JP5779706B2 - 現像装置及びそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関し、特に像担持体にトナーを供給する際のトナー飛散を解消する現像装置及びそれを備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置は、原稿画像から読み取られた画像情報、或いはコンピューター等の外部機器から伝送等された画像情報に基づく光を、感光層が形成された像担持体の周面に照射して静電潜像を形成し、この静電潜像に現像装置からトナーを供給してトナー像を形成させた後、トナー像を用紙に転写する。転写処理後の用紙は、トナー像の定着処理が施されたのち外部へ排出される。
近年、画像形成装置において高速処理化やカラー印刷化に伴い装置構成が複雑になるとともに、高速処理化に対応するべく現像装置内での現像ローラーやトナー撹拌部材の高速回転が余儀なくされ、これにより現像装置の内圧が大気圧より高い正圧になり易くなっている。現像装置内が正圧になると、現像装置内から像担持体へトナーが供給される際、トナーの一部が浮遊トナーとなって像担持体に対向する現像装置のトナー供給口から漏出し、飛散トナーとなって画像形成装置の内部を汚染するおそれがある。
そこで、従来からトナー飛散を解消する関連技術が知られている。例えば特許文献1に記載の現像装置は、現像ローラーと、現像ローラーの外周面の一部を覆う現像容器等の被覆部材との間隔内の空気を吸引ファンによって吸引することによって、現像工程が高速化してもトナーの浮遊が抑えられている。
また、特許文献2に記載の現像装置は、現像ローラーの下方に対向する現像容器の壁部に設けられた空気流入孔からの空気流が現像容器内に流れ込み、また現像ローラー及び磁気ローラーの回転により正圧になった現像容器内の空気が、空気流出口を介して集塵ボックス内へ導入され、空気流ともなって現像容器内の浮遊トナーを集塵ボックス内に回収している。
特開2002−278268号公報(段落[0039]、第1図) 特開2010−276954号公報(段落[0057]、[0058]、第3図)
しかしながら、特許文献1記載の現像装置では、現像容器内に浮遊するトナーを現像容器の外部に吸引するファンが必要であり、装置が大型化するという問題があった。
また特許文献2記載の現像装置では、空気流入孔が現像容器の下側の壁部に設けられているので、現像容器内の浮遊トナーが空気流入孔から外部に漏れ出るおそれがあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、装置が大型化することなく簡単な構成にて現像容器内の浮遊トナーを回収する現像装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために第1の発明は、トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を収容する現像容器と、該現像容器内で現像剤を撹拌、搬送する撹拌部材と、該撹拌部材から供給される現像剤を磁気ブラシとして表面に担持し、担持した磁気ブラシを回転によって搬送する磁気ローラーと、該磁気ローラー及び像担持体のそれぞれに対向して配置され、前記磁気ローラーの回転によって搬送された磁気ブラシ中のトナーを表面に担持し、担持したトナーを前記像担持体に供給する現像ローラーと、前記現像容器内に現像剤を補給する現像剤補給口と、前記現像容器内に収容される余剰の現像剤を排出する現像剤排出部と、を備える現像装置において、前記現像剤排出部には、螺旋羽根を有し余剰の現像剤を搬送する排出羽根と、該排出羽根によって搬送された余剰の現像剤を前記現像容器の外部に排出する現像剤排出口と、前記現像容器内の空気流が前記現像容器の外部に向って通過する空気流出口とが設けられ、前記現像剤排出口は前記現像剤排出部内に存在する現像剤の上面よりも低い位置に形成され、前記空気流出口は前記現像剤排出部内に存在する現像剤の上面よりも高い位置に形成されることを特徴としている。
また、第2の発明は、前記構成の現像装置を備えた画像形成装置である。
第1の発明によれば、現像容器内に収容される余剰の現像剤は現像剤排出部の現像剤排出口から現像容器の外部に排出される。また、現像剤排出部に空気流出口を設けることで、現像ローラー及び磁気ローラーの回転により正圧になった現像容器内の空気流は、空気流出口を通過し現像容器の外部に向かう。この空気流によって現像容器内の浮遊トナーは現像剤排出部に搬送され、現像剤排出部内では、排出羽根によって浮遊トナーは余剰の現像剤とともに現像剤排出口から排出される。このように現像剤排出部に空気流出口を設けるという簡単な構成にて、装置が大型化することなく、現像容器内の浮遊トナーが余剰現像剤を排出する現像剤排出口から例えば現像剤回収ボトルに回収される。
本発明の実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置を示す概略図 実施形態に係る現像装置を示す概略断面図 実施形態に係る現像装置の撹拌部を示す平面断面図 実施形態に係る現像装置の現像剤排出部を示す平面断面図
以下に本発明の実施形態について図面を参照して説明するが、本発明は、この実施形態に限定されない。また発明の用途やここで示す用語等はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る現像装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。画像形成装置1はタンデム型のカラープリンターであり、回転可能である感光体11a〜11dは、感光層を形成する感光材料として、有機感光体(OPC感光体)が用いられ、ブラック、イエロー、シアン、及びマゼンタの各色に対応させて配設される。各感光体11a〜11dの周囲に、現像装置2a〜2d、露光ユニット12、帯電器13a〜13d及びクリーニング装置14a〜14dが配設される。
現像装置2a〜2dは、感光体11a〜11dの右方に夫々対向して配置され、感光体11a〜11dにトナーを供給する。帯電器13a〜13dは、感光体の回転方向に対し現像装置2a〜2dの上流側であって感光体11a〜11dの表面に対向して配置され、感光体11a〜11dの表面を一様に帯電させる。
露光ユニット12は、パーソナルコンピューター等から画像入力部(図略)に入力された文字や絵柄などの画像データに基づいて、感光体11a〜11dを走査露光するためのものであり、現像装置2a〜2dの下方に設けられる。露光ユニット12には、レーザー光源、ポリゴンミラーが設けられ、各感光体11a〜11dに対応して反射ミラー及びレンズが設けられる。レーザー光源から出射されたレーザー光が、ポリゴンミラー、反射ミラー及びレンズを介して、帯電器13a〜13dの感光体の回転方向の下流側から、各感光体11a〜11dの表面に照射される。照射されたレーザー光により、感光体11a〜11dの表面には静電潜像が形成され、この静電潜像が現像装置2a〜2dによりトナー像に現像される。
無端状の中間転写ベルト17は、テンションローラー6、駆動ローラー25及び従動ローラー27に張架されている。駆動ローラー25は図示しないモーターによって回転駆動させられ、中間転写ベルト17は駆動ローラー25の回転によって循環駆動させられる。
この中間転写ベルト17に接触するように感光体11a〜11dが中間転写ベルト17の下方で回転方向(図1の矢印方向)に沿って隣り合うように配列されている。1次転写ローラー26a〜26dは、中間転写ベルト17を介して感光体11a〜11dと対向し、中間転写ベルト17に圧接して1次転写部を形成する。この1次転写部において、中間転写ベルト17の回転とともに所定のタイミングで各感光体11a〜11dのトナー像が中間転写ベルト17に順次転写される。これにより、中間転写ベルト17表面にはマゼンタ、シアン、イエロー、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたトナー像が形成される。
2次転写ローラー34は、中間転写ベルト17を介して駆動ローラー25と対向し、中間転写ベルト17に圧接して2次転写部を形成する。この2次転写部において、中間転写ベルト17表面のトナー像が用紙Pに転写される。転写後に、ベルトクリーニング装置31が中間転写ベルト17に残存するトナーを清掃する。
画像形成装置1内の下方には、用紙Pを収納する給紙カセット32が配設され、給紙カセット32の右方には、手差しの用紙を給送するスタックトレイ35が配設される。給紙カセット32の左方には、給紙カセット32から送り出された用紙Pを中間転写ベルト17の2次転写部に搬送する第1用紙搬送路33が配設される。また、スタックトレイ35の左方には、スタックトレイ35から送り出された用紙を2次転写部に搬送する第2用紙搬送路36が配設される。更に、画像形成装置1の左上方には、トナー像が形成された用紙Pに対して定着処理を行う定着部18と、定着処理の行われた用紙Pを用紙排出部37に搬送する第3用紙搬送路39とが配設される。
給紙カセット32は、画像形成装置1の外部(図1の紙面の表側)に引き出すことにより用紙の補充を可能にしたもので、収納されている用紙Pがピックアップローラー33b及び捌きローラー対33aにより1枚ずつ第1用紙搬送路33側に送り出される。
第1用紙搬送路33と第2用紙搬送路36とはレジストローラー対33cの手前で合流しており、レジストローラー対33cにより、中間転写ベルト17における画像形成動作と給紙動作とのタイミングを取って、用紙Pが2次転写部に搬送される。2次転写部に搬送された用紙Pは、転写バイアスが印加された2次転写ローラー34によって、中間転写ベルト17上のトナー像を2次転写され、定着部18に搬送される。
定着部18は、ヒーター等により加熱される定着ベルトと、定着ベルトに内接する定着ローラーと、定着ベルトを介して定着ローラーに圧接して配設された加圧ローラー等とを備え、未定着トナー像が転写された用紙Pを加熱及び加圧することにより定着処理を行う。用紙Pは、定着部18によってトナー像が定着された後、必要に応じて第4用紙搬送路40で反転されて用紙Pの裏面にも2次転写ローラー34によってトナー像が2次転写され、定着部18で定着される。トナー像が定着された用紙Pは第3用紙搬送路39を通って、排出ローラー対19aにより用紙排出部37に排出される。
図2は、上述の画像形成装置1に用いられる現像装置の構成を示す断面図である。なお、以下の説明では、図1に示す感光体11aに対応する現像装置2aの構成及び動作について説明するが、現像装置2b〜2dの構成及び動作については現像装置2aと同様であり、説明を省略し、また各色の現像装置及び感光体を示すa〜dの符号を省略する。
現像装置2は、現像ローラー20と、磁気ローラー21と、規制ブレード24と、撹拌部材42、及び現像容器22等により構成されている。
現像容器22は、樹脂によって現像装置2の外郭を構成し、その下部で仕切り部22bによって第1搬送路22cと第2搬送路22dに仕切られている。第1搬送路22c及び第2搬送路22dには、磁性キャリアとトナーからなる現像剤が収容される。また、現像容器22は、撹拌部材42と磁気ローラー21及び現像ローラー20を回転可能に保持している。更に、現像容器22には、現像ローラー20を像担持体である感光体11に向けて露出させる開口部22aが形成されている。
現像ローラー20は、感光体11に対向し、一定の間隔を隔てて感光体11の右方に配設される。また、現像ローラー20は、感光体11に接近した対向位置において、感光体11にトナーを供給する現像領域Dを形成している。磁気ローラー21は、一定の間隔を隔てて現像ローラー20に対向し、現像ローラー20の右斜め下方に配設される。また、磁気ローラー21は、現像ローラー20に接近した対向部Rにおいて、現像ローラー20にトナーを供給する。規制ブレード24は磁気ローラー21の左斜め下方にて現像容器22に固定保持されている。撹拌部材42は磁気ローラー21の略下方に配設される。
撹拌部材42は、第1撹拌部材43と第2撹拌部材44との2本で構成される。第2撹拌部材44が磁気ローラー21の下方で、第2搬送路22d内に設けられ、第1撹拌部材43が第2撹拌部材44の右方に隣接して、第1搬送路22c内に設けられる。
第1及び第2の撹拌部材43、44は現像剤を撹拌して現像剤中のトナーを所定のレベルに帯電させる。これによりトナーは磁性キャリアに保持される。また、第1搬送路22cと第2搬送路22dを仕切る仕切り部22bの長手方向(図2の紙面表裏方向)の両端部側には、連通部22f、22i(図3参照)が設けられている。第1撹拌部材43が回転すると、帯電した現像剤が第1搬送路22c内を搬送され、さらに仕切り部22bに設けた一方の連通部から第2搬送路22d内に搬送され、第2撹拌部材44の回転によって第2搬送路22d内で現像剤が搬送されることで、第1搬送路22c内と第2搬送路22d内とを現像剤が循環する。そして、第2撹拌部材44から磁気ローラー21に現像剤が搬送される。
磁気ローラー21は、ローラー軸21aと磁極部材M及び非磁性材からなる回転スリーブ21bを備え、第2撹拌部材44から供給された現像剤を担持し、担持した現像剤からトナーのみを現像ローラー20に供給するものである。磁極部材Mは、断面扇形に形成された外周部の極性の異なる複数の磁石からなり、ローラー軸21aに接着等により固着される。ローラー軸21aは、回転スリーブ21b内で、磁極部材Mと回転スリーブ21bの間に所定の間隔を設けて、現像容器22に回転不能に支持される。回転スリーブ21bは、図示しないモーターと歯車等からなる駆動機構により矢印方向(時計回り方向)に回転し、また直流電圧56aに交流電圧56bを重畳した電源56によってバイアスを印加される。回転スリーブ21bの表面において、帯電した現像剤は磁極部材Mの磁力によって磁気ブラシを形成して担持され、磁気ブラシは規制ブレード24によって所定の高さに調節される。
回転スリーブ21bの回転にともなって、磁気ブラシは回転スリーブ21bの表面に担持されて搬送され、現像ローラー20に設けた磁極部材20bによって磁気ブラシが立ち上がり現像ローラー20に接触すると、磁気ブラシのトナーのみが、回転スリーブ21bに印加されたバイアスに応じて、現像ローラー20に供 給される。
現像ローラー20は、固定軸20aと、磁極部材20bと、非磁性の金属材料で円筒状に形成される現像スリーブ20c等を備えて構成されている。
固定軸20aは現像容器22に回転不能に支持される。この固定軸20aには、現像スリーブ20cが回転可能に保持され、さらに、磁石よりなる磁極部材20bが磁気ローラー21と対向する位置に現像スリーブ20cと所定の間隔だけ隔てて接着等により固着される。現像スリーブ20cは、図示しないモーターと歯車等からなる駆動機構により、図2の矢印方向(時計回り方向)に回転させられる。また、現像スリーブ20cには、直流電圧57aに交流電圧57bを重畳した電源57によって現像バイアスが印加される。
前述のように、第1及び第2撹拌部材43、44によって、現像剤が撹拌されつつ第1及び第2搬送路22c、22d内を循環してトナーが帯電し、第2撹拌部材44によって現像剤が磁気ローラー21に搬送される。そして、磁気ローラー21上に現像剤を磁気ブラシ(図示せず)として担持し、磁気ローラー21上の磁気ブラシは規制ブレード24によって所定の層厚に規制された後、磁気ローラー21と現像ローラー20との対向部Rに搬送され、磁気ローラー21に印加されるバイアスと現像ローラー20に印加されるバイアスとの電位差、及び磁界によって現像ローラー20上にトナー薄層を形成する。
現像ローラー20上に形成されたトナー薄層は、現像ローラー20の回転によって感光体11と現像ローラー20との対向部分(現像領域D)に搬送される。現像ローラー20には所定のバイアスが印加されているため、感光体11との間の電位差によってトナーが飛翔し、感光体11上の静電潜像が現像される。
現像に用いられずに現像ローラー20上に残ったトナーは、現像ローラー20の回転により再度現像ローラー20と磁気ローラー21との対向部Rに搬送され、磁気ローラー21上の磁気ブラシによって回収される。そして、磁気ブラシは磁気ローラー21の磁極部材Mの同極部分で磁気ローラー21上から引き剥がされた後、第2搬送路22d内に落下する。また、対向部Rでは、現像に用いられなかったトナーが磁気ローラー21上の磁気ブラシによって現像ローラー20から引き剥がされるため、引き剥がされたトナーのうち磁気ローラー21上に回収されなかったトナーが対向部Rの近傍に浮遊する。現像容器22内では、この対向部Rにおいて内圧が高くなっており、この対向部Rに浮遊するトナーが、その内圧によって、現像ローラー20の外周面と現像容器22の内壁面との間を通過して現像容器22の開口部22aから漏出するおそれがある。
そこで、本実施形態では、浮遊トナーが現像容器22の開口部22aから漏出することを防ぐために、撹拌部の余剰の現像剤を排出する現像剤排出部22h(図3、図4参照)から現像剤回収ボトルへ余剰の現像剤とともに浮遊トナーを排出している。
浮遊トナーを現像剤排出部22hから排出する詳しい構成を図3、図4に示す。図3は撹拌部を上側から見た平面断面図であり、図4は現像剤排出部22hを水平方向から見た平面断面図である。
図3に示すように、現像容器22には、第1搬送路22cと、第2搬送路22dと、仕切り部22bと、上流側連通部22e、及び下流側連通部22fが形成され、さらに現像剤補給口22gと、現像剤排出部22hと、上流側壁部22i、及び下流側壁部22jが形成されている。
仕切り部22bは、現像容器22の長手方向に延びて第1搬送路22cと第2搬送路22dを並列させるように仕切っている。仕切り部22bの長手方向の両端部には、上流側連通部22e及び下流側連通部22fが設けられており、現像剤は、第1搬送路22cと、上流側連通部22eと、第2搬送路22d、及び下流側連通部22f内を矢印P及び矢印Q方向に循環することが可能である。
現像剤補給口22gは、現像容器22の上部に設けられた現像剤補給容器(図略)から新たなトナー及び磁性キャリアを現像容器22内に補給するための開口であり、第1搬送路22cの上流側(図3の左側、破線で示す)に配置される。
現像剤排出部22hは、現像剤補給口22gからの現像剤の補給によって、第1及び第2搬送路22c、22d内で余剰となった現像剤を排出するためのものであり、第2搬送路22dの下流側の側面部に設けられる。
第1搬送路22c内には第1撹拌部材43が配設され、第2搬送路22d内には第2撹拌部材44が配設されている。
第1撹拌部材43は、回転軸43bと、回転軸43bに一体に設けられ、回転軸43bの軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される第1螺旋羽根43aとを有する。また、第1螺旋羽根43aは、第1搬送路22cの長手方向の両端部側まで延び、上流側及び下流側連通部22e、22fにも対向して設けられている。回転軸43bは現像容器22の上流側壁部22iと下流側壁部22jに回転可能に軸支されている。
第2撹拌部材44は、回転軸44bと、回転軸44bに一体に設けられ、回転軸44bの軸方向に第1螺旋羽根43aと同じピッチで第1螺旋羽根43aとは逆方向の位相の羽根で螺旋状に形成される第2螺旋羽根44aとを有する。また、第2螺旋羽根44aは、磁気ローラー21の軸方向長さ以上の長さを有し、上流側連通部22e及び下流側連通部22fに対向して設けられている。回転軸44bは、回転軸43bと平行に配置され、現像容器22の上流側壁部22iと下流 側壁部22jに回転可能に軸支されている。
また、回転軸44bには、第2螺旋羽根44aとともに、逆螺旋羽根52及び排出羽根53が一体に配設されている。
逆螺旋羽根52は、現像剤排出部22hに対向し、現像剤排出部22hと第2螺旋羽根44aとの間に配置されるとともに、逆螺旋羽根52の外縁は、下流側壁部22jにおける第2搬送路22dの内周面と所定の間隔を隔てて配設される。また、逆螺旋羽根52は、第2螺旋羽根44aの外縁と略同じ外周長さで第2螺旋羽根44aに対して逆方向を向く(逆位相の)羽根で螺旋状に形成され、且つ、第2螺旋羽根44aよりピッチが小さい2〜3巻きの羽根で形成されている。従って、回転軸44bが回転すると、逆螺旋羽根52によって、第2螺旋羽根44aによる現像剤搬送方向とは逆方向の搬送力が現像剤に付与され、現像剤が塞き止められる。塞き止められた現像剤は、下流側連通部22fに搬送されるとともに、現像容器22内の余剰の現像剤として逆螺旋羽根52の外縁を乗り越えて現像剤排出部22hに排出されることになる。
回転軸44bは第2搬送路22d内から更に現像剤排出部22hの現像剤流路22l内まで延び、現像剤流路22l内の回転軸44bには排出羽根53が設けられている。排出羽根53は、第2螺旋羽根44aと同じ位相方向の螺旋状の羽根からなるが、第2螺旋羽根44aよりピッチが小さく、また羽根の外縁サイズが小さくなっている。回転軸44bが回転すると、第2螺旋羽根44aとともに排出羽根53も回転し、現像剤流路22l内に搬送された余剰現像剤は、現像剤流路22l内を左方に搬送され現像容器22外の図示しない現像剤回収ボトルに排出される。
図4に示すように、現像剤排出部22hには断面視で円形の現像剤流路22lが形成されており、現像剤流路22l内には排出羽根53が回転可能に設けられている。現像剤排出部22hの下壁部には、余剰現像剤を現像容器22外の現像剤回収ボトル(図略)に排出するための現像剤排出口22pが形成される。現像剤排出部22hの上壁には空気流出口22qが形成される。
空気流出口22qは、現像剤流路22lの略下側に設けた現像剤排出口22pに対向するとともに、現像剤流路22lの上側に設けられる開口であり、現像剤流 路22lと画像形成装置1内との間で空気を流通させるものである。尚、現像剤流路22lの真上に空気流出口22qを設ける構成では、現像剤流路22l内での余剰現像剤の収容量に係らずに確実に現像剤流路22lと画像形成装置1内との間で空気を流通させることができるが、余剰現像剤の収容量、現像剤流路 22lの内径の大きさに応じて、空気流出口22qを現像剤流路22lの真上の近傍に適宜配設してもよい。
即ち、現像剤排出口22pは現像剤流路22l内に存在する現像剤の上面よりも低い位置に形成され、空気流出口22qは現像剤流路22l内に存在する現像剤の上面よりも高い位置に形成される。
空気流出口22qを現像剤流路22lに配設することで、現像容器22内では、現像ローラー20と磁気ローラー21との対向部R(図2参照)において内圧が高くなっているために、磁気ローラー21(図2参照)の外周部と現像容器22の内壁との間、第2搬送路22d及び現像剤流路22lを経由して、対向部Rから空気流出口22qに至る空気流が形成される。
従って、対向部Rに浮遊するトナーは、対向部Rから空気流出口22qに至る空気流によって、磁気ローラー21の外周部と現像容器22の内壁との間、及び第2搬送路22dを経由して現像剤流路22lを搬送される。現像剤流路22l内に搬送された浮遊トナーは、排出羽根53の回転によって、現像剤流路22l内に搬送された余剰現像剤とともに現像剤流路22l内を搬送され、現像剤排出口22pから現像容器22外の現像剤回収ボトル(図略)に排出される。このように、現像剤排出部22hに空気流出口22qを設けるという簡単な構成にて、装置が大型化することなく、現像容器22内の浮遊トナーが余剰現像剤を排出する現像剤排出口22pから現像剤回収ボトルに回収される。
本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ、それらの複合機等の画像形成装置に用いる現像装置及びそれを備えた画像形成装置に利用することができ、特に、像担持体にトナーを供給する際にトナー飛散を解消する現像装置及びそれを備えた画像形成装置に利用することができる。
1 画像形成装置
2a〜2d、2 現像装置
11 感光体(像担持体)
20 現像ローラー
21 磁気ローラー
22 現像容器
22c 第1搬送路
22d 第2搬送路
22g 現像剤補給口
22h 現像剤排出部
22l 現像剤流路
22p 現像剤排出口
22q 空気流出口
42 撹拌部材
43 第1撹拌部材
43a 第1螺旋羽根
43b、44b 回転軸
44 第2撹拌部材
44a 第2螺旋羽根
52 逆螺旋羽根
53 排出羽根

Claims (4)

  1. トナーと磁性キャリアとを含む二成分現像剤を収容する現像容器と、
    該現像容器内で現像剤を撹拌、搬送する撹拌部材と、
    を備え、
    前記現像容器には、
    前記現像容器内に現像剤を補給する現像剤補給口と、
    前記現像容器内に収容される余剰の現像剤を排出する現像剤排出部と
    が形成され、
    前記現像剤排出部には現像剤流路が形成されており、
    前記現像剤流路内には螺旋羽根を有し余剰の現像剤を搬送する排出羽根が回転可能に設けられ、
    前記現像剤排出部の下壁部には前記排出羽根によって搬送された余剰の現像剤を前記現像容器の外部に排出する現像剤排出口が形成され、
    前記現像剤排出部の上壁には前記現像容器内の空気流が前記現像容器の外部に向って通過する空気流出口が形成されていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記排出羽根は、前記撹拌部材の回転軸と一体に配設されていることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤流路は、断面視で円形に形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の現像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれかに記載の現像装置を備えた画像形成装置。
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