JP5776528B2 - 車体のフロア構造 - Google Patents

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Description

本発明は、車体のフロア構造に関する。
従来、脆弱部をフロアクロスメンバに設けて、車体が側面衝突による衝突荷重を受けた際に、該脆弱部を起点としてフロアクロスメンバが変形することによって、センタピラーがキャビンに向けて侵入することを抑制した車体のフロア構造が知られている。例えば、下記特許文献1には、第1フロアクロスメンバと第2フロアクロスメンバとを、ロッカとトンネルとの間で嵌合させると共に、脆弱部をこの嵌合部の位置に設けた構造が開示されている。
特開2010−120404号公報
しかしながら、従来の構造では、車種や仕様の異なるそれぞれの車体に対して、フロアクロスメンバの脆弱部の位置をそれぞれ設定するには、第1フロアクロスメンバ及び第2フロアクロスメンバをそれぞれの車体ごとに設定する必要があった。その結果、従来の構造では、フロアクロスメンバを構成する部品の汎用性という観点では、改善の余地があった。
本発明は上記事実を考慮し、フロアクロスメンバを構成する部品の汎用性を高めることができる車体のフロア構造を得ることが目的である。
請求項1記載の本発明に係る車体のフロア構造は、フロアパネル上でロッカの車幅方向内側に配置されると共に、前記フロアパネルに接合されることによって車幅方向に延びるフロアクロスメンバの一部を形成する第1の部材と、前記第1の部材と重ねられ、一端部がロッカに接合されると共に他端部が該第1の部材の途中部位に接合され、前記フロアクロスメンバの他の一部を形成する第2の部材と、を備え、前記第1の部材は、前記フロアパネルと車両上下方向に対向して配置される上壁部と、該上壁部の車両前方側の端部から車両下方側に延在する前壁部と、該上壁部の車両後方側の端部から車両下方側に延在する後壁部と、を備えており、前記第2の部材は、前記第1の部材の上壁部の車両上方側に該第1の部材の上壁部と離間して配置される上壁部と、該上壁部の車両前方側の端部から車両下方側に延在すると共に車両下方側の端部が前記第1の部材の前壁部に接合される前壁部と、該上壁部の車両後方側の端部から車両下方側に延在すると共に車両下方側の端部が前記第1の部材の後壁部に接合される後壁部と、を備えており、前記第2の部材の車幅方向内側の端に対応する部位には、前記第1の部材の上壁部、前記第2の部材の上壁部、前壁部、及び後壁部を外縁とする開口部が形成されている
請求項1記載の本発明では、第1の部材をフロアパネルに接合することによって、車幅方向に延びるフロアクロスメンバの一部が該フロアパネル上に形成される。また、第1の部材に重ねられた第2の部材の一端部がロッカに接合されると共に、他端部が該第1の部材の途中部位に接合されることによって、第1の部材と第2の部材との間には、フロアクロスメンバの他の一部が形成される。その結果、フロアクロスメンバにおける第2の部材が接合されている部分の剛性の方が該第2の部材が接合されていない部分の剛性よりも高くなる。換言すると、フロアクロスメンバにおける第2の部材が接合されている部分と該第2の部材が接合されていない部分との境目(第2の部材の車幅方向内側の端部の位置)にて、フロアクロスメンバの剛性が大きく変化する(断面耐力差が生じる)。その結果、側面衝突による衝突荷重が車体に加わると、フロアクロスメンバに加わる応力がこのフロアクロスメンバにおける第2の部材が接合されている部分と該第2の部材が接合されていない部分との境目(第2の部材の車幅方向内側の端部の位置)に集中する。即ち、この応力が集中する部分に脆弱部が形成される。このように、第2の部材の他端部を第1の部材の途中部位に接合することで、脆弱部がフロアクロスメンバ上に形成される。換言すると、第1の部材の構成を変えず、第2の部材の構成のみを変えることによって、脆弱部がフロアクロスメンバ上に形成される。
請求項2記載の本発明に係る車体のフロア構造は、請求項1記載の車体のフロア構造において、前記第2の部材は車幅方向の左右それぞれに設けられると共に、この第2の部材の車幅方向外側の端部が左右それぞれ異なる高さの前記ロッカにそれぞれ接合されたことを特徴とする。
請求項2記載の本発明では、フロアクロスメンバを形成する第1の部材の構成を変えず、左右それぞれのロッカの高さに合わせた第2の部材を設けることで、脆弱部がフロアクロスメンバ上に形成される。
請求項3記載の本発明に係る車体のフロア構造は、請求項1又は請求項2記載の車体のフロア構造において、前記第1の部材と前記第2の部材との間には、他の部材を車体のフロアに締結する締結部材が車両前後方向にスライド可能に設けられていることを特徴とする。
請求項3記載の本発明では、上記の構成の締結部材が設けられている。そのため、第1の部材を車体のフロアに接合する際に、該第1の部材の車両前後方向の位置にばらつきが生じたとしても、締結部材が車両前後方向にスライドすることによって、このばらつきが吸収される。
請求項4記載の本発明に係る車体のフロア構造は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車体のフロア構造において、前記第2の部材の上部には、シートレールが固定される固定部が設けられており、前記固定部の前記フロアパネルからの高さが、前記ロッカの高さよりも高く設定されている。
請求項1請求項2及び請求項4記載の本発明に係る車体のフロア構造は、フロアクロスメンバを構成する部品の汎用性を高めることができる、という優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る車体のフロア構造は、第1の部材等の組付公差を管理するコストを削減することができるという優れた効果を有する。
(A)は第1実施形態に係る車体のフロア構造を示す平面図であり、(B)は(A)における1B−1B線に沿った断面図である。 (A)及び(B)は第1変形例に係る車体のフロア構造を示す車両後方視の断面図である。 第2変形例に係る車体のフロア構造を示す車両後方視の断面図である。 (A)は第2実施形態に係る車体のフロア構造を示す車両後方視の断面図であり、(B)は締結部材を示す拡大斜視図である。
<第1実施形態>
図1を用いて、本発明の第1実施形態に係る車体のフロア構造について説明する。なお、車両前後方向前方側を矢印FRで示し、車幅方向外側を矢印OUTで示し、車両上下方向上側を矢印UPで示す。また、以下の説明で、特記なく前後、上下の方向を用いる場合は、車両前後方向の前後、車両上下方向の上下を示すものとする。
図1(A)及び(B)に示されるように、本実施形態の車体のフロア構造10は、車両前後方向及び車幅方向に延在すると共に、キャビン12の床面を形成するフロアパネル14と、このフロアパネル14の車幅方向外側の端部に設けられると共に、車両前後方向に延びるロッカ16と、を備えている。また、車体のフロア構造10は、車幅方向に延びるフロアクロスメンバ18を形成するフロアクロスパネル20及びブラケット22を備えている。以下、先ずフロアパネル14について説明し、次いでロッカ16、フロアクロスパネル20及びブラケット22について説明する。
(フロアパネル14)
フロアパネル14は、車両前後方向及び車幅方向に延在する大型のプレス成型部品である。また、このフロアパネル14の車幅方向の中間部には、車両上方側に突出するように形成された図示しないトンネルが車両前後方向に沿って形成されている。このトンネルの下方側には、排気管等が配管されている。さらに、フロアパネル14の車幅方向外側の両端部には、車両上方側に屈曲するように形成された接合部14Aが形成されている。
(ロッカ16)
ロッカ16は、フロアパネル14の車幅方向外側に配置されると共に、車両前後方向に延びる車体の骨格部材である。具体的には、ハット型断面を成したロッカアウタパネル24とロッカインナパネル26とがフランジ部24A及びフランジ部26Aを介して接合されることにより構成されている。このロッカアウタパネル24とロッカインナパネル26とが接合されることによって、車両後方視で略矩形状の閉断面が形成されている。また、ロッカ16の車幅方向内側の端面(ロッカインナパネル26の車幅方向内側の端面)が、上記フロアパネル14の接合部14Aに接合されている。
(フロアクロスパネル20)
第1の部材としてのフロアクロスパネル20は、車幅方向に延在すると共に、フロアパネル14に形成されたトンネルとロッカ16との間に設けられたプレス成型部品である。具体的には、フロアクロスパネル20は、車両側面視で車両下方側に開口したハット型断面を成しており、上記フロアパネル14と略平行に延在する上壁部20Aを備えている。また、フロアクロスパネル20は、上壁部20Aの車幅方向内側の端部から車両下方側に傾斜するように延在する傾斜壁部20Bを備えている。さらに、この傾斜壁部20Bには、車両上方側に突出するように形成された固定部20Cが形成されている。また、この固定部20Cには、車両上下方向に開口した固定孔20Dが形成されており、この固定孔20Dの下方には該固定孔20Dと同心軸線上に配置された図示しないナットが溶接されている。この固定部20Cに形成された固定孔20Dに図示しないボルトが挿通されることにより、図示しないシートレールがこの固定部20Cに取り付けられる構成である。さらに、フロアクロスパネル20は、傾斜壁部20Bの車幅方向内側の端部から車両下方側に延在する内側壁部20Eを備えている。また、フロアクロスパネル20は、上壁部20A及び傾斜壁部20Bの車両前方側の端部から車両下方側に延在する前壁部20Fと、上壁部20A及び傾斜壁部20Bの車両後方側の端部から車両下方側に延在する後壁部20Gと、を備えている。さらに、フロアクロスパネル20は、内側壁部20E、前壁部20F及び後壁部20Gの車両下方側の端部から車幅方向内側、車両前方側及び後方側にそれぞれ屈曲して延在するフランジ部20Hを備えている。このフランジ部20Hがフロアパネル14に重ね合わされると共に溶接にて接合されている。このように、フロアクロスパネル20がフロアパネル14に接合されることによって、該フロアクロスパネル20とフロアパネル14との間には、車両側面視で略矩形状の閉断面が形成されている。その結果、このフロアクロスパネル20とフロアパネル14とによって、車幅方向に延びるフロアクロスメンバ18の一部が形成されている。なお、フロアクロスパネル20がフロアパネル14に接合された状態において、フロアクロスパネル20の車幅方向外側の端部とロッカ16とは離間している。
(ブラケット22)
第2の部材としてのブラケット22は、車幅方向に延在すると共に、上記フロアクロスパネル20の上方側に設けられたプレス成型部品である。具体的には、ブラケット22は、車両側面視で車両下方側に開口したハット型断面を成しており、車幅方向外側の端部から内側に向けて車両下方側に傾斜するように延在する傾斜壁部22Aを備えている。また、この傾斜壁部22Aには、上記フロアクロスパネル20に形成された固定部20Cと同様に、車両上方側に突出するように形成された固定部22Bが形成されている。また、この固定部22Bには、車両上下方向に開口した固定孔22Cが形成されており、この固定孔22Cの下方には該固定孔22Cと同心軸線上に配置された図示しないナットが溶接されている。この固定部22Bに形成された固定孔22Cに図示しないボルトが挿通されることにより、図示しないシートレールがこの固定部22Bに取り付けられる構成である。さらに、ブラケット22は、傾斜壁部22Aの車両前方側の端部から車両下方側に延在する前壁部22Dと、傾斜壁部22Aの車両後方側の端部から車両下方側に延在する後壁部22Eと、を備えている。また、ブラケット22は、傾斜壁部22A、前壁部22D及び後壁部22Eの車幅方向外側の端部から、車幅方向外側、車両前方側及び後方側にそれぞれ屈曲して延在する接合部22Fを備えている。この接合部22Fは上記ロッカ16のロッカインナパネル26に接合されている。即ち、上記フロアクロスパネル20はブラケット22を介してロッカ16に接合されている。
さらに、ブラケット22の車幅方向内側の端部が、上記フロアクロスパネル20における車幅方向の中間部に配置された状態で、ブラケット22の前壁部22D及び後壁部22Eの下端部が、上記フロアクロスパネル20の前壁部20F及び後壁部20Gにそれぞれ溶接にて接合されている。その結果、フロアクロスパネル20とブラケット22との間には、車両側面視で略矩形状の閉断面が形成されている。換言すると、フロアクロスメンバ18の他の一部がフロアクロスパネル20とブラケット22とによって形成されている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
図1(A)及び(B)に示されるように、本実施形態の車体のフロア構造10では、ブラケット22の車幅方向内側の端部がフロアクロスパネル20における車幅方向の中間部に配置された状態において、該ブラケット22がフロアクロスパネル20に接合される。すると、フロアクロスパネル20とブラケット22との間には、閉断面が形成される。その結果、フロアクロスメンバ18におけるブラケット22が接合されている部分の剛性の方が該ブラケット22が接合されていない部分の剛性よりも高くなる。換言すると、フロアクロスメンバ18におけるブラケット22が接合されている部分と該ブラケット22が接合されていない部分との境目(ブラケット22の車幅方向内側の端部の位置)にて、フロアクロスメンバ18の剛性が大きく変化する。その結果、側面衝突による衝突荷重が車体に加わると、フロアクロスメンバ18に加わる応力がこのフロアクロスメンバ18におけるブラケット22が接合されている部分と該ブラケット22が接合されていない部分との境目(ブラケット22の車幅方向内側の端部の位置)に集中する。即ち、この応力が集中する部分が脆弱部28となる。このように、ブラケット22の車幅方向内側の端部の位置をフロアクロスパネル20における車幅方向の中間部に設定することで、脆弱部28がフロアクロスメンバ18上に形成される。換言すると、フロアクロスパネル20の構成を変えず、ブラケット22の構成のみを変えることによって、脆弱部28がフロアクロスメンバ18上に形成される。即ち、本実施形態では、フロアクロスメンバ18を構成するフロアクロスパネル20の汎用性を高めることができる。
<第1変形例>
次に、図2を用いて、本発明の第1変形例に係る車体のフロア構造について説明する。なお、第1実施形態と同一の部材についは同一の符号を付して、その説明を省略する。
図2(A)には、フロアパネル14に形成されたトンネルよりも車両後方視で右側の車体のフロアの断面図が示されている。また、図2(B)には、フロアパネル14に形成されたトンネルよりも車両後方視で左側の車体のフロアの断面図が示されている。これらの図に示されるように、本変形例に係る車体のフロア構造30は、フロアパネル14に形成されたトンネルの左右それぞれにフロアクロスパネル20が設けられていること、及びこの左右それぞれのフロアクロスパネル20に接合された第1ブラケット32及び第2ブラケット34の車幅方向外側の端部が、左右異なる高さ(フロアパネル14を基準とした高さ)のロッカ36及びロッカ38にそれぞれ接合されていることに特徴がある。
図2(A)に示されるように、第2の部材としての第1ブラケット32の車幅方向外側の端部は、フロアパネル14からの高さがh1のロッカ36に接合されている。即ち、第1ブラケット32の前壁部22D及び後壁部22Eがロッカ36の高さh1に合わせて設定されている。
図2(B)に示されるように、第2の部材としての第2ブラケット34の車幅方向外側の端部は、フロアパネル14からの高さがh2のロッカ38に接合されている。即ち、第2ブラケット34の前壁部22D及び後壁部22Eがロッカ38の高さh2に合わせて設定されている。
(本変形例の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
本実施形態の車体のフロア構造30では、フロアクロスメンバ18を形成するフロアクロスパネル20の構成を変えず、左右それぞれのロッカ36,38の高さh1,h2に合わせた第1ブラケット32及び第2ブラケット34を設けることで、脆弱部28がフロアクロスメンバ18上に形成される。即ち、本実施形態では、フロアクロスメンバ18を構成するフロアクロスパネル20の汎用性を高めることができる。
<第2変形例>
次に、図3を用いて、本発明の第2変形例に係る車体のフロア構造について説明する。なお、第1実施形態等と同一の部材についは同一の符号を付して、その説明を省略する。
図3に示されるように、本変形例に係る車体のフロア構造40は、ブラケット42の上部に形成された固定部42Aのフロアパネル14からの高さh3が、ロッカ38の高さh2よりも高く設定されていることに特徴がある。この固定部42Aには、図示しないシートレール及びシートが取り付けられている。
(本変形例の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
本変形例に係る車体のフロア構造40では、ブラケット42の上部に形成された固定部42Aのフロアパネル14からの高さh3が、ロッカ38の高さh2よりも高く設定されている。そのため、例えば、他の車種のシートレール及びシートを流用しつつ、シートに着座した乗員のヒップポイントをより高い位置に設定できる。即ち、本変形例では、シートレール及びシートの流用性を高めることができる。
<第2実施形態>
図4を用いて、本発明の第2実施形態に係る車体のフロア構造について説明する。なお、第1実施形態等と同一の部材についは同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4(A)に示されるように、本実施形態に係る車体のフロア構造46は、図示しないシートレールを車体のフロアに締結するための締結部材48がフロアクロスパネル20とブラケット52との間に設けられていることに特徴がある。以下、先ず締結部材48について説明し、次いで締結部材48が設けられるフロアクロスパネル20とブラケット52との間の構造について説明する。
図4(B)に示されるように、締結部材48は、四角ウエルドナット48Aが矩形平板状の基部48Bの底面に溶接されることによって構成されている。具体的には、基部48Bには、車両上下方向に開口した挿通孔48Cが形成されており、この挿通孔48Cの下方には該挿通孔48Cと同心軸線上に配置された四角ウエルドナット48Aが溶接されている。
図4(A)に示されるように、フロアクロスパネル20の上壁部20Aには、車両前後方向に延びる略U字状のガイド溝50が凹設形成されている。また、ブラケット52の上壁部52Aに形成された固定部52Bには、車両前後方向を長手方向とする図示しない長孔が形成されている。さらに、上記締結部材48がガイド溝50にはめ込まれた後、ブラケット52がフロアクロスパネル20及び締結部材48の上部から該フロアクロスパネル20に接合されている。この状態において、締結部材48はガイド溝50に沿って車両前後方向にスライド可能とされている。
(本実施形態の作用並びに効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
本実施形態では、シートレールをブラケット52の固定部52Bに固定する場合、図示しないボルトがシートレールに挿通され、次いでこのボルトが固定部52Bに形成された長孔及び締結部材48に形成された挿通孔48Cに挿通される。そして、このボルトが四角ウエルドナット48Aにねじ込まれることによって、シートレールが固定部52Bに固定される。
ここで、本実施形態では、締結部材48が車両前後方向にスライド可能とされている。そのため、フロアクロスパネル20をフロアパネル14に接合する際に、該フロアクロスパネル20の車両前後方向の位置にばらつきが生じたとしても、締結部材48が車両前後方向にスライドすることによって、このばらつきが吸収される。即ち、本実施形態では、フロアクロスパネル20等の車体部材の組付公差を管理するコストを削減することができる。
なお、本実施形態では、四角ウエルドナット48Aを基部48Bの底面に溶接することによって締結部材48を構成した例について説明してきた。しかしながら、本発明はこれに限定されず、例えば、スタッドボルト等を基部48Bに設けることによって締結部材を構成しても良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記に限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲内において上記以外にも種々変形して実施することが可能であることは勿論である。
10 車体のフロア構造
14 フロアパネル
18 フロアクロスメンバ
20 フロアクロスパネル(第1の部材)
22 ブラケット(第2の部材)
28 脆弱部
30 車体のフロア構造
32 第1ブラケット(第2の部材)
34 第2ブラケット(第2の部材)
40 車体のフロア構造
42 ブラケット(第2の部材)
46 車体のフロア構造
48 締結部材

Claims (4)

  1. フロアパネル上でロッカの車幅方向内側に配置されると共に、前記フロアパネルに接合されることによって車幅方向に延びるフロアクロスメンバの一部を形成する第1の部材と、
    前記第1の部材と重ねられ、一端部がロッカに接合されると共に他端部が該第1の部材の途中部位に接合され、前記フロアクロスメンバの他の一部を形成する第2の部材と、
    を備え
    前記第1の部材は、前記フロアパネルと車両上下方向に対向して配置される上壁部と、該上壁部の車両前方側の端部から車両下方側に延在する前壁部と、該上壁部の車両後方側の端部から車両下方側に延在する後壁部と、を備えており、
    前記第2の部材は、前記第1の部材の上壁部の車両上方側に該第1の部材の上壁部と離間して配置される上壁部と、該上壁部の車両前方側の端部から車両下方側に延在すると共に車両下方側の端部が前記第1の部材の前壁部に接合される前壁部と、該上壁部の車両後方側の端部から車両下方側に延在すると共に車両下方側の端部が前記第1の部材の後壁部に接合される後壁部と、を備えており、
    前記第2の部材の車幅方向内側の端に対応する部位には、前記第1の部材の上壁部、前記第2の部材の上壁部、前壁部、及び後壁部を外縁とする開口部が形成されている車体のフロア構造。
  2. 前記第2の部材は車幅方向の左右それぞれに設けられると共に、この第2の部材の車幅方向外側の端部が左右それぞれ異なる高さの前記ロッカにそれぞれ接合された請求項1記載の車体のフロア構造。
  3. 前記第1の部材と前記第2の部材との間には、他の部材を車体のフロアに締結する締結部材が車両前後方向にスライド可能に設けられている請求項1又は請求項2記載の車体のフロア構造。
  4. 前記第2の部材の上部には、シートレールが固定される固定部が設けられており、
    前記固定部の前記フロアパネルからの高さが、前記ロッカの高さよりも高く設定されている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車体のフロア構造。
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