JP5773858B2 - 情報表示方法、情報表示装置、情報表示プログラム、およびコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

情報表示方法、情報表示装置、情報表示プログラム、およびコンピュータ読取可能な記録媒体 Download PDF

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Description

本発明は、表示画面より大きなサイズのコンテンツを表示する場合に、ユーザの指示に応じて、表示内容をスクロールさせる技術に関するものである。
例えば、Webページを閲覧するためのブラウザ、または表示画面に多数の画像を並べて表示するための画像ビューアーなどによる表示処理では、表示端末の画面サイズより表示対象のコンテンツのサイズの方が大きいことがよくある。この場合、例えば、図9に示すように、表示画面の縦方向に長いコンテンツに対し、画面右側にスクロールバー領域を設け、その領域上にスクロールバー50とスライダ51とを表示する。
表示端末がタッチパネルを備えている場合には、ユーザは、スライダ51を1本の指でタッチし押下したあと、スクロールバー50上で上下に指をスライドさせる。これにより、画面外に隠れたコンテンツを画面内に移動させることができる。
このとき、スクロールバー50の長手方向に沿ったスライダ51の長さは、図9に示すように、表示画面のサイズ(L)とコンテンツのサイズ(3L)との比に応じた長さ(L/3)になることが一般的である。
また、スクロールバー50上のスライダ51の位置は、コンテンツ全体のどの部分を表示中かという表示位置に対応している。
しかしながら、このような仕組みでは、コンテンツのサイズが大きくなるほど、スライダ51のサイズは、表示画面のサイズとコンテンツのサイズとの比率に従って小さくなる。このため、スライダ51を動かす相対的な指の移動量に対する表示の移動量は大きくなる。
そうすると、コンテンツのサイズが大きくなるほど、移動量の微調整が難しくなるので、所望の位置を通り過ぎてしまいやすくなる。すなわち、従来のスクロールバーでは、コンテンツのサイズが大きい場合に、所望の位置へ表示位置を移動させることが非常に困難であった。
これに対し、下掲の特許文献1には、上記問題に対する1つの解決方法が提案されている。図10は、特許文献1に開示されたスクロール操作の一例を示す説明図である。
図10に示すように、ユーザは、人差し指と親指などを用いて、2本の指を上下(垂
直)方向に開くようにし、スクロールバー上またはその近傍のタッチ操作を行う。
2本の指を上下方向に開くに伴い、吹き出し(注釈)が表示される。吹き出しには、倍率が表示され、2本の指を上下方向に開くに伴いその値は増加し、逆に2本の指を閉じるに伴いその値は減少する。2本の指をタッチパネルから離すと、その時点で表示されている倍率に決定される。
表示内容は、ユーザが1本の指でスクロールバー上を1回タッチするごとに、決められた標準移動量に従って、移動するようになっている。上記倍率は、スクロールバー上を1回タッチしたときの移動量(スクロール量)を、上記標準移動量の何倍に設定するかを表す。つまり、上述のように、2本の指を上下方向に開くようにしてタッチ操作を行うと、スクロール操作量を変更することができる。
特開2010−287121号(2010年12月24日公開)
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、1)スクロール量を設定するための2本の指を使ったタッチ操作、2)スクロール操作、のように、スクロール作業を完了するには2手を必要とするという問題がある。
また、指の開き具合によって上記倍率を変更しても、倍率(指の開き具合)とスクロール量との関係が直感的に分からないため、実際のスクロール量を見ながら、倍率の設定操作を繰り返す必要がある。
さらに、ユーザがスクロールバー上を繰り返しタッチ操作することで、タッチ操作ごとに画面を1コマずつ送るように画像情報の全体を表示させるという手法が採用されているため、所望の位置を表示させるには、コマ送りさせるタッチ操作を繰り返す必要がある。その上、所望の位置が近づいたなら、上述した倍率の設定操作を行い、再びタッチ操作をして、表示をコマ送りするという煩雑な操作をユーザは強いられることになる。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、簡単なスクロール操作によって、コンテンツの所望の位置を表示させやすい表示制御技術を提供することにある。
本発明に係る情報表示方法は、上記の課題を解決するために、
(1)表示画面に対するマルチタッチが、表示画面をスクロールさせる指示であることを検出する検出ステップと、
(2)上記指示が検出されたとき、表示対象のコンテンツのスクロール量と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの第1関係式を用いて、上記スクロール量の演算を行う第1演算ステップと、
(3)上記演算の結果に従って、上記マルチタッチのスライドに呼応した表示内容のスクロールを実行するスクロールステップとを含んでいることを特徴とする。
本発明に係る情報表示装置は、上記の課題を解決するために、
(1)タッチ入力が可能な表示画面と、
(2)上記タッチ入力と、その入力位置とを検出する検出部と、
(3)上記検出部の検出結果を用いて、表示画面に対するマルチタッチが、表示画面をスクロールさせる指示であることを検出したとき、表示対象のコンテンツのスクロール量と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの第1関係式を用いて、上記スクロール量の演算を行うスクロール演算部と、
(4)上記演算の結果に従って、上記マルチタッチのスライドに呼応した表示内容のスクロールを実行する表示制御部とを備えたことを特徴とする。
上記の構成において、表示画面に対するマルチタッチとは、例えば、複数本の指によって表示画面に触れることにより、表示画面上の複数の位置を指定する操作をいう。なお、表示画面に触れることにより、入力を行い得る入力手段でありさえすれば、指に限らず、タッチペンなどでもよい。
また、マルチタッチは、起動中のアプリケーションによっては、表示画面をスクロールさせる指示と連動していないため、マルチタッチが、表示画面をスクロールさせる指示に連動した特定のマルチタッチであることを検出する処理がまず実行される。例えば、マルチタッチのうちの少なくとも1点が、表示画面に表示されたスクロールバーの表示領域内に位置しているかどうかが検出される。しかし、この形態に限定されず、マルチタッチが、表示画面をスクロールさせる指示に連動するように、入力モードを設定する形態であってもよい。
ところで、通常のスクロールは、スクロールバー内に表示されたスライダのスライドに呼応し、スクロールバーの一端から他端まで、スライダをスライドさせると、コンテンツの冒頭から末部までを表示させるようになっている。このことを前提として、スライダのスライド量と表示されたコンテンツのスクロール量とは、一定の関係になっている。
このため、コンテンツの表示すべき量が、表示画面のサイズに対して大きいほど、スクロールバー内に表示されるスライダのサイズは小さくなり、スライダのスライド量に対するスクロール量は大きくなる。この結果、所望の位置を通り過ぎることなく表示させることが困難になる。
これに対し、上記の構成によれば、表示対象のコンテンツのスクロール量と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの関係を定めた第1関係式が用意されている。この第1関係式を用いて、マルチタッチの点間隔と表示画面のサイズとに基づいて、表示対象のコンテンツのスクロール量を決めるようになっている。
すなわち、表示画面のサイズは一定だが、マルチタッチの点間隔を、ユーザがスクロールバーの長さの範囲内で任意に変更できる。したがって、ユーザは、マルチタッチの点間隔を変更することによって、上記スクロール量を、ユーザの使い勝手に合わせて小さくしたり、あるいは大きくしたり自由に変更することができる。
例えば、スクロールの初期に、コンテンツの移動量を大きくしたいときには、マルチタッチの点間隔を狭めておく。コンテンツの目標位置が近くなるにつれて、マルチタッチの点間隔を広げていく。これにより、コンテンツの目標位置の近くでは、マルチタッチの移動量に対するコンテンツの移動量を小さくすることができ、目標位置へのアクセスが容易になる。
これにより、スクロール量の設定とスクロール操作とは連続した1動作で済む上、目標位置へのアクセスが容易になるので、スクロール操作に関するユーザの操作性を向上させることができる。
本発明に係る情報表示方法は、上記の課題を解決するために、
(1)表示画面に対するマルチタッチが、表示画面をスクロールさせる指示であることを検出する検出ステップと、
(2)上記指示が検出されたとき、表示対象のコンテンツのスクロール可能な範囲と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの第2関係式を用いて、上記スクロール可能な範囲の演算を行う第2演算ステップと、
(3)上記マルチタッチのスライドに呼応した表示内容のスクロールを、上記演算で求めた上記スクロール可能な範囲内で実行するスクロールステップとを含んでいることを特徴とする。
本発明に係る情報表示装置は、上記の課題を解決するために、
(1)タッチ入力が可能な表示画面と、
(2)タッチ入力と、その入力位置とを検出する検出部と、
(3)上記検出部の検出結果を用いて、表示画面に対するマルチタッチが、表示画面をスクロールさせる指示であることを検出したとき、表示対象のコンテンツのスクロール可能な範囲と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの第2関係式を用いて、上記スクロール可能な範囲の演算を行うスクロール演算部と、
(4)上記演算の結果に従って、上記マルチタッチのスライドに呼応した表示内容のスクロールを、上記演算で求めた上記スクロール可能な範囲内で実行する表示制御部とを備えたことを特徴とする。
上記の構成によれば、表示対象のコンテンツのスクロール可能な範囲と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの関係を定めた第2関係式が用意されている。この第2関係式を用いて、マルチタッチの点間隔と表示画面のサイズとに基づいて、表示対象のコンテンツのスクロール可能な範囲を決めるようになっている。
すなわち、表示画面のサイズは一定だが、マルチタッチの点間隔を、ユーザがスクロールバーの長さの範囲内で任意に変更できる。したがって、ユーザは、マルチタッチの点間隔を変更することによって、上記スクロール可能な範囲を、ユーザの使い勝手に合わせて小さくしたり、あるいは大きくしたり自由に変更することができる。
例えば、スクロールの初期に、コンテンツの移動範囲を大きくしたいときには、マルチタッチの点間隔を狭めておく。コンテンツの目標位置が近くなるにつれて、マルチタッチの点間隔を広げていく。これにより、コンテンツの目標位置の近くでは、コンテンツのスクロール可能な範囲を小さくすることができ、目標位置へのアクセスが容易になる。
これにより、スクロール可能な範囲の設定とスクロール操作とは連続した1動作で済む上、目標位置へのアクセスが容易になるので、スクロール操作に関するユーザの操作性を向上させることができる。
本発明に係る情報表示装置において、上記第1関係式を用いて上記スクロール量の演算を行う上記スクロール演算部は、
(1)上記検出部の検出結果を用いて、表示画面に対するマルチタッチが、表示画面をスクロールさせる指示であることを検出したとき、表示対象のコンテンツのスクロール可能な範囲と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの第2関係式を用いて、上記スクロール可能な範囲の演算を行い、
(2)上記第1関係式が、上記マルチタッチの点間隔の変更に応じて、上記スクロール量を大から小へ変更させる式であるとき、
(3)上記第2関係式もまた、上記マルチタッチの点間隔の上記変更に応じて、上記スクロール可能な範囲を大から小へ変更させる式であることを特徴とする。
上記の構成によれば、表示対象のコンテンツのスクロール可能な範囲と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの関係を定めた第2関係式がさらに用意されている。この場合、第1関係式および第2関係式は、マルチタッチの点間隔の変更に伴って、表示対象のコンテンツのスクロール量と、スクロール可能な範囲とを、共に大から小へとそれぞれ変更する式になっている。
これにより、ユーザは、マルチタッチの点間隔を変更することによって、上記スクロール量に加えて、上記スクロール可能な範囲を、ユーザの使い勝手に合わせて、連動して小さくしたり、あるいは大きくしたり自由に変更することができる。
これにより、スクロール操作に関するユーザの操作性を一層向上させることができる。
本発明に係る情報表示装置は、上記第1関係式を用いて上記スクロール量の演算を行う上記スクロール演算部を備えており、
(1)上記検出部が、上記マルチタッチの入力位置を検出したとき、
(2)上記スクロール演算部は、マルチタッチの点間隔をスクロールバー上に投影した2点の位置と、当該2点の位置間の投影間隔とを求め、
(3)上記投影間隔が、スクロールバーの長さLに対して占める割合を1/m(mは1以上の実数)とし、上記2点の位置が上記投影間隔を保ってスクロールバー上を移動するときの移動量をrとするとき、
(4)表示対象のコンテンツのスクロール量xを定めた上記第1関係式は、x=mrであることを特徴とする。
上記の構成によれば、ユーザがマルチタッチの点間隔を広げるほど、mは小さくなり1に近づく。この結果、コンテンツのスクロール量xも小さくなる。投影間隔の移動量rに対して、スクロール量xが小さくなれば、ユーザのスクロール操作によって、所望の位置を通り過ぎることなく表示させることが容易になる。
本発明に係る情報表示装置は、少なくとも、上記第2関係式を用いて上記スクロール可能な範囲の演算を行う上記スクロール演算部を備えており、
(1)上記検出部が、上記マルチタッチの入力位置を検出したとき、
(2)上記スクロール演算部は、マルチタッチの点間隔をスクロールバー上に投影した2点の位置と、当該2点の位置間の投影間隔とを求め、
(3)上記投影間隔が、スクロールバーの長さLに対して占める割合を1/m(mは1以上の実数)とするとき、
(4)表示対象のコンテンツのスクロール可能な範囲αを定めた上記第2関係式は、α=mLであることを特徴とする。
上記の構成において、例えば、表示対象のコンテンツの長さが、スクロールバーの長さL(表示画面の長さLともいえる)の10倍、すなわち10ページ相当の長さであるとし、上記投影間隔がL/3であるとすると、10Lの長さのコンテンツのうち、3Lの長さ分、すなわち3ページ相当分が、スクロール可能な範囲となる。
より具体的には、現在5ページ目付近を表示中とすれば、スクロール可能な範囲は、例えば4〜6ページ目の範囲内に限定され、3ページ目以前、あるいは7ページ以降を表示させることはできなくなる。
このように、スクロール可能な範囲を狭く制限できるので、マルチタッチをスライドさせながら、所望の位置を探す操作が容易になる。
また、スクロール可能な範囲αと、投影間隔の割合1/mとを反比例の関係に定めたので、スクロール可能な範囲をユーザは直感的に把握しやすくなる。これにより、直感的にわかりやすいスクロール操作をユーザに提供することができる。
さらに、本発明に係る情報表示装置が、上記第1関係式を用いて上記スクロール量の演算を行う上記スクロール演算部を備えている場合、上記α=mLの第2関係式と、前述したx=mrの第1関係式とを組み合わせることにより、スクロール量xを小さくしつつ、スクロール可能な範囲αを制限することができる。この結果、スクロール操作に関するユーザの操作性をさらに一層向上させることができる。
本発明に係る情報表示装置において、
(1)上記検出部が、上記マルチタッチの入力位置を検出したとき、
(2)上記スクロール演算部は、
(2-1)マルチタッチの点間隔をスクロールバー上に投影した位置を求め、
(2-2)スクロールバーの長さ方向に対向した表示画面の一方の端および他方の端の各外側に隠れたスクロール可能な範囲を、上記スクロールバー上に投影した位置により定めることを特徴とする。
上記の構成により、マルチタッチの点間隔をスクロールバー上に投影した位置と、表示画面の一方の端の外側または他方の端の外側に、どのくらいのサイズで、スクロール可能な範囲が隠れているかとを対応づけることができる。
これにより、スクロール操作が、ユーザにとって直感的にわかりやすくなる。
本発明に係る情報表示装置において、
(1)上記スクロール演算部が、上記マルチタッチの点間隔をスクロールバー上に投影した2点の位置間の投影間隔の連続的変化を検出したとき、上記スクロール可能な範囲を定め直す一方、
(2)上記表示制御部は、上記表示画面に表示中の状態を維持することを特徴とする。
これにより、ユーザがマルチタッチをした後、例えば、2本の指をスライドさせるなどによって、点間隔を連続的に変更した場合、表示画面に表示中の状態を変えることなく、スクロール可能な範囲を変えることができる。
したがって、スクロール可能な範囲が変化しても、ユーザが確認中の表示内容は変わらないので、ユーザは迷うことなく、所望の位置を容易に探し当てることができる。
本発明に係る情報表示装置は、上記第1関係式を用いて上記スクロール量の演算を行う上記スクロール演算部を備えており、
(1)上記検出部が、3点のマルチタッチを検出し、かつ、2点はスクロールバー上にあり、1点はコンテンツの表示領域上にあることを検出したとき、
(2)上記スクロール演算部は、スクロールバー上の2点の間隔を上記第1関係式に適用することによって、上記スクロール量の演算を行う一方、
(3)上記表示制御部は、コンテンツの表示領域上にある上記1点のスライドに呼応した表示内容のスクロールを、上記演算で求めたスクロール量に従って実行することを特徴とする。
これにより、より多様なスクロール操作が可能になる。なお、上記の構成では、スクロールバー上の2点は移動しないので、スライドの範囲がスクロールバーの一端から他端までの範囲に制限されることがない。
本発明に係る情報表示装置は、少なくとも、上記第2関係式を用いて上記スクロール可能な範囲の演算を行う上記スクロール演算部を備えており、
(1)上記検出部が、3点のマルチタッチを検出し、かつ、2点はスクロールバー上にあり、1点はコンテンツの表示領域上にあることを検出したとき、
(2)上記スクロール演算部は、スクロールバー上の2点の間隔を上記第2関係式に適用することによって、上記スクロール可能な範囲の演算を行う一方、
(3)上記表示制御部は、コンテンツの表示領域上にある上記1点のスライドに呼応した表示内容のスクロールを、上記演算で求めた上記スクロール可能な範囲内で実行することを特徴とする。
これにより、スクロール可能な範囲を制限した上で、表示内容をスクロールする他の操作方法を提供することができる。
本発明に係る情報表示装置において、
(1)上記検出部が、上記マルチタッチの入力位置を検出したとき、
(2)上記スクロール演算部は、マルチタッチの点間隔をスクロールバー上に投影した2点の位置と、当該2点の位置間の投影間隔とを求め、
(3)さらに、上記マルチタッチの点が上記表示画面上で移動した後、表示画面から離れたことを、上記検出部が検出したことに応じて、上記スクロール演算部は、惰性でスクロールを一定速度で持続させ、その一定速度を、上記投影間隔に応じて定めることを特徴とする。
これにより、惰性によってスクロールが一定速度で持続する場合に、マルチタッチの点間隔の広狭に応じて上記一定速度を変えることができる。
例えば、点間隔の広いマルチタッチが表示画面から離れた場合、スクロールは緩やかな速度で維持される形態を実現できる。逆に、点間隔の狭いマルチタッチが表示画面から離れた場合、スクロールは急速度で維持される形態を実現できる。
この結果、ユーザの操作性が一層向上する。
上記情報表示方法における各ステップを、コンピュータに実行させることを特徴とする情報表示プログラム、上記いずれかの情報表示装置に備えられた各手段として、コンピュータを機能させることを特徴とする情報表示プログラム、およびこれらの情報表示プログラムを格納したことを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体も、本発明の範疇に含まれる。
本発明に係る情報表示方法または情報表示装置は、以上のように、マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズに応じて、スクロール量またはスクロール可能な範囲を定め、上記マルチタッチのスライドに呼応した表示内容のスクロールを実行することを特徴としている。
それゆえ、スクロール量またはスクロール可能な範囲の設定とスクロール操作とは連続した1動作で済む上、目標位置へのアクセスが容易になるので、スクロール操作に関するユーザの操作性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明に係る情報表示方法の概要を示す説明図であり、表示画面に対するユーザのスクロール操作と表示との関係の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る情報表示装置の機能的構成を示すブロック図である。 上記情報表示装置が実行するスクロール動作の処理手順を示すフローチャートである。 上記表示画面に対するユーザのスクロール操作と表示との関係の他の例を示す説明図である。 本発明に係るスクロール操作のためのマルチタッチの変形例を示す説明図である。 スクロール操作のためのマルチタッチの自由度を高めた形態を示す説明図である。 スクロール可能な範囲の他の例を示す説明図である。 上記情報表示装置が実行するスクロール動作の他の処理手順を示すフローチャートである。 表示画面の長さと表示対象のコンテンツ全体の長さとに基づいて、スクロールバーを表示する一般的な例を示す説明図である。 特許文献1に開示されたスクロール操作の一例を示す説明図である。
(情報表示方法の概要)
初めに、本発明に係る情報表示方法の概要を図1を参照して説明する。図1は、本発明に係る情報表示方法の概要を示す説明図であり、表示画面に対するユーザのスクロール操作と表示との関係の一例を示す説明図である。
(1)情報表示装置の外観とスクロールバー
図1に示すように、PDA(Personal Digital Assistants)のような携帯型またはノート型の情報表示装置1は、タッチパネル機能を具備した表示画面2を備えている。表示画面2の縦幅をLとする。
表示画面2に表示するコンテンツの表示量は、模式的に表した場合、表示画面2の縦幅Lの10倍(10L)に相当しているものとする。表示画面2に表示されたコンテンツの表示量は、1ページ分に相当するから、上記コンテンツは10ページから構成されているともいえる。
このように、表示対象のコンテンツが、表示画面2に納まらない表示量を有している場合、表示画面2外に隠れたコンテンツを表示させるには、表示をスクロールさせることが必要になる。そのため、表示画面2の例えば右端に、表示画面2の上端から下端に至る帯状のスクロールバー3と、スクロールバー3上をユーザの操作によって上下するスライダ4とが表示される。
図9を参照して説明したことと同様に、スクロールバー3の長さとスライダ4の長さとは、コンテンツの全体の表示量(10L)と表示画面2のサイズ(縦幅L)との割合を反映している。すなわち、図1に示した例では、スライダ4の長さは、表示画面2の縦幅Lの1/10(L/10)に設定されて表示される。
(2)従来のスクロール操作
ユーザが表示中のページの前後のページを確認しようとする場合、スライダ4を指で押下し、スクロールバー3上を上下させる。このような操作を、以下、スクロール操作と呼ぶ。表示画面2の表示を1ページ分移動させるには、ユーザは、スライダ4をL/10動かせばよい。もし、コンテンツが20ページ相当の表示量を有している場合、表示画面2の表示を1ページ分移動させるには、ユーザは、スライダ4をL/20動かすことになる。
したがって、コンテンツの表示量が多いほど、スライダ4のサイズは小さくなるとともに、表示を1ページ分移動させるためのスライダ4の移動量は小さくなる。逆にいえば、スライダ4の移動量が同じ場合、コンテンツの表示量が多いほど、スクロールされるページ量(スクロール量)は増大する。このため、コンテンツの表示量が多いほど、ユーザのスクロール操作によって、所望の位置を通り過ぎる可能性は大きくなり、情報表示装置1の操作性が低下する。
(3)本発明に基づくスクロール操作例
(3−1)スクロール量の変更
本発明は、スクロール量を随時可変させる操作と、スクロール操作とをユーザが1手で行えるようにすることを主眼としている。
その一例として、スクロールバー3上を2本の指でタッチし、その2本の指の間隔によって、スクロール量を規定する。さらに、その2本の指の間隔によって、スクロール可能な範囲を規定する。
具体的には、スクロールバー3上をタッチした2本の指の間隔が、図1の(a)に示すように、例えばL/3であるとする。このときのスクロール量は、L/10の長さを持つスライダ4を用いた場合のスクロール量に対して、3/10に縮減される。すなわち、表示画面2の表示を1ページ分移動させるには、ユーザは、スクロールバー3上で、2本の指をL/3スライドさせればよい。
このように、ユーザは、スクロールバー3上を2本の指でマルチタッチして、その2本の指をスクロールバー3上でスライドさせるという1手により、2本の指の間隔で規定されるスクロール量に従ったスクロールを実行することができる。
(3−2)スクロール可能な範囲の変更
また、このとき、スクロール可能な範囲も、図1の(b)に示すように、表示画面2の縦幅Lと2本の指の間隔L/3との比に基づいて、3L(3ページ分)の表示量に制限される。したがって、表示が許容された3ページ分以外のコンテンツを表示できなくすることによって、ユーザが所望の位置を探す範囲を限定できるため、ユーザが所望の位置を探すことが一層容易になる。
なお、スクロール可能な範囲を制限することは必須ではなく、その実行の可否は、ユーザが選択できるようにしても構わない。
ところで、マルチタッチした2本の指の幅に基づいてスクロール可能な範囲を制限する形態では、さらに、スクロールバー3上に置かれた2本の指の位置を、スクロール可能な範囲における表示画面2の位置に対応づけることが好ましい。
例えば、図1の(a)に示すように、スクロールバー3上をマルチタッチした2本の指の中央位置と、スクロールバー3の上端との距離がL/e(eは1より大きい実数)であるとする。この1/eは、スクロールバー3の上端から2本の指の中央位置までの距離と、スクロールバー3の長さとの比率を表す。また、(1−1/e)は、スクロールバー3の下端から2本の指の中央位置までの距離と、スクロールバー3の長さとの比率を表す。
そこで、1/eを、スクロール可能な範囲3Lと表示画面2の中央位置との比率として適用する。この結果、図1の例では、表示画面2の中央位置から上側に、3L/eの表示量が存在していることになる。
同様に、上記2本の指の中央位置と、スクロールバー3の下端との距離(1−1/e)Lが、表示画面2の中央位置から下側にある(1−1/e)3Lの表示量と対応している。
なお、1/eは、スクロールバー3上をマルチタッチした2本の指の中央位置を基準に設定したが、これに限られない。1/eは、マルチタッチした2本の指のいずれか一方の位置を基準として設定することも可能である。
このように、スクロールバー3上のマルチタッチの位置を、スクロール可能な範囲における表示画面2の位置と対応づけることによって、直感的にわかりやすいスクロール操作をユーザに提供することができる。
(情報表示装置の構成)
次に、上述した情報表示方法を実行する情報表示装置1の構成を説明する。図2は、本発明の実施形態に係る情報表示装置1の機能的構成を示すブロック図である。
図2に示すように、情報表示装置1は、主要部として、表示部10、検出部12、信号判別部13、情報処理部14および表示制御部15を備えている。なお、信号判別部13および情報処理部14は、スクロール演算部に相当する。なお、各部12〜15は、制御部20として、例えばCPUで構成することが可能である。
上記表示部10は、タッチ入力が可能な前記表示画面2を備えている。
上記検出部12は、上記タッチ入力と、その入力位置とを検出する。入力位置は、例えば、二次元直交座標系のX座標およびY座標によって表される。
上記信号判別部13は、検出部12により検出された入力信号から操作指示の信号を判別する機能を有している。具体的には、信号判別部13は、検出部12により検出されたX座標およびY座標から、その入力位置に割り当てられた操作指示を判別する。入力位置がシングルタッチによる場合、信号判別部13は、表示画面2に表示されたアイコン等の表示部品のうち、1つの入力点の座標に対応した表示部品に割り当てられた所定の操作指示を判別(認識)する。また、入力位置がマルチタッチによる場合、連続的に(一定時間内に)検出された複数の入力点の座標に対応した表示部品に割り当てられた所定の操作指示を判別(認識)する。
さらに、信号判別部13は、1つまたは複数の入力点の軌跡(ジェスチャ)を判別し、入力されたジェスチャに割り当てられた所定の操作指示を判別(認識)する。
上記信号判別部13が、上記検出部12の検出結果を用いて、表示画面2に対するマルチタッチが、表示画面2をスクロールさせる指示であることを検出したとき、上記情報処理部14は、表示対象のコンテンツのスクロール量と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面2のサイズとの第1関係式を用いて、上記スクロール量の演算を行う。
また、上記信号判別部13が、上記検出部12の検出結果を用いて、表示画面2に対するマルチタッチが、表示画面2をスクロールさせる指示であることを検出したとき、上記情報処理部14は、表示対象のコンテンツのスクロール可能な範囲と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの第2関係式を用いて、上記スクロール可能な範囲の演算を行う。
上記表示制御部15は、上記演算の結果に従って、上記マルチタッチのスライドに呼応した表示内容のスクロールを実行する、あるいは、上記演算の結果に従って、上記マルチタッチのスライドに呼応した表示内容のスクロールを、上記演算で求めた上記スクロール可能な範囲内で実行する。
情報表示装置1は、さらに、入力部11および記憶部16を備えている。
上記入力部11は、表示部10に一体的に併設されたタッチパネルに相当する。
上記記憶部16は、前記第1関係式、第2関係式、表示部品またはジェスチャと操作指示とを対応付けたテーブルを記憶しているほか、情報表示装置1の各種動作プログラムを記憶している。
(スクロール動作例1)
上記構成を備えた情報表示装置1が、前述の情報表示方法に従って実行するスクロール動作について詳細に説明する。図3は、情報表示装置1が実行するスクロール動作の処理手順を示すフローチャートである。図4は、表示画面2に対するユーザのスクロール操作と表示との関係の他の例を示す説明図である。
図3のステップ1(以下、S1と略記する)では、情報表示装置1の電源がONになり、情報表示装置1がタッチ検出処理を行い得る状態になっている。S2では、上記検出部12が、上記入力部11を介した表示画面2に対するタッチ入力を待ち受けている。
この状態において、表示画面2がタッチされた場合、検出部12は検出信号を出力する(S2のYes)。信号判別部13は、検出部12から入力される検出信号の数が単数か複数かを判別する(S3)。その数が単数の場合(S3のNo)、タッチ入力はシングルタッチなので、処理はS4へ移行し、従来のシングルタッチ用の処理が実行される。
一方、上記数が複数の場合(S3のYes)、信号判別部13は、入力された複数の検出信号から、複数のタッチ位置を表すX座標およびY座標を算出する(S5)。続いて、信号判別部13は、スクロールバー13の表示領域を示すX座標およびY座標と、S5で求めたX座標およびY座標とを比較し、マルチタッチのうち1点でも、スクロールバー13の表示領域内に含まれているかどうかを判定する(S6)。
もし、マルチタッチのどの点も、スクロールバー13の表示領域内に含まれていないなら(S6のNo)、処理はS7へ移行し、信号判別部13は、起動中のアプリケーションに固有のマルチタッチによる特定処理を実行するかどうかを判定する。S7の判定結果がYesならば、マルチタッチによる特定処理が実行される。一方、マルチタッチのどの点も、スクロールバー13の表示領域内に含まれていなくても、本発明に係るスクロール処理を実行するモードが設定されているならば(S7のNo)、処理はS9へ移行する。
以上説明した、S1〜S7の処理は、表示画面に対するマルチタッチが、表示画面をスクロールさせる指示であることを検出する検出ステップに相当する。
ここで、図4の(a)に示すように、上記S3の時点で、ユーザが、表示画面2のスクロールバー3上を2本の指でタッチしていたとする。この場合、S9では、情報処理部14がS5で算出したタッチ位置を表すX座標およびY座標を用いて、2点のタッチ位置間の距離を算出する。図4の(a)の例では、2点のタッチ位置間の距離は、L/3であると算出される。
さらに、S10として、情報処理部14により、2点のタッチ位置が、スクロールバー3上のどこに位置しているかを算出してもよい。このS10では、例えば、図1を参照して説明したように、2本の指の中央位置と、スクロールバー3の上端との距離(L/e)を求めることになる。また、図4の(a)の例に即して説明するなら、2本の指の中央位置は、L/2の位置にあると算出される。
次に、S11で、情報処理部14により、表示対象のコンテンツ(表示量は図1の(b)に示す10L)において、スクロール可能な範囲が算出される。スクロール可能な範囲は、後で具体例を説明する第2関係式を用いて算出される。第2関係式は、表示対象のコンテンツのスクロール可能な範囲と、マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの関係を規定した数式である。
この第2関係式を用いて、図4の(a)の例では、スクロール可能な範囲が、2点のタッチ位置間の距離L/3と、表示画面2の縦幅Lとに基づいて、表示画面2に表示中のページを含んで3Lとして算出される。
さらに、上記S10で、2本の指の中央位置が、L/2の位置、つまりスクロールバー3の中央位置にあると算出されているので、2本の指は、スクロールバー3を3等分した中央の領域を特定している。したがって、スクロール可能な範囲は、2本の指が置かれたスクロールバー3上の位置に対応した状態で規定され、制限される。すなわち、表示画面2に表示中のページを真ん中として、表示画面2の上側に1ページ分のコンテンツが隠れており、同様に、表示画面2の下側にも1ページ分のコンテンツが隠れている状態が得られる。
このように、2本の指はスライダ4を挟みこむように押下する必要はない。すなわち、2本の指がスクロールバー3を押下する領域は、スライダ4の位置とは無関係に特定される。なお、スクロールバー3内において行われたマルチタッチのみを、スクロールのためのマルチタッチとして検出するように限定すると、コンテンツの表示領域において行われるマルチタッチに反応して動作するタイプのアプリケーションが誤動作することを防ぐことができる。
以上説明したS9〜S11の処理は、表示対象のコンテンツのスクロール可能な範囲と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの第2関係式を用いて、上記スクロール可能な範囲の演算を行う第2演算ステップに相当する。
次に、S12において、信号判別部13が、上記2点のタッチ位置間の距離に変化があるかどうかを判定し、その判定結果に応じた処理を行うようにしてもよい。なお、S12の処理をスキップし、マルチタッチの間隔が変更されても無視する形態とすることもできる。ここでは、S12の処理を実行する場合について説明する。
図4の(b)には、2点のタッチ位置間の距離をL/3から2L/3に連続的に変化させた場合であって、下側の位置を変えずに、上側の指をスクロールバー3の上端までスライドさせた場合を示している。
このように、信号判別部13が、スクロールバー13上で2点の位置間の距離が連続的変化したことを検出したとき(S12のYes)、処理はS5に戻り、信号判別部13によって、2点の座標および2点間の距離を算出し直す。この新たな算出結果と上記第2関係式とを用いて、情報処理部14は、スクロールバー上の2点の位置、およびスクロール可能な範囲を改めて求める。
図4の(b)に示す例では、スクロール可能な範囲が、2点のタッチ位置間の距離2L/3と、表示画面2の縦幅Lとに基づいて、表示画面2に表示中のページを含んで3L/2として算出される。また、上側の指はスクロールバー3の上端をタッチしているので、表示画面2の上側にスクロール可能な範囲は存在しない。一方、表示画面2の下側には、スクロール可能な範囲として、3L/2−Lによって求まるL/2分の表示範囲が隠れている。
図4の(c)には、上記と逆に、上側の指の位置を変えずに、下側の指をスクロールバー3の下端までスライドさせた場合も示している。この場合には、表示画面2の下側にスクロール可能な範囲は存在せず、表示画面2の上側に、スクロール可能な範囲として、L/2分の表示範囲が隠れた状態が得られる。
なお、スクロールバー3上の2点のタッチ位置間の距離が、上記のように連続的に変化した場合には、前記表示制御部15は、表示画面2に表示中の状態を変えずに維持することが好ましい。なぜなら、スクロール可能な範囲が変化しても、ユーザが確認中の表示内容は変わらないので、ユーザは迷うことなく、所望の位置を容易に探し当てることができるからである。
ここで、2点のタッチ位置間の距離が連続的に変化した場合でも、表示中の状態を変えずに維持する処理について補足しておく。
表示中の状態を変えずに維持するためには、表示中の状態を変えずに維持するという判断を表示制御部15が行うための元になる状態が、信号判別部13によって検出される。そのような元になる状態として、例えば、(1)2点のタッチ位置のいずれか一方が不変、(2)2点のタッチ位置の中央位置が不変、(3)タッチ位置間の距離が基準値以上の速度で変化しているなどのいずれかを設定することができる。
S12の処理の説明に戻り、S12における信号判別部13の判定結果がNoの場合、S13において、信号判別部13は、ユーザがマルチタッチをドラッグしているかどうかを判定する。言い換えると、信号判別部13は、ユーザが2本の指の間隔を変えることなく、2本の指をスクロールバー3上でスライドさせているかどうかを判定する。
S13の判定結果がYesの場合、S14において、信号判別部13は、2本の指の新たな座標を算出し、情報処理部14は、新たな座標から求まる2本の指の中央位置の座標と、前回求めた2本の指の中央位置の座標とを比較する。この比較処理によって、情報処理部14は、上記中央位置の座標の移動方向と移動量とを求め、表示制御部15へ出力する。
さらに、情報処理部14は、S15において、後で具体例を説明する第1関係式を用いて、表示対象のコンテンツのスクロール量を算出し、表示制御部15へ出力する。第1関係式は、表示対象のコンテンツのスクロール量と、マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの関係を規定した数式である。
この第1関係式を用いて、図4の(a)の例では、2点のタッチ位置間の距離L/3と、表示画面2の縦幅Lとに基づいて、2本の指の中央位置をL/3スライドさせると、1ページ分のスクロールを実行するスクロール量が算出される。このスクロール量は、図1の(a)にL/10の長さで表示されたスライダ4を用いた場合のスクロール量の3/10に縮減されている。
表示制御部15は、上記のようにして情報処理部14が算出したスクロール量に従って表示画面2の表示がスクロールされるように、表示部10を駆動し制御する。S14およびS15の処理は、2本の指のスライドが止まるまで繰り返される。すなわち、S13〜S15の処理がループ状に繰り返される。2本の指のスライドが止まったことを信号判別部13が判定すると(S13のNo)、一連のスクロール動作が終了する。
以上説明したS9,S12〜S14の処理が、表示対象のコンテンツのスクロール量と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの第1関係式を用いて、上記スクロール量の演算を行う第1演算ステップに相当する。また、S15は、演算の結果に従って、上記マルチタッチのスライドに呼応した表示内容のスクロールを実行するスクロールステップに相当する。
(スクロール可能な範囲の他の例)
図7は、スクロール可能な範囲の他の例を示す説明図である。この他の例では、表示画面2に、2ページ分のコンテンツが表示されている。
コンテンツが8ページ以上のページ数で構成されているとし、ユーザがスクロールバー3の中央位置から上側において、L/4の間隔に開いた2本の指でマルチタッチをしたとする。
この場合、後述する第2関係式を用いると、スクロール可能な範囲が、2点のタッチ位置間の距離L/4と、表示画面2の縦幅Lとに基づいて、表示画面2に表示中の2ページ分を含んで4Lとして算出される。
一方、後述する第1関係式を用いると、2点のタッチ位置間の距離L/4と、表示画面2の縦幅Lとに基づいて、2本の指の中央位置をL/4スライドさせると、1画面分、すなわち2ページ分のスクロールを実行するスクロール量が算出される。
また、上側の指とスクロールバー3の上端との間隔はL/4になっているので、表示画面2の上側には、スクロール可能な範囲が1画面分、すなわち2ページ分存在している。同様に、下側の指とスクロールバー3の下端との間隔はL/2になっているので、表示画面2の下側には、スクロール可能な範囲が2画面分、すなわち4ページ分存在している。
(第1関係式および第2関係式の具体例)
(1)前提
第1関係式の具体例を説明する前提として、以下のように決めておく。
表示すべきコンテンツの長さ:K
表示画面2の縦幅:L
指の移動距離:r
指の間隔:p
指の移動距離rに対するコンテンツの移動距離:x
xは上記スクロール量に相当している。
また、上記KとLとの間には、K=nL(nは1より大きい実数)という関係があり、上記pとLとの間には、p=L/m(mは1より大きい実数)という関係があるとする。
なお、nとmとの間には、m≦nという条件をつけ、m>nとなることを禁止してもよいし、m≦nという条件をつけずに、m>nとなることを許容してもよい。この点については、後述する。
(2)シングルタッチの場合
通常のシングルタッチによるスクロールでは、以下の比例関係が成り立つように、スクロール量xを設定している。
r/L=x/K
したがって、x=rK/L(式1)が得られる。
上記(式1)に、K=nLを代入すると、x=nr(式2)が求まる。
ここで、図1の例において、指の移動距離r=L/10、コンテンツの長さK=10Lとすれば、n=10だから、(式2)を用いて、スクロール量x=Lとなる。これは、スライダ4を、それ自身の長さであるL/10動かすと、スクロール量xはL、つまり1ページ分の移動が実行されることを意味している。
(3)マルチタッチの場合
(3−1)スクロール可能な範囲を決める第2関係式
指の間隔pのマルチタッチによって、表示対象のコンテンツにおけるスクロール可能な範囲αは、例えば、以下の第2関係式によって規定することができる。
α=L×(L/p)(式3)
上記(式3)をp=L/mによって変形すると、α=mL(式4)が求まる。
図1の例において、p=L/3、つまりm=3だから、上記(式4)によって、スクロール可能な範囲αは3Lになる。
(式3)では、スクロール可能な範囲αと指の間隔pとは反比例の関係になっている。すなわち、指の間隔pを広げることにより、2本の指とスクロールバー3の上端または下端との間隔を狭めると、スクロール可能な範囲αは線形的に狭まり、逆に指の間隔pを狭めると、スクロール可能な範囲αは線形的に広がる。このような関係に設定すると、ユーザにとって、スクロール可能な範囲αが直感的にわかりやすくなる。
ただし、第2関係式は、任意に設定可能なので、直感的なわかりやすさと、操作のし易さとの観点で、設定の仕方を決めればよい。
(3−2)スクロール量を決める第1関係式
マルチタッチのスクロール量についても、シングルタッチのスクロール量と同様に、以下の比例関係(式5)が成り立つように、スクロール量x’を設定すると、ユーザは、直感的にわかりやすいスクロール操作を行うことができる。ただし、スクロールは、(式4)で求まるスクロール可能な範囲αの範囲内に制限しておく。
r/L=x’/α(式5)
(式5)からx’=rα/Lが得られ、さらに、(式4)によって変形すると、スクロール量x’は、以下の第1関係式によって規定することができる。
x’=mr(式6)
図1の例では、上述のようにm=3である。指の移動距離rを2本の指の間隔L/3とすると、x’=Lとなる。つまり、マルチタッチにおけるスクロール量x’は、2本の指の間隔と同じ距離だけ2本の指をスライドさせると、1ページ分の移動が実行される。要するに、1ページ分のスクロール量を得るための指の移動量は、図1の(a)に示すスライダ4を用いた場合の10/3倍に拡大されている。したがって、マルチタッチのスライド量とシングルタッチのスライド量とを同じにした場合には、マルチタッチのスクロール量x’は、シングルタッチのスクロール量xの3/10倍に縮減される。その結果、所望の位置へのアクセスが遥かに容易になる。
第1関係式もまた、任意に設定可能なので、直感的なわかりやすさと、操作のし易さとの観点で、第2関係式との関係も考慮しつつ設定の仕方を決めればよい。
なお、第1関係式および第2関係式を、上記(式6)および(式4)の組み合わせで定めると、マルチタッチをスクロールバー3の上端から下端までの長さ一杯にスライドさせることと、スクロール可能な範囲を一杯に使ったスクロールとが対応する。したがって、この設定によれば、マルチタッチの位置と間隔に応じたスクロール可能な範囲およびスクロール量が極めてわかりやすく、操作しやすくなる。
(3−3)mとnとの関係の補足
前述したように、コンテンツの長さKと表示画面2の縦幅Lとの比であるnと、指の間隔pと表示画面2の縦幅Lとの比であるmとの間に、m≦nという条件をつけ、m>nとなることを禁止してもよいし、m≦nという条件をつけずに、m>nとなることを許容してもよい。この点について、その技術的意義を補足説明する。
m≦nという条件をつけ、m>nとなることを禁止した場合には、2本の指の間隔を、シングルタッチの場合のスライダ4の長さより狭めたとしても、その狭い間隔に応じた大きなスクロール量は得られないことを意味する。つまり、2本の指の間隔を、シングルタッチの場合のスライダ4の長さより狭めたとしても、シングルタッチの場合のスクロール量が上限になる。
一方、m≦nという条件をつけずに、m>nとなることを許容することは、スクロール量の上記上限が無くなることを意味する。すなわち、2本の指の間隔を、シングルタッチの場合のスライダ4の長さより狭めることによって、その狭い間隔に応じたより大きなスクロール量が得られる。
このようなmとnの条件は、情報表示装置1の出荷時に、上記2通りのいずれかに初期設定され、ユーザは変更できないようにしてもよいし、ユーザがその初期設定を変更できるように選択可能としてもよい。
(マルチタッチの変形例1)
ここまでの説明では、スクロール操作のためのマルチタッチは、スクロールバー3上でなされている。しかし、本発明はこの形態に限定されるものではなく、例えば、図5に示すようなマルチタッチの形態であってもよい。
図5は、本発明に係るスクロール操作のためのマルチタッチの変形例を示す説明図である。図5の例では、2本の指の一方が、スクロールバー3上をタッチし、2本の指の他方は、2点を結ぶ線と表示画面2の短辺(X軸)とが平行になる状態で、コンテンツの表示領域をタッチしている。この場合、2本の指の間隔pが、前述した第2関係式であるα=L×(L/p)(式3)のpとして、情報処理部14により認識され、算出される。
(マルチタッチの変形例2)
図6は、スクロール操作のためのマルチタッチの自由度を高めた形態を示す説明図である。図6に示すように、2本の指の一方が、スクロールバー3上をタッチしているならば、2本の指の他方は、図5のように、2点を結ぶ線と表示画面2の短辺とが平行になる状態でなくてもよい。
すなわち、2本の指のタッチ位置を結ぶ線分を、X軸に平行な成分(X方向の指の幅)とY軸に平行な成分(Y方向の指の幅)とに分解し、例えば、Y方向の指の幅を、上記(式3)のpとして、情報処理部14が認識し算出する。なお、X方向の指の幅をpとして算出してもよいし、2本の指のタッチ位置を結ぶ線分の長さをpとして算出してもよい。
このように、X軸およびY軸に対して2本の指のタッチ位置を結ぶ線分が斜めになることを許容することによって、ユーザの操作性が一層向上する。
なお、スクロールバー3が表示画面2の縦方向(Y方向)に表示された垂直スクロールバーである場合、スクロールバー3上をタッチしている指は、スクロールバー3上をスライドすることによって、表示が表示画面2の縦方向に流れるスクロールが実行される。また、この場合、X軸に平行な成分は無視され、Y軸に平行な成分によって、スクロール可能な範囲およびスクロール量が算出される。
一方、スクロールバー3が垂直スクロールバーと、表示画面2の下端に表示された水平スクロールバーとで構成されている場合、2本の指をX方向およびY方向に同時にスライドさせることができる。この場合、表示画面の横方向に流れるスクロールは、X方向の指の幅によって規定され、表示画面の縦方向に同時に流れるスクロールは、Y方向の指の幅によって規定されるとすればよい。
ただし、2本の指をX方向およびY方向に同時にスライドさせると、どちらの指も、スクロールバーから離れてしまうので、スクロール操作のためのマルチタッチが信号判別部13によって認識されたときに、スクロールのモードを保持し続ける必要がある。
また、表示画面2が図6に示すように縦長で、横幅が縦幅より狭い場合、横の移動量を小さくし、縦の移動量を大きくするとよい。つまり、X軸に平行な成分>Y軸に平行な成分の関係となるように、ユーザがマルチタッチすると、そのような縦横の移動量の関係が得られる。
(マルチタッチの変形例3)
ここまでの説明では、マルチタッチは2点タッチの形態であった。しかし、マルチタッチは2点タッチに限定されるものではなく、マルチタッチの点の数は3点以上でも構わない。
例えば、起動中のアプリケーションが、ブラウザ画面を拡大表示するためのマルチタッチによる操作と混同が生じないアプリケーションの場合、あるいは、スクロール操作のためのマルチタッチが信号判別部13によって認識された場合に、スクロールのモードを保持できる場合には、コンテンツの表示領域を3本以上の指でタッチして、スクロールを実行するようにしてもよい。
コンテンツの表示領域を3本以上の指でタッチした場合、上記(式3)のpとして、最も遠く離れた指同士の距離、Y方向に最も離れた指同士の距離(垂直スクロールバーの場合)、またはX方向に最も離れた指同士の距離(水平スクロールバーの場合)を、情報処理部14が認識し算出してもよい。逆に、最も近い指同士の距離、Y方向に最も近い指同士の距離(垂直スクロールバーの場合)、またはX方向に最も近い指同士の距離(水平スクロールバーの場合)をpとしてもよい。あるいは、全ての指同士の距離の合計値または平均値をpとしてもよい。さらに、3本以上の指が形作る多角形の面積の値をpとして用いてもよい。
(スクロール動作例2)
情報表示装置1が、前述の情報表示方法に従って実行するスクロール動作の他の例について説明する。図8は、情報表示装置1が実行するスクロール動作の他の処理手順を示すフローチャートである。図8に示す処理手順の大まかな流れは、図3に示す処理手順と同様なので、ここでは、図3に示す処理手順との違いを中心に説明する。
S1〜S4の処理は、図3を参照して説明したとおりである。
S5’では、信号判別部13は、検出部12から入力された複数の検出信号から、マルチタッチされた2点のX座標およびY座標を算出するとともに、2点間の中心位置の座標を算出し、その中心位置の座標を記憶部16に記録する。
S6’では、信号判別部13は、スクロールバー13の表示領域を示すX座標およびY座標と、S5’で求めたX座標およびY座標とを比較し、マルチタッチの上記2点が両方とも、スクロールバー13の表示領域内に含まれているかどうかを判定する。
S6’の判定結果がNo、すなわち、マルチタッチの1点でもスクロールバー13の表示領域から外れていると判定された場合には、処理がS7’に進み、マルチタッチに基づく通常の処理が実行される。
S6’の判定結果がYesの場合には、処理がS9へと進み、図3を参照して説明したS9〜S12の処理が同様に実行される。
S12の判定結果がNoの場合、処理はS13’へ進み、信号判別部13は、前回のマルチタッチの中心位置の座標が変化したかどうかを確認する。前回のマルチタッチの中心位置の座標とは、S5’において実行した記憶部16に対する今回の記録より1つ前に記録された座標である。
S13’の確認結果がNoの場合、マルチタッチはスライドしていないことを意味するので、処理はS1へ戻る。また、S13’の確認結果がYesであれば、マルチタッチはスライドして、位置が変わっていることを意味する。そこで、情報処理部14は、S5’で算出した中心位置の座標と、記憶部16から読み出した中心位置の座標とを用いて、マルチタッチの移動の方向と移動量とを算出し、表示制御部15へ出力する。
S15において情報処理部14が実行するスクロール量の算出は、既に説明したとおりである。
(スクロール動作例3)
3点のマルチタッチによるスクロール動作の変形例を以下に説明する。
上記検出部12が、3点のマルチタッチを検出し、かつ、2点はスクロールバー3上にあり、残りの1点はコンテンツの表示領域上にあることを検出したとき、情報処理部14は、スクロールバー3上の2点の間隔を上記第1関係式に適用することによって、スクロール量の演算を行う。
一方、表示制御部15は、コンテンツの表示領域上にある上記1点のスライドに呼応した表示内容のスクロールを、上記演算で求めたスクロール量に従って実行する。
この形態では、スクロールバー3上に置いた2本の指をスライドさせないので、スライドの範囲が、スクロールバー3の長さに制限されるということがない。また、スクロールバー3上に置いた2本の指の役割は、スクロール量を決めることのみになる。
この場合には、スクロール可能な範囲は制限されないので、コンテンツの表示領域上にある上記1点のタッチおよびスライドを繰り返すことにより、コンテンツの先端から末端までの全範囲でスクロールを実行することができる。
また、スクロールバー3上に置いた2本の指の位置に基づいて、前述したように、スクロール可能な範囲を制限してもよい。この場合には、上記検出部12が、スクロールバー3上に置いた2本の指の位置を検出し、情報処理部14が、前述したように、第2関係式を用いてスクロール可能な範囲を算出する。
なお、ユーザが、スクロールバー3上の2点をタッチしたままにせず、表示画面2からその2点を離してしまったとしても、表示領域上にある上記1点のスライドに呼応したスクロールを実行できるならば、操作性が一層向上する。例えば、ユーザは、スクロールバー3上を2本の指でタッチした後、1本の指でスクロールを行うというような一連の操作を片手のみで行うことができる。
この形態では、情報処理部14が求めたスクロール量およびスクロール可能な範囲の一方または両方を記憶部16に保持しておき、スクロールバー3から上記2点が離れても、スクロール動作を解除せず、表示領域上にある上記1点のスライドを待ち受けるようにする。そして、例えば、表示領域上にある上記1点のスライドが基準時間を超えて実行されないことを信号判別部13が判定した場合に、情報処理部14がスクロール動作を解除すればよい。
(スクロール動作例4)
情報表示装置1が、従来の十字キー、トラックボールまたは上下ボタンのようなハードウェアの入力部を備え、スクロールバー3上の2点タッチに加えて、ユーザが入力部を操作することにより、上下左右のスクロールを実行する形態を採用してもよい。
(スクロール動作例5)
最後に、マルチタッチをスライドさせながら、表示画面2から離したときのスクロール動作例を説明する。
検出部12が、マルチタッチの入力位置を検出したとき、情報処理部14は、マルチタッチの点間隔をスクロールバー3上に投影した2点の位置と、当該2点の位置間の投影間隔とを求める。
さらに、上記マルチタッチの点が表示画面2上で移動した後、表示画面2から離れたことを、検出部12が検出したことに応じて、情報処理部14は、惰性でスクロールを一定速度で持続させ、その一定速度を、上記投影間隔に応じて定める。
これにより、惰性によってスクロールが一定速度で持続する場合に、マルチタッチの点間隔の広狭に応じて上記一定速度を変えることができる。
例えば、点間隔の広いマルチタッチが表示画面2から離れた場合、スクロールは緩やかな速度で維持される。逆に、点間隔の狭いマルチタッチが表示画面2から離れた場合、スクロールは急速度で維持される。
この結果、ユーザの操作性が一層向上する。
なお、マルチタッチが表示画面2から離れたときに、スクロールが止まる形態を採用してもよい。さらに、スクロール可能な範囲の制限と、惰性によるスクロールとを組み合わせ、移動の範囲が制限された範囲内で、コンテンツが移動できるようにしてもよい。
また、本発明では、タッチ位置の動きの方向とスクロール方向との関係について任意に設定可能であり、さらにユーザが設定を変更できるようにしてもよい。例えば、表示画面2またはスクロールバー3をタッチした指を下方へスライドさせたときに、表示内容が上方へスクロールする通常の設定を、表示内容が下方へスクロールする逆の設定に変更できるようにしてもよい。
この形態では、例えば図4の(b)において、表示画面2の下側に隠れているスクロール可能な範囲が、逆に、表示画面2の上側に隠れることになる。つまり、マルチタッチの2点をスクロールバー3の下方へスライドさせると、表示画面2の上側に隠れていた表示内容が下方へ移動して表示される。同様に、図4の(c)において、表示画面2の上側に隠れているスクロール可能な範囲が、表示画面2の下側に隠れることになる。つまり、マルチタッチの2点をスクロールバー3の上方へスライドさせると、表示画面2の下側に隠れていた表示内容が上方へ移動して表示される。
(補足)
情報表示装置1の各部10〜16、特に各部12〜15は、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、情報表示装置1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM、上記プログラムを展開するRAM、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等で構成された記憶部16、あるいは記録媒体などを備えている。
そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである情報表示装置1の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、情報表示装置1に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、情報表示装置1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は、情報の表示機能を備えた装置全般に利用することができる。本発明は、例えば、通信機能、情報処理機能、および、その他各種の機能を備える高機能携帯端末、いわゆるスマートフォンに適用することが可能である。
1 情報表示装置
2 表示画面
3 スクロールバー
12 検出部
13 信号判別部(スクロール演算部)
14 情報処理部(スクロール演算部)
15 表示制御部
16 記憶部(記録媒体)

Claims (15)

  1. 表示画面に対するマルチタッチが、表示画面をスクロールさせる指示であることを検出する検出ステップと、
    上記指示が検出されたとき、表示対象のコンテンツのスクロール量と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの第1関係式を用いて、上記スクロール量の演算を行う第1演算ステップと、
    上記演算の結果に従って、上記マルチタッチのスライドに呼応した表示内容のスクロールを実行するスクロールステップとを含んでいること
    を特徴とする情報表示方法。
  2. 表示画面に対するマルチタッチが、表示画面をスクロールさせる指示であることを検出する検出ステップと、
    上記指示が検出されたとき、表示対象のコンテンツのスクロール可能な範囲と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの第2関係式を用いて、上記スクロール可能な範囲の演算を行う第2演算ステップと、
    上記マルチタッチのスライドに呼応した表示内容のスクロールを、上記演算で求めた上記スクロール可能な範囲内で実行するスクロールステップとを含んでいること
    を特徴とする情報表示方法。
  3. タッチ入力が可能な表示画面と、
    上記タッチ入力と、その入力位置とを検出する検出部と、
    上記検出部の検出結果を用いて、表示画面に対するマルチタッチが、表示画面をスクロールさせる指示であることを検出したとき、表示対象のコンテンツのスクロール量と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの第1関係式を用いて、上記スクロール量の演算を行うスクロール演算部と、
    上記演算の結果に従って、上記マルチタッチのスライドに呼応した表示内容のスクロールを実行する表示制御部とを備えたこと
    を特徴とする情報表示装置。
  4. タッチ入力が可能な表示画面と、
    タッチ入力と、その入力位置とを検出する検出部と、
    上記検出部の検出結果を用いて、表示画面に対するマルチタッチが、表示画面をスクロールさせる指示であることを検出したとき、表示対象のコンテンツのスクロール可能な範囲と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの第2関係式を用いて、上記スクロール可能な範囲の演算を行うスクロール演算部と、
    上記演算の結果に従って、上記マルチタッチのスライドに呼応した表示内容のスクロールを、上記演算で求めた上記スクロール可能な範囲内で実行する表示制御部とを備えたこと
    を特徴とする情報表示装置。
  5. 上記スクロール演算部は、上記検出部の検出結果を用いて、表示画面に対するマルチタッチが、表示画面をスクロールさせる指示であることを検出したとき、表示対象のコンテンツのスクロール可能な範囲と、上記マルチタッチの点間隔および表示画面のサイズとの第2関係式を用いて、上記スクロール可能な範囲の演算を行い、
    上記第1関係式が、上記マルチタッチの点間隔の変更に応じて、上記スクロール量を大から小へ変更させる式であるとき、
    上記第2関係式もまた、上記マルチタッチの点間隔の上記変更に応じて、上記スクロール可能な範囲を大から小へ変更させる式であること
    を特徴とする請求項3に記載の情報表示装置。
  6. 上記検出部が、上記マルチタッチの入力位置を検出したとき、
    上記スクロール演算部は、マルチタッチの点間隔をスクロールバー上に投影した2点の位置と、当該2点の位置間の投影間隔とを求め、
    上記投影間隔が、スクロールバーの長さLに対して占める割合を1/m(mは1以上の実数)とし、上記2点の位置が上記投影間隔を保ってスクロールバー上を移動するときの移動量をrとするとき、
    表示対象のコンテンツのスクロール量xを定めた上記第1関係式は、
    x=mrであること
    を特徴とする請求項3または5に記載の情報表示装置。
  7. 上記検出部が、上記マルチタッチの入力位置を検出したとき、
    上記スクロール演算部は、マルチタッチの点間隔をスクロールバー上に投影した2点の位置と、当該2点の位置間の投影間隔とを求め、
    上記投影間隔が、スクロールバーの長さLに対して占める割合を1/m(mは1以上の実数)とするとき、
    表示対象のコンテンツのスクロール可能な範囲αを定めた上記第2関係式は、
    α=mLであること
    を特徴とする請求項4または5に記載の情報表示装置。
  8. 上記検出部が、上記マルチタッチの入力位置を検出したとき、
    上記スクロール演算部は、マルチタッチの点間隔をスクロールバー上に投影した位置を求め、
    スクロールバーの長さ方向に対向した表示画面の一方の端および他方の端の各外側に隠れたスクロール可能な範囲を、上記スクロールバー上に投影した位置により定めること
    を特徴とする請求項3から7のいずれか1項に記載の情報表示装置。
  9. 上記スクロール演算部が、上記マルチタッチの点間隔をスクロールバー上に投影した2点の位置間の投影間隔の連続的変化を検出したとき、上記スクロール可能な範囲を定め直す一方、
    上記表示制御部は、上記表示画面に表示中の状態を維持すること
    を特徴とする請求項8に記載の情報表示装置。
  10. 上記検出部が、3点のマルチタッチを検出し、かつ、2点はスクロールバー上にあり、1点はコンテンツの表示領域上にあることを検出したとき、
    上記スクロール演算部は、スクロールバー上の2点の間隔を上記第1関係式に適用することによって、上記スクロール量の演算を行う一方、
    上記表示制御部は、コンテンツの表示領域上にある上記1点のスライドに呼応した表示内容のスクロールを、上記演算で求めたスクロール量に従って実行すること
    を特徴とする請求項3に記載の情報表示装置。
  11. 上記検出部が、3点のマルチタッチを検出し、かつ、2点はスクロールバー上にあり、1点はコンテンツの表示領域上にあることを検出したとき、
    上記スクロール演算部は、スクロールバー上の2点の間隔を上記第2関係式に適用することによって、上記スクロール可能な範囲の演算を行う一方、
    上記表示制御部は、コンテンツの表示領域上にある上記1点のスライドに呼応した表示内容のスクロールを、上記演算で求めた上記スクロール可能な範囲内で実行すること
    を特徴とする請求項4に記載の情報表示装置。
  12. 上記検出部が、上記マルチタッチの入力位置を検出したとき、
    上記スクロール演算部は、マルチタッチの点間隔をスクロールバー上に投影した2点の位置と、当該2点の位置間の投影間隔とを求め、
    さらに、上記マルチタッチの点が上記表示画面上で移動した後、表示画面から離れたことを、上記検出部が検出したことに応じて、上記スクロール演算部は、惰性でスクロールを一定速度で持続させ、その一定速度を、上記投影間隔に応じて定めること
    を特徴とする請求項3から8のいずれか1項に記載の情報表示装置。
  13. 請求項1または2に記載の各ステップを、コンピュータに実行させること
    を特徴とする情報表示プログラム。
  14. 請求項3から12のいずれか1項に記載の情報表示装置が備えた各部として、コンピュータを機能させること
    を特徴とする情報表示プログラム。
  15. 請求項13または14に記載の情報表示プログラムを格納したこと
    を特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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