベルを検出する。
次に、駆動制御部6は、測定部14の検出結果に基づいて、メモリ31の臨界帯域データを参照し、臨界帯域データにおいて対応付けられる臨界テーブルの値(臨界帯域内となる周波数の値)のモータ5aの駆動音の周波数となるようにモータ5aを制御する。
具体的には、本実施形態においては、測定部14により検出された楽音の周波数に基づいて、図7に示すように、スペクトルマスキングにおける臨界帯域内の周波数が決定される。例えば、楽音の周波数が100Hzの場合には、図7中ハッチングで示すように50Hzから400Hz付近の範囲の内の周波数が決定される。
次に、スピーカ4は、再生処理された楽音に基づいて、楽音を出力する。
したがって、本情報処理装置1においては、楽音が劣化しにくい状態で、騒音となる駆動音を低減することができる。
2 筐体
3 DSP(再生処理部)
4 スピーカ(出力部)
4a 放音面
5a モータ(駆動部)
5b ファン(回転体)
6 駆動制御部
7 加工部
11 マイク(集音部)
13 遅延処理部
14 測定部(周波数測定部)
21 開口部
22 導音経路
Claims (2)
- 筐体と、
楽音データを再生処理する再生処理部と、
楽音を出力する放音面を有する出力部と、
回転体を回転駆動する駆動部と、
前記駆動部を制御する駆動制御部と、
前記回転体の回転数に基づいて、前記再生処理部での再生処理に基づく楽音を加工する加工部と、を備え、
前記筐体は、前記放音面が露出する開口部を有し、前記放音面から出力された楽音を外部に導く導音経路が形成されており、
前記駆動部は、前記導音経路上の所定の位置に配置されており、
前記加工部は、前記再生処理された楽音の信号を、前記駆動部を駆動させたときの駆動音の周波数の情報に基づいて加工する加工処理を行い、
前記加工処理は、前記再生処理部での再生処理に基づく楽音の周波数と前記駆動部の駆動音の周波数とが一致する場合に行われ、
前記加工処理は、前記再生処理部での再生処理に基づく楽音のうち、一致した周波数にかかる前記楽音の周波数レベルをn倍(nは、正整数)に変更することにより楽音を加工する処理である電子機器。 - 前記加工部は、前記再生処理に基づく楽音の信号或いは前記加工された楽音の信号と、前記駆動音と同一の周波数で且つ逆位相の音の信号と、を加算する加算処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
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JP2010039459A JP5780708B2 (ja) | 2010-02-24 | 2010-02-24 | 電子機器 |
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JP2010039459A JP5780708B2 (ja) | 2010-02-24 | 2010-02-24 | 電子機器 |
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Family Applications (1)
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JP2010039459A Expired - Fee Related JP5780708B2 (ja) | 2010-02-24 | 2010-02-24 | 電子機器 |
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