JP2003061222A - 筒形被覆材及び被覆材キット - Google Patents

筒形被覆材及び被覆材キット

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JP2003061222A
JP2003061222A JP2001230205A JP2001230205A JP2003061222A JP 2003061222 A JP2003061222 A JP 2003061222A JP 2001230205 A JP2001230205 A JP 2001230205A JP 2001230205 A JP2001230205 A JP 2001230205A JP 2003061222 A JP2003061222 A JP 2003061222A
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tubular
ridges
tube
ridge
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JP2001230205A
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Tomoo Einaga
友夫 永長
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Original Assignee
3M Innovative Properties Co
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  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長尺物品に装着してその表面を被覆するため
のものであって、耐傷性、耐衝撃性、耐候性、耐引裂け
性、気密性等に優れた筒形被覆材を提供すること。 【解決手段】 粘弾性を有し、収縮可能な高分子材料か
らなり、かつ該被覆材の外周面に、複数個の畝状突起が
長手方向に配置されているように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筒形被覆材に関
し、さらに詳しく述べると、ケーブル、ロッド、パイプ
などの比較的に細くて長さのある物品(以下、総称して
「長尺物品」と呼ぶ)に装着してそれを被覆するための
耐傷性等に優れた筒形被覆材に関する。本発明はまた、
かかる筒形被覆材を長尺物品に、簡単な手法で、正確に
かつ手早く装着可能な被覆材キットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電線、ケーブル等の保護や絶縁処
理、金属パイプ類の保護や防錆及び衝撃緩和処理などの
ため、各種の筒形被覆材の使用が提案されている。筒形
被覆材は、単純な単層構造のチューブからなる場合もあ
れば、2層もしくはそれ以上の多層構造のチューブから
なる場合もある。チューブ材料としては、合成ゴムや各
種のプラスチック材料が使用されている。
【0003】しかし、従来の筒形被覆材の場合、その使
用目的を考慮して機械的強度や耐熱性に優れた性能をも
つ材料から形成されているが、外部からの力やエネルギ
ーは直接的に被覆材本体に作用するため、その材料に由
来する性能が低下する場合もある。例えば、被覆材に過
度な衝撃が加わると損傷が発生し、気密性、防水性など
が低下する。また、屋外などに放置しておくと紫外線に
長期間曝されることになるので、いずれ材料が劣化し、
絶縁性が低下することのほか、クラックが入ったり、酸
化してしまうおそれがある。
【0004】また、筒形被覆材は、通常、優れた気密性
の確保などのために長尺物品に対して大きな締め付け力
で装着されることが必要であるが、被覆材の締め付け力
が材料自体の弾性率(モジュラス)、被覆材の厚さ及び
伸長率によってのみ調整可能であるので、調整幅に制限
があった。実際に、材料のモジュラスの調整はその材料
の調製に使用する出発物質の選定を難しくし、また、被
覆材の厚さを増加させる場合にも、形状の限定、作業性
の悪化、伸張率の低下、材料数の増加に伴うコストの増
大、などの問題を避けることができなかった。
【0005】各種の筒形被覆材がすでに公知であること
は、前記した通りである。しかし、上述のような問題点
を解決課題として設定し、それを解決したものはまった
く認められない。例えば、特開昭59−224317号
公報は、特にガラス壜を保護する熱収縮性スリーブを形
成するのに有用な熱可塑性樹脂の発泡シートを開示して
いる。しかし、この発泡シートは、それを円筒状に巻回
し、両端を接合して円筒状のスリーブを形成しなければ
ならないという点で、量産性、作業性などに劣ってお
り、また、長尺物品の種類ごとに専用のスリーブを作製
しなければならないという不都合もある。さらに、発泡
シートの内面、すなわち壜と接する面に凹状模様を付与
しているので、壜が破損したときに破片の飛散防止には
有効であるが、壜に対する衝撃等を吸収し、壜の破損そ
のものを防止することはできない。
【0006】また、実開平4−68417号公報は、ハ
ーネス用保護管、すなわち、ハーネスを被覆してこれを
保護するものであって、耐熱性を有する熱収縮性樹脂材
料又はゴムからなり、多数の点状突起を外表面に設けた
チューブを開示している。この保護管はしかし、チュー
ブの引き裂けを防止することができず、また、点在する
突起だけでは、満足すべき耐衝撃性も得ることができな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
のような従来の技術の問題点を解決して、長尺物品に装
着し、その表面を被覆するためのものであって、耐傷
性、耐衝撃性、耐候性、耐引裂き性、気密性などに優れ
た筒形被覆材を提供することにある。
【0008】本発明の目的は、また、長尺物品に装着す
るとき、高い締め付け力を得ることができるとともに、
長尺物品の種類などに応じて締め付け力を最適化するこ
とができる筒形被覆材を提供することにある。
【0009】本発明のもう1つの目的は、本発明の筒形
被覆材を長尺物品に装着する際に、簡単にかつ手早く作
業を行うことのできる被覆材キットを提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、その1つの態
様において、長尺物品に装着してその表面を被覆するた
めの筒形被覆材であって、粘弾性を有する高分子材料か
らなり、かつ該被覆材の外周面に、複数個の畝状突起が
長手方向に配置されていることを特徴とする筒形被覆材
にある。
【0011】また、本発明は、そのもう1つの態様にお
いて、長尺物品に装着してその表面を被覆するための筒
形被覆材と、前記物品が内部を貫通可能な内径を有する
円筒形支持体とを備えた被覆材キットであって、前記被
覆材が、粘弾性を有する高分子材料からなり、その外周
面に、長手方向に配置された複数個の畝状突起を有して
おり、かつ前記支持体の外周を被覆する形で前記支持体
によって支承されており、そして前記円筒形支持体が、
前記被覆材を前記長尺物品に装着する時にその被覆材か
ら引き抜かれ、前記被覆材によって前記物品が被覆され
るように設計されていることを特徴とする被覆材キット
にある。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明による筒形被覆材は、長尺
物品、すなわち長手方向に延在する物品(長尺物ともい
う)に装着してその表面を被覆し、保護するためのもの
である。したがって、ここでいう長尺物品は、本発明の
被覆材がその優れた作用効果をいかんなく発揮すること
ができるものであるならば何であってもよい。本発明の
実施に好適な長尺物品の例としては、以下に列挙するも
のに限定されないけれども、ケーブル、コード、ワイヤ
等あるいはその束、ロッド、パイプなどを挙げることが
できる。特に好適な長尺物品の具体例としては、電線や
ケーブル接続部などがある。
【0013】また、常温収縮可能な筒形被覆材は、以下
に詳細に説明するように、通常、それを長尺物品に装着
する前、円筒形支持体(コアともいう)に支承されてい
る。すなわち、常温収縮可能な筒形被覆材は、円筒形支
持体の外周を被覆する形でその支持体によって支承され
ており、長尺物品をその支持体の中空部に挿入した後に
支持体を引き抜くことによって、常温収縮の結果として
物品の外周に被覆される。また、したがって、本発明の
筒形被覆材は、円筒形支持体と組み合わさって、被覆材
キットを構成することもできる。
【0014】筒形被覆材は、その使途などに応じて各種
の材料から形成することができるが、通常、適度の粘弾
性を有し、かつ好ましくは収縮可能な高分子材料から形
成される。特に、この高分子材料は、被覆材を長尺物品
に装着するときに常温収縮可能なゴム材料又は熱可塑性
エラストマーであるか、さもなければ、熱収縮可能なプ
ラスチック材料であることが好ましい。これらの筒形被
覆材は、常温収縮チューブあるいは熱収縮チューブとし
て提供することができる。もちろん、本発明の筒形被覆
材は、必要ならば、差込式チューブとしても提供するこ
とができる。なお、本発明の筒形被覆材において、その
畝状突起を除く筒状部分は、通常、単層の高分子材料か
ら形成されるけれども、必要に応じて、2層もしくはそ
れ以上の同一もしくは異なる高分子材料から形成されて
もよい。また、高分子材料の層に、その他の材料の層が
組み合わさった多層構造も、望ましい効果が得られるの
であるならば、採用してもよい。
【0015】本発明の被覆材の形成に適当な常温収縮可
能なゴム材料としては、以下に列挙するものに限定され
るわけではないけれども、シリコーンゴム、EPDM(エチ
レン‐プロピレン‐ジエン共重合体)、IR(イソプレ
ンゴム)、SBR(スチレン−ブタジエンゴム)、CR
(クロロプレンゴム)、IIR(ブチルゴム)、NBR
(ニトリルゴム)、水素添加NBR、アクリルゴム、エ
チレンアクリルゴム、エチレンプロピレンゴム、フッ素
ゴムなどを挙げることができる。
【0016】また、適当な熱可塑性エラストマーとして
は、以下に列挙するものに限定されるわけではないけれ
ども、オレフィン系熱可塑性エラストマーや、スチレン
系熱可塑性エラストマーであるSBS(スチレン−ブタ
ジエンブロック共重合体)、SEBS(スチレン−エチ
レン・ブチレン−スチレンブロック共重合体)などを挙
げることができる。
【0017】さらに、被覆材の形成に適当な熱収縮可能
なプラスチック材料としては、以下に列挙するものに限
定されるわけではないけれども、エチレン−ビニルアセ
テート系樹脂、架橋ポリオレフィン系樹脂、シリコーン
系樹脂、フッ素系樹脂などを挙げることができる。
【0018】本発明の筒形被覆材は、その被覆材の外周
面に、複数個の畝状突起(リッジ)が長手方向に配置さ
れていることが必須の要件となっている。すなわち、本
発明の筒形被覆材では、それを、畝状突起を有する区画
と畝状突起を有しない区画とに区分し、それぞれの区画
に特有の機能をもたせたことによって、従来の筒形被覆
材では得ることができなかった作用効果を達成すること
ができる。これを判りやすく説明すると、次の通りであ
る。
【0019】同一組成の弾性体に一定の引張り応力を与
えた場合、断面積と伸張率は反比例するため、その弾性
体を本発明の筒形被覆材のように、一定の薄さの弾性体
の領域A(畝状突起を有しない区画)と、それよりも厚
さが増加した領域B(畝状突起を有する区画)とに区分
し、両者を同じ長さまで伸長した場合、領域Bの伸張率
は、低くなる。また、弾性体は伸張率が低ければ低いほ
ど内部応力が少なくなるから、外部から加えられる力に
対しては、耐性が高くなる。
【0020】本発明の実施において、被覆材の外周面に
設けられる複数個の畝状突起は、本発明の作用効果に悪
影響を及ぼさない限り、任意の形状及びサイズを有する
ことができる。例えば、畝状突起は、その断面を三角
形、矩形、台形、逆台形なでとして構成することができ
る。また、場合によっては、異なる形状及びサイズの畝
状突起が組み合わさって設けられていてもよい。また、
畝状突起は、規則的なパターンで配置されているのが好
ましいが、長手方向に配置されているのであるならば、
ランダムに配置されていてもよい。さらに、畝状突起の
間隔は、外来の物体が被覆材本体へ接触するのを阻止で
きるように、少なくとも隣接する2つのリッジを結ぶ線
と、被覆材本体との距離が0より大きくなるように設定
されるのが好ましい。さらにまた、隣接する畝状突起の
間は、通常、空間として残しておいて、クッション性な
どの付加的な効果を得ることが好ましいが、付加的な効
果が期待できるのであるならば、被覆材と同一もしくは
異なる材料で充填して、厚さの一定な筒形被覆材を提供
してもよい。
【0021】本発明の筒形被覆材は、特に好ましくは、
ギヤ状断面構造を有している。このような筒形被覆材
(その形状から、ギヤ形チューブとも呼ぶ)では、ギヤ
の歯に相当する畝状突起(リッジ)が、通常、以下に図
1及び図2を参照して説明するように、被覆材の始端か
ら終端まで連続的に延在しているのが好ましい。ギヤ形
チューブのリッジは、図示のように連続していてもよ
く、不連続的に延在していてもよく、連続的なリッジと
不連続的なリッジとが混在していてもよい。リッジのサ
イズは、所望とする効果などに応じて、広い範囲で変更
することができる。
【0022】本発明の筒形被覆材は、上述のようなゴム
材料、熱可塑性エラストマーなどから慣用の成形法を使
用して製造することができる。適当な成形法には、押出
し成形法、射出成形法、チューブ成形法などがあるが、
作業性やコストの面から、押出し成形法を特に有利に使
用することができる。また、筒形被覆材の成形加工のと
き、得られる被覆材の特性を向上させるため、常用の添
加剤、例えば架橋剤、架橋助剤、着色剤、難燃剤、滑
剤、加工助剤、充填材(フィラー)、軟化剤、帯電防止
剤、紫外線吸収剤などを上述の高分子材料に添加しても
よい。
【0023】本発明の筒形被覆材は、通常、伸張された
状態で円筒形支持体(コア)に装着して被覆材キットと
して用いられるので、装着時の引き裂けを防止するた
め、引裂き強さに優れていることが好ましい。本発明の
筒形被覆材の引裂き強さは、それを日本工業規格JIS
6252で規定されるクレセント形で表した時、通常、
10〜50kN/mの範囲である。
【0024】また、本発明の筒形被覆材では、その引き
裂け強さ以外の物性も重要である。本発明の被覆材は、
上述のようにいろいろな使途を有するので、それぞれの
使途において想到される過酷な環境に耐え得る物性を有
することが好ましいからである。例えば、家電機器など
で狭い空間に配置されるような場合には、それが高温に
さらされる恐れがあるので、筒形被覆材は、高い耐熱性
を有していることが好ましい。本発明の実施では、JI
S K6380で規定される耐熱度タイプで表した時、
通常、B〜Fの範囲の耐熱性を有していることが好まし
い。適当な耐熱性材料の例は、シリコーンゴム、EPD
M、アクリルゴム、エチレンアクリルゴムなどである。
【0025】また、自動車のエンジン周りなどに取り付
けられるような場合には、それにオイルやガソリンなど
が降りかかる恐れがあるので、筒形被覆材は、高い耐油
性、耐溶剤性などを有していることが好ましい。本発明
の実施では、JIS K6380で規定される耐油度の
クラスで表した時、通常、H〜Lの範囲の耐油性を有し
ていることが好ましい。適当な耐油性材料の例は、シリ
コーンゴム、NBR、水素添加NBR、アクリルゴム、
エチレンアクリルゴム、フッ素ゴムなどである。
【0026】筒形被覆材の長さは、特に限定されるもの
ではない。しかし、被覆材の長さは、少なくとも、その
被覆材を支承するコアの長さよりも小である。被覆材の
長さは、使途などに応じて広い範囲で変更することがで
きるけれども、取り扱い性などを考慮した場合、通常、
約3〜100cmもしくはそれ以上である。もちろん、
使途によっては、上述の範囲以外の長さであってもよ
い。
【0027】また、筒形被覆材の内径、すなわち、被覆
材の中空部の外径(直径)は、その被覆材で被覆される
長尺物品の外径とほぼ同じであるかもしくはそれよりも
小さいことが好ましい。
【0028】本発明の筒形被覆材を使用すると、以下に
示すようないろいろな注目すべき効果を具現することが
できる。 1)耐傷性の向上 被覆材を装着した物品に外部から物が衝突したり落下し
たりした場合、被覆材本体の外周に配置された畝状突起
(リッジ)に阻まれるので、被覆材本体にその物が接触
することが防止される。例えば、筒形被覆材が平らな面
に対して擦過される場合、リッジの高さ、すなわち、リ
ッジの先端(先面)と被覆材本体の外周(リッジの底
面)との間の距離が0より大きければ、被覆材本体の損
傷を防ぐことができる。また、リッジの先端部分は低伸
張性であるので、この部分を硬く高強度の材料で形成す
ることによって、耐傷性をより一層向上させることもで
きる。 2)耐衝撃性の向上 被覆材を装着した物品に外部から何らかの衝撃が加わっ
たとしても、被覆材の外周のリッジがその衝撃を先に受
け止め、リッジ自体が変形することで緩衝作用が発現
し、被覆材本体に衝撃が伝わることが、極力抑えられ
る。 3)耐候性の向上 被覆材本体をリッジが取り囲んだ構成を採用しているの
で、リッジがバリヤとして作用することができ、有害な
紫外線や風雨が被覆材本体に当たるのを効果的に遮断
し、被覆材本体の化学的劣化を防止することができる。
この効果は特に、リッジの高さを大きくすることによっ
て、より高めることができる。 4)引裂け進展の防止 たとえ被覆材本体に引裂けが発生しても、リッジの部分
で引裂けの進展を停止させることができる。さらに、長
手方向に追加して、円周方向にも付加的なリッジを形成
するならば、全長方向に対しても良好な引裂け進展防止
効果を期待できる。この場合、被覆材による締め付け力
の強さを均一にするために、リッジが同一円周上に存在
しないように配慮すること、例えば、リッジを交互に、
例えばあみだくじ状に配置することが推奨される。 5)気密性の向上 被覆材本体の外周上のリッジ部分比を大きくすると、伸
張時の締め付け力が増大する。したがって、リッジの高
さ、幅、間隔の設計により、得られる筒形被覆材の締め
付け力の調整が可能である。また、全長方向に対してそ
の断面構造はいずれもギヤ状で均一であるため、伸張、
応力特性が安定している。 6)優れた生産性 全長方向にリッジが連続した構成を採用したような場
合、押出し成形法で筒形被覆材を容易に製造することが
できるので、生産性が大幅に向上する。
【0029】本発明は、そのもう1つの面において、長
尺物品に装着してその表面を被覆するための筒形被覆材
と、前記物品が内部を貫通可能な内径を有する円筒形支
持体とを備えた被覆材キットにある。筒形被覆材は、前
記した本発明のものである。
【0030】本発明の被覆材キットにおいてコアとして
使用する円筒形支持体は、いろいろな材料から、取り扱
いに便宜な任意の形状及びサイズで形成することができ
る。適当な支持体形成材料は、成形の容易さから、プラ
スチック材料であり、また、コアとして使用することを
考慮した場合、適度の可とう性をもたらし得るものが好
ましい。適当な支持体形成材料の一例を示すと、以下に
列挙するものに限定されるわけではないけれども、ポリ
プロピレン、酢酸酪酸セルロース、ポリエチレン、ポリ
塩化ビニルなどを挙げることができる。
【0031】適当な円筒形支持体は、スパイラル状のプ
ラスチックリボンを一体的に成形して、円筒体となした
ものである。別法として、中空円筒形の材料の外表面に
スパイラル状の切れ込みを入れて、円筒形支持体を形成
してもよい。円筒形支持体は、拡径された筒形被覆材を
その状態に保持できるほどの強度を有する必要があるの
で、いずれの成形法を使用したとしても、リボンの幅方
向に隣接するリボンどうしが、一時的にではあるが、相
互に結合しているか、さもなければ、結合に近い状態で
相互に組み合わさっていることが必要である。このよう
な円筒形支持体の場合、プラスチックリボンの1端面を
手作業で引き抜くことにより、スパイラル状の溝、切れ
込み等に沿って、支持体を順次ほぐしつつ分解すること
ができる。分解したリボンは、被覆材キットから容易に
引き抜くことができる。
【0032】被覆材キットからの円筒形支持体の引き抜
き作業を容易にするために、支持体の少なくとも一端面
を、手で引くのに十分な長さのリボンに予め加工してお
くことが好ましい。このリボンが、引き抜きタブとして
機能するからである。引き抜きタブは、円筒形支持体の
内部を通して、支持体の他端の面から飛び出させること
が、作業性の面から好ましい。したがって、引き抜きタ
ブの長さは、通常、支持体の全長よりも約50〜100
mmほど長いのが好ましい。50mmよりも短いと、手
で引く作業に困難を伴い、反対に100mmより長い
と、無駄となる部分が多くなり、経済的ではない。
【0033】円筒形支持体のサイズは、その内部を貫通
させる必要のある長尺物品のサイズや、支持体の外周に
半径方向に拡張された状態で装着される筒形被覆材のサ
イズを考慮して、適宜選択することができる。例えば、
円筒形支持体の長さは、通常、約10〜30cmもしく
はそれ以上である。また、円筒形支持体の内径は、なる
べく小さいほうが保管の面から好ましいが、長尺物品が
中空部を容易に通過でき、また、リボンが解かれるのに
十分な隙間が確保されていることが必要である。円筒形
支持体の内径は、したがって、通常、約1〜10cmの
範囲である。
【0034】なお、スパイラル状のプラスチックリボン
からなる円筒形支持体の詳細については、特公昭49−
46190号公報の記載をあわせて参照されたい。
【0035】その他の適当な円筒形支持体は、例えば、
特開平5−326045号公報に記載されているよう
な、直線的にコアーリボンを引き抜くことができるよう
にコアーリボン破断(引き離し)方向を逆方向(180
°反対)に変えるためのヘアーピン状の折り返し部を有
する円筒形支持体や、特開平7−123561号公報に
記載されているような、矩形のシート部材を丸めて、対
向する端部を着脱自在に連結することにより形成された
円筒形支持体である。
【0036】
【実施例】引き続いて、本発明をその実施例を参照しな
がら説明する。なお、本発明は、下記の実施例によって
限定されるものではない。実施例1 ギヤ形チューブの製造:本例では、図1及び図2(図1
の線分II−IIに沿った断面図)に示すような20本のリ
ッジを備えたギヤ形チューブ2をエチレンプロピレンゴ
ムコンパウンドから押出し成形によって製造した。ギヤ
形チューブ2は、以下に説明するように、ギヤ形チュー
ブ2の外周面には、台形のリブ3を長手方向に規則的に
配置した。チューブ2及びリブ3のサイズは、それぞ
れ、次の通りであった。
【0037】チューブの長さ 75mm チューブの内径 25.0mm リブの先面の幅(3a) 2.0mm リブの根元の幅(3b) 3.0mm リブの底面の幅(3c) 2.2mm また、このギヤ形チューブ2の物性は、次の通りであっ
た:硬度=48、伸び率=720%、引張り強度=1
0.0Mpa、引裂き強さ(クレセント)=15.0kN
/m。実施例2 被覆材キットの製造:実施例1で製造したギヤ形チュー
ブ2を図3の工程(A)に示すように円筒形支持体1に
はめ込んだ。ここで、ギヤ形チューブ2を拡径機械(図
示せず)を使用して半径方向に拡径し、円筒形支持体1
の外周に装着した。コアとして使用した円筒形支持体1
は、ポリプロピレン製であり、スパイラル状のリボンの
成形体である。コアの内径は43mm、外径は47.8
mm、長さは130mm、そしてリボンの幅は9mmで
あった。図示の被覆材キット10が得られた。コアの一
端は、引き抜きタブ1Aとして使用するため、リボンの
形に分離された後、コアの内部を通過して、コアの他端
から僅かに飛び出している。実施例3 ギヤ形チューブにおけるリッジの伸張性の評価:実施例
2で製造した被覆材キットにおいて、そのギヤ形チュー
ブを91%拡径してコアの外周に装着した時の、リッジ
の先面、根元、そして底面のそれぞれの部分の寸法変化
及び伸張率を測定した。下記の第1表に記載のような測
定結果が得られた。
【0038】
【表1】
【0039】上記第1表の測定結果から理解できるよう
に、ギヤ形チューブのうちでもリッジ部分の伸張率は低
い。またリッジ部分のなかでも、特の先面部分はわずか
にしか伸張していない一方で、底面部分は大きく伸張し
ている。実施例4 ギヤ形チューブにおけるリッジの本体保護機能の評価:
実施例1で製造したギヤ形チューブと、それと同様であ
るけれども比較のためにリッジの形成を省略したギヤな
しチューブ(単層チューブ)を用意した。これらのチュ
ーブに異なる大きさの衝撃物体が衝突したと想定して、
それぞれのチューブ本体が衝突から保護されるか否かを
接触の可能性から、下記の3段階: ×…接触があり、保護されない △…場合により接触があるが、基本的に保護される ○…接触がなく、保護される で評価した。なお、想定した衝撃物体と、その大きさ
(概略)は、下記の通りである。
【0040】大人の手…50mm以上の大きさ 大人の指…12.5mm以上の大きさ 工具 …2.5mm以上 電線 …1.0mm以上 下記の第2表に記載のような評価結果が得られた。
【0041】
【表2】
【0042】上記第2表に記載の評価結果から理解でき
るように、本発明のように筒形被覆材の外周の多数のリ
ッジを配設した場合、衝撃物体やその他の外来物体が被
覆材本体に直に接触する可能性を大幅に低減することが
できる。実施例5 ケーブル絶縁体の被覆:実施例2で製造した被覆材キッ
トを使用して、図3に順を追って示すようにして、ケー
ブル絶縁体を被覆した。
【0043】工程(A)で、被覆材キット10の円筒形
支持体1の中空部に6.6kVのCVケーブル絶縁体
(外周面積250mm2、外径28mm)5を挿入し
た。図中の矢印が、ケーブル絶縁体5の挿入方向を示
す。ケーブル絶縁体5を順次支持体1の中空部に挿入し
ていくと、工程(B)に示すように、ケーブル絶縁体5
を被覆材キット10で跨いだ状態が得られた。
【0044】次いで、工程(C)に示すように、円筒形
支持体1の引き抜きタブ1Aを手で引き抜いた。ギヤ形
チューブ2を保持していた支持体1がなくなり、チュー
ブ2が常温収縮し、ケーブル絶縁体5に覆い被さった。
最終的には、工程(D)に示すように、ケーブル絶縁体
5のほぼ全体をギヤ形チューブ2で覆ったチューブ被覆
製品が得られた。実施例6 チューブ被覆製品の耐衝撃性の評価:実施例5で製造し
たチューブ被覆製品(20本のリッジを備えたギヤ形チ
ューブを使用)及び下記のようなその他の製品をサンプ
ルとして用意した。
【0045】サンプル1…ケーブル絶縁体のみ(チュー
ブを被覆せず) サンプル2…ケーブル絶縁体に、通常のケーブルを模し
て厚さ2.5mmのケーブルシースを被覆 サンプル3…ケーブル絶縁体に単層チューブ(リッジの
全数を削除、第2表を参照されたい)を被覆 サンプル4…10本(リッジの半数を削除)のリッジを
備えたギヤ形チューブ サンプル5…20本のリッジを備えたギヤ形チューブを
被覆(実施例5) サンプル6…サンプル5で、リッジの高さを半分に変更 それぞれのサンプルのほぼ中央部に、直径50mm、長
さ25mm及び質量1.4kgの円柱状の重りを自由落下
により衝突させた。落下距離(サンプルから重りまでの
距離)は、0.07m、0.15m、0.58m、そし
て1.45mであった。また、これらの落下距離は、落
下エネルギーに換算すると、それぞれ、1J、2J、8
J、そして20Jである。
【0046】それぞれの重り落下試験において、ケーブ
ル絶縁体上で10MPa以上の力が生じた領域の面積を
測定したところ、下記の第3表に記載のような測定結果
が得られた。なお、下記の第3表では、記載の面積(m
2)が衝撃吸収度を表し、耐衝撃性の目安となる。
【0047】
【表3】
【0048】上記第3表に記載の評価結果から理解でき
るように、衝撃吸収度は、被覆を有しないものよりも被
覆を有するもののほうが良好であり、被覆を有するもの
のなかでは、ケーブルシース付き、単層チューブ付き、
ギヤ形チューブ付きの順で衝撃吸収度が改善されてい
る。実施例7 チューブ被覆製品の衝撃波及度の評価:実施例6に記載
の手法を繰り返したが、本例では、衝撃波及度に及ぼす
リッジの数の影響を評価した。サンプルとしては、実施
例6のサンプル5(20本のリッジを備えたギヤ形チュ
ーブ)の他に、 サンプル7…4本のリッジ中、3本のリッジを連続して
削除したギヤ形チューブ サンプル8…3本のリッジ中、2本のリッジを連続して
削除したギヤ形チューブ サンプル9…リッジを1本おきに連続して削除したギヤ
形チューブ を用意した。
【0049】下記の第4表に記載のような測定結果が得
られた。
【0050】
【表4】
【0051】上記第4表に記載の測定結果から理解でき
るように、リッジどうしの間隔が狭く、リッジの先面間
とリッジの底面までの距離が長ければ長いほど、衝撃吸
収能力が向上する。反対に、リッジの先面間とリッジの
底面までの距離が1.8mm以上となった場合、10M
Pa以上の力が生じる領域は消滅した。実施例8 ギヤ形チューブの締め付け力の評価:本例では、ギヤ形
チューブを実際に被覆目的で使用した時に、その締め付
け力に及ぼすリッジの数の影響を評価した。被覆対象に
は、直径28mmの円柱状冶具を代用した。サンプルと
しては、実施例6のサンプル5(20本のリッジを備え
たギヤ形チューブ)の他に、 サンプル10…リッジの全数を削除したギヤなしチュー
ブ(単層チューブ) サンプル11…5本のリッジを備えたギヤ形チューブ サンプル12…10本のリッジを備えたギヤ形チューブ サンプル13…15本のリッジを備えたギヤ形チューブ を用意した。
【0052】それぞれのサンプルにおいて、下記の第5
表に記載のような測定結果が得られた。
【0053】
【表5】
【0054】上記第5表の測定結果から理解できるよう
に、ギヤ形チューブの締め付け力は、リッジの本数が増
加すればするほど、直線的に増加することができる。
【0055】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の筒形被
覆材を使用すると、長尺物品に装着し、その表面を被覆
する作業が容易になるばかりでなく、耐傷性、耐衝撃
性、耐候性、耐引裂き性、気密性などの特性を同時に達
成することができる。
【0056】また、本発明の筒形被覆材は、それを長尺
物品に装着するとき、高い締め付け力で長尺物品を被覆
することができる。また、長尺物品ごとに最適な締め付
け力が得られるように、筒形被覆材の形状や寸法などを
予め設計することが容易に可能である。
【0057】さらに、本発明の被覆材キットを使用する
と、本発明の筒形被覆材を長尺物品に装着する際に、簡
単にかつ手早く作業を行うことができ、装着ミスなどの
欠陥も回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の筒形被覆材の一例(ギヤ形チューブ)
を示す斜視図である。
【図2】図1のギヤ形チューブの線分II−IIに沿った断
面図である。
【図3】本発明の被覆材キットの使用法を順を追って示
した断面図である。
【符号の説明】
1…円筒形支持体 1A…引き抜きタブ 2…筒形被覆材(ギヤ形チューブ) 3…畝状突起(リッジ) 5…CVケーブル絶縁体 10…被覆材キット

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺物品に装着してその表面を被覆する
    ための筒形被覆材であって、 粘弾性を有する高分子材料からなり、かつ該被覆材の外
    周面に、複数個の畝状突起が長手方向に配置されている
    ことを特徴とする筒形被覆材。
  2. 【請求項2】 前記高分子材料が、長尺物品に装着時に
    常温収縮可能なゴム材料又は熱可塑性エラストマーであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の筒形被覆材。
  3. 【請求項3】 前記高分子材料が、長尺物品に装着時に
    熱収縮可能なプラスチック材料であることを特徴とする
    請求項1に記載の筒形被覆材。
  4. 【請求項4】 ギヤ状断面構造を有していて、ギヤの歯
    に相当する前記畝状突起が、該被覆材の始端から終端ま
    で連続的に又は不連続的に延在していることを特徴とす
    る請求項1〜3のいずれか1項に記載の筒形被覆材。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の筒形被覆材と、前記長
    尺物品が内部を貫通可能な内径を有する円筒形支持体と
    を備えた被覆材キットであって、 前記被覆材が、前記支持体の外周を被覆する形で前記支
    持体によって支承されており、そして前記円筒形支持体
    が、前記被覆材を前記長尺物品に装着する時にその被覆
    材から引き抜かれ、前記被覆材によって前記物品が被覆
    されるように設計されていることを特徴とする被覆材キ
    ット。
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