JP5764894B2 - 冊子状物および冊子状送付物 - Google Patents
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Description
例えば通信会社では顧客に新製品の紹介として利用したり、通販会社等では過去に製品を購入した顧客等に対してダイレクトメールを送ったりすることに利用されている。
特にダイレクトメールを利用する際に重要な点として開封率をアップさせることがあげられる。
ダイレクトメールの場合、顧客が要求していない送付物を送ることが多いため、まず、顧客は内容も見ずに廃棄する傾向があるため、第一段階として封筒を開けてもらい、内容を見てもらうことが重要となり、開封率をアップさせるような工夫が求められている。
更に参考文献3、4では、二つ折りされる表紙片および裏表紙片の間に小冊子本体を挟み込んで取り付けるために、中綴じ用の金具を設けて綴じ合わせる手間が生じたり、また二つ折りされる表紙片および裏表紙片の間に小冊子本体を挟み込んで取り付ける中綴じ工程を行うための高価な製造設備が必要であるなどの問題がある。
前記表紙片と前記中綴じ紙片の前記綴じ部側の辺と対向する辺に、その紙片の一部を所定の形状で切り欠いた切り欠き部が、それぞれ重ならない状態で設けられ、
前記中綴じ紙片の表面であって、前記表紙片と重なる領域に剥離可能な擬似接着剤層が、前記各紙片の一端部を綴じ部とする接着剤と重ならないように間隔を置いて、かつ表紙片の前記切り欠き部を除いて形成され、前記表紙片が前記中綴じ紙片から剥離可能な状態で接着され、更に前記裏表紙片の表面であって、前記中綴じ紙片と重なる領域に剥離可能な擬似接着剤層が、前記各紙片の一端部を綴じ部とする接着剤と重ならないように間隔を置いて、かつ中綴じ紙片の前記切り欠き部を除いて形成され、前記中綴じ紙片が前記裏表紙片から剥離可能な状態で接着されている冊子状物において、前記双方の擬似接着剤層が、シリコーンを添加した紫外線硬化型オフセットインキとアクリル系エマルジョン型接着剤の構成、またはパラフィンワックスを添加したアクリル酸エステル系樹脂からなるものであることを特徴とする。
また、冊子状送付物の受取人が、切り欠き部から順番に各頁を見開くことができる。
図1及び図2に示すように、本発明の実施形態に係る冊子状送付物1は、略同一寸法を有する表紙片2と中綴じ紙片3と裏表紙片4とが上から順番に重ね合わされ、前記中綴じ紙片3と前記裏表紙片4の一方の端縁に沿って塗布された接着剤5a,5bによって接着され綴じ合わされている綴じ部5を有している。
この切り欠き部6a,6bは、該切り欠き部の内側部分に親指を差し込んで、重ね合わされた紙片の下側に位置している紙片を押し込むことが可能な半円状を有する形状からなる。
これにより、冊子状送付物の受取人が見開く際でも、切り欠き部6a,6bの内側部分に親指を差し込んで、重ね合わされた紙片の下側に位置している紙片を押し込むことで親指により簡単に見開くことができ、開封率をアップさせることが期待できる。
この見出し情報により、冊子状送付物1の受取人に対して、その頁にどのような内容が表示されているのかといった情報をまず提供することができるようになっており、冊子状送付物1をダイレクトメールなどとして用いる場合には、見出し情報で興味をもってもらうようにすることで開封率をアップさせることが期待できる。
また、中綴じ紙片3に使用する材料としても、上質紙、コート紙、複写用紙、クラフト紙等、合成紙、PET、PP等があるが、それらに特に限定されず、用途に合わせて適宜選択することができる。
これにより、表紙片2が中綴じ紙片3から剥離可能な状態で接着されている。
更に、裏表紙片4の表面であって、中綴じ紙片3と重なる領域には剥離可能な擬似接着剤層8bが形成されている。
これにより、中綴じ紙片3が裏表紙片4から剥離可能な状態で接着されている。
尚、剥離可能な擬似接着剤層8aは、表紙片2の裏面側に設けてもよく、また剥離可能な擬似接着剤層8bは、中綴じ紙片3の裏面側に設けてもよい。
いずれにしても、冊子状送付物1を構成する表紙片2、中綴じ紙片3、裏表紙片4が、郵送中に剥離することなく接着状態にあり、開封時に材破することなく接着部分から剥離させて開封できる構造となっていればよい。
冊子状送付物1を送る場合には、図1及び図2に示すように、表紙片2と中綴じ紙片3と裏表紙片4とが、剥離可能な擬似接着剤層8a,8bにより擬似接着された状態で送付する。
これにより、まず表紙片2の裏面側と中綴じ紙片3の表面側に表示されている内容情報を見たり読んだりすることができる。
次に、図4に示すように、中綴じ紙片3の半円状を有する形状からなる切り欠き部6bの内側部分に親指を差し込んで、重ね合わされた裏表紙片4を押し込むことで、裏表紙片4から中綴じ紙片3を剥離させて見開く。
これにより、中綴じ紙片3の裏面側と裏表紙片4の表面側に表示されている内容情報を見たり読んだりすることができる。
また、この剥離可能な擬似接着剤層8a,8bは、一旦剥離させた後には簡単に接着できない接着剤を用いているので、受取人以外の者が不正に剥離した場合には、剥離させたことがわかるので不正行為があったことを簡単に知ることもできる。
また、これらの中綴じ紙片3を申込書や振込用紙などとして用いることもできる。
このように剥離可能な擬似接着剤層8a,8bは、冊子状送付物1の各紙片が一時的に接着された状態を保持して、その受取人が各紙片をめくり上げて開封することが可能であれば様々な部分に設けることができ、上記の他にも、剥離可能な擬似接着剤層8a,8bをコ字状に設けたり、ドット状に設けたりすることもできる。
上記のように、本願発明の冊子状送付物は、郵送時には重ね合わされた紙片が接着状態で一体化した送付物として送ることができ、またその受取人が開封する際にも、剥離可能な接着剤で接着されている部分から簡単に剥離できるように構成されている。
2 表紙片
3 中綴じ紙片
4 裏表紙片
5 綴じ部
5a,5b 接着剤
6a,6b切り欠き部
7a,7b 見出し情報
8a,8b 剥離可能な擬似接着剤層
9 宛先情報記載部
Claims (5)
- 同一寸法の表紙片、中綴じ紙片、裏表紙片をこの順に重ね合わせ、各紙片の一端縁を綴じ部として接着剤を介して綴じ合わせてなる冊子状物であって、
前記表紙片と前記中綴じ紙片の前記綴じ部側の辺と対向する辺に、その紙片の一部を所定の形状で切り欠いた切り欠き部が、それぞれ重ならない状態で設けられ、
前記中綴じ紙片の表面であって、前記表紙片と重なる領域に剥離可能な擬似接着剤層が、前記各紙片の一端部を綴じ部とする接着剤と重ならないように間隔を置いて、かつ表紙片の前記切り欠き部を除いて形成され、前記表紙片が前記中綴じ紙片から剥離可能な状態で接着され、更に前記裏表紙片の表面であって、前記中綴じ紙片と重なる領域に剥離可能な擬似接着剤層が、前記各紙片の一端部を綴じ部とする接着剤と重ならないように間隔を置いて、かつ中綴じ紙片の前記切り欠き部を除いて形成され、前記中綴じ紙片が前記裏表紙片から剥離可能な状態で接着されている冊子状物において、前記双方の擬似接着剤層が、シリコーンを添加した紫外線硬化型オフセットインキとアクリル系エマルジョン型接着剤の構成、またはパラフィンワックスを添加したアクリル酸エステル系樹脂からなるものであることを特徴とする冊子状印刷物。 - 前記切り欠き部が、該切り欠き部の内側部分に親指を差し込んで、重ね合わされた紙片の下側に位置している紙片を押し込むことが可能な先端が半円状である帯状の切り欠き形状からなることを特徴とする請求項1記載の冊子状物。
- 前記切り欠き部で切り欠かれた部分に対して、下側に重ね合わされている紙片の表面領域に見出し情報が表示されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の冊子状物。
- 前記剥離可能な擬似接着剤層が、前記中綴じ紙片の上面の周縁部分と、前記裏表紙片の上面の周縁部分と、に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項記載の冊子状物。
- 請求項1〜4いずれか1項記載の冊子状物の表紙片の表面に宛先記載部を有することを特徴とする冊子状送付物。
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