JP5775541B2 - 複合管 - Google Patents

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本発明は、例えば給水用や給湯用に用いられる複合管に関する。
樹脂管に、特定の弾性率・分子量を有するポリプロピレン樹脂を用いて被覆層を形成してなる多層樹脂管が開示されている(特許文献1参照)。
特開2012−215300号公報
しかしながら、上記した従来例では、多層樹脂管と他の部材との滑り性が悪く、施工性に課題があった。また、継手への樹脂管の接続作業時には、被覆層を確実かつ容易に剥離させる必要があり、そのための手法に更なる改善の余地があった。
本発明は、上記事実を考慮して、被覆層で本管を保護した複合管の施工性を改善することを目的とする。
請求項1の発明(複合管)は、本管と、本管に接触する発泡樹脂層と、前記発泡樹脂層の外周に配置され、外表面に前記本管の長手方向に延びる凸部と凹部が形成され、本管に対して前記長手方向にずらして部分的に皺を発生させて前記本管を露出させる被覆層と、を有している。
請求項1に記載の複合管では、被覆層の外表面に長手方向に延びる凸部と凹部を形成したことにより、他の部材と接触する際、凸部において該部材と接触する。被覆層の外表面に凹凸がない場合と比較して、該外表面の摩擦力が低下し、滑り性が向上する。このため、被覆層で本管を保護した複合管の施工性が改善される。また、被覆層において、凹部により薄肉となった部分が低い応力で伸びるため、被覆層を容易にずらすことが可能となる。更に、被覆層において凸部の厚さを保つことで、該被覆層の強度を確保することができる。
また、被覆層の内側に、本管に接触する発泡樹脂層を備えることで、本管に対する滑り性が向上する。このため、継手への複合管の接続時に、被覆層を本管に対して長手方向にずらして部分的に皺を発生させて本管を露出させることが容易となる。
請求項2の発明は、本管と、前記本管の外周に配置され、外表面に前記本管の長手方向に延びる凸部と凹部が形成され、本管に対して前記長手方向にずらして部分的に皺を発生させて前記本管を露出させる被覆層と、前記本管と前記被覆層との間に配置された潤滑剤と、を有している。
請求項2に記載の複合管では、本管と被覆層との間の滑り性を高めることにより、被覆層を本管に対して長手方向にずらして部分的に皺を発生させて本管を露出させることが容易となる
請求項3の発明は、請求項1に記載の複合管において、前記凸部の周方向の幅は、1mm〜4mmである。
ここで、凸部の周方向幅が上記数値範囲外となると、滑り性が低下する。
請求項3に記載の複合管では、凸部の周方向の幅を適切に設定しているので、被覆層の外表面の摩擦力を適度に低下させることができる。
請求項4の発明は、請求項1に記載の複合管において、前記発泡樹脂層は、硬度が200N以上、密度が25kg/m3以上である。
ここで、発泡樹脂層の硬度と密度が上記数値を下回ると、本管に対する滑り性が低下する。
請求項4に記載の複合管では、発泡樹脂層の硬度及び密度を適切に設定しているので、本管に対する滑り性が更に向上する。このため、被覆層を更に容易にずらすことが可能となる。
本発明によれば、被覆層で本管を保護した複合管の施工性を改善することができる、という優れた効果が得られる。
複合管を示す斜視図である。 (A)被覆層の内側に発泡樹脂層を備えた複合管を示す部分拡大断面図である。(B)被覆層と本管の外周との間に発泡樹脂層を有しない複合管を示す部分拡大断面図である。 被覆層を軸方向に剥離させて本管を露出させた状態を示す斜視図である。
以下、本発明を実施するための形態を図面に基づき説明する。図1において、本実施形態に係る複合管10は、本管12と、被覆層14とを有している。本管12と被覆層14とは、例えば押出し成形によって一体に成形される。
本管12は、ポリオレフィン、ポリブテン、ポリエチレン、架橋ポリエチレン、塩化ビニル等を用いた樹脂管である。
被覆層14は、本管12の外周に配置されている。被覆層14の材質は、例えばポリオレフィンである。被覆層14としてポリオレフィンを使用することにより、押出し成形によって容易に被覆層14を成形できる。被覆層14の厚さt1は、例えば0.2mm〜2mmであり、好適には約0.4〜1mmである。被覆層の14の厚さt1が2mm以上となると、被覆層の剥離性が低下するおそれがあり、0.2mm以下となると、被覆層の強度が低下するおそれがある。ここで、被覆層14の厚さt1は、凸部16の最も厚い部分の内周から外周までの径方向距離である。被覆層14には、外表面に本管12の長手方向に延びる凸部16と凹部18が形成されている。凹部18は、凸部16の頂点よりも低い(外径が小さい)部位であり、例えば溝である。凹部18の深さdは、例えば0.1〜0.9mmである。ここで、凹部18の深さdは、凹部18の内周から外周までの径方向距離をt2とすると、t1−t2である。図示の例では、断面円弧形の凸部16が周方向に連なって配列されており、周方向に隣り合う凸部16間が凹部18となっている。凸部16及び凹部18は、被覆層14の押出し成形用の口金(図示せず)に、凸部16及び凹部18に対応する形状を設けておくことにより、容易に形成することができる。凸部16の周方向の幅Wは、例えば1mm〜4mmであり、好ましくは1.5mm〜2.5mmである。ここで、凸部16の周方向の幅Wが上記数値範囲外となると、滑り性が低下する。図示の例では、凸部16の周方向の幅Wは、一定とされている。
図2(A)において、複合管10は、被覆層14と本管12の外周との間に発泡樹脂層20を備えている。発泡樹脂層20の具体例として、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリブテン、エチレンプロピレンゴム及びこれらの樹脂の混合物が用いられるが、より好ましくはポリウレタンである。発泡樹脂層20は、硬度が200N以上、密度が20kg/m3 以上であり、好ましくは、硬度が350N〜450N、密度が25kg/m3〜30kg/m3 である。硬度の規格は、JIS K 6400−2である。密度の規格は、JIS K6400−1である。ここで、発泡樹脂層20の硬度が200N未満、密度が20kg/m3未満となると、本管に対する滑り性が低下する。この発泡樹脂層20は、例えば、シート状の発泡樹脂を本管12の周囲に巻き付けながら、被覆層14となる樹脂をその外周に供給して成形することにより構成される。
なお、図2(A)において、発泡樹脂層20と本管12との間に潤滑剤を配置してもよい。また、図2(B)に示されるように、被覆層14と本管12の外周との間に発泡樹脂層を有しない構成としてもよい。この場合、本管12と被覆層14との間に潤滑剤を配置することにより、両者間の滑り性を高めてもよい。
(作用)
本実施形態は、上記のように構成されており、以下その作用について説明する。図1において、本実施形態に係る複合管10では、被覆層14の外表面に長手方向に延びる凸部16と凹部18が形成されている。従って、複合管10が他の部材(例えば他の複合管や建物躯体)と接触する際には、被覆層14の外表面のうち主に凸部16が接触することとなる。被覆層14の外表面に凹凸がない場合と比較して他の部材との接触領域が少ないので、外表面の摩擦力が低下し、滑り性が向上する。また他の部材との接触により被覆層14の外表面に傷が付いた場合でも、その傷が目立ち難い。
特に、凸部16の周方向の幅W(図2(A))を、1mm〜4mmのように適切に設定しているので、被覆層14の外表面の摩擦力を適度に低下させることができる。このため、被覆層14で本管を保護した複合管10の施工性が改善される。また、被覆層14において凸部16の厚さを保つことで、該被覆層14の強度を確保することができる。なお、被覆層14の外表面に、周方向に延びる凹部を形成した場合には、複合管10を長手方向に移動させた際に障害物に引っ掛かり易くなる。
また、図3に示されるように、被覆層14において、凹部18により薄肉となった部分が低い応力で伸びるため、部分的に皺22が寄ったり、折返し24が生じたりし易い。このため、本管12に対して被覆層14を矢印A方向に容易にずらすことが可能となる。特に、被覆層14の内側に発泡樹脂層20を備えているので、本管12に対する滑り性が向上する。特に、発泡樹脂層20の硬度及び密度を適切に設定しているので、本管12に対する滑り性が更に向上する。このため、継手(図示せず)への複合管10の接続時に、被覆層14を容易にずらして、本管12を容易に露出させることができる。この結果、継手への本管12の接続作業が容易となる。
[他の実施形態]
本管12は、樹脂管に限られず、金属管であってもよい。被覆層14は、単層に限られず、複数層で構成されていてもよい。
凸部16は、周方向に連なって配列されている必要はなく、断続的に配列されていてもよい。換言すれば、凸部16同士が周方向に離れていてもよい。また、凹部18は、本管12の全長にわたって連続している必要はなく、本管12の長手方向に断続的に形成されていてもよい。凸部16の形状は、円弧形に限られず、三角形状、矩形状、台形状等であってもよい。更に、凸部16の周方向の幅Wが1mm〜4mmであるものとしたが、この範囲外であってもよい。凸部16及び凹部18は、本管12の長手方向に沿って螺旋状に延びていてもよい。
図2(A)に示される例では、被覆層14が1層からなるものとしたが、これに限られず、2層以上で構成してもよい。
10 複合管、12 本管、14 被覆層、16 凸部、18 凹部、20 発泡樹脂層、W 周方向の幅

Claims (4)

  1. 本管と、
    本管に接触する発泡樹脂層と、
    前記発泡樹脂層の外周に配置され、外表面に前記本管の長手方向に延びる凸部と凹部が形成され、本管に対して前記長手方向にずらして部分的に皺を発生させて前記本管を露出させる被覆層と、
    を有する複合管。
  2. 本管と、
    前記本管の外周に配置され、外表面に前記本管の長手方向に延びる凸部と凹部が形成され、本管に対して前記長手方向にずらして部分的に皺を発生させて前記本管を露出させる被覆層と、
    前記本管と前記被覆層との間に配置された潤滑剤と、
    を有する複合管。
  3. 前記凸部の周方向の幅は、1mm〜4mmである請求項1又は請求項2に記載の複合管。
  4. 前記発泡樹脂層は、硬度が200N以上、密度が25kg/m3 以上である請求項1に記載の複合管。
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