JP6548068B2 - 電子機器、表示制御方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、タッチパネルが積層配置された表示手段を備える電子機器、表示制御方法及びプログラムに関する。
従来、タッチパネルを積層配置した表示部を備える電子機器において、この表示部に表示されているアイコン上のタッチパネルがタッチされると、そのアイコンに割り当てられている機能を実行するタッチキーの技術が広く使用されてきている。このタッチキーは、アイコンによる操作が直感的で分かり易い反面、機能に応じてアイコンの数が増えてしまう。また、アイコンの数を減らすためにはアイコンを階層化する必要があった。一方、特許文献(1)には、タッチパネルをなぞるドラッグ操作によるジェスチャを認識して、様々なジェスチャに対応する様々な機能を実行するようにした技術が開示されている。
特開2014−56351号公報
しかしながら、上述した特許文献の技術にあっては、より多くの機能に対応させることができる反面、ユーザがタッチパネルをなぞるドラッグ操作によって得られたタッチ座標列(移動経路:移動軌跡)と、予め記憶されている各種のジェスチャパターンとを比較しながらジェスチャを認識するという重い処理が必要であったり、ユーザが意図しないジェスチャであると誤認識したりする、という問題が残る。つまり、ユーザ操作の多様性、確実性、快適性などの複数の要素を同時に満足させることは難しかった。
本発明の課題は、タッチパネル上でのユーザ操作の多様性、確実性、快適性といった総合的な操作性をより向上できるようにすることである。
上述した課題を解決するために本発明の電子機器は、
タッチパネルが積層配置された表示手段を備える電子機器であって、
前記表示手段上の所定の異なる位置に第1の機能が割り当てられた第1の指標及び第2の機能が割り当てられた第2の指標を表示させる制御を行う表示制御手段と
記タッチパネル上において前記第1の指標及び前記第2の指標上をタッチするタッチ操作が行われた際に、タッチされた指標の組合せ又はタッチされた順番を検出するタッチ検出手段と
記タッチ検出手段によって前記第1の指標及び前記第2の指標のうちいずれか一方の指標上をタッチするタッチ操作が検出された際に、タッチされた指標に割り当てられた機能による処理の実行を制御し、前記第1の指標及び前記第2の指標をタッチするタッチ操作が検出された際に、タッチされた指標の組合せ又はタッチされた順番に応じて、前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理の実行を制御する実行制御手段と、
を備えることを特徴とする。
上述した課題を解決するために本発明の他の電子機器は、
タッチパネルが積層配置された表示手段を備える第1の筐体と、撮像手段を備える第2の筐体に分離した構成の電子機器であって、
前記撮像手段によって撮像された撮像画像を取得して前記表示手段に表示させる制御を行うと共に、前記表示手段上の所定の異なる位置毎に第1の機能が割り当てられた第1のタッチキー及び第2の機能が割り当てられた第2のタッチキーを表示させる制御を行う表示制御手段と、
前記タッチパネル上において前記表示手段上に表示されている前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキー上をタッチするタッチ操作及びなぞるドラッグ操作を検出するドラッグ検出手段と、
前記ドラッグ検出手段によって前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキーのうちいずれか一方のタッチキー上をタッチするタッチ操作が検出された際に、タッチされたタッチキーに割り当てられた機能による処理を実行する制御を行い、前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキーをなぞるドラッグ操作が検出された際に、前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理を実行する制御を行う実行制御手段と、
を備えることを特徴とする。
本発明によれば、タッチパネル上でのユーザ操作の多様性、確実性、快適性といった総合的な操作性をより向上することができる。
(1)は、電子機器として適用した撮像装置を構成する撮像部筐体10と表示部筐体20とを一体的に組合せた状態を表す外観図、(2)は、撮像部筐体10と表示部筐体20とを分離した状態を表す外観図。 (1)は、撮像部筐体10の構成を示すブロック図、(2)は、表示部筐体20の構成を示すブロック図。 (1)〜(4)は、所定の処理の実行を指示する操作として、タッチパネル24b上で行われるドラッグ操作を説明するための図。 図3に示すようなドラッグ操作に応じて所定の処理を特定するドラッグテーブルDTを説明するための図。 表示部筐体20側において一定時間毎の割り込みによって実行開始されるタッチ処理を説明するためのフローチャート。 図5の動作に続くタッチ処理を示したフローチャート。 (1)〜(4)は、表示部筐体20の向きが変化されてもその変化に影響されない一定の方向に対して表示内容の向きが一定となるように制御する場合の表示内容を例示した図。 (1)〜(4)は、表示部筐体20の向きが変化されてもその表示部筐体20に対する表示内容の向きが一定となるように制御してその表示方向を固定した場合の表示内容を例示した図。 本実施形態の変形例におけるドラッグテーブルDTを説明するための図。
以下、図1〜図8を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、電子機器として適用した撮像装置の外観図である。
撮像装置(デジタルカメラ)は、後述する撮像部を備える撮像部筐体10と、後述する表示部を備える表示部筐体20とに分離可能な構成で、図1(1)は、撮像部筐体10と表示部筐体20とを一体的に組合せた状態を示し、図1(2)は、撮像部筐体10と表示部筐体20とを分離した状態を示した図である。撮像部筐体10と表示部筐体20とは、それぞれが利用可能な無線通信を用いてペアリング(無線接続認識)が可能なもので、無線通信としては、無線LAN(Wi−Fi)又はBluetooth(登録商標)を使用している。表示部筐体20側では、撮像部筐体10側で撮像された画像を受信取得して、この撮像画像(ライブビュー画像)を複数の指標(例えば、アイコン)を含む表示内容として表示部に表示する制御を行う。
このように撮像装置(デジタルカメラ)は、撮像部筐体10と表示部筐体20とに分離可能な構成であるため、今までにないアングルや撮り方をすることができ、例えば、自分撮り、みんな撮り、後ろ撮りなどに利用することも可能であるが、図1(2)に示すように撮像部筐体10と表示部筐体20とを分離した状態では、撮像部筐体10と表示部筐体20とを単独で回転してその向きを自由に変化することができるため、そのいずれか一方の向きの変化に応じて撮像部筐体10と表示部筐体20との向きの関係が変化してしまう。このため、本実施形態においては、撮像部筐体10と表示部筐体20との向きの変化に応じて、表示内容の表示方向を制御する各種の機能(例えば、後述する表示方向ロック/解除機能など)を備えている。
図2(1)は、撮像部筐体10の構成を示すブロック図であり、図2(2)は、表示部筐体20の構成を示すブロック図である。
撮像部筐体10は、撮像機能を備える筐体であり、表示部筐体20は、タッチスクリーンを備えていると共に、撮像部筐体10の動作を制御するためのコントローラを備えている。撮像部筐体10は、例えば、ユーザの体(頭部、体部等)や、ペットや子どもなどに装着、被写体を撮影するのに適当な木の枝や遊具に装着、又は机面などに設置可能な構成となっている。表示部筐体20は、起動したカメラ操作専用アプリケーション(プログラム)を用いて、無線通信を介して、撮像部筐体10を遠隔操作する。当該遠隔操作は、撮影開始、停止、動作モードの設定、ズーミング、撮影条件の設定、撮影画像(撮影動画)の閲覧などの操作を含む。なお、表示部筐体20側は、専用機器に限らず、例えば、スマートフォン、タブレット端末などであってもよい。
図2(1)において、撮像部筐体10は、通信部11、ROM12、RAM13、撮像部14、操作部15、記録媒体16、姿勢センサ17、及びCPU18を備えている。通信部11は、表示部筐体20にライブビュー画像を送信したり、表示部筐体20からの操作指示信号などを受信したりする。ROM12は、後述するCPU18により実行されるプログラムや動作などに必要とされる各種パラメータなどを記憶している。RAM13は、撮像部14によって撮像された画像データを一時記憶するバッファメモリとして使用されると共に、後述するCPU18がプログラムを実行した際のワーキングメモリとして使用される。
撮像部14は、光学レンズ群からなるレンズブロックと、CCDや、CMOSなどの撮像素子などを有する構成で、レンズブロックから入った画像を撮像素子によりデジタル信号に変換して出力する。操作部15は、電源スイッチや、モードキーなどの基本的な操作キーを含むハードウェアキーで、ユーザのキー操作に応じた操作信号を出力する。記録媒体16は、撮像部14で撮像された画像データなどを保存する。姿勢センサ17は、撮像部筐体10を横向き(横構図)にしての撮像か、縦向き(縦構図)にしての撮像かを示すカメラの姿勢を検出するもので、CPU18は、その検出結果(姿勢)を撮像部14で撮像されたライブビュー画像に付加するようにしている。CPU18は、上述したROM12に記憶されているプログラムを実行することで各部の動作を制御するもので、撮像部14で撮像されたライブビュー画像を、通信部11から表示部筐体20に随時送信するよう制御する。
図2(2)において、表示部筐体20は、通信部21、ROM22、RAM23、タッチ表示部24、操作部25、姿勢センサ26、及びCPU27を備えている。通信部21は、撮像部筐体10との間で各種データを送受信する。ROM22は、後述するCPU27により実行されるプログラムや動作に必要とされる各種パラメータなどを記憶している。RAM23は、後述するCPU27がプログラムを実行した際の一時的なデータや、各種アプリケーションプログラム、アプリケーションの実行に必要な各種パラメータなどのデータを記憶する。
タッチ表示部24は、表示部24aの画面上にタッチパネル24bを積層配置したタッチスクリーンを構成するものである。表示部24aは、各種のソフトウェアキー(タッチキー)を割り当て配置したその機能名を表示したり、アイコンを表示したり、各種のメッセージを表示したり、各種のメニュー画面を表示したり、撮像部筐体10で撮像されたライブビュー画像を表示したり、記録保存された撮影画像を再生表示したりするもので、そのアスペクト比は、例えば、横4:縦3となっている。なお、表示部24aは、例えば、液晶による表示部であるが、有機EL(Electro Luminescence)による表示部であってもよい。
タッチパネル24bは、例えば、静電容量方式、あるいは抵抗皮膜方式を採用したもので、タッチ操作の種類として、任意の位置を接触してすぐに離す操作(1回軽くたたく操作)のシングルタップ、接触しながら移動するドラッグ操作などを可能としたもので、本実施形態においては、表示部24aに表示されている複数のアイコン上を順次なぞるドラッグ操作が行われた際に、そのドラッグ操作を所定の処理を指示するタッチ操作であると認識するようにしている。なお、タッチパネル24への操作は、指やペンで直接タッチする接触操作に限らず、その接触操作に近似する操作として、例えば、指やペンの接近や接近移動による静電容量変化又は明るさ変化などに応じて指やペンの位置を検出する近接操作を含むことを意味している。つまり、接触操作を検出する接触型タッチパネルに限らず、近接型タッチパネルやデバイスであってもよい。操作部25は、電源スイッチ、シャッターキーや音量キーなど機械的なスイッチ類のハードウェアキーである。
姿勢センサ26は、表示部筐体20の姿勢を検出するための加速度センサ、角速度センサなどによって構成されたもので、特に、本実施形態においては、姿勢センサ26の出力結果に基づいて表示部24aの表示面を含む平面上における表示部24aの角度(向き)を検出したり、表示部筐体20の向きに影響されない一定の基準方向(後述する図3の例では下縦方向)を検出したりするようにしている。CPU27は、上述したROM22に記憶されているプログラムを実行することで各部の動作を制御するもので、撮像部筐体10との間で通信が確立すると、操作部25を介してユーザにより撮影指示操作(シャッターキー押下に相当)に応じて撮影指示信号を、通信部21を介して撮像部筐体10に送信したり、撮像部筐体10から随時送信されるライブビュー画像を受信して表示部24aに表示するよう制御したりする。
図3は、所定の処理の実行を指示する操作として、タッチパネル24b上でのドラッグ操作を説明するための図である。
図3(1)、(2)は、表示部筐体20が横向き(横長画面)の状態で行われるドラッグ操作を示し、図中、表示部24aにより実現されるモニタ画面の四隅部には、それぞれ異なる機能が割り当てられている複数のアイコン(タッチキー)A〜Dが配置表示されている。すなわち、表示部24aのモニタ画面(横長画面)の左上隅部には、ズーム調整を指示するアイコン(ZOOMの文字列)Aが配置表示され、左下隅部には、ホーム画面に戻ることを指示するアイコン(HOMEの絵柄)B、右下隅部には、画像の再生を指示するアイコン(PLAYの絵柄)C、右上隅部には、画面の切り替えを指示するアイコン(DISPの文字列)Dが配置表示されている。
この複数のアイコンA〜Dのうち、その2以上のアイコンをなぞるドラッグ操作が行われると、CPU27は、タッチ表示部24からのタッチ座標列を基に複数のアイコン上をなぞるドラッグ操作が行われたことを検出し、なぞられたタッチキーの組合せとして、アイコンのID(種類)となぞられた順番を検出するようにしている。図3(1)の例は、L字型状に配置された3個のアイコンが順次なぞられた場合を示し、CPU27は、L字型状のドラッグ操作に応じて、なぞられたアイコンの組合せ(IDと順番)として、アイコンA、B、Cを検出する。また、図3(2)の例は、縦方向に配置された2個のアイコンが順次なぞられた場合を示し、CPU27は、I字型状のドラッグ操作に応じて、なぞられたアイコンの組合せ(IDと順番)として、アイコンA、Bを検出する。そして、CPU27は、姿勢センサ26の出力結果を基に検出した表示部筐体20(タッチ表示部24)の向きと、なぞられたアイコンの組合せ(IDと順番)に応じて、後述するドラッグテーブルを参照することによって、実行対象となる所定の処理を特定するようにしている。
図3(3)、(4)の例は、表示部筐体20が縦向き(縦長画面)の状態で行われるドラッグ操作を示している。このように表示部筐体20の向きが変化されると、図示のように、表示部24aのモニタ画面(縦長画面)の左上隅部には、アイコンB、左下隅部には、アイコンC、右下隅部には、アイコンD、右上隅部には、アイコンAが配置される位置関係に変化するが、本実施形態においては、表示部筐体20の向きに関わらず、ドラッグ操作でなぞられた複数のアイコンの配列状態が似ていれば、所定の処理として、同一の処理を特定するようにしている。
すなわち、図3(3)の例は、図3(1)の場合と同様に、L字型状に配置された3個のアイコンが順次なぞられた場合を示し、CPU27は、L字型状のドラッグ操作に応じて、なぞられたアイコンの組合せ(IDと順番)として、アイコンB、C、Dを検出する。また、図3(4)の例は、図3(2)の場合と同様に、縦方向に配置された2個のアイコンが順次なぞられた場合を示し、CPU27は、I字型状のドラッグ操作に応じて、なぞられたアイコンの組合せ(IDと順番)として、アイコンB、Cを検出する。このように図3(3)又は(4)の場合に検出したアイコンの組合せ(IDと順番)は、図3(1)又は(2)の場合に検出したアイコンの組合せ(IDと順番)と異なるが、ドラッグ操作でなぞられた複数のアイコンの配列状態はL字型又はI字型であり、両者は近似しているために、所定の処理として、同一の処理を実行対象として特定するようにしている。
なお、複数のアイコンの配列状態とは、表示部筐体20の向きに影響されない一定の方向を基準方向(図示の例では下縦方向)として、この基準方向に対する各アイコンの位置関係が、例えば、左上隅部、左下隅部、右下隅部、右上隅部の位置関係にあることを示している。つまり、表示部筐体20の向きが横向きから縦向きに変わったとしてもモニタ画面の四隅部が、図示の下縦方向を基準として左上隅部、左下隅部、右下隅部、右上隅部の位置関係にあることを示している。また、その配列状態が近似しているとは、L字型状のドラッグ操作の場合には、そのL字を後述する各辺の長さの違いに関わらず、各アイコンの配列が略L字であればよいことを示している。
図4は、表示部筐体20側に記憶されているドラッグテーブルDTを説明するための図である。
ドラッグテーブルDTは、ROM22内に予め記憶されているもので、表示部筐体20(タッチ表示部24)の向きと、ドラッグ操作でなぞられた複数のアイコンの組合せに応じて、実行対象となる所定の処理を特定するために参照されるもので、「姿勢(角度)」、「アイコンの組合せ(IDと順番)」、「処理」の各項目を有している。
「姿勢(角度)」の項目は、姿勢センサ26の出力結果を基に検出した表示部筐体20の姿勢、つまり、表示部24aの表示面を含む平面上における表示部24aの回転角度(向き)を示している。すなわち、図示のように姿勢の基準を0°、90°、180°、270°とすると、この基準に対する表示部筐体20(表示部24a)の角度変化として、例えば、60°を検出した際に、そのときの基準に対して変化した方向(時計回り方向又は反時計回り方向)に表示部筐体20の姿勢が変わったものと判定する場合に参照される項目である。なお、基準の姿勢(0°、90°、180°、270°)に対する角度変化は、60°に限らず、任意に変更可能としてもよい。
「アイコンの組合せ(IDと順番)」は、ドラッグ操作でなぞられる複数のアイコンの組合せを示し、なぞられたアイコンの種類(ID)と、なぞられる順番を記憶する項目で、複数のアイコンA〜Dのうちその2〜4個のアイコンをなぞるドラッグ操作が行われた際に、どの組合せに該当しているかを判定する際に参照される項目である。ここで、「アイコンの組合せ(IDと順番)」の項目内においてアイコンIDの並び順は、ドラッグ操作によって、なぞられた順番を示している。図示の例は、0°の姿勢に対応するアイコンの組合せとして“ABC”、“AB”、“AD”が記憶され、また、90°の姿勢に対応するアイコンの組合せとして“BCD”、“BC”、“BA”が記憶された場合を示している。なお、図示の例では、2〜4個の範囲内でアイコンをなぞるドラッグ操作が行われた場合にその操作を有効とするが、それ例外(1個又は5個以上)のドラッグ操作が行われた場合にはその操作を無効としている。
「処理」は、表示部筐体20(タッチ表示部24)の向きと、ドラッグ操作でなぞられた複数のアイコンの組合せ(IDと順番)に応じて、実行対象となる処理を示し、図示の例は、0°の姿勢の場合に、アイコンの組合せ(IDと順番)“ABC”に対応して“表示方向ロック/解除”の処理が記憶され、“AB”に対応して“上下反転”、“AD”に対応して“左右反転”の処理が記憶されている場合を示している。また、90°の姿勢の場合に、アイコンの組合せ(IDと順番)“BCD”に対応して“表示方向ロック/解除”の処理が記憶され、“BC”に対応して“上下反転”、“BA”に対応して“左右反転”の処理が記憶されている場合を示している。“表示方向ロック/解除”の処理については、後で図7及び図8を参照しながら詳述するが、表示内容(例えば、ライブビュー画像)の向き(表示方向)を一定の方向に固定するか否かを切り替える処理である。また、“上下反転”、“左右反転”は、表示内容を上下又は左右方向に反転させてその上下又は左右を入れ替える処理である。なお、ドラッグテーブルDTの内容をユーザ操作によって任意に変更可能とするようにしてもよい。
次に、本実施形態における撮像装置、特に表示部筐体20側の動作概念を図5及び図6に示すフローチャートを参照して説明する。ここで、これらのフローチャートに記述されている各機能は、読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されており、このプログラムコードにしたがった動作が逐次実行される。また、ネットワークなどの伝送媒体を介して伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体の他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/データを利用して本実施形態特有の動作を実行することもできる。なお、図5及び図6は、撮像装置の全体動作のうち、本実施形態の特徴部分の動作概要を示したフローチャートであり、この図5及び図6のフローから抜けた際には、全体動作のメインフロー(図示省略)に戻る。
図5及び図6は、表示部筐体20側において一定時間毎の割り込みによって実行開始されるタッチ処理を説明するためのフローチャートである。
先ず、表示部筐体20側のCPU27は、タッチパネル24b上へのタッチ(タッチダウン)を検出したかを調べ(図5のステップS1)、タッチダウンを検出しなければ(ステップS1でNO)、待機状態となるが、タッチダウンを検出したときには(ステップS1でYES)、いずれかの表示されているアイコンがタッチされたとみなす座標の領域(以下、アイコン領域という)へのタッチを検出したかを調べる(ステップS2)。いま、アイコン領域へのタッチを検出しなければ(ステップS2でNO)、図5及び図6のフローから抜けるが、いずれかのアイコン領域へのタッチを検出したときには(ステップS2でYES)、カウンタn(図示省略)にその初期値“1”を書き込む(ステップS3)。このカウンタnは、ドラッグ操作によってタッチされた(なぞられた)アイコンの数(なぞられた順番)を計数するもので、最初のアイコンのタッチで、カウンタnの値は“1”となる。そして、CPU27は、そのカウンタnの値と、タッチされたアイコンのIDとを対応付けて、RAM23に一時記憶させる処理を行う(ステップS4)。
次に、タッチ座標がそのアイコン領域から外れたかを調べ(ステップS5)、そのアイコン領域内でのタッチが継続していれば(ステップS5でNO)、次のステップS6に移り、そのアイコン領域へのタッチが離れたか(タッチアップか)を調べる。いま、タッチが継続していれば(ステップS6でNO)、上述のステップS5に戻るが、タッチアップを検出したときには(ステップS6でYES)、シングルタップが行われたものと認識してステップS7に移り、そのアイコンに割り当てられている機能に応じた処理を実行する。その後、図5及び図6のフローから抜ける。
一方、タッチ座標がアイコン領域から外れたときには(ステップS5でYES)、上述のようにカウンタnの値に対応付けてRAM23に一時記憶させたアイコンIDとは異なる他のアイコン領域へのドラッグを検出したか否かを調べる(ステップS8)。ここで、他のアイコン領域へのドラッグを検出したときには(ステップS8でYES)、カウンタnの値に“1”を加算してその値を更新する処理(ステップS9)を行った後、ドラッグ操作でなぞることができる最多のアイコン数“4”と、カウンタnの値とを比較することにより、n≦4が成立するかを調べる(ステップS10)。
最初は、カウンタnの値は“1”から“2”に更新された場合であるから、n≦4が成立するため(ステップS10でNO)、カウンタnの値と、ドラッグが検出されたアイコンのIDとを対応付けてRAM23に一時記憶させる処理に移る(ステップS11)、その後、上述のステップS8に戻る。更に、他のアイコン領域へのドラッグを検出したときには(ステップS8でYES)、カウンタnの値は“3”に更新されるが(ステップS9)、この場合もn≦4が成立するため(ステップS10でNO)、以下、同様にステップS11の実行後、上述のステップS8に戻る。なお、カウンタnの値が“4”以上に更新された場合には(ステップS10でNO)、アイコンIDを一時記憶する処理(ステップS11)をスキップして上述のステップS8に戻る。
他方、タッチ座標がアイコン領域から外れた後(ステップS5でYES)、再び、同じアイコン領域へのドラッグが行われた場合には、ステップS8でNOと判断されて、図6のステップS12に移り、タッチアップを検出したかを調べるが、ドラッグ継続中であれば(ステップS12でNO)、図5のステップS8に戻る。すなわち、同じアイコン領域に対して何回もタッチされた場合、そのアイコンに対する最初のタッチのみを有効とする。言い換えると、同じアイコン領域に対して出たり入ったりするようなドラッグ操作が行われた場合、アイコンIDを一時記憶する処理(ステップS4、S11)を、最初のタッチ検出時だけ実行し、2回目以降のタッチ時にはスキップする。
また、隣り合うアイコンの間を移動しているドラッグ継続中であれば、上述の場合と同様にステップS8でNOと判断されて図6のステップS12に移るが、ドラッグ継続中であるので(ステップS12でNO)、図5のステップS8に戻る。ここで、タッチアップを検出した場合には(図6のステップS12でYES)、タッチアップ時の座標が、ドラッグ操作で最後に一時記憶したアイコン領域と一致するかを調べ(ステップS13)、最後になぞられたアイコン領域から外れた位置でタッチアップされたときには(ステップS13でNO)、そのドラッグ操作を無効とするために図5及び図6のフローから抜ける。一方、最後になぞられたアイコン領域内でタッチアップされたときには(ステップS13でYES)、次のステップS14に移り、ドラッグ操作でなぞることができる最少のアイコン数“2”と、カウンタnの値とを比較することによって、n≧2が成立するかを調べる。
ここで、n≧2が成立しなければ(ステップS14でNO)、そのドラッグ操作を無効とするために図5及び図6のフローから抜けるが、n≧2が成立するときには(ステップS14でYES)、姿勢センサ26の出力結果に基づいて表示部筐体20の姿勢、つまり、表示部24aの表示面を含む平面上での表示部24aの向きを検出する処理を行う(ステップS15)。そして、RAM23から一時記憶のカウンタnの値とアイコンIDとの組合せを、ドラッグ操作によりなぞられたアイコンの組合せとして読み出す(ステップS16)。そして、検出した表示部24aの向きと、読み出したアイコンの組合せに基づいて、ドラッグテーブルDTを参照し(ステップS17)、その向きと組合せに該当する「処理」が有るかを調べる(ステップS18)。該当する「処理」が無ければ(ステップS18でNO)、そのドラッグ操作を無効とするために図5及び図6のフローから抜けるが、該当する「処理」が有れば(ステップS18でYES)、その「処理」の実行に移る(ステップS19)。その後、図5及び図6のフローから抜ける。
以下、複数のアイコン上をなぞるドラッグ操作に応じて所定の処理を特定して実行する場合を具体例に説明するものとする。
例えば、図3(1)、(2)に示す横長画面の場合には、表示部筐体20の姿勢として、0°を検出し、図3(3)、(4)に示す縦長画面の場合には、表示部筐体20の姿勢として、90°を検出する。いま、図3(1)、(2)に示すように表示部筐体20の姿勢が0°の状態において、図3(1)に示すように3個のアイコンをなぞるL字型状のドラッグ操作が行われると、アイコンの組合せとして、アイコンA、B、Cを検出するので、その向きと組合せに該当する所定の処理として、“表示方向ロック/解除”を特定して実行する。また、図3(2)に示すように2個のアイコンになぞるI字型状のドラッグ操作が行われると、アイコンの組合せとして、アイコンA、Bを検出するので、その向きと組合せに該当する所定の処理として、“上下反転”を特定して実行する。
また、図3(3)、(4)に示すように表示部筐体20の姿勢が90°の状態において、図3(3)に示すように3個のアイコンをなぞるL字型状のドラッグ操作が行われると、アイコンの組合せとして、アイコンB、C、Dを検出するので、その向きと組合せに該当する所定の処理として、“表示方向ロック/解除”を特定して実行する。また、図3(4)に示すように2個のアイコンをなぞるI字型状のドラッグ操作が行われると、アイコンの組合せとして、アイコンB、Cを検出するので、その向きと組合せに該当する所定の処理として、“上下反転”を特定して実行する。
なお、上述したように表示部筐体20の姿勢(画面の向き)に関わらず、L字型状のドラッグ操作では、同一の“表示方向ロック/解除”を特定して実行、I字型状のドラッグ操作では、同一の“上下反転”を特定して実行する。また、本実施形態において“表示方向ロック/解除”では、図3(1)、(3)に示すようなL字型状のドラッグ操作が行われる毎に、表示方向ロックの表示モードとそのロック解除の表示モードとが交互に切り替え、同様に、“上下反転”では、図3(2)、(4)に示すようにI字型状のドラッグ操作が行われる毎に、正立表示モードと倒立表示モードとが交互に切り替える処理を実行する。
次に、図7及び図8を参照して“表示方向ロック/解除”の処理を具体的に説明するものとする。
“表示方向ロック/解除”は、表示内容(例えば、ライブビュー画像)の向き(表示方向)を一定の方向に固定するか否かを切り替える処理である。すなわち、表示部筐体20の向きに影響されない一定の基準方向(図3の例では下縦方向)に対して表示内容の向きが一定となるようにその表示内容の表示方向を制御する第1の表示制御モード(動作モード)と、表示部筐体20の向きが変化しても表示部筐体20(タッチ表示部24)に対する表示内容の向きが一定となるようにその表示内容の表示方向を制御する第2の表示制御モード(動作モード)とを切り替える処理である。
図7は、表示方向を固定しない場合(表示方向のロックを解除する状態に切り替えられた場合)、つまり、表示部筐体20の向きが変化されてもその変化に影響されない一定の基準方向に対して表示内容の向きが一定となるように制御する第1の表示制御モードにおいて、撮像部筐体10、表示部筐体20の向きに応じた表示内容を例示した図である。図7(1)、(2)は、表示部筐体20を横向き(横長画面)とした状態を示し、更に図7(1)は、撮像部筐体10を横向き(横構図)にして撮像した場合、また、図7(2)は、撮像部筐体10を縦向き(縦構図)にして撮像した場合の表示内容(ライブビュー画像)を示した図である。
この場合、表示部筐体20の向きに影響されない一定の方向を基準方向とすると、CPU27は、図7(1)、(2)に示すように撮像部筐体10が横向きから縦向きに変化された場合でも、この基準方向に対して表示内容(ライブビュー画像)の向きが一定(図示の例では下縦方向)となるようにその表示方向を制御する。ここで、縦向きに撮像されたライブビュー画像は、横長のモニタ画面の縦横サイズに合わせて表示されるため、モニタ画面の左右に生じた余白領域には黒帯表示が施されることになる。
また、表示部筐体20を縦向き(縦長画面)とした状態において、図7(3)は、撮像部筐体10を縦向きで撮像した場合、また、図7(4)は、撮像部筐体10を横向きで撮像した場合の表示内容(ライブビュー画像)を示した図である。この縦長画面においても、表示部筐体20の向きに影響されない一定の方向を基準方向とすると、CPU27は、図7(3)、(4)に示すように撮像部筐体10が縦向きから横向きに変化されても、この基準方向に対して表示内容の向きが一定(図示の例では下縦方向)となるように表示内容(ライブビュー画像)の表示方向を制御する。ここで、横向き撮像されたライブビュー画像は、縦長のモニタ画面の縦横サイズに合わせて表示されるため、モニタ画面の上下に生じた余白領域には黒帯表示が施されることになる。
なお、上述の例は、表示部筐体20の向きが固定されている状態において撮像部筐体10の向きが変化された場合を示したが、逆に、撮像部筐体10の向きが固定されている状態において表示部筐体20の向きが変化された場合、例えば、図7(1)、(4)に示すように撮像部筐体10が横向きの状態において、表示部筐体20が横向きから縦向きに変化された場合でも同様であり、横構図で撮像されたライブビュー画像は、表示部筐体20の向きの変化に関わらず、その向きが一定(図示の例では下縦方向)となるように表示制御される。また、図7(2)、(3)に示すように撮像部筐体10が縦向きの状態で表示部筐体20が横向きから縦向きに変化された場合、縦構図で撮像されたライブビュー画像は、表示部筐体20の向きの変化に関わらず、その向きが一定(図示の例では下縦方向)となるように表示制御される。
図8は、撮像部筐体10、表示部筐体20が分離されている状態で表示内容の表示方向をロックする場合、つまり、表示部筐体20の向きが変化されてもその表示部筐体20(タッチ表示部24)に対する表示内容の向きが一定となるように表示方向を固定する第2の表示制御モードにおいて、表示部筐体20の向きに応じた表示内容を例示した図である。図8(1)は、横長画面の状態において横構図で撮像した場合の表示内容を示し、図8(2)〜(4)は、図8(1)に示した表示内容の向きでその表示方向をロックした状態において、表示部筐体20を時計回り方向又は反時計回り方向に90°毎に回転してその向きを変化させた場合の表示内容を示した図である。なお、図中、実線の矢印は、表示部筐体20を反時計回り方向に90°毎に回転させた場合、また、破線の矢印は、表示部筐体20を時計回り方向に90°毎に回転させた場合を示し、表示部筐体20の向きをどのように変えたとしても、図8(1)〜(4)に示すように表示部筐体20に対する表示内容の向きは、一定となるように表示制御される。
以上のように、本実施形態において表示部筐体20のCPU27は、タッチ表示部24上の所定の異なる位置に識別可能な指標が複数表示されている状態において、タッチ表示部24のタッチパネル24bにおいて複数の異なる指標上をタッチするタッチ操作が行われた際に、タッチされた指標の組合せ又はタッチされた順番を検出し、その検出結果と、姿勢センサ26の出力結果を基に特定した表示部筐体20(タッチ表示部24)の向きに応じて、所定の処理の実行を制御するようにしたので、タッチパネル24b上でのユーザ操作の多様性、確実性、快適性といった総合的な操作性をより向上させることが可能となる。すなわち、ユーザにあっては複数の異なる指標へのタッチの仕方を色々変えるだけで色々な処理の実行を指示したり、表示部筐体20(タッチ表示部24)の向きが変わってもタッチの仕方を変えずに所定の処理の実行を指示したりすることができ、また、指標上へのタッチという分かり易い操作で良く、しかも、指標の数を増やさなくても多くの処理の中からユーザの所望する処理の実行を指示することができる。
本実施形態において表示部筐体20のCPU27は、タッチ表示部24上で複数の指標(例えば、アイコン)をなぞるドラッグ操作が行われた際に、なぞられた指標の組合せ(IDと順番)を検出し、この指標の組合せと、姿勢センサ26の出力結果を基に検出した表示部筐体20(タッチ表示部24)の向きに応じて、所定の処理を特定して実行するようにしたので、従来のように、ドラッグ操作によってなぞられたタッチ座標列(移動軌跡)を解析しながらドラッグ操作を認識するという重い処理が不要となり、指標の組合せを検出するという軽い処理で所定の処理の実行が可能となると共に、誤ってタッチされたとしても誤動作の可能性は低く、操作性の向上を期待でき、更には新たな指標を追加する必要もなく、既存の指標を利用することができる。
CPU27は、表示部筐体20の向きが異なる場合にその向き毎に検出した指標の組合せ(IDと順番)が異なる場合でも、その指標の配列状態が似ていれば、表示部筐体20の向きの変化によらず、所定の処理として同一の処理を特定するようにしたので、ユーザにあっては、所定の処理の実行を指示する場合には表示部筐体20の向きに関わらず、同様のドラッグ操作を行えば良くなり、操作性の良いものとなる。
複数の指標の配列状態は、表示部筐体20の向きに影響されない一定の方向を基準方向として、この基準方向に対する各指標の位置関係を示し、この基準方向に対する各指標の位置関係が似ていれば、所定の処理として、同一の処理を特定するようにしたので、例えば、“表示方向ロック/解除”の実行を指示する場合には、表示部筐体20の向きに関わらず、L字型状のドラッグ操作を行えばよいことになる。
複数の指標上をなぞるドラッグ操作が行われた際に、なぞられた指標の組合せが複数存在する場合に、その1つの組合せ(IDと順番)を検出し、この組合せに応じて所定の処理を特定するようにしたので、軽い処理であるにも関わらず、ドラッグ操作で実行可能な処理の数を多くすることができ、より多くの処理の中から所望する処理の実行を指示することができる。
複数の指標上をなぞるドラッグ操作を検出する際に、同一の指標上が異なるタイミングで複数回なぞられた場合には、その指標に対する最初のドラッグ操作を有効とするようにしたので、ユーザにあっては、複数の指標上を正確になぞらなくても良く、例えば、歩行中などでのラフなドラッグ操作であっても有効な操作として検出することができ、更に操作性の良いものとなる。
複数の指標の個々は、所定の機能が割り当てられているアイコン(タッチキー)であり、所定の処理を特定する場合に、各アイコンの機能によって実行される処理とは異なる所定の処理を特定するようにしたので、既存の指標に割り当てられている機能の他、ドラッグ操作によって指示可能な新しい機能を追加することができる。この新しい機能を追加するのに専用の指標を新たに備えなくても既存の指標を利用することができる。
“表示方向ロック/解除”を切り替える処理を所定の処理として特定するようにしたので、撮像部筐体10と表示部筐体20の向きを自由に変わることが可能な構成であっても、それに応じて表示内容の向きを変化させるか否かを任意に選択することができ、ユーザの意向に合った表示が可能となる。
撮像装置は、撮像部14を備える撮像部筐体10と、タッチ表示部24及び姿勢センサ26を備える表示部筐体20とに分離可能な構成であり、表示部筐体20側は、撮像部筐体10側から取得した撮像画像(例えば、ライブビュー画像)を、複数の指標を含む表示内容としてタッチ表示部24に表示するようにしたので、ユーザにあっては撮像画像を好みに応じた向きで確認することができる。
表示部筐体20側は、複数のタッチキー(アイコン)をなぞるドラッグ操作が行われた際に、なぞられたアイコンの組合せを検出し、このアイコンの組合せと、姿勢センサ26の出力結果を基に検出した表示部筐体20の向きに応じて、所定の処理を特定して実行するようにしたので、軽い処理でタッチパネル24b上での操作性を向上させることができると共に、既存のアイコンに割り当てられている機能の他、新しい機能を追加することができる。
なお、上述した実施形態においてドラッグテーブルDTは、図4に示したようにアイコンの組合せ(IDと順番)として、なぞられたアイコンのIDとなぞられる順番を記憶するようにしたが、アイコンの組合せは、アイコンの種類(ID)だけであってもよい。図9は、アイコンの組合せをアイコンIDとした場合のドラッグテーブルDTを示した図である。このドラッグテーブルDTは、「姿勢(角度)」、「アイコンIDの組合せ」、「処理」の各項目を有する。
「アイコンIDの組合せ」は、ドラッグ操作でなぞられたアイコンのIDを示し、図4に示した「アイコンIDの組合せ(IDと順番)」は、なぞられたアイコンの種類(ID)となぞられた順番であるのに対し、図9の「アイコンIDの組合せ」において、そのアイコンIDの並び順はなぞられた順番ではなく、任意であり、どのような順序でアイコンがなぞられたかを問わないことを示している。例えば、アイコンの組合せが“AB”であれば、その並び順(AB)でなぞられたり、その逆順(BA)でなぞられたりした場合でも該当するドラッグ操作であると判断される。同様に、アイコンの組合せが“DBC”であれば、(DBC)、(DCB)、(BDC)、(BCD)、(CDB)、(CBD)の順でなぞられた場合でも該当するドラッグ操作であると判断される。これによってドラッグ操作の自由度が増し、例えば、ユーザの癖などにも対応可能となる。
また、上述した実施形態においては、姿勢センサ26の出力結果を基に表示部筐体20(タッチ表示部24)の向きを検出するようにしたが、表示部筐体20の向きに限らず、複数のアイコンを含む表示内容の向きを検出するようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、モニタ画面上の四隅部に1個ずつアイコンを配置した場合を例示したが、アイコンの数は、4個に限らず、任意であり、また、アイコンの配列状態もモニタ画面の四隅部に配置する場合に限らず、任意である。また、ドラッグ操作は、L字型、I字型に限らず、Z字型、逆L字型などであってもよい。
また、上述した実施形態においては、同一のアイコン上が複数回タッチされた場合には、そのアイコンに対する最初のタッチを有効とするようにしたが、例えば、複数のアイコン上を往復するようなドラッグ操作の場合には、同一アイコン上の複数回のドラッグを有効としてもよい。
また、上述した実施形態においては、機能が割り当てられているタッチキー(アイコン)を指標としたが、機能が伴わない、撮影モードや撮影設定などを明示する指標であってもよい。この場合、操作はドラッグ操作ではなく、複数の異なる指標を続けてタッチする操作であってもよく、最後に指標がタッチされてから所定の時間が経過したことをタッチアップとみなし、対応する機能を実行するとよい。更に、機能が割り当てられているタッチキー(アイコン)を指標とする場合であっても、複数の異なる指標を続けてタッチする操作であってもよく、指標がタッチされて所定の時間内に他の指標がタッチされた場合は、ドラッグ操作とみなすようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、“表示方向ロック/解除”の処理において、L字型状のドラッグ操作が行われる毎に、表示方向ロックの表示モードとそのロック解除の表示モードとを交互に切り替えるようにしたが、例えば、L字型状のドラッグ操作であっても、順方向のドラッグ操作で表示方向ロックの表示モードに切り替え、逆方向のドラッグ操作でロック解除の表示モードに切り替えるようにしてもよい。
また、上述した実施形態においては、撮像部筐体10と表示部筐体20とに分離可能な撮像装置に適用した場合を示したが、撮像部と表示部とを1つの筐体に一体化した撮像装置であってもよい。また、撮像装置に限らず、パーソナルコンピュータ、PDA(個人向け携帯型情報通信機器)、タブレット端末装置、スマートフォンなどの携帯電話機、電子ゲーム、音楽プレイヤーなどであってもよい。
また、上述した実施形態において示した“装置”や“部”とは、機能別に複数の筐体に分離されていてもよく、単一の筐体に限らない。また、上述したフローチャートに記述した各ステップは、時系列的な処理に限らず、複数のステップを並列的に処理したり、別個独立して処理したりするようにしてもよい。
以上、この発明の実施形態について説明したが、この発明は、これに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲を含むものである。
以下、本願出願の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
(付記)
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、
タッチパネルが積層配置された表示手段を備える電子機器であって、
前記表示手段上の所定の異なる位置に識別可能な指標を複数表示させる制御を行う表示制御手段と、
当該電子機器の向き、又は前記表示手段に表示されている複数の指標を含む表示内容の向きを特定する向き特定手段と、
前記タッチパネル上において前記複数の異なる指標上をタッチするタッチ操作が行われた際に、前記タッチされた指標の組合せ又はタッチされた順番を検出するタッチ検出手段と、
前記向き特定手段によって特定された向きと、前記タッチ検出手段によって検出された指標の組合せ又はタッチされた順番に応じて、所定の処理の実行を制御する実行制御手段と、
を備えることを特徴とする。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電子機器において、
前記タッチ検出手段は、前記複数の異なる指標上をなぞるドラッグ操作が行われた際に、前記なぞられた指標の組合せ又はなぞられた順番を、タッチされた指標の組合せ又はタッチされた順番として検出する、
ことを特徴とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電子機器において、
前記実行制御手段は、前記向き検出手段で検出された向きが異なることによって向き毎に、前記タッチ検出手段によって検出された指標の組合せ又はタッチされた順番が相違していても、前記向き毎のタッチ操作でタッチされた前記複数の指標の配列状態が同一であると判定される場合に、前記向き特定手段によって特定された向きによらず、所定の処理として同一の処理を実行する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の電子機器において、
前記複数の指標の配列状態は、前記向き特定手段によって特定される向きに影響されない一定の方向を基準方向として、この基準方向に対する各指標の位置関係を示し、
前記実行制御手段は、前記向き特定手段で特定された向きが異なることによって向き毎に、前記タッチ検出手段によって検出された指標の組合せ又はタッチされた順番が相違していても、前記向き毎のタッチ操作でタッチされた前記複数の指標の位置関係が同一であると判別される場合に、前記向き特定手段によって特定された向きの変化によらず、所定の処理として、同一の処理を実行する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記タッチ検出手段は、前記表示手段に表示されている複数の指標上をタッチするタッチ操作が行われた際に、前記タッチされた指標の組合せが複数存在する場合に、その1つの組合せと共にタッチされた順番を検出し、
前記実行制御手段は、前記向き特定手段によって特定された向きと前記タッチ検出手段によって検出された、タッチされた指標の組合せ及びタッチされた順番に応じて、所定の処理を実行する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の電子機器において、
前記ドラッグタッチ検出手段は、前記複数の指標上をタッチする操作を検出する際に、同一の指標上が複数回タッチさタッチされた場合には、その指標に対する最初のタッチ操作を有効とする、
ことを特徴とする。
(請求項7)
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記表示手段に表示されている複数の指標の個々は、所定の機能が割り当てられているタッチキーであり、
前記実行制御手段は、前記各タッチキーの機能によって実行される処理とは異なる所定の処理を実行する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項8)
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記実行制御手段は、前記向き特定手段によって特定される向きに影響されない一定の基準方向に対して前記表示内容の向きが一定となるようにその表示内容の表示方向を制御する第1の表示制御モードと、前記特定される向きが変化しても前記表示手段に対する前記表示内容の向きが一定となるようにその表示内容の表示方向を制御する第2の表示制御モードとを切り替える処理を前記所定の処理として実行する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項9)
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電子機器において、
当該電子機器は、前記表示手段及び前記向き特定手段を備える第1の筐体と、撮像手段を備える第2の筐体とに分離可能な構成であり、
前記第1の筐体側には、前記撮像手段によって撮像された撮像画像を前記第2の筐体側から取得する取得する画像取得手段を更に備え、
前記向き特定手段は、前記第1の筐体の向き、又は前記表示手段に表示されている複数の指標を含む表示内容の向きを特定し、
前記表示制御手段は、前記画像取得手段によって取得した撮像画像を前記複数の指標を含む表示内容として前記表示手段に表示させる制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項10)
請求項10に記載の発明は、
タッチパネルが積層配置された表示手段を備える電子機器であって、
前記表示手段上の所定の異なる位置毎に所定の異なる機能が割り当てられたタッチキーを複数表示させる制御を行う表示制御手段と、
前記タッチパネル上において前記表示手段上に表示されている複数のタッチキー上をなぞるドラッグ操作が行われた際に、前記なぞられたタッチキーの組合せ又はなぞられた順番を検出するドラッグ検出手段と、
前記ドラッグ検出手段によって検出されたタッチキーの組合せ又はなぞられた順番に応じて、前記各タッチキーの機能によって実行される処理とは異なる所定の処理を実行する制御を行う実行制御手段と、
を備えることを特徴とする。
(請求項11)
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の電子機器において、
前記ドラッグ検出手段は、前記表示手段に表示されている複数のタッチキー上をなぞるドラッグ操作が行われた際に、前記なぞられた指標の組合せが複数存在する場合に、その1つの組合せと共になぞられた順番を検出し、
前記実行制御手段は、前記ドラッグ検出手段によって検出された、なぞられた指標の組合せ及びなぞられた順番に応じて所定の処理を実行する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項12)
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の電子機器において、
前記ドラッグ検出手段は、前記複数のタッチキー上をなぞるドラッグ操作を検出する際に、同一のタッチキー上が複数回なぞられた場合には、そのタッチキーに対する最初のなぞる操作を有効とする、
ことを特徴とする。
(請求項13)
請求項13に記載の発明は、
タッチパネルが積層配置された表示手段を備える第1の筐体と、撮像手段を備える第1の筐体に分離した構成の電子機器であって、
前記撮像手段によって撮像された撮像画像を取得して前記表示手段に表示させる制御を行うと共に、前記表示手段上の所定の異なる位置毎に所定の異なる機能が割り当てられたタッチキーを複数表示させる制御を行う表示制御手段と、
前記第1の筐体の向き、又は前記表示手段に表示されている複数のタッチキーを含む表示内容の向きを特定する向き特定手段と、
前記タッチパネル上において前記表示手段上に表示されている複数のタッチキー上をなぞるドラッグ操作が行われた際に、なぞられたタッチキーの組合せ又はなぞられた順番を検出するドラッグ検出手段と、
前記向き特定手段によって特定された向きと、前記ドラッグ検出手段によって検出されたタッチキーの組合せ又はなぞられた順番に応じて、前記各タッチキーの機能によって実行される処理とは異なる所定の処理を実行する制御を行う実行制御手段と、
を備え、
前記実行制御手段は、前記向き特定手段によって特定される向きに影響されない一定の基準方向に対して前記表示内容の向きが一定となるように前記特定される向きに応じてその表示内容の表示方向を制御する第1の表示制御と、前記特定される向きが変化しても前記表示手段に対する前記表示内容の向きが一定となるようにその表示内容の表示方向を制御する第2の表示制御とを切り替える処理を前記所定の処理として実行する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項14)
請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の電子機器において、
前記実行制御手段は、前記向き特定手段で特定された向きが異なることによって向き毎に、前記ドラッグ検出手段によって検出されたタッチキーの組合せ又はなぞられた順番が相違していても、前記向き毎のドラッグ操作でなぞられた前記複数のタッチキーの配列状態が同一と判定される場合に、前記向き特定手段によって特定された向きによらず、所定の処理として同一の処理を実行する制御を行う、
ことを特徴とする。
(請求項15)
請求項15に記載の発明は、
タッチパネルが積層配置された表示手段を備える電子機器における表示制御方法であって、
前記表示手段上の所定の異なる位置に識別可能な指標を複数表示させる制御を行う処理と、
当該電子機器の向き、又は前記表示されている複数の指標を含む表示内容の向きを特定する処理と、
前記タッチパネル上において前記複数の異なる指標上をタッチするタッチ操作が行われた際に、前記タッチされた指標の組合せ又はタッチされた順番を検出する処理と、
前記向き特定手段によって特定された向きと、前記検出された指標の組合せ又はタッチされた順番に応じて、所定の処理の実行を制御する処理と、
を含むことを特徴とする。
(請求項16)
請求項16に記載の発明は、
タッチパネルが積層配置された表示手段を備える電子機器のコンピュータに対して、
前記表示手段上の所定の異なる位置に識別可能な指標を複数表示させる制御を行う機能と、
当該電子機器の向き、又は前記表示されている複数の指標を含む表示内容の向きを特定する機能と、
前記タッチパネル上において前記複数の異なる指標上をタッチするタッチ操作が行われた際に、前記タッチされた指標の組合せ又はタッチされた順番を検出する機能と、
前記向き特定手段によって特定された向きと、前記検出された指標の組合せ又はタッチされた順番に応じて、所定の処理の実行を制御する機能と、
を実現させるためのプログラムである。
(請求項17)
請求項17に記載の発明は、
タッチパネルが積層配置された表示手段を備える電子機器における表示制御方法であって、
前記表示手段上の所定の異なる位置毎に所定の異なる機能が割り当てられたタッチキーを複数表示させる制御を行う処理と、
前記タッチパネル上において前記表示手段上に表示されている複数のタッチキー上をなぞるドラッグ操作が行われた際に、前記なぞられたタッチキーの組合せ又はなぞられた順番を検出する処理と、
前記検出されたタッチキーの組合せ又はなぞられた順番に応じて、前記各タッチキーの機能によって実行される処理とは異なる所定の処理を実行する制御を行う処理と、
を含むことを特徴とする。
(請求項18)
請求項18に記載の発明は、
タッチパネルが積層配置された表示手段を備える電子機器のコンピュータに対して、
前記表示手段上の所定の異なる位置毎に所定の異なる機能が割り当てられたタッチキーを複数表示させる制御を行う機能と、
前記タッチパネル上において前記表示手段上に表示されている複数のタッチキー上をなぞるドラッグ操作が行われた際に、前記なぞられたタッチキーの組合せ又はなぞられた順番を検出する機能と、
前記検出されたタッチキーの組合せ又はなぞられた順番に応じて、前記各タッチキーの機能によって実行される処理とは異なる所定の処理を実行する制御を行う機能と、
を実現させるためのプログラムである。
10 撮像部筐体
20 表示部筐体
11、21 通信部
12、22 ROM
14 撮像部
17、26 姿勢センサ
24 タッチ表示部
24a 表示部
24b タッチパネル
18、27 CPU
A〜D アイコン
DT ドラッグテーブル

Claims (17)

  1. タッチパネルが積層配置された表示手段を備える電子機器であって、
    前記表示手段上の所定の異なる位置に第1の機能が割り当てられた第1の指標及び第2の機能が割り当てられた第2の指標を表示させる制御を行う表示制御手段と
    記タッチパネル上において前記第1の指標及び前記第2の指標上をタッチするタッチ操作が行われた際に、タッチされた指標の組合せ又はタッチされた順番を検出するタッチ検出手段と
    記タッチ検出手段によって前記第1の指標及び前記第2の指標のうちいずれか一方の指標上をタッチするタッチ操作が検出された際に、タッチされた指標に割り当てられた機能による処理の実行を制御し、前記第1の指標及び前記第2の指標をタッチするタッチ操作が検出された際に、タッチされた指標の組合せ又はタッチされた順番に応じて、前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理の実行を制御する実行制御手段と、
    を備えることを特徴とする電子機器。
  2. 前記タッチ検出手段は、前記第1の指標及び前記第2の指標上をなぞるドラッグ操作が行われた際に、なぞられた指標の組合せ又はなぞられた順番を、タッチされた指標の組合せ又はタッチされた順番として検出する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 当該電子機器の向き、又は前記表示手段に表示されている前記指標を含む表示内容の向きを特定する向き特定手段、
    を備え、
    前記実行制御手段は、前記向き特定手段で特定された向きが異なることによって向き毎に、前記タッチ検出手段によって検出された指標の組合せ又はタッチされた順番が相違していても、前記向き毎のタッチ操作でタッチされた前記第1の指標及び前記第2の指標の配列状態が同一であると判定される場合に、前記向き特定手段によって特定された向きによらず、前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理として同一の処理を実行する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子機器。
  4. 前記第1の指標及び前記第2の指標の配列状態は、前記向き特定手段によって特定される向きに影響されない一定の方向を基準方向として、この基準方向に対する各指標の位置関係を示し、
    前記実行制御手段は、前記向き特定手段で特定された向きが異なることによって向き毎に、前記タッチ検出手段によって検出された指標の組合せ又はタッチされた順番が相違していても、前記向き毎のタッチ操作でタッチされた前記第1の指標及び前記第2の指標の位置関係が同一であると判別される場合に、前記向き特定手段によって特定された向きの変化によらず、前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理として、同一の処理を実行する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項3に記載の電子機器。
  5. 前記タッチ検出手段は、前記表示手段に表示されている前記第1の指標及び前記第2の指標上をタッチするタッチ操作が行われた際に、前記タッチされた指標の組合せが複数存在する場合に、その1つの組合せと共にタッチされた順番を検出し、
    前記実行制御手段は、前記向き特定手段によって特定された向きと前記タッチ検出手段によって検出された、タッチされた指標の組合せ及びタッチされた順番に応じて、前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理を実行する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の電子機器。
  6. 記タッチ検出手段は、前記第1の指標及び前記第2の指標上をタッチする操作を検出する際に、同一の指標上が複数回タッチされた場合には、その指標に対する最初のタッチ操作を有効とする、
    ことを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記実行制御手段は、前記向き特定手段によって特定される向きに影響されない一定の基準方向に対して前記表示内容の向きが一定となるようにその表示内容の表示方向を制御する第1の表示制御モードと、前記特定される向きが変化しても前記表示手段に対する前記表示内容の向きが一定となるようにその表示内容の表示方向を制御する第2の表示制御モードとを切り替える処理を前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理として実行する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の電子機器。
  8. 当該電子機器は、前記表示手段及び前記向き特定手段を備える第1の筐体と、撮像手段を備える第2の筐体とに分離可能な構成であり、
    前記第1の筐体側には、前記撮像手段によって撮像された撮像画像を前記第2の筐体側から取得する取得する画像取得手段を更に備え、
    前記向き特定手段は、前記第1の筐体の向き、又は前記表示手段に表示されている指標を含む表示内容の向きを特定し、
    前記表示制御手段は、前記画像取得手段によって取得した撮像画像を前記第1の指標及び前記第2の指標を含む表示内容として前記表示手段に表示させる制御を行う、
    ことを特徴とする請求項乃至のいずれか1項に記載の電子機器。
  9. 前記表示手段に表示されている指標は前記第1の機能が割り当てられている第1のタッチキー及び前記第2の機能が割り当てられている第2のタッチキーであり、
    前記実行制御手段は、前記タッチ検出手段によって前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキーのうちいずれか一方のタッチキー上をタッチするタッチ操作が検出された際に、タッチされたタッチキーに割り当てられた機能による処理を実行する制御を行い、前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキーをタッチするタッチ操作が検出された際に、前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理を実行する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の電子機器。
  10. タッチパネルが積層配置された表示手段を備える第1の筐体と、撮像手段を備える第の筐体に分離した構成の電子機器であって、
    前記撮像手段によって撮像された撮像画像を取得して前記表示手段に表示させる制御を行うと共に、前記表示手段上の所定の異なる位置毎に第1の機能が割り当てられた第1のタッチキー及び第2の機能が割り当てられた第2のタッチキーを表示させる制御を行う表示制御手段と
    記タッチパネル上において前記表示手段上に表示されている前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキー上をタッチするタッチ操作及びなぞるドラッグ操作を検出するドラッグ検出手段と、
    記ドラッグ検出手段によって前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキーのうちいずれか一方のタッチキー上をタッチするタッチ操作が検出された際に、タッチされたタッチキーに割り当てられた機能による処理を実行する制御を行い、前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキーをなぞるドラッグ操作が検出された際に、前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理を実行する制御を行う実行制御手段と、
    を備えことを特徴とする電子機器。
  11. 前記ドラッグ検出手段は、前記タッチパネル上において前記表示手段上に表示されている前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキー上をなぞるドラッグ操作が行われた際に、タッチキーの組合せ又はなぞられた順番を検出し、
    前記実行制御手段は、前記ドラッグ検出手段によって検出されたタッチキーの組合せ又はなぞられた順番に応じて、前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理を実行する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項10に記載の電子機器。
  12. 前記第1の筐体の向き、又は前記表示手段に表示されているタッチキーを含む表示内容の向きを特定する向き特定手段、
    を備え、
    前記実行制御手段は、前記向き特定手段によって特定される向きに影響されない一定の基準方向に対して前記表示内容の向きが一定となるように前記特定される向きに応じてその表示内容の表示方向を制御する第1の表示制御と、前記特定される向きが変化しても前記表示手段に対する前記表示内容の向きが一定となるようにその表示内容の表示方向を制御する第2の表示制御とを切り替える処理を前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理として実行する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載の電子機器。
  13. 前記実行制御手段は、前記向き特定手段で特定された向きが異なることによって向き毎に、前記ドラッグ検出手段によって検出されたタッチキーの組合せ又はなぞられた順番が相違していても、前記向き毎のドラッグ操作でなぞられた前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキーの配列状態が同一と判定される場合に、前記向き特定手段によって特定された向きによらず、前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理として同一の処理を実行する制御を行う、
    ことを特徴とする請求項12に記載の電子機器。
  14. タッチパネルが積層配置された表示手段を備える電子機器における表示制御方法であって、
    前記表示手段上の所定の異なる位置に第1の機能が割り当てられた第1の指標及び第2の機能が割り当てられた第2の指標を表示させる制御を行う処理と
    記タッチパネル上において前記第1の指標及び前記第2の指標上をタッチするタッチ操作が行われた際に、タッチされた指標の組合せ又はタッチされた順番を検出する処理と、
    前記第1の指標及び前記第2の指標のうちいずれか一方の指標上をタッチするタッチ操作が検出された際に、タッチされた指標に割り当てられた機能による処理の実行を制御し、前記第1の指標及び前記第2の指標をタッチするタッチ操作が検出された際に、タッチされた指標の組合せ又はタッチされた順番に応じて、前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理の実行を制御する処理と、
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
  15. タッチパネルが積層配置された表示手段を備える電子機器のコンピュータに対して、
    前記表示手段上の所定の異なる位置に第1の機能が割り当てられた第1の指標及び第2の機能が割り当てられた第2の指標を表示させる制御を行う機能と
    記タッチパネル上において前記第1の指標及び前記第2の指標上をタッチするタッチ操作が行われた際に、タッチされた指標の組合せ又はタッチされた順番を検出する機能と、
    前記第1の指標及び前記第2の指標のうちいずれか一方の指標上をタッチするタッチ操作が検出された際に、タッチされた指標に割り当てられた機能による処理の実行を制御し、前記第1の指標及び前記第2の指標をタッチするタッチ操作が検出された際に、タッチされた指標の組合せ又はタッチされた順番に応じて、前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理の実行を制御する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
  16. タッチパネルが積層配置された表示手段を備える第1の筐体と、撮像手段を備える第2の筐体に分離した構成の電子機器における表示制御方法であって、
    前記撮像手段によって撮像された撮像画像を取得して前記表示手段に表示させる制御を行うと共に、前記表示手段上の所定の異なる位置毎に第1の機能が割り当てられた第1のタッチキー及び第2の機能が割り当てられた第2のタッチキーを表示させる制御を行う処理と、
    前記タッチパネル上において前記表示手段上に表示されている前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキー上をタッチするタッチ操作及びなぞるドラッグ操作を検出する処理と、
    前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキーのうちいずれか一方のタッチキー上をタッチするタッチ操作が検出された際に、タッチされたタッチキーに割り当てられた機能による処理を実行する制御を行い、前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキーをなぞるドラッグ操作が検出された際に、前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理を実行する制御を行う処理と、
    を含むことを特徴とする表示制御方法。
  17. タッチパネルが積層配置された表示手段を備える第1の筐体と、撮像手段を備える第2の筐体とを備える電子機器のコンピュータに対して、
    前記撮像手段によって撮像された撮像画像を取得して前記表示手段に表示させる制御を行うと共に、前記表示手段上の所定の異なる位置毎に第1の機能が割り当てられた第1のタッチキー及び第2の機能が割り当てられた第2のタッチキーを表示させる制御を行う機能と、
    前記タッチパネル上において前記表示手段上に表示されている前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキー上をタッチするタッチ操作及びなぞるドラッグ操作を検出する機能と、
    前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキーのうちいずれか一方のタッチキー上をタッチするタッチ操作が検出された際に、タッチされたタッチキーに割り当てられた機能による処理を実行する制御を行い、前記第1のタッチキー及び前記第2のタッチキーをなぞるドラッグ操作が検出された際に、前記第1の機能及び前記第2の機能によって実行される処理とは異なる処理を実行する制御を行う機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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