JP5779571B2 - 鞍乗型車両のバッテリ収納構造 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両のバッテリ収納構造に関する。
ヘッドパイプを前方からフロントカバーで覆うとともに、後方からインナーカバーで覆うことで、ヘッドパイプの周囲を覆い、これらフロントカバーとインナーカバーとの間に設けられた空間に、バッテリケースを設け、このバッテリケースに、バッテリを収納する構造の自動二輪車が特許文献1に開示されている。
特許第3321673号公報
上記のような自動二輪車のバッテリ収納構造では、バッテリがバッテリケースに着脱可能に収納されており、メンテナンス時等に、作業者は適宜バッテリを着脱することが可能となっている。
この種のバッテリ収納構造では、さらなる製品品質向上のために、バッテリ収納方向を認識しやすくする対策を施すことが望まれる。
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、バッテリのバッテリケースへの整合性を高める鞍乗型車両のバッテリ収納構造を提供することを目的とする。
上記課題の解決手段として、請求項1に記載の発明は、底壁部と側壁部とを有して上方へ開口し、横断面で矩形状の収納空間を形成するバッテリケース(41)と、前記バッテリケース(41)に着脱可能に収納される直方体状のバッテリ(40)と、を備え、前記バッテリケース(41)において上方へ開口する開口部(42)から、前記バッテリ(40)が、前記バッテリケース(41)に収納され、前記バッテリ(40)の上面の角部に設けられた凹部(43L,43R)にバッテリ接続部(44L,44R)が配設され、一端に前記バッテリ接続部(44L,44R)との接続部を有するとともに、他端に配線(47L,47R)が接続されたバッテリ端子(46L,46R)が、前記バッテリ接続部(44L,44R)に接続され、前記バッテリ端子(46L,46R)が、前記バッテリ接続部(44L,44R)を覆うように、かつ前記バッテリ(40)の外方に延びるように、前記バッテリ接続部(44L,44R)に接続される鞍乗型車両のバッテリ収納構造において、前記バッテリ(40)が前記バッテリケース(41)に収納された収納状態で、前記凹部(43L,43R)が設けられた前記バッテリ(40)の角部を形成する前記バッテリ(40)における2つの面と近接又は当接する、前記バッテリケース(41)の前記開口部(42)における角部の高さが、前記凹部(43L,43R)より低い位置に設定され、前記収納状態で、前記凹部(43L,43R)が設けられた前記バッテリ(40)の角部を形成する前記バッテリ(40)における2つの面と近接又は当接しない、前記バッテリケース(41)の前記開口部(42)における角部に、上方に延びる凸部(64)が設けられ、前記バッテリケース(41)は、バッテリケース本体(50)と、このバッテリケース本体(50)を外側から囲って車体側に支持するバッテリケース支持部材(51)と、を備え、前記バッテリ(40)は、前記バッテリケース本体(50)の内側に収納され、前記凸部(64)は、前記バッテリケース本体(50)における前記開口部(42)又は前記バッテリケース支持部材(51)における前記開口部に設けられることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造において、前記凸部(64)は、前記収納状態で、前記凹部(43L,43R)に配設された前記バッテリ接続部(44L,44R)よりも高い位置まで上方へ突出することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1又は2に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造において、前記バッテリケース本体(50)は、前記バッテリ(40)が前記バッテリケース本体(50)から外側に臨むように、その底壁部及び側壁部の少なくともいずれか一方に、肉抜き部を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造において、前記肉抜き部には、前記バッテリケース本体(50)の底壁部後方側の両角部を肉抜きする隅肉抜き部(60,61)が含まれることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造において、前記バッテリケース本体(50)は、その側壁部に、前記バッテリケース支持部材(51)に係止される突起部(63)を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造において、前記バッテリケース支持部材(51)は、略水平に延びて前記バッテリケース本体(50)の側壁部を囲う第1補強部(54)と、この第1補強部(54)に交差して略垂直に延びる第2補強部(52A,52B,53A,53B)と、を備え、これら第1補強部(54)及び第2補強部(52A,52B,53A,53B)によって側壁部を形成し、前記バッテリケース本体(50)の前記開口部(42)は、前記第1補強部(54)よりも高い位置に設定されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造において、前記バッテリケース本体(50)は、その側壁部に、前記バッテリケース支持部材(51)に係止される突起部(63)を備え、前記バッテリケース支持部材(51)は、略水平に延びて前記バッテリケース本体(50)の側壁部を囲う第1補強部(54)と、この第1補強部(54)に交差して略垂直に延びる第2補強部(52A,52B,53A,53B)と、を備え、前記第1補強部(54)の下面の高さは、車両前面視と車両後面視とで、互いに異なり、前記突起部(63)は、前記第1補強部(54)における前方側及び後方側のうちの下面の高さの低い方に係止されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造において、前記バッテリケース本体(50)の前記開口部(42)に前記凸部(64)が設けられ、前記バッテリケース本体(50)の前記開口部(42)における前記凸部(64)が設けられた角部から当該角部と異なる角部に延びる部位が、前記凸部(64)が設けられた角部から前記異なる角部に向かうに連れて、高さが段階的に低くなるように形成されることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造において、前記バッテリケース本体(50)の底壁部から下方に延びるリブ(62)が設けられ、このリブ(62)を介して前記バッテリケース本体(50)の底壁部が、前記バッテリケース支持部材(51)に当接することを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造において、前記鞍乗型車両は、ヘッドパイプ(12)の後部を覆うインナーカバー(34)と、前記インナーカバー(34)の両側部から前方に延びる左右一対のフロントサイドカバー(33)と、前記左右一対のフロントサイドカバー(33)の前部間に設けられるフロントセンターカバー(32)と、を備え、前記インナーカバー(34)、前記フロントサイドカバー(33)及び前記フロントセンターカバー(32)で囲まれる空間に、前記バッテリケース(41)が配置され、前記バッテリケース(41)に前記バッテリ(40)が収納されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、バッテリを収納状態とする収納方向を判断しやすくするために、凸部を凹部よりも上方に突出させる。このように凸部を凹部よりも突出させることにより、バッテリとバッテリ端子とを接続できないように規制できるので、バッテリの収納方向の認識がしやくなり、バッテリへのバッテリ端子の逆付けを防止できる。これによって、バッテリのバッテリケースへの整合性を高めることができる。
又、バッテリケース本体を樹脂等で形成することにより、バッテリの防振性を確保し易くできる。
請求項2に記載の発明によれば、バッテリ端子と凸部が確実に干渉し易くなるため、効果的にバッテリ端子の逆付けを防止できる。
請求項に記載の発明によれば、肉抜きされることによって、バッテリケース本体の軽量化を図ることができるとともに、雨水浸入時の排水性を確保できる。
請求項に記載の発明によれば、バッテリケース本体の底壁部前方側と底壁部後方側とにおいて、構造の差異を表出させることで、バッテリケース本体のバッテリケース支持部材に対する取付方向を容易に認識できるため、バッテリケース本体の誤組みを防止することができる。
請求項に記載の発明によれば、バッテリケース本体に突起部が備えられることによって、バッテリケース本体をバッテリケース支持部材から抜けにくい構造とすることができる。
請求項に記載の発明によれば、バッテリケース本体の開口部を高い位置に設けているため、バッテリが第1補強部に干渉することを防ぐことができ、バッテリの保護性を向上できる。
請求項に記載の発明によれば、バッテリケース支持部材の第1補強部の前方側と後方側とで高さを異ならせ、突起部が、第1補強部における前方側及び後方側のうちの高さの低い方に係止されるようにすることで、バッテリケース本体の前後方向の逆組みを防ぐことができる。
請求項に記載の発明によれば、バッテリケース本体を樹脂で形成する場合に、樹脂材料の使用量を抑制することにより、バッテリケース本体を軽量化できるともに、コストを低減することができる。
請求項に記載の発明によれば、リブを設けることで、バッテリケース本体の底壁部とバッテリケース支持部材との間に空間を設けることができるため、これらの間に滞留する水の排水性を確保できる。また、底壁部の板厚を薄くすることができるため、バッテリケース本体を軽量化できるとともに、コストを低減することができる。
請求項10に記載の発明によれば、鞍乗型車両の特定のカバーで囲まれる空間にバッテリを収納する構成において、バッテリを収納状態とする収納方向を判断しやすくするために、凸部を凹部よりも上方に突出させる。このように凸部を凹部よりも突出させることにより、バッテリとバッテリ端子とを接続できないように規制できるので、バッテリの収納方向の認識がしやすくなり、バッテリへのバッテリ端子の逆付けを防止できる。これによって、バッテリのバッテリケースへの整合性を高めることができる。
本発明の実施形態に係る構造が適用された鞍乗型車両である自動二輪車の左側面図である。 レッグシールドの一部を取り外した状態の上記自動二輪車の前部の左側面図である。 レッグシールドの一部を取り外した状態の上記自動二輪車の前部の上面図である。 上記自動二輪車のバッテリ収納部分を前上方から見た斜視図である。 上記自動二輪車のバッテリ収納部分を後上方から見た斜視図である。 上記自動二輪車のバッテリ収納部分の上面図である。 上記自動二輪車のバッテリ収納部分の正面図である。 上記自動二輪車のバッテリ収納部分の背面図である。 上記自動二輪車のバッテリ収納部分の左側面図である。 上記自動二輪車のバッテリ収納部分に配されるバッテリケース本体の斜視図である。 上記自動二輪車のバッテリ収納部分に配されるバッテリケース本体の上面図である。 上記自動二輪車において、仮に、バッテリをバッテリケースに収納状態と異なる向きで収納しようとした場合のバッテリ収納部分の仮想分解図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下で用いる図面において、矢印FRは車両の前方を示し、矢印UPは車両の上方を示し、矢印LHは車両の左方を示している。
図1に示すスクータ型の自動二輪車1は、バーハンドル2によって操向される前輪3と、スイングユニット21によって駆動される後輪4とを備えている。バーハンドル2及び前輪3を含むステアリング系部品は、車体フレーム11の前端のヘッドパイプ12に操向可能に枢支されている。車体フレーム11の下部後側には、スイングユニット21の前部下側が上下揺動可能に枢支されている。バーハンドル2と車体後部上に支持された乗員着座用のシート5との間は低部とされ、該低部上に乗員の足載せ用のフロアステップ6が設けられている。
車体フレーム11は複数種の鋼材を溶接等により一体に接合してなり、その前端部に位置するヘッドパイプ12と、ヘッドパイプ12から斜め下後方へ延びた後に車体前部下側で後方へ湾曲して延びるメインフレーム13と、車体下部の前後中間部において左右に延在してその左右中間部にメインフレーム13の後端部を接合するクロスフレーム14と、クロスフレーム14の左右端部から斜め上後方に延びた後に車体後部上側で後方へ湾曲して延びるリヤフレーム15と、クロスフレーム14の左右端部後側に接合されるピボットプレート16と、左右のリヤフレーム15の後部間に渡るクロスメンバ17と、を備えている。
スイングユニット21は、その前部のエンジン22と後部左側の動力伝達機構23とを一体化したスイング式動力ユニットであり、その前部が懸架リンク16aを介してピボットプレート16に上下揺動可能に支持され、かつ後部左側がリヤクッション7を介して左のリヤフレーム15に近接離反可能に支持され、もって車体後部にユニットスイング式のリヤサスペンションが構成されている。
エンジン22は、クランクシャフト(不図示)を左右方向(車幅方向)に沿わせた単気筒エンジンであり、そのクランクケースの前端部からシリンダを前方に向けて略水平に(詳細にはやや前上がりに)突出させてなる。クランクケースの左側には、後方に延出する動力伝達機構23の伝動ケースの前部が一体に設けられている。
動力伝達機構23の後端部には、その右方(車体中心側)に突出する後輪車軸4aが回転可能に支持される。そして、前記クランクシャフトの回転動力が動力伝達機構23を介して後輪車軸4aに伝達されることで、該後輪車軸4aに支持された後輪4が駆動して自動二輪車1が走行する。
ステアリング系部品を構成するステアリングシャフト8は、ヘッドパイプ12に回転可能に支持され、ステアリングシャフト8の上端にバーハンドル2が設けられ、ステアリングシャフト8の下端は、ヘッドパイプ12から下方に突出する。ステアリングシャフト8の下端には左右一対のフロントフォーク9の上部がブリッジを介して結合し、左右のフロントフォーク9の下部間に前輪3が回転可能に支持されている。
フロアステップ6の前部には、上方に立ち上がって運転者の足を前方から覆うレッグシールド30が設けられている。レッグシールド30は、メインフレーム13の前部及びヘッドパイプ12を前方及び斜め前左右外側から覆うフロントカバー31と、メインフレーム13の前部及びヘッドパイプ12を後方から覆うインナーカバー34と、を備え、フロントカバー31及びインナーカバー34の内側に空間が形成される。フロントカバー31は、車体フレーム11の前部上側を前方から覆うフロントセンターカバー32と、フロントセンターカバー32の側方に連なり車体フレーム11の前部を斜め前外側から覆う左右一対のフロントサイドカバー33と、に分割構成されている。フロントサイドカバー33の前部間にフロントセンターカバー32が設けられている。
また、自動二輪車1には、車体フレーム11(メインフレーム13)の下部を左右から覆うフロアサイドカバー35と、車体フレーム11の後部前側を前方から覆うリヤセンターカバー36と、車体フレーム11の後部を側方から覆う左右一対のリヤサイドカバー37と、が備えられている。また、左右のフロントフォーク9の上部にはフロントフェンダ10が設けられている。
リヤセンターカバー36及び左右のリヤサイドカバー37の上方には前記シート5が支持されている。リヤセンターカバー36及び左右のリヤサイドカバー37の前部に囲まれた部位には、ヘルメット等の物品を収納する収納ボックス38が配設されている。また、収納ボックス38の後方かつ左右一対のリヤサイドカバー37の後部間には、燃料タンク39が配設されている。
図1〜図3を参照し、自動二輪車1では、レッグシールド30内部であって、ヘッドパイプ12の前方に、バッテリ40が配置されている。バッテリ40は、ヘッドパイプ12の前部に固定支持されたバッテリケース41に着脱可能に収納されている。バッテリケース41は、底壁部と側壁部とを有して上方へ開口し、横断面で左右方向に長手方向を沿わせた矩形状の収納空間を形成し、バッテリ40は直方体状であり、バッテリケース41において上方へ開口する開口部42からバッテリケース41内に収納される。
図2及び図3に示すように、バッテリ40の前側上面の左右の角部にはそれぞれ、上面視で矩形状の左側凹部43L及び右側凹部43Rが形成されている。左側凹部43L及び右側凹部43Rは、それぞれ前方及び車幅方向外側に開放している。左側凹部43Lには、バッテリ接続部であるプラス側ターミナル44Lが、右側凹部43Rには、バッテリ接続部であるマイナス側ターミナル44Rが配設されている。
プラス側ターミナル44Lには、プラス側バッテリコード45Lが接続され、マイナス側ターミナル44Rには、マイナス側バッテリコード45Rが接続されている。プラス側バッテリコード45Lは、その一端の接続部がプラス側ターミナル44Lに螺合等によって接続されるプラス側端子46Lと、プラス側端子46Lの他端に接続されるコード本体47Lとを有している。また、マイナス側バッテリコード45Rは、その一端の接続部がマイナス側ターミナル44Rに螺合等によって接続されるマイナス側端子46Rと、マイナス側端子46Rの他端に接続されるコード本体47Rとを有している。コード本体47L,47Rは配線に対応する。
プラス側バッテリコード45L及びマイナス側バッテリコード45Rはそれぞれ、バッテリ40から後方に延びるように配索されている。また、プラス側端子46Lは、プラス側ターミナル44Lを上方から覆うように、かつバッテリ40の外方である左側に突出するようにプラス側ターミナル44Lに接続され、マイナス側端子46Rは、マイナス側ターミナル44Rを上方から覆うように、かつバッテリ40の外方である右側に突出するようにマイナス側ターミナル44Rに接続されている。
なお、図示の例において、プラス側端子46Lは樹脂材料からなるカバーによって覆われており、このカバー及びこのカバーによって覆われた金属製端子を含めてプラス側端子46Lと呼ぶものとする。また、符号48は、バッテリ40をバッテリケース41に固定するためのバンドを示している。
図4〜図11には、バッテリ40をバッテリケース41に収納する本実施形態に係るバッテリ収納構造を詳細に説明する図が示されている。図4〜図9では、プラス側バッテリコード45L及びマイナス側バッテリコード45Rがバッテリ40から取り外された状態が示されている。
本実施形態においてバッテリケース41は、バッテリケース本体50と、このバッテリケース本体50を外側から囲って車体側に支持するバッテリケース支持部材51と、を備え、バッテリ40は、バッテリケース本体50の内側に収納されている。図10及び図11には、バッテリケース本体50が示され、図4〜図9では、説明便宜上バッテリケース本体50にドットを付して示している。
バッテリケース支持部材51は、複数の板金材を縦横に交差させて溶接した格子状に形成され、バッテリケース本体50を介してバッテリ40を下方から支持する底壁部51A(図6参照)と、バッテリケース本体50の側壁部を囲う側壁部51B(図4等参照)と、を備えている。
バッテリケース支持部材51は、それぞれコ字状に形成された板金材からなる横板52と縦板53とを備え、図7及び図8に示すように、横板52は、平行に延びる一対の腕部52A,52Bと、これら腕部52A,52Bを連結させる連結部52Cとで構成されている。また、図6に示すように、縦板53は、平行に延びる一対の腕部53A,53Bと、これら腕部53A,53Bを連結させる連結部53Cとで構成されている。
バッテリケース支持部材51の底壁部は、左右方向に沿って延びる横板52の連結部52Cと、前後方向に沿って延びる縦板53の連結部53Cと、を上面視でクロス状に交差させて、交差する部位を溶接することで、連結部52C及び連結部53Cにより構成されている。横板52と縦板53とが溶接された状態で、腕部52A,52B及び腕部53A,53Bはそれぞれ上方(略垂直方向)に延びる状態とされ、バッテリケース支持部材51の側壁部の一部を構成している。図示の例では、図7、図8に示すように腕部52Aは左側に位置し,腕部52Bは右側に位置し、腕部53Aは前側に位置し、腕部53Bは後側に位置している。
腕部52A,52B及び腕部53A,53Bには、これら腕部52A,52B及び腕部53A,53Bを囲うようにして上面視で左右方向に長手方向を沿わせた矩形状の側壁板54が固定され、この側壁板54と、腕部52A,52B及び腕部53A,53Bとが協働で、バッテリケース支持部材51の側壁部を構成している。側壁板54は、腕部52A,52B及び腕部53A,53Bに略直交の状態で交差しており、略水平に延びて上面視で矩形状に形成されている。また、側壁板54は本実施形態では、複数の板金材から構成されている。ここで、側壁板54は第1補強部に対応するものであり、腕部52A,52B及び腕部53A,53Bは第2補強部に対応するものである。
腕部53A,53Bはそれぞれ、側壁板54よりも上方に延びており、後側に位置する腕部53Bの上部は、側壁板54よりも上方の位置で後方に曲がって延びた後、上方に延びるように折り曲げられており、その上部に固定部材挿通孔55が形成されている。固定部材挿通孔55に挿通された固定部材が、ヘッドパイプ12に設けられた図示省略する固定部に締結されることで、バッテリケース支持部材51がヘッドパイプ12に固定支持される。
バッテリケース支持部材51は、側壁板54、腕部52A,52B及び腕部53A,53Bとで横断面で矩形状の空間を形成し、この空間にバッテリケース本体50が上方から収納される。樹脂材料からなるバッテリケース本体50は、バッテリ40の下面を支持する底壁部50Aと、バッテリ40の側壁部を囲う上面視で矩形状の側壁部50Bと、を備え、上方に開口する。上記した開口部42は、本実施形態では、側壁部50Bの上端縁で形成される開口部に対応するものである。
バッテリ40は、開口部42からバッテリケース本体50に収納され、バッテリケース本体50が樹脂材料から形成されることで、バッテリ40の振動が抑制されるようになっている。また、バッテリケース本体50の上端縁開口は全体的に、側壁板54の上端縁よりも高くなるように高さを設定されている。
図10、図11にはバッテリケース本体50が示され、これら図には、説明便宜上バッテリケース本体50が車体側に搭載された状態における車両の向き(FR、UP、LH)を示している。バッテリケース本体50は、バッテリ40がバッテリケース本体50から外側に臨むように、その底壁部50A及び側壁部50Bに、複数の肉抜き部を備えている。
詳しくは、側壁部50Bにおいて前側に位置する前壁部には、矩形状の前側肉抜き部56が切り欠かれるようにして形成され、側壁部50Bにおいて後側に位置する後壁部には、矩形状の後側肉抜き部57が切り欠かれるようにして形成されている。また、側壁部50Bにおいて左側に位置する左壁部には、矩形状の左側肉抜き部58が切り欠かれるようにして形成され、側壁部50Bにおいて右側に位置する右側壁部には、矩形状の右側肉抜き部59が切り欠かれるようにして形成されている。
なお、図11に示すように、各肉抜き部56〜59は、底壁部50Aに跨るようにして形成され、底壁部50Aからバッテリ40の下面一部が外側に臨むようになっている。
さらに、底壁部50Aの後方側の左の角部には、左側隅肉抜き部60が形成され、底壁部50Aの後方側の右の角部には、右側隅肉抜き部61が形成されている。左側隅肉抜き部60及び右側隅肉抜き部61はそれぞれ、底壁部50A側から上方に延びており、側壁部50Bに跨るように形成されている。このように肉抜き部が形成されることで、バッテリケース本体50の軽量化とともに樹脂材料の使用量の抑制を図ることができる。
また、図10に示すように、バッテリケース本体50の底壁部50Aには、下方に延びるリブ62が、バッテリケース本体50の長手方向で三つ並ぶように一体に設けられ、これらリブ62を介して底壁部50Aは、バッテリケース支持部材51に当接するようになっている。
また、バッテリケース本体50の側壁部50Bにおいて後側に位置する後壁部の左側の領域には、後方に突出し、かつ上下方向に延びる突起部63が一体に形成されている。この突起部63は側面視で下方に鋭角を向けた直角三角形状に形成され、側壁板54に係止されてバッテリケース本体50のバッテリケース支持部材51からの抜けを防止するものである。
図5、図8及び図9に示すように、バッテリケース本体50がバッテリケース支持部材51に収納された際、突起部63の上端部が、バッテリケース支持部材51の側壁板54の後壁部の下面に近接又は当接する(図示の例では近接)。これにより、バッテリケース本体50のバッテリケース支持部材51からの抜けが防止される。ここで、図7と図8を比較して参照し、バッテリケース支持部材51の側壁板54の前壁部の下面のバッテリケース支持部材51の底壁部51Aの上面からの高さH1は、バッテリケース支持部材51の側壁板54の後壁部の下面のバッテリケース支持部材51の底壁部51Aの上面からの高さh1よりも大きくなっている。すなわち、側壁板54の高さは、車両前面視と車両後面視とで、互いに異なり、側壁板54の後壁部の下面の高さは、側壁板54の前壁部の下面の高さよりも低くなっている。
このため、バッテリケース本体50がバッテリケース支持部材51に、図7、図8等に示す状態に収納された場合にのみ、すなわち、正規の向きに収納された場合にのみ、抜け防止が有効に働く。
ところで、図4〜図9は、バッテリ40がバッテリケース本体50に収納された状態(以下、収納状態と呼ぶ)が示され、この収納状態では、バッテリ40の左側凹部43L及び右側凹部43Rが前方側に位置する状態である。そして、本実施形態では、この収納状態で、左側凹部43L及び右側凹部43Rが設けられたバッテリ40の角部を形成するバッテリ40における2つの面(前面及び左側面前側、前面及び右側面前側)と近接又は当接する、バッテリケース本体50の開口部42における前側左右の角部の高さ(角部の上端縁の高さ)が、左側凹部43L及び右側凹部43R(詳しくは、左側凹部43L及び右側凹部43Rの底面)より低い位置になるように、バッテリケース本体50が形成されている。
一方で、バッテリケース本体50においては、収納状態で、左側凹部43L及び右側凹部43Rが設けられたバッテリ40の角部を形成するバッテリ40における2つの面(前面及び左側面前側、前面及び右側面前側)と近接又は当接しない、バッテリケース本体50の開口部42における後側左右の角部のうち、右側の角部に、上方に延びる凸部64が一体に設けられている。図4、図5等を参照して明らかなように、この凸部64は、バッテリ40がバッテリケース本体50に収納された状態で、バッテリ40の左側凹部43L及び右側凹部43R(詳しくは、左側凹部43L及び右側凹部43Rの底面)よりも上方に突出するように形成されている。さらに詳しくは、収納状態で凸部64は、プラス側ターミナル44L及びマイナス側ターミナル44Rよりも高い位置まで上方へ突出する。なお、本実施形態では、凸部64が、左側凹部43L及び右側凹部43Rよりも高く突出するようになっているが、少なくとも左側凹部43Lよりも上方に突出するように形成されていてもよい。
そして、凸部64は横断面でL字状に形成され、バッテリ40の後側の右の角部に沿って上方に延びるように形成されている。なお、図5及び図8に示すように、バッテリケース本体50の開口部42における凸部64が設けられた右側の角部から左側の角部に延びる部位は、左側の角部に向かうに連れて、高さが段階的に低くなるように形成されている。
以上に記載した本実施形態に係るバッテリ収納構造では、図4に示すように、バッテリ40がバッテリケース本体50に正規の向きで収納された収納状態では、左側凹部43L及び右側凹部43Rが設けられたバッテリ40の角部を形成するバッテリ40における2つの面(前面及び左側面前側、前面及び右側面前側)と近接又は当接する、バッテリケース本体50の開口部42における前側左右の角部が、左側凹部43L及び右側凹部43より低い位置になる。このため、図2及び図3に示すように、プラス側端子46L及びマイナス側端子46Rをそれぞれ、プラス側ターミナル44L及びマイナス側ターミナル44Rを覆うように、かつバッテリ40の外方(左側又は右側)に延びるように接続することが、許容されるようになっている。
一方で、図12に示すように、仮に、バッテリ40を収納状態と異なる向きでバッテリケース本体50に収納しようとした状態(以下、仮想状態と呼ぶ)の場合には、凸部64が設けられたバッテリケース本体50の開口部42における後側の右の角部が、収納状態と異なる向きに収納されたことによって右側に位置する左側凹部43Lが設けられたバッテリ40の角部を形成するバッテリ40における2つの面と近接又は当接し、凸部64が、左側凹部43Lよりも上方に突出するようになる。詳しくは、本実施形態では、凸部64は、仮想状態で、プラス側ターミナル44Lよりも高い位置まで上方へ突出するようになる。
このため、仮想状態で、バッテリ40をバッテリケース本体50に仮に収納した場合は、凸部64が左側凹部43Lよりも上方に突出した状態となり、車体左側に配置されたマイナス側端子46Rをバッテリ40の外方(右側)へ延びるように、プラス側ターミナル44Lに接続し難くなる。このため、バッテリ40(プラス側ターミナル44L)とマイナス側端子46Rとを接続できないように規制できる。このため、本実施形態のバッテリ収納構造では、バッテリ40の収納方向の認識がしやすくなり、さらにバッテリ端子の逆付けを防止できる。これによって、バッテリ40のバッテリケース41への整合性を高めることができる。
また、本実施形態では、凸部64が、仮想状態で、プラス側ターミナル44Lよりも高い位置まで上方へ突出するので、マイナス側端子46Rと凸部64が確実に干渉し易くなるため、効果的にバッテリ端子の逆付けを防止できる。
なお、この自動二輪車1では、バッテリ40をバッテリケース41から着脱する場合には、フロントセンターカバー32を取り外し、車両前方側からバッテリ40の脱着作業を行うことができるようになっている。
また、本実施形態に係るバッテリ収納構造のように凸部64を設けた場合には、バッテリ40をバッテリケース本体50に正規に収納する際に、バッテリ40を凸部64に当ててから挿入することにより、組付け性及び作業効率を向上することもできる。さらに、凸部64はバッテリケース本体50に設けられるので、バッテリケース本体50の向きを容易に判別できるようになる。したがって、バッテリケース本体50の整合性を高めることができる。
また、本実施形態に係るバッテリ収納構造では、バッテリケース本体50が、バッテリ40がバッテリケース本体50から外側に臨むように、その底壁部50A及び側壁部50Bに、肉抜き部を備え、肉抜きされることによって、バッテリケース41の軽量化、雨水浸入時の排水性を確保できる。
また、肉抜き部には、バッテリケース本体50の底壁部50A後方側の両角部を肉抜きする左側隅肉抜き部60及び右側隅肉抜き部61が含まれる。このようにした場合は、バッテリケース本体50の底壁部50A前方側と底壁部50A後方側とにおいて、構造の差異を表出させることで、バッテリケース本体50のバッテリケース支持部材51に対する取付方向を容易に認識できる。また、他の手段として、底壁部50A前方側にも後方側よりも小さな肉抜き部を設け、構造の差異を表出させてもよい。
また、本実施形態に係るバッテリ収納構造では、バッテリケース本体50が、その側壁部50Bに、バッテリケース支持部材51に係止される突起部63を備えることによって、バッテリケース本体50をバッテリケース支持部材51から抜けにくい構造とすることができる。そして、このような抜け防止構造は、バッテリケース本体50に突起部63を設けるのみで実現されており、抜け構造を構築するコストを削減することができる。なお、突起部63は、バッテリケース本体50の前方側に設けてもよい。
また、本実施形態に係るバッテリ収納構造では、バッテリケース支持部材51が、略水平に延びてバッテリケース本体50の側壁部50Bを囲う第1補強部である側壁板54と、側壁板54に交差して略垂直に延びる第2補強部である腕部52A,52B及び腕部53A,53Bと、を備え、これらによってその側壁部51Bを形成している。そして、バッテリケース本体50の開口部42は、側壁板54よりも高い位置に設定されている。この場合、バッテリケース本体50の開口部42を高い位置に設けているため、バッテリ40が側壁板54に干渉することを防ぐことができ、バッテリ40の保護性を向上できる。
また、本実施形態に係るバッテリ収納構造では、上記突起部63が、側壁板54における前方側及び後方側のうちの高さの低い方に近接又は当接して係止されるようになっている。この場合、バッテリケース本体50の整合性を高めることができる。
また、本実施形態に係るバッテリ収納構造では、バッテリケース本体50の開口部42における凸部64が設けられた角部から当該角部と異なる角部に延びる部位(左側に延びる部位)が、左側に向かうに連れて、高さが段階的に低くなるように形成されている。この場合、バッテリケース本体50を樹脂で形成する場合に、樹脂材料の使用量を抑制することにより、軽量化及びコストを低減することができる。
また、本実施形態に係るバッテリ収納構造では、バッテリケース本体50の底壁部50Aから下方に延びるリブ62が設けられ、このリブ62を介してバッテリケース本体50の底壁部50Aが、バッテリケース支持部材51に当接するようになっている。このようにリブ62を設けた場合、バッテリケース本体50の底壁部50Aとバッテリケース支持部材51との間に空間を設けることができるため、これらの間に滞留する水の排水性を向上できる。また、底壁部50Aの板厚を薄くすることができるため、軽量化を図ることができるとともに、コストを低減することができる。
また、本実施形態では、リブ62はバッテリケース本体50と射出成形で一体に形成されており、リブ62を適宜削る等することで、バッテリケース本体50のバッテリケース支持部材51に対する高さ調整が容易に行える。また、本実施形態では、右側隅肉抜き部60と凸部64とがバッテリケース本体50における同一の角部に位置しているが、右側隅肉抜き部60によって使用する樹脂の量を減らすことによって、凸部64への樹脂の供給がスムーズになり、凸部64が好適に成形されるようになっている。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、上記実施形態では、凸部64が、バッテリケース本体50における開口部42の所定の角部に設けられる例を説明したが、バッテリケース支持部材51において上方に開口する開口部の角部に設けてもよい。具体的には、側壁板54の後側の角部に凸部を設ける等するようにしてもよい。
また、バッテリケース本体50に形成されたリブ62は円形のものとしたが、矩形等の形状であってもよいし、その個数も三つに限られず、一つ又は二つ、或いは四つ以上であってもよい。
また、上記実施形態では、バッテリケース41がバッテリケース本体50とバッテリケース支持部材51とで構成されるものを説明したが、バッテリケース支持部材51にバッテリ40を直接収納するものであってもよい。
また、上記実施形態では、凸部64がバッテリケース本体50の後側の右の角部に設けられる例を説明したが、凸部64は、バッテリケース本体50の後側左右の角部に設けられてもよいし、左の角部にのみ設けてもよい。
また、上記実施形態では、バッテリ40が長手方向を左右方向に沿わせて収納される例を説明したが、長手方向を前後方向に沿わせて収納されるようにしてもよい。この場合のバッテリ接続部であるターミナルの位置は、バッテリの前方側において左右に並ぶように設けてもよいし、バッテリの右側において前後に並ぶように設ける等してもよい。
また、上記実施形態では、バッテリケース本体50の底壁部50Aの中央側に肉抜き部を形成していないが、中央側に肉抜き部が形成されていてもよい。
また、上記実施形態では、本発明が、スクータ型車両に適用されたものであるが、本発明は、様々な形式の鞍乗型車両に適用可能である。さらに、バッテリの収納位置等は、上記実施形態に限定されるものではない。例えば、バッテリ等は、鞍乗型車両の特定のカバーに囲まれる必要はなく、シート下方やフロアステップの内部にバッテリ収納位置をもうけてもよい。
1 自動二輪車(鞍乗型車両)
12 ヘッドパイプ
32 フロントセンターカバー
33 フロントサイドカバー
34 インナーカバー
40 バッテリ
41 バッテリケース
42 開口部
43L 左側凹部(凹部)
43R 右側凹部(凹部)
44L プラス側ターミナル(バッテリ接続部)
44R マイナス側ターミナル(バッテリ接続部)
46L プラス側端子(バッテリ端子)
46R マイナス側端子(バッテリ端子)
47L コード本体(配線)
47R コード本体(配線)
50 バッテリケース本体
51 バッテリケース支持部材
52A,52B,53A,53B 腕部(第2補強部)
54 側壁板(第1補強部)
60 左側隅肉抜き部(隅肉抜き部)
61 右側隅肉抜き部(隅肉抜き部)
62 リブ
63 突起部
64 凸部

Claims (10)

  1. 底壁部と側壁部とを有して上方へ開口し、横断面で矩形状の収納空間を形成するバッテリケース(41)と、
    前記バッテリケース(41)に着脱可能に収納される直方体状のバッテリ(40)と、を備え、
    前記バッテリケース(41)において上方へ開口する開口部(42)から、前記バッテリ(40)が、前記バッテリケース(41)に収納され、
    前記バッテリ(40)の上面の角部に設けられた凹部(43L,43R)にバッテリ接続部(44L,44R)が配設され、
    一端に前記バッテリ接続部(44L,44R)との接続部を有するとともに、他端に配線(47L,47R)が接続されたバッテリ端子(46L,46R)が、前記バッテリ接続部(44L,44R)に接続され、
    前記バッテリ端子(46L,46R)が、前記バッテリ接続部(44L,44R)を覆うように、かつ前記バッテリ(40)の外方に延びるように、前記バッテリ接続部(44L,44R)に接続される鞍乗型車両のバッテリ収納構造において、
    前記バッテリ(40)が前記バッテリケース(41)に収納された収納状態で、前記凹部(43L,43R)が設けられた前記バッテリ(40)の角部を形成する前記バッテリ(40)における2つの面と近接又は当接する、前記バッテリケース(41)の前記開口部(42)における角部の高さが、前記凹部(43L,43R)より低い位置に設定され、
    前記収納状態で、前記凹部(43L,43R)が設けられた前記バッテリ(40)の角部を形成する前記バッテリ(40)における2つの面と近接又は当接しない、前記バッテリケース(41)の前記開口部(42)における角部に、上方に延びる凸部(64)が設けられ
    前記バッテリケース(41)は、バッテリケース本体(50)と、このバッテリケース本体(50)を外側から囲って車体側に支持するバッテリケース支持部材(51)と、を備え、
    前記バッテリ(40)は、前記バッテリケース本体(50)の内側に収納され、
    前記凸部(64)は、前記バッテリケース本体(50)における前記開口部(42)又は前記バッテリケース支持部材(51)における前記開口部に設けられることを特徴とする鞍乗型車両のバッテリ収納構造。
  2. 前記凸部(64)は、前記収納状態で、前記凹部(43L,43R)に配設された前記バッテリ接続部(44L,44R)よりも高い位置まで上方へ突出することを特徴とする請求項1に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造。
  3. 前記バッテリケース本体(50)は、前記バッテリ(40)が前記バッテリケース本体(50)から外側に臨むように、その底壁部及び側壁部の少なくともいずれか一方に、肉抜き部を備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造。
  4. 前記肉抜き部には、前記バッテリケース本体(50)の底壁部後方側の両角部を肉抜きする隅肉抜き部(60,61)が含まれることを特徴とする請求項に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造。
  5. 前記バッテリケース本体(50)は、その側壁部に、前記バッテリケース支持部材(51)に係止される突起部(63)を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造。
  6. 前記バッテリケース支持部材(51)は、略水平に延びて前記バッテリケース本体(50)の側壁部を囲う第1補強部(54)と、この第1補強部(54)に交差して略垂直に延びる第2補強部(52A,52B,53A,53B)と、を備え、これら第1補強部(54)及び第2補強部(52A,52B,53A,53B)によって側壁部を形成し、
    前記バッテリケース本体(50)の前記開口部(42)は、前記第1補強部(54)よりも高い位置に設定されることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造。
  7. 前記バッテリケース本体(50)は、その側壁部に、前記バッテリケース支持部材(51)に係止される突起部(63)を備え、
    前記バッテリケース支持部材(51)は、略水平に延びて前記バッテリケース本体(50)の側壁部を囲う第1補強部(54)と、この第1補強部(54)に交差して略垂直に延びる第2補強部(52A,52B,53A,53B)と、を備え、
    前記第1補強部(54)の下面の高さは、車両前面視と車両後面視とで、互いに異なり、
    前記突起部(63)は、前記第1補強部(54)における前方側及び後方側のうちの下面の高さの低い方に係止されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造。
  8. 前記バッテリケース本体(50)の前記開口部(42)に前記凸部(64)が設けられ、
    前記バッテリケース本体(50)の前記開口部(42)における前記凸部(64)が設けられた角部から当該角部と異なる角部に延びる部位が、前記凸部(64)が設けられた角部から前記異なる角部に向かうに連れて、高さが段階的に低くなるように形成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造。
  9. 前記バッテリケース本体(50)の底壁部から下方に延びるリブ(62)が設けられ、このリブ(62)を介して前記バッテリケース本体(50)の底壁部が、前記バッテリケース支持部材(51)に当接することを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造。
  10. 前記鞍乗型車両は、ヘッドパイプ(12)の後部を覆うインナーカバー(34)と、前記インナーカバー(34)の両側部から前方に延びる左右一対のフロントサイドカバー(33)と、前記左右一対のフロントサイドカバー(33)の前部間に設けられるフロントセンターカバー(32)と、を備え、
    前記インナーカバー(34)、前記フロントサイドカバー(33)及び前記フロントセンターカバー(32)で囲まれる空間に、前記バッテリケース(41)が配置され、前記バッテリケース(41)に前記バッテリ(40)が収納されることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の鞍乗型車両のバッテリ収納構造。
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